JP4533858B2 - 結紮装置 - Google Patents

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Description

本発明は、生体内に挿入して用いられ、組織等の結紮を行う結紮装置に関する。
この種の結紮装置としては、血管を結紮するように構成されたものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。結紮装置は、チューブの先端に結紮糸を巻き回したループが配置されており、ループよりも遠位側には腕部が突設されている。腕部は、血管を取り込み可能に湾曲しており、結紮糸の端部は、腕部に沿って引き回されて腕部の先端に係止されている。血管を結紮するときには、腕部の湾曲部分に血管を収め、チューブ内のフックを前進させる。フックで腕部に係止されている結紮糸の端部を引っ掛けたら、フックを後退させて結紮糸を腕部から外してチューブ内に引き込む。次に、チューブを引いて、チューブの先端に配置した結紮糸のループをチューブから脱離させると、ループがノットになり、結紮糸をさらに引くと腕部の先端が撓んで結紮糸が腕部から外れて血管が結紮される。
米国特許第5312423号明細書 米国特許第5336229号明細書
しかしながら、従来の結紮装置では、腕部から結紮糸が外れ易く血管を結紮する際に結紮糸で血管をチューブの先端に引き寄せて締め付けるため、血管に与える負荷が大きくなり易かった。結紮対象となる組織が血管以外であった場合でも、同様の課題が生じる。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、結紮時に結紮対象となる組織に与える負荷をより確実な構造で低減することである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、少なくとも一部が体内に挿入される挿入部本体と、前記挿入部本体の遠位側に設けられたノット用ループを形成する結紮糸と、前記挿入部本体の遠位側に設けられ、前記結紮糸の第一の端部を係止する第一係止部と、前記挿入部本体の遠位側に設けられ、前記結紮糸の前記第一の端部の反対側である第二の端部を係止する第二係止部と、前記第一係止部に対して相対的に移動可能に設けられ、前記第一係止部に係止された前記第一の端部を受け取る第一係止部受取部と、前記第一係止部受取部に設けられ、前記ノット用ループを保持するループ保持部と、前記第一係止部受取部、及び前記挿入部本体に対して移動可能に設けられ、前記結紮糸の前記第一の端部が前記ノット用ループの内側を通って配置された後に、前記ノット用ループを前記第一の端部の前記結紮糸上でスライドさせて前記ノット用ループを絞ることによりノットを形成し、前記挿入部本体の遠位端から離間して前記ノットを結紮対象まで移動させるノット押出部を有するノットプッシャと、を有する結紮装置とした。
この結紮装置では、結紮糸の第一の端部をノット用ループの内側に通して結紮糸で結紮対象を締め付けるときに、結紮糸を引っ張って結紮対象を引き寄せるのではなく、ノットプッシャのノット押出部でノット用ループを結紮対象に向けて移動させる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の結紮装置において、前記ノットプッシャは、前記ループ保持部に配置された前記ノット用ループの基端側に配置され、かつ前記ループ保持部に沿ってスライド自在であり、前記ループ保持部の近位端側から遠位端側にスライドするときに、前記ループ保持部から前記ノット用ループを前記結紮糸の前記第一の端部側に移動させるループ押出部を有することを特徴とする。
この結紮装置では、ループ押出部で結紮糸のノット用ループをループ保持部から押し出すので、ノット用ループを押し出すときに結紮対象に負荷がかからない。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の結紮装置において、前記ノットプッシャに前記結紮糸を切断できる糸切り刃を設けたことを特徴とする。
この結紮装置では、結紮対象を結紮したら、ノットプッシャの糸切り刃で余分な結紮糸を切断する。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の結紮装置において、前記ノットプッシャの前記ノット押出部は、前記結紮糸を挟むように開閉可能に構成され、前記ノット押出部を閉方向に押し付ける開き防止部材を前記ノットプッシャに対して進退自在に設けたことを特徴とする。
この結紮装置では、ノット用ループを結紮対象に向けて押し出してノットを形成するときにノット押出部が開いて結紮糸がノットプッシャから外れないように開き防止部材でノット押出部を確実に閉じる。
請求項5にかかる発明は、請求項2に記載の結紮装置において、前記ループ押出部には、前記結紮糸をガイドするガイド溝が設けられていることを特徴とする。
この結紮装置では、ガイド溝に結紮糸を通すと、ノットを形成するループをループ押出部で押し出すときに結紮糸がノットプッシャから外れなくなる。
請求項6に係る発明は、請求項2に記載の結紮装置において、前記ループ押出部は、複数のアームの先端のそれぞれに1つずつ設けられたリングを有し、前記リングが一部重なって前記結紮糸を挿通可能な空間を確保しつつ、前記リング同士を互いに離間する方向に付勢するように前記アームが形成されていることを特徴とする。
この結紮装置では、リング同士が形成する空間に結紮糸を通すと、ノットを形成するループをループ押出部で押し出すときに結紮糸がノットプッシャから外れなくなる。なお、リング同士を互いに離れる方向に付勢してあるので、リング内に第一係止受取部を通した状態でノットプッシャを待機させることができる。
また、本発明の結紮装置は、前記第係止部受取部の基端側の外表面に設けられ、前記挿入部本体の遠位側に向けて徐々に拡径して形成されたテーパ部をさらに備えてもよい。
