JP2006255162A - 医療用縫合結紮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持部材が可撓性シースから外れることなく、極めて容易な操作で結紮ワイヤ等の縫合結紮部材の切断作業を行う。
【解決手段】 ワイヤ保持部材22を内側シース7の先端に突き合わせた状態で、スライダ32により結紮ワイヤ18を基端側に引き寄せて、結紮ワイヤにより生体組織を縫合あるいは結紮した際に、固定用ビス40と係合凹部41を係合させることによって、スライダ32と操作部本体31とを保持固定する。これにより、ワイヤ保持部材を内側シースの先端に突き合わせた状態を保持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、経内視鏡的に体内に挿入し、生体組織を縫合あるいは結紮する医療用縫合結紮装置に関する。
従来、内視鏡のチャンネルに挿通して経内視鏡的に体腔内に挿入し、生体組織のポリープ等の病変部Bを縫合あるいは結紮する医療用縫合結紮装置として、例えば、下記の公報に記載されたものが知られている。
下記の公報に記載された医療用縫合結紮装置は、図1に示すように、内視鏡のチャンネルに挿通可能な内側シース(可撓性シース)100と、この内側シース100に進退自在に挿通された操作ワイヤ101と、この操作ワイヤ101の先端部に着脱可能に接続されたループ状の結紮ワイヤ102と、この結紮ワイヤ102の基端部に設けられたストッパ103と、内側シース100の先端に突き当てられて結紮ワイヤ102の一部を外部へ露出させて保持する保持部材104と、内側シース100の先端外周に進退自在に設けられたカッター105とを備える。
この医療用縫合結紮装置によれば、図3に示すように、生体組織のポリープ等の病変部Bに結紮ワイヤ102を掛け、図示せぬワイヤ操作部によって操作ワイヤ101を手元操作部側に引き寄せる。すると、ストッパ103が結紮ワイヤ102の先端側へ相対的に移動し、これに伴って、結紮ワイヤ102が縮径されて病変部Bを緊縛する。
その後、図示せぬカッター操作部によってカッター105を内側シース100の先端側へ移動させて、保持部材104から外部へ露出する結紮ワイヤ102を切断する。そして、内側シース100等を内視鏡とともに体腔外へ引き出す。
前記結紮ワイヤ102の結紮によって病変部Bの血流が止まるため、結紮状態で数日後には病変組織が壊死して脱落し、結紮ワイヤ101とストッパ103も同時に脱落し、肛門から自然に排出される。なお、保持部材104は、内側シース100が体腔外へ引き出されるときに、内側シース100から外れ、肛門から自然に排出される。
特開2003−204966号公報
前述した従来の医療用縫合結紮装置にあっては、次のような問題があった。
カッター105を移動させて結紮ワイヤ102を押し切るときに、カッター105による押圧力によって結紮ワイヤ102がカッター105の移動方向へ移動してしまい、結紮ワイヤ102をうまく切断できない。また、予め内側シース100の先端に嵌合させている保持部材104が、結紮ワイヤ102を介してカッター105による押圧力によってカッター105の移動方向へ移動してしまい、内側シース100との嵌合を解かれて、内側シース100から外れるといった事態が生じるおそれがある。
このような事態を避けるには、結紮ワイヤ102を固定する必要があり、操作ワイヤ101を手元操作部側に一定のテンションをかけた状態のまま、言い換えれば、ワイヤ操作部によって操作ワイヤ101を手元操作部側に引き寄せたまま、カッター操作部によって切断作業を行う必要がある。このとき、操作者は、ワイヤ操作部と操作部本体とを同時に保持しつつ、カッター操作部を操作しなければならず、非常に煩雑な操作を強いられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、保持部材が可撓性シースから外れることなく、極めて容易な操作で結紮ワイヤ等の縫合結紮部材の切断作業が行える、医療用縫合結紮装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の医療用縫合結紮装置は、可撓性の線材からなり、生体組織を縫合あるいは結紮する縫合結紮部材、および該縫合結紮部材の一部を外部へ露出