JP6450428B1 - 乗客コンベアおよび乗客コンベア用の油保持装置 - Google Patents

乗客コンベアおよび乗客コンベア用の油保持装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
踏段チェーンに付着した駆動を補助するための油が、踏段チェーンから漏れ落ちることにより汚れを発生させることを軽減する機構を有する、乗客コンベアを提供する。
【解決手段】
乗客コンベアは、踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を保持する油保持装置と、を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、乗客コンベアおよび乗客コンベア用の油保持装置に関するものである。
従来、トラスの内底部にオイルパンを配することにより、踏段及び踏段を駆動するチェーン等の駆動機構から落下する油を、当該オイルパンにて受け止めることが可能であった。
しかし、踏段チェーンの油が往路、帰路側の踏段前輪レールから横梁やマルチパーパスブラケット(MPB)を伝い落下すると、オイルパンの外側に落下してしまい、踏段や外装版を汚してしまうという問題がある。
特開2013−18624号公報 実公昭58−20617号公報
本発明が解決しようとする課題は、踏段チェーンに付着した駆動を補助するための油が、踏段チェーンから漏れ落ちることによる汚れを軽減する機構を有する、乗客コンベアおよび油保持装置を提供することである。
上記課題を解決するため、実施形態の乗客コンベアは、踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を受けて前記油を流す勾配を設けて前記駆動用レールに配置された油受部と、前記油受部が受けた前記油を溜める溜池部と、により前記踏段チェーンから漏れた油を保持する油保持装置と、を具備している。前記油保持装置は、前記駆動用レールに沿って複数設けられており、前記油受部の1の端部は当該油保持装置の前記溜池部と連結され、他端部は上階側に隣接する油保持装置の溜池部よりも鉛直下方に配置されている
上記課題を解決するため、実施形態の乗客コンベアの油保持装置は、踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、を有する乗客コンベアに設けられている。実施形態の乗客コンベアの油保持装置は、前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を受ける油受部と、前記油受部の1の端部と連結され、前記油受部が受けた前記油を溜める溜池部と、を具備し、前記油受け部と前記溜池部とは独立して前記駆動用レールに脱着可能である。
第1の実施形態である乗客コンベアの側面図。 第1の実施形態に係る油保持装置(油受部と溜池部)の配置を示す側面図。 第1の実施形態に係る油保持装置(油受部と溜池部)の配置を示す正面図。 第1の実施形態に係る油保持装置(油受部と溜池部)の斜視図。 第1の実施形態に係る油保持装置(油受部と溜池部)の変形例の斜視図。 第2の実施形態に係る油保持装置(油受部と溜池部)の配置を示す側面図。 第3の実施形態に係る油保持装置およびレール固着部の配置を示す側面図。 第3の実施形態に係る踏段チェーンからオイルパンまでの油の経路を示す側面図。
以下、乗客コンベアおよび油保持装置の実施形態を図面に基づき説明する。
エスカレータ10の構造について、図1に基づいて説明する。図1はエスカレータ10を側面から見た説明図である。
エスカレータ10の枠組みであるトラス12が、建屋1の上階と下階に跨がって支持アングル2,3を用いて支持されている。
トラス12の上端部にある上階側の機械室14内部には、踏段30を走行させる駆動装置18、左右一対の駆動スプロケット24,24、左右一対の手摺りベルトシーブ27,27が設けられている。駆動装置18は、誘導電動機(インダクションモータ)よりなるモータ20と、減速機と、この減速機の出力軸に取り付けられた出力スプロケットと、この出力スプロケットにより駆動する駆動チェーン22と、モータ20の回転を停止させ、かつ、停止状態を保持する電磁ブレーキとを有している。この駆動チェーン22により駆動スプロケット24が回転する。左右一対の駆動スプロケット24,24と左右一対の手摺りベルトシーブ27,27とは、不図示の伝達チェーンによって連結されて回転する。また、上階側の機械室14内部には、モータ20や電磁ブレーキなどを制御する制御部50が設けられている。
