JP6449041B2 - 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法 - Google Patents

海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6449041B2
JP6449041B2 JP2015024924A JP2015024924A JP6449041B2 JP 6449041 B2 JP6449041 B2 JP 6449041B2 JP 2015024924 A JP2015024924 A JP 2015024924A JP 2015024924 A JP2015024924 A JP 2015024924A JP 6449041 B2 JP6449041 B2 JP 6449041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tunnel
land
submerged
box
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015024924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016148176A (ja
Inventor
田中 秀夫
秀夫 田中
昌弘 増田
昌弘 増田
宏之 山中
宏之 山中
池内 喜郎
喜郎 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP2015024924A priority Critical patent/JP6449041B2/ja
Publication of JP2016148176A publication Critical patent/JP2016148176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6449041B2 publication Critical patent/JP6449041B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

本発明は、効率的に海底トンネルを施工することが可能な海底トンネルの施工方法等に関する。
従来、海底トンネルの施工方法として、沈埋函体を用いた工法が提案されている。沈埋函体を用いた沈埋トンネルは、別途ドライドッグで製造された沈埋函体をドライドッグから曳航し、所定の場所で沈設し、沈埋函体同士を接続することで施工される。
このような沈埋トンネルとしては、例えば、沈埋函計画線の両側に一対の山留材を打設し、山留材の上部にレールを設置して、レールに沿って掘削を行ってトレンチを形成し、トレンチに沈埋函体を沈設する沈埋トンネルがある(特許文献1)。
特開平4−247198号公報
沈埋函体は、通常、ドライドッグで打設されて製造される。この際、施工性を考慮して、沈埋函体は断面矩形の箱型で構築される。このため、沈設後の水圧などに対する強度を確保するためには、それに応じた肉厚を確保する必要がある。
また、沈埋函体を製造するためのドライドッグの場所として、必ずしも沈設場所に近い場所を確保できるわけではないため、遠い場所から沈埋函体を曳航する必要がある場合がある。したがって、沈埋函体を製造してから沈設するまでに時間を要し、必ずしも効率的ではなかった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、効率的に海底トンネルを施工することが可能な海底トンネルの施工方法等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、海底トンネルの施工方法であって、平面において、陸上トンネル施工範囲と海底トンネル施工範囲の間にある所定箇所にゲートを設け、前記ゲートの陸側において、陸上トンネル施工範囲の所定の範囲を開削する工程と、前記ゲートの陸側において、複数のセグメントを周方向および長手方向に連結して沈埋函体を構築する工程と、前記ゲートを開けて、前記沈埋函体を浮かせた状態で海上を移動し、前記沈埋函体の設置場所で前記沈埋函体を沈設する工程と、隣り合う沈埋函体同士を接続することで、前記ゲートの海側に海底トンネルを構築する工程と、を具備し、海底トンネルの陸側の端部は、前記所定箇所で構築された、陸上トンネルと海底トンネルとの接続部に接続されることを特徴とする海底トンネルの施工方法である。
複数のセグメントを周方向および長手方向に連結して函体を構築する際に、長手方向に緊張材を配置してプレストレスを付与する工程を具備してもよい。
前記所定箇所において、複数の鋼管矢板を互いに継手によって接合し、前記鋼管矢板で囲まれた範囲に底版を構築する工程と、前記沈埋函体を通過させる際に、前記鋼管矢板の上端の一部を切除して、前記沈埋函体の通路を形成する工程と、前記沈埋函体がすべて通過した後、前記底版上に、海底トンネルと陸上トンネルとの接続部を構築する工程と、を具備してもよい。
