JP6467874B2 - ウエブ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明はロールツーロール方式で樹脂フィルムのウエブを搬送して加工することでタッチセンサーフィルムを製造するウエブ加工装置に関する。
近年、携帯電話機や、携帯情報端末、カーナビゲーションシステムを始め、様々な電子機器の操作部にタッチパネル型入力装置(以下、タッチセンサー又は単にセンサーと記す)が採用されている。タッチセンサーは、液晶表示装置、有機EL装置等の表示用パネルの表示面上に、指先やペン先の接触位置を検出する入力装置として貼り合わせて使用されるものである。
タッチセンサーのうち投影型の静電容量方式のタッチセンサーは、特許文献1のように、一方向に伸びるストライプ状の金属配線と、それから絶縁させて垂直方向に伸びるストライプ状の金属配線を、透明フィルムの両面に敷設している構造のタッチセンサーが多く用いられている。
このタッチセンサーの製造方法としては、透明フィルムの両面に導電層(金属層)を形成した後、感光性レジスト層の形成(ドライフィルムのラミネート)、露光マスクのパターンの露光、現像というフォトリソグラフィ処理によってエッチング用レジストパターンを形成する。そして、そのエッチング用レジストパターンをマスクとした導電層のエッチングによって配線パターンを形成する方法などがある。
このタッチセンサーを製造する方法の1つに、タッチセンサー用の透明フィルムを枚葉状のフィルムにして、その枚葉フィルムを搬送して加工してタッチセンサーを製造する方法がある。
タッチセンサーの他の製造方法として、特許文献2では、生産性を高めるために、表裏面または、表裏面のいずれかに金属層を有する帯状のフィルム基材に対して、ロールツーロール方式で、その金属層上にドライフィルムタイプの感光性レジストをラミネートし、そのドライフィルムタイプの感光性レジストをパターン状に露光し、現像処理を行うことでエッチング用レジストパターンを形成する。そして、エッチング用レジストパターンから露出した金属層をエッチングすることで配線パターン(センサー配線)を形成するタッチセンサーフィルムの製造技術が提案されている。
特許文献3には、タッチセンサーフィルムを製造する方法において、樹脂のフィルム基材(ウエブ)をロールツーロール方式で搬送して加工するウエブ加工装置では、ウエブ蛇行修正機構を用いてウエブの蛇行を修正することが記載されている。
また、タッチセンサーフィルムの配線を形成する工程では、まず、感光性レジスト(ドライフィルムタイプのレジスト)をラミネートするなどしてウエブの片面または両面に形成した金属層の上に、感光性レジストの層を形成した後、露光工程に搬送し、配線パターンとなるパターンを形成した露光マスクを使って感光性レジストの露光が行なわれ、現像工程に送られる。
次に、現像工程では現像用液槽に浸漬する、または、現像液をスプレーする方法で感光性レジストを現像してエッチング用レジストパターンを形成する処理が行なわれる。
次に、このエッチング用レジストパターンが形成されたウエブは、エッチング工程に送られ、エッチング液に浸漬する、または、エッチング液をスプレーする方法で金属層をエッチングして配線パターンを形成する処理が行なわれる。
次に、エッチング後はウエブからエッチング用レジストパターンに形成した感光性レジストを剥離するため剥離工程に送られ、剥離液に浸漬する、または、剥離液をスプレーする方法で剥離する処理が行なわれる。
上記した現像工程、エッチング工程、剥離工程で行なわれる処理(ウエット処理)では、エッチング用レジストパターン形成では現像液で、エッチング工程ではエッチング液で、剥離工程では剥離液で処理された後、それぞれ、水洗工程にて、水(純水)を使った水洗処理を行なわれている。この水洗処理の後、水切りと呼ばれる簡易的な処理でウエブ上に残った水を除去しているので、水が完全に取りきれないことが多い。
そして、ウエット処理されたウエブは、ウエット処理を終えて出てきた直後に、ウエブ蛇行修正機構でウエブの蛇行を修正している。
特表平9−511286号公報 特開2014−10814号公報 特開平5−270710号公報
ここで、ウエット処理を終えて出てきた直後のウエブを直ぐにウエブ蛇行修正機構に通し蛇行を正する時に、ウエブ上にウエット処理プロセスの最後の工程である水洗工程で使用した水が残り、ウエブ蛇行修正機構のガイドロールに搬送されるとフィルム基材とウエブ蛇行修正機構のガイドロールの間に水の層を形成する。
