JP6439292B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像を用紙に形成する画像形成装置に関する。
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の複数の機能を備えた電子写真方式の画像形成装置が広く利用されている。画像形成装置では、各色に対応した露光部により画像信号に基づくレーザー光を各感光体上に照射して静電潜像を形成し、形成した各感光体上のトナー像を中間転写ベルト上に順次転写して各色の画像を重ね合わせることによりカラー画像を形成している。
各色画像を重ね合わせる転写動作時においては、高精度化が要求されるが、一般に各色の露光部(プリントヘッド)の走査位置のずれや機械精度等による駆動むら等に起因して、画像の色ずれが発生する場合がある。そのため、安定した画像の品質を得るために、印刷動作前後や印刷動作中に複数のレジストマーク(色ずれ補正用のマーク)を中間転写体上に形成し、これらのレジストマークの検知結果に基づいて印刷開始位置等を補正する色ずれ補正(カラーレジスト補正)制御を実施している。
例えば、特許文献1には、機内温度と色ずれ量とのデータから構成される色ずれ補正テーブルを作成し、印刷動作時において取得した機内温度から色ずれ補正テーブルを参照して機内温度に対応する色ずれ量を算出し、算出した色ずれ量に基づいて色ずれ補正を実行する画像形成装置が記載されている。
特開2012−58382号公報
ここで、一般的な温度と色ずれ量との関係について説明する。図5は、装置周辺と装置内における温度差と、温度差に応じて変化する画像の色ずれ量との関係を示すグラフである。なお、縦軸は色ずれ量を示し、横軸は装置周辺と装置内における温度差を示している。
一般的に連続的に印刷動作を実行すると、装置内の温度は上昇する。印刷動作時においては、装置内に設けられたファンを動作させて装置内の温度をコントロールしているため、装置周辺と装置内における温度差と、色ずれ量との間には相関関係(線形性)がみられる。具体的には、図5の実線で示すように、温度差が大きくなるほど色ずれ量が多くなっており、図5の一点鎖線で示す理論値に近い値で変化することが分かる。
一方、ジョブの終了により印刷動作が停止すると、機内温度は低下する。装置内の温度が下降していく場合、印刷動作時と異なり、ファンにより装置内の温度をコントロールしないため、装置内の温度変化が一定(規則的)とはならない場合がある。また、印刷動作の停止後においては、例えば、装置周囲の環境の変化や、印刷動作停止直前の動作モード、ジャム処理実施の有無等の装置の使用状態によっても、装置内の温度変化に影響を与える場合がある。具体的には、図5の破線で示すように、装置周辺と装置内の温度差が所定の温度以上になると色ずれ量の変動が大きくなっており、理論値とは異なる変化をしている。
このように、装置内の温度が上昇している場合と装置内の温度が下降している場合とでは、装置周辺と装置内の温度差と色ずれ量との相関関係が異なるので、上記特許文献1等に記載される従来の画像形成装置のように、異なる温度変化において色ずれ補正の実行条件を同一に設定することは好ましくない。何れか一方の温度状態に合わせて色ずれ補正を行った場合、不要な補正動作が多くなって生産性が低下したり、最適なタイミングで色ずれ補正が実行されない等の問題が発生する場合がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置内の温度変化に応じて色ずれ補正を実行することが可能な画像形成装置を提供することにある。
本発明に係る画像形成装置は、装置内の温度を検知する温度検知部と、前記温度検知部により検知された装置内の前記温度に基づいて画像の色ずれ補正を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、装置内の温度が上昇している場合、前回の色ずれ補正時と現在とにおける装置内の温度差と、第1の閾値とを比較することにより色ずれ補正を実行するか否かを判断し、装置内の温度が下降している場合、前回の色ずれ補正時と現在とおける装置内の温度差と、前記第1の閾値よりも小さい値の第2の閾値とを比較することにより色ずれ補正を実行するか否かを判断するものである。
また、本発明に係る画像形成装置の制御部は、現在の装置内の温度と前回の色ずれ補正時以降の装置内の温度とに基づいて、装置内の温度が上昇しているかまたは下降しているかを判断することができる。
