JP6443257B2 - 音声学習システム、音声学習方法 - Google Patents
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Description
こうした音声の学習コンテンツは、予め定められた1回分の学習時間(例えば1時間)のプログラムで提供されることが一般的である。また、学習する利用者が自らの学習時間を任意に設定可能とする技術が提案されている(特許文献1)。
また、運転負荷が高い状況では、運転者の注意が運転に向けられることで、学習に対する意識(すなわち理解力)が低下する傾向にある。そこで、未実行の新たな学習要素ではなく、既に実行済みの学習要素を主体に学習プログラムを構成して学習の難易度を下げることで、運転者は運転に注意を向けながら復習的に学習を継続することが可能となる。
A.装置構成 :
図1には、本実施例の音声学習システム10の構成が示されている。本実施例の音声学習システム10は、車両に搭載されており、車両内の利用者(例えば運転者)に対して学習コンテンツを音声で提供する。図示されるように音声学習システム10は、移動予定取得部11と、乗車時間推定部12と、移動履歴記憶部13と、学習要素記憶部14と、学習プログラム生成部15と、通知部16と、実行部17と、学習履歴記憶部18と、負荷情報取得部19と、運転負荷推定部20などを備えている。
尚、これら10個の「部」11〜20は、音声学習システム10を機能に着目して概念的に分類したものであり、それぞれが必ずしも物理的に独立して存在している必要はない。これらは、各種の機器や、電子部品、集積回路、コンピューター、コンピュータープログラム、あるいはそれらの組合せなどによって構成することができる。
乗車時間推定部12は、移動予定取得部11によって取得された移動予定に基づいて、出発地から目的地までの移動に要する時間を乗車時間(すなわち車両内に拘束される時間)として推定する。
乗車時間推定部12は、移動履歴記憶部13に履歴として記憶されている運転者の習慣的な行動に基づいて、特定の場所に移動した車両内で運転者が待機している時間を乗車時間として推定する。
学習プログラム生成部15は、乗車時間推定部12で推定された乗車時間よりも短い学習時間を設定し、その学習時間に合わせて終了する1回分の学習プログラムを学習要素記憶部14の複数の学習要素の中から組み合わせて生成する。
通知部16は、乗車時間推定部12で推定された乗車時間と、学習プログラム生成部15で生成された学習プログラムの学習時間とを車両内の利用者に対して通知する。
学習履歴記憶部18は、実行部17によって実行された学習プログラム(すなわち実行済みの学習要素)を記憶する。
運転負荷推定部20は、取得された負荷情報に基づいて運転者の運転負荷を推定する。
例えば、負荷情報として、移動履歴記憶部13の移動履歴を取得し、今回の移動が通勤などで運転者の慣れた移動であれば、運転負荷が低いと推定するのに対して、履歴にない運転者の不慣れな移動であれば、運転負荷が高いと推定する。また、負荷情報として、出発地から目的地までの移動ルートの地図情報を取得し、交通量の多い区間やカーブが続く区間などの運転に注意を要する区間であれば、運転負荷が高いと推定する。
そして、学習する利用者が運転者である場合、学習プログラム生成部15は、運転負荷推定部20で推定された運転負荷に応じて難易度の異なる学習プログラムを生成する。
例えば、移動中の負荷情報として、車両の周囲を監視するカメラやセンサーから障害物の接近などの警報を伴う情報を取得したことに基づいて、運転負荷が高いと推定する。また、アクセルやブレーキやハンドルなどの操作部から急制動あるいは急ハンドルを示す情報を取得したことに基づいて、運転負荷が高いと推定する。さらに、運転者を監視するカメラから取得した運転者の視線の移動量に基づいて、視線の移動量が減少すると運転者に余裕がないものとして運転負荷が高いと推定してもよい。
そして、学習する利用者が運転者である場合、実行部17は、車両の移動中に運転者の運転負荷が高いと推定されると、学習プログラムの実行を中断するようになっている。
図2には、本実施例の音声学習システム10で実行される音声学習制御処理のフローチャートが示されている。