トラス12の下端部にある下階側の機械室16内部には、従動スプロケット26が設けられている。上階側の駆動スプロケット24と下階側の従動スプロケット26との間には、左右一対の無端状の踏段チェーン28,28が掛け渡されている。すなわち、左右一対の無端状の踏段チェーン28,28には、複数の踏段30の前輪282が等間隔で取り付けられている。この前輪282はトラス12に固定された不図示の案内レール(後述する踏段前輪レール31)に沿って走行する共に、駆動スプロケット24の外周部にある凹部と従動スプロケット26の外周部にある凹部にそれぞれ係合して上下に反転する。また、後輪302はトラス12に固定された案内レール25を走行する。
踏段チェーン28の前輪282が走行する案内レール(踏段前輪レール31)の側面には、本実施形態に係る油保持装置51(図1において図示せず)が設けられている。油保持装置51は、踏段30が乗客を乗せて走行する往路側の案内レール(踏段前輪レール31)の側面に設けられている。
トラス12の左右両側には、左右一対の欄干36,36が立設されている。この欄干36の上部に手摺りレール39が設けられ、この手摺りレール39に沿って無端状の手摺りベルト38が移動する。欄干36の上階側の正面下部には上階側の正面スカートガード40が設けられ、下階側の正面下部には下階側の正面スカートガード42が設けられ、正面スカートガード40,42から手摺りベルト38の出入口であるインレット部46,48がそれぞれ突出している。
トラス12の内底部には、互いの端部同士をオーバラップさせた複数のオイルパン21が、トラス12の長手方向(踏段30の移動方向)に沿って配置されている。
欄干36の側面下部には、スカートガード44が設けられ、左右一対のスカートガード44,44の間を踏段30が走行する。上下階のスカートガード44の内側面には、操作盤52,56、スピーカ54,58がそれぞれ設けられている。
手摺りベルト38は、上階側のインレット部46から正面スカートガード40内に侵入し、複数の案内ローラからなる案内ローラ群64を介して手摺りベルトシーブ27に掛け渡され、その後、複数の案内ローラからなる案内ローラ群66を介してスカートガード44内を移動し、下階側のインレット部46から正面スカートガード42外に表れる。そして、手摺りベルト38は、手摺りベルトシーブ27が駆動スプロケット24と共に回転することにより踏段30と同期して移動する。また、回転する手摺りベルトシーブ27に走行する手摺りベルト38を押圧するための複数の押圧ローラからなる押圧ローラ群68を有する。
上階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室14の天井面には、上階側の乗降板32が水平に設けられている。下階側の左右一対のスカートガード44,44の乗降口であって、機械室16の天井面には、下階側の乗降板34が水平に設けられている。上階側の乗降板32の先端には櫛歯状のコム60が設けられ、このコム60に踏段30が侵入する。また、下階側の乗降板34の先端にも櫛歯状のコム62が設けられている。
(第1の実施形態)
以下、本実施形態の乗客コンベア用の油保持装置51の構造について、図2〜図4を用いて説明をする。図2は第1の実施形態に係る油保持装置51(溜池部511と油受部512)の配置を示す側面図である。図3は第1の実施形態に係る油保持装置51の配置を示す正面図である。図4は第1の実施形態に係る油保持装置51の斜視図である。
図2に示すように、エスカレータ10内のトラス12内において、踏段チェーン28と踏段前輪レール31とが併設して設けられている。踏段チェーン28は、踏段ローラとリンク281とからなる。踏段ローラは踏段30(図2において図示を省略)の前輪282である。即ち、踏段チェーン28と踏段30とは、踏段ローラたる前輪282により接続されている。踏段30の前輪282は駆動用の車輪であり、踏段チェーン28により踏段30の駆動を行う。
踏段前輪レール31は踏段30の前輪282が走行する駆動用のレールである。踏段前輪レール31はトラス12内のレール支持部90及びトラス12の横梁に取り付けられている。踏段前輪レール31は、レール固着部91により、レール支持部90と固着して取り付けられている。
踏段チェーン28には、踏段30の駆動を補助するための油が付着されている。即ち、エスカレータ10は、踏段ローラ(前輪282)とリンク281とに油を付着させて、踏段30が踏段前輪レール31を走行しやすくしている。
駆動用レールたる踏段前輪レール31において、踏段30が走行する方向が踏段前輪レール31の長手方向となる。図3は踏段前輪レール31を走行する、踏段チェーン28の踏段ローラ(前輪282)とリンク281との位置関係を示している。踏段チェーン28および踏段前輪レール31は左右対をなして構成されている。図3は図2の矢印Aの方向から見た、油保持装置51の配置図であり、踏段30の昇方向における、右側の部分の構成を示している。左側の部分は右側の構成から線対称の構成を有しており、図3では図示を省略している。
図2および図3に示すように、踏段前輪レール31に沿った側面には踏段チェーン28から漏れた油を保持する油保持装置51が設けられている。図3に示すように、油保持装置51は、踏段チェーン28の踏段ローラ(前輪282)よりも外側の部位281aから下方に設けられている。
