JP6468067B2 - 端子カバーおよび開閉装置 - Google Patents

端子カバーおよび開閉装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6468067B2
JP6468067B2 JP2015098378A JP2015098378A JP6468067B2 JP 6468067 B2 JP6468067 B2 JP 6468067B2 JP 2015098378 A JP2015098378 A JP 2015098378A JP 2015098378 A JP2015098378 A JP 2015098378A JP 6468067 B2 JP6468067 B2 JP 6468067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminal cover
top plate
movable
wall portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015098378A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016213142A (ja
Inventor
真由 松岡
真由 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2015098378A priority Critical patent/JP6468067B2/ja
Priority to TW104118724A priority patent/TWI581292B/zh
Priority to KR1020150106446A priority patent/KR20160134424A/ko
Priority to CN201510462978.4A priority patent/CN106158526B/zh
Publication of JP2016213142A publication Critical patent/JP2016213142A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6468067B2 publication Critical patent/JP6468067B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H71/00Details of the protective switches or relays covered by groups H01H73/00 - H01H83/00
    • H01H71/08Terminals; Connections

Description

本発明は、電線が接続される開閉装置の少なくとも充電部を覆う端子カバー、およびそれを備えた開閉装置に関するものである。
従来から開閉装置は、一般的に壁面等に設置された状態で配線作業がなされ、その後、露出した導電部分(充電部)を覆うための端子カバーが取り付けられる。その際、配線作業者は、圧着端子や現場状況によって変わる配線形状、といった充電部の状態に応じて、例えば、長さの異なる端子カバーを使い分けて使用している。このため、作業対象の開閉装置数を上回る、数種類もの端子カバーをあらかじめ用意しておく必要があり、充電部の状態に応じてその都度選定を行う必要があった。
そこで、例えば、開閉装置本体と摺動可能なアダプターを用いて、充電部の長さに対応させる端子カバーや、長さ方向に継ぎ足し可能な連結用カバーを設けた端子カバーが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
実公昭59−34040号公報(第2欄第25行〜第4欄第17行、第1図〜第3図) 特開平08−96688号公報(段落0016〜0017、図1、段落0020〜0021、図6〜図7)
しかしながら、上述した摺動可能なアダプターを用いた端子カバーでは、外部に対して充電部から保護する機能は有するものの、極間に隙間があるため、十分に絶縁距離を保つことができなかった。一方、継ぎ足し可能な端子カバーは、絶縁距離については確保されているものの、配線状態が変化する際には、連結用カバーをはずしたり、あるいは新たに取り付けたりする必要があり、作業性に問題があった。つまり、充電部の状態に対する適応性と信頼性を両立させることはできなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、充電部の状態に対する適応性と信頼性を両立した端子カバーおよびそれを備えた開閉装置を得ることを目的としている。
