JP6442002B1 - 廃棄合成樹脂の再生方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶融ろ過方法の前工程として特別なろ過工程を設けることなく、装置の簡素化が可能であり、しかも、フィルターの目詰まりを起こすことなく連続的な分離が行え、かつ、異物、水分、ガスを完全に取り去ることにより、良品質の再生原料が得られる廃棄合成樹脂の再生方法を提供する。【解決手段】溶融状態に加熱した被処理材科を押出機でフィルターにかけ、所望の熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるようにした廃棄合成樹脂の再生方法において、押出機は親機押出機11と子機押出機12との2段階の押出しを行い、また、親機押出機11のフィルターにはスクレーパー付きのレーザーフィルター13を使用し、該レーザーフィルターで異物を取ったのち、樹脂を大気中に出し、水分、ガスを脱気してもう一度子機押出機12で練直す。【選択図】図1

Description

本発明は、ASR(自動シュレッダーダスト)(Automobile Shredder Residue)を初めとして合成樹脂製食品包装容器やその他の包装材など近代社会において多量に発生する特定の産業廃秦物中に混在している有用な各種の熱可塑性合成樹脂(プラスチック)を再生する方法の改良に関するものである。
熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂との結合材料例えば熱可塑性樹脂材に熱硬化性樹脂を塗布した多層構造材料を分離する場合など、一般的に溶融ろ過方法が採用されている。
溶融ろ過方法は、まず粉砕工程で多層構造材料を粉砕し、ろ過工程で溶融に適する適当な大きさの材料として溶融工程に送り、溶融すると熱可塑性樹脂のみが溶融し熱硬化性樹脂は固形で残るので、これをろ過して熱可塑性樹脂を分離抽出し再生に供する方法である。
しかるに上記多層構造材料を粉砕・ろ過して所定の大きさ以上のものを取り除く工程で、微細に粉砕された材料はフィルターを通過して次の溶融工程に送られることになり、溶融した熱可塑性樹脂とともに微細状態で残った熱硬化性樹脂は次のろ過工程でもフィルターを通過してしまい十分な分離が行い得ないことがある。
下記特許文献は溶融ろ過工程を経る素材分離方法において分離が十分になされ高品質の再生材を得ることができる素材分離方法および装置を供するものとして提案された。
特許第3210151号公報
図6に示すように、2種類以上の互いに相溶融しない素材どうしの結合材料を粉砕する粉砕工程と、前記粉砕工程で粉砕された材料を粗目メッシュの第1フィルター21でろ過する第1ろ過工程と、前記第1ろ過工程の第1フィルター21を通過した材料を細目メッシュの第2フィルター32でろ過する第2ろ過工程と、前記第2ろ過工程の第2フィルター32を通過しなかった材料を所定温度で溶融する溶融工程と、前記溶融工程を経た材料を微細目メッシュの第3フィルター51でろ過し溶融した素材を分離する第3ろ過工程とからなる。
最初の工程では材料を粉砕する粉砕装置10が配設されており、粉砕装置10は材料を後工程の溶融に適する大きさに粉砕する。
粉砕された材料は第1ろ過装置20の粗いメッシュのフィルター21によってろ過され、溶融に適しないサイズの大きい材料は除去され、所定大きさ以下の材料が次の工程へ送られる。
次の第2ろ過工程における第2ろ過装置30は、円筒ケーシング31の内部に同軸にフィルター21より細い円筒状のメッシュのフィルター32が回転自在に支持されたもので、前工程でフィルター21を通過した所定大きさ以下の材料がフィルター32内に供給され回転ふるいにかけられフィルター32を通過した必要以上に細く粉砕された材料が取り除かれて、フィルター32を通過しなかった粉砕材料だけが次の溶融工程に送られる。
すなわち、溶融工程における溶融装置40は、押出機の構造をしており途中所定温度で加熱して溶融材料を溶融し押出す。この押出された材料は第3ろ過工程に送られ第3ろ過装置50のフィルター32よりさらに微細のメッシュのフィルター51で溶融物質と非溶融物質とを分離し溶融物質を抽出するものであるが、前記前工程の第2ろ過装置30においては、非溶融物質の微細粉粒はすでに取り除いておくもので、第3ろ過装置50のフィルター51を溶融物質とともに通過する非溶融物質の量は極めて少ない。
