JP6459682B2 - ガスパージ装置、ロードポート装置およびガスパージ方法 - Google Patents

ガスパージ装置、ロードポート装置およびガスパージ方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスパージ装置、ロードポート装置およびガスパージ方法に関する。
たとえば半導体の製造工程では、ロードポート装置の載置台にガスパージノズルを配置し、ウエハ搬送容器の底部に設けられたガスパージポートにパージノズルを接触させ、パージガスを導入することでウエハ搬送容器の内雰囲気をパージガスによって清浄化する技術がある(ボトムパージ)。
ボトムパージに際しては、パージ対象容器であるウエハ搬送容器の底部に設けられたガスパージポートにパージノズルを接触させるために、パージノズルをパージポート方向に移動させる(たとえば特許文献1参照)。その際、ウエハ搬送容器の底部に設けられた複数のパージポートに対してパージノズルからの突き上げが生じ、ウエハ搬送容器が傾くおそれがある。
もし仮に、ウエハ搬送容器が傾くと、ウエハのハンドリングに悪影響を与える。たとえばウエハ搬送容器の内部棚に載置されたウエハが傾いてしまうことによるウエハ損傷の可能性や、パージポートとパージノズルとの接触が不十分となることによるパージガス漏れや、搬送容器内への外部気体の流入等が問題となる。
特開2003−60007号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、パージ対象である容器を傾かせることなく、容器の内部を清浄化ガスで満たすことが可能なガスパージ装置、ロードポート装置およびガスパージ方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るガスパージ装置は、
第1パージポートと第2パージポートとが底部に設けられた容器の内部に清浄化ガスを導入するガスパージ装置であって、
前記容器が着脱自在に設置されるテーブルと、
所定の規制位置で前記容器に接触し、前記容器の前記テーブルに対する少なくとも上方向の相対移動を規制する移動規制機構と、
前記規制位置からの距離が第1の距離である第1上昇位置で、前記第1パージポートに気密に接続する第1パージノズルと、
前記規制位置からの距離が前記第1の距離より長い第2の距離にあり、前記第1上昇位置までの距離が前記規制位置までの距離より長い第2上昇位置で、前記第2パージポートに気密に接続する第2パージノズルと、
前記第1パージノズルを、前記第1パージポートから離間した第1下降位置と前記第1上昇位置との間で移動させる第1ノズル駆動機構と、
前記第2パージノズルを、前記第2パージポートから離間した第2下降位置と前記第2上昇位置との間で移動させる第2ノズル駆動機構と、
前記第1及び第2ノズル駆動機構を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記第2パージノズルが前記第2パージポートに接触するより先に、前記第1パージノズルが前記第1パージポートに接触するように、前記ノズル駆動機構を制御することを特徴とする。
本発明に係るガスパージ装置は、パージポートにパージノズルを接続する際、規制位置までの距離が短い第1パージノズルを、規制位置までの距離が長い第2パージノズルより先に、パージポートに接触させる。第1パージノズルと第1パージポートの接触時には、規制位置を中心として容器を傾かせるモーメントが生じるが、第1パージノズルと第1パージポートが接続する第1上昇位置は、規制位置までの距離が短いため、そのモーメントの大きさは、第2パージノズルと第2パージポートとの接触時より小さい。さらに、第2パージノズルと第2パージポートの接触時には、既に第1パージノズルが第1パージポートに接触しており、第1パージノズルが容器を下方から支えることができる。したがって、このようなガスパージ装置では、パージポートにパージノズルを接続する際、容器が傾く問題を防止することができる。また、容器の傾きを防止することにより、容器の内部に収容してある収容物(ウエハなど)のハンドリング性が傾きにより悪化する問題も防止できる。また、パージポートとパージノズルとの接触が十分となり、ガス漏れが生じにくく、容器内への外部気体の流入も防ぐことができる。
また、例えば、本発明に係るガスパージ装置では、前記容器における複数の側面の一つである第1側面には、前記容器の内部に収容された収容物を搬出できる搬出口が形成されていてもよく、
前記移動規制機構により前記容器の移動が規制された状態において、前記規制位置から前記第1側面までの距離は、前記規制位置から前記容器における複数の前記側面の他の一つであって前記第1側面に対向する第2側面までの距離より短くてもよい。
搬出口が形成されている第1側面の近くに規制位置が配置されていることにより、搬出口側の位置精度を向上させることができるため、内容物を搬送するロボットアームを、搬出口から円滑に出入りさせることができる。
