JPH11511373A - 複ループ結紮糸供給器付き結紮器具とその方法 - Google Patents

複ループ結紮糸供給器付き結紮器具とその方法

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JPH11511373A
JPH11511373A JP9513465A JP51346597A JPH11511373A JP H11511373 A JPH11511373 A JP H11511373A JP 9513465 A JP9513465 A JP 9513465A JP 51346597 A JP51346597 A JP 51346597A JP H11511373 A JPH11511373 A JP H11511373A
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ユーン,インバエ
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    • A61B17/12Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for ligaturing or otherwise compressing tubular parts of the body, e.g. blood vessels, umbilical cord
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Abstract

(57)【要約】 解剖学上構造体に結紮部を形成する結紮器具は、遠位端と近位端と両端との間に設けられた内腔とを有する細長の器具本体(12)を備えており、内腔に配置された結紮材(14)は、ループを締め付けるために移動可能な結節素子(74)を有する複数の結紮ループ(70)を備えている。結紮ループ(70)は器具本体の遠位端から引き出し可能で、解剖学上構造体の周囲に位置決めされる。操作部材(21)は体外から移動可能で、結節素子(74)を移動させてループ(70)を締め付ける。

Description

【発明の詳細な説明】 複ループ結紮糸供給器付き結紮器具とその方法 発明の背景 発明の分野 本発明は結紮器具に関し、詳述すれば、内視鏡下手術や非内視鏡下手術におい て片手で操作しうる結紮器具とその方法とに関する。従来技術の説明 最小侵襲手術法としても知られている閉塞手術ないし内視鏡下手術が腹腔鏡下 手術(骨盤視診法)、内視鏡下胃内吻合法、咽頭気管内視鏡法、関節内視鏡法な どの如くの多方面で著しく利用されている。内視鏡下手術法では、生体の内部に おける手術部位へのアクセスが、当該手術部位と生体外とを連通される内視鏡用 門口を介して行われるようになっている。従って、開放手術法でよく行われてい るように相当の大きさに亙って皮膚を切開しなくとも、種々の器具を手術部位へ と門口を介して導入できる。内視鏡下手術法は開放手術法に比べて利点が多く、 例えば侵襲部位や外傷が最小限で済むし、また、複雑なことも少なくて済み、傷 の治癒期間が短く、患者の苦痛も小さく、入院期間やリハビリ期間が短期間で済 み、治療費も少なく、麻酔をかけないで手術が行え、病院外や外来患者のいると ころで手術が行えるなどの利点がある。 解剖学上組織や器官構造体を結紮ないし結縛することは、所望通りに解剖学上 組織に閉塞用結紮糸を宛うに当たっては困難を伴うことから、内視鏡下手術法の みならず、非内視鏡下手術法においても時間がかかるばかりではなくて、単調で 退屈なものである。内視鏡下手術法だけにしても、手術部位へのアクセスに制約 があったり、手術部位で器具を動かせるスペースが限られていたり、しかも、従 来の内視鏡下手術用結紮器具では手術法や操作法が複雑であることなどから、解 剖学上構造体の結紮には特に困難が伴っている。従って、内視鏡下手術法による 利点は、結紮ないし結縛の難しさや、結紮ないし結縛に著しい時間が必要である ことから内視鏡下手術を行う手術時間が長いといった欠点の蔭に隠れて認識され ないこともある。 内視鏡下手術法は開放手術法よりも好ましいことから、組織結紮を容易に捗ら せる器具と技法との開発に多大な努力がなされている。その一つに、エチコン・ エンド-サージェリー社が製造している「エンドループ」(商標)の如くの結紮 器具を利用したものがある。また、ビュース等の米国特許第5,383,882号、エイ ダーの米国特許第5,336,231号、ユーンの米国特許第5,334,199号、ビューエルナ の米国特許第5,300,078号、エイダーの米国特許第5,290,284号、チン等の米国特 許第5,281,238号、ビューエルナの米国特許第5,242,459号、カリクレートの米国 特許第5,236,434号、カリッチオの米国特許第2,610,631号などにも、その他の結 紮装置ないし器具が開示されている。 現在利用されている多くの結紮装置、結紮器具、結紮方法などには、構造のみ ならず、操作法においても複雑であり、単調で飽きやすいこと、それに、時間が かかるとか、両手が必要であったり、結紮糸の所望張力を検知ないし感じること ができず、結紮装置内糸器具を体外に引き抜かないで複数の結紮を行うことがで きないなどの問題点がある。 発明の摘要 従って、本発明の主目的は、従来の結紮装置、器具、方法に付随する問題点を 解消することにある。 本発明の別の目的は、一旦導入した結紮器具を体外に引き抜くことなく、生体 内の手術部位に複数の結紮部を形成できる結紮器具を利用することにある。 本発明のまた別の目的は、細長の器具本体と結紮糸供給器とからなり、結紮糸 供給器が、繊維状の結紮糸材からなる予め形状を整えた収縮自在結紮ループを備 え、当該収縮自在結紮ループを解剖学上構造体を囲繞した状態で収縮させて結紮 部を形成すべく、結紮ループの方向に結紮材に沿って移動可能な結節素子(knott ing element)を有してなる結紮器具を提供することにある。 本発明のまた別の目的は、結節素子を含む結紮ループが結紮材でできている場 合に、結紮すべく結紮ループを解剖学上構造体の周囲に収縮させる方向に移動可 能な結節素子を有する複数の相互連結された結紮ループを備えた結紮糸供給器を 提供することにある。 本発明の更に別の目的は、結紮ループの挿通を阻止している閉位置から結紮ル ープの挿通を許容する開位置へと器具本体の遠位端を移動させて、結節素子を含 む結紮ループを器具本体から引張り解剖学上構造体の周囲に位置決めすることに ある。 