JP6467442B2 - 無線通信装置の保持装置 - Google Patents
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また、保持本体の先端部に弾性部材を取り付けた。これにより、弾性部材で天井を保護できる。
実施形態では、無線通信装置を、電波測定用の電波送信部(以下、測定用APという)として説明するが、測定用APに限らないで、電波の調査対象になり得る装置等の無線通信装置に適用することも可能である。
図1に示すように、無線通信装置の保持装置10は、脚部材12と、支持部材14と、保持部材16とを備えている。脚部材12は、連結部位12aにおいて基端部21aが揺動自在に連結された複数の脚部21を備えている。複数の脚部21として、例えば、連結部位12aを中心にして、平面視において等間隔に3本の脚部21が放射状に伸びている。
複数の脚部21の基端部21aを揺動させることにより、平面視において、複数の脚部21を基端部21aを支点にして先端部21bが連結部位12aから離れる矢印A方向と、先端部21bが連結部位12aに近づく矢印B方向とに揺動できる。よって、複数の脚部21を連結部位12aを中心にして外側に広げることができる。
このように、複数の脚部21を連結部位12aを中心にして外側に広げ、かつ、複数の脚部21を伸ばすことにより、複数の脚部21の先端部21bを床部25に置いた状態において、複数の脚部21を床部25に安定させた状態に載置できる。
第1支持部31は、基端部31aが連結部位12aに取り付けられ、連結部位12aから立ち上げられた状態に支持されている。第1支持部31は、複数の筒部33がテレスコピック状に連結されることにより伸縮自在に形成されている。すなわち、複数の筒部33をそれぞれ収納するように重ね合わせることにより、第1支持部31を収縮させることができる。一方、複数の筒部33をそれぞれ引き出すことにより、第1支持部31を伸ばすことができる。
第2支持部32は、第1支持部31と同様に、複数の筒部35がテレスコピック状に連結されることにより伸縮自在に形成されている。すなわち、複数の筒部35をそれぞれ収納するように重ね合わせることにより、第2支持部32を収縮させることができる。一方、複数の筒部35をそれぞれ引き出すことにより、第2支持部32を伸ばすことができる。
そこで、支持部材14を、第1支持部31と第2支持部32とに2分割するように構成した。よって、テレスコピック構成で伸縮自在に形成した第1支持部31および第2支持部32の外形を小さく抑えることができる。支持部材14を軽量にでき、使い勝手を良くすることができる。
連結部44は、基端部44aに雌ねじが形成されている。一方、第2支持部32の先端部32bから雄ねじが同軸上に突出されている。第2支持部32の雄ねじに連結部44の雌ねじがねじ結合されることにより、第2支持部32の先端部32bに連結部44の基端部44aが着脱自在に取り付けられている。
よって、保持部41は、立向き位置P1と横向き位置P2とに矢印C方向に移動可能に支持されている。また、保持部41は、連結部44の軸線51を軸にして矢印D方向に旋回可能に支持されている。
連結部44には起倒ハンドル53と旋回ハンドル54を備えている。起倒ハンドル53を締め付けることにより、保持部41が立向き位置P1と横向き位置P2とに保持される。旋回ハンドル54を締め付けることにより、保持部41が所定の旋回位置に保持される。
第1挟持部62は、平面視矩形状に形成され、上面62bに設けられたラバー部71と、先端部62cに設けられた第1突出片62dとを有する。第1突出片62dは、第1挟持部62の先端部62cから第2挟持部64の先端部64cへ向けて突出されている。
背面部73は、平坦に形成され、基端部73aと先端部73bとの間に、背面部73の長手方向に長孔77が形成されている。背面部73の一辺73cから一方の側面部74が一方の前面部75へ向けて張り出されている。背面部73の他辺73dから他方の側面部74が他方の前面部75へ向けて張り出されている。
一方の側面部74の前辺74aから一方の前面部75が、他方の側面部74の前辺74bへ向けて張り出されている。他方の側面部74の前辺74bから他方の前面部75が一方の側面部74の前辺74aへ向けて張り出されている。保持本体61の内部に空間79が形成されている。
保持本体61の先端部61bに弾性部材68が取り付けられている。
第1スライダ63は、一対の前面部81と、一対の側面部82と、一対の背面部83とを有する。前面部81は、平坦に形成され、基端部81aから先端部81bへ向けて溝部85(図5も参照)が形成されている。