また、例えば、前記第1及び前記第2上昇位置と、前記移動規制機構により移動を規制された前記容器の内部に収容された収容物とは、上方からの正投影図において互いに重ならないように配置されてもよい。
パージノズル及びパージポートを、収容物とは重ならないように配置することにより、底部のパージポートから導入された清浄化ガスを、円滑に密封搬送容器内に拡散させることができる。また、過度に強い気流が内容物に当たり、パーティクルの飛散などを発生させる問題を抑制できる。
また、例えば、本発明に係るガスパージ装置において、前記第1及び第2パージノズルの少なくとも一方は、
上方の端部に上方開口が形成された筒状であって、前記第1又は第2上昇位置に位置する際と前記第1又は第2下降位置に位置する際との間で変形しない筒状のノズル本体と、
前記上方開口の周囲を囲むように前記ノズル本体に基端部が固定され、前記第1又は第2上昇位置に位置する際と前記第1又は第2下降位置に位置する際との間で弾性変形する筒状弾性部材と、
前記筒状弾性部材の先端部に設けられ、前記第1又は第2上昇位置で前記第1又は第2パージポートに接触する接触部材と、を有してもよく、
前記接触部材の硬度が前記筒状弾性部材の硬度よりも高くてもよい。
このようなパージノズルは、筒状弾性部材が弾性変形することにより、パージポートに対して良好な気密性を保って接続することが可能である。また、パージポートに接触する接触部材は、筒状弾性部材よりも硬度が高いため、筒状弾性部材の先端がパージポートに直接接触する場合に比較して、給気ポートに長時間接触していたような場合でも、接触部分がパージポートに固着することでパージノズルが下降する際に接触部分に損傷が発生する問題を、効果的に防止できる。また、接触部分の摩耗を防止することができ、パーティクルの発生を抑制することができると共に、チリ・ホコリによる作動不具合も防止できる。
また、例えば、本発明に係るガスパージ装置において、前記第1及び第2パージノズルの一方は給気用であり他方は排気用であってもよい。
このようなガスパージ装置では、給気用のガスパージノズル・ガスパージポートと排気用のガスパージノズル・ガスパージポートとが互いに離れて配置されるため、容器全体に効果的に正常化ガスを導入できる。
本発明に係るガスパージ方法は、
第1パージポートと第2パージポートとが底部に設けられた容器の内部に清浄化ガスを導入するガスパージ方法であって、
前記容器をテーブルに設置するステップと、
所定の規制位置で前記容器に接触する移動規制機構によって、前記容器の前記テーブルに対する少なくとも上方向の相対移動を規制するステップと、
前記規制位置からの距離が第1の距離である第1上昇位置で、前記第1パージポートに気密に接続する第1パージノズルを、前記第1パージポートから離間した第1下降位置から前記第1上昇位置まで上昇させるステップと、
前記規制位置からの距離が前記第1の距離より長い第2の距離にあり、前記第1上昇位置からの距離が前記第2の距離より長い第2上昇位置で、前記第2パージポートに気密に接続する第2パージノズルを、前記第2パージポートから離間した第2下降位置から前記第2上昇位置まで上昇させるステップと、を有しており、
前記第2パージノズルが前記第2パージポートに接触するより先に、前記第1パージノズルが前記第1パージポートに接触するように、前記第1及び第2パージノズルを上昇させることを特徴とする。
このようなガスパージ方法によれば、パージ対象である容器を傾かせることなく、容器の内部を清浄化ガスで満たすことが可能である。
図1は本発明の一実施形態に係るガスパージユニットが適用されるロードポート装置の概略図である。 図2は図1に示すロードポート装置のテーブル付近を示す要部斜視図である。 図3Aは図1および図2に示すロードポート装置に組み込まれているガスパージ装置の概略断面図である。 図3Bは図3Aに示すガスパージ装置のクランプ機構の動きを示す概略断面図である。 図3Cは図3Bの続きのクランプ機構の動きを示す概略断面図である。 図4(A)は図3A〜図3Cに示すパージノズルを移動させるためのノズル駆動機構を示す概略断面図、図4(B)はパージノズルの動きを示す概略断面図である。 図5Aはパージノズルの第1の作動状態を表す概略断面図である。 図5Bはパージノズルの第2の作動状態を表す概略断面図である。 図5Cはパージノズルの第3の作動状態を表す概略断面図である。 図6は、ウエハとパージノズルの配置関係を示す上方からの正投影図である。 図7は、変形例に係るパージノズルの構造を表す概略断面図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るガスパージ装置としてのロードポート装置10は、半導体処理装置とロードポート装置10とを連結するイーフェム(EFEM)60に連結してある。ロードポート装置10は、設置台12と、その設置台12に対して、Y軸方向に移動可能な可動テーブル14とを有する。なお、図面において、Y軸が可動テーブル14の移動方向を示し、Z軸が鉛直方向の上下方向を示し、X軸がこれらのY軸およびZ軸に垂直な方向を示す。
