JP6462351B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本開示は、内燃機関に関し、詳しくは、エンジン本体から排出される排気ガスが導入される排気静圧管と、排気静圧管から供給される排気ガスによって駆動する過給機と、を備える内燃機関に関する。
従来、エンジンの出力を向上させる技術として、過給機によって給気を圧縮し、この圧縮した給気をエンジンに供給する方法(過給)が知られており、各種のエンジンにおいて広く用いられている。過給機は、排気ガスの排気エネルギーがタービンに作用して回転軸が回転することで、コンプレッサが空気を圧縮するように構成されている。コンプレッサにより圧縮された空気は、エアクーラにおいて冷却された後にエンジンに供給されるようになっている。
過給機に排気ガスを供給する方法(過給方式)としては、一般に、動圧過給と呼ばれる方法と、静圧過給と呼ばれる方法がある。舶用ディーゼルエンジンや発電用ディーゼルエンジンなどの大型のエンジン(内燃機関)にあっては、エンジン本体から排出される排気ガスを比較的容積の大きい排気静圧管に導入し、排気ガスの有する運動エネルギーを静圧に変換した後に過給機に供給する静圧過給方式が多く採用されている。
かかる静圧過給方式を採用した内燃機関おいて、排気静圧管、過給機、及びエアクーラなどをエンジン本体の周りに配置した内燃機関の一般的なレイアウト例が、特許文献1に開示されている。この特許文献1における内燃機関のレイアウトによれば、排気静圧管(排気マニホールド8)は、エンジン本体(エンジン2)の上部側方に配置されている。過給機は排気静圧管の斜め下方に配置されている。エアクーラ(空気冷却機18)は、過給機のコンプレッサハウジング(不図示)の下方に配置されている。そして、エンジン本体の上部から排出された排気ガスが排気静圧管へ導入された後、排気導入管(排気管12)を介して過給機のタービンハウジング(排気タービン11)に供給される。そして、コンプレッサによって圧縮された給気が、コンプレッサハウジングから給気導入管(ディフューザ17)を介してエアクーラ(空気冷却機18)に供給されるようになっている。このような引用文献1の内燃機関のレイアウトによれば、排気静圧管、過給機、及びエアクーラをエンジン本体の周囲にコンパクトに配置することが出来る。
特開平5−248252
しかしながら、上述した引用文献1の内燃機関のレイアウトでは、排気導入管および給気導入管の形状が、排気導入管および給気導入管における圧力損失を最小化するような観点から決定されていなかった。このため、圧力損失による性能低下が生じていることが考えられた。
図13は、排気導入管および給気導入管において発生する圧力損失と、エンジン本体と過給機との距離と、の関係性を示したグラフである。この図13に示すように、エンジン本体と過給機との距離が近いと、排気導入管および給気導入管の長さを短くすることが出来るため、排気導入管および給気導入管の流路摩擦圧損(流路との摩擦に起因する圧損)を小さく抑えることが出来る。しかしながら給気導入管は、コンプレッサハウジングからエアクーラに向かって流路断面が拡大するように形成されており、エンジン本体と過給機との距離が近過ぎると、流路断面が急激に拡大する。このため、流路形状圧損(流路断面の形状変化に起因する圧損)が大きくなってしまい、圧損合計も大きくなってしまう(図13におけるA点)。
したがって、エンジン本体と過給機との距離を長くして、圧損合計が最小となるように設定するのが圧力損失の観点からは望ましい(図13におけるB点)。しかしながら、エンジン本体と過給機との距離を長くすると、内燃機関のレイアウトをコンパクトにすることが難しくなってしまう。
本発明の少なくとも一つの実施形態は、このような従来技術の状況の基になされた発明であって、その目的とするところは、排気導入管および給気導入管における圧力損失を抑えつつ、排気静圧管、過給機、及びエアクーラがエンジン本体の周囲にコンパクトに配置された内燃機関を提供することにある。
(1)本発明の少なくとも一つの実施形態にかかる内燃機関は、
シリンダと前記シリンダ内で往復動可能なピストンとによって画定される燃焼室を含むエンジン本体と、
前記燃焼室から排出される排気ガスが導入される筒状の排気静圧管と、
前記排気静圧管から供給される前記排気ガスによって駆動するように構成された第1過給機であって、前記排気ガスによって回転するタービンホイール、前記燃焼室に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール、前記タービンホイールと前記コンプレッサホイールとを連結する回転軸、前記タービンホイールを収容するタービンハウジング、及び前記コンプレッサホイールを収容するコンプレッサハウジング、を含む第1過給機と、
前記排気静圧管の軸方向の一端面と、前記タービンハウジングとを接続するように構成される第1排気導入管と、
前記コンプレッサホイールで圧縮された給気を冷却するためのエアクーラと、
前記コンプレッサハウジングと前記エアクーラとを接続するように構成される第1給気導入管であって、前記コンプレッサハウジングから前記エアクーラに向かって流路断面が拡大する拡大部を有する第1給気導入管と、を備え、
前記排気静圧管の前記一端面を通過し、前記排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第1ラインに対して、前記排気静圧管が位置する側と反対側の領域を第1領域と定義した場合に、
前記第1過給機は前記第1領域に配置され、
前記エアクーラは前記第1領域以外の領域に配置される。
上記(1)に記載の内燃機関では、排気静圧管の一端面を通過し、排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第1ラインに対して、排気静圧管が位置する側と反対側の領域を第1領域と定義した場合に、第1過給機は前記第1領域に配置されるが、エアクーラは第1領域以外の領域に配置される。このため、第1過給機のコンプレッサハウジングからエアクーラに向かって流路断面が拡大するように形成される第1給気導入管の拡大部のダクト長を長く確保できる。拡大部のダクト長が長くなる分、流路摩擦圧損(流路との摩擦に起因する圧損)は大きくなるが、流路断面の拡がり角度が小さくなるため、流路形状圧損(流路断面の形状変化に起因する圧損)は小さくなる。上述した図13に示したように、流路摩擦圧損は、距離(ダクト長)が長くなるにつれて一次関数的に大きくなるのに対し、流路形状圧損は、距離(ダクト長)が長くなるにつれて指数関数的に小さくなる。
したがって、上述した実施形態の内燃機関にあっては、拡大部のダクト長を長く確保することで、過給機とエアクーラとが近接して配置されていた従来の内燃機関と比べて、流路形状圧損を大幅に小さくすることが出来る。これにより、第1給気導入管を流れる給気の圧損合計も小さくすることが出来るようになっている。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の内燃機関において、第1ラインと、排気静圧管の軸方向の他端面を通過し、排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第2ラインと、の間に画定される領域を第2領域と定義したときに、エアクーラは第2領域に配置される。