本発明の端子カバーは、箱状の機器本体の設置面の反対側である操作面側から見たときの縦方向の端部に複数の端子が横方向に配置された端子部に対し、前記複数の端子のいずれかに電線を接続した状態で着脱自在の端子カバーであって、前記端子部に嵌合するための嵌合部と、前記嵌合部が前記端子部に嵌合された際に、前記端子部の前記操作面側を覆う天板部と、前記天板部の前記横方向における両端から前記設置面側に向かって延伸する側壁部と、前記複数の端子間を隔てるように前記天板部から前記設置面側に向かって延伸する中間壁部と、が一体形成された固定部と、前記固定部に対して前記縦方向に移動可能に取り付けられ、前記縦方向における前記電線を覆う長さを調整するための可動部と、を備え、前記可動部には、前記縦方向の移動の際に前記固定部の天板部と側壁部および中間壁部のそれぞれと摺動する天板部と側壁部および中間壁部が一体形成されるとともに、前記固定部の中間壁部と前記可動部の中間壁部のいずれかは、前記天板部から見たときに、他方の中間壁部を挟み込むように、断面形状がU字状をなし、前記端子部における各端子に対し、端子間と外部に対する3方を囲んだ状態を、前記可動部が前記固定部に対するどのような引き出し位置においても、前記縦方向における端面部分まで連続させるように構成していることを特徴とする。
また、本発明の第二の端子カバーは、箱状の機器本体の操作面側から見たときの端部に単独あるいは複数の端子が配置された端子部に対し、電線が接続された状態の端子のそれぞれに対して着脱自在の端子カバーであって、前記端子のそれぞれに対して嵌合自在に形成され、前記端子のそれぞれに嵌合された際に、当該端子に接続された電線を囲む四方向のうち、前記操作面の反対側である設置面側を開放して残りの三方向から前記電線を囲む固定部と、前記設置面側を開放して残りの三方向から前記電線を囲む状態を前記固定部から連続するように前記固定部から延長され、前記設置面に平行な面内での変形が可能な可撓部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の端子カバーによれば、極間の隔壁を途切れさせることなく充電部をカバーする長さを調節できるようにしたので、充電部の状態に対する適応性と信頼性を両立した端子カバーおよびそれを備えた開閉装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1にかかる開閉装置における端子カバーの伸縮状態の違いを示す平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる開閉装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる開閉装置の本体部分の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態1にかかる開閉装置の端子部と端子カバー部分の構成を示す断面図とその部分拡大図である。 本発明の実施の形態1にかかる端子カバーの主構成部材の一つである固定部の構成を示す斜視図とその部分拡大図である。 本発明の実施の形態1にかかる端子カバーの主構成部材の一つである可動部の構成を示す斜視図とその部分拡大図である。 本発明の実施の形態1にかかる端子カバーの組み立て方法を説明するための状態ごとの斜視図である。 本発明の実施の形態1にかかる端子カバーの伸縮状態ごとの斜視図である。 本発明の実施の形態2にかかる開閉装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる開閉装置の構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2にかかる端子カバーの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2にかかる開閉装置に配線を接続したときの別の状態を示す平面図である。 本発明の実施の形態2にかかる開閉装置に配線を接続したときのさらに別の状態を示す平面図である。
実施の形態1.
図1〜図8は、本発明の実施の形態1にかかる端子カバーおよびそれを備えた開閉装置の構成および動作を説明するためのもので、図1は開閉装置の端子カバーを最大限に伸ばした場合から最小限に縮めた場合までの段階ごとの状態を示す端子部近傍部分の平面図、図2は開閉装置の全体構成を示す斜視図、図3は開閉装置から端子カバーを外した本体部分の構成を示す平面図、図4は開閉装置の端子部と端子カバー部分の構成を示す端子部方向から見た断面図とそのうちの領域Bに対応する部分拡大図であり、それぞれ図1のA−A線による切断面に対応する。そして、図5は端子カバーの分離可能な主構成部材の一方である固定部の構成を示す斜視図とそのうちの領域Cに対応する部分拡大図、図6は端子カバーの主構成部材のもう一方である可動部の構成を示す斜視図とそのうちの領域Dに対応する部分拡大図、図7は上述した固定部と可動部を組み合わせて端子カバーを組み立てる方法を説明するためのもので、組合せ開始直後と組合せ完了時の斜視図、図8は組み立て後の端子カバーを伸ばしていった場合の伸縮状態ごとの斜視図である。
本実施の形態1にかかる開閉装置1は、図1〜3に示すように、箱状の本体10の長手方向の両端に、電線50を接続するための端子部12、13が配置され、端子部12、13のうち、少なくとも端子部12には、電線の延伸する方向に伸縮可能な端子カバー20が嵌め合わされている。なお、開閉装置1は、垂直面に対して設置面1fbを合わせて設置されることが想定され、実際の設置状況においては、長手方向(図1、図3では左右方向)が鉛直方向になるが、本明細書においては、長手方向を縦方向(y方向)と称する。また、図1と図3における上下方向を横方向(x方向)、図1と図3の紙面に垂直な方向(図2では上下方向)を厚み方向(z方向)と称し、設置面1fbの反対側の面を操作面1ftと称する。
