JP6467874B2 - ウエブ加工装置 - Google Patents
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Description
図1に、タッチセンサーフィルムを製造するために用いるロールツーロール方式のウエブ加工装置100を示す。そのウエブ加工装置100内にウエブ蛇行修正機構200を組み込んでウエブ10を加工する。図2に、変形例1のウエブ蛇行修正機構200の側面図を示す。
以下で、ウエブ10を加工してタッチセンサーフィルムを製造する製造方法について、ウエブ加工装置100の各機構部分による製造工程を詳細に説明する。
供給工程1は、フィルム基材巻き出しロール101の巻き芯に巻かれたロール状のウエブ10で、図3(a)のように透明な帯状フィルム基材1の両面に金属層2が形成されたウエブ10を繰り出す。
本実施形態でタッチセンサーフィルムを製造するために用いる帯状フィルム基材1の厚さには特に制限はないが、透過率の維持及び取り扱い性の観点から、5〜200μmであることが好ましく、30〜150μmであることが更に好ましい。
ラミネート工程2では、ドライフィルムラミネート装置102を用いて、断面が図3(b)のように、両面に金属層2が形成された透明な帯状フィルム基材1の両面にドライフィルムタイプの感光性レジスト3をラミネートしてウエブ10とする。
露光工程3では、図4(c)に示す様に、ウエブ10に設置したドライフィルムタイプの感光性レジスト3に、タッチパネルのセンサー配線パターンを有する露光マスク104を介してドライフィルムタイプの感光性レジスト3に紫外線を露光する。
現像工程4では、ウエブ10を現像処理装置106に搬入する。そして、現像処理装置106のスプレーノズル107から現像液をウエブ10にスプレーして現像を行なう。
する搬送ローラは、それがウエブ10に接する部分を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。
工程4で現像を行う方法としては、以上で記載した、スプレーノズル107から現像液をウエブ10にスプレーする方法以外に、変形例1として、現像液に浸漬する方法を使っても、ドライフィルムタイプの感光性レジスト3の現像が可能である。
次に、引き上げられたウエブ10は、蛇行位置修正工程5のウエブ蛇行修正機構200に通し、水洗処理ユニット108で取りきれなかった水が付着しているウエブ10の蛇行を修正する。
ウエブ蛇行修正機構200は、エッジ位置検出器112を有し、そのエッジ位置検出器112が、ウエブ10のエッジ位置を検出することでウエブ10の蛇行を検出し、修正(エッジポジションコントロール、以下EPC)する。
また、図1のウエブ蛇行修正機構200の別の実施形態として、図2のようなウエブ蛇行修正機構200を用いることができる。
エッチング処理工程6では、先ず、EPC用第2ガイドロール111でウエブ10を下向きに折り返し、ウエブ10の搬送方向を、折り返し搬送ローラ113aで水平方向に方向転換してウエブ10をエッチング装置113に搬入する。
トである。そのため、そのウエット処理ユニットに用いる搬送ローラは、それがウエブ10に接する部分を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。
工程6でエッチングを行なう方法としては、以上で記載した、スプレーノズル114からエッチング液をウエブ10にスプレーする方法以外に、変形例2として、エッチング液に浸漬する方法で金属層2の図示しない配線パターンを形成することも可能である。
次に、図4(e)に示す金属層2の上にあるエッチング用レジストパターン4を剥離する。まず、折り返し搬送ローラ116でウエブ10を下向きに折り返して、剥離装置117に搬入し、剥離処理槽118内の剥離液に浸漬する。
次の乾燥工程8では、乾燥処理装置123でウエブ10を水平方向に搬送しつつ約60℃に加温したクリーンエアをウエブ10に吹きつけ、付着している水分を除去してタッチセンサーフィルムを製造する。
巻き取り工程9は、タッチセンサーフィルムを完成させたウエブ10を、巻き取りロール124の巻き芯にロール状に巻き取り保管する。
実施例1は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、超高分子量ポリエチレン樹脂の厚さ25μmで幅が600mmのフィルムで、水に対する後退接触角が100度の超高分子量ポリエチレン樹脂製フィルムを巻き付けた。そのウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ加工装置100で、タッチセンサーフィルムを製造した。