上記(2)に記載の実施形態によれば、第1過給機は第1領域に配置され、エアクーラは第2領域に配置される。そして、第1給気導入管は、第1領域に配置されている第1過給機のコンプレッサハウジングから、第2領域に配置されているエアクーラまで延在するように構成される。これにより、第1給気導入管の拡大部のダクト長を長く確保でき、第1給気導入管における流路形状圧損を小さくすることで、圧損合計を小さくすることが出来る。また、エアクーラを排気静圧管の側方に当る第2領域に配置することで、エアクーラを排気静圧管の近傍に配置することが出来、内燃機関全体のレイアウトをコンパクトにすることが可能となる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の内燃機関において、第2ラインと、排気静圧管の一端面と他端面との間の中心位置を通過し、排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第3ラインと、の間に画定される領域であって、第2領域の一部をなす領域を第3領域と定義したときに、エアクーラは第3領域に配置される。
上記(3)に記載の実施形態によれば、第1過給機は第1領域に配置され、エアクーラは、第2領域の内、第1過給機からより離れた位置にある第3領域に配置される。そして、第1給気導入管は、第1領域に配置されている第1過給機のコンプレッサハウジングから、第3領域に配置されているエアクーラまで延在するように構成される。これにより、第1給気導入管の拡大部のダクト長をより長く確保できるようになっている。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)に記載の内燃機関において、排気静圧管は、排気静圧管の軸方向が水平方向に沿うように配置される。そして、第1給気導入管は、第1過給機のコンプレッサハウジングから斜め下方に向かって延在するように構成される。
上記(4)に記載の実施形態によれば、第1給気導入管が、第1過給機のコンプレッサハウジングから斜め下方に向かって延在するように構成されることで、第1給気導入管の拡大部のダクト長さをより一層長く確保することが可能となる。
なお、本明細書において「水平方向」とは、重力の作用方向と直交する方向を意味するものとする。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載の内燃機関において、第1給気導入管は、上面視における第1給気導入管の軸方向が排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、配置される。
上記(5)に記載の実施形態によれば、上面視における第1給気導入管の軸方向が排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、第1給気導入管を配置することで、内燃機関全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
なお、本明細書において「上面視」とは、水平方向に沿うように配置されている排気静圧管を上方から水平方向と直交する方向に視認した場合を意味するものとする。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(5)に記載の内燃機関において、排気静圧管は、排気静圧管の軸方向が水平方向に沿うように配置される。第1過給機は、回転軸の軸方向が水平方向に沿うように配置されるとともに、回転軸の軸心の高さが、排気静圧管の頂辺および底辺の間に位置する。そして、エアクーラは、第1過給機の下方側に位置するように構成される。
上記(6)に記載の実施形態によれば、第1過給機の下方側にエアクーラが配置されることで、第1給気導入管の拡大部のダクト長さをより一層長く確保することが可能となる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)に記載の内燃機関において、第1排気導入管は、上面視における第1排気導入管の軸方向が排気静圧管の軸方向の延伸方向と一致するか、又は上面視における第1排気導入管の軸方向が排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、配置される
上記(7)に記載の実施形態によれば、上面視における第1排気導入管の軸方向が排気静圧管の軸方向の延伸方向と一致するか、又は上面視における第1排気導入管の軸方向が排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、第1排気導入管が配置されることで、内燃機関全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。しかも、第1排気導入管に湾曲部などを形成する必要が無く、第1排気導入管の形状を単純化することが出来るため、第1排気導入管における圧損合計を小さくすることが可能となる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(6)又は(7)に記載の内燃機関において、第1排気導入管は、排気静圧管の一端面からタービンハウジングに向かって流路断面が縮小するように形成される。
タービンハウジングの排気ガス入口における流路断面は、排気静圧管の一端面における流路断面よりも小さい。このため、排気ガス入口と同じ大きさの流路断面を有する第1排気導入管を排気静圧管の一端面に接続すると、排気静圧管から第1排気導入管に排気ガスが流入する際に大きな圧損が発生する。
よって、上記(8)に記載の実施形態によれば、第1排気導入管は、排気静圧管の一端面からタービンハウジングに向かって流路断面が縮小するように形成されるため、第1排気導入管における流路形状圧損を小さくすることが出来る。
(9)幾つかの実施形態では、上記(6)〜(8)に記載の内燃機関において、第1過給機は、回転軸の軸方向が排気静圧管の軸方向に対して直交する方向に沿うように、配置される。
上記(9)に記載の実施形態によれば、第1過給機の回転軸の軸方向が排気静圧管の軸方向に対して平行な方向に沿うように、第1過給機が第1領域に配置される場合と比べて、内燃機関全体の軸方向の長さを短くすることが出来る。このため、内燃機関全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(1)〜(9)に記載の内燃機関において、第1過給機は、エンジン本体に固定されている支持架台によって支持される。
上記(10)に記載の実施形態によれば、第1過給機をエンジン本体に固定されている支持架台によって支持することで、内燃機関全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。また、内燃機関が設置される船体や建物などの構造物に支持架台を固定する場合と比べて、内燃機関の設置場所に関する制約が少なくて済むため、内燃機関の設置性を高めることが出来る。
(11)幾つかの実施形態では、上記(4)〜(10)に記載の内燃機関において、排気静圧管から供給される排気ガスによって駆動するように構成された第2過給機であって、排気ガスによって回転するタービンホイール、燃焼室に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール、タービンホイールとコンプレッサホイールとを連結する回転軸、タービンホイールを収容するタービンハウジング、及びコンプレッサホイールを収容するコンプレッサハウジングを含む、第1過給機と同容量もしくは小容量に構成された第2過給機と、第2過給機のコンプレッサハウジングとエアクーラとを接続するように構成される第2給気導入管であって、第2過給機のコンプレッサハウジングからエアクーラに向かって流路断面が拡大する拡大部を有する第2給気導入管と、をさらに備える。第2過給機は、前記第1領域以外の領域に配置される。そして、第2給気導入管は、第2過給機のコンプレッサハウジングから斜め下方に向かって延在するように構成される。
