JP6779223B2 - エネルギーの伝達を減衰させるスプリング及びダンパーシステム - Google Patents

エネルギーの伝達を減衰させるスプリング及びダンパーシステム Download PDF

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Description

この出願は、2015年3月23日に出願された米国特許出願第14/666,066号「エネルギーの伝達を減衰させるスプリング及びダンパーシステム」に基づく優先権を主張するものである。また、当該出願は、2010年2月23日に出願された米国特許出願第12/710,899号「引張スプリング取り付け具」と、2013年3月14日に出願された米国特許出願第13/829,830号「摩擦抵抗性コーティングを備える引張スプリング取り付け具」との一部継続出願であり、これら全ての内容を参照し、ここに組み込むものである。
本発明の分野は、概して部品又はシステムの振動を減衰させることに関する。具体的には、本発明は、入力信号及び/又は入力エネルギーの伝達を軽減及び減衰するためのシステムに関する。
機械的作用でスプリングの形状が弾性変形するとき、スプリングは、復元力を供給する。復元力は、スプリングが復元して弛緩するときや変形していないときの形状又は状態となるような方向に沿って向かう。したがって、スプリングは、構成要素又は構造の位置をスプリングの自然状態に対応する位置に付勢又は復元する必要があるときに、しばしば用いられる。
復元力は、スプリングの弾性的性質によるものである。すなわち、スプリングは弾性的に変形することにより、スプリングを変形させる機械的作用に関するエネルギーの少なくとも一部を蓄積する。この力学的ポテンシャルは、復元力を供給する。スプリングは、機械的作用の形で蓄積されたポテンシャルエネルギーを復元力によって放出することで、しばしば振動運動を生じる。例えば、螺旋状又はコイル状のスプリング等のいくつかのスプリングは、スプリングの長手方向に沿う弾性的な伸張及び/又は収縮によってエネルギーを蓄積する。
自然状態から離れるように変位したり変形したりする範囲内において、多くのスプリングの復元力の大きさと変位は、ほぼ線形に比例する。さらに、復元力は、変位方向とは反対の方向に向けられる。復元力は、線形変位の範囲内において、フックの法則を用いてモデル化することができる。少なくとも1次では、このようなスプリングの運動学は、調和運動又は正弦運動によって適切に近似される。
スプリング等の調和振動子は、他の構造や構成部材と組み合わせると、振動エネルギーの少なくとも一部を他の構造に伝達する。調和振動子及び調和振動子を含むシステムは、振動子及びシステムの特性に依存する所定の共鳴振動数で共振する。したがって、スプリングが共鳴振動数又は共鳴振動数付近で駆動されると、伝達されたエネルギーが増幅される。これにより、伝達された振動エネルギーを受ける振動子や他の構造に、損傷及び/又は壊滅的な故障が引き起こされる可能性がある。
エネルギー伝達信号によって駆動される振動システムにおいて、システムの伝達率は、入力エネルギーと伝達された出力エネルギーの比で定義される。入力信号の振動数は、変動することがあるため、大抵の場合、伝達率は信号の振動数の関数である。例えばダンパーのようなエネルギー消散部材は、振動エネルギーを消散させたり、システムの伝達率を減少させたりするために振動子と接続されることが多い。ダンパーがスプリングに接続されると、スプリングに蓄積されたエネルギーの少なくとも一部は、ダンパーに伝達され、システムの振動数の周期よりもずっと長いタイムスケールに渡って消散される。
しかし、大抵の場合、システム及びアセンブリの設計要件は、様々な用途で利用される減衰部材の物理的配置や種類を制約する。さらに、減衰部材又はダンパー部材をスプリングに接続させることは、更なる工学的課題を提示する可能性がある。また、複数の振動子を備えるシステムに減衰が必要なとき、工学的課題の複雑さが増大する。以下の開示が提供されるのは、これら及び他の考慮のためである。
入力信号の伝達を減衰する振動減衰システムを開示する。システムは、螺旋スプリングと、第1端部と、第1減衰部材とを備える。螺旋スプリングは、複数の螺旋コイルと、第1端と、第2端とを備える。複数の螺旋コイルは、第1端と第2端の間において、螺旋スプリングの内部体積を規定する。第1端部は、第1内側部材を備える。第1端部は、螺旋スプリングの第1端に接続される。第1内側部材は、螺旋スプリングの内部体積の中に延びる。第1減衰部材は、第1内側部材に配置される。第1減衰部材は、螺旋スプリングの内部体積の中にある。入力信号が螺旋スプリングに与えられると、第1減衰部材は、複数の螺旋コイルの少なくとも1つと係合し、入力信号の少なくとも一部の伝達を減衰させる。
好ましい実施形態では、減衰部材は、トロイダル減衰部材である。トロイダル減衰部材は、位相的に環状体と等しい。トロイダル減衰部材は、第1内側部材に配置される。トロイダル減衰部材における受け入れ開口部又は穴は、第1内側部材を受け入れる。内側部材は、凹部を有する。第1減衰部材は、第1内側部材の凹部に配置される。第1部材は、シャフトを備える。シャフトの少なくとも一部は、中空シャフトである。
第1端部は螺旋溝を備える。螺旋溝は、螺旋コイルの第1端に隣接する少なくとも1つの螺旋コイルと係合し、第1端部をスプリングに接続する。第1端部は、螺旋スプリングの内部体積に対して外側の部分を備える。外側の部分は、取り付け開口を備える。少なくとも1つの実施形態では、螺旋スプリングが第1の状態のとき、第1の量のエネルギーを蓄積するように、第1減衰部材は複数の螺旋コイルと係合しない。螺旋スプリングが第2の状態のとき、第1の量よりも大きい第2の量のエネルギーを蓄積するように、第1減衰部材は複数の螺旋コイルと係合する。
いくつかの実施形態では、第1減衰部材と複数の螺旋コイルの少なくとも1つとの間での係合は、第1減衰部材と複数のコイルの少なくとも1つとの間での摩擦係合を少なくとも含む。第1減衰部材と複数の螺旋コイルの少なくとも1つとの間での係合は、第1減衰部材に対する圧縮力を含む。
複数のコイルは、第1螺旋コイルと第2螺旋コイルとを備える。第1コイルと第1端との間の距離は、第2コイルと第1端との間の距離よりも大きい。入力信号が螺旋スプリングに与えられるとき、第1減衰部材と第1コイルとの間の第1係合力の大きさは、第1減衰部材と第2コイルとの間の第2係合力の大きさよりも小さい。第1コイルは第1半径を有し、第2コイルは第2半径を有する。第1半径は第2半径よりも大きい。入力信号が螺旋スプリングに与えられるとき、第1係合力の大きさが実質的に0となるように、第1減衰部材は第1コイルと係合しない。
種々の実施形態では、システムは、第2端部及び第2減衰部材をさらに備える。第2端部は、第2内側部材を備える。第2端部は、螺旋コイルの第2端に接続される。第2内側部材は、螺旋コイルの内部体積の中へ延びる。第2減衰部材は、第2内側部材に配置される。第2減衰部材は、螺旋コイルの内部体積の中にある。入力信号が螺旋コイルに与えられると、第2減衰部材は複数の螺旋コイルの他の螺旋コイルと係合し、入力信号の少なくとも一部の伝達をさらに減衰させる。システムは、更に、安全紐(Safety leash)をさらに備えることができる。安全紐の第1端は、第1内側部材に接続される。安全紐の第2端は、第2内側部材に接続される。
ここでは、入力エネルギーを消散させるためのエネルギー消散アセンブリが開示される。アセンブリは、エネルギー蓄積装置と第1エネルギー消散装置とを備える。エネルギー蓄積装置は、エネルギー蓄積装置に与えられる機械的作用に対応するエネルギーの少なくとも一部を蓄積する。エネルギー蓄積装置にエネルギーが蓄積されると、エネルギー蓄積装置の内部空洞は、与えられた機械的作用に応じて弾性的に変形する。第1エネルギー消散装置は、第1エネルギー消散装置の表面に与えられる機械的作用に対応するエネルギーの少なくとも一部を消散させる。第1消散装置は、蓄積装置の内部空洞内に配置される。入力される機械的作用の量が作動しきい値よりも大きく、この機械的作用がエネルギー蓄積装置に与えられるとき、エネルギー蓄積装置の内部空洞は、弾性的に変形する。入力される機械的作用に対応するエネルギーであって、エネルギー蓄積装置に蓄積されたエネルギーは、第1エネルギー消散装置の表面に機械的作用を及ぼす。蓄積されたエネルギーの少なくとも一部は、消散される。
種々の実施形態では、エネルギー蓄積装置はコイルスプリングである。第1エネルギー消散装置は、エラストマー製の減衰部材でもよい。第1エネルギー消散装置は、第1内側端部材に配置される。エネルギー蓄積装置の内部空洞が弾性的に変形すると、第1内側端部材はエネルギー蓄積装置の長手方向軸に沿って平行移動し、エネルギー蓄積装置と第1エネルギー消散装置との間で係合が生じる。蓄積されたエネルギーの少なくとも一部は、第1エネルギー消散装置の表面に働く機械的作用に変換される。
