JP6461896B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関し、より詳しくは、駆動不良を防止することができる表示装置に関する。
情報化社会が発展するにつれて、画像を表示するための表示装置に対する要求が多様な形態に増加している。表示装置分野は体積の大きい陰極線管(Cathode Ray Tube:CRT)に代える、薄くて軽く、大面積が可能な平板表示装置(Flat Panel Display Device:FPD)に急速に変化してきた。平板表示装置には、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device:LCD)、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display Device:OLED)、そして電気泳動表示装置(Electrophoretic Display Device:ED)などがある。
そのうち、有機発光表示装置は、自ら発光する自発光素子であって、応答速度が早く、発光効率、輝度、及び視野角が大きいという長所がある。特に、有機発光表示装置は、柔軟な(flexible)プラスチック基板の上にも形成できるだけでなく、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel)や無機電界発光(EL)ディスプレイに比べて低い電圧で駆動が可能で、電力消耗が比較的少なく、色感が優れるという長所がある。
柔軟なプラスチック基板に製造された有機発光表示装置は、ガラス基板上にポリイミドをコーティングした後、薄膜トランジスタ、有機膜層を含む有機発光ダイオードなどの素子が製造され、パッド部にチップオンフィルム(Chip on Film:COF)のような軟性回路基板が付着される。そして、ガラス基板を分離する工程を遂行して柔軟なポリイミド基板を備える有機発光表示装置が製造される。
図1は有機膜層の蒸着工程を示す図であり、図2は基板に加えられるストレスを示す図である。
有機発光ダイオードの有機膜層は、有機発光表示装置の画像を表示する表示部の全体に形成される。このために、図1に示すように、基板SUBの表示部A/Aの全体をオープンするオープンマスクOMを用いて有機物ソースSOUを蒸着することによって有機膜層EMLが形成される。しかしながら、図2に示すように、柔軟な基板SUBを曲げるか、またはぐるぐると巻くようになれば、基板SUBの上部にストレスが加えられ、下部にもストレスが加えられる。基板SUBの上部に形成された有機膜層EMLは接着力が弱いために、ストレスにより一部で剥離が発生する。したがって、有機発光表示装置の駆動不良が発生する問題がある。
本発明は、有機膜層を複数に分離させてストレスを緩和させることができる表示装置を提供する。
また、本発明は、有機膜層の剥離を防止して、駆動不良を防止することができる表示装置を提供する。
本発明に係る表示装置は、表示部と前記表示部の他の非表示部を含むプラスチック基板と、前記非表示部の一側に配置され、軟性回路基板が付着されるデータパッド部と、を含み、前記表示部は、前記表示部上に位置し、少なくとも有機膜層を含む有機発光ダイオードが各々備えられた複数のサブピクセルを含み、前記有機膜層は前記表示部の一側から他側まで連続してなり、かつ互いに離隔した複数の行に配列され、前記複数の行は前記データパッド部と並んでいる。
前記複数のサブピクセルは各々発光部及び駆動部を含み、前記有機膜層は前記発光部の全体に重畳する。
前記有機膜層の複数の行の間に前記有機膜層の複数の行が離隔した離隔領域が位置する。
前記離隔領域は、前記駆動部と重畳し、かつ前記発光部と重畳しない。
記離隔領域は前記有機膜層の複数の行の長軸方向と垂直な方向に少なくとも1つ以上位置する。
前記有機膜層の複数の行のうち、隣接した2つの間に位置する少なくとも1つの有機膜パターンをさらに含み、前記有機膜パターンは前記有機膜層の複数の行と並んで配置される。
前記有機膜パターンは隣接した前記有機膜層の複数の行と離隔した。
前記表示装置は、前記データパッド部の長軸方向と垂直な方向に曲がる。
前記有機膜層の複数の行の長軸方向は前記データパッド部の長軸方向と並んでいる。
前記有機膜層の行は前記有機膜層の行の長軸方向と垂直な方向に配置された前記少なくとも1つ以上のサブピクセルを周期で離隔した。
前記有機発光ダイオードは白色を発光する。
本発明に係る表示装置は、表示部と前記表示部の他の非表示部を含むプラスチック基板と、前記非表示部の一側に配置され、軟性回路基板が付着されるデータパッド部と、を含み、前記表示部は、前記表示部上に位置し、少なくとも有機膜層を含む有機発光ダイオードが各々備えられた複数のサブピクセルを含み、前記有機膜層は前記表示部の一側から他側まで連続してなり、かつ互いに離隔した複数の行に配列され、前記複数の行は前記データパッド部と並んでおり、前記有機発光ダイオードは白色を発光する。
前記表示部に位置して前記有機発光ダイオードで発光された白色を他の色に変換するカラーフィルタをさらに含む。
前述したように、本発明に係る有機発光表示装置は、データパッド部の長軸方向と並んでいる複数の行で有機膜層を形成することによって、曲がる方向に作用するストレスにより有機膜層が剥離されることが防止できる利点がある。また、本発明は有機膜層の複数の行が離隔することによって、第2電極とバンク層を接触させて第2電極の接着力を向上させることができる。したがって、本発明の有機発光表示装置は駆動不良が防止できる利点がある。
