JP6450583B2 - ドライブレコーダーおよびドライブレコーダーシステム - Google Patents

ドライブレコーダーおよびドライブレコーダーシステム Download PDF

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Description

本発明は、車両に搭載された撮影部によって撮影された動画を記憶するドライブレコーダーおよびドライブレコーダーシステムに関する。
従来、車両に搭載された撮影部によって撮影された動画を記憶するドライブレコーダーとして、データを記憶する記憶部と、ドライブレコーダーの外部のサーバーにデータを送信する通信部とを備え、撮影部によって撮影された静止画および動画を記憶部に記憶させるとともに、静止画を通信部によってサーバーに送信した後、動画を通信部によってサーバーに送信するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2009−032143号公報
しかしながら、従来のドライブレコーダーにおいては、撮影部によって撮影された動画をサーバーに送信する場合に、送信するデータが動画であるためにデータのサイズが大きいので、現在の通信環境における通信速度では動画をサーバーに送信することが困難であるという問題がある。特に、従来のドライブレコーダーが複数の車両のそれぞれに搭載されている場合には、複数の車両のそれぞれに搭載されたドライブレコーダーから送信された動画をサーバーが同時に受信するときに、サーバーが同時に受信するデータの合計のサイズが非常に大きくなるので、ドライブレコーダーからサーバーに動画を送信することが更に困難であるという問題がある。
なお、従来のドライブレコーダーにおいては、撮影部によって撮影された静止画をサーバーに送信する場合には、送信するデータが静止画であるためにデータのサイズが小さいものの、静止画では車両の運転状況の確認が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、高画質の動画を記憶部に記憶させることができるとともに、車両の運転状況の確認のための動画を外部に送信する信頼性を従来より向上することができるドライブレコーダーおよびドライブレコーダーシステムを提供することを目的とする。
本発明のドライブレコーダーは、車両に搭載されるドライブレコーダーであって、データを記憶する記憶部と、前記ドライブレコーダーの外部にデータを送信する通信部と、前記車両に搭載された撮影部によって撮影された動画であって画質が低下させられた低画質動画を生成する低画質動画生成手段と、前記撮影部によって撮影された動画であって前記低画質動画より画質が高い高画質動画を前記記憶部に記憶させる高画質動画記憶手段と、前記低画質動画生成手段によって生成された前記低画質動画を前記通信部によって前記ドライブレコーダーの外部に送信するデータ送信手段とを備えることを特徴とする。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、記憶部に記憶させる高画質動画よりデータのサイズが小さい低画質動画を外部に送信するので、高画質の動画を記憶部に記憶させることができるとともに、車両の運転状況の確認のための動画を外部に送信する信頼性を従来より向上することができる。
また、本発明のドライブレコーダーにおいて、前記低画質動画生成手段は、前記高画質動画よりフレームレートが低い前記低画質動画を生成しても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、低画質動画のデータのサイズを高画質動画のデータのサイズより更に小さくすることができるので、車両の運転状況の確認のための動画を外部に送信する信頼性を更に向上することができる。
また、本発明のドライブレコーダーは、前記車両の運転状況を判定する運転状況判定手段を備え、前記データ送信手段は、前記運転状況判定手段によって特定の運転状況であると判定された場合の前記低画質動画を送信しても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、車両の運転状況が確認されるべき低画質動画を適切に外部に送信することができるので、外部に送信する低画質動画による車両の運転状況の確認を容易化することができる。
また、本発明のドライブレコーダーにおいて、前記撮影部は、前記車両の外部の動画のみでなく、前記車両の運転者の動画も撮影しても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、車両の外部の動画のみでなく、車両の運転者の動画も外部に送信するので、車両の運転状況の確認を車両の運転者の動画によって容易化することができる。
また、本発明のドライブレコーダーにおいて、前記低画質動画生成手段は、前記記憶部に記憶されている前記高画質動画に基づいてではなく、前記撮影部によって撮影された動画に基づいて前記低画質動画を生成しても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、低画質動画を生成するために高画質動画を記憶部から読み出して画質を変換する必要がないので、高画質動画を記憶部から読み出して画質の変換によって低画質動画を生成する場合と比較して、低機能な構成で実現されることができる。したがって、本発明のドライブレコーダーは、製造コストや装置サイズを抑えることができる。
また、本発明のドライブレコーダーは、前記低画質動画生成手段によって生成された前記低画質動画を前記記憶部に記憶させる低画質動画記憶手段を備えても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、高画質動画のみでなく、低画質動画も記憶部に記憶させるので、低画質動画を高画質動画のバックアップとして活用することができる。
また、本発明のドライブレコーダーにおいて、前記データ送信手段は、前記低画質動画を近距離無線通信によって前記車両の外部に送信しても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、移動通信システムを利用する必要がないので、移動通信システムの利用料がランニングコストとして必要となることを防止することができる。
また、本発明のドライブレコーダーは、前記ドライブレコーダーの電源を制御する電源制御手段を備え、前記電源制御手段は、前記車両のアクセサリー電源が落とされた場合に、前記データ送信手段によって送信されるべき前記低画質動画が未だ送信されていないとき、前記ドライブレコーダーの電源を落とすことを待機しても良い。