本発明によれば、ノットを形成する結紮糸のループに結紮糸の第一の端部を通してから締め付けるときに、ループを結紮対象に向けて押し込んでノットを形成するノット押出部を設けたので、結紮対象を引っ張らずに結紮することができるので、結紮対象に与える負荷を低減できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について図1から図21を参照しながら詳細に説明する。
図1に示す結紮装置1は、腹壁に形成したポートから体内に挿入される挿入部2を有し、挿入部2の近位端(以下、基端とする)に術者が操作する操作部3が設けられ、挿入部2の遠位端(以下、先端とする)に組織を結紮する処置部4が設けられている。
操作部3は、挿入部2の挿入部本体10に固定された第一のハンドル11と、第一のハンドル11から所定長だけ基端側に位置する第二のハンドル12とを有する。第一のハンドル11は、操作部本体13に開閉レバー14が回動自在に取り付けられている。開閉レバー14は、ロッド15が連結されており、開閉レバー14を操作することでロッド15を進退させることができる。さらに、操作部本体13からは、カバーシース16が引き出されている。図1及び図2に示すように、カバーシース16には、長さ方向に沿って長孔17が形成されており、この長孔17には、操作部本体13にネジ込み可能なロックリング18の先端部が挿入される。ロックリング18の先端部は、カバーシース16内を通るアームシース19の長孔20を通してインナーシース21の外周面に当接し、第一のハンドル11に対してインナーシース21を固定する。第二のハンドル12は、操作部本体22を有し、操作部本体22に第一のハンドル11から延びるカバーシース16の基端部が引き込まれている。操作部本体22には、開閉レバー23が設けられている。開閉レバー23には、カバーシース16が連結されており、開閉レバー23を操作するとカバーシース16を進退させることができる。第二のハンドル12の近位端からは、インナーシース21が引き出されており、インナーシース21の近位端には、ノブ24が固定されている。
挿入部2は、筒状の挿入部本体10を有し、挿入部本体10内にロッド15と、カバーシース16とが平行に通されている。カバーシース16内には、アームシース19が進退自在に通されている。さらに、アームシース19内には、インナーシース21が進退自在に通されている。
図1及び図3に示すように、処置部4は、支持部材30を有する。支持部材30の内部には、伝達部材であるロッド15が進退自在に通されている。さらに、支持部材30には、ロッド15を挟んで一対のピン31,32が平行に取り付けられている。ロッド15の先端には、開閉機構を構成する一対のリンク片33,34の一端部がピン35で回動自在に取り付けられている。リンク片33の他端部には、鉗子部材36の一端部36aがピン29で連結されている。鉗子部材36は、一端部36aから他端部36bに至るまでの間に屈曲する部分を有し、この屈曲部36cがピン31で支持部材30に回転自在に支持されている。屈曲部36cから他端部36bまでの長さは、一端部36aと屈曲部36cの間の長さよりも大きくなっている。鉗子部材36の他端部36bには、曲針37が固定されている。曲針37は、緩やかな湾曲形状を有し、その先端部は、着脱自在な先端針部38になっている。先端針部38は、基端側の縮径部38aを曲針37に形成された孔部39に圧入させることで曲針37に固定されている。先端針部38には、縮径部38a側から結紮糸40の第一の端部が引き込まれており、内部に結紮糸40の第一の端部を係止させる第1係止部材になっている。さらに、先端針部38において曲針37から露出する部分には、周方向に凹部41が環状に形成されている。
一方、リンク片34は、力蓄積部46の一端部がピン43で回動自在に連結されている。力蓄積部材46は、他端に至る手間でピン32によって支持部材30に回動自在に支持されており、他端には接触面46aが形成されている。さらに、ピン32には、鉗子部材42の一端部42aが回動自在に通されている。鉗子部材42の他端部42bは、開口部44によって環状になっており、ピン32から遠い位置に針45が2つ固定されている。鉗子部材42の一端部42aには、当接面42cが力蓄積部材46側の当接面46aに当接可能に延設されている。
一対の鉗子部材36,42は、ロッド15を前進させると開き、ロッド15を後退させると閉じる。鉗子部材42が開くときには、ロッド15の前進に伴って回動する力蓄積部材46の当接面46dが鉗子部材42の当接面42dに当接して、鉗子部材42をピン32回りに回転させる。一対の鉗子部材36,42を閉じたときには、鉗子部材36の曲針37が鉗子部材42の開口部44を通って基端側に突き出る。
また、支持部材30は、鉗子部材42側が軸線と略直交する方向に略平行に膨出しており、この膨出部分30aにカバーシース16が通されている。カバーシース16の先端からは、アームシース19が突出しており、アームシース19の先端からは、インナーシース21が突出している。インナーシース21の先端には、糸受取部50(第一係止部受取部)が固定されている。図4に示すように、糸受取部50は、先端に向かって拡径するテーパ部50aを有した後に筒状に延びており、この筒状部分の外周に結紮糸40を巻き回して形成されるノット用ループ51が配置される。このループ51は、結紮時にノットを形成するものであり、糸受取部50の外周部は、ノットとなるノット用ループ51を保持するループ保持部52となる。
さらに、糸受取部50には、先端面に開口する挿入穴53が形成されている。挿入穴53は、先端開口から縮径するテーパ面54を有する。テーパ面54よりも基端側には、溝55が形成されており、この溝55にバネ56が挿入されている。図4に破線で示すようにバネ56は、溝55に収容される端部を除いてU字形状に曲げられており、このU字形状によって端部同士を近接させるように付勢しており、無付加状態でバネ56の端部間の距離は先端針部38の最大径よりも小さい。この挿入穴53は、図1に示す先端針部38の外径に略等しく、糸受取部50内に先端針部38を受け取って収容することができる針受取部になる。