させて保持する保持部材を備える医療用縫合結紮具と、前記縫合結紮部材の基端側が挿入される可撓性シースと、前記可撓性シースに対してその軸線方向に進退自在に設けられ、該可撓性シースの先端側へ移動された際に、可撓性シースの先端に設けられた前記保持部材から外部へ露出される前記縫合結紮部材を切断する切断部材と、前記可撓性シースの基端側と接続される操作部本体と、前記操作部本体の近傍に配置され、かつ、前記切断部材と接続されて該切断部材を移動操作する切断用操作部と、前記前記操作部本体の近傍に配置され、かつ、前記縫合結紮部材と接続されて該縫合結紮部材を操作する縫合結紮用操作部とを備える医療用縫合結紮装置において、前記保持部材を前記可撓性シースの先端に突き合わせた状態で、前記縫合結紮操作部により前記縫合結紮部材を基端側に引き寄せて、該縫合結紮部材により生体組織を縫合あるいは結紮した際に、前記保持部材を前記可撓性シースの先端に突き合わせた状態を保持する縫合結紮状態保持手段を備えることを特徴とする。
そして、この発明に係る医療用縫合結紮装置によれば、縫合結紮操作部により縫合結紮部材を基端側に引き寄せて、縫合結紮部材により生体組織を縫合あるいは結紮した際に、縫合結紮状態保持手段によって、縫合結紮部材が固定されるため、保持部材を可撓性シースの先端に突き合わせた状態を保持することができる。このため、切断用操作部により切断部材を可撓性シースの先端側へ移動させて、縫合結紮部材を切断する際に、縫合結紮部材を介して保持部材が切断部材により押されて切断部材の移動方向へ移動するのを避けることができる。このため、切断中に、保持部材が可撓性シースの先端から外れるのを防止することができるとともに、この移動しない保持部材との間で縫合結紮部材を良好に切断することができる。
また、本発明は、前記縫合結紮状態保持手段が、前記縫合結紮用操作部を前記操作部本体に対して任意または特定の位置で固定する固定手段によって構成されてもよい。
この場合、縫合結紮用操作部と操作部本体との相対位置を固定できるので、内側シースに対する保持部材や縫合結紮部材の相対位置も固定できる。このため、切断中に、保持部材が可撓性シースの先端から外れるのを防止することができる。また、縫合結紮部材に所要のテンションをかけながら切断することができ、縫合結紮部材を確実に切断することができる。
さらに、本発明では、前記固定手段が、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの一方に設けられたねじと、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方に設けられ、かつ、前記ねじの先端が係合する係合凹部とによって構成されてもよい。
この場合、縫合結紮用操作部を操作部本体に対し所定位置まで移動させた時点で、ねじを締め込むことにより、ねじの先端を係合凹部に係合させることができ、これによって、縫合結紮用操作部と操作部本体との相対位置を固定できる。
さらに、本発明では、前記固定手段が、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの一方に設けられるとともに付勢部材によって前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方側へ付勢されるピンと、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方に設けられ、かつ、前記ピンの先端が係合する係合凹部とによって構成されてもよい。
この場合、縫合結紮用操作部が操作部本体に対して所定位置に至ると、付勢部材によって付勢されているピンが自動的に移動し、該ピンの先端が係合凹部に係合する。これによって、縫合結紮用操作部と操作部本体との相対位置を固定できる。
さらに、本発明では、前記固定手段が、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの一方に設けられたラチェット板と、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方に設けられ、かつ、前記ラチェット板に係合して該ラチェット板の一方向の移動のみを許容するラチェット爪とによって構成されてもよい。
