JP4855405B2 - 最小侵襲の縫合のための装置および方法 - Google Patents

最小侵襲の縫合のための装置および方法 Download PDF

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Description

本願において開示する実施形態は、組織を縫合するための医療装置に関し、より詳細には、最小侵襲の縫合の間に縫合針を操作しかつ制御するための装置、ならびに組織を縫合するためにかかる装置を使用する方法に関する。
(関連出願)
本願は、2004年9月20日に出願された米国特許仮出願第60/611,362号の利点を主張するものであり、その出願のすべてを本願に援用する。
最小侵襲手術(MIS)により、外科医は、従来の開放手術よりも痛みと身体障害の少ない多数の外科処置を実行することが可能となった。従来の開放手術では、大きな切開部を通じて手術部位に容易にアクセスが可能であり、外科医は組織と器具の双方を容易に視認しかつ操作することができるが、この開放手術とは異なり、MISでは、外科医は、小さな穿刺部を介して(「鍵穴手術」)、または、膣、食道、もしくは肛門を含めた身体にもとよりある開口部を介して、遠隔で手術を行うことが要求される。
MISにおいて、通常、小さな穿孔が体内になされる。次いで医療器具がカニューレを介して挿入される。カニューレは小さな内径を有し、その内径は、通常5ミリメートル(mm)から10ミリメートル(mm)であるが、最大で20ミリメートル(mm)またはそれより大きいものもある。そのような多数のカニューレが、所定の操作のために身体に挿入される。最小侵襲手術の器具は必然的により小さく、かつ一般的にはより長く、したがって正確に操作することがより困難である。
おそらくは、MISにおいて最も不確実な外科作業は縫合である。縫合には、可視化が困難である(特に、間接的な2次元動画撮像しか利用できない場合)小さな針と縫合糸、ならびに通常は手で縫合するのに使用される複数の器具(持針器およびピックアップ式の鉗子)を両手で協調的に操作することが必要となる。限られた空間、限られた可視化、および限られた可動性を特徴とする環境において、多くの外科医は、手による最小侵襲の縫合が極めて困難であり、しばしば事実上不可能な外科作業であると感じている。
手による縫合の好ましい方法において、把持鉗子(「持針器」)は、外科医によって把持され、また曲線針をその針の尾部の近くで握持するために使用される。外科医が手首を回内させると、針は組織内へと進む。曲線針の先端が組織から現れると、外科医は持針器の取っ手から針を解放し、その先端を他の鉗子(「ピックアップ式」)で握持する。外科医は次いで、組織中の最も外傷を与えにくい経路たどるように、好ましくは針の曲線の弧をたどる円形経路で、針の全長が組織を完全に脱するまで曲線針を針先で引っ張る。ステッチを1つ配置するたびに、曲線針はこのようにして完全な円弧状に動かされる。個別の(断続的な)ステッチは、それぞれのステッチを配置した後に縫合糸を結びつけることによって配置される。ランニング(連続的な)ステッチは、所望の長さの縫合線および所望の数のステッチが配置されるまで、完全な円弧状に曲線針を繰り返し動かすことによって配置される。付加的な断続的ステッチまたは連続的なステッチを配置するためには、外科医は、針の先端部を離し、針の尾部の近くで針を再び握持しなければならない。
上述した手動の縫合手法においては、針を直接扱う結果、外科医または看護師の手袋を過失により針で突き刺して、外科医、看護師、スタッフ、および患者に対し感染症の潜在的危険性をもたらすことがあり、また、縫合部位における感染症の発症を生じうる病原細菌で針が汚染する原因になることもある。また、針が体内の器官または血管を貫通し、深刻でしばしば致命的となる感染症を生じる危険性もある。
MISの縫合のためのさまざまな装置が、「Methods and Apparatus for Suturing Tissue」というタイトルの米国特許第5,643,295号、「Needle Driving Apparatus and Methods of Suturing Tissue」というタイトルの米国特許第5,665,096号、「Methods and Apparatus for Suturing Tissue」というタイトルの米国特許第5,665,109号、「Suturing Instrument with Rotatably Mounted Needle Driver and Catcher」というタイトルの米国特許第5,759,188号、「Endoscopic Suturing Devices and Methods」というタイトルの米国特許第5,860,992号、「Suturing Instrument with Rotatably Mounted Needle Driver and Catcher」というタイトルの米国特許第5,954,733号、「Endoscopic Suturing Device」というタイトルの米国特許第6,719,763号、および「Endoscopic Suturing Device」というタイトルの米国特許第6,755,843号に記載されており、これらのすべてをその教示内容のすべてについて援用する。
本出願人の米国特許第5,437,681号、米国特許第5,540,705号および米国特許第6,923,819号には、保護カートリッジと、縫合針と、針回転駆動装置とを備えた糸処理を含む縫合装置が開示されており、その開示内容を本願に援用する。前述の特許および特許出願において記載された装置は、保護された針を駆動する機構を備えているが、その針は、装置の軸に平行な直線の周りで回転される。さらに、縫合装置の向きおよび寸法により、可視化が困難であると共にMISに使用するには扱いにくいものとなっている。
したがって、小さな直径のカニューレ内で容易に操作され、限られた空間、限られた可視化、および限られた可動性を特徴とする環境において機能し、外科医が用いる好ましい縫合の方法を模倣し、外科医が迅速にかつ制御された張力で結び目を固定して結ぶことを可能にし、連続的なステッチを配置し、使用者が針の取り扱い中に不注意により針で突き刺すこと、ならびに体内の器官および血管が不注意により針で突き刺されることを防止する最小侵襲の縫合装置が、当技術分野において依然として必要とされている。
(発明の開示)
身体の内側の組織に対する最小侵襲の縫合のための装置および方法を本明細書において開示する。
本明細書において例示する態様によれば、患者の身体の内部の開口部を閉じるための医療装置が提供され、その医療装置は、外科医が実施する手動での縫合動作を忠実に真似るまたは模するものである。この装置が外部動力源を必要としない比較的簡潔な機械的構造の手持型縫合器具を提供するという点において、この装置は、外科医が最小侵襲手術の間に組織の縫合に用いる従来の方法に対して、いくつかの利点をもたらす。ここに開示する実施形態は、外科医が片手のみで比較的容易に操作することができる。
本明細書において例示する態様によれば、縫合ヘッドアセンブリは、縫合装置の作動機構に解放可能に取り付けることができる。装置の直径は、通常のカニューレに収めるのに十分に小さく、したがって、この装置は、内視鏡処置または他のMIS処置の間の操作ならびに縫合がきわめて容易となる。また、この装置の縫合ヘッドアセンブリは、カニューレ内に置かれると、中心から左へ、中心から右へと横方向に、また上および下へと関節移動することができ、このことは、腹腔鏡検査法、胸腔鏡検査法および関節鏡検査法、ならびに他の低侵襲外科処置を含めて、内視鏡手術の過程において用いるのに理想的である。
ここに開示する実施形態の装置は、外科医が行う手動での縫合動作を忠実に真似るまたは模するものである。たとえば、手による手動での縫合の間、針は鉗子で保持され、その弧の内部に障害物のない円弧状に移動する。ここに開示する実施形態の縫合装置の設計では、縫合の間、針の弧の中心に障害物をなくすことが可能となる。言い換えれば、縫合針の円弧の中心にハブが存在しない。針の円弧内の領域全体は、遮られることがない。これによって、使用者は、針の動きの制御を維持する一方で、現行の機械的縫合方法とは異なり、手術の間に良好な可視化を得ることが可能となる。
ここに開示する実施形態の装置の「ロコモティブ(機関車)型」の駆動機構では、装置の直径を小さくすることが可能となり、また、ハブがないため手術中の可視化をより良好にすることができる。ここに開示する実施形態の縫合装置の設計によって多数の利益がもたらされ、その利益には、より多くの組織を装置内に収めることができ、それによって組織へのより大きな咬みつきとより安全な縫合が可能となること、この装置を用いて、結紮、すなわち、血管、管、または他の管状の構造の周りに縫合糸のループを配置できること、ならびに、この装置をより小さい切開部/開口部のより奥へ挿入できる(たとえば、開口部の片側を深く挿入できる)ことが挙げられるが、これらに限定されない。
ここに開示する実施形態の縫合装置によってもたらされる利益は、この装置では、外科医が手で行う方法とほぼ同様の方式で、組織切開部を貫いて縫合材料を操作できるということである。具体的には、縫合装置はまず、縫合針を針の尾部から押し、組織を貫いて針の先端部を駆動する。装置は次いで、組織を通過した針の先端部を掴み、縫合針の残りと縫合針に取り付けられた縫合糸とを、組織を貫いて引っ張る。縫合針はこのようにして、絶えず針自体の曲線の弧をたどるが、これは、針で組織を突き通す最も非外傷的な方法において、好ましい縫合の方法である。ここに開示する実施形態の縫合装置によってもたらされる利益は、ステッチ1つを縫うごとに、縫合針が、閉じられる組織区域を貫いて、縫合糸を完全に引っ張ることができるということである。ここに開示する実施形態の縫合装置を使用する場合、ステッチを完成させる上で、持針器、ピックアップ式の鉗子などのような補助器具または用具は不要である。鉗子を使用して結び目を締め付けてもよい。
本明細書において例示する態様によれば、ハウジングによって保護された縫合針を含む縫合装置が提供され、その縫合針は、使用者に対して露出せず、また使用者によって直接扱われることがなく、それによって不注意による針刺しが防止される。また、ここに開示する実施形態の縫合装置の構成では、ハウジングが器官と針との間の遮蔽体として機能するため、不注意により内部器官または血管を針で突き刺すことが防止される。
ここに開示する実施形態の縫合装置は、身体の内部の組織を縫合するのに有用である。この縫合装置は、近位端、遠位端、およびそれらの間の長手方向の軸を有する細長胴体と、細長胴体の遠位端から延びる縫合ヘッドアセンブリと、先鋭端部および平滑端部を有する縫合針であって、細長胴体の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで回転が可能であり、縫合針の先鋭端部が、縫合針の回転の前および後に、縫合ヘッドアセンブリ内に配置される縫合針と、細長胴体の近位端から延びる作動器であって、縫合針と係合し縫合針を回転させるための持針器を有する駆動機構を作動させるためのものである作動器と、を有している。
本明細書において例示する態様によれば、最小侵襲手術の間に組織を縫合する方法が提供され、その方法は、(a)カートリッジを縫合装置の遠位端の縫合ヘッドアセンブリに係合させるステップであって、カートリッジは、保護ハウジングと、先鋭端部および平滑端部を有する縫合針とを有するステップと、(b)縫合装置の遠位端を体腔に挿入するステップと、(c)複数の分離した組織区域または単一の組織区域に架かるようにカートリッジの開口部を配置するステップと、(d)縫合針と係合する駆動機構に結合された作動器を始動するステップであって、縫合装置の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで縫合針を回転動作させ、複数の分離した組織区域または単一の組織区域を貫いて縫合針を前進させるステップと、(e)縫合針に取り付けられた縫合材料を、複数の分離した組織区域または単一の組織区域を貫いて引っ張って、ステッチを形成するステップと、ステップ(c)から(e)を繰り返すステップであって、分離した組織区域または単一の組織区域にわたって複数のステッチが配置されるようにするステップと、を含んでいる。
