JP6449292B2 - 試料回収デバイス - Google Patents

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Description

(関連出願への相互参照)
本出願は、2013年8月23日に出願された米国仮特許出願番号第61/869,141号、すべてが2013年11月4日に出願された米国仮特許出願番号第61/899,353号、同第61/899,357号、同第61/899,361号および同第61/899,365号、ならびに2014年3月6日に出願された米国仮特許出願番号第61/948,836号に基づく利益および優先権を主張している。上記で識別された出願の各々の全体の内容は、本明細書によって参考として援用される。
(技術分野)
本開示は、試料回収デバイスに関する。より具体的には、本開示は、離脱可能なパウチ、パウチの離脱を容易にする構造、および/またはパウチの不注意な離脱を防止する構造を含む試料回収デバイスに関する。
(関連技術の背景)
腹腔鏡および内視鏡下の外科的手順は、最小侵襲性手順であり、そこでは、手術は、例えば、身体の自然な通路によって画定される開口部、組織貫通器具(例えば、トロカール)によって作り出された開口部等の小入口またはアクセス開口部を通して身体内に挿入された細長い器具によって、体内で行われる。
最小侵襲性処置は、多くの場合、例えば、腎摘出、胆嚢摘出、十二指腸切除、回腸切除、空腸切除、および他のそのような手順によって、身体の組織または器官を身体の内部から部分的または完全に除去するために用いられる。そのような手順の間、患部組織または器官は、皮膚内のアクセス開口部を介して、もしくはカニューレを通して除去されなければならないのが一般的である。様々な種類の回収デバイスが、これらの処置を容易にするものとして当該分野で公知である。
従来の回収デバイスは、典型的には、パウチまたは他の好適な閉じ込めデバイスを遠位シャフトから展開するように操作可能な近位端のハンドルを含む細長いアプリケータを含む。パウチは、目打ちされ得、目打ちに沿って支持部材に着脱可能に連結され得る。パウチ上の目打ちの結果、パウチは、目打ちに沿って引き裂くことにより、支持部材から離脱され得る。
パウチは、典型的には、回収デバイスの梱包および出荷の間に、折り畳まれ、もしくは巻かれて外側シャフト内に格納される。しかしながら、このように折り畳まれた、もしくは巻かれた状態でパウチを出荷すると、望ましくない記憶された折り皺がその上に形成される結果となり得、それにより、パウチがアプリケータから展開されるとき、臨床専門家がパウチを開くことをより困難にし得る。
1つまたはそれを上回るデバイスまたは構成要素、例えば、ストリッパプレートは、除去を容易にするように、パウチをばねから分離するために利用され得る。典型的には、パウチが遠位シャフトからいったん展開され、試料を捕捉するように回収デバイスが操縦されると、支持部材からのパウチからの解放は、ストリッパプレートによって容易にされ得る。理解され得るように、ばねからパウチが不注意に離脱する危険性を低減するため、ストリッパプレートを後退した配向で出荷することは有利である。したがって、パウチを展開位置にし、ストリッパプレート14を後退位置にした状態で梱包および出荷され得る回収デバイスを提供する必要性がある。加えて、回収デバイスの出荷の間および初期取扱いの間に、後退位置からのストリッパプレートの不注意な展開を防止する構造を含む回収デバイスの必要性がある。
本開示の1つの側面は、筺体と、筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置された内側シャフトとを含む、試料回収デバイスを対象とする。保持部材は、内側シャフトの遠位端上に移動可能に支持され、パウチは、内側シャフトの遠位端上に支持される。保持部材は、内側シャフトの遠位端からのパウチの分離を防止する第1の位置から、内側シャフトからのパウチの分離を可能にする第2の位置まで、内側シャフトに対して移動可能に支持される。
いくつかの実施形態では、内側シャフトの遠位端は、少なくとも1つの突起を含み、パウチは、少なくとも1つの開口部を画定する。内側シャフトの少なくとも1つの突起は、パウチを内側シャフトの遠位端上に支持するように、パウチの少なくとも1つの開口部内に受容される。
実施形態では、保持部材は、少なくとも1つの突起からのパウチの分離を防止するため、少なくとも1つの突起に係合するように構成される。
特定の実施形態では、少なくとも1つの突起のそれぞれが穴を画定し、保持部材は、少なくとも1つの突起上にパウチを保持するため、穴を通して延在するように構成される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの突起は、2つの突起を含み、少なくとも1つの開口部は、2つの開口部を含む。
実施形態では、保持部材は、2つの突起のうちの1つの中の開口部を通して延在するように構成された第1の部分と、もう一方の突起内の開口部を通して延在するように構成された第2の部分とを有する、二股部材を含む。
特定の実施形態では、スレッドが少なくとも1つの連結デバイスを介して保持部材に動作可能に連結され、スレッドは、内側シャフト上で保持部材の近位に移動可能に支持される。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの連結デバイスは、保持部材の近位端に連結された遠位端と、スレッドの遠位端に連結された近位端とを有する、ワイヤである。
実施形態では、筺体は、ストップ部材を画定し、スレッドは、内側シャフトが完全後退位置にあるときにストップ部材に係合する位置に置かれた弾性フィンガ部分を含み、完全後退位置から伸展位置に向けた内側シャフトの遠位への移動と同時に、内側シャフトが最初にスレッドおよび保持部材から独立して移動するようにし、保持部材を内側シャフトの少なくとも1つの突起から脱係合するようにする。
特定の実施形態では、スレッドは、内側シャフト上に画定されるノッチ内に移動可能に支持される。ノッチは、内側シャフトの頂部壁部分に沿って延在してもよい。
いくつかの実施形態では、内側シャフトは、弾性フィンガ部分を筺体のストップ部材から脱係合するために、内側シャフトが完全後退位置から伸展位置に向かって外側シャフトに対して遠位に動かされるとき、スレッドの弾性フィンガ部分を下向きに押し付けるように構成された壁部分を含む。
実施形態では、ストップ部材が、筺体の内壁に沿って画定される。
いくつかの実施形態では、カバープレートが、内側シャフトの遠位端に隣接して動作可能に配置され、保持部材を内側シャフトに固着させるように構成される。
本開示の別の側面は、筺体と、筺体から遠位に延在し長手方向の穴を画定する外側シャフトと、少なくとも1つのタブを含むパウチと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、その遠位端においてパウチを着脱可能に支持する内側シャフトとを含む、試料回収デバイスを対象とする。内側シャフトは、パウチの少なくとも1つの近位タブを着脱可能に係合するように構成された少なくとも1つの突起を含んでもよい。スレッドおよび保持部材は、内側シャフト上を摺動するように配置され、保持部材は、パウチを内側シャフトに固着するため、内側シャフトの少なくとも1つの突起に係合するように構成される。保持部材にスレッドを連結するため、少なくとも1つの連結部材が設けられる。ストップ部材は、筺体上に支持され、内側シャフトが完全後退位置にあるとき、スレッドの遠位の位置にこれと整列して置かれ、完全後退位置から伸展位置に向かう内側シャフトの外側シャフトに対する遠位並進は、スレッドが筺体のストップ部材と係合するようにし、内側シャフトがスレッドおよび保持部材から独立して遠位に移動するようにし、内側シャフトの少なくとも1つの突起からの保持部材の脱係合をもたらすようにして、内側シャフトからのパウチの解放を容易にする。
実施形態では、スレッドは、内側シャフトが完全後退位置から伸展位置に向かって外側シャフトに対して遠位に移動させられたとき、筺体のストップ部材に係合するように構成された弾性フィンガ部分を含む。
特定の実施形態では、スレッドは、内側シャフト上に画定されるノッチ内に摺動可能に受容される。内側シャフトの頂部壁部分は、内側シャフトが、弾性フィンガをストップ部材から脱係合するように外側シャフトに対して遠位に移動させられるとき、スレッドの弾性フィンガを下向きに押し付けるように構成され得る。
いくつかの実施形態では、ストップ部材は、筺体の内壁に沿って画定される。
実施形態では、少なくとも1つの突起は、パウチを内側シャフトに着脱可能に固着するため、保持部材の遠位端を受容するように構成された穴を画定し、保持部材に対する内側シャフトの遠位移動が、少なくとも1つの突起の穴から保持部材を脱係合する。
特定の実施形態では、少なくとも1つの突起のそれぞれは、内側シャフトからのパウチの分離を容易にする近位面取りを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し、長手方向の穴および長手方向の軸を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置された内側シャフトと、内側シャフトの遠位端から延在する支持機構と、内側シャフトの遠位端で支持機構上に支持されたパウチと、外側シャフトの遠位端内に支持されたストリッパプレートとを含む。ストリッパプレートは、支持機構を受容するように構成された第1の開口を画定し、外側シャフトの遠位端内に配置された後退位置から展開位置への内側シャフトの遠位移動に応答して可動であり、ストリッパプレートは、外側シャフトの外側に配置される。ストリッパプレートが展開形態にあるとき、内側シャフトの外側シャフトに対する近位移動は、ストリッパプレートが外側シャフトの遠位端に係合するようにし、パウチがストリッパプレートの前端部に係合するようにして、内側シャフトのさらなる近位移動が、内側シャフトの支持機構からのパウチの分離を引き起こすようにする。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、主軸および副軸を画定する略長円の形態を有する。ストリッパプレートは、外側シャフトの長手方向の軸に対する第1の角度を画定するように、後退位置にある外側シャフトの遠位端内に配向され、外側シャフトの長手方向の軸に対する第2の角度を画定するように、展開位置にある外側シャフトの外側に置かれる。
実施形態では、副軸の幅は、外側シャフトの内径を下回り、主軸の幅は、外側シャフトの内径を上回る。
特定の実施形態では、ストリッパプレートは、第2の開口を含み、ストリッパプレートの第1の開口は、略円周の形状を有し、支持機構を受容するように構成され、第2の開口は、略三角の形状を有し、試料回収デバイスのシンチを受容するように構成される。
いくつかの実施形態では、第2の開口は、第1の上部分、第2の上部分、および下部分によってさらに画定される。第1および第2の上部分のそれぞれは、略円周の壁によって画定され、下部分は、略凹面の壁によって画定される。
実施形態では、第1および第2の対向するチャネルが、第1および第2の上部分のそれぞれと下部分との間に設けられ、第1および第2の上部分は、試料回収デバイスのシンチの部分を受容するように構成される。実施形態では、第1および第2の上部分は、シンチが第1および第2の部分を通して引かれる際、その上にドラグ力を働かせるように、シンチと比例したサイズにされる。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの前端部は、略平面の構成を含む。
特定の実施形態では、ストリッパプレートは、後端部とストリッパプレートの前端部に対して25度〜45度の範囲の角度を画定する傾斜した周壁とを含む。後退位置において、ストリッパプレートの第1の角度は、1度〜75度の範囲にあってもよい。展開位置において、ストリッパプレートの第2の角度は、約76度〜約90度の範囲にあってもよい。
実施形態では、くさび部材が、内側シャフトの近位端に着脱可能に連結され、ストリッパプレートが展開位置に移動されることを防止するために、完全伸展位置への外側シャフトに対する内側シャフトの遠位移動を防止するように構成される。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの少なくとも1つの開口は、第1および第2の開口によってさらに画定され、ストリッパプレートの第1の開口は、略円周の形状を有し、支持機構を受容するように構成され、第2の開口は、略三角の形状を有し、試料回収デバイスのシンチを受容するように構成される。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し、長手方向の穴および長手方向の軸を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置された内側シャフトと、パウチと、支持機構上に支持されたパウチおよびストリッパプレートを着脱可能に支持するように構成された、内側シャフトの遠位端に固着された支持機構とを含む。ストリッパプレートは、試料回収デバイスの支持機構およびシンチをそれぞれ受容するように構成された第1および第2の開口を有する。ストリッパプレートは、外側シャフト内に配置され、長手方向の軸に対して第1の角度で配向された後退位置から、外側シャフトの外部に配置され、長手方向の軸に対して第2の角度で配向された展開位置まで可動である。ストリッパプレートが展開位置にあるとき、内側シャフトの外側シャフトに対する近位移動は、ストリッパプレートの後端部が外側シャフトの遠位端に接触するようにし、パウチがストリッパプレートの前端部に係合するようにして、伸展位置から後退位置に向かう内側シャフトの外側シャフトに対するさらなる近位移動が、パウチを内側シャフトの支持機構から切り離すようにする。
実施形態では、ストリッパプレートは、主軸および副軸を画定する略長円の形態を含む。副軸の幅は、外側シャフトの内径を下回り、主軸の幅は、外側シャフトの内径を上回る。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの第1の開口は、略円周の形状を有し、支持機構を受容するように構成され、第2の開口は、略三角の形状を有し、試料回収デバイスのシンチを受容するように構成される。
いくつかの実施形態では、第2の開口は、第1の上部分、第2の上部分、および下部分によってさらに画定される。第1および第2の上部分のそれぞれは、略円周の壁によって画定され、下部分は、略凹面の下部壁によって画定される。
特定の実施形態では、第1および第2の対向するチャネルが、第1および第2の上部分のそれぞれと下部分との間に設けられる。
実施形態では、第1および第2の上部分は、シンチが第1または第2の部分を通して引かれる際、シンチ上にドラグ力を働かせるように、シンチと比例したサイズにされる。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの前端部は、略平面の形態を有する。
特定の実施形態では、ストリッパプレートは、ストリッパプレートの前端部に対して25度〜45度の範囲の角度で傾斜する、略長円形に形作られた周壁を含む。
実施形態では、後退位置において、ストリッパプレートの第1の角度は、1度〜75度の範囲にあり、展開位置において、ストリッパプレートの第2の角度は、76度〜90度の範囲にある。
いくつかの実施形態では、くさび部材が、内側シャフトの近位端に隣接する内部シャフトに着脱可能に連結され、ストリッパシャフトが展開位置に移動されることを防止するために、内側シャフトの外側シャフトに対する完全伸展位置への遠位移動を防止するように構成される。
実施形態では、ストリッパプレートの第1の開口は、略円周の形状を有し、支持機構を受容するように構成され、第2の開口は、略三角の形状を有し、試料回収デバイスのシンチを受容するように構成される。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、長手方向の穴および長手方向の軸を画定し閉塞部材を含む外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置され、近位および遠位の開口を画定する内側シャフトと、内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、支持機構上に着脱可能に支持されたパウチと、内側シャフトの近位端に係合するように構成された駆動デバイスとを含む。駆動デバイスは、駆動デバイスを内側シャフトに固着するため、内側シャフトの近位および遠位開口の1つの内部に受容されるように構成された、内側に延在する少なくとも1つの突起を含む。内側シャフトの部分的後退位置では、駆動デバイスの、内側に延在する少なくとも1つの突起は、内側シャフトの遠位開口内に置かれ、第1の位置にある内側シャフトに駆動デバイスを着脱可能に固着するようにし、外側シャフトに対する部分的後退位置から完全後退位置に向かう内側シャフトの近位移動が、外側シャフトの閉塞部材を内側シャフトの遠位開口内に移動させ、駆動デバイスの少なくとも1つの突起を内側シャフトの遠位開口から動かして、内側シャフトから駆動デバイスを脱係合するようにする。遠位開口からの少なくとも1つの突起の脱係合の際に、駆動デバイスは、第2の位置にある内側シャフトに駆動デバイスを再固着するため駆動デバイスの少なくとも1つの突起が内側シャフトの近位開口内に受容される位置に、内側シャフトから独立して近位に移動可能である。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの突起は、駆動デバイスの弾性アーム上に支持される。
特定の実施形態では、内側シャフトは、遠位開口と連通する少なくとも1つの溝をさらに含む。
実施形態では、少なくとも1つの溝は、内側シャフトの部分的後退位置から完全後退位置に内側シャフトが外側シャフトに対して近位に移動されるとき、筺体の少なくとも1つの閉塞部材を受容するように構成される。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、内側シャフトの部分的後退位置にある外側シャフト内の支持機構に隣接して支持され、ストリッパプレートは、内側シャフトの完全伸展位置への移動に応答して、展開位置に移動させられる。
実施形態では、閉塞部材は、外側シャフトの内壁上に置かれる。
いくつかの実施形態では、近位および遠位の開口は、一対の近位開口と一対の遠位開口とによってさらに画定され、筺体の少なくとも1つの閉塞部材は、一対の閉塞部材によってさらに画定され、駆動デバイスの少なくとも1つの突起は、一対の突起によってさらに画定される。
いくつかの実施形態では、外側シャフトは、筺体部分と外側シャフト部分とを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、長手方向の穴を画定し、内部に延在する閉塞部材を有する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、内側シャフトに沿って画定された近位および遠位の開口を含む内側シャフトと、試料回収デバイスのパウチを着脱可能に支持するように構成された内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、内側シャフトに向かって延在する少なくとも1つの突起を含む駆動デバイスとを含む。少なくとも1つの突起は、2つの異なる位置において駆動デバイスを内側シャフトに着脱可能に固着するため、近位および遠位開口の1つ内に受容されるように構成される。少なくとも1つの閉塞部材は、内側シャフトの遠位開口と整列させられ、少なくとも1つの突起が遠位開口内に受容されるとき、内側シャフトの外側シャフトに対する近位移動が、少なくとも1つの閉塞部材を少なくとも1つの突起との係合に動かすようにし、駆動デバイスの少なくとも1つの突起を内側シャフトの遠位開口の内部からカム係合するようにして、駆動デバイスを内側シャフトから脱係合するようにする。後に続く内側および外側シャフトに対する駆動デバイスの近位移動は、少なくとも1つの突起が内側シャフトの近位開口内に移動するようし、さらに筺体の近位の位置で内側シャフトに駆動デバイスを再固着させる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの突起は、駆動デバイスの弾性アーム上に支持される。
実施形態では、内側シャフトは、遠位開口と連通する少なくとも1つの溝をさらに含む。少なくとも1つの溝は、内側シャフトが外側シャフトに対して遠位に動かされたとき、外側シャフトの少なくとも1つの閉塞部材を受容するように構成される。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、外側シャフト内の内側シャフトの遠位端に隣接して支持される。
特定の実施形態では、閉塞部材は、外側シャフトの長手方向の穴を画定する内壁上に置かれる。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの近位および遠位の開口は、一対の近位開口および一対の遠位開口によってさらに画定され、筺体の少なくとも1つの閉塞部材は、一対の閉塞部材によってさらに画定され、駆動デバイスの少なくとも1つの突起は、一対の突起によってさらに画定される。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置された内側シャフトと、内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、支持機構上に着脱可能に支持され、開口部を画定するパウチと、内側シャフトの近位端に着脱可能に連結された駆動デバイスとを含む。駆動デバイスは、内側シャフト上に置かれた対応する機械的インターフェースに選択的に係合するように構成された機械的インターフェースを有する枢支解放機構を含み、駆動デバイスを内側シャフトに係止形態で着脱可能に固着する。解放機構は、駆動デバイスが外側シャフトに対して内側シャフトを動かすように操作可能な係止形態から、駆動デバイスが内側シャフトから分離される係止解除形態まで可動である。シンチは、駆動デバイスに固着された近位端とパウチの開口部の周囲に延在する遠位端とを有する。係止解除形態では、駆動デバイスは、パウチの開口部を閉じるため、シンチを後退させるように内側シャフトに対して可動である。
実施形態では、解放機構上の機械的インターフェースは、戻り止めの形であり、内側シャフト上の機械的インターフェースは、窪みの形である。
いくつかの実施形態では、解放機構は、駆動デバイスの上面上に配置され、解放機構の少なくとも1つの機械的インターフェースを内側シャフト上の少なくとも1つの機械的インターフェースから脱係合するように押下可能である。
特定の実施形態では、解放機構は、駆動デバイスにオーバーモールドされる。
いくつかの実施形態では、解放機構は、一体ヒンジを介して駆動デバイスに枢支連結される。
実施形態では、シンチは、駆動デバイスの遠位端に動作可能に連結される。
特定の実施形態では、解放機構は、係止形態に向かって付勢される。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在し、長手方向の穴および長手方向の軸を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置された内側シャフトと、内側シャフトの遠位端上に支持された支持機構と、支持機構によって内側シャフトの遠位端に隣接して支持されたパウチと、内側シャフトに着脱可能に連結された駆動デバイスとを含む。駆動デバイスは、それに枢支連結された解放機構を含む。解放機構は、内側シャフト上に置かれた対応する機械的インターフェースに選択的に係合するように構成された少なくとも1つの機械的インターフェースを含み、駆動デバイスを内側シャフトに固着する。解放機構は、駆動デバイスが内側シャフトに固着され、駆動デバイスの移動が内側シャフトの対応する移動を引き起こす係止形態から係止解除形態まで旋回する。シンチは、駆動デバイスに固着された近位端と、パウチ内の開口部の周囲に延在する遠位端とを有する。解放機構の係止解除形態では、駆動デバイスは、パウチの開口部を締めるための駆動デバイスの内側シャフトに対する移動を可能にするように内側シャフトから分離可能である。
いくつかの実施形態では、解放機構上の機械的インターフェースは、戻り止めの形であり、内側シャフト上の機械的インターフェースは、窪みの形である。
いくつかの実施形態では、解放機構は、駆動デバイスの上面上に配置され、解放機構の少なくとも1つの機械的インターフェースを内側シャフト上の少なくとも1つの機械的インターフェースから脱係合するように押下可能である。
実施形態では、解放機構は、駆動デバイスにオーバーモールドされる。
いくつかの実施形態では、解放機構は、一体ヒンジを介して駆動デバイスに枢支連結される。
特定の実施形態では、シンチは、駆動デバイスの遠位端に動作可能に連結される。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置されハンドルを含む内側シャフトとを含む。内側シャフトは、完全後退位置とハンドルが筺体と隣接する位置に置かれた完全伸展位置との間で可動である。パウチは、内側シャフトの遠位端で着脱可能に支持される。ロックアウトデバイスは、筺体上に支持され、係止位置から係止解除位置まで可動である。係止位置では、ロックアウトデバイスは、内側シャフトの完全伸展位置への移動を防止する位置に置かれ、係止解除位置では、ロックアウトデバイスは、内側シャフトの完全伸展位置への移動を可能にする位置に置かれる。
いくつかの実施形態では、ロックアウトデバイスは、枢支ピンを介して筺体に枢支連結される。
