JP6454595B2 - 押下ヘッド - Google Patents
押下ヘッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP6454595B2 JP6454595B2 JP2015093712A JP2015093712A JP6454595B2 JP 6454595 B2 JP6454595 B2 JP 6454595B2 JP 2015093712 A JP2015093712 A JP 2015093712A JP 2015093712 A JP2015093712 A JP 2015093712A JP 6454595 B2 JP6454595 B2 JP 6454595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- nozzle
- nozzle hole
- pressing head
- pressing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
この押下ヘッドと、前記ステムを有するポンプと、を備えた吐出器は、内容液が収容された容器の口部に装着された状態で、押下ヘッドを押下してステムを下方に移動させポンプを作動させることにより、容器内の内容液が移送されてノズル筒内を通ってノズル孔から吐出されるようになっている。
本発明に係る押下ヘッドは、上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムに装着される押下部と、前記押下部から前方に向けて突出するとともに、その前端部に下方に向けて開口するノズル孔が形成されたノズル筒と、を備える押下ヘッドであって、前記ノズル筒には、前記ノズル孔をその径方向の外側から囲う囲繞筒が配設され、前記囲繞筒は、前記ノズル孔よりも下方に突出するとともに、前記ノズル孔から下方に向けて離れるに従い漸次拡径したスカート部を備え、前記スカート部は、前記ノズル孔を前方から囲い、前記押下ヘッドの縦断面視において、前記スカート部の内周面のうち後方を向く部分の上端と下端とを結ぶ直線の上下方向に対する傾斜角は、20°以上40°以下であり、前記ノズル孔の内周面の前端部と、前記スカート部の内周面のうち後方を向く部分の下端と、の上下方向における距離は、4mm以上である、ことを特徴とする。
しかも、スカート部は、ノズル孔から下方に向けて離れるに従い漸次拡径しているため、ノズル孔内で内容液が固化していない通常状態の吐出時に、下方に向けて吐出された内容液がスカート部の内周面に付着することを抑制できる。したがって、例えば内容液がスカート部の内周面を伝って落下したり、スカート部の内周面にごみが付着したりする等の不具合を防止することができる。
押下ヘッドがノズル孔の下方に掌を配置した状態で使用される場合には、ノズル孔内で既に固化した内容液の影響によって、内容液がノズル孔からその下端開口面に対して下方に30°傾いた角度範囲に吐出されると、その内容液を掌によって受け止めることができないことがある。
本発明によれば、押下ヘッドの縦断面視において、スカート部の内周面のうち後方を向く部分の上端と下端とを結ぶ直線の上下方向に対する傾斜角が20°以上40°以下であり、かつ、ノズル孔の内周面の前端部と、スカート部の内周面のうち後方を向く部分の下端と、の上下方向における距離が4mm以上であるため、ノズル孔から前方に向かって吐出された内容液のうち、掌で受け止めることができない内容液を、スカート部によって受け止めることができる。したがって、内容液の飛散をより確実に防止することができる。
本発明によれば、囲繞筒がノズル筒および押下部のうち何れか一方とヒンジを介して一体成形されているため、囲繞筒をヒンジ回りに回動させることで、囲繞筒をノズル筒に対して所定の位置に容易に配設させることができる。
本発明によれば、囲繞筒およびノズル筒にはそれぞれ、互いに係合する係合部が各別に形成されているため、囲繞筒およびノズル筒の相対的な位置ずれを確実に抑えることができる。
図1に示すように、本実施形態の押下ヘッド1は、不図示のポンプを有する吐出器10に備えられる。ポンプは、上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステム11を備え、ステム11の上端部に押下ヘッド1が装着されている。なお、ポンプは、押下ヘッド1を保持可能な補助キャップ12を備えている。また、図1に示す符号Oは、ステム11の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Oと記す。また、軸線O方向から見た平面視において、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
押下部2は、掌や指等で押し下げ操作されるヘッド本体である。押下部2は、有頂筒状の本体筒部20と、ステム11の上端部に装着された装着筒25と、を備えている。
周壁部22の内周面と装着筒25の外周面との間には、補強板24が連結されている。補強板24は、周方向に間隔をあけて複数配設されている。
横筒部31の後端部は、押下部2の周壁部22および装着筒25に対して一体に接続されている。横筒部31の後端開口部は、装着筒25の内側に開口している。これにより、ノズル筒3内と装着筒25内とが連通している。横筒部31の内径は、後端側より前端側の方が大きくなっている。横筒部31の前端上部には、下方に向けて窪む窪み部37が形成されている。窪み部37は、前方に向けて開口している。窪み部37を画成する内面のうち、前方を向く段差面32には、前方に向かって開口する凹部32aが形成されている。
また、図2に示すように、囲繞筒40の内周面のうち左右方向を向く両側面には、それぞれ係合溝46(係合部)が形成されている。係合溝46は、左右方向に向かって凹むとともに、上下方向に沿って延びている。係合溝46内には、ノズル筒3の係合リブ36が嵌合され、係合溝46の後端部が係合リブ36の後端部に係止される。
図1に示すように、これら係合突起35および係合孔部41、並びに係合リブ36および係合溝46により、ヒンジ5回りに回動可能に構成された囲繞筒40は、ノズル孔30を覆った状態で下筒部33に係止される。
押下ヘッド1を使用する際は、囲繞筒40の係合孔部41内にノズル筒3の係合突起35を嵌合させるとともに、囲繞筒40の各係合溝46内にノズル筒3の各係合リブ36を嵌合させ、囲繞筒40がノズル孔30をその径方向の外側から被覆した状態で行う。
本実施形態によれば、押下ヘッド1の縦断面視において、スカート部43の内周面のうち後方を向く部分の上端43cと下端43dとを結ぶ直線の上下方向に対する傾斜角θが20°以上40°以下であり、かつ、ノズル孔30の内周面の前端部30aと、スカート部43の内周面のうち後方を向く部分の下端43dと、の上下方向における距離Lが4mm以上であるため、ノズル孔30から前方に向かって吐出された内容液のうち、掌で受け止めることができない内容液を、スカート部43によって受け止めることができる。したがって、内容液の飛散をより確実に防止することができる。