可動テーブル14のZ軸方向の上部には、収容物としての複数のウエハ1を密封して保管して搬送するポットやフープなどで構成される密封搬送容器2が着脱自在に載置可能になっている。密封搬送容器2の内部には、ウエハ1を内部に収めるための空間が形成されている。密封搬送容器2は、密封搬送容器2の内部に対して水平方向に位置する複数の側面と、上下方向に位置する上部と底部2fとを有する箱状の形状を有している。密封搬送容器2が有する複数の側面の一つである第1側面2dには、密封搬送容器2の内部に収容させたウエハ1を搬出できる搬出口2bが形成されている。なお、密封搬送容器2の底部2fの平面形状は、図2に示す可動テーブル14の平面形状と同じような形状になっている。
また、密封搬送容器2は、搬出口2bを密閉するための蓋4を備えている。密封搬送容器2の内部には、水平に保持された複数のウエハ1を、鉛直方向に重ねるための棚(不図示)が配置されており、ここに載置されるウエハ1各々はその間隔を一定として密封搬送容器2の内部に収容される。また、密封搬送容器2の底部2fには、第1パージポート5−1と、第2パージポート5−2と、位置決め部3と、係合用端縁7とが設けられている。第1および第2パージポート5−1、5−2等の詳細については後述する。
ロードポート装置10は、密封搬送容器2の内部に密封状態で収容してあるウエハ1を、クリーン状態を維持しながら、イーフェム60を介して半導体処理装置の内部に、移し替えるためのインターフェース装置である。このロードポート装置10は、壁部材11の受渡口13を開閉するドア18を有する。壁部材11は、イーフェム60の内部をクリーン状態に密封するケーシングの一部、またはイーフェム60を介して接続される半導体処理装置の内部をクリーン状態に密封するケーシングの一部として機能するようになっている。
密封搬送容器2からのウエハ1の搬出は、密封搬送容器2を可動テーブル14の上に設置した状態で行われる。ロードポート装置10は、可動テーブル14に設置された密封搬送容器2に対して、後述するように、クランプ機構50による位置規制工程を行った後、密封搬送容器2の内部に清浄化ガスを導入するボトムガスパージを開始する。
さらに、可動テーブル14がY軸方向に移動し、密封搬送容器2の蓋4が壁部材11の受渡口13に入り込み、ドア18が蓋4に係合する。その後に、ドア18を蓋4と共に、Y軸方向に平行移動させ、あるいは回動移動させて、蓋4を密封搬送容器2から取り外し、搬出口2bを開く。このようにして、ロードポート装置10は、密封搬送容器2の内部とイーフェム60の内部とを連通させることにより、イーフェム60内に設けられるロボットアーム等を用いて密封搬送容器2内のウエハ1を搬出することが可能となる。
図2に示すように、可動テーブル14の上面14aには、1つ以上(好ましくは3つ)の位置決めピン16が埋設されている。位置決めピン16は、密封搬送容器2の底部2fに設けられた位置決め部3の凹部に嵌合する。これにより、密封搬送容器2と可動テーブル14とのX軸−Y軸位置関係が一義的に決定される。
また、可動テーブル14の上面14aには、各位置決めピン16の近くに、位置検出センサ40が設置してある。位置検出センサ40は、密封搬送容器2が可動テーブル14の上面14aでX−Y軸方向に所定の位置に位置決めされて配置されているか否かを検出する。位置検出センサ40としては、特に限定されず、接触式位置検出センサでも非接触式位置検出センサでも良い。
接触式位置検出センサとしては、密封搬送容器2の底部2fの一部に接触してスイッチが入る電気式検出センサなどが例示される。また、非接触センサとしては、光検出センサや磁力検出センサなどが例示される。いずれにしても、位置検出センサ40により検出された検出信号は、図3Aに示す制御手段80に入力される。制御手段80は、たとえばマイクロプロセッサなどの制御回路で構成される。
可動テーブル14の上面14aのX軸に沿った中央部には、フック52の頭部が露出している。図2に示す状態では、フック52の頭部は、可動テーブル14の上面14aと略面一の位置にある。フック52は、本実施形態では、可動テーブル14の上面14aで、ドア18の近くに配置してある(フロントリテーニング機構)。
図3Aに示すように、フック52は、位置規制機構としてのクランプ機構50の一部である。本実施形態のクランプ機構50は、フック52をZ軸方向の上下に移動させるZ軸駆動機構54と、フック52をY軸方向の前後に移動させるY軸駆動機構56とを有する。クランプ機構50は、制御手段80により制御される。
たとえば図3Aに示す状態では、制御手段80により制御されたクランプ機構50により、フック52は、可動テーブル14の内部に引き込まれており、フック52の頭部が可動テーブル14の上面14aと面一になっている。制御手段80が制御信号を送ると、Z軸駆動機構54が駆動され、フック52は、図3Bに示すように、可動テーブル14の上面14aから上方に飛び出す。
たとえば密封搬送容器2の底部2fには、フック52が係合する係合用端縁7が形成してある。図3B及び図3Cに示すように、フック52を可動テーブル14の上面14aからZ軸方向の上方に飛び出させた後に、Y軸駆動機構56を制御手段80が駆動させ、フック52の係合凸部52aを係合用端縁7の上部に位置させる。