従来は、踏段チェーン28の外側の部位281aより油が漏れ落ちた場合、当該油が、トラス12の内底部に位置するオイルパン21の外側に落ちてしまい、エスカレータ10を汚す場合があった。本実施形態では、図3に示すように、油保持装置51が踏段チェーン28の外側の部位281aより漏れ落ちた油を受けとる。
図4に示すように、油保持装置51は、溜池部511と油受部512とを有する。油受部512は踏段チェーン28に付着されている油が漏れ落ちた際、当該漏れ落ちた油を受けとめる。油受部512は、踏段チェーン28より漏れ落ちた油を流すために、勾配を設けて踏段前輪レール31に配置されている。油受部512の勾配は上階側から下階側に向かって勾配を有している。このため、油受部512に落ちた油は、勾配に沿って上階側から下階側に流れる。
溜池部511は油受部512が受けた油を溜める部材である。溜池部511は油受部512の下階側に位置し、油受部512を流れた油を溜めることができる。
図2に示すように、油保持装置51は、踏段前輪レール31に沿って複数設けられている。油保持装置51は、一例として、踏段30の1〜2個分の長さを有している。ただし、本実施形態および以下の実施形態において、油保持装置51の長さは特に限定をしない。
図5は第1の実施形態に係る油保持装置51の変形例についての斜視図である。図5(a)は変形例に係る油保持装置51の斜視図であり、図5(b)は変形例に係る油保持装置51の縁部511aの拡大図である。図5(a)(b)示すように、溜池部511の縁部511aは切込部511bを有していても良い。即ち、縁部511aは切込部511bにより異なる高さを有しており、切込部511bは縁部511aの他の部位よりも低い高さをとなる。
溜池部511は、溜池部511に油が溜まり満杯になったときに、縁部511aの低位の箇所、即ち、切込部511bから油を排出することができる。排出された油はレール支持部90などを伝って、トラス12の内底部に位置するオイルパン21に垂れ落ちる。これによりオイルパン21の外側に油が垂れ落ちることを防止することができる。図5(a)では、切込部511bは縁部511aの先端に位置しているが、縁部511aの側面部に設けても良い。
油保持装置51は、踏段前輪レール31に脱着可能に設けられていても良い。油保持装置51の踏段前輪レール31への装着方法は例えば、粘着テープによる装着や、結束テープによる装着、踏段前輪レール31に設けられた治具による装着などがある。ただし、油保持装置51の踏段前輪レール31への装着方法はこれらに限定はされない。これにより、既設の乗客コンベアに油保持装置51を装着することができる。
乗客コンベアの保守員は、溜池部511に油が溜まった場合、油保持装置51を踏段前輪レール31より脱離し、油を捨てることが可能である。また、乗客コンベアの保守員は、溜池部511に油が溜まった場合、雑巾などを溜池部511に浸して、雑巾に油を吸収させることで油を捨てることが可能である。
図4および図5(a)では、油受部512の1の端部が、溜池部511と連結されているが、溜池部511と油受部512とは脱離が可能としても良い。溜池部511と油受部512との脱離が可能の場合、それぞれが独立して踏段前輪レール31に装着することができる。この場合、乗客コンベアの保守員は、油受部512のみを踏段前輪レール31から脱離して、油を捨てることが可能である。
以上により、本実施形態の乗客コンベアおよび油保持装置は、踏段チェーンに付着した駆動を補助するための油が、踏段チェーンから漏れ落ちることにより汚れを発生させることを軽減することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態の乗客コンベアおよび乗客コンベアの油保持装置51の構造について、図6を用いて説明をする。
図6は第2の実施形態に係る油保持装置51(油受部512と溜池部511)の配置を示す側面図である。本実施系形態の乗客コンベアにおいて、油保持装置51は、踏段前輪レール31に沿って複数設けられている。
図6に示すように、踏段前輪レール31に沿った側面には踏段チェーン28から漏れた油を保持する油保持装置51が設けられている。
油受部512は、踏段チェーン28より漏れ落ちた油を流すために、勾配を設けて踏段前輪レール31に配置されている。油受部512の勾配は上階側から下階側に向かって勾配を有している。このため、油受部512に落ちた油は、勾配に沿って上階側から下階側に流れる。
油受部512の1の端部は油保持装置51の溜池部511と連結されており、他端部は上階側に隣接する油保持装置51の溜池部511よりも鉛直下方に配置されている。溜池部511に油が溜まり溜池部511から溢れた場合、溢れた油は鉛直下方に位置する、下階側の油受部512に垂れ落ち、下階側の溜池部511に溜まる。これにより、踏段チェーン28より漏れ落ちた油を、溜池部511に溜めて、エスカレータ10への汚れを防止することができる。