この構成により、本発明のドライブレコーダーは、複数の車両のそれぞれに搭載されたドライブレコーダーから同時に低画質動画が送信される場合など、通信の混雑などの原因によって低画質動画の送信がすぐには完了しない場合に、低画質動画の送信の完了前に車両のアクセサリー電源が落とされたとしても、ドライブレコーダー自身の電源を落とさないので、低画質動画の送信を完了させることができる。したがって、本発明のドライブレコーダーは、低画質動画を外部に送信する信頼性を向上することができる。
本発明のドライブレコーダーシステムは、上述のドライブレコーダーと、前記低画質動画を前記車両の外部に送信するための低画質動画送信プログラムを実行する携帯機器とを備え、前記低画質動画送信プログラムは、前記データ送信手段によって送信された前記低画質動画を移動通信システム以外の方法によって前記車両内で受信する携帯機器側受信手段、および、前記携帯機器側受信手段によって受信された前記低画質動画を前記移動通信システムによって前記車両の外部に送信する携帯機器側送信手段として前記携帯機器を機能させることを特徴とする。
この構成により、本発明のドライブレコーダーシステムは、ドライブレコーダーのため以外の目的でも移動通信システムを利用する携帯機器が存在する場合に、ドライブレコーダー専用に移動通信システムの利用を通信会社と契約する必要がないので、ドライブレコーダー専用の移動通信システムの利用料がランニングコストとして必要となることを防止することができる。
本発明のドライブレコーダーおよびドライブレコーダーシステムは、高画質の動画を記憶部に記憶させることができるとともに、車両の運転状況の確認のための動画を外部に送信する信頼性を従来より向上することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る運転状況記録システムのブロック図である。 図1に示すドライブレコーダーのブロック図である。 一時的な動画を記憶する場合の図2に示すドライブレコーダーの動作の一例を説明する図である。 保存用の動画を記憶する場合の図2に示すドライブレコーダーの動作のフローチャートである。 外部にデータを送信する場合の図2に示すドライブレコーダーの動作のフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る運転状況記録システムのブロック図である。 図6に示すドライブレコーダーのブロック図である。 ドライブレコーダーが外部にデータを送信する場合の図6に示す運転状況記録システムの動作のシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態に係る運転状況記録システムのブロック図である。 図9に示すドライブレコーダーのブロック図である。 図9に示す携帯機器のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係る運転状況記録システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る運転状況記録システム10のブロック図である。
図1に示すように、運転状況記録システム10は、自動車輸送業の会社などの会社11に設置されているサーバー20と、会社11に所属しているタクシー、バス、トラックなどの業務用の車両12に搭載されているドライブレコーダー30とを備えている。なお、運転状況記録システム10は、車両12と同様な車両を多数備えている。それらの車両のそれぞれには、ドライブレコーダー30と同様なドライブレコーダーが搭載されている。
サーバー20は、PC(Personal Computer)などのコンピューターによって構成されている。
図2は、ドライブレコーダー30のブロック図である。
図2に示すように、ドライブレコーダー30は、撮影部としてのカメラ31および32と、加えられた衝撃の大きさを検知するGセンサー33と、車両12(図1参照。)の速度のデータ、ブレーキのデータ、ウィンカーのデータなどの各種のデータを車両12から取得するためのインターフェイス34と、ドライブレコーダー30の外部にデータを送信する通信部としての3Gモジュール35と、データを記憶する記憶部36と、ドライブレコーダー30全体を制御する制御部37とを備えている。
カメラ31は、車両12の外部の前方の動画を撮影する装置である。カメラ32は、車両12の内部の運転者を含む動画を撮影する装置である。カメラ32によって撮影される動画は、車両12の内部の運転者を含んでいれば、例えば、運転者以外の車両12の内部の様子や、車両12の外部の後方の様子をも含む動画であっても良い。例えば、車両12がタクシーやバスである場合には、車両12の内部の動画がカメラ32によって撮影されているとき、運行管理者などの利用者は、車両12の内部において運転者と、顧客との間で発生したトラブルの様子を、カメラ32によって撮影された動画によって確認することができる。また、車両12の外部の後方の動画がカメラ32によって撮影されている場合には、運行管理者などの利用者は、例えば、車両12が後方から他の車両によって追突された様子や、自転車または歩行者に対する車両12による巻き込み事故の様子を、カメラ32によって撮影された動画によって確認することができる。なお、カメラ31および32は、それぞれ音声を含めた動画を撮影することができる。以下、動画には、音声も含まれているものとして説明する。
3Gモジュール35は、3G(第3世代移動通信システム)によってデータの送受信を実行する装置である。なお、ドライブレコーダー30は、3Gモジュール35によって使用される電話番号を特定するための固有のID番号が記録されているSIM(Subscriber Identity Module)カードが挿入されるために、図示していないSIMカードスロットを備えている。
記憶部36は、例えば、SDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、オンボードフラッシュなどの記憶デバイスの1つまたは複数によって構成されている。例えば、記憶部36の容量は、128GBである。