実施形態では、ロックアウトデバイスは、内側シャフトのハンドルの遠位端に係合するように構成された後端部を伴う略細長い形態を有する。
特定の実施形態では、ロックアウトデバイスは、筺体内に画定されたノッチ内に着座する。
いくつかの実施形態では、ノッチは、ロックアウトデバイスの少なくとも一部分に接触し、ロックアウトデバイスを係止形態に保持するように構成された少なくとも1つの壁によって画定される。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置された内側シャフトと、内側シャフトの遠位端上に支持された支持機構と、支持機構によって支持されたパウチと、内側シャフトの近位端に動作可能に連結された駆動デバイスと、筺体上に枢支されたロックアウトデバイスとを含む。ロックアウトデバイスは、筺体の近位端と駆動デバイスとの間の係合を防止する係止形態から、筺体の近位端と駆動デバイスとの間の係合を可能にする係止解除形態まで可動である。
実施形態では、ロックアウトデバイスは、枢支ピンを介して筺体に枢支連結される。
いくつかの実施形態では、ロックアウトデバイスは、駆動デバイスの遠位端に係合するように構成された後端部を伴う、略細長い形態を有する。
特定の実施形態では、ロックアウトデバイスは、筺体内に画定されたノッチ内に着座する。ノッチは、ロックアウトデバイスの少なくとも一部分に接触し、ロックアウトデバイスを係止形態に保持するように構成された少なくとも1つの壁によって画定され得る。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置された内側シャフトと、内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、支持機構によって支持された試料パウチと、長手方向に離間された内側シャフト上の第1および第2のインターフェースと、筺体に枢支連結され第1の位置から可動のカムロックとを含み、カムロックは、筺体に対する内側シャフトの伸展位置、すなわち、第2の位置への遠位並進を防止するため、内側シャフトの第1のインターフェースに係合する位置に置かれ、カムロックは、試料パウチの展開を容易にするため、内側シャフトの伸展位置への筺体に対する遠位並進を可能にする位置に置かれ、部分的後退位置から完全後退位置への、内側シャフトの外側シャフト内における近位並進が、内側シャフトの第2のインターフェースに係合するようにし、カムロックを第2の位置に移動させるようにする。
いくつかの実施形態では、カムロックは、筺体に連結された枢支部材の周りを第1の位置から第2の位置まで回転可能である。
実施形態では、カムロックは、枢支孔を画定し、枢支部材は、カムロックを筺体に枢支連結するように枢支孔内に受容される。枢支孔および枢支部材の少なくとも1つは、枢支軸に対するカムロックの回転が、枢支軸をカムロックと摩擦によって係合するようにし、カムロックを第2の位置に係止するように形作られる。
実施形態では、カムロックは、第1および第2の部分を含み、カムロックの第1の位置で、第1の部分は、筺体に対する内側シャフトの伸展位置への遠位並進を防止するため、内側シャフトの第1のインターフェースと協働する位置に置かれ、内側シャフトの部分的後退位置から完全後退位置への近位並進の際に、カムロックを第2の位置に回転させ、それに続く筺体に対する内側シャフトの遠位並進を可能にするため、第2のインターフェースと協働する位置に置かれる。
いくつかの実施形態では、カムロックの第2の部分は、カムロックを第2の位置に係止する位置に置かれ、そうするように構成される。
特定の実施形態では、カムロックの第2の部分は、第1の平面に対してオフセットして配置され、第2の位置から離れる方向への第1の位置からのカムロックの回転を防止するために内側シャフトの側部に係合し、内側シャフトの遠位並進を防止するように構成される。
実施形態では、カムロックの第1の部分は、カムロックの第2の部分と異なる寸法を有する。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、それを通して延在する長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトと、内側シャフトの遠位端で試料パウチを着脱可能に支持するように構成された支持機構と、内側シャフト上に配置された第1のインターフェースと、筺体に枢支連結され第1の位置から可動のカムロックとを含み、カムロックは、筺体に対する内側シャフトの第2の位置への遠位並進を防止し、カムロックは、試料パウチの展開を容易にするため、筺体に対する内側シャフトの遠位並進を可能にする。カムロックは、第1および第2の部分を含む。第1の部分は、後に続く、内側シャフトの筺体に対する遠位並進を可能にするために、内側シャフトの近位並進の際にカムロックを第2の位置に回転させるように、第1のインターフェースと協働し、カムロックの第2の部分は、カムロックが第1の位置内に配置されるとき、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止するように内側シャフトの側部と協働する。
いくつかの実施形態では、第2のインターフェースは、第1のインターフェースの近位で内側シャフト上に配置される。カムロックの第1の部分は、カムロックが第1の位置にあるとき、内側シャフトの遠位並進を防止するように第2のインターフェースと協働する。
実施形態では、カムロックの第1の部分は、第1の平面内に配置され、内側シャフトの頂部上に置かれた第1および第2のインターフェースと協働するように構成され、第2の部分は、第1の平面に対してオフセットされ、内側シャフトの側部と協働するように構成される。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置され、チャネルを画定する内側シャフトと、内側シャフトの遠位端上に支持された支持機構と、内側シャフトの遠位端で支持される試料パウチと、内側シャフトのチャネルの近位端および遠位端のそれぞれに配置された第1および第2のインターフェースと、筺体に枢支連結され、第1の位置から可動のカムロックとを含み、カムロックは、筺体に対する内側シャフトの第2の位置への遠位並進を防止する位置に置かれ、カムロックは、試料パウチの展開を容易にするため、内側シャフトの筺体に対する遠位並進を可能にする位置に置かれる。カムロックは、第1および第2の部分を含む。第1の部分は、チャネル内に延在し、カムロックが第1の位置に配置されるとき、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するために、第1のインターフェースと協働する。第1の部分はまた、筺体に対する内側シャフトの遠位並進を可能にするために、内側シャフトの近位並進の際に、第1の位置から第2の位置へのカムロックの移動をもたらすように第2のインターフェースと協働する。ばねが、筺体に連結され、筺体に対する内側シャフトの完全近位並進の際に、カムロックを第2の位置に保持するように、カムロックの第2の部分と協働する。
いくつかの実施形態では、カムロックの第2の部分は、カムロックが第1の位置から第2の位置に移動する際に、ばねの付勢に抗して回転する。カムロックの第2の部分は、カムロックが第2の位置にいったん回転させられると、ばねに対して係止するように構成された遠位端を含む。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスの試料パウチの不注意な展開を防止する方法は、試料回収デバイスの筺体上にカムロックを置くステップと、筺体を通して移動するように試料回収デバイスの内側シャフトを移動可能に置くステップと、枢支カムロックを筺体上に置くステップと、筺体に対する内側シャフトの遠位移動を防止するため、近位インターフェースを第1の位置にある内側シャフト上に置くステップと、第1の位置から第2の位置へのカムロックの移動をもたらすように内側シャフトが近位に移動されたとき、カムロックに係合する位置に内側シャフト上の遠位インターフェースを置くステップであって、カムロックの第2の位置において、カムロックは、内側シャフトの遠位移動を可能にするステップと、カムロックを第1の位置から第2の位置に移動させるように、内側シャフトを近位に移動させるステップと、試料回収デバイスから試料パウチを展開するように、内側シャフトを筺体に対して遠位に前進させるステップとを含む。
いくつかの実施形態では、本方法は、カムロックを第2の位置に係止するステップを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトと、内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、内側シャフトの遠位端において支持機構上に支持された試料パウチと、内側シャフトの近位端および遠位端のそれぞれに配置された第1および第2のインターフェースと、筺体に枢動可能に連結され、第1の位置から回転可能なカムロックとを含み、カムロックは、第2の位置への内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止し、カムロックは、試料パウチの展開を容易にするように筺体に対する内側シャフトの遠位並進を可能にする。カムロックは、そこから延在する第1および第2の部分を含む。第1の部分は、カムロックが第1の位置内に配置されたとき、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するように第1のインターフェースと協働し、第1の部分は、内側シャフトの近位並進の際に、第1の位置から第2の位置へのカムロックの回転をもたらすように第2のインターフェースと協働する。ばねが筺体に連結され、外側シャフト内における内側シャフトの完全近位並進の際に、カムロックの第2の部分の遠位端は、ばねの付勢に抗して回転し、カムロックが第2の位置にいったん回転させられると、ばねに対して係止し、それによってカムロックを第2の位置に係止し、試料パウチの展開を容易にするように外側シャフトに対する内側シャフトの遠位並進を可能にする。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、スロットを画定する筺体と、筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置され、チャネルを画定し、チャネルの近位に置かれた停止面を含む内側シャフトと、内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、内側シャフトの遠位端で支持機構上に支持された試料パウチと、筺体内のスロットを通して受容されるように構成された取り外し可能な出荷用くさびとを含む。取り外し可能な出荷用くさびは、内側シャフトを摺動可能に受容するように構成されたインターフェースを含む。インターフェースは、筺体に対する内側シャフトの完全遠位並進を防止する一方で、筺体に対する内側シャフトの近位並進を可能にするために内側シャフトの停止面と協働するように構成される。内側シャフトは、チャネルをインターフェースと整列状態に置くように、筺体に対して近位に完全後退位置まで可動であり、筺体に対する内側シャフトの完全遠位並進と試料パウチの展開とを容易にするため、筺体内のスロットを通した試料回収デバイスからの取り外し可能な出荷用くさびの除去を容易にする。
いくつかの実施形態では、内側シャフトは、チャネルの近位に置かれた可撓性のフィンガを含む。可撓性のフィンガは、内側シャフトから外向きに延在し、内側シャフトが完全後退位置に移動させられたとき、出荷用くさびの近位の位置まで出荷用くさびの下を通過する位置に置かれる。可撓性のフィンガは、内側シャフトの完全後退位置にある出荷用くさびのインターフェースに対して付勢され、出荷用くさびが試料回収デバイスから取り外されるまで、内側シャフトの筺体に対する遠位移動を防止する。
いくつかの実施形態では、インターフェースは、内側シャフトを摺動可能に受容するように形作られているノッチを画定する対向する表面を含む。
実施形態では、試料回収デバイスは、試料パウチを伴って選択的に展開可能である外側シャフト内に配置されたストリッパプレートを含む。内側シャフトは、出荷用くさびが、筺体の溝内に挿入されたとき、筺体から距離dを空けて離間する近位ハンドルを含む。距離dは、出荷用くさびが、外側シャフトからストリッパプレートを展開させるために取り除かれるとき、内側シャフトを筺体に対して遠位に並進させるのに必要とされる滞留距離を表す。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスの試料パウチの不注意な展開を防止する方法は、内部に画定された溝を有する筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、そこを通して延在する長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、そこを通して完全後退位置から伸展位置まで並進可能な内側シャフトであって、近位停止面を画定する内側シャフトと、内側シャフトの遠位端上に支持された支持機構と、内側シャフトの遠位端で支持機構上に支持された試料パウチと、その遠位端にインターフェースを有し、そこを通した内側シャフトの並進を可能にしつつ、内側シャフトの外周を受容するように構成された取り外し可能な出荷用くさびとを含む試料回収デバイスを提供するステップと、インターフェースが、筺体に対する内側シャフトの伸展位置への遠位並進を防止するため内側シャフトの停止面に係合するように、筺体内の溝を通して出荷用くさびを挿入するステップとを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスの試料パウチを展開する方法は、そこに画定された溝を有する筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、そこを通して延在する穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの穴内に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトであって、スロットを画定する内側シャフトと、その遠位端で試料回収デバイスの試料パウチを着脱可能に支持するように構成された支持機構と、内側シャフト上のスロットに近位に配置された可撓性のフィンガと、内側シャフトの近位端に配置された停止面と、その遠位端にインターフェースを含み、そこを通した内側シャフトの並進を可能にしつつ、内側シャフトの外周を包含するように構成された取り外し可能な出荷用くさびとを含む試料回収デバイスを提供するステップと、インターフェースが、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止し、内側シャフトの近位端で停止面に係合するように、筺体内の溝を通してインターフェースを挿入するステップと、筺体に対して内側シャフトを第1の位置から近位に並進させるステップであって、停止面は、第2の位置への内側シャフトの遠位並進を防止するため、出荷用くさびのインターフェースと係合され、出荷用くさびのインターフェースは、内側シャフトのスロットと整列させられるステップと、筺体内の溝および内側シャフト内のスロットを通して出荷用くさびを取り除くステップと、試料パウチを展開させるため、内側シャフトを筺体に対して遠位に並進させるステップとを含む。
いくつかの実施形態では、近位に並進させるステップは、可撓性のフィンガを出荷用くさびのインターフェースに対して付勢するステップと、その後、内側シャフトが第2の位置に完全に並進させられたとき、出荷用くさびが除去されるまで内側シャフトの遠位移動を防止するため、インターフェース近位側部上の可撓性のフィンガをインターフェースとの係合に解放するステップとを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在し長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内を移動可能に配置された内側シャフトとを含む。内側シャフトは、その外周に沿った、第1および第2の部分を含むカムスロットと、第1および第2の部分の遠位端に接続するチャネルとを画定する。カムスロットの第2の部分は、第1の部分の長さを上回る長さを有する。支持機構が、内側シャフトの遠位端に固着され、試料パウチは、支持機構上の内側シャフトの遠位端で支持される。捩りばねは、筺体と固定的に係合させられた第1の端部とカムスロット内に摺動可能に受容された第2の端部とを有し、緊張状態にある。捩りばねの第2の端部は、内側シャフトが部分的後退位置にあるとき、筺体に対する内側シャフトのさらなる遠位並進を防止するため、カムスロットの第1の部分の近位端にまず置かれる。捩りばねの第2の端部は、部分的後退位置から完全後退位置までの内側シャフトの後退の際に、カムスロットの第1の部分の近位端からカムスロットの第1の部分の遠位端まで可動であり、捩りばねの第2の端部が、カムスロットの第1の部分の遠位端に達するとき、捩りばね内の緊張は、カムスロットのチャネルを通して、捩りばねの第2の端部をカムスロットの第2の部分に並進させるようにする。捩りばねの第2の端部が、カムスロットの第2の部分内に置かれたとき、内側シャフトは、試料パウチを展開するため、カムスロットの第2の部分に沿って伸展位置まで筺体に対して遠位に並進させられ得る。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、外側シャフトの遠位端内で試料パウチの近位に配置され、試料パウチを伴って選択的に展開可能である。カムスロットの第2の部分は、カムスロットの第1の部分よりも距離「X」だけ上回る長さを有し、ここで距離「X」は、外側シャフト内に配置されたストリッパプレートを展開するために、筺体に対して内側シャフトを遠位に並進させるのに必要とされる滞留距離を表す。
実施形態では、内側シャフトおよび外側シャフトは、内側シャフトの外側シャフトに対する回転を防止するように構成される。
特定の実施形態では、カムスロットの第2の部分の遠位端は、カムスロットの第1の部分の遠位端と長手方向に整列させられる。
いくつかの実施形態では、カムスロットの第2の部分の近位端は、カムスロットの第1の部分の近位端よりも距離Xだけさらに近位に延在し、距離Xは、内側シャフトが伸展位置に動くのを許容する。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスの試料パウチを展開する方法は、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、それを通して延在する穴を画定する外側シャフト、ならびに外側シャフトの穴内に配置され、それを通して並進可能な内側シャフトであって、その遠位端で試料回収デバイスの試料パウチを着脱可能に支持するように構成された支持機構を含む内側シャフトであって、その外周内に画定されたカムスロットを含み、カムスロットは第1および第2の部分とそれらの間に画定されたチャネルとを含む内側シャフトを含む、試料回収デバイスを提供するステップと、捩りばねの第1の端部を筺体に係合し、筺体に対する内側シャフトの並進と同時に、捩りばねの第2の端部を、カムスロット内に乗設される位置に置くステップであって、捩りばねの第2の端部は、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するため、カムスロットの第1の部分の近位端にまず置かれるステップと、捩りばねの第2の端部が、捩りばねの付勢の下、チャネル内で、カムスロットの第2の部分の遠位端に移行することができるように、捩りばねの第2の端部を、カムスロットの第1の部分の近位端にある第1の位置からカムスロットの第1の部分の遠位端にある第2の位置までカムスロット内で動かすように、内側シャフトを筺体に対して近位に並進させるステップと、試料パウチを展開するため、内側シャフトを筺体に対して遠位に並進させるステップとを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体から遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、内側シャフトの長さに沿って延在するカムスロットを画定する内側シャフトとを含み、カムスロットは、近位端、遠位端、および取り外し可能な出荷用くさびを画定する。取り外し可能な出荷用くさびは、その上部表面から延在するフランジを有する、本体を含む。フランジは、内側シャフトのカムスロット内に乗設される寸法にされたフィンガをその遠位端に有する。フィンガは、ノッチを通してカムスロット内に挿入可能である。少なくとも1つの支持体が、本体から延在し、筺体に係合するように構成される。出荷用くさびのフィンガは、内側シャフトが部分的後退位置にあるとき、筺体に対する内側シャフトの遠位並進を防止するため、カムスロットの近位端内に受容されるように構成される。
いくつかの実施形態では、内側シャフトは、試料回収デバイスの試料パウチを、内側シャフトの遠位端で着脱可能に支持するように構成された支持機構を支持する。内側シャフトは、内側シャフトの筺体に対する遠位並進を防止するようにフィンガとカムスロットの近位端とが協働する第1の位置から、カムスロット内のフィンガの配向が、出荷用くさびの除去および試料パウチの展開を容易にするための内側シャフトの筺体に対するその後の遠位並進を可能にする、カムスロットの遠位端にある第2の位置まで可動である。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの支持体は、本体の対向する端部から延在する一対の側面支持体を含む。
実施形態では、カムスロットの遠位端は、内側シャフトおよび筺体からの出荷用くさびの除去を可能にするように構成されたノッチを画定する。
特定の実施形態では、出荷用くさびは、内側シャフトおよび筺体からの出荷用くさびの除去を容易にするため握持されるように構成された除去タブをさらに含む。
いくつかの実施形態では、カムスロットの遠位端は、ノッチの近位に置かれた隆起表面を含む。
実施形態では、フィンガと隆起表面との係合は、内側シャフトの筺体に対する遠位並進の間に、臨床専門家に触覚的なフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、隆起表面に対するフィンガの付勢は、触覚的なフィードバックを提供するため、フィンガがノッチに嵌合するようにする。
特定の実施形態では、ノッチ内へのフィンガの配置は、出荷用くさびが除去されるまで、内側シャフトが筺体に対して遠位に並進させられることを防止する。
実施形態では、筺体は、本体の対向する側部から延在するフィンガリングを含み、1つまたはそれを上回る支持体のそれぞれは、筺体に対して出荷用くさびを固定するため、フィンガリングのそれぞれ1つに係合するように構成される。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスは、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在し、その中を通って延在する穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの穴内に移動可能に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトとを含む。内側シャフトは、近位端および遠位端を有するカムスロットを含み、試料パウチを着脱可能に支持するように構成された支持機構をその遠位端で支持する。取り外し可能な出荷用くさびは、その上部表面から延在するフランジを有する本体を含む。フランジは、カムスロット内に乗設される寸法のフィンガを有する。内側シャフトは、内側シャフトの筺体に対する遠位並進を防止するようにフィンガとカムスロットの近位端とが協働する第1の位置から、カムスロット内のフィンガの配向が、試料回収デバイスからの出荷用くさびの除去とそれに続く内側シャフトの筺体に対する遠位並進とを可能にする、カムスロットの遠位端にある第2の位置まで可動である。
実施形態では、出荷用くさびは、内側シャフトおよび筺体からの出荷用くさびの除去を容易にするように構成された除去タブをさらに含む。
いくつかの実施形態では、カムスロットの遠位端は、内側シャフトおよび筺体からの出荷用くさびの除去を容易にする横方向のノッチを含む。
特定の実施形態では、カムスロットの遠位端は、そこを通してフィンガが並進させられる際、フィンガを付勢するように構成された隆起表面を含む。
いくつかの実施形態では、隆起表面に対するフィンガの付勢は、内側シャフトの筺体に対する遠位並進の間に、触覚的なフィードバックを臨床専門家に提供する。
実施形態では、隆起表面に対するフィンガの付勢は、フィンガがノッチに嵌合するようにする。
いくつかの実施形態では、フィンガは、ノッチ内に置かれるとき、出荷用くさびが除去されるまで、内側シャフトが筺体に対して遠位に並進されることを防止する。
本開示のさらに別の側面では、試料回収デバイスの試料パウチの不注意な展開を防止する方法は、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、それを通して延在する穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの穴内に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトであって、その中に画定され、それに沿って延在するカムスロットを含み、カムスロットは、近位端および遠位端を含む内側シャフトと、カムスロット内に乗設される寸法のフィンガをその遠位端に有し、その上部表面から延在するフランジを有する本体を含む取り外し可能な出荷用くさびと、本体から延在し、筺体に係合するように構成された少なくとも1つの支持体とを含む、試料回収デバイスを提供するステップと、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止するため、フランジのフィンガが、カムスロットの近位端と当接関係に配置されように、取り外し可能な出荷用くさびを筺体および内側シャフトに係合させるステップとを含む。