インナーシース21を覆うアームシース19の先端には、ノットプッシャ59が固定されている。ノットプッシャ59は、筒状のプッシャホルダ60を有する。プッシャホルダ60は、ノット用ループ51の形成した後の結紮糸40の第二の端部が固定される第二係止部である。さらに、プッシャホルダ60からは一対のプッシャアーム61が固定されている。プッシャアーム61は、弾性部材から製造されており、軸線方向に沿って先端に向けて延びた後に、互いに向き合うように屈曲することで押出部62を形成している。この押出部62は、初期状態ではテーパ部50aに挟むように糸受取部50の外周に当接している。ノットプッシャ59が前進したときには、押出部62がループ押出部になってノット用ループ51を押し出す。図5に示すように、押出部62は、向かい合う端部同士が円弧状に切り欠かれている。この切り欠き63によって形成される空間は、プッシャアーム61が自己の復元力で復元して押出部62同士が当接したときに結紮糸40が通過可能な大きさである。なお、切り欠き63の曲面形状の半径は、ループ保持部52の外径よりも大きいので、ノットプッシャ59は、常にループ保持部52の外周面に当接する。
なお、結紮糸40には、ナイロン(登録商標)、ポリエステル、絹、フッ素系樹脂、生体吸収性の材料により、モノフィラメント状、あるは撚り線状に形成されることが望ましい。ノット用ループ51から形成されるノットは、例えば、グリンチノット(Grinch Knot)やローダーズノットのようにノット自在を移動可能に形成することが好ましい。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
患者の腹壁に形成したポートから腹腔鏡を挿入し、腹腔内を観察して結紮対象を確認する。他のポートから結紮装置1を体内に挿入し、処置部4を結紮対称部位に臨ませる。図6に示すように、開口W2が形成された組織W1を結紮対象にするときには、第一のハンドル11の開閉レバー14を握ってロッド15を後退させる。図7に示すように、ロッド15の先端部にリンク機構を介して連結されている一対の鉗子部材27,42が閉じる。この際に、鉗子部材27の曲針37が開口W2の一方の周縁の組織W1に刺入され、刺入位置の周囲の組織W1が手繰り寄せられる。このとき、鉗子部材42は、開口W2の他方の周縁の組織W1に押し付けられるので、開口W2周縁の組織W1が逃げることなく、曲針37が開口W2を横断するように組織W1を穿通する。
曲針37が組織W1を穿通したら、ロックリング18(図1参照)を緩めた状態で第二のハンドル12及びノブ24を前進させる。糸受取部50が前進して挿入穴53に先端針部38が収容される。このとき先端針部38は、挿入穴53内のバネ56の端部を押し広げながら進入する。先端針部38が挿入穴53の内周面に突き当たると、先端針部38の凹部41が溝55の形成位置まで入り込む。図8に示すように、溝55内のバネ56の端部が復元して、凹部41内に入り込む。これによって、先端針部38が糸受取部50に係止される。この後、第二のハンドル12及びノブ24を共に第一のハンドル11から離れるように後退させると、糸受取部50が後退する。図9に示すように、糸受取部50に係止された先端針部38が、曲針37から外れる。第一のハンドル11の開閉レバー14を操作して、一対の鉗子部材27,42を開く。図10に示すように、曲針37が組織W1から抜去される。その結果、結紮糸40は、糸受取部50に第一の端部が引き込まれて、ここから組織W1に向けて延び、開口W2を横断するように組織W1を貫通し、再び糸受取部50に戻り、糸受取部50のループ保持部52に配置されたノット用ループ51から第二係止部に至る。
第一のハンドル11のロックリング18で操作部本体13とインナーシース21を連結させてから、第二のハンドル12を前進させて第一のハンドル11に近づける。図11に示すように、糸受取部50が停止した状態でノットプッシャ59が前進する。プッシャアーム61がテーパ部50aに沿って広がりながら前進し、ノット用ループ51に基端側から当接する。さらに、ノットプッシャ59を前進させると、ノット用ループ51をループ保持部52の先端から押し出す。図12に示すように、ノットプッシャ59がループ保持部52を越えて前進すると、自己の復元力によって閉方向に復元し、切り欠き63の間に結紮糸40が通される。切り欠き63は、縮径部38aの外径によりも大きいので、押出部62は、縮径部38aに引っ掛からずに前進できる。
ノット用ループ51は、ノットプッシャ59よりも組織W1側にあるので、第二のハンドル12をさらに前進させると、ノットプッシャ59の押出部62がノット用ループ51を結紮糸40に沿って組織W1に向けて押し出す。結紮糸40の一端部(第一の係止部)が糸受取部50と共に相対的に後退することでノット用ループ51が徐々に絞られてノットになる。押出部62は、ノットを押し出すノット押出部となる。このようにして、押出部62でノット用ループ51からなるノットを組織W1に押し付けると、組織W1が締め付けられた状態で結紮される。この後、不図示の鋏鉗子などで結紮糸40の余分なところを切り取る。図13に示すように、開口W2を結紮した状態で結紮糸40が留置される。
この実施の形態によれば、ノット用ループ51を糸受取部50から押し出すノットプッシャ59を設けたので、組織W1に負荷を与えることなくノット用ループ51を押し出すことができる。さらに、ノットプッシャ59でノット用ループ51を組織W1に向けて押し付けて組織W1を締め付けるので、組織W1を締め付ける際に組織W1の負荷を低減できる。また、糸受取部50に先端に向けて広がるテーパ部50aを設け、テーパ部50aにノットプッシャ59の押出部62を配置するようにしたので、初期状態でノットプッシャ59が径方向外側に大きく突出することが防止され、処置部4の大型化を防止できる。ループ押出部とノット押出部とを兼ねる押出部62に切り欠き63を設けたので、ループ保持部52に確実に当接すると共に、ノット用ループ51をループ保持部52から押し出した後も結紮糸40がノットプッシャ59から外れなくなるので、結紮糸40で組織W1を確実に結紮できるようになる。