少なくとも1つの実施形態では、エネルギー蓄積装置と第1エネルギー消散装置との間の摩擦係合は、蓄積されたエネルギーを第1エネルギー消散装置の表面に働く機械的作用に変換することができる。第1エネルギー消散装置の表面に働く機械的作用は、少なくとも、エネルギー蓄積装置によって、第1エネルギー消散装置の表面に働く力によって与えられる。力は圧縮力であってもよい。力は摩擦力であってもよい。
好ましい実施形態では、アセンブリは、第2エネルギー消散装置をさらに備える。第2エネルギー消散装置は、第2エネルギー消散装置の表面に与えられる機械的作用に対応するエネルギーの少なくとも一部を消散させる。第2消散装置は、蓄積装置の内部空洞内に配置される。入力される機械的作用の量が作動しきい値よりも大きく、この機械的作用が蓄積装置に与えられるとき、エネルギー蓄積装置の内部空洞は、弾性的に変形する。入力される機械的作用に対応するエネルギーであって、エネルギー蓄積装置に蓄積されたエネルギーは、第1エネルギー消散装置の表面に機械的作用を及ぼす。蓄積されたエネルギーの少なくとも他の一部は、消散される。アセンブリは、さらに、第1エネルギー消散装置に接続される紐を備える。紐は、エネルギー蓄積装置による壊滅的なエネルギー放出中において、第1エネルギー消散装置の運動を制限するように構成及び配置される。第1エネルギー消散装置は、環状の消散装置である。
ここでは、振動エネルギーを減衰させるスプリング及びダンパーシステムが開示される。システムは、第1スプリングと、第2スプリングと、第1ダンパー部材とを備える。第1スプリングは、少なくとも、第1螺旋コイルと、第1スプリングの第1内部体積内の第1長手方向軸とを備える。第2スプリングは、少なくとも、第2螺旋コイルと、第2長手方向軸とを備える。第1長手方向軸と第2長手方向軸は、実質的に位置合わせされている。第2コイルは、第1スプリングの第1内部体積の中に配置される。第1ダンパー部材は、外面と、受け入れ開口部と、開口部の内面とを備える。開口部は、少なくとも第2スプリングの第2コイルを受け入れる。第2コイルは内面に隣接している。第1スプリングの第1コイルは、外面に隣接して配置される。第1スプリングの第1コイルは、少なくとも90°の角度をなす第1の螺旋状の弧に沿って第1ダンパー部材の外面と係合するように構成及び配置される。第2スプリングの第2コイルは、少なくとも90°の角度をなす第2の螺旋状の弧に沿って第1ダンパー部材の内面と係合するように構成及び配置される。
好ましい実施形態では、第1スプリングは第3螺旋コイルを備える。第2スプリングは、第1スプリングの第1内部体積内に配置された第4螺旋コイルを備える。システムは、さらに、第2ダンパー部材および第3ダンパー部材を備える。第2ダンパー部材は、第2の外面、第2受け入れ開口部、及び第2開口部の第2の内面を備える。第2開口部は、第2スプリングの少なくとも第4コイルを受け入れる。第4コイルは、第2の内面に隣接している。第1スプリングの第3コイルは、第2の外面に隣接して配置される。第1スプリングの第3コイルは、少なくとも90°の角度をなす第3の螺旋状の弧に沿って第2ダンパー部材の第2の外面と係合するように構成及び配置される。第2スプリングの第4コイルは、少なくとも90°の角度をなす第4の螺旋状の弧に沿って、第2ダンパー部材の第2の内面と係合するように構成及び配置される。
システムは、さらに、第1スプリングの第1端を第2スプリングの第2端に接続する第1端部を備える。第1端部は、外面上に第1螺旋溝を備え、第1螺旋溝は、第1スプリングの少なくとも1つの螺旋コイルと係合する。第1端部は、内面上に第2螺旋溝を備え、第2螺旋溝は、第2スプリングの少なくとも1つの螺旋コイルと係合する。第1スプリングは、第1の共鳴振動数を有する。第2スプリングは、第2の共鳴振動数を有する。第1の共鳴振動数及び第2の共鳴振動数は、異なる共鳴振動数である。第1スプリングは第1ばね定数を有する。第2スプリングは第2ばね定数を有する。第1ばね定数及び第2ばね定数は、異なるばね定数である。第1スプリングと第1ダンパー部材の間の摩擦係合と、第2スプリングと第1ダンパー部材の間の摩擦係合とのうち、少なくとも一方は、第1ダンパー部材の長手方向における位置決めを安定させる。
ここでは、共振信号の伝達を減衰させるサスペンションアセンブリが開示される。アセンブリは、第1信号伝達装置と、第2信号伝達装置と、第1信号減衰装置とを備える。第2信号伝達装置は、第1信号伝達装置と並列に配置される。第1信号減衰装置は、第1信号伝達装置と第2信号伝達装置の両方に接続される。第1信号減衰装置は、第1信号伝達装置に与えられる第1信号と、第2信号伝達装置に与えられる第2信号の両方を実質的に減衰させるように構成及び配置される。
第1信号伝達装置と第2信号伝達装置のうち、少なくとも一方はスプリング装置である。第1信号伝達装置と第2信号伝達装置とは、同軸上に配置される。第1信号伝達装置と、第1信号減衰装置と、第2信号伝達装置とは、同軸上に配置される。第1信号伝達装置に与えられる第1信号は、第1信号伝達装置の共鳴振動数である。第2信号伝達装置に与えられる第2信号は、第2信号伝達装置の共鳴振動数である。第1信号伝達装置の第1インピーダンスは、第2信号伝達装置の第2インピーダンスと異なる。第1信号伝達装置は、第1信号減衰装置の外面と摩擦係合する。第2信号伝達装置は、第1信号減衰装置の内面に摩擦係合する。
本発明の好ましい例や代替例について、以下の図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態において、エネルギー蓄積部材、2つのエネルギー消散部材、及び一対の端部アセンブリを備える振動減衰システムの自然状態を示す図である。 図1Aの振動減衰システムの緊張状態を示す図である。 図1Aの振動減衰システムにおけるスプリングの一端及び端部を示す図である。 図1Aにおける自然状態の振動減衰システムの断面図である。 図1Bにおける緊張状態の振動減衰システムの断面図である。 別の実施形態における振動減衰システムであって、中空部材を備え、緊張状態である振動減衰システムを示す図である。 もう一つの実施形態において、2つのエネルギー蓄積部材、各エネルギー蓄積部材とそれぞれ共通する2つのエネルギー消散部材、一対の端部を備える振動減衰システムを示す図である。 図3Aの振動減衰システムにおいて、共通のエネルギー消散部材の一方を拡大した拡大図である。 一実施形態におけるエネルギー消散部材を異なる視点から示した図である。 一実施形態におけるエネルギー消散部材を異なる視点から示した図である。 一実施形態におけるエネルギー消散部材を異なる視点から示した図である。 減衰されていない入力信号の伝達と減衰された入力信号の伝達をプロットした図であり、ここに開示される種々の実施形態によって可能となる、伝達された信号の減衰を示す図である。
本開示は、構造体を接続するとともに、信号に関連するエネルギーを減少させるシステム及び方法を開示するものである。信号は、システムに供給されたり、構造体間で伝達されたりする。構造体の接続には、1つ以上の接続部材が用いられる。接続部材のうち、少なくとも1つは復元力を供給する。好ましい実施形態では、少なくとも1つの接続部材の形状が、機械的作用で変位または変形すると、変形した接続部材によって復元力が供給される。構造体と構造体の間の相対的な配置は、復元力によって偏る。構造体は、システム又はシステム周辺の環境から別の力が供給されない限り、偏った相対位置に配置される。少なくとも1つの接続部材は、エネルギー蓄積装置又はエネルギー蓄積部材であってもよい。複数の接続部材を含む実施形態では、システムは、並列に配置されたり、直列に配置されたり、あるいは直列と並列を組み合わせて配置されたりする接続部材を備える。接続部材には、例えば、螺旋状又はコイル状のスプリングが挙げられるが、これらに限られるものではない。
構造体間のエネルギー伝達信号の伝達を減少させることに加え、外側部材がここで開示される種々のシステムにエネルギーを入力すると、システム及び方法は、入力されるエネルギーの少なくとも一部を減衰及び/又は消散させる。例えば、エネルギー消散部材は、少なくとも1つの接続部材に接続される。接続部材とエネルギー消散部材との間におけるエネルギー伝達係合により、接続部材は、少なくとも一部の入力エネルギーをエネルギー消散部材に伝達する。エネルギー消散部材は、許容可能な時間間隔で、入力されたエネルギーの少なくとも一部を安全にシステムから逃がす。さらに、エネルギー消散部材は、接続された構造体間でのエネルギー伝達を減少させる。エネルギー消散部材には、例えば、ダンパー及び/又は減衰部材、減衰デバイスが挙げられるが、これらに限られるものではない。
ここで開示される種々の実施形態でのシステム及び方法は、非限定的な例の一つとして、例えば航空機、宇宙船、陸上車両のアセンブリ及び陸上車両のサブアセンブリに適用してもよい。以下では、概ね航空機及び宇宙船に関して説明するが、ここで開示される原理及び種々の実施形態は、外力又はエネルギー伝達信号が作用する任意の車両やその他のアセンブリ及び/又はシステムに容易に適用され得ることを理解されたい。