本明細書において例示する態様によれば、最小侵襲手術の間に組織を縫合する方法が提供され、その方法は、(a)先鋭端部および平滑端部を有する縫合針を縫合装置の遠位端の縫合ヘッドアセンブリに係合させるステップであって、縫合ヘッドアセンブリが、曲線トラックであって、それによって縫合針の回転中に縫合針がトラックに沿った曲線経路をたどる曲線トラックと、縫合針の保護ハウジングを提供するラッチとを有するステップと、(b)縫合装置の遠位端を体腔に挿入するステップと、(c)複数の分離した組織区域または単一の組織区域に架かるように持針器アセンブリの開口部を配置するステップと、(d)縫合針と係合する駆動機構に結合された作動器を始動するステップであって、縫合装置の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで縫合針を回転動作させ、複数の分離した組織区域または単一の組織区域を貫いて縫合針を前進させるステップと、(e)縫合針に取り付けられた縫合材料を、複数の分離した組織区域または単一の組織区域を貫いて引っ張って、ステッチを形成するステップと、ステップ(c)から(e)を繰り返すステップであって、分離した組織区域または単一の組織区域にわたって複数のステッチが配置されるようにするステップと、を含んでいる。
本明細書において例示する実施形態によれば、最小侵襲手術の間に組織を縫合する方法が提供され、その方法は、先鋭端部を備える縫合針を有する縫合装置の遠位端を身体に挿入するステップと、複数の分離した組織区域に架かるように縫合針を配置するステップと、作動器を1度目に始動するステップであって、縫合針の先鋭端部が、カートリッジの保護ハウジングを越えて延び、複数の分離した組織区域と係合するようにするステップと、作動器を2度目に始動するステップであって、縫合針が、回転を完了し、縫合針から延びる縫合糸を、複数の分離した組織区域を貫いて引っ張って、ステッチを形成するようにするステップと、を含んでいる。
上述した利点に加えて、ここに開示する実施形態の縫合装置は、比較的簡潔であり、製造の費用効率が高い。したがって、この縫合装置には、組織の切開部を閉じたり移植片を取り付けたりするのに必要となる、螺旋状縫合、刺し縫い縫合、巾着縫合など、単一のステッチまたは連続するステッチを含む広範囲に及ぶ縫合用途が見出されるはずである。
ここに開示する実施形態のこれらの利点および他の利点は、以降で説明する実施形態によって明らかとなろう。ここに開示する実施形態はしたがって、以下の詳細な説明で例示する構造の特徴、構成要素の組み合わせ、および部品の構成を備えている。
ここに開示する実施形態について、添付の図面を参照してさらに説明することにするが、その説明において、同じ構造がいくつかの図を通じて同じ符合で参照されている。図面は必ずしも縮尺どおりではないが、その代わりに、概して、ここに開示する実施形態の原理を示すことに重点を置いている。
後述の図面は、ここに開示する実施形態を示すものであるが、説明において述べるように、他の実施形態もまた企図されている。この開示は、限定の目的ではなく説明の目的で例示的実施形態を提示するものである。当業者なら、ここに開示する実施形態の原理の範囲および趣旨に含まれる多数の他の修正および実施形態を考案することができる。
ここに開示する実施形態の縫合装置を図1の50に全体的に示す。図1を参照すると、縫合装置50を使用して、患者の身体の内部の開口部を閉じるように、連続的または断続的なステッチを形成することができる。縫合装置50は、あらゆる種類の解剖学的空洞においてあらゆる種類の解剖学的組織を縫合するために利用することができ、したがって、装置50について以下で、腹腔鏡検査法などの内視鏡処置においてカニューレと共に使用することに関して説明しているが、この装置50は、開放手術において、カテーテルならびに他の小径および大径の管状または中空の円筒状部材と共に使用することができ、静脈や動脈などの小さな空洞、ならびに腹部などの大きな空洞へのアクセスを可能にする。
ある実施形態において、装置50は、全体として52で示す作動機構を有しており、この作動機構は、細長胴体54とハンドル60とを備え、ハンドル60は、細長胴体54の近位端で下側から延びている。縫合ヘッドアセンブリ56は、細長胴体54の遠位端に取り付けられている。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ56は、細長胴体54の遠位端に着脱可能に取り付けられている。縫合ヘッドアセンブリ56の長さは、約20mmから約100mmの範囲とすることができる。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ56の長さは約50mmである。細長胴体54の長さは、約50mmから約400mmの範囲とすることができる。細長胴体54は、装置50の所定の目的に応じて、より短くまたはより長くできることが、当業者には理解されよう。ある実施形態において、細長胴体54は約300mmである。ある実施形態において、細長胴体54は約350mmである。ハンドル60の上部のすぐ遠位にある関節移動レバー66は、押されるかまたは引っ張られて、縫合ヘッドアセンブリ56を回転させる。関節移動レバー66を時計回りに動かすと縫合ヘッドアセンブリ56が右に移動し、関節移動レバー66を反時計回りに動かすと縫合ヘッドアセンブリ56が左に移動する。また、関節移動レバー66を動かして、縫合ヘッドアセンブリ56を上下に関節移動させることもできる。縫合ヘッドアセンブリ56は、関節移動レバー66の下方で装置50の下側に配置された固定レバー64を用いて、所定位置に固定される。縫合ヘッドアセンブリ56は関節移動させることができ、また、細長胴体54は、装置50の所定の臨床用途に適切な長さとすることができる。装置50の直径は、約3mmから約20mmの範囲とすることができる。ある実施形態において、装置50の直径は約12mmである。ある実施形態において、装置50の直径は約3mmである。洗浄液を入れるための、または吸引のためのポートを設けて、使用前または使用後に装置50を掃除できるようにするために、洗浄ポート62が、細長胴体54の側部に配置されている。
ハンドル60は、縫合装置50を作動させるために握りこむグリップである。縫合装置50は、駆動装置70に結合された作動機構52によって作動される。縫合装置50の作動機構52は、例えば米国特許第6,053,908号および第5,344,061号に開示されているトリガー機構など、当技術分野で既知のトリガー機構を備えていてもよく、これらの特許の双方は本願に援用される。あるいは、作動機構は、手動で操作が可能なボタンまたはスイッチであってもよく、また、例えば、電気、電磁気、圧縮空気、圧縮ガス、液圧、真空または炭化水素燃料によって動力供給される電気式、電磁式または空気式のモーターなど、自動式の電気装置または燃料駆動装置によって機械的に操作が可能なものであってもよい。当技術分野において既知のあらゆる種類のあらゆる作動機構が、ここに開示する実施形態の趣旨および範囲に含まれうることが、当業者には理解されよう。
図2Aは、カートリッジホルダーアセンブリ90を遠位端に配置した縫合ヘッドアセンブリ56の分解斜視図であり、その遠位端にはカートリッジ88を取り付けることができる。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ56は単一の部品として製作される。図2Bは、ここに開示する実施形態の縫合ヘッドアセンブリの組立斜視図であり、プーリー72、74、76および78を有するギヤトレーン/プーリーシステムとして表された駆動機構70の一部を示している。細長胴体54内には、駆動軸、ベルト、ロッド、ケーブル、または液圧チューブを含めた機械的部品が配置されており、それらの機械的部品は、細長胴体54から球状部分58を介して延び、次いで縫合ヘッドアセンブリ56内の駆動機構70と係合している。縫合ヘッドアセンブリ56の近位端には、球状部分58が連結されており、その球状部分58は、2つのアイドラプーリー(あそび車)80とケーブル84および86とを含む駆動機構70の一部を収容している。球状部分58は、細長胴体54の遠位部分内にあり、摩擦のない方式で回転する。ある実施形態において、駆動機構70は、ギヤトレーン/プーリーシステム(「機関車型(ロコモティブ型)」の駆動機構)とケーブルおよびロッドとを有しており、そのケーブルおよびロッドは、縫合ヘッドアセンブリ56の遠位端から細長胴体54の近位端へと延びている。
縫合ヘッドアセンブリ56は、装置50のうちの、曲線針120を完全な360°の円弧状に駆動する機構、ならびにカートリッジ88の取り付けおよび解放を行うカートリッジホルダーアセンブリ90が位置している部分である。縫合装置50は独自なものであるが、その独自性は、縫合ヘッドアセンブリ56の向きが、カートリッジ88を縫合ヘッドアセンブリ56に取り付けると、針120が装置50の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで曲線経路で駆動されるような向きであるという事実にある。このようにして、針120は、針120が円弧状に駆動されるとき、最適に可視化することができる。また、図2Bに示すように、針120およびカートリッジ88は、駆動機構70に平行な平面内にあり、縫合ヘッドアセンブリ56内の同じ空間にはめ込まれる。
縫合ヘッドアセンブリ56の形状および構成によって視認性が改善されることにより、切開部の上方に装置を正確に配置し、ステッチを1つ縫うごとに縫合装置50を一様に前進させて、一様かつ対称な縫合線を設けることが可能となり、それによって、切開した組織の縁部に過度に近くステッチが配置されることで組織が引き裂かれたり出血したりする危険性が最小限となる。ある実施形態において、装置50全体、または、縫合ヘッドアセンブリ56、細長胴体54、ハンドル60、針120およびカートリッジ88などの装置50の部品は、滅菌可能な医療グレードのプラスチック材料で構成されており、この場合、装置50全体または装置50の部品は、一回使用した後に廃棄処理されてもよい。ある実施形態において、装置50は、ステンレス鋼などの滅菌可能な医療グレードの金属材料で構成され、前回の使用に続いて滅菌した後に再使用することが可能である。ある実施形態において、装置50は、チタンなどの滅菌可能な医療グレードの金属材料で構成され、前回の使用に続いて滅菌した後に再使用することが可能である。チタンの使用は、磁気共鳴映像法(MRI)およびコンピュータ断層撮影法(CT)を含めた特定の処置に理想的であるが、これは、チタンがX線透過性を有し、MRIおよびCTスキャンと干渉しないからである。
図3Aおよび3Bは、縫合ヘッドアセンブリ56の詳細な部分図であり、カートリッジホルダーアセンブリ90と、使い捨て針カートリッジ88と、曲線縫合針120と、複数のプーリー72、74、76、78および80を含む駆動機構70の部品とを示しており、その複数のプーリー72、74、76、78および80は、半円経路を通じて持針器98を駆動させることに関与する。ある実施形態において、持針器は爪98である。ラッチ110を、使い捨てカートリッジ88および縫合針120の上方で定位置に固定された状態に保つために、肩つきねじ108が使用されている。プーリー72、74、76および78は作動アーム102と係合しており、この作動アーム102に爪98が取り付けられている。爪98は、針120上に180°離れて配置された2つの切り欠き132とかみ合い、それによって曲線針120が完全な円弧状に駆動される。縫合ヘッドアセンブリ56は、爪98または当技術分野で既知の他の持針器が、針120の曲線内の領域に侵入したり、その領域を塞いだりすることのないように構成されている。針120の円弧内の領域全体は塞がれておらず、すなわち、円弧の中心にハブは存在せず、その結果、装置50は、曲線針120の円弧内で組織の最大体積を囲むことができる。このようにして、針120は比較的大きな弧を描いて回転することができ、針120が組織に十分に「かみつく」ことが可能となる。好ましくは、針120は約3mmから約40mmの曲率半径を有する。ある実施形態において、装置50は縫合ヘッドアセンブリ56の直径の範囲内で縫合するが、このことは、最小侵襲手術の間に小さなカニューレを介して縫合するのに有利である。ある実施形態において、曲線針120の直径は、縫合ヘッドアセンブリ56の直径を超えない。