記憶部36は、カメラ31またはカメラ32によって撮影された動画であって画質が低下させられた低画質動画と、カメラ31またはカメラ32によって撮影された動画であって低画質動画より画質が高い高画質動画とを記憶することができる。例えば、記憶部36は、カメラ31によって撮影された動画であって、それぞれ低画質動画、高画質動画である一時的低画質動画36a、一時的高画質動画36bと、カメラ32によって撮影された動画であって、それぞれ低画質動画、高画質動画である一時的低画質動画36c、一時的高画質動画36dとを記憶することができる。一時的低画質動画36a、一時的高画質動画36b、一時的低画質動画36cおよび一時的高画質動画36dは、それぞれ一時的な動画である。また、記憶部36は、カメラ31によって撮影された動画であって、それぞれ低画質動画、高画質動画である保存用低画質動画36e、保存用高画質動画36fと、カメラ32によって撮影された動画であって、それぞれ低画質動画、高画質動画である保存用低画質動画36g、保存用高画質動画36hとを、それぞれ複数記憶することができる。保存用低画質動画36e、保存用高画質動画36f、保存用低画質動画36gおよび保存用高画質動画36hは、それぞれ保存用の動画である。
ここで、低画質動画とは、例えば、CIF(Common Intermediate Format)の動画、QCIF(Quarter Common Intermediate Format)の動画、または、QVGA(Quarter Video Graphics Array)の動画である。また、高画質動画とは、例えば、FHD(Full High Definition)の動画、HD(High Definition)の動画、または、WVGA(Wide Video Graphics Array)の動画である。例えば、高画質動画は、映っている車両のナンバープレート上のナンバーを視認することが可能な程度の高画質であると好ましい。
なお、記憶部36は、複数の記憶デバイスによって構成されている場合、低画質動画と、高画質動画とが別々の記憶デバイスに記憶させられても良い。例えば、記憶部36が2つのSDカードによって構成されている場合、低画質動画と、高画質動画とは、別々のSDカードに記憶させられても良い。また、記憶部36がSDカードと、オンボードフラッシュとによって構成されている場合、低画質動画がオンボードフラッシュに記憶させられて、高画質動画がSDカードに記憶させられても良い。
制御部37は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部36に記憶されているプログラムを実行する。
制御部37は、ROMまたは記憶部36に記憶されているプログラムを実行することによって、カメラ31、32によって撮影された動画であって画質が低下させられた低画質動画を生成する低画質動画生成手段37a、記憶部36に低画質動画を記憶させる低画質動画記憶手段37b、カメラ31、32によって撮影された動画であって低画質動画より画質が高い高画質動画を生成する高画質動画生成手段37c、記憶部36に高画質動画を記憶させる高画質動画記憶手段37d、車両12の運転状況を判定する運転状況判定手段37e、および、低画質動画を送信するデータ送信手段37fとして機能する。
次に、運転状況記録システム10の動作について説明する。
まず、一時的な動画を記憶する場合のドライブレコーダー30の動作について説明する。
図3は、一時的な動画を記憶する場合のドライブレコーダー30の動作の一例を説明する図である。
ドライブレコーダー30の制御部37は、ドライブレコーダー30が駆動している場合に、常時、図3に示す動作を実行している。
図3に示すように、制御部37の低画質動画生成手段37aは、カメラ31によって撮影された動画に基づいて低画質動画を生成する。同様に、高画質動画生成手段37cは、カメラ31によって撮影された動画に基づいて高画質動画を生成する。なお、低画質動画生成手段37aによって生成される低画質動画と、高画質動画生成手段37cによって生成される高画質動画とは、互いにフレームレートが異なる。例えば、低画質動画生成手段37aは、10fpsの低画質動画を生成する。また、高画質動画生成手段37cは、例えば30fpsの高画質動画を生成する。
次いで、低画質動画記憶手段37bは、低画質動画生成手段37aによって生成された低画質動画を一時的低画質動画36aとして記憶部36に記憶させる。ここで、一時的低画質動画36aは、常に最新の一定の時間の動画である。すなわち、一時的低画質動画36aは、常に、古い動画が削除されていて、新しい動画が追加されている。
同様に、高画質動画記憶手段37dは、高画質動画生成手段37cによって生成された高画質動画を一時的高画質動画36bとして記憶部36に記憶させる。
なお、以上においては、カメラ31によって撮影された動画について説明したが、カメラ32(図2参照。)によって撮影された動画についても同様に、低画質動画生成手段37aおよび低画質動画記憶手段37bによって一時的低画質動画36c(図2参照。)が記憶部36に記憶されるとともに、高画質動画生成手段37cおよび高画質動画記憶手段37dによって一時的高画質動画36d(図2参照。)が記憶部36に記憶される。
次に、保存用の動画を記憶する場合のドライブレコーダー30の動作について説明する。
図4は、保存用の動画を記憶する場合のドライブレコーダー30の動作のフローチャートである。
ドライブレコーダー30の制御部37は、ドライブレコーダー30が駆動している場合に、常時、図4に示す動作を繰り返している。
図4に示すように、制御部37の運転状況判定手段37eは、車両の運転状況が特定の運転状況であるか否かを判定する(S61)。
ここで、特定の運転状況とは、カメラ31によって撮影された動画と、カメラ32によって撮影された動画と、Gセンサー33によって検知された衝撃の大きさと、インターフェイス34によって取得された各種のデータとの少なくとも1つに基づいて判断可能な運転状況である。例えば、特定の運転状況としては、車両が急発進した状況、車両が急ブレーキを実行した状況、車両の前方の車間距離が特定の距離以下になった状況、車両が蛇行運転している状況などが存在する。特定の運転状況は、利用者によって任意に指定されることが可能である。
運転状況判定手段37eは、車両の運転状況が特定の運転状況ではないとS61において判定すると、図4に示す動作を終了する。
低画質動画記憶手段37bは、車両の運転状況が特定の運転状況であるとS61において判定されると、カメラ31によって撮影された動画であって低画質動画生成手段37aによって生成された低画質動画を保存用低画質動画36eとして記憶部36に記憶させる(S62)。ここで、S62において記憶部36に記憶させられる保存用低画質動画36eは、車両の運転状況が特定の運転状況であるとS61において判定された時点を基準時とした特定の期間の動画である。例えば、保存用低画質動画36eは、基準時以前の12秒間と、基準時直後の8秒間との合計20秒間の動画である。低画質動画記憶手段37bは、S62において記憶部36に記憶させられる保存用低画質動画36eのうち少なくとも基準時以前の動画について、一時的低画質動画36aを使用する。
