JP6901369B2 - ポンプ付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ付き容器に関する。
この種のポンプ付き容器として、容器体の胴部から肩部を介して口頸部を起立するとともに、容器体に内装させた吐出装置のステムが口頸部内を通って上方へ突出され、ステムの上部に吐出ヘッドを付設するとともに、口頸部及び吐出ヘッドを覆う筒状のカバー部材を肩部の上面に載置させたものが知られている(特許文献1)。
特開平8−175558
特許文献1のポンプ付き容器は、カバー部材を取り外して、吐出ヘッドの上面に指を当てて押し下げることで、吐出ヘッドのノズルから内容物を吐出するが、例えば女性や高齢者のように手指の力が弱い利用者にとっては、指一本の力だけでは、吐出ヘッドを十分に押し切れないことがあった。そうした場合、例えば吐出ヘッドの上面に人さし指を当て、さらに同じ手の他の指を容器体側に掛けると、力が入り易いが同文献のものの場合には、指を掛けるのに適当な場所もない。仮に容器体の胴部を親指と中指等で把持するとともに人差し指で吐出ヘッドの上部を押下げようとすると、把持箇所から押圧箇所までの長さが長くなり、女性には操作しにくい。
また特許文献1のようにステムの上端に吐出ヘッドに付設された構成では、吐出ヘッドの上面のうちステムの真上にする箇所(通常は吐出ヘッドの上面の中心箇所)を指で押し下げることが重要であり、そこから外れた場所を押すと、ステムが側方にブレて安定した押下げ操作ができない。
本発明の第1の目的は、吐出ヘッドの押下げ操作が容易なポンプ付き容器を提案することである。
本発明の第2の目的は、吐出ヘッドを覆うカバー部材に指当て用凹部を設け、吐出ヘッドの押下げに適当な場所に指を当てることが容易としたポンプ付き容器を提案することである。
第1の手段は、口頸部6を起立する容器体2と、
前記口頸部6の外面に装着されたキャップ状部材12より下方へ容器体2内に挿入されるポンプシリンダ18が垂設され、このポンプシリンダ18に、上端側に吐出ヘッド24を付設した作動部材20の下半部を上方付勢状態で嵌挿させてなり、この作動部材20の昇降により容器体2内に液体を吸い上げ、吐出ヘッド24から吐出するように設けられた吐出装置10と、
前記作動部材20が降下した状態で、前記キャップ状部材12及び吐出ヘッド24の外周面の少なくとも周方向の一部を覆うように形成されたカバー部材30と、
を具備し、
前記カバー部材30は、前記キャップ状部材12に取り付けられたキャップカバー32と、前記吐出ヘッド24に取り付けられたヘッドカバー40とを有し、キャップカバー32の上端側とヘッドカバー40の下端側とを破断部38を介して連結してなり、
前記キャップカバー32は、その外面から外方突出する指掛け部36を突出しており、
前記ヘッドカバー40は、前記吐出ヘッド24の外周面の少なくとも一部を覆う上側カバー壁部42を有するとともに、この上側カバー壁部42の上部から、吐出ヘッド24の頂壁24aに沿った天壁44を延設しており、
この天壁44のうち作動部材20の縦方向の中心線Oを通る箇所に指当て用凹部46を形成した
本手段では、図1及び図7に示す如く吐出装置10のキャップ状部材12を覆うキャップカバー32と、吐出ヘッド24を覆うヘッドカバー40とを設け、そのキャップカバー32の上端側とヘッドカバー40の下端側とを破断部38を介して連結してカバー部材30とするとともに、そのキャップカバー32から指掛け部36を突出している。これにより、前記破断部38を破断させた後に、当該指掛け部36に指を添え、ヘッドカバー40の上側を引き下げることにより、片手で容易に作動部材20を下降させることができるので、操作性がよい。
また本手段では、ヘッドカバー40の天壁44に指当て用凹部46を形成している。この指当て用凹部46は作動部材20の縦方向の中心線Oを通る箇所に配置されており、指当て用凹部46に指を当てて押し下げることにより、作動部材20を横ブレさせることなく真っ直ぐに押し下げることができる。
