JP6443728B2 - エンジンの排熱回収システム - Google Patents
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Description
排気ガスの少なくとも一部であるEGRガスを排気通路から吸気通路へ再循環させるよう構成されたEGR通路と、
前記EGR通路に設けられると共に、シリンダブロックに内蔵または直付けされることによりシリンダライナの下部に設けられる熱交換のための水冷EGRクーラと、
前記排気通路から前記EGR通路へ分岐する分岐点より下流に設けられ、開度が調整可能に構成された排気シャッターと、
暖機時には、前記排気シャッターの前記開度を閉側に制御することにより前記水冷EGRクーラへの前記EGRガスの流量を調整し、暖機後には、前記排気シャッターの前記開度を開側に制御するよう構成された制御装置と、を備える。
エンジンのウォータジャケットから前記水冷EGRクーラに冷却媒体を導くよう構成されている冷却媒体通路と、
前記冷却媒体通路から前記水冷EGRクーラへの前記冷却媒体の流量を制御するよう構成されている流量制御弁と、を備え、
前記制御装置は、前記シリンダライナの温度に基づいて前記流量制御弁の開度を調整するよう構成されている。
上記(2)の構成によれば、シリンダライナの温度に基づいて、冷却媒体通路を介して導入されるウォータジャケットの冷却媒体の流量が制御される。これによって、水冷EGRクーラ(EGRガス)によるシリンダライナの過昇温を回避しながら、エンジンの暖機を迅速に行うことができる。
前記ウォータジャケットと前記水冷EGRクーラは接しないよう構成されている。
上記(3)の構成によれば、水冷EGRクーラとウォータジャケットが直接接触しないことで、水冷EGRクーラによるウォータジャケット内の冷却媒体の昇温が防止される。これによって、水冷EGRクーラによって昇温された冷却媒体がシリンダヘッド側に流れることによる燃焼室の昇温が防止され、ノッキングの発生を抑制することができる。
により、シリンダライナの過昇温を効果的に防止できる。
前記制御装置は、暖機後は、前記EGRガスの冷却のために前記流量制御弁の開度を調整するよう構成されている。
上記(4)の構成によれば、EGRガスの冷却のために流量制御弁が制御されることで、暖機時には排熱回収を行うと共に、暖機後は、排気ガス中の窒素酸化物の低減などの本来的なEGRの動作において水冷EGRクーラをEGRガスの冷却に用いることができる。
前記制御装置は、前記シリンダライナの温度に基づいて、前記排気シャッターの開度を調整するよう構成されている。
上記(5)の構成によれば、例えば、排気シャッターの開度を開側に調整することでEGR通路を流れるEGRガスの流量が減少するので、シリンダライナの過昇温の防止を効果的に行うことができる。
暖機時において、前記水冷EGRクーラへ導入された前記EGRガスは前記EGR通路により前記吸気通路へ導入されると共に、スロットルバルブの開度を大きくするよう構成されている。
上記(6)の構成によれば、不活性ガスであるEGRガスが吸気通路に導入されているため、スロットルバルブの開度を通常よりも大きくしても、エンジンに吸入される空気(酸素を含む活性ガス)の増加は低減される。これによって、スロットルバルブを絞ることにより生じるポンピングロスを低減することができる。
前記シリンダライナは、シリンダヘッドよりも熱伝導率が大きい材料によって形成されている。
上記(7)の構成によれば、水冷EGRクーラより回収される排熱がシリンダヘッドに伝わることをさらに抑制することができる。
前記EGR通路は、触媒よりも下流の前記排気通路から前記吸気通路へ再循環させるよう構成されている。
上記(8)の構成によれば、触媒の暖機を優先しながら、エンジンの暖機を促進することができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
また、図2に示される実施形態では、シリンダブロック23に含まれる全てのシリンダライナ22に対して1つのEGRクーラ52が接しているが、他の幾つかの実施形態では、1または複数のEGRクーラ52のうちのどれもが接していないシリンダライナ22があっても良い。
すなわち、エンジン2の内部(シリンダブロック23およびシリンダヘッド24の内部)にはウォータジャケット25が形成されているが、シリンダブロック23に内蔵(一部内蔵を含む)または直付けされたEGRクーラ52とウォータジャケット25との間には冷却媒体通路26が設けられている。この冷却媒体通路26は、ウォータジャケット25の冷却媒体をEGRクーラ52に導くためのものである。
シリンダライナ22の温度は様々な方法により取得することができる。例えば、図1、4に示されるように、シリンダライナ22やシリンダブロック23などに取り付けられたセンサ28によりシリンダライナ22の温度を直接取得し、あるいは、推定しても良いし、エンジン冷却水の温度やエンジンオイルの温度に基づいて判定しても良い。また、暖機運転時開始からの経過時間など時間によって判定しても良い。図1、4の例示では、シリンダライナ22の温度を判断するためのセンサ28は、シリンダライナ22の下部に配置されているが、これには限定されない。図1の例示のように、センサ28は、ウォータジャケット25やEGRクーラ52などの熱交換器による熱の持ち去りや直接の受熱が無い位置に配置することが望ましい。