なお、以上においては、カメラ31によって撮影された動画について説明したが、カメラ32によって撮影された動画についても同様に、低画質動画記憶手段37bによって保存用低画質動画36gが記憶部36に記憶される。
高画質動画記憶手段37dは、S62の処理の後、カメラ31によって撮影された動画であって高画質動画生成手段37cによって生成された高画質動画を保存用高画質動画36fとして記憶部36に記憶させる(S63)。ここで、S63において記憶部36に記憶させられる保存用高画質動画36fは、保存用低画質動画36eと同一の特定の期間の動画である。高画質動画記憶手段37dは、S63において記憶部36に記憶させられる保存用高画質動画36fのうち少なくとも基準時以前の動画について、一時的高画質動画36bを使用する。
なお、以上においては、カメラ31によって撮影された動画について説明したが、カメラ32によって撮影された動画についても同様に、高画質動画記憶手段37dによって保存用高画質動画36hが記憶部36に記憶される。
運転状況判定手段37eは、S63の処理の後、図4に示す動作を終了する。
次に、外部にデータを送信する場合のドライブレコーダー30の動作について説明する。
図5は、外部にデータを送信する場合のドライブレコーダー30の動作のフローチャートである。
ドライブレコーダー30の制御部37は、ドライブレコーダー30が駆動している場合に、5分毎など、周期的に、図5に示す動作を実行している。
図5に示すように、制御部37のデータ送信手段37fは、最新の1周期中に保存用低画質動画36eおよび保存用低画質動画36gの少なくとも1つが新たに記憶部36に記憶させられたか否かを判断する(S71)。
データ送信手段37fは、新たに記憶させられていないとS71において判断すると、送信用データを生成する(S72)。ここで、S72において生成される送信用データは、最新の1周期中の例えば1/12秒毎などの定期的なタイミングでGセンサー33によって検知された衝撃の大きさと、最新の1周期中の例えば1/12秒毎などの定期的なタイミングでインターフェイス34によって取得された各種のデータとを含んでいる。
データ送信手段37fは、新たに記憶させられたとS71において判断すると、保存用低画質動画36eおよび保存用低画質動画36gのうち、最新の1周期中に新たに記憶部36に記憶させられた保存用低画質動画を含めた送信用データを生成する(S73)。ここで、S73において生成される送信用データは、S72において生成される送信用データと同様に、最新の1周期中に定期的なタイミングでGセンサー33によって検知された衝撃の大きさと、最新の1周期中に定期的なタイミングでインターフェイス34によって取得された各種のデータとを含んでいる。
データ送信手段37fは、S72またはS73の処理の後、S72またはS73において生成した送信用データを3Gモジュール35を介してサーバー20に送信する(S74)。ここで、データ送信手段37fは、今回より前に実行した図5に示す処理によって送信が失敗した送信用データが存在する場合、その送信用データも3Gモジュール35を介してサーバー20に送信する。
データ送信手段37fは、S74の処理の後、図5に示す動作を終了する。
サーバー20は、ドライブレコーダー30から送信されてきた送信用データを記憶する。サーバー20に記憶された送信用データは、例えば、車両12の運転状況の確認に使用されることができる。
以上に説明したように、ドライブレコーダー30は、記憶部36に記憶させる高画質動画、すなわち、保存用高画質動画36f、36hよりデータのサイズが小さい低画質動画、すなわち、保存用低画質動画36e、36gを外部に送信する(S73およびS74)ので、高画質の動画、すなわち、保存用高画質動画36f、36hを記憶部36に記憶させる(S63)ことができるとともに、車両12の運転状況の確認のための動画、すなわち、保存用低画質動画36e、36gを外部に送信する信頼性を従来より向上することができる。したがって、ドライブレコーダー30は、車両12が事故を起こした場合など、極めて詳細な状況の確認が必要である場合には、記憶部36上の保存用高画質動画36f、36hによって詳細な状況を利用者に確認させることができるとともに、極めて詳細な状況の確認は不要である場合には、外部に送信する保存用低画質動画36e、36gによって車両12の運転状況を利用者に確認させることができる。
ドライブレコーダー30は、保存用高画質動画36f、36hよりフレームレートが低い保存用低画質動画36e、36gを生成するので、保存用低画質動画36e、36gのデータのサイズを保存用高画質動画36f、36hのデータのサイズより更に小さくすることができる。したがって、ドライブレコーダー30は、車両12の運転状況の確認のための保存用低画質動画36e、36gを外部に送信する信頼性を更に向上することができる。なお、ドライブレコーダー30は、保存用高画質動画36f、36hと同一のフレームレートの保存用低画質動画36e、36gを生成しても良い。
ドライブレコーダー30は、特定の運転状況であると判定した場合(S61でYES)の低画質動画、すなわち、保存用低画質動画36e、36gを外部に送信する(S71でYES、S73およびS74)ので、車両12の運転状況が確認されるべき保存用低画質動画36e、36gを適切に外部に送信することができる。そのため、ドライブレコーダー30は、外部に送信する保存用低画質動画36e、36gによる車両12の運転状況の確認を容易化することができる。
ドライブレコーダー30は、車両12の外部の動画のみでなく、車両12の運転者の動画も外部に送信するので、車両12の運転状況が特定の運転状況であった場合に車両12の運転者が携帯端末を操作していたこと、車両12の運転状況が特定の運転状況であった場合に車両12の運転者が居眠りしていたことなど、車両12の運転状況が特定の運転状況であった場合の運転者の様子を、運行管理者などの利用者に確認させることができる。すなわち、ドライブレコーダー30は、車両12の運転状況の確認を車両12の運転者の動画によって容易化することができる。