有機膜層の蒸着工程を示す図である。 基板に加えられるストレスを示す図である。 有機発光表示装置の概略的なブロック図である。 サブピクセルの回路構成を示す第1例示図である。 サブピクセルの回路構成を示す第2例示図である。 本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置を示す平面図である。 有機発光表示装置のサブピクセルを示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の平面を示す図である。 図8の一部を拡大した図である。 図9の切取り線I−I’により切り取った断面図である。 本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置が曲がることを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の平面を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る有機膜層を製造するためのマスクを示す図である。 本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置を示す図である。 図14の切取り線II−II’により切り取った断面図である。 比較例及び実施形態1に係る有機発光表示装置の構造、センター領域のストレス値、及びFEMシミュレーションイメージを示す図である。 有機膜層の行が離隔した周期に従う有機膜層の接着力の増加率を示すグラフである。
以下、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。明細書の全体に亘って同一な参照番号は実質的に同一な構成要素を意味する。以下の説明において、本発明と関連した公知技術または構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、以下の説明で使われる構成要素の名称は明細書作成の容易性を考慮して選択されたものであって、実際の製品の部品名称とは相異することがある。
本発明に係る表示装置は、柔軟なプラスチック基板上に表示素子が形成されたプラスチック表示装置である。プラスチック表示装置の例に、有機発光表示装置、液晶表示装置、電気泳動表示装置などが使用であるが、本発明では有機発光表示装置を例として説明する。有機発光表示装置は、アノードである第1電極とカソードである第2電極との間に有機物からなる有機膜層を含む。したがって、第1電極から供給を受ける正孔と第2電極から供給を受ける電子が有機膜層内で結合して正孔−電子対である励起子(exciton)を形成し、励起子が底状態に戻りながら発生するエネルギーにより発光する自発光表示装置である。しかしながら、本発明に従う有機発光表示装置は、プラスチック基板の他にガラス基板に形成されることもできる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図3は有機発光表示装置の概略的なブロック図であり、図4はサブピクセルの回路構成を示す第1例示図であり、図5はサブピクセルの回路構成を示す第2例示図である。
図3を参照すると、有機発光表示装置は、映像処理部10、タイミング制御部20、データ駆動部30、ゲート駆動部40、及び表示パネル50を含む。
映像処理部10は外部から供給されたデータ信号(DATA)と共にデータイネーブル信号(DE)などを出力する。映像処理部10は、データイネーブル信号(DE)の他にも垂直同期信号、水平同期信号、及びクロック信号のうち、1つ以上を出力することができるが、この信号は説明の便宜上、省略図示する。映像処理部10は、システム回路基板にIC(Integrated Circuit)形態に形成される。
タイミング制御部20は、映像処理部10からデータイネーブル信号(DE)または垂直同期信号、水平同期信号、及びクロック信号などを含む駆動信号と共に、データ信号(DATA)の供給を受ける。
タイミング制御部20は、駆動信号に基づいてゲート駆動部40の動作タイミングを制御するためのゲートタイミング制御信号(GDC)及びデータ駆動部30の動作タイミングを制御するためのデータタイミング制御信号(DDC)を出力する。タイミング制御部20は制御回路基板にIC形態に形成される。
データ駆動部30は、タイミング制御部20から供給されたデータタイミング制御信号(DDC)に応答してタイミング制御部20から供給されるデータ信号(DATA)をサンプリングし、ラッチしてガンマ基準電圧に変換して出力する。データ駆動部30は、データラインDL1〜DLnを通じてデータ信号(DATA)を出力する。データ駆動部30は、基板上にIC形態に付着される。
ゲート駆動部40は、タイミング制御部20から供給されたゲートタイミング制御信号(GDC)に応答して、ゲート電圧のレベルをシフトさせながらゲート信号を出力する。ゲート駆動部40は、ゲートラインGL1〜GLmを通じてゲート信号を出力する。ゲート駆動部40は、ゲート回路基板にIC形態に形成されるか、または表示パネル50にゲートインパネル(Gate In Panel)方式により形成される。
表示パネル50は、データ駆動部30及びゲート駆動部40から供給されたデータ信号(DATA)及びゲート信号に対応して映像を表示する。表示パネル50は、映像を表示するサブピクセルSPを含む。