「指当て用凹部」は、指当て箇所の位置決め機能を奏する凹部という程度の意味であり、その機能を発揮するためには、天壁の残りの箇所より凹んでいれば足りる。従って図7に示す凹陥部であってもよいが、図1に示すような切欠きであってもよい。
「カバー部材」は、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24の外周面の少なくとも周方向の一部を覆うように形成されている。
「外周面の少なくとも周方向の一部を覆う」としたのは、キャップ状部材等の外周面の全周を覆うように筒状に形成した構造を排除しない意味である。図示例のように吐出ヘッドの外周面から筒状のノズルを突出する代わりに、吐出ヘッドの外周面にノズル孔を開口した構成の場合には、カバー部材が筒状であっても差し支えない。
「キャップカバー」は、キャップ状部材の外周面の一部を覆うカバーであり、破断部を破断させた後には、指掛け部付き部材として使用される。
「ヘッドカバー」は、吐出ヘッド24を覆う部材である。ヘッドカバーは、指で押圧し易い形状とするとよく、このような形状とすることで、吐出ヘッドを押し下げる際にも真っ直ぐ押下げ易い。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記キャップカバー32は、キャップ状部材12の外周面の少なくとも一部を覆う下側カバー壁部34を有し、
前記指掛け部36は、その下側カバー壁部34より外方突出された上方から見て円弧形状のフランジとして形成された。
本手段では、前記指掛け部36は、キャップカバー32が有する下側カバー壁部34より外方突出された、図2及び図8に示す如く円弧形状のフランジとして形成されている。これにより指掛け部36に指を掛ける箇所が周方向に広くなり、使い勝手がよい。
「フランジ」とは、ある物の表面から、その物に所定の機能(本発明では指掛け)を付与するために突設される突出片という程度の意味である。
「円弧状」とは、半円弧状のものでも良いが、半円弧より長い形状(優弧状又はC字状)或いは短い形状(劣弧状)であっても良い。
の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
前記指当て用凹部46は、天壁44の中央部から天壁44の外周部の一端側に延び、その一端側に開口部46aを有している。
本手段では、図1及び図7の図示例に示す指当て用凹部46は、天壁44の中央部から天壁の外周部の一端側(好適にはノズル突出方向と反対側)に延び、その一端側に開口部46aを有する形状としている。これにより、開口部46a側から指当て用凹部46へ指を入れた状態で指の向きに対するヘッドカバー40の回転を抑制することができる。
の手段は、第1の手段から第の手段のいずれかを有し、かつ
前記カバー部材30は、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24を囲む筒形Cを2分割して得られる形状の半筒体であり、その分割箇所に、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24を挿入するための挿入口48を開口してなる。
本手段では、カバー部材30を、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24を挿入するために挿入口48を備えた半筒体に形成している。従ってキャップ状部材12及び吐出ヘッド24にカバー部材30を被せることが容易となる。
前述の半筒体は、図2に示す如くキャップ状部材12及び吐出ヘッド24を囲む仮想の筒形CをA−A切断線で2分割して得られる形状であり、前記挿入口48はその分割箇所に開口される。「半筒体」は、筒形Cを均等に2分割して形状でなくても構わず、図示例のA−A切断線は吐出ヘッド及びキャップ状部材の直径からずれた位置に設定されている。
本手段の半筒体形状のカバー部材30は、図1に示すように吐出ヘッド24にノズルを設けた側の吐出ヘッド24及びキャップ状部材の一半部に取り付けるように設けてもよく、また図7に示す如く吐出ヘッド24にノズルを設けた側とは反対側の吐出ヘッド24及びキャップ状部材の一半部に取り付けるように設けてもよい。