この音声学習制御処理(S100)は、利用者が音声学習システム10を起動すると開始される。尚、車両のエンジン始動と同期して開始されるようにしてもよい。音声学習制御処理(S100)を開始すると、まず、車両の移動予定として出発地や目的地を取得したか否かを判断する(S101)。ナビゲーションシステムに目的地が設定されたのに伴い、目的地および出発地(例えば現在地)を取得した場合は(S101:yes)、出発地から目的地までの移動の所要時間を乗車時間として推定する(S102)。
こうした処理を繰り返すうちに、移動の所要時間あるいは特定の場所での待機時間を乗車時間として推定すると、その推定した乗車時間よりも短い学習時間を設定する(S105)。本実施例では、推定した乗車時間よりも所定の余裕時間(例えば10分)だけ短い学習時間を設定するようになっており、例えば、乗車時間を50分と推定した場合、余裕時間の10分を差し引いて、学習時間を40分に設定する。尚、余裕時間を設ける理由については後述する。
尚、負荷情報として取得した移動ルートの地図情報に基づいて運転負荷を推定する場合には、運転負荷が高いと推定される区間で再生される部分を、主に実行済みの学習要素で構成するようにしてもよい。また、学習の難易度を下げる態様としては、実行済みの学習要素を主体とすることに限られず、再生のリピート回数を増やすこととしてもよい。
運転負荷が低い状況では、運転者に余裕があり、学習に意識を向けることで理解力が高まる傾向にある。そこで、未実行の学習要素を主体に学習プログラムを構成することで、積極的に新たな内容を取り入れて学習を進行させることができる。
尚、移動ルートの地図情報に基づき、運転負荷が低いと推定される区間で再生される部分を、主に未実行の学習要素で構成するようにしてもよい。
復習プログラムは、S124またはS125で生成した学習プログラムに含まれる学習要素の中から組み合わせて、余裕時間内で終了するように生成する。
このような復習プログラムを用意することで、学習プログラムに従って一通り終了した学習をおさらいしたい利用者の意欲に応えることができ、学習の達成感をより高めることが可能となる。
音声学習制御処理では、学習プログラム生成処理(S106)から復帰すると、S102またはS104で推定した乗車時間と、S105で設定した学習時間とを車両内の利用者に対して通知する(S107)。
この通知は、音声によって行ってもよいし、図示しない表示部に表示することで行ってもよい。
このように学習時間を乗車時間と対比することで、乗車時間内に学習が終了することを強調することができる。これにより、学習に必要な時間を確保できないことを理由に利用者が学習をためらうことがなく、学習の開始を促すことができる。
一方、開始要求操作が検出された場合は(S108:yes)、学習プログラムを実行する処理(以下、学習プログラム実行処理)を開始する(S109)。
尚、本実施例では、利用者の開始要求操作を受けて学習プログラム実行処理を開始することとしているが、車両が移動を開始すると、自動的に学習プログラム実行処理を開始するようにしてもよい。こうすれば、学習の開始に際して利用者の意思決定は不要となり、移動中は車両内に拘束される利用者に対して学習を促すことが可能となる。
そして、上記の例で、障害物の接近などの警報が解除され、運転負荷が低いと推定した場合は(S137:yes)、中断された学習要素(ここでは単語やフレーズ)の先頭に戻って学習プログラムの実行を再開する(S138)。
学習要素の途中で中断された場合、そのまま途中から再開しても意味を理解し難いので、区切りのよい学習要素の先頭に戻って再開することによって、中断後の学習の理解を容易にすることができる。
尚、学習プログラムの実行を中断した場合には、学習プログラムに含まれる学習要素の数を減らしたり、再生のリピート回数を減らしたりすることで、中断時間に応じて学習プログラムの内容を修正することが可能である。
学習プログラムが未だ終了していない場合は(S139:no)、S132の処理に戻って、以降の上述した一連の処理を実行する。
そして、処理を繰り返すうちに、学習プログラムが全て終了した場合は(S139:yes)、図4の学習プログラム実行処理を終了して、図2の音声学習制御処理に復帰する。
続いて、復習プログラムが終了したか否かを判断し(S112)、復習プログラムが未だ終了していない場合は(S112:no)、そのまま待機する。そして、復習プログラムが全て終了した場合は(S112:yes)、図2の音声学習制御処理を終了する。
