JP6438296B2 - 背泳用スタート補助装置 - Google Patents

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Description

本発明は、背泳者のスタートを補助するための背泳用スタート補助装置に関する。
従来、競泳者のスタートを補助するためのスターティングブロックが提案されている。下記特許文献1のスターティングブロックは、クラウチングスタートの飛込みの水平力及び水平速度を改善するためのものである。また、背泳用のスターティングブロックとして、図11のような背泳用スタート補助装置100も提案されている。この背泳用スタート補助装置100は、スタート台200の天板201の上面に取り付けられた本体101と、この本体101に一対の吊り部材102を介して支持された踏み板103とを有する。そして、踏み板103は、プールPの水面H付近に位置決めされる。背泳者は、この踏み板103に足裏を当てて、かつ、強く蹴り出すことにより、勢いよくスタートを行うことができる。
国際公開第2003/092819号
従来の背泳用スタート補助装置100は、本体101がスタート台200に取り付けられた状態では、この本体101が邪魔になってスタート台200の天板201が使用できない。従って、例えば、背泳と自由形の泳者が同時に練習するような状況では、背泳用スタート補助装置100がスタート台200に装着されていると、自由形の泳者はスタート台200の天板201から飛び込むことができない。そのため、自由形の泳者が飛び込む際には、その都度、背泳用スタート補助装置100の取り外す必要があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、スタート台の天板の外周縁部を用いて固定することを基本として、取り付けられた状態でもスタート台の天板を使用可能な背泳用スタート補助装置を提供することを主たる目的としている。
本発明は、プールのスタート台の略矩形状の天板に取り付けられて使用される背泳者のスタートを補助するためのスタート補助装置であって、前記天板の外側かつ前記天板の外周面を囲むように配置可能な大きさを有した前開放のコ字状のフレーム枠と、前記フレーム枠と前記天板とを、前記天板の外周縁部を用いて固定するための固定手段と、前記フレーム枠の前側の各端部にそれぞれ連結された吊り部材と、前記フレーム枠が前記天板に固定された状態において、前記吊り部材で吊り下げられて前記プール内に位置する横長の踏
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記固定手段は、前記天板の上を完全に横切ることなく、前記フレーム枠と前記天板とを固定するのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記固定手段は、前記天板を上下から挟む第1固定手段を含むのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記フレーム枠は、前記天板の後方に配された後フレームを含み、前記第1固定手段が、前記後フレームに設けられているのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記後フレームには、持ち運び用のグリップが設けられているのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記固定手段は、前記フレーム枠の自重を前記天板の上面で支持させるための第2固定手段を含むのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記フレーム枠は、前記天板の左右両側に配された一対の側部フレームを含み、前記第2固定手段が、前記側部フレームに設けられているのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記フレーム枠は、前記天板の左右両側に配された一対の側部フレームを含み、前記各側部フレームは、前記天板に固定された第1フレームと、前記第1フレームに対して伸縮可能に取り付けられた第2フレームとを含むのが望ましい。
本発明に係る背泳用スタート補助装置において、前記各側部フレームには、前記第1フレームに対する前記第2フレームの位置を拘束するための位置決め部材が設けられているのが望ましい。
本発明の背泳用スタート補助装置は、スタート台の天板の外側かつ天板の外周面を囲むように配置可能な大きさを有した前開放のコ字状のフレーム枠と、フレーム枠と天板とを、天板の外周縁部を用いて固定するための固定手段とを含んでいる。このため、スタート台に背泳用スタート補助装置が取り付けられた状態でも、スタート台の天板は、使用可能である。
