JP6441223B2 - 照明装置及び表示装置 - Google Patents
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Description
以下では、液晶表示パネルが縦姿勢で配されている場合について説明する。
従来、エッジライト方式のバックライトユニットが提案されている(特許文献1参照)。エッジライト方式のバックライトユニットは、液晶表示パネルの背面側に、光学シート群を介して矩形状の導光板を配置し、導光板の背面側に、反射シートを配置し、導光板の下端面に対向して、光源部を配置してなる。
バックライトユニットが液晶表示パネルを均一に照明すれば、液晶表示パネルの表示領域は均一に明るくなる。
導光板の周縁部には切り欠き状の凹部が設けられている。BLシャーシには凸部が設けられている。導光板の凹部とBLシャーシの凸部とが係合することによって、導光板は位置決めされる。
特許文献1に記載のバックライトユニットは、反射シートの一部を立ち上げて凸部を覆うことによって、凸部による遮光を抑制している。
遮光性を有する黒色の被覆部は、導光板の一面における凹部近傍から出射する光を効率よく遮断する。このため、導光板の凹部に起因する輝度ムラを効率よく抑制することができる。
遮光部の採用は、被覆部が例えば表示装置のパネル支持部に一体に設けられている場合に好適である。何故ならば、パネル支持部と一体の被覆部に、パネル支持部(延いては被覆部そのもの)の光反射性とは無関係に、遮光性を容易に与えることができるからである。
しかしながら、被覆部が配されている部分は、導光板の凹部にて散乱した光によって無用に明るくなる部分である。故に、表示パネルの表示領域への入光を被覆部が制限することによって、表示パネルの表示領域は均一に明るくなる。
このような照明装置を備える表示装置は、表示パネルの表示領域の明るさを均一にすることができる。故に、表示パネルの表示品位を向上させることができる。また、導光板の凹部を表示パネルの表示領域に接近配置しても特段の問題がないため、狭額縁化を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る表示装置1の構成を略示する分解斜視図である。
図2及び図3は、表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する水平断面図及び正面図である。
本実施の形態の表示装置1は、例えばテレビジョン受信機、電子看板、又は、パーソナルコンピュータ用のモニタ等として構成されている。
まず、表示装置1の構成について説明する。
表示装置1は、表示パネル11、ベゼル12、Pシャーシ(パネル支持部)13、バックライトユニット(照明装置)2、及び、これらを、後述する表示領域111を露出させた状態で収容する図示しないキャビネット等を備えている。
更に、正面枠部131は、正面枠部131の内周縁部から内側に向けて突出している各矩形舌片状の被覆突起部261,261,…を有する。各被覆突起部261の厚さ(前後長さ)は一定である。各被覆突起部261と、正面枠部131における被覆突起部261の基端部近傍(以下、被覆基端部262という)とは、本実施の形態における被覆部26として機能する。被覆部26は、正面枠部131の上下の横枠部分に2個ずつ、左右の縦枠部分に1個ずつ設けられている。被覆部26,26,…の個数及び上下左右方向の形成位置は、後述する凹部225,225,…の個数及び上下左右方向の形成位置に対応している。
BLシャーシ25は皿状になしてある。BLシャーシ25は、皿の底面に相当する背面部251と、皿の周面に相当する周面部252とを有する。背面部251の正面側には、複数個の凸部253,253,…が突設されている。各凸部253は、前後方向に配された横姿勢の円柱状になしてある。
なお、凸部253は、円柱状に限定されず、例えば角柱状になしてあってもよい。また、凸部253は、BLシャーシ25の背面部251に突設されている構成に限定されない。
導光板22は、導光板22の内部に入射した光を、導光板22の正面(一面)221から出射させる(即ち面発光する)。このために、導光板22の背面222には、図示しない複数の反射部が設けられている。反射部は、背面222に対してシルク印刷、レーザー印刷、又は賦形等が行なわれることによって設けられる。反射部に入射した光は、正面221側へ反射する。
凹部225において光が散乱すると、導光板22の正面221から出射する光の内、凹部225の近傍(例えば、図3に示す破線よりも内側)から出射する光の量が、凹部225の近傍以外(例えば、図3に示す破線よりも外側)から出射する光の量より多くなることがある。この結果、導光板22の正面221は、凹部225の近傍が無用に明るくなる。
反射シート23は矩形状になしてある。
反射シート23の左右方向の長さ(以下、横長さという)は、導光板22の横長さよりも長く、光源部24の横長さと同程度である。
反射シート23の上下方向の長さ(以下、縦長さという)は、導光板22の縦長さ以上の長さである。
導光板22及び反射シート23は、弾性部材142を介在して、Pシャーシ13の正面枠部131とBLシャーシ25の背面部251と間に挟持されている。
光源部24は、複数個のLED241,241,…とLED基板242とを備える。
LED基板242は、左右方向に長い横姿勢の矩形状になしてある。
上方(又は下方)の光源部24が備えるLED241,241,…は、LED基板242の下面(又は上面)にて左右方向に一列に等配実装してある。LED241,241,…と導光板22の上端面(又は下端面223)とは、適長離隔して対向配置されている。
なお、光源部24,24は、導光板22の左右両側端面に対向配置されている構成でもよい。また、光源部24,24の一方のみが備えられている構成でもよい。
表示パネル11の背面には、光学シート群21が取り付けられる。