本発明はまた、器具本体の操作部材で結節素子を体外から移動させて結紮ルー プの寸法を遠位端で減少させ、外側に位置する結紮ループを解剖学上構造体の周 囲に収縮させることにより結紮するという目的を有している。 本発明のまた目的は、結紮部の近位側で結紮材を切断して、結節素子を含む別 の結紮ループを器具本体の遠位端から引張り、結紮器具を体内の手術部位から引 き抜くことなしに別の結紮部を形成することにある。 本発明の幾つかの利点には、解剖学上構造体の結紮が内視鏡下手術法のみなら ず、非内視鏡下手術法においても容易に達成できること、複数の結紮部を形成す るにしても片手で結紮器具を操作できること、器具本体に種々の異なった結紮糸 供給器を連結でき、従って、手術に応じて適切な結紮糸を有する最適結紮糸供給 器を選択できること、外科医が触覚で感じた通りの適切な張力で解剖学上構造体 に結紮部を形成できること、結紮部の近位側での結紮材の切断を所望の手術に応 じて同一器具あるいは別の器具を使用して行えること、それに、手術部位におけ る組織処理のため導電素子として結紮器具の遠位端を利用できることなどが挙げ られる。 これら及びその他の目的や利点などについては、細長の器具本体と、該器具本 体に連結した結紮糸供給器とからなる結紮器具を特徴とする本発明により実現で きる。器具本体は、体内の手術部位に定置させる遠位端と、体外に臨む近位端と 、遠位端と近位端との間の内腔とを有する。器具本体の遠位端は、閉位置から開 位置に体外から移動可能である。結紮糸供給器は、互いに連結された複数の収縮 性結紮ループを形成する繊維状結紮材を備えている。各結紮ループは、結紮材に 沿って移動可能で解剖学上構造体の周囲に結紮ループを収縮して結紮部を形成す る結 節素子を備えている。結節素子を含む結紮ループは、遠位端が開位置にある時、 器具本体から遠位端を介して引き出し可能で、結紮ループは手術部位で展開され て解剖学上構造体の周囲に位置決めされる。展開された結紮ループの結節素子は 器具本体の遠位端を介して通過するのを阻止される。器具本体は、体外から操作 可能な操作部材を有し、展開された結紮ループの結節素子を解剖学上構造体の方 向に移動させることにより結紮ループを解剖学上構造体の周囲に収縮させて結紮 部を形成する。 本発明にかかる解剖学上構造体に結紮部を形成する方法は、器具本体の遠位端 を体内手術部位に導入し、結節素子を含む結紮ループを器具本体の遠位端から引 き出して結紮ループを手術部位で展開し、展開された結紮ループを解剖学上構造 体の周囲に位置決めし、操作部材を体外から移動させて展開された結紮ループの 結節素子を結紮材に対し移動させることにより結紮ループを解剖学上構造体の周 囲に収縮させて結紮部を形成し、結紮器具を体内から引き抜くことなく器具本体 の遠位端から別の結紮ループを引き出して別の結紮部を形成するステップを備え ている。 本発明のその他の目的や利点などは、同一構成部品に対しては同一参照符号を 付した添付図面を参照しながらなす下記の説明から明らかになる。 図面の簡単な説明 図1は、本発明にかかる結紮器具の、一部を断面で示す部分側面図である。 図2は、図1の結紮器具の結節素子押し具の部分側面図であり、閉位置にある 押し具を示している。 図3は、図1の結紮器具の結紮糸供給器の部分斜視図である。 図4は、図3の結紮糸供給器の結紮ループと可動結節素子を形成する第1ステ ップを示す部分斜視図である。 図5は、結紮ループと可動結節素子を形成する第2ステップを示す部分斜視図 である。 図6は、結紮ループと可動結節素子を形成する第3ステップを示す部分斜視図 である。 図7は、図1の結紮器具の部分断面側面図であり、第1結紮ループの展開を示 している。 図8は、結紮器具の部分断面側面図であり、解剖学上構造体の周囲に配置され た第1結紮ループを示している。 図9は、結紮器具の部分断面側面図であり、結紮するために解剖学上構造体の 周囲に締め付けられた第1結紮ループを示している。 図10は、結紮器具の部分断面側面図であり、結紮箇所の近位端側で切断され た結紮材を示している。 図11は、本発明にかかる結紮糸供給器の変形例の部分斜視図である。 図12は、結紮するために図11の結紮糸供給器の使用状態を示す部分断面側 面図である。 好ましい実施の形態の説明 本発明にかかる結紮器具10は図1に示されており、器具本体12と器具本体 に接続された複ループ結紮糸供給器14とを備えている。器具本体12は、細長 の操作部材16と、操作部材16に摺動自在に取り付けられた細長のジョーある いは鉗子部材18と、ジョー部材18に摺動自在に取り付けられた細長のカッタ ー20と、操作部材16の周囲に配置された結節素子押し具21と、操作部材1 6、ジョー部材18及びカッター20を取り付けるハンドル22とを備えている 。結節素子押し具21を除くと、器具本体12は、1995年9月15日に出願 され参照することによりここに盛り込まれた本願出願人の同時継続出願に開示さ れた器具本体と同様である。操作部材16は、開口した遠位端24と横方向に延 びる端部壁26を有する近位端とで終端する管状あるいは非管状の中空体を備え ている。操作部材16は遠位端と近位端との間に形成され、端部壁26の中央開 口27と連通する内腔を有している。操作部材16の近位端は、後述するように ハンドル22に連結された横方向あるいは半径方向に延びるフランジ28のよう に形成されるか、あるいは、それを備えている。 ジョー部材18は、管状あるいは非管状の中空体と、ジョー部材本体より遠位 端側に延びる対向ジョー30を備えており、1995年9月15日に出願さ れ参照することによりここに盛り込まれた前記先願に開示されたジョーからわず かに変更されている。ジョー部材本体は好ましくは、操作部材16内に密着して 収容されるとともに操作部材16及びジョー部材18が互いに長手方向に移動で きるような外形あるいは断面寸法を有している。ジョー部材本体は、後述するよ うにハンドル22に連結された横方向あるいは半径方向に延びるフランジ32の ように形成されるか、あるいは、それを備えている。各ジョー30は、前部34 と後部36とを備えている。各前部34は、遠位端側の先端33と近位端側の対 応する後部36で終端し、前部は対応する後部からジョー部材の長手軸の方向に 内方に向かってある角度で延びている。各後部36は、対応する前部34から近 位端側に延びるとともにジョー部材の長手軸の方向に内方に向かってある角度で 延び、ジョー部材本体と合体している。前部及び後部を形成する壁部は均一なあ るいは略均一な肉厚を有しており、ジョーがジョー部材本体の内腔あるいは中空 の内部と連通するための中空の内部を形成している。