JP6463247B2 - ベローズ式ダンパ、振動絶縁装置及びベローズ式ダンパの設計方法 - Google Patents

ベローズ式ダンパ、振動絶縁装置及びベローズ式ダンパの設計方法 Download PDF

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Description

本発明は、振動を減衰するベローズ式ダンパ、振動絶縁装置及びベローズ式ダンパの設計方法に関する。
一般に高精度な位置決めや指向制御を行う駆動装置は、制御分解能を高めるため、駆動機構が発生する微小振動の低減が求められている。広い帯域の周波数の振動を減衰する振動絶縁装置として、作動オイルを作動流体とし、作動オイルの流れに応じて伸縮する溶接ベローズを有する振動絶縁装置が提案されている。
また、作動オイルを作動流体とするピストンダンパを有する振動絶縁装置も提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に示された振動絶縁装置は、ピストンダンパが大きな振幅の振動を絶縁することに有効であるが、ピストンダンパの摩擦が大きいため、微小振動を低減しにくいという課題がある。このため、特許文献1に示された振動絶縁装置は、ピストンダンパに加えて粘弾性体を用いて微小振動を低減している。また、微小振動を絶縁するために、ダンパの締結部材に微小な隙間を発生しにくくする振動絶縁装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
これら特許文献1及び特許文献2に示された振動絶縁装置において、微小振動を絶縁するためには、微小振動している部材からダンパに振動を有効に伝えることが必要である。
特開平11−141174号公報 特開2005―126947号公報
振動絶縁装置は、一般にバネ及びダンパを備え、振動の伝達経路にバネ及びダンパを挿入することにより振動を絶縁する。振動絶縁装置は、バネの共振周波数と等しい周波数の振動が増幅され、ダンパの減衰性能が低下する傾向がある。振動絶縁装置のダンパは、減衰性能の低下が抑制されることが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、減衰性能の低下を抑制することができるベローズ式ダンパを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るベローズ式ダンパは、内部空間に流体が貯留され、かつ、伸縮自在な二つのベローズと、前記二つのベローズの内部空間同士を連結し、かつ、前記流体が移動することを許容するオリフィスと、を備え、入力した振動により一方のベローズが圧縮され、かつ、他方のベローズが膨張して、オリフィス内を移動する前記流体の粘性により前記振動を減衰させるとともに、前記ベローズの有効断面積と前記オリフィスの断面積との比が、400.0以上でかつ600.0以下であることを特徴とする。
本発明によれば、減衰性能の低下を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパの縦断面図 図1に示されたベローズ式オイルダンパのベローズを拡大して示す側面図 図1に示されたベローズ式オイルダンパのベローズを拡大して示す断面図 実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパのベローズの有効断面積とオリフィスの断面積との比を変化させた時の粘性減衰係数の変化を示す図 実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパのベローズの山部の数を変化させた時の粘性減衰係数の変化を示す図 実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパのベローズの薄板の厚さを変化させた時の粘性減衰係数の変化を示す図 本発明の実施の形態2に係る振動絶縁装置の縦断面図
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパの縦断面図であり、図2は、図1に示されたベローズ式オイルダンパのベローズを拡大して示す側面図であり、図3は、図1に示されたベローズ式オイルダンパのベローズを拡大して示す断面図である。
図1に示すベローズ式ダンパであるベローズ式オイルダンパ(以下、単に、ダンパと記す)1は、1軸の並進振動を絶縁する振動絶縁装置を構成する。振動絶縁装置は、一般に単体で1軸の並進振動を絶縁する。振動絶縁装置は、バネとダンパとを備え、振動伝達の物理モデルは、バネの剛性とダンパの減衰係数の2つのパラメータで記述される。一つのバネと一つのダンパを備える振動絶縁装置は、振動伝達のパラメータが2つであるので、一般に2パラメータの振動絶縁装置と呼ばれる。二つのバネと一つのダンパを備える振動絶縁装置は、3パラメータの振動絶縁装置と呼ばれる。また、振動絶縁装置は、バネの共振周波数よりも高い周波数の振動を絶縁するものであり、駆動機構が対象物を駆動した際に、対象物の振動を減衰するものでもある。このため、振動絶縁装置の共振周波数は、駆動機構の対象物を駆動する際の周波数(駆動帯域ともいう)より高い。