なお、端子カバーに関連する部分以外の構成(例えば、本体10に内蔵された回路を開閉するための機構やハンドル14等の構成)については、一般的な開閉装置と同様であり、その部分についての説明は省略する。そして開閉装置1としては、単に開閉を行う開閉器と称されるものでもよいが、過電流や漏電を検知して断路する遮断器や漏電遮断器と称されるものであってもよい。また、本実施の形態1にかかる開閉装置1においては、供給側(端子部13)、負荷側(端子部12)ともに、3本の電線50を接続するタイプ(3極)を例に記載したが、これに限ることはなく、2極以上が隣接するものであればよい。さらに、端子カバー20は端子部13にも適用することができるが、説明を簡単にするため、端子部12のみについて記載する。
本体10の端子部12には、電線50(の先端に形成された端子)を接続するための3つの端子12rが、厚み方向の中間部分に形成されている。また、端面12fu側には、端子カバー20をはめ込むための溝部12gzが、厚み方向に貫通するように形成されている。そして、各端子12rは、中間壁部12wMや側壁部12wSと本体10側の背面12fbによって、方向に垂直な面方向のうち、3方を囲まれることになる。

端子カバー20は、端子12rに電線50が接続された状態で、充電部が外部に露出することを防止するためのもので、プラスチックなどの非導電性材で成形されている。そして、本実施の形態1にかかる端子カバー20は、端子部12に固定される固定部21と、固定部21に対して摺動可能な可動部22とで構成され、端子12rの中心からの縦方向長さLcを配線状況に合わせて調節できるようになっている。
一方、一般的な端子カバーと同様に、電線50の延伸方向における端面20ffには、電線50を通過させるための開口部22hが端子12rごとに形成されている。また、配線後にカバーを取り付けるため、設置面1fb側は、上述した開口部22hと連通するように、図4に示すように端子12rごとに開放されている。さらに、伸縮のどの段階においても、隣接する電線50間(極間)には、絶縁材(中間壁部22wMまたは中間壁部21wM)が介在する状態が維持できるよう、固定部21、可動部22は、以下のように構成している。
固定部21は、図5に示すように、充電部に対して開閉装置1の操作面1ft側を覆う板状の天板部21tと、外部と充電部とを横方向に隔離するため、天板部21tの横方向における両端から設置面1fb側に向けて延伸する2つの側壁部21wSと、極間を隔離するため、天板部21tの横方向における中間部分から側壁部21wSと平行に設置面1fb側に向けて延伸する2つの中間壁部21wMが形成されている。極間を隔離する2つの中間壁部21wMの端子部12に対向する側端には、端子部12の溝部12gzに沿って摺動するとともに、溝部12gzの全長にわたって噛みこむように、横方向の両側に突出する突出条21czが設けられている。一方、横方向の外側に位置する側壁部21wSの端子部12に対向する側端には、内側にのみ突出する突出条21czが設けられている。突出条21czを端子部12の溝部12gzに対し、操作面1ft側から挿入するようにはめ込むことにより、固定部21は、端子部12に対して固定され、かつ、端子部12における極間および外部との隔離状態を端子カバー20部分まで連続させることができる。
そして、極間を隔離する中間壁部21wMは、突出条21czが形成された側以外の領域は、後述する可動部22の溝部22gz内に収まるように板厚が薄い薄板部21wtとなっている。そして、薄板部21wtのうち、突出条21czの反対側の側端部21weは、溝部22gz内に収まるが、他の部分より板厚が厚くなるように横方向の両側に突出している。さらに、設置面1fb側の端部近傍には、薄板部21wtから側端部21weまで縦方向に延伸する溝部21gyが形成されている。さらに、壁部21wのうち、横方向の外側に位置する側壁部21wSの内側の側面21fsの設置面1fb側の端部には、複数の凹部21dyが縦方向に配置されている。また、天板部21tには、縦方向に開口する開口部21ayが形成されるとともに、操作面1ftから離れるように開口部21ayを横方向にまたぐアーチ部21kyが縦方向に間隔をあけて配置されている。
一方、可動部22は、図6に示すように、天板部22tの端子部12側には、固定部21の薄板部21wtが入るように切れ目がはいっている。端子部12の対向面の反対側、つまり、最先端となる端面20ffには、電線50を通すため開口部22aが形成されている。そして、外部と充電部とを横方向に隔離するため、天板部22tの横方向の両端から設置面1fb側に向けて延伸する2つの側壁部22wSと、極間を隔離するため、天板部22tの横方向における中間部分から側壁部22wSと平行に設置面1fb側に向けて延伸する2つの中間壁部22wMが形成されている。極間を隔離する2つの中間壁部22wMは、天板部22tの切れ目に対応して厚み方向に貫通し、薄板部21wtを挟み込むように、厚み方向に垂直な断面形状がU字状になる溝部22gzが形成されている。これにより、後述する組み立て後の端子カバー20は、端子部12における極間および外部との隔離状態を端子カバー20部分まで連続させることができる。