その水の層がウエブ蛇行修正機構のガイドロールとフィルム基材の摩擦力を低下させてしまうので、ウエブ蛇行修正機構がフィルム基材の搬送のコントロールができなくなり、その結果、同調不良・搬送不良を引き起こしている。その同調不良・搬送不良が発生してウエブがガイドロールから外れると、装置を停止せざるを得なくなり、さらには、外れてしまったウエブは、製品不良となるので生産性が低下してしまうという問題があった。
また、タッチセンサーフィルムに形成する配線パターンは、タッチセンサーでは遮光物となるため、出来るだけ線幅を細くすることが望ましい。しかし、線幅を細くすると、微細なスクラッチ傷によっても配線パターンが損傷して製品が不良になり易いので、製造工程においてタッチセンサーフィルムに生じるスクラッチ傷も問題となっていた。
上記したウエブ蛇行修正機構のガイドロールに、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を使用する場合は、当初は撥水性があるEPDMゴムが時間の経過とともに表面に微細なクラックが生じて劣化するという問題点がある。そのEPDMゴムのガイドロールの劣化は、一部に生じたものであっても、その部分のウエブとガイドロールとの摩擦力が低下し、その結果、EPC装置の同調不良・搬送不良を引き起こすといった問題があった。
本発明の課題は以上の問題を解決し、ロールツーロール方式のウエブ加工装置でウエブを搬送する際に、ウエット処理プロセス直後に設置したウエブ蛇行修正機構が、水の付着したウエブを扱ったとしても同調不良を起こさないようにすること、さらにその効果を持続させることを課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するために少なくとも、フィルム基材巻き出しロールから透明な帯状フィルム基材の両面に金属層2が形成されたウエブを供給する機構と、複数の搬送ローラを前記ウエブの搬送方向に配列して前記ウエブを搬送する搬送系と、前記ウエブの両面に感光性レジストをラミネートするラミネート機構と、前記感光性レジストを露光機構と、露光後の感光性レジストを現像する現像機構と、前記感光性レジストから露出した金属層をエッチングするエッチング機構と、エッチング後感光性レジストパターンを剥離する剥離機構と、乾燥機構と、巻き取り機構とを有し、前記現像機構、前記エッチング機構および前記剥離機構が有する搬送ローラの前記ウエブに接する部分が水に対する後退接触角90度以上115度以下の材質であるウエブ加工装置であって、前記現像機構とエッチング機構の間にウエブ蛇行修正機構を備えることを特徴とするウエブ加工装置である。
本発明は、これにより、ウエブの蛇行を適切に修正でき、ウエブ蛇行修正機構が良好に同調でき良好なウエブの搬送ができる。
また、本発明は、前記蛇行修正機構を前記エッチング機構の直後に備えることを特徴とする請求項1に記載のウエブ加工装置である。
本発明によれば、ウエブ蛇行修正機構が搬送ローラに水が付着した状態であっても、ウエブの蛇行を適切に修正できて、ウエブ蛇行修正機構が良好に同調するウエブの搬送が可能となるので、ウエブが搬送系から外れて製品が不良となることや装置停止となることを防止できて、生産性が向上するという効果がある。
本発明実施形態のウエブ加工装置の概略図である。 本発明実施形態の変形例1のウエブ加工装置で用いるウエブ蛇行修正機構の概略図である。 本発明の実施形態のタッチセンサーフィルムの製造工程を示すウエブの断面図である(その1)。 本発明の実施形態のタッチセンサーフィルムの製造工程を示すウエブの断面図である(その2)。 本発明の実施例のウエブ加工装置のウエブ蛇行修正機構のガイドロールの材料と、製造されたタッチセンサーフィルムの品質を示す図である。
以下、本発明の実施形態のロールツーロール方式のウエブ加工装置100を用いて、帯状フィルム基材1の両面に金属層2が形成されて成るウエブ10を加工してタッチセンサーフィルムを製造する方法について図を用いて説明する。
本実施形態のウエブ加工装置100にはウエブ蛇行修正機構200が組み込まれている。そして、そのウエブ蛇行修正機構200に撥水性のガイドロールを用いている。
(製造装置)
図1に、タッチセンサーフィルムを製造するために用いるロールツーロール方式のウエブ加工装置100を示す。そのウエブ加工装置100内にウエブ蛇行修正機構200を組み込んでウエブ10を加工する。図2に、変形例1のウエブ蛇行修正機構200の側面図を示す。
図2は 図1に示した、ウエブ加工装置100内に設置したウエブ蛇行修正機構200の変形例の1つを示したものである。