上記(11)に記載の実施形態によれば、内燃機関が2台の過給機を備えることで、1台の過給機しか備えていない場合と比べて、流路形状圧損を十分に小さくするのに必要な給気導入管のダクト長さを短縮することが出来る。このため、第1給気導入管および第2給気導入管の夫々において、流路形状圧損を十分に小さくするのに必要なダクト長さを確保でき、第1給気導入管および第2供給管における流路形状圧損を小さくすることで、内燃機関全体の圧損合計を小さくすることが出来る。しかも、2台の過給機の内、より長いダクト長さを確保する必要がある大容量の第1過給機を第1領域に配置し、小容量の第2過給機を第1領域以外に配置することで、第1給気導入管のダクト長さを長く確保し易いレイアウトになっている。
(12)幾つかの実施形態では、上記(11)に記載の内燃機関において、第2過給機は、第2領域に配置される。
上記(12)に記載の実施形態によれば、第2過給機を排気静圧管の側方に当る第2領域に配置することで、第2過給機を排気静圧管の近傍に配置することが出来、内燃機関全体のレイアウトをコンパクトにすることが可能となる。
(13)幾つかの実施形態では、上記(12)に記載の内燃機関において、第2過給機は、第2過給機の回転軸の軸方向が水平な方向に沿うように、且つ、上面視における第2過給機の回転軸の軸方向が排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、配置される。
上記(13)に記載の実施形態によれば、第2過給機の回転軸の軸方向が水平な方向に沿うように、且つ、上面視における第2過給機の回転軸の軸方向が排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、第2過給機を配置することで、内燃機関全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
(14)幾つかの実施形態では、上記(13)に記載の内燃機関において、第2過給機の回転軸の軸心の高さが、排気静圧管の頂辺および底辺の間に位置する。そして、エアクーラは、第2過給機の下方側に位置するように構成される。
上記(14)に記載の実施形態によれば、第2過給機の下方側にエアクーラが配置されることで、第2給気導入管のダクト長さをより一層長く確保することが可能となる。
(15)幾つかの実施形態では、上記(11)〜(14)に記載の内燃機関において、第2過給機は、エンジン本体に固定されている支持架台によって支持される。
上記(15)に記載の実施形態によれば、第2過給機をエンジン本体に固定されている支持架台によって支持することで、内燃機関全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。また、内燃機関が設置される船体や建物などの構造物に支持架台を固定する場合と比べて、内燃機関の設置場所に関する制約が少なくて済むため、内燃機関の設置性を高めることが出来る。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、排気導入管および給気導入管における圧力損失を抑えつつ、排気静圧管、過給機、及びエアクーラがエンジン本体の周囲にコンパクトに配置された内燃機関を提供することが出来る。
本発明の一実施形態に係る内燃機関を示した上面図である。 図1に示した内燃機関を正面側(排気静圧管側)から視認した正面図である。 図1に示した内燃機関を左側面側(出力軸側)より視認した左側面図である。 図1に示した内燃機関を右側面側(自由端側)より視認した右側面図である。 図1に示した内燃機関の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る内燃機関を示した上面図である。 図6に示した内燃機関を正面側(排気静圧管側)から視認した正面図である。 図6に示した内燃機関を左側面側(出力軸側)より視認した左側面図である。 図6に示した内燃機関を右側面側(自由端側)より視認した右側面図である。 図6に示した内燃機関の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る第1排気導入管の形状を示した図である。 図6に示した内燃機関の変形例にかかる斜視図である。 排気導入管および給気導入管において発生する圧力損失と、エンジン本体と過給機との距離と、の関係性を示したグラフである。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
また、以下の説明において、同じ構成には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関を示した上面図である。図2は、図1に示した内燃機関を正面側(排気静圧管側)から視認した正面図である。図3は、図1に示した内燃機関を左側面側(出力軸側)より視認した左側面図である。図4は、図1に示した内燃機関を右側面側(自由端側)より視認した右側面図である。図5は、図1に示した内燃機関の斜視図である。
図6は、本発明の一実施形態に係る内燃機関を示した上面図である。図7は、図6に示した内燃機関を正面側(排気静圧管側)から視認した正面図である。図8は、図6に示した内燃機関を左側面側(出力軸側)より視認した左側面図である。図9は、図6に示した内燃機関を右側面側(自由端側)より視認した右側面図である。図10は、図6に示した内燃機関の斜視図である。
なお、図5及び図10に示す内燃機関の斜視図において、視認性を良くするために、エンジン本体の上側部分(シリンダより上側の部分)の作図は省略している。
本発明の一実施形態に係る内燃機関1(1A,1B)は、例えば舶用2サイクル大型ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、図1〜図10に示すように、エンジン本体2と、排気静圧管3と、第1過給機4(4A,4B)と、第1排気導入管5と、エアクーラ6と、第1給気導入管7とを備えている。
エンジン本体2は、図3,4,8,9等に示すように、シリンダ23と、シリンダ23内で往復動可能なピストン231とによって画定される燃焼室24を含む。
図示した実施形態では、エンジン本体2は、下方に位置する台板21、台板21の上に設けられた架構22、及び架構22の上に設けられた複数のシリンダ23(23A〜23F)を有している。ピストン231は、ピストン棒232と連結されている。ピストン棒232は、不図示のクロスヘッド及び連接棒を介してクランクシャフト25と連結されている。これにより、クランクシャフト25の回転に伴って、ピストン231がシリンダ23内を上下方向に往復動するように構成されている。
また、シリンダ23の上部には、排気弁233によって開閉される排気ポートが開口している。そして、燃焼室24から排出された排気ガスは、排気管26を介して、排気静圧管3に導入されるようになっている。
排気静圧管3は、図2,7等に示すように、筒状に形成されている。
図示した実施形態では、排気静圧管3は円筒状に形成されているが、排気静圧管3の断面形状は真円形状には限定されず、楕円形状、多角形状などの無端形状であればよい。
第1過給機4は、図1,図6等に示すように、排気ガスによって回転するタービンホイール41、燃焼室24に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール42、タービンホイール41とコンプレッサホイール42とを連結する回転軸43、タービンホイール41を収容するタービンハウジング44、及びコンプレッサホイール42を収容するコンプレッサハウジング45を含む。そして、第1過給機4は、排気静圧管3から供給される排気ガスによって駆動するように構成されている。