その後に、制御手段80は、Z軸駆動機構54を駆動させ、フック52をZ軸方向の下方に移動させ、フック52の係合凸部52aを係合用端縁7の上部に押し付ける。このように、クランプ機構50は、フック52の係合凸部52aが密封搬送容器2の係合用端縁7に接触する位置を規制位置90として、密封搬送容器2の可動テーブル14に対する上方向(Z軸方向)の相対移動を規制する。本実施形態に係るクランプ機構50は、規制位置90において、係合凸部52aを係合端縁7に対して強く係合させることにより、密封搬送容器2と可動テーブル14の相対移動に関して、Z軸方向だけでなく、X軸及びY軸方向の移動を規制する機能も果たすことができる。
本実施形態では、図3Aに示すように、クランプ機構50には、クランプ検出センサ42が装着してある。クランプ検出センサ42は、可動テーブル14に対する密封搬送容器2の相対移動が、図3Cに示すようにフック52によって正常に規制若しくは制限されているか否かを検出し、その検出信号が制御手段80に入力されるようになっている。クランプ検出センサ42としては、特に限定されず、接触式センサでも非接触式センサでも良い。
なお、図面においては、理解を容易にするために、第1及び第2パージポート5−1、5−2、第1及び第2パージノズル30−1、30−2、位置決めピン16、フック52などを相対的に大きく図示してあるが、実際の寸法比とは異なる。
なお、ロードポート装置10には、位置検出センサ40やクランプ検出センサ42とは別に、可動テーブル14上に密封搬送容器2が存在するか否かを検出する在荷センサが装着してあっても良い。在荷センサは、たとえば光センサ(発光素子と受光素子)のような非接触式センサや、リミットスイッチなどの接触式センサで構成される。ロードポート装置10が在荷センサを有する場合、在荷センサの検出信号も、図3Aに示す制御手段80に入力される。
図2に示すように、可動テーブル14の上面14aには、さらに、第1パージノズル30−1及び第2パージノズル30−2の頭部が露出している。ロードポート装置10は、合計4つのパージノズル30−1、30−2を有している。4つのパージノズル30−1、30−2のうち、ドア18の近くに配置してある2つは第1パージノズル30−1であり、Y軸方向に関して、クランプ機構50を挟んで第1パージノズル30−1とは逆側に配置してある2つは第2パージノズル30−2である。また、第1パージノズル30−1の一つが排気用であり、第1パージノズル30−1の他の1つと、第2パージノズル30−2が給気用である。
図4A及び図4Bは、給気用の第1パージノズル30−1を含む第1ガスパージユニット20−1の詳細構造を表す拡大断面図である。なお、排気用の第1パージノズル30−1を含むガスパージユニットは、清浄化ガスの流れが逆になるだけで給気用の第1ガスパージユニット20−1と同様の構造を有する。また、第2パージノズル30−2を含む第2ガスパージユニット20−2も、可動テーブル14における配置が異なるだけで、給気用の第1ガスパージユニット20−1と同様の構造を有する。したがって、給気用の第1パージノズル30−1を含む第1ガスパージユニット20−1の説明のみを行い、他のガスパージユニットの説明は省略する。
第1ガスパージユニット20−1は、第1パージノズル30−1、第1ノズル駆動機構26−1、制御バルブ23、給気部材24及び仕切り板25等を有する。図5Aに示すように、給気部材24には、給気流路22が形成してあり、窒素ガスやその他の不活性ガスなどの清浄化ガスを、第1パージノズル30−1に供給する。給気部材24のZ軸方向の上部には、仕切り板25を介して、第1ノズル駆動機構26−1の一部であるシリンダ27が固定してある。シリンダ27の内部には、ピストン式の第1パージノズル30−1がZ軸方向に相対移動自在に収容してある。
第1ノズル駆動機構26−1は、シリンダ27、流入バルブ29a及び排出バルブ29b等を有しており、第1パージノズル30−1を上下(Z軸方向)に移動させる。第1パージノズル30−1とシリンダ27との間には、ピストン室28が形成してある。このピストン室28に、ピストン流路27aを通して油などの圧力流体を導入または導出させることで、第1ノズル駆動機構26−1は、第1パージノズル30−1をシリンダ27に対して相対的にZ軸方向に上下動させることができる。ピストン室28への圧力流体の導入及び導出は、ピストン流路27aへつながる流入バルブ29a及び排出バルブ29bを開閉することにより制御される。図3Aに示す制御手段80は、流入バルブ29a及び排出バルブ29bの開閉を制御することで、第1ノズル駆動機構26−1による第1パージノズル30−1の駆動を制御する。
第1ノズル駆動機構26−1は、第1パージノズル30−1を、図4Aに示すように第1パージポート5−1から離間した第1下降位置と、図4Bに示すように第1パージポート5−1に気密に接触する第1上昇位置91との間で移動させることができる。図4(A)に示すように第1パージノズル30−1が第1下降位置に位置する際、第1パージノズル30−1のZ軸方向の頭部(上部)は、図2に示すように、可動テーブル14の上面14aと面一または引っ込んでいる。