第1の手段に係る発明によれば、キャップ状部材12に取り付けられたキャップカバー32の下端側と、前記吐出ヘッド24に取り付けられたヘッドカバー40の上端側とを破断部38を介して連結したから、使用時に当該破断部を破断させた後に吐出ヘッド24にはヘッドカバー40が、またキャップ状部材12にはキャップカバー32がそれぞれ残り、キャップカバー32の外面から外方突出した指掛け部に指を添えてヘッドカバー40の上側を引き下げることにより、片手で容易に作動部材20を下降させることができるので、操作性が良い。
また第1の手段に係る発明によれば、ヘッドカバー40の天壁44のうち作動部材20の縦方向の中心線Oを通る箇所に指当て用凹部46を形成したから、指当て用凹部46に指を当ててそのまま押し下げることで作動部材20を真直ぐに押し下げることができ、側方へのブレを生じにくいので操作性が良い。
第2の手段に係る発明によれば、指掛け部36を、キャップカバー32が有する下側カバー壁部34の上部より外方突出された、上方から見て円弧状のフランジとしたから、指を掛けることが可能な箇所を周方向に広くとることができ、使い勝手が良い。
の手段に係る発明によれば、指当て用凹部46は、天壁44の中央部から天壁44の外周部の一端側に延び、その一端側に開口部46aを有しているから、開口部46aから指当て用凹部46内へ指を挿入させることにより、ヘッドカバー40の不意の回転を抑制することができる。
の手段に係る発明によれば、前記カバー部材30は、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24の輪郭に沿った筒体を2分割して得られる略半筒形状であり、その分割箇所に、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24を挿入するための挿入口48を開口したから、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24にカバー部材30を取り付ける作業が容易となる。
本発明の第1実施形態に係るポンプ付き容器の側面図である。 図1の容器の平面図である。 図1の容器の主要部材(カバー部材)の側面図である。 図1の容器の使用状態の説明図である。 図4の状態の容器を別の方向から見た図であり、同図(A)は同容器の一部(上半部)の後面図、同図(B)は、当該一部のさらに一部分(吐出ヘッド付近)の正面図である。 図1の容器の組立工程の途中図の説明図である。 本発明の第2実施形態に係るポンプ付き容器の上半部の側面図である。 図7の容器の平面図である。 図7の容器の主要部材(カバー部材)の側面図である。 図7の容器の使用状態の説明図である。
図1から図6は、本発明の第1実施形態に係るポンプ付き容器を示している。このポンプ付き容器は、容器体2と、吐出装置10と、カバー部材30とで形成されている。これら各部材は、例えば合成樹脂で形成することができる。
容器体2は、胴部4から肩部5を介して口頸部6を起立している。
吐出装置10は、図1に示す如く、少なくともキャップ状部材12とポンプシリンダ18と作動部材20と抜止め筒28とを含む。この吐出装置の構造のうちの基本的な構成をまず説明する。
キャップ状部材12は、口頸部6の外面に嵌合(好ましくは螺合)された装着筒部14を有し、この装着筒部14の上端から内向きフランジ16を内方突出している。
ポンプシリンダ18は、前記キャップ状部材12より下方へ垂設され、容器体2内へ挿入されている。好適な一実施例として、ポンプシリンダ18の筒壁の上端部に図示しない鍔部を付設し、この鍔部を容器体の口頸部6上端面と内向きフランジ16の下端面との間に挟持させることにより、ポンプシリンダ18を容器体2内に支持させることができる。ポンプシリンダの底部からはパイプ嵌合筒18aを垂設し、このパイプ嵌合筒に、容器体の下部側へ延びる吸上げパイプ19の上部を取り付けることが好適である。