そして、断面形状がU字状の中間壁部22wMの溝部22gzの内側面の設置面1fb側の端部近傍には、固定部21の溝部21gyに対応して、縦方向に延伸する突出条22cyが形成されている。この突出条22cyは、固定部21の側端部21we部分の縦方向の長さである幅Wyに対応し、溝部22gzの底面から所定長さ間隔Syをあけるように延伸している。また、内側面の端子部12側の端部には、後述する組み立て後に、固定部21の側端部21weが抜け出さないよう、厚み方向に沿って内側に突出する抜け止め用突出条22czが形成されている。さらに、横方向の外側に位置する側壁部22wSの外側の側面22fsの設置面1fb側、かつ端子部12側の端部(隅部)には、固定部21の複数の凹部21dyのうちのいずれかに嵌め込むための突起22cpが形成されている。また、天板部22tには、固定部21の開口部21ayを抜け、アーチ部21kyのいずれかに重ねることができるアーチ部22kyが縦方向に間隔をあけて配置されている。
次に、上述した固定部21と可動部22を組み合わせて端子カバー20を組み立てる方法について説明する。
図7に示すように、可動部22のU字状の溝部22gzの設置面1fb側に、固定部21の薄板部21wtを天板部22t側から挿入する。このとき、薄板部22wtにおける端子部12側の端部に、溝部22gzの端子部12側の端部が当たるようにして挿入する。これにより、薄板部21wtの側端部21weが、溝部22gzの抜け止め用突出条22czよりも溝部22gzの内部に位置することになる。さらに、薄板部21wtの側端部21weが、突出条22cyと溝部22gzの底面との隙間に位置することになる。
この状態で、図7の下段のように、可動部22を固定部21に対して厚み方向に目一杯押し込むと、可動部22の突出条22cyが、固定部21の溝部21gyにはまり込む。さらに、可動部22の突起22cpが、固定部の複数の凹部21dyのうち、最も端子部12側よりの凹部21dyにはまり込む。これにより、端子カバー20が組みあがる。
この組みあがった状態の端子カバー20をそのまま端子部12に取り付けると、図1(c)に示すように固定部21から端面22ffへの延長長さLeが最少となり、端子12rの中心からの縦方向長さLcが最短の状態となる。また、固定部21のアーチ部21kyの少なくとも一つと、可動部22のアーチ部22kyの少なくとも一つ(図1(c)では3つ全て)が重なった状態となる。
一方、図8に示すように、図8(c)の状態から、固定部21に設けられた半月形の切込み部21mに指を当てると、可動部22を縦方向に容易に引き出すことができる。このとき、可動部22の突出条22cyが固定部21の溝部21gyに対して摺動可能にはまり込んでおり、固定部21の天板部21tの内壁に可動部22の天板部22tが接した状態を維持している。そのため、どのような引出位置(図1あるいは図8の(a)から(c))においても、固定部21と可動部22の平行関係が維持されている。
そして、どのような引き出し位置であっても、固定部21の薄板部21wtは、可動部22の溝部21gy内に入っており、かつ、最大の引出位置であっても、切込み部21m部分と充電部との間には、可動部22の壁部22wが介在するようになっている。このため、端子カバー20は、どのような引き出し位置であっても、端子部12における極間および外部との隔離状態を端面20ff部分まで連続させることができる。
さらに、引出状態に応じて可動部22の突起22cpが、固定部の複数の凹部21dyのうちのいずれかにはまり込むことで、数段階の引出位置で容易に位置決め(保持)することができる。また、その際に、可動部22のアーチ部22kyのいずれかが、固定部のアーチ部21kyに重なるように、縦方向の配置を設定していれば、例えば、ワイヤーなどの固定具により、端子部12への取り付け後であっても、ロックをかけることが可能となる。
これにより、配線作業者は、長さの異なる数種類の端子カバーをその都度購入したり、多数の種類を用意したりする必要はなく、配線状態に応じて最適な(延長長さLeの)端子カバー20を有する開閉装置1を得る(設置する)ことができる。
なお、上記実施の形態においては、可動部22の天板部22tが固定部21の天板部21tよりも設置面1fb側に位置するように構成したため、可動部22の中間壁部22wMの断面形状をU字状としたが、これに限ることはない。