ウエブ加工装置100は、供給工程1で、フィルム基材巻き出しロール101から透明な帯状フィルム基材1の両面に金属層2が形成されたウエブ10を供給する。そして、ウエブ10を搬送ローラで搬送しながら加工して帯状フィルム基材1の両面に配線パターン5を形成してタッチセンサーフィルムを完成させる。最後に、巻き取り工程9で、巻き取りロール124でタッチセンサーフィルムが完成したウエブ10をロール状に巻き取る。図1の記号aからfの位置のウエブ10の断面の拡大概略図を図3(a)から図4(f)に示す。
図1のウエブ加工装置100の機構は、フィルム基材巻き出しロール101から透明な帯状フィルム基材1の両面に金属層2が形成されたウエブ10を供給する供給工程1を分担する機構部分と、そのウエブ10の両面にドライフィルムタイプの感光性レジスト3をラミネートするラミネート工程2と、そのドライフィルムタイプの感光性レジスト3の露光工程3と、エッチング用レジストパターンを形成する現像工程4を分担する機構部分を有する。
その現像工程4の次に、ウエブ10を側面から見て「コ」の字形状に迂回させつつ蛇行位置を修正するウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ10の蛇行位置修正工程5がある。
その後に、金属層2のエッチング工程6と、エッチング用レジストパターンの剥離工程7と、乾燥工程8と巻き取り工程9を分担する機構部分を有する。
このウエブ加工装置100は、工程間のウエブ10の搬送速度を調整する必要に応じて、ウエブ10の搬送速度を調整するアキュームレータを、例えば、アキュームレータ103、105を配設して、折り返し搬送ローラを上下に配置した構成にしてウエブ10を折り返して搬送する。
(製造方法)
以下で、ウエブ10を加工してタッチセンサーフィルムを製造する製造方法について、ウエブ加工装置100の各機構部分による製造工程を詳細に説明する。
(工程1)
供給工程1は、フィルム基材巻き出しロール101の巻き芯に巻かれたロール状のウエブ10で、図3(a)のように透明な帯状フィルム基材1の両面に金属層2が形成されたウエブ10を繰り出す。
(帯状フィルム基材)
本実施形態でタッチセンサーフィルムを製造するために用いる帯状フィルム基材1の厚さには特に制限はないが、透過率の維持及び取り扱い性の観点から、5〜200μmであることが好ましく、30〜150μmであることが更に好ましい。
帯状フィルム基材1は、少なくとも長手方向に1m以上の長さを有し、長手方向にフィルム基材巻き出しロール101に巻かれたロール状の帯状フィルム基材1である。その帯状フィルム基材1の両面に金属層2が積層された、断面が図3(a)のようなウエブ10をフィルム基材巻き出しロール101から繰り出して加工する。
(工程2)
ラミネート工程2では、ドライフィルムラミネート装置102を用いて、断面が図3(b)のように、両面に金属層2が形成された透明な帯状フィルム基材1の両面にドライフィルムタイプの感光性レジスト3をラミネートしてウエブ10とする。
まず、ドライフィルムラミネート装置102のドライフィルム送り出しロール102aから支持フィルム3aとドライフィルムタイプの感光性レジスト3を送り出し、フィルム加圧ロール102bでドライフィルムタイプの感光性レジスト3をウエブ10の面に押し当ててウエブ10の両面にドライフィルムタイプの感光性レジスト3をラミネートする。
そして、ドライフィルムタイプの感光性レジスト3をラミネートした残りの支持フィルム3aだけを支持フィルム巻取りロール102cで巻き取る。
(工程3)
露光工程3では、図4(c)に示す様に、ウエブ10に設置したドライフィルムタイプの感光性レジスト3に、タッチパネルのセンサー配線パターンを有する露光マスク104を介してドライフィルムタイプの感光性レジスト3に紫外線を露光する。
露光に用いる光源としては例えば、可視光線、紫外線等の光、電子線、X線等の放射線等が挙げられる。ここで、紫外線を用いる場合は、紫外線ランプや、水銀ランプのg線、水銀ランプのi線等も用いることができる。
露光工程3での露光マスク104のパターンの露光速度とその前工程のラミネート工程2のウエブ10の搬送速度を調整するために、アキュームレータ103を配設する。
露光工程3での露光マスク104のパターンの露光速度と現像工程4のウエブ10の搬送速度を調整するために、アキュームレータ105を配設する。
アキュームレータ103、105は必要に応じて配設することが可能であり、また、その他の工程間に、必要に応じてアキュームレータを配設することが可能である。
(工程4)