光学シート群21が取り付けられた表示パネル11は、ベゼル12の正面枠部121に囲繞された部分から表示領域111が露出するようにして、ベゼル12に取り付けられる。このとき、表示パネル11は、額縁領域112が弾性部材141を介してベゼル12の正面枠部121の内面に対面するようにして、ベゼル12に取り付けられる。
更にまた、光源部24,24が、導光板22の上下両端面に対向配置されてBLシャーシ25に取り付けられる。
以上の結果、凹部225,225,…の正面側には、Pシャーシ13の正面枠部131が位置する。Pシャーシ13の正面枠部131の正面側には、表示パネル11の額縁領域112が位置する。
換言すれば、被覆突起部261は、正面枠部131の幅を無用に大きくすることなく、導光板22の正面における必要十分な箇所を被覆するために設けられている。
光源部24,24が発した光は、直接的に、又は、反射シート23にて反射することによって、導光板22の上端面及び下端面223を透過して導光板22の内部に入射する。
導光板22の内部に入射した光は、導光板22の正面221から出射する。導光板22から出射した光は、光学シート群21による拡散及び集光等を経て、表示パネル11の背面を透過し、表示パネル11の内部に入射する。
このように、黒色の被覆部26,26,…は遮光性を有するため、導光板22の凹部225,225,…に起因する輝度ムラが効率よく抑制される。
また、本実施の形態では、被覆部26,26,…はPシャーシ13に一体に設けられている。このため、被覆部26,26,…を支持する支持部を別途配置する必要がない。更に、本発明の実施の形態における被覆部を設けることによって部材点数が無用に増大することが抑制されている。
また、本発明の実施の形態における被覆部は、表示装置1を構成する他の部材とは別体であってもよい。この場合の被覆部としては、例えば導光板22の正面に貼着されることによって凹部225及び凹部225の周縁部分を被覆するシート状のものが考えられる。
図4は、本発明の実施の形態2に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する水平断面図である。図4は、実施の形態1の図2に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態3に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する水平断面図である。図5は、実施の形態1の図2に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
被覆部26の被覆基端部262は、表示パネル11の額縁領域112の背面側に位置している。このため、被覆基端部262の影が表示パネル11の表示領域111に映ることはない。
一方、被覆部26の被覆突起部261は、表示パネル11の表示領域111の背面側に位置している。このため、被覆突起部261の遮光性が高いと、被覆突起部261の影が表示領域111に映り、表示領域111の一部が無用に暗い輝度ムラの原因となる虞がある。
各被覆突起部261の背面は、黒色又は灰色である。従って、導光板22の凹部225,225,…にて散乱した光の少なくとも一部は被覆突起部261,261,…によって遮断される。このため、凹部225,225,…に起因する光の散乱によって表示パネル11の一部が過剰に明るく照明されてしまうことが抑制される。換言すれば、バックライトユニット2は、表示パネル11を均一に明るく照明する。
なお、本発明の実施の形態に係る光反射部は、光反射シート271に限定されない。例えば、光反射シート271に替えて、光反射性を有する塗料が被覆突起部261に塗布されていてもよい。
また、被覆突起部261が黒色である場合、光反射シート271は灰色であってもよい。更に、被覆突起部261が暗い灰色である場合、光反射シート271は明るい灰色であってもよい。
図6は、本発明の実施の形態4に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する水平断面図である。図6は、実施の形態1の図2に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
被覆部26の被覆基端部262は、表示パネル11の額縁領域112の背面側に位置している。このため、被覆基端部262にて反射した光が表示パネル11の表示領域111に入射することはない。
一方、被覆部26の被覆突起部261は、表示パネル11の表示領域111の背面側に位置している。このため、被覆突起部261の光反射性が高いと、被覆基端部262にて反射した光が表示領域111に入射し、表示領域111の一部が無用に明るい輝度ムラの原因となる虞がある。
各被覆突起部261の背面は、白色又は灰色である。従って、導光板22の凹部225,225,…にて散乱した光の少なくとも一部は被覆突起部261,261,…にて導光板22側に反射し、導光板22の内部に入射する。このため、凹部225,225,…に起因する光の散乱によって表示パネル11の一部が過剰に明るく照明されてしまうことが抑制される。換言すれば、バックライトユニット2は、表示パネル11を均一に明るく照明する。
なお、本発明の実施の形態に係る遮光部は、遮光シート272に限定されない。例えば、遮光シート272に替えて、遮光性を有する塗料が被覆突起部261に塗布されていてもよい。
図7は、本発明の実施の形態5に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する水平断面図である。図7は、実施の形態4の図6に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態4の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態4との差異について説明し、その他、実施の形態4に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
各被覆突起部261の正面は、光反射性が高い白色又は灰色である。従って、被覆突起部261,261,…自身の影が表示パネル11の表示領域111に投影されてしまうという不都合を抑制することができる。