例えば、固定部21の天板部21tが可動部22の天板部22tよりも設置面1fb側に位置するように構成した場合、逆に固定部21の中間壁部21wMをU字状にしてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態1にかかる端子カバー20によれば、箱状の機器本体(本体10)の設置面1fbの反対側である操作面1ft側から見たときの縦方向(y方向)の端部に複数の端子12rが横方向(x方向)に配置された端子部12に対し、複数の端子12rのいずれかに電線50を接続した状態で着脱自在の端子カバー20であって、端子部12(の溝部12gz)に嵌合するための嵌合部(突出条21cz)と、嵌合部(突出条21cz)が端子部12に嵌合された際に、端子部12の操作面1ft側を覆う天板部21tと、天板部21tの横方向(x方向)における両端から設置面1fb側に向かって延伸する側壁部21wSと、複数の端子12r間を隔てるように天板部21tから設置面1fb側に向かって延伸する中間壁部21wMと、が一体形成された固定部21と、固定部21に対して縦方向(y方向)に移動可能に取り付けられ、縦方向(y方向)における電線50を覆う長さLcを調整するための可動部22と、を備え、可動部22には、縦方向(y方向)の移動の際に固定部21の天板部21tと側壁部21wSおよび中間壁部21wMのそれぞれと摺動する天板部22tと側壁部22wSおよび中間壁部22wMが一体形成されるとともに、固定部21の中間壁部21wMと可動部22の中間壁部22wMのいずれか(本実施形態では、22wM)は、天板部21t(または天板部22t)側から見たときに、他方の中間壁部(本実施形態では、21wM)を挟み込むように、断面形状がU字状をなすように構成したので、1種類の端子カバー20で、極間の絶縁を損なうことなく、充電部の長さが異なる場合にも対応できる。つまり、充電部の状態に対する適応性と信頼性を両立した端子カバー20およびそれを備えた開閉装置1を得ることができる。
とくに、可動部22は、固定部21に対して互いの天板部21t、22tを平行に保った状態で、互いの天板部21t、22tに垂直な方向に嵌め合あわせて取り付けられるように構成したので、縦方向のどの長さに調節しても、極間には、中間壁部22wMと中間壁部21wMのいずれかが必ず介在するようになる。また、縦方向に最大限引き出しても外れたりすることがない。
固定部21と可動部22には、縦方向(y方向)における所定位置にて互いに噛みあい、位置を固定するための位置決め構造(例えば、突起22cpと複数の凹部21dyの組合せ)が形成されているので、縦方向長さを容易に固定することができ、また容易に解除することもできる。
実施の形態2.
実施の形態1においては、端子部のすべての極をまとめてカバーする端子カバーについて説明した。本実施の形態2にかかる端子カバーは、極ごとに覆うとともに、長さだけでなく形状も変化できるように構成した。図9〜図13は、本発明の実施の形態2にかかる端子カバーおよびそれを備えた開閉装置の構成および動作を説明するためのもので、図9は一つの極に端子カバーを設けた開閉装置の端子部近傍の状態を示す平面図、図10は図9と同じ状態の開閉装置の全体構成を示す斜視図、図11は端子カバーの構成を示すため、設置面側から見たときの斜視図である。
また、図12は湾曲した配線状態に対して端子カバーを配線の曲りに合わせて湾曲させた状態での開閉装置の端子部近傍の状態を示す平面図、図13は2つの極に端子カバーを設けた開閉装置の端子部近傍の状態を示す平面図である。なお、本実施の形態2にかかる開閉装置においても、端子カバーに関連する部分以外の構成(例えば、本体10の内部構成やハンドル14等の構成)については、一般的な開閉装置と同様であり、その部分についての説明は省略する。また、本実施の形態2にかかる開閉装置1においても、供給側、負荷側ともに、3本の電線50を接続する3極タイプを例に記載したが、これに限ることはない。例えば、単極タイプでも適用できる。さらに、端子カバーは供給側にも適用することができるが、説明を簡単にするため、負荷側のみについて記載する。
本実施の形態2にかかる開閉装置1に用いた端子カバー23は、図9〜図11に示すように端子部12に固定するための固定部23bと、電線50に合わせて伸縮可能な蛇腹形状をなす可撓部23fとで構成される。なお、図9〜図11では、端子カバー23の縦方向長さ(可撓部23fの長さLf)が最大となる状態を示している。
端子カバー23も、端子12rに電線50が接続された状態で、充電部が外部に露出することを防止するためのもので、プラスチックなどの非導電性材で固定部23bと可撓部23fが一体成形されている。固定部23bには、実施の形態1にかかる端子カバー2の固定部21と同様、充電部に対して開閉装置1の操作面1ft側を覆う板状の天板部23tと、極間あるいは外部と充電部とを横方向に隔離するため、天板部23tから設置面1fb側に向けて延伸する壁部23wbが形成されている。
そして、可撓部23fも、可撓性を有するために蛇腹状にはなっているものの、天板部23tfおよび壁部23wfは、それぞれ固定部23bの天板部23tb、壁部23wbと連続している。そのため、突出条23czを端子部12の溝部12gzの操作面1ft側から挿入するようにはめ込むことにより、端子カバー23は、端子部12に対して固定され、かつ、端子部12における極間および外部との隔離状態を端面23ff部分まで連続させることができる。
そして、可撓部23fは、山部と谷部が交互に形成されたいわゆる蛇腹形状であり、谷部および山部の曲げ角度を鋭角側に変化させると、端子カバー23を短く調整でき、反対に鈍角側に変化させると、端子カバー23を長く調整できる。さらに、図12に示すように、図中左側の曲げ角度を鋭角側、右側の曲げ角度を鈍角側に変化させると、左方向へ曲げることができる。反対方向、つまり右方向も逆にすればよいだけである。