本開示の別の側面では、試料回収デバイスの試料パウチを展開する方法は、筺体と、筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、その中を通して延在する穴を画定する外側シャフトと、外側シャフトの穴内に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトであって、試料回収デバイスの試料パウチをその遠位端で着脱可能に支持するように構成された支持機構を含む内側シャフトであって、その中に画定され、それに沿って延在するカムスロットを含み、カムスロットは、近位端と中に画定されるノッチを有する遠位端とを含む内側シャフトと、カムスロット内に乗設される寸法のフィンガをその遠位端に有し、その上部表面から延在するフランジを有する本体を含む取り外し可能な出荷用くさびと、本体から延在し筺体に係合するように構成された少なくとも1つの支持体とを含む、試料回収デバイスを提供するステップと、ばね状フランジのフィンガが、カムスロットの近位端と当接関係に配置され、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止するように、取り外し可能な出荷用くさびを筺体および内側シャフトに係合するステップと、ばね状フランジのフィンガが、カムスロットに沿って重なり、ノッチ内においてその遠位端で最も低い位置となるように、内側シャフトを筺体に対して後退させるステップと、出荷用くさびを筺体および内側シャフトから除去するステップと、試料パウチを展開するように内側シャフトを筺体に対して遠位に並進させるステップとを含む。
本開示のさらに別の側面では、内径を画定する細長い中空外側シャフトを有する試料回収デバイスとともに用いられるストリッパプレートが開示される。ストリッパプレートは、主軸および副軸を含む、前端部を含む。主軸の幅は、外側シャフトの内径を上回り、副軸の幅は、外側シャフトの内径を下回る。前端部は、その中に画定され、そこを通して後端部に延在する第1および第2の開口を含む。第1の開口は、試料回収デバイスの支持機構を受容するように構成され、第2の開口は、縫合糸を受容するように構成される。ストリッパプレートは、外側シャフトの内周内の後退形態から外側シャフトの外部の展開形態まで展開可能であり、ストリッパプレートが展開形態にあるとき、ストリッパプレートの前端部は、試料パウチを支持機構から切り離すように構成される。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、後退形態にあるとき、細長い中空外側シャフトを通して画定される長手方向の軸に対して第1の角度で配向され、ストリッパプレートは、展開形態に配置されたとき、長手方向の軸に対して第2の角度で配向される。
実施形態では、ストリッパプレートの前端部は、2つの第2の開口を含み、各第2の開口は、縫合糸のそれぞれの部分を受容するように構成される。
特定の実施形態では、ストリッパプレートは、前端部と後端部との間に延在する傾斜した周壁を画定する。
いくつかの実施形態では、周壁の斜面は、外側シャフトの内周内におけるストリッパプレートの第1の角度での適切な配向を容易にする前端部との角度を画定する。
実施形態では、周壁の斜面の角度は、25度〜45度の範囲である。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの第1の角度は、1度〜75度の範囲にある。
特定の実施形態では、ストリッパプレートの第2の角度は、76度〜90度の範囲にある。
実施形態では、ストリッパプレートの前端部は、外側シャフトからのストリッパプレートの展開を容易にする面取りされた前縁を含む。
いくつかの実施形態では、第1の開口は、円形の形態を含む。代わりに、第1の開口は、直線的な形態を含む。
特定の実施形態では、ストリッパプレートが展開され、ストリッパプレートが近位に強制されるとき、主軸の幅は、ストリッパプレートが外側シャフトの内周に再び入ることを防止する。
本開示のさらに別の側面では、内径を画定する細長い中空外側シャフトを有する試料回収デバイスとともに使用するためのストリッパプレートが記述される。ストリッパプレートは、主軸および副軸を含む、前端部を含む。主軸の幅は、外側シャフトの内径を上回り、副軸の幅は、外側シャフトの内径を下回る。前端部は、その中に画定され、そこを通して後端部に延在する第1および第2の開口を含む。第1の開口は、試料回収デバイスの支持機構を受容するように構成され、第2の開口は、縫合糸を受容するように構成される。ストリッパプレートは、外側シャフトの内周内の後退形態から外側シャフトの外の展開形態までのストリッパプレートの展開を容易にするように傾斜した、前端部と後端部との間に画定される周壁を有する。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの前端部は、支持機構から試料パウチを切り離すように構成される。
実施形態では、前端部は、頂部と底部とを含み、周壁の斜面は、前端部の頂部および底部の両方から同じ角度で後端部に向かって延在する。
特定の実施形態では、後端部は、そこから外向きに延在し、第1の開口を囲む、突出部を含む。突出部は、ストリッパプレートが後退形態に配置されるとき、近位を向く。突出部は、その内部の中心にストリッパプレートを置くため、外側シャフトの内周に係合するように構成される。
いくつかの実施形態では、突出部は、半円の形態を含む。
実施形態では、ストリッパプレートの主軸の幅は、ストリッパプレートが外側シャフトの内周に再び入ることを防止する。
本開示のさらに別の側面では、内径を画定する細長い中空外側シャフトを有する試料回収デバイスとともに用いられるストリッパプレートが記述される。ストリッパプレートは、対向する終端部によって画定され、長さLを有する細長い円筒状部分を含む。円筒状部分は、そこを通して画定され縫合糸を受容するように構成された開口と、開口に隣接してその外周面の少なくとも一部分に沿って画定されるリリーフとを含む。リリーフは、開口を通して縫合糸の通過を容易にするように構成される。ストリッパプレートは、外側シャフトの内周内の後退形態から外側シャフトの外の展開形態まで展開可能である。長さLは、ストリッパプレートがいったん後退形態から展開させられると、ストリッパプレートが内周に再び入ることを防止するように、外側シャフトの内径を上回る。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、パウチ支持機構からの試料パウチの切り離しを容易にするため、対向する終端部が外側シャフトのいずれかの側部に接触するように構成される。
実施形態では、外側終端部は、第1の直径を含み、細長い円筒状部分は、第1の直径を上回る第2の直径を有する中間部分を含む。
いくつかの実施形態では、中間部分は、そこを通して画定される開口を含む。
特定の実施形態では、細長い円筒状部分は、中間部分から外側終端部までテーパが付けられている。
いくつかの実施形態では、外側終端部の少なくとも1つは、その中に画定され、パウチ支持機構からの試料パウチの切り離しを容易にするため、外側シャフトの内周縁に係合するように構成された陥凹部を含む。
実施形態では、外側終端部のそれぞれは、その中に画定された陥凹部を含む。各それぞれの陥凹部は、外側シャフトの内周縁の対向する部分に係合するように構成される。
本開示のさらに別の側面では、内径を画定する細長い中空外側シャフトを有する試料回収デバイスとともに用いられるストリッパプレートが記述される。ストリッパプレートは、前端部および後端部によって画定される細長い円筒状部分を含む。細長い円筒状部分は、そこを通して画定され、試料回収デバイスの支持機構を受容するように構成された開口を含む。ストリッパプレートは、外側シャフトの内周内の後退形態から外側シャフトの外の展開形態まで展開可能である。後端部は、その中に画定され、前端部に向かって少なくとも部分的に延在する、少なくとも1つの細長いスリットを含む。少なくとも1つの細長いスリットは、ストリッパプレートの外側シャフトの内周への挿入を容易にするため、ストリッパプレートが内側に曲がることを可能にするように構成される。少なくとも1つのタブ状一体ヒンジが、細長い円筒状部分の外周面上に配置される。少なくとも1つの一体ヒンジは、自己展開するように付勢され、ストリッパプレートがいったん展開されると、細長い円筒状部分の外周面から外向きに延在する。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの細長いスリットは、複数の細長いスリットを含む。
実施形態では、複数のタブ状一体ヒンジは、複数の細長いスリットの間に挟装される。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートの前端部は、後退形態に配置されるとき、外側シャフトの内周内で近位を向く。
特定の実施形態では、ストリッパプレートは、外側シャフトの内周内の複数のスリットの付勢に抗して圧縮された状態に置かれる。
実施形態では、細長い円筒状部分の外周面に沿って配置された複数のタブ状一体ヒンジがストリッパプレートが、外側シャフトの内周内で後退形態に配置されるときの、細長い円筒状部分の外周面に対する同一面にある形態から、ストリッパプレートが展開形態に外部化されるときの、細長い円筒状部分の外周面に対する拡張形態まで、自己展開するように構成される。
いくつかの実施形態では、ストリッパプレートが展開され、ストリッパプレートが近位に強制されるとき、タブ状一体ヒンジは、パウチ支持機構からの試料パウチの切り離しを容易にするため、外側シャフトの内周縁に接触するように構成される。
特定の実施形態では、ストリッパプレートが展開され、ストリッパプレートが近位に強制されるとき、タブ状一体ヒンジは、ストリッパプレートが外側シャフトの内周に再び入ることを防止する。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体から遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
前記外側シャフトの前記長手方向の穴の内部に移動可能に配置された内側シャフトと、
前記内側シャフトの遠位端上に移動可能に支持された保持部材と、
前記内側シャフトの遠位端上に支持されたパウチと、
を備え、前記保持部材は、前記内側シャフトの遠位端からの前記パウチの分離を防止する第1の位置から、前記内側シャフトからの前記パウチの分離を可能にする第2の位置まで、前記内側シャフトに対して移動可能に支持される、試料回収デバイス。
(項目2)
前記内側シャフトの遠位端は、少なくとも1つの突起を含み、前記パウチは、少なくとも1つの開口部を画定し、前記内側シャフトの少なくとも1つの突起は、前記内側シャフトの遠位端上の前記パウチを支持するように、前記パウチの少なくとも1つの開口部内に受容される、項目1に記載の試料回収デバイス。
(項目3)
前記保持部材は、前記パウチの前記少なくとも1つの突起からの分離を防止するために、前記少なくとも1つの突起に係合するように構成される、項目2に記載の試料回収デバイス。
(項目4)
前記少なくとも1つの突起のそれぞれは、穴を画定し、前記保持部材は、前記少なくとも1つの突起上で前記パウチを保持するために、前記穴を通して延在するように構成される、項目3に記載の試料回収デバイス。
(項目5)
前記少なくとも1つの突起は、2つの突起を含み、前記少なくとも1つの開口部は、2つの開口部を含む、項目4に記載の試料回収デバイス。
(項目6)
前記保持部材は、前記2つの突起のうちの1つ内の開口部を通して延在するように構成された第1の部分と、もう一方の突起の開口部を通して延在するように構成された第2の部分とを有する、二股部材を含む、項目5に記載の試料回収デバイス。
(項目7)
スレッドが、少なくとも1つの連結デバイスを介して前記保持部材に動作可能に連結されており、前記スレッドは、前記保持部材の近位の前記内側シャフト上に移動可能に支持される、項目1に記載の試料回収デバイス。
(項目8)
前記少なくとも1つの連結デバイスは、前記保持部材の近位端に連結された遠位端と、前記スレッドの遠位端に連結された近位端とを有する、ワイヤである、項目7に記載の試料回収デバイス。
(項目9)
前記筺体は、ストップ部材を画定し、前記スレッドは、前記内側シャフトが完全後退位置にあるときに、前記ストップ部材に係合する位置に置かれた弾性フィンガ部分を含み、前記完全後退位置から遠位に伸展位置に向かう前記内側シャフトの移動の際に、前記内側シャフトは、最初に前記スレッドおよび前記保持部材から独立して移動し、前記内側シャフトの少なくとも1つの突起から前記保持部材を脱係合するようにする、項目7に記載の試料回収デバイス。
(項目10)
前記スレッドは、前記内側シャフト上に画定されるノッチ内に移動可能に支持される、項目9に記載の試料回収デバイス。
(項目11)
前記ノッチは、前記内側シャフトの頂部壁部分に沿って延在する、項目10に記載の試料回収デバイス。
(項目12)
前記内側シャフトは、前記筺体のストップ部材から前記弾性フィンガ部分を脱係合するため、前記内側シャフトが、前記完全後退位置から前記伸展位置に向かって前記外側シャフトに対して遠位に移動されるとき、前記スレッドの前記弾性フィンガ部分を下方向に押し付けるように構成された壁部分を含む、項目9に記載の試料回収デバイス。
(項目13)
前記ストップ部材は、前記筺体の内壁に沿って画定される、項目9に記載の試料回収デバイス。
(項目14)
前記内側シャフトの遠位端に隣接して動作可能に配置されたカバープレートをさらに含み、前記カバープレートは、前記保持部材を前記内側シャフトに固着させるように構成される、項目1に記載の試料回収デバイス。
(項目15)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
少なくとも1つのタブを含むパウチと、
前記外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、その遠位端で前記パウチを着脱可能に支持する内側シャフトであって、前記パウチの前記少なくとも1つの近位タブを着脱可能に係合するように構成された少なくとも1つの突起を含む内側シャフトと、
前記内側シャフト上を摺動するように配置されたスレッドおよび保持部材であって、前記保持部材は、前記パウチを前記内側シャフトに固着するため前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起に係合するように構成される、スレッドおよび保持部材と、
前記スレッドを前記保持部材に連結するための少なくとも1つの連結部材と、
前記筺体上に支持されるストップ部材であって、前記内側シャフトが完全後退位置にあるとき前記スレッドの遠位に置かれ、前記スレッドと整列する、ストップ部材と、
を備え、前記完全後退位置から伸展位置に向かう前記外側シャフトに対する前記内側シャフトの遠位並進は、前記内側シャフトからの前記パウチの解放を容易にするために、前記スレッドが前記筺体のストップ部材に係合するようにして、前記内側シャフトが前記スレッドから独立して遠位に移動するようにし、前記保持部材が前記内側シャフトの少なくとも1つの突起からの前記保持部材の脱係合をもたらすようにする、試料回収デバイス。
(項目16)
前記スレッドは、前記内側シャフトが、前記完全後退位置から前記伸展位置に向かって前記外側シャフトに対して遠位に移動させられるとき、前記筺体のストップ部材に係合するように構成された弾性フィンガ部分を含む、項目15に記載の試料回収デバイス。
(項目17)
前記スレッドは、前記内側シャフト上に画定されるノッチ内に摺動可能に受容される、項目13に記載の試料回収デバイス。
(項目18)
前記内側シャフトが、前記ストップ部材から前記弾性フィンガを脱係合するように前記外側シャフトに対して遠位に移動させられるとき、前記内側シャフトの頂部壁部分は、前記スレッドの前記弾性フィンガを下向きに押し付けるように構成される、項目16に記載の試料回収デバイス。
(項目19)
前記ストップ部材は、前記筺体の内壁に沿って画定される、項目18に記載の試料回収デバイス。
(項目20)
前記少なくとも1つの突起は、前記パウチを前記内側シャフトに着脱可能に固着するため、前記保持部材の遠位端を受容するように構成された穴を画定し、前記保持部材に対する前記内側シャフトの遠位への移動が、前記少なくとも1つの突起の前記穴から前記保持部材を脱係合する、項目13に記載の試料回収デバイス。
(項目21)
少なくとも1つの突起のそれぞれは、前記内側シャフトからの前記パウチの分離を容易にする近位面取りを含む、項目13に記載の試料回収デバイス。
(項目22)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体から遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
前記外側シャフトの前記長手方向の穴内に移動可能に配置された内側シャフトと、
前記内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、
前記支持機構によって支持された試料パウチと、
前記内側シャフト上で長手方向に離間した第1および第2のインターフェースと、
前記筺体に枢支連結され、第1の位置から可動のカムロックであって、前記カムロックは、前記内側シャフトの前記筺体に対する伸展位置へ、第2の位置への遠位並進を防止するために、前記内側シャフトの前記第1のインターフェースに係合する位置に置かれ、前記カムロックは、前記試料パウチの展開を容易にするために、前記伸展位置への前記内側シャフトの前記筺体に対する遠位並進を可能にする位置に置かれ、部分的後退位置から完全後退位置への、前記外側シャフト内における前記内側シャフトの近位並進は、前記内側シャフトの前記第2のインターフェースが前記カムロックに係合し、前記第2の位置に移動させるようにする、カムロックと、
を備える、試料回収デバイス。
(項目23)
前記カムロックは、前記筺体に連結された枢支部材の周りで前記第1の位置から前記第2の位置まで回転可能である、項目22に記載の試料回収デバイス。
(項目24)
前記カムロックは、枢支孔を画定し、前記枢支部材は、前記カムロックを前記筺体に枢支連結するように前記枢支孔内に受容され、前記枢支孔および前記枢支部材の少なくとも1つは、枢支軸に対する前記カムロックの回転が、前記枢支軸を前記カムロックと摩擦によって係合するようにし、前記カムロックを前記第2の位置に係止するように形作られる、項目23に記載の試料回収デバイス。
(項目25)
前記カムロックは、第1および第2の部分を含み、前記カムロックの第1の位置では、前記第1の部分は、前記筺体に対する前記内側シャフトの前記伸展位置への遠位並進を防止するために、前記内側シャフトの前記第1のインターフェースと協働する位置に置かれ、前記第1の部分は、前記部分的後退位置から前記完全後退位置への前記内側シャフトの近位並進の際に、前記カムロックを前記第2の位置に回転させ、それに続く前記筺体に対する前記内側シャフトの遠位並進を可能にするため、前記第2のインターフェースと協働する位置に置かれる、項目22に記載の試料回収デバイス。
(項目26)
前記カムロックの第2の部分は、前記カムロックを前記第2の位置に係止する位置に置かれ、そのように構成される、項目25に記載の試料回収デバイス。
(項目27)
前記カムロックの第2の部分は、第1の平面に対してオフセットして位置決めされ、前記第2の位置から離れる方向への前記第1の位置からの前記カムロックの回転を防止するために、前記内側シャフトの側部に係合し、前記内側シャフトの遠位並進を防止するように構成される、項目26に記載の試料回収デバイス。
(項目28)
前記カムロックの第1の部分は、前記カムロックの第2の部分とは異なる寸法を有する、項目26に記載の試料回収デバイス。
(項目29)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、それを通して延在する長手方向の穴を画定する外側シャフトと、前記外側シャフトの長手方向の穴内に移動可能に配置され、それを通して並進可能な内側シャフトと、
前記内側シャフトの遠位端で試料パウチを着脱可能に支持するように構成された支持機構と、
前記内側シャフト上に配置された第1のインターフェースと、
前記筺体に枢支連結され、第1の位置から可動のカムロックであって、前記カムロックは、前記筺体に対する前記内側シャフトの第2の位置への遠位並進を防止し、前記カムロックは、前記試料パウチの展開を容易にするために、前記筺体に対する前記内側シャフトの遠位並進を可能にし、前記カムロックは、第1および第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記内側シャフトの近位並進の際に、前記カムロックを前記第2の位置に回転させるように前記第1のインターフェースと協働し、それに続く前記筺体に対する前記内側シャフトの遠位並進を可能にし、前記カムロックの第2の部分は、前記カムロックが前記第1の位置に配置されたとき、前記内側シャフトの前記筺体に対する初期の遠位並進を防止するように前記内側シャフトの側部と協働する、カムロックと、
を備える、試料回収デバイス。
(項目30)
前記第1のインターフェースの近位で前記内側シャフト上に配置された第2のインターフェースをさらに含み、前記カムロックの第1の部分は、前記カムロックが前記第1の位置にあるとき、前記内側シャフトの遠位並進を防止するように、前記第2のインターフェースと協働する、項目29に記載の試料回収デバイス。
(項目31)
前記カムロックの第1の部分は、第1の平面内に配置され、前記内側シャフトの頂部に置かれた前記第1および第2のインターフェースと協働するように構成され、前記第2の部分は、前記第1の平面に対してオフセットされ、前記内側シャフトの側部と協働するように構成される、項目30に記載の試料回収デバイス。
(項目32)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体から遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
前記外側シャフトの前記長手方向の穴内に移動可能に配置された内側シャフトであって、チャネルを画定する内側シャフトと、
前記内側シャフトの遠位端上に支持された支持機構と、
前記内側シャフトの遠位端において支持された試料パウチと、
前記内側シャフトの前記チャネルの近位端および遠位端のそれぞれに配置された第1および第2のインターフェースと、
前記筺体に枢動可能に連結され、第1の位置から可動のカムロックであって、前記カムロックは、前記内側シャフトの前記筺体に対する第2の位置への遠位並進を防止する位置に置かれ、前記カムロックは、前記試料パウチの展開を容易にするために、前記筺体に対する前記内側シャフトの遠位並進を可能にする位置に置かれ、前記カムロックは、第1および第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記チャネル内に延在し、前記カムロックが前記第1の位置に配置されたとき、前記筺体に対する前記内側シャフトの初期の遠位並進を防止するため、前記第1のインターフェースと協働し、前記第1の部分は、前記筺体に
対する前記内側シャフトの遠位並進を可能にするために、前記内側シャフトの近位並進の際に、前記第1の位置から前記第2の位置への前記カムロックの移動をもたらすように前記第2のインターフェースと協働するカムロックと、
前記筺体に連結され、前記筺体に対する前記内側シャフトの完全近位並進の際に、前記カムロックを前記第2の位置に保持するように前記カムロックの第2の部分と協働するばねと、
を備える、試料回収デバイス。
(項目33)
前記カムロックの第2の部分は、前記カムロックが前記第1の位置から前記第2の位置に移動する際に、前記ばねの付勢に抗して回転し、前記カムロックの前記第2の部分は、前記カムロックが前記第2の位置にいったん回転させられると、前記ばねに対して係止するように構成された遠位端を含む、項目32に記載の試料回収デバイス。
(項目34)
試料回収デバイスの試料パウチの不注意な展開を防止する方法であって、
前記試料回収デバイスの筺体上にカムロックを置くステップと、
前記筺体を通して移動するように前記試料回収デバイスの内側シャフトを移動可能に置くステップと、
枢支カムロックを前記筺体上に置くステップと、
前記筺体に対する前記内側シャフトの遠位移動を防止するために、近位インターフェースを第1の位置にある前記内側シャフト上に置くステップと、
前記第1の位置から前記第2の位置への前記カムロックの移動をもたらすように前記内側シャフトが近位に移動させられたとき、前記カムロックに係合する位置に前記内側シャフト上に遠位インターフェースを置くステップであって、前記カムロックの第2の位置において、前記カムロックは、前記内側シャフトの遠位移動を可能にするステップと、
前記カムロックを前記第1の位置から前記第2の位置に移動させるように、前記内側シャフトを近位に移動させるステップと、
前記試料回収デバイスから試料パウチを展開するように前記内側シャフトを前記筺体に対して遠位に前進させるステップと、
を含む、方法。
(項目35)
前記カムロックを前記第2の位置に係止するステップをさらに含む、項目34に記載の方法。