現像工程4では、ウエブ10を現像処理装置106に搬入する。そして、現像処理装置106のスプレーノズル107から現像液をウエブ10にスプレーして現像を行なう。
ドライフィルムタイプの感光性レジスト3を現像した後、折り返し搬送ローラ107aでウエブ10を下向きに折り返し水洗処理ユニット108内に搬入して水洗することで、図4(d)に示す様なエッチング用レジストパターン4を形成する。
次に、水洗処理ユニット108中の折り返し搬送ローラ109でウエブ10を上向きに折り返して、ウエブ10を水洗処理ユニット108の外まで、即ち、現像処理装置106の外まで引き上げる。
現像処理装置106において、水洗処理ユニット108で水洗した後に水切り処理を行うが、その水が完全には取りきれない。本発明では、その水が付着したウエブ10を搬送
する搬送ローラは、それがウエブ10に接する部分を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。
この現像処理装置106において、水洗処理ユニット108以降の処理ユニットは、ウエブ10を水洗した後のウエット処理をするウエット処理ユニットである。本発明では、そのウエット処理ユニット内の搬送ローラを、それがウエブ10に接する部分を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。これは、現像処理装置106に限らず、このようにウエット処理をするウエット処理ユニットでは、同様に搬送ロータに撥水性を持たせる。
(変形例1)
工程4で現像を行う方法としては、以上で記載した、スプレーノズル107から現像液をウエブ10にスプレーする方法以外に、変形例1として、現像液に浸漬する方法を使っても、ドライフィルムタイプの感光性レジスト3の現像が可能である。
(工程5)
次に、引き上げられたウエブ10は、蛇行位置修正工程5のウエブ蛇行修正機構200に通し、水洗処理ユニット108で取りきれなかった水が付着しているウエブ10の蛇行を修正する。
(ウエブ蛇行修正機構)
ウエブ蛇行修正機構200は、エッジ位置検出器112を有し、そのエッジ位置検出器112が、ウエブ10のエッジ位置を検出することでウエブ10の蛇行を検出し、修正(エッジポジションコントロール、以下EPC)する。
そして、ウエブ蛇行修正機構200は、図1の折り返し搬送ローラ109と上側のEPC用第1ガイドロール110との上下一対のガイドロール、及び、上側のEPC用第2ガイドロール111と折り返し搬送ローラ113aとの上下一対のガイドロール用いて、ウエブ10を側面から見て「コ」の字形状に迂回させつつ、上に持ち上げたウエブ10の面を支えるEPC用第1ガイドロール110とEPC用第2ガイドロール111を用いてウエブ10の蛇行を修正する。
すなわち、ウエブ蛇行修正機構200は、エッジ位置検出器112のエッジ位置検出信号に基づいて、「コ」の字形状で上側に迂回させたウエブ10を下から支えるEPC用第1ガイドロール110とEPC用第2ガイドロール111を制御してウエブ10の蛇行を修正する。
このウエブ蛇行修正機構200の、ウエブ10を下から支えるEPC用第1ガイドロール110とEPC用第2ガイドロール111は、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。
注意すべきは、従来のEPDMゴムの場合は、使用当初は後退接触角がこの範囲内にあっても、時間の経過とともに後退接触角がこの範囲から外れ、長期間使用すると、後退接触角が40度以下にまで劣化することである。
ウエブ蛇行修正機構200のこのEPC用第1ガイドロール110とEPC用第2ガイドロール111を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成して、しかも撥水性を長期間維持する材料としては、シリコーンゴムを用いる事ができる。また、フッ素樹脂も撥水性に優れているのでガイドロール用材料として望ましい。更に、超高分子量ポリエチレン樹脂を用いてガイドロールを作成することでガイドロールに長期間安定した撥水性を持たせることができる。
ウエブ蛇行修正機構200によるウエブ10の蛇行の修正方式は、上に持ち上げたウエブ10に接するEPC用第2ガイドロール111の回転軸の向きを変えてウエブ10の蛇行を修正する方式と、ウエブ10の面に接する上側のガイドロール111を、ウエブ10の幅方向、すなわちロールの回転軸方向に動かしてウエブ10を幅方向に動かしてのその蛇行を修正する方式とがある。