また、端子カバー23は、極ごとに装着、いわゆる単極用となっているため、配線を行わない箇所ではこの端子カバー23は装着せず、配線の必要な箇所にのみ装着できる。しかも、端子カバー23の突出条23cz(および壁部23wb)は、溝部12gzの横方向の半分までしか埋まらないようにしているので、隣接する極に対しても装着することが可能である。もちろん、隣接する極だけではなく、図13に示すように、離れた極に設置することもできる。その際、極ごとに異なる形状に変化させることができることは言うまでもない。
一方、実施の形態1と同様に、端面23ffには、電線50を通過させるための開口部23hが形成されている。また、配線後にカバーを取り付けるため、設置面1fb側は、開口部23hと連通するように、図11に示すように開放されている。しかし、可撓部23fの両端、つまり端面23ff部分と固定部23bとの境界部分には、それぞれドーム形状を維持するための支持体23sf、23sbが形成されている。これにより、可撓部23fの伸縮状態、湾曲状態をどのように変化させた場合でも、設置面1fb側を開放し、かつ他の3方については、充電部と外部または極間には、絶縁材が介在する状態が維持できる。
なお、可撓部23fについては、山部と谷部それぞれ任意の位置で固定できるよう、肉厚の厚い形状としている。材料としては、上述したプラスチックのほか、エラストマー等の合成有機材料でもよく、吸湿性等がなく、絶縁性を維持できるのであれば、無機材料や革や紙などの天然素材でもよい。
以上のようにこの発明の実施の形態2による端子カバー23によれば、箱状の機器本体(本体10)の操作面1ft側から見たときの縦方向(y方向)の端部に単独あるいは複数の端子12rが配置された端子部12に対し、電線50が接続された状態の端子12rのそれぞれに対して着脱自在の端子カバー23であって、端子12rのそれぞれに対して嵌合自在に形成され、端子12rのそれぞれに嵌合された際に、当該端子12rに接続された電線50を囲む四方向のうち、操作面1ftの反対側である設置面1fb側を開放して残りの三方向から電線50を囲む固定部23bと、設置面1fb側を開放して残りの三方向から電線50を囲む状態を固定部23bから連続するように固定部23bから延長され、設置面1fbに平行な面内での変形が可能な可撓部23fと、を備えるように構成したので、1種類の端子カバー23で、極間の絶縁を損なうことなく、充電部の長さが異なる場合にも対応できる。つまり、充電部の状態に対する適応性と信頼性を両立した端子カバー23およびそれを備えた開閉装置1を得ることができる。
さらに、配線を左右方向に曲げたい場合でも、端子カバー23部分から曲げることができるので、カバーから出た部分から曲げ始める場合と比べて配線スペースが少なくてすみ、開閉装置1等の空間実装効率が向上する。とくに、極ごとに異なる形状にできるので、さらに省スペース性が向上する。
可撓部23fを蛇腹状に形成したので、上述した作用効果を容易に実現できる。また、可撓部23fと固定部23bを一体形成すれば、絶縁信頼性がさらに向上する。さらには、可撓部23fにおける固定部23b側の端部と、固定部23bから離れる方向の端面23ff部分には、設置面1fb側を開放して残りの三方向から電線50を囲む形状を維持するための支持体23sb、23sfが形成されているので、可撓部23fをどのような形に変形させても、取り付け性、信頼性を損ねることがない。
なお、上記各実施の形態における端子カバー20、23は、開閉装置1の一部として例示したが、これに限ることはない。例えば、電力計等の計測機器等、配線用の端子がある機器であれば、どのような装置にも適用可能である。
1:開閉装置、 1fb:設置面、 1ft:操作面、
10:本体、 12:端子部、 12gz:溝部、 13:端子部、
20:端子カバー、 20a:開口部、 20ff:端面、
21:固定部、 21ay:開口部、 21cz:突出条、 21dy:凹部、 21fs:側面、 21gy:溝部、 21ky:アーチ部、 21t:天板部、 21we:側端部、 21wM:中間壁部、 21wS:側壁部、 21wt:薄板部、
22:可動部、 22cp:、 22cy:突出条、 22cz:抜け止め用突出条、 22fs:側面、 22gz:溝部、 22ky:アーチ部、 22wM:中間壁部、 22wS:側壁部、
23:端子カバー、 23b:固定部、 23cz:突出条、 23f:可撓部、 23ff:端面、 23h:開口部、 23sb:支持体、 23sf:支持体、 23t:天板部、 23tb:(固定部の)天板部、 23tf:(可撓部の)天板部、 23wb:(固定部の)壁部、 23wf:(可撓部の)壁部、
50:電線。

Claims (4)

  1. 箱状の機器本体の設置面の反対側である操作面側から見たときの縦方向の端部に複数の端子が横方向に配置された端子部に対し、前記複数の端子のいずれかに電線を接続した状態で着脱自在の端子カバーであって、
    前記端子部に嵌合するための嵌合部と、前記嵌合部が前記端子部に嵌合された際に、前記端子部の前記操作面側を覆う天板部と、前記天板部の前記横方向における両端から前記設置面側に向かって延伸する側壁部と、前記複数の端子間を隔てるように前記天板部から前記設置面側に向かって延伸する中間壁部と、が一体形成された固定部と、
