JP6456222B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器に関する。
従来、蓋体の一部を構成し、係止部(蓋体側係合部)及び内蓋保持具(突出部)を有する下蓋と、下蓋に取り付けられる内蓋と、ラッチ(本体側係合部)を有する本体と、を備えた炊飯器があった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の炊飯器においては、内蓋が下蓋に取り付けられた状態で蓋体を閉じると係止部とラッチとが係止して蓋体が本体を覆い、内蓋が下蓋に取り付けられていない状態で蓋体を閉じると内蓋保持具が内鍋に当接して係止部とラッチとが係止しないようになっている。
特許第3416871号公報
しかしながら、特許文献1に記載の炊飯器においては、内蓋が下蓋に取り付けられていない状態で蓋体が閉じられて内蓋保持具が内鍋に当接している場合に、過度の力が下蓋に対して加えられると、内蓋保持具が内鍋に当接しながら変位して内鍋が損傷するという課題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、内蓋が蓋体に取り付けられていない状態で内蓋を回動した場合に内鍋が損傷することを抑制する炊飯器を提供することを目的としている。
本発明の炊飯器は、上部に開口部が設けられる有底筒状の内鍋と、前記内鍋を収納する本体と、前記本体に回動自在に取り付けられる蓋体と、前記蓋体の内面に取り付けられる内蓋と、を備え、前記内鍋は、前記開口部の開口縁から周方向外側に延設される内鍋フランジを有し、前記本体は、前記内鍋フランジの最外周端よりも外側において前記内鍋フランジの上端よりも上方に位置する壁部を有し、前記蓋体は、前記本体側に突出する突出部を有し、前記突出部が前記内鍋フランジの上面と当接する厚さは、前記内鍋フランジの外周から前記壁部までの距離より大きくなっており、前記内蓋が前記蓋体に取り付けられていない状態で前記蓋体が前記蓋体の開放状態を基準として前記本体を閉塞する方向に第1角度回動した場合に、前記突出部は前記内鍋フランジの上面と当接して前記蓋体の回動が規制されるものである。
本発明の炊飯器は、内蓋が蓋体に取り付けられていない状態で蓋体が蓋体の開放状態を基準として本体を閉塞する方向に第1角度回動した場合に、突出部は内鍋フランジの上面と当接して蓋体の回動が規制される。このため、内蓋が蓋体に取り付けられていない状態で内蓋を回動した場合に内鍋が損傷することを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器100を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内部を示す斜視図であり、内蓋23が下蓋22から取り外された状態における図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内部を示す斜視図であり、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成を示す縦断面図であり、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成を示す縦断面図であり、内蓋23が下蓋22から取り外された状態における図である。 図4の部分拡大図である。 図5の部分拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の第1変形例である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の第2変形例である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における突出部26及び壁部16の位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態における突出部26及び壁部16の位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における突出部26及び壁部17の位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態における突出部26及び壁部17の位置関係を示す図である。
以下、本発明の炊飯器100について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100を示す斜視図である。図2は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内部を示す斜視図であり、内蓋23が下蓋22から取り外された状態における図である。図3は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内部を示す斜視図であり、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における図である。
図1に示されるように、炊飯器100は、本体1と、本体1の上部に開閉自在に取り付けられる蓋体2と、を備える。本体1の前面には蓋開閉ボタン8が設けられている。なお、図1の実線両矢印方向が本体1の左右方向であるものとする。また、図1の破線両矢印方向が本体1の前後方向であるものとする。
蓋開閉ボタン8は、例えば、本体1の前面側から背面側に向かう力が加えられることで蓋体2が開放されるように構成されている。例えば、図1に示される状態で、蓋開閉ボタン8に対して本体1の前面側から背面側に向かう力が加えられることで、蓋体2が開放する。
図2,図3に示されるように、本体1は上面が開口した形状を有するものである。本体1には内鍋11が収納される。本体1の前面と内鍋11との間には本体側係合部15及び壁部16が設けられている。
内鍋11は、上部に開口部11Aを有する略有底筒状の部材である。内鍋11には、例えば米等の被加熱物が投入される。内鍋11の開口部11Aの周縁には内鍋フランジ11aが設けられている。内鍋フランジ11aは、内鍋11が本体1の内部に設けられた状態で、内鍋11の周方向外側に延設される形状となっている。
本体側係合部15は、本体1の上面から上方に突出する部位である。本体側係合部15は、内鍋フランジ11aよりも外側に位置している。壁部16は、例えば、本体1の左右方向に2つ設けられている。壁部16は、例えば、内鍋フランジ11aよりも外方に設けられている。壁部16は、例えば、内鍋フランジ11aの高さよりも高くなるように本体1の上面から立設されている。