図4Aおよび4Bは、装置50を使用する間の針120の駆動に関して、縫合ヘッドアセンブリ56内に配置された駆動機構70の詳細図を示している(駆動機構70を詳細に示すために、カートリッジハウジング88は省略されている)。駆動機構70は、半円経路を描いて爪98を駆動することに関与する複数のプーリー72、74、76および78と、関連するアクセルピン82とを有している。作動アーム102は、プーリー72および76と係合しており、プーリー72および76とピン75で結合している。プーリー76および78がそれぞれ、細長胴体54(不図示)内にあるケーブル86および84の動作と共に回転すると、プーリー74が、アイドラープーリーとして機能し、その動作を最も遠位のプーリー72に伝達する。プーリー72およびプーリー76は同一の弧を描いて回転する。作動アーム102は爪98と連結している。爪98は、作動アーム102の遠位端に配置されている。爪98は、一体の軸およびカラー100によってアーム102に取り付けられており、そのカラー100は、作動アーム102に緩くはまり、滑らかな動作を可能にしている。ハンドル60を開閉すると、爪98はプーリー72および76と同じ弧を描いて移動する。作動アーム102の遠位端の爪98は、針120の半径方向内側の縁部に沿って配置された切り欠き132と係合することが可能である。作動アーム102は、使用者によってハンドル60の握りこみの際に作動され、約190°以上に広がる弧を描いて前後に移動することが可能である。図4Aは、装置50を使用する前または装置50が1周期を終えた後の駆動機構70および縫合針120の詳細図を示している。図4Bは、ハンドル60を1度握りこんだ後の駆動機構70および縫合針120の詳細図を示している。図示のように、駆動機構70は、約180°を超え、約190°の円弧状に移動しており、縫合針120は、約190°の円弧状に移動して、縫合する組織または血管を貫いて駆動されている。
作動アーム102の外面はC形ブレース(不図示)を収容するように形作られており、そのC形ブレースは、爪98を針120と係合させ、それによって接触した状態に維持する。操作中に針120が前進する動作によって、針120の半径方向内側の縁部に沿った切り欠き132が、作動アーム102の爪98と整列し、それによって、爪98は、C形ブレース(不図示)から作用される正の圧力により切り欠き132と係合し、切り欠き132と「かみ合う」。針120の回転式前進動作はしたがって、針が作動されるたびに、約190°にわたって順次発生するように制御される。
図5Aは、カートリッジ88および針120が見えるように縫合ヘッドアセンブリ56の遠位端の拡大図を示しており、さらに針120に関する爪98と作動アーム102との関係を示している。針120はカートリッジ88に囲まれており、したがって、先鋭端部124は露出していない。装填されたこの針の位置は、「定」位置と呼ばれる(図5A)。定位置において、針120はカートリッジハウジング88内に完全に収容されており、カートリッジ88または装填された装置を扱う間の針刺しがなくなる。装置のハンドル60を2度完全に握りこむと、装置50は完全に1周期にわたって動作する。図6Aに示すように、1度目にハンドル60を完全に作動させると、針120は約190°の弧を描いて駆動される。針の先鋭端部124は、カートリッジ88の保護エンクロージャを抜け、縫合する組織を通り抜け、装置50のカートリッジ88の保護部に再び入る。ハンドル60を1度目に握りこんだ後のこの位置は、「回転」位置と呼ばれる。図6Bに示すように、ハンドル60は次いで解放され、針120は依然として回転位置にあり、一方で爪98および作動アーム120はそれらの開始位置に戻る。ハンドル60は次いで再び握りこまれ、針120が約190°の弧を描いて駆動され、針120が定位置に戻される。
図5Aは、定位置にある針120を示しており、爪98は針126の縫合端近くの切り欠き132に係合している。回転防止ばね136が、針120の外面の切り欠き134に係合して、針120が装置50のカートリッジ88内で逆方向に移動しないようにしている。回転防止ばね136の詳細図を図5Bに示す。ある実施形態において、針120は、少なくとも1つの回転防止用の切り欠き134を備え、少なくとも1つの回転防止ばね136と係合する。爪98が第1の半円弧を描いて針120を駆動すると、回転防止ばね136は切り欠き134から滑り出て、針120の外面上で滑る。爪98が第1の駆動工程の終わりに達すると、回転防止ばね136が、縫合材料すなわち糸146の近くで、針120の背面のかどの背後に当たる(図6A参照)。爪98が開始位置に戻るとき、回転防止ばね136は針120を所定位置に保持して、針120が爪98と共に開始位置に向かって逆方向に移動するのを防止する。爪98は開始位置に戻り、先鋭端部124の近くの針120の切り欠き132と係合する(図6B参照)。ハンドル60が2度目に握りこまれると、針120は再び定位置へと駆動される。
カートリッジ88内の開き118の幅は、針120の間隙の幅に相当しかつ対応しており、その結果、針120が(図5Aに示すように)定位置にあるとき、針120が開き118内へと実質的に突出することはない。そのような位置合わせにより、針120は完全にカートリッジ88内に存在することになり、それによって、使い捨ての針カートリッジ88をカートリッジホルダーアセンブリ90に配置するために扱う際、または使用後の処分の際、また縫合装置50を操作する間に、先鋭端部124が使用者の指に不注意により接触することが防止される。縫合装置50において針120をこのように保護することにより、不注意で「針刺し(needle pricks)」が発生することが防止され、それによって、処分前に使用中または使用後の針120を汚染しうる病原細菌またはウイルスが原因で感染症を生じる危険性が大幅に減少する。針120は、カートリッジ88の曲線トラック92内で、縫合装置50の長手方向の軸の周りで回転させて、針の先鋭端部124を前進させ、したがって、針120がまず開き118に架かり、次いで定位置に戻るようにすることができる。縫合材料すなわち糸146は、針120に取り付けられており、したがって針120の経路をたどる。縫合材料すなわち糸146は次いで切断され、例えば結束するなどの適切な方法で固定されてもよく、また、上述の手順を繰り返すことによって、付加的なステッチが傷または切開部全体に沿って配置されてもよい。各ステッチは、単一の断続的なステッチであっても、または一連の連続的なランニングステッチのうちの1つであっても、同じ方式で配置することができる。縫合装置50はしたがって、単一のステッチを縫いつけるためにも、また、より冗長で時間を要する手動の縫合手順の代わりとして、複数の連続するステッチを含む縫合線を縫いつけるためにも使用することができる。最初のステッチを配置する間に、縫合材料すなわち糸146が、縫合する組織から引き抜かれることを防止するために、縫合材料すなわち糸146の終端部は、結び目またはボタンを含んでもよい。ある実施形態において、カートリッジ88は、縫合材料すなわち糸146の終端部に取り付けられた縫合針120を備えており、適切な長さの縫合材料すなわち糸146がすべて、滅菌可能な医療用包装材料に包装されている。
図7Aは爪98の拡大図であり、この爪98は、C形ブレース106および縫合ヘッドアセンブリ56によって形成されるトラック内に存在する。爪98は、ばね104によってばね荷重がかけられている。ばね104は、図7Aに示すように、爪のチップ部98bに係合している。ハンドル60を閉じると、装置50の駆動工程の間、ばね104は爪のチップ部98bを針120の切り欠き132内に係合させる。また、ハンドル60を開くと、爪98が開始位置に戻る間、ばね104によって、爪のチップ部98bは回転して針120の切り欠き132から外れることができる。装置50の駆動工程の間、爪のヒール部98aはC形ブレース106との接触を保ち、爪98が過回転して針120を停止させないようにする。図7Bは、爪98の詳細図であり、爪のヒール部98aおよび爪のチップ部98bを示している。ここで図8および9を図1と共に参照すると、使用者は、カニューレアセンブリ(不図示)を介して縫合装置50の遠位端部分を体腔内へと差し込み、次いで、ハンドル60の上部のすぐ遠位側に配置された関節移動レバー66を使用して、縫合ヘッドアセンブリ56を横方向に関節移動させる。縫合ヘッドアセンブリ56は次いで、縫合する組織/血管に対して位置決めされ、使用者は、固定レバー64を使用して縫合ヘッドアセンブリ56を所定位置に固定する。使用者は次いで、縫合装置50を操作することによって、縫合ヘッドアセンブリ56の遠位端部分において画定された開口部内へ、またカートリッジの開き118の中へ、複数の分離した組織区域を配置する。使用者は、片手のみを用いて装置50を操作し、ハンドル60を作動させて連続する縫合線で切開部を閉じることができ、その縫合線のステッチは、従来の方法において手でなされる縫合と同様に、縫合線の長さに沿って正確かつ均一に個別に張ることができる。使用者は、切開部の全長にわたって延びる単一の縫合線を用いても、複数の縫合線を用いてもよい。
装置50は、針120が定位置にありかつハンドル60が完全に開いた状態で始動する(図8参照)。ある実施形態において、ハンドル60はグリップで構成され、そのグリップは使用者の手掌で支持され、装置50を作動させるために握りこまれる。縫合する組織を貫いて針120を駆動するために、使用者は、ハンドル60を握りこみ、針120を定位置から回転位置へと移動させる。ハンドル60は、上側の駆動ロッド142と下側の駆動ロッド140の双方へのリンク機構144を含んでいる。ハンドル60(図9参照)を握りこむと、2本の駆動ロッド140および142が反対の方向に移動する。上側の駆動ロッド142は前方へ移動し、下側の駆動ロッド140は後方へ移動する。駆動ロッドは、ケーブル84および86とアイドラプーリー80で縫合ヘッドアセンブリ56に連結されている。下側のロッド142はケーブル84でプーリー78に連結されている。下側のロッド140はケーブル86でプーリー76に連結されている。
図10および11は図8と共に、ハンドル60が開位置にあるときの、ケーブル84および86と駆動プーリー72、74、76および78の連結および位置を示している。図12および13は図9と共に、ハンドル60が閉位置にあるときの、ケーブル84および86と駆動プーリー72、74、76および78の連結および位置を示している。針120を定位置から回転位置へと移動させる力は、下側のロッド140が駆動ケーブル86を後方に引くことによって生じる。下側のロッド140は、細長胴体54のほぼ全長にわたって延びており、細長胴部54の近位端において、駆動ケーブル86に連結している。図11に示すように、ケーブル86は、細長胴体54を抜けて縫合ヘッドアセンブリ56に入り、球状部分58内に配置されたアイドラプーリー80を横切り、次いで時計回りに(底部から見て)プーリー76に巻きついており、縫合ヘッドアセンブリ56に配置されたプーリー76に固定されている。ケーブル86の牽引動作によって、プーリー76はおよそ190°の弧を描いて回転する。下側のロッド140が後方に引っ張られるとき、上側のロッド142は前方に移動する。下側のロッド142はまた、細長胴体54のほぼ全長にわたって延びており、細長胴体54の近位端において、駆動ケーブル84に連結している。図10に示すように、ケーブル84はまた、細長胴体54を抜けて縫合ヘッドアセンブリ56に入り、球状部分58内に配置された第2のアイドラプーリー80を横切り、次いでプーリー78に(上部から見て時計回りに)巻きついており、縫合ヘッドアセンブリ56に配置されたプーリー78に固定されている。プーリー78は、作動アーム102を介してプーリー76に一直線上に結合されており、また、ケーブル84および86は逆方向に巻かれており、その結果、ケーブル86がプーリー76から解けるとき、ケーブル84がプーリー78に巻きつく。