    前記固定部に対して前記縦方向に移動可能に取り付けられ、前記縦方向における前記電線を覆う長さを調整するための可動部と、を備え、
    前記可動部には、前記縦方向の移動の際に前記固定部の天板部と側壁部および中間壁部のそれぞれと摺動する天板部と側壁部および中間壁部が一体形成されるとともに、
    前記固定部の中間壁部と前記可動部の中間壁部のいずれかは、前記天板部から見たときに、他方の中間壁部を挟み込むように、断面形状がU字状をなし、前記端子部における各端子に対し、端子間と外部に対する3方を囲んだ状態を、前記可動部が前記固定部に対するどのような引き出し位置においても、前記縦方向における端面部分まで連続させるように構成していることを特徴とする端子カバー。
  2. 前記可動部は、前記固定部に対して互いの天板部を平行に保った状態で、前記互いの天板部に垂直な方向に嵌め合あわせて取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の端子カバー。
  3. 前記固定部と前記可動部には、前記縦方向における所定位置にて互いに噛みあい、位置を固定するための位置決め構造が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の端子カバー。
  4. 前記機器本体として、回路を開閉するための機構を内蔵し、前記操作面側に操作用ハンドルが設けられた開閉装置本体と、
    前記端子部に装着された請求項1から請求項のいずれか1項に記載の端子カバーと、
    を備えたことを特徴とする開閉装置。
JP2015098378A 2015-05-13 2015-05-13 端子カバーおよび開閉装置 Expired - Fee Related JP6468067B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098378A JP6468067B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 端子カバーおよび開閉装置
TW104118724A TWI581292B (zh) 2015-05-13 2015-06-10 端子蓋及開關裝置
KR1020150106446A KR20160134424A (ko) 2015-05-13 2015-07-28 단자 커버 및 개폐 장치
CN201510462978.4A CN106158526B (zh) 2015-05-13 2015-07-31 端子罩以及开闭装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015098378A JP6468067B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 端子カバーおよび開閉装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018130419A Division JP6583493B2 (ja) 2018-07-10 2018-07-10 端子カバーおよび開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016213142A JP2016213142A (ja) 2016-12-15
JP6468067B2 true JP6468067B2 (ja) 2019-02-13

Family

ID=57348208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015098378A Expired - Fee Related JP6468067B2 (ja) 2015-05-13 2015-05-13 端子カバーおよび開閉装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6468067B2 (ja)
KR (1) KR20160134424A (ja)
CN (1) CN106158526B (ja)
TW (1) TWI581292B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6624241B2 (ja) * 2018-06-13 2019-12-25 富士電機機器制御株式会社 配線用接続器具、電気機器及び回路遮断器
KR101985401B1 (ko) * 2018-12-28 2019-09-03 (주)해안종합건축사사무소 차단기와 전선터미널의 고정장치
JP7041101B2 (ja) * 2019-08-07 2022-03-23 矢崎総業株式会社 コネクタ

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5934040Y2 (ja) * 1979-08-15 1984-09-21 松下電工株式会社 回路しや断器の端子カバ−
JPS5652829U (ja) * 1979-09-30 1981-05-09
JPS5934040A (ja) 1982-08-13 1984-02-24 Honda Motor Co Ltd 油圧緩衝器