図4を参照すると、1つのサブピクセルは、スイッチングトランジスタSW、駆動トランジスタDR、補償回路CC、及び有機発光ダイオードOLEDを含む。有機発光ダイオードOLEDは、駆動トランジスタDRにより形成された駆動電流によって光を発光するように動作する。
スイッチングトランジスタSWは、ゲートラインGL1を通じて供給されたゲート信号に応答して第1データラインDL1を通じて供給されるデータ信号がキャパシタCstにデータ電圧で格納されるようにスイッチング動作する。駆動トランジスタDRは、キャパシタCstに格納されたデータ電圧によって高電位電源ラインVDDと低電位電源ラインGNDとの間に駆動電流が流れるように動作する。補償回路CCは、駆動トランジスタDRのしきい電圧などを補償するための回路である。また、スイッチングトランジスタSWや駆動トランジスタDRに連結されたキャパシタは補償回路CCの内部に位置することができる。
補償回路CCは、1つ以上の薄膜トランジスタとキャパシタとから構成される。補償回路CCの構成は補償方法によって非常に多様であるところ、これに対する具体的な例示及び説明は省略する。
また、図5に示すように、補償回路CCが含まれた場合、サブピクセルには補償薄膜トランジスタを駆動すると共に、特定信号や電源を供給するための信号ラインと電源ラインなどがさらに含まれる。ゲートラインGL1は、スイッチングトランジスタSWにゲート信号を供給する第1−1ゲートラインGL1aと、サブピクセルに含まれた補償薄膜トランジスタを駆動するための第1−2ゲートラインGL1bを含むことができる。そして、追加された電源ラインはサブピクセルの特定ノードを特定電圧に初期化するための初期化電源ラインINITとして定義できる。しかしながら、これは1つの例示であり、これに限定されるものではない。
一方、図4及び図5では1つのサブピクセルに補償回路CCが含まれたことを一例にした。しかしながら、補償の主体がデータ駆動部30などのようにサブピクセルの外部に位置する場合、補償回路CCは省略されることもできる。即ち、1つのサブピクセルは、基本的に、スイッチングトランジスタSW、駆動トランジスタDR、キャパシタ、及び有機発光ダイオードOLEDを含む2T(Transistor)1C(Capacitor)構造で構成されるが、補償回路CCが追加された場合、3T1C、4T2C、5T2C、6T2C、7T2Cなどに多様に構成されることもできる。
また、図4及び図5では補償回路CCがスイッチングトランジスタSWと駆動トランジスタDRとの間に位置するものとして図示したが、駆動トランジスタDRと有機発光ダイオードOLEDとの間にさらに位置することもできる。補償回路CCの位置及び構造は図4及び図5に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図6は本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置を示す平面図であり、図7は有機発光表示装置のサブピクセルを示す断面図である。
図6を参照すると、有機発光表示装置は、プラスチック基板PI、表示部A/A、及び表示部A/Aの他の非表示部N/Aを含み、非表示部N/Aに位置したゲートパッド部GP及びデータパッド部DPを含む。表示部A/Aは複数のサブピクセルSPが配置されて、R、G、B、またはR、G、B、Wを発光してフルカラーを具現する。ゲートパッド部GPは表示部A/Aの一側、例えば、右側または左側の非表示部N/Aに配置されて表示部A/Aから延びるゲート信号ライン(図示せず)が複数の薄膜トランジスタに連結されるGIP駆動部でありうる。しかしながら、ゲートパッド部GPは本発明の一例であり、後述するデータパッド部と同様に、軟性回路基板が付着されることもできる。データパッド部DPは表示部A/Aの一側、例えば、下側の非表示部N/Aに配置されて表示部A/Aから延びる複数の信号ラインSLが配置される。複数の信号ラインSLはデータライン及び電源ラインであって、センシングラインがさらに含まれることもできる。複数の信号ラインSLは、データパッド部DPに付着されたチップオンフィルムのような軟性回路基板FPCを通じてデータ信号及び電源が印加される。
以下、本発明の図7を参照して、有機発光表示装置のサブピクセルSPの断面構造を説明する。
図7を参照すると、本発明の一実施形態に係る有機発光表示装置は、プラスチック基板PI上に第1バッファ層BUF1が位置する。プラスチック基板PIは、例えば、ポリイミド(Polyimide)基板でありうる。したがって、本発明のプラスチック基板PIは柔軟な(flexible)特性を有する。第1バッファ層BUF1は、プラスチック基板PIから流出するアルカリイオンなどの不純物から後続工程で形成される薄膜トランジスタを保護する役割をする。第1バッファ層BUF1は、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)、またはこれらの多重層でありうる。
第1バッファ層BUF1上にシールド層LSが位置する。シールド層LSはポリイミド基板を使用することによって発生できるパネル駆動電流が減少することを防止する役割をする。シールド層LS上に第2バッファ層BUF2が位置する。第2バッファ層BUF2はシールド層LSから流出するアルカリイオンなどの不純物から後続工程で形成される薄膜トランジスタを保護する役割をする。第2バッファ層BUF2はシリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)、またはこれらの多重層でありうる。
