JP6452730B2 - 腸管改善用飼料添加剤及び飼料 - Google Patents

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Description

本発明は、飼育対象の動物の腸管を改善すべく、当該動物に与える飼料に添加する腸管改善用飼料添加剤、及びこの腸管改善用飼料添加剤が添加された飼料に関する。
鳥類は飛翔能力を獲得する過程において、身体を軽量化するために多くの形態を変化させているが、その一つに腸管の短縮化がなされたと言われている。腸管の短縮化が生じると腸管自体の重量が軽減すると共に腸管及び腸管を囲繞する体幹の容量も減縮するのに加え、腸管内の宿便が減少するため、身体の軽量化に多大に貢献する。一方、このように家禽の腸管は短いため、家禽は他の家畜の場合に比べて、摂取した飼料から栄養素を吸収する効率が低いという問題があり、家禽の生産者にとってはこれを改善することが望まれていた。
飼料からの栄養素の吸収効率を向上させるための一方法として、家禽の腸管に摂取した飼料を可及的に長く留めておくことが考えられる。家禽の腸管内に飼料を留めておく時間を延長させるために、従来より食物繊維を飼料に添加することが試みられているが、後記する非特許文献1には、不溶性食物繊維であるセルロース、水溶性食物繊維であるアルギン酸及びペクチンを5質量%となるように添加した飼料を白色レグホーン種の鶏雛に与えて、体重変化、腸管の長さ等々を詳細に検討した結果が報告されている。なお、アルギン酸は褐藻類といった海中植物の細胞壁構成成分であり、ペクチンは野菜等の陸上植物の細胞壁構成成分である。
小原真理子、山内高円、「食物繊維の飼料への配合が鶏雛の発育及び腸管発達に及ぼす影響」、香川大学農学部学術報告書、2000、第52号、p9〜17
前述した非特許文献1による報告では、第1週齢から第5週齢における鶏雛の体重は、セルロースを添加した場合、何も添加しない場合と略同じであったが、アルギン酸又はペクチンを添加すると、何も添加しない場合に比べて顕著に低い値であった。なお、アルギン酸を添加した場合と、ペクチンを添加した場合を比べると、前者の方が低い値を示していた。これより、不溶性食物繊維の添加は鶏雛の体重増加に影響を及ぼしておらず、水溶性食物繊維の添加は鶏雛の体重増加に悪影響を及ぼしていることが分かる。
そこで、これらの鶏雛の腸管の測定結果を検討したところ、ペクチンを添加した場合は、何も添加しない場合の腸管の長さと略同じであったが、アルギン酸を添加すると、何も添加しない場合に比べて十二指腸及び空腸が短くなり、セルロース又はアルギン酸を添加すると、何も添加しない場合に比べて回腸及び盲腸が短くなっていた。すなわち、食物繊維の添加によって鶏雛の腸管が短くなる傾向にあり、これに前述した鶏雛の体重に及ぼす食物繊維の影響を考慮すると、家禽の腸管内に飼料を留めておく時間を延長させることに対して食物繊維は殆ど貢献していないものと考えられる。特にアルギン酸にあっては、鶏雛の腸管を短くしており、それによって鶏雛の体重増加を抑制したと言うことができる。
このように非特許文献1による報告から、単に食物繊維を飼料に添加しただけでは、家禽の腸管内に飼料を留めておく時間を延長させて、飼料転換効率を改善することは困難であることが分かる。
しかしながら、食物繊維にあっては、家禽に対する作用・効果が未知の部分も多くあるため、一概に飼料転換効率の改善効果が無いとすることはできない。一方、食物繊維を含む原材料は比較的廉価であるので、添加剤と使用しても飼料の調整に要する経費の増加を可及的に抑制することができる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、食物繊維を含む材料を用いて飼育対象動物の腸管を改善し、それによって飼料転換効率を向上させることができる腸管改善用飼料添加剤、及びこの腸管改善用飼料添加剤が添加された飼料を提供する。
本発明者らが鋭意検討した結果、少なくとも藻類を含む材料に枯草菌を添加して発酵処理することによって、飼育対象動物の腸管を健全な状態で伸長させる腸管改善効果を奏することができるという知見を得て本発明を完成するに至った。
すなわち、(1)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、予め定めた材料に藻類を加え、得られた藻類を含む材料を枯草菌で発酵処理してなり、飼育対象の動物に与える飼料に添加して、当該動物の腸管を改善させるようになしてあることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、予め定めた材料に藻類を加え、得られた藻類を含む材料を枯草菌で発酵処理して構成してある。単に藻類を用いるだけでは、藻類はアルギン酸を豊富に含有するため、前述した如く飼育対象の動物の腸管を短くして、飼料転換効率を低減させてしまうが、藻類を含む材料を枯草菌で発酵処理することによって、飼育対象の動物の腸管を伸長させ得ることが分かった。しかも、伸長された腸管の状態は健全であった。このように、飼育対象の動物の腸管を健全に伸長させること、即ち腸管を改善することができ、これによって飼料転換効率を向上させることができる。
(2)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記材料は、主に蛋白質を供給する蛋白質源材料であることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、主に蛋白質を供給する蛋白質源材料に藻類を添加して構成してある。枯草菌は豊富な蛋白質源が存在する環境で好適に増殖するため、枯草菌による発酵を円滑に実施することができる。
(3)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記蛋白質源材料は主に動物性蛋白質を供給する材料で構成してあることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、蛋白質源材料として、主に動物性蛋白質を供給する材料で構成してあるため、枯草菌による質化が植物性蛋白質より円滑に進行して、発酵処理を相対的に短い時間で十分に実施することができる。また、動物性蛋白質にあっては植物性蛋白質より飼育対象動物による消化性が良好である。
(4)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記蛋白質源材料の含有量は30質量%以上80質量%以下であり、前記藻類の含有量は10質量%以上50質量%以下であることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、蛋白質源材料の含有量は30質量%以上80質量%以下である。蛋白質源材料の含有量が30質量%未満の場合、飼育対象の動物の腸管改善が得られず、また、蛋白質源材料の含有量が80質量%を超えると、飼育対象の動物の成長に悪影響を及ぼす虞がある。
また、藻類の含有量は10質量%以上50質量%以下である。藻類の含有量が10質量%未満の場合、飼育対象の動物の腸管改善が得られず、また、藻類の含有量が50質量%を超えると、飼育対象の動物の成長に悪影響を及ぼす虞がある。
(5)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記発酵処理に先立って、主に不溶性食物繊維を供給する不溶性食物繊維源材料を更に加えて構成してあることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、発酵処理に先立って、主に不溶性食物繊維を供給する不溶性食物繊維源材料を更に加えてある。単に不溶性食物繊維を用いるだけでは、前述した如く飼育対象動物の腸管を短くする傾向があり、飼料転換効率も低減させてしまうが、藻類に不溶性食物繊維を添加した材料を発酵処理することによって、飼育対象動物の腸管改善に対して相乗効果を奏することが分かった。
(6)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記不溶性食物繊維源材料の含有量は10質量%以上40質量%以下であることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、不溶性食物繊維源材料の含有量は10質量%以上40質量%以下である。不溶性食物繊維源材料の含有量が10質量%未満の場合、飼育対象の動物の腸管改善が得られず、また、不溶性食物繊維源材料の含有量が40質量%を超えると、飼育対象の動物の成長に悪影響を及ぼす虞がある。
(7)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記不溶性食物繊維源材料はオカラであることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、不溶性食物繊維源材料がオカラである。オカラはわが国において廉価に大量に入手することができ、腸管改善用飼料添加剤の材料コストを可及的に低くすることができる。
(8)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記枯草菌はバチルス・サブチリス及び/又はバチルス・リケニフォルミスであることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、枯草菌はバチルス・サブチリス及び/又はバチルス・リケニフォルミスであるため、飼育対象の動物のみならず、ヒトの健康に対しても悪影響を及ぼす虞がない。
(9)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記発酵処理後に枯草菌を少なくとも1×10cfu/g含んでいることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、発酵処理後に枯草菌を少なくとも1×10cfu/g含んでいる。このように、発酵終了後の腸管改善用飼料添加剤の枯草菌の菌数が1×10cfu/g以上になるように調製してあるため、枯草菌の菌数が比較的多く、飼育対象動物の腸管改善効果を安定して奏することができる。
(10)本発明に係る腸管改善用飼料添加剤は、前記動物は家禽類であることを特徴とする。
本発明の腸管改善用飼料添加剤にあっては、家禽類の腸管改善に高い作用効果を奏する。
(11)本発明に係る飼料は、飼育対象の動物に与える飼料であって、前記(1)から(10)のいずれかに記載の腸管改善用飼料添加剤が添加してあることを特徴とする。
本発明の飼料にあっては、前記(1)から(10)のいずれかに記載の腸管改善用飼料添加剤が添加してあるため、前述した各作用効果を奏する。
(12)本発明に係る飼料は、前記腸管改善用飼料添加剤の添加量は0.5質量%以上40質量%以下であることを特徴とする。
本発明の飼料にあっては、腸管改善用飼料添加剤の添加量は0.5質量%以上40質量%以下である。腸管改善用飼料添加剤の添加量が0.5質量%未満の場合、飼育対象動物の腸管改善効果が見られず、一方、腸管改善用飼料添加剤の添加量が40質量%程度を超える場合は、飼育対象動物の成長増進効果を得られない虞がある。
本発明に係る腸管改善用飼料添加剤を製造する手順を示すフローチャートである。 本発明例の飼料添加剤及び対照例の飼料添加剤を用いて飼育された各鶏の体長に対する腸管の長さの比を測定した結果を示す棒グラフである。 本発明例の飼料添加剤及び対照例の飼料添加剤を用いて飼育された各鶏の飼料転換効率を求めた結果を示す棒グラフである。 本発明例1に係る鶏から採取した腸管断面の顕微鏡画像図である。
以下、本発明に係る腸管改善用飼料添加剤を図面に基づいて詳述する。
なお、本実施の形態で説明する腸管改善用飼料添加剤は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含むことはいうまでもない。
図1は本発明に係る腸管改善用飼料添加剤を製造する手順を示すフローチャートである。
図1に示したように、各原料を計量して発酵槽に投入する(ステップS1,S2)。腸管改善用飼料添加剤の原料としては少なくとも、主に蛋白質を供給するための蛋白質源材料、主に食物繊維を供給するための食物繊維源材料、及び枯草菌を用いる。
蛋白質源材料としては、動物性蛋白質材及び/又は植物性蛋白質材を用いることができるが、後述する発酵工程に与える影響及び飼育対象動物の易消化性の観点から動物性蛋白質材を用いることが好ましい。また、動物性蛋白質材及び植物性蛋白質材は可食部を切断し、微細化又は粉末化したものでもよいが、動植物の可食部を取り除いた残渣を用いると廉価であるため好適である。例えば、家畜を精肉して残った肉片、内蔵及び/若しくは血液、又は、魚介類の頭、内蔵及び/若しくは血液等を用いる。
この蛋白質源材料は略30質量%以上略80質量%以下の含有量となるように計量する。蛋白質源材料の含有量が略30質量%未満の場合、飼育対象の動物の腸管改善が得られず、また、蛋白質源材料の含有量が略80質量%を超えると、飼育対象の動物の成長に悪影響を及ぼす虞がある。
一方、前述した食物繊維源材料としては、少なくとも水溶性食物繊維であるアルギン酸を含有する藻類を用い、より好ましくは藻類と不溶性食物繊維源材料とを混合して用いる。藻類としては、アルギン酸を含有するものであれば何でも用いることができ、例えばワカメ、昆布、アオサ、ホンダワラといった褐藻類、緑藻類、紅藻類等を用いることができる。なお、藻類は保存のために、乾燥させておくとよい。その場合、乾燥した藻類を微細状、又は粉状にして用いるとよい。
また、不溶性食物繊維源材料としては例えば精製したセルロースを用いることもできるが、オカラ、植物油の搾り粕等、不溶性食物繊維を含む植物の残渣を用いると廉価であるため好適である。
本発明者らが鋭意検討した結果、藻類を枯草菌で発酵処理したものを含む飼料添加剤を添加した飼料を飼育対象動物に与えると、当該飼育対象動物の腸管を改善、即ち飼育対象動物の腸管を健全な状態で伸長させることができ、それによって飼料転換効率を向上させ得ることが判明した。更に、藻類と不溶性食物繊維源材料とを枯草菌で発酵処理したものを含む飼料添加剤にあっては、鶏雛の腸管を改善効果がより高く、飼料転換効率を更に向上させ得る。
ここで、藻類の含有量は略10質量%以上略50質量%以下とするのが好ましい。藻類の含有量が略10質量%未満の場合、飼育対象の動物の腸管改善が得られず、また、藻類の含有量が略50質量%を超えると、飼育対象の動物の成長に悪影響を及ぼす虞がある。
また、不溶性食物繊維源材料を含有させる場合にあっては、当該不溶性食物繊維源材料の含有量は略10質量%以上略40質量%以下とするのが好ましい。不溶性食物繊維の含有量が略10質量%未満の場合、飼育対象の動物の腸管改善が得られず、また、不溶性食物繊維源材料の含有量が略40質量%を超えると、飼育対象の動物の成長に悪影響を及ぼす虞がある。
また、必要に応じて、例えば野菜及び/又は果実の残渣というように、主にビタミン類を供給するためのビタミン源材料、例えば貝化石を含む海底隆起層等の堆積層というように、主にCa及び/又はMgといったミネラル類を供給するためのミネラル源材料、例えばウコン及び/又は人参というように、主に抗酸化作用を奏する抗酸化源材料、及び、例えば炭及び/又はシラスというように、細かい複数の空隙を有する空隙源材料からなる群から選ばれる1又は複数の材料を加えることができる。
一方、枯草菌としては50℃〜100℃程度の耐熱性を有する菌株を用いることができるが、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)及び/又はバチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)を用いると飼育対象動物のみならずヒトの健康に対しても悪影響を及ぼす虞がないため好適である。なお、枯草菌は市販の乾燥粉末を用いてもよいし、液体培養した生菌体を用いてもよい。かかる枯草菌は、発酵槽に投入した各材料の混合物1gに対して1×10cfu〜1×10cfu程度になるように添加するとよい。
前述した発酵槽には加熱器及び撹拌機が設けられており、投入された各材料及び枯草菌を50℃〜80℃程度に保持しつつ、6時間〜36時間程度それらを撹拌混合することによって各材料を発酵させ、腸管改善用飼料添加剤を得る(ステップS3,S4)。このように、耐熱性の枯草菌を用い、50℃〜80℃程度の比較的高い温度帯域で発酵処理を行うことによって、雑菌の繁殖を抑制して枯草菌を優勢に増殖させることができるため、解放系の発酵設備において、前述した各材料を加熱殺菌していない場合であっても所望の発酵処理を実施することができる。なお、各材料を予め加熱処理しておいてもよい。加熱処理した材料を用いた場合、発酵の進行が早く、発酵時間を短縮することができる。
なお、前述した発酵を55℃〜65℃で行った場合、枯草菌の増殖速度を比較的高く維持した状態で、枯草菌を優勢に増殖させることができるため好適である。また、70℃〜80℃程度で1時間〜2時間程度発酵させた後、それより低い温度、例えば50℃〜65℃程度で、6時間〜34時間程度発酵させるようにしてもよい。これによって、雑菌を死滅させる一方、枯草菌の芽胞を発芽させ、枯草菌の優勢を保った状態で、枯草菌を相対的に早く増殖させることができる。
一方、発酵時間は、発酵終了後の腸管改善用飼料添加剤の枯草菌の菌数が1×10cfu/g以上になるように調製するとよい。後述する作用効果を安定して奏することができるからである。また、水分含量が相対的に多い材料を用いた場合は、発酵温度及び発酵時間を調整して発酵後の製品の水分含量が10質量%以下になるようにする。これによって腸管改善用飼料添加剤の保存安定性を良好に保持することができる。
このようにして得られた腸管改善用飼料添加剤にあっては、市販飼料又は自製飼料というように、飼育対象動物について通常使用されている飼料に対して適当な含有量になるように添加して本発明に係る飼料を得る(ステップS5)。ここで、飼料に腸管改善用飼料添加剤を添加する添加量は飼育対象動物の種類に応じて異なり、家禽類に対しては0.5質量%以上20質量%以下が好適であり、家畜類に対しては0.5質量%以上40質量%以下が好適である。腸管改善用飼料添加剤の添加量が前記各下限値未満の場合は、該当する飼育対象動物の腸管の改善効果が見られず、一方、腸管改善用飼料添加剤の添加量が前記各上限値を超える場合は、該当する飼育対象動物の成長増進効果が得られない虞がある。