いずれの方式であっても、EPC用第1ガイドロール110とEPC用第2ガイドロール111とウエブ10の間の摩擦力を利用して、蛇行したウエブ10をガイドロールの動きに合わせて搬送方向に直交するウエブ10の幅方向に移動させることでウエブ10の蛇行を修正する。
(ウエブ蛇行修正機構の別の形態)
また、図1のウエブ蛇行修正機構200の別の実施形態として、図2のようなウエブ蛇行修正機構200を用いることができる。
すなわち、現像工程4の後に、EPC用第1補助ガイドロール110bでウエブ10を下に折り返してEPC用第1ガイドロール110aに導く。
そして、そのウエブ10をEPC用第1ガイドロール110aで水平方向に折り返し、そのウエブ10をEPC用第2ガイドロール111aで上に折り返してEPC用第2補助ガイドロール111bに導く。
そして、EPC用第2補助ガイドロール111bでウエブ10を水平方向に折り返して搬送することも可能である。
ここで、上記したウエブ蛇行修正機構200について、EPC用第1補助ガイドロール110bからEPC用第2補助ガイドロール111bまでのガイドロールを、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料とする。
これにより、水が付着したウエブ10とガイドロールとの間の摩擦力が確保できるので、蛇行を適切に修正できて、ウエブ10とウエブ蛇行修正機構200が良好に同調したウエブ10の搬送ができる効果がある。
(工程6)
エッチング処理工程6では、先ず、EPC用第2ガイドロール111でウエブ10を下向きに折り返し、ウエブ10の搬送方向を、折り返し搬送ローラ113aで水平方向に方向転換してウエブ10をエッチング装置113に搬入する。
そして、エッチング装置113のスプレーノズル114からエッチング液をウエブ10にスプレーしてエッチングを行なう。これにより、図4(e)に示す様にエッチング用レジストパターン4から露出している金属層2の部分を除去する。
エッチング後には、折り返し搬送ローラ114aでウエブ10を下向きに折り返し水洗処理ユニット115内に搬入して水洗し、次に、水洗処理ユニット115中の折り返し搬送ローラ115aでウエブ10を上向きに折り返して、ウエブ10を水洗処理ユニット115の外まで、即ち、エッチング装置113の外まで引き上げる。
エッチング装置113の水洗処理ユニット115以降の処理ユニットは、水洗した後の水が完全には取りきれていないウエブ10を扱うウエット処理を行うウエット処理ユニッ
トである。そのため、そのウエット処理ユニットに用いる搬送ローラは、それがウエブ10に接する部分を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。
(変形例2)
工程6でエッチングを行なう方法としては、以上で記載した、スプレーノズル114からエッチング液をウエブ10にスプレーする方法以外に、変形例2として、エッチング液に浸漬する方法で金属層2の図示しない配線パターンを形成することも可能である。
(工程7)
次に、図4(e)に示す金属層2の上にあるエッチング用レジストパターン4を剥離する。まず、折り返し搬送ローラ116でウエブ10を下向きに折り返して、剥離装置117に搬入し、剥離処理槽118内の剥離液に浸漬する。
ウエブ10を剥離液に浸漬した後、剥離液中の折り返し搬送ローラ118aでウエブ10を上向きに折り返してウエブ10を剥離処理槽118の外まで引き上げる。
次に、折り返し搬送ローラ119でウエブ10を下向きに折り返して、水洗処理ユニット120にウエブ10を搬入して水洗処理することで、図4(f)のように、剥離液と剥離したエッチング用レジストパターン4を除去する。
そして、剥離後のウエブ10は、水洗処理ユニット120中の折り返し搬送ローラ121でウエブ10を上向きに折り返し水洗処理ユニット120の外に引き出し、次に折り返し搬送ローラ122でウエブ10を水平方向に折り返して乾燥処理装置123に搬送する。
剥離装置117の水洗処理ユニット120以降の処理ユニットは、水洗した後の水が完全には取りきれていないウエブ10を扱うウエット処理を行うウエット処理ユニットである。そのため、そのウエット処理ユニットに用いる搬送ローラは、それがウエブ10に接する部分を、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成する。
(工程8)
次の乾燥工程8では、乾燥処理装置123でウエブ10を水平方向に搬送しつつ約60℃に加温したクリーンエアをウエブ10に吹きつけ、付着している水分を除去してタッチセンサーフィルムを製造する。