(項目36)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフトであって、そこを通して延在する長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
前記外側シャフトの前記長手方向の穴内に配置され、そこを通して並進可能な内側シャフトと、
前記内側シャフトの遠位端に固着された支持機構と、
前記内側シャフトの遠位端において前記支持機構上に支持された試料パウチと、
前記内側シャフトの近位端および遠位端のそれぞれに配置された第1および第2のインターフェースと、
前記筺体に枢動可能に連結され、第1の位置から回転可能なカムロックであって、前記カムロックは、第2の位置への前記内側シャフトの前記筺体に対する初期の遠位並進を防止し、前記カムロックは、前記試料パウチの展開を容易にするため、前記内側シャフトの前記筺体に対する遠位並進を可能にし、前記カムロックは、そこから延在する第1および第2の部分を含み、前記第1の部分は、前記カムロックが前記第1の位置内に配置されたとき、前記筺体に対する前記内側シャフトの初期の遠位並進を防止するように前記第1のインターフェースと協働し、前記第1の部分は、前記内側シャフトの近位並進の際に、前
記第1の位置から前記第2の位置への前記カムロックの回転をもたらすように前記第2のインターフェースと協働する、カムロックと、
前記筺体に連結されたばねであって、前記外側シャフト内における前記内側シャフトの完全近位並進の際に、前記カムロックの前記第2の部分の遠位端は、前記ばねの付勢に対して回転し、前記カムロックが前記第2の位置にいったん回転されると、前記ばねに対して係止し、それによって前記カムロックを前記第2の位置に係止し、前記試料パウチの展開を容易にするように前記外側シャフトに対する前記内側シャフトの遠位並進を可能にする、ばねと、
を備える、試料回収デバイス。
(項目37)
試料回収デバイスであって、
筺体と、
前記筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトであって、長手方向の軸を画定する外側シャフトと、
前記外側シャフトの長手方向の穴内に配置された内側シャフトと、
前記内側シャフトの遠位端から延在する支持機構と、
前記内側シャフトの遠位端において前記支持機構上に支持されたパウチと、
前記外側シャフトの遠位端内に支持されたストリッパプレートであって、前記ストリッパプレートは、前記支持機構を受容するように構成された第1の開口を画定し、前記ストリッパプレートは、前記外側シャフトの遠位端内に配置された後退位置から展開位置への前記内側シャフトの遠位移動に応答して可動であり、前記外側シャフトの外部に配置されるストリッパプレートと、
を備え、前記ストリッパプレートが前記展開形態にあるとき、前記外側シャフトに対する前記内側シャフトの近位移動は、前記ストリッパプレートが前記外側シャフトの遠位端に係合するようにし、前記パウチが前記ストリッパプレートの前端部に係合するようにして、前記内側シャフトのさらなる近位移動が、前記内側シャフトの前記支持機構からの前記パウチの分離を引き起こす、試料回収デバイス。
(項目38)
前記ストリッパプレートは、主軸および副軸を画定する略長円の形態を有し、前記ストリッパプレートは、前記外側シャフトの長手方向の軸に対する第1の角度を画定するように、後退位置にある前記外側シャフトの遠位端内で配向され、前記外側シャフトの長手方向の軸に対する第2の角度を画定するように、展開位置にある前記外側シャフトの外側に置かれる、項目37に記載の試料回収デバイス。
(項目39)
前記副軸の幅は、前記外側シャフトの内径を下回り、前記主軸の幅は、前記外側シャフトの内径を上回る、項目38に記載の試料回収デバイス。
(項目40)
前記ストリッパプレートは、第2の開口を含み、前記ストリッパプレートの前記第1の開口は、略円周の形状を有し、前記支持機構を受容するように構成され、前記第2の開口は、略三角の形状を有し、前記試料回収デバイスのシンチを受容するように構成される、項目37に記載の試料回収デバイス。
(項目41)
前記第2の開口は、第1の上部分、第2の上部分、および下部分によってさらに画定され、前記第1および第2の上部分のそれぞれは、略円周の壁によって画定され、前記下部分は、略凹面の壁によって画定される、項目40に記載の試料回収デバイス。
(項目42)
第1および第2の対向するチャネルは、前記第1および第2の上部分のそれぞれと前記下部分との間に設けられる、項目41に記載の試料回収デバイス。
(項目43)
前記第1および第2の上部分は、前記試料回収デバイスのシンチの部分を受容するよう
に構成される、項目42に記載の試料回収デバイス。
(項目44)
前記第1および第2の上部分は、前記シンチが前記第1および第2の部分を通して引かれる際、その上にドラグ力を働かせるように、前記シンチに比例したサイズにされる、項目43に記載の試料回収デバイス。
(項目45)
前記ストリッパプレートの前端部は、略平面の形態を含む、項目37に記載の試料回収デバイス。
(項目46)
前記ストリッパプレートは、後端部と、前記ストリッパプレートの前端部に対して25度〜45度の範囲の角度を画定する傾斜した周壁とを含む、項目45に記載の試料回収デバイス。
(項目47)
前記後退位置において、前記ストリッパプレートの第1の角度は、1度〜75度の範囲にある、項目38に記載の試料回収デバイス。
(項目48)
前記展開位置において、前記ストリッパプレートの第2の角度は、約76度〜約90度の範囲にある、項目38に記載の試料回収デバイス。
(項目49)
前記内側シャフトの近位端に着脱可能に連結されたくさび部材をさらに含み、前記くさび部材は、前記ストリッパプレートが前記展開位置に移動されることを防止するために、前記外側シャフトに対する前記内側シャフトの完全伸展位置への遠位移動を防止するように構成される、項目37に記載の試料回収デバイス。
(項目50)
前記ストリッパプレートの少なくとも1つの開口は、第1および第2の開口によってさらに画定され、前記ストリッパプレートの第1の開口は、略円周の形状を有して、前記支持機構を受容するように構成され、前記第2の開口は、略三角の形状を有し、前記試料回収デバイスのシンチを受容するように構成される、項目37に記載の試料回収デバイス。
本開示の試料回収デバイスの実施形態は、図面を参照して以下に記述される。
図1は、本開示の実施形態による試料回収デバイスの斜視図である。 図2は、図1内に示される、表示される部分の詳細である。 図2Aは、保持部材が係止位置にある状態における、パウチの内側シャフトとの接続部の拡大模式図である。 図3は、試料回収デバイスの内側シャフトが完全後退形態にある状態で示される、図1に示される試料回収デバイスの斜視図である。 図4は、内側シャフトが完全後退形態にあるときのストップ部材に対するスレッドの位置を図示するために、内側シャフトのスレッドおよび筺体のストップ部材が仮想線で示された、図1に示される試料回収デバイスの筺体の拡大部分斜視図である。 図5は、スレッドがストップ部材に対して遠位に動かされた後におけるスレッドの構成要素の空間的な関係を図示するため、筺体から延在する外側シャフトの一部分を取り除いた、筺体の遠位端の拡大斜視図である。 図6は、内側シャフトの支持機構が展開形態にある状態での試料回収デバイスの遠位端の拡大部分斜視図である。 図7は、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの斜視図である。 図8は、図7内に示される、表示される領域の詳細である。 図9Aは、図7に示される試料回収デバイスとともに用いられるように構成されたストリッパプレートの拡大斜視図である。 図9Bは、図9Aに示されるストリッパプレートの拡大前面図である。 図9C−9Gは、本開示による、ストリッパプレートのその他の実施形態の斜視図である。 図9C−9Gは、本開示による、ストリッパプレートのその他の実施形態の斜視図である。 図9C−9Gは、本開示による、ストリッパプレートのその他の実施形態の斜視図である。 図9C−9Gは、本開示による、ストリッパプレートのその他の実施形態の斜視図である。 図9C−9Gは、本開示による、ストリッパプレートのその他の実施形態の斜視図である。 図9H−9Jは、本開示による、ストリッパプレートの円筒状の形をした実施形態の斜視図である。 図9H−9Jは、本開示による、ストリッパプレートの円筒状の形をした実施形態の斜視図である。 図9H−9Jは、本開示による、ストリッパプレートの円筒状の形をした実施形態の斜視図である。 図9Kは、本開示による、ストリッパプレートの別の実施形態の斜視図である。 図10は、伸展位置で示されるストリッパプレートを伴う、図7に示される試料回収デバイスの斜視図である。 図11は、図10に示される、表示される領域の詳細である。 図12Aは、パウチを伴い、部分的後退位置にある、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図12Bは、内側シャフトが完全拡張形態にあり、試料回収デバイスのパウチおよびストリッパプレートが展開された、図12Aに示される試料回収デバイスの模式図である。 図13は、外側シャフトの近位端が内側シャフトから分離し、駆動デバイスが内側シャフトの遠位開口と係合した状態を図示する、図12Aおよび図12Bに示される試料回収デバイスの近位端の斜視図である。 図14は、駆動デバイスが内側シャフトの遠位開口と係合した状態での内側シャフトおよび駆動デバイスを図示する、図12Aに示される試料回収デバイスの近位端の拡大斜視図である。 図15は、外側シャフトが部分的断面で示された、図12Aに示す試料回収デバイスの近位端の拡大斜視図である。 図16は、内側シャフトが部分的後退形態で示され、駆動デバイスが内側シャフトの遠位開口内に受容された、図12Aに示される試料回収デバイスの近位端の断面図である。 図16Aは、内側シャフトが部分的後退位置から完全後退位置に向かって動かされ、外側シャフト上の戻り止めが駆動デバイスのアーム上の突起に係合した際の、図12Aに示される試料回収デバイスの近位端の断面図である。 図16Bは、外側シャフト上の戻り止めが、駆動デバイスのアーム上の突起を遠位開口から押し付けた後で、内側シャフトが部分的後退位置から完全後退位置に向かって動かされた際の、図12Aに示される試料回収デバイスの近位端の断面図である。 図17は、内側シャフトが完全後退位置にあり、駆動デバイスのアーム上の突起が内側シャフトの近位開口内に受容された状態における、図12Aに示される試料回収デバイスの近位端の断面図である。 図18は、内側シャフトおよび駆動デバイスが完全後退位置から伸展位置に向かって動かされた際、駆動シャフトの突起が内側シャフトの近位開口中に受容された試料回収デバイスの近位端の断面図である。 図19は、部品が分離された、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図20は、試料回収デバイスの外側シャフトに対して内側シャフトを動かすために、試料回収デバイスの駆動デバイスおよび内側シャフトが係止形態に示された、図19内の線分20−20に沿って取られた断面図である。 図21は、駆動デバイスが、図19に示される試料回収デバイスのパウチを締めるための係止解除形態で示された、駆動デバイスおよび内側シャフトの断面図である。 図22は、係止部材を含む、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの近位端の模式図である。 図23Aは、筺体に対する内側シャフトの不注意な初期の遠位前進を防止するように構成された内側シャフト、筺体、およびカムロックを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図23Bは、図23Aのカムロックの拡大図である。 図23Cは、カムロックが第1の位置から第2の位置に動かされたとき、カムロック内に画定された枢支孔の内周への、筺体上に配置された枢支軸の係合を示す、本開示の別の実施形態の大きく拡大された図である。 図24A−24Dは、内側シャフトが、近位に並進させられ、カムロックが、筺体に対する内側シャフトの遠位前進を防止するための第1の位置から内側シャフトの筺体に対する遠位前進を可能にする第2の位置まで動く際の、一連の動作を示す模式図である。 図24A−24Dは、内側シャフトが、近位に並進させられ、カムロックが、筺体に対する内側シャフトの遠位前進を防止するための第1の位置から内側シャフトの筺体に対する遠位前進を可能にする第2の位置まで動く際の、一連の動作を示す模式図である。 図24A−24Dは、内側シャフトが、近位に並進させられ、カムロックが、筺体に対する内側シャフトの遠位前進を防止するための第1の位置から内側シャフトの筺体に対する遠位前進を可能にする第2の位置まで動く際の、一連の動作を示す模式図である。 図24A−24Dは、内側シャフトが、近位に並進させられ、カムロックが、筺体に対する内側シャフトの遠位前進を防止するための第1の位置から内側シャフトの筺体に対する遠位前進を可能にする第2の位置まで動く際の、一連の動作を示す模式図である。 図25Aは、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの分解斜視図である。 図25Bは、図25Aの試料回収デバイスとともに使用可能な取り外し可能な出荷用くさびの側面斜視図である。 図26−27は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する位置に置かれた取り外し可能な出荷用くさびを伴う、図25Aに示された試料回収デバイスの模式図である。 図26−27は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する位置に置かれた取り外し可能な出荷用くさびを伴う、図25Aに示された試料回収デバイスの模式図である。 図28は、内側シャフトが部分的後退位置にある、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの内側シャフトおよび捩りばねの側面図である。 図29は、捩りばねが、カムスロットの第1の部分からカムスロットの第2の部分まで移行し、内側シャフトが完全後退位置に動かされた後の図28に示された内側シャフトおよび捩りばねの側面図である。 図30−33は、筺体と、内側シャフトと、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するように構成された捩りばねとを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図30−33は、筺体と、内側シャフトと、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するように構成された捩りばねとを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図30−33は、筺体と、内側シャフトと、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するように構成された捩りばねとを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図30−33は、筺体と、内側シャフトと、筺体に対する内側シャフトの初期の遠位並進を防止するように構成された捩りばねとを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。 図34A−38は、内側シャフトの筺体に対する初期の遠位並進を防止する取り外し可能な出荷用くさびを有する、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイスの模式図である。
(実施形態の詳細な説明)
ここで本開示の実施形態は、図面を参照して詳細に記述されるが、同様の参照番号は、いくつかの図面のそれぞれ内で同一または対応する要素を示す。本明細書で使用されるように、用語「遠位」は、臨床専門家から最も遠い器具の部分を指し、用語「近位」は、臨床専門家に最も近い器具の部分を指す。以下の記述では、周知の機能または構成は、不要な詳細で本開示を不明瞭にすることを避けるため、詳細には記述されない。
本開示に関して本明細書で使用されるように、用語「腹腔鏡」および「内視鏡」は、互換可能であり、カニューレまたは皮膚内の小さな切開部に挿入するための比較的狭い操作部分を有する器具を指す。腹腔鏡および内視鏡はまた、最小侵襲性の外科的手順を指す。本開示は、最小侵襲性の手順におけるように、カニューレを使用する、または使用しないにかかわらず、体の内部へのアクセスが比較的小さな切開部に限られる任意の手順での使用を見出し得るものと考えられる。加えて、本明細書で使用されるように、用語「臨床専門家」は、医師、看護師、および補助要員を含む、医療スタッフを指す。
図1−6に関して、最初に図1を参照すると、本開示の実施形態による、試料回収デバイス10が図示される。試料回収デバイス10は、筺体12と、外側シャフト14と、内側シャフト16とを含む。試料回収デバイス10(およびそれに関連する構成要素)は、例えば、プラスチック等の任意の好適な生体適合性材料から形成され得る。ある実施形態では、射出成形製造プロセスが、筺体12、外側シャフト14、および内側シャフト16を形成するのに利用され得る。
筺体12および外側シャフト14は、長手方向の穴を画定し、略細長い形態を有する。長手方向の穴は、内側シャフト16を摺動可能に受容するように構成される。筺体12は、単一の構成要素として、もしくは1つまたはそれを上回る好適な連結方法(例えば、1つまたはそれを上回る好適な接着剤)によって互いに連結された2つに分離した半分の構成要素として形成され得る。後者の場合、窪み/戻り止め形態(明確に図示せず)が、2つに分離した半分の構成要素の連結を容易にするため利用され得る。筺体12は、臨床専門家が、試料回収デバイス10を掴んで操作できるようにする、例えば、一対の対向する側方ループ13a、13b(図1)等のハンドルを含む。代わりに、他のハンドル形態も想定される。
例えば、(図1および3−5内では仮想線で示される)ボス(または陥凹部)18等、1つまたはそれを上回るストップ部材が、筺体12の内壁に沿って画定され、以下にさらに詳細に説明するように、内側シャフト16の外側シャフト14に対する遠位並進を制限するため、内側シャフト16を着脱可能に係合するように構成される。他のデバイスおよび/または構成要素(例えば、戻り止め、突起、または同等物)が、内側シャフト16に係合するため、ボス18の代わりに利用され得る。
外側シャフト14は、筺体12から遠位に延在し、略管状の形態を含み、これが、上記のように、長手方向の穴を画定する。外側シャフト14は、内側シャフト16を摺動可能に受容するように構成され、そこを通して長手方向の軸「A−A」を画定する。外側シャフト14は、内視鏡または腹腔鏡下の処置のため、トロカール、カニューレ、または自然の身体オリフィスを通した挿入のための寸法にされる。好適な形態の開口20は、外側シャフト14の遠位端に設けられ、パウチ22を含む内側シャフト16(図1)の進入および退出を可能にするような寸法および構成にされる。外側シャフト14は、1つまたはそれを上回る好適な連結方法(例えば、溶接、接着剤等)を介して、筺体12に連結される。代わりに、外側シャフト14は、筺体12と一体に形成され得る。
引き続き図1−6を参照すると、内側シャフト16は、略細長い形態を有し、外側シャフト14内に移動可能に置かれる。内側シャフト16は、パウチ22を完全後退形態から拡張または展開形態まで動かすように、外側シャフト14内で並進可能である。完全後退形態では、パウチ22は、アクセスポートを通して試料回収デバイス10を置くために、外側シャフト14の遠位端内に少なくとも部分的に配置される(図3および図4は、完全後退形態にある内側シャフト16を示し、パウチ22は、図3では明瞭性のため示されない)。拡張または展開形態では、パウチ22は、標的組織をパウチ22内に置くため、外側シャフト14の外側に配置される。
本開示によれば、パウチ22が完全後退形態から拡張形態まで動かされると、パウチ22は、パウチ22の内側シャフト16からの切り離しを容易にするため解放形態に動かされ、以下に詳述されるように、パウチ22が、締め付けられ得、患者から取り除かれ得るようになる。このため、内側シャフト16は、連結部材40によって保持部材26に連結されたスレッド24(図2)を支持する。保持部材26およびスレッド24は、内側シャフト16の完全後退位置から伸展位置への移動の際に、内側シャフト16の遠位端30に設けられた支持機構28(図6)からのパウチ22の離脱(図3参照)を容易にするように構成される。
図2および図2Aを参照すると、保持部材26は、それぞれ、保持部材26の近位端32で接合された左側および右側部分27a、27bを有する、二股形態を含む。左側および右側部分27aおよび27bは、ワイヤ、ロッド、または同等物を含むことができる。保持部材26が(図2Aに示されるように)最遠位位置にある状態で、保持部材26の左側および右側部分27a、27bは、内側シャフト16の側部突起34内に画定される対応するスロット33を通して延在する。各側部突起34は、パウチ22のタブ部分39aおよび39b(図1、2、および6)を通して画定される対応する開口36(図1)内に着脱可能に受容されるように構成される。パウチ22の左および右のタブ部分39a、39bは、パウチ22の近位端41(図1)に隣接して設けられ、内側シャフト16上の対応する側部突起34に着脱可能に連結するように、そこから近位に延在する。保持部材26が最遠位位置にある状態で、保持部材26の左側および右側部分27a、27bは、タブ部分39a、39bが突起34から脱係合されることを防止する。保持部材26は、以下でより詳細に説明するように、臨床専門家が、パウチ22を支持機構28から切り離すことができるように、内側シャフト16に対して最遠位位置から最近位位置まで可動である。
図2および図5を参照すると、ワイヤ、ケーブル、ロッド、または同等物の形であり得る連結部材40は、保持部材26をスレッド24に連結するように構成される。具体的には、連結部材40は、保持部材26の近位端32に固定的または着脱可能のいずれかに連結された遠位フック部分42(図2)と、スレッド24の遠位端46に固定的または着脱可能のいずれかに連結された近位フック部分44(図5)とを含む。当業者は、連結部材40を保持部材26とスレッド24とに連結するのに利用され得る他の連結方法を認識し得る。例えば、近位および遠位フック部分44、42は、削除され得、連結部材40の近位端および遠位端が、保持部材26およびスレッド24のそれぞれの近位端および遠位端32、46に直接はんだ付け、ろう付け、または溶接され得る。
図2および図4−5を参照すると、スレッド24は、略細長い形態を有し、内側シャフト16の頂部壁部分50によって画定されるノッチ48(図4および図5)内に着座させられる。スレッド24は、ノッチ48内で遠位位置と近位位置との間を動くように、ノッチ48に沿って摺動可能である。スレッド24は、筺体12のボス18に接触するように構成された遠位端54を含む、弾性フィンガ部分52を含む。好適な形態の随意の切り欠き56(図5)は、弾性フィンガ部分52のボス18との係合を容易にするためにボス18上に設けられた対応する機械的インターフェースに係合するように、フィンガ部分52の遠位端54に設けられ得る。スレッド24の遠位端46は、連結部材40の近位フック部分44を受容するように構成された開口(明示せず)を画定する。理解され得るように、近位フック部分44が連結部材40とともに利用されない実施形態では、スレッド24は、開口なしで形成され得、連結部材40の近位端は、例えば、溶接を介する等、任意の公知の方法でスレッド24に取り付けられ得る。
図1および図6を参照すると、支持機構28は、開いた二股形態を形成する、2つの可撓性または弾性の部材58および60を含む。柔軟または弾性の部材58、60は、ばね鋼、ニチノールTM、または同等物から作られ得る。図示された実施形態では、弾性の部材58、60は、支持機構28の近位端で接合され、1つまたはそれを上回る好適な連結方法を介して、内側シャフト16の遠位端30に連結される。図示された実施形態では、例えば、内側シャフト16の遠位端30は、支持機構28の弾性の部材58および60の近位端の周りにオーバーモールドされる。
弾性の部材58、60は、パウチ22が外側シャフト14内に置かれた後退形態のときの応力印加または非拡張の状態から、パウチ22が外側シャフト14から展開されるときの応力非印加または拡張状態まで動くように構成される。応力非印加または拡張状態では、弾性の部材58、60は、パウチ22の開口部15の外周を支持するための、略円形またはフープ状の形態を集合的に形成する(例えば、図1参照)。当業者は、弾性の部材58、60が、略長円等、多数の形態形状を形成できることを認識し得る。
本開示によれば、弾性の部材58、60は、内側シャフト16の遠位端にパウチ22を着脱可能に連結するように構成される。具体的には、弾性の部材58、60は、パウチ22の上端部の周りに設けられた好適な形態の管状部分またはスリーブ17(図6)を通して送り込まれ得る。保持部材26が内側シャフト16の側部突起24から脱係合されるとき、外側シャフト14内における内側シャフト16の近位移動は、パウチ22の近位部分41が、外側シャフト14の遠位端に接触するようにする。パウチ22が外側シャフト16の遠位端に係合した後で、内側シャフト16の外側シャフト14内における近位へのさらなる近位移動は、以下にさらに詳細に説明するように、弾性の部材58、60がパウチ22のスリーブ17の外に摺動するようにして、弾性の部材58、60からパウチ22を切り離す。