この場合、縫合結紮用操作部を操作部本体に対して一方向、例えば結紮部材を例にあげると結紮部材先端のループを縮径させる方向へ移動させるとき、その都度、ラチェット板とラチェット爪とが係合する。これによって、縫合結紮部材操作部と操作部本体との相対位置を固定できる。
本発明の医療用縫合結紮装置によれば、縫合結紮状態保持手段によって、保持部材を可撓性シースの先端に突き合わせた状態を保持することができる。このため、切断用操作部により切断部材を可撓性シースの先端側へ移動させて、縫合結紮部材を切断する際に、保持部材が切断部材により押されて切断部材の移動方向へ移動するのを避けることができる。このため、切断中に、保持部材が可撓性シースの先端から外れるのを防止することができ、同時に、このようの可撓性シースの先端に突き合わされて移動しない保持部材との間で、縫合結紮部材を切断することができる。
以下、本発明に係る医療用縫合結紮装置の各実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明に係る医療用縫合結紮装置の第1の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図2〜図6は第1の実施の形態を示し、図2は医療用縫合結紮装置の全体を示したものであって、特に先端部を断面した全体構成図、図3は結紮ワイヤによって病変部Bを結紮した状態の斜視図、図4はそのときの手元操作部の側面図、図5は結紮ワイヤを切断した状態を示す断面図、図6はそのときの病変部Bの斜視図である。
図2に示すように、医療用縫合結紮装置1は、生体内に留置される医療用結紮具2と、この医療用結紮具2を体内に誘導して結紮操作を行う操作装置3とから構成されている。操作装置3は、内視鏡のチャンネル内に挿通される可撓性を有する挿入部4と手元操作部5とから構成されている。
挿入部4は、可撓性シースからなる外側シース6と、この外側シース6内に軸方向に進退自在に挿通された可撓性シースからなる内側シース7と、この内側シース7の外側に嵌合され、軸方向に進退自在に挿通された切断用シース8と、前記内側シース7の内側に挿通された軸方向に進退自在な操作ワイヤ9とから構成されている。
外側シース6は、例えばポリエチレン、PTFEなどの可撓性を有するプラスチックからなり、外径が例えば2〜5mmに設定される。また、内側シース7又は切断用シース8は、例えばポリエチレン、PTFEなどの可撓性を有するプラスチックで形成されているが、金属製メッシュが入っていてもよく、金属製コイルでもよい。操作ワイヤ9はステンレスなどの金属撚り線で形成されている。
切断用シース8の先端部にはステンレス等の金属部材からなる環状の連結部材15が設けられ、この連結部材15の先端部全周には鋭角な切断刃(切断部材)16が設けられている。また、操作ワイヤ9の先端部にはフック形状の係合部材17が固着されている。
前記医療用結紮具2について説明すると、符号18は先端部分に生体組織を結紮するループ状の結紮ワイヤである。結紮ワイヤ18はナイロン、ポリオレフィン等の合成樹脂、ステンレス等の金属細線、絹糸、生体吸収性の糸からなり、線径が例えば直径0.2〜1mmに形成されている。結紮ワイヤ18は単線、より線、編み線のいずれの形態であってもよい。また、結紮ワイヤ18の基端側は折り返されて折り返し部19が形成されており、結紮ワイヤ18の両端末及び平行する2本のワイヤは接続パイプ20の内孔に接着等によって固定されている。
結紮ワイヤ18の中間部には管状のストッパ21が進退自在に嵌合されている。このストッパ21は、例えばシリコンゴム、フッ素ゴム等のゴムあるいは各種熱可塑性エラストマー、または糸の結び目からなり、前進によって結紮ワイヤ18のループ部を縮径し、後退すると同ループ部を拡径させるものである。
ストッパ21の基端側の結紮ワイヤ18には、前記結紮ワイヤ18の基端側を所望形状に保持するワイヤ保持部22が設けられている。このワイヤ保持部材22は、ステンレスなどの金属、ポリプロピレン、ABS、ポリアセタール、ポリカーボネートなどのプラスチックからなる円筒状で構成されている。ワイヤ保持部材22の基端部には縮径部24が設けられ、この縮径部24は内側シース7の先端部に挿入支持される。従って、内側シース7の外周面とワイヤ保持部材22の外周面との間には段差がなく、切断用シース8が円滑に進退できるようになっている。