図示した実施形態では、回転軸43の一端側にはタービンホイール41が連結され、他端側にはコンプレッサホイール42が連結されている。タービンハウジング44は、相互に連結された入口側ケーシング441と出口側ケーシング442を有する。入口側ケーシング441は、排気静圧管3の一端面3aと、後述する第1排気導入管5を介して接続される。排気静圧管3から入口側ケーシング441の排気ガス入口に供給された排気ガスは、タービンホイール41に作用して回転軸43を回転させた後、出口側ケーシング442に形成されている排気ガス出口からハウジング外部に排出される。回転軸43の回転に伴ってコンプレッサホイール42が回転駆動し、給気を圧縮する。圧縮された給気は、後述する第1給気導入管7を介してエアクーラ6に供給される。また、コンプレッサハウジング45の給気入口側には、サイレンサ46が取り付けられている。
第1排気導入管5は、図1,2,6,7等に示すように、上述した排気静圧管3の軸方向の一端面3aと、タービンハウジング44の入口側ケーシング441とを接続するように構成されている。
図示した実施形態では、排気静圧管3の一端面3aは内燃機関1の出力軸側に位置しており、他端面3bは自由端側に位置している。
エアクーラ6は、コンプレッサホイール42で圧縮された給気を冷却するための装置である。
図示した実施形態では、エアクーラ6の流出側には空気導管11が接続されている。空気導管11には、エアクーラ6で冷却された給気から水滴を除去するための水滴分離器111が設けられている。水滴分離器111で水滴が除去された給気は、掃気トランク室112からシリンダ23の内部に形成されている不図示の掃気ポートを介して、燃焼室24に供給される。
第1給気導入管7は、図2,7等に示すように、コンプレッサハウジング45とエアクーラ6とを接続するように構成されるとともに、コンプレッサハウジング45からエアクーラ6に向かって流路断面が拡大する拡大部71を有する。
図2に示す実施形態では、第1給気導入管7は、コンプレッサハウジング45の出口45aからエアクーラ6に向かって流路断面が漸次拡大する拡大部71と、拡大部71の下流端71aとエアクーラ6の入口6aとを接続する湾曲部72とを有する。また、図7に示す実施形態では、第1給気導入管7は、コンプレッサハウジング45の出口45aからエアクーラ6に向かって流路断面が漸次拡大する拡大部71と、拡大部71を流れる圧縮給気と、後述する第2給気導入管9を流れる圧縮給気とが合流する合流部73とを有する。
また、第1給気導入管7は、図1,6等に示すように、排気静圧管3を挟んでエンジン本体2の反対側に配置されている。なお、本明細書において、エンジン本体2に対して排気静圧管3および第1給気導入管7が配置されている側(図1,6における下側)を排気側と呼ぶ場合がある。すなわち、排気静圧管3、エアクーラ6、および第1給気導入管は、エンジン本体2に対して排気側に配置されている。
そして、本発明の少なくとも一実施形態にかかる内燃機関1は、図1,2,6,7等に示すように、排気静圧管3の一端面3aを通過し、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と直交する方向に延伸する第1ラインL1に対して、排気静圧管3が位置する側と反対側の領域を第1領域A1と定義した場合に、第1過給機4は第1領域A1に配置され、エアクーラ6は第1領域A1以外の領域に配置される。
このような内燃機関1によれば、第1過給機4のコンプレッサハウジング45からエアクーラ6に向かって流路断面が拡大するように形成される第1給気導入管7の拡大部71のダクト長を長く確保できる。拡大部71のダクト長が長くなる分、流路摩擦圧損(流路との摩擦に起因する圧損)は大きくなるが、流路断面の拡がり角度が小さくなるため、流路形状圧損(流路断面の形状変化に起因する圧損)は小さくなる。上述した図13に示したように、流路摩擦圧損は、距離(ダクト長)が長くなるにつれて一次関数的に大きくなるのに対し、流路形状圧損は、距離(ダクト長)が長くなるにつれて指数関数的に小さくなる。
したがって、このような内燃機関1によれば、拡大部71のダクト長を長く確保することで、過給機とエアクーラとが近接して配置されていた従来の内燃機関と比べて、流路形状圧損を大幅に小さくすることが出来る。これにより、第1給気導入管7を流れる給気の圧損合計も小さく出来るようになっている。
幾つかの実施形態では、図1,2,6,7等に示すように、上述した第1ラインL1と、排気静圧管3の軸方向の他端面3bを通過し、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と直交する方向に延伸する第2ラインL2との間に画定される領域を第2領域A2と定義したときに、エアクーラ6は第2領域A2に配置される。
このような実施形態によれば、第1過給機4は第1領域A1に配置され、エアクーラ6は第2領域A2に配置される。そして、第1給気導入管7は、第1領域A1に配置されている第1過給機4のコンプレッサハウジング45から、第2領域A2に配置されているエアクーラ6まで延在するように構成される。これにより、上述したように、第1給気導入管7の拡大部71のダクト長を長く確保でき、第1給気導入管7における流路形状圧損を小さくすることで、圧損合計を小さくすることが出来る。また、エアクーラ6を排気静圧管3の側方に当る第2領域A2に配置することで、エアクーラ6を排気静圧管3の近傍に配置することが出来、内燃機関1全体のレイアウトをコンパクトにすることが可能となる。
幾つかの実施形態では、図1,2等に示すように、第2ラインL2と、排気静圧管3の一端面3aと他端面3bとの間の中心位置(図1,2におけるa点)を通過し、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と直交する方向に延伸する第3ラインL3との間に画定される領域であって、第2領域A2の一部をなす領域を第3領域A3と定義したときに、エアクーラ6は第3領域A3に配置される。
このような実施形態によれば、第1過給機4は第1領域A1に配置され、エアクーラ6は、第2領域A2の内、第1過給機4からより離れた位置にある第3領域A3に配置される。そして、第1給気導入管7は、第1領域A1に配置されている第1過給機4のコンプレッサハウジング45から、第3領域A3に配置されているエアクーラ6まで延在するように構成される。これにより、第1給気導入管7の拡大部71のダクト長をより長く確保できるようになっている。
幾つかの実施形態では、図2,7等に示すように、排気静圧管3は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向が水平方向に沿うように配置される。そして、第1給気導入管7は、第1過給機4のコンプレッサハウジング45から斜め下方に向かって延在するように構成される。
図示した実施形態では、排気静圧管3の中心軸CL3は、重力の作用方向に対して90度の角度で交わるように延伸している。ただし、本実施形態において、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と重力の作用方向とのなす角度は、厳密に90度に限定されるものではない。本実施形態において、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と重力の作用方向とのなす角度は、同程度の作用効果を奏する交差角であればよく、少なくとも75度〜115度の範囲は、本実施形態の範囲に含まれるものである。
このような実施形態によれば、第1給気導入管7が、第1過給機4のコンプレッサハウジング45から斜め下方に向かって延在するように構成されることで、第1給気導入管7の拡大部71のダクト長さをより一層長く確保することが可能となる。
幾つかの実施形態では、図1,6等に示すように、第1給気導入管7は、上面視における第1給気導入管7の中心軸CL7の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、配置される。
