JP2016142841A - 撮影装置保持具および自撮り棒 - Google Patents

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廣信 吉川
Hironobu Yoshikawa
廣信 吉川
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Abstract

【課題】自撮り棒などに使用される撮影装置保持具について、保持可能なスマートフォンの大きさの種類を増やす。【解決手段】離間配置されて相対向する2個の挟持部31,32間に撮影装置X1,X2,X3を付勢力で挟持して保持する撮影装置保持具11において、挟持部31,32のうち一方の挟持部31を有するとともに、撮影装置X1,X2,X3の背面側において挟持部31,32のうちの他方の挟持部32の方向に延びる背面側支持部37を有する基台部33と、挟持部31,32のうち他方の挟持部32を有し、背面側支持部37の長手方向に沿って移動可能で基台部33の挟持部31に接近する方向に付勢された押さえ部34を備える。背面側支持部37に、押さえ部34を保持するとともに背面側支持部37の長手方向沿って移動する高さ調節部材41と、高さ調節部材41を位置決めするねじ棒44及びナット部材45を備える。【選択図】図3

Description

この発明は、例えばスマートフォン、ファブレットなどのような携帯型の撮影装置を保持する撮影装置保持具に関し、より詳しくは、自撮り棒を構成する部材や三脚に取り付ける部材などとして好適に用いられ、大きさの異なる撮影装置でも保持できるような撮影装置保持具に関する。
自撮り棒として、下記特許文献1、2に開示されているようなものが提案されている。これらの自撮り棒はスマートフォンを保持する保持構造を棒の先に備えたものである。
保持構造はスマートフォンを挟持して保持するもので、離間配置されて相対向する2個の挟持部を備え、一方の挟持部が他方の挟持部側に向けてばねで付勢されている。ばねで付勢されているので、一方の挟持部を離反方向に引っ張って挟持部間にスマートフォンを入れたのち、引っ張っていた挟持部を離せば、スマートフォンが挟持部間に保持される。このため、操作が簡単で、旅先で写真撮影する場合などに好適に使用されている。
しかしながら、スマートフォンなどの撮影装置は大きさが統一されておらず、大きさにばらつきがある。そのうえ、日々進化する装置の進化の方向性は多様で、将来の大きさの変化も予測しにくい状態である。例えばスマートフォンだけをみても現在、幅60mm前後で高さ120mmほどの大きさのものから、大きなものでは幅90mm、高さ140mmを超えるものもある。一方、小さいものでは幅五十数mmで高さ高さ110mm前後のものがある。
スマートフォンを幅方向で挟持する保持構造のうち可動範囲が広いものでは、保持部間の間隔は55mmから85mmまで離せるように設定されている。この理由の一つには携帯性があると考えられる。
しかし、前述例のようにその可動範囲を逸脱する大きさのスマートフォンがあり、そのようなスマートフォンを保持することはできない。
また、ばねで付勢しているので、保持部の可動範囲にあったとしても適切に保持できるとは限らない。つまり、ばねに圧縮コイルばねを用いて、これが圧縮されると付勢力が働くように構成しているので、付勢力に抗して一方の挟持部を引っ張り始めたときには負荷が小さいが、幅の広いものに対応させようとして可動域の上限に近づけは近づくほど負荷が大きいという性質がある。このため幅の狭いもの、例えば55mmのものでは保持力が小さく不安定となりやすい。操作中にスマートフォンを落としてしまうこともあり得る。一方、幅が広いもの、例えば80mmや85mmのものになると、保持する作業が力を要する困難なものである上に、保持されたスマートフォンには圧縮の強い負荷がかかる。このため保持する時または保持した時にスマートフォンを棄損してしまうことも考えられる。
登録実用新案第3185803号公報 登録実用新案第3193723号公報