第2挟持部64は、平面視矩形状に形成され、下面64bに設けられたラバー部91と、先端部64cに設けられた第2突出片64dとを有する。第2突出片64dは、第2挟持部64の先端部64cから第1挟持部62の先端部62cへ向けて突出されている。
第2スライダ66は、平面視矩形状に形成され、基端部66aに連結ブラケット96が取り付けられている。連結ブラケット96の一対の側面部96aに第2ロッド97が連結されている。第2ロッド97に付勢部材65の一端部65aが連結されている。
また、第2スライダ66は、第2ガイド部95が形成されている。第2ガイド部95は、第1スライダ63の空間87に配置されている。第1スライダ63は、第2ガイド部95に支持されることにより、第1スライダ63が保持本体61の長手方向(矢印E方向)に移動自在に配置されている。
さらに、第2スライダ66には、連結ブラケット96、第2ロッド97、付勢部材65、第1ロッド93、および第1スライダ63を介して第2挟持部64が連結されている。
一方、ロック部67のハンドル67bを手で摘んで反時計回り方向に回転することにより、第2スライダ66が保持本体61の背面部73から離れる。よって、第2スライダ66を保持本体61の長手方向へ向けて保持本体61に沿って移動させることができる。
一方、第2挟持部64から持上力を除去することにより、第1スライダ63および第2挟持部64が付勢部材65の不勢力により保持本体61の基端部61a側へ移動する。付勢部材65が延びる前の状態に復元する。
図8、図9に示すように、複数種の測定用AP38を第1測定用AP38Aと第2測定用AP38Bとして説明する。
まず、第1測定用AP38Aを保持部41で保持する手順を図2、図6、図8に基づいて説明する。第1測定用AP38Aは正面視矩形状で、かつ、高さ寸法H1、幅寸法W1に形成されている。保持部41は、立向き位置P1に配置されている。
ロック部67で第2スライダ66を保持本体61の背面部73に固定して、第2挟持部64を第1測定用AP38Aの保持位置P3(図2参照)に配置する。第1挟持部62から第2挟持部64までの間隔寸法L2が第1測定用AP38Aの高さ寸法H1より小さく設定されている。
第2挟持部64から手を離すことにより、付勢部材65の付勢力により第2挟持部64(具体的には、ラバー部91)で第1測定用AP38Aの上端38Acを押圧する。これにより、測定用AP38Aを第1挟持部62と第2挟持部64とで挟持した状態に保持できる。
第2挟持部64から手を離すことにより、付勢部材65の付勢力により第2挟持部64(具体的には、ラバー部91)で第2測定用AP38Bの上端38Bcを押圧する。これにより、第2測定用AP38Bを第1挟持部62と第2挟持部64とで挟持した状態に保持できる。
これにより、高さ寸法が異なる複数の測定用AP38を第1挟持部62と第2挟持部64とで挟持した状態に保持でき、無線通信装置の保持装置10の用途の拡大が図れる。
複数の脚部21を連結部位12aを中心にして外側に広げ、かつ、複数の脚部21を伸ばす。また、保持部41を立向き位置P1に固定し、保持部41に第1測定用AP38Aを保持する。さらに、支持部材14の第1支持部31と第2支持部32とを伸ばす。複数の脚部21の先端部21bを床部25に置いた状態において、複数の脚部21を床部25に安定させた状態に載置する。
第1測定用AP38Aを天井102近傍の壁部103に近づけた位置に配置し、第1測定用AP38Aからの電波を測定して、WiFiアクセスポイントを設置する適正な箇所を調査する。
また、WiFiアクセスポイントの設置箇所の調査の際に、例えば、保持本体61の先端部61bが天井102に接触することが考えられる。そこで、保持本体61の先端部61bに弾性部材68を取り付けた。これにより、第1測定用AP38でWiFiアクセスポイントの調査中に、弾性部材68で天井102を保護できる。
複数の脚部21を連結部位12aを中心にして外側に広げ、かつ、複数の脚部21を伸ばす。また、保持部41を横向き位置P2に固定し、保持部41に第1測定用AP38Aを保持する。さらに、支持部材14の第1支持部31と第2支持部32とを伸ばす。複数の脚部21の先端部21bを床部25に置いた状態において、複数の脚部21を床部25に安定させた状態に載置する。
第1測定用AP38Aを天井102に近づけた位置に配置し、第1測定用AP38Aからの電波を測定して、WiFiアクセスポイントを設置する適正な箇所を調査する。
さらに、支持部材14の第1支持部31と第2支持部32とを伸ばして第1測定用AP38Aを高い位置に配置できる。加えて、第1測定用AP38Aを立向きに立ち上げた立向き位置P1(図1参照)と、横向きに倒した横向き位置P2とに配置できる。
さらに、測定者が第1測定用AP38Aを手で持って脚立に上り、施設の天井102や天井102近傍の壁部103の近くに持ち上げる必要がなくなり、測定者の負担を軽減できる。