第1の発明によれば、沈埋函体がドライドッグで場所打ちで打設されるのではなく、シールドトンネルなどに用いられるセグメントを組み立てて構成される。すなわち、周方向に複数のセグメントが連結して構成される環状部材が、長手方向に複数連結されて、所定長さの沈埋函体となる。また、沈埋函体がアーチ形状を有すれば、外圧に対して高い耐圧性能を有するため、従来の箱型の沈埋函体と比較して薄肉化を達成することができる。
また、沈埋函体を製造するための製作ヤードが、陸上トンネル施工範囲に設けられ、沈埋函体の組み立て後、ゲートを開けて施工ヤードに水を導入することで、沈埋函体を効率よく沈設場所まで曳航することができる。また、製作ヤードは、その後陸上トンネル部として利用されるため、開削した範囲をそのまま利用することができる。
また、複数のセグメントの周方向および長手方向にプレストレスを付与することで、周方向のセグメント同士の接続部の止水性を高めることができる。
また、前記所定箇所において、複数の鋼管矢板を互いに継手によって接合することで、陸上トンネルと海底トンネルとの接続部を形成することができ、沈埋函体を通過させる際には、鋼管矢板の上端の一部を切除することで、沈埋函体の通路を形成することができる。
第2の発明は、海底トンネルと接続される陸上トンネルの施工方法であって、平面において、陸上トンネル施工範囲と海底トンネル施工範囲の間にある所定箇所に第1のゲートを設け、陸上トンネル施工範囲まで、海底トンネルを施工する工程と、陸上トンネル施工範囲の少なくとも一部に第2のゲートを設け、前記第2のゲートの陸側において、陸上トンネル施工範囲を開削する工程と、前記第2のゲートの陸側において、複数のセグメントを長手方向に連結して沈埋函体を構築する工程と、前記陸上トンネル施工範囲に海水を流入させる工程と、前記第2のゲートを開けて、前記沈埋函体を浮かせた状態で水上を移動し、前記沈埋函体の設置場所で前記沈埋函体を沈設する工程と、記陸上トンネル施工範囲の前記沈埋函体の海側の端部を、前記所定箇所に構築された、陸上トンネルと海底トンネルとの接続部に接続する工程と、を具備することを特徴とする陸上トンネルの施工方法である。
第2の発明によれば、陸上トンネルの施工に対しても、第1の発明で用いたものと同様の沈埋函体を利用することで、効率よく陸上トンネルを施工することができる。
本発明によれば、効率的に海底トンネルを施工することが可能な海底トンネルの施工方法等を提供することができる。
トンネル1の長手方向の概略断面図。 図1のA−A線断面図。 鋼管矢板筒29を示す図で、(a)は縦方向の断面図、(b)は平面図。 鋼管矢板筒29にゲート35を設けた状態を示す図で、(a)は縦方向の断面図、(b)は平面図。 製作ヤード39で沈埋函体7を製造した状態を示す図。 図5のB−B線断面図。 沈埋函体7を海に曳航する工程を示す図。 沈埋函体7を沈設場所まで曳航する工程を示す図。 沈埋函体7を沈設する工程を示す図。 接続部9を施工した状態を示す図。 製作ヤード39で沈埋函体7を製造した状態を示す図。 沈埋函体7を沈設場所まで曳航する工程を示す図。 沈埋函体7を沈設する工程を示す図。 陸上トンネルを埋め戻した状態を示す図。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、トンネル1の長手方向の概略断面図である。トンネル1は、海底トンネル部3と陸上トンネル部5とが連結して構成される。
海底トンネル部3は、海底11の下部に埋設される。海底トンネル部3と陸上トンネル部5とは接続部9で接続される。接続部9は、例えば、換気塔を兼ねる。本発明のトンネル1は、少なくとも海底トンネル部3が、複数の沈埋函体7が連結されて構成される。
図2は、図1のA−A線断面図であり、海底トンネル部3の長手方向に垂直な断面図である。海底トンネル部3を構成する沈埋函体7の断面は、一対の略円形の断面形状が結合した形状である。すなわち、海底トンネル部3は、外周部にアーチ形状を有する。
沈埋函体7の内面には、場所打ちコンクリートによる二次覆工15が設けられ、車道17および避難通路19等が形成される。図した例では、それぞれの円断面形状部において、車道17および避難通路19が形成される。なお、トンネル1の内部の構造については、図示した例には限られない。
また、図示した例では、二つの円断面が連結した形態であるが、本発明はこれに限られず、一つの円断面形状であってもよく、3つ以上の円断面が連結した複数連結型の断面形状であってもよい。いずれの形状でも、少なくとも沈埋函体の上下および両側方に、アーチ形状を形成することができる。なお、沈埋函体7の詳細は後述する。
沈埋函体7は、海底11に埋設される。例えば、沈埋函体7は、砕石13で埋設される。この場合、海底11を所定深さまで掘削した後、所定の厚みで砕石13を配置し、その上に沈埋函体7を沈設した後、沈埋函体7の全体を砕石13で埋設すればよい。また、必要に応じて、砕石13を敷設する下部の地盤に対して地盤改良を行ってもよい。