前記第1ろ過装置20のフィルター21に16#の粗いメッシュ、第2ろ過装置30のフィルター32に42#の細かいメッシュ、第3ろ過装置50のフィルター51に120#の微細メッシュを用いる。
例えば、塗装付スチレン系樹脂(ABS)材を塗料とABS材とに分離する場合では、塗装付ABS材は、熱可塑性樹脂であるABS材の表面に熱硬化性樹脂の塗料が塗布された多層構造の樹脂材料であり、この材料を粉砕装置10に投入して粉砕し第1ろ過装置20でろ過すると、所定大きさ以下の塗料とABS材が結合した粉砕材料がメッシュ16#のフィルター21を通過し第2ろ過装置30のフィルター32に送られ、回転ふるいにかけられる。
ここでメッシュ42#のフィルター32を通過した微細材料は取り除かれる。こうして重量にしてはじめの投入量の90%程度となった塗料とABS材の結合粉砕材料は溶融装置40に投入され加熱されて熱可塑性のABS材だけが溶融され熱硬化性の塗料は粉粒体のままで溶融せず残る。
かかる塗料の粉粒体が混入したABS材の溶融液を第3ろ過装置50でろ過すると、メッシュ120#のフィルター51により塗料の粉粒体が取り除かれてABS材の溶融液のみが抽出される。
なお、下記特許文献には廃棄プラスチックの再生装置として、溶融状態に加熱した被処理材科をスクリーン面に押付け、合有されている所望の熱可塑性プラスチックのみを連続的に分離ろ過せしめるようにした廃棄ブラスチツクの再生装置が示されている。
特開昭55−3905号公報
この特許文献2は図7に示すように、被処理材科の送給、移動万向と外周面が交叉するように中空ローラ2を回転自在に支持し、該外周面にスクリーン3を張設するとともに、該スクリーン3の外周面上にはその円周方向に沿い適当長さの範囲にわたって、ほぼ液密的な空間を形成せしめ、この液密空間6、6a内に連続的に供給される被処理材科中から液状のプラスチックが所定方向に回転せしめられる該スクリーン外周面によるスクィーズ作用で、ろ過され、該中空ローラ2の内面に回収されるように構成した。
図中1は回転式スクリーン、4は被処理材料が所定の温度に加熱され、かつ図示しないスクリユーの回転を介して混練され、溶融状態で移動せしめられるシリンダ、5、5aは該スクリーン3の円周面を覆うように、その外側に適当な間隔を存して設置した、円周方向に延びる被処理材料の案内兼圧力板である。
6、6aはそれら案内兼圧力板とそれらに対応する該スクリーン3の円周面にそれぞれ形成せしめられたほぼ液密的な小空間、7は該液密空間6、6aに対するシリンダ4の開口、換言すれば、シリンダ4内を矢印方向に送給されてきた溶融状態の被処理材料の導入口、8および9は該スクリーン3の円周方向に沿って延びるそれら液密空間6、6aの各自由開放端を液密的にシールさせるため設けられた、スクィーズ手段としての、例えば弾性的なローラであって、該スクリーン3の外周面に適当な圧力で当接せしめてある。
前記導入口7から、回転スクリーン3と案内兼圧力板5との間に形成された液密空間6内に導入された不純物(固形のままの)を含む流動体は、例えば、図面で反時計方向に乗って、その回転方向に送られ、好ましくはクサビ状に次第に狭くせられた下方に行くに従い圧縮され、スクリーン表面に対する押圧力は強められ、回転スクリーンでろ過せられ、固形物は残して、その内部(中心側)に無理なく回収せられる。
従来の溶融ろ過方法では熱硬化性樹脂は溶融した熱可塑性樹脂とともに微細状態でろ過工程でもフィルターを通過してしまい十分な分離を行い得ない。
また、特許文献1では溶融装置40の前段階で第2ろ過装置30を設けることにより塗料とABS材の結合した微細材料を除去するので、溶融装置40において溶融せずに残る塗料の粉粒体には、第3ろ過装置50のメッシュ120#のフィルター51を通過する程微細の塗料粉粒体は少ないが、このような第2ろ過装置30を設けることで、前処理工程がそれだけ増加し、設備コストの増大、処理工程の増大となる。