図1を再び参照すると、ハンドル、例えば、フィンガループ23は、内側シャフト16の近位端に設けられ、例えば、臨床専門家による手動把持を介して、外側シャフト14および筺体12に対する内側シャフト16の移動を容易にするように構成される。他のハンドル形態も、想定される。シンチプラー62は、圧入または摩擦係合を介して、フィンガループ23に取り外し可能に連結され、当業者に公知のように、組織試料がパウチ内に置かれた後でパウチ22を閉じるように構成される。より具体的には、シンチプラー62は、縫合糸「S」に接続される。縫合糸「S」の遠位端は、パウチ22に連結される(図6)。例えば、縫合糸「S」は、当業者に公知のように、カフ17を通してパウチ22の開口部15の周りに延在することができる。実施形態では、シンチは、糸、ワイヤ、ケーブル、または同等物の形態であってもよい。使用時には、パウチ22が外側管14の遠位端と当接状態であり、パウチ22が支持機構28から切り離された後で、シンチプラー62は、パウチ22の開口部15(図1)を閉じるために、縫合糸「S」を近位に引き出すように外側管14に対して近位に引かれ得る。
パウチ22は、可撓性の折り畳み式部材または膜を形成することができる任意の好適な生体適合性材料(例えば、ナイロン、ウレタン、リップストップナイロン、またはラテックス)から作られ得る。パウチ22は、開口部15および閉じられた下部分21(図1)を画定する開閉可能な上部分(または口)19によって画定される、略管状または細長い形態を含む。上部分19は、弾性の部材58、60をその中に受容するように構成されたスリーブ17と縫合糸「S」の遠位部分とを含む(図6)。図示された実施形態では、縫合糸「S」の遠位部分は、スリーブ17の1つの端部を通して置かれ、スリーブ17のもう一方の端部で、パウチ22または回収デバイス10の遠位端に連結される。このようにして、シンチプラー62が近位に引かれたとき、縫合糸「S」は、上部分19の開口部15を閉じる。
試料回収デバイス10は、パウチ22を展開形態にし、内側シャフト16を部分的後退位置にした状態で梱包および出荷され得る。上記のように、パウチ22が展開された状態で試料回収デバイス10を出荷すると、パウチ22内に記憶される折り皺が形成される可能性を最小限にし得る。使用に先立って、内側シャフト16は、小さな切開部またはカニューレを通した外側シャフト14の挿入を容易にするようにパウチ22を外側シャフト14内に置くため、部分的後退位置から後退位置まで外側シャフト14に対して近位に動かされ得る。内側シャフト16が、部分的後退位置から完全後退位置に向けて外側シャフト14に対して近位に動かされると、スレッド42の弾性フィンガ部分52が、ボス18との係合を介して下向きに偏向させられ、スレッド24がボス18の近位側部に移動できるようになる。そうすることで、パウチ22は、少なくとも部分的に外側シャフト14内に引き込まれる。この位置で、スレッド24は、内側シャフト16上に画定されるノッチ48の遠位端に置かれる。その後、外側シャフト14は、患者上の自然または人工的に作製されたオリフィスを通して挿入され得、標的組織に隣接して置かれ得る。以下に説明されるように、保持部材26の内側シャフト16に対する移動は、内側シャフト16の側部突起34からの保持部材26の脱係合を引き起こす。より具体的には、外側シャフト14からパウチ22を展開するため、内側シャフト16が外側シャフト14に対して遠位に動かされるとき、スレッド24のフィンガ部分52の遠位端54(図4)は、スレッド24および保持部材26が内側シャフト16とともに遠位に動くのを防止するために、ボス18を一時的に係合し得る。スレッド24および保持部材26から独立した内側シャフト26の移動は、内側シャフト16が伸展位置に向かって動かされたとき、保持部材26の部分27a、27bが側部突起34のスロット33から脱係合する。
フィンガ部分52の遠位端54は、スレッド24に対する内側シャフト16の遠位並進まで、ボス18と係合したままであり、外側シャフト14は、ノッチ48を画定する内側シャフト16の頂部壁部50(図4)を、フィンガ部分52と接触させる。頂部壁部50は、フィンガ部分52の上面に沿って摺動し、フィンガ部分52を下向きに押し付けてボス18との係合を外し、スレッド24が、内側シャフト16とともに外側シャフト14に対して遠位に再び動き得るようにする(図5)。外側シャフト14に対する内側シャフト16の継続的な遠位移動は、最終的に、パウチ22を展開形態に動かす(図6は、明確化のため、パウチ22の頂部部分を図示する)。
パウチ22が展開され、外科的手順が完了した後で、内側シャフト16は、パウチ22を内側シャフト16から分離するために、外側シャフト14内に引き戻され得る。そのような分離力は、臨床専門家が内側シャフト16の近位端でハンドル23を近位に引くことよって生成される。より具体的には、いったんパウチ22のタブ部分39a、39bが、保持部材26によって、内側シャフト16の左右の突起34にもはや係止されなくなると、外側シャフト14に対して内側シャフト16を近位に引くことで、パウチ22の近位端は、外側シャフト14の遠位端と当接するようになる。その結果、内側シャフト16が外側シャフト14内に引き戻されるとき、タブ部分39aおよび39bは、内側シャフト16からパウチ22を分離させるように突起34から脱係合される。突起34は、タブ部分39a、39bからの分離を容易にする近位の面取り34a(図6)を有してもよい。その後、支持機構28の弾性の部材58、60は、内側シャフト16が外側シャフト14内に後退させられた際、支持機構28の弾性の部材58、60がパウチ22をもはや支持しなくなるまで、パウチ22のスリーブ17の外に摺動させられるようになる。
パウチ22が内側シャフト16からいったん切り離されると、臨床専門家は、シンチプラー62を内側シャフト16のフィンガループ23から離脱させてもよい。ある実施形態では、縫合糸「S」は、内側シャフト16から離脱させられ得、内側シャフトは、外側シャフト14から引き戻される。内側シャフト16が取り除かれた状態で、縫合糸「S」の残りの部分は、外側シャフト14を通して長手方向に延在する。縫合糸「S」を引くと、縫合糸「S」は、開口部15を閉じるようにパッチ22の開口部15の周りを締め付けるようにする。外側シャフト14は、その後、手術部位から引き戻され得、手術部位内の閉鎖したパウチ22と切開部を通して延在する縫合糸「S」の一部分とだけが残され得る。
典型的には、試料回収デバイスの外側シャフト内に折り畳まれ、もしくは巻かれて格納されているパウチとともに使用されるために出荷される、従来の試料回収デバイスとは異なり、本試料回収デバイス10は、例えば、外側シャフト14の外部で折り畳まれずに展開形態にあるパウチ22とともに使用するために出荷され得る。そのような配置は、例えば、パウチ22上に記憶された折り皺が形成される可能性を、解消しないまでも低減させる等、典型的には従来の試料回収デバイスに関連付けられる欠点を克服し得る。
前の記述から、また種々の図面を参照すれば、当業者は、特定の改変がまた、全体的な範囲から逸脱することなく、本開示に対してなされ得ることを認識し得る。例えば、1つまたはそれを上回るデバイスまたは構成要素が、支持機構28の弾性の部材58、60からパウチ22を分離する助けとなるように利用され得る。
例えば、図7は、ストリッパプレート170を含む、試料回収デバイス110を図示する。ストリッパプレート170は、試料回収デバイス110の外側シャフト114内に受容され、内側シャフト116が完全伸展位置に動かされたとき、支持機構128からパウチ122を分離する助けとなるよう展開されるように構成される(図8)。試料回収デバイス110は、試料回収デバイス10と同様である。したがって、試料回収デバイス110に特有の特長のみを本明細書に記載する。
図7および図8を参照すると、ストリッパプレート170は、ストリッパプレート170が試料回収デバイス110の外側シャフト114の遠位端内に配置された後退形態から、ストリッパプレート170が外側シャフト114の外側に配置された展開形態(図11)まで可動である。以下にさらに詳細に説明するように、後退形態では、ストリッパプレート170は、(図8に示されるように)外側シャフト114を通して画定される長手方向の軸「A−A」に対して第1の角度θ°に配向され得る。ストリッパプレート170の第1の角度θ°は、約1度〜約75度の範囲にあってもよい。
図9A−図9Bを参照すると、実施形態では、ストリッパプレート170は、主軸「B−B」および副軸「C−C」を画定する略長円の形態を含む。副軸「C−C」の幅は、外側シャフト114の内径を下回り、主軸「B−B」の幅は、外側シャフト114の内径を上回る。なお、外側シャフト114の内径を上回る主軸「B−B」を有することは、ストリッパプレート170が外側シャフト114から展開された後で、ストリッパプレート170が外側シャフト114内に戻されることを防止することが留意される。ストリッパプレート170の前端部175は、ストリッパプレートの前端部175と後端部173との間に延在する略長円形に形作られた周壁179を伴う、略平面状の形態を含む。周壁179は、周壁179が外側シャフト114の内面に摩擦によって係合することができるように、ストリッパプレート170の平面状の前端部175に対して約25度〜約45度の範囲の角度で傾斜させられ得る(図8)。示されるように、ストリッパプレート170の周壁179の角度は、以下にさらに詳細に説明するように、外側シャフト114の内面に対して実質的に平行であり、ストリッパプレート170が外側シャフトから展開され得るようにする。
引き続き図9A−9Bを参照すると、ストリッパプレート170は、そこを通して画定される第1および第2の開口171、172を含む。ストリッパプレート170の第1の開口171は、略円形の形状を有し、支持機構128の弾性の部材158、160を受容するように構成される(図8)。
第2の開口172は、略三角の形状を有し、試料回収デバイス110の縫合糸「S」を受容するように構成される(図11)。実施形態では、第2の開口172は、第1の上部分176a、第2の上部分176b、および下部分176cによってさらに画定され得る。第1および第2の上部分176a、176bのそれぞれは、略円周壁177a、177bによって画定され得、下部分176cは、下部の略凹面の壁178によって画定され得る。第1および第2の上部分176a、176bは、縫合糸「S」が、第1または第2の部分176a、176bを通して引かれる際に、縫合糸「S」にドラグ力を働かせるため、縫合糸「S」に比例したサイズである。ある実施形態では、縫合糸「S」は、第1または第2の部分176a、176bの1つを通過し、スリーブを通してパウチ122内の開口部の周りに延在し、その後、ストリッパプレート170のもう一方の開口部176a、176bを通して、縫合糸「S」がストリッパプレート170の後端部173に固着されるところに戻る。縫合糸「S」が近位に引かれるとき、縫合糸「S」は、パウチ122内の開口部を締めつける。
第1および第2の対向するチャネル180a、180bは、第1および第2の上部分176a、176bとストリッパプレート170の下部分176cとの間にそれぞれ設けられる。第1および第2の対向するチャネル180a、180bは、縫合糸「S」が、試料回収装置110のパウチ122を閉じるように近位に引かれているとき(例えば、図7参照)、縫合糸「S」を第1の上部分176aおよび第2の上部分176bにそれぞれ誘導するのに役立つ。当業者は、第1および第2の開口171および172が、それぞれ、鋭角または湾曲/凹面のコーナーまたはエッジのいずれかを伴う、円形、楕円形、正方形、長方形、Y形、またはX形等、任意の公知の形態であり得ることを認識し得る。さらに、第1および第2の開口171および172のそれぞれの内壁は、例えば、ストリッパプレート170の前面に対して内向きまたは外向きに角度付けされ得る。
図10−11を参照すると、ストリッパプレート170は、パウチ122を支持するように構成された支持機構128の弾性の部材158、160上に支持される。図7−11に図示される実施形態では、パウチ122のタブ部分39a、39b(図1)は、試料回収デバイス110の内側シャフト116上に設けられた側部突起134(図8)への連結のため、ストリッパプレート170の副軸「C−C」(図9A)の周りに延在するように構成される。
以下にさらに詳細を記述するように、試料回収デバイス110の使用時には、内側シャフト116は、部分的後退位置から完全後退位置に、そしてその後、完全伸展位置まで可動である。出荷位置である内側シャフト116の部分的後退位置(図7および図12A)では、パウチ122は、展開されるが、ストリッパプレート170は、外側シャフト114内の位置に置かれる。この位置では、以下にさらに詳細に説明するように、係止部材は、内側シャフト116がまず完全後退位置に動かされるまで、内側シャフト116の完全伸展位置への前進を防止する。内側シャフト116の完全後退位置への移動は、いくつかの実施形態では、係止部材を解放するが、小さな切開部またはカニューレを通した外側シャフト114の挿入を容易にするように、パウチを外側シャフト114内に引き込む。内側シャフト116の完全後退位置から伸展位置への移動(図11および図12B)は、パウチ122を再展開させ、ストリッパプレート170を展開させ、図1−6に関して上述したように、内側シャフト116からのパウチ122の分離を容易にするため、保持部材26を突起34から脱係合する(図2A)。
図9C−9Kは、本開示とともに用いられる代替的実施形態のストリッパプレート1170、1270、1370、1470、1570、1670、1770、1870、および1970を示す。理解され得るように、開示されたこれらのストリッパプレート1170、1270、1370、1470、1570、1670、1770、1870、および1970のいずれもが、支持機構28、128の弾性の部材58、60および158、160からのパウチ122の分離を助けるため、例えば、試料回収デバイス10および/または110等、本願に示され記載される試料回収デバイスのいずれかとともに利用され得る。
図9Cを参照すると、ストリッパプレート1170は、主軸「B−B」および副軸「C−C」を画定する略長円の形態を含む。ストリッパプレート170とほぼ同じく、副軸「C−C」の幅は、外側シャフト114の内径を下回り、主軸「B−B」の幅は、外側シャフト114の内径を上回る。ここでもまた、外側シャフト114の内径を上回る主軸「B−B」を有することは、ストリッパプレート1170が外側シャフト114から展開された後で、ストリッパプレート1170が外側シャフト114内に戻されて動き得ないことを確実にすることが留意される。
ストリッパプレート1170は、第1の開口1171とそこを通して画定される一対の第2の開口1172a、1172bとを含む。ストリッパプレート1170の第1の開口1171は、略円周の形状を有し、支持機構128の弾性の部材158、160を受容するように構成される(例えば、図10−11参照)。
一対の第2の開口1172aおよび1172bは、ストリッパプレート1170を通して延在し、それぞれ、試料回収デバイス110の縫合糸「S」の一部分を(図11と同様に)摩擦によって受容するように構成される。一対の第2の開口1172aおよび1172bは、試料回収装置110のパウチ122(例えば、図7参照)を閉じるように縫合糸「S」が近位に引かれる際、縫合糸「S」を誘導するのに役立つように構成される。ある実施形態では、縫合糸「S」は、開口部1172aを通して、パウチ122の開口部の周りを延在し、開口部1172bを通して戻り、そこで、縫合糸「S」は、ストリッパプレート1170の後端部1173に固着される。
上述のストリッパプレート170とほぼ同じく、後退形態では、ストリッパプレート1170は、外側シャフト114の内周に角度θ°で配向される(図8)。ストリッパプレート1170が後退形態から展開形態に動かされるとき(図10−11)、ストリッパプレート1170は、弾性の部材158、160の周りで傾き、長手方向の軸「A−A」に対して第2の角度θ°に自らを配向させる。ストリッパプレート1170が展開形態にあるとき、内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、支持機構128が開口部1171を通過する際(図8)、ストリッパプレート1170の後端部1173が外側シャフト114の遠位端と接触するようにし、そしてパウチ122がストリッパプレート1170の前端部1175と接触するようにして、上記のように、内側シャフト116の支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ22を切り離す。
図9Dを参照すると、ストリッパプレート1270は、主軸「B−B」および副軸「C−C」を画定する略長円の形態を含む。ストリッパプレート170とほぼ同じく、副軸「C−C」の幅は、外側シャフト114の内径を下回り、主軸「B−B」の幅は、外側シャフト114の内径を上回る。ここでもまた、外側シャフト114の内径を上回る主軸「B−B」を有することは、ストリッパプレート1270が外側シャフト114から展開された後で、ストリッパプレート1270が外側シャフト114内に戻され得ないことを確実にすることが留意される。ストリッパプレート1270の前端部1275は、ストリッパプレート1270の前端部1275と後端部1273との間に延在する略長円形に形作られた周壁1279を伴う略平面状の形態を含む。周壁1279は、上記のように、外側シャフト114内におけるストリッパプレート1270の適正な配向を容易にし、後退形態から展開形態へのストリッパプレート1270への展開を容易にするため、外側シャフト114の長手方向の軸A−Aに対して約25度〜約45度の範囲の角度(図8)を画定するように傾斜させられる。ストリッパプレート1270はまた、ストリッパプレート1270の前端部1275上に画定される面取りされた前縁1277を含む。ストリッパプレート1280の前端部1275は、ストリッパプレート1270が外側シャフト114内で第1の角度θ°に配置されるとき、遠位を向くように設計される。面取りされた前縁1277および周壁1279は、外側シャフト114からのストリッパプレートの展開を容易にするため、実質的に対応する角度θ°を含む。対応する角度θ°は、約25度〜約45度の範囲内にあってもよい。
ストリッパプレート1270は、その中を通して画定される第1の開口1271と一対の第2の開口1272a、1272bとを含む。ストリッパプレート1270の第1の開口1271は、略円周の形状を有し、支持機構128の弾性の部材158、160を受容するように構成される(図11)。
一対の第2の開口1272aおよび1272bは、ストリッパプレート1270の前端部1275内に画定され、それぞれ、上述した理由のため、試料回収デバイス110の縫合糸「S」の一部分を受容するように構成される。一対の第2の開口1272aおよび1272bは、互いに隣接して位置決めされ、縫合糸「S」が、試料回収装置110のパウチ22を閉じるように近位に引かれているとき、縫合糸「S」を誘導するのに役立つように構成される(図7)。
上述されたストリッパプレート170とほぼ同じく、後退形態では、ストリッパプレート1270は、ストリッパプレート1270の前端部1275が遠位を向いた状態で、外側シャフト114の内周内に角度θ°で配向される。ストリッパプレート1270が、後退形態(図8)から展開形態(図11)に動かされるとき、ストリッパプレート1270は、弾性の部材158、160の周りで傾転し、長手方向の軸「A−A」に対して第2の角度θ°で自らを配向する。ストリッパプレート1270が展開形態にあるとき、内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、ストリッパプレート1270の後端部1273が外側シャフト114の遠位端に接触するようにし、パウチ122がストリッパプレート1270の前端部1275に接触するようにして、内側シャフト116の遠位端において、支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ122を切り離す。
図9Eを参照すると、ストリッパプレート1370は、第1の開口1371が略長方形の形態を含むことを除いて、ストリッパプレート1270と同様である。ストリッパプレート1370の他の全ての特徴、すなわち、第2の開口1372aおよび1372b、主軸および副軸のそれぞれ「B−B」および「C−C」、前端部1375、後端部1373、および周壁1379は、ストリッパプレート1270と同一であり、同じように動作する。
図9Fを参照すると、ストリッパプレート1470は、ストリッパプレート1470の後端部1475がまた、第1の開口1471に隣接する突出部または突起1478を含むことを除いて、ストリッパプレート1270と同様である。突起1478は、前端部1475から外向きに第2の開口1472aおよび1472bの直近まで延在する。実施形態では、突出部1478は、半円の形態または円形の形態を含んでもよい。その結果、第1の開口1471は、後端部1475および後端部1475から外向きに延在する内周前縁部1491と略同一平面にある内周後縁部1490を含む。ストリッパプレート1470の他の全ての特徴、すなわち、第2の開口1472aおよび1472b、主軸および副軸のそれぞれ「B−B」および「C−C」、前端部1475、後端部1473、ならびに傾斜した縁部1479は、ストリッパプレート1270と同一であり、同じように動作する。後端部1475は、頂部1494aおよび底部1494bを含む。傾斜した外周縁部1479は、ストリッパプレート1470が、展開に先立って、外側シャフト114の内周内に特定の配向で着座するのを容易にするため、それぞれ、頂部および底部1494aおよび1494bの両方から前端部1473に向かって同じ角度で延在する。
後退形態では、ストリッパプレート1470は、ストリッパプレート1470の後端部1475および突出部1478が近位を向いた状態で、外側シャフト114の内周内に角度θ°で配向される。ストリッパプレート1470が後退形態(図8)から展開形態(図11)に動かされるとき、ストリッパプレート1470は、弾性の部材158、160の周りで傾転し、長手方向の軸「A−A」に対して第2の角度θ°で自らを配向する。ストリッパプレート1470が展開形態にあるとき、内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、ストリッパプレート1470の後端部1475が外側シャフト114の遠位端と接触するようにし、パウチ122がストリッパプレート1470の前端部1473に接触するようにして、内側シャフト116の支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ122を切り離す。突出部1478は、外側シャフト114の内周内に受容されるように設計され、軸「A−A」に沿って、ストリッパプレート1470をそれに対して中心に置く(図8参照)。
実施形態では、突出部1478は、外側シャフト114内でのストリッパプレートの整列と弾性の部材158、160からのパウチ22の切り離しとを容易にするために、後端部1475および前端部1473の両方の上に含まれ得る。
図9Gを参照すると、ストリッパプレート1570は、縫合糸「S」を誘導するための第2の開口1572aおよび1572bが、ストリッパプレート170の第2の三角形形状の開口172と異なる点を除いて、ストリッパプレート170と同様である。ストリッパプレート1570の他の全ての特徴、すなわち、主軸および副軸のそれぞれ「B−B」および「C−C」、前端部1575、後端部1573、ならびに周壁1579は、ストリッパプレート170と同一であり、同じように動作する。
一対の第2の開口1572aおよび1572bは、ストリッパプレート1570を通して延在する。各開口1572a、1572bは、上記のように、試料回収デバイス110の縫合糸「S」の対応する部分を受容するように構成される。一対の第2の開口1572aおよび1572bは、縫合糸「S」が試料回収装置110のパウチ122(図7)を閉じるように近位に引かれる際、縫合糸「S」を誘導するのに役立つように構成される。
上記のストリッパプレート170とほぼ同じく、後退形態では、ストリッパプレート1570は、外側シャフト114の内周内で角度θ°に配向される。ストリッパプレート1570が後退形態(図8)から展開形態(図11)に動かされるとき、ストリッパプレート1570は、弾性の部材158、160の周りで傾転し、長手方向の軸「A−A」に対して第2の角度θ°に自らを配向させる。ストリッパプレート1570が展開形態にあるとき、内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、ストリッパプレート1570の後端部1573が外側シャフト114の遠位端に接触するようにし、そしてパウチ122がストリッパプレート1570の前端部1575に接触するようにして、内側シャフト116の支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ122を切り離す。
図9H−9Jは、縫合糸「S」を誘導し、そして弾性の部材158、160からパウチ122を切り離すのを助けることの両方に利用され得る、ストリッパプレートの代替的実施形態を示す。前述のストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170とは異なり、図9H−9Jに示されるストリッパプレートは、弾性の部材158、160をそこを通して受容する寸法の第1の開口を伴って構成されない。むしろ、これらのストリッパプレート設計は、弾性の部材158、160が、ストリッパプレートのいずれかの側部上で遠位に延在することができるように構成される。