現代の航空機の設計では、多くの構造体を接続する必要があるとともに、同時に、構造体と構造体の間でエネルギーが伝達するのを減少させる必要もある。さらに、通常の飛行状態では、航空機の加速/減速、航空機の大気中における速度は、航空機が備える種々の構造体に対し、実質的にエネルギーを伝達したり、インパルスをもたらしたりする。例えば、乱気流に対して高速の平行移動は、航空機の部品に共鳴振動数での振動運動を誘発することがある。加速により、航空機の部品に対してこのようなことが誘発されると、部品や、部品を接続するための接続部材が壊滅的に破損したり、あるいは損傷を受けたりする可能性がある。さらに、航空機の設計では、接続されるいくつかの構造体間において、相対的に位置決めするための付勢力が必要である。
非限定的な例は、航空機の着陸装置に関する。着陸装置は、航空機や宇宙船の胴体又は他の構造部材に接続されなければならない。さらに、着陸装置が「上」位置又は格納位置に嵌り込むという許容できないシナリオを避けるため、「下」位置、「着陸」位置、あるいは突出位置に着陸装置を付勢する復元力が必要である。離陸後、油圧、空気圧、又は別の機構により、二次的な力が供給される。二次的な力は、復元力に逆らい、着陸装置を格納位置に位置決めすることができる。二次的な力が存在しない場合、復元力は、着陸装置を突出位置に付勢したり、復元したりし、着陸装置が格納位置において動かなくなる可能性を減少させる。スプリングは、少なくとも部分的に着陸装置を航空機に接続し、着陸装置を突出位置に付勢する復元力を供給するために用いられる。
種々の実施形態では、1つまたは複数のスプリングが航空機と着陸装置の間に接続される。着陸装置が格納位置にあるとき、スプリングは張力を受ける。格納されると、張力を受けたスプリングは復元力を供給する。着陸装置が突出すると、スプリングは格納状態に比べ、緩和される。したがって、飛行中のかなりの部分において、スプリングは張力を受けている。少なくとも1つのダンパーがスプリングに接続され、着陸装置と航空機との間のエネルギー伝達を減少させる。また、ダンパーは、比較的密度の高い大気を移動している間に航空機に供給されるエネルギーや、離陸、飛行、着陸の間での航空機の加速/宣言に関する力を減衰させる。また、ダンパーは、張力がかかったスプリングを介して、着陸装置へのこのような力の伝達を減衰させる。好ましい実施形態では、ダンパーの少なくとも1つは、振動数の範囲にわたってエネルギーを消散する。振動数の範囲は、航空機の種々のシステム又はアセンブリの少なくとも1つの共鳴振動数を含む。このようなシステムがなければ、航空機の通常の運転中に入力される力及び/又はエネルギー伝達信号を消散させたり減衰させたり、あるいは弱めたりすることができない。このため、種々の接続部材及びその他の航空機部品は、損傷したり、あるいは壊滅的に破損したりする。
上述したように、種々のシステム及び方法では、1つ又は複数のエネルギー消散部材と、エネルギーを蓄積する、1つ又は複数の接続部材とを組み合わせて用いる。エネルギー消散部材は、例えばダンパーであり、エネルギーを蓄積する接続部材は、例えば螺旋状又はコイル状のスプリングである。ダンパー部材は、スプリングが動いている間にコイルスプリングの側面と接触するように配置される。種々の実施形態では、ダンパー部材の少なくとも1つは、「埋め込まれて」おり、スプリングの内側にある。材料の弾性特性及びエネルギー消散部材の物理的寸法とともに、構成又はシステムで利用されるエネルギー消散ダンパー部材の総数を選択することで、システムの減衰の振幅及び反発力が調整される。
図1Aは、一実施形態の振動減衰システム100を示す図である。振動減衰システム100は、エネルギー蓄積部材104と、2つのエネルギー消散部材150/190と、一対の端部アセンブリ120/160とを備える。種々の実施形態では、システム100は、スプリング及びダンパーのシステムである。システム100は、エネルギー消散アセンブリを備えてもよい。図1Aは、自然状態におけるシステム100を示すものである。張力を受けたり圧縮力を受けたりするときのエネルギー蓄積部材104に比べ、自然状態のときのエネルギー蓄積部材104は、減少した量のエネルギーを蓄積している。なお、図1Aでは、本構成の様々な部分をより理解しやすく、かつ、説明しやすくするため、エネルギー蓄積部材104を透明に示している。
エネルギー蓄積部材104は、例えば、螺旋状又はコイル状のスプリングである。図1に示すように、いくつかの実施形態では、スプリング104は、引張スプリングである。他の実施形態では、スプリング104は、圧縮スプリングである。好ましい実施形態では、スプリング104は、自然状態のとき、張力も圧縮力も受けていない。螺旋スプリング104は、第1スプリング端部102及び第2スプリング端部106で終端する複数のコイルを備える。好ましい実施形態では、コイルは螺旋コイルである。スプリング104のコイルは、スプリングの内部体積を規定する。スプリングの内部体積は、第1スプリング端部102と、第2スプリング端部106と、コイルの内側の間で規定される。スプリング104は、スプリングの内部体積の長手方向軸と同軸の長手方向軸を備える。
第1端部アセンブリ120は、第1スプリング端部102に接続される。第1端部アセンブリ120は、第1端部内側サブアセンブリ140と、第1端部外側サブアセンブリ130とを備える。図1Aに示すように、第1端部内側サブアセンブリ140の少なくとも一部は、スプリング104の内側スプリング容積の中に位置する。同様に、第1端部外側サブアセンブリ130は、スプリング104の内側スプリング容積の外側に位置する。第1端部内側サブアセンブリ140と、第1端部外側サブアセンブリ130とは、共に接続し、第1端部アセンブリ120を形成する。
図1Cは、第1端部内側サブアセンブリ140の拡大図である。第1エネルギー消散部材150は、第1端部内側サブアセンブリ140が備える内側シャフトに接続される。内側シャフトは、例えば、図1Cに示す第1端部内側シャフト142である。このように、第1エネルギー消散部材150は、スプリング104の内側スプリング容積の中に位置する。第1端部内側シャフト142は、スプリング104の長手方向軸と同軸を有する。第1端部内側アセンブリ140は、第1の螺旋溝セット144を備える。第1の螺旋溝セット144は、第1スプリング端部102のコイルの少なくとも1つを受け入れ、第1端部アセンブリ120をスプリング104に接続する。好ましい実施形態では、螺旋溝144が第1スプリング端部102の最も端にあるコイルを回転可能に受け入れることで、第1端部アセンブリ120がスプリング104に接続される。このような接続機構は、ナットのネジ山が対応するネジのネジ山を受け入れ、ボルトをネジに接続するものと同様のものである。
第1端部外側アセンブリ130は、第1端部外側シャフト132と、第1端部取り付け口134又は小穴とを備える。第1端部外側シャフト132及び第1端部取り付け口134の少なくとも一部は、スプリング104の内部体積の外側に位置する。取り付け口は、システム100を別のシステム、構造体、アセンブリ等に接続することを可能にする。第1端部外側シャフト132は、第1端部内側シャフト142及びスプリング104の長手方向軸と同軸を有する。
図1Aに示すように、同様に、第2スプリング端部106は、第2の螺旋溝セット184を介して第2端部アセンブリ160に接続される。第2端部アセンブリは、第1端部アセンブリ120と同様の構造を有する。したがって、第2端部アセンブリ160は、第2端部内側サブアセンブリ180と、第2端部外側サブアセンブリ170とを備える。図2Aの断面図に示すように、第2エネルギー消散部材190は、第2端部内側シャフト182に配置される。第2端部外側サブアセンブリ170は、第2端部外側シャフト172と、第2端部取り付け口174とを備える。
システム100は、安全紐108を備える。安全紐108は、スプリング104の内部体積を通り、第1端部内側アセンブリ140を第2端部サブアセンブリ180に接続する。スプリング104が壊滅的に破損したり、端部内側サブアセンブリ140/180の少なくとも1つに相当量のエネルギーを放出したりする場合がある。このような場合に端部アセンブリ120/160、スプリングの一部、又はその他の部品が脱落したり、飛び出したりすることを妨げるため、2つの端部内側サブアセンブリ140/180は、共に接続される。安全紐108は、コイル状の紐でもよい。これにより、スプリング104が張力を受けて延びるとき、コイル状の安全紐は、コイル状でない状態において、第1端部内側アセンブリ140と第2端部内側アセンブリ180との間で増加する距離を補う。安全紐180は、例えば、スチール製の編組ケーブルのような編組ケーブルでもよい。安全紐108は、例えばゴムシースのようなシースを備えてもよい。