本発明によれば、装置内の温度が上昇している場合と装置内の温度が下降している場合とで、異なる実行条件に基づいて色ずれ補正を実行するか否かを判断するので、各温度状態において最適なタイミングで色ずれ補正を実行することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 画像形成装置のブロック構成例を示す図である。 レジストマークの構成例および色ずれ補正を説明するための図である。 色ずれ補正時における画像形成装置の動作例を示すフローチャートである。 装置周辺と装置内の温度差と温度差に応じて変化する色ずれ量との関係を示すグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。
[画像形成装置の構成例]
まず、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置100の構成の一例を示している。図1に示すように、画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部80と装置本体102とを備えている。自動原稿搬送部80は、装置本体102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙を、搬送ローラー等により装置本体102の画像読取部90に送り出す。
装置本体102は、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、中間転写ベルト8と、給紙部20と、レジストローラー32と、定着部44と、自動用紙反転搬送ユニット60(Auto Duplex Unit:以下ADUという)と、温度検知部200と、画像検知部202A,202Bとを有している。
操作表示部70は、表示部と入力部とが組み合わされたタッチパネルと、タッチパネルの周辺部に設けられたスタートキーや決定キーを含む複数の操作キーとを有している。操作表示部70は、メニュー画面等を画面上に表示したり、メニュー画面でのタッチ操作や操作キーの操作により入力された画像形成条件や定着条件等の各種情報を受け付けたりする。
画像読取部90は、原稿台上に載置された原稿または自動原稿搬送部80により搬送された原稿を走査露光装置の光学系により走査露光し、走査した原稿の画像をCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサにより光電変換して画像情報信号を生成する。画像情報信号は、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/ディジタル(以下A/Dという)変換処理、シューディング補正、画像圧縮処理等が行われた後に画像形成部10に出力される。
画像形成部10は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。本例では、それぞれ共通する機能名称、例えば、符号10の後ろに形成する色を示すY,M,C,Kを付して表記する。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置される帯電器2Y、露光部(光書込み部)3Y、現像器4Yおよびクリーニング部6Yを有している。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置される帯電器2M、露光部3M、現像器4Mおよびクリーニング部6Mを有している。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置される帯電器2C、露光部3C、現像器4Cおよびクリーニング部6Cを有している。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置される帯電器2K、露光部3K、現像器4Kおよびクリーニング部6Kを有している。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけるそれぞれの感光体ドラム(像担持体)1Y,1M,1C,1K、帯電器2Y,2M,2C,2K、露光部3Y,3M,3C,3K、現像器4Y,4M,4C,4K、クリーニング部6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ共通する内容の構成である。以下、特に、区別が必要な場合を除き、Y,M,C,Kを付さずに表記することとする。
帯電器2は、感光体ドラム1の表面をほぼ一様に帯電する。露光部3は、例えばLEDアレイと結像レンズとを有するLPH(LED Print Head)やポリゴンミラー方式のレーザー露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム1上をレーザー光により走査して静電潜像を形成する。現像器4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。