図1に示した実施形態では、第1給気導入管7の中心軸CL7の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して厳密に平行となっている。ただし、本実施形態において、第1給気導入管7の中心軸CL7の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して厳密に平行である場合のみに限定されるものではない。例えば図6に示したように、第1給気導入管7の中心軸CL7が、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して交差する方向に延伸していても、その交差角が平行の場合と同程度の作用効果を奏するものであればよい。第1給気導入管7の中心軸CL7の延伸方向と排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向との交差角(図6におけるθ)が、少なくとも−15度〜15度の範囲であれば、本実施形態の範囲に含まれるものである。
このような実施形態によれば、上面視における第1給気導入管7の中心軸CL7の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、第1給気導入管7を配置することで、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
幾つかの実施形態では、図2,7等に示すように、排気静圧管3は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向が水平方向に沿うように配置される。第1過給機4は、回転軸43の中心軸CL4の延伸方向が水平方向に沿うように配置されるとともに、回転軸43の中心軸CL4の高さが、排気静圧管3の頂辺3tおよび底辺3uの間に位置する。そして、エアクーラ6は、第1過給機4の下方側に位置するように構成される。
このような実施形態によれば、第1過給機4の下方側にエアクーラ6が配置されることで、第1給気導入管7の拡大部71のダクト長さをより一層長く確保することが可能となる。
幾つかの実施形態では、図1,6等に示すように、第1排気導入管5は、上面視における第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と一致するか、又は上面視における第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、配置される。
図1に示した実施形態では、上面視における第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と一致するように、第1排気導入管5が配置されている。このような実施形態によれば、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。しかも、第1排気導入管5に湾曲部などを形成する必要が無く、第1排気導入管5の形状を単純化することが出来るため、第1排気導入管5における圧損合計を小さくすることが可能となる。
図6に示した実施形態では、上面視における第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、第1排気導入管5が配置されている。このような実施形態によれば、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。しかも、第1排気導入管5に湾曲部などを形成する必要が無く、第1排気導入管5の形状を単純化することが出来るため、第1排気導入管5における圧損合計を小さくすることが可能となる。
なお、図6に示した実施形態では、第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して厳密に平行となっているが、本実施形態において、第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して厳密に平行である場合のみに限定されるものではない。第1排気導入管5の中心軸CL5が、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して交差する方向に延伸していても、上述した作用効果を奏する程度の交差角であればよい。第1排気導入管5の中心軸CL5の延伸方向と排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向との交差角が、少なくとも−15度〜15度の範囲であれば、本実施形態の範囲に含まれるものである。
図11は、本発明の一実施形態に係る第1排気導入管の形状を示した図である。
幾つかの実施形態では、図11(a)〜(e)に示すように、第1排気導入管5は、排気静圧管3の一端面3aからタービンハウジング44に向かって流路断面が縮小するように形成される。
タービンハウジング44の入口側ケーシング441における排気ガス入口における流路断面は、排気静圧管3の一端面3aにおける流路断面よりも小さい。このため、入口側ケーシング441の排気ガス入口と同じ大きさの流路断面を有する第1排気導入管5を排気静圧管3の一端面3aに接続すると、排気静圧管3から第1排気導入管5に排気ガスが流入する際に大きな圧損が発生する。
よって、このような実施形態によれば、第1排気導入管5は、排気静圧管3の一端面3aからタービンハウジング44の入口側ケーシング441に向かって流路断面が縮小するように形成されるため、第1排気導入管5における流路形状圧損を小さくすることが出来る。
幾つかの実施形態では、図11(a)〜(c)に示すように、第1排気導入管5の上流端5aは、排気静圧管3の一端面3aと、同じ流路断面を有している。
このような実施形態によれば、排気静圧管3から第1排気導入管5に排気ガスが流入する際の圧損を小さくすることで、第1排気導入管5における流路形状圧損を小さくすることが出来る。
幾つかの実施形態では、図11(a),(b),(d),(e)に示すように、第1排気導入管5は、その上流端5aから下流端5bに向かって流路断面が漸次縮小するように形成される。
このような実施形態によれば、第1排気導入管5を流れる排気ガスが円滑に流れ、第1排気導入管5における流路形状圧損を小さくすることが出来る。
幾つかの実施形態では、図11(a),(e)に示すように、第1排気導入管5は、上流端5aから下流端5bに向かって流路断面が漸次縮小するように、ベルマウス状に形成される。
このような実施形態によれば、第1排気導入管5が、損失係数の小さいベルマウス形状に形成されているため、第1排気導入管5における流路形状圧損を小さくすることが出来る。
幾つかの実施形態では、図11(e)に示すように、第1排気導入管5の上流端5aは、排気静圧管3の一端面3aよりも小さい流路断面を有するとともに、排気静圧管3の一端面3aよりも排気静圧管3の内部側に位置している。
このような実施形態によれば、排気静圧管3から第1排気導入管5に排気ガスが流入する際の圧損を小さくすることが出来る。
幾つかの実施形態では、図1,6等に示すように、第1過給機4は、回転軸43の中心軸CL4の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して直交する方向に沿うように、且つ、コンプレッサハウジング45がタービンハウジング44よりも排気静圧管3から離間した位置となるように、配置される。