スプリング104が振動しているとき、第1端部アセンブリ120の線形運動量の振幅は、第2端部アセンブリ160の線形運動量の振幅と略同一である。第1端部アセンブリ120及び第2端部アセンブリ160の両方の線形運動量は、スプリング104の長手方向軸に沿う方向を向くが、この線形運動量は、軸の対向する方向に沿っている。したがって、安全紐108で接続される第1端部アセンブリ120及び第2端部アセンブリ160は、端部アセンブリサブシステムを備え、端部アセンブリサブシステムは、実質的にゼロに等しい正味の線形運動量を有する。このように、スプリング104による壊滅的なエネルギー放出では、第1端部アセンブリ120又は第2端部アセンブリ160に伝達されるエネルギーは、端部アセンブリサブシステムの実質的な飛び出し動作をもたらさず、システム100の安全性を高める。
図1Aにおいて、システム100は、2つの端部アセンブリ120/140と、2つのエネルギー消散部材150/190を備えるが、他の実施形態ではこのように制約されるものではない。例えば、少なくとも一つの実施形態では、システム100は、1つのエネルギー消散部材及び/又は1つの端部アセンブリのみを備えてもよい。他の実施形態では、システム100は、スプリング104の内部体積の中に配置されるエネルギー消散部材を更に備えてもよい。
エネルギー消散部材150/190のうち少なくとも1つは、ダンパー部材及び/又はダンパー装置である。一実施形態において、エネルギー消散部材は、図4Aから図4Cに示すようなダンパー部材450である。エネルギー消散部材の形状は、トロイダル形状、環状、ドーナツ形状、リング形状、少なくとも部分的に中空の円筒形状等のうち、少なくとも1つである。エネルギー消散部材又はエネルギー消散装置は、振動運動を減衰させる任意の材料で構成することができる。このような材料には、例えば、天然ゴムや合成ゴム等のポリマー又はエラストマーが挙げられるが、これらに限られるものではない。したがって、エネルギー消散部材150/190は、ゴム製の「ドーナツ」体、環状体(torus)、環体(annulus)、リング体等であってもよい。好ましい実施形態では、エネルギー消散要素150/190は、航空宇宙用のゴムで構成される。
図1Bは、図1Aの振動減衰システム100の緊張状態を示す図である。スプリング104は、張力を受けて伸び、第1端部アセンブリ120と第2端部アセンブリ160との間の距離は増加している。コイル状の安全紐108は、同様に、スプリング104の伸びを補うため、コイル状でない状態である。
以下でより詳細に説明するように、伸長状態では、エネルギー消散部材150/190のそれぞれは、スプリング104のコイルの少なくとも1つと係合する。この係合により、スプリング104のコイルの中に蓄積されたエネルギーはエネルギー消散部材150/190に伝達される。すなわち、この係合は、エネルギー伝達係合である。エネルギー消散部材150/190は、この伝達エネルギーの少なくとも一部をシステム100から逃がす。すなわち、システム100は、振動(vibrational)及び/又は振動(oscillatory)の運動を減衰させる。図2Aから図2Cのシステム100の断面図は、スプリング104のコイルとエネルギー消散部材150/190との間のエネルギー伝達係合を示すものである。
システム100の設計パラメータには、エネルギー消散部材150/190の外形と、スプリング104の内径とが含まれる。パラメータを適切に選択することで、少なくともスプリング104の一部が変位している間、エネルギー消散部材150/190のそれぞれがコイルの一部に係合することが確保される。このとき、コイルが減衰部材150/190を僅かに圧縮する。この摩擦及び/又は圧縮による係合は、コイルの運動エネルギーの一部を吸収(及び減衰)させる。
スプリング端部102/106に向けて配置されるコイルは、テーパ状に縮径している。図1Bに示すように、スプリングが伸長したり緊張したりするとき、ダンパーは、これらのテーパ状のコイルに強く係合する。したがって、末端のコイルを次第に細くすることで、漸進的な減衰効果が得られる。
図1Cは、図1Aの振動減衰システムの第1スプリング端部102及び第1端部アセンブリ120の拡大図である。説明の都合上、スプリングは透明に示している。第1端部内側サブアセンブリ140の螺旋溝144は、第1スプリング端部102の最も端のコイル112を受け入れる。これにより、第1スプリング端部102が第1端部内側シャフト142と、第1端部外側シャフト132と、第1端部取り付け口134とに接続される。
第1端部内側シャフト142は、第1端部内側シャフトの最も内側の端部に第1端部受け部材146を備える。種々の実施形態では、第1エネルギー消散部材150は、第1端部受け部材146に配置されるとともに、接続される。すなわち、エネルギー消散部材150/190は、スプリング104に「埋め込まれて」いる。好ましい実施形態では、第1端部受け部材146は、凹部又は溝部148(図2A参照)を備える。凹部又は溝部148は、第1エネルギー消散部材150を受け入れる。
上述したように、図4Aから図4Cは、一実施形態におけるエネルギー消散部材を異なる視点で示した図であり、ここで開示される種々の実施形態に対応するものである。図4Aは、トロイダル形状、環状、又はドーナツ状のエネルギー消散部材又はダンパーの部材450である。ダンパー部材450は、ダンパー開口部又は受け入れ開口部452と、ダンパー開口部452の内面454と、外面456とを有する。ダンパー開口部又は受け入れ開口部452は、ダンパー部材450における穴である。図4Bは、ダンパー部材450の側面図である。図4Cは、ダンパー部材450の上面図である。図4Aから図4Cに示すように、ダンパー部材は、位相的に環状体と等しい。
ダンパー部材450は、ダンパー軸で規定される。ダンパー軸は、ダンパー開口部452の中心に位置する対称軸である。ダンパー部材450は、外径と、内径と、(ダンパー軸に沿う)長さとを備える。ダンパーの厚さ458は、外径と内径の差で規定される。ダンパー部材450の内径、外径、厚さ、長さ等の絶対的及び相対的寸法は、本発明で制約されるものではない。むしろ、これらの寸法は、本発明の特定の実施形態における特定の用途に合わせて調整される。エネルギー消散部材150/190は、それぞれ、ダンパー部材450と同様の特徴を備える。
図4Aから図4Bに示すように、ダンパー外面456の(長手方向軸に関する)上部及び下部は、テーパ状、湾曲状、及び/又は段階的形状である。ダンパー部材450の上方及び/又は下方をテーパリングすることにより、例えばスプリング104のようなエネルギー蓄積装置のコイルと漸進的に係合することができる。テーパリングの結果、外径は、ダンパー部材450のテーパ部分にわたって変化する。
再び、図1Cを参照する。第1端部内側シャフト142の少なくとも一部は、エネルギー消散部材150における開口部を通過して受け入れられる。開口は、図4Aから図4Cのダンパー開口部452と同様のものである。少なくとも1つの実施形態では、第1エネルギー消散部材150及び第1端部受け部材146は、圧入、締まり嵌め、摩擦嵌合等の少なくとも1つによって、互いに接続される。好ましくは、エネルギー消散部材150は、弾性的に変形したり伸長したりすることができ、側部のフランジ間で端部受け部材146の凹部148の中に嵌まる。内面454のようなエネルギー消散部材150の内面と、第1端部受け部材146の凹部148の面との間は、圧入による嵌合でも、摩擦嵌合でもよい。同様に、第1端部内側サブアセンブリ140は、安全紐108を第1端部内側サブアセンブリ140に接続するための接続タブ又は接続開口196を備える。上述したように、第2端部サブアセンブリ160は、第1端部サブアセンブリ140と同様の部材を備える。
図1Cに示すような自然状態において、エネルギー消散部材150の外面はコイル192の内面に隣接している。コイル192は、より末端側のコイル194よりもスプリング104の中央に近い。エネルギー消散部材150の外径及び自然状態のコイル192の内径の選択に依存して、エネルギー消散部材150は、隣接するコイル192と係合する。他の実施形態では、エネルギー消散部材150と自然状態のコイル192との間に隙間が存在する。この隙間があることにより、システム100が自然状態にあるときは、エネルギー消散部材150とコイル192との間での摩擦接触が生じない。これらの実施形態では、スプリング104が張力を受けて伸長している状態であって、張力のしきい値のような作動しきい値を超えるときにのみ、エネルギー伝達係合が生じる。したがって、エネルギー消散部材150/190は、過剰に摩擦したり摩耗したりしない。これにより、エネルギー消散部材150/190の寿命が長くなる。図2Bの断面図に示すように、スプリング104が張力を受けて伸長している状態において、張力が張力しきい値を超えるとき、エネルギー消散部材150は、コイル194と係合する。全体を通じて述べているように、コイル194とのこのエネルギー伝達係合は、圧縮係合及び/又は摩擦係合でもよい。