そこで、この発明は、撮影装置の大きさの違いに幅広く対応できるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、離間配置されて相対向する2個の挟持部間に撮影装置を付勢力で挟持して保持する撮影装置保持具であって、前記挟持部のうち一方の挟持部を有するとともに、前記撮影装置の背面側において前記挟持部のうちの他方の挟持部の方向に延びる背面側支持部を有する基台部と、前記挟持部のうち他方の挟持部を有し、前記背面側支持部の長手方向に沿って移動可能で前記基台部の前記挟持部に接近する方向に付勢された押さえ部を備え、前記背面側支持部に、前記押さえ部を保持するとともに前記背面側支持部の長手方向沿って移動する高さ調節部材と、該高さ調節部材を位置決めする位置決め手段を備えた撮影装置保持具である。
この構成では、長さ調節部材は基台の背面側支持部上で移動し、保持している押さえ部の挟持部について、基台部の挟持部からの高さを変更する。高さ調節部材の高さは位置決め手段で固定される。挟持部間の距離を撮影装置の挟持する部分の幅よりも幅狭に設定した高さ調節部材の挟持部を、基台部の挟持部から離間する方向に付勢力に抗して引っ張り撮影装置を挟み込めば、付勢力により挟持部間に撮影措置が保持される。
押さえ部を保持する高さ調節部材の基台部上での高さを撮影装置の大きさに合わせて変更できるので、多くの種類の大きさの撮影装置を保持可能にすることができる。撮影装置にケースやカバー、パンパなどが取り付けられている場合でも、保持可能にすることもできる。また高さ調節部材を有するので、押さえ部で保持する保持力、つまり撮影装置を保持する挟持力を調整することもできる。挟持力の調整は、撮影装置を保持したあとで高さ調節部材の高さを調整してもよい。挟持力の調整ができるので撮影装置にケースやカバー、パンパなどが取り付けられている場合には、その状況、例えば滑りやすいとか壊れやすいとか傷つきやすいとかの状況に応じて適切な保持が行える。
この発明の態様として、前記背面側支持部を前記押さえ部を保持する複数本の平行なレール部を備えるものとすることができる。
この構成では、レール部が高さ調節部材の移動に際して安定性を高め、ねじれなどの発生を抑制できる。このため、保持可能な撮影装置の大きさの幅を広げることに資する。
この発明の態様として、前記位置決め手段を、前記背面側支持部の長手方向に沿って延びるねじ棒と、該ねじ棒に螺合するナット部材で構成することができる。
この構成では、高さ調整手段の高さを連続的に無段階に行うことができる。このため、大きさの異なる撮影装置に対するより細かな対応が可能であるとともに、緩すぎず締めすぎない適切な挟持力での保持も可能である。
この発明の態様として、前記複数本のレール部を備えた場合、前記高さ調節部材の前記レール部間に、これらの間を橋渡しするブリッジ部を形成することができる。
この構成では、ブリッジ部が高さ調節部材の一体化と強度向上を行う。このため、高さ調節の作業性をよくすることができるうえに、保持可能な撮影装置の大きさの範囲を広げることに資する。
この発明の態様として、前記ブリッジ部を備えた場合、前記背面側支持部の長手方向に沿って延びて前記ブリッジ部に貫通するねじ棒と、前記ブリッジ部に保持されて前記ねじ棒に螺合するナット部材で前記位置決め手段を構成することができる。
この構成では、高さ調節部材の一体化と強度向上を実現しながらも、ねじ棒とナット部材で構成される位置決め手段を、少ない部品点数の簡素な構成で組み込める。このため、コンパクト化を図れるとともに、操作性もよく使いやすいものとすることができる。
この発明の態様として、前記背面側支持部に、長手方向における長さを示す目盛を備えることができる。
この構成では、目盛がおおよそに長さを示すので、挟持部間のおおよその距離を容易に知ることができる。このため、高さ調節部材の位置調節が容易に行える。このため、多くの種類の大きさの撮影装置を固定可能にすることができる効果の実効性を高めることができる。
この発明の態様として、前記基台部の底面に、支持体に設けられたねじ部を螺合するねじ穴を備えることができる。
この構成では、必要に応じて適宜着脱できるようにすることが可能であるとともに、既存の自撮り棒の棒体の先端や三脚、一脚などに固定したりすることが可能となり、多くの種類の大きさの撮影装置を固定可能にすることができる効果を更に高めるものとなる。
課題を解決するための別の手段は、前記撮影装置保持具を備えた自撮り棒である。
この発明によれば、撮影装置の大きさの違いに幅広く対応可能にすることができる。
