JP2000067728A - 回路しゃ断器の端子カバー - Google Patents

回路しゃ断器の端子カバー

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JP2000067728A
JP2000067728A JP10230386A JP23038698A JP2000067728A JP 2000067728 A JP2000067728 A JP 2000067728A JP 10230386 A JP10230386 A JP 10230386A JP 23038698 A JP23038698 A JP 23038698A JP 2000067728 A JP2000067728 A JP 2000067728A
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JP
Japan
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cover
terminal
circuit breaker
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lower cover
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JP10230386A
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English (en)
Inventor
Nobuo Asahi
信夫 朝日
Akihiko Kobanawa
明比古 小塙
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来における回路しゃ断器の端子カバーを改良
し、感電事故防止の安全性をより一層高めるようにす
る。 【解決手段】回路しゃ断器1のケース2両端部に備えた
電源側,負荷側の端子部3を覆って前記ケースに装着し
た感電防止用の端子カバー5を、上部カバー5Aと下部
カバー5Bとの二分割構造となすとともに、その上部カ
バーの端面には端子配列に合わせて電線4を通すU字状
の切欠溝5aを形成し、上部カバー,および下部カバー
をしゃ断器本体の端子部に被せて両カバーの間を結合し
た状態で、上部カバーに形成した切欠溝の開放端を下部
カバーの前壁部5eで閉塞するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として配電
盤,制御盤などに組み込んで使用する配線用しゃ断器,
漏電しゃ断器などを対象とする回路しゃ断器の端子カバ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】頭記した回路しゃ断器は、配電盤,制御
盤内に取付けた状態でしゃ断器本体のケース両端部に設
けた電源側,負荷側の端子部(ねじ端子)に主回路の電
線(ケーブルなど)を接続するようにしている。一方、
盤内の保守点検時に保守員が誤って活線状態にある回路
しゃ断器の端子に手が触れて感電するのを防ぐために、
しゃ断器本体のケースに装着して端子部の周域を覆う端
子カバーが付属部品(オプション)として用意されてい
る。
【0003】次に、前記端子カバーの従来構造を図4
(a),(b) に示す。図において、1は回路しゃ断器であ
り、しゃ断器本体のケース(上下二分割の樹脂ケース)
2の左右両端には電源側,負荷側の端子部3を備えてお
り、この端子部3の端子ねじ3aに主回路の電線4が接
続される。一方、端子カバー5は、前記端子部3の周域
を覆うように樹脂成形品で作られた断面L字形のカバー
としてなり、その端面(前面側)には端子部3のねじ端
子3aの配列ピッチに合わせて電線4を通すU字状の切
欠溝5aが開口し、かつその内側には相間のバリア壁部
(隔壁)5bが形成されており、ビス6によりしゃ断器
ケース2の上面にねじ止め固定される。
【0004】かかる端子カバー5は、回路しゃ断器1を
配電盤などの盤内に取付けて端子部3に電線4を接続し
た後にしゃ断器ケース2の端子部3に被せて固定し、端
子ねじ3aの周域を覆って外方から手指が端子部3の端
子ねじ3aに直接触れるのを防ぐようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来構造の端子カバーでは、安全性の面で次記のような問
題点が残る。すなわち、端子カバー5は、回路しゃ断器
1に電線4を接続した状態で端子部3に被せることがで
きるように端面に電線4を通すU字状の切欠溝5aが開
口しており、図4(b) で示すようにしゃ断器本体に端子
カバー5を装着した状態では、前記切欠溝5aが端子カ
バー5の下縁側にそのまま開放することになる。
【0006】そのために、保守点検時に回路しゃ断器の
端子カバー5に手を触れた場合に、誤って指7が切欠溝