次に、トンネル1の施工方法について詳細に説明する。まず、海底トンネル部3が施工される海底トンネル施工範囲3aと、陸上トンネル部5が施工される陸上トンネル施工範囲5aとの間に、鋼管矢板筒29を施工する。鋼管矢板筒29は、複数の鋼管矢板31が連結されて形成される。なお、鋼管矢板筒29は、海底トンネル部3と陸上トンネル部5との接続部よりも深く形成される。
ここで、鋼管矢板31同士の連結部には、例えば、特開2011−001767号公報に開示されているような継手構造を適用することができる。すなわち、鋼管本体の側方に互いに内方に向けて接合された一対の第1のL型部材を設け、隣り合う他の鋼管本体の側方に、第1のL型部材に嵌るように互いに外方に向けて接合された一対の第2のL型部材を設け、一対の第1のL型部材および一対の第2のL型部材とで囲まれた空間にコンクリートを打設して、鋼管矢板31同士が連結される。
鋼管矢板筒29で囲まれた内部の地盤は掘削されて、所定の深さに底版33が施工される。底版33は、海底トンネル3部と、陸上トンネル部5との接続部9が施工される部位である。すなわち、底版33は、海底トンネル3部と、陸上トンネル部5とが接続される部位よりも深い位置に形成される。
次に、図4(a)に示すように、鋼管矢板筒29よりも陸側である陸上トンネル施工範囲5aの所定の範囲に製作ヤード39を施工する。製作ヤード39は、陸上トンネル施工範囲5aの一部の地盤を開削することで形成される。製作ヤード39の深さは、水面よりも低ければ、陸上トンネルを施工する深さまで開削する必要はない。すなわち、製作ヤード39は、陸上トンネル施工範囲5aの全体を利用して形成してもよく、陸上トンネル施工範囲5aの一部のみを利用して陸上トンネル施工範囲5aよりも小さい範囲に形成してもよい。なお、前述した底版33の施工は、製作ヤード39の施工と同時に行ってもよい。
製作ヤード39は鋼管矢板筒29まで形成される。製作ヤード39の側面には、山留37が設けられる。すなわち、山留37は鋼管矢板筒29に接合される。また、鋼管矢板筒29の一部を切除して、後述する沈埋函体7の通路を形成する。すなわち、製作ヤード39と海とが連通する。なお、鋼管矢板筒29の海に面した面には、ゲート35が形成されるため、ゲート35よりも陸側の製作ヤード39へ海水が流入することが防止される。
なお、ゲート35は、鋼管矢板筒29の海に面した側面に形成したが、他の部位であってもよい。すなわち、ゲート35は、製作ヤード39における沈埋函体7の組み立て場所を確保できれば、鋼管矢板筒29の他方の側面(陸側の側面)に形成してもよく、または、地盤の開削部に形成してもよい。
次に、図5に示すように、ドライドッグとして機能する製作ヤード39において、沈埋函体7を組み立てる。図6は、図5のB−B線断面図であり、沈埋函体7の長手方向に垂直な断面図である。
沈埋函体7は、複数のセグメント27で構成される。セグメント27は、例えば、従来シールドトンネルに用いられるRCセグメントと同様の構造である。すなわち、略円弧状のセグメント27同士は、周方向に接続されて、例えば、略円形の形状となる。なお、本実施例では、二つの円形が連結した形状となるように、セグメント27を周方向に連結する。
セグメント27の周方向の連結部には、図示を省略したシール部材が設けられる。セグメント27を周方向に連結して閉断面形状とすると、セグメント27の幅に応じた環状部材(図では2連)が形成される。この環状部材を長手方向に複数連結することで、所定の長さの沈埋函体7が製造される。
なお、環状部材同士を長手方向に連結する際には、縦締め緊張材25によって沈埋函体7の長手方向に対してプレストレスが付与される。このようにすることで、環状部材同士の連結部の止水性を保つことができる。なお、環状部材同士の連結部には、図示を省略したシール部材が設けられる。
さらに、本発明では、必要に応じて、セグメント27の周方向の連結に対しても、横締め緊張材23を配置してプレストレスを付与することができる。このようにすることで、セグメント27の周方向の連結部の止水性を高めることができる。
沈埋函体7の内部には、例えばバラスト21が設けられる。また、沈埋函体7の両端は塞がれる。
沈埋函体7の組み立てが完了すると、図7に示すように、ゲート35を開き、製作ヤード39内に、海水を導入する。なお、ゲート35の素材は、例えば鉄やコンクリート(プレキャスト)などであり、ゲート35は、大型重機などで引き上げる方法や、仮設水門のような方法で開閉される。
海面に浮上した沈埋函体7は、曳航船によって海側に曳航される(図中矢印C)。すなわち、沈埋函体7は、製作ヤード39から沈設場所の海上まで曳航されて移動する。