針120は、3つの構成要素の組み合わせによって、回転の経路内で保持される。カートリッジ88、C形ブレース106およびカートリッジホルダーアセンブリ90が相互作用して、針120を回転経路に拘束する(図5参照)。カートリッジ88は、複数の延長部94によって装置50内に保持される半円形状の構成要素であり、その延長部94はカートリッジ88の両端に配置されている(図14および15参照)。ある実施形態において、複数の延長部94はタブの形式をとる。ある実施形態において、カートリッジ88は、ステンレス鋼などの滅菌可能な医療グレードの金属材料でできている。カートリッジ88は、針120を回転経路内に維持する支持構造の一部を提供するものであり、したがって、構造的整合性を有する材料で構成されなければならない。高強度プラスチックなど、任意の高強度な医療グレードの材料を使用してカートリッジ88を製作できることが、当業者には理解されよう。ある実施形態において、複数の延長部は、カートリッジハウジング88から延びるタブである。複数のタブ94は、カートリッジホルダーアセンブリ90の遠位縁部に沿って配置された合わせ溝96にかみ合い、この合わせ溝96は、直径方向に互いに対向して配置されており、図16に示すように、針カートリッジハウジング88において対応して配置された複数の延長部94と係合することが可能である。
カートリッジ88の近位端は、図17Aに示すように、カートリッジホルダーアセンブリ90によって所定位置に保持されている。カートリッジホルダーアセンブリ90はまた、ラッチ110と、レバー112と、関連するピン114および116と、肩つきねじ108と、回転防止ばね136と、少なくとも1つの溝96とを有しており、その溝96はカートリッジ88に配置された複数の延長部94と係合することができる。カートリッジ88を所定位置に保持し固定するのは、カートリッジホルダーアセンブリ90の要素すべての相互作用である。ラッチ110は、後方に滑るとカートリッジ88を解放し、前方に滑るとカートリッジ88を所定位置に固定する。ラッチ110はまた、図17Bに示すように、エゼクタ機能が組み込まれている。レバー112は、針120およびカートリッジ88の遠位側かつそれらの下方に配置されている。レバー112はピン114で旋回する。旋回ピン114の上に配置された第2のピン116が、ラッチ110内のスロットと係合する。針120およびカートリッジ88を解放するために、ラッチ120を後方に引き、レバー112を上方かつ後方に回転させると、ピン116が、ラッチ110と共に後方に移動し、ピン114の周りで回転し、それによって針120およびカートリッジ88をカートリッジホルダーアセンブリ90から押し出す。針120およびカートリッジ88は次いで、わずかに近位側に移動して、複数の延長部94を、カートリッジホルダーアセンブリ90内のそれらの合わせ溝96から解放することによって、装置50から取り外される。図17Cは、第1の半円弧を描いて駆動されている(ハンドル60が1度目の完全な握りこみを部分的に完了している)ときの針120を示している。爪98が第1の半円弧を描いて針120を駆動すると、回転防止ばね136が切り欠き134から滑り出て、針120の外面上で滑る。
針120およびカートリッジ88の装填は、複数の延長部94をカートリッジホルダーアセンブリ90上の溝96の双方に係合させ、次いでそれらの近位端をラッチ110の傾斜した遠位表面に対して下方に押し付けることによって達成される。ラッチ110は近位端でばね荷重がかけられており、したがって、針120およびカートリッジ88が所定位置に押し込まれ、次いで固定位置にスナップばめされると、ラッチ110は滑って戻ることができ、針120およびカートリッジ88を保持する。レバー112は、下方に、かつ針120およびカートリッジ88の操作の妨げにならないところにある。
図18は、針120の詳細図を示している。2つの切り欠き132が、約180°離れて内側表面上に配置されており、針120を駆動するのを援助する。爪98は、円形の動作を通じて針120を駆動するとき、切り欠き132と係合する。第3の切り欠き134が針120の外側表面上に配置されている。切り欠き134は、針120の回転を防止するのを補助し、回転防止機能をもたらす。ある実施形態において(図19Aおよび19B参照)、針120は、環状のスプリットリングとして形成されており、そのスプリットリングは、間隙122と、先鋭端部124と、平滑端部126とを有している。針120は、縫合材料すなわち糸146の先端を収容するための開口部130をさらに備えている。ある実施形態において、開口部130は針孔の形式であり、その針孔に縫合材料すなわち糸146の先端を通して針120へ取り付けることができる。図示した針120(図19A)において、開口部130が、平滑端部126に隣接して配置されている。開口部130はしかしながら、弧すなわち針120に沿って頂点128と平滑端部126との間の任意の箇所に配置することができる。ある実施形態(図19B)において、針120は円筒状の内腔の形式の開口部130を備えており、その開口部130は、軸方向に針120に対して心合わせされており、平滑端部126(図19B)に配置されている。縫合材料すなわち糸146の先端は、開口部130に通され、機械的に締め付ける(クリンプする)ことによって固定される。必要な深さで針120が組織に入り込むことができるようにするためには、針120の弧の長さは約240°から約300°であることが好ましい。針120は、半径方向内側の縁部に沿った2つの対称な切り欠き132(「内部切り欠き」)を備えており、これらの切り欠き132は、針120の先鋭端部124および平滑端部126に対して近位側に配置されている。切り欠き132は、互いに対して正反対に配置されており、それぞれは、垂直(約90°)の部分と、その垂直の部分と約60°の角度をなす斜めの部分とを有している。内部切り欠き132は、駆動機構70の持針器98によって係合され、また、駆動機構70の作動時に針120を回転動作させ、それによって、針120を組織に入り込ませ、組織を貫いて前進させることができる。同様の三角形の切り欠き134が、先鋭端部124により近い内部切り欠き132の近位側に、針120の半径方向外側の縁部(「外部切り欠き」)上に配置されている。外部切り欠き134は、カートリッジホルダーアセンブリ90上に配置された回転防止ばね136と係合し、それによって、前進する方向の逆の方向に針120が回転すること、すなわち「針の後退」が防止される。縫合装置の操作中に針の外部切り欠き134が確実に係合することにより、針120は縫合手順の間に順序が狂うことがなくなる。
装置50の縫合ヘッドアセンブリ56は、中心から左へ、またさらに中心から右へと、横方向に関節移動することができる。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ56は、約22.5°の弧を描いて中心から左へ、またさらに中心から右へ、全体で約45°以上、横方向に関節移動することができる。さらに、縫合ヘッドアセンブリは、上および下に関節移動することができる。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ56は、上および下に関節移動することができる。縫合ヘッドアセンブリ56が、中心から左および右へ、ならびに上および下へ関節を曲げることができることにより、使用者は、多数の異なる種類の縫合用途に対して、縫合ヘッドアセンブリ56を配置することが可能になる。ハンドル60の上部のすぐ遠位側の関節移動レバー66は、押されるかまたは引っ張られて、縫合ヘッドアセンブリ56を回転させる。上方から見ると、関節移動レバー66を時計回りに動かすと縫合ヘッドアセンブリ56は右に移動し、関節移動レバー66を反時計回りに動かすと縫合ヘッドアセンブリ56は左に移動する。縫合ヘッドアセンブリ56は、関節移動レバー66の下方で装置50の底部に配置された固定レバー64を用いて、所定位置に固定される。動作は、堅固な関節移動ロッド68を使用して達成され、この関節移動ロッド68は関節移動レバー66を縫合ヘッドアセンブリ56に連結するためのものである。関節ロッド68は、関節移動レバー66に、また縫合ヘッドアセンブリ56の最も近位の部分の1つの側にピンで結合されており、したがって、関節移動ロッド68は、全動作範囲にわたって縫合ヘッドアセンブリ56を押すかまたは引く(図20から23参照)。
図20から23は、細長胴体54内の関節移動ロッド68と、縫合ヘッドアセンブリ56への連結部とを示している。縫合ヘッドアセンブリ56は、左の関節移動から直線状へ、直線状から右の関節移動へと移動する様子が示されている(リンク機構を明瞭に示すため、一部の構成要素は不図示である)。図20は、縫合ヘッドアセンブリ56の側面図を示している。図21は、関節移動のない縫合ヘッドアセンブリ56の下面図を示している。図22は、左へ関節移動した縫合ヘッドアセンブリ56の下面図を示している。図23は、右へ関節移動した縫合ヘッドアセンブリ56の下面図を示している。図20から23は、複数の部品を示している。関節移動ロッド68は、細長胴体54の中心を下方へ延びており、球状部分58の一方の側に取り付けられている。関節移動ロッド68の機能は、関節移動を通じて縫合ヘッドアセンブリ56を押したり引いたりすることである。ケーブル84および86を駆動する2つのアイドラプーリー80が、球状部分58内に配置されている。図20を見ると、2つのアイドラプーリー80は、互いに重なって1つに見えるが、実際には、それらは、プーリー76および下側のロッド140と、またはプーリー78および上側のロッド142と同一平面内に配置されている。
ある実施形態において、縫合装置50全体は、再使用可能な、または一度使用した後に処分できる単一のユニットとして設計することができる。ある実施形態において、縫合装置50全体は、各ユニットが再使用可能な、または一度使用した後に処分できる複数のユニットで設計することができる。
細長胴体54とその細長胴体54の近位端から延びるハンドル60とを有する縫合装置50は、使用者に「ピストルに似た」グリップを提供するように構成されている。細長胴体54は、直線状または非直線状の構成を有し、その構成には、直線構成、曲線構成および角度付きの構成があるが、これらに限定はしない。縫合ヘッドアセンブリ56は、細長胴体54の遠位端に着脱可能に取り付けられている。縫合ヘッドアセンブリ56は、装置50の駆動機構70の一部を含んでいる。縫合ヘッドアセンブリ56の作業端は、カートリッジホルダーアセンブリ90を有しており、縫合針120の収容が可能な使い捨てカートリッジ88は、そのカートリッジホルダーアセンブリ90に備えつけることができる。
使い捨てカートリッジ88は、開口部すなわち開き118を有する概ね円筒状のハウジングを、その遠位端すなわち作業端のハウジングの側壁に有している。先鋭端部124を有する弧状の針120は、カートリッジ88の円形トラック92に滑動可能に装着されている。針の平滑端部126は、縫合材料すなわち糸146に連結されている。弧状の縫合針120を画定する弧の半径は、その開き118におけるカートリッジハウジング88への外周にほぼ等しい。針120は通常、トラック92内の「定」位置にあり、したがって、弧状の縫合針122の間隙は、カートリッジ88の開き118と整列する。針の先鋭端部124は、ハウジングの開き118の一方の側に、かつ完全にハウジングの開き118の範囲内に位置し、針の先鋭端部124は、したがって、カートリッジハウジング88によって遮蔽される。縫合材料すなわち糸146に取り付けられた縫合針の平滑端部126は、開き118の反対側に配置されている。針の先鋭端部124は、したがって、完全にカートリッジ88内に収められ、カートリッジ88のハウジングを越えて突出することはない。したがって、針の先鋭端部124は、使用者に対して露出しない。