従って、本発明の背泳用スタート補助装置は、練習用プールのスタート台に取り付けられていても、自由形等の泳者は、スタート台の天板からスタート(飛び込み)することができる。
また、本発明の背泳用スタート補助装置は、固定手段により天板に固定されているため、天板への取り付け及び取り外しが容易である。
さらに、本発明の背泳用スタート補助装置は、フレーム枠の前側の各端部にそれぞれ連結された吊り部材と、フレーム枠が天板に固定された状態において、吊り部材で吊り下げられてプール内に位置する横長の踏み板とを含んでいる。このため、背泳者は、踏み板に足裏を当てて、かつ、強く蹴り出すことにより、勢いよくスタートを行うことができる。
以上のように、本発明の背泳用スタート補助装置は、取り付けられた状態でもスタート台の天板を使用可能とし、使い勝手を高め得る。
本発明の一実施形態の背泳用スタート補助装置がスタート台に装着された状態の斜視図である。 図1の背泳用スタート補助装置の平面図である。 図1の分解斜視図である。 図1の部分拡大図である。 図4のA−A線の断面図である。 図2のB−B線の断面図である。 図2のC−C線の断面図である。 図2のD−D線の断面図である。 本発明の別実施形態の背泳用スタート補助装置を示す平面図である。 さらに別実施形態の背泳用スタート補助装置を示す平面図である。 従来例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態の背泳用スタート補助装置1がスタート台S1に装着された状態の斜視図、図2は、図1の背泳用スタート補助装置1の平面図、図3は、図1の背泳用スタート補助装置1の分解斜視図を、それぞれ示している。図1乃至図3に示されるように、本実施形態の背泳用スタート補助装置1は、プールPのプールサイドPSに設けられたスタート台S1に取り付けられて使用されるもので、フレーム枠2と、フレーム枠2に設けられた固定手段3と、吊り部材4によりフレーム枠2に吊り下げられた踏み板5とを含んでいる。
フレーム枠2は、スタート台S1の天板S2の外側に配置されており、天板S2の外周面を囲むように配置可能な大きさを有している。また、フレーム枠2は、天板S2の後方に配された後フレーム6と、天板S2の左右両側に配された一対の側部フレーム7,7とを含み、前開放の略コ字状に形成されている。フレーム枠2が天板S2の外側に配置されるため、背泳用スタート補助装置1がスタート台S1に取り付けられた状態でも、フレーム枠2は、スタート台S1の天板S2の上面を実質的に全開放し、天板S2の上面を利用したスタート(飛び込み)を可能にする。
固定手段3は、フレーム枠2と天板S2とを固定するもので、本実施形態では、後フレーム6に設けられた第1固定手段16と、各側部フレーム7にそれぞれ設けられた第2固定手段17とを含んでいる。これらの詳細については、後述する。固定手段3は、天板S2の外周縁部を用いて背泳用スタート補助装置1を固定することができる。従って、固定手段3は、天板S2の上を完全に横切ることはない。このため、背泳用スタート補助装置1がスタート台S1に取り付けられた状態でも、固定手段3は、天板S2の上面の外周縁部と係合しているに過ぎず、天板S2の上面を利用したスタートを妨げない。
各吊り部材4は、プールP内に位置する踏み板5を吊り下げるためのものであり、各々の一方の端部4Aがフレーム枠2の前側の各端部10Aにそれぞれ連結されている。吊り部材4は、例えば、ナイロンベルトのように柔軟性があり、かつ、水に強い材料により構成される。
踏み板5は、断面が三角形状の横長の形状を有しており、その長手方向の両端部を、吊り部材4の他方の端部4Bに連結されている。これにより、踏み板5は、フレーム枠2に吊り下げられている。踏み板5は、例えば、吊り部材4の長さが調節されることにより、プールサイドPSの形状に関係なく、プールP内の予め定めた高さに位置されることができる。
本実施形態の背泳用スタート補助装置1は、以上のような基本構成要素を備えている。以下、各構成要素のより具体的な形状等が説明される。
本実施形態のフレーム枠2は、例えば、金属材料により構成されている。図1及び図2に示されるように、フレーム枠2の後フレーム6は、天板S2の後方の辺に沿って略直線状にのびている。
後フレーム6には、例えば、持ち運び用のグリップ8が設けられている。グリップ8は、上に向かって突出する棒状のもので、これを把持することにより、背泳用スタート補助装置1の持ち運びが容易となる。
図3に示されるように、各側部フレーム7は、例えば、後フレーム6に一体に固着された第1フレーム9と、第1フレーム9に対して伸縮可能に取り付けられた第2フレーム10とを含んでいる。また、各側部フレーム7には、第1フレーム9に対する第2フレーム10の位置を拘束するための位置決め部材11が設けられている。このため、側部フレーム7の長さは、容易に変更され得る。従って、踏み板5は、プールPの水面Hに対する高さが、吊り部材4のみならず、側部フレーム7の長さを調節することによっても変更可能である。
図2に示されるように、第1フレーム9は、天板S2の側方の辺に沿うように略直線状にのびている。図3に示されるように、本実施形態の第1フレーム9は、例えば、上下方向に長い縦長の矩形の中空断面を有している。このような第1フレーム9は、縦方向の曲げに強く、また、幅方向の長さが小さくできるので、小型かつ軽量に構成され得る。
第2フレーム10は、第1フレーム9内に挿入される後側の端部10Bと、吊り部材4が取り付けられる前側の端部10Aとを含んでいる。後側の端部10Bは、例えば、上下方向の長さが第1フレーム9の内面長さより短い縦長の矩形断面を有している。このような第2フレーム10の後側の端部10Bは、縦方向の曲げに強く、第1フレーム9内にスムーズに挿入され得る。
図2に示されるように、各第2フレーム10の前側の端部10Aは、踏み板5の端部と略等しい位置となるように、接続部10Cを介して、それぞれ外側に張り出している。フレーム枠2は、天板S2の周囲でかつ天板S2に近い場所に配置されるので、泳者が天板S2の左右両側から天板S2に上る場合に影響は少ない。また、図1に示されるように、フレーム枠2は、プールP側から見た時に、吊り部材4が略鉛直方向にのびて踏み板5を吊り下げているので、踏み板5を安定して支持することができる。
図4は、位置決め部材11付近の部分拡大斜視図を示しており、図5は、図4のA−A線の断面図を示している。図4及び図5に示されるように、位置決め部材11は、例えば、位置決めアーム11Aと、位置決めピン11Bとを含んでいる。
位置決めアーム11Aは、第1フレーム9の上面及び左右の側面を覆うように、断面略コ字状で形成されている。位置決めアーム11Aの後端側は、枢軸13により、第1フレーム9内に挿入されている第2フレーム10に形成された支点穴10Dに挿入される。従って、位置決めアーム11Aは、図4において、実線でしめされるように、上方に跳ね上げられた開放状態と、仮想線で示されるように、第1フレーム9に沿った固定状態との間を移動し得る。また、第1フレーム9には、第2フレーム10の前後移動に伴って枢軸13も前後移動可能なように、長穴9Bが形成されている。
位置決めピン11Bは、位置決めアーム11Aが固定状態とされたときに、第1フレーム9上に形成された複数の位置決め穴9Aのいずれかに挿入可能に設けられている。
以上のように構成された位置決め部材11は、位置決めアーム11Aを開放状態とすることにより、位置決めピン11Bと位置決め穴9Aとの係合が解除される。これにより、第2フレーム10は、第1フレーム9に対して前後に移動することができる。第2フレーム10の移動範囲は、枢軸13が、第1フレーム9に設けられた長穴9Bを移動可能な範囲に制限されるので、第2フレーム10の抜け落ちが防止される。
第2フレーム10の位置を固定する場合には、位置決めピン11Bが第1フレーム9上の任意の位置決め穴9Aに挿入されるよう位置合わせされた後、位置決めアーム11Aが、固定状態へと移動される。このような位置決め部材11は、操作が容易であり、第1フレーム9に対する第2フレーム10の位置を簡単に変更可能である。位置決めの操作性をさらに向上するために、位置決めアーム11Aには、位置決めピン11Bに対応する位置に、操作者が掴むことができるつまみ部11Cが形成されているのが望ましい。
好ましい形態では、第1フレーム9の前端には、抜け止め部材14が、ねじ15により取り付けられている。一方、図5に示されるように、第2フレーム10の後側の端部10Bには、抜け止め部材14に当接可能な凸部材10Eが設けられている。このため、例えば、枢軸13が脱落しているような場合でも、抜け止め部材14と凸部材10Dとの接触により、第2フレーム10が第1フレーム9から抜け落ちることが防止される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態の固定手段3は、後フレーム6に設けられ、天板S2を上下から挟む第1固定手段16と、各側部フレーム7に設けられ、フレーム枠2の自重を天板S2の上面で支持するための第2固定手段17とを含んでいる。
図6には、図2のB−B線の断面図が示されている。図2及び図6に示されるように、後フレーム6は、例えば、前開放の断面コ字状に構成されており、その下フランジ6Aは、上フランジ6Bよりも長く構成されている。第1固定手段16は、例えば、後フレーム6に設けられた押え具20と、この押え具20を上下方向に移動させるネジ軸21とを有している。
押え具20は、後フレーム6の下フランジ6Aとの間で天板S2を挟むための第1固定板20Aと、この第1固定板20Aに固着されたナット金物20Bとを含んでいる。