本実施形態の溜池部511は、第1の実施形態の変形例(図5(a)(b))と同様に、縁部511aに切込部511bを有していても良い。溜池部511の縁部511aが切込部511bを有している場合、溜池部511に油が溜まったときに、縁部511aの低位の箇所(切込部511b)から油を排出して、下階側の油保持装置51の油受部512に油を落とすことができる。
第1の実施形態と同様に、油保持装置51は、踏段前輪レール31に脱着可能に設けられていても良い。既設の乗客コンベアに油保持装置51を装着することができる。
第1の実施形態と同様に、乗客コンベアの保守員は、溜池部511に油が溜まった場合、油保持装置51を踏段前輪レール31より脱離し、油を捨てることが可能である。また、乗客コンベアの保守員は、溜池部511に油が溜まった場合、雑巾などを溜池部511に浸して、雑巾に油を吸収させることで油を捨てることが可能である。
以上により、本実施形態の乗客コンベアおよび油保持装置は、踏段チェーンに付着した駆動を補助するための油が、踏段チェーンから漏れ落ちることにより汚れを発生させることを軽減することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態の乗客コンベアの構造について、図7および図8を用いて説明をする。
図7は第3の実施形態に係る油保持装置51およびレール固着部91の配置を示す側面図である。図8は第3の実施形態に係る踏段チェーン28からオイルパン21までの油の経路を示す側面図である。
本実施系形態の乗客コンベアにおいて、油保持装置51は、踏段前輪レール31に沿って複数設けられている。
図7に示すように、踏段前輪レール31に沿った側面には踏段チェーン28から漏れた油を保持する油保持装置51が設けられている。
溜池部511は、踏段前輪レール31とトラス12の縦梁に支持されたレール支持部90とを固着するレール固着部91の上方近傍に設けられている。
レール固着部91の踏段前輪レール31と接する端部は、下階側に向けられている。レール固着部91の当該端部より鉛直下方には、オイルパン21がトラス12の内底部に設置されている。
油受部512は、踏段チェーン28より漏れ落ちた油を流すために、勾配を設けて踏段前輪レール31に配置されている。油受部512の勾配は上階側から下階側に向かって勾配を有している。このため、油受部512に落ちた油は、勾配に沿って上階側から下階側に流れて、溜池部511に流入する。
図8に示すように、油が溜池部511から溢れた場合、溢れた油は鉛直下方に位置するレール固着部91に垂れ落ちる。垂れ落ちた油はレール固着部91を伝って、レール固着部91の先端部から、鉛直下方にあるオイルパン21へ落下する。これにより、エスカレータ10への汚れを防止することができる。
本実施形態の溜池部511は、第1の実施形態の変形例(図5(a)(b))と同様に、縁部511aに切込部511bを有していても良い。溜池部511の縁部511aが切込部511bを有している場合、即ち、縁部511aが異なる高さを有している場合、溜池部511に油が溜まったときに、縁部511aの低位の箇所から油を排出して、レール固着部91に油を落とすことができる。
第1の実施形態と同様に、油保持装置51は、踏段前輪レール31に脱着可能に設けられていても良い。既設の乗客コンベアに油保持装置51を装着することができる。
第1の実施形態と同様に、乗客コンベアの保守員は、溜池部511に油が溜まった場合、油保持装置51を踏段前輪レール31より脱離し、油を捨てることが可能である。また、乗客コンベアの保守員は、溜池部511に油が溜まった場合、雑巾などを溜池部511に浸して、雑巾に油を吸収させることで油を捨てることが可能である。
以上により、本実施形態の乗客コンベアおよび油保持装置は、踏段チェーンに付着した駆動を補助するための油が、踏段チェーンから漏れ落ちることにより汚れを発生させることを軽減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、そのほかの様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…建屋
2,3…支持アンクル
10…エスカレータ
12…トラス
14…機械室
16…機械室
18…駆動装置
20…モータ
21…オイルパン
22…駆動チェーン
24…駆動スプロケット
25…案内レール
26…従動スプロケット
27…手摺りベルトシーブ
28…踏段チェーン
281…リンク
282…踏段ローラ、前輪
30…踏段
302…後輪
31…踏段前輪レール
32…乗降板
34…乗降板
36…欄干
38…手摺りベルト
39…手摺りレール
40,42…正面スカートガード
44…スカートガード
46,48…インレット部
50…制御部
51…油保持装置