図1に示されたダンパ1は、振幅が1μm以上でかつ500μm以下、周波数が20Hz(ヘルツ)以上でかつ400Hz以下の所謂微小振動を絶縁する振動絶縁装置を構成するが、これに限定されない。ダンパ1は、図1に示すように、内部空間11に流体である作動オイル12が貯留されかつ伸縮自在な二つのベローズ10と、二つのベローズ10の内部空間11同士を連結しかつ作動オイル12が移動することを許容するオリフィス20と、各ベローズ10の端に取り付けられた二つの端部材30と、二つのベローズ10間に設けられたフランジ部材40と、フランジ部材40を移動自在に支持する支持軸50とを備える。ダンパ1は、振動絶縁装置に入力した振動により一方のベローズ10が圧縮され、かつ、他方のベローズ10が膨張して、作動オイル12がオリフィス20内を移動し、オリフィス20内を移動する作動オイル12の粘性により振動を減衰するものである。
ベローズ10は、外周面10aが蛇腹に形成された円筒状の部材である。ベローズ10は、軸心方向に伸縮自在である。軸心方向は、ベローズ10の軸心Pと平行な方向であり、ベローズ10の伸縮方向でもある。二つのベローズ10は、同軸に配置される。同軸に配置されるとは、共通の軸心Pを有する位置に配置されることをいう。ベローズ10は、伸縮性を確保する必要から薄板を成形した構造である成形ベローズ、又は、薄板同士を溶接した構造である溶接ベローズにより構成される。実施の形態1において、ベローズ10は、溶接ベローズにより構成されるが、これに限定されない。
ベローズ10は、複数のリング状の薄板13が同軸に重ねられた伸縮部14を軸心方向の中央部に設ける。実施の形態1において、薄板13は、円環状に形成されているが、これに限定されない。ベローズ10の伸縮部14を構成する各薄板13は、分散型高弾性鋼(high modulus steel:HMS)、チタン合金、チタンアルミ合金、炭素繊維複合材の少なくとも一つにより構成される。また、ベローズ10の伸縮部14を構成する各薄板13の厚さは、0.12mm以上でかつ0.3mm以下である。
ベローズ10の伸縮部14を構成する各薄板13は、軸心Pを通る断面の形状が、ハの字形状である。複数の薄板13は、図3に示すように、軸心方向に外縁13aと内縁13bとが交互に重ねられ、互いに重ねられた外縁13a同士及び内縁13b同士が固定される。ベローズ10の伸縮部14を構成する複数の薄板13の互いに重ねられた外縁13a同士及び内縁13b同士は、溶接又は接触により固定される。即ち、ベローズ10は、重ねられた複数の薄板13の外縁13a同士と内縁13b同士が軸心方向に交互に固定される。また、各ベローズ10は、外縁13a同士が固定された二枚の薄板13により構成される山部15を13個以上でかつ15個以下備える。ベローズ10は、作動オイル12を貯留した内部空間11が密閉されている。
フランジ部材40は、二つのベローズ10間に配置され、かつ各ベローズ10の一端部が固定されている。フランジ部材40は、厚手の平板状の部材であり、中央部に作動オイル12が流れることを許容しかつ作動オイル12が流れる時に粘性減衰抵抗を発生するオリフィス20を設けている。オリフィス20は、二つのベローズ10と同軸に配置され、かつ、軸心方向と平行である。オリフィス20の平面形状は、円形である。オリフィス20は、全長に亘って断面積が一定である。
端部材30は、各ベローズ10の他端部に固定される。支持軸50は、軸心Pと平行な直線状の部材である。支持軸50は、両端部が二つの端部材30に固定され、かつフランジ部材40を軸心方向に移動自在に支持する。ダンパ1は、二つのベローズ10の他端部同士を端部材30及び支持軸50により固定し、二つのベローズ10間に設けられるフランジ部材40にオリフィス20を設ける構成にすることにより、ベローズ10への振動の伝達を効率的に行うことが可能である。
また、ダンパ1は、ベローズ10の有効断面積をAとし、オリフィス20の断面積をaとすると、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比が、400.0以上でかつ600.0以下である。ダンパ1は、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比が、450.0以上でかつ550.0以下であることが望ましい。なお、ベローズ10の有効断面積Aは、ベローズ10を軸心方向にΔX圧縮し、かつベローズ10の内部空間11の体積がΔV減少する場合に、ΔV/ΔXとなる。また、ベローズ10の有効断面積Aは、ベローズ10を構成する薄板13の外縁13aで囲まれる平面の面積と内縁13bで囲まれる平面の面積との和を2で除した値でもよい。
