JP6450447B2 - シートベルト用のベルトリトラクター - Google Patents

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Description

本発明は、伸び制限器を備えるシートベルト用のリトラクターに関する。
シートベルト用のベルトリトラクターは、一般に知られている。典型的に、これらのベルトリトラクターは、拘束する場合、ベルトリール自体が閉止されるにもかかわらず、車の搭乗者に加わる力を制限し得るように規定されたウェブの長さを解放する力制限器を含んでいる。該力制限器は、例えば、トーションロッドの形態とすることができ、このトーションロッドは、一側方向への閉止にもかかわらず、ベルトリールが特定の程度まで回転するのを続行することを可能にする。このことは、例えば、衝突したとき、車の搭乗者の胸部に大きい力が作用する場合、力制限器の無いベルト用リトラクターのように車の搭乗者が負傷する危険性を少なくする。
しかし、ウェブの伸びを所定の程度まで制限し、一方にて、特に、後部シートの搭乗者の更なる前方への動きが規定された程度に制限され、また、他方にて、特に、エアバッグを有する車の完全に安全なシステムが最適に活用されるようにすることが望ましい。この目的のため、先行技術において、通常、ベルトリールとフレームとの間に作用可能に配置された伸び制限器が採用されている。この伸び制限器は、力制限器と独立しており、かつ力制限器が応動する場合である、減速負荷が作用すると直ちに、起動機構によって起動される。伸び制限器は、ロック部材とベルトリールとの間の相対的な回転を介して起動され、ここにおいて、ねじ機構の規定されたねじ込み動作を許容し、かつ最大の許容可能な回転を経た後、更なる伸びをロックする、該ねじ機構は相対的な回転によって起動される。該ねじ機構は、典型的に、例えば、二つのリングのような、二つの部品から成っており、そのリングの一方は、外歯部を有し、その他方は、内歯部を有する。一方の部品は、フレームに対して回転しないよう固定され、また、他方の部品は、回転しないように固定させるべくベルトリールに接続される。力制限器は、ベルトリールの一側部方向に閉止され、ねじ機構の1つの部品が回転していても、ベルトリールが回転するのを許容する。このことは、両方の部品が相対的に回転することを可能にし、一方の部品がねじピッチに沿って動くようにする。伸び制限器によって許容されたウェブのこの許容された伸びは、二つの部品が互いに回転する数によって規定される。予め規定された最大の許容可能な回転の後、ウェブの更なる伸びは閉止される。このようにして、ベルトリールは、完全に、すなわち、ベルトリールの両側部にて閉止され、力制限器を介してのウェブの更なる伸びはできない。
現在の技術から知られたベルト用リトラクターは、拘束する場合、負荷の大きさに関係なく、伸び制限器が起動されるという欠点があることが判明した。導入される負荷は、伸び制限器がウェブの伸びを制限するというその機能を発揮しなければならない程には大きくないことが多い。力制限器は、伸び制限器によって利用可能とされる距離の一部分の距離があればよい。このことは、伸び制限器のねじ機構は、制限される迄、その関係した4四回転の内の例えば、1回転のみ行っていることを意味する。このことは、伸び制限器の関係した回転が最初のトリガー動作の場合によって部分的に行われているため、最初の場合よりも、明らかに大きい負荷を生ずることになる後の拘束の場合、伸び制限器はより早期に応動することになる。一例において、低負荷の最初の拘束の場合により既に、1回転しているため、予定された4回転ではなくて、3回転だけ行われる。このため、第二のトリガー動作の場合、伸び制限器の制限は、予定されるよりも早期に行われる。
このため、本発明の目的は、拘束の強さの程度に応動して起動される伸び制限器を備えるベルト用のリトラクターを提供することである。
この目的を実現するため、本発明に従い、ベルトリールと、ベルトリールを巻き取り方向に駆動し得るようにされたベルトテンショナーと、起動した状態にて、巻き出し方向へのベルトリールの回転数を制限し得るようにされた伸び制限器とを備え、該伸び制限器は、ベルトテンショナーと連絡し、該伸び制限器は、ベルトテンショーが起動された後にのみ起動させることができる、シートベルト用のベルトリトラクターが提供される。
本発明の基本的な着想は、伸び制限器を起動させるため、ベルトテンショナーの複雑な起動システムの知能が使用されることにある。起動システムがベルトテンショナーのトリガー動作すべきときと検知したとき、搭乗者に対する危険性の可能性が大きい拘束が為さることは十分、確実なことである。このようにして、伸び制限器は、ベルトの伸びを制限するというその機能を発揮しなければならないときにのみ起動され、不必要な起動が防止されることになる。他方、ベルトテンショーを起動すべきではない弱い拘束の場合、伸び制限器もまた、非起動状態のままであることが保証される。
特に好ましい実施の形態に従って、伸び制限器は、停止キャッチ部と、該停止キャッチ部が非起動位置に保持される保持位置と、停止キャッチ部が解放される解放位置との間にて調節可能な保持部材とを含む。このことは、極めて信頼性の高い機械的な起動機構を提供することになる。停止キャッチ部は、安定的であり、さらに、該停止キャッチ部と接続された機構は、例えば、ブレーキを含む伸び制限器の場合よりも小型の構造をしている。
特に、停止キャッチ部に対し非起動位置から係合位置に負荷を加えるばねが提供される。従って、停止キャッチ部は、偏奇され、停止キャッチ部を能動的に駆動する作用は提供されず、これにより、ベルトリトラクター及び伸び制限器の信頼性は、さらに向上する。
伸び制限器は、特に、規制された程度だけ回し可能に配置され、かつ停止キャッチ部が係合し得るようにした制限リングを含む。このように、伸び制限器は、制限リングの最大回転数に制限される。回転数は、伸び制限器により最大限許容されるウェブの所定の巻き出し長さを規定する。制限リングの回転は、停止キャッチ部が制限リング及びその歯部と係合する前には、開始されない。
好ましくは、ベルトテンショナーの起動時に調節されるスイッチ要素が提供されるものとする。ベルトテンショナーを起動させることによってスイッチ要素を調節することは、伸び制限器を起動させる簡単な機械的解決策をもたらすことになる。この点に関して、スイッチ要素の一部分は、停止キャッチ部を解放する保持部材に連結することができる。
特に、スイッチ要素は、ばね負荷式であり、かつ伸び制限器が非起動状態とされる当初位置から伸び制限器が起動される解放位置まで調節することができる。従って、スイッチ要素が偏奇されたとき、スイッチは、能動的に駆動する必要はないため、システムの信頼性は、さらに向上する。スイッチ要素に機械的にばね負荷を加えることは、安全であるばかりか、簡単でもあるシステムを提供することになる。
1つの実施の形態に従い、スイッチ要素は、ベルトリール内にて可動に支持されたピンである。かかるピンは、容易にかつ低廉に製造できるため、ピンとしてのこの形態態は1つの利点である。更に、大型のベルトリール内にて支持することは、スイッチ要素を保護する点にて特に好ましい。更に、ベルトテンショナー及び伸び制限器は、ベルトリトラク
ターの両側部に配置することができ、また、ベルトリールは、ピンによって架橋されるから、該ピンは小型の設計に資することになる。
好ましくは、当初位置において、該ピンは、ベルトテンショナーの力伝達要素上に支持されるものとする。スイッチ要素として機能するピンは、ベルトテンショナーの力導入要素上に直接、配設されるため、このことは、特に有利な点である。このようにして、ベルトテンショナーの起動は、ピンにより直ちに検知することができる。