図4(B)に示すように、第1パージノズル30−1が第1上昇位置91に位置する際、第1パージノズル30−1におけるノズル本体32の頭部が、図2に示す可動テーブル14の上面14aからZ軸方向の上部に飛び出し、図4(B)に示す密封搬送容器2の底部2fに形成してある第1パージポート5−1の下面に密着する。第1パージノズル30−1におけるノズル本体32の頭部には、Oリングなどのシール部材36が装着してあることから、第1パージノズル30−1のノズル口32aと、第1パージポート5−1のパージ口5−1aとが気密に連通する。
ノズル本体32のZ軸方向の下端には突出部が形成してあり、図4(B)に示すように、第1パージノズル30−1が第1上昇位置91にある場合でも、給気流路22の空間22aと、ノズル本体32のノズル口32aとが連通するようになっている。給気流路22には、たとえば制御バルブ23が設けられ、制御バルブ23を制御することで、給気流路22の内部に清浄化ガスを流すことが可能である。
図4(B)に示す状態では、第1パージポート5−1のパージ口5−1aが第1パージノズル30−1のノズル口32aに連通し、さらにノズル口32aが給気流路22の空間22aに連通する。その結果、第1パージポート5−1のパージ口5−1aを通して、図5Aに示す密封搬送容器2の内部には、清浄化ガスが導入される。また、給気用の第1パージノズル30−1及び第2パージノズル30−2から清浄化ガスが導入されると同時に、排気用の第1パージノズル30−1から清浄化ガスの排気が行われることにより、ボトムパージが行われる。図4(A)および図4(B)に示すガスパージユニット20−1は、図3Aに示す制御手段80により制御される。
図5Cに示すように、第1パージノズル30−1は、クランプ機構50による密封搬送容器2の規制位置90からの距離が第1の距離91aである第1上昇位置91で、第1パージポート5−1に気密に接続する。また、第2パージノズル30−2は、規制位置90からの距離が第1の距離91aより長い第2の距離92aにあり、かつ、第1上昇位置91からの距離が第2の距離92aより長い第2上昇位置92で、第2パージポート5−2に気密に接続する。
以下、図3A、図3B、図3C、図5A、図5B及び図5Cを用いて、ロードポート装置10によるボトムガスパージを開始する手順について説明する。ロードポート装置10でボトムガスパージを開始する場合、ガスパージの対象である密封搬送容器2を可動テーブル14に設置する。なお、ロードポート装置10に設置されるまでの間、密封搬送容器2の内部は密封され、収容されたウエハ1の周囲は、クリーンな環境に維持されている。
密封搬送容器2が可動テーブル14の上面14aに搬送されると、図3Aに示す制御手段80は、まず、在荷センサからの検出信号に基づき、密封搬送容器2が可動テーブル14の上に存在するか否かを検出する。検出されない場合には、次の制御ステップには進行しない。
在荷センサからの検出信号に基づき、密封搬送容器2が可動テーブル14の上に存在することを、制御手段80が検出すると、制御手段80は、次に、図2に示す位置検出センサ40により、密封搬送容器2が、可動テーブル14の所定位置に載置されているか否かを判断する。位置検出センサ40からの検出信号に基づき、密封搬送容器2が、可動テーブル14の所定位置に載置されていると判断した場合には、制御手段80はクランプ機構50を制御して、密封搬送容器2の可動テーブル14に対する相対移動を規制する。
クランプ機構50は、図3A〜図3Cに示すようにフック52を移動させることで、フック52の係合凸部52aを、所定の規制位置90で、密封搬送容器2の係合用端縁7に対して上方から接触させる(図3C)。これにより、密封搬送容器2の可動テーブル14に対する上方向(Z軸方向)への相対移動を規制する。
次に、図3Aに示す制御手段80は、クランプ検出センサ42からの検出信号を受け取り、密封搬送容器2が可動テーブル14に対して確実に相対移動を規制されているか否かを判断する。確実に相対移動が規制されていると判断した場合には、制御手段80は、次に、第1及び第2ガスパージユニット20−1、20−2の第1及び第2ノズル駆動機構26−1、26−2を駆動制御し、第1及び第2パージノズル30−1、30−2を移動させる。
ロードポート装置10では、制御手段80が第1ノズル駆動機構26−1を駆動し、図5Aに示すように第1下降位置にある第1パージノズル30−1を、図5Bに示すように、第1上昇位置91まで上昇させる。第1パージノズル30−1は、規制位置90からの距離が第1の距離91aである第1上昇位置91で、密封搬送容器2の第1パージポート5−1に気密に接続する。なお、ロードポート装置10に含まれる2つの第1パージノズル30−1(図2)は、同じタイミングで第1上昇位置91に達するように制御される。これにより、図5Bに示すように、第1パージノズル30−1は、第2パージノズル30−2が第2パージポート5−2に接触するより先に、第1パージポート5−1に接触する。