第1固定板20Aの後端部は、後フレーム6のウエブ6Cに沿って折り曲げられている。ナット金物20Bは、軸線を上下にして第1固定板20Aに固着されている。ナット金物20Bは、第1固定板20Aの後端部が後フレーム6のウエブ6Cに当接することにより、回り止めされている。なお、第1固定板20Aには、ナット金物20Bに連続する貫通穴が設けられている。
ネジ軸21は、ナット金物20Bを貫通するように後フレーム6に回動自在に枢止されている。好ましい態様では、ネジ軸21には、操作者が工具を用いることなく手指で回すことができるように、ハンドルノブ等が設けられている。
以上のように構成された第1固定手段16は、ネジ軸21を回動させることにより、回り止めされているナット金物20B及び第1固定板20Aを上下に移動させることができる。これにより、第1固定手段16は、第1固定板20Aと、後フレーム6の下フランジ6Aとの間で、天板S2を上下に挟み、フレーム枠2と天板S2とを固定することができる。このような第1固定手段16は、フレーム枠2と天板S2とを強固に固定可能であるとともに、取り外しも容易に行える。
好ましい態様では、後フレーム6の内部には、ストッパ22が設けられている。ストッパ22は、例えば、後フレーム6の両端付近に一対設けられる。ストッパ22は、ナット金物20Bよりも前方に位置し、天板S2の後端部と当接することにより、その前後方向の位置を規制することができる。
好ましい態様では、ストッパ22と第1フレーム9とがなすコーナ部に、補強リブ23が設けられている。このような補強リブ23は、フレーム枠2を補強するとともに、スタート台S1の天板S2左右の端面と当接し、フレーム枠2との左右方向の位置決めをなし得る。
図1及び図3に示されるように、第2固定手段17は、側部フレーム7の第1フレーム9に設けられている。第2固定手段17は、第1フレーム9の上部に設けられた第2固定板17Aを含んでいる。フレーム枠2は、第1固定手段16により、天板S2に強固に固定されているため、第2固定板17Aは、簡単な構成で足りる。本実施形態の第2固定板17Aは、フレーム枠2の自重を天板S2の上面で支持させるための片持ち状に保持された板状のものからなる。
図3及び図6に示されるように、好ましい形態では、第2固定手段17は、さらにリブ17Bが設けられている。リブ17Bは、第2固定板17Aと第1フレーム9とに跨って固定されている。リブ17Bは、第2固定板17Aと第1フレーム9との接合部を補強するとともに、天板S2の左右の端面と当接することにより、フレーム枠2と天板S2との位置決め機能も有している。
固定手段3のスタート台S1の天板S2に接触する部位には、クッションが設けられていてもよい(図示省略。)。クッションは、例えば、ゴム等のエラストマーを接着するように構成される。クッションは、背泳用スタート補助装置1を天板S2に取り付ける際に、固定手段3及び天板S2が傷付くのを防止するとともに、背泳用スタート補助装置1が天板S2に取り付けられた際の滑り止めの機能も有している。
図7は、図2のC−C線の断面図を示している。本実施形態では、図3及び図7に示されるように、吊り部材4が連結されるフレーム枠2の前側の端部10Aは、前開放のコ字状であり、開放部分に2本の固定ピン12,12が上下方向に平行に隙間をあけて固定されている。図7に示されるように、吊り部材4は、その中間部4Cが2本の固定ピン12,12間に通される。通された中間部4Cには、浮動ピン18が挿入される。吊り部材4は、吊り部材4に張力が生じた際、2本の固定ピン12,12と浮動ピン18とにより、位置が固定される。このため、吊り部材4は、張力が生じることでその位置が確実に固定され、張力がゆるめられることで、容易に長さ調整をすることができる。
好ましい態様では、吊り部材4の一方の端部4Aは、2本の固定ピン12,12及び浮動ピン18と、フレーム枠2の前側の端部10Aとの間を通って折り返し部材4Dへ達している。吊り部材4の一方の端部4Aは、折り返し部材4Dで折り返され、再び2本の固定ピン12,12及び浮動ピン18と、フレーム枠2の前側の端部10Aとの間を通って、吊り部材4の裏側に配置するようにしてもよい。このように吊り部材4の一方の端部4Aを吊り部材4の裏側に配置することで、一方の端部4Aは、背泳用スタート補助装置1がスタート台S1の天板S2に取り付けられた状態でも、泳者がスタート台S1を利用する際に悪影響を及ぼすおそれが少ない。
本実施形態の踏み板5は、例えば、金属材料により構成され、内部に空間である中空部を有している。図3に示されるように、踏み板5の長手方向の両端には、中空部まで連通する一対のスリット5Aが設けられている。踏み板5は、さらに長手方向の両側面に側壁5Bを有している。各側壁5Bは、それぞれ、貫通穴5Cを備えている。貫通穴5Cは、踏み板5の中空部に進入した水を外に排出する機能を有している。