第2バッファ層BUF2上に半導体層ACTが位置する。半導体層ACTはシリコン半導体や酸化物半導体からなることができる。シリコン半導体は、非晶質シリコンまたは結晶化された多結晶シリコンを含むことができる。ここで、多結晶シリコンは移動度が高く(100μm/Vs以上)、エネルギー消費電力が低く、信頼性が優れて、駆動素子用ゲートドライバ及び/又はマルチプレクサMUXに適用するか、または画素内の駆動TFTに適用することができる。一方、酸化物半導体はオフ−電流が低いので、オン(On)時間が短く、オフ(Off)時間を長く維持するスイッチングTFTに適している。また、オフ電流が小さいので、画素の電圧維持期間が長くて低速駆動及び/又は低消費電力を要求する表示装置に適している。また、半導体層ACTはp型またはn型の不純物を含むドレイン領域及びソース領域を含み、これらの間にチャンネルを含む。
半導体層ACT上にゲート絶縁膜GIが位置する。ゲート絶縁膜GIは、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)、またはこれらの多重層でありうる。ゲート絶縁膜GI上に前記半導体層ACTの一定領域、即ち不純物が注入された場合のチャンネルと対応する位置にゲート電極GAが位置する。ゲート電極GAは、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、及び銅(Cu)からなる群から選択されたいずれか1つ、またはこれらの合金で形成される。また、ゲート電極GAは、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、及び銅(Cu)からなる群から選択されたいずれか1つ、またはこれらの合金からなる多重層でありうる。例えば、ゲート電極GAはモリブデン/アルミニウム−ネオジム、またはモリブデン/アルミニウムの2重層でありうる。
ゲート電極GA上にゲート電極GAを絶縁させる層間絶縁膜ILDが位置する。層間絶縁膜ILDは、シリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、またはこれらの多重層でありうる。層間絶縁膜ILD及びゲート絶縁膜GIの一部領域に半導体層ACTの一部を露出させるコンタクトホールCHが位置する。
層間絶縁膜ILD上にドレイン電極DEとソース電極SEが位置する。ドレイン電極DEは、半導体層ACTのドレイン領域を露出するコンタクトホールCHを通じて半導体層ACTに連結され、ソース電極SEは半導体層ACTのソース領域を露出するコンタクトホールCHを通じて半導体層ACTに連結される。ソース電極SE及びドレイン電極DEは単一層または多重層からなることができ、前記ソース電極SE及びドレイン電極DEが単一層の場合には、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、及び銅(Cu)からなる群から選択されたいずれか1つ、またはこれらの合金からなることができる。また、前記ソース電極SE及びドレイン電極DEが多重層の場合には、モリブデン/アルミニウム−ネオジムの2重層、チタニウム/アルミニウム/チタニウム、モリブデン/アルミニウム/モリブデン、またはモリブデン/アルミニウム−ネオジム/モリブデンの3重層からなることができる。
したがって、半導体層ACT、ゲート電極GA、ドレイン電極DE、及びソース電極SEを含む薄膜トランジスタTFTが構成される。
薄膜トランジスタTFTを含むプラスチック基板PI上にパッシベーション膜PASが位置する。パッシベーション膜PASは下部の素子を保護する絶縁膜であって、シリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、またはこれらの多重層でありうる。パッシベーション膜PAS上にカラーフィルタCFが位置する。カラーフィルタCFは,有機発光ダイオードOLEDで発光する白色の光を赤色、緑色、または青色に変換する役割をする。カラーフィルタCF上にオーバーコート層OCが位置する。オーバーコート層OCは下部構造の段差を緩和させるための平坦化膜であって、ポリイミド(polyimide)、ベンゾシクロブテン系樹脂(benzocyclobutene series resin)、アクリレート(acrylate)などの有機物からなる。オーバーコート層OCは、前記有機物を液状形態にコーティングした後、硬化させるSOG(spin on glass)のような方法により形成できる。
オーバーコート層OCの一部領域にはドレイン電極DEを露出させるビヤホ―ルVIAが位置する。オーバーコート層OC上に有機発光ダイオードOLEDが位置する。より詳しくは、オーバーコート層OC上に第1電極ANOが位置する。第1電極ANOは画素電極として作用し、ビヤホ―ルVIAを通じて薄膜トランジスタTFTのドレイン電極DEに連結される。第1電極ANOはアノードで、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、またはZnO(Zinc Oxide)などの透明導電物質からなることができる。第1電極ANOが反射電極の場合、第1電極ANOは反射層をさらに含む。反射層は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)、またはこれらの合金からなることができ、好ましくは、APC(銀/パラジウム/銅合金)からなることができる。