撮影装置保持具の斜視図。 自撮り棒の正面図。 撮影装置保持具と撮影装置の斜視図。 撮影装置保持具の斜視図。 撮影装置保持具の分解斜視図。 撮影装置保持具の受け部と高さ調節部材の斜視図。 分解状態の撮影装置保持具の正面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は撮影装置保持具11の斜視図であり、この撮影装置保持具11は、例えば図2に示したような自撮り棒21(「セルフィースティック」や「セルカ棒」とも称される)の部品として使用される。このほか、図示を省略するが、三脚や一脚に固定して使用することもできるものである。
まず、自撮り棒21の構造について簡単に説明する。
自撮り棒21は、支持体22と、この支持体22の先端に着脱可能に固定される撮影装置保持具11で構成される。支持体22は、伸縮可能な伸縮棒23と、この伸縮棒23の先端に設けられた首部24を有する。伸縮棒23はアンテナのような公知の構造で、適宜長さに伸び縮みするものである。首部24は、固定側部材25とこの固定側部材25に対して回転可能で角度保持可能に取り付けられる回転部材26で構成されている。回転部材26の回転軸は、伸縮棒23の長手方向と直交する方向で、回転軸の端部に設けた締め付け部材27の締め付けで角度を固定できる構成である。回転部材26の先端面には滑り止め機能を果たす受け部26aが設けられ、この受け部26aの上面から、撮影装置保持具11を固定できるようにするためのねじ部28を突出させている。ねじ部28は円板状の操作具29で回転可能である。
このような自撮り棒21は、図3に示したように、スマートフォンに代表される様々な大きさの撮影装置X1,X2,X3を撮影装置保持具11に保持して使用される。
つぎに、撮影装置保持具11の構造について説明する。
撮影装置保持具11は、離間配置されて相対向する2個の挟持部31,32間に撮影装置X1,X2,X3を付勢力で挟持して保持するものである。
具体的には、撮影装置保持具11は、図4に示したように、首部24(図2参照)に着脱可能に固定される基台部33と、この基台部33に保持されて付勢力で撮影装置X1,X2,X3を押さえる押さえ部34を備える。これら基台部33と押さえ部34にそれぞれ、前述の挟持部31,32が形成される。
基台部33に形成される一方の挟持部31は、おおよそ長方形の板状である。基台部33の略中央部には、支持体22(図2参照)に設けられたねじ部28(図2参照)を螺合するねじ穴35を備えている。ねじ穴35は少なくとも下に開口しており、ねじ穴35の中心軸線は挟持部31の厚み方向にのびるように設定されている。ねじ穴35の周囲には、軽量化等のためのぬすみ36を有している。また挟持部31の上面における前面側には、クッション性付与と緩衝と滑り止めのための緩衝材31aを備えている。
挟持部31の背面側には、撮影装置X1,X2,X3の背面側において他方の挟持部32の方向、つまり挟持部31の上面から垂直上方に延びる背面側支持部37を有している。
背面側支持部37は、押さえ部34を保持する複数本、具体的には2本の平行なレール部38を備えている。この例ではレール部38は、挟持部31の左右方向の両端部に形成されている。
レール部38は、横断面半円柱状の外側半円形部39と、この外側半円形部39の直線状の部分に形成される横断面角柱状の内側方形部40を有する形状で、離間配置された2本のレール部38は内側方形部40同士が向き合っている。
このような背面側支持部37に、押さえ部34を保持するとともに背面側支持部37の長手方向に沿って移動する高さ調節部材41を備えている。高さ調節部材41のレール部38aは、図5に示したように、一方の挟持部31に立設されているレール部38bに挿嵌可能な形状で、前述のように外側半円形部39と内側方形部40を有している。
高さ調節部材41の2本のレール部38a間には、これらの間を橋渡しするブリッジ部42が形成されている。ブリッジ部42はレール部38aの下端に位置している。
ブリッジ部42は上下方向に貫通する貫通穴43を中央に有している。この貫通穴43は挟持部31の背面側の部分にレール部38bと平行に立設したねじ棒44を挿通するための部分である。
ねじ棒44は、高さ調節部材41を位置決めする位置決め手段の一部を構成するものである。位置決め手段は、背面側支持部37の長手方向に沿って延びる前述のねじ棒44と、このねじ棒44に螺合するナット部材45で構成される。ねじ棒44の高さは、高さ調節部材41の所望する移動距離に応じて設定されるが、挟持部31に立設されたレール部38bの高さよりも低くてよい。