例えば、上記実施形態においては、ヒンジ5が囲繞筒40とノズル筒3とを連結しているが、これに限定されるものではなく、ヒンジが囲繞筒と押下部とを連結してもよい。すなわち、囲繞筒は、ノズル筒および押下部のうち何れか一方とヒンジを介して一体成形されていれば、上述の作用効果を奏功させることができる。
Claims (3)
- 上方付勢状態で下方移動可能に配設されたステムに装着される押下部と、
前記押下部から前方に向けて突出するとともに、その前端部に下方に向けて開口するノズル孔が形成されたノズル筒と、を備える押下ヘッドであって、
前記ノズル筒には、前記ノズル孔をその径方向の外側から囲う囲繞筒が配設され、
前記囲繞筒は、前記ノズル孔よりも下方に突出するとともに、前記ノズル孔から下方に向けて離れるに従い漸次拡径したスカート部を備え、
前記スカート部は、前記ノズル孔を前方から囲い、
前記押下ヘッドの縦断面視において、前記スカート部の内周面のうち後方を向く部分の上端と下端とを結ぶ直線の上下方向に対する傾斜角は、20°以上40°以下であり、
前記ノズル孔の内周面の前端部と、前記スカート部の内周面のうち後方を向く部分の下端と、の上下方向における距離は、4mm以上である、
ことを特徴とする押下ヘッド。 - 前記囲繞筒は、前記ノズル筒および前記押下部のうち何れか一方とヒンジを介して一体成形されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の押下ヘッド。 - 前記囲繞筒および前記ノズル筒にはそれぞれ、互いに係合する係合部が各別に形成されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の押下ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015093712A JP6454595B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 押下ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015093712A JP6454595B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 押下ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016210447A JP2016210447A (ja) | 2016-12-15 |
JP6454595B2 true JP6454595B2 (ja) | 2019-01-16 |
Family
ID=57549625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015093712A Active JP6454595B2 (ja) | 2015-04-30 | 2015-04-30 | 押下ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6454595B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007137435A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Lion Corp | 液体吐出装置 |
JP4993261B2 (ja) * | 2006-08-31 | 2012-08-08 | 株式会社吉野工業所 | ポンプのノズルヘッド |
JP5152725B2 (ja) * | 2008-08-29 | 2013-02-27 | 株式会社吉野工業所 | 手動押下げ注出ポンプ用のノズルヘッド |
JP5888676B2 (ja) * | 2012-04-16 | 2016-03-22 | ライオン株式会社 | ノズルヘッド |
JP6321940B2 (ja) * | 2013-10-23 | 2018-05-09 | 花王株式会社 | ポンプ用ノズル及びノズル付き容器 |
-
2015
- 2015-04-30 JP JP2015093712A patent/JP6454595B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016210447A (ja) | 2016-12-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6161958B2 (ja) | エアゾール容器用ノズルキャップ | |
JP6454595B2 (ja) | 押下ヘッド | |
JP2010082510A (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP4615381B2 (ja) | 複合容器 | |
JP5489755B2 (ja) | 注出キャップ | |
JP2008068890A (ja) | 噴射ボタン装置 | |
JP6193654B2 (ja) | エアゾール容器の噴口一体型ボタンキャップ | |
JP5246694B2 (ja) | 点鼻薬吐出容器 | |
JP6868488B2 (ja) | トリガー式液体噴出器 | |
JP2017178442A (ja) | 吐出器 | |
JP6300685B2 (ja) | エアゾール缶用吐出具 | |
JP5271839B2 (ja) | 押下ヘッド | |
JP5371379B2 (ja) | 押下ヘッド | |
JP2009006305A (ja) | 噴出ヘッド | |
JP5099706B2 (ja) | ノズルカバー付き押下げヘッド容器。 | |
JP2007296428A (ja) | 液体噴出器 | |
JP5299957B2 (ja) | 吐出ノズル | |
JP6051106B2 (ja) | エアゾール容器用肩カバー | |
JP6806560B2 (ja) | 延長ノズル付き吐出容器 | |
JP7296801B2 (ja) | 吐出器 | |
JP6901369B2 (ja) | ポンプ付き容器 | |
JP6656951B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP6169535B2 (ja) | エアゾール缶用吐出具 | |
JP2013071771A (ja) | 押下ヘッド | |
JP2016049991A (ja) | ノズルヘッドカバー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180709 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180717 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180918 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6454595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |