JP6452253B2 - 骨組構造物 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ごみ焼却炉の解体時にごみ焼却炉全体を覆う大型の仮設テントの幕体張設用躯体や大型のテント倉庫の幕体張設用躯体、或いは、マンション等の建物の構築時又は解体時に建物の周囲を囲う仮設足場の幕体張設用躯体として使用される骨組構造物に係り、特に、骨組構造物を構築する際に、骨組構造物を構成する柱材と屋根材の位置決め及び連結を簡単且つ容易に行えるようにした骨組構造物に関するものである。
従来、大型の仮設テントやテント倉庫、仮設足場等の骨組構造物としては、例えば、本件出願人が先に開発した特開平09−209613号公報、特開2009−150083号公報、特開2011−241585号公報及び特開2011−246881号公報に開示されたテントフレームが知られている。
即ち、前記テントフレーム(骨組構造物)は、図示していないが、左右対向状に配設した柱材及び柱材の上端部に横向き姿勢で連結された屋根材により門型の主骨体を形成し、この門型の主骨体を前後方向に所定の間隔を置いて複数配設すると共に、前後方向に隣接する門型の主骨体を筋交及び桁材等の連結体で連結したものである。
而して、大型の前記テントフレーム(骨組構造物)を現場において構築する際には、図示していないが、先ず、主骨体の柱材を左右一対の状態で前後方向に所定の間隔を空けて地面に立て、前後方向に隣接する柱材を筋交及び桁材等の連結体で連結して丁度作業用足場のように自立させる。次に、地上において主骨体の屋根材を左右の柱材の間隔と同じ間隔になるように組み立てると共に、組み立てた屋根材を柱材の前後方向の間隔と同じ間隔になるように前後方向に並べ、前後方向に隣接する複数の屋根材を筋交及び桁材等の連結体で連結して一つのブロックとする。その後、一つのブロックとした屋根材をクレーン等で持ち上げ、屋根材の両端部を左右の柱材の上端部にそれぞれ連結する。以下同様にして、一つのブロックとした屋根材を順次左右の柱材の上端部に連結して行き、屋根材により屋根を形成するようにしている。
このように、大型のテントフレーム(骨組構造物)においては、複数の屋根材を地上で組み立てて一つのブロックとし、一つのブロックとした屋根材をクレーン等で持ち上げ、屋根材の両端部を左右の柱材の上端部にそれぞれ連結するようにしている。このとき、左右の柱材と屋根材の連結は、通常左右の柱材の上端部に設けたフランジ状の連結板と、屋根材の両端部に設けたフランジ状の連結板とを重ね合わせ、両連結板をボルト・ナット等の緊締具で締め付けることにより行われている。
しかしながら、前記テントフレーム(骨組構造物)においては、地面に自立させた左右の柱材が少し傾いた状態で設置されることがあり、この場合には、左右の柱材の上端部間の距離と屋根材の両端部間の距離が同じ寸法にならない。特に、大型のテントフレームでは、左右の柱材がほんの少し傾いただけでも、左右の柱材の上端部間の距離が所定の寸法から大きく外れることになる。
その結果、左右の柱材の上端部に設けた連結板と屋根材の両端部に設けた連結板との位置決めに手数がかかり、柱材と屋根材の連結を簡単且つ容易に行えず、骨組構造物の構築に多大な時間と労力を要すると言う問題があった。
尚、特開平09−209613号公報には、屋根材の下端部に設けた連結管を柱材の縦管上端部に挿入することによって、支柱と屋根材の位置決めを行えるようにしたテントフレームが記載されている。
しかし、前記テントフレームは、パイプ状の連結管を同じくパイプ状の縦管に挿入して位置決めするようにしているため、縦管への連結管の挿入を簡単且つ容易に行えず、柱材と屋根材の連結に手数がかかって骨組構造物の構築に多大な時間と労力を要すると言う問題があった。
特開平09−209613号公報 特開2009−150083号公報 特開2011−241585号公報 特開2011−246881号公報
本発明は、このような問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、骨組構造物を構築する際に、骨組構造物を構成する柱材と屋根材の位置決め及び連結を簡単且つ容易に行えるようにした骨組構造物を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る骨組構造物は、柱材及び柱材の上端部に連結された屋根材から成り、前後方向に所定の間隔を置いて配設された複数の主骨体と、前後方向に隣接する主骨体間に設けられ、前後方向に隣接する主骨体を連結する複数の連結体とを備え、大型の仮設テント、テント倉庫又は仮設足場の幕体張設用躯体として使用される骨組構造物であって、前記主骨体を構成する柱材と屋根材との間に、柱材と屋根材を着脱自在に連結する連結手段と、柱材と屋根材を位置決めする位置決め手段とをそれぞれ設け、前記連結手段は、柱材の上端部及び屋根材の下端部に対向状に設けられ、面接触状態で当接する一対の連結板と、面接触状態で当接した一対の連結板を締め付け固定する緊締具とを備え、また、前記位置決め手段は、連結手段の一方の連結板に突出状態で設けられ、先端部が半楕円体形状又は半球体形状に形成された一つの位置決めピンと、連結手段の他方の連結板に形成され、前記位置決めピンが挿入される一つの位置決め穴とを備え、更に、前記位置決め穴は、位置決めピンが位置決めされた状態で挿入される環状のストレート面と、ストレート面に連設して連結板の表面へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面とを備え、前記位置決め穴のストレート面とテーパ面との境界部分、及び、テーパ面と連結板の表面との境界部分にそれぞれアールをつけたことに特徴がある。
また、本発明に係る骨組構造物は、柱材及び柱材の上端部に連結された屋根材から成り、前後方向に所定の間隔を置いて配設された複数の主骨体と、前後方向に隣接する主骨体間に設けられ、前後方向に隣接する主骨体を連結する複数の連結体とを備え、前記主骨体の柱材及び屋根材が、少なくとも一定寸法の骨組構造物用構造材を直列状に連結することにより構成され、大型の仮設テント、テント倉庫又は仮設足場の幕体張設用躯体として使用される骨組構造物であって、前記主骨体を構成する柱材と屋根材との間、及び、直列状に連結された隣接する骨組構造物用構造材間に、柱材と屋根材、隣接する骨組構造物用構造材同士をそれぞれ着脱自在に連結する連結手段と、柱材と屋根材、隣接する骨組構造物用構造材同士をそれぞれ位置決めする位置決め手段とをそれぞれ設け、前記連結手段は、柱材の上端部及び屋根材の下端部、隣接する骨組構造物用構造材の対向する端部にそれぞれ対向状に設けられ、面接触状態で当接する一対の連結板と、面接触状態で当接した一対の連結板を締め付け固定する緊締具とを備え、また、前記位置決め手段は、連結手段の一方の連結板に突出状態で設けられ、先端部が半楕円体形状又は半球体形状に形成された一つの位置決めピンと、連結手段の他方の連結板に形成され、前記位置決めピンが挿入される一つの位置決め穴とを備え、更に、前記位置決め穴は、位置決めピンが位置決めされた状態で挿入される環状のストレート面と、ストレート面に連設して連結板の表面へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面とを備え、前記位置決め穴のストレート面とテーパ面との境界部分、及び、テーパ面と連結板の表面との境界部分にそれぞれアールをつけたことに特徴がある。
本発明の骨組構造物は、骨組構造物を構成する主骨体の柱材と屋根材との間に、柱材及び屋根材を着脱自在に連結する連結手段と、柱材及び屋根材を位置決めする位置決め手段とをそれぞれ設け、前記柱材の上端部及び屋根材の下端部に、連結手段を形成する連結板を対向状に取り付け、一方の連結板に位置決め手段を形成する位置決めピンを突出状態で設けると共に、他方の連結板に前記位置決めピンが挿入される位置決め穴を形成し、前記位置決めピンの先端部を半楕円体形状又は半球体形状若しくは先窄まり形状に形成しているため、前記位置決めピンの位置決め穴への挿入を簡単且つ容易に行え、柱材に取り付けた連結板と屋根材に取り付けた連結板との位置決めを短時間で行える。
その結果、本発明の骨組構造物は、柱材と屋根材の連結を簡単且つ容易に行え、骨組構造物の構築に多大な時間と労力を要すると言うこともない。
また、本発明の骨組構造物は、主骨体の柱材及び屋根材が少なくとも一定寸法の骨組構造物用構造材を直列状に連結することにより構成されており、隣接する骨組構造物用構造材間に、柱材と屋根材との間に設けた連結手段及び位置決め手段と同じ連結手段及び位置決め手段をそれぞれ設けているため、骨組構造物用構造材同士の位置決めを短時間で行えると共に、骨組構造物用構造材同士の連結を簡単且つ容易に行える。
更に、本発明の骨組構造物は、主骨体の柱材及び屋根材が少なくとも一定寸法の骨組構造物用構造材を直列状に連結することにより構成されているため、組み立てする前には現場までの運搬を容易に行えると共に、収納スペースが小さくて済み、保管にも便利であり、また、直列状に連結する骨組構造物用構造材の数を変えることにより所望の長さの柱材や屋根材を構成することができ、所望の大きさの骨組構造物を構築することができる。
更に、本発明の骨組構造物は、位置決めピンが挿入される位置決め穴が、環状のストレート面と、ストレート面に連設して連結板の表面へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面とを備えているため、位置決めピンの位置決め穴への挿入をより簡単且つ容易に行え、位置決めをより短時間で行える。
更に、本発明の骨組構造物は、位置決め穴のストレート面とテーパ面との境界部分及びテーパ面と連結板の表面との境界部分にそれぞれアールをつけているため、位置決めピンが位置決め穴に円滑且つスムースに挿入されて行く。
本発明に係る骨組構造物の一実施形態を示し、例えば、ごみ焼却炉全体を覆う大型の仮設テントの幕体張設用躯体を構成した場合の骨組構造物の一部省略正面図である。 同じく骨組構造物の一部省略側面図である。 同じく骨組構造物の要部の拡大正面図である。 同じく骨組構造物の要部の拡大側面図である。 骨組構造物の主骨体を構成する柱材と屋根材を分離した状態の要部の拡大正面図である。 柱材及び屋根材を構成する骨組構造物用構造材の正面図である。 同じく骨組構造物用構造材の側面図である。 足場板の斜視図である。 通し桟の正面図である。 縦向き姿勢の筋交の正面図である。 手摺の正面図である。 下桟の正面図である。 水平姿勢の筋交の正面図である。 主骨体を構成する柱材と屋根材の連結部分の拡大断面図である。 図14のA−A線断面図である。 主骨体の柱材と屋根材の連結部分を分離した状態の拡大断面図である。 主骨体の柱材と屋根材の連結部分の他の例を示す拡大断面図である。 主骨体の柱材と屋根材の連結部分の更に他の例を示す拡大断面図である。 主骨体の柱材と屋根材の連結部分の更に他の例を示す拡大断面図である。 主骨体の柱材と屋根材の連結部分の更に他の例を示す拡大断面図である。 柱材及び屋根材を構成する骨組構造物用構造材同士の連結部分の拡大断面図である。 屋根材を構成する中間連結材と骨組構造物用構造材の連結部分の拡大断面図である。 屋根材を構成する先端連結材と骨組構造物用構造材の連結部分の拡大断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図4は本発明の一実施形態に係る骨組構造物を示し、当該骨組構造物は、例えば、ごみ焼却炉の解体時にごみ焼却炉全体を覆う大型の仮設テントの幕体張設用躯体(テントフレーム)に構成されている。
即ち、前記骨組構造物(幕体張設用躯体)は、柱材1及び柱材1の上端部に着脱自在に連結された屋根材2から成り、前後方向に所定の間隔を置いて配設された複数の主骨体3と、前後方向に隣接する主骨体3の柱材1間及び屋根材2間に着脱自在に設けられ、前後方向に隣接する主骨体3を連結する連結体(複数の縦向き姿勢の筋交4、複数の水平姿勢の筋交5及び複数の通し桟6から成る)と、前後方向に隣接する主骨体3の柱材1間に着脱自在に架設される複数の足場板7及び階段(図示省略)と、前後方向に隣接する前記主骨体3の柱材1間に着脱自在に設けられ、作業員の転落を防止するための複数の水平姿勢の手摺8及び下桟9とを備えており、骨組構造物全体を幕体(図示省略)で覆うことによりごみ焼却炉全体を覆う仮設テントに構成される。
前記主骨体3は、図1に示す如く、左右方向に所定の間隔を置いて配設された起立姿勢の左右の柱材1と、左右の柱材1の上端部に着脱自在に連結された山形の屋根材2とから構成されており、両流れタイプの骨組構造物となるように門型に形成されている。
具体的には、前記左右の柱材1は、図1に示す如く、一定寸法の骨組構造物用構造材10を直列状に着脱自在に連結することにより構成されている。この実施形態においては、左右の柱材1は、四つの骨組構造物用構造材10を直列状に着脱自在に連結することにより構成されている。
一方、前記屋根材2は、図1に示す如く、一定寸法の骨組構造物用構造材10を直列状に着脱自在に連結して成る一対の梁材2Aと、各梁材2Aを左右の柱材1の上端部に斜め上方を向く姿勢で連結する略L字状の中間連結材2Bと、各梁材2Aの先端部同士を連結する先端連結材2Cとから構成されている。この実施形態においては、屋根材2は、梁材2Aを構成する六つの骨組構造物用構造材10、二つの中間連結材2B及び一つの先端連結材2Cを直列状に着脱自在に連結することにより構成されている。
尚、ここで左右方向とは、骨組構造物の幅方向(図1の左右方向)を言い、前後方向とは、骨組構造物の奥行方向(図2の左右方向)を言う。また、一定寸法とは、骨組構造物用構造材10の運搬や取り扱いを容易に行えると共に、保管時に収納スペースが小さくて済む寸法を言う。
更に、この実施形態においては、前記骨組構造物の幅は約32.5mに、骨組構造物の柱材1の高さは17.5mにそれぞれ設定されている。
そして、前記主骨体3の柱材1と屋根材2を構成する骨組構造物用構造材10は、全て同じ構造、同じ形状及び同じ寸法に形成されている。
即ち、前記骨組構造物用構造材10は、図3〜図7に示す如く、縦向き姿勢で対向状に配置された左右の縦材11と、左右の縦材11を連結する複数の斜材12と、左右の縦材11を連結する複数の横材13と、左右の縦材11に設けられ、水平姿勢の通し桟6が連結される複数の連結部14と、左右の縦材11に設けられ、縦向き姿勢の筋交4が連結される複数の縦向き筋交用係止具15と、左右の縦材11に設けられ、水平姿勢の手摺8が連結される複数の手摺用係止具16と、左右の縦材11に設けられ、水平姿勢の下桟9が連結される複数の下桟用係止具17と、各横材13に設けられ、水平姿勢の筋交5が連結される複数の水平筋交用係止具18と、一方の縦材11に設けられ、幕体(図示省略)を張設するための幕体張設用レール(図示省略)が取り付けられる複数の取付具19とを備えており、直列状に着脱自在に連結されて主骨体3の柱材1及び屋根材2を構成するものである。
前記左右の縦材11は、図6に示す如く、何れも断面形状が四角形の金属製のパイプ部材から形成されており、一定の間隔を置いて縦向き姿勢で対向状に配置されている。尚、左右の縦材11の間隔は、横材13に着脱自在に係止される足場板7や階段(図示省略)の幅より広めに設定されている。
前記斜材12は、断面形状が長方形の金属製のパイプ部材から形成されており、図6に示す如く、左右の縦材11間に上下方向に沿って向きが交互になるようにトラス状に配設され、両端部が左右の縦材11に溶接されて左右の縦材11を連結している。この実施形態においては、斜材12は、左右の縦材11間に四本配設されており、向きが交互になるようになっている。
前記横材13は、断面形状が円形の金属製のパイプ部材から形成されており、図6に示す如く、左右の縦材11間に上下方向に所定の間隔を置いて水平姿勢で配設され、上下に隣接する少なくとも一部の斜材12間の中間に位置し、両端部が左右の縦材11に溶接されて左右の縦材11を連結している。また、この横材13には、足場板7や階段(図示省略)の一端部が着脱自在に係止されるようになっている。この実施形態においては、横材13は、左右の縦材11間に二本配設されており、上側の横材13は、上側の二本の斜材12間の真中に位置し、また、下側の横材13は、下側の二本の斜材12間の真中に位置している。尚、上下に隣接する横材13間の間隔は、作業員が通れる間隔(この例では、約2m)に設定されている。
尚、足場板7は、図8に示す如く、長方形状の枠体7aと、枠体7aの内側に設けた踏面板7bと、枠体7aの長手方向の両端に突出状態で設けられ、横材13に着脱自在に係止される複数のフック金具7cとを備えている。この足場板7には、長さ及び幅が同じで市販されている足場板7を使用しても良く、また、長さが同じで幅が異なる二種類の市販されている足場板7を使用しても良い。
また、階段は、図示していないが、対向状に配設された一対の側桁と、一対の側桁間に所定間隔ごとに配設され、一対の側桁を連結する複数枚のステップと、一対の側桁の両端部に突出状態で設けられ、横材13に着脱自在に係止される複数のフック金具とを備えている。この階段には、市販の金属製の足場用階段が使用されている。
前記連結部14は、複数のボルト挿通孔14aを形成した長方形状の金属板から成り、図6及び図7に示す如く、左右の縦材11の前面及び後面(図及び図に示す縦材11の左側面及び右側面)で且つ横材13を連結した位置に溶接により固定されている。この連結部14は、縦材11の長手方向に沿う姿勢で且つ縦材11に垂直に設けられており、水平姿勢の通し桟6の一端部が着脱自在に連結されるものである。
前記通し桟6(この通し桟6は連結体を構成する)は、図9に示す如く、断面が円形の金属製のパイプ部材から形成されており、パイプ部材の両端部が潰されて扁平状になっていると共に、この扁平部分に連結部14のボルト挿通孔14aに合致してボルトが挿通されるボルト挿通孔6aが形成されている。
前記縦向き筋交用係止具15は、図6に示す如く、左右の縦材11に上下方向に所定の間隔を置いて設けられており、縦向き姿勢の筋交4の一端部が着脱自在に連結されるものである。この実施形態においては、縦向き筋交用係止具15は、従来公知のグラビティロックピンから成り、左右の縦材11の対向する面で且つ各横材13の上下位置の四箇所に水平姿勢でもって溶接により固定されている。
前記縦向き姿勢の筋交4(この筋交は連結体を構成する)は、図10に示す如く、X字状の筋交に形成されており、二枚の金属製のプレートを交差状に連結して成る中心プレート4aと、中心プレート4aに溶接によりX字状に連結固定された四本の金属製の角パイプ4bと、各角パイプ4bの先端部に溶接により固定され、縦向き筋交用係止具15が挿通される貫通孔4cを形成した端部プレート4dとを備えている。
前記手摺用係止具16は、図6に示す如く、左右の縦材11に各横材13から所定の高さ位置に設けられており、水平姿勢の手摺8の一端部が着脱自在に連結されるものである。この実施形態においては、手摺用係止具16は、従来公知のグラビティロックピンから成り、左右の縦材11の上端部側の対向する部分と左右の縦材11の対向する面で且つ上下に隣接する横材13間の中間位置の二箇所に水平姿勢でもって溶接により固定されている。
前記手摺8は、図11に示す如く、断面が円形の金属製のパイプ部材から形成されており、パイプ部材の両端部が潰されて扁平状になっていると共に、この扁平部分に手摺用係止具16が挿通されるボルト挿通孔8aが形成されている。
前記下桟用係止具17は、図6に示す如く、左右の縦材11に各横材13から所定の高さ位置に設けられており、水平姿勢の下桟9の一端部が着脱自在に連結されるものである。この実施形態においては、下桟用係止具17は、従来公知のグラビティロックピンから成り、左右の縦材11の対向する面で且つ横材13と横材13の直上に位置する手摺用係止具16との間に水平姿勢でもって溶接により固定されている。
前記下桟9は、図12に示す如く、断面が円形の金属製のパイプ部材から形成されており、パイプ部材の両端部が潰されて扁平状になっていると共に、この扁平部分に下桟用係止具17が挿通されるボルト挿通孔9aが形成されている。
前記水平筋交用係止具18は、図6に示す如く、各横材13に設けられており、水平姿勢の筋交5の一端部が着脱自在に連結されるものである。この実施形態においては、水平筋交用係止具18は、従来公知のグラビティロックピンから成り、各横材13の両端部下面の二箇所に下向き姿勢でもって溶接により固定されている。
前記水平姿勢の筋交5(この筋交は連結体を構成する)は、図13に示す如く、断面形状が円形の二本の金属製の丸パイプ5aをX字状に交差させて連結したものであり、各丸パイプの両端部が潰されて扁平状になっていると共に、この扁平部分に水平筋交用係止具18が挿通されるボルト挿通孔5bが形成されている。
前記取付具19は、図6及び図14に示す如く、左右の縦材11のうち、一方の縦材11に上下方向に所定の間隔を置いて設けられており、骨組構造物を覆う幕体(図示省略)を張設するための幕体張設用レール(図示省略)が取り付けられるものである。この実施形態においては、取付具19は、左側の縦材11の外側面に上下方向に所定の間隔を置いて配設され、左側の縦材11に水平姿勢でもって溶接により固定されたボルト19aと、ボルト19aに螺着されたナット19bとから成り、幕体(図示省略)を張設するための幕体張設用レール(図示省略)が着脱自在に取り付けられるようになっている。
尚、この実施形態においては、骨組構造物用構造材10の高さは4.1mに、左右の縦材11間の間隔(左側の縦材11の中心線と右側の縦材11の中心線の間隔)は1.8mにそれぞれ設定されている。また、下側の横材13の高さ位置は、左右の縦材11の下端から1/4の高さ位置に、上側の横材13の高さ位置は、左右の縦材11の下端から3/4の高さ位置になるように設定されている。更に、各手摺用係止具16の高さ位置は、各横材13に架設された足場板7に載っている作業員の略腰の高さになるように、また、各下桟用係止具17の高さ位置は、横材13とこの横材13の直上に位置する手摺用係止具16の中間の高さ位置になるようにそれぞれ設定されている。更に、縦向き筋交用係止具15、手摺用係止具16及び下桟用係止具17の長さはこれらに縦向き姿勢の筋交4、水平姿勢の手摺8、水平姿勢の下桟9をそれぞれ連結したときに縦向き姿勢の筋交4、手摺8、下桟9が互いに干渉しないような長さに設定されている。
上述した骨組構造物用構造材10と一緒に屋根材2を構成する前記中間連結材2B及び先端連結材2Cは、図1及び図3に示す如く、何れも外径のも異なる複数本の金属製のパイプ部材2b,2c等をトラス構造に組み合わせることにより形成されており、中間連結材2Bは、左右の梁材2Aの基端部にそれぞれ着脱自在に連結され、また、先端連結材2Cは、左右の梁材2Aの先端部に着脱自在に連結されている。
そして、上述した前記骨組構造物においては、主骨体3を構成する柱材1と屋根材2との間に、図5に示す如く、柱材1の上端部と屋根材2の下端部(中間連結材2Bの下端部)を着脱自在に連結する連結手段20と、柱材1の上端部と屋根材2の下端部(中間連結材2Bの下端部)を位置決めする位置決め手段21とがそれぞれ設けられている。
前記連結手段20は、図14〜図16に示す如く、柱材1の上端部及び屋根材2の下端部(中間連結材2Bの下端部)に対向状に設けられ、面接触状態で当接する一対の連結板20aと、面接触状態で当接した一対の連結板20aを締め付け固定する緊締具20bとを備えている。
具体的には、前記一対の連結板20aは、図14〜図16に示す如く、何れも金属板により同じ大きさの矩形状に形成されており、各連結板20aの外周縁部には、複数のボルト挿通孔20a′が所定間隔ごとに形成されている。
また、一対の連結板20aのうち、一方の連結板20aは、柱材1の上端(柱材1を構成する骨組構造物用構造材10の左右の縦材11の上端)に柱材1(左右の縦材11)に直交する姿勢で溶接により固定されており、柱材1(左右の縦材11)及び一方の連結板20aに溶接により固定した複数の補強用リブ22により補強されている。
更に、他方の連結板20aは、屋根材2の下端(屋根材2を構成する中間連結材2Bの縦向き姿勢の金属製パイプ部材2bの下端)に縦向き姿勢の金属製パイプ部材2bに直交する姿勢で溶接により固定されており、縦向き姿勢の金属製パイプ部材2b及び他方の連結板20aに溶接により固定した複数の補強用リブ22により補強されている。
前記緊締具20bは、面接触状態で当接させた一対の連結板20aの各ボルト挿通孔20a′に挿通される複数のボルト20b′と、ボルト20b′に着脱自在に螺着されるナット20b″とから成る。
上述した連結手段20によれば、柱材1の上端部に設けた連結板20aに屋根材2の下端部に設けた連結板20aを重ね合わせ、連結板20a同士をボルト20b′・ナット20b″から成る複数の緊締具20bで締め付けることにより柱材1の上端部と屋根材2の下端部とを連結することができる。また、緊締具20bを緩めることにより柱材1と屋根材2を分離することができる。
一方、前記位置決め手段21は、図14〜図16に示す如く、連結手段20の一方の連結板20aに突出状態で設けた位置決めピン21aと、連結手段20の他方の連結板20aに形成され、前記位置決めピン21aの先端部が挿入される位置決め穴21bとを備えている。
具体的には、前記位置決めピン21aは、棒状の金属材により先端部が縦長の半楕円体形状に形成されており、屋根材2の下端(屋根材2を構成する中間連結材2Bの縦向き姿勢の金属製パイプ部材2bの下端)に固定した連結板20aの中心位置に先端部が下を向く姿勢で挿通され、連結板20aに下方へ突出する状態で溶接により固定されている。
また、前記位置決め穴21bは、柱材1の上端(柱材1を構成する骨組構造物用構造材10の左右の縦材11の上端)に固定した連結板20aの中心位置に形成されており、位置決めピン21aの最大外径よりも1mm程度大きめに形成されて位置決めピン21aが位置決めされた状態で挿入される環状のストレート面21b′と、ストレート面21b′に連設して連結板20aの表面(上面)へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面21b″とを備えている。また、位置決め穴21bのストレート面21b′とテーパ面21b″との境界部分及びテーパ面21b″と連結板20aの表面との境界部分には、それぞれアールがつけられている。
上述した位置決め手段21によれば、位置決め穴21bに位置決めピン21aの先端部を挿入することにより柱材1の上端に固定した連結板20aと屋根材2の下端に固定した連結板20aの位置決めを行える。
このとき、位置決めピン21aの先端部を縦長の半楕円体形状に形成しているため、位置決めピン21aの位置決め穴21bへの挿入を簡単且つ容易に行え、柱材1に取り付けた連結板20aと屋根材2に取り付けた連結板20aとの位置決めを短時間で行える。また、位置決め穴21bが、環状のストレート面21b′と、ストレート面21b′に連設して連結板20aの表面へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面21b″とを備えているため、位置決めピン21aの位置決め穴21bへの挿入をより簡単且つ容易に行える。更に、位置決めピン21aの先端部が半楕円体形状に形成され、しかも、位置決め穴21bのストレート面21b′とテーパ面21b″との境界部分及びテーパ面21b″と連結板20aの表面との境界部分にそれぞれアールをつけているため、位置決めピン21aが位置決め穴21bに円滑且つスムースに挿入されて行く。
尚、上記の実施形態(図14〜図16)においては、位置決めピン21aを屋根材2の下端に固定した連結板20aに設け、位置決め穴21bを柱材1の上端に固定した連結板20aに形成したが、他の実施形態においては、図17に示す如く、位置決めピン21aを柱材1の上端(骨組構造物用構造材10の上端)に固定した連結板20aに設け、位置決め穴21bを屋根材2の下端(中間連結材2Bの下端)に固定した連結板20aに形成しても良い。
また、上記の実施形態(図14〜図16)においては、位置決めピン21aの先端部を縦長の半楕円体形状に形成したが、他の実施形態においては、位置決めピン21aの先端部を図18〜図20に示すように横長の半楕円体形状、半球体形状又は先窄まり形状(円錐状)に形成しても良い。
更に、上述した前記骨組構造物においては、図21〜図23に示す如く、柱材1の隣接する骨組構造物用構造材10間、梁材2Aの隣接する骨組構造物用構造材10間、梁材2Aと中間連結材2Bとの間、梁材2Aと先端連結材2Cとの間にも、柱材1と屋根材2の間に設けた連結手段20及び位置決め手段21と同じ構造及び同じ形状の連結手段23及び位置決め手段24がそれぞれ設けられている。
前記連結手段23は、図21〜図23に示す如く、隣接する骨組構造物用構造材10間、梁材2Aと中間連結材2Bとの間、梁材2Aと先端連結材2Cとの間の対向する端部にそれぞれ対向状に設けられ、面接触状態で当接する一対の連結板23aと、面接触状態で当接した一対の連結板23aを締め付け固定するボルト23b′及びナット23b″から成る緊締具23bとを備えている。
一方、前記位置決め手段24は、図21〜図23に示す如く、連結手段23の一方の連結板23aに突出状態で設けられ、先端部が半楕円体形状に形成された位置決めピン24aと、連結手段23の他方の連結板23aに形成され、前記位置決めピン24aの先端部が挿入される位置決め穴24bとを備えている。この位置決め穴24bは、位置決めピン24aの最大外径よりも1mm程度大きい環状のストレート面24b′と、ストレート面2b′に連設して連結板23aの表面(上面)へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面24b″とを備えている。また、位置決め穴24bのストレート面24b′とテーパ面24b″との境界部分及びテーパ面24b″と連結板23aの表面との境界部分には、それぞれアールがつけられている。
而して、上述した構造の骨組構造物を現場において構築する際には、図示していないが、先ず、主骨体3の柱材1を左右一対の状態で前後方向に所定の間隔を空けて地面に立て、前後方向に隣接する柱材1を縦向き姿勢の筋交4、水平姿勢の筋交5、通し桟6、足場板7、水平姿勢の手摺8、下桟9により連結して丁度作業用足場のように自立させる。次に、地上において主骨体3の屋根材2を左右の柱材1の間隔と同じ間隔になるように組み立てると共に、組み立てた屋根材2を柱材1の前後方向の間隔と同じ間隔になるように前後方向に並べ、前後方向に隣接する複数の屋根材2を縦向き姿勢の筋交4、水平姿勢の筋交5、通し桟6等で連結して一つのブロックとする。その後、一つのブロックとした屋根材2をクレーン等で持ち上げ、各屋根材2の両端部を左右の柱材1の上端部にそれぞれ連結する。以下同様にして、一つのブロックとした屋根材2を順次左右の柱材1の上端部に連結して行き、屋根材2により屋根を形成するようにしている。
前記骨組構造物は、骨組構造物を構成する主骨体3の柱材1と屋根材2との間に位置決め手段21及び連結手段20をそれぞれ設けているため、柱材1と屋根材2の位置決め及び連結を簡単且つ容易に行え、骨組構造物の構築に多大な時間と労力を要すると言うこともない。
また、この骨組構造物は、主骨体3の柱材1及び屋根材2が一定寸法の骨組構造物用構造材10を直列状に連結することにより構成されており、隣接する骨組構造物用構造材10間に位置決め手段24及び連結手段23をそれぞれ設けているため、骨組構造物用構造材10同士の位置決め及び連結を短時間で行え、骨組構造物用構造材10同士の連結を簡単且つ容易に行える。
更に、この骨組構造物は、主骨体3の柱材1及び屋根材2が少なくとも一定寸法の骨組構造物用構造材10を直列状に連結することにより構成されているため、組み立てする前には現場までの運搬を容易に行えると共に、収納スペースが小さくて済み、保管にも便利であり、また、直列状に連結する骨組構造物用構造材10の数を変えることにより所望の長さの柱材1や屋根材2を構成することができ、所望の大きさの骨組構造物を構築することができる。
更に、この骨組構造物は、骨組構造物用構造材10が、左右の縦材11をトラス状に配設された斜材12で連結すると共に、上下に隣接する斜材12間の中間位置に横材13を配設して左右の縦材11を連結しているため、骨組構造物用構造材10を剛体化することができ、外部から力がかかっても形が崩れ難くなり、骨組構造物構造材10のねじれ等を防止することができる。
更に、この骨組構造物は、前後に隣接する主骨体3の柱材1間に足場板7及び階段(図示省略)を架設しているため、骨組構造物の組み立て作業や幕体の張設作業等を安全且つ容易に行える。しかも、主骨体3の柱材1間に手摺8及び下桟9を備えているため、骨組構造物の組み立て作業や幕体の張設作業等をより一層安全且つ容易に行える。
尚、上記の実施形態においては、左右の縦材11及び斜材12を角パイプにより形成し、横材13を丸パイプにより形成したが、他の実施形態においては、左右の縦材11及び斜材12を丸パイプにより形成し、横材13を角パイプにより形成しても良く、また、左右の縦材11、斜材12、横材13を中実材により形成しても良い。
上記の実施形態においては、骨組構造物用構造材10に四本の斜材12、二本の横材13を使用したが、斜材12及び横材13の本数は上記の実施形態に係るものに限定されるものではなく、骨組構造物用構造材10の長さを運搬等を容易に行える長さにすることができれば、如何なる本数であっても良い。
上記の実施形態においては、縦向き筋交用係止具15、手摺用係止具16、下桟用係止具17、水平筋交用係止具18を何れもグラビティロックピンにより形成したが、各係止具は、グラビティロックピンに限定されるものではなく、縦向き姿勢の筋交4、手摺8、下桟9、水平姿勢の筋交5を着脱自在に連結することができれば、如何なる構造及び形状のものであっても良い。
上記の実施形態においては、骨組構造物の屋根を山形に形成したが、他の実施形態においては、骨組構造物の屋根を水平に形成しても良い。また、骨組構造物を片流れタイプとしても良い。
上記の実施形態においては、骨組構造物用構造材10等を用いてごみ焼却炉全体を覆う仮設テントの幕体張設用躯体(テントフレーム)を構成したが、他の実施形態においては、骨組構造物用構造材10等を用いて大型のテント倉庫の幕体張設用躯体(テントフレーム)を構成しても良く、或いは、骨組構造物用構造材10等を用いてマンション等の建物の構築時又は解体時に建物の周囲を囲う大型の仮設足場を構成しても良い。
1は柱材
2は屋根材
2Aは梁材
2Bは中間連結材
2Cは先端連結材
3は主骨体
4は縦向き姿勢の筋交
5は水平姿勢の筋交
6は通し桟
7は足場板
8は手摺
9は下桟
10は骨組構造物用構造材
20は連結手段
20aは連結板
20bは緊締具
21は位置決め手段
21aは位置決めピン
21bは位置決め穴
21b′はストレート面
21b″はテーパ面
23は連結手段
23aは連結板
23bは緊締具
24は位置決め手段
24aは位置決めピン
24bは位置決め穴
24b′はストレート面
24b″はテーパ面

Claims (2)

  1. 柱材及び柱材の上端部に連結された屋根材から成り、前後方向に所定の間隔を置いて配設された複数の主骨体と、前後方向に隣接する主骨体間に設けられ、前後方向に隣接する主骨体を連結する複数の連結体とを備え、大型の仮設テント、テント倉庫又は仮設足場の幕体張設用躯体として使用される骨組構造物であって、前記主骨体を構成する柱材と屋根材との間に、柱材と屋根材を着脱自在に連結する連結手段と、柱材と屋根材を位置決めする位置決め手段とをそれぞれ設け、前記連結手段は、柱材の上端部及び屋根材の下端部に対向状に設けられ、面接触状態で当接する一対の連結板と、面接触状態で当接した一対の連結板を締め付け固定する緊締具とを備え、また、前記位置決め手段は、連結手段の一方の連結板に突出状態で設けられ、先端部が半楕円体形状又は半球体形状に形成された一つの位置決めピンと、連結手段の他方の連結板に形成され、前記位置決めピンが挿入される一つの位置決め穴とを備え、更に、前記位置決め穴は、位置決めピンが位置決めされた状態で挿入される環状のストレート面と、ストレート面に連設して連結板の表面へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面とを備え、前記位置決め穴のストレート面とテーパ面との境界部分、及び、テーパ面と連結板の表面との境界部分にそれぞれアールをつけたことを特徴とする骨組構造物。
  2. 柱材及び柱材の上端部に連結された屋根材から成り、前後方向に所定の間隔を置いて配設された複数の主骨体と、前後方向に隣接する主骨体間に設けられ、前後方向に隣接する主骨体を連結する複数の連結体とを備え、前記主骨体の柱材及び屋根材が、少なくとも一定寸法の骨組構造物用構造材を直列状に連結することにより構成され、大型の仮設テント、テント倉庫又は仮設足場の幕体張設用躯体として使用される骨組構造物であって、前記主骨体を構成する柱材と屋根材との間、及び、直列状に連結された隣接する骨組構造物用構造材間に、柱材と屋根材、隣接する骨組構造物用構造材同士をそれぞれ着脱自在に連結する連結手段と、柱材と屋根材、隣接する骨組構造物用構造材同士をそれぞれ位置決めする位置決め手段とをそれぞれ設け、前記連結手段は、柱材の上端部及び屋根材の下端部、隣接する骨組構造物用構造材の対向する端部にそれぞれ対向状に設けられ、面接触状態で当接する一対の連結板と、面接触状態で当接した一対の連結板を締め付け固定する緊締具とを備え、また、前記位置決め手段は、連結手段の一方の連結板に突出状態で設けられ、先端部が半楕円体形状又は半球体形状に形成された一つの位置決めピンと、連結手段の他方の連結板に形成され、前記位置決めピンが挿入される一つの位置決め穴とを備え、更に、前記位置決め穴は、位置決めピンが位置決めされた状態で挿入される環状のストレート面と、ストレート面に連設して連結板の表面へ行くに従って漸次内径が拡大する環状のテーパ面とを備え、前記位置決め穴のストレート面とテーパ面との境界部分、及び、テーパ面と連結板の表面との境界部分にそれぞれアールをつけたことを特徴とする骨組構造物。
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