図2に示されるように、蓋体2は、本体1に回動自在に取り付けられる部材であり、例えば、上蓋21と、下蓋22と、で構成されている。上蓋21は、蓋体2の少なくとも外面を構成する部材である。下蓋22は、上蓋21よりも下方に位置する部材である。蓋体2には突出部26が設けられている。
突出部26は、蓋体2の下面から下方に突出する部位であり、下蓋22に取り付けられる内蓋23を保持する部位である。突出部26は、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態において、異なる場所に位置している。具体的には例えば、突出部26は、図2のように内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態において、図3のように内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態よりも、本体1の後方に位置している。
図2に示されるような状態で、内蓋23が下蓋22に取り付けられることで、図3に示されるような状態となる。内蓋23は、下蓋22に取り付けられる部材である。
図4は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成を示す縦断面図であり、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における図である。図5は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の構成を示す縦断面図であり、内蓋23が下蓋22から取り外された状態における図である。図6は図4の部分拡大図である。図7は図5の部分拡大図である。図8は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の第1変形例である。図9は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の第2変形例である。
図4は、例えば、図3の状態で蓋体2を閉じた場合において、本体1の左右方向中心を通る線で切断した場合における縦断面図である。図5は、例えば、図2の状態で蓋体2を閉じた場合において、本体1の左右方向中心を通る線で切断した場合における縦断面図である。
図4,図5に示されるように、本体1にはヒンジ9が取り付けられている。本体1にヒンジ9が取り付けられることで、蓋体2を回動させることができる。図4〜図7に示されるように、壁部16は、側面視において略L字形状の部材である。具体的には例えば、図6,図7に示されるように、壁部16は、上下に延びる立設部16Aと、立設部16Aの上端において本体1の前方に延びる屋根部16Bと、を有するものである。立設部16Aは、内鍋フランジ11aの最外周端よりも外側に位置している。屋根部16Bの上端は、本体側係合部15の上端よりも高く位置している。図6,図7に示されるように、壁部16の後方側には、空間20が設けられている。空間20は、本体1内に内鍋11が収納されている状態において、内鍋フランジ11aのうち本体1の前方に位置する内鍋フランジ11aの下端よりも下方に設けられる空間である。また、空間20は、本体1内に内鍋11が収納されていない状態で且つ内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が本体1を覆った場合に突出部26の先端が位置するように設けられている。このため、本体1内に内鍋11が収納されていない状態で且つ内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が本体1を覆った場合における突出部26の下端は、本体1内に内鍋11が収納された状態で且つ内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が本体1を覆った場合における突出部26の下端よりも下方に位置することとなる。
なお、屋根部16Bは壁部16の一部を構成するものであってもよいし、屋根部16Bは壁部16とは別体として構成されていてもよい。屋根部16Bが壁部16の一部を構成するようにすれば、炊飯器100の製造コストを低減することができる。
図6に示されるように、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動すると、本体側係合部15と蓋体側係合部25とが係合する。また、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動すると、突出部26は、蓋体側係合部25と壁部16の前端との間に位置する、すなわち、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態で蓋体2を閉じると、突出部26は、壁部16の前端よりも本体1の前方に位置する。
このように、突出部26は、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に壁部16の前方に位置しており、蓋体2を閉じても、突出部26は、本体側係合部15と蓋体側係合部25との係合を妨げることがない。このため、蓋体2を回動させることで、本体側係合部15と蓋体側係合部25とが係合して蓋体2が本体1を覆い、炊飯を開始することができる。したがって、内蓋23は、炊飯によって生じた蒸気を受け止めることができる。このようにして、炊飯によって生じた蒸気が被加熱物に付着することを抑制することができる。
図7に示されるように、突出部26は、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に内鍋フランジ11aの上面と当接している。また、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に比べて、蓋体2は上方に位置している。