特に、力伝達要素は、互いに対して回すことのできる力伝達ホイールと、スイッチホイールとを含む。スイッチ要素は、スイッチホイールに隣接している。力伝達ホイールは、力導入要素内に導入された力をベルトリールまで伝達する。従って、力伝達要素は、各々がそれ自体の機能を持つ二つのベース部材により機能的に構成されている。スイッチホイール及び力伝達ホイールは、通常、同期状に回転する。力伝達ホイールに対するスイッチホイールの回転は、ベルトテンショナーを起動させることにより行われる。
スイッチホイールには、凹所が設けられ、スイッチ要素がこれらの凹所の1つに没入することができることが好ましい。スイッチ要素をスイッチホイールの凹所内に没入させることにより、スイッチホイールと力伝達ホイールとの間にて相対的な回転が生じたとき、スイッチ要素は変位する。スイッチ要素を没入させること、及び変位させることにより、伸び制限器は起動させることができる。スイッチホイールと力伝達ホイールとの間にて相対的な回転が生じない限り、スイッチホイールの凹所は、力伝達ホイールによって閉止されている。
特に好ましい実施の形態において、スイッチホイールは、ベルトテンショナーによって負荷が加えられる。このことは、ベルトテンショナーがトリガー動作され、且つスイッチホイールに負荷を加えるときにのみ、スイッチ要素がスイッチホイールの凹所内に没入することを保証する。ベルトテンショナーによって負荷が加わったとき、スイッチホイールは、力伝達ホイールに対して回転し、スイッチ要素が没入することのできる凹所を解放することができる。
更なる実施の形態に従い、力伝達ホイールには、ベルトテンショナーによって負荷が加えられる。このため、この実施の形態において、力伝達ホイールは、伸び制限器のトリガー要素を考慮しなければならない。力伝達ホイールは、ベルトテンショナーと相互作用し、かつ特に、ベルトテンショナーによって負荷が加えられ、このため、力伝達ホイールは、スイッチホイールに対して回転する。このようにして、凹所は解放され、スイッチ要素は、凹所内に入ることができ、スイッチ要素はスイッチ動作を行うようにされる。
更なる実施の形態に従い、ベルトテンショナーは、少なくとも1つのプッシュ要素を含み、該プッシュ要素は、ベルトテンショナーが解放されたとき、調節され、ベルトリールを巻き取り方向に駆動し、また、該スイッチ要素はプッシュ要素によって調節される。このように、伸び制限器を変位させるスイッチ要素は、ベルトテンショナーの1つの要素、この場合、プッシュ要素に機械的に連結される。従って、伸び制限器は、ベルトテンショナーを起動したときにのみ起動され、この起動は、スイッチ要素及びプッシュ要素を介して行われる。従って、該スイッチ要素は、ベルトテンショナーが起動したとき、自動的に変位する。
特に好ましい実施の形態において、該スイッチ要素は、1つのレバーであり、該レバーは、伸び制限器が非起動状態にされる当初位置から伸び制限器が起動される解放位置まで調節することができる。レバー及び起動要素は低コストにて製造することができるから、該スイッチ要素をレバーとして設計することは、特に有利なことである。レバーは、プッシュ要素により簡単な方法にて調節することができる。
好ましくは、該スイッチ要素は、ベルトリトラクターのフレーム上にて支持されるものとする。このようにして、スイッチ要素は、ベルトリトラクターの大型の構造とした部分にて支持され、スイッチ要素は確実に支持され、かつ必要な場合に機能することを保証する。
特に、スイッチ要素は、ベルトリールの中心軸線に対して平行にする伸びる軸線の回りにて回動することができる。このことは、ベルトリトラクターの両側部の構成要素がスイッチ要素により連結されるから、ベルトリトラクターの空間を節約する構造を保証することができる。
特に好ましい実施の形態に従い、ベルトリール上にて回転可能に支持された保持部材が提供され、ここにおいて、該保持部材は、ロック装置により保持位置にて脱着可能に保持されている。この実施の形態によれば、停止キャッチ部を保持する保持部材は、更なる要素、すなわちロック装置を介して保持され、該保持部材は、ベルトリールの回転動作に従動することができる。
好ましくは、保持部材は、ベルトリール上にて回転可能に装着された慣性要素であるものとする。その慣性のため、保持部材は、もはや、ベルトテンショナーによってベルトリールに加えられた加速度よりも小さいベルトリールの特定の加速度からベルトリールの回転動作に従動することはできない。このようにして、ベルトリールの加速度にのみ依存する受動的な保持部材が提供される。
特に、ロック装置は、ロックタブであり、該ロックタブのロック作用は、保持部材とベルトリールとの間にて所定のトルクが作用するとき、解消される。ロックタブは、停止キャッチ部を特定のトルクまでロックする。ベルトリールの特定の回転加速度から、保持部材は、停止キャッチ部を脱着しかつ解放する。このようにして、伸び制限器は、所定の加速度からのみ起動され、この加速度は、ベルトテンショナーによりベルトリールに加えられる加速度よりも小さい。
好ましくは、ロック装置は、保持部材を解放位置に保持することができるものとする。このことは、保持部材は、低加速度にて回転動作する間、脱着されず、したがって、停止キャッチ部が解放位置に留まることを保証する。このように、伸び制限器は、低加速度にて回転動作する間、非励起状態のままである。
更なる実施の形態によれば、ベルトテンショナーの信号によりトリガー動作される停止キャッチ部用の作動片が提供される。このように、作動片、特に、アクチュエータを介して、能動的に起動される伸び制限器が提供される。起動は、同一の信号を使用することが可能であるから、ベルトテンショナーンの起動に応動して行われる。
以下、添付図面に示した異なる実施の形態によって本発明を説明する。
現在の技術の伸び制限器を備えるベルトリトラクターの断面図を示す。 図1からのベルトリトラクターの斜視図を示す。 第一の実施の形態による本発明に従ったベルトリトラクターの斜視図を示す。 ベルトテンショナーを含む、図3からのベルトリトラクターの斜視図を示す。 ベルトリトラクターの伸び制限器の起動機構の幾つかの構成要素の斜視図を示す。 6aは、起動した伸び制限器を備えるベルトリトラクターのテンショナー側を示す。6bは、非起動状態の伸び制限器を備えるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 7aは、起動した伸び制限器を備えるベルトリトラクターのテンショナー側を示す。7bは、起動した伸び制限器を備えるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 8aは、拘束する場合のベルトリトラクターのテンショナー側を示す。8bは、拘束する場合のベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 ベルトリール無しのベルトリトラクターの斜視図を示す。 力伝達要素を備えるベルトリールの斜視図を示す。 図10からのベルトリールの断面図を示す。 伸び制限器のスイッチホイールの斜視図を示す。 ベルトリトラクターの第二の実施の形態による力伝達要素の斜視図を示す。 第三の実施の形態によるベルトリトラクターの斜視図を示す。 ベルトテンショナー無しの図14によるベルトリトラクターの異なる斜視図を示す。 16aは、変位していないスイッチ要素を備える第三の実施の形態によるベルトリトラクターのテンショナー側を示す。16bは、変位したスイッチ要素を備える第三の実施の形態によるベルトリトラクターのテンショナー側を示す。 17aは、第三の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。17bは、第三の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 明確化のため、幾つかの要素は図示しない、伸び制限器が起動した、第三の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 19aは、明確化のため、幾つかの要素は図示しない、第三の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。