ここに開示する実施形態によれば、針120は、縫合ヘッドアセンブリ56内に回転可能に装着された持針器98と、解放可能に係合することができ、その結果、針120は、カートリッジ88の中心の垂直軸の周りで、定位置から約360°回転することができる。針120のそのような回転動作により、先鋭端部124は、開き118に架かるようにカートリッジハウジング88を横断して前進する。したがって、縫合する切開された組織区域がハウジングの開き118に位置するように、装置50が配置されると、針120は組織区域に入り込み、それらの間の切開部に架かる。針120が引き続き回転動作すると、針120は定位置に戻り、それによって、針120に取り付けられた縫合材料すなわち糸146は、組織の切開部の一方の側では内側方向に組織内へかつ組織を貫いて、切開部の他方の側では組織を貫いて上方へかつ外側へ引っ張られる。したがって、針120が平滑端部126から「押され」、次いで先鋭端部124から爪98によって「引っ張られる」という手動の縫合に類似した方式で、縫合材料すなわち糸146が、針120の曲線状経路をたどり、材料すなわち糸146のステッチで切開部を横切って組織を互いに縛る。好ましくは、係留機構が、縫合材料すなわち糸146の後方の終端に設けられ、材料146が完全に組織区域を貫きかつ組織区域から引き抜かれることが防止される。たとえば、係留機構は、事前に結んだ輪もしくは溶着した輪、単に縫合材料すなわち糸146を結んだ結び目、または縫合針120に取り付けられた二重線状の輪になった縫合糸であってもよい。針カートリッジ88内での針120の回転動作は爪98によって達成され、その爪98は、使用者が、ハンドル60の周りでピストルに似たグリップに一方の手を入れて縫合装置50を固定し、その手の少なくとも1本の指で作動させることによって操作することができる。
ここに開示する実施形態の縫合装置50は、腹腔鏡処置に使用することができ、その腹腔鏡処置には、腹腔鏡下の人工肛門形成術、結腸切除術、副腎摘出術、脾切除術、傍食道ヘルニアの修復、鼠径ヘルニア修復、腹壁ヘルニア修復、Nissen手術(Nissen胃底皺壁形成術)、肝臓葉切除術、胃切除術、小腸切除術、小腸閉塞症の治療、膵尾部切除術、腎摘出術、および胃バイパス術があるが、これらに限定はしない。ここに開示する実施形態を他の腹腔鏡下処置において使用できることは、当業者には理解されよう。
ここに開示する実施形態の装置50を使用する際、腹部はガスを吹き入れられ、使用者の作業空間が形成される。限定はしないが、窒素または二酸化炭素を含む、当業者に既知の任意のガスを使用することができる。アクセス口は、特定の外科処置に適した場所でトロカールを使用して確立される。次いで、さまざまな外科器具を、これらのアクセス口/カニューレを介して身体に挿入することができる。使用者は次いで、縫合装置50の遠位端部分をカニューレに挿入し、次に、ハンドル60の上部のすぐ遠位に配置された関節移動レバー66を使用して、縫合ヘッドアセンブリ56を横方向に関節移動させる。縫合ヘッドアセンブリ56は次いで、互いに縫合する組織/血管に対して位置決めされ、使用者は、固定レバー64を使用して縫合ヘッドアセンブリ56を所定位置に固定する。使用者は次いで、縫合装置50を操作することによって、縫合ヘッドアセンブリ56の遠位端部分において画定された開口部内へ、またカートリッジ88の開き118の中へ、複数の分離した組織区域を配置する。使用者は、片手のみを用いて装置50を操作し、ハンドル60を作動させて連続する縫合線で切開部を閉じることができ、その縫合線のステッチは、従来の方法において手でなされる縫合と同様に、縫合線の長さに沿って正確かつ均一に個別に張ることができる。使用者は、切開部の全長にわたって延びる単一の縫合線を用いても、複数の縫合線を用いてもよい。したがって、切開された組織区域に針カートリッジの開き118を架けて装置50を配置し、ハンドル60を作動させると、縫合装置50によって、使用者が、ランニングステッチまたは断続的なステッチを設けて、時間的に効率的な方式で組織の切開部を閉じることが可能となる。腹腔鏡手術を実施するあらゆる従来の処置を装置50で利用できることが、当業者には理解されよう。
針カートリッジ88は、縫合ヘッドアセンブリ56の遠位端において、カートリッジホルダーアセンブリ90に使い捨て式で装着されている。縫合ヘッドアセンブリ56は構造を最小化した設計であるため、使用者は、縫合操作の過程で組織区域にわたる前進の間に、遮るものがなく明瞭に縫合針120を見ることができ、それによって、縫合装置50を正確に配置して均一な縫合線を設けることが可能となり、また、切開部の縁部に非常に近く配置することで組織を引き裂く危険性がなくなる。次いで、縫合装置50が切開部に沿って少しの距離だけ前進され、上述の操作が繰り返されて、縫合材料すなわち糸146を含む他のステッチが形成される。
使用者は、引き続き縫合装置50を操作し、前進させること、および前進の方向と概ね平行な軸の周りでの針120の回転を始動することを交互に行って、切開部の全長にわたって延びることができる連続的な縫合線を、または一連の断続的なステッチを形成することができる。個々のステッチが設けらるたびに、縫合材料すなわち糸146に引張荷重を作用させることによってステッチが締め付けられ、したがって、結果として得られる縫合線は、切開された組織区域の長さに沿って均一に張られる。したがって、区域の緊密な閉鎖が達成され、出血および組織の引き裂きは最小限となる。適切な量の縫合材料すなわち糸146が配置されると、使用者は針把持器を使用して、形成されたステッチを締め付けて結ぶことができる。
ここに開示する実施形態は、最小侵襲手術の間に組織を縫合する方法を提供するものであり、その方法は、カートリッジ88を縫合装置50の遠位端の縫合ヘッドアセンブリ56に係合させるステップであって、カートリッジ88は、保護ハウジングと、先鋭端部124および平滑端部126を有する縫合針とを有するステップと、縫合装置50の遠位端を体腔に挿入するステップと、複数の分離した組織区域に架かるようにカートリッジ88の開き118を配置するステップと、縫合針120と係合する駆動機構70に結合された作動器52を始動するステップであって、縫合装置50の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで縫合針120を回転動作させ、複数の分離した組織区域を貫いて縫合針120を前進させるステップと、縫合針120に取り付けられた縫合材料146を、複数の分離した組織区域を貫いて引っ張って、ステッチを形成するステップと、を含んでいる。
ここに開示する実施形態は、最小侵襲手術の間に組織を縫合する方法を提供するものであり、その方法は、(a)カートリッジ88を縫合装置50の遠位端の縫合ヘッドアセンブリ56に係合させるステップであって、カートリッジ88は、保護ハウジングと、先鋭端部124および平滑端部126を有する縫合針とを有するステップと、(b)縫合装置50の遠位端を体腔に挿入するステップと、(c)複数の分離した組織区域に架かるようにカートリッジ88の開き118を配置するステップと、(d)縫合針120と係合する駆動機構70に結合された作動器52を始動するステップであって、縫合装置50の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで縫合針120を回転動作させ、複数の分離した組織区域を貫いて縫合針120を前進させるステップと、(e)縫合針120に取り付けられた縫合材料146を、複数の分離した組織区域を貫いて引っ張って、ステッチを形成するステップと、ステップ(c)から(e)を繰り返すステップであって、複数のステッチが分離した組織区域にわたって配置されるようにするステップと、を含んでいる。
ここに開示する実施形態は、最小侵襲手術の間に組織を縫合する方法を提供するものであり、その方法は、先鋭端部124を備える縫合針120を有する縫合装置50の遠位端を身体に挿入するステップと、複数の分離した組織区域に架かるように縫合針120を配置するステップと、作動器52を1度目に始動するステップであって、縫合針120の先鋭端部124が、カートリッジ88の保護ハウジングを越えて延び、複数の分離した組織区域と係合するようにするステップと、作動器52を2度目に始動するステップであって、縫合針120が、回転を完了し、針120から延びる縫合糸146を、複数の分離した組織区域を貫いて引っ張って、ステッチを形成するようにするステップと、を含んでいる。
縫合装置50は、縫合ヘッドアセンブリ56の長さおよび角度に関して異なる方式で構成することもできる。針120、針カートリッジ88、カートリッジの開き118の寸法、ならびに開きの位置はまた、開放手術において使用するために変更して、筋膜の閉鎖、皮膚閉鎖、軟部組織付加、吻合、網状移植片および他の人工的な材料の固定などの手技を実施することができる。
図24および25は、150で全体的に示す縫合装置の他の実施形態を示している。図24および25を参照すると、縫合装置150を使用して、患者の身体の内部の開口部を閉鎖するように、連続的または断続的なステッチを形成することができる。縫合装置150は、あらゆる種類の解剖学的空洞においてあらゆる種類の解剖学的組織を縫合するために利用することができ、したがって、装置150について以下で、腹腔鏡検査法などの内視鏡処置においてカニューレと共に使用することに関して説明しているが、この装置150は、開放手術において、静脈や動脈などの小さな空洞、ならびに腹部などの大きな空洞へのアクセスを可能にする、カテーテルならびに他の小径および大径の管状または中空の円筒状部材と共に使用することができる。
ある実施形態において、縫合装置150は、全体として152で示す作動機構を有しており、この作動機構は、細長胴体154とハンドル160とを備え、ハンドル160は、細長胴体154の近位端で下側から延びている。細長胴体154内には、ケーブルを含めた機械部品が配置されており、そのケーブルは、細長胴体154から球状部分158を介して延び、次いで縫合ヘッドアセンブリ156内の駆動機構と係合している。球状部分158は、細長胴体154の遠位端部分内にあり、小さな摩擦で回転する。ある実施形態において、駆動機構170は、プーリーシステムおよびケーブルを有しており、そのケーブルは縫合ヘッドアセンブリ156の遠位端から細長胴体154の近位端へと延びている。
縫合ヘッドアセンブリ156は、曲線針220を完全な360°の円弧状に駆動する機構を収容している。縫合ヘッドアセンブリ156の向きは、針220が縫合ヘッドアセンブリ156に取り付けられたとき、針220が、装置150の長手方向の軸にほぼ垂直な軸の周りで、曲線経路で駆動されるような向きである。このようにして、針220は、針220が円弧状に駆動されるので、最適に可視化することができる。また、図24および25に示すように、針220は、駆動機構に平行な平面内にあり、縫合ヘッドアセンブリ156内の同じ空間に収められる。
縫合ヘッドアセンブリ156の形状および構成によって可視性が改善されることにより、切開部の上に装置を正確に配置し、ステッチを1つ縫うごとに縫合装置150を一様に前進させて一様かつ対称な縫合線を設けることが可能となり、それによって、切開された組織の縁部に非常に近くステッチが配置されることで組織が引き裂かれたり出血したりする危険性が最小限となる。ある実施形態において、装置150全体、または、縫合ヘッドアセンブリ156、細長胴体154、ハンドル160、針220など、装置150の部品は、滅菌可能な医療グレードのプラスチック材料で構成されており、この場合、装置150全体または装置150の部品は、一回使用した後に廃棄処理されてもよい。ある実施形態において、装置150は、ステンレス鋼などの滅菌可能な医療グレードの金属材料で構成され、前回の使用に続いて滅菌した後に再使用することが可能である。ある実施形態において、装置150は、チタンなどの滅菌可能な医療グレードの金属材料で構成され、前回の使用に続いて滅菌した後に再使用することが可能である。チタンの使用は、磁気共鳴映像法(MRI)およびコンピュータ断層撮影法(CT)を含めた特定の手法に有益であるが、これは、チタンがX線透過性を有し、MRIおよびCTスキャンと干渉しないからである。