ワイヤ保持部材22の先端部には、結紮ワイヤ18が挿通可能な一対の先端側孔25a,25bが穿設されるとともに、基端部には、結紮ワイヤ18が挿通可能な一対の基端側孔26a,26bが穿設されている。先端側孔25a,25bの先端側の内側面及び基端側孔26a,26bの基端側の内側面は、傾斜面に形成され、結紮ワイヤ18が挿通し易く、かつ抜け易くなっている。
また、結紮ワイヤ18の折り返した部分のそれぞれがワイヤ保持部材22の基端開口からワイヤ保持部材22の内部へ、次に基端側孔26a,26bからワイヤ保持部材22の外部へ、次に先端側孔25a,25bからワイヤ保持部材22の内部へ、そして先端開口から外部へ至るように挿通され、ワイヤ保持部材22の先端側では結紮ワイヤ18が束ねられた状態でストッパ21の内孔に圧入されている。なお、ワイヤ保持部材22の全長は、例えば5〜10mm程度に設定されている。
前記手元操作部5について説明すると、手元操作部5は、外側シース6の基端部に固定された取手30と、内側シース7の基端側と接続されかつ基端に指かけリング31aを有する操作部本体31と、操作ワイヤ9の基端部に接続されかつ操作部本体31の近傍に該操作部本体31に対して進退自在とされたスライダ(縫合結紮用操作部)32と、切断用シース8の基端部に接続されかつ操作部本体31の近傍に該操作部本体31に対して進退自在とされた切断用操作部33とから構成されている。
そして、取手30、スライダ32及び切断用操作部33によって、外側シース6、操作ワイヤ9及び切断用シース8をそれぞれ前後方向(先端・基端方向)へ相対的に移動できるようになっている。
前記スライダ32は、両端にフランジ36、37を有して大略円筒状に形成されている。スライダ32の中央部には、軸線方向に沿って2つの貫通孔34、35が形成されている。そして、スライダ32は、貫通孔34,35に操作部本体31の中間部に形成された二股部分31b、31cがそれぞれ挿通されることにより、これら二股部分31b、31cに案内されて、長手方向に沿って移動可能となっている。また、スライダ32は、先端側と基端側にそれぞれ前記フランジ36、37を備え、それらフランジ36、37の間に、操作者の指を引っかけるためのリング状溝部38が形成されている。
基端側フランジ37は、先端側フランジ36に比べて肉厚に形成されていて、そこには、雌ねじ部39が径方向に向けて外周面から貫通孔34に達するように形成されている。雌ねじ部39には固定用ビス40が螺合される。また、操作部本体31の一方の二股部分31bであって、前記スライダ32の雌ねじ部39の内側開口に対応する位置には係合凹部41が形成されている。この係合凹部41は、この係合凹部41に固定用ビス40の先端が係合されるときに、操作部本体31とスライダ32との相対関係、並びにそれらと接続される内側シース7、操作ワイヤ9等によって定まる、結紮ワイヤ9の縮径状態が、図3に示すように、病変部Bの緊縛を維持できるように、その位置が決定されている。
ここで、固定用ビス40と係合凹部41とは、スライダ32を操作部本体31に対して所定位置に固定する固定手段を構成している。
なお、係合凹部41は、固定用ビス40の先端が係合できればよく、形状としては
例えば、円形、円錐状、あるいは円錐台状であってもよい。
次に、第1の実施の形態の作用について説明する。
結紮ワイヤ18を外側シース6の内部に収納し、ループ部が窄まる状態とする。この状態で、挿入部4を内視鏡のチャンネルに挿通して体腔内に挿入し、体腔内の目的の部位に挿入部4の先端部を導く。内視鏡によってポリープ等の病変部Bを観察しながら、取手30を操作して外側シース6を後退させると、結紮ワイヤ18が外側シース6の先端開口から突出し、結紮ワイヤ18のループ部が図2に示すように、弾性的に復元して拡径される。
次に、内視鏡によって病変部Bを観察しながら結紮ワイヤ18のループ部を病変部Bの根元に引っ掛けた後、スライダ32を操作して操作ワイヤ9を後退させる。すると、係合部材17を介して結紮ワイヤ18の基端部が内側シース7の内部に引き込まれるとともに、ストッパ21およびワイヤ保持部材22が、結紮ワイヤ18との間で滑りながら結紮ワイヤ18の先端方向に移動する。従って、結紮ワイヤ18のループ部が図3に示すように、縮径されて病変部Bを緊縛する。この結紮によって病変部Bへの血流が止まる。