19bは、明確化のため、幾つかの要素は図示しない、第三の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 20aは、伸び制限器が起動していない、第四の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 20bは、伸び制限器が起動していない、第四の実施の形態によるベルトリトラクターの斜視図を示す。 20cは、伸び制限器が起動した、第四の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。 20dは、伸び制限器が起動した第四の実施の形態によるベルトリトラクターの斜視図を示す。 21aは、伸び制限器が起動していない、第五の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。21bは、伸び制限器が起動した、第五の実施の形態によるベルトリトラクターの伸び制限器側を示す。
現在の技術のベルトリトラクター10を示す、図1及び図2を介して、最初に、ロック機構12と、力制限器14と、伸び制限器16とを備えるベルトリトラクター10の機能について、全体的に説明する。
ベルトリトラクター10は、フレーム18と、図示しないシートベルトのウェブを巻き取ることのできるベルトリール20とを含む。その右側(図1に関して)、ベルトリール20には、ロック機構12の一部であるロック部材22が設けられている。該ロック部材22は、拘束の場合、閉止ラッチ26が係合することのできる止め歯部24を有しており、ベルトリトラクター10のロック機構12を起動させ、かつベルトリール20を一側部にてロックし、ウェブの更なる伸びを防止する。ロック機構12は、車を感知するか又はウェブを感知する仕方にて既知の方法により、トリガー動作させることができる。
ベルトリール20内にて、力制限器14は、その右端部(図1に関して)にてロック部材22と回転しないように固定した仕方にて接続されたトーションロッドの形態にて配置されている。力制限器14の他端は、ベルトリール20と回転しないよう固定されるよう接続されている。このため、ベルトリール20は、力制限器14に作用するトルクが力制限器14の抵抗モーメントよりも大きいとき、ロック機構部材12が起動される間、力制限器14それ自体にて回転させることにより、回転を続けることができる。このため、ロック機構12は、ベルトリール20をベルトリトラクター10の右側にてのみロックし、力制限器14は、減速負荷が大きい場合、ベルトリール20が特定の程度だけ回転するのを許容し、車の搭乗者に作用する力を制限することができる。
ベルトリトラクター10の左側(図1に関して)には、伸び制限器16が配置されている。伸び制限器16の起動機構は、伸び制限器16を起動させる作用を果たすねじ機構38を介して保持部材30と相互作用するねじ付のスイッチ要素38を含む。保持部材30は、当初位置にて、リール20上に支持された停止キャッチ部32を保持している(特に、図2参照)。停止キャッチ部32は、圧縮ばねの形態をしたばね30を介して負荷が加えられるため、解放したとき、停止キャッチ部32は、フレーム12の歯部分の歯部分36内に駆動され、かつベルトリール20の回転を閉止する。このため、伸び制限器16は、起動され、これにより、ベルトリール20は、完全に、すなわちベルトリトラクター10の両側部にてロックされ、また、力制限器14は更なるウェブの伸びを示さない。
現在の技術において、伸び制限器16は、次のようにして起動される。
スイッチ要素28及び保持部材30は、ロック部材22及びベルトリールにそれぞれ固定状態に接続されている。更に、保持部材30は、ねじ又は歯機構38を介してスイッチ要素28と連結され(図1参照)、このため、保持部材30は、ベルトリール20がロック部材22に対して回転する間、矢印Sに沿って動くことができる。スイッチ上に配置された保持部材30を含むスイッチ要素28は、通常の場合、停止キャッチ部32をその当初位置にて保持する。「通常の場合」という語は、閉止ラッチ26が止め歯部24に係合せず、また、停止キャッチ部32がフレーム18の歯部分36に係合しないから、ロック機構部材12は起動されず、ベルトリール20は妨害されずに回転できることを意味する。
ロック機構12が車を感知し又はウェブを感知する仕方にて応動るとき、閉止ラッチ26は、止め歯部24内に駆動され、ロック部材22が回転しないように固定された仕方にて保持されるようにする。このため、ベルトリール20は、一側部にてロックされ、ベルトリール20に作用するトルクが力制限器14により伝達され得るようにされたトルクよりも小さい限り、回転しないよう固定されている。しかし、ウェブに作用する力がこのトルクを上回ったとき、力制限器は従順となり、かつ回転する、すなわち、ベルトリール20がロック部材22に対して回転するようにされる。相対的な回転のため、保持部材30は、ねじ機構38を介して矢印Sの方向に向けてベルトリール20内にねじ込まれ、このため、保持部材30は、停止キャッチ部32から非係合状態とされ、その後に、解放される。次に、停止キャッチ部32は、ばね34のため、軸受点40の回りにて自在動作してフレーム18の歯部分36に入り、これにより、伸び制限器16は、更なるウェブの伸びを防止する。
伸び制限器16により許容される伸び長さは、保持部材30がねじ又は歯機構38のスイッチ要素28に対して回転する程度により規定され、ここにおいて、保持部材30の構造は追加的な役割を果たす。最後に、許容された伸び長さは、保持部材30が停止キャッチ部32から非係合状態とされ、これにより、停止キャッチ部を解放する迄、ねじ及び歯機構38の回転数により規定される。
ロック機構12が起動され、力制限器14が短時間、回るとき、保持部材30は、ねじ部材38に沿ってスイッチ要素28までの距離の一部だけ動く。このため、伸び制限器16は、あらかじめ起動されているが、該制限器は実際に移動可能な距離の一部の距離だけ作用する。拘束する後の場合、伸び制限器16は、ねじ機構38の完全なねじピッチはもはや提供されないため、ウェブの伸びを予定されたよりも早期に防止することになろう。
図1及び図2から明らかであるように、先行技術において、伸び制限器14は、力制限器14が応動するや否や、あらかじめ起動される。このことは、弱い拘束の場合、すなわち、例えば、フェンダーがわずかに曲がったような場合であろう。
ベルトリール20内のねじ機構38の1つの代替例として、内歯及び外ねじ部を有するねじリング及びカウンタリングによりねじ部又は歯機構38を提供することも可能である。かかる実施の形態において、停止キャッチ部32は、保持部材30によって解放された後、ねじリングの内歯内に駆動され、かつねじリングをベルトリール20の回転動作に連結し、ねじリングがその外ねじ部と共に、カウンタリングの内ねじ部内に回転して入るようにする。カウンタリングは、フレーム18上にて固定状態に支持されている。ねじリングが止め部に到達し、ベルトリール20の更なる回転動作が不可能とされる迄、ねじリングをカウンタリング内に回転させることが可能である。このように、図1及び図2からのねじ部又は歯機構38と同様に、ねじリングをカウンタリングに対して回転させることにより、許容されるウェブの最大の伸びは一定となる。
図3には、第一の実施の形態に従った本発明のベルトリトラクター10が示されている。伸び制限器16は、図示しないベルトテンショナーに応動してトリガー動作される起動機構を含む。図1及び図2から既知の構成要素に対して、同一の参照番号を使用し、かつこの点に関して、上記の説明を参照する。