ジョー30は通常開位置に あり、ジョー先端33はジョーの中空内部と連通するスペース、開口あるいは通 路の可変寸法の長さにより互いに分離されている。ジョー30は、図1に示され るように後部36を形成する壁部と操作部材の遠位端24の係合により互いに内 側に、すなわち、ジョー部材の長手軸に向かって通常開位置より閉位置に向かっ て可動である。閉位置において、ジョー先端33は開位置よりも互いに接近して 、したがって、ジョー部材の長手軸に接近して配置され、ジョー先端33間の距 離は、開位置にあるジョー先端間の距離より小さい。閉位置にあるジョー先端3 3間の距離は、結紮糸供給器14の結紮ループが通過出来ないほど十分に小さい が、開位置にあるジョー先端33間の距離は、後述するように結紮ループが通過 出来るほど十分に大きい。ジョー30は操作部材16に拘束されて閉位置に維持 されており、操作部材16がジョー部材18に対し近位端側に移動すると、及び /又は、ジョー部材18が操作部材16に対し遠位端側に移動すると、ジョー3 0は自動的に開位置に向かって移動する。ジョーを様々な方法で設計し、通常開 位置に配置するとともに閉位置に移動させて維持することができ、あるいは、ジ ョー部材を通常閉位置に 配置するとともに開位置に移動させることもできる。器具10の場合、ジョー3 0は弾力性、可撓性あるいはバネ材料から作製され、及び/又は、開位置にバネ であるいは弾性的に付勢されている。 カッター20は管状あるいは非管状の中空本体を備え、この本体は、端部壁2 6に接続された近位端と、その反対側に形成された遠位端と、長手方向に延びる 切断指42と、開口27と配列せしめられた内腔、内部通路あるいはチャネルと を有している。カッター20は好ましくは、ジョー部材18の内部に密着して収 容されるとともにジョー部材とカッターが互いに長手方向に移動できるような外 形あるいは断面寸法を有している。切断指42は内方に湾曲した切断刃44とし て形成されるとともに通常は非切断位置にあり、この位置においては、図1に示 されるように、切断刃44は結紮糸供給器14の結紮材が切断刃44の間を通過 できるように切断刃44の間のスペースあるいは通路の長さ分だけ互いに分離し ている。切断指42は非切断位置から切断位置に向かってカッター20の長手軸 方向に互いに内方に移動可能で、切断位置において、切断刃44は互いに接近し 、結紮材を切断する。非切断位置における切断刃44間の距離は、カッターが非 切断位置にある時損傷することなく刃44の間を結紮ループが通過できるほど十 分大きい。切断指あるいは切断刃は、非切断位置に通常配置され、切断位置に移 動できるように様々な方法で設計することができる。器具10の場合、切断指4 2は弾力性、可撓性あるいはバネ材料から作製され、非切断位置に弾性的に及び /又はバネで付勢されるとともに、後述するジョー30の角度のある前部34を 形成する壁部の内面と切断指の係合により切断位置に移動する。本発明にかかる 結紮器具に使用される種々のカッターは、本願出願人の先願で1994年2月1 4日出願の第08/195,491号、1992年8月17日出願の第07/9 30,320号、米国特許第5,334,199号に記載されており、その内容 はここに盛り込まれているものとする。 図2に示されるように、結節素子押し具21は、細長の管状あるいは中空本体 と、押し具本体より遠位端側に延びる押し具端部46とを備えている。押し 具本体は、後述するようにハンドル22を把持する手で手動で係合せしめられる 垂下したフィンガーリング48として形成され、あるいは、それを備えた開口し た近位端で終端している。押し具本体は、遠位端側で押し具本体を押し具端部4 6に接合する接合部50で終端している。押し具本体は好ましくは、内視鏡手術 に使用される比較的小さな寸法あるいは狭い内視鏡用門口を介して体内の手術部 位に導入されるよう十分に小さな外径あるいは断面寸法を有しており、内視鏡用 門口を介して体外より手術部位にアクセスできる。押し具本体は好ましくは、操 作部材16により摩擦保持される内径あるいは寸法を有するとともに、後述する ようにフィンガーリング48から加えられ摩擦力よりも大きな手の力で操作部材 16に沿って移動可能である。押し具端部46は中空で、接合部50から押し具 先端に向かって遠位端側にテーパ状に形成されている。スリットあるいは切り込 み54が、押し具21の長手軸を含む面内において先端52から接合部50まで 押し具端部46を完全に貫通している。スリット54は接合部50の丸い端縁で 終端し、遠位端52をそれぞれ有する対向押しフィンガー56に押し具端部46 を分離している。しかしながら、押し具端部は所望数の押しフィンガーを持つよ うに様々な方法で設計することができる。図2に示されるように、押し具端部4 6は通常閉位置にあり、この位置において、押し具先端52は互いに接近し押し 具の長手軸近傍に配置されているが、結紮糸供給器14の結紮ループが押し具先 端52の間を通過出来ない距離だけわずかに互いに分離されている。押し具端部 46は開位置に移動可能で、この位置において、押しフィンガー56は押し具の 長手軸から離反する方向の外方に向かって拡開し、押し具先端52は互いに離反 し押し具の長手軸から遠ざかるように配置されて、結紮ループがその間を通過で きるほど大きな距離だけ互いに分離される。押し具先端は、閉位置に通常配置さ れるとともに開位置に移動可能なように様々な方法で設計できる。押し具21の 場合、押しフィンガー56は弾力性、可撓性あるいはバネ材料で作製され、閉位 置に弾性的にあるいはバネ付勢されている。ジョー30の開放力は押しフィンガ ー56の閉鎖力よりも大きく、後述するように押し具端部46はジョー30によ り開放あるいは拡開 される。押し具端部は閉位置に通常配置される必要はなく、通常開位置に配置さ れるとともに結紮器具の操作中に閉位置に移動させることもできる。押し具21 の外面には、1995年9月15日に出願され参照することによりここに盛り込 まれた本願出願人の前記同時継続出願に開示されているように、体内で計測を行 うことのできる表示付きスケールを設けることもできる。 ハンドル22は一対のハンドグリップ59A,59Bを有し、これを貫通する ピンが設けられたジョイント60で互いに枢着されている。ハンドグリップ59 Aの上端は、ジョー部材18のフランジ32を収容する凹部を有する保持ブロッ ク61に枢着されており、ハンドグリップ59Aは、保持ブロックとハンドグリ ップを貫通するピンが設けられたジョイント62で保持ブロック61に接続され ている。長手方向のスロット63が操作部材16に形成され、ジョー部材のフラ ンジ32は長孔63を貫通して移動可能に設けられている。