エネルギー消散又はダンパーの部材は、エネルギー蓄積部材のコイルのうちの少なくとも1つと係合する。このとき、エネルギー蓄積部材のコイルに蓄積されたエネルギーの一部は、ダンパー部材に伝達される。この伝達されたエネルギーの一部は、ダンパー部材によってシステム100から逃がされる。このエネルギーの少なくとも一部は、係合しているコイルとダンパー部材との間を移動する。これは、張力受けているときに、コイルがスプリング104の長手方向に伸びることによってエネルギーを蓄積することに起因する。これにより、係合しているコイルの内側寸法又は内径が減少する。内径が減少すると、伸びたコイルがダンパー部材の外面を圧迫する。この圧迫により、ダンパー部材の外面は弾性的に変形する。ダンパー部材を圧迫したり変形させたりすることにより、コイルからダンパーにエネルギーが伝達される。ダンパー部材の減衰特性により、伝達されたエネルギーのいくらかがシステムから逃がされる。
スプリング104が伸びたり縮んだりしている間、エネルギー消散部材150/190の間の相対的な位置は、スプリング104のコイルに対して平行移動する。したがって、いくつかの実施形態では、エネルギー消散部材150/190がスプリング104の長手方向軸に沿って平行移動する。このとき、エネルギー消散部材150/190の外面とコイルの内面との間での摩擦係合及び摩擦エネルギー損失によって、さらにエネルギーが逃がされる。
図2Aは、図1Aの自然状態の振動減衰システム100の断面図である。システム100は、第1/第2の端部外側シャフト132/172と、第1/第2の端部内側シャフト142/182と、第1/第2の端部受け部材146/186と、を有するいくつかの中実部材を備える。1つ又は複数の中実部材は、強度、質量、及び/又は剛性の少なくとも1つをシステム100に与える。システム100の第1端部において、螺旋溝144は、末端コイル112を受け入れる。同様に、システム100の第2端部において、螺旋溝184は、末端コイル114を受け入れる。安全紐108は、コイル状である。第1及び第2の取り付け開口134/174は、システム100を他の構造体に接続することができる。
第1端部受け部材146は、第1凹部148を備える。第1凹部148は、第1エネルギー消散部材150と、第1端部受け部材146とを接続することができる。同様に、第2端部受け部材186は、第2凹部188を備える。第2凹部188は、第2エネルギー消散部材190と、第2端部受け部材186とを接続することができる。第1及び第2の凹部148/188において、凹みの深さ及び凹みの長さはいずれも、第1/第2のエネルギー消散部材150/190を受け入れるとともに第1/第2のエネルギー消散部材150/190の位置を安定させるサイズである。凹部148/188の上方及び下方の縁は、端部受け部材146/148に沿ってエネルギー消散部材150/190の長手方向位置が変わる可能性を低くする。
上述したように、自然状態のとき、第1エネルギー消散部材150は、コイル192に隣接する。同様に第2エネルギー消散部材190は、対応するコイル152に隣接する。いくつかの実施形態では、スプリング104が自然状態のとき、エネルギー消散部材又はダンパー部材150/190は、それぞれ、コイル192/152とエネルギー伝達係合を形成する。この係合は摩擦及び/又は圧縮による係合であってもよい。好ましい実施形態では、自然状態のとき、ダンパー部材150/190と、これに対応して隣接するコイル192/152との間に隙間が存在する。これにより、スプリング104がしきい値の張力を受けない限り、係合は生じず、ダンパー部材150/190が過剰に摩擦するのを防止することができる。
図2Bは、図1Bの伸長状態の振動減衰システム100の断面図である。スプリング104は伸長し、コイル194は、第1エネルギー消散部材150とエネルギー伝達係合を形成する。同様に、コイル154は、第2エネルギー消散部材190とエネルギー伝達係合を形成する。少なくともいくつかの実施形態では、他の複数のコイルは、同時に、エネルギー消散部材150/190の少なくとも一方と係合する。これらの係合により、システム100の振動運動は減衰する。いくつかの実施形態では、エネルギー消散部材150/190と相互作用する、例えばコイル194/154のようなコイルは、縮小した半径を備えるか、あるいはテーパ状である。テーパ状のコイルと、テーパ状、湾曲状、及び/又は段階的形状であるエネルギー消散部材150の(長手方向軸に関する)上部及び下部は、漸進的な減衰効果を供給する。さらに、いくつかの実施形態では、スプリング104は、テーパ状のコイル付近で故障したり、破損したりしやすい。好ましい実施形態では、エネルギー消散部材150/190は、テーパ状のコイルと係合するように配置することで、スプリング104が壊滅的に故障したり破損したりする可能性を更に減少させる。
図2Cは、中空部材を備える、振動減衰システム100のもう一つの実施形態を示す図である。システムは、伸長状態である。第1端部内側シャフト142及び第2端部内側シャフト182は、システム100の全体の質量を減らすために中空に形成されている。
図3Aは、2つのエネルギー蓄積部材310/320と、2つのエネルギー消散部材330/340とを備える、振動減衰システム300のもう一つの実施形態を示す図である。各エネルギー消散部材330/340は、各エネルギー蓄積部材310/320と共通である。システム300は、一対の端部350/360を備える。図3Bは、図3Aの振動減衰システム300の拡大図である。図3Bは、第1エネルギー蓄積部材310及び第2エネルギー蓄積部材320と係合する、共通の第1エネルギー消散部材330を拡大して示したものである。第1エネルギー消散部材330は、内面334と、外面332とを有する。種々の実施形態では、第1及び第2のエネルギー消散部材330/340の少なくとも一方は、図4Aから図4Cのダンパー部材450と同様の特徴を備える。したがって、第1エネルギー消散部材330は、第1の環状ダンパー部材であり、第2エネルギー消散部材340は第2の環状ダンパー部材340である。
第1エネルギー蓄積部材310は、第1スプリングであり、第2エネルギー蓄積部材320は、第2スプリングである。第1スプリング310は、第1スプリング310と第2スプリングとの間において、伝達された力又はエネルギー伝達信号が分配されるように、第2スプリング320と平行に構成される。好ましい実施形態では、第1スプリング310及び第2スプリング320は、第1スプリング310の長手方向軸と第2スプリング320の長手方向軸が同軸となるように、同心状のスプリングとして構成される。第1スプリング310は、外側のスプリングであり、第2スプリング320は、内側のスプリングである。なお、図3A及び図3Bにおいて2つのエネルギー消散部材330/340を示したが、いくつかの実施形態では、1つのエネルギー消散部材又はダンパーのみを備えるものでもよい。少なくとも1つの実施形態では、システム300は、3つ以上のダンパー部材を備える。
第1端部350は、第1スプリング310と第2スプリング320を、スプリング310/320のそれぞれの第1端で接続する。同様に、第2端部360は、第1スプリング310と第2スプリング320を、スプリング310/320のそれぞれの第2端で接続する。端部350/360の内面は、内側スプリング320の第1端のコイルを回転可能に受け入れる螺旋溝を備える。端部350/360の外面は、内側スプリング320の第1端のコイルを回転可能に受け入れる螺旋溝を備える。好ましい実施形態である。
第1スプリング310は、第1スプリング310の復元力と第1スプリング310の変位との間の比例関係を特徴づける第1のばね定数を有する。同様に、第2スプリング320は、第2スプリング320の復元力と第2スプリング310の変位との間の比例関係を特徴づける第2のばね定数を有する。好ましい実施形態では、第1及び第2のばね定数は異なる。他の実施形態では、第1及び第2のばね定数は、略同一である。
第1及び第2のダンパー330/340は、同心状に配置された内側スプリング320と外側スプリング310との間に挟まれている。したがって、第1ダンパー330の第1の受け入れ開口部と、第2ダンパー340の第2の受け入れ開口部とは、いずれも内側スプリング320を受け入れる。所定位置のとき、外側第1スプリング310の少なくとも1つの螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす螺旋状の弧に沿ってダンパー330/340の少なくとも一方の外面と係合する。いくつかの実施形態では、螺旋状の弧がなす角度は、少なくとも180°である。少なくとも1つの実施形態では、螺旋状の弧がなす角度は、少なくとも360°である。好ましい実施形態では、第1スプリング310の複数のコイルは、第1ダンパー部材330の外面と係合し、第1スプリング310の別の複数のコイルは、第2ダンパー部材340の外面と係合する。