なお、図14に示すように、ノットプッシャ59は、プッシャアーム61を一本だけ有する構成でも良い。この場合には、プッシャアーム61の押出部62に深い溝70を設け、溝70内を結紮糸40が通るようにすると結紮糸40が外れ難くなる。これに対して、ノットプッシャ59は、プッシャアーム61を3本以上でも良い。例えば、図15に示すように、プッシャアーム61が4本の場合には、周方向に等間隔にプッシャアーム61が配置され、各プッシャアーム61の先端の押出部62の間に結紮糸40が通される。プッシャアーム61の数を増やすことで、結紮糸40がさらに外れ難くなる。押出部62には、結紮糸40(軸線)に向かうようにV溝71が刻まれており、V溝71を重ね合わせることで形成される空間71aに縫合糸40が通される。空間71aの大きさは、ノット用ループ51よりも小さい。なお、V溝71を形成する代わりに、前記した切り欠き63や溝70でも良い。
また、図16に示すように、切り欠き63を有する押出部62にガイド溝72をさらに形成しても良い。ガイド溝72は、切り欠き63の中央に設けられており、結紮糸が挿通可能で結紮糸40をガイド可能な形状を有する。図17に示すように、このプッシャアーム61は、自然状態では、押出部62同士が重なってガイド溝72が長孔を形成する。ガイド溝72からなる長孔に結紮糸40を通すことで、結紮糸40がプッシャアーム61から外れなくなる。
図18に示すように、カバーシース16の外径をプッシャアーム61の開閉方向の幅よりも小さく製造すると、カバーシース16を前進させてプッシャアーム61の拡がりを防止することが可能になる。この場合には、カバーシース16は、ノットプッシャ59の開き防止部材となる。カバーシース16を前進させてプッシャアーム61を閉方向に押さえ付けることでプッシャアーム61から結紮糸40がさらに外れ難くなる。カバーシース16を前進させる際には、第二のハンドル12の開閉レバー23を操作すれば良い。
図19に示すように、ノットプッシャ59の押出部62に円弧状の糸切り刃73を形成しても良い。糸切り刃73同士は、外力がない状態では結紮糸40を切断せずに通過可能な空間を形成するが、ノット用ループ51を押さえることができる形状になっている。結紮糸40で組織W1を締め付けた後は、カバーシース16を前進させる。図20に示すように、プッシャアーム61同士を近接するように押し付けて糸切り刃73を噛み合せ、結紮糸40を切断する。このようにすると、他の切断用の処置具を体内に挿入することなく、一連の動作で結紮糸40の切断までができる。
図21に示すように、一方の押出部62の端部に凸部75を設け、他方の押出部62の端部に凹部76を凸部75に係合可能に設けても良い。このノットプッシャ59は、初期状態では押出部62同士が離れているが、カバーシース16を前進させてノットプッシャ59同士を閉方向に押し込むと、押出部62の凸部75と凹部76とが係合し、押出部62同士がロックされる。これによって、中央に形成される長孔77を通る結紮糸40が外れなくなる。
本発明の第2の実施の形態について図22から図24を参照して説明する。この実施の形態は、ノット押し出し部を有するノットプッシャの構成が第1の実施の形態と異なる。このため、第1の実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
図22に示すように、アームシース19の先端部には、スリット80が2つ平行に形成されている。スリット80は、軸線回りに180°回転した位置に1つずつ形成されており、各々が軸線方向に延びている。このアームシース19には、ノットプッシャ81が係合される。ノットプッシャ81は、筒状の基部82からプッシャアーム83が2本平行に延びている。プッシャアーム83の先端は、折り曲げられて押出部84になっている。この押出部84は、ループ押出部とノット押出部とを兼ねる。また、押出部84に至るまでの間には、外側に突出する突起85が形成されている。ノットプッシャ81の基部82には、径方向外側に突出するツメ86が2つ形成されている。ノットプッシャ81は、自然状態で押出部84が重なり合うように成形された弾性部材からなる。図23に示すように、これらツメ86をスリット80の先端側に係止させると、突起85がアームシース19の先端に当接し、押出部84が糸受取部50のテーパ部50aに当接する。
このノットプッシャ81でノット用ループ51を押し出すときには、アームシース19を前進させる。プッシャアーム83は、突起85がアームシース19の先端部に押されることで前進し、押出部84が糸受取部50の外周面に接しながら前進し、ノット用ループ51を糸受取部50の先端から押し出す。さらにアームシース19を前進させて、ノットプッシャ81全体を糸受取部50を越えるまで移動させる。図24に示すように、ノットプッシャ81を開方向に付勢していた糸受取部50がなくなることで、プッシャアーム83が閉じて押出部84が重なる。結紮糸40は、押出部84の溝87が形成する長孔に通される。さらに、プッシャアーム83が閉じる動作と、糸受取部50が引き込まれ動作とによって、ノットプッシャ81はツメ86がスリット80の基端に当接するまで移動し、突起85がアームシース19内に引き込まれる。アームシース19の内周面は、突起85に当接することでプッシャアーム83が開かないように押さえ付ける開き防止部材として機能する。この状態で、アームシース19を前進させると、ツメ86で押されるようにしてノットプッシャ81が前進する。押出部84によってループ51が組織に向かって移動して、組織が結紮される。