5aの開放端から内方の端子部3に入り、活線状態の電
線,ネジ端子に触れて感電するおそれがある。この発明
は上記の点にかんがみなされたものであり、その目的は
前記課題を解決し、感電事故に対する保安性をより一層
高めるよう改良した回路しゃ断器の端子カバーを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、しゃ断器本体のケース両端部に
備えた電源側,負荷側の端子部を覆って前記ケースに装
着した感電防止用の端子カバーであり、該カバーの端面
に外部配線用の電線を通す切欠溝が開口しているものに
おいて、端子カバーを上下二分割構造となすとともに、
その上部カバーの端面には端子配列に合わせて電線を通
すU字状の切欠溝を形成し、上部カバー,下部カバーを
しゃ断器ケースの端子部に被せて両カバーの間を結合し
た状態で、上部カバーに形成した切欠溝の開放端を下部
カバーで閉塞するよう構成する(請求項1)。
【0008】かかる構成により、回路しゃ断器のケース
に端子カバーを装着した状態では、上部カバーの端面に
開口したU字状の切欠溝の開放端が下部カバーで閉塞さ
れるので、外方から端子カバーを手で触った場合でも、
誤って指先が切欠溝の内方に入って端子部の導体部分に
直接触れるおそれはなく、これにより感電事故に対する
保安性が改善される。
【0009】また、この発明によれば、端子カバーの上
部カバーと下部カバーの結合手段を具体的に次記のよう
な態様で構成することができる。 (1) 下部カバーをしゃ断器ケースに固定するとともに、
上部カバーの下端部を上方から下部カバーに嵌め込んで
両者の間をクリック結合する(請求項2)。 (2) 上部カバーの一端を下部カバーにヒンジ結合(請求
項3)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示の実施例に基づいて説明する。なお、各実施例の図中
で図4に対応する同一部材には同じ符号が付してある。 〔実施例1〕図1,および図2はこの発明の請求項1,
2に対応する実施例を示すものである。この実施例にお
いては、端子カバー5が上部カバー5Aと下部カバー5
Bとに分けた二分割構造としてなり、上部カバー5Aは
回路しゃ断器1の端子部3の上半を覆い、端子部の下半
部分を覆ってしゃ断器ケース2に固定した下部カバー5
Bに上方から嵌め込んでクリック結合するようにしてい
る。
【0011】ここで、上部カバー5Aの端面には、図4
に示した従来の端子カバーと同様に端子部3のねじ端子
配列ピッチに合わせてU字状の切欠溝5aが開口されて
おり、さらに図2(a) で示すようにカバーの内方に形成
した相間バリア壁部5bには側方に膨出した係合爪部5
cが形成されている。一方、下部カバー5Bは、図2
(b),(c) で示すように底板部5dの前縁から上方に立ち
上がって上部カバー5Aの切欠溝5aの開放端を閉塞す
る前壁部5eを有し、かつその相互間には上部カバー5
Aのバリア壁部5bを挿入してその係合爪部5cと掛か
り合う嵌合溝部5fが形成されている。なお、下部カバ
ー5Bはその底板部5dにねじ穴5gを開口し、図1
(a) で示すようにしゃ断器ケース2の底面に重ね合わせ
た状態で、下部ケース2aと上部カバー2bとの間に通
した締結ねじ8でケース2に共締め固定される。
【0012】かかる構成で、回路しゃ断器1に電線4を
配線する場合には、あらかじめ端子カバー5の下部カバ
ー5Bをしゃ断器ケース2に固定した状態でしゃ断器を
配電盤の盤内に取付けた端子部3に電線4を接続する。
そして、配線作業後に上部カバー5Aを端子部3に上方
から被せて下端部を下部カバー5Bに嵌め込み、前記し
た係合爪部5cを下部カバー5Bに引っ掛けて固定す
る。
【0013】この装着状態では、図1(b) から判るよう
に上部カバー5Aに形成した切欠溝5aの開放端が下部
カバー5Bの前壁部5eで閉塞される。したがって、回
路しゃ断器1の通電状態で端子カバー5に手を触れて
も、指先が電線4を通した切欠溝部5aから入って内方
の端子部3に触れるおそれはなく、これにより感電事故
が確実に防げる。
【0014】〔実施例2〕図3(a),(b) はこの発明の請
求項3に対応する応用実施例を示すものである。この実
施例においては、端子カバー5が上部カバー5Aと下部
カバー5Bに二分割されている点は前述の実施例1と同
様であるが、上部カバー5Aと下部カバー5Bとが一方
の側縁に形成したヒンジ部5hで連結されており、該ヒ
ンジ部5hを介して上部カバー5Aが、下部カバー5B
に対して実線で表す使用位置と鎖線で表す開放位置との
間で開閉可能になっている。そして、下部カバー5Bは
実施例1と同様にしゃ断器ケース2の底面にねじ止め
し、図示のように上部カバー5Aを下部カバー5Bの上
に重ね合わせた状態でヒンジ部5hと反対側の端部を爪
などでクリック結合するようにしている。なお、前記の