図示した実施形態では、回転軸43の中心軸CL4の延伸方向と、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向とが、90度の角度で交差している。ただし、本実施形態において、回転軸43の中心軸CL4の延伸方向と排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向とのなす角度は、厳密に90度に限定されるものではない。本実施形態において、回転軸43の中心軸CL4の延伸方向と排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向とのなす角度は、同程度の作用効果を奏する交差角であればよく、少なくとも75度〜115度の範囲は、本実施形態の範囲に含まれるものである。
このような実施形態によれば、第1過給機4の回転軸43の中心軸CL4の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して平行な方向に沿うように、第1過給機4が第1領域A1に配置される場合と比べて、内燃機関1全体の軸方向の長さ(図1,6における紙面横方向の長さ)を短くすることが出来る。このため、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
幾つかの実施形態では、図2,3,7,8等に示すように、第1過給機4は、エンジン本体2に固定されている支持架台12によって支持される。
図示した実施形態では、支持架台12は第1過給機4のタービンハウジング44が載置されている支持台121と、支持台121を支持する支持脚122を有する。支持脚122は、上部プラットフォーム13A及び下部プラットフォーム13Bを介してエンジン本体2に固定されている。
このような実施形態によれば、第1過給機4をエンジン本体2に固定されている支持架台12によって支持することで、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。また、内燃機関1が設置される船体や建物などの構造物に支持架台12を固定する場合と比べて、内燃機関1の設置場所に関する制約が少なくて済むため、内燃機関1の設置性を高めることが出来る。
幾つかの実施形態では、図6〜図10に示すように、内燃機関1は、排気静圧管3から供給される排気ガスによって駆動するように構成された第2過給機8と、第2過給機8のコンプレッサハウジング85とエアクーラ6とを接続するように構成される第2給気導入管9をさらに備える。
第2過給機8は、図6に示すように、排気ガスによって回転するタービンホイール81、燃焼室24に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール82、タービンホイール81とコンプレッサホイール82とを連結する回転軸83、タービンホイール81を収容するタービンハウジング84、及びコンプレッサホイール82を収容するコンプレッサハウジング85を含む。そして、第2過給機8は、上述した第1過給機4と同容量もしくは小容量に構成されるとともに、第1領域A1以外の領域に配置される。
図示した実施形態では、回転軸83の一端側にはタービンホイール81が連結され、他端側にはコンプレッサホイール82が連結されている。タービンハウジング84は、相互に連結された入口側ケーシング841と出口側ケーシング842を有する。入口側ケーシング841は、排気静圧管3の排気側周面3cと、第2排気導入管10を介して接続される。排気静圧管3から入口側ケーシング841の排気ガス入口に供給された排気ガスは、タービンホイール81に作用して回転軸83を回転させた後、出口側ケーシング842に形成されている排気ガス出口から外部に排出される。回転軸83の回転に伴ってコンプレッサホイール82が回転駆動し、給気を圧縮する。圧縮された給気は、後述する第2給気導入管9を介してエアクーラ6に供給される。また、コンプレッサハウジング85の給気入口側には、サイレンサ86が取り付けられている。
第2給気導入管9は、図7等に示すように、第2過給機8のコンプレッサハウジング85からエアクーラ6に向かって流路断面が拡大する拡大部91を有する。そして、第2給気導入管9は、第2過給機8のコンプレッサハウジング85から斜め下方に向かって延在するように構成される。
図示した実施形態では、第2給気導入管9は、第2過給機8のコンプレッサハウジング85からエアクーラ6に向かって流路断面が漸次拡大する拡大部91からなる。そして、拡大部91を流れた圧縮給気が合流部73を介してエアクーラ6に流入するように構成されている。図示した実施形態では、拡大部91は、第2ラインL2側から第1ラインL1側に向かって僅かに傾斜しながら下方に延在している。すなわち、上面視において、第1給気導入管7と第2給気導入管とは、互いに逆方向に延在している。
このような実施形態によれば、内燃機関1が第1過給機4及び第2過給機8の2台の過給機を備えることで、1台の過給機しか備えていない場合と比べて、流路形状圧損を十分に小さくするのに必要な給気導入管のダクト長さを短縮することが出来る。このため、第1給気導入管7および第2給気導入管9の夫々において、流路形状圧損を十分に小さくするのに必要なダクト長さを確保でき、第1給気導入管7および第2給気導入管9における流路形状圧損を小さくすることで、内燃機関1全体の圧損合計を小さくすることが出来る。しかも、2台の過給機の内、より長いダクト長さを確保する必要がある大容量の第1過給機4を第1領域A1に配置し、小容量の第2過給機8を第1領域A1以外に配置することで、第1給気導入管7のダクト長さを長く確保し易いレイアウトになっている。
幾つかの実施形態では、第1過給機4の容量、第2過給機8の容量、第1給気導入管7のダクト長さ及び流路断面、第2給気導入管9のダクト長さ及び流路断面は、内燃機関1が定格出力で駆動した時において、第1給気導入管7および第2給気導入管9の各々から合流部73に流入する排気ガスの流速が等しくなるように設計される。
このような実施形態によれば、合流部73における合流に伴う圧損を小さくすることが出来る。
幾つかの実施形態では、図6,7等に示すように、第2過給機8は、第2領域A2に配置される。
このような実施形態によれば、第2過給機8を排気静圧管3の側方に当る第2領域A2に配置することで、第2過給機8を排気静圧管3の近傍に配置することが出来、内燃機関1全体のレイアウトをコンパクトにすることが可能となる。
図12は、図6に示した内燃機関の変形例にかかる斜視図である。
幾つかの実施形態では、図12に示したように、第2ラインL2に対して、排気静圧管3が位置する側の反対側の領域を第4領域A4と定義した場合に、第2過給機8は、第4領域A4に配置される。また、第2排気導入管10は、排気静圧管3の軸方向の他端面3bと、第2過給機8のタービンハウジング84の入口側ケーシング841とを接続するように構成されている。そして、第1過給機4は第1領域A1に配置され、エアクーラ6は第2領域A2に配置される。
図示した実施形態では、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向が水平方向に沿うように、第2過給機8が配置されている。また、上面視における第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向が、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、第2過給機8が配置されている。そして、上面視において、第1過給機4、排気静圧管3、及び第2過給機8がU字状をなすようにエンジン本体2の排気側に配置されている。
このような実施形態によれば、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが出来るとともに、第1給気導入管7の拡大部71および第2給気導入管9の拡大部91のダクト長さをより一層長く確保することが出来る。