ダンパ1は、振動絶縁装置に駆動機構から振動が入力すると、入力した振動により一方のベローズ10が圧縮され、かつ、他方のベローズ10が膨張する。この時、圧縮されるベローズ10の内部空間11が陽圧となり、膨張するベローズ10の内部空間11が陰圧となり、オリフィス20の両端に圧力差が生じる。このオリフィス20の両端に生じる圧力差により、圧縮されるベローズ10の内部空間11に貯留された作動オイル12が、オリフィス20を通って、膨張するベローズ10の内部空間11内に移動する。このとき、圧縮されるベローズ10の山部15は、図2に一点鎖線で示すように、オリフィス20の両端に圧力差が生じていない実線で示す状態よりも外側に膨張し、膨張するベローズ10の山部15は、図2に点線で示すように、オリフィス20の両端に圧力差が生じていない実線で示す状態よりも内側に圧縮される。このように、作動オイル12は、オリフィス20の両端に圧力差が生じると、軸心方向と直交する方向にも弾性を有する。ダンパ1は、作動オイル12がオリフィス20を通過する際の粘性減衰抵抗により、振動を減衰させる減衰効果を発揮する。
ここで、一般に、理想的なダンパの粘性減衰係数Cは、オリフィス20の軸心方向の長さをLとし、作動オイルの動粘度をν、作動オイル12の密度をρとすると、以下の式1に示される。
Figure 0006463247
ただし、ダンパ1が実際には摺動部に摩擦及び剛性を有するため、粘性減衰係数Cは、式1に示される値に誤差が加えられる。伸縮する密閉容器としてピストンシリンダーを使用するダンパは、オイルシール部の弾性体により、密閉容器を伸縮する力が減少する。この伸縮力の減少分だけ、作動オイルへの振動伝達効率即ち粘性減衰係数Cが低下する。
また、実施の形態1に示されたベローズ10を備えるダンパ1は、ベローズ10を構成する材料の剛性により、振動伝達効率即ち粘性減衰係数Cが低下するが、ベローズ10の剛性が非常に弱いため、ピストンシリンダーを使用するダンパに比べ効率的に振動を減衰することが可能である。しかしながら、ダンパ1は、作動オイル12がオリフィス20を通過する際に圧縮されるベローズ10の山部15が膨張する分、オリフィス20を通過する作動オイル12の流量が低下する。このため、実施の形態1に示されたダンパ1の減衰性能即ち粘性減衰係数Cが、特に周波数が20Hz以上でかつ400Hzの高周波帯域の振動において低下する原因は、ベローズ10を構成している薄板13が変形することであると考えられる。そこで、圧縮されるベローズ10の山部15が膨張する分の作動オイル12の流量が低下する影響を加味したダンパの粘性減衰係数Cは、以下の式2に示される。
Figure 0006463247
ただし、Rをオリフィス定数と呼び、R=8πρνLとし、kνをベローズ10の体積弾性と呼び、振動絶縁装置から入力する振動の周波数をωとする。
また、ベローズ10の内圧である内部空間11の圧力がΔP上昇した際に薄板13が変形することにより生じるベローズ10の体積の変化量をΔVとすると、ベローズ10の体積弾性kνは、以下の式3に示される。
Figure 0006463247
前述した構成のダンパ1は、以下のように設計される。ダンパ1は、振動絶縁装置の共振周波数において、粘性減衰係数Cが実現したい値となるように設計される必要がある。振動絶縁装置及びダンパ1の大きさが定められるので、振動絶縁装置の共振周波数ωが定められ、粘性減衰係数Cが周波数ωが共振周波数ωである時に実現したい定められた値となる。このため、式2において、オリフィス定数Rを決定するためのパラメータは、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、オリフィス20の断面積a、及びベローズ10の体積弾性kνの3つの変数となる。このうち、オリフィス20の断面積aとベローズ10の体積弾性kνのパラメータ範囲は限定的であることから、仮の定数とすることができる。