ベルトリトラクター10は、フレーム18と、ベルトリール20とを含む。ベルトリール20の回りにて図示しないウェブが巻き取られ、このウェブは、拘束の場合、車の搭乗者を固定する。伸び制限器10は、ベルトリトラクター10の反対側に配置されているため、この図面にて見ることはできない。
ベルトリトラクター10のこの側部にて、ベルトテンショナー44(図4参照)と相互作用する力伝達要素42が配置されている。該力伝達要素42は、力伝達ホイール48のみならず、スイッチホイール46も含み、スイッチホイール46には、「L」字形の作動要素50が設けられている。スイッチホイール46及び力伝達ホイール48は、互いに対して回転可能であるように軸線上にて支持されているが、通常の場合、これらは、同期状に回転する。「L」字形の作動要素50は、ベルトリール20を巻き取り方向に駆動し得るように、ベルトテンショナー44に対する作動点として機能する。
フレーム18内にて支持されたベルトリール20は、ばね要素52により偏奇され、かつ力伝達要素42に対して負荷が加えられるスイッチ要素28に対する凹所を更に含む。スイッチ要素28は、ベルトリール20内にて可動に支持され、かつベルトテンショナー44により間接的にスイッチ動作され、このため、ベルトリトラクター10の反対側にて伸び制限器16を間接的に起動させる。スイッチ要素28の正確な機能、特に、その変位は、図5から図8を介して詳細に示されている。
図4には、その上に配置されたベルトテンショナー44を含む図3からのベルトリトラクター10が最初に示されている。図示しないガス発生器が一端に配置されており、ベ
ルトテンショナー44を起動したとき、概略図で示したプッシュ要素54に負荷を加え、力伝達要素42、特に、スイッチ要素46の「L」字形の作動要素50に作用して、スイッチ要素28を変位させる。
図5には、スイッチ要素28を変位させ、また、伸び制限器16を起動させるために必要とされる実質的な機能要素が示されている。「L」字形の 作動要素50を有するスイッチホイール46のみならず、力伝達ホイール48を含む力伝達要素42が示されている。更に、スイッチホイール46に設けられた凹所56を見ることができる。スイッチ要素28の変位しない状態に相応する図において、凹所56は、力伝達ホイール48により閉止されている。スイッチ要素28の左端部(図5に関して)にて、解放する位置にてばね34のばね圧力に抗して停止キャッチ部32を保持する保持部材30が配置されている。
通常の場合、すなわち、通常の車の作動の間でかつバックル留め及びバックル解除のため、シートベルトの巻き取り及び巻出しを伴う場合、力伝達手要素42は、相対的に回転せずに、ベルトリール20と共に、同期的に回転する。従って、スイッチホイール46及び力伝達ホイール48と同期的に回転するベルトリールと共に、スイッチ要素28は回転するため、スイッチホイール46におけるスイッチ要素38の位置は同一である。
拘束の場合、ロック機構12がトリガー動作され、車の搭乗者をウェブを介して固定する。拘束の場合の強さに依存して、非常に大きい力が作用し、力制限器14が僅かに回ることが生ずるであろう。ベルトリール20は、起動したロック機構12により固定されたベルトリール20の側部に配置された力制限器14のため、力伝達要素42と比較して僅かに回転する。従って、凹所56は、力伝達ホイール48により閉止されたままであるから、スイッチ要素28は、凹所56の1つに到達するが、該凹所の1つに没入することはない。このため、伸び制限器16は、力制限器14が作用しているにもかかわらず、起動されない。更に、傾斜路58が凹所56に設けられており、スイッチ要素28が凹所56の端縁にて固着しないようにする。
図6から図8には、非常に強い拘束の場合であり、ベルトテンショナー44がトリガー動作され、したがって、スイッチ要素28を変位させる場合が示されている。
図6aには、その上に力伝達要素42が配置されたベルトリトラクター10のベルトテンショナー側が示されている。図示した状況において、ベルトテンショナー44は、トリガー動作されており、また、プッシュ要素54は、ベルトテンショナー44により負荷が加えられ、力伝達要素41に作用し、ベルトリール20が巻き取り方向に回転するようにする。
図6bには、同時に、ベルトリトラクター10内の伸び制限器側が示されている。伸び制限器16は、まだ起動されていないため、停止キャッチ部32は、ばね34の圧力に抗して、解放位置にて保持部材30により保持されている。このため、停止キャッチ部32は、軸受点40の回りにて回動することができず、制限リング62の歯部60から非係合状態にされたままである。
図7aには、図6aからのベルトリトラクター10が後の時点にて示され、プッシュ要素54は、スイッチホイール46の「L」字形の作動要素50に対して負荷を加えており、したがって、スイッチホイール46を力伝達要素48に対して回転させている。スイッチホイール46が力伝達ホイール48に対して回転するため、凹所56は、露出され、スイッチ要素28は、凹所の1つに没入することができよう。これが可能なのは、スイッチ要素28がばね要素52により負荷が加えられ、また、他方にて、ベルトリール20内
にて可動に支持されるからである。このため、スイッチ要素28は、変位した状態に置かれる。更に、プッシュ要素54は、力伝達要素42に負荷を加えるのを続け、ベルトリール20が巻き取り方向Aに回転するようにする。
図7bに図示したベルトリトラクター10の伸び制限器側にて、保持部材30は、等しく、スイッチ要素28の変位により転位し、このため、保持部材50は、停止キャッチ部32を解放する。ばね34のばね圧力のため、停止キャッチ部32は、軸受点40の回りにて回動し、次に、制限リング62の歯部60に係合する。このため、伸び制限器16は、起動される、すなわち、ベルトリール20及び制限リング62は、ベルトリールが巻出し方向Bに向けて回転する間、連結されている。ベルトリールが巻き取り方向Aに向けて回転したとき、ベルトリールは、停止キャッチ部のロックする幾何学的形態及び歯の幾何学的形態のため、制限リングに対して回転可能である。
図8aには、緊張の完了後、ベルトリール20が巻出し方向Bに向けて逆回転し始める状態が示されている。これは、ベルトが緊張された後、車の減速のため、車の搭乗者が力を加え、この力のため、ベルトリール20は、巻出し方向Bに向けて回転することを許容するからである。しかし、ロック機構12が起動されているため、力伝達要素42は回転しないよう固定されたままであり、このため、ベルトリール20は、力制限器14の捩れのため、回ることができる。凹所の1つに没入したスイッチ要素28は、力伝達ホイール48にて示されている。
ベルトリール20を巻き出し方向Bに向けて回すことは、制限リング器62の回転を伴うことが図8bに示されている。ベルトリール20は、巻出し方向Bに向けて回転を続け、停止キャッチ部32がベルトリール20と共に回転し、かつ制限リング62の歯部60内に駆動され、制限リング62をベルトリール20の回転方向に駆動する。ねじ機構64のため、ベルトリール20と共に回転する制限リング62は、ねじ付き要素66に沿って停止キャッチ部までねじ込む。停止キャッチ部に達したとき、ベルトリール20は、更なる回転が阻止され、これにより、ベルトリールは完全に、すなわち、ベルトリトラクター10の両側側にて閉止され、更なるウェブの伸びは不可能となる。
伸び制限器16は、ねじ付き要素66を有する制限リング62のねじ機構64により、その許容されたウェブの最大の伸び長さを決定する。従って、上記ねじ機構64は、ウェブの最大の伸び長さがねじ機構64により規定されるため、現在の技術の歯又はねじ機構38(図1)に相応する。しかし、この実施の形態において、ねじ機構64は、ベルトの第二の側部に配置され、このことは、歯及びねじ機構38がベルトリール20内に配置される図1及び図2の場合と相違する。