このように、突出部26は、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態において、内蓋23が下蓋22に取り付けられている状態に比べて本体1の後方に位置しており、蓋体2を閉じると、突出部26は、内鍋フランジ11aの上面と当接して本体側係合部15と蓋体側係合部25との係合を妨げることになる。このため、仮に使用者が、内蓋23が下蓋22に取り付けられていないことを認識しないまま蓋体2を回動させても、本体側係合部15と蓋体側係合部25とが係合する回動角度(第2角度)よりも小さい回動角度(第1角度)において、突出部26は、内鍋フランジ11aの上面と当接して蓋体2の回動が規制されるため、使用者は、内蓋23が下蓋22に取り付けられていないことを認識することができる。なお、突出部26が内鍋フランジ11aの上面と当接している状態で過度の力が蓋体2に対して加えられると、突出部26は内鍋フランジ11aの上面に当接した状態で本体1の前方に向かって変位し、突出部26は壁部16と当接する。突出部26が内鍋フランジ11aの上面と当接する厚さCは、内鍋フランジ11aの外周から壁部16までの距離Dより大きくなっている。よって過度の力が蓋体2に対して加えられても、突出部26は壁部16で当接した状態で止まり空間20に位置することがない。つまり、本体側係合部15と蓋体側係合部25が係合しない。
また、本体1内に内鍋11が収納されていない状態で且つ内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で、蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に、突出部26は空間20内に位置するため、突出部26が本体側係合部15と蓋体側係合部25との係合を妨げることがない。このため、蓋体2を第2角度回動させることで、本体側係合部15と蓋体側係合部25とが係合して蓋体2が本体1を覆うこととなる。なお、制御手段(図示省略)は、例えば、重量センサ(図示省略)、赤外線センサ(図示省略)、等の各種センサの検知情報に基づいて、本体1内に内鍋11が収納されているか否かを判定するとよい。このようにすれば、本体1内に内鍋11が収納されていない状態で蓋体2が本体1を覆った場合において炊飯を開始することができないため、本体1内に内鍋11が収納されていない状態で使用者が誤って炊飯を開始する可能性を低減することができる。
なお、図8に示されるように、突出部26のうち内鍋フランジ11aの上面と当接する当接面に滑り防止部材28が設けられていてもよい。滑り防止部材28は、例えば、シリコンで構成される部材である。但し、滑り防止部材28は、このような材質の部材に限定されるものではなく、滑り防止機能を有する材質を含む部材で構成されていればよい。また、突出部26のうち内鍋フランジ11aと当接する当接面に滑り防止部材28が設けられることに限定されるものではなく、突出部26のうち内鍋フランジ11aと当接する当接面及び内鍋フランジ11aのうち突出部26と当接する当接面のうち少なくとも何れかに滑り防止部材28が設けられていればよい。
また、図9に示されるように、壁部16は本体1の後方から前方に向かうにつれて上方に傾斜する傾斜部16Cを有していてもよい。このように傾斜部16Cを有するように壁部16を構成することで、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で過度の力が蓋体2に加わった場合において、突出部26の破損を防止することができる。
図10は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における突出部26及び壁部16の位置関係を示す図である。図11は本発明の実施の形態1に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態における突出部26及び壁部16の位置関係を示す図である。図10,図11における紙面左方向が本体1の前方を指しており、図10,図11における紙面右方向が本体1の後方を指している。
図10に示されるように、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態において、突出部26の先端部が壁部16の前端よりも本体1の前方に位置している。図11に示されるように、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態において、突出部26の先端部が壁部16の後端よりも本体1の後方に位置している。
図10,図11に示されるように、壁部16は、例えば、壁部16a,16bで構成される。壁部16a,16bは、軸Xを対称として対称な形状となっている。軸Xは、壁部16aと壁部16bとの間において本体1の前後方向に延びる仮想線を指す。壁部16a,16bは、壁部16a,16bの距離が、例えば本体1の前後方向に亘って同一距離となるように構成されている。なお、壁部16a,壁部16bの距離は、突出部26の幅よりも小さくなるように構成されている。
以上のように、本実施の形態1に係る炊飯器100は、上部に開口部11Aが設けられる有底筒状の内鍋11と、内鍋11を収納する本体1と、本体1に回動自在に取り付けられる蓋体2と、蓋体2の内面に取り付けられる内蓋23と、を備え、内鍋11は、開口部11Aの開口縁から周方向外側に延設される内鍋フランジ11aを有し、本体1は、内鍋フランジ11aの最外周端よりも外側において内鍋フランジ11aの上端よりも上方に位置する壁部16を有し、蓋体2は、本体1側に突出する突出部26を有し、内蓋23が蓋体2に取り付けられていない状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に第1角度回動した場合に、突出部26は内鍋フランジ11aの上面と当接して蓋体2の回動が規制される。
このため、内蓋23が蓋体2に取り付けられていない状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として第1角度回動した場合に、突出部26は内鍋フランジ11aの上面と当接して蓋体2の回動が規制される。したがって、内蓋23が蓋体2に取り付けられていない状態で内蓋23を回動した場合において蓋体2に対して過度の力が働いても、壁部16が突出部26の変位を妨げるため、内鍋11が損傷することを抑制することができる。そして、内蓋23が蓋体2に取り付けられていない状態においては、蓋体2の回動が規制されるため、炊飯を開始可能できなくなり、炊飯によって蓋体2に付着した蒸気が内蓋23に付着することなく被加熱物に滴下する可能性を低減することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2においては、実施の形態1とは異なるように、壁部16の形状を構成している。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図12は本発明の実施の形態2に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態における突出部26及び壁部17の位置関係を示す図である。図13は本発明の実施の形態2に係る炊飯器100の内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態における突出部26及び壁部17の位置関係を示す図である。図12,図13における紙面左方向が本体1の前方を指しており、図12,図13における紙面右方向が本体1の後方を指している。