一方、所定時間が経過しても復習要求操作が検出されない場合は(S110:no)、今回は利用者に復習する意思がないものと判断し、S111〜S112の処理を省略して、図2の音声学習制御処理を終了する。
図5には、上述した本実施例の音声学習制御処理(S100)に従って車両内の運転者が語学学習する例が模式的に示されている。図中の横軸は時間の流れを示しており、右方向に進むものとする。
図示した例では、車両で移動する所要時間を乗車時間として、乗車時間よりも所定の余裕時間だけ短い学習時間が設定され、その学習時間に合わせて学習プログラムが生成される。また、今回の語学学習では、洋楽の歌詞のサビ部分を覚えることを学習目標として、学習プログラムがステップ1〜4の4段階で構成されている。そして、車両が移動を開始する際に学習プログラムが実行され、運転者はステップ1から順番に学習する。
車両の中は、電車の中や家の中に比べて周囲から隔離されたプライベート空間であり、車両内に運転者が一人であれば、他人に気兼ねすることなく大きな声を出せるので、発音の練習には最適な場所である。
また、運転者による単語の発音が録音されており、続けて再生されるようになっている。自身の発音を聞いてチェックすることで、発音の学習効果を高めることができる。
続いて、ステップ3では、ステップ2で学習した短いフレーズを繋ぎ合わせて徐々に長いフレーズにしていく。運転者は徐々に長くなるフレーズの発音の練習を繰り返し、録音された自身の発音を聞いてチェックする。
最後のステップ4では、運転者がサビ部分の全体を伴奏に合わせて歌いながら練習し、録音された自身の発音を聞いてチェックする。
この復習プログラムでは、学習プログラムのステップ4と同様に、伴奏に合わせてサビ部分を歌って練習するようになっており、運転者は今回の学習をおさらいして習得の度合を高めることができる。
近年、車両の移動中に所定条件を満たすと、車両の自動運転を可能とする自動運転機能を備えた車両が開発されている。
自動運転を実現する技術としては、例えば、レーダーなどで車両の前方を監視して、先行車両が存在しなければ設定の速度に調整し、先行車両が存在すれば先行車両に対して設定の車間距離を維持する技術(いわゆるアダプティブ・クルーズ・コントロール:ACC)や、カメラで撮影した前方画像などに基づいて車線を認識し、車線に沿って走行するようにステアリングを制御する技術(いわゆるレーンキープアシスト)などが知られている。これらによれば、アクセルやブレーキやハンドルの操作が自動で行われることで、運転者の負担を大幅に軽減することができる。
以下では、自動運転機能を備えた車両に搭載される変形例の音声学習システム10について、上述の実施例とは異なる点を中心に説明する。尚、変形例の説明では、上述の実施例と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
図6には、第1変形例の音声学習システム10の構成が示されている。第1変形例の音声学習システム10は、前述した実施例の音声学習システム10の負荷情報取得部19や運転負荷推定部20に代えて、自動運転可能区間推定部23を備えている。
自動運転可能区間推定部23は、移動予定取得部11によって取得された移動予定に基づき、出発地から目的地までの間で所定条件を満たして自動運転を実行することが可能な区間(以下、自動運転可能区間)を推定する。
高速道路は、交差点をなくしたり、カーブを緩やかに設計したりすることで高速走行を可能にしており、一般道路に比べて速度の変動や急ハンドルが少ないことから、自動運転に適している。
また、移動予定の天候や時間帯によって自動運転に適さない状況(例えば、雨天や暗い夜間など)であれば、たとえ高速道路を走行する区間であっても、自動運転可能区間ではないと推定する。
さらに、自動運転機能の故障が検知されている場合は、自動運転可能区間がないと推定する。
ただし、雨や雪が降ったり、霧が発生したり、日没によって暗くなると、先行車両を検知する精度や車線を認識する精度が低下する傾向にある。また、雨などで路面が濡れて滑りやすい状況では先行車両に対して設定の車間距離を維持したり、車線を維持したりすることが困難なことがある。そこで、移動予定の天候や時間帯から自動運転に適さないと判断される区間は、自動運転可能区間から除外する。
このように自動運転を可能とする所定条件として、特定の道路種別のような固定要件だけでなく、天候や時間帯といった変動要件を加味することで、安全性の高い自動運転を実現できる。