このとき、操作部本体31に対するスライダ32の相対位置は、図4に示すように固定用ビス40の先端が係合凹部41に対向し得る位置になっている。そして、この状態で、固定用ビス40を締め込むことにより、固定用ビス40の先端を係合凹部41に係合させる。これにより、操作部本体31に対するスライダ32の相対位置を保持固定できる。
次に、このように固定用ビス40を係合凹部41に係合させて、操作部本体31に対するスライダ32の相対位置を保持したまま、切断用操作部33を操作して切断用シース8を前進させる。すると、切断用シース8は内側シース7に案内されながら前進し、これに伴い切断刃16も同方向へ移動する。この切断刃16の前進により、ワイヤ保持部材22に挿通された結紮ワイヤ18の基端部側が、図5に示すように、基端側孔26a,26bの付近で切断される。
このとき、前述したように固定用ビス40を係合凹部41に係合させて、操作部本体31に対するスライダ32の相対位置を保持しているので、結紮ワイヤ18の基端部側が操作ワイヤ9によって手元操作部5側へ引っ張られた状態のままとなる。
このため、操作ワイヤ9に接続される結紮ワイヤ18を介して、ワイヤ保持部材22が手元操作部側へ引っ張られることとなり、同ワイヤ保持部材22を内側シース7の先端に突き合わせて嵌合させた状態を保持することができる。この結果、切断用操作部33により切断刃16を前進させて、結紮ワイヤを切断する際に、ワイヤ保持部材22が切断刃16により押されて切断刃16の移動方向つまり前方へ移動するのを避けることができ、結局、切断中に、ワイヤ保持部材22が内側シース7の先端から外れるのを防止することができる。
また同時に、結紮ワイヤ18を手元操作部側へ引っ張る状態を維持することで、結紮ワイヤ18に基端側へ一定のテンションを加えており、内側シース7の先端に突き合わされて移動しない前記ワイヤ保持部材22と相俟って、結紮ワイヤ18を良好に切断できる。
また、図5において上下2本の結紮ワイヤ18が同時に切断されることなく、時間差が生じる場合もあるが、上下2本の結紮ワイヤ18は接続パイプ20によって結合されているため、一方ずつ切断されてもテンションが保たれるため、切れ味が変わることはない。
結紮ワイヤ18の基端部側が切断されると、内側シース7とワイヤ保持部材22とが分離され、医療用結紮具2と操作装置3とが完全に分離された状態となる。内視鏡のチャンネルから挿入部4を抜き取ると、結紮ワイヤ18の切断された基端部からワイヤ保持部材22も抜け落ち、図6に示すように、ストッパ21によって緊縛状態に保持された結紮ワイヤ18のみが体内に留置され、病変部Bの緊縛手技が完了する。
結紮ワイヤ18から脱落したワイヤ保持部材22は、消化管を介して体外へ自然排出される。 このように、医療用縫合結紮装置1によれば、病変部Bを結紮ワイヤ18によって緊縛する操作と結紮ワイヤ18を切断して分離する操作を一連の操作によって行うことができる。
なお、前述した第1の実施の形態では、固定用ビス40をスライダ32に、係合凹部41を操作部本体31にそれぞれ設けたが、逆に、固定用ビス40を操作部本体31に、係合凹部41をスライダ32にそれぞれ設けてもよい。この場合、操作部本体の固定用ビスを設ける個所を、スライダから外部へ露出するように構成すればよい。
また、前述した第1の実施の形態では、操作部本体31に係合凹部41を1個設けているが、これに限られることなく複数設けてもよい。また、固定用ビス40の締め付け力で、スライダ32を操作部本体31に固定できる場合には、係合凹部41を設ける必要はない。なお、その場合、操作部本体31の固定用ビス40の先端に当接する部分、例えば、二股部分31bの表面に細かな凹凸を設けてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明に係る医療用縫合結紮装置の第2の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に記載の構成要素と同一構造部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図7、図8は第2の実施の形態を示し、図7は手元操作部の側面図、図8は同手元操作部のスライダ32を操作部本体31に固定した状態を表す側面図である。