作動部材20は、上部に吐出ヘッド24を有するとともに、その下半部を上方付勢させて前記ポンプシリンダ18内に挿入されている。図示例では、図5(A)に示す如く、作動部材20は、ポンプシリンダ18内から内向きフランジ16の内側を通って上方へ突出するステム22を有し、このステム22の上端部に吐出ヘッド24を付設している。
また作動部材の下半部は、ポンプシリンダ18の内面に昇降可能に摺接させた筒状ピストン(図示せず)を含んでいる。好適な実施例として、前記ステムの下端部に筒状ピストンを連設させてもよい。またステムの下端部を大径筒部に形成するとともに、大径筒部より上方のステム部分に有底筒状のピストンガイドの上部を挿入し、ピストンガイドの下部から外方突出させた鍔状壁部(鍔状弁座部)と大径筒部との間に筒状ピストンを嵌挿してもよい。
吐出ヘッド24は、頂壁24aの外周から、足の長い内周壁(筒周壁24b)及び足の短い外周壁24cを2重に垂下させた筒状のものである。図示はしていないが、頂壁24aの中心部から垂下した取付筒部を、前記ステム22の上端に嵌合させるとともに、このステム22と連通させて、前記筒周壁24b及び外周壁24cを貫通するノズル27を前方へ突出してもよい。図示例のノズル27は、図5(B)に示すように左右横長のノズル筒に形成されている。前記頂壁24aは、図5(A)に示す如く外周側から中心側へ浅く凹んだ形状に形成されている。
なお、本明細書において図1の左側を前方と、同図右側を後方と、図面と直交する方向を左右方向というものとする。
ポンプシリンダ18及び作動部材20の適所には、図示しない第1逆止弁及び第2逆止弁を設ける。好適な実施例として、第1逆止弁は前記ポンプシリンダ18の底部に、第2逆止弁は前記ピストンガイドの鍔状弁座部と筒状ピストンとの間、或いはステムの内部にそれぞれ形成することができる。
そして作動部材20の上昇により、容器体内の液体が第1逆止弁を通ってポンプシリンダ内へ吸い上げられ、かつ作動部材20の下降によりポンプシリンダ18内の液体がステム22を通って吐出ヘッド24のノズル27から吐出されるように形成することにより、ポンプの機能が実現される。
抜止め筒28は、その筒壁の下半部(図示せず)がポンプシリンダ18の上部内へ嵌着されており、これにより作動部材20の上方抜け出しを防止している。抜止め筒28の中間部からは、図5(A)に示す鍔状部28aが外方突出されている。また抜止め筒28の上半部は、外面にネジ部を有するネジ筒部28bとして上方突出している。このネジ筒部28bに前述の吐出ヘッド24の筒周壁24bを螺着させることにより、作動部材20を下限状態に保持することができる。この状態で商品を流通過程に載せることができる。
本発明においては、作動部材20が下限位置に降下された状態でキャップ状部材12及び吐出ヘッド24に対して装着されたカバー部材30を設けている。
このカバー部材30は、図1に示す如く、キャップ状部材12の前後方向の一半部を覆うキャップカバー32と、吐出ヘッド24の前後方向の一半部を覆うヘッドカバー40とを有する。そして、カバー部材30は、キャップカバー32の上端面の内縁とヘッドカバー40の下端面の外縁とを破断部38を介して一体に連結させることにより、一体品に形成されている。
このように、カバー部材30は破断部38を介してキャップカバー32とヘッドカバー40を連結しており、これにより次の2つの機能を兼ね備えている。
(1)未使用時のカバーとしての機能
(2)ポンプ使用時の吐出ヘッドの操作性を向上させるための治具としての機能
前述の(1)の機能に関連して、前記カバー部材30は、横方向へスライドさせることにより、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24に対して着脱自在である。このため、内容液を詰め替えするときなどには、カバー部材30を簡単に取り外すことができ、便利である。
またカバー部材30の破断部38を切った後でも、キャップカバー32はキャップ状部材12に対して、またヘッドカバー40は吐出ヘッド24に対して、横方向へスライドさせることにより、それぞれ着脱自在である。