図12,図13に示されるように、壁部17は、例えば、壁部17a,17bで構成される。壁部17a,17bは、例えば、軸Xを対称として対称な形状となっている。軸Xは、壁部17aと壁部17bとの間において本体1の前後方向に延びる仮想線を指す。壁部17a,17bは、壁部17a,17bの距離が本体1の後方側から前方に向かって大きくなるように構成されている。具体的には例えば、壁部17a,17bは、例えば、平面視において、本体1の後方から前方に向かって本体1の両側に向かって傾斜する形状となっている。より具体的には例えば、壁部17a,17bは、壁部17a,17bの距離が、本体1の後方において、突出部26の幅よりも小さく、本体1の前方に向かうにつれて、突出部26の幅よりも大きくなるように構成されている。
図12に示されるように、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態において、突出部26の先端部の一部が壁部17の最も前面よりも本体1の前方に位置している。図13に示されるように、内蓋23が下蓋22に取り付けられた状態において、突出部26の先端部が壁部16の最も背面よりも本体1の後方に位置している。
以上のように、本実施の形態2に係る炊飯器100は、壁部17は、本体の左右方向に一対設けられ、壁部17a,17bは、壁部17a,17bの距離が、本体1の後方側において、突出部26の幅よりも小さく、本体1の前方に向かうにつれて、突出部26の幅よりも大きくなるように構成されている。このため、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態で蓋体2が蓋体2の開放状態を基準として本体1を閉塞する方向に回動した場合に、蓋体2に対して過度の力が加えられて突出部26が壁部17を乗り越える場合における突出部26の動作ストロークを小さくすることができる。したがって、本実施の形態2においては、本実施の形態1に比べて、内蓋23が下蓋22に取り付けられていない状態において突出部26が壁部17を乗り越える動作ストロークを小さくすることができる。このようにして、従来よりも本体1を小さく構成することができる。
1 本体、2 蓋体、8 開閉ボタン、9 ヒンジ、11 内鍋、11A 開口部、11a 内鍋フランジ、15 本体側係合部、16,16a,16b 壁部、16A 立設部、16B 屋根部、16C 傾斜部、17,17a,17b 壁部、20 空間、21 上蓋、22 下蓋、23 内蓋、25 蓋体側係合部、26 突出部、28 滑り防止部材、100 炊飯器。

Claims (7)

  1. 上部に開口部が設けられる有底筒状の内鍋と、
    前記内鍋を収納する本体と、
    前記本体に回動自在に取り付けられる蓋体と、
    前記蓋体の内面に取り付けられる内蓋と、を備え、
    前記内鍋は、前記開口部の開口縁から周方向外側に延設される内鍋フランジを有し、
    前記本体は、前記内鍋フランジの最外周端よりも外側において前記内鍋フランジの上端よりも上方に位置する壁部を有し、
    前記蓋体は、前記本体側に突出する突出部を有し、
    前記突出部が前記内鍋フランジの上面と当接する厚さは、前記内鍋フランジの外周から前記壁部までの距離より大きくなっており、
    前記内蓋が前記蓋体に取り付けられていない状態で前記蓋体が前記蓋体の開放状態を基準として前記本体を閉塞する方向に第1角度回動した場合に、前記突出部は前記内鍋フランジの上面と当接して前記蓋体の回動が規制される
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記内蓋が前記蓋体に取り付けられている状態で前記蓋体が前記蓋体の開放状態を基準として前記第1角度よりも大きい第2角度回動した場合に、前記蓋体が前記本体を覆う
    ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記内蓋が前記蓋体に取り付けられている状態で前記蓋体が前記蓋体の開放状態を基準として前記第1角度よりも大きい第2角度回動した場合に、前記蓋体に設けられる蓋体側係合部と前記本体に設けられる本体側係合部とが係合し、前記突出部は前記壁部の前端よりも前記本体の前方に位置して前記蓋体が前記本体を覆う
    ことを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  4. 前記突出部のうち前記内鍋フランジと当接する当接面及び前記内鍋フランジのうち前記突出部と当接する当接面のうち少なくとも何れかの当接面は滑り防止部材で構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の炊飯器。
  5. 前記壁部は、
    前記本体の後方から前方に向かって上方に傾斜している
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の炊飯器。
  6. 前記本体側係合部の上方には屋根部が設けられ、
    前記屋根部は前記壁部の一部を構成している
    ことを特徴とする請求項3に記載の炊飯器。
  7. 前記壁部は、前記本体の左右に一対設けられ、
    一対の前記壁部は、
    一対の前記壁部の距離が、前記本体の後方側において、前記突出部の幅よりも小さく、前記本体の前方に向かうにつれて、前記突出部の幅よりも大きくなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の炊飯器。
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