なお、ゲート35を上方に上げた際、ゲート35の下端を沈埋函体7の天端よりも上方に上げる必要がある。このため、ゲート35の上昇範囲を小さくするためには、沈埋函体7の吃水は極力大きくして天端の位置を低くすればよい。一方、沈埋函体7の吃水を大きくする場合、沈埋函体7の中のバラストの装着に負担がかかるため、これらのバランスから吃水および天端位置を設定することが望ましい。
なお、ゲート35は、図示したように、上下に移動させる形態ではなく、両開きなどの形態でも良い。
海上に曳航された沈埋函体7は、図8に示すように、沈設場所まで曳航される(図中矢印C)。この際、前述した様に、沈埋函体7の沈設場所の海底11は、予め所定の深さまで掘削されて、前述した様に砕石13が敷設される。なお、海底11を掘削して砕石13が敷設された底を、海底11aとする。すなわち、沈埋函体7は海底11aに沈設される。
沈埋函体7を沈設場所まで曳航した後、図9に示すように、バラスト21に水を導入し、沈埋函体7を沈設する(図中矢印D)。以上により、所望の場所の海底11aに沈埋函体7を沈設することができる。なお、海底トンネル部端部に設置される沈埋函体7は、その後、接続部9に接続される。なお、この時点で、例えば沈埋函体7の通路部分(上部)を除いて、底版33上に例えばケーソン等によって接続部9の一部を構築してもよい。なお、接続部9に接続される陸上トンネル部5の施工方法は後述する。
以上の沈埋函体7の製造、曳航および沈設を繰り返す。複数の沈埋函体7を沈設した後、隣り合う沈埋函体7同士を接続する。なお、沈埋函体7同士の接続には、通常のセグメント同士を連結できれば、いずれの構造であってもよい。また、全ての沈埋函体7が鋼管矢板筒29の部位を通過した後、接続部9を地上まで完成させる。
ここで、従来の箱型の沈埋函体の接続構造には、周囲の変形を吸収するための可撓性機構が設けられる。一方、本発明の沈埋函体7同士の接続部には、可撓性機構は不要である。これは、本発明の沈埋函体7が、多数の環状部材で構成されるため、環状部材同士の接続部において、わずかに変位を許容することができるためである。例えば、本発明の沈埋函体7は、80〜100の環状部材が長手方向に連結されて構成される。従来の接続構造における可撓性機構が100mm程度の変形を許容するとすれば、本発明では、環状部材同士の接続部でそれぞれ1mm程度に分散して変形を許容できればよいこととなる。このため、沈埋函体同士の接続部には、可撓性機構が不要となる。
この結果、本発明の沈埋函体7を用いた沈埋トンネルは、長手方向において、略一定の剛性となるため、従来のように、接続部で大きな剛性変化部が形成されることがなく、応力集中も生じにくい。
なお、沈埋函体7同士を接続するには、沈埋函体7同士の間にシール部材を挟み込んで水圧接合で行われる。水圧接合は、まず、シール部材が端面に取り付けた沈埋函体7を、他方の沈埋函体7に取り付けられ、図示を省略した引寄せジャッキで引き寄せる。この際、引寄せジャッキの力で、シール部材を圧縮し、止水効果を得る。次に、沈埋函体7の端面とシール部材で囲まれた部分の水を排水すると、沈埋函体7の反対側端面の外部水圧と差圧を生じ、シール部材は更に圧縮量を増し、安全性の高い止水効果が得られる。
沈埋函体7の内面および接続部の内面には、二次覆工15が打設される。以上により、沈埋函体7同士の接続が完了する。海底トンネル部3の全長にわたって沈埋函体7を沈設して接合が完了して、沈埋函体7を埋め戻すことで、海底トンネル部3が完成する。
このように、トンネル1に用いられる沈埋函体7を、従来のシールドトンネルに用いられるセグメントを連結して構成するため、断面にアーチ形状を容易に形成することができる。したがって、従来のように、ドライドッグにおいて場所打ちで形成される箱型の沈埋函体と比較して、耐外圧特性が向上する。このため、肉厚を薄くすることができる。
なお、本発明は、沈埋トンネルに対して、シールドトンネルに用いられるセグメントを利用し、セグメントを連結して構築した沈埋函体7を用いたものである。同様のトンネルを、シールド工法で構築しようとすれば、トンネルが複数のセグメントで構築される点では同様となるが、シールド工法は所定の厚さの土被りが必要であることから、より深くにトンネルを構築する必要がある。本発明では、セグメントで構成した沈埋函体7を沈設するため、このような制約がなく、比較的浅い地中にトンネルを構築することができる。
また、セグメント同士は例えば長手方向に対してプレストレスが付与されるため、高い止水性を確保することができる。さらに、周方向にもプレストレスを付与すれば、さらに高い止水性を確保することができる。
また、セグメントを組み立てることで沈埋函体7を製造することができるため、作業が容易であり、また、作業者の熟練度等によって、品質に対する影響を受けにくい。
また、沈埋函体7の組み立てを行う製作ヤード39として、陸上トンネル施工範囲5aが利用される。このため、沈設場所に近い場所で沈埋函体7を組み立てることができる。また、開削によって形成される製作ヤード39は、その後の陸上トンネル部5の施工にそのまま利用することができる。したがって、無駄がなく、効率よくトンネル1を施工することができる。