図示例のカバー部材30は、図2に示す如く、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24を囲む筒形Cを2分割して得られる形状の半筒体であり、その分割箇所に、キャップ状部材12及び吐出ヘッド24を挿入するための挿入口48を開口している(図3参照)。挿入口48の下半部48aはキャップ状部材12の半部をキャップカバー32内に入れるための入口であり、また挿入口48の上半部48bは吐出ヘッド24の半部をヘッドカバー40内に入れるための入口である。
前記キャップカバー32は、本実施形態において、前記キャップ状部材12の装着筒部14の前半部を覆う下側カバー壁部34を有する。下側カバー壁部34は、図2に示す如く、装着筒部14に沿って平面形状円弧状に形成されている。図示例の下側カバー壁部34は、半円よりもやや長い円弧(優弧)形状に形成されており、これにより装着筒部14を抱持するように装着筒部14の前半部に対して嵌着されている。しかしながらこの構成は適宜変更することができる。
前記下側カバー壁部34の下端からは、図1に示す係止リブ34aが内方突出されている。この係止リブ34aを前記装着筒部14の前半部の下端部に係止させることにより、キャップカバー32の上方抜け出しを防止している。係止リブ34aは、下側カバー壁部34に周方向に間欠的に設けてもよく、また連続的に設けても構わない。
下側カバー壁部34の下端からは、指掛け部36が外方突出されている。指掛け部36を設けることでキャップカバーの保持し易さ(ホールド性能)が向上する。図示例の指掛け部36は、半円弧形状に形成されている。
前記ヘッドカバー40は、本実施形態において、前記ヘッドカバー40の前半部を覆う上側カバー壁部42と、この上側カバー壁部42の上端から延設した天壁44とを有する。
前記上側カバー壁部42は、図2に示すように、下側カバー壁部34と同様に半円よりやや長い優弧形状に形成されている。図5(A)に示すように、左右方向に現れる下側カバー壁部34の内径Diは、同方向に現れる上側カバー壁部42の外径Doとほぼ同じであり、これにより、図1に示す如く、下側カバー壁部34の上端面の内縁と上側カバー壁部42の下端面の外縁とが破断部38により連結されている。この構成は、カバー部材30を金型で一体に成形するときに有利である。型抜きが容易であるからである。もっとも、この構造は適宜変更することができる。
破断部38は、本実施形態では、キャップカバー32に対してヘッドカバー40を回転させることで破断するものとしているが、キャップカバー32に対してヘッドカバー40を引き上げることで破断させても構わない。また図示例の破断部38は、キャップカバー32とヘッドカバー40との連結箇所に周方向に間欠的に設けているが、連続的に形成しても構わない。
上側カバー壁部42の左右方向中間部には、ノズル挿通口43が開口されている。図示例のノズル挿通口43は、上側カバー壁部42の少なくとも上側に左右横長に形成されており、ノズル挿通口43の左右両縁は、ノズル27の左右両端に近接又は当接している。また図示例のノズル挿通口は、上側カバー壁部42の上側から天壁44の前端部側に亘って形成され、ノズル挿通口43の上縁部43aは天壁44の前部に位置している。
前記天壁44は、前記上側カバー壁部42の上端から前記吐出ヘッド24の頂壁24aに沿って延設されている。この天壁44には指当て用凹部46を形成している。本実施形態の指当て用凹部46は、切欠き部として形成されており、前記天壁44の前壁部44a及び左右側壁部44bを残して、天壁の中央部から後部へ亘って切り欠くことで形成されている。指当て用凹部46の後端は開放端部であり、当該端部に開口部46aが開口されている。また図示例では指当て用凹部46の回りの天壁部分から隆起部45を上方突出している。
このような構造とすることにより、図4に想像線で示す如く、指当て用凹部46の後方から開口部46aを介して指を挿入することができ、指を指当て箇所にセットすることが容易となる。また開口部46aを介して指当て用凹部46に指を挿入した状態では、ヘッドカバー40が指に対して回転しずらしくなり、かつ後述の如くヘッドカバー40は吐出ヘッド24に対して固定されているので、押下げ操作時の吐出ヘッド24の不意の回転を規制できる。