所定位置のとき、内側第2スプリング320の少なくとも1つの螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす螺旋状の弧に沿ってダンパー330/340の少なくとも一方の受け入れ開口部の内面と係合する。いくつかの実施形態では、螺旋状の弧がなす角度は、少なくとも180°である。少なくとも1つの実施形態では、螺旋状の弧がなす角度は、少なくとも360°である。いくつかの実施形態では、第2スプリング320の複数のコイルは、第1ダンパー部材330の内面と係合し、第2スプリング312の別の複数のコイルは、第2ダンパー部材340の内面と係合する。
全体を通して述べたように、コイルとダンパー部材との間の係合は、摩擦係合、圧縮係合、又はこれらの組み合わせでもよい。係合により、エネルギーはスプリング310/320からダンパー330/340に伝達される。ダンパー330/340は、システム300からエネルギーを逃がすとともに、スプリング310/320における信号の伝達を減衰させる。また、ダンパー330/340は、システム300の振動運動を減衰させる。好ましい実施形態では、ダンパー330/340は外側スプリング310と内側スプリング320の両方に同時に係合する。
少なくとも1つの実施形態では、内側スプリング320が圧縮力を受けると、内側スプリング320は、ダンパー330/340のそれぞれの内面と圧縮係合する。外側スプリング310が張力を受けると、外側スプリング310は、ダンパー330/340のそれぞれの外面と圧縮係合する。外側及び内側のスプリング310/320の振動運動は、略同一の振動数又は異なる振動数である。さらに、外側及び内側のスプリング310/320の振動運動は、相対的に同位相又は逆位相である。
いくつかの実施形態では、ダンパー330/340は、外側及び内側のスプリング310/320の同軸である長手方向軸に沿って配置され、スプリング310/320の破損しやすい領域に隣接する。好ましい実施形態では、ダンパー330/340は、振動数窓において効果的に振動運動を減衰させる。振動数窓は、第1スプリング310と第2スプリング320の両方の共鳴振動数を含む。ダンパー330/340が存在することにより、スプリング310/320が損傷する可能性が減少する。
図5は、減衰される入力信号の伝達及び減衰されない入力信号の伝達のプロットを示す図であり、ここに開示される種々の実施形態により、伝達を減衰させることができる。曲線510は、振動数が約75Hzから85Hzの間において、減衰されない入力信号の代表的な伝達率であり、減衰部材を備えないスプリングシステムにおいて、振動数に対する伝達率の変化を示すものである。信号の共鳴伝達は、73Hzから74Hzの間で起こる。曲線520は、減衰される入力信号の代表的な伝達率であり、ここで開示される実施形態に対応する減衰システムにおいて、振動数に対する伝達率の変化を示すものである。共鳴伝達は、73Hzから74Hzの間で減衰されたり、弱められたりする。なお、伝達率を示すy軸は、対数目盛である。信号の伝達を減衰させ、特に、共鳴振動数を含む帯域の伝達を減衰させることで、ここで開示されるスプリングシステムの損傷及び壊滅的な破損が防止される。
前述のように、本発明の好ましい実施形態を図示及び説明したが、本発明の精神及び範囲を逸脱しない限りにおいて、多くの変更が可能である。従って、本発明の範囲は、明示した好ましい実施形態に限定されない。代わりに、本発明は以下の請求項を参酌して全体的に決定される。

Claims (12)

  1. 入力信号の伝達を減衰させる振動減衰システムであって、
    長手方向軸を規定する複数の螺旋コイルと、第1端と、第2端とを備える螺旋スプリングと、
    第1内側部材を備える第1端部と、
    第1減衰部材と、を備え、
    前記複数の螺旋コイルは、前記第1端及び前記第2端の間にある前記螺旋スプリングの内部体積を規定し、
    前記第1端部は前記螺旋スプリングの前記第1端に接続され、前記第1内側部材は前記螺旋スプリングの前記内部体積の中へ延び、
    前記第1減衰部材は、前記第1減衰部材が前記螺旋スプリングの前記内部体積の中にあるように前記第1内側部材に締結され、前記入力信号が前記螺旋スプリングに与えられると、前記第1減衰部材は、前記第1端と前記第2端との間における前記螺旋スプリングの圧縮および伸長の少なくとも一方に応じて、前記螺旋スプリングに対して前記長手方向軸に沿って前記第1減衰部材が平行移動することを許容されるように前記螺旋スプリングと係合し、前記第1減衰部材は、前記長手方向軸に沿って前記螺旋スプリングに対して平行移動することを許容され、前記螺旋スプリングと前記第1減衰部材の間の摩擦抵抗によって、前記入力信号の少なくとも一部の伝達を減衰させ、
    前記螺旋スプリングは、複数の第1螺旋コイルと、複数の第2螺旋コイルとを備え、
    前記第1減衰部材は、前記螺旋スプリングが自然状態のとき、前記複数の第1螺旋コイルと前記複数の第2螺旋コイルとの間に配置され、
    前記第1減衰部材は、前記螺旋スプリングの内径よりも小さいシャフトによって前記第1端部に接続され、前記複数の螺旋コイルが前記シャフトと係合せず、
    前記第1内側部材は凹部を備え、
    前記第1減衰部材は、前記第1内側部材の前記凹部に配置されることを特徴とする振動減衰システム。
  2. 入力信号の伝達を減衰させる振動減衰システムであって、
    長手方向軸を規定する複数の螺旋コイルと、第1端と、第2端とを備える螺旋スプリングと、
    第1内側部材を備える第1端部と、
    第1減衰部材と、を備え、
    前記複数の螺旋コイルは、前記第1端及び前記第2端の間にある前記螺旋スプリングの内部体積を規定し、
    前記第1端部は前記螺旋スプリングの前記第1端に接続され、前記第1内側部材は前記螺旋スプリングの前記内部体積の中へ延び、
    前記第1減衰部材は、前記第1減衰部材が前記螺旋スプリングの前記内部体積の中にあるように前記第1内側部材に締結され、前記入力信号が前記螺旋スプリングに与えられると、前記第1減衰部材は、前記第1端と前記第2端との間における前記螺旋スプリングの圧縮および伸長の少なくとも一方に応じて、前記螺旋スプリングに対して前記長手方向軸に沿って前記第1減衰部材が平行移動することを許容されるように前記螺旋スプリングと係合し、前記第1減衰部材は、前記長手方向軸に沿って前記螺旋スプリングに対して平行移動することを許容され、前記螺旋スプリングと前記第1減衰部材の間の摩擦抵抗によって、前記入力信号の少なくとも一部の伝達を減衰させ、
    前記螺旋スプリングは、複数の第1螺旋コイルと、複数の第2螺旋コイルとを備え、
    前記第1減衰部材は、前記螺旋スプリングが自然状態のとき、前記複数の第1螺旋コイルと前記複数の第2螺旋コイルとの間に配置され、
    前記第1減衰部材は、前記螺旋スプリングの内径よりも小さいシャフトによって前記第1端部に接続され、前記複数の螺旋コイルが前記シャフトと係合せず、
    前記第1螺旋コイルと前記第1端の間の距離は、前記第2螺旋コイルと前記第1端の間の距離よりも大きく、
    前記入力信号が前記螺旋スプリングに与えられるとき、前記第1減衰部材と前記第1螺旋コイルの間の第1係合力の大きさは、前記第1減衰部材と前記第2螺旋コイルの間の第2係合力の大きさよりも小さいことを特徴とする振動減衰システム。
  3. 前記第1螺旋コイルは第1半径を有し、前記第2螺旋コイルは第2半径を有し、前記第1半径は前記第2半径よりも大きいことを特徴とする請求項に記載の振動減衰システム。
  4. 前記入力信号が前記螺旋スプリングに与えられるとき、前記第1係合力の大きさが実質的に0となるように、前記第1減衰部材は前記第1螺旋コイルと係合しないことを特徴とする請求項に記載の振動減衰システム。
  5. 入力信号の伝達を減衰させる振動減衰システムであって、
    長手方向軸を規定する複数の螺旋コイルと、第1端と、第2端とを備える螺旋スプリングと、
    第1内側部材を備える第1端部と、
    第1減衰部材と、を備え、
    前記複数の螺旋コイルは、前記第1端及び前記第2端の間にある前記螺旋スプリングの内部体積を規定し、
    前記第1端部は前記螺旋スプリングの前記第1端に接続され、前記第1内側部材は前記螺旋スプリングの前記内部体積の中へ延び、
    前記第1減衰部材は、前記第1減衰部材が前記螺旋スプリングの前記内部体積の中にあるように前記第1内側部材に締結され、前記入力信号が前記螺旋スプリングに与えられると、前記第1減衰部材は、前記第1端と前記第2端との間における前記螺旋スプリングの圧縮および伸長の少なくとも一方に応じて、前記螺旋スプリングに対して前記長手方向軸に沿って前記第1減衰部材が平行移動することを許容されるように前記螺旋スプリングと係合し、前記第1減衰部材は、前記長手方向軸に沿って前記螺旋スプリングに対して平行移動することを許容され、前記螺旋スプリングと前記第1減衰部材の間の摩擦抵抗によって、前記入力信号の少なくとも一部の伝達を減衰させ、