図9には、ベルトテンショナー44を含むベルトリトラクター10のフレーム18が示されており、ここにおいて、ベルトリール20及び伸び制限器16は図示されていない。図示しないベルトリール20に沿って伸びるスイッチ要素28は、明確に見ることができる。更に、スイッチ要素28は、スイッチホイール46上にて支持されていることも見ることができる。図示した位置において、スイッチホイール46は、スイッチ要素28が凹所56の1つに没入していないから、ベルトテンショナー44、特に、ベルトテンショナー44のプッシュ要素54により起動されない位置に置かれている。凹所56は、力伝達ホイール48によって閉止されていない。図面から、ベルトテンショナー44のガス発生器用のシート68は、明確に見ることができ、該シートは、ガス発生器により発生された圧力をプッシュ要素54(図示せず)に加えてベルトリール20を巻き取り方向に力伝達要素42まで駆動する力を加える。
図10には、その上に配置された力伝達要素42を含むベルトリール20が示されて
いる。「L」字形の作動要素50を含むスイッチホイール46は、ベルトリール20内の中央に配置されたトーションロッドの形態をした力制限器14と丁度、同様に、明確に明らかである。伸び制限器16を変位させるスイッチ要素28は、同様に明らかであり、かつベルトリール20内にて力制限器14と丁度、同様に伸びている。
図11には、図10からのベルトリール20の断面が示されている。中央に配置された力制限器14を含むベルトリールの構造は、この図面にて明確に見ることができる。図1と同様に、右側部にて、ロック部材22が配置されており、該ロック部材は、回転しないように固定された仕方にて力制限器14に接続されている。左側部にて、力制限器14は、ベルトリール20と回転しないように固定された仕方にて連結されており、このことは、回転しないように固定されたロック部材22を含むロック機構12が起動されたとき、ベルトリール20が力制限器14の捩れを介して回転することを可能にする。
更に、伸び制限器16の起動機構の基本構造は明らかである。保持部材30がベルトリール20の左側部(図11に関して)にて突き出すため、スイッチ要素28は、変位しない。右側部にて、スイッチ要素28は、スイッチホイール46に隣接することが更に明らかである。左側部にて、ベルトリール20にてジャーナルの形態をした停止キャッチ部32の軸受点40を見ることができる。
図12において、力伝達要素42のスイッチホイール46は、別個に示され、凹所56を明確に見ることができる。更に、「L」字形の作動要素50が示されており、該作動要素50にて、ベルトテンショナー44のプッシュ要素54は、スイッチホイール46を力伝達ホイール48に対して回転させて凹所56が露出され、且つスイッチ要素28が変位するようにする。
図13には、第二の実施の形態に従ってベルトリトラクター10用の力伝達要素42が示されており、この場合、力伝達ホイール48は、タービンと同様の構造をしている。この実施の形態において、ベルトテンショナー44は、力伝達ホイール48に直接作用し、ベルトテンショナー44が起動されたとき、力伝達ホイールがスイッチホイール46に対して回転し,したがって、凹所56が露出されるようにする。更なる起動の過程は、第一の実施の形態と同様である。単に、スイッチホイール46に代えて、力伝達ホイール48は、ベルトテンショナー44により負荷が加えられる。
図14には、本発明によるベルトリトラクターの第三の実施の形態が示されており、ここにおいて、前の図面から知られた特徴部分については、同一の参照番号が使用されている。
第一の実施の形態と同様に、このベルトリトラクター10の実施の形態は、フレーム18と、ベルトリール20と、伸び制限器16と、ベルトテンショナー44により負荷が加えられる力伝達要素42とを等しく示す。
更に、スイッチ要素28が提供され、ここにおいて、該スイッチ要素は、この実施の形態において、レバーの形態をしており、伸び制限器16の起動機構が最初の二つの実施の形態と比較して、わずかに相違するようにされる。
スイッチ要素28は、この実施の形態において、力伝達ホイール48のみから成る力伝達要素42と、ベルトテンショナー44との間に配設されている。
ベルトテンショナー44を起動させたとき、プッシュ要素54は、力伝達要素42と相互作用し、ベルトリール20は、巻き取り方向に向けて回転し、ウェブを緊張させ、か
つ車の搭乗者をシートに固定する。このことは、第一の実施の形態と同様に行われる。
しかし、この実施の形態において、プッシュ要素54は、最初に、レバーの形態をしたスイッチ要素28と接触し、これにより、スイッチ要素28は調節される。ベルトテンショナー44を起動させることにより、スイッチ要素28は、非作用位置から作用位置まで動く。
図15には、スイッチ要素28を一層良く示す、異なる斜視図から見た第三の実施の形態によるベルトリトラクター10が示されている。更に、この図において、ベルトテンショナー44は図示されておらず、このため、プッシュ要素54は露出している。図面から、スイッチ要素28は、ベルトリール20に沿って伸び、かつフレーム18上にて支持されていると想定することができる。その結果、プッシュ要素54により負荷が加えられたスイッチ要素28は、ベルトリール20の中心軸線に対して平行に伸びる軸線の回りにて自在動作し、また、伸び制限器16は、反対側にて起動される。
プッシュ要素54によりスイッチ19要素28が自在動作することにより、間接的に、停止キャッチ部32は解放され、これにより、伸び制限器16は起動される。このことは、図17から図19に示されている。
図16aには、第三の実施の形態によるベルトリトラクター10のベルトテンショナー側が示されている。伸び制限器16は、図示した図面にて、起動されず、それは、スイッチ要素28は、プッシュ要素54により未だ自在動作されず、また、変位していないからである。しかし、プッシュ要素54は、ベルトテンショナー44により起動され、かつ自在動作し、このため、スイッチ要素28を変位させ始めようとしている。
図16bにおいて、スイッチ要素28がプッシュ要素54により自在動作されているため、スイッチ要素が変位した状態にてベルトリトラクター10が示されている。スイッチ要素28を自在動作させることにより、伸び制限器16は、図17から図19に示したベルトリトラクター10の伸び制限器側にて起動されている。ベルトテンショナー44により駆動されたプッシュ要素54は、既に、図示した図面にて、力伝達要素42と係合しており、ベルトテンショナー44の緊張機能が実行されるようにする。このため、ベルトリール20は、伸び方向と反対に方向に向けてプッシュ要素54により駆動されて、ベルトを緊張状態にする。
図17から図19において、第三の実施の形態によるベルトリトラクター10の伸び制限器側が示されている。伸び制限器16の起動は、これらの図面を介して示されている。
図17aには、スイッチ要素28の他端が示されており、その端部は、ロックディスク70と相互作用して、伸び制限器16を起動させるフック形状の保持部材30の形態をしている。通常の場合、ロックディスク70は、ベルトリール20と協働するが、ここにおいて、ロックディスク70は、ベルトリール20に対して回転し得るように基本的に配置されている。
ロックディスク70は、カム72を介して停止キャッチ部32上にて作用する。カム72は、停止キャッチ部32上に配置され、かつロックディスク70のスポーク要素77の間にて締め付けられる。このことは、ロックディスク70と停止キャッチ部32とがカム70を介して機械的に接続し、力を停止キャッチ部32まで伝達することができるようにする。停止キャッチ部32は、軸受点40の回りにて自在動作し、制限リング62の歯部60と係合し、かつ伸び制限器16を起動させ得るようにされている。
図示した図面において、スイッチ要素28は、保持部材30がロックディスク70と係合していないため、非変位状態にある。