ねじ棒44に螺合するナット部材45を保持するため、ブリッジ部42における貫通穴43を有する部分には前後方向に貫通するナット収納部46が形成されている。このナット収容部46を形成する部分の前後両面は凹曲面にして、ナット部材45の大きさをブリッジ部42の幅よりも大きくしなくても回転できるようにしている。
押さえ部34を保持した高さ調節部材41を挿嵌するため、一方の挟持部31に立設されているレール部38bの外側半円形部39には、長手方向にのびる挿入穴47が形成されており、中空である。
同様に、高さ調節部材41のレール部38aは押さえ部34を保持するために中空である。レール部38aの外側半円形部39の上面には、押さえ部34を保持するために上下に貫通する保持穴48が形成されている。
押さえ部34は、金属製の線状体で構成され、基台部33に備えられた一方の挟持部31に対向する他方の挟持部32を有している。そして押さえ部34は、背面側支持部37の長手方向に沿って移動可能で基台部33の挟持部(一方の挟持部31)に接近する方向に付勢されている。
図6は、押さえ部34を高さ調節部材41から分離した状態を示す斜視図である。この図に示すように、押さえ部34は、高さ調節部材41の2本のレール部38aに形成された保持穴48に挿入可能な間隔で平行に並ぶ挿入軸部51を有する。これら挿入軸部51の上端は、これらを一体に連結する連結部52を前面側にせり出して設け、この連結部52の中間部に前述した他方の挟持部32が形成されている。
他方の挟持部32は、軟質合成樹脂の一体成形で構成され、平面視略T字形をなすブロック状である。他方の保持部32は適宜の厚さに形成され、図示しないが底面には滑り止めに供する複数の突条を備える。一方上面には、摘み部53を立設している。この摘み部53の左右両側面にも、滑り止めに供する複数の突条53aを備えている。
挿入軸部51の長さは、高さ調節部材41のレール部38aの長さや所望する可動距離、付勢力を得るための圧縮コイルばね54のばね定数などに応じて適宜設定される。
付勢手段としての圧縮コイルばね54は、高さ調節部材41のレール部38aに上から挿入された挿入軸部51に対して挿嵌される。圧縮コイルばね54の直径はレール部38aの保持穴48よりも大径である。挿入軸部51に対する圧縮コイルばね54の保持は、同じく圧縮コイルばね54の直径よりも大径の止めねじ部材55を挿入軸部51の下端に形成された雄ねじ51aに螺合して行う。
押さえ部34を保持した高さ調節部材41は、そのレール部38aを一方の挟持部31に立設したレール部38bに嵌めると、押さえ部34の止めねじ部材55と挿入軸部51などはレール部38bの挿入穴47内に保持される。高さ調節部材41のブリッジ部42におけるナット収納部46にナット部材45を収納してナット部材45を回転しながら高さ調節部材41を降下すれば、ナット部材45とねじ棒44の螺合が行え、高さ調節部材41はレール部38の長さを伸縮するように移動可能であるとともに、位置決めも行える状態となる。
図1〜図6では便宜上、図示を省略したが、図7に示したように、背面側支持部37のレール部38には長手方向における長さを示す目盛49を備えている。目盛49は、レール部38の内側方形部40の少なくとも前面に形成される。
この目盛49は、挟持部31,32間の距離を把握するものである。目盛49は適宜付することができるが、刻印でもシールでもよい。また目盛49は挟持部31,32間の距離を正確に表示するものでもよいが、図示例のように高さ調節部材41のレール部38aと一方の挟持部31に立設したレール部38bにそれぞれ目盛49を形成するものであってもよい。挟持部31,32間のおおよその距離を把握できるからである。
以上のように構成された撮影装置保持具11は、図1、図4に仮想線でした召したように、押さえ部34の摘み部53を引っ張って、他方の挟持部32を基台部33に設けられた一方の挟持部31から離す方向に付勢力に抗して移動して、挟持部31,32間に撮影装置X1,X2,X3(図3参照)を置いて摘み部53を離せば、押さえ部34は一方の挟持部31側に移動して撮影装置X1,X2,X3を保持する。この保持状態は圧縮コイルばね54による付勢力でもって維持される。