操作部材16は長孔 63の遠位端にフランジあるいは停止部23を有しており、後述するように、使 用中押し具21の近位端側への移動を制限し押し具21を位置決めする確実な停 止手段として作用する。ハンドグリップ59Bの上端は、操作部材16のフラン ジ28を収容する凹部を有する保持ブロック64に枢着されており、ハンドグリ ップ59Bは、保持ブロック64とハンドグリップ59Bを貫通するピンが設け られたジョイント65で保持ブロック64に接続されている。ハンドグリップ5 9A,59Bの上端の間には湾曲したバネ66が接続されており、ハンドグリッ プ59A,59Bの上端を互いに離反させる図1に示される休止位置にハンドル 22を維持している。ハンドグリップ59A,59Bの下端は、円形あるいは略 円形のフィンガーリング67A,67Bとして形成されており、このフィンガー リングでハンドルを把持し器具を操作することができる。ハンドル22はフィン ガーリング67A,67Bを介して手動で圧縮することができ、ハンドグリップ 59A,59Bの上端を休止位置から互いに接近する方向に移動させる一方、ハ ンドル22を手動で拡開すると、ハンドグリップ59A,59Bの上端が休止位 置から互いに離反する方向に移動する。どの場合も、手の力を除去すると、バネ 66の復元力によりハンドルは 休止位置に復帰する。絶縁されたコネクタを器具10の導電素子に接続し、単極 あるいは2極の電気的接続を達成している。例えば、コネクタ68を、図1の破 線で示されるように、上部長孔63を介して保持ブロック61に導入してジョー 部材18と接続し、ジョー部材を導電材料で作製することによりジョー30を導 電素子として使用することができる。 図3に示されるように、結紮糸供給器14は、互いに連結されるとともにスプ ールあるいはホイールにより支承され、あるいは、その周囲に巻回され、可変寸 法で収縮性があり予備成形されるとともに繊維状結紮材でできた連続する複数の 結紮ループ70を有している。各結紮ループ70は、結紮部を形成するために解 剖学上構造体の周囲に結紮ループを締め付けたり、あるいは、その寸法を減少す るように結紮材に沿って移動可能な可動結節素子74を備えている。可動結節素 子74は、結紮ループ70も形成される単一繊維状結紮材76で形成された結び 目状のものである。したがって、各結紮ループ70は、結び目74と、結び目7 4から結び目74に戻るように延びるある長さの結紮材の連続ループ部76’と により形成される。結び目74は、ジョー30が閉位置にある時ジョー先端33 の間を結紮ループが通過できず、ジョー30が開位置にある時ジョー先端33の 間を結紮ループが通過できる寸法を有している。結び目74は、押し具端部46 が閉位置にある時押し具先端52の間を結紮ループが通過できず、押し具端部4 6が開位置にある時押し具先端52の間を結紮ループが通過できるような寸法に なっている。結紮糸供給器14の場合、結び目74は、押し具先端52が閉位置 にある時ジョー先端33の間を結び目が通過できないほど十分に大きい。結紮材 76は細糸からなり、細糸は、ジョー40が閉位置にある時ジョー先端33の間 を、押し具端部46が閉位置にある時押し具先端52の間を細糸が通過できる外 径あるいは寸法を有している。結紮ループ70は、結紮材に沿って離間した状態 で配置されており、結紮材の連結部76”が隣接する結紮ループ70の間に延在 している。図3に示されるように、連結部76”は中間の結紮ループの結び目か ら前方の結紮ループの結び目に遠位端側に延びるとともに、連結部76”は中間 の結紮ループの結び目から後方 の結紮ループの結び目に近位端側に延びている。連結部76”は、前方の結紮ル ープの結び目から次の前方の結紮ループ(図示せず)に向かって近位端側に延び 、図1及び図3に示されるように、自由端あるいは尾部78を形成している。連 結部76”は、後方の結紮ループの結び目から次の後方結紮ループに向かって近 位端側に延び、スプール72に接続されるか、あるいは、その周囲に巻回される 端部を形成している。 結び目74は、例えばスリップ型、スライド型あるいは絞首台用結び目や、結 び目が結紮材に沿って対応する結紮ループの方向に移動でき結紮ループの寸法を 減少させるどんな結び目でもよい。図4−6は、結紮糸供給器14用の結紮ルー プ70及び結び目74を形成する一つの方法を示している。図4に示されるよう に、結紮材76は、端部80,82を有するループ部76’を形成するように折 り返される。端部82はループ部76’の下部あるいはベースの周囲に数回好ま しくは2,3回巻き付けられ、ループ部76’のベース回りに複数のループ84 を形成し、ループ84は端部82により最下端のループ84’から最上端のルー プ84”まで形成される。端部82は最上端のループ84”及び上部ループ84 を越えて外方に延び、図5に示されるように、最下端のループ84’の上部に挿 入される。ループ84を締め付けてループ部76’のベースに結び目74を形成 すると、図6に示されるように、端部80,82は結び目74から延びて連結部 76”が形成される。結び目74は対応する結紮ループ70の基端となり、端部 80を所定位置に保持すると、対応する結紮ループ70の方向に端部80に沿っ て遠位端側あるいは前方に移動可能で、結紮ループ70を収縮させることができ る。結紮材に沿って移動可能で結紮ループを収縮させることができれば、結紮材 から形成されていない別体の結節素子を含んで、どんな形態の可動結節素子も本 発明に利用できる。結紮ループが一旦収縮し寸法が小さくなると可動結節素子が 結紮ループの拡大を防止するように設計することもできる。本発明に使用される 適切な様々な結節素子は、引用することによりここに盛り込まれた1995年9 月15日出願の本願出願人の先願や、第08/366,285号、第08/37 7,723号、第08/401, 002号に開示されている。 図3に示されるように、スプール72は、結紮ループ70と結節素子74を有 する結紮材76が巻回された円筒軸により連結された1対の円形の端部フランジ 86を備えている。スプール72は、着脱自在のピン88を介してアダプタ87 に着脱自在に連結されており、ピン88は、アダプタ87の円筒状本体90から 近位端側に延びる一対の取付バー89を貫通している。アダプタ87は、円筒状 本体90と、円筒状本体90の遠位端側肩部から遠位端側に延びる管状延長部9 1とを備えている。円筒状本体90は、管状延長部91の内腔と一列になった内 部孔あるいは通路を有しており、スプール72をそれに取り付けると、結紮材が アダプタを完全に貫通できるようになっている。管状延長部91は、カッター2 0の内腔内に摩擦収容される外径、及び/又は、結紮糸供給器を器具本体に接続 する開口部27を有している。スプール72は、様々な寸法の器具本体との連結 のため、異なる寸法の管状延長部を持つ様々なアダプタに取り付けることができ る。アダプタは、例えば摩擦ばめあるいはネジ結合を含む様々な方法で器具本体 に着脱自在に連結することができる。取付バー89に可撓性を付与すると、互い に外方に向かって撓むことができ、スプール72のアダプタ87への取付、取外 し及び/又は交換が容易になる。スプール72は様々な方法でアダプタ87に取 り付けることができるとともに、アダプタ87は器具本体に様々な方法で取り付 けることができ、スプールを位置決めして、ハンドル22を把持する手で回転あ るいは操作することができる。 複数の歯92が端部フランジ86の外周部に沿って形成されており、円筒状本 体90の後方肩部より近位端側に延びる歯止め93と協働してスプール72の回 転を制御する回転制御機構を形成している。図1及び図3では、一つの端部フラ ンジ86に対応する一つの歯止め93が示されているが、各歯止め93は、アダ プタ本体90に固定された第1端と、隣接する歯92の間に位置する第2端を有 する可撓性あるいは弾力性ストリップあるいはタブを備えており、スプール72 の回転を阻止している。歯止め93は、その第1端回りに湾曲、変形あるいは揺 動可能で、スプール72が時計方向あるいは反時計方向のいず れかに十分な力で手動で回転すると、第2端は歯92より離脱する。例えば、図 1及び図3において、スプール72が反時計方向に回転すると、歯止め93は下 方に湾曲あるいは撓み、その第2端が歯92から離脱するので、スプール72を 歯止め93の保持力よりも大きな手の力で回転すると、スプール72は反時計方 向に回転する。スプール72が所望の量だけ一旦回転すると、歯止め93はバネ 力で戻されて歯92と嵌合し、スプール72の位置を維持する。 図1に示されるように、器具本体12は、操作部材16に同心状に配置された ジョー部材18と、ジョー部材18に同心状に配置されたカッター20と、操作 部材16の上に配置された押し具21とを通常備えている。ハンドル22が休止 位置で操作部材16、ジョー部材18及びカッター20を位置決めすると、ジョ ー30は、操作部材16から遠位端側に突出すると共に、ジョーの後部36を形 成する壁部に操作部材の遠位端24が係合することで操作部材により閉位置に維 持される。切断フィンガー42は非切断位置のジョーの中空内部に配置され、切 断刃44は、前部34を形成する壁部の角度を付けた内面の近位端側に配置され る。押し具21の近位端は操作部材16のフランジ23と当接するとともに、押 し具端部46は閉位置にあり、かつ、押し具先端52はジョー先端33の遠位端 側に配置され、ジョー30は押し具端部の中空内部に収容される。 結紮器具10は、図1に示されるように、管状延長部92をカッター20の内 腔及び/又は開口部27に保持して、器具本体12と結紮糸供給器14を連結し 、組みつけた状態で供給することができる。結紮器具10を組付けた状態で供給 する場合、結紮材76はスプール72から部分的に巻戻され、器具本体の内部に 向かってアダプタ87を貫通する。結紮材76はカッター20を貫通し、ジョー 先端33と押し具先端52の間に延在し、尾部78は押し具先端52より外方に 突出する一方、第1の結紮ループ70’は器具本体内部に残存する。器具は、使 用時結紮材の一部が器具本体より遠位端側に突出しなくてもよい。結紮材の一部 が遠位端側に突出している場合には、突出部には、例えば尾部78と、第1の結 紮ループ70’及び/又は第1の結節素子74’が含まれ る。器具10は、器具本体12に結紮糸供給器14を連結せず、組みつけない状 態で供給することもできる。特定の結紮糸供給器を手術に応じて適宜選択するこ ともでき、選択された結紮糸供給器の結紮材76は開口部27を介して供給され る。結紮糸供給器の管状延長部91は開口部27を介して器具本体に挿入される 。結紮材の一部が器具本体の遠位端から突出せず、手術部位に導入する前に器具 本体の遠位端の外方に結紮材の一部を位置決めするのが望ましい場合には、ハン ドル22をフィンガーリング67A,67Bを介して拡開すると、スロット63 により許容される範囲で、ジョー部材18が遠位端側に移動し、及び/又は、操 作部材16が相対的に近位端側に移動する。器具10の場合、ハンドル22の拡 開操作に応じて操作部材16とカッター20が少し近位端側に移動する一方、ジ ョー部材18は少し遠位端側に移動して、図7に示されるように、ジョーの後部 36が操作部材16の遠位端24による拘束から解放され、ジョー30が開位置 に移動する。押し具21とカッター20が操作部材16とともに移動すると、ジ ョー30による押しフィンガー56の拡開により押し具端部46は開位置に移動 する。ジョー30と押し具端部46が開位置にあると、把持具あるいは鉗子で結 紮材の尾部78或は別の部位を把持することにより結紮材76を把持することが できる。把持具は開いたジョーと押しフィンガーの間に挿入することができ、こ れを使用して、結紮材の所望の部位が押し具先端52の外方に突出するまで、結 紮材をジョー先端33と押し具先端52の間に遠位端側に引張りあるいは移動さ せることができる。結紮材は歯止め部材93の力より大きい力で引っ張ると、ス プール72が反時計方向に回転し、したがって、結紮材が巻き戻される。あるい は、結紮材を引っ張る前にあるいは同時に、スプール72を手動で反時計方向に 回転して結紮材を巻き戻す。ハンドル22を拡開位置から解放すると、ハンドル は、ばね66によって休止位置に戻され、ジョー30は、操作部材16により拘 束されて閉位置に移動する。また、押し具21は図1に示される位置に戻り、押 し具端部46は閉位置となる。 使用に際し、器具本体が図1に示される位置で、ジョー30及び押し具端部 46が閉位置で、尾部78のような結紮材の一部が押し具先端52から突出する か、結紮材のどの部分も押し具先端から突出しない状態で、結紮器具10の遠位 端が内部手術個所に導入される。内視鏡処置においては、結紮器具は、開口、ト ロカールスリーブ等の構造体スリーブ又はチャネルを含む内視鏡開口又は体外か ら内部手術個所と連絡する小形で自然の又は用意された解剖的開口を介して、手 術個所に導入される。体外で片手で把持されるハンドル22は、結紮器具を操作 するのに使用され、結紮器具の遠位端を体内に位置決めし、押し具先端52は器 具本体12の遠位端となる。