次に、制御手段80は第2ノズル駆動機構26−2を駆動し、図5Bに示すように第2下降位置にある第2パージノズル30−2を、図5Cに示すように、第2上昇位置92まで上昇させる。第2パージノズル30−2は、規制位置90からの距離が第1の距離91aより長い第2の距離92aにあり、第1上昇位置91からの距離が第2の距離92aより長い第2上昇位置92で、密封搬送容器2の第2パージポート5−2に気密に接続する。なお、ロードポート装置10に含まれる2つの第2パージノズル30−2(図2)は、同じタイミングで第2上昇位置92に達するように制御される。
このように、ロードポート装置10では、パージポート5−1、5−2にパージノズル30−1、30−2を接続する際、規制位置90までの距離が短い第1パージノズル30−1を、規制位置90までの距離が長い第2パージノズル30−2より先に、第1パージポート5−1に接触させる。第1パージノズル30−1と第1パージポート5−1の接触時には、規制位置90を中心として密封搬送容器2を傾かせるモーメントが生じる場合がある。しかし、第1パージノズル30−1が第1パージポート5−1に接続する第1上昇位置91は、クランプ機構50による規制位置90までの距離が短いため、そのモーメントの大きさは、第2パージノズル30−2と第2パージポート5−2が接触した際に生じるモーメントの大きさより小さいと考えられる。したがって、ロードポート装置10は、規制位置90までの距離が短い第1パージノズル30−1を、確実に第2パージノズル30−2より先に第1パージポート5−1に接触させることで、密封搬送容器2の傾きを防止する。
また、ロードポート装置10において、第2パージノズル30−2と第2パージポート5−2が接触する際には、既に第1パージノズル30−1が第1パージポート5−1に接触しており、第2パージノズル30−2の接触時に生じるモーメントを、第1パージノズル30−1が密封搬送容器2の下方から受けることができる。したがって、ロードポート装置10では、パージポート5−1、5−2にパージノズル30−1、30−2を接続する際、密封搬送容器2が傾く問題を効果的に防止することができる。また、密封搬送容器2の傾きを防止することにより、密封搬送容器2の内部に収容してあるウエハ1のハンドリング性が、これらの傾きにより悪化する問題も防止できる。また、パージポート5−1、5−2とパージノズル30−1、30−2との接続不良及びこれに伴う清浄化ガスのリークを防止することができる。
また、ロードポート装置10では、図5Aに示すように、クランプ機構50による規制位置90が、可動テーブル14の中央に対して、可動テーブル14に載置された密封搬送容器2の搬出口2b側に配置されている。すなわち、規制位置90から搬出口2bが形成された第1側面2dまでの距離は、規制位置90から密封搬送容器2における複数の側面の他の一つであって第1側面2dに対向する第2側面2eまでの距離より短い。このようなロードポート装置10は、搬出口2bが形成されている第1側面2dの近くに規制位置90が配置されていることにより、搬出口2b側の位置精度を向上させることができるため、ウエハ1を搬送するロボットアームを、搬出口2bから円滑に出入りさせることができる。
また、図6に示すように、ロードポート装置10では、パージノズル30−1、30−2とパージポート5−1、5−2との接続位置である第1及び第2上昇位置91、92は、クランプ機構50でクランプされた密封搬送容器2内にあるウエハ1に対して、上方からの正投影図において重ならないように配置されている。このような配置とすることにより、密封搬送容器2のパージポート5−1、5−2から導入された清浄化ガスを、円滑に密封搬送容器2内に拡散させることができる。また、過度に強い気流がウエハ1に当たり、パーティクルの飛散などを発生させる問題を抑制できる。また、このような配置とした場合、規制位置90から第1及び第2上昇位置91、92までの距離が長くなり、パージポート5−1、5−2にパージノズル30−1、30−2が接触した際に生じるモーメントが大きくなる傾向がある。しかし、本実施形態に係るロードポート装置10は、規制位置90までの距離が短い第1パージノズル30−1を、先に第1パージポート5−1に接触させることにより、密封搬送容器2が傾く問題を防止できる。