中間転写ベルト8は、複数の一次転写ローラー7等により張架されると共に回動可能に支持されている。中間転写ベルト8の回動と併せて、一次転写ローラー7と感光体ドラム1とが回転し、一次転写ローラー7と感光体ドラム1との間に所定の電圧が印加されることにより感光体ドラム1に形成されたトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(一次転写)。
給紙部20は、A3やA4等の用紙Pが収容された複数の給紙トレイ20A,20Bを有している。各給紙トレイ20A,20Bからローラー22,24,26,28等によって搬送された用紙Pは、レジストローラー32に搬送される。なお、給紙トレイの数は2つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数連結させても良い。
レジストローラー32に搬送された用紙Pは、ループローラー30によってその先端部がレジストローラー32に突き当てられることでループを形成して用紙Pの用紙搬送方向D1に対する曲り(例えば斜行)が補正される。用紙Pの曲がりが補正された用紙Pは、所定のタイミングで二次転写ローラー34に搬送される。二次転写ローラー34では、中間転写ベルト8上に重ね合わせて転写されたY、M、C、Kのトナー像が、レジストローラー32により搬送される用紙Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写された用紙Pは用紙搬送方向D1の下流側の定着部44に搬送される。
定着部44は、加圧ローラーと加熱ローラーとを有している。定着部44は、二次転写ローラー34でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を行うことにより用紙Pの表面上のトナー像を用紙Pに定着させる。
定着部44の用紙搬送方向D1の下流側には、用紙Pの搬送経路を排紙経路側またはADU60側に切り替えるための搬送路切替部48が設けられている。搬送路切替部48は、選択されている印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード等)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。
片面印刷モードで片面の印刷が終了した用紙P、または、両面印刷モードで両面の印刷が終了した用紙Pは、排紙ローラー46により排紙トレイ上に排出される。
また、両面印刷モードにおいて、用紙Pの裏面側に画像を形成する場合、おもて面側に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラー62等を介してADU60に搬送される。ADU60のスイッチバック経路では、ADUローラー64の逆回転制御により用紙Pの後端を先頭にしてUターン経路部に搬送され、Uターン経路部に設けられた搬送ローラー66,68等により表裏反転された状態で二次転写ローラー34に再給紙される。
温度検知部200は、例えば温度変化の影響を受け易い一次転写ローラー7の近傍であって、かつ装置本体102内の背面側に配置されている。温度検知部200を背面側に配置することで、装置前面側から取り込まれ装置背面側に排気される外気による装置内の温度変化も正確に検知することができる。なお、温度検知部200は、感光体ドラム1等と比べて熱容量が小さく、定着部44からの熱風による温度の誤検知を防止する必要があるため、定着部44の上方以外に配置することが好ましい。
画像検知部202A,202Bは、例えばLED等からなる発光部とフォトダイオード等からなる受光部とから構成され、中間転写ベルト8上の例えば幅方向(主走査方向)における両端側にそれぞれ配置されている。以下では、便宜上、画像検知部202A,202Bを単に画像検知部202という場合もある。画像検知部202は、色ずれ補正時において中間転写ベルト8上に形成されるレジストマーク(図3参照)を検知する。なお、本例では、2個の画像検知部202A,202Bを用いた例を説明しているが、レジストマークの配列数に応じて画像検知部202を3個以上により構成することもできる。
[画像形成装置のブロック構成例]