このような取り付けに先だって、背面側支持部37の高さを撮影装置X1,X2,X3に合わせて設定する。つまり、図3に示したように、撮影装置X1,X2,X3における保持する方向、換言すれば挟持する方向の大きさW3が、撮影装置X3のように狭い場合には、高さ調節部材41を一方の挟持部31に着けた状態、またはそれに近い状態にする。一方、撮影装置X2のように挟持する方向の大きさW2が広い場合には、高さ調節部材41を上に上げる。
高さ調節部材41の高さ調節は、挟持部31,32間の距離が撮影装置X1,X2,X3の挟持する方向の幅よりも若干狭くなるようにする。例えば10mmから20mm程度でよい。レール部38に付された目盛49が挟持部31,32間のおおよその距離を示すので、高さ調節部材41の位置調節は容易である。多くの種類の大きさの撮影装置X1,X2,X3を保持可能にすることができる効果を実効性の高いものとすることができる。
押さえ部34を保持する高さ調節部材41を高さ調節可能であるので、簡単な操作での保持を維持しながらも、保持可能な撮影装置X1,X2,X3の大きさの範囲を広げることができる。ひいては、進化が著しく流行性のあるスマートフォンはどのような大きさに将来変化するのかわからないが、前述のように保持可能な撮影装置X1,X2,X3の大きさの範囲が広いので、形態の変化に対応できずにすぐに使えなくなってしまうことはなく、将来にわたって使用できるものである。加えて、撮影装置に取り付けるケースやカバー、パンパなどのアクセサリー(図示せず)の有無やアクセサリーの変化にも対応できる。
また、高さ調節部材41は挟持部31,32で保持する保持力、つまり撮影装置X1,X2,X3を保持する挟持力を調整機能も果たす。保持力の調整は、撮影装置X1,X2,X3を保持したあとで高さ調節部材41の高さを調整して行ってもよい。保持力を調整することができるので、例えば撮影装置X1,X2,X3にケースやカバー、パンパなどのアクセサリーが取り付けられている場合に、例えば滑りやすいとか壊れやすいとか傷つきやすいとかの状況に応じた適切な保持が行える。
別の視点から見ると、高さ調節部材41を備えてより小さい撮影装置X3でも保持できるようにしているので、使用しないときに高さ調節部材41を最も下に下げることによって、大きさをより小さいものとすることができ、携帯性を高めることもできる。
高さの調節は、ねじ棒44とナット部材45で行うので、連続的に無段階に行うことができる。このため、大きさの異なる撮影装置X1,X2,X3に対するより細かな対応が可能である。そのうえ、保持状態は圧縮コイルばね54による付勢力で保持されるが、挟持部31,32による挟持力を弱すぎず、強すぎない、適切な力で保持させることも可能である。これにより、撮影装置X1,X2,X3の保持作業を容易に行い、撮影装置X1,X2,X3の不測の損傷を回避することができる。
また、高さ調節部材41は、左右両端にレール部38aを備え、これらを連結するブリッジ部42を備え、このブリッジ部42にナット部材45を保持しているので、片手で行うことができ、高さ調節のための操作性は極めてよい。ごく簡単に適切な高さ調整を行うことができるので使いやすい。
しかも、ねじ棒44をブリッジ部42に貫通させ、ナット部材45をブリッジ部42に保持する構成であるので、ねじ棒44とナット部材45はそれぞれ1個ずつ備えれば位置決め手段を構成でき、極めて簡素な構成である。このため、コンパクトな形態であるうえに、組み立て性がよく、製造コストを抑えることもできる。
高さ調節部材41について、背面側支持部37を2本のレール部38aで構成しているので、高さ調節部材41の移動が安定性良く真っ直ぐに行え、相対向しているべき挟持部31,32同士がずれてしまうようなねじれの発生を回避できる。このため、高さ調節部材41の可動範囲を長くして、より幅広の撮影装置X2を保持できるようにした場合でも、高さ調節部材41の移動の安定性を確保できる。つまり、保持可能な撮影装置X1,X2,X3の大きさの範囲を広げることに貢献する。
そのうえレール部38a同士はブリッジ部42で連結一体化されているので、前述したように高さ調節の作業性は極めてよい。しかも、ブリッジ部42で一体化されることによって強度が向上するので、前述のように高さ調節部材41の可動範囲を長くして、より幅広の撮影装置X2を保持できるようにした場合でも、高さ調節部材41の移動の安定性と操作性を確保でき、保持可能な撮影装置X1,X2,X3の大きさの範囲を広げることに資する。