この第2の実施の形態が前記第1の実施の形態と異なるところは、スライダ32を操作部本体31に固定するにあたり、固定用ビス40に代えて、固定用ピン50を用いた点である。
すなわち、スライダ32の基端側のフランジ37には、貫通孔51が径方向に向けて、外周面から貫通孔34に達するように形成されている。貫通孔51の外周端側は奥方に比べ狭まった狭小部51aとなっており、この狭小部51aは、ばね受けとして機能する。貫通孔51には、固定用ピン50の先端側が外方から挿入されている。固定用ピン50は、前記貫通孔51に挿入される小径部53、貫通孔51から外方へ突出される大径部54、大径部54の外端に設けられた把持部55とからなっている。小径部53の内端には、ばね座53aが設けられている。そして、固定用ピン52が貫通孔51に挿入された状態で、固定用ピン50のばね座53aと前記スライダ32側の狭小部51aとの間に圧縮ばね(付勢部材)56が介装され、これにより、固定用ピン52はスライダ32の内方へ付勢されている。
この第2の実施の形態の医療用縫合結紮装置では、図3に示したように内視鏡によって病変部Bを観察しながら結紮ワイヤ18のループ部を病変部Bの根元に引っ掛けた後、スライダ32を操作して操作ワイヤ9を後退させる。このとき、固定用ピン50は、その先端が操作部本体31の係合凹部に対向する位置までくると、図8に示すように圧縮ばね56によって内方に付勢されている関係上、スライダ32の内方へ自動的に移動し、その先端が係合凹部41に係合する。
すなわち、前記第1の実施の形態では、スライダ32を操作部本体31に係合させるにあたり、固定用ビス40が係合凹部41の位置まで達したかどうかを確認し、その後固定用ビス40を回転させるといった面倒な作業を行う必要があったが、この第2の実施の形態では、そのような面倒な作業を用いることなく、スライダ32が所定位置まで移動すると、固定用ピン50が内方へ移動して係合凹部41に係合することとなり、スライダ32を自動的に操作部本体31に係合させることができる。
その後、切断用操作部を操作して切断用シースを前進させ、切断刃16にて結紮ワイヤ18を切断させるのは、前記第1の実施の形態と同様である。
この第2の実施の形態においても、固定用ピン50を係合凹部41に係合させることによって、スライダ32を操作部本体31に保持固定することができる。このため、結紮ワイヤ18の切断時において、スライダ32と、操作部本体31と、切断用操作部33とを3つの操作部を同時に操作することなく、ワイヤ保持部材22を内側シース7の先端に突き合わせた状態を保持することができるとともに、切断時まで結紮ワイヤ18に一定のテンションを付与することができ、もって、ワイヤ保持部材22の脱落防止と、結紮ワイヤ18の良好な切断を実現することができる。
なお、スライダ32の操作部本体31に対する係合を解くには、圧縮ばね56に抗して固定用ピン50を外方へ引き寄せばよい。その後、スライダ32を先端側にずらせば、固定用ピン50が再び係合凹部41に係合することはない。
また、前述した第2の実施の形態では、固定用ピン50をスライダ32に、係合凹部41を操作部本体31にそれぞれ設けたが、逆に、固定用ビス50を操作部本体31に、係合凹部41をスライダ32にそれぞれ設けてもよい。
(第3の実施の形態)
本発明に係る医療用縫合結紮装置の第3の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に記載の構成要素と同一構造部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図9〜図11は第3の実施の形態を示し、図9は手元操作部の側面図、図10はスライダと操作部本体31との係合状体を示す断面図、図11は、図9のA―A線に沿う断面図である。
この第3の実施の形態の特徴は、スライダ32を操作部本体31に固定する固定手段として、ラチェット板とラチェット爪と組み合わせたものを利用した点である。
図9、図10に示すように、スライダ32は、操作ワイヤ9の基端部に取り付けられたワイヤー受け60を挟み込んで固定する2つの押さえ部材61,61と、これらの押さえ部材61,61を外側から一体的に被覆するカバー部材62とから主に構成されている。