なお、第2ろ過装置30を介在させないで、粒度の小さい塗料粉粒体をABS材に混入して残ることを防ぐにはフィルターのメッシュを細かなものとすればよいが、これでは目詰まりを生じさせるおそれがあり、連続処理に支障をきたす。
前記特許文献1はメッシュ16#のフィルター21、メッシュ42#のフィルター32、メッシュ120#のフィルター51というように粗いフィルターから少しづつ細かなフィルターに変えて、徐々に異物を取り去るようにしてもので、工程が多く、時間がかかる処理を行っている。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、溶融ろ過方法の前工程として特別なろ過工程を設けることなく、工程の簡素化および装置の簡素化が可能であり、しかも、フィルターの目詰まりを起こすことなく連続的な分離が行え、かつ、異物、水分、ガスを完全に取り去ることにより、良品質の再生原料が得られる廃棄合成樹脂の再生方法を提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、溶融状態に加熱した被処理材科を押出機でフィルターにかけ、所望の熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるようにした廃棄合成樹脂の再生方法において、押出機は親機押出機と子機押出機との2段階の押出しを行い、また、親機押出機のフィルターには本体ハウジングの内部にスクレーパーカッターが対向して間隔を存して相並ぶフィルタースクリーンを併設して内側から外側へ熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるスクレーパー付きのレーザーフィルターを使用し、内側から外側へ熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめて該レーザーフィルターで異物を取ったのち、樹脂を大気中に出し、水分、ガスを脱気してもう一度子機押出機で練直すことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、親機押出機のフィルターは、レーザーフィルターであり、かつ、スクレーパー付きの自走式クリーニングフィルターなので、熱硬化性樹脂である粒度の小さい塗料粉粒体までも除去して効果的に熱可塑性樹脂のみを取り出すことができ、また、除去した熱硬化性樹脂や金属その他の異物はスクレーパーで掻き落とされるフィルターは目詰まりを起こすことなく、連続したろ過作業が可能となる。
レーザーフィルターで異物を取ったのち、樹脂を大気中に出し、水分ガス等脱気してもう一度子機押機で練直し、これで異物、水分、ガスを完全に取り去ることにより、良品質の原料が出来る。
さらに、スクレーパー付きのレーザーフィルターはこれを2連設けて熱可塑性樹脂のみを分離ろ過するので効率的であり、連続性に優れ、また、レーザーフィルターで異物を掻き取るスクレーパーカッターは相互に対向してあるので、カッター作用でフィルタースクリーン表面から濾された残渣をカットし、この掻き取られた熱硬化性樹脂その他の異物はこれを纏めて排出することができる。
以上述べたように本発明の廃棄合成樹脂の再生方法は、溶融ろ過方法の前工程として特別なろ過工程を設けることなく、装置の簡素化が可能であり、しかも、フィルターの目詰まりを起こすことなく連続的な分離が行え、かつ、異物、水分、ガスを完全に取り去ることにより、良品質の再生原料が得られるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の廃棄合成樹脂の再生方法の1実施形態を示す側面図、図2は同上平面図で、溶融状態に加熱した被処理材科を押出機でフィルターにかけ、所望の熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるようにしたものであり、図中19は押出機への搬送装置で、裁断された廃棄合成樹脂を親機押出機11に搬送する。
押出機はスクリユーの回転によるもので、合成樹脂の過熱よう融を行うが、本発明では親機押出機11と子機押出機12の2段階の押出を行うものとした。