もっともこの構成は必須ではなく、前記指当て用凹部46は前記天壁の中心部のみを切り欠いて形成しても構わない。
前記指当て用凹部46は、前記作動部材20の縦方向の中心線Oが指当て用凹部46の左右方向の中間部を通過するように配置されており、これにより指当て用凹部46に挿入した指で吐出ヘッド24を押し下げるときに、前記中心線に沿って吐出ヘッド24を押し下げることになり、作動部材20の横ブレを生じにくい。
天壁44の厚みは、指当て用凹部46である切欠き内に指を挿入させたときに、天壁の残りの箇所の上面に対して指の腹部分が十分に沈み込む程度に設定するとよい。
また図示例では、図5に示す如く、前記上側カバー壁部42の内面の適所に吐出ヘッド24の外周面へ着脱可能な左右一対の突起Rを設け、これら突起を前記外周壁24cの下端に掛止させている。
前記構成において、カバー部材30のキャップカバー32を一方の手で把持するとともに、残りの手でヘッドカバー40を回転させると、破断部38が破断され、キャップカバー32とヘッドカバー40とが分離する。さらにキャップカバー32及びヘッドカバー40を吐出装置10から除去することなく、回転操作を続けると、吐出ヘッド24の筒周壁24bが抜止め筒28のネジ筒部28bから螺脱し、作動部材20が上方へ付勢されて上限位置まで上昇する(図4参照)。
ここで吐出ヘッド24を螺上昇させることにより、ノズル27と指掛け部36との位置関係が変化する。吐出ヘッド24が抜止め筒28のネジ筒部28bから螺脱した状態で、ノズル27と指掛け部36が図4に示すように反対側にあるように設計すると好適である。
この状態で、指掛け部36の下面に例えば親指を添え、かつ指当て用凹部46内に他の指を挿入して、二本の指を引き寄せるようにして吐出ヘッド24を押し下げると、一本指のみの力で吐出ヘッド24を押し下げる場合に比べて力は入り易いので、手指の力の弱い利用者でもより確実に作動部材20を下降させることができる。
また指当て用凹部46内に指を挿入して吐出ヘッド24を押し下げることにより、作動部材20を中心線に沿って真っすぐ下降させることができ、横ブレを生じない。また前述の如く指当て用凹部46内にその下端側の開口部46aを介して指を挿入することで、吐出ヘッド24及びヘッドカバー40の不意の回転も防止できる。
また、本発明のカバー部材30は、容器体2の口頸部6から液体を充填し、次に口頸部6に吐出装置10を装着した後に、図5に示す如く、前方側(ノズル27が突出された側)より、ヘッドカバー40のノズル挿通口43にノズル27を挿通させ、次にヘッドカバー40を吐出ヘッド24の前半部に、またキャップカバー32をキャップ状部材12の前半部にそれぞれ嵌合させる。これにより、キャップカバー32の係止リブ34aが装着筒部14の下端部に係止され、吐出装置10にカバー部材30が装着される。
本実施形態では、吐出ヘッド24の少なくとも前半部にヘッドカバー40を覆い被せるとともに、前記ノズル挿通口43に吐出ヘッド24のノズル27を挿通させたから、より確実に吐出ヘッド24とヘッドカバー40とを固定することができる。
以下、本発明の他の実施形態に係るポンプ付き容器を説明する。これらの説明において第1実施形態と同じ構成に関しては解説を省略する。
図7から図10は、本発明の第2実施形態に係るポンプ付き容器を示している。本実施形態では、吐出装置10へのカバー部材30の取付け箇所、及び、ヘッドカバー40の指当て用凹部46の構造において第1実施形態との相違がある。
まず本実施形態では、図7に示す如く、カバー部材30は、ノズル27の突出方向と反対側に位置させて取り付けている。すなわち、キャップカバー32はキャップ状部材12の装着筒部14の主として後半部側に、ヘッドカバー40も吐出ヘッド24の筒周壁24bの主として後半部側に取り付けられている。これにより、ヘッドカバー40にノズル挿通口43を設けることを省略できる。この構造によれば、カバー部材30を吐出装置10に取り付ける際に、ノズル挿通口43にノズル27を挿通させる作業が必要なくなる。