図17bには、変位した状態にあるスイッチ要素28が示され、図示した状態は、スイッチ要素28を変位させた直後の状態に相応する。保持部材30は、ロックディスク70に隣接して、ロックディスク70を回すことが保持部材30により阻止されるようにする。保持部材30がロックディスク70の更なる回転を止めたとき、ロックディスク70は、その上に配置された停止キャッチ部32を含む回転するベルトリール20に対して回る。このようにして、力は、ロックディスク70のスポーク要素74を介してカム72に作用し、この力は、カム72を強制して停止キャッチ部32に伝達する。停止キャッチ部32は、軸受点40を介してベルトリール20に接続され、また、ベルトリール20は回転するため、トルクが停止キャッチ部32に作用する。このトルクが加わる結果、停止キャッチ部32は、軸受点40の回りにて自在動作し、かつ歯部60内に駆動され、これにより、伸び制限器16は起動されることとなる。図示した図面において、停止キャッチ部32は、歯部60と係合しようとしている。
図18において、停止キャッチ部32は、このときは、制限リング62の歯部60と係合しているため、起動した伸び制限器16が示されている。このため、伸び制限器16は、プッシュ要素54により起動され、それは、プッシュ要素は、スイッチ要素28をベルトリトラクター10のテンショナー側にて調節し、これにより、スイッチ要素28は、ベルトリール20に対して平行な軸線の回りにて回るようにされているからである。このようして、ベルトリトラクターの伸び制限器側にて、保持部材30は、ロックディスク70がベルトリール20と共に更に回転することを阻止している。カム72に伝達されたトルクは、ロックディスク70に作用している。カム72は、停止キャッチ部32と連絡しており、ベルトリール20がその上に配置された停止キャッチ部32と共に回転するため、トルクを停止キャッチ部32に伝達している。停止キャッチ部32に伝達されたトルクにより、停止キャッチ部32は、制限リング62の歯部60に係合しており、それは、停止キャッチ部32は、軸受点40の回りにて回っているからである。従って、伸び制限器16は、ベルトテンショナー44によって起動されている。
図19a及び図19bにて、ベルトリトラクター10の伸び制限器側が示されており、ここにおいて、その上に配置されたカム72を含む停止キャッチ部32を明確に見ることができるように、幾つかの要素は図示されていない。停止キャッチ部32は、図19aにて変位していない状態にあり、また、図19bにて、変位した状態にある。その両図面から、カム72を回すと、停止キャッチ部32は、軸受点の回りにて自在動作し、これにより、停止キャッチ部32は、歯部60に係合することが明らかとなる。このようにして、停止キャッチ部32が制限リング62をベルトリール20の回転に連結し、制限器リングがねじ機構64を介してねじ付き要素66内に回転するようにするから、伸び制限器64は起動される。
図20aにおいて、第四の実施の形態によるベルトリトラクター10の伸び制限器側が示されており、ここにおいて、伸び制限器16の起動機構は、保持部材30と、停止キャッチ部32と、ロック装置76とを含む。ロック装置76は、保持部材30上に配置されており、ここにおいて、保持部材30は、慣性要素の形態をしている。通常の場合、ロックタブであるロック装置76は、保持部材30を停止キャッチ部32上に保持し、かつ停止キャッチ部32を図示しないばね34のばね力に抗して固定する。このようにして、通常の場合、停止キャッチ部32、ロック装置76及び保持部材30は、ベルトリール20の回転に従動することができる。保持部材30は、停止キャッチ部32によりロック装置76から脱着可能に保持され、保持部材30は、ベルトリール20の接触カム78に更
に接触する。このようにして、保持部材30は、ベルトリール20及びその上に配置された停止キャッチ部の動きに連結される。この連結は、保持部材30のジャーナル80を介して行われる(図20b参照)。
図20bにおいて、ベルトリトラクター10の伸び制限器側が斜視図にて図示されている。ジャーナル80を介しての保持部材30の接触カムへの固定は、この図面から明確に推測することができる。ジャーナル80は、接触カム78の傾斜面と相互作用する傾斜面を含む。慣性質量体の形態をした保持部材30がベルトリール20及びその上に配置された接触カム78の回転動作に従動することができるならば、ジャーナル80及び接触カム78は、隣接する領域と面一に係合したままである。
図20c及び図20dにおいて、伸び制限器16が起動した状態にて示されている。保持部材30は、ベルトリール20の強い回転加速度及びその慣性力のため、もはやベルトリール20の回転動作に従動することはできない。停止キャッチ部32は、ロック装置76のロック効果を上回り、かつ制限リング62の歯部60と係合しており、停止キャッチ部32は、歯部60内に導入されている。通常の場合、大きい回転加速度のため、保持部材30、特に、保持部材30のジャーナル86の作用が保持部材30に対して停止キャッチ部作用する接触カム78の作用を上回ることができる。(図20d参照)。保持部材30がその慣性力のため、従動することができないようにされた回転加速度は、ベルトリトラクター10のテンショナー側にて力伝達要素42にベルトテンショナー44によって加えられる。これを支えるため、ジャーナル80は、可撓性材料材にてさらに形成し、ジャーナル80は、特定の回転加速度のとき、規定された仕方にて、接触カム78上を摺動することができるようにすることが可能である。
上述した実施の形態と同様に、ベルトテンショナー44が起動されたとき、プッシュ要素54は、力伝達要素42と相互作用し、ベルトリール20が伸び方向と反対の方向に向けて力伝達要素42を介して回転されるようにする。この機構は、ベルトリール20に大きい回転加速度を加えるため、ベルトテンショナー44を起動したとき、慣性要素の構造とされた保持部材30は、もはや、ベルトリール20の回転動作に従動することができない。従って、保持部材30は、回転するベルトリール及びその上に配置された停止キャッチ部32に対して停止され、停止キャッチ部32が保持部材30上に配置されたロック装置76により解放されるようにする。
停止キャッチ部32には、ばね34により負荷が加えられ、停止キャッチ部32が制限リング62の歯部60と係合し、かつねじ機構64を介して伸び制限器16を起動させる。
従って、伸び制限器16用の起動機構がベルトリトラクター10の一側部にのみ配置され、従って、ベルトリールリトラクター20を架橋するため、スイッチ要素28等を採用する必要がないから、この実施の形態は、本発明によるベルトリトラクター10の極めて小型の実施の形態を構成する。
1つの代替例として、停止キャッチ部32は、ばね34無しにて撓ませることができる。停止キャッチ部32は、その慣性力のため歯部60内に駆動される。ロック装置76から脱着された後、停止キャッチ部32は、ベルトリール20上にて自由に動き得るように軸受点40を介して支持される。ベルトリール20が巻出し方向に向けて回転するため、停止キャッチ部32は、その慣性力のため、ベルトリール20の回転動作に従動することができず、空間内にて相対的に停止している。しかし、軸受点40を介してベルトリール20に締結されるため、軸受点40は、ベルトリール20と共に回転し、停止キャッチ部32は、空間内にて転位し、停止キャッチ部は、制限リング器62の歯部60に係合す
る。このように、ばね34無しの伸び制限器16を起動させる代替的な構造が提供される。