ヒンジ部5hは端子カバー5をモールド成形する際に一
体成形するか、あるいはヒンジ部品を上部カバーと下部
カバーの間に跨がって取付けることができる。
【0015】この実施例の構成によれば、先記実施例1
と同様に、端子カバー5をしゃ断器ケース2に装着した
状態で上部カバー5Aに形成した切欠溝部5aの開放端
を下部カバー5Bで閉塞することができるほか、上部カ
バー5Aと下部カバー5Bがヒンジ部5hで連結されて
いるので、回路しゃ断器1に電線4を接続する際には上
部カバー5Aを図3(a) の鎖線位置に後退させた状態で
配線作業を行うことができ、上部カバーの置き忘れとい
ったミスが防げる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の構成によ
れば、端子カバーを上下二分割構造となすとともに、そ
の上部カバーの端面には端子配列に合わせて電線を通す
U字状の切欠溝を形成し、上部カバー,および下部カバ
ーをしゃ断器本体の端子部に被せて両カバーの間を結合
した状態で、上部カバーに形成した切欠溝の開放端を下
部カバーで閉塞するようにしたことにより、回路しゃ断
器のケースに端子カバーを装着した状態では、上部カバ
ーの端面に開口したU字状の切欠溝の開放端が下部カバ
ーで閉塞されるので、外方から端子カバーを手で触った
場合でも、誤って指先が切欠溝の内方に入って端子部の
導体部分に直接触れるおそれはなく、これにより感電事
故に対する保安性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に対応する端子カバーを回
路しゃ断器に装着した状態を表す図であり、(a) は側面
図、(b) は正面図
【図2】図1における端子カバーの分解図であり、(a)
は上部カバーの背面図、(b) は下部カバーの底面図、
(c) は下部カバーの側面図
【図3】この発明の実施例2に対応する端子カバーを回
路しゃ断器に装着した状態を表す図であり、(a) は正面
図、(b) は側面図
【図4】従来例の端子カバーの構造図であり、(a) は回
路しゃ断器とともに表した端子カバーの外観斜視図、
(b) は端子カバーをしゃ断器ケースに装着した状態の正
面図
【符号の説明】
1 回路しゃ断器 2 しゃ断器ケース 3 端子部 4 電線 5 端子カバー 5A 上部カバー 5B 下部カバー 5a 電線を通す切欠溝部 5c 係合爪部 5e 前壁部 5f 嵌合溝部 5h ヒンジ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】しゃ断器本体のケース両端部に備えた電源
    側,負荷側の端子部を覆って前記ケースに装着した感電
    防止用の端子カバーであり、該カバーの端面に外部配線
    用の電線を通す切欠溝が開口しているものにおいて、端
    子カバーを上下二分割構造となすとともに、その上部カ
    バーの端面には端子配列に合わせて電線を通すU字状の
    切欠溝を形成し、上部カバー,および下部カバーをしゃ
    断器本体の端子部に被せて両カバーの間を結合した状態
    で、上部カバーに形成した切欠溝の開放端を下部カバー
    で閉塞するようにしたことを特徴とする回路しゃ断器の
    端子カバー。
  2. 【請求項2】請求項1記載の端子カバーにおいて、下部
    カバーをしゃ断器ケースに固定するとともに、上部カバ
    ーの下端部を上方から下部カバーに嵌め合わせて両カバ
    ーの間をクリック結合したことを特徴とする回路しゃ断
    器の端子カバー。
  3. 【請求項3】請求項1記載の端子カバーにおいて、上部
    カバーの一端を下部カバーにヒンジ結合したことを特徴
    とする回路しゃ断器の端子カバー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434320B1 (ko) * 2001-11-12 2004-06-04 엘지산전 주식회사 배선용 차단기의 단자커버
JP2008020132A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Daikin Ind Ltd 空気調和機の室外機
CN106158526A (zh) * 2015-05-13 2016-11-23 三菱电机株式会社 端子罩以及开闭装置
CN109300746A (zh) * 2018-10-30 2019-02-01 天津京人电器有限公司 断路器的端子罩
US11676776B2 (en) 2020-06-12 2023-06-13 Appleton Grp Llc Finger safe cover for a terminal of an electrical switching device

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