次に、陸上トンネル部5の施工方法について説明する。陸上トンネル部5は、従来の開削工法で施工することもできるが、以下のようにして施工することもできる。
まず、図11に示すように、陸上トンネル部5の施工領域のほぼ全域を開削して、例えば最端部(海底トンネル部3から遠い側であって、地表に近い側)に製作ヤード39aを構築する。製作ヤード39aは、海面よりも低い位置に形成される。また、製作ヤード39aの海側の端部には、ゲート35aが設けられる。ゲート35aによって、製作ヤード39aへ海水が流入することが防止される。すなわち、ゲート35aの外側(海側)の陸上トンネル施工範囲5aには、海水が導入される。
ゲート35aによってドライドッグとして機能する製作ヤード39aでは、沈埋函体7が組み立てられる。
沈埋函体7の組み立てが完了すると、図12に示すように、ゲート35aを開き、製作ヤード39a内に、海水を導入する。水面に浮上した沈埋函体7は、曳航船によって海側に曳航される(図中矢印E)。すなわち、沈埋函体7は、製作ヤード39から沈設場所まで曳航される。
図13に示すように、沈埋函体7が、陸上トンネル施工範囲5aにおける沈設場所まで水上を移動した後、バラスト21に水を導入し、沈埋函体7を沈設する(図中矢印F)。以上により、所望の場所に沈埋函体7を沈設することができる。なお、陸上トンネル部5の端部に設置される沈埋函体7は、接続部9に接続される。
以上の沈埋函体7の製造、曳航および沈設を繰り返す。複数の沈埋函体7を沈設した後、隣り合う沈埋函体7同士を接続する。なお、沈埋函体7同士の接続には、海底トンネル部3の施工と同様である。
全ての沈埋函体7の沈設が完了した後、内面および接続部の内面に、二次覆工15が打設される。以上により、沈埋函体7同士の接続が完了する。陸上トンネル部5の全長にわたって沈埋函体7を沈設して接合が完了して、沈埋函体7を埋め戻すことで、陸上トンネル部5が完成する。
以上のように、本発明では、陸上トンネル部5についても、沈埋函体7の沈設によって施工することができる。すなわち、シールド工法が利用できないような比較的浅い陸上トンネル部5に対しても、セグメントを利用した陸上トンネル部5を容易に施工することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、沈埋函体7は、長手方向にまっすぐに形成される例を示したが、本発明はこれに限られず、テーパセグメントなどを用いれば、所望の角度および方向に曲がったトンネルを構築することもできる。その場合には、縦締め緊張材25をいくつかの区間ごとに分けて配置してもよい。
また、接続部9は、必ずしも必要ではない。この場合、接続部9を本設躯体ではなく仮説躯体として構築して、海底トンネル部3と陸上トンネル部5とを接続後、撤去又は埋め戻せばよい。
1………トンネル
3………海底トンネル部
3a………海底トンネル施工範囲
5………陸上トンネル部
5a………陸上トンネル施工範囲
7………沈埋函体
9………接続部
11、11a………海底
13………砕石
15………二次覆工
17………車道
19………避難通路
21………バラスト
23………横締め緊張材
25………縦締め緊張材
27………セグメント
29………鋼管矢板筒
31………鋼管矢板
33………底版
35、35a………ゲート
37………山留
39、39a………製作ヤード

Claims (4)

  1. 海底トンネルの施工方法であって、
    平面において、陸上トンネル施工範囲と海底トンネル施工範囲の間にある所定箇所にゲートを設け、前記ゲートの陸側において、陸上トンネル施工範囲の所定の範囲を開削する工程と、
    前記ゲートの陸側において、複数のセグメントを周方向および長手方向に連結して沈埋函体を構築する工程と、
    前記ゲートを開けて、前記沈埋函体を浮かせた状態で海上を移動し、前記沈埋函体の設置場所で前記沈埋函体を沈設する工程と、
    隣り合う沈埋函体同士を接続することで、前記ゲートの海側に海底トンネルを構築する工程と、
    を具備し、
    海底トンネルの陸側の端部は、前記所定箇所で構築された、陸上トンネルと海底トンネルとの接続部に接続されることを特徴とする海底トンネルの施工方法。
  2. 複数のセグメントを周方向および長手方向に連結して函体を構築する際に、長手方向に緊張材を配置してプレストレスを付与する工程を具備することを特徴とする請求項1記載の海底トンネルの施工方法。
  3. 前記所定箇所において、
    複数の鋼管矢板を互いに継手によって接合し、前記鋼管矢板で囲まれた範囲に底版を構築する工程と、
    前記沈埋函体を通過させる際に、前記鋼管矢板の上端の一部を切除して、前記沈埋函体の通路を形成する工程と、
    前記沈埋函体がすべて通過した後、前記底版上に、海底トンネルと陸上トンネルとの接続部を構築する工程と、
    を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の海底トンネルの施工方法。