図24は、開位置にあるハンドル160を示している。図25は、閉位置にあるハンドル160を示している。縫合ヘッドアセンブリ156は、細長胴体154の遠位端に取り付けられている。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ156は、細長胴体154の遠位端に着脱可能に取り付けられている。縫合ヘッドアセンブリ156の長さは、約10mmから約100mmの範囲とすることができる。ある実施形態において、縫合ヘッドアセンブリ156の長さは約40mmである。細長胴体154の長さは、約50mmから約400mmの範囲とすることができる。細長胴体154は、装置150の所定の目的に応じて、より短くまたはより長くできることが、当業者には理解されよう。ある実施形態において、細長胴体154は約300mmである。ある実施形態において、細長胴体154は約350mmである。ハンドル160の上部のすぐ遠位にある関節移動レバー166は、押されるかまたは引っ張られて、縫合ヘッドアセンブリ156を回転させる。関節移動レバー166を時計回りに動かすと縫合ヘッドアセンブリ156が右に移動し、関節移動レバー166を反時計回りに動かすと縫合ヘッドアセンブリ156が左に移動する。また関節移動レバー166を動かして、縫合ヘッドアセンブリ156を上および下に関節移動させることもできる。縫合ヘッドアセンブリ156は、関節移動レバー166の下方で装置150の下側に配置された固定レバー164を用いて、所定位置に固定される。縫合ヘッドアセンブリ156は関節移動することができ、また、細長胴体154は、装置150の所定の臨床用途に適切な長さとすることができる。装置150の直径は、約3mmから約20mmの範囲とすることができる。ある実施形態において、装置150の直径は約12mmである。ある実施形態において、装置150の直径は約3mmである。
ハンドル160は、縫合装置150を作動させるために握りこむグリップである。縫合装置150は、駆動装置170に結合された作動機構152によって作動される。縫合装置150の作動機構152は、例えば米国特許第6,053,908号および第5,344,061号に開示されているトリガー機構など、当技術分野で既知のトリガー機構を備えていてもよく、これらの特許の双方を本願に援用する。あるいは、作動機構152は、手動で操作が可能なボタンまたはスイッチであってもよく、また、例えば、電気、電磁気、圧縮空気、圧縮ガス、液圧、真空または炭化水素燃料によって動力供給される電気式、電磁式または空気式のモーターなど、自動式の電気装置または燃料駆動装置によって機械的に操作可能であってもよい。当技術分野において既知のあらゆる種類のあらゆる作動機構が、ここに開示する実施形態の趣旨および範囲に含まれうることが、当業者には理解されよう。
図26は、縫合ヘッドアセンブリ156の組立図である。縫合ヘッドアセンブリ156は複数の部分から製作されており、その複数の部分は、ホルダーアセンブリ190と、持針器アセンブリ188と、ラッチ210と、駆動機構170の部品とを含み、その駆動機構170の部品は、複数のプーリー172、174および176と、半円経路を通じた持針器198の駆動に関与する2つのアイドラプーリー180とを含む。プーリー172および174は、178と記された一組の4つのプーリー、または二組のプーリーからなる。ある実施形態において、持針器は爪198である。肩つきねじ208および複数の針アセンブリ延長部194が使用され、針ホルダーアセンブリ188および縫合針220の上方でラッチ210が所定位置に固定した状態に維持される。針ホルダーアセンブリ188は曲線トラック192を含んでおり、その曲線トラック192に針220が載っている。プーリー172、174および176は作動アーム202と係合しており、この作動アーム102に爪198が取り付けられている。爪198は、針220の表面上に180°離れて配置された2つの切り欠き232とかみ合い、曲線針220を円弧状に駆動する。縫合ヘッドアセンブリ156は、爪198または当技術分野で既知の他の持針器が、針220の曲線内の領域に侵入したり、その領域を塞いだりすることのないように構成されている。針220の円弧内の領域は塞がれておらず、すなわち、円弧の中心にハブは存在せず、したがって、装置150は、曲線針220の円弧内で組織の最大体積を囲むことができる。このようにして、針220は比較的大きな弧を描いて回転することができ、針220は組織に十分に「かみつく」ことが可能となる。好ましくは、針220は約3mmから約40mmの曲率半径を有する。ある実施形態において、装置150は縫合ヘッドアセンブリ156の直径の範囲内で縫合するが、このことは、最小侵襲手術の間に小さなカニューレを介して縫合するのに有利である。ある実施形態において、曲線針220の直径は、縫合ヘッドアセンブリ156の直径を超えない。
図27Aおよび27Bは、装置150を使用する間の針220の駆動に関して、縫合ヘッドアセンブリ156内に配置された駆動機構170の詳細図を示している(駆動機構170を詳細に示すために、持針器アセンブリ188およびホルダーアセンブリ190は省略されている)。駆動機構170は、プーリー172、174、および176と係合する作動アーム202と、曲線経路を描いて針220を駆動する爪198とを有している。爪198は、作動アーム202の遠位端に配置されており、針220の表面に沿って配置された切り欠き232と係合することが可能である。板ばね200が、爪198を針220の切り欠き232に係合した状態に維持する。針220が押されて回るとき、爪198は、板ばね200に対して押し返され、針220を回転させる。ハンドル160を開閉すると、爪198はプーリーと同じ弧を描いて移動する。作動アーム202は、使用者によってハンドル160の握りこみの際に作動され、約190°以上に広がる弧を描いて前後に移動することが可能である。
図28は、針ホルダーアセンブリ188の詳細図を示しており、針220が存在する曲線トラック192、ならびにラッチ210を所定位置に維持するのを支援する針ホルダーアセンブリの延長部194を示している。縫合針220は、縫合針220の回転中にトラック192に沿った曲線経路をたどる。針220の曲線トラック192は、針アセンブリ188内に機械加工することができ、また、針220をその周りで正確に駆動できるように、拘束式の曲線トラック192を提供する。曲線トラック192は、内部スロットと、その内部スロットを囲むより大きなスロットとを有している。より大きな外側のスロットは、爪198に対するクリアランスをもたらし、したがって、爪198はいかなるものにも衝突することなく周りを移動することができ、また、より小さな内側のスロットは、爪のチップ部199に対するクリアランスをもたらし、その爪のチップ部199は、より小さな内側のスロットを突き抜け、次いで針220に入り、その結果、爪のチップ部199は針220を駆動することができる。
図29は、針ホルダーアセンブリ188と、ホルダーアセンブリ190と、ラッチ210と、針220が見える縫合ヘッドアセンブリ156の詳細図、ならびに針220に対する爪198と作動アーム202との関係を示している。針220は、針ホルダーアセンブリ188内で囲まれており、したがって針220の先鋭端部224は露出しない。装填されたときのこの針220の位置は、「定」位置と呼ばれる。定位置において、針220は針ホルダーアセンブリ188内に完全に収容され、縫合ヘッドアセンブリ156を扱う間の針刺しがなくなる。針アセンブリの延長部194は、ラッチ210との「さねはぎ」接合を形成し、それにより、針220からの力でラッチ210の薄い部材が開かないようになる。針アセンブリの延長部194は、縫合装置の遠位端を捕捉し、それによってラッチ210を所定位置に固定する。ハンドル160を完全に握りこむと、装置150は完全に1周期動作する。1度目にハンドル160を完全に作動させると、針220が約190°駆動される。針220の先鋭端部224は、針ホルダーアセンブリ188の保護エンクロージャを抜け、縫合する組織を貫いて駆動され、装置150の針ホルダーアセンブリ188の保護部に再び入る。ハンドル160を1度目に握りこんだ後のこの位置は、「回転」位置と呼ばれる。ハンドル160は次いで解放され、針220は回転位置に留まる一方で、爪198および作動アーム220はそれらの開始位置に戻る。ハンドル160は次いで再び握りこまれ、針220が約190°の弧を描いて駆動され、そして針220が定位置に戻る。板状の爪用ばね200は、爪198を針220上の爪用切り欠き232に係合した状態に維持する。針220が押されて回るとき、爪198は、板状の爪用ばね200に対して押し返され、針220を回転させる。
図30および31は、縫合ヘッドアセンブリ156の上面図を示している。針ホルダーアセンブリ188は、ラッチ210と連結している。ラッチ210は、針ホルダーアセンブリ188の曲線トラック192内にある縫合針220の上方に、上蓋を形成している。図30は、開位置にあるラッチ210を示しており、この開位置は、針220の取り外しおよび針ホルダーアセンブリ188への挿入のためのものである。針220の挿入および/または取り外しを行うために、使用者は、針220を、その曲線トラック192内において、図示した位置から180°回転させることができる。使用者は、手でまたは外科用具を用いて針220を把持して、針220を取り付けるか、または針220を取り外すことができる。針220を把持し、針220を取り上げることによって、針220が取り外される。針220を把持することによって、針は、ラッチ210が開位置にあるときに挿入することができる。図31は、固定位置にあるラッチ210を示しており、この固定位置は前向き位置とも呼ばれる。
図32は、縫合針220を示している。2つの切り欠き232が、約180°離れて針220の表面上に配置されており、針220を駆動するのを援助する。爪198は、円形の動作で針220を駆動するとき、切り欠き232と係合する。第3の切り欠き234が針220の外側表面上に配置されている。切り欠き234は、針220の回転を妨げることによって、回転防止機能をもたらす。針220は、間隙222と、先鋭端部224と、平滑端部226とを有する円形のスプリットリングとして形成されている。針220は、縫合材料すなわち糸246の先端を収容するための開口部230をさらに備えている。ある実施形態において、開口部230は針孔の形式であり、その針孔に縫合材料すなわち糸246の先端を通して針220へ取り付けることができる。図示した針220において、針220は円筒状の内腔の形式の開口部230を備えており、その開口部230は、針220に対して軸方向に心合わせされており、平滑端部226に配置されている。開口部230は、弧すなわち針220に沿って頂点228と平滑端部226との間の任意の箇所に配置することができる。縫合材料すなわち糸246の先端部は、開口部230に通され、機械的に締め付ける(クリンプする)ことによって、または当技術分野で既知の他の連結方法によって固定される。必要な深さまで針220が組織に入り込むことができるようにするためには、針220の弧の長さは約240°から約300°であることが好ましい。針220は、2つの対称な切り欠き232(「駆動用の切り欠き」)を表面に沿って備えている。切り欠き232は、互いに対して正反対に配置されている。同様の切り欠き234が、先鋭端部224により近い内部切り欠き232の近位に、針220の半径方向外側の縁部(「外部切り欠き」)上に配置されている。外部切り欠き234は、回転防止ばねと係合し、それによって、前進する方向の逆の方向に針120が回転すること、すなわち「針の後退」が防止される。縫合装置の操作中に針の外部切り欠き234が確実に係合することにより、針220は縫合処理中に順序が狂うことがなくなる。