ドライブレコーダー30は、記憶部36に記憶されている高画質動画に基づいて低画質動画を生成するのではなく、カメラ31、32によって撮影された動画に基づいて低画質動画を生成するので、低画質動画を生成するために高画質動画を記憶部36から読み出して画質を変換する必要がない。そのため、ドライブレコーダー30は、高画質動画を記憶部36から読み出して画質の変換によって低画質動画を生成する場合と比較して、低機能な構成で実現されることができる。したがって、ドライブレコーダー30は、製造コストや装置サイズを抑えることができる。
ドライブレコーダー30は、高画質動画、すなわち、保存用高画質動画36f、36hのみでなく、低画質動画、すなわち、保存用低画質動画36e、36gも記憶部36に記憶させるので、低画質動画を高画質動画のバックアップとして活用することができる。
ドライブレコーダー30は、送信用データを周期的にサーバー20に送信するので、送信用データをリアルタイムに近いタイミングでサーバー20に送信することができる。
なお、ドライブレコーダー30は、本実施の形態において、3Gによってデータの送受信を実行する。しかしながら、ドライブレコーダー30は、3G以外の移動通信システムによってデータの送受信を実行しても良い。例えば、ドライブレコーダー30は、LTE(Long Term Evolution)によってデータの送受信を実行するLTEモジュールや、4G(第4世代移動通信システム)によってデータの送受信を実行する4Gモジュールが3Gモジュール35に代えて装着されても良い。
ドライブレコーダー30は、本実施の形態において、ドライブレコーダー30自身の設定に基づいて送信用データを生成し、生成した送信用データをドライブレコーダー30自身の設定に基づいてサーバー20に送信するようになっている。しかしながら、ドライブレコーダー30は、サーバー20への送信用データの送信をサーバー20から要求された場合に、サーバー20からの要求に応じた送信用データを生成し、生成した送信用データをサーバー20に送信するようになっていても良い。ドライブレコーダー30は、サーバー20からの要求に応じた送信用データをサーバー20に送信するようになっている場合、送信用データに含まれる情報の種類や時期を、サーバー20側の設定によって柔軟に変更することができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る運転状況記録システムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る運転状況記録システムの構成のうち、第1の実施の形態に係る運転状況記録システム10(図1参照。)の構成と同様の構成については、運転状況記録システム10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係る運転状況記録システム110のブロック図である。
図6に示すように、運転状況記録システム110の構成は、運転状況記録システム10(図1参照。)がサーバー20(図1参照。)およびドライブレコーダー30(図1参照。)に代えてサーバー120およびドライブレコーダー130を備えた構成と同様である。
図7は、ドライブレコーダー130のブロック図である。
図7に示すように、ドライブレコーダー130の構成は、ドライブレコーダー130の外部に送信用データを送信する通信部として、3Gモジュール35(図2参照。)に代えてWi−Fi(Wireless Fidelity)モジュール135がドライブレコーダー30(図2参照。)に装着された構成と同様である。
また、制御部37は、ROMまたは記憶部36に記憶されているプログラムを実行することによって、低画質動画生成手段37a、低画質動画記憶手段37b、高画質動画生成手段37c、高画質動画記憶手段37d、運転状況判定手段37eおよびデータ送信手段37fとして機能する他、ドライブレコーダー130の電源を制御する電源制御手段137aとしても機能する。
次に、運転状況記録システム110の動作について説明する。
なお、ドライブレコーダー130のデータ送信手段37fは、第1の実施の形態と同様に、周期的に送信用データを生成し続ける。
ドライブレコーダー130が外部にデータを送信する場合の動作以外の動作については、第1の実施の形態に係る運転状況記録システム10の動作と同様であるので、詳細な説明を省略する。
図8は、ドライブレコーダー130が外部にデータを送信する場合の運転状況記録システム110の動作のシーケンス図である。
図8に示すように、サーバー120は、サーバー120が所属している無線LAN(Local Area Network)にドライブレコーダー130が接続されると、ドライブレコーダー130のシリアルナンバーなどの識別情報をドライブレコーダー130から取得する(S151)。なお、ドライブレコーダー130は、車両12が会社11に戻るなどして、無線LANの範囲内に入った場合に、Wi−Fiモジュール135によって無線LANに接続する。
次いで、サーバー120は、S151において取得した識別情報に基づいて、ドライブレコーダー130が管理対象のドライブレコーダーであるか否かを判断する(S152)。
サーバー120は、管理対象のドライブレコーダーであるとS152において判断すると、ドライブレコーダー130に送信用データの送信を要求する(S153)。ここで、サーバー120は、ドライブレコーダー130以外のドライブレコーダーから送信用データを受信中である場合、ドライブレコーダー130以外のドライブレコーダーから送信用データを受信中ではなくなるまで、S153の処理の実行を待機する。
ドライブレコーダー130のデータ送信手段37fは、S153において送信用データの送信が要求されると、未だサーバー120に送信されていない送信用データをWi−Fiモジュール135を介してサーバー120に送信して(S154)、図8に示す動作を終了する。
サーバー120は、ドライブレコーダー130から送信されてきた送信用データを記憶する。サーバー120に記憶された送信用データは、例えば、車両12の運転状況の確認に使用されることができる。
なお、ドライブレコーダー130の電源制御手段137aは、図8に示す動作の途中で車両12のアクセサリー電源が落とされた場合に、データ送信手段37fによって送信されるべき送信用データが未だ送信されていないとき、ドライブレコーダー130の電源を落とすことを待機する。すなわち、電源制御手段137aは、未だ送信されていない送信用データがデータ送信手段37fによって送信された後で、ドライブレコーダー130の電源を落とす。一方、電源制御手段137aは、図8に示す動作の途中ではない場合に、車両12のアクセサリー電源が落とされたとき、ドライブレコーダー130の電源を落とす。