次に、画像形成装置100のブロック構成例について説明する。図2は、画像形成装置100のブロック構成の一例を示している。図2に示すように、画像形成装置100は、装置全体の動作を制御する制御部50を備えている。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)52と、ROM(Read Only Memory)54と、RAM(Random Access Memory)56とを有している。CPU52は、ROM54から読み出したソフトウェア(プログラム)をRAM56に展開して実行することにより画像形成装置100の各部を制御し、色ずれ補正や画像形成処理等に関する機能を実現する。
制御部50は、色ずれ補正を実行する場合、装置内の温度が上昇中である場合と装置内の温度が下降中である場合とで異なる色ずれ補正の閾値(実行条件)を用いて色ずれ補正の実行の有無を判断する。具体的には、装置内の温度が下降している場合に用いる閾値(第2の実行条件)は、装置内の温度が上昇している場合に用いる閾値(第1の実行条件)よりも小さい値に設定されている。これは、装置内の温度が下降している場合、装置内の温度差と色ずれ量との間における相関関係が一定ではなくなるので(図5の破線参照)、色ずれ補正の実行条件を厳しく設定して最適なタイミングで色ずれ補正を実行する必要があるからである。また、装置内の温度が下降している場合に、閾値の値を大きく設定すると、色ずれが発生している場合でも色ずれ補正が実行されないおそれがあるからである。
制御部50には、温度検知部200と、画像検知部202A,202Bと、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、給紙部20と、定着部44と、記憶部92と、通信部94とがそれぞれ接続されている。温度検知部200は、画像形成装置100内の温度を検知して温度情報を制御部50に供給する。画像検知部202A,202Bは、中間転写ベルト8上に形成されたレジストマークを検知して検知信号を制御部50に供給する。
操作表示部70は、制御部50から供給される表示信号に基づいて所定の操作画面を表示したり、操作画面や操作キー等で受け付けられたユーザー操作に基づく操作信号を制御部50に供給したりする。
画像読取部90は、原稿台等に配置された用紙Pの画像を読み取って画像データを生成し、生成した画像データを制御部50等に供給する。画像形成部10は、制御部50等から供給される画像データに基づいて用紙Pに所定の画像を形成したり、中間転写ベルト8上にレジストマークを形成したりする。
給紙部20は、制御部50から供給される用紙情報に基づいて給紙トレイ20A等から所定の用紙Pを取り出して二次転写ローラー34に向けて搬送する。定着部44は、制御部50から供給される駆動信号に基づいて内蔵されるヒーターを加熱してトナー像を用紙Pの表面上に定着させる。
記憶部92は、例えば不揮発性の半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等から構成されている。記憶部92は、温度検知部200により検知された装置内の温度情報(図4に示すT0,Tb,Tn)を記憶したり、色ずれ補正を実行するか否かを判断する際に用いる実行条件としての閾値(第1の閾値、第2の閾値)を記憶したりする。例えば、装置内の温度が上昇している場合に用いられる第1の閾値として3℃が記憶され、装置内の温度が下降している場合に用いられる第2の閾値として1℃が記憶される。
通信部94は、ネットワークインターフェース等により構成され、LAN等のネットワークを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
[色ずれ補正について]
まず、色ずれ補正時に形成されるレジストマーク120K,120C,120M,120Y(総称してレジストマーク120と呼ぶ場合もある)について説明する。図3は、レジストマーク120および色ずれ補正を説明するための図である。図3に示すように、各色のレジストマーク120K,120C,120M,120Yは、中間転写ベルト8上の副走査方向D1(用紙搬送方向)に沿うように形成されると共に、画像検知部202A,202Bに対応した位置にそれぞれ形成される。レジストマーク120Kは、主走査方向D2に延びるマーク121Kとマーク121Kに対して所定角度(例えば45度)だけ傾斜した方向に延びるマーク122Kとが平面視フ字状に組み合わされて構成されている。なお、その他のレジストマーク120C,120M,120Yについてもレジストマーク120Kと同様の構成であるため、詳細な説明は省略する。
次に、色ずれ補正について図3を参照して説明する。色ずれ補正が開始されると、レジストマーク120K,120C,120M,120Yが画像検知部202A,202Bによって検知される。制御部50は、K色のレジストマーク120Kのマーク121Kを検知してから次のC色のレジストマーク120Cのマーク121Cを検知するまでの時間T1と、予め設定されたレジストマーク120Kのマーク121Kとレジストマーク120Cのマーク121Cとの間の基準時間Tsとの比較結果に基づいて、K色の画像とC色の画像との副走査方向D1における画像の色ずれ量を算出する。