吊り部材4の他方の端部4Bは、ループ上に折り返されて縫製され、スリット5Aから踏み板5内部に挿入される。一対のスリット5Aは、吊り部材4の幅に略等しい幅を有しており、吊り部材4は、踏み板5に対し、左右方向に動くおそれが少なく、踏み板5を安定して吊り下げられる。
図8は、図2のD−D線の断面図を示している。図8に示されるように、吊り部材4の他方の端部4Bは、踏み板5の中空部に位置し、ループ部内に支持棒19が挿入される。支持棒19は、踏み板5の側壁5Bの貫通穴5Cから踏み板5の中空部に挿入される。吊り部材4は、支持棒19により、踏み板5から抜け出ることなく踏み板5を支持する。吊り部材4と踏み板5との連結構造が吊り部材4のループ部と支持棒19であるため、連結構造の故障や破損のおそれが少なく、背泳用スタート補助装置1の耐久性が向上する。
図3に示されるように、支持棒19は、その長さが踏み板5の側壁5B間の長さに略等しい。支持棒19端部と側壁5Bとの隙間が少ないため、支持棒19は、吊り部材4から抜け落ちるおそれが少ない。
図3及び図8に示されるように、踏み板5は、背泳者が足裏を当てる部分に、滑り止め5Dが設けられている。このため、踏み板5は、踏み板5を背泳者が強く蹴り出すときにも、足裏がずれにくく、背泳者が勢いよくスタートを行うことを可能としている。
図9は、本発明の別実施形態の背泳用スタート補助装置A1を示す平面図である。図9に示されるように、背泳用スタート補助装置A1のフレーム枠A2は、後フレームA6が踏み板5と略等しい長さを有している。このため、側部フレームA7の第2フレームA10は、形状が単純なものとなり、製造コストは低減され得る。
図10は、本発明のさらに別実施形態の背泳用スタート補助装置B1を示す平面図である。図10に示されるように、背泳用スタート補助装置B1の踏み板B5は、フレーム枠B2の後フレーム6と略等しい長さを有している。このため、背泳用スタート補助装置B1は、全体がコンパクトであり、かつ、側部フレームB7の第2フレームB10の形状が単純なものとなり、製造コストは低減され得る。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施し得るのは言うまでもない。
2 フレーム枠
3 固定手段
4 吊り部材
5 踏み板
P プール
S1 スタート台
S2 天板

Claims (9)

  1. プールのスタート台の略矩形状の天板に取り付けられて使用される背泳者のスタートを補助するためのスタート補助装置であって、
    前記天板の外側かつ前記天板の外周面を囲むように配置可能な大きさを有した前開放のコ字状のフレーム枠と、
    前記フレーム枠と前記天板とを、前記天板の外周縁部を用いて固定するための固定手段と、
    前記フレーム枠の前側の各端部にそれぞれ連結された吊り部材と、
    前記フレーム枠が前記天板に固定された状態において、前記吊り部材で吊り下げられて前記プール内に位置する横長の踏み板とを含むことを特徴とする背泳用スタート補助装置。
  2. 前記固定手段は、前記天板の上を完全に横切ることなく、前記フレーム枠と前記天板とを固定する請求項1記載の背泳用スタート補助装置。
  3. 前記固定手段は、前記天板を上下から挟む第1固定手段を含む請求項1又は2記載の背泳用スタート補助装置。
  4. 前記フレーム枠は、前記天板の後方に配された後フレームを含み、
    前記第1固定手段が、前記後フレームに設けられている請求項3記載の背泳用スタート補助装置。
  5. 前記後フレームには、持ち運び用のグリップが設けられている請求項4記載の背泳用スタート補助装置。
  6. 前記固定手段は、前記フレーム枠の自重を前記天板の上面で支持させるための第2固定手段を含む請求項3ないし5のいずれかに記載の背泳用スタート補助装置。
  7. 前記フレーム枠は、前記天板の左右両側に配された一対の側部フレームを含み、
    前記第2固定手段が、前記側部フレームに設けられている請求項6記載の背泳用スタート補助装置。
  8. 前記フレーム枠は、前記天板の左右両側に配された一対の側部フレームを含み、
    前記各側部フレームは、前記天板に固定された第1フレームと、前記第1フレームに対して伸縮可能に取り付けられた第2フレームとを含む請求項1乃至7のいずれかに記載の背泳用スタート補助装置。
  9. 前記各側部フレームには、前記第1フレームに対する前記第2フレームの位置を拘束するための位置決め部材が設けられている請求項8記載の背泳用スタート補助装置。
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