以上に説明したように、ドライブレコーダー130は、保存用低画質動画36eおよび保存用低画質動画36gの少なくとも1つを含む送信用データを近距離無線通信によって車両12の外部に送信するので、移動通信システムを利用する必要がない。したがって、ドライブレコーダー130は、移動通信システムの利用料がランニングコストとして必要となることを防止することができる。
ドライブレコーダー130は、複数の車両のそれぞれに搭載されたドライブレコーダーから同時に低画質動画が送信される場合など、通信の混雑などの原因によって低画質動画の送信がすぐには完了しない場合に、低画質動画の送信の完了前に車両12のアクセサリー電源が落とされたとしても、ドライブレコーダー130自身の電源を落とさないので、低画質動画の送信を完了させることができる。したがって、ドライブレコーダー130は、低画質動画を外部に送信する信頼性を向上することができる。
なお、ドライブレコーダー130は、本実施の形態において近距離無線通信としてWi−Fiを利用している。しかしながら、ドライブレコーダー130は、Wi−Fi以外の近距離無線通信を利用しても良い。例えば、ドライブレコーダー130は、近距離無線通信としてBluetooth(登録商標)を利用しても良い。
ドライブレコーダー130は、本実施の形態において、ドライブレコーダー130自身の設定に基づいて送信用データを生成するようになっている。しかしながら、ドライブレコーダー130は、サーバー120への送信用データの送信をサーバー120から要求された場合に、サーバー120からの要求に応じた送信用データを生成し、生成した送信用データをサーバー120に送信するようになっていても良い。ドライブレコーダー130は、サーバー120からの要求に応じた送信用データをサーバー120に送信するようになっている場合、送信用データに含まれる情報の種類や時期を、サーバー120側の設定によって柔軟に変更することができる。
また、ドライブレコーダー130がサーバー120からの要求に応じた送信用データをサーバー120に送信するようになっている場合、電源制御手段137aは、次のように動作する。電源制御手段137aは、サーバー120への送信用データの送信をサーバー120から要求されるか、サーバー120への送信用データの送信を待機することをサーバー120から要求された場合に、車両12のアクセサリー電源が落とされたとしても、ドライブレコーダー130の電源を落とす命令をサーバー120から受信するまで、ドライブレコーダー130の電源を落とすことを待機する。ここで、サーバー120は、他のドライブレコーダーから送信用データを受信中であるなど、ドライブレコーダー130からの送信用データを正常に受信することができない状態である場合に、サーバー120への送信用データの送信を待機することをドライブレコーダー130に要求し、ドライブレコーダー130からの送信用データを正常に受信することができる状態になったとき、サーバー120への送信用データの送信をドライブレコーダー130に要求する。そして、サーバー120は、要求した送信用データをドライブレコーダー130から受信した場合に、ドライブレコーダー130の電源を落とす命令をドライブレコーダー130に送信する。したがって、電源制御手段137aは、サーバー120から要求された送信用データがデータ送信手段37fによって送信された後で、ドライブレコーダー130の電源を落とすことになる。なお、電源制御手段137aは、サーバー120への送信用データの送信をサーバー120から要求されてもおらず、サーバー120への送信用データの送信を待機することをサーバー120から要求されてもいない場合に、車両12のアクセサリー電源が落とされたとき、ドライブレコーダー130の電源を落とす。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態に係る運転状況記録システムの構成について説明する。
なお、本実施の形態に係る運転状況記録システムの構成のうち、第1の実施の形態に係る運転状況記録システム10(図1参照。)の構成と同様の構成については、運転状況記録システム10の構成と同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図9は、本実施の形態に係る運転状況記録システム210のブロック図である。
図9に示すように、運転状況記録システム210の構成は、運転状況記録システム10(図1参照。)がドライブレコーダー30(図1参照。)に代えてドライブレコーダー230を備えるとともに、車両12の運転者によって携帯される携帯機器240を運転状況記録システム10が備えた構成と同様である。
携帯機器240は、例えば、タブレット、スマートフォンによって構成されている。
ドライブレコーダー230および携帯機器240は、車両12の外部に送信用データを送信するドライブレコーダーシステム250を構成している。
図10は、ドライブレコーダー230のブロック図である。
図10に示すように、ドライブレコーダー230の構成は、ドライブレコーダー230の外部に送信用データを送信する通信部として、3Gモジュール35(図2参照。)に代えてWi−Fiモジュール135がドライブレコーダー30(図2参照。)に装着された構成と同様である。
図11は、携帯機器240のブロック図である。
図11に示すように、携帯機器240は、種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部241と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部242と、Wi−Fiによってドライブレコーダー230(図9参照。)などの外部の装置と通信を行う通信デバイスであるWi−Fi通信部243と、3Gによってデータの送受信を実行する通信デバイスである3G通信部244と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部245と、携帯機器240全体を制御する制御部246とを備えている。