図33は、針220の駆動切り欠き232と係合する爪のチップ部199の詳細図を示している。駆動用の切り欠き232は、駆動機構170の爪のチップ部199によって係合され、また、駆動機構170の作動時に針220を回転動作させ、それによって、針220を組織に入り込ませ、組織を貫いて前進させることができる。
図34および35は、リターンプーリー172および174を含む駆動機構170の部品を示している。プーリー172および174は、ワイヤー175を使用して互いに連結されている。図27Aおよび図27Bで分かるように、プーリー172および174は4つのプーリー178で構成されており、そのプーリー178は、レーザー溶接または当技術分野で既知の他の方法によって互いに連結されている。4つのプーリー178は、過回転、約190°の回転を生じる。この過回転により、ワイヤー175の設計は、プーリー178の各組にワイヤー175が存在するというものとなる。図34および図35に示すように、4つのプーリー178と共に2本のワイヤー175があり、結果として、4つのプーリー178は、荷重下においても互いに同期する。4つのプーリー178は、回転に関して同期し、すなわち、1つのプーリー178は他のプーリー178に従うが、これは、ワイヤー175が互いに対して引っ張り合うように構成されているからである。ワイヤー175は、ワイヤー175がそれに接合される孔を介して、プーリー178に取り付けられてもよい。図35は、縫合ヘッドアセンブリ156の側面図を示しており、この側面図は、2本のワイヤー175が、同期した回転のために、4つのプーリー178を互いに連結している様子を示している。
図36および37は図38と共に、ハンドル160が開位置にあるときの、駆動プーリー176およびリターンプーリー172および174それぞれに対するケーブル184および186の連結および位置を示している。ケーブル184および186は、ステンレス鋼でできていてもよい。縫合ヘッドアセンブリ156の近位端には、球状部分158が連結されており、その球状部分158は、2つのアイドラプーリ180とケーブル184および186とを含む駆動機構170の一部を収容している。図36は、縫合ヘッドアセンブリ156の上面図を示しており、ケーブル184が、2つのアイドラプーリーを介して延び、駆動プーリー176の周りに巻きつけられている。図37は、縫合ヘッドアセンブリ156の上面図を示しており、ケーブル186が、2つのアイドラプーリー180を介して延び、リターンプーリー174の周りに巻きつけられている。ケーブル186は、リターンプーリー174から細長胴体154を介し、ハンドル160の非常に近位側の端部へと延びている。針220をその定位置(図36および37に示す)から回転位置へと移動させる力は、戻しばね240により発生し、この戻しばね240は、ケーブル184に連結されており、結果として予荷重をもたらしている(図38に示す)。ハンドル160のトリガーを握りこんで閉じると、ハンドル160が閉位置に移動し、駆動プーリー176が反時計回りに回転して針220を駆動する。同時に、ケーブル186は、リターンプーリー174を反時計回りに駆動し、作動アーム202を反復させて、組織を貫いて前方に針220を駆動させる。針220は、1周期に渡って円形動作を通じて駆動され、ケーブル184は戻しばね240を他の端部に対して押しつける。ハンドル160がさらに閉じると、作動アーム202が針を駆動する。ハンドル160のトリガーが解放されると、このとき戻しばね240で完全に付勢されたフロントプーリー178は、針220を定位置に戻す。ハンドル160のトリガーを元に戻すのに力は不要である。
図38は、縫合装置150の側立面図である。ハンドル160は複数の内部部品を有している。ケーブルコネクタ182は孔と肩とを有している。肩は戻しばね240の端部に載りかかり、孔はケーブル184に対する開口部となる。戻しばね240は圧縮されており、ケーブル184はコネクター182にはんだ付けされるかまたは固定されており、その結果、ケーブル184が戻しばね240に予荷重を与える。ケーブル184は、コネクター182から戻しばね240を介してプーリー244の上へ、細長胴体154を通り、球状部分158を通り、アイドラプーリー180の間へと延び、駆動プーリー176に固定されている。ケーブル186は、ハンドル160の非常に近位側の端部で連結されており、また、プーリー245の下方、プーリー242の上方、細長胴体154の中、球状部分158の中、アイドラープーリー180の間にあり、リターンプーリー174に固定されている。
ハンドル160が開位置から閉位置へと移動すると、針220は組織を貫いて駆動される。使用者は、針220が移動するとき、接触の感覚を得る。針220が、突き通せないものに接した場合、ハンドル160は動作を停止し、使用者は、ハンドルを持つ手でこれを感じることができる。ハンドル160が閉位置にあるとき、戻しばね240は荷重を受け、戻しばね240は長さが短くなっている。ハンドル160が解放されると、戻しばね240はケーブル184を引っ張り、針220を定位置に戻すと共に、ハンドル160を開位置に戻す。戻しばね240はケーブル184に荷重を与える。ケーブル184および186とプーリー172、174および176とを含む縫合装置150全体にわたって、ケーブル184が一端で戻しばね240に、他端で駆動プーリー176に取り付けられるようにループが形成される。ケーブル186はリターンプーリー174に取り付けられ、次いでケーブル186はハンドル160の非常に近位側の端部に取り付けられ、このようにしてループが形成される。戻しばね240は、所望のばね定数に設定して、戻しばね240が使用者の望みどおりに動作するようにすることができる。ハンドル160が常に開き、それによって縫合装置170が針220を定位置に戻すことを確実にするために、戻しばね240は少量の予荷重を有さなければならない。
ケーブル184および186は、細長胴体154を通じて延び、縫合ヘッドアセンブリ156内の駆動機構170と連結している。ケーブル184および186は長さが長いため、少量のばね緩衝をもたらす。縫合装置150が動かなくなったり、縫合ヘッドアセンブリ156において何かが絡まったりした場合、縫合装置150は移動しない。使用者が引き続きハンドル160を引いてハンドル160を閉じる場合、ケーブル184および186は伸びを生じ、破断してはならない。ケーブル184および186を駆動する2つのアイドラプーリー180が、球状部分158内に配置されている。図39に示すように、2つのアイドラプーリー180は互いに重なって1つに見えるが、それらは、プーリー174および176またはプーリー178のいずれかと同一平面内に配置されている。
ある実施形態において、縫合装置150全体は、再使用可能な、または一度使用した後に処分できる単一のユニットとして設計することができる。ある実施形態において、縫合装置150全体は、各ユニットが再使用可能な、または一度使用した後に処分できる複数の分離可能な部品で設計することができる。
細長胴体154とその細長胴体154の近位端から延びるハンドル160とを有する縫合装置150は、使用者のために「ピストルに似た」グリップを提供するように構成されている。細長胴体154は、直線状または非直線状の構成を有し、その構成には、直線構成、曲線構成および角度付きの構成があるが、これらに限定はされない。縫合ヘッドアセンブリ156は、細長胴体154の遠位端に着脱可能に取り付けられている。縫合ヘッドアセンブリ156は、装置150の駆動機構170の一部を含んでいる。縫合ヘッドアセンブリ156の作業端は、針ホルダーアセンブリ188を有しており、その針ホルダーアセンブリ188に縫合針220を収めることができる。ラッチ210は、針220の上方に蓋を形成している。
先鋭端部224を有する弧状の縫合針220は、針ホルダーアセンブリ188の円形トラック192に滑動可能に装着されている。針の平滑端部226は、縫合材料すなわち糸246に連結されている。針220は通常、トラック192内の「定」位置にあり、したがって、弧状の縫合針222の間隙は、針ホルダーアセンブリ188の開き218と整列する。針の先鋭端部224は、針ホルダーの開き218の一方の側に、また完全に針ホルダーの開き218の範囲内に位置する。したがって、針の先鋭端部224は、針ホルダーアセンブリ188によって遮蔽される。縫合材料すなわち糸246に取り付けられた縫合針の平滑端部226は、開き218の反対側に配置されている。針の先鋭端部224は、したがって、完全に針ホルダーアセンブリ188内に収められ、針ホルダーアセンブリ188のハウジングを越えて突出することはない。したがって、針の先鋭端部224は、使用者に対して露出しない。
ここに開示する実施形態によれば、針220は、縫合ヘッドアセンブリ156内に回転可能に装着された持針器198と解放可能に係合することができ、その結果、針220は、持針器アセンブリ188の中心の垂直軸の周りで、定位置から約360°回転することができる。針220のそのような回転動作により、先鋭端部224は、開き218に架かるように針ホルダーアセンブリ188を横断して前進する。したがって、縫合する切開された組織区域が針ホルダーアセンブリの開き218に位置するように装置150を配置すると、針220は組織区域に入り込み、それらの間の切開部に架かる。針220が引き続き回転動作すると、針220は定位置に戻り、それによって、針220に取り付けられた縫合材料すなわち糸246は、組織の切開部の一方の側では内側方向に組織内へかつ組織を貫いて引っ張られ、切開部の反対側では組織を貫いて上方へかつ外側へ引っ張られる。したがって、針220が平滑端部226から「押され」、次いで先鋭端部から爪198によって「引っ張られる」という手動の縫合に類似した方式で、縫合材料すなわち糸246は、針220の曲線状経路をたどり、材料すなわち糸246のステッチで切開部を横切って組織を互いに縛る。好ましくは、係留機構が、縫合材料すなわち糸246の後方の終端に設けられて、材料246が組織区域を貫きかつ組織区域から完全に引き抜かれることが防止される。たとえば、係留機構は、事前に結んだ輪もしくは溶着した輪、単に縫合材料すなわち糸246を結んだ結び目、または縫合針220に取り付けられた二重線状の輪になった縫合糸であってもよい。針ホルダーカートリッジ188内での針220の回転動作は爪198によって達成され、その爪198は、使用者が、ハンドル160の周りでピストルに似たグリップに一方の手を入れて縫合装置150を保持し、その手の少なくとも1本の指で作動させることによって操作することができる。
ここに開示する実施形態の縫合装置150は、腹腔鏡処置に使用することができ、その腹腔鏡処置には、腹腔鏡下の人工肛門形成術、結腸切除術、副腎摘出術、脾切除術、傍食道ヘルニアの修復、鼠径ヘルニア修復、腹壁ヘルニア修復、Nissen手術(Nissen胃底皺壁形成術)、肝臓葉切除術、胃切除術、小腸切除術、小腸閉塞症の治療、膵尾部切除術、腎摘出術、および胃バイパス術があるが、これらに限定はしない。ここに開示する実施形態を他の腹腔鏡下処置において使用できることが、当業者には理解されよう。
ここに開示する実施形態の装置150を使用する際、腹部はガスを吹き入れられ、使用者の作業空間が形成される。限定はしないが、窒素または二酸化炭素を含む、当業者に知られる任意のガスを使用することができる。アクセス口は、特定の外科処置に適した場所でトロカールを使用して確立される。次いで、さまざまな外科器具を、これらのアクセス口/カニューレを介して身体に挿入することができる。使用者は次いで、縫合装置150の遠位端部分をカニューレに挿入し、次に、ハンドル160の上部のすぐ遠位に配置された関節移動レバー166を使用して、縫合ヘッドアセンブリ156を横方向に関節移動させる。縫合ヘッドアセンブリ156は次いで、互いに縫合する組織/血管に対して位置決めされ、使用者は、固定レバー164を使用して縫合ヘッドアセンブリ156を所定位置に固定する。使用者は次いで、縫合装置150を操作することによって、縫合ヘッドアセンブリ156の遠位端部分において画定された開口部内へ、また針ホルダーアセンブリ188の開き218内に、複数の分離した組織区域を配置する。使用者は、片手のみを用いて装置150を操作し、ハンドル160を作動させて連続する縫合線で切開部を閉じることができ、その縫合線のステッチは、従来の方法において手でなされる縫合と同様に、縫合線の長さに沿って正確かつ均一に個別に張ることができる。使用者は、切開部の全長にわたって延びる単一の縫合線を用いても、複数の縫合線を用いてもよい。したがって、切開された組織区域に針ホルダーアセンブリの開き218を架けて装置150を配置し、ハンドル160を作動させると、縫合装置150によって、使用者は、ランニングステッチまたは断続的なステッチを設けて、時間的に効率的な方式で組織の切開部を閉じることが可能となる。腹腔鏡手術を実施するあらゆる従来の処置を装置150で利用できることが、当業者には理解されよう。