この実施の形態によれば、アームシース19がプッシャアーム83を閉方向に押し付ける開き防止部材になるので、プッシャアーム83の開放を防止できる。したがって、簡単な構成で結紮糸40がノットプッシャ81から外れなくなる。ノットプッシャ81がアームシース19から取り外せるので、洗浄が容易になる。その他の効果は、第1の実施の形態と同じである。
本発明の第3の実施の形態について図25から図33を参照して説明する。この実施の形態は、ループ保持部を兼ねる糸受取部がカートリッジ方式になっている点が前記の実施の形態と異なる。このため、前記の実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。
図25に示すように、インナーシース21の先端には、連結部90が固定されている。連結部90は、インナーシース21よりも小径で、その先端部が円盤状に拡径している。連結部90には、糸受取カートリッジ91(糸受取部)が装着される。糸受取カートリッジ91は、連結部90を受け入れ可能な切り欠き92が形成されている。糸受取カートリッジ91の先端側は、テーパ部91aが形成された後にループ保持部93になっている。ループ保持部93の外周にはノット用ループ51が配置されており、ノット用ループ51を形成する結紮糸40の第二の端部は、第2係止部95に係止されている。第2係止部95は、フックが先端に設けられており、挿入部2の他のシース16,19,21と平行に配置されている。フックには、端部に閉じたループを形成した結紮糸40が引っ掛けられる。
この実施の形態では、結紮装置1を体内に挿入する前に、インナーシース21に糸受取カートリッジ91を装着する。第二の操作部3の後端のノブ24を前進させてインナーシース21を前進させ、連結部90に切り欠き92を係止させる。糸受取カートリッジ91を係止させたら、ノブ24を後退させて、糸受取カートリッジ91の連結部分をアームシース19内に引き込む。これによって、糸受取カートリッジ91の抜け落ちが防止される。結紮糸40の端部を第二係止部95に係止させたら、手技を開始する。以降の操作は、第1の実施の形態と同じである。手技が終了したら、インナーシース21を前進させて糸受取カートリッジ91を露出させる。糸受取カートリッジ91を軸線と直交する方向に移動させて使用後の糸受取カートリッジ91を取り外す。連続して結紮を行う場合には、新しい糸受取カートリッジ91を前記と同様にして装着する。
この実施の形態では、ループ保持部93を含む糸受取カートリッジ91を着脱することで結紮に必要な部材の装着や、交換が簡単になる。特に、複数箇所を結紮する場合に手技を速やかに行える。その他の効果は、前記の実施の形態と同様である。
ここで、ノットプッシャ59の形態は、図25に示すものに限定されずに、前記の実施の形態のいずれかを用いることができる。また、図26から図28に示すノットプッシャ100のようにカッター101を設けても良い。ノットプッシャ100は、アームシース19の先端部にOリング102などを介して取り付けられた筒状の本体部103を有する。本体部103の内周部103aは、ノット用ループ51を押し出し可能なループ押出部となり、本体部103の先端の内径はノット用ループ51を引き込み可能に拡径されている。さらに、先端部の外周には、V溝104,105が周方向に180°の間隔で2つ形成されている。各V溝104,015は、結紮糸40を引き込み可能な大きさを有し、一方のV溝104が糸切り刃の設けられたカッター101になっている。他方のV溝105は、糸切り刃を有しない。結紮糸40を締め付けるときには、ノットプッシャ100を前進させてノット用ループ51を押し出す。次に、図27に示すように、ノット用ループ51よりも基端側の結紮糸40を糸切り刃を有しないV溝105に引き込んでからノットプッシャ100をさらに前進させる。V溝105がループ押出部となってノット用ループ51を組織W1に向けて移動させ、組織W1が結紮される。この後、図28に示すように、糸切り刃を有するV溝104(カッター101)に結紮糸40を引き込んで切断する。このノットプッシャ100では、結紮糸40を切断する処置具を別途用意することなく結紮糸40を切断できる。
さらに、図29に示すノットプッシャ110のように、基部111から3本のプッシャアーム112を延ばし、各プッシャアームの先端にリング113を設けても良い。各プッシャアーム112は、リング113が重なり合うように付勢した状態で糸受取カートリッジ91が挿入される。リング113の内径は、ループ保持部93の外径に略等しく、ノット用ループ51よりも基端側に配置される。組織を結紮するときにノットプッシャ110を前進させると、先端のリング113がループ押出部となってノット用ループ51をループ保持部93から押し出す。リング113がループ保持部93を抜けると、図30に示すように互いに一部が重なるように開き、中央に形成する空間115に結紮糸40が通される。ノットプッシャ110をさらに前進させると、空間115の外周をなすリング113がノット押出部となってノット用ループ51が組織W1に向けて押し込まれる。このようなノットプッシャ110は、ループ押出部となるリング113をループ保持部93に通すことで、ループ保持部93からループ押出部が外れることがなくなる。また、複数のリング113は、自然状態で空間115を形成するように形成してあるので、複数のリング113が中央に形成する空間115に結紮糸40が通すと、結紮糸40がノットプッシャ110から外れなくなってノットを確実に押し込むことができる。
本発明の第4の実施の形態について図31から図33を参照して説明する。この実施の形態は、ノットプッシャが着脱自在に構成されている点が第3の実施の形態と異なる。このため、第3の実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、重複する説明は省略する。なお、以下の実施の形態は、糸受取部が着脱自在なカートリッジ方式について説明するが、糸受取部はインナーシースに固定されても良い。