このために、ダンパ1の設計方法は、式2の共振周波数ω及び粘性減衰係数Cに定められた値を代入するとともに、オリフィス20の断面積a及びベローズ10の体積弾性kνに実現可能な仮の定数を代入する。すると、オリフィス定数Rを決定するためのパラメータは、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比となる。そして、実現可能なベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比を代入して、オリフィス20の断面積aとベローズ10の体積弾性kνの値を更新し、式2を用いて再びオリフィス定数Rを求めることを繰り返すことにより、実現可能なベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、オリフィス20の断面積a、及びベローズ10の体積弾性kνを定め、ダンパ1を設計する。このために、ダンパ1は、式2の共振周波数ω及び粘性減衰係数Cに定められた値を代入することにより、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、オリフィス20の断面積a、及びベローズ10の体積弾性kνが設定されている。
ここで、式2は、ベローズ10の体積弾性kνが小さくなると、粘性減衰係数Cが小さくなることを示している。すなわち、ダンパ1の減衰性能を向上させるために、粘性減衰係数Cを大きくすることが必要となり、粘性減衰係数Cを大きくするためには、ベローズ10は体積弾性kνが大きいことが好ましい。このベローズ10の体積弾性kνは、ベローズ10の軸心方向と直交する方向の弾性であるので、ダンパ1の性能低下を抑制して減衰性能を向上するためには、ベローズ10の軸心方向と直交する方向の変形を防ぐことにより、粘性減衰係数Cを大きくすることが必要となる。
そこで、式2によれば、ダンパ1の性能低下の原因となる、ベローズ10の薄板13の変形を抑制するためには、ベローズ10の内部空間11の圧力上昇を抑制すること、ベローズ10の薄板13の剛性を高め変形を抑制すること、振動絶縁装置の共振周波数において粘性減衰係数Cが定められた値となることが考えられる。
実施の形態1のダンパ1は、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比が400.0以上でかつ600.0以下である。このため、ダンパ1は、ベローズ10の内部空間11の圧力上昇を抑制することができる。その結果、ダンパ1は、減衰性能の低下を抑制することができる。
また、実施の形態1のダンパ1は、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比が450.0以上でかつ550.0以下であることが望ましいため、ベローズ10の内部空間11の圧力上昇を抑制することができる。その結果、ダンパ1は、減衰性能の低下を抑制することができる。
実施の形態1のダンパ1は、山部15が13個以上でかつ15個以下であるので、ベローズ10の疲労寿命の低下を抑制しながらもベローズ10の変形を抑制することができる。その結果、ダンパ1は、減衰性能の低下を抑制することができる。
実施の形態1のダンパ1は、薄板13の厚さが0.12mm以上でかつ0.3mm以下であるので、ベローズ10の薄板13の剛性を高め変形を抑制することができる。その結果、ダンパ1は、減衰性能の低下を抑制することができる。
実施の形態1のダンパ1は、各薄板13が分散型高弾性鋼(high modulus steel:HMS)、チタン合金、チタンアルミ合金、炭素繊維複合材の少なくとも一つにより構成されるので、ベローズ10の薄板13の剛性を高め変形を抑制することができる。その結果、ダンパ1は、減衰性能の低下を抑制することができる。
また、実施の形態1のダンパ1は、式2のωに振動絶縁装置の定められた共振周波数の値を代入し、Cに実現したい定められた値を代入して設計されている。このため、ダンパ1は、振動絶縁装置の共振周波数においても粘性減衰係数Cが実現したい値になる。その結果、ダンパ1は、振動絶縁装置の共振周波数においても減衰性能の低下を抑制することができる。
さらに、実施の形態1のダンパ1の設計方法は、式2のωに振動絶縁装置の定められた共振周波数の値を代入し、Cに実現したい定められた値を代入する。このため、ダンパ1は、振動絶縁装置の共振周波数においても粘性減衰係数が実現したい値になる。その結果、ダンパ1の設計方法は、振動絶縁装置の共振周波数においても減衰性能の低下を抑制することができるダンパ1を得ることができる。
次に、本発明の発明者らは、実施の形態1のダンパ1の効果を種々の検討及び実験により確認した。以下、図面を参照して説明する。図4は、実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパのベローズの有効断面積とオリフィスの断面積との比を変化させた時の粘性減衰係数の変化を示す図であり、図5は、実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパのベローズの山部の数を変化させた時の粘性減衰係数の変化を示す図であり、図6は、実施の形態1に係るベローズ式オイルダンパのベローズの薄板の厚さを変化させた時の粘性減衰係数の変化を示す図である。