なお、図5Aに示すように、規制位置90を搬出口2bに近い第1側面2d側とし、パージノズル30−1、30−2とパージポート5−1、5−2との接続位置である第1及び第2上昇位置91、92を、密封搬送容器2の隅に近い位置に配置した場合、ロードポート装置10のドア18に近い側のパージノズル30−1が、先にパージポート5−1に接触する第1パージノズル30−1となるが、クランプ機構50やパージポート5−1、5−2の配置は、実施形態の配置に限定されない。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。たとえば、図5A〜図5Bで説明した実施形態では、第1パージノズル30−1を第1上昇位置91まで上昇させた後に、第2パージノズル30−2の移動を開始させたが、第1パージノズル30−1と第2パージノズル30−2の移動方法はこれに限定されない。例えば、ロードポート装置は、第1パージノズル30−1の上昇中に第2パージノズル30−2の上昇を開始させたり、第2パージノズル30−2の上昇速度を第1パージノズル30−1の上昇速度より遅く設定したりすることにより、第1パージノズル30−1を第2パージノズルより先に第1パージポート5−1に接触させてもよい。また、第1又は第2下降位置の高さを異ならせ、第1パージノズル30−1と第2パージノズル30−2とでZ軸方向の移動ストロークを異ならせることにより、第2パージノズルより先に、第1パージノズル30−1を第1パージポート5−1に接触させてもよい。
また、たとえば、上述した実施形態では、本発明のガスパージ装置を、ロードポート装置10に適用したが、それ以外の装置にも適用しても良い。たとえば複数の密封搬送容器2を並べて保管しておく棚や設置台などに本発明のガスパージ装置を取り付けても良い。あるいは、本発明のガスパージ装置は、その他の装置や場所に設置しても良い。
また、図4A及び図4Bで説明した第1パージノズル30−1及び第1ノズル駆動機構26−1も、本発明の一実施形態に過ぎない。例えば、第1ノズル駆動機構26−1は、ピストン室28の流体圧制御を利用したものを例示したが、回転モータや直動モータでパージノズル30−1、30−2を駆動するものであってもよい。
図7(a)は、本発明の変形例に係るパージノズル300の概略断面図であり、図7(b)は図7(a)の部分拡大図である。パージノズル300は、実施形態で示した第1及び第2パージノズル30−1、30−2の代りにロードポート装置10に適用することができる。
パージノズル300は、清浄化ガスが流出(又は密封搬送容器2からガスが流入)するノズル口320aが形成されたノズル本体320と、ノズル本体320の上方の端部に固定された筒状弾性部材360と、筒状弾性部材360の先端部に設けられる接触部材370とを有する。ノズル本体320は、上方の端部に上方開口としてのノズル口320aが形成された筒状の外形状を有している。また、ノズル本体320は、筒状弾性部材360に比較して外力によって変形しにくい材質(金属又は硬質の樹脂等)を用いて製造されており、パージノズル300が第1パージポート5−1(又は第2パージポート5−2)に接触する第1又は第2上昇位置に移動した際と、第1又は第2下降位置にある際との間で変形を生じない。
筒状弾性部材360は、その基端部がノズル口320aの周囲を囲むように、ノズル本体320に固定されている。筒状弾性部材360は、ノズル本体320に比べて外力によって弾性変形しやすい材質(ゴムやエラストマ等の軟質の樹脂等)を用いて製造されており、パージノズル300が第1パージポート5−1(又は第2パージポート5−2)に接触する第1又は第2上昇位置に移動した際と、第1又は第2下降位置にある際との間で弾性変形する。
接触部材370は、筒状弾性部材360の先端部に設けられ、第1又は第2上昇位置で第1パージポート5−1(又は第2パージポート5−2)に直接接触する。接触部材370の硬度は、筒状弾性部材360の硬度より高く、例えばアルミニウム、鉄、銅、チタンなどの金属又はこれらを含む合金や、筒状弾性部材360より硬度の高いプラスチック等を用いて製造される。また、接触部材370は、筒状弾性部材360と同じ材料を、加熱等により変性させて硬化させることにより製造されてもよい。
このようなパージノズル300は、筒状弾性部材360が弾性変形することにより、パージポート5−1、5−2に対して良好な気密性を保って接続することが可能である。また、パージポート5−1、5−2に接触する接触部材370は、筒状弾性部材360よりも硬度が高いため、筒状弾性部材360の先端がパージポート5−1、5−2に直接接触する場合に比較して、パージポート5−1、5−2に長時間接触していたような場合でも、接触部分がパージポート5−1、5−2に固着することでパージノズルが下降する際に接触部分に損傷が発生する問題を、効果的に防止できる。また、接触部分の摩耗を防止することができ、パーティクルの発生を抑制することができると共に、チリ・ホコリによる作動不具合も防止できる。
1… ウエハ
2… 密封搬送容器(収容物)
2b… 搬出口
2d… 第1側面
2e… 第2側面
2f… 底部
3… 位置決め部
5−1… 第1パージポート
5−2… 第2パージポート
7… 係合用端縁
10… ロードポート装置
11… 壁部材
12… 設置台
13… 受渡口
14… 可動テーブル
20−1… 第1ガスパージユニット
20−2… 第2ガスパージユニット
26−1… 第1ノズル駆動機構
26−2… 第2ノズル駆動機構
30−1… 第1パージノズル
30−2… 第2パージノズル
300… パージノズル
32、320… ノズル本体
32a、320a… ノズル口
36… シール部材
360… 筒状弾性体