親機押出機11の押出し口には、フィルターとしてレーザーフィルター13を設置する。ここでレーザーフィルターとは、一般的なスクリーンメッシュではなく、金属プレートにレーザーで穴を開けた特殊なプレートをフィルタースクリーンとして使用したものをいう。フィルターサイズ(開口部:μm)は、〇90-110、○110-130、○130-150、○150-180などを対象とする合成樹脂に合わせて選択できる。
前記レーザーフィルター13は自走式クリーニングのものであり、図3から図5に示すように、前蓋22で閉鎖する本体23をハウジングとしてその内部にブレカープレート25、フィルタースクリーン26、スクレーパーカッター27、スクレーパーカッター27、フィルタースクリーン26、ブレカープレート25の順で収め、スクレーパーカッター27付きのフィルタースクリーン26をブレカープレート25の外周を覆うリング28で囲撓した。
図中29は中間リングで、駆動機36の回転軸が本体23に入りローター回転部37を形成し、スクレーパーカッター27は中心部の回転軸軸貫固定部から湾曲した刃が対称に出るものであるが、このスクレーパーカッター27の2つが重なって湾曲した刃は十字方向に突出し、前記中間リング29で留められる。
図中41は本体23に形成する樹脂入口、42は樹脂出口で、樹脂入口41はスクレーパーカッター27が対向して間隔を存して相並ぶフィルタースクリーン26の間に連通し、樹脂出口42はフィルタースクリーン26の外側が合流するもので、このようにレーザーフィルター13はクレーパーカッター27を内側面に設けたフィルタースクリーン26を併設して内側から外側へ熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるものである。
また、図中43は異物の排出口で、この排出口43には油圧モーター33によるゴミ搬出スクリュ34を備えた排出装置が備えられる。図中35は該排出装置の先端部に設けられる冷却リングである。
前記自走式クリーニングのレーザーフィルター13の仕様を示すと、フィルター面積 1250cm2×2枚、金網サイズ0.5〜0.12で、樹脂圧力より自動運転を行い、生産能力は時間当たり400kg〜600kgである。
子機押出機12も親機押出機11同様、スクリユーの回転によるもので、合成樹脂の過熱よう融を行う。
子機押出機12の押出し口にもフィルターを設けるが、こちらは一般的なスクリーンメッシュ(金網によるスクリーンフルター)のものでよい。
親機押出機11と子機押出機12の間には、レーザーフィルター13から出たよう融樹脂が大気の触れる空間を確保した。
子機押出機12にはダイス14を接続し、さらに、冷却水槽15、ペレタイザー16、振動篩17、キャスタータンク18を設置した。
本発明は以上の装置を用いて行うものであり、原材料としては、廃棄合成樹脂、例えばASR(自動シュレッダーダスト) (Automobile Shredder Residue)、食品包装容器としての皿など、その他諸々である。
図8に示すように、合成樹脂を主体とした廃材は細かく裁断されたものであり、搬送装置19で親機押出機11に送られる。
そして、加熱溶融された状態(200℃〜250℃)で親機押出機11で押出され、レーザーフィルター13に至る。
レーザーフィルター13では、フィルタースクリーン26で、内側から外側へ熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめ、熱可塑性樹脂は樹脂出口42で排出される。
また、フィルタースクリーン26で補足された発泡ウレタン等の熱硬化性樹脂や金属その他の異物はスクレーパーカッター27で掻き落とされ、排出口43から強制排出される。
このようにして、レーザーフィルター13で異物を取ったのち、子機押出機12に送りこむ前によう融樹脂を大気中に出し、水分、ガス(気泡)を脱気する。この工程が重要である。
そして子機押出機12に送り、もう一度子機押出機12で練直し、ここでさらに水分、ガスを完全に取り去ることにより、良品質の原料が出来る。
前記ダイス14では子機押出機12から押し出されるよう融樹脂を線条に成形し、冷却水槽15で冷却を行い、ペレタイザー16でこれを巻き取り、ペレットにカットし、振動篩17で篩にかけ、キャスタータンク18で搬送する。