図31に示すように、ノットプッシャ120は、糸受取カートリッジ91の外周に装着される環状の弾性部材からなる。ノットプッシャ120は、ノット用ループ51よりも基端側に装着して使用される。なお、糸受取カートリッジ91から取り外したときに、ノットプッシャ120の内径はノット用ループ51の外径よりも小さくなり、ノットプッシャ120の外径はアームシース19の外径よりも大きくなるように製造されている。
この実施の形態で結紮を行うときには、ノットプッシャ120が装着された糸受取カートリッジ91をインナーシース21に装着する。一対の鉗子部材27,42を開閉させて、結紮糸40を組織W1に通すと共に曲針37の先端針部38を糸受取カートリッジ91に収容する。結紮糸40を締め付けるときには、第二のハンドル12を前進させてアームシース19を前進させる。アームシース19の先端部がノットプッシャ120を押し、ノットプッシャ120がノット用ループ51をループ保持部93から押し出す。図32に示すように、ループ保持部93から押し出されたノットプッシャ120は、縮径して内径がノット用ループ51よりも小さくなる。この状態で、図33に示すように、ノットプッシャ120をアームシース19で更に押し込むと、ノットプッシャ120がノット用ループ51を組織W1に向けて押し込む。ノット用ループ51が絞られてノットになり、結紮糸40で組織W1が結紮される。不図示の鋏鉗子などで結紮糸40を切断すると、組織W1の結紮が終了する。ノットプッシャ120は体外に回収しても良いし、体内に留置しても良い。
この実施の形態では、ノットプッシャ120を弾性部材で製造したので、ノットプッシャ120から結紮糸40が外れなくなり、結紮糸40で組織W1を確実に締め付けることができる。ノットプッシャ120の構成を簡略化することができるので、洗浄が容易になると共に、低コスト化が図れる。
本発明の第5の実施の形態について図34から図39を参照して説明する。この実施の形態は、主に血管を結紮する結紮装置に関する。なお、対称物は、血管に限定されずに、小型の管状組織などでも良い。前記の各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付す。重複する説明は省略する。
図34に示すように、結紮装置130は、挿入部本体をなす硬質のシャフト131の先端に処置部132が形成される。シャフト131は、先端部が凹形状に切り欠かれており、この切り欠き133に開口するように貫通孔134が形成されている。図34及び図35に示すように、貫通孔134の先端開口は、一部が切り取られており、切り取られた部分には凹部135が形成されている。さらに、貫通孔134の内部にはキー溝136が刻まれている。
このような貫通孔134には、アームシース19が進退自在に通されている。アームシース19の先端の外周には、キー溝136に係合するキー137が固定されている。さらに、アームシース19の先端には、ノットプッシャ59の一対のプッシャアーム61が固定されている。プッシャアーム61は、前記の実施の形態のいずれかを用いることができる。アームシース19内には、保持部材用ロッド140が進退自在に通されている。保持部材用ロッド140の先端には、連結部141が設けられている。連結部141は、一部が開放されており、この開放部分が貫通孔134の切り取られた方向(シャフト131の切り欠き133の開放端)に向くように、キー溝136及びキー137によって位置決めされている。
シャフト131の切り欠き133には、シャフト131と共に処置部132を形成するカートリッジ150が装着される。カートリッジ150は、離間する一対の壁部151,152を中間部153で連結した凹形状を有し、その外形はシャフト131の切り欠き133に挿入可能になっている。壁部151の外面151aには、中間部153側から結紮糸基端側固定部155と、貫通孔156の開口と、突起157とが順番に形成されている。突起157は、外面151aを膨出させた突部に形成されており、シャフト131側の凹部135に係合可能である。貫通孔156は、シャフト131側の貫通孔134に連通する位置に、壁部151の外面151aから内面151bにかけて形成されている。貫通孔156には、糸受取部160が収容されている。糸受取部160の基端部161は、シャフト131側の連結部141に係合可能に構成されている。基端部161よりも先端側はテーパ部160aで拡径されており、外周に結紮糸40のノット用ループ51が配置されるループ保持部160bになっている。ループ保持部160bの先端面には、挿入穴162が開口している。ノット用ループ51を形成する結紮糸40の第二の端部は、壁部151内を通って結紮糸基端側固定部155で固定されている。
結紮糸40のノット用ループ51よりも第一の端部側は、カートリッジ150の凹形状の内面に略沿うように引き回されており、第一の端部は先端部材165の基端部166に引き込まれて係止されている。先端部材165は、壁部152の内面152aに形成された凹部169に収容されており、側面視では外部に露出しないようになっている。先端部材165は、対向する壁部151の貫通孔156に対向する位置に、貫通孔156に向けて配置されている。先端部材165の基端部166は、壁部152に形成された溝167に嵌入されており、基端部166から拡径した先端部材165の先端は球形に成形されている。さらに、球形部分よりも基端側には環状の溝168が形成されている。先端部材165は、糸受取部160の挿入穴162に挿入可能な大きさを有し、挿入穴162内のバネ170に先端部材165の溝168が係止されるようになっている。また、壁部152の外面152bには、突起171が形成されている。
シャフト131の基端には、操作部180が設けられている。操作部180は、シャフト131に固定されたシャフトハンドル181と、シャフト131から引き出されたアームシース19に固定されたアームシースハンドル182と、アームシース19から引き出された保持部材用ロッド140に固定されたロッド用ハンドル183とを有する。
この実施の形態の作用について説明する。まず、手技を実施する前にカートリッジ150をシャフト131に装着する。カートリッジ150の壁部152の外面152bの突起171がシャフト131の凹部172に係合する。カートリッジ150の壁部151側では、突起157が凹部135に係合し、糸受取部160の基端部161が連結部141に係合する。これによって、カートリッジ150がシャフト131に装着されると共に、糸受取部160をロッド用ハンドル183で進退できるようになる。
手技をするときには、図36に示すように、カートリッジ150の凹形の内面に血管W3を挿入し、カートリッジ150に這わせた結紮糸40が血管W3の周囲を通るようにする。アームシースハンドル182(図34参照)を前進させると、糸受取部160及びノットプッシャ59がカートリッジ150の壁部151から対向する壁部152に向かって押し出される。図37に示すように、先端部材165を挿入穴162に収容する。先端部材165の溝168がバネ170に係合する。アームシースハンドル182を後退させると、糸受取部160に係合した先端部材165が壁部152から引き出される。このとき、結紮糸40は、第一の端部が糸受取部160に係止され、ここから血管W3を囲むように大きなループを形成しつつ糸受取部160に戻り、ループ保持部160bのノット用ループ51を経由して結紮糸基端側固定部155に至る。
アームシースハンドル182は、ノットプッシャ59が血管W3の近傍にきたときに停止させ、その後はロッド用ハンドル183(図34参照)のみを後退させる。保持部材用ロッド140と共に糸受取部160がアームシース19内に引き込まれる。ノットプッシャ59は、後退する糸受取部160のテーパ部160aで拡げられ、糸受取部160(ループ保持部160b)の外周に当接しながらノット用ループ51を糸受取部160から押し出す。
さらに、糸受取部160がノットプッシャ59よりも基端側に移動すると、ノットプッシャ59の押出部62が閉じて、ノット用ループ51を押さえる。糸受取部160が後退するにつれて結紮糸40が引かれるのに対して、ノット用ループ51はノットプッシャ59の押出部62に突き当たって移動しない。同様に、カートリッジ150に固定された結紮糸40の基端部も移動しない。したがって、血管W3の位置は移動せずにループ51が結紮糸40に沿って移動する。これによって、結紮糸40の血管W3を囲むループが引き絞られて、ノット用ループ51がノットとなって血管W3が締め付けられる。不図示の鋏鉗子などで余分な結紮糸40を切断すると、血管W3の結紮が終了する。
この実施の形態によれば、ノットプッシャ59を使用し、ノットを形成するノット用ループ51を糸受取部160から押し出すようにしたので、ノット用ループ51を押し出す際に血管W3の周囲の結紮糸40に張力が作用しなくなる。このため、血管W3に与える負荷を低減できる。さらに、血管W3を結紮する過程においても、ノットプッシャ59で押さえたノット用ループ51を起点として結紮糸40を絞るので、血管W3に与える負荷は低減される。
また、シャフト131に着脱されるカートリッジ150に糸受取部160及び結紮糸40を配置したので、手技の準備段階で結紮糸40を装着する作業が容易になる。また、複数回連続して結紮する場合にもカートリッジ150の交換のみで済むので、手技時間を短縮できる。シャフト131側の構成が簡単になるので、洗浄が容易になる。
なお、図39に本実施の形態の変形例を示す。この結紮装置190は、着脱自在なカートリッジを有さずに、シャフト191の先端部に形成した凹形の切り欠き133の周縁に糸受取部160と、先端部材165とが対向して配置されている。血管W3を結紮するときには、アームシースハンドル182を前進させて糸受取部160に先端部材165を収容する。ノットプッシャ59が血管W3の近傍にくるまでアームシースハンドル182を引き戻したら、ロッド用ハンドル183のみを後退させ、ノットプッシャ59でノット用ループ51を糸受取部160から落とす。さらに、ロッド用ハンドル183を引くと、先端が閉じたノットプッシャ59でノット用ループ51を押さえつつ結紮糸40が引っ張ることでき、ノット用ループ51を起点として血管W3が結紮される。この結紮装置190では、カートリッジ方式特有の効果以外は、前記と同様の効果が得られる。さらに、カートリッジを着脱するためのキー溝などが不要になるので、装置構成を簡略化することができる。
なお、本発明は、前記の各実施の形態に限定されずに、広く応用することができる。
例えば、前記の各実施の形態では、腹腔鏡と共に使用する場合について説明したが、図40に示すような軟性の内視鏡システム200と共に使用しても良い。内視鏡システム200は、内視鏡201と、画像処理装置202と、光源装置203と、観察用モニタ204と、吸引器205とを備える。内視鏡201には、ユニバーサルケーブル210を通して光源装置203の光速が先端部に導かれ、体内を照明する。内視鏡201の先端に設けられた撮像装置で取得した画像は画像処理装置202を経て観察用モニタ204に表示される。内視鏡201には、鉗子などの処置具を通す作業用チャンネルが形成されている。このような内視鏡システム200と共に用いる結紮装置220は、可撓性の挿入部221を有する他は、前記のいずれかの実施の形態と同様の構成になる。そして、内視鏡201と、結紮装置220の可撓性を有する挿入部221とが可撓性を有するオーバーチューブ230を通して体内に挿入される。