最初に図9Hを参照すると、ストリッパプレート1670が示され、そこを通して画定される中央に配置された開口1672を伴う、略円筒状の形態を含む。中央の開口1672は、上述した第2の開口、例えば、開口172とほぼ同じ様式で、それを通る縫合糸「S」に摩擦によって係合し、誘導するように構成される。円筒状形状のストリッパプレート1670はまた、ストリッパプレート1670が外側シャフト114内に支持されるとき、その中に画定され、開口1672と近接し、そして連通するように位置決めされたリリーフ1695を含む。より具体的には、ストリッパプレート1670が外側シャフト114の遠位端に置かれるとき、リリーフ1695は、シャフト114の近位端から開口1672までの縫合糸「S」の通過を容易にするため、外側シャフト114の長手方向の軸と実質的に平行な軸に沿って延在する。ストリッパプレート1670は、外側終端部1691a、1691bによって画定される長さ「L」を含む。長さ「L」は、外側シャフト114の内径の長さを上回り、ストリッパプレート1670が外側シャフト114から展開された後で、ストリッパプレート1670が外側シャフト114内に戻って動けないことを確実にする。
後退形態では、ストリッパプレート1670は、弾性の部材158、160がストリッパプレート1670のいずれかの側部上で延在した状態で、外側シャフト114内に支持される。弾性の部材158、160の両方が、ストリッパプレート1670の1つの側部に沿って延在し得ることが想定される。ストリッパプレート1670が、後退形態(図8)から展開形態(図11)まで動かされるとき、ストリッパプレート1670は、弾性の部材158、160のいずれかの側部上で自己整列し、そして外側シャフト114の遠位端を横切って延在する位置に自らを配向する。ストリッパプレート1670が展開形態にあるとき、内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、ストリッパプレート1670が外側シャフト114の遠位端に接触するようにし、そしてパウチ122がストリッパプレート1670に接触するようにして、内側シャフト116の支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ122を切り離す。
図9Iは、ストリッパプレート1770を含み、ストリッパプレート1770が、ストリッパプレート1770の終端部の直径D1を上回る直径D2を有する中間部分1794を含むことを除いて、ストリッパプレート1670と同様である。ストリッパプレート1770の他の全ての特徴は、ストリッパプレート1670と同一であり、同じように動作する。
例えば、リリーフ1795は、開口1772を通した縫合糸「S」の通過を容易にするように構成される。ストリッパプレート1770は、外側終端部1791a、1791bによって画定され、外側シャフト114の内径を上回る長さ「L」を含み、ストリッパプレート1770が外側シャフト114から展開させられた後で、ストリッパプレート1770が外側シャフト114内に戻って動かされることができないことを確実にする。ストリッパプレート1770の操作は、ストリッパプレート1670のそれと同一であり、本明細書ではさらに詳細には記載されない。
図9Jは、ストリッパプレート1870を含み、ストリッパプレート1870は、開口1872を囲み、膨出した中間部分1894から両端1891aおよび1891bに向かってテーパが付けられた膨出した中間部分1894を含むことを除いて、ストリッパプレート1670と同様である。加えて、ストリッパプレート1870は、その中に画定され、そこを通した縫合糸「S」の通過を容易にするため、開口1872と連通するリリーフ1895を含む。ストリッパプレート1870は、外側終端部1891a、1891bによって画定され、外側シャフト114の内径を上回る長さ「L」を含み、ストリッパプレート1870が外側シャフト114から展開された後で、ストリッパプレート1870が外側シャフト114内に戻って動かされ得ないことを確実にする。
上記のストリッパプレート、ストリッパプレート1670および1770と同様に、内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、ストリッパプレート1870が、外側シャフト114の遠位端に接触するようにし、そしてパウチ122がストリッパプレート1870に接触するようにして、内側シャフト116の支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ122を切り離す。陥凹部1892aおよび1892bは、ストリッパプレート1870の各それぞれの終端部1891aおよび1891bに画定される。各陥凹部1892a、1892bは、外側シャフト114の遠位端の内周縁(図示せず)の対向する部分に係合するように構成される。理解され得るように、陥凹部1892a、1892bは、ストリッパプレート1870を外側シャフト114に対して着座させ、その結果、パウチ122からの弾性の部材158、160の切り離しを容易にする。
図9Kを参照すると、ストリッパプレート1970が示され、そこを通して画定される中央に配置された開口1971を伴う、略中空円筒状の形態を含む。中央の開口1971は、弾性の部材158、160を収容するとともに、縫合糸「S」を誘導するように構成される。円筒状形状のストリッパプレート1970はまた、丸みを帯びた後端部1975と前端部1973とを含む。外向きに付勢された一連のタブ状一体ヒンジ1997は、ストリッパプレート1970の外周面1980を取り囲み、自己展開するように付勢され、以下に詳しく説明するように、ストリッパプレート1970が、外側シャフト114から展開させられたとき、ストリッパプレート1970の外周面1980から外向きに延在する。一連のスリット(または曲げリリーフ)1999は、ストリッパプレート1970の外周面1980内に画定され、それぞれの一体ヒンジ1997の間に挟装される。スリット1999は、組立の間の外側シャフト144の遠位端内への挿入のため、ストリッパプレート1970が内側に曲がることを可能にするように構成される。
後退形態では、ストリッパプレート1970は、ストリッパプレート1970の後端部1975が近位を向き、ヒンジ1997とともに圧縮された状態で外側シャフト114の内周内に置かれる。弾性の部材158、160および縫合糸「S」の両方は、開口1971を通して延在する位置に置かれる。一体ヒンジ1997は、ストリッパプレート1970を外側シャフト114内に保持する摩擦嵌合による係合状態で、外側シャフト114の内周に対して付勢される。ストリッパプレート1970が展開形態にいったん動かされると、一体ヒンジ1997は、自己展開し、ストリッパプレート1970の外周面1980から外向きに延在して、ストリッパプレート1970が外側シャフト114内に再び入ることを防止する。内側シャフト116の外側シャフト114に対する近位移動は、ストリッパプレート1970の後端部1975の一部を外側シャフト114の内周内に強制し、一体ヒンジ1997が、外側シャフト114の遠位端またはリムに係合するようにして、ストリッパプレート1970全体が外側シャフト114の内周内に再び入ることを防止する。
一体ヒンジ1997が外側シャフト114に対していったん置かれると、内側シャフト116のさらなる近位移動は、パウチ122をストリッパプレート1970の前端部1973と接触するようにして、内側シャフト116の支持部材128の弾性の部材158、160からパウチ122を切り離す。
これまでに記述されたストリッパプレートの上記実施形態の全て、すなわち、170、1170、1270、1370、1470、1570、1670、1770、1870、および1970は、共通の属性を有する。例えば、ストリッパプレートの主な目的は、外側シャフト114の遠位端に対する逆行止めとして作用することにより、(いったん展開された)試料バッグが、外側シャフト114内に引き戻されることが起きないようにすることである。いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、縫合糸「S」がプレートを通過する際の縫合糸「S」の固定点として作用し、ストリッパプレートの裏側でそれ自体および/またはストリッパプレートに固着される。このプレートはまた、縫合糸が、縫合糸開口、例えば、開口1172aを通して逆送されないように防止するように作用する。いくつかの実施形態では、ストリッパプレートは、外側シャフト114の内周を通して遠位方向に摺動可能であるが、いったん展開させられると、外側シャフト114内へのプレートの再入を起こさないようにするため、このプレートは、(ほとんどの場合)反転、もしくは自ら再配向するように設計される。
いくつかの実施形態では、プレート内の開口、例えば、開口1171および1172は、弾性の部材158、160からの試料バッグ122の切り離しと、試料バッグ122の回収とを容易にするため、外側シャフト114の遠位端およびそこを通して延在する長手方向の軸「A−A」に対して自らを再配向させ、ストリッパプレートを事前配置するように構成される。いくつかの実施形態では、主開口、例えば、開口1171は、弾性の部材158、160および試料バッグ122がそこを通ることができるように設計される。いくつかの実施形態では、1つまたはそれを上回るリリーフは、そこを通る縫合糸「S」の並進を容易にし、プレートが長手方向の軸「A−A」に対して自ら再配向するのを容易にするため、ストリッパプレートに沿って配置される。
図7を再び参照すると、試料回収デバイス110は、把持部186および連結部187を有する、くさび部材185を含む。くさび部材185は、後に詳述するように、ストリッパプレート170の不注意な展開を防止するため、部分的後退位置(図8)または出荷位置から伸展位置(図11)への内側シャフト116の外側シャフト114に対する移動を防止するように設けられる。ストリッパプレート170のみが、本明細書で記載される試料回収デバイスの実施形態に関して記述され得る。しかしながら、上記ストリッパプレート1170、1270、1370、1470、1570、1670、1770、1870、および1970のいずれも、本明細書に記載される特徴および実施形態のいずれとも利用され得ることが予期される。
図7および図8を参照すると、くさび部材185の把持部186は、臨床専門家による把持のために構成され、連結部187は、くさび部材185を試料回収デバイス110のハンドル123に隣接して内側シャフト116に着脱可能に連結するように構成される。くさび部材185の連結部187は、摩擦または圧入を介して、もしくは他の好適な連結方法および/またはデバイスを介して、内側シャフト116を連結してもよい。例えば、連結部187は、内側シャフト116を中に受容する寸法のチャネルを画定する、可撓性のアームを含むことができる。可撓性のアームは、内側シャフト116をチャネル内に受容するように離れて曲がり、内側シャフト116の周りにくさび部材185を着脱可能に固着するようにともに曲がる。
上記のように、くさび部材185は、使用に先立つ出荷の間および準備の間に、外側シャフト114からのストリッパプレート170の不注意な展開を防止するように構成される。具体的には、くさび部材185の連結部187が内側シャフト116に連結されたとき、連結部187は、臨床専門家が内側シャフト116のハンドル123をその最遠位位置に動かすのを防止するため、試料回収デバイス110の筺体112の近位部分(図7)とハンドル122とに接触するように構成される。このように、くさび部材185は、内側シャフト116とハンドル123との間の分離を維持し、筺体112および外側シャフト114に対する内側シャフト116の完全伸展位置への移動を防止するスペーサとして機能する。
試料回収デバイス110の操作は、試料回収デバイス10のものと実質的に同様である。上記のように、試料回収デバイス110は、展開位置にあるパウチ22と、図7および図8に示されるような部分的後退位置にある内側シャフト116とともに出荷される。使用に先立って、内側シャフト116は、小さな切開部または小径カニューレを通した外側シャフト116の挿入を容易にするため、パウチ122を外側シャフト114内に移動させるように、外側シャフト114に対して近位に動かされ得る。このようなとき、支持機構の弾性の部材158、160は、ストリッパプレート170の第1の開口171を通して外側シャフト114内に引き込まれ得る。その後、外側シャフト114は、上述のような様式で患者内の位置に置かれ得る。
パウチ122およびストリッパプレート170を外側シャフト114から展開するために、くさび部材185は、連結部187を内側シャフト116から分離するようにくさび部材185の把持部186を引っ張ることによって、内側シャフト116から取り外される。その後、内側シャフト116は、筺体112と接触して伸展位置(図10参照)まで動かされる。くさび部材185は、取り外されており、ハンドル133の移動を妨げないため、内側シャフト116は、完全伸展位置に動かされ得る。このようなとき、内側シャフト116の遠位端は、ストリッパプレート170を係合して外側シャフト114の遠位端から押す。図1−6に示されるデバイス10に関して説明されたように、内側シャフト114のこの移動は、保持部材26(図2A)によってパウチ122が解放されることを引き起こす。ストリッパプレート170が外側シャフト114からいったん展開させられると、臨床専門家は、内側シャフト116を外側シャフト114に対して近位に動かすことができる。しかしながら、試料回収デバイス10のパウチ22とは異なり、試料回収デバイス110のパウチ122は、外側シャフト116の遠位端に接触するように構成され、試料回収デバイス110の弾性の部材158、160からパウチ122を分離させるため、回収デバイス110のパウチ122は、ストリッパプレート170の前端部175に接触するように構成される。パウチ122が内側シャフト116からいったん分離されると、臨床専門家は、試料回収デバイス10に関して上述したような様式で、パウチ122を締め付けまたは閉じる操作に進み得る。
図12A−12Bを参照すると、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイス210が図示される。試料回収デバイス210は、試料回収デバイス10、110と同様に機能し、特に、図1−6に関して記述された保持部材26およびスレッド24のアセンブリを含む。したがって、試料回収デバイス210に特有の機能的特徴についてのみが、本明細書で記述される。
試料回収デバイス210は、筺体212と、筺体212から遠位に延在する外側シャフト214とを含む。本明細書で開示される実施形態のそれぞれと同様に、筺体212および外側シャフト214は、単一ユニットとして一体に形成され得る。筺体212および外側シャフト214は一緒に、長手方向の軸に沿って延在する長手方向の穴214aを画定する。筺体212および/または外側シャフト214は、長手方向の穴214aを画定する内壁上に置かれた戻り止め218の形の1つまたはそれを上回る閉塞部材を含む。理解され得るように、より多くのまたはより少ない戻り止め218が、以下にさらに詳細に説明するように、筺体212の内壁上に置かれ得る。
内側シャフト216は、筺体212および外側シャフト214の長手方向の穴214内に移動可能に置かれる。内側シャフト216は、内側シャフト16のそれと同様の様式で機能するように構成される。内側シャフト216は、その遠位端において、上述された支持機構28(図1)と同様の一対の弾性の部材(明示せず)を含む、支持機構228を支持する。弾性の部材は、上述されたパウチ22およびパウチ122と実質的に同様のパウチ222を支持するように構成される。
内側シャフト216は、パウチ222が展開され、ストリッパプレート170が外側シャフト214の遠位端内の位置に置かれた、回収デバイス210の出荷位置である部分的後退位置(図12A)から、完全後退位置まで、そしてその後、パウチ222およびストリッパプレート170が両方とも展開される伸展位置(図12B)まで可動である。試料回収デバイス210は、以下にさらに詳細に説明するように、完全後退位置から伸展位置(図12B)への内側シャフト216の移動を容易にするため、内側シャフト216の部分的後退位置(図12A)から完全後退位置(図17)への後退の際に、内側シャフト216の有効ストロークを拡大するように機能する、駆動機構をさらに含む。
図13−15をまた参照すると、内側シャフト216は、好適な形態の、1つまたはそれを上回る近位開口225aと、1つまたはそれを上回る遠位開口225bとを含む。説明目的のため、2つの近位開口225aと2つの遠位開口225bとが図示される。近位および遠位開口225a、225bのそれぞれは、以下にさらに詳細に説明するように、内側シャフト216に沿って長手方向に離間され、それぞれの突起233を受容する位置に置かれる。好適な形態の溝229は、近位および遠位開口225aおよび225bのそれぞれの間で内側シャフト216に沿って画定され、各それぞれの遠位開口225bと連通する。溝229は、それぞれの戻り止め218を受容する寸法であるが、突起233の幅、ならびに開口225aおよび225bより小さな幅を有する。説明目的のため、2つの溝229が図中に示される(例えば、図16参照)。溝229は、内側シャフト216が、部分的後退位置(図12A)から完全後退位置(図17)まで、外側シャフト214および筺体212に対して動かされたとき、筺体212の戻り止め218を摺動可能に受容するように構成される。理解され得るように、第2の溝229は、2つの開口225aと2つの戻り止め218とが設けられた場合にのみ必要とされる。
引き続き図13−15を参照すると、内側シャフト216は、内側シャフト216の有効ストロークを変更するように内側シャフト216上で再配置可能なハンドルまたは駆動デバイス223を含む。ハンドル223は、ハンドル223から遠位に延在し、ハンドル223が内側シャフト216に連結されたとき、内側シャフト216の近位端に設けられた空洞231(図13)内に延在する、1つまたはそれを上回るアーム221を含む(例えば、図13参照)。アーム221は、可撓性であり、ハンドル223を内側シャフト223に接続するため、内側シャフト216の近位および遠位開口225a、225bの1つの中に受容されるように構成された突起233(戻り止め、返し、または同等物)をその遠位端に含む。ハンドル223が、遠位開口225aを介して内側シャフト216に接続されるとき、ハンドル223は、部分的後退位置(図12A)への内側シャフト216の前進を制限するため、筺体212の近位端に係合する位置に置かれる。対照的に、ハンドル223が、近位開口225bを介して、内側シャフト216に接続されるとき、内側シャフト216のストロークは、以下にさらに詳細に説明するように、図12Bに示される伸展位置への内側シャフト216の移動を容易にするために伸ばされる。
試料回収デバイス10および110に関して上述したように、外科用回収デバイス210は、上述したような保持部材26およびスレッド24のアセンブリを含む。本アセンブリは、上述のように機能するため、本明細書では、さらなる詳細は示されず、説明もされない。代替として、上述した保持部材24は、保持部材コネクタ226(図13および図14)によってハンドル223に直接接続され得る。保持部材26は、パウチ222を内側シャフト216の支持機構228に着脱可能に連結するため上述のように機能するが、スレッド24よりはむしろコネクタ226によって作動される。より具体的には、保持部材コネクタ226の近位部分は、1つまたはそれを上回る好適な連結方法を介して、内側シャフト216のハンドル223に動作可能に直接連結され、コネクタ226の遠位端は、保持部材26に接続される。1つまたはそれを上回る付加的な溝(図示せず)が、内側シャフト216に沿って設けられ、以下にさらに詳述するように、保持部材コネクタ226を摺動可能に受容するように構成され、その結果、ハンドル223が内側シャフト216に対して動くとき、保持部材コネクタ226が、外側シャフト214を通して画定される長手方向の軸に沿って、内側シャフト216に対して動かされ得るようにする。
ストリッパプレート(図12Aおよび図12B)はまた、本明細書で開示されるストリッパプレートのいずれか、例えば、ストリッパプレート170に関して上述したように構成され機能する、試料回収デバイス210上に設けられ得る。さらに、シンチプラー、例えば、シンチプラー62ならびに縫合糸「S」は、上述のように、パウチ222の閉鎖を容易にするように設けられ得る。
図12Aおよび図16を参照すると、試料回収デバイス210は、パウチ222が展開形態(図12A)にあり、内側シャフト216が部分的後退位置にある状態で出荷され得る。この位置で、アーム221の突起233は、遠位開口225b内に受容され(図16)、ハンドル223は、筺体212および外側シャフト214に対する内側シャフト216のさらなる遠位並進を防止するため、筺体212との当接位置に置かれる。図12Aに示されるように、ハンドル223をこの位置にした状態で、パウチ222は、外側シャフト214から展開され、ストリッパプレート170は、外側シャフト214の遠位端内に留まり得る。
試料回収デバイス210の使用に先立って、内側シャフト216は、パウチ222を外側シャフト214内に置くため、外側シャフト214に対して近位に動かされ(図13)、外側シャフト214が、自然または人工的なオリフィスを通して挿入され得、体腔内の標的組織に隣接して置かれ得るようにする。図16A−17を参照すると、ハンドル223が、内側シャフト216を完全後退位置に向けて動かすように近位に引かれる際、筺体212(または外側シャフト214)の内壁に沿って形成された戻り止め218は、溝229に沿って動き、ハンドル223のアーム221上に形成された突起233との係合状態になる(図16A)。戻り止めが突起233に係合するとき、戻り止め218上に形成されたテーパ付きカム218aの表面が、アーム221を外向きに変形させ、突起を遠位開口225aから外すようにする(図16B)。突起233が開口225aから脱合されたとき、ハンドル223は、突起233が近位突起225b内に嵌合するまで、内側シャフト216から独立して近位に動く(図17)。上記のように、ハンドル223は、コネクタ226によって、保持部材26に直接接続され得る(図2A)。このように、ハンドル223が内側シャフト216から独立して近位に動くとき、保持部材26は、保持部材26を突起34から脱係合するために、内側シャフト216上の突起34との係合から引き戻され得る。
図12Bおよび図18を参照すると、いったん、突起233が内側シャフト216の近位開口部225内に受容され、ハンドル223が内側シャフト216に再連結されると、ハンドル223は、外側シャフト214からパウチ222およびストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170を展開するため、内側シャフト216を完全伸展位置に前進させるように近位に動かされ得る(図12B)。図16および17に図示されるように、内側シャフト216に対するハンドル223の再配置は、パウチ222およびストリッパプレート170の両方の展開を容易にするため、内側シャフト216の有効ストロークをD−Dと等しい距離だけ増加させる。
試料回収パウチ210が展開され、外科的処置が完了した後で、パウチは、上記のように、内側シャフト216から脱合され得る。より具体的には、ハンドル223は、内側シャフト216を完全後退位置に後退させるように後退され得る。内側シャフトが外側シャフト214内に引き戻されると、パウチ222は、ストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170との接触に動かされ、ストリッパプレートは、外側シャフト214の遠位端に当接する。上記のように、この係合は、内側シャフト216がさらに近位に動かされた際、支持機構228の弾性の部材からのパウチ222の摺抜を引き起こす。一旦、パウチ222が支持機構228から切り離されると、(例えば、シンチプラー62と同様の)シンチプラーが、上述のような方法でパウチ222を閉じるように作動され得る。
図19−21を参照すると、本開示の代替的実施形態による、試料回収デバイス310が図示される。図19−21に図示された実施形態では、駆動デバイスは、取り外し可能なハンドル323の形態をとり、試料回収デバイス310の内側シャフト316に取り外し可能に連結される。ハンドル323は、二重の目的を果たす。より具体的には、ハンドル323は、外側シャフト314に対して内側シャフト316を動かすため、そしてまた、試料回収デバイス310の支持機構328上に支持されたパウチ322の開口端を締めるために動作可能である。ハンドル323の遠位部分は、外側シャフト314内に嵌合し得、もしくは代替として、外側シャフト314に当接し得る。
試料回収デバイス310は、ハンドル323の上面393に枢動可能に配置された解放機構390を含む。具体的には、解放機構390は、一体ヒンジ390がハンドル323の上面393と解放機構390との間に形成されるように、ハンドル323にオーバーモールドされ得る。代わりに、他のヒンジ機構が、解放機構390をハンドル323に固着させるために用いられ得る。解放機構390は、ハンドル323が内側シャフト316に連結される係止形態(図20)から、ハンドル323が内側シャフト316から切り離される係止解除形態(図21)まで可動である。解放機構390の近位端390aは、解放機構390の機械的インターフェース、例えば、戻り止め394を内側シャフト316上の対応する機械的インターフェース、例えば、窪み391から脱係合し、内側シャフト316からハンドル323を切り離すために押下可能である(図20および図21)。解放機構390は、解放機構390を係止形態に押し付けるように付勢されるか、もしくは元来弾性である。シンチ、例えば、縫合糸「S」は、上述のように、パウチ開口部の閉鎖を容易にするため、ハンドル323の遠位端に連結された近位端と、パウチ322の開口部の周りに置かれた遠位端とを有する。