前記大気中への放出工程、および子機押出機12で練直工程を経ないものでは、図9に示すように、成形したペレットはガス等を含み、凹凸が激しいものであるが、本発明における製品は図10に示すように水分、ガスが完全に取り去られた良品質のものであり、凹凸が少ないことがそれを示している。
なお、子機押出機12で練直の役割は、親機押出機11でよう融ろ過が行われたものを整える程度であり、よう融樹脂を大気中に放出され、水分、ガス(気泡)を脱気したよう融樹脂を再度、練直すもので、長さ等も親機押出機11に比べて短くてよい。
よう融樹脂を大気中に曝されることで若干温度が低下(数℃〜数10℃)するが、これを子機押出機12で再加熱する。
また、子機押出機12の押出し口に設けるフィルターはレーザーフィルター13よりもメッシュの大きなものでよく、目詰まりするおそれはない。
以上述べたように本発明は熱可塑性樹脂を熱硬化性樹脂や金属等の異物と分離して取り出すものであり、熱可塑性樹脂としてはポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などが適例である。
また、異物としてはポリプロピレンに張り合わせてあるポリエステル(PET)やアルミ箔、熱硬化樹脂としてのウレタン、塗料、エラストマー(架橋ゴム)などが適例である。
対象とするのは、ASR(自動シュレッダーダスト)(Automobile Shredder Residue)を初めとして合成樹脂製食品包装容器やその他の包装材などで、特に限定はなく幅広い適用が可能である。
ASRの場合、バンパーやトランクルームの内張り材等部品毎に分類したものを裁断して原料とすれば、より効率的なものとなる。
本発明の廃棄合成樹脂の再生方法の1実施形態を示す側面図である。 本発明の廃棄合成樹脂の再生方法の1実施形態を示す平面図である。 レーザーフィルターの左側面図である。 レーザーフィルターの右側面図である。 レーザーフィルターの構造分解斜視図である。 従来例を示す説明図である。 他の従来例を示す概略断面図である。 原料となる裁断された廃棄合成樹脂の写真である。 一台のみの押出機で成形したペレットの写真である。 本発明による成形品ぺレットの写真である。
1…回転式スクリーン 2…中空ローラ
3…スクリーン 4…シリンダ
5、5a…案内兼圧力板 6、6a…液密空間
7…導入口 8、9…ローラ
10…粉砕装置 11…親機押出機
12…子機押出機 13…レーザーフィルター
14…ダイス 15…冷却水槽
16…ペレタイザイー 17…振動篩
18…キャスタータンク 19…搬送装置
20…第1ろ過装置 21…第1フィルター
22…前蓋 23…本体
25…ブレカープレート 26…フィルタースクリーン
27…スクレーパーカッター 28…リング
29…中間リング 30…第2ろ過装置
31…ケーシング 32…第2フィルター
33…油圧モーター 34…ゴミ搬出スクリュ
35…冷却リング 36…駆動機
37…ローター回転部
40…溶融装置 41…樹脂入口
42…樹脂出口 43…排出口
50…第3ろ過装置
51…第3フィルター

Claims (1)

  1. 溶融状態に加熱した被処理材科を押出機でフィルターにかけ、所望の熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるようにした廃棄合成樹脂の再生方法において、押出機は親機押出機と子機押出機との2段階の押出しを行い、また、親機押出機のフィルターには本体ハウジングの内部にスクレーパーカッターが対向して間隔を存して相並ぶフィルタースクリーンを併設して内側から外側へ熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめるスクレーパー付きのレーザーフィルターを使用し、内側から外側へ熱可塑性樹脂のみを連続的に分離ろ過せしめて該レーザーフィルターで異物を取ったのち、樹脂を大気中に出し、水分、ガスを脱気してもう一度子機押出機で練直すことを特徴とした廃棄合成樹脂の再生方法。
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