第1結紮ループ70’を配置するために、ハンドル 22を拡開すると、上述したように、また、図7に示されるように、ジョー30 と押し具端部46が開放する。したがって、操作部材16、カッター20及び押 し具21は全てわずかに近位端側に移動し、ジョー部材18はわずかに遠位端側 に移動する。操作部材遠位端24によるジョー後部36の拘束が解除されると、 ジョー30は開位置に移動する。ジョー30の強力な開放力は押し具端部46の 閉止力より大きいので、押しフィンガー56が拡開する。カッター20は操作部 材16とともに近位端側に移動し、非切断位置にとどまる。ジョー30と押し具 端部46の両方とも開位置にあるので、結紮ループはジョー先端33と押し具先 端52の間を通過することができる。図7に示されるように、第1結節素子74 ’を含む第1結紮ループ70’が器具本体から引き出され、押し具先端52の外 方に配置されるまで、例えば第2の内視鏡開口を介して導入された把持具を使用 して結紮材76は遠位端側に引っ張られる。ジョー30と押し具端部46が開位 置にある時、結節素子74’を含む第1結紮ループ70’はジョー先端33と押 し具先端52の間を移動できるので、第1結紮ループ70’が押し具先端52の 外方に一旦配置されると、ハンドル22は休止位置に移動し、ジョーを閉位置に 移動させる。押し具端部46が図8に示される閉位置に一旦配置されると、第1 可動結節素子74’は押し具先端52の間を近位端側に入り込んだり通過できな いので、第1結紮ループ70’は押し具21の外方に保持される。 結紮器具10を利用して、結紮、結付け又は閉塞することが望ましい又は必 要な解剖組織構造体、解剖器官構造体又は他の解剖部分を含む解剖学上構造体に 結紮部を形成するために、図8に示されるように、器具10の遠位端が結紮すべ き解剖学上構造体Sの近傍に位置決めされ、外方結紮ループ70’が解剖学上構 造体Sの周囲に位置決めされる。結紮ループ70’が解剖学上構造体Sの周囲に 一旦位置決めされると、フィンガーリング48にハンドル22を把持する手の指 を係止させ、操作部材16上に押し具21を保持する摩擦力に打ち勝つ十分な力 で遠位端側に手動で移動せしめられる。押し具21は操作部材16に対し遠位端 側に移動するので、結紮材76は器具本体を貫通し、押し具先端52が結節素子 74’と係合する。押しフィンガー56は閉位置にあるので、結節素子74’は 押し具先端52の間を移動することができない。押し具21を結紮材76に対し 遠位端側、すなわち、解剖学上構造体Sに向かって移動させて結節素子74’を 連結部素子76”に沿って遠位端側に押すと、解剖学上構造体Sの周囲のループ 70’の寸法が収縮あるいは減少し、図9に示されるような結紮部が形成される 。スプール72を手動で時計方向に回転させると、器具本体を貫通する結紮材が 緊張し、結節部の移動が容易になる。 外科医がフィンガーリング48を介して触覚で知覚又は感じることのできる所 望の張力で、結紮ループ70’が解剖学上構造体Sの周囲に一旦締め付けられ、 あるいは収縮されると、押し具の近位端がフランジ23と再び当接する迄、押し 具21は近位端側に移動する。ハンドル22を圧縮すると、操作部材16及び/ 又はジョー部材18が相対的に移動し、ジョー30が第2あるいは別の閉位置に 移動する。器具10において、ハンドル22を圧縮すると、操作部材16が少し 遠位端側に移動するとともに、ジョー部材18が少し近位端側に移動して、操作 部材の遠位端24がジョー後部36を形成する壁部を内方に押込む。したがって 、ジョー30は別のあるいは第2の閉位置に向かって器具の長手軸の方向に内方 に移動するとともに、カッター20は操作部材16とともに遠位端側に移動して 前部34を形成する壁部の角度のある内面と係合し、カッターを切断位置に移動 させる。この位置において、切断刃44は内方に移動し、図10に示されるよう に結紮部の近位端側の結紮材76を切断する。押し具21は操作部材16及びカ ッ ター20とともに遠位端側に移動するが、閉位置のままである。必要に応じ、尾 部78は別の切断器具を使用して整形することができる。 結紮材76が結節素子74’の近位端側で切断された後、結紮材は適所に配置 され、器具10は別の結紮部を形成するために利用される。ハンドル22を拡開 するとジョー30と押しフィンガー56が開き、次の結紮ループが器具本体から 引き出され、押し具先端52の外方に位置決めされる。例えば、把持具あるいは 鉗子Iを結紮材の新たな自由端あるいは尾部78を把持するのに使用することが でき、スプール72を反時計方向に回転させることにより結紮材をほどいて器具 本体内部を前進させることができる。器具は、結紮材を器具本体を介して駆動ま たは押すための機構を有するように設計することができる。例えば、器具本体は 、押し具が結紮ループをジョーの外部に前進させる摩擦ローラまたは制御トリガ を備えていてもよい。従って、結紮器具10は、本体から器具を取り去ることな しに次の結紮または結び合わせを形成するようにすぐに使用できる。 結紮器具を使用することにより、解剖組織または構造体とジョーとを接触させ 、電気凝固用などのために電気エネルギをジョーとコネクタ68を介して組織に 送電し組織を治療することもできる。後者の場合、器具本体12に停止部23を 設けないと、押し具21をジョー部材18に対し図1に示される位置から近位端 側に手動で移動させることができる。押し具21がジョー部材18に対し近位端 側に移動すると、ジョー30により押しフィンガー56が拡開し、押し具端部4 6が開位置に移動する。したがって、押しフィンガー56がジョー30に対し近 位端側に移動し、ジョー30が押しフィンガーを越えて遠位端側に突出し、導電 素子として使用できるよう露出する。また、結紮器具を使用することにより、腫 瘍および解剖欠如、空洞および空間と同様に器官、組織または他の解剖組織を測 定することなど、押し具21のスケールを介して本体内で測定したり、あるいは 、寸法を計測することもできる。 本発明にかかる結紮糸供給器の変形例が図11に114で示されている。結紮 糸供給器114は結紮糸供給器14に類似しており、ループ部176’により形 成された結紮ループ170と、単一の繊維状結紮材176に形成された結び目1 74を有している。結紮糸供給器114は結紮糸供給器14とは、結紮ループ1 70が結紮材176に沿って形成され、対をなすループが互いに離間している点 において相違している。図11に示されるように、左右に配置された前方の一対 の結紮ループ170は互いに比較的接近して設けられており、互いに比較的接近 して設けられ左右に配置された中間の一対の結紮ループから離間している。