第1電極ANOを含むプラスチック基板PI上に画素を区画するバンク層BNKが位置する。バンク層BNKは、ポリイミド(polyimide)、ベンゾシクロブテン系樹脂(benzocyclobutene series resin)、アクリレート(acrylate)などの有機物からなる。バンク層BNKには第1電極ANOを露出させる画素定義部OPが位置する。プラスチック基板PIの前面には第1電極ANOにコンタクトする有機膜層EMLが位置する。有機膜層EMLは電子と正孔とが結合して発光する層であって、有機膜層EMLと第1電極ANOとの間に正孔注入層または正孔輸送層を含むことができ、有機膜層EML上に電子輸送層または電子注入層を含むことができる。
有機膜層EML上に第2電極CATが位置する。第2電極CATは表示領域部A/Aの前面に位置し、カソード電極に仕事関数の低いマグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、またはこれらの合金からなることができる。第2電極CATが透過電極の場合、光が透過できる程度に薄い厚さでなされ、反射電極の場合、光が反射できる程度に厚い厚さでなされる。
一方、本発明の有機発光表示装置は複数の行に配列されて互いに離隔した有機膜層を含む。
図8は本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の平面を示す図であり、図9は図8の一部を拡大した図であり、図10は図9の切取り線I−I’により切り取った断面図であり、図11は本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置が曲がることを示す図であり、図12は本発明の第1実施形態に係る有機発光表示装置の平面を示す図であり、図13は本発明の第1実施形態に係る有機膜層を製造するためのマスクを示す図である。
図8を参照すると、有機発光表示装置は、表示部A/A及び非表示部N/Aを含むプラスチック基板PIと、表示部A/Aに配列され、各々発光部LEPを含む複数のサブピクセル(図示せず)と、非表示部N/Aの一側に軟性回路基板FPCが付着されたデータパッド部DPを含む。表示部A/Aは複数のサブピクセル(図示せず)の発光部LEPが配置され、かつ複数のサブピクセルの発光部LEPと重畳する有機膜層OLEが配置される。有機膜層OLEは互いに離隔した複数の行OLE1〜OLEnからなり、複数の発光部LEPと重畳する。この際、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnは表示部A/Aの一側から他側まで連続して延びてなされる。有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの長軸方向(x軸)はデータパッド部DPの長軸方向(x軸)と並んで配置される。有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnは一定の距離だけ離隔して、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間に離隔領域GAPが形成される。有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnが一側から他側まで連続して延びてなされることによって、前記離隔領域GAPも表示部A/Aの一側から他側まで連続して延びてなされる。
より詳しくは、図9を参照すると、プラスチック基板PIの表示部A/Aに複数のサブピクセルSPが配置される。複数のサブピクセルSPは、白色(W)、青色(B)、緑色(G)、及び赤色(R)の光を放出することができる。複数のサブピクセルSPはx軸方向に配置された複数の行SP1〜SPnに配列される。また、複数のサブピクセルSPは、各々光を発光する発光部LEPと、サブピクセルSPを駆動するためのトランジスタとキャパシタなどが備えられた駆動部DRPを含む。
本発明の有機膜層OLEは互いに離隔した複数の行OLE1〜OLEnからなり、複数の発光部LEPと重畳する。有機膜層OLEの第1行OLE1は、複数のサブピクセルSPの第1行SP1の発光部LEPと重畳し、有機膜層OLEの第2行OLE2は複数のサブピクセルSPの第2行SP2の発光部LEPと重畳し、有機膜層OLEの第n行OLEnは複数のサブピクセルSPの第n行SPnの発光部LEPと重畳して配置される。
有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnは一定の距離だけ離隔して、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間に離隔領域GAPが形成される。離隔領域GAPは互いに隣接したサブピクセルSPで各々の発光部LEPの間の長さだけ最大になされることができる。仮に、離隔領域GAPが発光部LEPの一部に重畳すれば、重畳した領域は光が発光できなくなる。したがって、離隔領域GAPはサブピクセルSPの発光部LEPとは重畳しないように離隔することが好ましく、サブピクセルSPの駆動部DRPに重畳することが好ましい。離隔領域GAPの長軸方向(x軸)は有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの長軸方向(x軸)と並んで配置される。