図21a及び図21bには、本発明に従ったベルトリトラクター10の第五の実施の形態が示されている。伸び制限器16は、アクチュエータ84、特に例えば、火工駆動体のような駆動体86により駆動される作動体により能動的に制御され、このため、アクチュエータ84は、伸び制限器16を起動させる。アクチュエータ84は、停止キャッチ部32に作用し、停止キャッチ部32は、制限リング62の歯部60と係合し、かつ伸び制限器16を起動する。従って、駆動体86は、ベルトリトラクター44をトリガー動作させる信号によって制御され、かつトリガー動作される。
この実施の形態において、伸び制限器16のトリガー機構の起動は、センサーにより又は駆動体によりそれぞれ制御されるから、プッシュ要素54を介して伸び制限器16の起動機構をベルトテンショナー機構に機械的に連結する必要はない。しかし、伸び制限器16は、ベルトテンショナー44が起動されたときのみ、駆動体86及びアクチュエータ84によって起動され、それは、その双方の起動のための閾値は、等しく、また、それぞれ双方のトリガー機構は同一の信号により起動されるからである。
従って、本発明によれば、伸び制限器16がその制限機能を全て実行する必要があるほど強い拘束の場合にのみ、伸び制限器16を起動させる、シートベルト用のリトラクターが提供される。例えば、フェンダーが曲がる程度の軽微な衝突が生じた場合、伸び制限器16をトリガー動作させることが避けられる。本発明によれば、伸び制限器16の起動機構は、複雑でかつ知能的な制御機構又は特に、ベルトテンショナー44の制御システムと連結される。以下は、本発明に係る実施の形態である。
[形態1] ベルトリール20と、ベルトリール20を巻き取りに方向に駆動し得るようにされたベルトテンショナー44と、起動状態にて巻出し方向へのベルトリール20の回転数を制限し得るようにされた伸び制限器16であって、ベルトテンショナー44と連絡して、ベルトテンショナー44が起動された後にのみ、伸び制限器16が起動することができるようにした前記伸び制限器16とを備える、シートベルト用リトラクター10。
[形態2] 請求項1に記載のベルトリトラクター10において、
前記伸び制限器16は、停止キャッチ部32と、該停止キャッチ部32が非起動位置にて保持される保持位置と、停止キャッチ部32が解放される解放位置との間にて調節可能である保持部材30とを含むことを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態3] 請求項2に記載のベルトリトラクター10において、
前記停止キャッチ部32を非起動位置から係合位置まで負荷を加えるばね34が設けられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態4] 請求項2又は3に記載のベルトリトラクター10において、
前記伸び制限器16は、制限された程度まで回転可能であり、かつ停止キャッチ部32と係合することのできる制限リング62を含むことを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態5] 請求項1から4の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記ベルトテンショナー44が起動したとき調節されるスイッチ要素28が設けられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態6] 請求項5に記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチ要素28は、ばね負荷式であり、かつ伸び制限器16が非起動状態となる当初位置と、伸び制限器16が起動される解放位置まで調節することができることを特徴とするベルトリトラクター。
[形態7] 請求項5又は6に記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチ要素28は、ベルトリール20内にて可動に支持されたピンであることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態8] 請求項5から7の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
当初位置において、前記スイッチ要素28は、ベルトテンショナー44の力伝達要素44上にて支持されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態9] 請求項5から8の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記力伝達要素42は、互いに対して可動である力伝達ホイール48と、スイッチホイール46とを含むことを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態10] 請求項8に記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチホイール46には、凹所56が設けられ、
前記スイッチ要素28が該凹所56の1つに没入することができるようにしたことを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態11] 請求項9又は10に記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチホイール46には、ベルトテンショナー44により負荷が加えられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態12] 請求項9又は10に記載のベルトリトラクター10において、
前記力伝達ホイール48には、ベルトテンショナー44により負荷が加えられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態13] 請求項5に記載のベルトリトラクター10において、
前記ベルトテンショナー44は、該ベルトテンショナー44のトリガー動作後、ベルトリール20を巻き取り方向に駆動し得るように調節される少なくとも1つのプッシュ要素54を含み、
前記スイッチ要素28は、該プッシュ要素54により調節されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態14] 請求項5、6又は13の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチ要素28は、前記伸び制限器16が非起動状態とされる当初位置から該伸び制限器が起動される解放位置まで調節可能であるレバーであることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態15] 請求項5、6、13又は14の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチ要素28は、ベルトリトラクター10のフレーム18上にて支持されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態16] 請求項5、6、13又は15の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記スイッチ要素28は、ベルトリール20の中心軸線に対して平行に伸びる軸線の回りにて回動することを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態17] 請求項1から4の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記ベルトリール20上にて回転可能に支持された保持部材30が設けられ、該保持部材30は、ロック装置76により保持位置にて脱着可能に保持されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態18] 請求項17に記載のベルトリトラクター10において、