511…溜池部
512…油受部
52,56…操作盤
54,58…スピーカ
60,62…櫛歯状のコム
64…案内ローラ群
66…案内ローラ群
68…押圧ローラ群
90…レール支持
91…レール固着部

Claims (9)

  1. 踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、
    前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、
    前記駆動用レールを固定するトラスの内底部に前記トラスの長手方向に沿って配置され、前記踏段チェーンから落下する油を受けるオイルパンと、
    前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を受けて前記油を流す勾配を設けて前記駆動用レールに配置された油受部と、前記油受部の1の端部と連結されて前記油受部が受けた前記油を溜める溜池部とを有し、前記踏段チェーンから漏れた油を保持して前記オイルパンの外側に前記油が垂れ落ちることを防止する油保持装置と、
    を具備する乗客コンベア。
  2. 前記油保持装置は、前記駆動用レールに沿って複数設けられており、
    前記油受部の他端部は上階側に隣接する油保持装置の溜池部よりも鉛直下方に配置されている、
    請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記溜池部の縁部は異なる高さを有し、前記溜池部に前記油が溜まったときに、前記縁部の低位の箇所から前記油を排出する、
    請求項1または請求項2に記載の乗客コンベア。
  4. 踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、
    前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、
    前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を受けて前記油を流す勾配を設けて前記駆動用レールに配置された油受部と、前記油受部が受けた前記油を溜める溜池部と、により前記踏段チェーンから漏れた油を保持する油保持装置と有し、
    前記溜池部の縁部は異なる高さを有し、前記溜池部に前記油が溜まったときに、前記縁部の低位の箇所から前記油を排出する、
    乗客コンベア。
  5. 前記油保持装置は、前記駆動用レールに脱着可能に設けられている、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
  6. 前記溜池部は、前記駆動用レールとトラスの縦梁に支持されたレール支持部とを固着するレール固着部の上方近傍に設けられ、
    前記レール固着部の前記駆動用レールと接する端部は、下階側に向けられており、鉛直下方に前記オイルパンが設置されている、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
  7. 踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、
    前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、
    を有する乗客コンベアにおいて、
    前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を受ける油受部と、
    前記油受部の1の端部と連結され、前記油受部が受けた前記油を溜める溜池部と、
    を具備し、
    前記油受け部と前記溜池部とは独立して前記駆動用レールに脱着可能である、乗客コンベア用の油保持装置。
  8. 踏段の駆動用の車輪が取り付けられ前記踏段の駆動を行い、前記踏段の駆動を補助する油が付着された踏段チェーンと、
    前記踏段の駆動用の車輪が走行する駆動用レールと、
    を有する乗客コンベアに設けられ、
    前記駆動用レールに沿った側面に設けられ、前記踏段チェーンから漏れた油を受ける油受部と、
    前記油受部の1の端部と連結され、前記油受部が受けた前記油を溜める溜池部と、
    を具備し、
    前記溜池部の縁部は異なる高さを有し、前記溜池部に前記油が溜まったときに、前記縁部の低位の箇所から前記油を排出する、
    乗客コンベア用の油保持装置。
  9. 前記駆動用レールとは脱着可能である、請求項8に記載の乗客コンベア用の油保持装置。
JP2017161618A 2017-08-24 2017-08-24 乗客コンベアおよび乗客コンベア用の油保持装置 Expired - Fee Related JP6450428B1 (ja)

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