幾つかの実施形態では、図6,7等に示すように、第2過給機8は、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向が水平な方向に沿うように、且つ、上面視における第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、配置される。
図示した実施形態では、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8は、重力の作用方向に対して90度の角度で交わるように延伸している。ただし、本実施形態において、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向と重力の作用方向とのなす角度は、厳密に90度に限定されるものではない。本実施形態において、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向と重力の作用方向とのなす角度は、同程度の作用効果を奏する交差角であればよく、少なくとも75度〜115度の範囲は、本実施形態の範囲に含まれるものである。
また、図示した実施形態では、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して厳密に平行となっている。ただし、本実施形態において、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向に対して厳密に平行である場合のみに限定されるものではない。第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向は、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な場合と同程度の作用効果を奏するのであれば、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と交差していても良い。本実施形態において、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向と、排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向との交差角が、少なくとも−15度〜15度の範囲にある場合は、本実施形態の範囲に含まれるものである。
このような実施形態によれば、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向が水平な方向に沿うように、且つ、上面視における第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の延伸方向が排気静圧管3の中心軸CL3の延伸方向と平行な方向に沿うように、第2過給機8を配置することで、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。
幾つかの実施形態では、図7等に示すように、第2過給機8の回転軸83の中心軸CL8の高さが、排気静圧管3の頂辺3tおよび底辺3uの間に位置する。そして、エアクーラ6は、第2過給機8の下方側に位置するように構成される。
このような実施形態によれば、第2過給機8の下方側にエアクーラ6が配置されることで、第2給気導入管9のダクト長さをより一層長く確保することが可能となる。
幾つかの実施形態では、図7〜図9等に示すように、第2過給機8は、エンジン本体2に固定されている支持架台14によって支持される。
図示した実施形態では、支持架台14は第1過給機8のタービンハウジング84が載置されている支持台141と、支持台141を支持する支持脚142を有する。支持脚142は、上部プラットフォーム13A及び下部プラットフォーム13Bを介してエンジン本体2に固定されている。
このような実施形態によれば、第2過給機8をエンジン本体2に固定されている支持架台14によって支持することで、内燃機関1全体をコンパクトにレイアウトすることが可能となる。また、内燃機関1が設置される船体や建物などの構造物に支持架台14を固定する場合と比べて、内燃機関1の設置場所に関する制約が少なくて済むため、内燃機関1の設置性を高めることが出来る。
以上、上述した本発明の一実施形態にかかる内燃機関1によれば、排気導入管(第1排気導入管5,第2排気導入管10)および給気導入管(第1給気導入管7,第2給気導入管9)における圧力損失を抑えつつ、排気静圧管3、過給機(第1過給機4,第2過給機8)、及びエアクーラ6、がエンジン本体2の周囲にコンパクトに配置された内燃機関を提供される。
したがって、例えば、第1過給機4または第2過給機8によって圧縮した圧縮給気を船底に供給することで、船体の水中抵抗を低減するように構成された船体抵抗低減システムを備えた場合に、本発明の一実施形態にかかる内燃機関1によれば、内燃機関1全体の圧力損失を小さく抑えることが出来る。このため、例えば喫水圧力が高いような場合であっても、補助的に加圧など行わずとも、圧縮給気を船底へと供給することが可能となる。
また特に、第1過給機4および第2過給機8の2台の過給機を備える内燃機関1において、内燃機関1の部分負荷運転時にコンプレッサ出口圧力が圧縮給気を船底まで直接供給するのに不足するような場合に、2台の過給機の内の1台の駆動を停止し、もう1台の過給機の方へ排気ガスの全量を供給する。このようにすることで、駆動される1台の過給機のコンプレッサ出口圧力を高めることが出来るため、部分負荷運転時においても、補助的に加圧など行わずとも、圧縮給気を船底へと供給することが可能となる。
以上、本発明の好ましい形態について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではない。例えば上述した実施形態を組み合わせても良く、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
1 内燃機関
2 エンジン本体
21 台板
22 架構
23 シリンダ
231 ピストン
232 ピストン棒
233 排気弁
24 燃焼室
25 クランクシャフト
26 排気管
3 排気静圧管
3a 一端面
3b 他端面
3c 排気側周面
3t 頂辺
3u 底辺
4 第1過給機
41 タービンホイール
42 コンプレッサホイール
43 回転軸
44 タービンハウジング
441 入口側ケーシング
442 出口側ケーシング
45 コンプレッサハウジング
46 サイレンサ
5 第1排気導入管
5a 上流端
5b 下流端
6 エアクーラ
7 第1給気導入管
71 拡大部
72 湾曲部
73 合流部
8 第2過給機
81 タービンホイール
82 コンプレッサホイール
83 回転軸
84 タービンハウジング
841 入口側ケーシング
842 出口側ケーシング
85 コンプレッサハウジング
86 サイレンサ
9 第2給気導入管
91 拡大部
10 第2排気導入管
11 空気導管
111 水滴分離器
112 掃気トランク室
12 支持架台
121 支持台
122 支持脚
13A 上部プラットフォーム
13B 下部プラットフォーム
14 支持架台
141 支持台
142 支持脚

Claims (13)

  1. シリンダと前記シリンダ内で往復動可能なピストンとによって画定される燃焼室を含むエンジン本体と、
    前記燃焼室から排出される排気ガスが導入される筒状の排気静圧管と、
    前記排気静圧管から供給される前記排気ガスによって駆動するように構成された第1過給機であって、前記排気ガスによって回転するタービンホイール、前記燃焼室に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール、前記タービンホイールと前記コンプレッサホイールとを連結する回転軸、前記タービンホイールを収容するタービンハウジング、及び前記コンプレッサホイールを収容するコンプレッサハウジング、を含む第1過給機と、