また本実施形態では、ヘッドカバー40の天壁44に設ける指当て用凹部46を、天壁の一部を陥没させた凹陥部として形成している。この構成では、図10に示す如く、指当て用凹部46の底面を押圧することにより、ヘッドカバー40を介して吐出ヘッド24を間接的に押し下げることになる。
なお、前記天壁の中心部から後側へ亘って指当て用凹部46を形成し、後側に開口部46aを有することは第1実施形態と同じである。それ以外に第1実施形態の指当て用凹部46について説明したことも本実施形態の指当て用凹部46に援用する。
2…容器体 4…胴部 5…肩部
6…口頸部
10…吐出装置 12…キャップ状部材 14…装着筒部 16…内向きフランジ
18…ポンプシリンダ 18a…パイプ嵌合筒 19…吸上げパイプ
20…作動部材 22…ステム
24…吐出ヘッド 24a…頂壁 24b…内周壁(筒周壁) 24c…外周壁
27…ノズル
28…抜止め筒 28a…鍔状部 28b…ネジ筒部
30…カバー部材 32…キャップカバー 34…下側カバー壁部 34a…係止リブ
36…指掛け部 38…破断部
40…ヘッドカバー 42…上側カバー壁部
43…ノズル挿通口 43a…口縁
44…天壁 44a…前壁部 44b…側壁部 45…隆起部
46…指当て用凹部 46a…開口部
48…挿入口 48a…挿入口下半部 48b…挿入口上半部
O…中心線 R…突起

Claims (4)

  1. 口頸部(6)を起立する容器体(2)と、
    前記口頸部(6)の外面に装着されたキャップ状部材(12)より下方へ容器体(2)内に挿入されるポンプシリンダ(18)が垂設され、このポンプシリンダ(18)に、上端側に吐出ヘッド(24)を付設した作動部材(20)の下半部を上方付勢状態で嵌挿させてなり、この作動部材(20)の昇降により容器体(2)内に液体を吸い上げ、吐出ヘッド(24)から吐出するように設けられた吐出装置(10)と、
    前記作動部材(20)が降下した状態で、前記キャップ状部材(12)及び吐出ヘッド(24)の外周面の少なくとも周方向の一部を覆うように形成されたカバー部材(30)と、
    を具備し、
    前記カバー部材(30)は、前記キャップ状部材(12)に取り付けられたキャップカバー(32)と、前記吐出ヘッド(24)に取り付けられたヘッドカバー(40)とを有し、キャップカバー(32)の上端側とヘッドカバー(40)の下端側とを破断部(38)を介して連結してなり、
    前記キャップカバー(32)は、その外面から外方突出する指掛け部(36)を突出しており、
    前記ヘッドカバー(40)は、前記吐出ヘッド(24)の外周面の少なくとも一部を覆う上側カバー壁部(42)を有するとともに、この上側カバー壁部(42)の上部から、吐出ヘッド(24)の頂壁(24a)に沿った天壁(44)を延設しており、
    この天壁(44)のうち作動部材(20)の縦方向の中心線(O)を通る箇所に指当て用凹部(46)を形成したことを特徴とする、ポンプ付き容器。
  2. 前記キャップカバー(32)は、キャップ状部材(12)の外周面の少なくとも一部を覆う下側カバー壁部(34)を有し、
    前記指掛け部(36)は、その下側カバー壁部(34)より外方突出された上方から見て円弧形状のフランジとして形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のポンプ付き容器。
  3. 前記指当て用凹部(46)は、天壁(44)の中央部から天壁(44)の外周部の一端側に延び、その一端側に開口部(46a)を有していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のポンプ付き容器。
  4. 前記カバー部材(30)は、キャップ状部材(12)及び吐出ヘッド(24)を囲む筒形(C)を2分割して得られる形状の半筒体であり、その分割箇所に、キャップ状部材(12)及び吐出ヘッド(24)を挿入するための挿入口(48)を開口してなることを特徴とする、請求項1から請求項のいずれかに記載のポンプ付き容器。
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