自動運転可能区間では、アクセルやブレーキやハンドルの操作が自動で行われることで、運転者の負担が大幅に軽減されるので、運転者は学習に意識を向けることが可能となる。そこで、手動運転区間と自動運転可能区間とで学習要素の主体を変え、手動運転区間に比べて自動運転可能区間での学習の難易度を高くする。
また、復習プログラムを生成したら、図7の学習プログラム生成処理を終了して、図2の音声学習制御処理に復帰する。
尚、第1変形例の音声学習制御処理では、運転者の運転負荷を推定しておらず、その後の学習プログラム実行処理(S109)で学習プログラムを始動すると、移動中か否かに拘わらず学習プログラムが終了するまで待機し、学習プログラムが全て終了したら、学習プログラム実行処理(S109)を終了する。
図示した例では、車両で移動する所要時間を乗車時間として、乗車時間よりも所定の余裕時間だけ短い学習時間が設定される。そして、その学習時間に合わせて生成された学習プログラムが車両の移動開始を契機に実行され、学習プログラムの終了後には、運転者の復習要求に応じて、余裕時間内で終了するように生成された復習プログラムが実行される。
上述した第1変形例では、手動運転区間と自動運転可能区間とで音声学習の難易度を異ならせていた。しかし、自動運転可能区間で集中的に音声学習を実行してもよい。
自動運転可能区間推定部23は、移動予定取得部11によって取得された移動予定に基づき、出発地から目的地までの間で所定条件を満たす自動運転可能区間を推定する。尚、自動運転を可能とする所定条件は、第1変形例と同様である。
そして、第2変形例の乗車時間推定部12は、自動運転可能区間推定部23によって自動運転可能区間が推定されると、その自動運転可能区間を移動するのに要する時間を乗車時間として推定する。
また、学習プログラム生成部15は、乗車時間推定部12で推定された乗車時間よりも短い学習時間を設定し、その学習時間に合わせて学習プログラムを生成する。
そして、特定の場所で待機中である場合は(S202:yes)、移動履歴からの行動予測に基づく待機時間を乗車時間として推定する(S203)。
そして、移動予定を取得した場合は(S201:yes)、移動予定に基づいて自動運転可能区間を推定する(S204)。尚、自動運転可能区間を推定する処理は、前述した第1変形例(図7のS143参照)と同様である。
これに対して、出発地から目的地までの間に自動運転可能区間がある場合は(S205:yes)、自動運転可能区間を移動する所要時間(例えば、高速道路の走行時間)を乗車時間として推定する(S206)。
尚、第2変形例では、特定の場所で待機中に行う学習と、移動中の自動運転可能区間で行う学習とで、同様に学習プログラムを生成するようになっているが、難易度の異なる学習プログラムを生成するようにしてもよい。
そして、開始条件が成立していない場合は(S211:no)、そのまま待機し、開始条件が成立した場合は(S211:yes)、学習プログラムを始動する(S212)。
一方、復習要求操作が所定時間内に検出されない場合は(S214:no)、利用者に復習の意思がないものと判断し、S215〜S216の処理を省略して、音声学習制御処理を終了する。
図示した例では、移動予定の出発地から目的地までの間に、高速道路を走行する自動運転可能区間が存在する。そのため、自動運転可能区間を移動する所要時間を乗車時間として、この乗車時間よりも所定の余裕時間だけ短い学習時間が設定される。
そして、学習時間に合わせて生成された学習プログラムが、車両が移動して自動運転可能区間に入ったことを契機に実行される。また、学習プログラムの終了後には、運転者の復習要求に応じて、余裕時間内で終了するように生成された復習プログラムが実行される。
13…移動履歴記憶部、 14…学習要素記憶部、
15…学習プログラム生成部、 16…通知部、 17…実行部、
18…学習履歴記憶部、 19…負荷情報取得部、 20…運転負荷推定部、
21…操作スイッチ、 22…スピーカー、
23…自動運転可能区間推定部。
Claims (8)
- 車両に適用されて、該車両の運転者に対して学習コンテンツを音声によって供する音声学習システム(10)であって、
前記学習コンテンツを構成する複数の学習要素を記憶する学習要素記憶部(14)と、
前記運転者が前記車両に乗車している乗車時間を推定する乗車時間推定部(12)と、