また、制御部50は、K色のレジストマーク120Kのマーク122Kを検知してから次のC色のレジストマーク120Cのマーク122Cを検知するまでの時間T2と、先に検知して得た時間T1(または基準時間Ts)との比較結果に基づいて、K色の画像とC色の画像との主走査方向D2における画像の色ずれ量を算出する。
なお、上述した例では、主走査方向D2および副走査方向D1の色ずれ量を算出する場合について説明したが、これらに限定されることはなく、ボウ補正等の他の色ずれ量を算出することもできる。
[画像形成装置の動作例]
次に、本発明の一実施の形態に係る色ずれ補正を実行する場合における画像形成装置100の動作例について説明する。図4は、色ずれ補正を行う場合における画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図4に示すように、ステップS100で制御部50は、画像形成装置100の電源がオンであるか否かを判断する。電源には、主電源や副電源が含まれている。制御部50は、画像形成装置100の電源がオンであると判断した場合、ステップS110に進み、画像形成装置100の電源がオンでないと判断した場合、画像形成装置100の電源の状態を継続して監視する。
ステップS110で制御部50は、色ずれ補正を実行する。色ずれ補正は、例えば電源のオン時(朝一)や後述するように装置内において所定の温度変化があった場合に実行される。なお、本例では、ステップS110の色ずれ補正の実行時刻を時刻S1とする。また、制御部50は、色ずれ補正を実行した時刻S1における装置内の温度情報T0を温度検知部200から取得し、取得した装置内の温度情報T0を記憶部92に保存する。
ステップS120で制御部50は、時刻S1から所定時間経過後の時刻S2における装置内の温度情報Tbを温度検知部200から取得し、取得した装置内の温度情報Tbを記憶部92に保存する。時刻S2は、例えば後述する時刻S3の直前の1分前の時間とする。これにより、色ずれ補正の実行の有無を判断する直近において装置内の温度が上昇しているか、または下降しているかを高精度かつ正確に判断できる。
ステップS130で制御部50は、時刻S2から所定時間経過後の時刻S3における装置内の温度情報Tnを温度検知部200から取得し、取得した装置内の温度情報Tnを記憶部92に保存する。本例では、時刻S3を現在の時刻とする。
ステップS140で制御部50は、取得した装置内の時刻S3の温度情報Tnと時刻S2の温度情報Tbとを比較し、温度情報Tnが温度情報Tb以上であるか否かを判断する。制御部50は、取得した温度情報Tnが温度情報Tb以上であると判断した場合、装置内の温度が上昇している、または時刻S2と時刻S3との間において装置内の温度が変動していないと判断してステップS150に進む。一方、制御部50は、取得した温度情報Tnが温度情報Tb未満であると判断した場合、装置内の温度が下降していると判断してステップS180に進む。
温度情報Tnが温度情報Tb以上である場合、ステップS150で制御部50は、時刻S3における温度情報Tnから時刻S1における温度情報T0を減算し(Tn−T0)、その演算結果(温度差)が閾値として予め設定された3℃となっているか否かを判断する。制御部50は、演算結果が3℃であると判断した場合、画像(レジストマーク120)の色ずれが許容値(設定値)を超えていると判断してステップS160に進む。
ステップS160で制御部50は、装置内の温度が上昇しており現在(時刻S3)と前回の色ずれ補正時(時刻S1)の装置内の温度差が3℃である場合、色ずれ補正の実行条件を満たすことになるので、色ずれ補正を実行する。制御部50は、色ずれ補正として例えば主走査方向や副走査方向等の色ずれ補正を実行する。なお、本例では、ステップS160の色ずれ補正の実行時刻を時刻S4とする。
続けて、ステップS170で制御部50は、今回の色ずれ補正時の時刻S4における装置内の温度情報T0を温度検知部200から取得し、前回の色ずれ補正時に記憶部92に保存した温度情報を最新の温度情報T0に更新する。なお、温度情報T0の更新情報としては、時刻S3と時刻S4との時間差が短い場合には時刻S3の温度情報Tnを用いることもできる。
一方、制御部50は、ステップS150において演算結果が3℃にならない(3℃未満である)と判断した場合、画像の色ずれが許容値を超えていない、または色ずれが発生していないと判断してステップS120に戻り、装置内の温度状態を継続して監視する。