370… 接触部材
50… クランプ機構
52… フック
52a… 係合凸部
80… 制御手段
90… 規制位置
91… 第1上昇位置
91a… 第1の距離
92… 第2上昇位置
92a… 第2の距離

Claims (7)

  1. 第1パージポートと第2パージポートとが底部に設けられた容器の内部に清浄化ガスを導入するガスパージ装置であって、
    前記容器が着脱自在に設置されるテーブルと、
    所定の規制位置で前記容器に接触し、前記容器の前記テーブルに対する少なくとも上方向の相対移動を規制する位置規制機構と、
    前記規制位置からの距離が第1の距離である第1上昇位置で、前記第1パージポートに気密に接続する第1パージノズルと、
    前記規制位置からの距離が前記第1の距離より長い第2の距離にあり、前記第1上昇位置からの距離が前記第2距離より長い第2上昇位置で、前記第2パージポートに気密に接続する第2パージノズルと、
    前記第1パージノズルを、前記第1パージポートから離間した第1下降位置と前記第1上昇位置との間で移動させる第1ノズル駆動機構と、
    前記第2パージノズルを、前記第2パージポートから離間した第2下降位置と前記第2上昇位置との間で移動させる第2ノズル駆動機構と、
    前記第1ノズル駆動機構及び第2ノズル駆動機構を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記第2パージノズルが前記第2パージポートに接触するより先に、前記第1パージノズルが前記第1パージポートに接触するように、前記ノズル駆動機構を制御することを特徴とするガスパージ装置。
  2. 前記容器における複数の側面の一つである第1側面には、前記容器の内部に収容された収容物を搬出できる搬出口が形成されており、
    前記位置規制機構により前記容器の移動が規制された状態において、前記規制位置から前記第1側面までの距離は、前記規制位置から前記容器における複数の前記側面の他の一つであって前記第1側面に対向する第2側面までの距離より短いことを特徴とする請求項1に記載のガスパージ装置。
  3. 前記第1上昇位置及び前記第2上昇位置と、前記位置規制機構により移動を規制された前記容器の内部に収容された収容物とは、上方からの正投影図において互いに重ならないように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガスパージ装置。
  4. 前記第1パージノズル及び第2パージノズルの少なくとも一方は、
    上方の端部に上方開口が形成された筒状であって、前記第1上昇位置又は第2上昇位置に位置する際と前記第1下降位置又は第2下降位置に位置する際との間で変形しないノズル本体と、
    前記上方開口の周囲を囲むように前記ノズル本体に基端部が固定され、前記第1上昇位置又は第2上昇位置に位置する際と前記第1下降位置又は第2下降位置に位置する際との間で弾性変形する筒状弾性部材と、
    前記筒状弾性部材の先端部に設けられ、前記第1上昇位置又は第2上昇位置で前記第1パージポート又は第2パージポートに接触する接触部材と、を有し、
    前記接触部材の硬度が前記筒状弾性部材の硬度よりも高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスパージ装置。
  5. 前記第1パージノズル及び第2パージノズルの一方は給気用であり他方は排気用であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のガスパージ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のガスパージ装置を有するロードポート装置。
  7. 第1パージポートと第2パージポートとが底部に設けられた容器の内部に清浄化ガスを導入するガスパージ方法であって、
    前記容器をテーブルに設置するステップと、
    所定の規制位置で前記容器に接触する位置規制機構によって、前記容器の前記テーブルに対する少なくとも上方向の相対移動を規制するステップと、
    前記規制位置からの距離が第1の距離である第1上昇位置で、前記第1パージポートに気密に接続する第1パージノズルを、前記第1パージポートから離間した第1下降位置から前記第1上昇位置まで上昇させるステップと、
    前記規制位置からの距離が前記第1の距離より長い第2の距離にあり、前記第1上昇位置からの距離が前記第2の距離より長い第2上昇位置で、前記第2パージポートに気密に接続する第2パージノズルを、前記第2パージポートから離間した第2下降位置から前記第2上昇位置まで上昇させるステップと、を有しており、
    前記第2パージノズルが前記第2パージポートに接触するより先に、前記第1パージノズルが前記第1パージポートに接触するように、前記第1パージノズル及び第2パージノズルを上昇させることを特徴とするガスパージ方法。
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