実施の形態1のダンパ1のベローズ10の有効断面積Aは、周辺の装置と干渉しない許容寸法以下である。一般に、振動絶縁装置の外径寸法は、周囲の構造の寸法により制限を受ける。よって、式2において、ベローズ10の有効断面積Aは、定められると仮定する。式2において、ベローズ10の有効断面積Aが定められると、ベローズ10の体積弾性kνは、ベローズ10の軸心方向の長さに比例する。すなわち、ベローズ10の長さは、短いほど、ベローズ10の体積弾性kνは、大きくなる。ベローズ10の長さは、薄板13の枚数により規定されるが、薄板13の枚数を少なくし、薄板13の厚さを厚くすると、ベローズ10の可動範囲が少なくなり、ベローズ10の薄板13内の応力が高くなる。したがって、疲労寿命によりベローズ10の薄板13の枚数即ち軸心方向の長さは、下限の制限を受ける。
よって、ベローズ10の体積弾性kνは、振動絶縁装置の外形寸法及び疲労寿命により最大値が定められる。式2において、体積弾性kνを定数と見なすと、粘性減衰係数Cは、オリフィス定数R、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、オリフィス20の断面積a、及び振動の周波数ωの関数となる。また、式2によれば、振動の周波数ωが大きくなるほど粘性減衰係数Cが低下することから、任意の周波数まで粘性減衰係数Cを機能させることを前提とすると、粘性減衰係数Cは、最悪値で設計する必要があるため、式2の振動の周波数ωを任意の周波数の最大値とする必要がある。
したがって、式2において、体積弾性kνと振動の周波数ωは、定数と仮定することが可能である。この仮定を用いると、粘性減衰係数Cは、残りのパラメータである、オリフィス定数R、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、及びオリフィス20の断面積aに対して、最大となる極値を持つ。オリフィス定数R、及びオリフィス20の断面積aも実現可能な値が定められるので、体積弾性kνと振動の周波数ωを実用的な設計範囲として、式2を用いてベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比を変化させた時の粘性減衰係数Cを算出した。算出した結果を、図4に示す。
図4によれば、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比を、400.0以上でかつ600.0以下とすることで、ダンパ1は、ベローズ10の内部空間11の圧力上昇を抑制することができ、粘性減衰係数Cの極大値を得ることができ、減衰性能の低下を抑制できることが明らかとなった。また、図4によれば、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比を、450.0以上でかつ550.0以下とすることで、ダンパ1は、ベローズ10の内部空間11の圧力上昇を抑制することができ、粘性減衰係数Cの極大値を得ることができ、減衰性能の低下を抑制できることが明らかとなった。
実施の形態1のダンパ1は、ベローズ10の剛性を高めるために、ベローズ10の薄板13の枚数をベローズ10の疲労寿命の制限まで少なくすることが望ましい。ここで、式3によれば、ベローズ10の内部空間11内の圧力がΔP上昇した際の体積の変化量ΔVを出来るだけ小さくすることが求められる。ここで、体積の変化量ΔVは、ベローズ10の薄板13の変形による体積変動分を薄板13の枚数分積分したものである。よって、ダンパ1は、薄板13の枚数を少なくすることにより、体積弾性kνを大きくすることが可能となり、その結果、振動絶縁性能の低下を抑制することが可能となる。
ここで、式2において、振動の周波数ωを定数と仮定することが可能であるため、粘性減衰係数Cは、体積弾性kν、オリフィス定数R、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、及びオリフィス20の断面積aの関数となる。オリフィス定数R、及びオリフィス20の断面積aが実現可能な値が定められ、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比を400.0以上でかつ600.0以下の実用的な設計範囲として、式2を用いて体積弾性kν即ち薄板13の枚数を変化させた時の粘性減衰係数Cを算出した。算出した結果を、図5に示す。
また、前述した疲労寿命によりベローズ10の薄板13の枚数即ち軸心方向の長さは、下限の制限を受けるので、実用的な寿命を満たすためには、山部15の数が13個以上である必要がある。
したがって、図5によれば、山部15の数を13個以上でかつ15個以下とすることで、ダンパ1は、ベローズ10の変形を抑制することができ、実用的な寿命を満たす範囲内で粘性減衰係数Cの最大値を得ることができ、減衰性能の低下を抑制できることが明らかとなった。