実施例2は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、超高分子量ポリエチレン樹脂の厚さ25μmで幅が600mmのフィルムで、水に対する後退接触角が115度の超高分子量ポリエチレン樹脂フィルムを巻き付けた。そのウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ加工装置100で、タッチセンサーフィルムを製造した。
比較例1は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、水に対する後退接触角が90度あるエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を用いた。そのウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ加工装置100で、タッチセンサーフィルムを製造した。
比較例2は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、水に対する後退接触角が110度あるエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を筒状にしたスリーブを従来から使用している搬送ローラに被せて用いた。そのウエブ蛇行修正機構200を備えたウエブ加工装置100を用いて、タッチセンサーフィルムを製造した。
図5に、実施例1、2と比較例1、2とで製造したタッチセンサーフィルムのサンプルの品質を、そのタッチセンサーフィルムの表面のスクラッチ傷の有無で評価した結果を示す。図5の表において、品質評価欄は、丸印は、タッチセンサーフィルムにスクラッチ傷を生じることなく品質が良好と判断された場合を示し、×印は、スクラッチ傷を生じて品質が不良と判断された場合を示す。
2・・・金属層
3・・・ドライフィルムタイプの感光性レジスト
3a・・・支持フィルム
4・・・エッチング用レジストパターン
5・・・配線パターン
10・・・ウエブ
100・・・ウエブ加工装置
101・・・フィルム基材巻き出しロール
102・・・ドライフィルムラミネート装置
102a・・・ドライフィルム送り出しロール
102b・・・フィルム加圧ロール
102c・・・支持フィルム巻取りロール
103、105・・・アキュームレータ
104・・・露光マスク
106・・・現像処理装置
107・・・スプレーノズル
107a・・・折り返し搬送ローラ
108・・・水洗処理ユニット
109・・・折り返し搬送ローラ
110、110a・・・EPC用第1ガイドロール
110b・・・EPC用第1補助ガイドロール
111、111a・・・EPC用第2ガイドロール
111b・・・EPC用第2補助ガイドロール
112・・・エッジ位置検出器
113・・・エッチング装置
113a・・・折り返し搬送ローラ
114・・・スプレーノズル
114a・・・折り返し搬送ローラ
115・・・水洗処理ユニット
115a、116・・・折り返し搬送ローラ
117・・・剥離装置
118・・・剥離処理槽
118a、119・・・折り返し搬送ローラ
120・・・水洗処理ユニット
121、122・・・折り返し搬送ローラ
123・・・乾燥処理装置
124・・・巻き取りロール
200・・・ウエブ蛇行修正機構
Claims (2)
- 少なくとも、
フィルム基材巻き出しロールから透明な帯状フィルム基材の両面に金属層2が形成されたウエブを供給する機構と、
複数の搬送ローラを前記ウエブの搬送方向に配列して前記ウエブを搬送する搬送系と、
前記ウエブの両面に感光性レジストをラミネートするラミネート機構と、
前記感光性レジストを露光機構と、
露光後の感光性レジストを現像する現像機構と、
前記感光性レジストから露出した金属層をエッチングするエッチング機構と、
エッチング後感光性レジストパターンを剥離する剥離機構と、
乾燥機構と、
巻き取り機構とを有し、
前記現像機構、前記エッチング機構および前記剥離機構が有する搬送ローラの前記ウエブに接する部分が水に対する後退接触角90度以上115度以下の材質であるウエブ加工装置であって、
前記現像機構とエッチング機構の間にウエブ蛇行修正機構を備えることを特徴とするウエブ加工装置。 - 前記蛇行修正機構を前記エッチング機構の直後に備えることを特徴とする請求項1に記載のウエブ加工装置。
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JP2014225909A JP6467874B2 (ja) | 2014-11-06 | 2014-11-06 | ウエブ加工装置 |
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