  4. 海底トンネルと接続される陸上トンネルの施工方法であって、
    平面において、陸上トンネル施工範囲と海底トンネル施工範囲の間にある所定箇所に第1のゲートを設け、陸上トンネル施工範囲まで、海底トンネルを施工する工程と、
    陸上トンネル施工範囲の少なくとも一部に第2のゲートを設け、前記第2のゲートの陸側において、陸上トンネル施工範囲を開削する工程と、
    前記第2のゲートの陸側において、複数のセグメントを長手方向に連結して沈埋函体を構築する工程と、
    前記陸上トンネル施工範囲に海水を流入させる工程と、
    前記第2のゲートを開けて、前記沈埋函体を浮かせた状態で水上を移動し、前記沈埋函体の設置場所で前記沈埋函体を沈設する工程と、
    記陸上トンネル施工範囲の前記沈埋函体の海側の端部を、前記所定箇所に構築された、陸上トンネルと海底トンネルとの接続部に接続する工程と、
    を具備することを特徴とする陸上トンネルの施工方法。
JP2015024924A 2015-02-12 2015-02-12 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法 Active JP6449041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024924A JP6449041B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015024924A JP6449041B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016148176A JP2016148176A (ja) 2016-08-18
JP6449041B2 true JP6449041B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=56687766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015024924A Active JP6449041B2 (ja) 2015-02-12 2015-02-12 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6449041B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111424719A (zh) * 2020-04-01 2020-07-17 中交第三航务工程局有限公司 一种用于悬浮隧道接力延伸的人工岛管节外供系统

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106677242A (zh) * 2017-01-18 2017-05-17 王燏斌 一种用于水下隧道的工程船及其施工法
CN107676104A (zh) * 2017-11-03 2018-02-09 中交公路规划设计院有限公司 一体化沉管管节及其安装方法、沉管管节的安装合龙方法
CN109868839B (zh) * 2019-03-26 2024-04-19 林城 一种沉管隧道及其施工方法
CN110616742B (zh) * 2019-09-18 2023-10-03 中交第二航务工程勘察设计院有限公司 一种大型预制构件预应力施工减阻水槽及使用方法
CN111877401B (zh) * 2020-07-28 2022-03-08 杜同 一种水中交通隧道
CN112796790A (zh) * 2020-12-29 2021-05-14 中交第四航务工程局有限公司 一种沉管隧道混凝土浇筑系统及方法
CN115434367B (zh) * 2022-09-16 2023-05-26 燕山大学 海底隧道模块化铺设装置
CN117306598B (zh) * 2023-11-30 2024-02-13 中交第一航务工程局有限公司 一种干坞内沉管起浮的方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553519B2 (ja) * 1974-04-05 1980-01-25
FR2424364A1 (fr) * 1978-03-09 1979-11-23 Sfp Structures Procede et dispositif de lancement d'un tunnel immerge
JPS6187099A (ja) * 1984-10-03 1986-05-02 大成建設株式会社 偏平トンネルの施工方法
JPH0658090A (ja) * 1992-08-06 1994-03-01 Shimizu Corp 水中構造物の施工方法及び移送装置
JP2668184B2 (ja) * 1992-12-25 1997-10-27 五洋建設株式会社 沈埋函の製作進水方法