    前記排気静圧管の軸方向の一端面と、前記タービンハウジングとを接続するように構成される第1排気導入管と、
    前記コンプレッサホイールで圧縮された給気を冷却するためのエアクーラと、
    前記コンプレッサハウジングと前記エアクーラとを接続するように構成される第1給気導入管であって、前記コンプレッサハウジングから前記エアクーラに向かって流路断面が拡大する拡大部を有する第1給気導入管と、を備え、
    前記排気静圧管の前記一端面を通過し、前記排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第1ラインに対して、前記排気静圧管が位置する側と反対側の領域を第1領域と定義し
    前記第1ラインと、前記排気静圧管の軸方向の他端面を通過し且つ前記排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第2ラインとの間に画定される領域を第2領域と定義した場合に、
    前記第1過給機は前記第1領域に配置され、
    前記エアクーラは前記第2領域に配置され、
    前記コンプレッサハウジングおよび前記エアクーラは、前記排気静圧管の軸方向に沿った中心線に対して、前記エンジン本体が配置される領域とは反対側の領域に配置され、
    前記第1給気導入管は、前記コンプレッサハウジングとの接続位置から前記エアクーラとの接続位置までに亘って、上面視における前記第1給気導入管の軸方向が前記排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、配置される
    内燃機関。
  2. 前記第2ラインと、
    前記排気静圧管の前記一端面と前記他端面との間の中心位置を通過し、前記排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第3ラインと、の間に画定される領域であって、前記第2領域の一部をなす領域を第3領域と定義したときに、
    前記エアクーラは前記第3領域に配置される
    請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記排気静圧管は、前記排気静圧管の軸方向が水平方向に沿うように配置され、
    前記第1給気導入管は、前記第1過給機の前記コンプレッサハウジングから斜め下方に向かって延在する
    請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記排気静圧管は、前記排気静圧管の軸方向が水平方向に沿うように配置され、
    前記第1過給機は、前記回転軸の軸方向が水平方向に沿うように配置されるとともに、前記回転軸の軸心の高さが、前記排気静圧管の頂辺および底辺の間に位置し、
    前記エアクーラは、前記第1過給機の下方側に位置する
    請求項1から3の何れか一項に記載の内燃機関。
  5. 前記第1排気導入管は、上面視における前記第1排気導入管の軸方向が前記排気静圧管の軸方向の延伸方向と一致するか、又は上面視における前記第1排気導入管の軸方向が前記排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、配置される
    請求項4に記載の内燃機関。
  6. 前記第1排気導入管は、前記排気静圧管の前記一端面から前記タービンハウジングに向かって流路断面が縮小するように形成される
    請求項4又は5に記載の内燃機関。
  7. 前記第1過給機は、前記回転軸の軸方向が前記排気静圧管の軸方向に対して直交する方向に沿うように、配置される
    請求項4から6の何れか一項に記載の内燃機関。
  8. 前記第1過給機は、前記エンジン本体に固定されている支持架台によって支持される
    請求項1から7の何れか一項に記載の内燃機関。
  9. シリンダと前記シリンダ内で往復動可能なピストンとによって画定される燃焼室を含むエンジン本体と、
    前記燃焼室から排出される排気ガスが導入される筒状の排気静圧管と、
    前記排気静圧管から供給される前記排気ガスによって駆動するように構成された第1過給機であって、前記排気ガスによって回転するタービンホイール、前記燃焼室に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール、前記タービンホイールと前記コンプレッサホイールとを連結する回転軸、前記タービンホイールを収容するタービンハウジング、及び前記コンプレッサホイールを収容するコンプレッサハウジング、を含む第1過給機と、
    前記排気静圧管の軸方向の一端面と、前記タービンハウジングとを接続するように構成される第1排気導入管と、
    前記コンプレッサホイールで圧縮された給気を冷却するためのエアクーラと、
    前記コンプレッサハウジングと前記エアクーラとを接続するように構成される第1給気導入管であって、前記コンプレッサハウジングから前記エアクーラに向かって流路断面が拡大する拡大部を有する第1給気導入管と、を備え、
    前記排気静圧管の前記一端面を通過し、前記排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第1ラインに対して、前記排気静圧管が位置する側と反対側の領域を第1領域と定義し
    前記第1ラインと、前記排気静圧管の軸方向の他端面を通過し且つ前記排気静圧管の軸方向と直交する方向に延伸する第2ラインとの間に画定される領域を第2領域と定義したときに、
    前記第1過給機は前記第1領域に配置され、
    前記エアクーラは前記第2領域に配置され、
    前記排気静圧管は、前記排気静圧管の軸方向が水平方向に沿うように配置され、
    前記第1給気導入管は、前記第1過給機の前記コンプレッサハウジングから斜め下方に向かって延在し、
    前記排気静圧管から供給される前記排気ガスによって駆動するように構成された第2過給機であって、前記排気ガスによって回転するタービンホイール、前記燃焼室に供給する給気を圧縮するコンプレッサホイール、前記タービンホイールと前記コンプレッサホイールとを連結する回転軸、前記タービンホイールを収容するタービンハウジング、及び前記コンプレッサホイールを収容するコンプレッサハウジング、を含む、前記第1過給機と同容量もしくは小容量に構成された第2過給機と、
    前記第2過給機の前記コンプレッサハウジングと、前記エアクーラとを接続するように構成される第2給気導入管であって、前記第2過給機の前記コンプレッサハウジングから前記エアクーラに向かって流路断面が拡大する拡大部を有する第2給気導入管と、をさらに備え、
    前記第2過給機は、前記第1領域以外の領域に配置され、
    前記第2給気導入管は、前記第2過給機の前記コンプレッサハウジングから斜め下方に向かって延在する
    内燃機関。
  10. 前記第2過給機は、前記第2領域に配置される
    請求項9に記載の内燃機関。
  11. 前記第2過給機は、前記第2過給機の前記回転軸の軸方向が水平な方向に沿うように、且つ、上面視における前記第2過給機の前記回転軸の軸方向が前記排気静圧管の軸方向と平行な方向に沿うように、配置される
    請求項10に記載の内燃機関。
  12. 前記第2過給機の前記回転軸の軸心の高さが、前記排気静圧管の頂辺および底辺の間に位置し、
    前記エアクーラは、前記第2過給機の下方側に位置する
    請求項11に記載の内燃機関。
  13. 前記第2過給機は、前記エンジン本体に固定されている支持架台によって支持される
    請求項9から12の何れか一項に記載の内燃機関。
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