このように腸管改善用飼料添加剤が添加された飼料は、飼育対象動物が鶏・鴨・アヒル・ダチョウといった家禽の場合は雛の時期から与え、一方、飼育対象動物が牛・豚・羊といった家畜の場合は離乳後の可及的に早い時期から与える。これによって、飼育対象動物の成長に伴って当該飼育対象動物の腸管を効果的に改善することができる。
腸管改善用飼料添加剤が添加された飼料が与えられた飼育対象動物にあっては、当該飼育対象動物の腸管が健全な状態で伸長する。かかる腸管は単位面積当たりの栄養吸収量が低下することなく、腸管が伸長しているため、腸管全体の栄養吸収量が短い腸管の栄養吸収量に比べて相対的に多く、これによって飼料転換効率が向上する。
次に、比較試験を行った結果について説明する。
比較試験は次のようにして実施した。
まず、材料組成を異ならせて前同様に調製した複数の腸管改善用飼料添加剤(本発明例1及び2)を市販配合飼料(商品名:らんらん、協同飼料株式会社製)にそれぞれ1質量%になるように添加混合して、複数の飼料を得た。また、対照として、食物繊維として不溶性食物繊維のみを用いた以外は前同様に調製した飼料添加剤(対照例1)、更に、この飼料添加剤と同じ組成であり、かつ前述したステップS3の発酵処理を行わず調製した飼料添加剤(対照例2)を、それぞれ前記市販配合飼料に前記量だけ添加混合して飼料を得た。
本発明例1及び2の組成、及び対照例1及び2の組成を次表に示す。なお、表中の蛋白質源材料として「魚介類残渣」を用い、また藻類として「わかめ」を、不溶性食物繊維源材料として豆腐の製造工程において発生する「オカラ」を用いた。また、発酵処理にはバチルス・サブチリス(正和生研株式会社製)を用いた。また、表中の各数値は含有割合を示している。
Figure 0006452730
ボリスブラウン種の第5週齢の鶏雛を7羽ずつ、前述したように得られた各飼料に対応する各グループに分けて仕切りを施した平場にそれぞれ入れ、各グループの鶏雛に対応する飼料を相互に同じ量ずつ給餌して8週間育成し、得られた各鶏の体長に対する腸管の長さの比、及び飼料転換効率をそれぞれ求めた。
各グループの鶏雛への給餌量を次表に示す。
Figure 0006452730
図2は、本発明例の飼料添加剤及び対照例の飼料添加剤を用いて飼育された各鶏の体長に対する腸管の長さの比を測定した結果を示す棒グラフである。図2中、A1は本発明例1の結果を、A2は本発明例2の結果をそれぞれ示しており、またa1は対照例1の結果を、a2は対照例2の結果をそれぞれ示している。
図2のa1及びa2に示した対照例1及び2から明らかなように、不溶性食物繊維は含むが、藻類は含まない飼料添加剤を用いた場合、発酵処理の有無に拘わらず、鶏の体長に対する腸管の長さの比は同じ値であり、藻類が添加された本発明例のいずれの結果より低い値であった。
これに対して、藻類を含み、発酵処理された飼料添加剤を用いた本発明例2(A2)にあっては、対照例1及び2(a1及びa2)の値より大きな値になっていた。この結果より、藻類を含み、発酵処理された飼料添加剤を用いることによって、鶏の腸管が相対的に伸長したことが分かる。
更に、本発明例1(A1)から明らかなように、藻類に不溶性食物繊維を加え、発酵処理された飼料添加剤を用いた場合にあっては、不溶性食物繊維が加えられていない本発明例2(A2)の値より大きな値になっていた。表1に示したように、本発明例1に使用された腸管改善用飼料添加剤に含有される藻類の量は、本発明例2に使用された腸管改善用飼料添加剤に含有される藻類の量の1/2であるが、これに不溶性食物繊維を加えて発酵処理を施すことによって、腸管の伸長に対して相乗効果が奏されたことが分かる。
図3は、本発明例の飼料添加剤及び対照例の飼料添加剤を用いて飼育された各鶏の飼料転換効率を求めた結果を示す棒グラフである。図3中、A1は本発明例1の結果を、A2は本発明例2の結果をそれぞれ示しており、またa1は対照例1の結果を、a2は対照例2の結果をそれぞれ示している。なお、飼料転換効率は(増重量/総給餌量)×100によって求めた。
図3のa1及びa2に示した対照例1及び2から明らかなように、飼料転換効率は、不溶性食物繊維は含むが、藻類は含まない飼料添加剤を用いた場合は、藻類が添加された本発明例(A1,A2)のいずれの結果より低い値であった。
これに対して、藻類を含み、発酵処理された飼料添加剤を用いた本発明例2(A2)にあっては、対照例1及び2の値より大きな値になっていた。この結果より、藻類を含み、発酵処理された飼料添加剤を用いることによって、飼料転換効率が向上することが分かる。