また、実施の形態1のダンパ1は、ベローズ10の剛性を高めるために、ベローズ10の薄板13の変形が薄板13の厚さの3乗に比例することから、ベローズ10の薄板13は、可能な限り厚い方が良い。しかしながら、ダンパ1は、ベローズ10の薄板13を厚くすると、ベローズ10の可動範囲が少なくなり、ベローズ10の薄板13内の応力が高くなることから、疲労寿命によりベローズ10の薄板13の厚さは、上限の制限を受ける。したがって、ダンパ1は、ベローズ10の薄板13の厚さをベローズ10の疲労寿命の制限まで厚くすることが望ましい。よって、ダンパ1は、薄板13の厚さを厚くすることにより、体積弾性kνを大きくすることが可能となり、その結果、振動絶縁性能の低下を抑制することが可能となる。
ここで、式2において、振動の周波数ωを定数と仮定することが可能であるため、粘性減衰係数Cは、体積弾性kν、オリフィス定数R、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比、及びオリフィス20の断面積aの関数となる。オリフィス定数R、及びオリフィス20の断面積aが実現可能な値が定められ、ベローズ10の有効断面積Aとオリフィス20の断面積aとの比を400.0以上でかつ600.0以下の実用的な設計範囲として、式2を用いて体積弾性kν即ち薄板13の厚さを変化させた時の粘性減衰係数Cを算出した。算出した結果を、図6に示す。
また、前述した疲労寿命によりベローズ10の薄板13の厚さは、上限の制限を受けるので、実用的な寿命を満たすためには、薄板13の厚さが0.3mm以下である必要がある。
したがって、図6によれば、ベローズ10の薄板13の厚さを0.12mm以上でかつ0.3mm以下とすることで、ダンパ1は、ベローズ10の変形を抑制することができ、実用的な寿命を満たす範囲内で粘性減衰係数Cの最大値を得ることができ、減衰性能の低下を抑制できることが明らかとなった。
また、本発明の発明者らは、実施の形態1に示された構成のダンパ1を薄板13の材質を異ならせて複数製造し、各ダンパ1の減衰性能を確認した。結果を以下の表1に示す。
Figure 0006463247
表1の本発明品1は、全ての薄板13を分散型高弾性鋼(HMS)により構成し、本発明品2は、全ての薄板13をチタン合金により構成し、本発明品3は、全ての薄板13をチタンアルミ合金により構成し、本発明品4は、全ての薄板13を炭素繊維複合材により構成した。また、比較例1は、全ての薄板13をステンレス鋼により構成し、比較例2は、全ての薄板13をインコネル(スペシャルメタルズ社登録商標)により構成し、
比較例3は、全ての薄板13をセミオーステナイト系析出硬化型ステンレス鋼(AM350)により構成した。比較例1は、良好な減衰性能を得ることが出来なかったに対し、比較例2及び比較例3は、比較例1に比べ、減衰性能の向上が見られた。これに対し、本発明品1、本発明品2、本発明品3及び本発明品4は、良好な減衰性能を得ることができた。したがって、表1によれば、ダンパ1のベローズ10の薄板13を分散型高弾性鋼、チタン合金、チタンアルミ合金、炭素繊維複合材の少なくとも一つで構成することにより、ダンパ1は、良好な減衰性能を得ることができ、減衰性能の低下を抑制できることが明らかとなった。
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る振動絶縁装置を、図面を参照して説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る振動絶縁装置の縦断面図である。図7は、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2に係る振動絶縁装置100は、3パラメータの振動絶縁装置である。振動絶縁装置100は、ダンパ1と、ダンパ1を収容しかつ同軸に配置された二つの入出力部材50a,50bと、ダンパ1に取り付けられかつダンパ1の伸縮方向である軸心方向と平行に弾性変形自在な弾性部である一次バネ60とを備える。
振動絶縁装置100は、二つの入出力部材50a,50bの少なくとも一方から振動が入力する。二つの入出力部材50a,50bは、互いに同軸に配置された筒状部51と、筒状部51の軸心方向の一端を塞いだ塞ぎ部52と、を備える。一方の入出力部材50aの筒状部51は、他方の入出力部材50bの筒状部51を収容している。他方の入出力部材50bの筒状部51は、ダンパ1を収容し、他方の入出力部材50bの塞ぎ部52は、一方の入出力部材50aの塞ぎ部52から離れた側の筒状部51の一端を塞ぎ、ダンパ1の一方の端部材30が固定されている。