図9を参照して、有機膜層OLEの第1行OLE1と第2行OLE2、そして離隔領域GAPの断面構造を説明する。以下、前述した図6と重複する説明は省略する。
複数のサブピクセルのうち、第1行SP1と第2行SP2に該当するサブピクセルは、各々発光部LEP及び駆動部DRPを含む。第1行SP1のサブピクセル上に有機膜層の第1行OLE1が位置し、第2行SP2のサブピクセル上に有機膜層の第2行OLE2が位置する。バンク層BNKは、第1行SP1と第2行SP2に該当するサブピクセルの各発光部LEPを区画して、バンク層BNKは発光部LEPを除外した残りの領域に位置する。有機膜層の第1行OLE1と第2行OLE2は、バンク層BNK上で一定の距離だけ離隔して離隔領域GAPを形成する。バンク層BNKが発光部LEPを除外した残りの領域に位置しており、切取り線により切断された面に第1行SP1のサブピクセルの駆動部DRPが位置するので、バンク層BNKは駆動部DRP上に位置することができる。したがって、有機膜層OLEの第1行OLE1と第2行OLE2が離隔した離隔領域GAPは、駆動部DRPと重畳するように位置するようになる。
また、離隔領域GAPには上部の第2電極CATが覆われるようになって、第2電極CATがバンク層BNKと接触するようになる。したがって、接着力の低い有機膜層OLEより接着力に優れるバンク層BNKに第2電極CATを一部接着させて第2電極CATの接着力が向上できる。
前述した本発明は、データパッド部の長軸方向と並んでいる複数の行で有機膜層を形成することを開示した。図11を参照すると、本発明の有機発光表示装置は柔軟なプラスチック基板PIに形成されて一方向に曲がることができ、有機発光表示装置が曲がる方向はデータパッド部の長軸方向(x軸)と垂直な方向(y軸)である。また、有機発光表示装置が曲がる方向は有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの長軸方向(x軸)と垂直な方向(y軸)でありうる。図2で説明したように、有機発光表示装置が曲がれば有機膜層にストレスが加えられる。しかしながら、本発明は有機発光表示装置が曲がる方向と垂直な方向に有機膜層を複数の行に形成することによって、有機膜層の複数の行に加えられるストレスを格段に減らすことができる。
図13を参照すると、前述した本発明の有機膜層は、複数のスリットSLがフレームFRに形成されたマスクOPとして形成できる。複数のスリットSLは有機膜層の複数の行に対応し、複数のスリットSLが離隔した離隔領域SLGは有機膜層の複数の行の間隔に対応する。したがって、有機膜材料のうちの一部は複数のスリットSLの間の離隔領域SLGにより遮断されてプラスチック基板上に蒸着されず、他の一部は複数のスリットSLを通じてプラスチック基板上に蒸着されて複数の行からなる有機膜層を形成する。
前述した実施形態において、有機膜層の行は有機膜層の行の長軸方向と垂直な方向に配置された1つのサブピクセルを周期にして離隔したものを例に挙げた。即ち、サブピクセルの1つの行毎に有機膜層の1つの行が1:1に対応することと説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図12に示すように、有機膜層の行は有機膜層の行の長軸方向と垂直な方向に配置された2つのサブピクセルを周期にして離隔されることもできる。また、図示してはいないが、有機膜層の行は有機膜層の行の長軸方向と垂直な方向に配置された3個以上のサブピクセルを周期にして離隔することもできる。
<第2実施形態>
図14は本発明の第2実施形態に係る有機発光表示装置を示す図であり、図15は図14の切取り線II−II’により切り取った断面図である。以下、前述した第1実施形態と同一な構成に対して同一な図面符号を付けて、その説明を省略または簡単にする。
図14を参照すると、プラスチック基板PIの表示部A/Aに複数のサブピクセルSPが配置される。複数のサブピクセルSPはx軸方向に配置された複数の行SP1〜SPnに配列される。有機膜層OLEは互いに離隔した複数の行OLE1〜OLEnからなり、複数の発光部LEPと重畳する。有機膜層OLEの第1行OLE1は複数のサブピクセルSPの第1行SP1の発光部LEPと重畳し、有機膜層OLEの第2行OLE2は複数のサブピクセルSPの第2行SP2の発光部LEPと重畳し、有機膜層OLEの第n行OLEnは複数のサブピクセルSPの第n行SPnの発光部LEPと重畳して配置される。
本発明の第2実施形態では有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間に位置する有機膜パターンOLPをさらに含む。より詳しくは、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnが互いに離隔し、複数の行OLE1〜OLEnは離隔領域GAPだけ互いに離隔して配置される。この際、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間の離隔領域GAPの内に有機膜パターンOLPが位置する。有機膜パターンOLPは上部に位置する第2電極の有効接触面積を向上させる役割をする。また、有機膜パターンOLPは有機膜層OLEと同一な材料で同一なマスクを用いて形成されるものであって、発光しないダミーパターンの役割をする。したがって、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間に位置した有機膜パターンOLPはサブピクセルSPの発光部LEPとは重畳しないように離隔することが好ましく、サブピクセルSPの駆動部DRPに重畳することが好ましい。