乾燥処理装置123も、水洗した後の水が完全には取りきれていないウエブ10を扱うウエット処理を行うウエット処理ユニットであるので、それに用いる搬送ローラも、水に対する後退接触角が90度以上115度以下の撥水性材料で構成することが望ましい。
こうして、透明な帯状フィルム基材1の両面に配線パターン5を有するタッチセンサーフィルムを製造する。
(工程9)
巻き取り工程9は、タッチセンサーフィルムを完成させたウエブ10を、巻き取りロール124の巻き芯にロール状に巻き取り保管する。
上記したウエブ蛇行修正機構200を組み込んだロールツーロール方式のウエブ加工装置100を用いて、ウエブ10を搬送した実施例を以下、説明する。
<実施例1>
実施例1は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、超高分子量ポリエチレン樹脂の厚さ25μmで幅が600mmのフィルムで、水に対する後退接触角が100度の超高分子量ポリエチレン樹脂製フィルムを巻き付けた。そのウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ加工装置100で、タッチセンサーフィルムを製造した。
実施例1では、ウエブ蛇行修正機構200に装着したガイドロールをある程度使用した後に、ウエブ加工装置100がウエブ10を搬送する速度を以下の5種類に変えてサンプルを製造した。すなわち、ウエブ10の搬送速度を、1m/分、2m/分、5m/分、10m/分、15m/分の5種類の速度で搬送し、水が付着したウエブ10をウエブ蛇行修正機構200に通してサンプルを製造した。
<実施例2>
実施例2は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、超高分子量ポリエチレン樹脂の厚さ25μmで幅が600mmのフィルムで、水に対する後退接触角が115度の超高分子量ポリエチレン樹脂フィルムを巻き付けた。そのウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ加工装置100で、タッチセンサーフィルムを製造した。
実施例2でも、ウエブ蛇行修正機構200に装着したガイドロールをある程度使用した後に、ウエブ加工装置100のウエブ10の搬送速度を実施例1と同じ5種類にして、水が付着したウエブ10をウエブ蛇行修正機構200に通してサンプルを製造した。
また、今回は超高分子量ポリエチレン樹脂のフィルムを搬送で使用しているロールに巻き付けることでガイドロールとしたが、超高分子量ポリエチレン樹脂のブロックを切削によりロール形状に加工する方法でロールを作り、ベアリングや軸となる棒状の部材を組み付けることでガイドロールとすることも可能である。
次に、上記したウエブ蛇行修正機構200を組み込んだロールツーロール方式のウエブ加工装置100を用いて、ウエブ10を搬送した比較例を以下、説明する。
<比較例1>
比較例1は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、水に対する後退接触角が90度あるエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を用いた。そのウエブ蛇行修正機構200を用いたウエブ加工装置100で、タッチセンサーフィルムを製造した。
比較例1でも、ウエブ蛇行修正機構200に装着したガイドロールをある程度使用した後に、ウエブ加工装置100のウエブ10の搬送速度を実施例1と同じ5種類にして、水が付着したウエブ10をウエブ蛇行修正機構200に通してサンプルを製造した。
<比較例2>
比較例2は、ウエブ蛇行修正機構200のガイドロールに、水に対する後退接触角が110度あるエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)を筒状にしたスリーブを従来から使用している搬送ローラに被せて用いた。そのウエブ蛇行修正機構200を備えたウエブ加工装置100を用いて、タッチセンサーフィルムを製造した。
比較例2においても、ウエブ蛇行修正機構200に装着したガイドロールをある程度使用した後に、ウエブ加工装置100のウエブ10の搬送速度を実施例1と同じ5種類にして、水が付着したウエブ10をウエブ蛇行修正機構200に通してサンプルを製造した。
なお、以上で説明した実施例1、2および、比較例1、2の全ての搬送において、ウエブ蛇行修正機構200に通したウエブ10には水が付着していた。
(スクラッチ傷評価)