    前記螺旋スプリングは、複数の第1螺旋コイルと、複数の第2螺旋コイルとを備え、
    前記第1減衰部材は、前記螺旋スプリングが自然状態のとき、前記複数の第1螺旋コイルと前記複数の第2螺旋コイルとの間に配置され、
    前記第1減衰部材は、前記螺旋スプリングの内径よりも小さいシャフトによって前記第1端部に接続され、前記複数の螺旋コイルが前記シャフトと係合せず、
    前記振動減衰システムは、
    第2内側部材を備える第2端部と、
    前記第2内側部材に配置される第2減衰部材と、をさらに備え、
    前記第2端部は前記螺旋スプリングの前記第2端に接続され、前記第2内側部材は、前記螺旋スプリングの前記内部体積の中へ延び、
    前記第2減衰部材は、前記螺旋スプリングの前記内部体積の中にあり、前記入力信号が前記螺旋スプリングに与えられると、前記第2減衰部材は、前記複数の螺旋コイルの他の螺旋コイルと係合し、前記入力信号の少なくとも一部の前記伝達をさらに減衰させることを特徴とする振動減衰システム。
  6. 安全紐をさらに備え、
    前記安全紐の第1端は前記第1内側部材に接続され、前記安全紐の第2端は前記第2内側部材に接続されることを特徴とする請求項に記載の振動減衰システム。
  7. 振動エネルギーを減衰させるスプリング及びダンパーシステムであって、
    少なくとも第1螺旋コイルと、第1長手方向軸とを備える第1スプリングと、
    少なくとも第2螺旋コイルと、第2長手方向軸とを備える第2スプリングと、
    外面と、受け入れ開口部と、前記受け入れ開口部の内面とを有する第1ダンパー部材と、を備え、
    前記第1長手方向軸は、前記第1スプリングの第1内部体積の中にあり、前記第1スプリングの第1端は、第1端部に取り付けられ、前記第1スプリングの第2端は、第2端部に取り付けられ、
    前記第1長手方向軸と前記第2長手方向軸は、実質的に位置合わせされ、前記第2螺旋コイルは、前記第1スプリングの前記第1内部体積の中に配置され、前記第2スプリングの第1端は、前記第1端部に取り付けられ、前記第2スプリングの第2端は、前記第2端部に取り付けられ、
    前記受け入れ開口部は、少なくとも前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルを受け入れ、前記第2螺旋コイルは前記内面に隣接し、前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、前記外面に隣接して配置され、
    前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第1の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記外面と係合するように構成及び配置され、
    前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第2の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記内面と係合するように構成及び配置され、
    前記第1螺旋コイルは、複数の第1コイルと、複数の第2コイルとを有し、第1減衰部材前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの間に配置され、前記第1螺旋コイルが変形しないとき、前記複数の第1コイルは、前記第1減衰部材係合せず、
    前記第2螺旋コイルは、前記第2スプリングの第1コイルと、前記第2スプリングの第2コイルとを有し、前記第1減衰部材は、前記第2スプリングの第1コイルと前記第2スプリングの第2コイルとの間に配置され、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と前記第1端部との間に配置され、前記第1スプリングが自然状態のとき、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第1スプリングは第3螺旋コイルを備え、前記第2スプリングは前記第1スプリングの前記第1内部体積の中に配置される第4螺旋コイルを備え、
    前記スプリング及びダンパーシステムは、第2の外面と、第2受け入れ開口部と、前記第2受け入れ開口部の第2の内面と、を備える第2ダンパー部材を備え、
    前記第2受け入れ開口部は、前記第2スプリングの少なくとも前記第4螺旋コイルを受け入れ、前記第4螺旋コイルは、前記第2の内面に隣接し、前記第1スプリングの前記第3螺旋コイルは、前記第2の外面に隣接して配置され、
    前記第1スプリングの前記第3螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第3の螺旋状の弧に沿って前記第2ダンパー部材の前記第2の外面と係合するように構成及び配置され、前記第2スプリングの前記第4螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第4の螺旋状の弧に沿って、前記第2ダンパー部材の前記第2の内面と係合するように構成及び配置されることを特徴とするスプリング及びダンパーシステム。
  8. 振動エネルギーを減衰させるスプリング及びダンパーシステムであって、
    少なくとも第1螺旋コイルと、第1長手方向軸とを備える第1スプリングと、
    少なくとも第2螺旋コイルと、第2長手方向軸とを備える第2スプリングと、
    外面と、受け入れ開口部と、前記受け入れ開口部の内面とを有する第1ダンパー部材と、を備え、
    前記第1長手方向軸は、前記第1スプリングの第1内部体積の中にあり、前記第1スプリングの第1端は、第1端部に取り付けられ、前記第1スプリングの第2端は、第2端部に取り付けられ、
    前記第1長手方向軸と前記第2長手方向軸は、実質的に位置合わせされ、前記第2螺旋コイルは、前記第1スプリングの前記第1内部体積の中に配置され、前記第2スプリングの第1端は、前記第1端部に取り付けられ、前記第2スプリングの第2端は、前記第2端部に取り付けられ、
    前記受け入れ開口部は、少なくとも前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルを受け入れ、前記第2螺旋コイルは前記内面に隣接し、前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、前記外面に隣接して配置され、
    前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第1の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記外面と係合するように構成及び配置され、
    前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第2の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記内面と係合するように構成及び配置され、
    前記第1螺旋コイルは、複数の第1コイルと、複数の第2コイルとを有し、第1減衰部材前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの間に配置され、前記第1螺旋コイルが変形しないとき、前記複数の第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第2螺旋コイルは、前記第2スプリングの第1コイルと、前記第2スプリングの第2コイルとを有し、前記第1減衰部材は、前記第2スプリングの第1コイルと前記第2スプリングの第2コイルとの間に配置され、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と前記第1端部との間に配置され、前記第1スプリングが自然状態のとき、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第1スプリングの第1端を前記第2スプリングの第2端に接続する第1端部をさらに備えることを特徴とするスプリング及びダンパーシステム。
  9. 前記第1端部は、前記第1スプリングの少なくとも1つの螺旋コイルと係合する外面上の第1螺旋溝と、前記第2スプリングの少なくとも1つの螺旋コイルと係合する内面上の第2螺旋溝と、を備えることを特徴とする請求項に記載のスプリング及びダンパーシステム。
  10. 振動エネルギーを減衰させるスプリング及びダンパーシステムであって、
    少なくとも第1螺旋コイルと、第1長手方向軸とを備える第1スプリングと、