使用時には、解放機構390が係止形態にある状態で、内側シャフト316は、パウチ322を外側シャフト314内で動かすように外側シャフト314に対して動かされ得、その結果、外側シャフト314が患者上の自然または人工的なオリフィスを通して挿入され得、標的組織に隣接して置かれるようにする。
その後、試料回収デバイス310は、試料回収デバイス10、110、210に関して上述したように、試料回収デバイス310の支持機構の弾性の部材からパウチ322を切り離すように構成され得る。
パウチが内側シャフト316からいったん切り離されると、内側シャフト316は、例えば、ストリッパプレートまたは外側シャフト314の遠位端を用いた、支持機構328からのパウチ322の分離を容易にするように後退され得る。次に、解放機構390は、内側シャフト316からハンドル323を解放するために押下され得る。その後、ハンドル323は、パウチ322を締め付けるために、デバイス310に対して近位に動かされ得る。理解され得るように、解放機構390を利用する試料回収デバイス310は、試料回収デバイス310をより直感的に使用できるようにする。
図22を参照すると、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイス410が図示される。本実施形態は、上述した試料回収デバイス110および210のくさび部材185、285を置き換えるように構成されたレバー485の形態をとるロックアウトデバイスを利用する。具体的には、レバー485は、筺体412の近位端と内側シャフト416のハンドル423の遠位端との間の係合を防止するように、ハンドル423に係合する位置にレバー485が置かれた係止形態から、筺体412の近位端とハンドル423との間の係合を可能にするように、レバー485がハンドル423から離間させられた係止解除形態(仮想線で示される)まで可動である。レバー485は、ストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170(図8)の不注意な展開を防止するため、内側シャフト416が係止形態で伸展位置に動くのを防止する。
図22に図示される実施形態では、レバー485は、略細長い形態を有し、筺体412の近位端に隣接して配置される。レバー485は、枢支ピンを介して筺体412に枢動可能に連結された前端部484と、ハンドル423の遠位端に係合するように構成された後端部486とを含む。レバー485は、筺体412の外側に画定されたノッチ483内に着座させられる。ノッチ483は、レバー485の少なくとも一部に接触するように構成された少なくとも1つの壁487によって画定され、レバー485を係止形態に維持する。試料回収デバイス410は、上記くさび部材185、285のうちの1つを利用する試料回収デバイス、例えば、試料回収デバイス110、210に関して上述したような様式で利用され得る。
図23A−23Cは、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイス1000の一部を図示する。上述のように、試料パウチを展開した状態で出荷することは、パウチ上に形成される記憶される折り皺が可能性を低減するのに有利である。試料回収デバイス1000は、外側シャフト1014内に置かれたストリッパプレート170(図7)を伴い、外側シャフト1014の外部で、折り畳まれずに展開形態にあるパウチとともに使用されるため出荷され得る。出荷の間のストリッパプレート170の初期の展開を防止するため、内側シャフト1016は、試料回収デバイス1000の外側シャフト1014の、体の小さな切開部またはカニューレを通した体腔内への配置を容易にするため、試料パウチが、外側シャフト1014内で(内側シャフト1016の近位移動を介して)引かれるまで、遠位に動くことが防止されなければならない。
これを達成するため、試料回収デバイス1000は、上記のくさび部材185および285ならびに固定具485と同様の機能を果たす構造、すなわち、筺体1012に対する内側シャフト1016の不注意な遠位前進を防止し、そのようにして、外側シャフト1014からのストリッパプレート170の時期尚早な展開を防止する構造を含む。
1つの特定の実施形態では、試料回収デバイス1000は、筺体1012と、筺体1012から遠位に延在する外側シャフト1014とを含む。図23Aを参照されたい。外側シャフト1014は、そこを通して長手方向の穴1011を画定する。内側シャフト1016(図23A)は、穴1011を通して選択的に並進可能である。内側シャフト1016は、管状であり得るか、もしくは外側シャフト1014内での相対的な回転を制限するように形作られ得る。例えば、内側および外側シャフトは、相対的回転を防止する1つまたはそれを上回る平坦部を含むことができる。カムロック1080(図23B)は、筺体1012上に支持され、臨床専門家が、上述のように、トロカールを通した試料デバイス1000の挿入を容易にするため、試料パウチ、例えば、22、122を外側シャフト1014内に置くように内側シャフト1016を後退させるまで、筺体1012に対する内側シャフト1016の初期の遠位並進(ならびに、ストリッパプレート170の意図しない展開を防止する)を防止するように作用する。
図23A−23Cを参照すると、カムロック1080は、筺体1012上で枢支軸1024の周りに取り付けられ、カムロック1080が内側シャフト1016の初期の遠位並進を防止するように作用する第1の位置から、図7−22の実施形態に関して上述したように、試料パウチ22、122およびストリッパプレート170を展開するため、内側シャフト1016が外側シャフト1014内を遠位に並進可能である第2の位置まで回転可能である。カムロック1080は、略C形状で、それぞれ、第1および第2の部分1081aおよび1081bを含む。第1の部分1081aは、以下にさらに詳述するように、ストリッパプレート170の偶発的展開を防止するため、内側シャフト1016の外周の上部表面1016a上に配置された対応するインターフェース1022aおよび1022bに係合するように構成される。カムロック1080の第2の部分1081bは、いったん回転すると、以下にさらに詳述するように、カムロック1080を第2の位置に係止するように構成される。
カムロック1080の部分1081aおよび1081bは、それぞれ、外面1084および1082と、内面1086および1087とを含む。内面1086および1087は、それらの間に開口1085を相互に画定する。第1の部分1081aは、内側シャフト1016の上部表面1016aの上方に置かれた第1の平面内を延在するように構成される一方、第2の部分1081bは、シャフト1016の側部1016bに係合するために、第1の平面からオフセットし、図23Aに見られるように、第1の平面の下方の第2の平面内を延在するように構成される。第2の部分1081bとシャフト1016の側部1016bとの間の係合は、図23Aで見たときのカムロック1080の時計回り方向の回転を防止し、内側シャフト1016の伸展位置に向かう並進を防止する。
ある実施形態では、カムロック1080は、筺体1012の上に配置された枢支軸1024を受容するように構成された細長い枢支孔1083を画定する。ある実施形態では、枢支軸1024はまた、細長く、カムロック1080が第1の位置から第2の位置まで回転する際、細長い枢支孔1083を画定するカムロック1080の一部が枢支軸1024に係合し、枢支軸1024が、第2の位置にある枢支孔1083の内周1083aに対して係止するような寸法となっている(図23C参照)。枢支孔1083または枢支軸1024のいずれかは、カムロック1080を第2の位置に保持するため、カムロック1080と枢支部材1024との間に摩擦による係合をもたらすように形作られ得ることが想定される。
上記のように、試料回収デバイス1000は、パウチ22、122が折り畳まれていないで、かつ展開形態で、ストリッパプレート170が外側シャフト1014内に置かれた未展開の状態となるように、内側シャフト1016を部分的後退位置にして出荷され得る。ストリッパプレート170の不注意な初期の展開を防止するため、内側シャフト1016は、カムロック1080によって、部分的後退位置から伸展位置に前進されることが防止される。より具体的には、カムロック1080の第1の部分1081aの内面1086は、内側シャフト1016が部分的後退位置にあるとき(図23A)、内側シャフト1016上のインターフェース1022aに当接する位置に最初に置かれる。カムロック1080は、カムロック1080の第2の部分1081bと内側シャフト1016の側部1016bとの間の係合により反時計回り方向にしか回転できないため、内側シャフト1016の遠位前進は、防止される。使用時に、臨床専門家は、試料回収デバイス1000をその出荷コンテナから開梱し、内側シャフト1016を外側シャフト1014内で並進させるために、内側シャフト1016を近位に引くことで、デバイス1000を手術空洞に挿入する準備を整える。上記のように、インターフェース1022aは、内側シャフト1016の部分的後退位置(図23A)から伸展位置への移動を直接防止する。内側シャフト1016の外側シャフト1014内での近位並進は、試料パウチ22、122を外側シャフト1016の遠位端内に引き戻す。臨床専門家は、内側シャフト1016のインターフェース1022bが第1の部分1081aの外面1084に係合するまで、内側シャフト1016を近位に引き込む。インターフェース1022bがカムロック1080の第1の部分1081aに係合するとき、インターフェース1022bは、カムロック1080を反時計回り方向に強制的に回転させる。シャフト1016を継続的に引き戻すと、カムロック1080は、強制的に、回転させられ、第2の位置(約90度回転)(図23C)に係止させられ、ここで、第1の部分1081aは、内側シャフト1016に対して略平行となる。上述のように、第2の部分1081b(および/または枢支孔1083内での枢支軸1024の形態)は、カムロック1080を第2の位置に係止させるのに用いられ得る。他の機構(図24A−24Dに関して以下に説明される)もまた、本目的を達成するのに利用され得る。
いったん試料パウチ22、122が外側シャフト1014内に引き戻され、カムロック1080が第2の位置に係止すると、臨床専門家は、カムロック1080からの干渉を受けることなく患者の手術空洞内で試料パウチ22、122を展開するために、内側シャフト1016を選択的に前進させてもよい。より具体的には、第2の位置では、カムロック1080は、内側シャフト1016の遠位並進の間に、内側シャフト1016上のインターフェース1022aまたは1022bと干渉し、もしくはこれらに係合しない。内側シャフト1016の伸展位置への遠位前進はまた、ストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170を展開し得る。図7−11を参照されたい。印または触覚的な要素(図示せず)が、内側シャフト1016が試料パウチ22、122の展開をもたらす位置に置かれたことのフィードバックを臨床専門家に提供するため、試料回収デバイス1000上に含まれ得る。
図24A−24Dに最良に示されるように、1つまたはそれを上回る機構が、カムロック1080を第2の位置に係止するために利用され得る。例えば、カムロック1080は、カムロック1080の第2の位置で、第2の部分1081bが、内側シャフト1016の側部1016bに近接して配置されたばね1032に係合し、カムロック1080を第2の位置に係止するように構成され得る。図24A−24Dは、この一連の操作の詳細を示す。
図24Aは、部分的に後退させられた出荷位置にある内側シャフトを伴う、カムロック1080の代替的実施形態を示す。この位置で、カムロック1080は、筺体1012の幾何学的形状、1つまたはそれを上回るピン、リブ、または示されない他の公知の係止機構のおかげで、時計回り方向に回転しないように防止される。この位置で、カムロック1080の第1の部分1081aは、内側シャフト1016の側壁内に画定されるトラック1023内に延在し、トラック1023の1つの端部で画定されるインターフェース1022aが、カムロック1080の第1の部分1081aに当接する位置に置かれ、内側シャフト1016の遠位並進を防止する。カムロック1080の第2の部分1081bの外面1082は、ばね1032と接触する位置に置かれる。カムロック1080は、反時計回り方向に自由に回転する。以下にさらに詳細に説明するように、ばね1032は、カムロック1080の第2の部分1081bが、内側シャフト1016の近位並進の際にばね1032上で回転されるとき、臨床専門家に触覚的なフィードバックを提供するように構成され得る。
図24Bは、内側シャフト1016が筺体1012に対する完全後退に近い、試料回収デバイス1000を示す。より具体的には、内側シャフト1016が完全後退に近づき、試料回収パウチ22、122が外側シャフト1014内に引き戻されると、トラック1023のもう一方の端部に画定されるインターフェース1022bは、カムロック1080の第1の部分1081aの外面1084に係合し、カムロック1080を第2の係止解除位置に向けて、図24Bに見られるように反時計回り方向に強制的に回転させる。カムロック1080が第2の位置に向かって回転させられると、カムロック1080の第2の部分1081bは、ばね1032の付勢に抗して回転させられ、内側シャフト1016が完全後退に近づき、試料パウチ22、122が外側シャフト1014内にほぼ完全に置かれたことを示す、触覚的なフィードバックを臨床専門家に提供する。
図24C−24Dに最良に示されるように、内側シャフト1016が外側シャフト1014内にいったん完全に後退させられると(図24C)、第2の部分1081bの延長部1087は、カムロック1080を第2の位置に係止するように、ばね1032上で回転し、これに対して係止する。第2の位置では、カムロック1080は、トラック1023の外位置に置かれ、上記のように、試料パウチ22、122およびストリッパプレート170の展開をもたらすため、内側シャフト1016の筺体1012に対する伸展位置への円滑な遠位並進を可能にする。
図25A−27は、部分的後退位置または出荷位置から伸展位置への内側シャフト2016の移動を防止する、取り外し可能な出荷用くさび2100の形をとった出荷固定具を有する、試料回収デバイス2000の別の実施形態を示す。試料回収デバイス2000は、上に詳細を述べた試料回収デバイスと同様であり、したがって、試料回収デバイス2000に特有の特徴のみが本明細書に記述される。具体的には、臨床専門家は、内側シャフト2016が伸展位置に前進できるようになる前に、固定具を解除し、パウチ22、122を外側シャフト2014内に動かすため、最初に、内側シャフト2016を部分的後退位置または出荷位置から完全後退位置に後退させる必要がある。その後、外側シャフト2014は、上述したような様式で患者内に置かれ得、試料パウチ22、122およびストリッパプレート、例えば、170(図7−11)は、完全に展開され得る。
図25Aは、試料回収パウチ22、122を引き戻し、展開するように、選択的に互いに対して並進可能な、それぞれ、筺体2012と、内側および外側シャフト2016、2014とを有する、試料回収デバイス2000の分解斜視図を示す。溝またはスロット2018は、筺体2012内に画定され、取り外し可能な出荷用くさび2100をその中に受容するように構成される。整列用チャネル2017は、内側シャフト2016内に画定され、以下に詳細をさらに説明するように、内側シャフト2016が完全に後退させられ、試料パウチ22、122が外側シャフト2014内に引き戻されるとき、スロット2018と整列する寸法にされている。可撓性のフィンガ2019は、内側シャフト2016上でチャネル2017の近位に配置され、以下にさらなる詳細を説明するように、出荷用くさび2100が試料回収デバイス2000から取り外されるまで、完全後退位置から伸展位置に向かう内側シャフト2016の前進を防止するように構成される。加えて、内側シャフト2016は、出荷用くさび2100の除去に先立つ、部分的後退位置から伸展位置への内側シャフト2016の移動を防止するため、内側シャフト2016が部分的後退位置または出荷位置にあるとき、出荷用くさび2100に係合する位置に置かれた停止面2022を含む。
図25Bを参照すると、出荷用くさび2100は、そこから延在する細長いシャフト2116を有する、ハンドル2120を含む。シャフト2116は、筺体2012内のスロット2018内に受容されるように構成されたインターフェース2110をその遠位端に含む。インターフェース2110は、ノッチ2011を画定する対向する表面2112および2114を含み、このノッチが、内側シャフト2016を摺動可能に受容する一方で、そこを通した内側シャフト2016の並進を可能にする。
図26に最良に示されるように、内側シャフト2016の部分的後退位置または試料回収デバイス2000の出荷位置では、出荷用くさび2100は、筺体2012内のスロット2018を通して置かれ、内側シャフト2016(またはその一部)がノッチ2111を通して受容される(図25B)ようにする。出荷用くさび2100は、インターフェース2110の表面2112、2114の内側シャフト2016側部との相互係合のおかげで、スロット2018から横方向に取り除かれないように防止されている。停止面2022は、内側シャフト2016の近位端上に配置され、出荷用くさび2100を通り越す内側シャフト2016の初期の遠位並進を防止するため、内側シャフト2016に係合するように構成される(図25A)。これは、内側シャフトの遠位端が、外側シャフト2014からストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170を展開しないように防止する。停止面2022が出荷用くさび2100に係合するように内側シャフト2016が部分的後退位置に置かれたとき、内側シャフト2016のさらなる遠位前進が防止される。この位置で、内側シャフト2016は、伸展位置から距離「d」の位置に置かれる。距離「d」は、外側シャフト2014からストリッパプレート170を展開するのに必要とされる滞留距離を表す。滞留距離「d」は、ストリッパプレート170が外側シャフト2014の遠位端内に置かれた距離を上回ることができるものと想定される。出荷用くさび2100が(以下に説明されるように)いったん取り外されると、内側シャフト2016は、外側シャフト2014からストリッパプレート170を展開するため(図7−10参照)、その伸展位置まで遠位に並進させられ得る。
試料回収デバイス2000の使用に先立って、臨床専門家は、試料パウチ22、122を外側シャフト2016の遠位端内に引き戻すようにハンドル2023を引き戻すことによって、内側シャフト2016を後退させる。臨床専門家は、内側シャフト2016上に配置された可撓性のフィンガ2019(図25A)が、図27に示されるように、出荷用くさび2100のインターフェース2110によって偏向され、その下に引き戻され、その近位側部に移動するまで、内側シャフト2016を近位に引き続ける。様々な公知の可聴または触覚的な要素は、内側シャフト2016が完全に後退させられ、試料パウチ22、122が外側シャフト2014内に適正に引き戻されたことを示すフィードバックを臨床専門家に提供するのに利用され得る。例えば、臨床専門家は、可撓性のフィンガ2019が出荷用くさび2100の下を通過した後に解放される際、嵌合を感じる、もしくは聴き得る。
図27に最良に示されるように、可撓性のフィンガ2019が出荷用くさび2100のインターフェース2110の下を通過するとき、内側シャフト2016は、完全後退位置にあり、試料パウチ22、122は、外側シャフト2014内の位置に置かれる。この時点で、内側シャフト2016の遠位移動は、出荷用くさび2100が取り外されるまで、出荷用くさび2100に係合する位置に置かれた可撓性のフィンガ2019によって防止される。
内側シャフト2016が完全後退位置にあるとき、内側シャフト2016によって画定されるチャネル2017は、筺体2012内に画定される対応するスロット2018と整列し、試料回収デバイス2000からの出荷用くさび2100の除去を容易にする。
出荷用くさび2100をデバイス2000から除去するため、臨床専門家は、内側シャフト2016に対して横の「R」(図27)の方向に、出荷用くさび2100のハンドル2120を引き、内側シャフト2016内のチャネル2017と筺体2012内のスロット2018とを通して出荷用くさび2100を引き抜き、内側シャフト2016からインターフェース2110を解放する。出荷用くさびが取り外された状態で、内側シャフト2016は、試料パウチ22、122を展開するように、自由に遠位並進する(図27参照)。
試料回収デバイス2000の試料パウチ22、122の不注意な展開を防止する方法がまた開示され、本方法は、スロット2018を伴う筺体2012と、内側シャフト2016と、外側シャフト2014とを有する、試料回収デバイス2000を提供するステップを含む。外側シャフト2014は、そこを通して延在し、筺体2012につながる穴2011を画定する。内側シャフト2016は、穴2011の中に配置され、そこを通して並進可能であり、内側シャフトは、試料パウチ22、122をその遠位端で着脱可能に支持するように構成された支持機構28(図6参照)と、近位端に配置されたフランジ2022とを含む。取り外し可能な出荷用くさび2100は、そこを通した内側シャフト2016の並進を可能にしつつ、内側シャフト2016を受容するように構成されたその遠位端に、インターフェース2110を含む。停止面2022は、内側シャフト2016の近位端に支持され、部分的後退位置または出荷位置から伸展位置への内側シャフト2016の完全遠位並進を防止するため、出荷用くさび2100に係合する位置に置かれる。
本方法はまた、筺体2012に対する内側シャフト2016の完全遠位並進を防止するため、筺体2012内のスロット2018を通してインターフェース2110を挿入するステップを含み、インターフェース2110が停止面2022に係合するようにする。
試料回収デバイス2000の試料パウチ22、122を展開する方法がまた開示され、本方法は、その中に画定されたスロット2018を有する筺体2012と、筺体2012に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフト2014とを含む、試料回収デバイス2000を提供するステップを含む。外側シャフト2014は、そこを通して延在する穴2011を含む。内側シャフト2016は、外側シャフト2014の穴2011内に含まれ、配置され、そこを通して並進可能であり、内側シャフト2016は、内側シャフト2016の外周を横切って延在する、遠位端において画定されるチャネル2017を含む。内側シャフト2016はまた、試料パウチ22、122をその遠位端で着脱可能に支持するように構成された支持機構28(図6参照)と、内側シャフト2016上でチャネル2017の近位に配置された可撓性のフィンガ2019とを含む。停止面2022が、内側シャフト2016の最近位部分2016に配置される。
取り外し可能な出荷用くさびもまた提供され、くさびは、内側シャフト2016の外周を包含する一方、そこを通して内側シャフト2016の並進を可能にするように構成されたインターフェース2110をその遠位端に含む。
本方法はまた、筺体2012に対する内側シャフト2016の初期の遠位並進を防止するため、インターフェース2110が内側シャフト2016の最近位位置2016aで停止面2022に係合するように、筺体2012内のスロット2018を通してインターフェース2110を挿入するステップと、内側シャフト2016の遠位並進を防止するように、出荷用くさび2100のインターフェース2110を停止面2022が係合する第1の位置から、出荷用くさび2100のインターフェース2110が内側シャフト2016のチャネル2017と整列する第2の位置まで、筺体2012に対して内側シャフト2016を近位に並進させるステップと、筺体2012内のスロット2018を通して出荷用くさび2100を取り外すステップと、試料パウチ22、122を展開させるように、内側シャフト2016を筺体2012に対して遠位に並進させるステップとを含む。
本方法の近位に並進させるステップはまた、内側シャフト2016が第2の位置または完全後退位置に並進させられたとき、可撓性のフィンガ2019をインターフェースの近位側部上に置くように、内側シャフト2016の可撓性のフィンガ2019を出荷用くさび2100のインターフェース2110を越えて付勢するステップと、出荷用くさび2100が取り外されるまで、筺体2012に対する内側シャフト2016の遠位移動を防止するステップとを含んでもよい。
図28−33を参照すると、本開示の別の実施形態による、試料回収デバイス3000が図示される。上記のように、パウチ22、122上に記憶される折り皺が形成される可能性を低減するため、試料パウチ22、122が展開した状態で出荷することには利点がある。上述した試料回収デバイスと同様、パウチ22、122は、折り畳まれず展開形態で外側シャフト3014の外に置かれ、ストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170(図7)は、外側シャフト3014内に置かれたて出荷される。