中間 の結紮ループ対はさらに、互いに比較的接近して設けられ左右に配置された後方 の一対の結紮ループから離間している。したがって、第1対の結紮ループ170 の結び目174の間に延在する結紮材の連結部176”の長さは、第1対と第2 あるいは隣の対の結紮ループの間に延在する結紮材の連結部176”より短い。 結紮糸供給器114は、交換可能なアダプタ187の取付バー189に取り付け られたスプール172を備えている。 結紮糸供給器114が組み込まれた結紮器具110の使用法が図12に示され ており、結紮器具110は、器具本体12と類似しているが一体的なカッターを 持たない器具本体112を備えている。前方の一対の結紮ループの第1結紮ルー プ170’は、上述したように器具本体の遠位端から引き出され、解剖学上構造 体Sの周囲に配置される。押し具121は操作部材116及びジョー部材118 に対し遠位端側に移動し、第1結紮ループ170’の結び目174’と係合する 。押し具端部146は閉位置にあり、操作部材116により拘束されてジョー1 30も閉位置にあるので、結び目174’は押し具先端152の間を近位端側に 通過できない。押し具121は、前方対の第1結紮ループ170’と第2結紮ル ープ170’の間に延在する連結部176”に対し、解剖学上構造体Sに向かっ て遠位端側に移動し、第2のループ170’は器具本体内に残存する。第1結紮 ループ170’が解剖学上構造体Sの周囲に収縮し結紮部Lを一旦形成すると、 前方対の第2結紮ループ170’は器具本体の遠位端より引き出され、解剖学上 構造体Sの周囲に配置される。図12は、第1及び第2結紮ループ170’の間 に延在する連結部176”により第1結紮ループとともに形成された結紮部Lに 連結されるとともに解剖学上構造体の周囲に配置された第2結紮ループ170’ を示している。押し具121は操作部材116及びジョー部材118に対し遠位 端 側に移動し、第2結紮ループ170’の結び目174’と係合する。押し具12 1は、解剖学上構造体Sに向かって遠位端側に移動して、第2結紮ループ170 ’と器具本体内の次の一対の結紮ループとの間に延在する連結部176”に対し 遠位端側に第2結紮ループの結び目174’を移動させる。このようにして、第 2結紮ループは解剖学上構造体Sの周囲に収縮されて第2結紮部を形成する。結 紮材176は、別体の切断器具を使用して第2結紮部の近位端側で切断される。 したがって、前方対の第1及び第2結紮ループ170’は両方とも解剖学上構造 体Sの周囲に締め付けられて、過剰な安全性あるいは保護のため二つの結紮部を 形成する。これは、ぜん動性の動きが結紮部を移動あるいは緩める傾向のある脈 動する動脈を結紮する場合に特に望ましい。 本発明にかかる結紮器具の器具本体は、ステンレス鋼のような所望の医療用素 材で作製できて再利用可能とするか、一患者のみの使い捨てタイプとするかいず れでもよい。ジョーは所望の形状を有することができ、閉位置に空洞の内部を形 成する閉じ形状、及び閉位置内でジョーの内面にアクセス可能にする開き形状を 有することもできる。ジョーはジョー部材の本体と一体的に形成してもよく、ま た、別体として形成してもよい。器具本体は、処置に応じてカッターを設けても よいし設けなくてもよい。器具本体は、ピストルグリップ構造を含む様々のハン ドルを備えることができる。ハンドルが枢軸旋回ハンドグリップを備えている場 合、二つのハンドグリップが移動可能もしくは枢軸旋回可能としてもよいし、一 方が移動可能または枢軸旋回可能とし、他方を静止または固定部材としてもよい 。器具本体の設計によっては、一つあるいはそれ以上の細長部材をほんの少し移 動させるだけで、ジョーと押し具端部を開位置と閉位置の間で移動させることが できる。押し具端部46は、閉位置にある押し具端部の内部にアクセスできる開 いた形状と同様に、閉じたあるいは略閉じた形状を含む様々な形状でもよい。結 紮器具は別体のジョー部材を持たない設計でもよく、この場合、押し具がジョー 部材として機能し、器具本体からの結紮材の取り出しを選択的に可能にしたり防 止したりすることができる。例えば、押し具を操作部材に対し近位端側及び遠位 端側に移動させて押し具を開位置と閉位置との間で移動させることができ、使用 時、 結紮ループを押し具先端の間を選択的に通過させたり、結紮ループの押し具先端 の間の通過を選択的に防止することができる。押し具により限定された操作部材 はハンドルとは別に操作することができ、あるいは、押し具を器具本体のハンド ルと連結して、それにより操作することもできる。押し具を長手方向に移動させ るためハンドルを把持する手で回転するように設計し、結紮ループを収縮させる こともできる。例えば、押し具の外面にネジを切るとともに押し具の近位端で環 状カラーに収容し、カラーの回転に応答して押し具を長手方向に移動させること もできる。別体の押し具を追加すると、1995年9月15日に出願され、引用 することによりここに盛り込まれた本願出願人の先願に開示されている器具と同 じ器具を使用して、結紮ループの結節素子を押すことにより解剖学上構造体の周 囲に結紮ループを収縮させ、結紮部を形成することができる。結紮糸供給器は様 々な方法で器具本体の様々な場所に取り付けることができ、ハンドルを把持する 手で操作することができる。一つ以上の結紮ループが解剖学上構造体の周囲に配 置される場合には、結紮ループは同時にあるいは一つずつ連続して締め付けるこ とができる。引用することによりここに盛り込まれた先願に開示されている様々 な結節素子を含む様々な種類の結節素子を結紮糸供給器の可動結節素子として利 用することができる。先願に開示されているように、結節素子を結紮材に固定で きるようにして結節部を保持する場合には、器具本体の遠位端を操作して結節素 子を結節材に固定することができる。結節素子は、どのような生体吸収性あるい は非生体吸収性材料でも作製することができる。生体吸収性材料を結節素子及び /又は結紮材に使用する場合、選ばれた材料は、材料が実体のなくなるサイズま で吸収される前に解剖学上構造体の治癒を確実にする吸収率を有していなければ ならない。外科医が手術を行うに際して最適な結紮糸供給器を選ぶ時に様々な結 紮糸供給器が入手可能である。結紮器具は、内視鏡下単一又は複穿刺手術に使用 でき、本書で説明した結紮手術に使用した様々な器具が、同一又は様々な内視鏡 門口を通して内部の手術部位に導入することができる。 