なお、EGRクーラ52を通常のクーラとして使用するための冷却媒体の通路が冷却媒体通路26とは別に設置されていても良く、この場合には、流量制御弁27は閉じていても良いし、EGRクーラ52に要求される冷却度合いに応じて開側あるいは閉じ側へ開度が制御されても良い。
すなわち、シリンダライナ22の昇温抑制が判定されると、排気シャッター44の開度を開側に制御することで、EGR通路5を流れるEGRガス53の流量自体を減少させるよう制御される。EGRガス53の流量を減少させることで、EGRガス53からEGRクーラ52に与えられる熱が減少するので、過昇温の防止を行うことができる。
すなわち、シリンダライナ22の昇温抑制が判定されると、流量制御弁27の開度が開側に制御されることで、冷却媒体通路26を介してEGRクーラ52に冷却媒体が導入される。それと共に、排気シャッター44の開度も開側に制御されることで、EGR通路5を流れるEGRガス53の流量自体を減少する制御される。このようにウォータジャケット25の冷却媒体とEGRガス53の流量の減少により、過昇温の防止をより効果的に行うことができる。
すなわち、排気通路4には、エンジン2に最も近い側(上流側)から、触媒46、排気通路4の分岐部43、排気シャッター44の順に下流に向けて設置されている。
この構成によれば、排気ガスによって触媒46とエンジン2の暖機が同時に行うことができると共に、触媒46の暖機を優先的に行うことができる。
2 エンジン
21 シリンダ(気筒)
22 シリンダライナ
23 シリンダブロック
24 シリンダヘッド
25 ウォータジャケット
26 冷却媒体通路
27 流量制御弁
28 センサ
3 吸気通路
33 連結部
34 スロットルバルブ
4 排気通路
43 分岐部
44 排気シャッター
46 触媒
5 EGR通路
52 EGRクーラ
53 EGRガス
54 EGR弁
6 制御装置
Claims (7)
- エンジンの排気ガスの少なくとも一部であるEGRガスを排気通路から吸気通路へ再循環させるよう構成されたEGR通路と、
前記EGR通路に設けられると共に、シリンダブロックに内蔵または直付けされることによりシリンダライナの下部に設けられる熱交換のための水冷EGRクーラと、
前記排気通路から前記EGR通路へ分岐する分岐点より下流に設けられ、開度が調整可能に構成された排気シャッターと、
暖機時には、前記排気シャッターの前記開度を閉側に制御することにより前記水冷EGRクーラへの前記EGRガスの流量を調整し、暖機後には、前記排気シャッターの前記開度を開側に制御するよう構成された制御装置と、
一端が前記エンジンの内部に形成されたウォータジャケットに接続され、他端が前記水冷EGRクーラに接続される冷却媒体通路と、
前記冷却媒体通路に設けられ、前記ウォータジャケットから前記水冷EGRクーラへの前記冷却媒体の流量を制御する流量制御弁と、を備え、前記制御装置は、前記シリンダライナの温度に基づいて前記流量制御弁の開度を調整することを特徴とするエンジンの排熱回収システム。 - 前記ウォータジャケットと前記水冷EGRクーラは接しないよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排熱回収システム。
- 前記制御装置は、暖機後は、前記EGRガスの冷却のために前記流量制御弁の開度を調整するよう構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排熱回収システム。
- 前記制御装置は、前記シリンダライナの温度に基づいて、前記排気シャッターの開度を調整するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの排熱回収システム。
- 暖機時において、前記水冷EGRクーラへ導入された前記EGRガスは前記EGR通路により前記吸気通路へ導入されると共に、前記制御装置は、スロットルバルブの開度を大きく制御するよう構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエンジンの排熱回収システム。
- 前記シリンダライナは、シリンダヘッドよりも熱伝導率が大きい材料によって形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のエンジンの排熱回収システム。
- 前記EGR通路は、触媒よりも下流の前記排気通路から前記吸気通路へ再循環させるよう構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のエンジンの排熱回収システム。
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