押さえ部材61,61の基端側大径部61a、61aには矩形の貫通孔64が形成されていて、この貫通孔64にラチェット解除ボタン65、ラチェット爪66、圧縮ばね67が摺動自在に配設されている。圧縮ばね67は、ラチェット爪66とカバー部材62の内壁との間に配設されており、これにより、通常状態では、ラチェット爪66が、操作部本体31側に押し付けられている。また、操作部本体31の二股部分31b、31cのラチェット爪66に対向する面にはラチェット部68が形成されている。つまり、このラチェット部68が形成された二股部分31bはラチェット板として機能する。このようにスライダ32にラチェット爪66が、また、操作部本体31にラチェット部68がそれぞれ設けられており、これにより、スライダ32の操作部本体31に対する基端側への移動は許容するものの、その逆の移動は規制されようになっている。
すなわち、ラチェット爪66とラチェット部68とはラチェット機構を形成している。
ラチェット解除ボタン65は、貫通孔64とこの貫通孔64に連通するカバー部材62の連通孔62a内を通っており、ラチェット解除ボタン65が押されると、ラチェット爪66が押し上げられて、ラチェット爪66とラチェット部68との係合が解除されるようになっている。
なお、ラチェット解除ボタン65はボタン65a側に向かって広がる抜け止め69、69を有しており、抜け止め69の内側の空間を撓ませることにより、押さえ部材61,61の貫通孔64に対するラチェット解除ボタン65の嵌め込みが可能となっている。また、嵌め込んだ後は、抜け止め69が貫通孔64の段差部64aに引掛かって、抜けないようになっている。
この第3の実施の形態の医療用縫合結紮装置では、図3に示したように内視鏡によって病変部Bを観察しながら結紮ワイヤ18のループ部を病変部Bの根元に引っ掛けた後、スライダ32を操作して操作ワイヤ9を後退させる。このとき、スライダ32にはラチェット爪66が、また、操作部本体31にはラチェット部68がそれぞれ設けられているため、スライダ32が基端側へ移動する都度、ラチェット部68がラチェット部68に係合し、スライダ32はその位置に保持される。
その後、スライダ32が適宜位置に保持固定された時点で、切断用操作部を操作して切断用シースを前進させ、切断刃16にて結紮ワイヤ18を切断させる。
この第3の実施の形態においても、ラチェット爪66をラチェット部68に係合させることによって、スライダ32を操作部本体31に保持固定することができる。このため、結紮ワイヤ18の切断時において、スライダ32と、操作部本体31と、切断用操作部33とを3つの操作部を同時に操作することなく、ワイヤ保持部材22を内側シース7の先端に突き合わせた状態を保持することができるとともに、切断時まで結紮ワイヤ18に一定のテンションを付与することができ、もって、ワイヤ保持部材22の脱落防止と、結紮ワイヤ18の良好な切断を実現することができる。
なお、スライダ32の操作部本体31に対する係合を解くには、圧縮ばね67に抗してラチェット解除ボタン65を内方へ押し込み、ラチェット爪66を移動させればよい。また、前述した第3実施の形態では、ラチェット爪66をスライダ32に、ラチェット部68を操作部本体31にそれぞれ設けたが、逆に、ラチェット爪66を操作部本体31に、ラチェット部68をスライダ32にそれぞれ設けてもよい。
また、前記第1,第2,第3の実施の形態は、それぞれ結紮ワイヤ18によって病変部Bを結紮する場合を例に挙げて本発明を説明したが、結紮に代えて、例えば病変部を除去した後の生体組織を縫合する場合にも、本発明は適用可能である。
従来の問題点を説明するための断面図である。 第1の実施の形態の医療用縫合結紮装置の構造を説明する要部を断面した側面図である。 第1の実施の形態の医療用縫合結紮装置を用いた処置方法を説明する斜視図である。 第1の実施の形態の医療用縫合結紮装置を用いた処置方法を説明する手元操作部の一部を断面した側面図である。 第1の実施の形態の医療用縫合結紮装置を用いた処置方法を説明する挿入部の断面図である。 第1の実施の形態の医療用縫合結紮装置を用いた処置方法を説明する斜視図である。 第2の実施の形態の医療用縫合結紮装置の構造を説明する要部を断面した側面図である。 第2の実施の形態の医療用縫合結紮装置を用いた処置方法を説明する手元操作部の一部を断面した側面図である。 第3の実施の形態の医療用縫合結紮装置の構造を説明する要部の斜視図である。 第3の実施の形態の医療用縫合結紮装置の構造を説明する一部断面した要部の斜視図である。 第3の実施の形態の医療用縫合結紮装置の構造を説明するもので、図9におけるA―A線に沿う断面図である。