有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間に位置した有機膜パターンOLPは、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの長軸方向(x軸)と並んで配置される。また、有機膜パターンOLPは有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnのように表示部の一側から他側まで連続して延びてなされることができる。一方、有機膜パターンOLPはドット(dot)のように不連続的になされることもできる。また、本実施形態における有機膜パターンOLPは有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間に1つずつ位置するものとして図示及び説明したが、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの長軸方向(x軸)と垂直な方向に2つ以上配置されることもできる。
有機膜パターンOLPによって、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの間の離隔領域GAPは、有機膜層OLEの第1行OLE1と有機膜パターンOLPとの間の第1離隔領域GAP1と、有機膜層OLEの第2行OLE2と有機膜パターンOLPとの間の第2離隔領域GAP2を含む。図面では第1離隔領域GAP1と第2離隔領域GAP2が同一なものとして図示したが、これに限定されるものではなく、互いに異なっても関係ない。有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnと有機膜パターンOLPが離隔した第1及び第2離隔領域GAP1、GAP2の長軸方向(x軸)は、有機膜層OLEの複数の行OLE1〜OLEnの長軸方向(x軸)と並んで配置される。
図15を参照すると、第1行SP1のサブピクセル上に有機膜層の第1行OLE1が位置し、第2行SP2のサブピクセル上に有機膜層の第2行OLE2が位置する。バンク層BNKは第1行SP1と第2行SP2に該当するサブピクセルの各発光部LEPを区画して、バンク層BNKは発光部LEPを除外した残りの領域に位置する。有機膜層の第1行OLE1と第2行OLE2はバンク層BNK上で離隔領域GAPだけ互いに離隔し、離隔領域GAPに有機膜パターンOLPが位置する。バンク層BNKが駆動部DRP上に位置するので、有機膜パターンOLPは駆動部DRPと重畳するように位置する。
有機膜層の第1行OLE1と有機膜パターンOLPは第1離隔領域GAP1だけ離隔し、有機膜層の第2行OLE2と有機膜パターンOLPは第2離隔領域GAP2だけ離隔する。有機膜層OLEの第1行OLE1と第2行OLE2が離隔しながら形成された第1及び第2離隔領域GAP1、GAP2には上部の第2電極CATが覆われるようになって、第2電極CATがバンク層BNKと一部接触しながら有機膜パターンOLPと接触するようになる。したがって、接着力に優れるバンク層BNKに第2電極CATを一部接着させ、有機膜パターンOLPの側面と上面に第2電極CATを接着させて有効接着面積を増加させることによって、第2電極CATの接着力が向上できる。
前述したように、本発明の実施形態に係る有機発光表示装置は、データパッド部の長軸方向と並んでいる複数の行で有機膜層を形成することによって、曲がる方向に作用するストレスにより有機膜層が剥離されることを防止することができる利点がある。また、本発明は有機膜層の複数の行が離隔することによって、第2電極とバンク層を接触させて第2電極の接着力を向上させることができる。したがって、本発明の有機発光表示装置は駆動不良を防止することができる利点がある。
以下、本発明の比較例及び実施形態に係る有機膜層の特性に対して実験したデータを説明する。
<比較例>
20μmの厚さでPI基板上にTFTアレイを形成し、1μmの厚さで有機膜層と第2電極を形成し、20μmの厚さでエンカプセレーションして有機発光表示装置を設計した。
<実施形態1>
前述した比較例と同一な工程条件下に、有機膜層を複数のパターンに形成したもののみを異にして有機発光表示装置を設計した。
前述した比較例及び実施形態1に係る有機発光表示装置を制限要素分析(FEM)シミュレーションを通じて一定曲率で有機発光表示装置を曲がってストレスを測定した。比較例及び実施形態1の有機発光表示装置の構造、センター領域のストレス値、及びFEMシミュレーションイメージを図16に示す。
図16を参照すると、単一パターン構造の有機膜層が形成された比較例は有機膜層の全領域で強いストレスが示され、センター領域のストレス値が7.7Mpaとして示された。一方、複数のパターン構造の有機膜層が形成された実施形態1は有機膜層の全領域で顕著に低いストレスが示され、センター領域のストレス値が0.3〜1.1Mpaとして示された。
この結果を通じて、有機膜層が単一パターン構造より複数のパターン構造からなることによって、曲がりに伴うストレスを格段に減らすことができるということが分かる。したがって、本発明は複数の行で有機膜層を形成して曲がり伴うストレスを格段に減らすことができることを確認することができた。
<実施形態2>