図5に、実施例1、2と比較例1、2とで製造したタッチセンサーフィルムのサンプルの品質を、そのタッチセンサーフィルムの表面のスクラッチ傷の有無で評価した結果を示す。図5の表において、品質評価欄は、丸印は、タッチセンサーフィルムにスクラッチ傷を生じることなく品質が良好と判断された場合を示し、×印は、スクラッチ傷を生じて品質が不良と判断された場合を示す。
実施例1と実施例2は、ウエブ10の搬送速度を、1m/分、2m/分、5m/分、10m/分、15m/分の5種類に変えてタッチセンサーフィルムを製造したものであり、その結果は、全ての条件で、ウエブ10の巻き取り物の端面がそろっていた。また、巻き取ったウエブ10の表面を観察してスクラッチ傷が無いことを確認した。
比較例1では、ウエブ10の搬送速度が、1m/分、2m/分の場合、巻き取ったウエブ10の表面を観察すると表面にスクラッチ傷が発生していなかったが、ウエブ10の搬送速度が、5m/分、10m/分、15m/分の場合には、巻き取ったウエブ10の表面を観察するとスクラッチ傷が発生していた。
比較例2では、ウエブ10の搬送速度が、1m/分、2m/分、5m/分の場合、巻き取ったウエブ10の表面を観察すると表面にスクラッチ傷が発生していなかったが、ウエブ10の搬送速度が、10m/分、15m/分の場合には、巻き取ったウエブ10の表面を観察するとスクラッチ傷が発生していた。
また、比較例1、2の全ての条件で、ウエブ10の巻き取り物の端面は、実施例1、2に比べて波打った状態となっていて、ウエブ10の表面にはシワになっていた部分も見られた。
なお、本発明の実施形態ではウエブ蛇行修正機構200を設置する箇所として、現像工程4の後の工程の直後としたが、これに限定されるものではなく、水の付着したウエブ10が搬送されてくるエッチング処理工程6などの直後にウエブ蛇行修正機構200を設置することで、上記した効果を得ることができる。
1・・・帯状フィルム基材
2・・・金属層
3・・・ドライフィルムタイプの感光性レジスト
3a・・・支持フィルム
4・・・エッチング用レジストパターン
5・・・配線パターン
10・・・ウエブ
100・・・ウエブ加工装置
101・・・フィルム基材巻き出しロール
102・・・ドライフィルムラミネート装置
102a・・・ドライフィルム送り出しロール
102b・・・フィルム加圧ロール
102c・・・支持フィルム巻取りロール
103、105・・・アキュームレータ
104・・・露光マスク
106・・・現像処理装置
107・・・スプレーノズル
107a・・・折り返し搬送ローラ
108・・・水洗処理ユニット
109・・・折り返し搬送ローラ
110、110a・・・EPC用第1ガイドロール
110b・・・EPC用第1補助ガイドロール
111、111a・・・EPC用第2ガイドロール
111b・・・EPC用第2補助ガイドロール
112・・・エッジ位置検出器
113・・・エッチング装置
113a・・・折り返し搬送ローラ
114・・・スプレーノズル
114a・・・折り返し搬送ローラ
115・・・水洗処理ユニット
115a、116・・・折り返し搬送ローラ
117・・・剥離装置
118・・・剥離処理槽
118a、119・・・折り返し搬送ローラ
120・・・水洗処理ユニット
121、122・・・折り返し搬送ローラ
123・・・乾燥処理装置
124・・・巻き取りロール
200・・・ウエブ蛇行修正機構

Claims (2)

  1. 少なくとも、
    フィルム基材巻き出しロールから透明な帯状フィルム基材の両面に金属層2が形成されたウエブを供給する機構と、
    複数の搬送ローラを前記ウエブの搬送方向に配列して前記ウエブを搬送する搬送系と、
    前記ウエブの両面に感光性レジストをラミネートするラミネート機構と、
    前記感光性レジストを露光機構と、
    露光後の感光性レジストを現像する現像機構と、
    前記感光性レジストから露出した金属層をエッチングするエッチング機構と、
    エッチング後感光性レジストパターンを剥離する剥離機構と、
    乾燥機構と、
    巻き取り機構とを有し、
    前記現像機構、前記エッチング機構および前記剥離機構が有する搬送ローラの前記ウエブに接する部分が水に対する後退接触角90度以上115度以下の材質であるウエブ加工装置であって、
    前記現像機構とエッチング機構の間にウエブ蛇行修正機構を備えることを特徴とするウエブ加工装置。
  2. 前記蛇行修正機構を前記エッチング機構の直後に備えることを特徴とする請求項1に記載のウエブ加工装置。
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