前述したように、藻類を含み、発酵処理された飼料添加剤を用いることによって、鶏の腸管が伸長するが、腸管の伸長に伴って腸管壁の厚さの低減等が生じて栄養素の吸収能が低下すると飼料転換効率が低下する。しかしながら、腸管の伸長に伴って、飼料転換効率も向上しているため、藻類を含み、発酵処理された飼料添加剤を用いることによって、腸管を健全に伸長させることができるのである。
更に、本発明例1(A1)から明らかなように、藻類に不溶性食物繊維を加え、発酵処理された飼料添加剤を用いた場合にあっては、飼料転換効率も、不溶性食物繊維が加えられていない本発明例2(A2)の値より大きな値になっていた。
前述したように本発明例1に使用された腸管改善用飼料添加剤に含有される藻類の量は、本発明例2に使用された腸管改善用飼料添加剤に含有される藻類の量の1/2であるが、これに不溶性食物繊維を加えて発酵処理を施すことによって、腸管の伸長に対して相乗効果が奏されるとともに、腸管を健全に伸長させ得たと言うことができる。
図4は、本発明例1に係る鶏から採取した腸管断面の顕微鏡画像図である。
図4から明らかなように、本発明例1に係る鶏から採取した腸管壁は十分な厚さを有しており、また腸絨毛もその長さ・太さ・密度のいずれも十分であった。このように、腸管断面の所見からも本発明例1に係る鶏の腸管が健全であることが分かる。
前述した非特許文献1には、不溶性食物繊維であるセルロース、又は水溶性食物繊維であるアルギン酸を添加した飼料を用いて育成した鶏にあっては、いずれの場合も腸管が伸長することはなく、むしろ短くなる傾向が見られた結果が報告されている。この腸管が短くなる傾向は、セルロースよりアルギン酸の方が顕著であり、そのため鶏雛の体重は、セルロースを添加した場合、何も添加しない場合と略同じであったが、アルギン酸を添加すると、何も添加しない場合に比べて顕著に低い値であった。
これに対して、本発明に係る腸管伸長用飼料添加剤にあっては、アルギン酸を含有する藻類を枯草菌によって発酵処理することによって、鶏の腸管を健全に伸長させ得、それによって飼料転換効率を向上させることができたのである。更に、藻類に不溶性食物繊維を添加することによって、相乗効果を奏することができた。
S1 ステップS1
S2 ステップS2
S3 ステップS3
S4 ステップS4
S5 ステップS5

Claims (11)

  1. 主に蛋白質を供給する蛋白質源材料に藻類を加え、また、主に不溶性食物繊維を供給する不溶性食物繊維源材料を更に加え、得られた蛋白質源材料、藻類及び不溶性食物繊維源材料を含む材料を枯草菌で発酵処理してなり、飼育対象の家禽類に与える飼料に添加して、当該家禽類の腸管を伸長させるようになしてあることを特徴とする腸管伸長用飼料添加剤。
  2. 前記蛋白質源材料は主に動物性蛋白質を供給する材料で構成してある請求項1記載の腸管伸長用飼料添加剤。
  3. 前記蛋白質源材料の含有量は30質量%以上80質量%以下であり、前記藻類の含有量は10質量%以上50質量%以下である請求項1又は2記載の腸管伸長用飼料添加剤。
  4. 前記不溶性食物繊維源材料の含有量は10質量%以上40質量%以下である請求項1から3のいずれかに記載の腸管伸長用飼料添加剤。
  5. 前記不溶性食物繊維源材料はオカラである請求項4記載の腸管伸長用飼料添加剤。
  6. 前記枯草菌はバチルス・サブチリス及び/又はバチルス・リケニフォルミスである請求項1から5のいずれかに記載の腸管伸長用飼料添加剤。
  7. 前記発酵処理後に枯草菌を少なくとも1×10 cfu/g含んでいる請求項1から6のいずれかに記載の腸管伸長用飼料添加剤。
  8. 飼育対象の家禽類に与える飼料であって、
    請求項1から7のいずれかに記載の腸管伸長用飼料添加剤が添加してあり、前記家禽類の腸管を伸張させるようになしてあることを特徴とする飼料。
  9. 前記腸管伸長用飼料添加剤の添加量は0.5質量%以上40質量%以下である請求項8記載の飼料。
  10. 請求項1から7のいずれかに記載の腸管伸長用飼料添加剤を飼育対象の家禽類に与える飼料に添加し、添加して得られた飼料を前記家禽類に与えて、当該家禽類の腸管を伸長させることを特徴とする腸管伸長用飼料添加剤の使用方法。
  11. 前記飼料に腸管伸長用飼料添加剤を、0.5質量%以上40質量%以下添加する請求項10記載の腸管伸長用飼料添加剤の使用方法。
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