記憶部245は、車両12の外部に送信用データを送信するための低画質動画送信プログラムとしてのデータ送信プログラム245aを記憶している。データ送信プログラム245aは、携帯機器240の製造段階で携帯機器240にインストールされていても良いし、SDカード、USB(Universal Serial Bus)メモリーなどの記憶媒体から携帯機器240に追加でインストールされても良いし、インターネットなどのネットワーク上から携帯機器240に追加でインストールされても良い。例えば、データ送信プログラム245aは、携帯機器240が本来機能として有しているWi−Fiのデザリングを実現するプログラムであっても良い。
制御部246は、例えば、CPUと、各種のデータを記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMまたは記憶部245に記憶されているプログラムを実行する。
制御部246は、記憶部245に記憶されているデータ送信プログラムを実行することによって、ドライブレコーダー230によって送信されてきた送信用データをWi−Fiによって車両12内で受信する携帯機器側受信手段246a、および、携帯機器側受信手段246aによって受信された送信用データを3Gによって車両12の外部に送信する携帯機器側送信手段246bとして機能する。
次に、運転状況記録システム210の動作について説明する。
上述したように、第1の実施の形態に係る運転状況記録システム10(図1参照。)のドライブレコーダー30(図1参照。)は、送信用データを5分毎など、周期的にサーバー20(図1参照。)に送信する。しかしながら、本実施の形態に係る運転状況記録システム210においては、ドライブレコーダー230は、送信用データを周期的にWi−Fiモジュール135を介して携帯機器240に送信する。
そして、携帯機器240は、ドライブレコーダー230によって送信されてきた送信用データを携帯機器側受信手段246aによってWi−Fi通信部243を介して車両12内で受信し、携帯機器側受信手段246aによって受信した送信用データを携帯機器側送信手段246bによって3G通信部244を介して周期的にサーバー20に送信する。なお、携帯機器側送信手段246bは、送信用データをサーバー20に送信する場合に、今回の送信処理より前の送信処理によって送信が失敗した送信用データが存在するとき、その送信用データもサーバー20に送信する。
以上に説明したように、ドライブレコーダーシステム250は、ドライブレコーダー230のため以外の目的でも3Gを利用する携帯機器240が存在する場合に、ドライブレコーダー230専用に3Gの利用を通信会社と契約する必要がない。携帯機器240は、会社11との連絡のためなど、ドライブレコーダー230のため以外の目的で、車両12の運転者によって携帯されていることが多い。したがって、ドライブレコーダーシステム250は、ドライブレコーダー230専用の3Gの利用料がランニングコストとして必要となることを防止することができる。
ドライブレコーダーシステム250は、送信用データを周期的にサーバー20に送信するので、送信用データをリアルタイムに近いタイミングでサーバー20に送信することができる。
なお、ドライブレコーダー230および携帯機器240は、本実施の形態において近距離通信としてWi−Fiを利用している。しかしながら、ドライブレコーダー230および携帯機器240は、移動通信システム以外の方法による通信であれば、Wi−Fi以外の近距離通信を利用しても良い。例えば、ドライブレコーダー230および携帯機器240は、Bluetoothなど、Wi−Fi以外の近距離無線通信を利用しても良い。また、ドライブレコーダー230および携帯機器240は、USBケーブルなどのケーブルによって互いに有線通信を実行しても良い。
また、携帯機器240は、本実施の形態において、3Gによってデータの送受信を実行する。しかしながら、携帯機器240は、3G以外の移動通信システムによってデータの送受信を実行しても良い。例えば、携帯機器240は、LTEや4Gによってデータの送受信を実行しても良い。
ドライブレコーダー230は、本実施の形態において、ドライブレコーダー230自身の設定に基づいて送信用データを生成し、生成した送信用データをドライブレコーダー230自身の設定に基づいて携帯機器240経由でサーバー20に送信するようになっている。しかしながら、ドライブレコーダー230は、サーバー20への送信用データの送信をサーバー20から携帯機器240経由で要求された場合に、サーバー20からの要求に応じた送信用データを生成し、生成した送信用データを携帯機器240経由でサーバー20に送信するようになっていても良い。ドライブレコーダー230は、サーバー20からの要求に応じた送信用データをサーバー20に送信するようになっている場合、送信用データに含まれる情報の種類や時期を、サーバー20側の設定によって柔軟に変更することができる。
上述の各実施の形態において、ドライブレコーダーは、記憶部36に記憶されている高画質動画に基づいて低画質動画を生成するのではなく、カメラ31、32によって撮影された動画に基づいて低画質動画を生成する。しかしながら、ドライブレコーダーは、高画質動画を記憶部36から読み出して画質を変換することによって低画質動画を生成しても良い。
ドライブレコーダーは、上述の各実施の形態において低画質動画、すなわち、保存用低画質動画36e、36gを、外部に送信するのみでなく、記憶部36に記憶させる。しかしながら、ドライブレコーダーは、保存用低画質動画36e、36gを記憶部36に記憶させずに外部に送信するのみであっても良い。
ドライブレコーダーは、上述の各実施の形態においてカメラ31、32という2台のカメラを備えている。しかしながら、ドライブレコーダーは、2台以外の台数のカメラを備えていてもよい。例えば、ドライブレコーダーは、カメラ31のみを備えていても良いし、3台以上のカメラを備えていても良い。
ドライブレコーダーは、上述の各実施の形態においてカメラ31、32を備えている。しかしながら、ドライブレコーダーは、カメラ31、32とは別体として構成されていても良い。
ドライブレコーダーは、上述の各実施の形態において高画質動画生成手段37cを備えている。しかしながら、ドライブレコーダーは、高画質動画がカメラによって撮影された動画の画質のままである場合には、高画質動画生成手段37cを備えていなくても良い。
サーバーは、上述の各実施の形態において車両12が所属する会社11に設置されているが、他の場所に設置されていても良い。例えば、サーバーは、ドライブレコーダーの製造会社が管理している場所に設置されていても良い。
車両12は、上述の各実施の形態において業務用であるが、業務用でなくても良い。例えば、車両12は、家庭用であっても良い。