結紮装置の構成を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。 結紮装置の先端部を拡大した側面図である。 糸受取部材とノットプッシャを示す図である。 ノットプッシャの先端部分の斜視図である。 手技を説明する図である。 曲針を組織に貫通させた図である。 先端針部が糸受取部材に収容された図である。 曲針を引き戻して、先端針部が糸受取部に留置された図である。 曲針を組織から抜去して結紮糸のみを残した図である。 ノットプッシャを前進させてノット用ループを押し出す過程を説明する図である。 押し出したノット用ループを組織に向けて移動させる過程を説明する図である。 組織を結紮した状態を示す図である。 ノットプッシャが一本だけの場合を示す図である。 ノットプッシャが四本の場合を示す図である。 ノットプッシャの先端に切り欠きと溝を形成した図である。 図16のノットプッシャを正面からみた図である。 カバーシースを開き防止部材として使用する場合を示す図である。 ノットプッシャの先端部に糸切り刃を設けた場合を示す図である。 糸切り刃で結紮糸を切断した図である。 ノットプッシャの先端部を互いに係合可能に構成した図である。 ノットプッシャとアームシースとを別体で構成した図である。 ノットプッシャをアームシースに装着した断面図である。 ノットプッシャでノット用ループを押さえ付けるときのノットプッシャの配置を示す図である。 糸受取部を着脱自在に構成した図である。 ノットプッシャの先端部にV溝を形成した図である。 一方のV溝に引っ掛けてノット用ループを移動させる図である。 他方のV溝で結紮糸を切断する図である。 ノットプッシャの先端部にリングを設けた図である。 複数のリングで形成する空間を利用してノット用ループを押し付ける図である。 ノットプッシャを糸受取部に装着される弾性部材にした図である。 ノットプッシャを糸受取部から押し出した図である。 アームシースでノットプッシャを押してノット用ループを組織に向けて移動させる図である。 血管などの結紮をする結紮装置の構成を示す図である。 図34のB矢視図である。 カートリッジを装着した図である。 保持部材を前進させて先端部材を係止させた図である。 血管を結紮した図である。 保持部材と先端部材がシャフト内に配置された形態を示す図である。 結紮装置を軟性の内視鏡と共に使用する場合を説明する図である。
符号の説明
1,130,190 結紮装置
10 挿入部本体
16 カバーシース(開き防止部材)
38 先端針部(第一係止部)
40 結紮糸
50 糸受取部(第一係止部受取部)
51 ノット用ループ
52,93 ループ保持部
59,100,110,120 ノットプッシャ
60 プッシャホルダ(第二係止部)
61 プッシャアーム
62 押出部(ノット押出部、ループ押出部)
72 ガイド溝
73 糸切り刃
95 第二係止部
101 カッター(糸切り刃)
103a 内周部(ループ押出部)
105 V溝(ノット押出部)
112 プッシャアーム(アーム)
113 リング(ループ押出部)
115 空間

Claims (7)

  1. 少なくとも一部が体内に挿入される挿入部本体と、
    前記挿入部本体の遠位側に設けられたノット用ループを形成する結紮糸と、
    前記挿入部本体の遠位側に設けられ、前記結紮糸の第一の端部を係止する第一係止部と、
    前記挿入部本体の遠位側に設けられ、前記結紮糸の前記第一の端部の反対側である第二の端部を係止する第二係止部と、
    前記第一係止部に対して相対的に移動可能に設けられ、前記第一係止部に係止された前記第一の端部を受け取る第一係止部受取部と、
    前記第一係止部受取部に設けられ、前記ノット用ループを保持するループ保持部と、
    前記第一係止部受取部、及び前記挿入部本体に対して移動可能に設けられ、前記結紮糸の前記第一の端部が前記ノット用ループの内側を通って配置された後に、前記ノット用ループを前記第一の端部の前記結紮糸上でスライドさせて前記ノット用ループを絞ることによりノットを形成し、前記挿入部本体の遠位端から離間して前記ノットを結紮対象まで移動させるノット押出部を有するノットプッシャと、
    を有する結紮装置。
  2. 前記ノットプッシャは、前記ループ保持部に配置された前記ノット用ループの基端側に配置され、かつ前記ループ保持部に沿ってスライド自在であり、前記ループ保持部の近位端側から遠位端側にスライドするときに、前記ループ保持部から前記ノット用ループを前記結紮糸の前記第一の端部側に移動させるループ押出部を有することを特徴とする請求項1に記載の結紮装置。
  3. 前記ノットプッシャに前記結紮糸を切断できる糸切り刃を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の結紮装置。
  4. 前記ノットプッシャの前記ノット押出部は、前記結紮糸を挟むように開閉可能に構成され、前記ノット押出部を閉方向に押し付ける開き防止部材を前記ノットプッシャに対して進退自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載の結紮装置。
  5. 前記ループ押出部には、前記結紮糸をガイドするガイド溝が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の結紮装置。
  6. 前記ループ押出部は、複数のアームの先端のそれぞれに1つずつ設けられたリングを有し、前記リングが一部重なって前記結紮糸を挿通可能な空間を確保しつつ、前記リング同士を互いに離間する方向に付勢するように前記アームが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の結紮装置。
  7. 前記第係止部受取部の基端側の外表面に設けられ、前記挿入部本体の遠位側に向けて徐々に拡径して形成されたテーパ部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の結紮装置。
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