上述された他の試料回収デバイスと同様に、内側シャフト3016は、小さな切開部またはカニューレを通した外科空洞内での試料回収デバイス3000の配置を容易にするため、試料パウチ22、122が外側シャフト3014内にまず引き戻されるまで、遠位に動くことが防止される。その後、外側シャフト3014は、上述のような様式で患者内の位置に置かれ得、試料パウチ22、122は、その後、展開され得る。
図28は、それぞれ、内側および外側シャフト3016および3014を支持する筺体3012を含む、試料回収デバイス3000を示す。内側シャフト3016は、外側シャフト3014を通して選択的に並進可能であり、第1および第2の部分3017および3019を有し、長手方向に延在するカムスロット3018を画定する。捩りばね3100は、下記のように、筺体3012(または外側シャフト3014)の第1の端部に固定的に係合された第1の端部3120と、カムスロット3018内に乗設される寸法の第2の端部3115とを有する。捩りばね3100は、捩りばね3100の端部3115を捩りばね3100の端部3120に向けて押し付けるような緊張状態にある。しかしながら、内側シャフト3016は、外側および内側シャフト3014、3016のそれぞれの幾何学的形状によって、外側シャフト3014内で回転可能に固定され、内側シャフト3016の筺体3012に対する回転を防止するようにする。チャネル3021は、カムスロット3018の第1および第2の部分3017および3019の遠位端の間に画定され、以下にさらに詳細に説明するように、捩りばね3100の第2の端部3115が、カムスロット3018の第1の部分3017から第2の部分3019に並進するのを容易にするように構成される。
カムスロット3018の第1の部分3017は、カムスロット3018の第2の部分3019よりも距離「X」だけ短い。距離「X」は、以下にさらに詳細に説明するように、ストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170を外側シャフト3014から展開するのに必要とされる滞留距離を表す。滞留距離「X」は、外側シャフト3014内でストリッパプレートが置かれる距離よりも大きくあり得、ストリッパプレート170を外側シャフト3014から展開するため、内側シャフト3016が、滞留距離「X」まで、もしくはこれを越えて、遠位に並進され得ることが想定される(図7−10参照)。
図28および図29に最良に示されるように、使用に先立って、臨床専門家は、試料回収デバイス3000をその出荷コンテナから開梱し、デバイス3000を外科手術空洞に挿入するための準備を整える。捩りばね3100の端部3115は、内側シャフト3016が部分的後退位置にある状態で、カムスロット3018の第1の部分3017の近位端に隣接して最初に置かれる。カムスロット3018の第1の部分3017の近位端壁との捩りばね3100の端部3115の係合は、外側シャフト3014からの試料パウチ22、122およびストリッパプレート、例えば、ストリッパプレート170の不注意な展開を防止するように、内側シャフト3016の筺体3012に対する伸展位置へのさらなる遠位移動を防止する。
使用時に、筺体3012は、臨床専門家により片手で確保され、内側シャフト3016の近位端3023は、外側シャフト3014の遠位端内に試料パウチ22、122を引き込むように、筺体3012に対して後退させられる。内側シャフト3016が後退させられると、捩りばね3100の端部3115は、捩りばね3100の端部3115が、内側シャフト3016の完全後退位置において、第1の部分3017の遠位端に達するまで、カムスロット3018の第1の部分3017に沿って遠位に乗設される(図30)。この時点で、捩りばね3100の緊張は、カムスロット3018のチャネル321に沿った、カムスロット3018の第1の部分3017から第2の部分3019までの、捩りばね3100の端部3115の移動を引き起こす(図30および図31参照)。捩りばね3100の端部3115は、カムスロット3018の第2の部分3019に沿って付加的距離「X」(図28)(部分3017と3019との間のオフセット「X」の長さ)を並進するので、臨床専門家は、その後、外側シャフト3014から試料パウチ22、122およびストリッパプレートを展開させるため、内側シャフト3016を遠位に自由に並進させる(図33参照)。
同様の目的を達成するため、1つまたはそれを上回る捩りまたは螺旋ばね3100が利用され得ることも想定される。様々な公知の可聴または触覚的な要素が、内側シャフト3016が完全に後退させられ、しかも試料パウチ22、122が外側シャフト3014内に適正に後退させられたというフィードバックを臨床専門家に提供するのに利用され得る。例えば、臨床専門家は、捩りばね3100がカムスロット3018のチャネル321を通して、カムスロット3018の第1の部分3017から第2の部分3019に遷移する際、嵌合または解放を感じるか、もしくは聴き得る。
試料回収デバイス3000の試料パウチ22、122を展開する方法がまた開示され、本方法は、筺体3012および筺体3012に接続され、そこから遠位に延在し、そこを通して延在する穴3011を有する、外側シャフト3014を含む、試料回収デバイス3000を提供するステップと、外側シャフト3014の穴3011の中に配置された内側シャフト3016を提供するステップとを含み、内側シャフト3016は、そこを通して選択的に並進可能であり、内側シャフト3016は、その遠位端において、試料回収デバイス3000の試料パウチ22、122を着脱可能に支持するように構成された支持機構28(図6参照)を含み、内側シャフト3016は、その外周に画定されたカムスロット3018を含み、カムスロット3018は、内側シャフト3016内に画定され、それに沿って延在する第1および第2の部分3017、3019とそれらの間に画定されるチャネル3021とを含む。
本方法はまた、捩りばね3100の第1の端部3120を筺体3012に固着させるステップと、捩りばね3100の第2の端部3115をカムスロット3018内に置くステップであって、捩りばね3100の第2の端部3115は、内側シャフト3016の筺体3012に対する初期の遠位並進を防止するため、カムスロット3018の第1の部分3017の近位端に最初に置かれるステップと、捩りばね3100の第2の端部3115が、捩りばね3100の付勢の下で、チャネル3021に沿って、カムスロット3018の第1の部分3017の遠位端から第2の部分3019の遠位端内に移行できるようにするため、捩りばね3100の第2の端部3115をカムスロット3018内で、カムスロット3018の第1の部分3017の近位端に位置する第1の位置から、カムスロット3018の第1の部分3017の遠位端に位置する第2の位置まで動かすように、内側シャフト3016を筺体3012に対して近位に並進させるステップと、試料パウチ22、122を展開するように内側シャフト3016を筺体3012に対して遠位に並進させるステップとを含む。
図34A−38は、取り外し可能な出荷用くさび4100の形態をとる出荷固定具を有する、試料回収デバイス4000の別の実施形態を図示する。試料回収デバイス4000は、上に詳細を述べた試料回収デバイスと同様であり、したがって、試料回収デバイス4000に特有の特徴のみが本明細書に記述される。具体的には、臨床専門家は、試料パウチ22、122を外側シャフト4014内に引き込み、出荷用くさび4100の解放を容易にするため、最初に、内側シャフト4016を、部分的後退位置(図34B)から後退位置(図36B)まで外側シャフト4014に対して近位に動かさなければならない。その後、外側シャフト4014は、上述のように、患者内に置かれ得、次いで、試料パウチ22、122が展開され得る。
上記の他の試料回収デバイスと同様に、内側シャフト4016は、試料回収デバイス4000の体腔内への配置を容易にするため、試料パウチ22、122が外側シャフト4014に後退させられるまで、部分的後退位置または出荷位置から遠位に移動しないように防止される。
試料回収デバイス4000は、外側および内側シャフト4014および4016を支持する筺体4012を含む。内側シャフト4016は、外側シャフト4014内に画定される長手方向の穴4011を通して選択的に並進可能である。内側シャフト4016は、その長さに沿って長手方向に延在するカムスロット4017を画定する。カムスロット4017は、それぞれ、近位端および遠位端4013および4015を含む。端部4013および4015のそれぞれは、以下にさらに詳細に説明するように停止面を画定する。カムスロット4017の遠位端4015は、ノッチ4019に遷移する隆起表面4018を含む。出荷用くさび4100は、内側シャフト4016のハンドル4023と筺体4012との間で内側シャフト4016の周りに支持され、出荷用くさび4100がデバイス4000から取り外されるのに先立って、内側シャフト4016が伸展位置に前進させられないように防止する。ノッチ4019は、カムスロット4017の最遠位端に画定され、以下に詳述するように、試料回収デバイス4000からの出荷用くさび4100の除去を容易にするように構成される。ノッチ4019は、カムスロット4017の遠位端に置かれ、停止面4019aを画定する。
出荷用くさび4100は、切り欠き4105a(図34A)を画定し、本体4105の上部表面から延在するフランジ4110を有する、本体4105を含む。フランジ4110は、切り欠き4105内に延在する、弾性フィンガ4112を有する。フィンガ4112は、フランジ4110から切り欠き4105aを通して下向きに延在し、カムスロット4017内に乗設される寸法にされている(図34B、35A、および35B参照)。フィンガ4112は、ノッチ4019内に横向きに挿入される。その後、内側シャフト4016は、出荷用くさび4100を出荷デバイス上で係止させるため、フィンガ4112をカムスロット4017内に置くように遠位に動かされる。より具体的には、出荷用くさび4100は、デバイス4000からの出荷用くさび4100の除去を可能にするため、フィンガ4112をノッチ4019に整列させなければならない。
出荷用くさび4100は、出荷用くさび4100の本体4105から延在する、1つまたはそれを上回る支持体4115aおよび4115b(図34A参照)を含む。支持体のそれぞれは、筺体4012、例えば、フィンガリング4012aおよび4012bに係合するように構成される(図35A参照)。支持体4115aおよび4115bは、出荷用くさび4100を筺体4012に取り付けるように構成される。除去タブ4113は、本体4105上に配置され、出荷用くさび4100が把持され、デバイス4000から横方向に取り外され得るように構成される。
使用に先立って、カムスロット4017の近位端4013とのフィンガ4112の係合は、内側シャフト4016の外側シャフト4014に対する伸展位置へのさらなる前進を防止する。使用時に、筺体4012は、臨床専門家によって片手で把持され、内側シャフト4016の近位端またはハンドル4023は、試料パウチ22、122(図7)を外側シャフト4014の遠位端内に引き込むように後退させられる。内側シャフト4016が後退させられると、フランジ4110のフィンガ4112は、フィンガ4112が隆起表面4018に係合するまでカムスロット4017内に乗設される。隆起表面4018は、フィンガ4112が、カムスロット4017の遠位端にあるノッチ4019に接近したことの触覚的なフィードバックを臨床専門家に提供するようにフィンガ4112を変形させる。弾性フィンガ4112が隆起表面4018上に嵌合するとき、停止面4019aとカムスロット4017の遠位端との間におけるフィンガ4112の配置は、出荷用くさび4100がデバイス4000から取り外されるのに先立って、内側シャフト4016が外側シャフト4014に対して前進または後退されることを防止する。
内側シャフト4016が弾性フィンガ4112をノッチ4119内に置くように後退位置にいったん動かされると、臨床専門家は、出荷用くさび4100を試料回収デバイス4000から取り外すため、出荷用くさび4100の除去タブ4113を「R」(図36A)方向に横に引き得る。一旦取り除かれると、臨床専門家は、外側シャフト4014から試料パウチ22、122を展開するため、内側シャフト4016を自由に遠位に並進させる(図37および図38参照)。試料回収デバイス4000の試料パウチ22、122の不注意な展開を防止する方法がまた開示され、本方法は、取り外し可能な出荷用くさび4100を試料回収デバイスの筺体4012上に支持するステップであって、出荷用くさび4100のばね状フランジ4110のフィンガ4112が、本デバイスの内側シャフト内に画定されるカムスロット4017内に配置され、フィンガ4112がカムスロット4017の近位端4013と当接関係の状態で、内側シャフト4016の筺体4012に対する初期の遠位並進を防止するようにするステップを含む。
試料回収デバイス4000の試料パウチ22、122を展開する方法がまた開示され、本方法は、筺体4012と、筺体4012に接続され、そこから遠位に延在する外側シャフト4014であって、そこを通して延在する長手方向の穴4011を画定する外側シャフト4014とを有する、試料回収デバイス4000を提供するステップを含む。内側シャフト4016は、外側シャフト4016の穴4011内に配置され、そこを通して並進可能であり、内側シャフト4016は、その遠位端において、試料回収デバイス4000の試料パウチ22、122を着脱可能に支持するように構成される、支持機構28(図7−11)を含む。内側シャフト4016はまた、それに沿って延在するカムスロット4017を画定し、カムスロット4017は、近位端4013と、その中に画定されたノッチ4019を有する遠位端4015とを含む。本体4105を有する取り外し可能な出荷用くさび4100は、内側シャフト4016のハンドル4023と筺体4012との間で、内側シャフト4016の周囲に固着される。出荷用くさび4100は、その上部表面から延在するばね状フランジ4110を含み、フランジ4110の遠位端にフィンガ4112を有し、フィンガ4112は、カムスロット4017内に乗設される寸法にされている。1つまたはそれを上回る支持体4115aおよび4115bは、本体4105の対向する端部から延在し、各支持体4115aおよび4115bは、筺体4012の対向する側部に係合するように構成される。
本方法はまた、内側シャフト4016の筺体4012に対する初期の遠位並進を防止するため、ばね状フランジ4110のフィンガ4112がカムスロット4017の近位端4013と当接関係に配置されるように、取り外し可能な出荷用くさび4100を筺体4012および内側シャフト4016に係合させるステップと、ばね状フランジ4110のフィンガ4112が、カムスロット4017に沿って乗設され、カムスロット4017の遠位端においてノッチ4019内で最も低い位置になるように、内側シャフト4016を筺体4012に対して後退させるステップと、筺体4012および内側シャフト4016から出荷用くさび4100を取り外すステップと、試料パウチ22、122を展開させるように、内側シャフト4016を筺体4012に対して遠位に並進させるステップとを含む。
上記に加えて、試料回収デバイス、10、110、210、310、410、1000、2000、3000、および4000は、他のパウチ形態および/または解放機構を伴う使用のために構成され得る。そのようなパウチ形態およびそれらに関連する解放機構は、参照によってその全体が本明細書によって組み込まれる、2013年3月1日にMalkowskiらによって出願された、「Specimen Retrieval Device With Pouch Stop」と題される、同位置出願人による米国仮特許出願第61/771,129号に記載されている。
本開示のいくつかの実施形態が図面に示されているが、本開示は、本開示が当該分野が許容する限り広く、しかも明細書も同様に読まれることが意図されているため、本開示は、これらに限定されることは意図されない。したがって、上記の説明は、限定するものとしてではなく、単に特定の実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付の特許請求の範囲および思想内で他の改変を想定し得る。加えて、1つの例示的実施形態に関連して図示または記述された要素および特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、別の実施形態の要素および特徴と組み合わせられ得、しかもそのような改変および変形もまた本開示の範囲内に含まれることが意図されるものと想定される。したがって、本発明は、添付の請求項によって示されるものを除いて、具体的に図示および記載されたものに限定されない。

Claims (20)

  1. 試料回収デバイスであって、
    筺体と、
    前記筺体から遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
    前記外側シャフトの前記長手方向の穴の内部に移動可能に配置された内側シャフトと、
    前記内側シャフトの遠位端上に移動可能に支持された保持部材と、
    前記内側シャフトの遠位端上に支持されたパウチと
    を備え、
    前記保持部材は、前記内側シャフトの前記遠位端からの前記パウチの分離を防止する第1の位置から、前記内側シャフトからの前記パウチの分離を可能にする第2の位置まで、前記内側シャフトに対して移動可能に支持されており、かつ、前記内側シャフトに沿って軸方向に摺動可能である、試料回収デバイス。
  2. 前記内側シャフトの遠位端は、少なくとも1つの突起を含み、前記パウチは、少なくとも1つの開口部を画定し、前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起は、前記内側シャフトの前記遠位端上の前記パウチを支持するように前記パウチの前記少なくとも1つの開口部内に受容される、請求項1に記載の試料回収デバイス。
  3. 試料回収デバイスであって、
    筺体と、
    前記筺体から遠位に延在する外側シャフトであって、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
    前記外側シャフトの前記長手方向の穴の内部に移動可能に配置された内側シャフトと、
    前記内側シャフトの遠位端上に移動可能に支持された保持部材と、
    前記内側シャフトの遠位端上に支持されたパウチと
    を備え、
    前記保持部材は、前記内側シャフトの前記遠位端からの前記パウチの分離を防止する第1の位置から、前記内側シャフトからの前記パウチの分離を可能にする第2の位置まで、前記内側シャフトに対して移動可能に支持されており、
    前記内側シャフトの前記遠位端は、少なくとも1つの突起を含み、前記パウチは、少なくとも1つの開口部を画定し、前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起は、前記内側シャフトの前記遠位端上の前記パウチを支持するように前記パウチの前記少なくとも1つの開口部内に受容され、
    前記保持部材は、前記パウチの前記少なくとも1つの突起からの分離を防止するために、前記少なくとも1つの突起に係合するように構成されている試料回収デバイス。
  4. 前記少なくとも1つの突起のそれぞれは、穴を画定し、前記保持部材は、前記少なくとも1つの突起上で前記パウチを保持するために、前記穴を通して延在するように構成されている、請求項3に記載の試料回収デバイス。
  5. 前記少なくとも1つの突起は、2つの突起を含み、前記少なくとも1つの開口部は、2つの開口部を含む、請求項4に記載の試料回収デバイス。
  6. 前記保持部材は、二股部材を含み、前記二股部材は、前記2つの突起のうちの一方の突起内の開口部を通して延在するように構成された第1の部分と、もう一方の突起の開口部を通して延在するように構成された第2の部分とを有する、請求項5に記載の試料回収デバイス。
  7. スレッドが、少なくとも1つの連結デバイスを介して前記保持部材に動作可能に連結されており、前記スレッドは、前記保持部材の近位の前記内側シャフト上に移動可能に支持されている、請求項1に記載の試料回収デバイス。
  8. 前記少なくとも1つの連結デバイスは、ワイヤであり、前記ワイヤは、前記保持部材の近位端に連結された遠位端と、前記スレッドの遠位端に連結された近位端とを有する、請求項7に記載の試料回収デバイス。
  9. 前記内側シャフトの遠位端は、少なくとも1つの突起を含み、前記パウチは、少なくとも1つの開口部を画定し、前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起は、前記内側シャフトの前記遠位端上の前記パウチを支持するように前記パウチの前記少なくとも1つの開口部内に受容され、
    前記保持部材は、前記パウチの前記少なくとも1つの突起からの分離を防止するために、前記少なくとも1つの突起に係合するように構成されており、
    前記筺体は、ストップ部材を画定し、前記スレッドは、前記内側シャフトが完全後退位置にあるときに、前記ストップ部材に係合する位置に置かれた弾性フィンガ部分を含み、前記完全後退位置から遠位に伸展位置に向かう前記内側シャフトの移動の際に、前記内側シャフトは、最初に前記スレッドおよび前記保持部材から独立して移動することにより、前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起から前記保持部材を脱係合するようにする、請求項7に記載の試料回収デバイス。
  10. 前記スレッドは、前記内側シャフト上に画定されるノッチ内に移動可能に支持されている、請求項9に記載の試料回収デバイス。
  11. 前記ノッチは、前記内側シャフトの頂部壁部分に沿って延在する、請求項10に記載の試料回収デバイス。
  12. 前記内側シャフトは、壁部分を含み、前記壁部分は、前記筺体のストップ部材から前記弾性フィンガ部分を脱係合するために、前記内側シャフトが前記完全後退位置から前記伸展位置に向かって前記外側シャフトに対して遠位に移動させられるとき、前記スレッドの前記弾性フィンガ部分を下方向に押し付けるように構成されている、請求項9に記載の試料回収デバイス。
  13. 前記ストップ部材は、前記筺体の内壁に沿って画定されている、請求項9に記載の試料回収デバイス。
  14. 試料回収デバイスであって、
    筺体と、
    前記筺体から遠位に延在し、長手方向の穴を画定する外側シャフトと、
    少なくとも1つのタブを含むパウチと、
    前記外側シャフトの長手方向の穴内に配置され、その遠位端で前記パウチを着脱可能に支持する内側シャフトであって、前記パウチの前記少なくとも1つの近位タブを着脱可能に係合するように構成された少なくとも1つの突起を含む内側シャフトと、
    前記内側シャフト上を摺動するように配置されたスレッドおよび保持部材であって、前記保持部材は、前記パウチを前記内側シャフトに固着するため前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起に係合するように構成されている、スレッドおよび保持部材と、
    前記スレッドを前記保持部材に連結するための少なくとも1つの連結部材と、
    前記筺体上に支持されたストップ部材であって、前記ストップ部材は、前記内側シャフトが完全後退位置にあるときに、前記スレッドの遠位に置かれ、かつ、前記スレッドと整列する、ストップ部材と
    を備え、
    前記完全後退位置から伸展位置に向かう前記外側シャフトに対する前記内側シャフトの遠位並進は、前記内側シャフトからの前記パウチの解放を容易にするために、前記スレッドが前記筺体のストップ部材に係合するようにして、前記内側シャフトが前記スレッドから独立して遠位に移動するようにし、前記保持部材が前記内側シャフトの前記少なくとも1つの突起からの前記保持部材の脱係合をもたらすようにする、試料回収デバイス。
  15. 前記スレッドは、弾性フィンガ部分を含み、前記弾性フィンガ部分は、前記内側シャフトが前記完全後退位置から前記伸展位置に向かって前記外側シャフトに対して遠位に移動させられるとき、前記筺体のストップ部材に係合するように構成されている、請求項14に記載の試料回収デバイス。
  16. 前記スレッドは、前記内側シャフト上に画定されるノッチ内に摺動可能に受容される、請求項13に記載の試料回収デバイス。
  17. 前記ストップ部材から前記弾性フィンガを脱係合するために、前記内側シャフトが前記外側シャフトに対して遠位に移動させられるとき、前記内側シャフトの頂部壁部分は、前記スレッドの前記弾性フィンガを下向きに押し付けるように構成されている、請求項15に記載の試料回収デバイス。
  18. 前記ストップ部材は、前記筺体の内壁に沿って画定されている、請求項17に記載の試料回収デバイス。
  19. 前記少なくとも1つの突起は、穴を画定し、前記穴は、前記パウチを前記内側シャフトに着脱可能に固着するために、前記保持部材の遠位端を受容するように構成されており、前記保持部材に対する前記内側シャフトの遠位への移動が、前記少なくとも1つの突起の前記穴から前記保持部材を脱係合する、請求項14に記載の試料回収デバイス。
  20. 前記少なくとも1つの突起のそれぞれは、前記内側シャフトからの前記パウチの分離を容易にする近位面取りを含む、請求項14に記載の試料回収デバイス。
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