12 車両
30 ドライブレコーダー
31、32 カメラ(撮影部)
35 3Gモジュール(通信部)
36 記憶部
36a 一時的低画質動画(低画質動画)
36b 一時的高画質動画(高画質動画)
36c 一時的低画質動画(低画質動画)
36d 一時的高画質動画(高画質動画)
36e 保存用低画質動画(低画質動画)
36f 保存用高画質動画(高画質動画)
36g 保存用低画質動画(低画質動画)
36h 保存用高画質動画(高画質動画)
37a 低画質動画生成手段
37b 低画質動画記憶手段
37d 高画質動画記憶手段
37e 運転状況判定手段
37f データ送信手段
130 ドライブレコーダー
135 Wi−Fiモジュール(通信部)
137a 電源制御手段
230 ドライブレコーダー
240 携帯機器
245a データ送信プログラム(低画質動画送信プログラム)
246a 携帯機器側受信手段
246b 携帯機器側送信手段
250 ドライブレコーダーシステム

Claims (11)

  1. 車両に搭載されるドライブレコーダーであって、
    データを記憶する記憶部と、
    前記ドライブレコーダーの外部にデータを送信する通信部と、
    前記車両に搭載された撮影部によって撮影された動画であって画質が低下させられた低画質動画を生成する低画質動画生成手段と、
    前記撮影部によって撮影された動画であって前記低画質動画より画質が高い高画質動画を前記記憶部に保存用として記憶させる高画質動画記憶手段と、
    前記低画質動画生成手段によって生成された前記低画質動画を前記通信部によって前記ドライブレコーダーの外部に送信するデータ送信手段と
    前記ドライブレコーダーの電源を制御する電源制御手段とを備え、
    前記データ送信手段によって前記ドライブレコーダーの外部に送信される前記低画質動画は、前記高画質動画記憶手段によって前記記憶部に保存用として記憶させられる前記高画質動画と、前記撮影部による撮影の時期が同一であり、
    前記データ送信手段は、前記低画質動画を近距離無線通信によって前記車両の外部に送信し、
    前記電源制御手段は、前記車両のアクセサリー電源が落とされた場合に、前記データ送信手段によって送信されるべき前記低画質動画が未だ送信されていないとき、前記ドライブレコーダーの電源を落とすことを特徴とするドライブレコーダー。
  2. 車両に搭載されるドライブレコーダーであって、
    データを記憶する記憶部と、
    前記ドライブレコーダーの外部にデータを送信する通信部と、
    前記車両に搭載された撮影部によって撮影された動画であって画質が低下させられた低画質動画を生成する低画質動画生成手段と、
    前記撮影部によって撮影された動画であって前記低画質動画より画質が高い高画質動画を前記記憶部に保存用として記憶させる高画質動画記憶手段と、
    前記低画質動画生成手段によって生成された前記低画質動画を前記通信部によって前記ドライブレコーダーの外部に送信するデータ送信手段とを備え、
    前記データ送信手段によって前記ドライブレコーダーの外部に送信される前記低画質動画と、前記高画質動画記憶手段によって前記記憶部に保存用として記憶させられる前記高画質動画とは、前記撮影部による撮影の時期が互いに同一であることを特徴とするドライブレコーダー。
  3. 前記データ送信手段は、前記低画質動画を近距離無線通信によって前記車両の外部に送信することを特徴とする請求項2に記載のドライブレコーダー。
  4. 前記ドライブレコーダーの電源を制御する電源制御手段を備え、
    前記電源制御手段は、前記車両のアクセサリー電源が落とされた場合に、前記データ送信手段によって送信されるべき前記低画質動画が未だ送信されていないとき、前記ドライブレコーダーの電源を落とすことを待機することを特徴とする請求項3に記載のドライブレコーダー。
  5. 前記電源制御手段は、前記ドライブレコーダーの電源を落とすことを待機した後、前記ドライブレコーダーの電源を落とす命令を前記車両の外部から受信した場合に、前記ドライブレコーダーの電源を落とすことを特徴とする請求項1または請求項4に記載のドライブレコーダー。
  6. 前記低画質動画生成手段によって生成された前記低画質動画を前記記憶部に保存用として記憶させる低画質動画記憶手段を備え、
    前記低画質動画記憶手段によって前記記憶部に保存用として記憶させられる前記低画質動画は、前記高画質動画記憶手段によって前記記憶部に保存用として記憶させられる前記高画質動画と、前記撮影部による撮影の時期が同一であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のドライブレコーダー。
  7. 前記低画質動画生成手段は、前記高画質動画よりフレームレートが低い前記低画質動画を生成することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載のドライブレコーダー。
  8. 前記車両の運転状況を判定する運転状況判定手段を備え、
    前記データ送信手段は、前記運転状況判定手段によって特定の運転状況であると判定された場合の前記低画質動画を送信することを特徴とする請求項1から請求項7までの何れかに記載のドライブレコーダー。
  9. 前記撮影部は、前記車両の外部の動画のみでなく、前記車両の運転者の動画も撮影することを特徴とする請求項1から請求項8までの何れかに記載のドライブレコーダー。
  10. 前記低画質動画生成手段は、前記記憶部に記憶されている前記高画質動画に基づいてではなく、前記撮影部によって撮影された動画に基づいて前記低画質動画を生成することを特徴とする請求項1から請求項9までの何れかに記載のドライブレコーダー。
  11. 請求項1から請求項10までの何れかに記載のドライブレコーダーと、
    前記低画質動画を前記車両の外部に送信するための低画質動画送信プログラムを実行する携帯機器とを備え、
    前記低画質動画送信プログラムは、
    前記データ送信手段によって送信された前記低画質動画を移動通信システム以外の方法によって前記車両内で受信する携帯機器側受信手段、および、
    前記携帯機器側受信手段によって受信された前記低画質動画を前記移動通信システムによって前記車両の外部に送信する携帯機器側送信手段として前記携帯機器を機能させることを特徴とするドライブレコーダーシステム。
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