仮に、遮光シート272が存在しない場合、被覆突起部261の背面の光反射性によって、凹部225近傍の光の散乱が助長されてしまう虞がある。
図8は、本発明の実施の形態6に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する水平断面図である。図8は、実施の形態1の図2に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態1の各被覆部26は、厚さが一定の舌片状の被覆突起部261を有する。本実施の形態の各被覆部26は、被覆突起部263を有する。
表示パネル11において、表示領域111側は明るく、額縁領域112側は暗い。被覆突起部263は、被覆突起部263の周辺における表示領域111側と額縁領域112側との間で明るさが急激に変化することを緩和する。従って、被覆突起部263は目立ち難い。
被覆突起部263の正面は導光板22の正面に対して傾斜している。このため、被覆突起部263の正面は、導光板22の正面に平行である場合よりも、表示パネル11の広い範囲に向けられている。従って、特に被覆突起部263の正面側が光反射性を有している場合、被覆突起部263の正面側へ入射した光を表示パネル11の広い範囲へ反射させることができる。故に、被覆突起部263の正面側へ入射した光を表示パネル11の狭い範囲へ反射させた場合よりも、表示パネル11の一部が部分的に明るくなる輝度ムラの発生を抑制することができる。
図9は、本発明の実施の形態7に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する正面図である。図9は、実施の形態1の図3に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態1の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の各被覆部26は、実施の形態1における矩形状の被覆突起部261に替えて、被覆突起部264を有する。
表示パネル11において、表示領域111側は明るく、額縁領域112側は暗い。被覆突起部264の外縁部は傾斜状であるため、被覆突起部264の周辺における表示領域111側と額縁領域112側との間で明るさが急激に変化することが緩和される。従って、被覆突起部264は目立ち難い。
図10は、本発明の実施の形態8に係る表示装置1が備える被覆部26近傍の構成を略示する正面図である。図10は、実施の形態7の図9に対応する。
本実施の形態の表示装置1は、実施の形態7の表示装置1と略同様の構成である。以下では、実施の形態7との差異について説明し、その他、実施の形態7に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
本実施の形態の各被覆部26は、実施の形態1における矩形状の被覆突起部264に替えて、被覆突起部265を有する。
表示パネル11において、表示領域111側は明るく、額縁領域112側は暗い。被覆突起部265の外縁部は弧状であるため、被覆突起部265の周辺における表示領域111側と額縁領域112側との間で明るさが急激に変化することが緩和される。従って、被覆突起部265は目立ち難い。
また、本発明の効果がある限りにおいて、表示装置1又はバックライトユニット2に、実施の形態1〜8に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
11 表示パネル
111 表示領域
112 額縁領域
13 Pシャーシ(パネル支持部)
2 バックライトユニット(照明装置)
22 導光板
225 凹部
25 BLシャーシ(導光板支持部)
253 凸部
26 被覆部
271 光反射シート(光反射部)
272 遮光シート(遮光部)
Claims (8)
- 周縁部に切り欠き状の凹部を有し、入射した光を一面から出射させる導光板と、前記凹部に係合して前記導光板を位置決めする凸部が設けられており、前記導光板を支持する導光板支持部とを備える照明装置と、
表示領域及び該表示領域を囲繞する額縁領域を有し、前記表示領域は前記照明装置によって背面側から照明される表示パネルと、
前記表示パネルを支持するパネル支持部と、
前記凹部と前記一面における前記凹部の周縁部分とを前記一面の側から被覆する被覆部と
を備え、
前記被覆部は、
前記パネル支持部の一部である被覆基端部と、
前記パネル支持部の内周縁部から内側に向けて突出する被覆突起部と
を含むことを特徴とする表示装置。 - 前記被覆部は、遮光性を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記被覆部は、光反射性を有することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記被覆部に光反射部が配されていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記被覆部に遮光部が配されていることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
- 前記表示領域の背面側に、前記被覆突起部が配されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記被覆突起部は、前記パネル支持部に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の表示装置。
- 前記被覆突起部は、厚さが、前記導光板の周縁側よりも面方向中央側の方が薄い舌片状になしてあるか、又は、前記導光板の周縁方向に沿う方向の長さが、前記導光板の周縁側よりも面方向中央側の方が短い舌片状になしてあることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の表示装置。
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