基台部33には、ねじ穴35が形成されており、支持体22に対して着脱可能に固定可能であるので、例えば既存の自撮り棒21の撮影装置保持具と付け替えて使用したり、既存の三脚などに固定して使用したりすることができる。このため、多くの種類の大きさの撮影装置を保持可能にすることができるという効果をより広い場面で享受できる。
以上の構成はこの発明を実施するための一形態であり、この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することもできる。
例えば、背面側支持部は板状であってもよく、位置決め手段は係止によって段階的に位置決めするものであってもよい。
背面側支持部は、前述のように1個の高さ調節部材のみで高さ調節するものではなく、複数個の高さ調節部材を備えて、多段階で高さ調節するようにしてもよい。この場合には、最も上の高さ調節部材のみが押さえ部を備えるものとなる。
位置決め手段を構成するねじ棒の上端に、例えばねじ止めによってねじ棒が貫通する貫通穴よりも大径の部材を取り付ければ、高さ調節に際して、高さ調節部材が不測に脱落してしまうことを防止できる。
11…撮影装置保持具
21…自撮り棒
22…支持体
28…ねじ部
31,32…挟持部
33…基台部
34…押さえ部
35…ねじ穴
37…背面側支持部
38,38a,38b…レール部
41…高さ調節部材
42…ブリッジ部
44…ねじ棒
45…ナット部材
49…目盛
54…圧縮コイルばね

Claims (8)

  1. 離間配置されて相対向する2個の挟持部間に撮影装置を付勢力で挟持して保持する撮影装置保持具であって、
    前記挟持部のうち一方の挟持部を有するとともに、前記撮影装置の背面側において前記挟持部のうちの他方の挟持部の方向に延びる背面側支持部を有する基台部と、
    前記挟持部のうち他方の挟持部を有し、前記背面側支持部の長手方向に沿って移動可能で前記基台部の前記挟持部に接近する方向に付勢された押さえ部を備え、
    前記背面側支持部に、前記押さえ部を保持するとともに前記背面側支持部の長手方向沿って移動する高さ調節部材と、
    該高さ調節部材を位置決めする位置決め手段を備えた
    撮影装置保持具。
  2. 前記背面側支持部が前記押さえ部を保持する複数本の平行なレール部を備えた
    請求項1に記載の撮影装置保持具。
  3. 前記位置決め手段が、前記背面側支持部の長手方向に沿って延びるねじ棒と、該ねじ棒に螺合するナット部材で構成された
    請求項1または請求項2に記載の撮影装置保持具。
  4. 前記高さ調節部材の前記レール部間に、これらの間を橋渡しするブリッジ部が形成された
    請求項2または請求項3に記載の撮影装置保持具。
  5. 前記背面側支持部の長手方向に沿って延びて前記ブリッジ部に貫通するねじ棒と、前記ブリッジ部に保持されて前記ねじ棒に螺合するナット部材で前記位置決め手段を構成した
    請求項4に記載の撮影装置保持具。
  6. 前記背面側支持部に、長手方向における長さを示す目盛を備えた
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の撮影装置保持具。
  7. 前記基台部の底面に、支持体に設けられたねじ部を螺合するねじ穴を備えた
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の撮影装置保持具。
  8. 請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の撮影装置保持具を備えた
    自撮り棒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018115938A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 東日本電信電話株式会社 無線通信装置の保持装置
WO2019134397A1 (zh) * 2018-01-05 2019-07-11 深圳市大疆创新科技有限公司 手持设备

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