縫合ヘッドアセンブリ156は構造を最小化した設計であるため、使用者は、縫合操作の過程で組織区域にわたる前進の間に、遮るものなく明瞭に縫合針220を見ることができ、それによって、縫合装置150を正確に配置して均一な縫合線を設けることが可能となり、また、切開部の縁部に非常に近く配置することで組織を引き裂く危険性がなくなる。次いで、縫合装置150が切開部に沿って少しの距離だけ前進され、上述の操作が繰り返されて、縫合材料すなわち糸246を含む他のステッチが形成される。
使用者は、引き続き縫合装置150を操作し、前進させること、および前進の方向と概ね平行な軸の周りでの針220の回転を始動することを交互に行って、切開部の全長にわたって延びることができる連続的な縫合線を、または一連の断続的なステッチを形成することができる。個々のステッチが設けらるたびに、縫合材料すなわち糸246に引張荷重を作用させることによってステッチが締め付けられ、したがって、結果として得られる縫合線は、切開された組織区域の長さに沿って均一に張られる。したがって、区域は緊密に閉じられ、出血および組織の引き裂きは最小限となる。適切な量の縫合材料すなわち糸246が配置されると、使用者は針把持器を使用して、形成されたステッチを締め付けて結ぶことができる。
縫合装置150は、縫合装置アセンブリ156の長さおよび角度に関して異なる方式で構成することもできる。針220、針ホルダーアセンブリ188、針ホルダーの開き218の寸法、ならびに開きの位置はまた、開放手術において使用するために変更して、筋膜の閉鎖、皮膚閉鎖、軟部組織付加、吻合、網状移植片および他の人工的な材料の固定などの手技を実施することができる。
本明細書で引用したすべての特許、特許出願、および刊行された参照文献は、それらのすべてが援用される。さまざまな上述の内容ならびに他の特徴および機能、またはその代替を望ましく組み合わせて、他の多数の異なる装置または応用例とすることができることが理解されよう。現時点では予想されないまたは予期されない代替、修正、変形、または改良を、当業者は後に行うことができ、それらはまた、先の特許請求の範囲に含まれることが意図されている。
図1は、ここに開示する実施形態の縫合装置の斜視図である。 図2Aおよび図2Bは、図1の縫合装置の縫合ヘッドアセンブリの図である。図2Aは、縫合ヘッドの分解斜視図である。 図2Bは、縫合ヘッドの組立斜視図である。 図3Aは、図2の縫合ヘッドアセンブリの分解組立図である。 図3Bは、図2の縫合ヘッドアセンブリの分解組立図である。 図4Aおよび図4Bは、縫合ヘッドアセンブリの切取部分組立図であり、縫合針と駆動機構の一部分との相互作用点を示している。図4Aは、使用前または完全な一回転後の「定」位置にある縫合針および駆動機構の位置を示す。 図4Bは、ハンドルを完全に一回作動させた後の縫合針および駆動機構の位置を示し、ここで縫合針は「回転」位置にある。 図5Aおよび図5Bは、縫合針が定位置にある縫合ヘッドアセンブリの作業端の拡大図である。図5Aは、縫合針が定位置にあるときの、爪と回転防止ばねとの関係を示す。 図5Bは、回転防止ばねの詳細図である。 図6Aおよび図6Bは、装置を使用する間の縫合ヘッドアセンブリの作業端の拡大図である。図6Aは、使用者がハンドルを握り込んだ直後の縫合針および爪の位置を示す。 使用者が次いでハンドルを解放し、爪が開始位置(図6B)に戻る一方で、縫合針が回転位置にとどまる。 図7Aおよび図7Bは、縫合針を駆動する間のC形ブレースと接触した爪の拡大図である。図7Aは、ばねによるばね荷重を受けた爪の詳細図である。 図7Bは、爪の詳細図であり、ヒール部およびチップ部を示している。 図8および図9は、ハンドルおよび細長胴体内に配置された駆動装置の内部部分のより大きな尺度の側立面図である。図8は、ハンドルが開位置にあるときの駆動装置を示す。 図9は、ハンドルが閉位置にあるときの駆動装置を示す。 図10から図13は、ハンドルが開位置および閉位置にあるときの、縫合ヘッドアセンブリ内に配置された駆動機構と細長胴体とを連結するケーブルの上面図および下面図である。図10は、ハンドルが開位置にあるときの上面図である。 図11は、ハンドルが開位置にあるときの下面図である。 図12は、ハンドルが閉位置にあるときの上面図である。 図13は、ハンドルが閉位置にあるときの下面図である。 図14は、カートリッジホルダーアセンブリ上の合わせ溝とかみ合うタブを有するカートリッジホルダーの詳細図である。 図15は、カートリッジのトラックに配置された縫合針である。 図16は、カートリッジホルダーアセンブリと、カートリッジと、ラッチと、C形ブレースとの関係を示す。 図17A、図17Bおよび図17Cは、縫合ヘッドアセンブリを示す。図17Aは、縫合ヘッドアセンブリの側面図である。 図17Bは、針およびカートリッジをカートリッジホルダーアセンブリに取り付ける間、ならびに針およびカートリッジをカートリッジホルダーアセンブリから取り出す間の、レバーとラッチの関係を示す詳細側面図である。 図17Cは、縫合ヘッドアセンブリの上面図である。 図18は、針の表面に切り欠きを有する曲線縫合針の拡大図である。 図19Aおよび19Bは、曲線縫合針の2つの実施形態である。 図19Aおよび19Bは、曲線縫合針の2つの実施形態である。 図20から図23は、回転ロッドを介して細長胴体に取り付けられた縫合ヘッドアセンブリのさまざまな図であり、細長胴体への縫合ヘッドアセンブリの一次固定点は横回転の軸線にある。図20は、縫合ヘッドアセンブリの側面図である。 図21は、縫合ヘッドアセンブリの下面図である。 図22は、左側に関節移動した縫合ヘッドアセンブリの下面図である。 図23は、右側に関節移動した縫合ヘッドアセンブリの下面図である。 図24および図25は、縫合装置の斜視図である。図24は、ハンドルが開位置にある縫合装置の斜視図である。 図25は、ハンドルが閉位置にある縫合装置の斜視図である。 図26は、図24および図25の縫合ヘッドアセンブリの分解組立図である。 図27Aおよび27Bは、図24および25の縫合ヘッドアセンブリの切取部分図であり、縫合針と駆動機構の一部分との相互作用点を示している。図27Aは、使用前または完全な一回転後の「定」位置にある縫合針および駆動機構の位置を示す。 図27Bは、縫合針および駆動機構の他の図である。 図28は、図24および25の縫合ヘッドアセンブリ用の針ホルダーアセンブリの詳細図である。 図29は、図24および25の縫合ヘッドアセンブリの遠位端の詳細図である。 図30および31は、図24および25の縫合ヘッドアセンブリを示す。図30は、ラッチが開位置にある縫合ヘッドアセンブリを示す。 図31は、ラッチが閉位置すなわちかみ合った位置にある縫合ヘッドアセンブリを示す。 図32は、縫合針の表面に切り欠きを有する曲線縫合針の図であり、この曲線縫合針は図24および25の縫合装置と共に使用するためのものである。 図33は、図24および25の縫合装置用の縫合針と接触した爪の図である。 図34および35は、図24および25の縫合ヘッドアセンブリ、ならびに駆動機構を動作させる連動プーリーの詳細図である。図34は、縫合ヘッドアセンブリの上面図である。 図35は、縫合ヘッドアセンブリの側面図である。 図36および37は、ハンドルが開位置にあるときの、縫合ヘッドアセンブリ、ならびに、縫合ヘッドアセンブリ内に配置された駆動機構と細長胴体とを連結するケーブルの上面図であり、図24および25の縫合装置に対するものである。図36は、ハンドルが開位置にあるときのフロントプーリーおよびケーブルの上面図である。 図37は、ハンドルが開位置にあるときのリターンプーリーおよびケーブルの上面図である。 図38は、図24および25の縫合装置の側立面図であり、駆動機構の部品を示している。

Claims (9)

  1. 近位端と遠位端とを有する縫合装置であって、
    前記縫合装置は前記遠位端に近接して配置された縫合ヘッドを備え、
    前記縫合ヘッドは、
    180°より大きい円弧の形状を有する縫合針と、
    前記縫合針の円弧の中心軸が前記縫合ヘッドの長手軸と垂直になるように、前記縫合針を収容する円弧形状の針トラックと、
    前記縫合針が前記針トラックに沿って前記中心軸を中心に360°回転するように前記縫合針を駆動する駆動機構と
    を含み、
    前記駆動機構は、前記縫合針と選択的に係合する係合部と、前記係合部に取り付けられたケーブルとを含み、
    前記ケーブルの往復移動により前記係合部が前記針トラックに沿って前記中心軸を中心に180°往復回転する、縫合装置。
  2. 請求項1に記載の縫合装置であって、前記係合部は、前記縫合針に形成されたノッチと係合するばね付勢係合爪を含み、
    前記係合爪は、前記ノッチから外れると前記縫合針に沿ってスライドし、開始位置に戻る、縫合装置。
  3. 請求項1に記載の縫合装置であって、前記駆動機構は、2つの180°の駆動工程において前記中心軸を中心とする360°の回転の間中、前記縫合針を前記針トラックに沿って移動させるように適合されている、縫合装置。
  4. 請求項に記載の縫合装置であって、前記駆動機構は、
    前記針トラック内の第1の位置において前記縫合針の前記係合部と係合し、
    前記係合部を前記針トラックに沿って第2の位置に移動させ、
    前記第2の位置において前記係合部から外れ、
    前記針トラックに沿って前記第1の位置に戻る、縫合装置。
  5. 請求項1に記載の縫合装置であって、前記縫合ヘッドは後退可能なラッチを更に含み、前記ラッチは、前記ラッチが前記縫合針と針トラックの少なくとも一部を覆う閉位置から、前記縫合針を選択的に縫合ヘッドから取り外すことを可能にするように前記縫合針が露出する後退位置へ移動可能である、縫合装置。
  6. 請求項に記載の縫合装置であって、前記ラッチの遠位端が、前記ラッチを前記閉位置に固定するために少なくとも1つの保持ボスと係合する、縫合装置。
  7. 請求項1に記載の縫合装置であって、前記駆動機構は、第1及び第2のプーリーと、互いに対向するように各プーリーに取り付けられた第1及び第2のケーブルとを含み、
    前記第1のケーブルに加えられたテンションにより、前記駆動機構は前記縫合針を前記針トラックに沿って開始位置から回転位置まで移動させ、
    前記第2のケーブルに加えられたテンションにより、前記駆動機構は前記縫合針から外れて前記開始位置に戻り、前記縫合針と再び係合する、縫合装置。
  8. 請求項に記載の縫合装置であって、前記縫合装置は、前記近位端に作動器を更に含み、
    前記作動器はハンドルを含み、前記ハンドルは、前記駆動機構に前記針トラックに沿って前記縫合針を移動させるべく、前記第1のケーブルにテンションを加えるのを容易にするように適合及び構成され、
    前記作動器は更に、前記駆動機構を前記縫合針から外れさせ、前記開始位置に戻らせるべく、前記第2のケーブルにテンションを加えるのを容易にするように適合及び構成されている、縫合装置。
  9. 請求項に記載の縫合装置であって、前記作動器は、前記駆動機構を前記縫合針から外れさせ且つ前記開始位置に戻らせるべく前記第2のケーブルにテンションを加えるように適合及び構成された戻しばねを含む、縫合装置。
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