JP3254546B2 (ja) * 1995-05-29 2002-02-12 不動建設株式会社 水路横断トンネルの構築方法
JP3135833B2 (ja) * 1995-11-24 2001-02-19 株式会社奥村組 水中構造物の構築方法
JPH09296465A (ja) * 1996-04-30 1997-11-18 Fudo Constr Co Ltd 沈埋函製作・移動用設備
JPH11140893A (ja) * 1997-11-12 1999-05-25 Kumagai Gumi Co Ltd 沈埋函の製作進水方法
JP3356102B2 (ja) * 1999-03-08 2002-12-09 鹿島建設株式会社 柔構造式沈埋かんの製作・進水法
JP3854964B2 (ja) * 2003-12-24 2006-12-06 旭コンクリート工業株式会社 ボックスカルバート
FR2870269B1 (fr) * 2004-05-12 2006-08-11 Bouygues Travaux Publics Sa Procede et dispositif pour realiser un tunnel immerge, sur un sol, sous une nappe d'eau
JP2007315024A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Geostr Corp 分割式ボックスカルバート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111424719A (zh) * 2020-04-01 2020-07-17 中交第三航务工程局有限公司 一种用于悬浮隧道接力延伸的人工岛管节外供系统
CN111424719B (zh) * 2020-04-01 2021-07-13 中交第三航务工程局有限公司 一种用于悬浮隧道接力延伸的人工岛管节外供系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016148176A (ja) 2016-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6449041B2 (ja) 海底トンネルの施工方法および陸上トンネルの施工方法
JP6449040B2 (ja) 沈埋函体同士の接続構造、海底トンネルの施工方法
RU2769309C1 (ru) Способ строительства подводной блочной бетонной конструкции
WO2017081990A1 (ja) プレキャスト構造体、地下構造物の施工方法
JP5584542B2 (ja) 地盤変形防止方法およびそれを用いた地中構造物構築方法
CN109578014B (zh) 一种抗突涌封底结构及施工方法
JP5691991B2 (ja) トンネル鋼板内張改修工事の特殊インバート工法及びそのための特殊インバート材
JP6572103B2 (ja) プレキャスト構造体、地下構造物、洋上浮体構造物およびセグメント
CN112523265A (zh) 一种开挖基坑上跨既有隧道的保护结构及其施工方法
CN106812131B (zh) 一种永久板桩地下结构及其施工方法
JP2015117545A (ja) 地下トンネルの構築方法
JP6444839B2 (ja) 地下構造物の施工方法
CN109577356A (zh) 地下管廊箱体及其沉箱方法
JP5846150B2 (ja) 河川の護岸構造の構築方法
KR101531766B1 (ko) 연약 지반에 터널을 설치하기 위한 선지보 터널 공법
CN215804714U (zh) 一种富水段隧底排水降压系统
KR20200026467A (ko) 강재지수판을 이용한 지중벽체용 pc벽체
KR102181917B1 (ko) 가시설 물막이 구조 및 이를 이용한 가시설 시공방법
KR101204058B1 (ko) 지중 차수벽 형성용 강관
JP2011219999A (ja) トンネル構造
JP2013249689A (ja) セル本体の遮水構造
CN213926110U (zh) 一种截水防渗的河道改造工程地下连续墙
JP4349570B2 (ja) 分割函体及び地下立体交差の構築方法
JP6013889B2 (ja) 護岸遮水壁の上部コンクリート遮水構造
CN215669092U (zh) 盾构下穿软弱地层河道桥梁的安全结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180717

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6449041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250