前述した図9の有機発光表示装置を製造した。この際、有機膜層の行が離隔した距離を20μmにして10個のサブピクセルから100個のサブピクセルに周期を増やしながら有機膜層の接着力の増加率を測定して図17に示した。この際、接着力の増加率は有機膜層が1つのパターンからなる構造(比較例の構造)に対比した増加率である。
図17を参照すると、有機膜層の行が10個のサブピクセルから100個のサブピクセルに周期が増えるほど有機膜層の接着力の増加率が比例的に向上することと示された。特に、100個のサブピクセルを周期で有機膜層の行が形成された場合、接着力の増加率が57.3%として示された。
この結果を通じて、有機膜層を複数の離隔した行で形成することによって、有機膜層の接着力が格段に向上できることを確認することができた。
前述したように、本発明の実施形態に係る有機発光表示装置は、データパッド部の長軸方向と並んでいる複数の行で有機膜層を形成することによって、曲がる方向に作用するストレスにより有機膜層が剥離されることが防止できる利点がある。また、本発明は有機膜層の複数の行が離隔することによって、第2電極とバンク層を接触させて第2電極の接着力を向上させることができる。したがって、本発明の有機発光表示装置は駆動不良が防止できる利点がある。
以上、本発明を好ましい実施形態をもとに説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するものでなく、本発明が属する分野の通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、以上に例示していない多様な変形及び応用が可能であることが分かる。例えば、実施形態に具体的に示された各構成要素は変形して実施することができる。そして、このような変形及び応用にかかわる差異点も、特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
本特許出願は、2016年8月26日付けで韓国に出願した特許出願番号第10−2016−0109133号に対して優先権を主張し、その全ての内容は参考文献として本特許出願に併合される。

Claims (12)

  1. 表示部と前記表示部の他の非表示部を含むプラスチック基板と、
    前記非表示部の一側に配置され、軟性回路基板が付着されるデータパッド部と、を含み、
    前記表示部は、前記表示部上に位置し、第1電極、有機膜層及び第2電極を含む有機発光ダイオードが各々備えられた複数のサブピクセルを含み、
    前記有機膜層は、前記表示部の一側から他側まで連続してなり、かつ互いに離隔した複数の行に配列され、前記複数の行は前記データパッド部と並んでおり
    前記複数の行の間に前記複数の行が離隔した離隔領域が位置し、
    前記第2電極は前記有機膜層及び前記離隔領域を覆う、表示装置。
  2. 前記複数のサブピクセルは各々発光部及び駆動部を含み、
    前記有機膜層は前記発光部の全体に重畳する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記離隔領域は、前記駆動部と重畳し、かつ前記発光部と重畳しない、請求項に記載の表示装置。
  4. 前記離隔領域は、前記有機膜層の複数の行の長軸方向と垂直な方向に少なくとも1つ以上位置する、請求項に記載の表示装置。
  5. 前記有機膜層の複数の行のうち、隣接した2つの間に位置する少なくとも1つの有機膜パターンをさらに含み、
    前記有機膜パターンは、前記有機膜層の複数の行と並んで配置される、請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記有機膜パターンは隣接した前記有機膜層の複数の行と離隔した、請求項に記載の表示装置。
  7. 前記表示装置は、前記データパッド部の長軸方向と垂直の方向に曲がる、請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記有機膜層の複数の行の長軸方向は前記データパッド部の長軸方向と並んでいる、請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記有機膜層の行は前記有機膜層の行の長軸方向と垂直な方向に配置された前記少なくとも1つ以上のサブピクセルを周期で離隔した、請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記有機発光ダイオードは白色を発光する、請求項1に記載の表示装置。
  11. 表示部と前記表示部の他の非表示部を含むプラスチック基板と、
    前記非表示部の一側に配置され、軟性回路基板が付着されるデータパッド部と、を含み、
    前記表示部は、前記表示部上に位置し、第1電極、有機膜層及び第2電極を含む有機発光ダイオードが各々備えられた複数のサブピクセルを含み、
    前記有機膜層は、前記表示部の一側から他側まで連続してなり、かつ互いに離隔した複数の行に配列され、前記複数の行は前記データパッド部と並んでおり、
    前記複数の行の間に前記複数の行が離隔した離隔領域が位置し、
    前記第2電極は前記有機膜層及び前記離隔領域を覆い、
    前記有機発光ダイオードは白色を発光する、表示装置。
  12. 前記表示部に位置して前記有機発光ダイオードで発光された白色を他の色に変換するカラーフィルタをさらに含む、請求項11に記載の表示装置。
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