これに対し、温度情報Tnが温度情報Tb未満である場合、ステップS180で制御部50は、時刻S1における温度情報T0から時刻S3における温度情報Tnを減算し(T0−Tn)、その演算結果(温度差)が閾値として予め設定された1℃となっているか否かを判断する。制御部50は、演算結果が1℃であると判断した場合、画像の色ずれが許容値を超えていると判断してステップS160に進む。
ステップS160で制御部50は、装置内の温度が下降しており前回の色ずれ補正時(時刻S1)と現在(時刻S3)の温度差が1℃である場合、色ずれ補正の実行条件を満たすことになるので、色ずれ補正を実行する。制御部50は、色ずれ補正として例えば主走査方向や副走査方向等の色ずれ補正を実行する。
続けて、ステップS170で制御部50は、今回の色ずれ補正時(時刻S4)における装置内の温度情報T0を温度検知部200から取得し、前回の色ずれ補正時に記憶部92に保存した温度情報を最新の温度情報T0に更新する。なお、更新情報は、時刻S3の温度情報Tnであっても良い。
一方、制御部50は、ステップS180において演算結果が1℃にならない(1℃未満である)と判断した場合、画像の色ずれが許容値を超えていない、または色ずれが発生していないと判断してステップS120に戻り、装置内の温度状態を継続して監視する。色ずれ補正時においては、上述したような動作を繰り返し実行する。
なお、上述した実施の形態では、装置内の温度が上昇している場合において色ずれ補正を実行するか否かを判断する際に用いる閾値を3℃に設定したが、これに限定されることはなく、2℃に設定しても良いし、3℃以上に設定しても良い。同様に、装置内の温度が下降している場合において色ずれ補正を実行するか否かを判断する際に用いる閾値を1℃に設定したが、これに限定されることはなく、温度上昇時に用いられる閾値よりも小さい値であれば1℃以外であっても良い。
以上説明したように、本実施の形態では、画像形成装置100内の温度が上昇している場合と、画像形成装置100内の温度が下降している場合とで、色ずれ補正の実行条件を別条件に設定している。これにより、図5に示したように、装置内の温度が上昇している場合と下降している場合とで前回の色ずれ補正時と現在における装置内の温度差に対する色ずれ量の相関関係が相違する場合でも、最適なタイミングで色ずれ補正を実行することができ、色ずれの無い良質な画像を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、装置内の温度が上昇している場合の色ずれ補正の閾値を、装置内の温度が下降している場合の色ずれ補正の閾値よりも大きな値に設定するので、装置内の温度が上昇している場合においては不要な色ずれ補正が実行されることを防止することができる。これにより、生産性の低下を回避することができる。一方、装置内の温度が下降している場合には、色ずれ補正の閾値を装置内の温度が上昇している場合の閾値よりも小さい値に設定するので、装置内の温度差に対して色ずれ量が急峻に変化する場合でも(図5参照)、的確なタイミングで色ずれ補正を実行することができる。その結果、色ずれの無い良質な画像を得ることができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
50 制御部
100 画像形成装置
120,120K,120C,120M,120Y レジストマーク
200 温度検知部
P 用紙
T0,Tn,Tb 温度情報

Claims (2)

  1. 装置内の温度を検知する温度検知部と、
    前記温度検知部により検知された装置内の前記温度に基づいて画像の色ずれ補正を実行する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    装置内の温度が上昇している場合、前回の色ずれ補正時と現在とにおける装置内の温度差と、第1の閾値とを比較することにより色ずれ補正を実行するか否かを判断し、
    装置内の温度が下降している場合、前回の色ずれ補正時と現在とおける装置内の温度差と、前記第1の閾値よりも小さい値の第2の閾値とを比較することにより色ずれ補正を実行するか否かを判断する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    現在の装置内の温度と前回の色ずれ補正時以降の装置内の温度とに基づいて装置内の温度が上昇しているかまたは下降しているかを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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