本発明は、様々の変形及び細部の変更が可能であるが、上記に説明し添付の図 面に示された全ての内容は説明用として解釈されるべきであり、それらに限定さ れるものではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 体内の手術部位において解剖学上構造体に結紮部を形成する結紮器具であ って、 体内の手術部位へ導入される遠位端と、体外に臨む近位端と、遠位端と近位端 との間に延在する内腔とを有する細長の器具本体と、 それぞれが前記器具本体の前記遠位端から引き出されて解剖学上構造体の周囲 に位置決めされるとともに、前記内腔に収容され予備整形された複数の繊維状結 紮材製の収縮性結紮ループとを備え、 該結紮ループが前記解剖学上構造体の周囲に結紮ループを収縮する方向に前記 結紮材に沿って移動可能な結節素子を有する一方、前記器具本体が器具本体の前 記近位端から操作可能で前記解剖学上構造体の周囲に前記結紮ループを収縮する 方向に前記結節素子を移動して結紮部を形成する操作部材を備えてなる結紮器具 。 2. 前記操作部材が、前記解剖学上構造体の方向に前記結紮材に沿って遠位端 側に前記結節素子を移動させる押し具を備えた請求項1に記載の結紮器具。 3. 前記押し具が前記結紮材の周囲に配置される押し具先端を有し、該押し具 先端は、前記結節素子が押し具先端を通過できない閉位置から、前記結節素子が 前記押し具先端を通過して前記器具本体の前記遠位端から前記結紮ループを引き 出すことのできる開位置に移動可能である請求項2に記載の結紮器具。 4. 前記押し具内に配置され前記器具本体の前記遠位端にジョーを有するジョ ー部材を前記器具本体が有し、前記結紮ループが前記ジョーを通過できない閉位 置から、前記結紮ループが前記ジョーを通過して前記器具本体の前記遠位端から 前記結紮ループを引き出すことのできる開位置に前記ジョー部材が移動可能であ る請求項3に記載の結紮器具。 5. 前記押し具先端は前記閉位置に通常配置されるとともに、前記ジョー部材 と係合することにより前記開位置に移動するようにした請求項4に記載の結紮器 具。 6. 前記ジョーは前記閉位置に通常配置され、前記ジョーを前記閉位置に維持 するとともに前記開位置への移動のため前記ジョーを選択的に解放する操作部材 を前記器具本体が備えた請求項5に記載の結紮器具。 7. 前記器具本体が、前記結紮ループで形成した結紮部の近位端側で前記結紮 材を切断するカッターを備えた結紮器具。 8. 前記カッターが前記ジョー部材内に配置された請求項7に記載の結紮器具 。 9. 前記器具本体の前記遠位端から前記結紮ループを引き出すため前記器具本 体に対し遠位端側に前記結紮材を移動させる手段を前記器具本体の前記近位端に 設けた請求項1に記載の結紮器具。 10. 前記移動手段が、前記結紮材の巻上げ及び巻き戻し時に回転するスプー ルを備えた請求項9に記載の結紮器具。 11. 前記結節素子が前記結紮材で形成された請求項1に記載の結紮器具。 12. 体内の手術部位において解剖学上構造体に結紮部を形成する結紮器具で あって、 前記手術部位に位置決めされる遠位端と、体外に配置される近位端と、遠位端 と近位端との間を延在する内腔とを有し、前記遠位端を体外から閉位置と開位置 との間を移動可能にした細長の結節部押し具と、 前記内腔内に配置され、互いに連結された複数の結紮ループと、各結紮ループ に対し前記結紮材の長手方向に沿って移動可能で前記結紮ループを解剖学上構造 体の周囲に締め付けて結紮部を形成する結節部とを形成する繊維状結紮材を備え 、 前記遠位端が開位置にある時前記結節部を含む前記結紮ループは前記遠位端よ り引き出し可能で、前記結紮ループは手術部位で展開されて解剖学上構造体の周 囲に位置決めされ、前記遠位端が閉位置にある時前記遠位端を介した前記結節部 の通過を阻止する寸法を前記結節部は有し、前記遠位端が閉位置にある時前記結 節部押し具は体外から前記結紮材に沿って移動可能で、展開された前記結紮ルー プの前記結節部を前記結紮材に沿って移動させることにより前記結紮ループを解 剖学上構造体の周囲に締め付けて結紮部を形成するようにした結紮器具。 13. 前記結紮材の周囲に配置され、前記結紮材を結紮部の近位端側で切断す るために体外より操作可能なカッターをさらに設けた請求項12に記載の結紮器 具。 14. 前記内腔内に配置される細長部材をさらに設け、前記結節部押し具が前 記細長部材に対し移動可能で前記遠位端を前記開位置と閉位置との間で移動させ るようにした請求項12に記載の結紮器具。 15. 前記結節部押し具の遠位端は弾性的に付勢されて前記閉位置に通常配置 され、前記結節部押し具は前記細長部材に沿って長手方向に移動可能で前記結節 部押し具の前記遠位端を前記閉位置から前記開位置に移動させるようにした請求 項14に記載の結紮器具。 16. 前記結紮ループが前記結紮材に沿って対になった状態で互いに離間して 配置された請求項12に記載の結紮器具。 17. 体内の手術部位において解剖学上構造体に結紮部を形成する方法であっ て、 遠位端と、近位端と、遠位端と近位端との間に延在する内腔とを有する細長の 器具本体と、内腔内に配置され互いに連結された複数の結紮ループと各結紮ルー プに対し結紮材に沿って移動可能で結紮ループを収縮させる結節素子とが形成さ れた繊維状結紮材と、結紮材に対し移動可能で結節素子を移動させる操作部材を 備えた結紮器具を用意し、 器具本体の遠位端を体内手術部位に導入し、 結節素子を含む結紮ループを器具本体の遠位端から引き出して結紮ループを手 術部位で展開し、 展開された結紮ループを解剖学上構造体の周囲に位置決めし、 結紮材に対し操作部材を体外から移動させて展開された結紮ループの結節素子 を解剖学上構造体の方向に結紮材に沿って移動させることにより展開された結紮 ループを解剖学上構造体の周囲に収縮させて結紮部を形成し、 結紮器具を体内から引き抜くことなく手術部位に別の結紮部を形成する、 ようにした結紮部形成方法。 18. 前記用意するステップが、カッターを結紮材の周囲に用意するステップ を含み、別の結紮部を形成するステップの前に、結紮部の近位端側で結紮材を切 断するステップをさらに設けた請求項17に記載の結紮部形成方法。 19. 前記引き出しステップが、器具本体の遠位端からの結紮ループの通過を 阻止する閉位置から、器具本体の遠位端からの結節素子を含む結紮ループの通過 を許容する開位置に器具本体の遠位端を移動させるステップを含むようにした請 求項17に記載の結紮部形成方法。 20. 前記移動させるステップが、結紮材に対し長手方向に操作部材を移動さ せるステップを含むようにした請求項19に記載の結紮部形成方法。
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