また、第1測定用AP38Aの測定個所が複数個所の場合、脚立の移動や、脚立への上下移動を繰り返す必要がなく、測定時間を短くでき、第1測定用AP38Aからの電波の測定を効率よくおこなうことができる。
加えて、無線通信装置の保持装置10を使用することで、測定者が脚立の昇降を行うことなく電波測定ができ、事故の危険を排除できる。
これにより、例えば、第1測定用AP38Aを立向き位置P1に立ち上げて天井102近傍の壁部103に近づけた状態で配置できる。また、第1測定用AP38Aを横向き位置P2に倒して天井102に近づけた状態で配置できる。この結果、無線通信装置の保持装置10を多種の測定に対応でき、無線通信装置の保持装置10の用途の拡大が図れる。
図12に示すように、無線通信装置の保持装置120は、脚部材12の連結部位12aに設けられたフック105と、フック105に吊り下げられる錘部106とを備えたもので、その他の構成は第1実施形態の無線通信装置の保持装置10と同様である。
錘部106として、例えば、バッテリが使用される。バッテリは、測定用AP38(図2参照)の電源に使用される。
このように、連結部位12aにフック105を設け、フック105に錘部106を吊り下げるようにした。よって、複数の脚部21を錘部106で床部25に強く押し付けることができる。これにより、高い位置に配置した測定用AP38を複数の脚部21で安定的に支えることができる。
図13に示すように、無線通信装置の保持装置130は、脚部材12の連結部位12aに第1支持部31の基端部31aが回動自在に設けられたもので、その他の構成は第2実施形態の無線通信装置の保持装置10と同様である。
第1支持部31の基端部31aは、連結部位12aに回動自在に取り付けられている。すなわち、支持部材14が連結部位12aに傾動自在に支持されている。また、第1支持部31の基端部31aは、連結部位12aにロック部(図示せず)で所定位置に固定されるように取り付けられている。さらに、第1支持部31の基端部31aにフック105が設けられている。フック105に錘部106が吊り下げられる。
壁部103側の脚部21を短くすることにより、第1測定用AP38Aを壁部103に一層近づけることができる。これにより、第1測定用AP38Aからの電波を測定して、WiFiアクセスポイントを設置する適正な箇所を一層良好に調査できる。
例えば、前記実施形態では、支持部材14を第1支持部31と第2支持部32とに2分割した例について説明したが、これに限定するものではない。その他の例として、支持部材14を2分割以上の複数個に分割することも可能である。
12……脚部材
12a…連結部位
14……支持部材
16……保持部材
21……脚部
21a…脚部の基端部
31……第1支持部
31b…第1支持部の先端部
32……第2支持部
32b…第2支持部の先端部
38……測定用AP(無線通信装置)
38A,38B…第1、第2の測定用AP(無線通信装置)
41……保持部
42……連結起倒部
61……保持本体
61a…保持本体の基端部
61b…保持本体の先端部
62……第1挟持部
62c…第1挟持部の先端部
62d…第1突出片
64……第2挟持部
64a…第2挟持部の先端部
64d…第2突出片
65……付勢部材
65a…付勢部材の一端部
65b…付勢部材の他端部
66……第2スライ(スライダ)
67……ロック部
68……弾性部材
105…フック
106…錘部
P1……立向き位置
P2……横向き位置
Claims (1)
- 脚部材と、
伸縮自在に形成された支持部材と、
前記支持部材に取り付けられ、電波測定用の無線通信装置を保持する保持部材と、を備え、
前記保持部材は、
前記無線通信装置を保持する保持部と、
前記支持部材に連結され、前記保持部を立向きに立ち上げた立向き位置または前記保持部を横向きに倒した横向き位置に固定可能な連結起倒部と、を備え、
前記保持部は、
前記連結起倒部に連結された保持本体と、
前記保持本体のうち前記連結起倒部側に固定された第1挟持部と、
前記保持本体のうち前記連結起倒部の反対側に、前記連結起倒部側および前記連結起倒部の反対側へ向けて前記保持本体に沿って移動自在に支持された第2挟持部と、
前記第2挟持部を前記連結起倒部側へ向けて付勢することにより、前記第1挟持部および前記第2挟持部間に配置された前記無線通信装置を前記第2挟持部で押圧する付勢部材と、を備え、
前記保持本体の先端部に、前記保持部を立向き位置に固定したときは天井を保護し、前記保持部を横向き位置に固定したときは壁を保護するための弾性部材が取り付けられる無線通信装置の保持装置。
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