前記保持部材30は、ベルトリール20上にて回転可能に配置された慣性要素であることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態19] 請求項17又は18に記載のベルトリトラクター10において、
前記ロック装置76は、ロックタブであり、
該ロックタブのロック効果は、保持部材30と前記ベルトリール20との間にて所定のトルクが作用したとき、解消されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態20] 請求項17から19の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記ロック装置76は、前記保持部材30を解放位置にて保持し得るようにされることを特徴とする、ベルトリトラクター。
[形態21] 請求項2から4の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
前記ベルトテンショナー44に対するトリガー信号によりトリガー動作される、停止キャッチ部3用の作動体84が設けられることを特徴とする、ベルトリトラクター。

Claims (17)

  1. ベルトリール20と、ロック機構12と、力制限器14と、ベルトリール20を巻き取りに方向に駆動し得るベルトテンショナー44と、前記ロック機構トリガー動作された後、起動状態にて巻出し方向へのベルトリール20の回転数を制限し得る伸び制限器16とを備え、該伸び制限器16は、ベルトテンショナー44と連絡して、ベルトテンショナー44が起動された後にのみ、伸び制限器16が起動することができるようにされ、
    前記ベルトテンショナー44が起動したとき調節されるスイッチ要素28が設けられ、前記スイッチ要素28はピン又はレバーであり、前記ベルトリール20は前記スイッチ要素28により架橋され、
    前記スイッチ要素28は、ばね負荷式であり、かつ伸び制限器16が非起動状態となる当初位置と、伸び制限器16が起動される解放位置まで移動調節することができ、
    前記スイッチ要素28は、前記当初位置において、ベルトテンショナー44の力伝達要素42上にて支持され、
    前記力伝達要素42は、互いに相対的に可動である、力伝達部材48と、該スイッチ要素28が係合可能なスイッチ部材46とを含む、ベルトリトラクター。
  2. 請求項1に記載のベルトリトラクター10において、
    前記伸び制限器16は、停止キャッチ部(stop catch)32と、該停止キャッチ部32が非起動位置にて保持される保持位置と、停止キャッチ部32が解放される解放位置との間にて調節可能である保持部材30とを含むことを特徴とする、ベルトリトラクター。
  3. 請求項2に記載のベルトリトラクター10において、
    前記停止キャッチ部32を非起動位置から係合位置まで負荷を加えるばね34が設けられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  4. 請求項2又は3に記載のベルトリトラクター10において、
    前記伸び制限器16は、制限された程度まで回転可能であり、かつ停止キャッチ部32と係合することのできる制限リング62を含むことを特徴とする、ベルトリトラクター。
  5. 請求項1に記載のベルトリトラクター10において、
    前記スイッチ要素28は、ベルトリール20内にて可動に支持されたピンであることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  6. 請求項1から5の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記力伝達部材48は力伝達ホイール48であり、前記スイッチ部材46はスイッチホイール46であり、
    前記スイッチホイール46には、凹所56が設けられ、
    前記スイッチ要素28が該凹所56の1つに没入係合することができるようにしたことを特徴とする、ベルトリトラクター。
  7. 請求項に記載のベルトリトラクター10において、
    前記スイッチホイール46には、ベルトテンショナー44により負荷が加えられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  8. 請求項に記載のベルトリトラクター10において、
    前記力伝達ホイール48には、ベルトテンショナー44により負荷が加えられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  9. 請求項1に記載のベルトリトラクター10において、
    前記ベルトテンショナー44は、該ベルトテンショナー44のトリガー動作後、ベルトリール20を巻き取り方向に駆動し得るように調節される少なくとも1つのプッシュ要素54を含み、
    前記スイッチ要素28は、該プッシュ要素54により調節されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  10. 請求項1、4及び9の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記スイッチ要素28は、前記伸び制限器16が非起動状態とされる当初位置から該伸び制限器16が起動される解放位置まで移動調節可能であるレバーであることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  11. 請求項1、9及び10の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記スイッチ要素28は、ベルトリトラクター10のフレーム18上にて支持されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  12. 請求項1、8、10及び11の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記スイッチ要素28は、ベルトリール20の中心軸線に対して平行に伸びる軸線の回りにて回動することを特徴とする、ベルトリトラクター。
  13. 請求項1から4の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記ベルトリール20上にて回転可能に支持された保持部材30が設けられ、該保持部材30は、ロック装置76により保持位置にて脱着可能に保持されることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  14. 請求項13に記載のベルトリトラクター10において、
    前記保持部材30は、ベルトリール20上にて回転可能に配置された慣性要素であることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  15. 請求項13又は14に記載のベルトリトラクター10において、
    前記ロック装置76は、ロックタブであり、
    該ロックタブのロック効果は、保持部材30と前記ベルトリール20との間にて所定のトルクが作用したとき、解消される(overcome)ことを特徴とする、ベルトリトラクター。
  16. 請求項13から15の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記ロック装置76は、前記保持部材30を解放位置にて保持し得ることを特徴とする、ベルトリトラクター。
  17. 請求項2から4の何れかに記載のベルトリトラクター10において、
    前記ベルトテンショナー44に対するトリガー信号によりトリガー動作される、停止キャッチ部3用の作動体84が設けられることを特徴とする、ベルトリトラクター。
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