一次バネ60は、軸心方向に直交する板バネであり、軸心方向に間隔をあけて複数設けられている。一次バネ60は、二つの入出力部材50a,50bの筒状部51同士を連結している。一次バネ60は、弾性変形することで、二つの入出力部材50a,50bが軸心方向に相対的に移動することを許容する。また、振動絶縁装置100は、ダンパ1のフランジ部材40と、入出力部材50a,50bの一方の筒状部51とに取り付けられた二次バネ70を備える。この3パラメータの振動絶縁装置100の振動の伝達特性は、一次バネ60の剛性、二次バネ70の剛性、及びダンパ1の減衰係数の3つのパラメータにより与えられる。これらのパラメータの組み合わせを調整することにより、振動絶縁装置100は、一次バネ60の共振周波数での振動の増幅を抑制し、周波数が20Hz以上でかつ400Hzの高周波帯域での振動絶縁特性が−40(db/dec)となる効果を有することが可能である。
実施の形態2に係る振動絶縁装置100は、ダンパ1を備えるので、振動絶縁装置100の共振周波数においても減衰性能の低下を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 ベローズ式オイルダンパ(ベローズ式ダンパ)、10 ベローズ、11 内部空間、12 作動オイル(流体)、20 オリフィス、13 薄板、13a 外縁、13b 内縁、15 山部、60 1次バネ(弾性部)、100 振動絶縁装置。

Claims (7)

  1. 内部空間に流体が貯留され、かつ、伸縮自在な二つのベローズと、
    前記二つのベローズの内部空間同士を連結し、かつ、前記流体が移動することを許容するオリフィスと、を備え、
    入力した振動により一方のベローズが圧縮され、かつ、他方のベローズが膨張して、オリフィス内を移動する前記流体の粘性により前記振動を減衰させるとともに、
    前記ベローズの有効断面積と前記オリフィスの断面積との比が、400.0以上でかつ600.0以下であることを特徴とするベローズ式ダンパ。
  2. 前記ベローズの有効断面積と前記オリフィスの断面積との比が、450.0以上でかつ550.0以下であることを特徴とする請求項1に記載のベローズ式ダンパ。
  3. 前記ベローズは、複数のリング状の薄板が重ねられ、かつ重ねられた複数の薄板の外縁同士と内縁同士が軸心方向に交互に固定されるとともに、前記外縁同士が固定された二枚の前記薄板により構成される山部を、13個以上でかつ15個以下備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベローズ式ダンパ。
  4. 前記薄板の厚さは、0.12mm以上でかつ0.3mm以下であることを特徴とする請求項3に記載のベローズ式ダンパ。
  5. 前記薄板は、分散型高弾性鋼、チタン合金、チタンアルミ合金、炭素繊維複合材の少なくとも一つで構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のベローズ式ダンパ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一つに記載のベローズ式ダンパと、
    前記ベローズ式ダンパに取り付けられ、かつ前記ベローズ式ダンパの伸縮方向と平行に弾性変形自在な弾性部と、
    を備えることを特徴とする振動絶縁装置。
  7. 重ねられた複数のリング状の薄板の外縁同士と内縁同士が軸心方向に交互に固定され、かつ、内部空間に流体が貯留されているとともに、伸縮自在な二つのベローズと、
    前記二つのベローズの内部空間同士を連結しかつ前記流体が移動することを許容するオリフィスと、を備え、
    入力した振動により一方のベローズが圧縮され、かつ、他方のベローズが膨張して、オリフィス内を移動する前記流体の粘性により、前記振動を減衰させるベローズ式ダンパの設計方法であって、
    前記ベローズの有効断面積をAとし、前記オリフィスの断面積をaとし、前記オリフィスの長さをLとし、前記流体の動粘度をνとし、前記流体の密度をρとし、8πρνLであるオリフィス定数をRとし、前記ベローズの内圧がΔP上昇した際に前記薄板が変形することにより生じる前記ベローズの体積の変化量をΔVとし、ΔP/ΔVである前記ベローズの体積弾性をkνとし、前記ベローズ式ダンパを備える振動絶縁装置の共振周波数をωとし、前記オリフィスの粘性減衰係数をCとし、
    Figure 0006463247
    前記式1の前記共振周波数ω及び前記粘性減衰係数Cに定められた値を代入することにより、前記ベローズの有効断面積Aと前記オリフィスの断面積aとの比を定めることを特徴とするベローズ式ダンパの設計方法。
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