符号の説明
1 医療用縫合結紮装置
2 医療用結紮具(医療用縫合結紮具)
3 操作装置
4 挿入部
5 手元操作部
7 内側シース(可撓性シース)
16 切断刃(切断部材)
22 ワイヤ保持部材(保持部材)
31 操作部本体
31a 指かけリング
32 スライダ(縫合結紮用操作部)
33 切断用操作部
40 固定用ビス(ねじ、固定手段)
41 係合凹部(固定手段)
50 固定用ピン(固定手段)
66 ラチェット爪(固定手段)
68 ラチェット部


Claims (5)

  1. 可撓性の線材からなり、生体組織を縫合あるいは結紮する縫合結紮部材、および該縫合結紮部材の一部を外部へ露出させて保持する保持部材を備える医療用縫合結紮具と、
    前記縫合結紮部材の基端側が挿入される可撓性シースと、
    前記可撓性シースに対してその軸線方向に進退自在に設けられ、該可撓性シースの先端側へ移動された際に、可撓性シースの先端に設けられた前記保持部材から外部へ露出される前記縫合結紮部材を切断する切断部材と、
    前記可撓性シースの基端側と接続される操作部本体と、
    前記操作部本体の近傍に配置され、かつ、前記切断部材と接続されて該切断部材を移動操作する切断用操作部と、
    前記前記操作部本体の近傍に配置され、かつ、前記縫合結紮部材と接続されて該縫合結紮部材を操作する縫合結紮用操作部とを備える医療用縫合結紮装置において、
    前記保持部材を前記可撓性シースの先端に突き合わせた状態で、前記縫合結紮操作部により前記縫合結紮部材を基端側に引き寄せて、該縫合結紮部材により生体組織を縫合あるいは結紮した際に、前記保持部材を前記可撓性シースの先端に突き合わせた状態を保持する縫合結紮状態保持手段を備えることを特徴とする医療用縫合結紮装置。
  2. 前記縫合結紮状態保持手段が、前記縫合結紮用操作部を前記操作部本体に対して任意または特定の位置で固定する固定手段によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の医療用縫合結紮装置。
  3. 前記固定手段が、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの一方に設けられたねじと、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方に設けられ、かつ、前記ねじの先端が係合する係合凹部とによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の医療用縫合結紮装置。
  4. 前記固定手段が、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの一方に設けられるとともに付勢部材によって前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方側へ付勢されるピンと、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方に設けられ、かつ、前記ピンの先端が係合する係合凹部とによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の医療用縫合結紮装置。
  5. 前記固定手段が、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの一方に設けられたラチェット板と、前記縫合結紮用操作部と前記操作部本体のうちの他方に設けられ、かつ、前記ラチェット板に係合して該ラチェット板の一方向の移動のみを許容するラチェット爪とによって構成されることを特徴とする請求項2に記載の医療用縫合結紮装置。
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