    少なくとも第2螺旋コイルと、第2長手方向軸とを備える第2スプリングと、
    外面と、受け入れ開口部と、前記受け入れ開口部の内面とを有する第1ダンパー部材と、を備え、
    前記第1長手方向軸は、前記第1スプリングの第1内部体積の中にあり、前記第1スプリングの第1端は、第1端部に取り付けられ、前記第1スプリングの第2端は、第2端部に取り付けられ、
    前記第1長手方向軸と前記第2長手方向軸は、実質的に位置合わせされ、前記第2螺旋コイルは、前記第1スプリングの前記第1内部体積の中に配置され、前記第2スプリングの第1端は、前記第1端部に取り付けられ、前記第2スプリングの第2端は、前記第2端部に取り付けられ、
    前記受け入れ開口部は、少なくとも前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルを受け入れ、前記第2螺旋コイルは前記内面に隣接し、前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、前記外面に隣接して配置され、
    前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第1の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記外面と係合するように構成及び配置され、前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第2の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記内面と係合するように構成及び配置され、
    前記第1螺旋コイルは、複数の第1コイルと、複数の第2コイルとを有し、第1減衰部材前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの間に配置され、前記第1螺旋コイルが変形しないとき、前記複数の第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第2螺旋コイルは、前記第2スプリングの第1コイルと、前記第2スプリングの第2コイルとを有し、前記第1減衰部材は、前記第2スプリングの第1コイルと前記第2スプリングの第2コイルとの間に配置され、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と前記第1端部との間に配置され、前記第1スプリングが自然状態のとき、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第1スプリングは第1の共鳴振動数を有し、前記第2スプリングは第2の共鳴振動数を有し、前記第1の共鳴振動数及び前記第2の共鳴振動数は、異なる共鳴振動数であることを特徴とするスプリング及びダンパーシステム。
  11. 振動エネルギーを減衰させるスプリング及びダンパーシステムであって、
    少なくとも第1螺旋コイルと、第1長手方向軸とを備える第1スプリングと、
    少なくとも第2螺旋コイルと、第2長手方向軸とを備える第2スプリングと、
    外面と、受け入れ開口部と、前記受け入れ開口部の内面とを有する第1ダンパー部材と、を備え、
    前記第1長手方向軸は、前記第1スプリングの第1内部体積の中にあり、前記第1スプリングの第1端は、第1端部に取り付けられ、前記第1スプリングの第2端は、第2端部に取り付けられ、
    前記第1長手方向軸と前記第2長手方向軸は、実質的に位置合わせされ、前記第2螺旋コイルは、前記第1スプリングの前記第1内部体積の中に配置され、前記第2スプリングの第1端は、前記第1端部に取り付けられ、前記第2スプリングの第2端は、前記第2端部に取り付けられ、
    前記受け入れ開口部は、少なくとも前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルを受け入れ、前記第2螺旋コイルは前記内面に隣接し、前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、前記外面に隣接して配置され、
    前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第1の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記外面と係合するように構成及び配置され、前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第2の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記内面と係合するように構成及び配置され、
    前記第1螺旋コイルは、複数の第1コイルと、複数の第2コイルとを有し、第1減衰部材前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの間に配置され、前記第1螺旋コイルが変形しないとき、前記複数の第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第2螺旋コイルは、前記第2スプリングの第1コイルと、前記第2スプリングの第2コイルとを有し、前記第1減衰部材は、前記第2スプリングの第1コイルと前記第2スプリングの第2コイルとの間に配置され、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と前記第1端部との間に配置され、前記第1スプリングが自然状態のとき、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第1スプリングは第1ばね定数を有し、前記第2スプリングは第2ばね定数を有し、前記第1ばね定数及び前記第2ばね定数は、異なるばね定数であることを特徴とするスプリング及びダンパーシステム。
  12. 振動エネルギーを減衰させるスプリング及びダンパーシステムであって、
    少なくとも第1螺旋コイルと、第1長手方向軸とを備える第1スプリングと、
    少なくとも第2螺旋コイルと、第2長手方向軸とを備える第2スプリングと、
    外面と、受け入れ開口部と、前記受け入れ開口部の内面とを有する第1ダンパー部材と、を備え、
    前記第1長手方向軸は、前記第1スプリングの第1内部体積の中にあり、前記第1スプリングの第1端は、第1端部に取り付けられ、前記第1スプリングの第2端は、第2端部に取り付けられ、
    前記第1長手方向軸と前記第2長手方向軸は、実質的に位置合わせされ、前記第2螺旋コイルは、前記第1スプリングの前記第1内部体積の中に配置され、前記第2スプリングの第1端は、前記第1端部に取り付けられ、前記第2スプリングの第2端は、前記第2端部に取り付けられ、
    前記受け入れ開口部は、少なくとも前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルを受け入れ、前記第2螺旋コイルは前記内面に隣接し、前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、前記外面に隣接して配置され、
    前記第1スプリングの前記第1螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第1の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記外面と係合するように構成及び配置され、前記第2スプリングの前記第2螺旋コイルは、少なくとも90°の角度をなす第2の螺旋状の弧に沿って前記第1ダンパー部材の前記内面と係合するように構成及び配置され、
    前記第1螺旋コイルは、複数の第1コイルと、複数の第2コイルとを有し、第1減衰部材前記複数の第1コイルと前記複数の第2コイルとの間に配置され、前記第1螺旋コイルが変形しないとき、前記複数の第1コイルは、前記第1減衰部材と係合せず、
    前記第2螺旋コイルは、前記第2スプリングの第1コイルと、前記第2スプリングの第2コイルとを有し、前記第1減衰部材は、前記第2スプリングの第1コイルと前記第2スプリングの第2コイルとの間に配置され、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材と前記第1端部との間に配置され、前記第1スプリングが自然状態のとき、前記第2スプリングの第1コイルは、前記第1減衰部材係合せず、
    前記第1スプリングと前記第1ダンパー部材の間の摩擦係合と、前記第2スプリングと前記第1ダンパー部材の間の摩擦係合とのうち、少なくとも一方は、前記第1ダンパー部材の長手方向における位置決めを安定させることを特徴とするスプリング及びダンパーシステム。
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