前記運転者の運転負荷を推定するための負荷情報を取得する負荷情報取得部(19)と、
前記負荷情報に基づいて前記運転者の運転負荷を推定する運転負荷推定部(20)と、
前記乗車時間推定部で推定された前記乗車時間内で終了する1回分の学習プログラムを、前記複数の学習要素の中から組み合わせて生成する学習プログラム生成部(15)と、
前記学習プログラムを実行する実行部(17)と、
前記実行部によって前記学習プログラムが実行された学習履歴を記憶する学習履歴記憶部(18)と
を備え、
前記運転負荷推定部によって前記運転負荷が所定負荷よりも高いと推定されると、前記学習プログラム生成部は、前記学習履歴に基づいて、既に実行済みの前記学習要素を主体とする前記学習プログラムを生成する
音声学習システム。 - 請求項1に記載の音声学習システムであって、
前記運転負荷推定部によって前記運転負荷が前記所定負荷よりも低いと推定されると、前記学習プログラム生成部は、前記学習履歴に基づいて、未実行の前記学習要素を主体とする前記学習プログラムを生成する
音声学習システム。 - 車両に適用されて、該車両の運転者に対して学習コンテンツを音声によって供する音声学習システム(10)であって、
前記学習コンテンツを構成する複数の学習要素を記憶する学習要素記憶部(14)と、
前記運転者が前記車両に乗車している乗車時間を推定する乗車時間推定部(12)と、
前記乗車時間推定部で推定された前記乗車時間内で終了する1回分の学習プログラムを、前記複数の学習要素の中から組み合わせて生成する学習プログラム生成部(15)と、
前記学習プログラムを実行する実行部(17)と、
前記運転者の運転負荷を推定するための負荷情報を取得する負荷情報取得部(19)と、
前記負荷情報に基づいて前記運転者の運転負荷を推定する運転負荷推定部(20)と
を備え、
前記実行部は、前記車両の移動中に推定された前記運転負荷が所定負荷よりも高くなると、前記学習プログラムの実行を中断した後、前記運転負荷が前記所定負荷よりも低くなると、中断された前記学習要素の先頭に戻って前記学習プログラムの実行を再開する
音声学習システム。 - 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の音声学習システムであって、
前記車両の移動予定を取得する移動予定取得部(11)を備え、
前記乗車時間推定部は、前記移動予定に基づいて出発地から目的地までの所要時間を、前記乗車時間として推定する
音声学習システム。 - 請求項4に記載の音声学習システムであって、
前記実行部は、前記車両が移動を開始すると、自動的に前記学習プログラムを実行する
音声学習システム。 - 車両に適用されて、該車両内の利用者に対して学習コンテンツを音声によって供する音声学習システム(10)であって、
前記学習コンテンツを構成する複数の学習要素を記憶する学習要素記憶部(14)と、
前記利用者が前記車両に乗車している乗車時間を推定する乗車時間推定部(12)と、
前記乗車時間推定部で推定された前記乗車時間内で終了する1回分の学習プログラムを、前記複数の学習要素の中から組み合わせて生成する学習プログラム生成部(15)と、
前記学習プログラムを実行する実行部(17)と、
前記利用者が前記車両で移動した移動履歴を記憶する移動履歴記憶部(13)と
を備え、
前記乗車時間推定部は、前記移動履歴に基づいて、特定の場所に移動した前記車両内で前記利用者が待機している時間を、前記乗車時間として推定する
音声学習システム。 - 請求項1ないし請求項6の何れか一項に記載の音声学習システムであって、
前記乗車時間推定部で推定された前記乗車時間と、前記学習プログラム生成部で生成された前記学習プログラムの学習時間とを前記運転者または前記利用者に通知する通知部(16)を備える
音声学習システム。 - 請求項1ないし請求項7の何れか一項に記載の音声学習システムであって、
前記学習プログラム生成部は、前記乗車時間推定部で推定された前記乗車時間よりも所定の余裕時間だけ短い学習時間の前記学習プログラムを生成すると共に、該余裕時間内で終了する復習プログラムを、該学習プログラムに含まれる前記学習要素の中から生成し、
前記実行部は、前記学習プログラムを終了した後、前記運転者または前記利用者からの復習要求を受けて、前記復習プログラムを実行する
音声学習システム。
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