JPH05250977A (ja) * 1992-03-06 1993-09-28 Fuji Electric Co Ltd 回路遮断器の端子台取付け構造
JPH0896688A (ja) * 1994-09-27 1996-04-12 Matsushita Electric Works Ltd 端子部を有した電気機器及びそれに用いる連結用端子カバー
JPH10189082A (ja) * 1996-12-24 1998-07-21 Toshiba Corp 電気機器の端子装置
JP2000067728A (ja) * 1998-08-17 2000-03-03 Fuji Electric Co Ltd 回路しゃ断器の端子カバー
CH695404A5 (de) * 2001-09-24 2006-04-28 Rockwell Automation Ag Klemmenabdeckkappe für die Anschlussklemmen eines mehrphasigen elektrischen Schaltgerätes.
JP4492210B2 (ja) * 2004-05-19 2010-06-30 富士電機機器制御株式会社 回路遮断器および端子カバー
DE102010033236A1 (de) * 2010-07-29 2012-02-02 Siemens Aktiengesellschaft Elektrischer Schalter
EP2546932A3 (en) * 2011-07-15 2015-06-24 Hosiden Corporation Terminal box and terminal box fixing arrangement

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160134424A (ko) 2016-11-23
TWI581292B (zh) 2017-05-01
CN106158526A (zh) 2016-11-23
CN106158526B (zh) 2018-06-19
TW201640552A (zh) 2016-11-16
JP2016213142A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6468067B2 (ja) 端子カバーおよび開閉装置
US6254422B1 (en) Electronic terminal for use on circuit boards
RU2477554C2 (ru) Угловое приспособление для коробов
US6576835B1 (en) Multiple gang junction box assembly with multiple wire clamping devices
US10541097B2 (en) Electromechanical relay, terminal block, and electromechanical relay assembly
CN103887087A (zh) 具有可翻转的受保护接线端子的通用安装接触块
CN1118840C (zh) 用于动力开关的组合式引线和相间隔板
JP6583493B2 (ja) 端子カバーおよび開閉装置
JP4925974B2 (ja) 引出形回路遮断器、引出形回路遮断器の端子装置、及び端子装置の相間絶縁板
JP7197833B2 (ja) 電池配線モジュール
JP6599404B2 (ja) クランプ及びバスバーモジュール
EP2637900B1 (en) Electric wire fixing device
KR100885600B1 (ko) 누전 차단기
JP5468539B2 (ja) 多極導線
RU2557018C2 (ru) Вертикальное устройство электрического соединения
US20020027489A1 (en) Circuit breaker support and assembly
JP6996428B2 (ja) 配電盤システム
KR101047492B1 (ko) 가변식 스위치 박스
JP5283840B2 (ja) 分岐ユニット及びバスダクトシステム
JP6844844B2 (ja) 電線接続構造、及び配電盤
KR102056245B1 (ko) 배선용 차단기의 전자식 트립장치
JP3489731B2 (ja) 分電盤の接続導体装置
JP6348305B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
KR890004343B1 (ko) 전화 배전후레임 연결장치
CN116508217A (zh) 防护挡板及封闭式配电盘

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181231

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6468067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees