JP6436380B2 - 画像形成動作調整用画像データ、画像形成装置および画像形成動作調整方法 - Google Patents
画像形成動作調整用画像データ、画像形成装置および画像形成動作調整方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6436380B2 JP6436380B2 JP2014155069A JP2014155069A JP6436380B2 JP 6436380 B2 JP6436380 B2 JP 6436380B2 JP 2014155069 A JP2014155069 A JP 2014155069A JP 2014155069 A JP2014155069 A JP 2014155069A JP 6436380 B2 JP6436380 B2 JP 6436380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- image
- image forming
- forming operation
- mark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
図1に示す画像形成装置400は、載置された原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)500と、原稿を読み取るスキャナ(画像読取装置)300、トナー画像を形成するプリンタ部100が配置されている。
図2に示すように、画像形成装置400は、制御手段15を備えている。制御手段15には、スキャナ300、記憶装置12、画像メモリ13、プリンタ部100、操作パネル48を構成する操作手段14及び表示手段18などが接続されている。操作手段14は、画像形成モード又は補正モードを設定するように操作される。また、操作手段14は画像形成条件を設定する際にも使用される。表示手段18は、操作手段14により選択操作される画像形成条件等を表示するようになされる。
画像形成装置400では、用紙がスキューして搬送されて、画像が用紙に対して傾斜して形成されてしまう場合がある。また、用紙がスキューして搬送される場合に限らず、用紙の搬送タイミングや幅方向の位置が所定の位置とはずれた状態で搬送されることで、画像が用紙に対して所望の位置からずれた位置に形成されてしまう場合がある。そのため、画像形成装置のセッティング時にサービスマンが操作パネル48を操作して補正モードを選択し、用紙を作像部へ搬送する動作を含む一連の画像形成動作の少なくともひとつを調整する。補正モードがサービスマンにより設定された場合は、記憶装置12から画像形成動作調整用画像データを読み出し、用紙に画像形成動作調整用画像データに基づいた調整用画像を形成する。調整用画像は、図3に示すように、用紙Pの四角に形成される十字の評価マーク1を有している。画像形成装置は、用紙Pに調整用画像を形成したら、操作パネル48の表示手段18に、出力した用紙Pをスキャナ300にセットするよう指示する旨の表示をする。サービスマンは、表示手段18の表示内容に従って、調整用画像が形成された用紙Pの読み込み作業を行う。画像形成装置400は、スキャナ300で調整用画像が読み込まれたら、読み込みデータに基づいて用紙Pの角と評価マーク1との位置関係を測定し、理想の位置からのずれなどを算出する。そして、画像形成装置400は、算出したずれ量に基づいて、後述するスキュー補正などの画像調整動作を実行する。
図4(a)に示すように、用紙Pのおもて面の四角付近には、評価マーク1が形成されている。また、用紙Pのおもて面には、4箇所、折り線3が形成されている。また、図4(b)に示すように、用紙Pの裏面には、4箇所、用紙角における長さ方向の紙端と、幅方向の紙端を検知するための紙端検知マーク2が形成されている。この紙端検知マーク2は、折り線3に沿って、用紙Pの評価マーク1が形成された箇所を含む領域が、スキャナ300のスキャン範囲に入るように裏面側へ折り返したとき、用紙Pの紙端が紙端検知マーク2上にくるような箇所に形成されている。また、用紙Pの評価マーク1が形成された箇所を含む領域を裏面側へ折り返したとき、紙端からはみ出すように、紙端検知マーク2が形成されている。紙端検知マーク2のパターンや濃度は、用紙の幅方向の端と、長さ方向の端とが検知できる形状であればよく、ベタ画像でも網点画像でもよい。しかし、用紙とのコントラストが高いほうが用紙の端を正確に検知できるため、ある程度の濃度を必要とする。なお、上記折り線3は、サービスマンまたはユーザーが作業しやすいように形成したものであり、調整用画像に折り線3は、なくてもかまわない。
まず、制御手段15は、動作モードをチェックする(S1)。通常(デフォルト)は、画像形成モードに設定されており、制御手段15は、画像形成モードが設定されているとき(S2のNo)は、通常の画像形成処理を行う(S10)。一方、サービスマンまたはユーザーが、操作パネル48を操作して補正モードを設定した場合(S2のYES)は、制御手段15は、画像形成動作調整を実行する。なお、補正モードの設定は、表示手段18の図示しないメニュー画面等で選択して設定される。
図6は、調整用画像が形成された用紙の1角の拡大図であり、図7は、図6の破線の領域における1次元信号を示す図である。
読取データには、用紙の四角に形成された十字の評価マーク1と、主走査方向の紙端と、副走査方向の紙端と、紙端外側の黒色部分の紙端検知マーク2とが読み取られる。
図8は、画像スキュー量の算出について説明する図である。
画像スキュー量は、四角の評価マークの座標のうち、用紙先端側の幅方向一端の評価マークの座標と、他端の評価マークの座標から算出する。
用紙幅方向一端側の左上評価マーク1Lの用紙角(この評価マークに最も近い用紙角)を基準とした座標x1は、図8に示す距離aLであり、座標y1は、図8に示す距離bLである。用紙幅方向他端側の右上評価マーク1Rの用紙角(この評価マークに最も近い用紙角)を基準とした座標x1は、図8に示す距離aRであり、座標y1は、図8に示す距離bRである。また、スキュー角をθ、評価マーク間の距離をhとすると、画像スキューは、以下のようにあらわすことができる。
画像スキュー=sinθ=(bR−bL)/h
なお、評価マーク間の距離hは、用紙の幅をWとすると、
h={(W−aR−aL)2+(bR−bL)2}1/2
であらわすことができる。
図9は、スキュー補正板81による紙スキュー補正について説明する図である。
通常、図9(a)に示すように、レジストローラ対80の一方の上ローラ80aは、他方の下ローラ80bから離間している。給紙カセットから搬送されてきた用紙Pは、図9(b)に示すように、先端がスキュー補正板81に突き当たって停止する。これにより、用紙Pのスキューが補正される。次に、図9(c)に示すように、レジストローラ対80の一方の上ローラ80aを下降させ、用紙Pをレジストローラ対80で挟みこむ。次に、図9(d)に示すように、スキュー補正板81を退避させた後、レジストローラ対80により用紙Pを像形成部125へ搬送する。これにより、スキュー補正された用紙がまっすぐに像形成部125へ搬送される。
画像位置のずれは、まず、図10に示すように、理想位置からのずれを算出する。紙角を基準とした理想位置の座標(x0=AL,y0=BL)は、記憶装置12にあらかじめ記憶されている。制御手段15は、記憶装置12から理想位置の座標(x0=AL,y0=BL)を読み出し、理想位置からのずれを算出する。理想位置(x0、y0)とのズレは、(x0−x1=AL−aL,y0−y1=BL−bL)として算出される。
図11は、書き込み装置102の要部構成図である。
図11に示すように、書き込み装置102内には、主走査方向の書き出しタイミングを決定するための同期センサ105が設けられている。ポリゴンミラー104によって走査された光ビームは、まず、同期センサ105に入射する。同期センサ105が光ビームを検知すると、主走査方向同期信号が出力される。そして、主走査方向の同期が取れてレーザ出力ユニット103から画像データに基づくレーザ光が出力される。
通常の書き込み開始設定では、副走査同期検知信号から2カウント目、主走査同期検知信号から2カウント目が書き込み開始位置だったとする。調整用画像の読取データから、理想位置に対して、副走査方向に1走査線分ずれ、主走査方向に1ドット分ずれていたことが検出されたとする。この場合は、副走査同期検知信号から3カウント目、主走査同期検知信号から3カウント目から書き込みが開始されるように補正するのである。これにより、画像位置ずれが補正され、理想位置に画像が形成される。
この場合、特別な調整用の用紙を用意する必要がある。しかし、評価マークを形成するためのプリンタ部の最大用紙サイズの用紙と、補助部材とを用意する必要がある特許文献2に記載の構成に比べて、調整作業を行う際の手間が削減できる。
自動両面印刷においては、定着加熱による微小な紙縮みにより、用紙おもて面に形成された画像も、転写時に比べて微小に縮む。その結果、裏面に形成される画像が、画像データ上、おもて面に形成される画像と同じ倍率であったとしても、用紙のおもて面に形成された画像に対して裏面に形成される画像が大きくなる。すなわち、用紙のおもて面に形成された画像と裏面に形成された画像とで倍率誤差が発生するのである。変形例1では、補正モードにおいて、上述のような表裏の倍率誤差を補正するようにしたものである。
図14に示すように、変形例1の調整用画像は、用紙の両面に評価マーク、紙端検知マーク2、折り線3が形成される。用紙のおもて面に形成された評価マークの紙角に対する位置をスキャナで検出するときは、折り線3に沿って用紙の四角を裏面側へ折り返えす。これにより、用紙裏面に形成された紙端検知マーク2の一部が用紙の端からはみ出し、用紙端と、用紙のおもて面に形成された評価マークとを精度よく検知できる。用紙の裏面に形成された評価マークの紙角に対する位置をスキャナで検出するときは、折り線3に沿って用紙の四角をおもて面側へ折り返えす。これにより、用紙おもて面に形成された紙端検知マーク2の一部が用紙の端からはみ出し、用紙端と、用紙の裏面に形成された評価マークとを精度よく検知できる。
この変形例1においては、2回のスキャンでおもて面、裏面の四角の評価マークを検知できる。一方、先の図3に示した場合は、4回スキャンを行う必要がある。
実施形態と同様にして、サービスマンまたはユーザーが、操作パネル48の操作手段14を操作して、補正モードに設定(S12のYES)し、用紙サイズ情報や給紙トレイ情報が入力されたら、先の図14に示した調整用画像が出力される(S13)。
変倍量は、おもて面と裏面の評価マークのずれから算出できる。
算出した表面の用紙先端側の用紙左角に形成された評価マークの用紙左角を基準とした座標は、(表x1=表aL,表y1=表bL)である。表面の用紙先端側の用紙右角に形成された評価マークの用紙右角を基準とした座標は、(表x1=表aR,表y1=表bR)である。また、算出した裏面の用紙先端側の用紙左角に形成された評価マークの用紙左角を基準とした座標は、(裏x1=裏aL,裏y1=裏bL)である。裏面の用紙先端側の用紙右角に形成された評価マークの用紙右角を基準とした座標は、(裏x1=裏aR,裏y1=裏bR)である。用紙のおもて面に画像を形成した後、定着で用紙が縮むため、おもて面画像のほうが小さくなる。したがって、用紙幅方向(主走査方向)の表裏変倍量(縮み量)は、以下の式で表すことができる。
幅方向表裏変倍量=(裏aL+裏aR)/(表aL+表aR)
長さ方向表裏変倍量=(裏bL+裏bR)/(表bL+表bR)
変倍量の補正は、裏面に画像を形成する際の書き込み開始位置を補正するともに、裏面に形成する画像データに対して、所定のアルゴリズムに基づいて、ドットなどを間引く処理を行うことで補正する。具体的には、(裏aL−表aL)に基づいて、主走査同期検知信号からの書き込み開始タイミングが補正され、(裏bL−表bL)に基づいて、副走査同期検知信号からの書き込み開始タイミングが補正される。また、ユーザーやサービスマンにより入力された横倍率に基づいて、裏面画像データから主走査方向における間引くドット数が求められ、所定のアルゴリズムに基づいて、求められたドット数、裏面画像データからドットが間引かれる。これにより、裏面画像の横倍率が微小縮小される。また、入力された縦倍率に基づいて、裏面画像データから間引く主走査線方向の画像数を求めるのである。例えば、求められた像数が、2走査分に相当する場合は、裏面画像データから2走査分の主走査方向の画像を間引くのである。これにより、裏面画像の縦倍率が微小縮小される。
幅方向変倍量=((A−aL)+(A−aR))/h0
長さ方向変倍量=((B−bL)+(B−bL’))/l0
となる。
なお、上記h0、l0は、理想位置間の距離であり、用紙の幅をWとすると、h0=W−2Aであり、用紙長さLとすると、l0=L−2Bである。
次に、変形例2について、説明する。
図18は、変形例2の調整用画像を示す図である。(a)は、用紙Pのおもて面に形成される調整用画像を示す図であり、(b)は、用紙Pの裏面に形成される調整用画像を示す図であり、(c)は、スキャナ300で用紙Pを読み込むときの状態を示す図である。
変形例2の調整用画像は、図18(a)に示すように、用紙のおもて面に、用紙の四角に形成された十字形状の評価マークに加えて、枠線画像5が形成される。また、図18(b)に示すように、用紙の裏面には、紙端検知マーク2に加えて、用紙の縁を検知するための縁検知用マーク6が形成されている。
実施形態と同様にして、サービスマンまたはユーザーが、操作パネル48の操作手段14を操作して、補正モードに設定(S32のYES)し、用紙サイズ情報や給紙トレイ情報が入力されたら、先の図18に示した調整用画像が出力される(S33)。
例えば、先の図19に示すような画像ひずみがあった場合、図21に示す、用紙左端から図中上側左角基準マークまでの距離K1、用紙左端から図中下側左角基準マークまでの距離K3よりも、用紙左端から枠線の上下方向中央部までの距離K2の方が長くなる。また、用紙右端から図中上側右角基準マークまでの距離K4、用紙右端から図中下側右角基準マークまでの距離K6よりも、用紙右端から枠線の上下方向中央部までの距離K5の方が短くなる。このような関係から、制御手段15は、先の図19に示すように副走査方向に画像が湾曲するような画像ひずみが生じていることを把握することができる。画像スキューがある場合は、K2、K3、K5、K6の算出に際して、画像スキュー量を差し引く。これにより、四角に評価マークを形成しただけではわからない主走査方向の画像のゆがみを算出できる。また、実際の画像のゆがみは、先の図19に示すように中央部が最も凹んだような形状とはならず、例えば、最も凹んだ箇所が、用紙の上側にあったり、また、波打つようなゆがみであったりする場合もある。枠線とすることで用紙の各位置における用紙端からの枠線までの距離を把握することができ、どのような画像ゆがみでも精度よく検知することができる。
図22に示すように、書き込み装置102の反射ミラー106は、その裏面(非鏡面)側に配設されたホルダー52によって保持されている。
ホルダー52の長手方向の両端部には、それぞれ反射ミラー106に向けて突出する支持手段たる支持突起52aが設けられており、支持突起52aが反射ミラー106の裏面に当接している。ホルダー52の端部の支持突起52aよりも長手方向の中央側には、第1の強制湾曲手段たる板バネ部材54が取り付けられている。それぞれの板バネ部材54は、反射ミラー106を鏡面側から裏面側に向けて(図中矢印Aの方向に向けて)押圧している。これにより、反射ミラー106は、長手方向の中央部を鏡面側から裏面側に向けて撓ませるような形状で湾曲する。つまり、反射ミラー106を、板バネ部材54によって強制的に湾曲させた状態でホルダー52に保持される。ホルダー52の背面側には、ホルダー52を介して、反射ミラー106の長手方向の中央部をホルダー52の強制湾曲方向とは逆方向(図中矢印Bの方向)に押し込む第2の強制湾曲手段たる押込装置64が配設されている。
図27は、変形例3における用紙Pのサイズを検出する構成の説明図である。図27(a)は、用紙Pの端面をスキャナ300で読み取る状態の説明図であり、図27(b)は、図27(a)に示す状態で読み取った用紙Pの端面の画像(以下、「端面画像Ip」と呼ぶ))の説明図である。
例えば、図4に示す調整用画像を作像し、用紙Pの評価マーク1が形成された箇所を含む領域を裏面側へ折り返す前に、図27(a)に示すように、用紙Pを半分に折り曲げる。スキャナ300のコンタクトガラス309が露出するように、スキャナ300の天板を構成する自動原稿搬送装置500を持ち上げ、半分に折り曲げた用紙Pをコンタクトガラス309の上面に立てるように配置する。このとき、用紙Pの画像が形成された面がコンタクトガラス309の上面に対して垂直となるように配置する。そして、自動原稿搬送装置500を持ち上げたままの状態で、スキャン動作を実行する。
スキャン動作で得た端面画像Ipはコピーとして出力し、出力した画像から用紙Pの辺の長さを求めても良いし、コピー出力をせずスキャンされた画像から計算で用紙Pの辺の長さを求めてもよい。計算で用紙Pの辺の長さを求める方法としては、画像を二値化し、一方方向からの画素輝度が変わるエッジを見つけていきそのエッジのピクセル数をカウントするなどの方法がある。
これにより、用紙Pの四角の座標と評価マーク1の座標とが明らかになり、用紙Pの四角と評価マーク1との位置関係が算出される。
図29は、変形例3で検出する各値を示す説明図である。図29(a)は、図27や図28を用いて説明した方法で、検出することができる用紙Pの長辺の長さ(「用紙長さ」ともいう)Lと短辺の長さ(「用紙幅」ともいう)Wとを示している。また、図29(b)は、用紙Pの四角の評価マーク1が形成された箇所を含む領域を裏面側へ折り返してスキャン動作を実行することによって検出することができる四角の評価マーク1の用紙Pの縁からの距離を示している。この距離を、aL、bL、aL’、bL’、aR、bR、aR’、bR’とする。
このとき、左上評価マーク1Lを理想の位置(AL,BL)とするには、書き込み開始位置を「AL−aL」だけ右側に、「BL−bL」だけ下側にずらすと正しい書き込み開始位置となる。
具体的な書き込み開始位置の設定方法としては、上述した実施形態で図12を用いて説明した方法と同様の方法を用いることができる。
理想的な画像位置での長辺方向(長さ方向)の評価マーク1間の距離を「l0」、短辺方向(幅方向)の評価マーク1間の距離を「h0」とすると、以下の(1)式及び(2)式で示す変倍率に設定する必要がある。
長辺側の変倍率=l/l0={L−(bL+bL’)}/l0 ・・・・(1)
短辺側の変倍率=h/h0={W−(aL+aR)}/h0 ・・・・(2)
図14に示す変形例1と組み合わせる場合は、用紙Pのおもて裏それぞれ書込み開始位置の補正量と変倍量を算出する。そして、おもて裏それぞれの画像を理想位置に配置することによって、おもて面と裏面との画像の位置も合う状態となる。
図30は、変形例4の調整用画像を示す図である。図30(a)は、用紙Pのおもて面に形成される調整用画像を示す図であり、図30(b)は、用紙Pの裏面に形成される調整用画像であり、図30(c)は、スキャナで用紙Pを読み込むときの状態を示す図である。
変形例3では、用紙Pの短面を画像として読み取ることで用紙Pのサイズを検出する構成であったが、変形例4は、調整用画像を用いて用紙Pのサイズを検出する構成である。
実施形態と同様に、図30(a)に示す調整用画像を出力し、調整用画像が形成されて排紙された用紙Pの四角を図30(a)中の点線(折り線3)で折り曲げ、図30(c)の状態とする。なお、図30(a)中の折り線3は、サービスマンまたはユーザーが作業しやすいように形成したものであり、調整画像に折り線3は、なくてもかまわない。
理想的な用紙Pの四角と評価マーク1との位置関係は、記憶装置12にあらかじめ記憶されていて、理想位置からのずれを算出する。
ここで求めた用紙長さLと用紙幅Wとを用いて、上述した変形例3と同様に、長辺方向と短辺方向との変倍率を求め、用紙Pの理想位置に画像を形成する。
図32は、変形例5の調整用画像を示す図である。図32(a)は、用紙Pのおもて面および裏面に形成される調整用画像を示す図であり、図32(b)は、スキャナ300で用紙Pを読み込むときの状態を示す図である。変形例5は、調整用画像がサイズ検知用マーク7を備える点以外は上述した変形例1と同様の構成である。
さらに、変形例4と同様に、サイズ検知用マーク7を用いて用紙Pの長辺の長さ(用紙長さL)及び短辺の長さ(用紙幅W)を求める。ここで求めた用紙長さLと用紙幅Wとを用いて、上述した変形例3と同様に、長辺方向と短辺方向との変倍率を求め、用紙Pの理想位置に画像を形成する。変形例5では、おもて裏それぞれの画像を理想位置に配置することによって、おもて面と裏面との画像の位置も合う状態となる。
本発明に係る画像形成動作調整用画像データに基づいた調整用画像を形成する画像形成装置としては、画像読取手段や補正モードを備える構成に限るものではない。
(態様1)
画像形成装置400の記憶装置12などの記憶手段に記憶され、画像形成装置の画像形成動作の調整(作像部へ用紙を搬送する搬送動作を含む一連の画像形成動作のうちの少なくともひとつを調整)を行う際に、記憶手段から読み出され、用紙に形成される画像形成動作調整用画像データにおいて、用紙の角の近傍に形成される評価マーク1と、用紙の評価マーク1が形成された箇所を含むように上記用紙の角を、用紙の評価マークが形成された面と反対側の面側へ折り返してこの反対側の面を、スキャナ300などの画像読取手段により読み取ったときの読み取りデータから、上記折り返した部分の用紙の端が検知できるようにするための紙端検知マーク2とを有する。
(態様1)によれば、画像形成装置で評価マークを用紙に形成する際に、用紙の評価マークが形成された箇所を含むように用紙の角を、用紙の評価マークが形成された面と反対側の面側へ折り返して、この反対側の面を、画像読取手段により読み取ったときの読み取りデータから、上記折り返した部分の用紙の端が検知できる紙端検知マークも、用紙に形成される。
従って、(態様1)では、評価マークと紙端を、画像読取手段で読み込むにあたり行う作業としては、用紙の評価マークが形成された箇所を含むように用紙の角を折り曲げて、画像読取手段にセットするだけでよい。従って、評価マークと紙端を、画像読取手段で読み込むにあたり、補助部材となりうる部材を探したり画像形成装置で出力したりして、補助部材を準備し、用紙を画像読取手段にセットした後、用紙の角からはみ出すように補助部材をあてがうという作業が必要な特許文献2に比べて、画像調整作業における手間を削減できる。また、サービスマンが、画像形成動作の調整を行う場合は、いちいち、補助部材を持ち運ぶ手間を削減できる。
また、(態様1)においても、画像読取手段で、紙端と評価マークとを読み取ることができるので、紙端と評価マークとの距離を精度よく算出することができる。これにより、上述した特許文献2に記載の方法におけるメリットを確保できる。
(態様1)において、上記折り返した部分の紙端と、上記反対側の面との間で明暗の差がつくように、紙端検知マークを構成した。
かかる構成とすることで、実施形態で説明したように、紙端検知マークと、紙端との明暗の差によって、紙端を精度よく検知できる。
(態様1)または(態様2)において、上記評価マーク1が、用紙の四角に形成され、かつ、上記紙端検知マーク2が、上記スキャナ300などの画像読取手段の画像読み取り範囲に上記評価マークと紙角とが位置するように、用紙角を折り返したとき、上記反対側の面の、上記折り返し部分の紙端が位置する箇所に形成されるように構成した。
(態様3)によれば、実施形態で説明したように、画像形成動作調整用画像が形成された用紙が、スキャナ300より大きな用紙であっても、1回のスキャンで、用紙の四角と、用紙の四角の評価マーク1とを検出することができる。これにより、特許文献2に記載の方法のように、2回のスキャン動作で用紙の四角と、評価マーク1とを検出する場合に比べて、画像形成動作調整作業を簡素化することができる。
(態様3)において、用紙P等の用紙の評価マーク1等の評価マークを形成する面に、用紙の大きさを検出するためのサイズ検出マーク7等の用紙サイズ検出マークが形成されるように構成した。
かかる構成を備えることで、変形例4及び5で説明したように、用紙のサイズを求めることができ、求めた用紙のサイズに基づいて変倍率を求めることで、用紙の理想位置に画像を形成することができる。また、画像形成動作調整用画像データに基づいて用紙のサイズを求めることができるため、変形例3のように、用紙のサイズを求めるために、用紙の端面を画像として読み取る工程が不要であり、作業工程の数を増やすことなく用紙のサイズを検出できる。
なお、表裏の両面に評価マークを形成する場合は、用紙サイズ検出マークはおもて面だけでも用紙のサイズを検出することができる。しかし、定着よって裏面作像時の方がおもて面作像時よりも用紙が小さくなることを考慮する場合は、用紙サイズ検出マークを両面に形成することが望ましい。
(態様1)乃至(態様4)いずれかにおいて、用紙のおもて面と裏面にそれぞれ上記評価マークと紙端検知マークとが形成されるように構成した。
かかる構成を備えることで、変形例1で説明したように、用紙おもて面に形成される画像に対する裏面に形成される画像の倍率誤差を検出することができる。
また、(態様4)の構成を備える(態様5)では、変形例5で説明したように、おもて裏それぞれの画像を理想位置に配置することができ、おもて面と裏面との画像の位置も合う状態とすることができる。この態様では、用紙の一部を折り返した状態で画像読取手段によって読み取ることにより、端面を読み取る構成よりも画像調整時の読み取り作業工数を低減させ、用紙の理想位置に画像を形成することを可能とする。
(態様5)において、用紙のおもて面か裏面かを識別するための表裏識別マーク4を備えた。
かかる構成を備えることで、用紙のおもて面と裏面とにそれぞれ上記評価マークと紙端検知マークとが形成される場合でも、用紙のおもて面か裏面から識別することができる。
また、(態様4)の構成を備える(態様6)では、用紙の表裏面を認識できる画像が形成されていることにより表裏位置あわせの画像調整用のデータを簡易に検出することが可能となる。
(態様1)乃至(態様6)いずれかにおいて、枠線画像5と、用紙Pの枠線画像5が形成された面と反対側の面の、用紙の枠線画像5が形成された箇所を含む領域を折り返した際に用紙の縁が位置する箇所に形成される用紙の縁を検知するための縁検知用マーク6とを有する。
かかる構成を備えることで、変形例2で説明したように、画像のひずみを検出することができる。
用紙に画像を形成するプリンタ部100などの画像形成手段と、用紙Pの画像を読み取るスキャナ300などの画像読取手段と、評価マークを有する画像形成動作調整用画像データを記憶した記憶装置12などの記憶手段と、上記記憶手段に記憶された画像形成動作調整用画像データを読み出して、上記画像形成手段により用紙に画像形成動作調整用画像を形成し、用紙に形成された上記画像形成動作調整用画像を上記画像読取手段により読み取り、読み取りデータに基づいて、画像形成動作を調整する制御手段15などの調整手段とを備えた画像形成装置400において、上記調整手段は、用紙の評価マーク1が形成された箇所を含むように上記用紙の角を、用紙の評価マーク1が形成された面と反対側の面側へ折り返した用紙の、評価マーク1が形成された面と反対側の面を上記画像読取手段で読み取り、該画像読取手段で読み取った読み取りデータから上記用紙の紙端と、上記評価マークとを検出して、紙端と評価マークまでの距離を算出し、上記用紙の紙端から上記評価マークまでの距離に基づいて画像形成動作を調整する。
(態様8)によれば、評価マークを形成する用紙として、例えば、用紙のおもて面と裏面との色が異なるような用紙を用意すればよい。従って、評価マークを形成する用紙と、補助部材とを用意する必要がある特許文献2に記載の画像形成装置に比べて、画像形成動作調整作業の手間の削減を図ることができる。
また、(態様8)によれば、読み取りデータから、紙端と評価マークと検出するので、紙端と評価マークとの距離を精度よく算出することができる。これにより、精度よく画像形成動作を調整することができる。
また、(態様4)の構成を備える(態様8)によれば、端面を読み取る構成よりも画像調整時の読み取り作業工数を低減させつつ、用紙の理想位置に画像を形成することが可能なる。
(態様8)において、上記画像形成動作調整用画像データとして(態様1)乃至(態様7)いずれかの画像形成動作調整用画像データを用いた。
(態様9)によれば、マークと、紙端検知用のマークとが形成された用紙を出力することができる。これにより、用紙のおもて面と裏面との色が異なるような用紙を用意する必要がなくなり、画像形成動作調整作業の手間をより削減することができる。
(態様8)または(態様9)において、上記調整手段は、上記用紙の端から上記評価マークまでの距離に基づいて、理想の画像形成位置に対する画像の位置ずれを把握し、画像形成位置が理想の画像形成位置となるよう画像形成動作を調整する。
かかる構成を備えることで、理想位置に画像を形成することができる。
(態様8)乃至(態様10)において、用紙の長手方向一端の両角に、評価マーク1が形成されるよう上記画像形成動作調整用画像データが構成されており、制御手段15などの調整手段は、短手方向一端側の評価マークの用紙長手方向一端からの距離と、短手方向他端側の評価マークの用紙長手方向一端からの距離とから、用紙に対する画像のスキュー量を把握し、画像スキューが補正されるように画像形成動作を調整する。
かかる構成を備えることで、画像スキューのない画像を用紙に形成することができる。
(態様8)乃至(態様11)において、上記画像形成動作調整用画像データが、(態様5)または(態様6)の画像形成動作調整用画像データであり、制御手段15などの調整手段は、用紙のおもて面の評価マークが形成された箇所を含むように上記用紙の角を、裏面へ折り返した用紙の裏面を上記画像読取手段で読み取ったおもて側読み取りデータと、用紙の裏面の評価マークが形成された箇所を含むように上記用紙の角を、おもて面へ折り返した用紙のおもて面を上記画像読取手段で読み取った裏側読み取りデータとに基づいて、おもて面に形成される画像に対する裏面に形成される画像の位置ずれ量を把握し、おもて面に形成される画像の位置と裏面に形成される画像の位置とが一致するように、画像形成動作を調整する。
かかる構成を備えることで、変形例1で説明したように、用紙おもて面の画像の位置と、用紙裏面の画像の位置とを合わせることができ、用紙おもて面の画像の位置と、用紙裏面の画像の位置とが合った画像を出力することができる。
また、(態様4)の構成を備えた(態様12)では、おもて面または裏面または両面に形成した用紙サイズ検出マークに基づいて画像の変倍率を設定することにより、調整用画像の読み取り作業工数を低減させ、用紙の理想位置に画像を形成することを可能となる。
(態様8)乃至(態様12)において、上記画像形成動作調整用画像データが、(態様7)の画像形成動作調整用画像データであり、制御手段15などの調整手段は、用紙の枠線が形成された箇所を含むように用紙の縁を枠線が形成された面と反対側の面側へ折り返してこの反対側の面を、画像読取手段により読み取り、該画像読取手段で読み取った読み取りデータから、上記用紙の縁から上記枠線までの距離を算出し、上記用紙の縁から上記枠線までの距離に基づいて、画像のひずみを把握し、画像ひずみが補正されるように画像形成動作を調整する。
かかる構成を備えることで、変形例2で説明したように、上記用紙の縁から上記枠線までの距離を把握することで、画像のひずみを補正でき、画像ひずみのない良好な画像を出力することができる。
(態様8)乃至(態様13)のいずれかにおいて、スキャナ300などの画像読取手段が画像を読み取るコンタクトガラス309の上面等の面に対して用紙P等の用紙の画像が形成されるおもて面または裏面等の面が垂直になるように用紙を配置し、画像読取手段で用紙の端面を画像として読み取り、この読み取り結果に基づいて用紙の大きさを算出する。
かかる構成を備えることで、変形例3で説明したように、用紙の端面を読み取ることで用紙のサイズを算出することができる。さらに、用紙のサイズを算出することで、用紙の所望の位置に画像形成できるように画像調整を行うことができ、調整用画像の読み取り作業工数を低減させるとともに、用紙の理想位置に画像を形成することを可能とする。
(態様14)において、用紙P等の用紙の長辺の端面と、用紙の短辺の端面とを同時に読み取る。
かかる構成を備えることで、変形例3で説明したように、用紙の長辺と短辺との長さを同時に算出することができ、用紙の端面を読み取り作業工数を低減させつつ、用紙の理想位置に画像を形成することを可能となる。
画像形成装置400の画像形成動作を調整する画像形成動作調整方法において、画像形成装置400を用いて、評価マーク1を用紙の角に形成する工程と、用紙の評価マーク1が形成された箇所を含むように用紙の角を、評価マーク1が形成された面と反対側の面側へ折り返す工程と、該折り返した用紙の評価マーク1が形成された面と反対側の面をスキャナ300などの画像読取手段で読み取る工程と、画像読取手段で読み取った読取データに基づいて、用紙の端と、評価マーク1とを検知し、用紙の紙端から評価マーク1までの距離を算出する工程と、上記用紙の端から評価マークまでの距離に基づいて、画像形成装置400の画像形成動作を調整する工程とを有する。
(態様16)によれば、評価マークを形成する用紙として、例えば、用紙のおもて面と裏面との色が異なるような用紙を用意すればよい。従って、評価マークを形成する用紙と、補助部材とを用意する必要がある特許文献2に記載の画像形成装置に比べて、画像形成動作調整作業の手間の削減を図ることができる。
また、(態様16)によれば、読み取りデータから、紙端と評価マークと検出するので、紙端と評価マークとの距離を精度よく算出することができる。これにより、精度よく画像形成動作を調整することができる。
1L:左上評価マーク
1R:右上評価マーク
2:紙端検知マーク
2a:長さ方向紙端検知マーク
2b:幅方向紙端検知マーク
3:折り線
4:表裏識別マーク
4a:おもて面識別マーク
4b:裏面識別マーク
5:枠線画像
6:縁検知用マーク
7:サイズ検知用マーク
12:記憶装置
13:画像メモリ
14:操作手段
15:制御手段
18:表示手段
21:画像処理手段
48:操作パネル
52:ホルダー
52a:支持突起
54:板バネ部材
64:押込装置
80:レジストローラ対
80a:上ローラ
80b:下ローラ
81:スキュー補正板
100:プリンタ部
102:書き込み装置
103:レーザ出力ユニット
104:ポリゴンミラー
105:同期センサ
106:反射ミラー
108:給紙カセット
111:給紙ユニット
114:縦搬送ユニット
115:感光体ドラム
116:搬送ベルト
117:定着ユニット
118:排紙ユニット
119:排紙トレイ
120:現像ユニット
121:分離爪
122:両面印刷用給紙ユニット
125:像形成部
130:転写・定着ユニット
300:スキャナ
301 光源
303:第一走行体
306:第二走行体
307:レンズ
309:コンタクトガラス
400:画像形成装置
500:自動原稿搬送装置
501:原稿テーブル
502:原稿分離給送ローラ
503:原稿搬送ベルト
504:原稿排紙トレイ
1001:補助部材
Ip:端面画像
Ip1:短辺端面画像
Ip2:長辺端面画像
j:辺
L:光ビーム
P:用紙
P1:紙端
P11:短辺検出用紙
P12:長辺検出用紙
P2:エッジ位置
W:用紙幅
Claims (16)
- 画像形成装置の記憶手段に記憶され、該画像形成装置の画像形成動作の調整を行う際に、記憶手段から読み出され、用紙に形成される画像形成動作調整用画像データにおいて、
用紙の角の近傍に形成され、用紙の端との位置関係が予め決められている評価マークと、
用紙の評価マークが形成された箇所を含むように上記用紙の角を、用紙の評価マークが形成された面と反対側の面側へ折り返してこの反対側の面を、画像読取手段により読み取ったときの読み取りデータから、折り返した部分の用紙の端が検知できるようにするための紙端検知マークとを有することを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 請求項1の画像形成動作調整用画像データにおいて、
上記折り返した部分の紙端と、上記反対側の面との間で明暗の差がつくように、紙端検知マークを構成したことを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 請求項1または2に記載の画像形成動作調整用画像データにおいて、
上記評価マークが、用紙の四角に形成され、かつ、上記紙端検知マークが、上記画像読取手段の画像読み取り範囲に上記評価マークと紙角とが位置するように、用紙角を折り返したとき、上記反対側の面の上記折り返した部分の紙端が位置する箇所に形成されるように構成したことを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 請求項3に記載の画像形成動作調整用画像データにおいて、
上記用紙の上記評価マークを形成する面に、該用紙の大きさを検出するための用紙サイズ検出マークが形成されるように構成したことを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 請求項1乃至4いずれかに記載の画像形成動作調整用画像データにおいて、
用紙のおもて面と裏面にそれぞれ上記評価マークと上記紙端検知マークとが形成されるように構成したことを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 請求項5に記載の画像形成動作調整用画像データにおいて、
用紙のおもて面か裏面かを識別するための表裏識別マークを備えたことを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 請求項1乃至6いずれかに記載の画像形成動作調整用画像データにおいて、
枠線と、
用紙の枠線が形成された箇所を含むように用紙の縁を枠線が形成された面と反対側の面側へ折り返してこの反対側の面を、画像読取手段により読み取ったときの読み取りデータから、上記折り返した部分の紙の縁が検知できるようにするための縁検知用マークとを備えたことを特徴とする画像形成動作調整用画像データ。 - 用紙に画像を形成する画像形成手段と、
用紙の画像を読み取る画像読取手段と、
評価マークを有する画像形成動作調整用画像データを記憶した記憶手段と、
上記記憶手段に記憶された画像形成動作調整用画像データを読み出して、上記画像形成手段により用紙に画像形成動作調整用画像を形成し、用紙に形成された上記画像形成動作調整用画像を上記画像読取手段により読み取り、読み取りデータに基づいて、画像形成動作を調整する調整手段とを備えた画像形成装置において、
上記調整手段は、用紙の評価マークが形成された箇所を含むように上記用紙の角を、用紙の評価マークが形成された面と反対側の面側へ折り返した用紙の評価マークが形成された面と反対側の面を上記画像読取手段で読み取り、該画像読取手段で読み取った読み取りデータから上記用紙の紙端と、上記評価マークとを検出して、紙端と評価マークまでの距離を算出し、上記用紙の紙端から上記評価マークまでの距離に基づいて画像形成動作を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8に記載の画像形成装置として、
上記画像形成動作調整用画像データとして請求項1乃至7いずれかに記載の画像形成動作調整用画像データを用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8または9に記載の画像形成装置において、
上記調整手段は、上記用紙の端から上記評価マークまでの距離に基づいて、理想の画像形成位置に対する画像の位置ずれを把握し、画像形成位置が理想の画像形成位置となるよう画像形成動作を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8乃至10いずれかにに記載の画像形成装置において、
用紙の長手方向一端の両角に、評価マークが形成されるよう上記画像形成動作調整用画像データが構成されており、
上記調整手段は、短手方向一端側の評価マークの用紙長手方向一端からの距離と、短手方向他端側の評価マークの用紙長手方向一端からの距離とから、用紙に対する画像のスキュー量を把握し、画像スキューが補正されるように画像形成動作を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8乃至11いずれかに記載の画像形成装置において、
上記画像形成動作調整用画像データが、請求項5または6に記載の画像形成動作調整用画像データであり、
上記調整手段は、用紙のおもて面の評価マークが形成された箇所を含むように上記用紙の角を、裏面へ折り返した用紙の裏面を上記画像読取手段で読み取ったおもて側読み取りデータと、用紙の裏面の評価マークが形成された箇所を含むように上記用紙の角を、おもて面へ折り返した用紙のおもて面を上記画像読取手段で読み取った裏側読み取りデータとに基づいて、おもて面に形成される画像に対する裏面に形成される画像の位置ずれ量を把握し、おもて面に形成される画像の位置と裏面に形成される画像の位置とが一致するように、画像形成動作を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8乃至12いずれかに記載の画像形成装置において、
上記画像形成動作調整用画像データが、請求項7に記載の画像形成動作調整用画像データであり、
上記調整手段は、用紙の枠線が形成された箇所を含むように用紙の縁を枠線が形成された面と反対側の面側へ折り返してこの反対側の面を、画像読取手段により読み取り、該画像読取手段で読み取った読み取りデータから、上記用紙の縁から上記枠線までの距離を算出し、上記用紙の縁から上記枠線までの距離に基づいて、画像のひずみを把握し、画像ひずみが補正されるように画像形成動作を調整することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8乃至13いずれかに記載の画像形成装置において、
上記画像読取手段が画像を読み取る面に対して上記用紙の画像が形成される面が垂直になるように該用紙を配置し、該画像読取手段で該用紙の端面を画像として読み取り、この読み取り結果に基づいて該用紙の大きさを算出することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項14の画像形成装置において、
上記画像形成手段により二枚の用紙にそれぞれ画像形成動作調整用画像を形成し、
画像形成動作調整用画像が形成された二枚の用紙を、上記画像読取手段が画像を読み取る面に対して上記用紙の画像が形成される面が垂直になるように同時に配置し、
二枚の用紙のうち一方の用紙の長辺の端面と、他方の用紙の短辺の端面とを同時に読み取ることを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成装置の画像形成動作を調整する画像形成動作調整方法において、
画像形成装置を用いて、評価マークを用紙の角に形成する工程と、
用紙の評価マークが形成された箇所を含むように用紙の角を、評価マークが形成された面と反対側の面側へ折り返す工程と、
該折り返した用紙の評価マークが形成された面と反対側の面を画像読取手段で読み取る工程と、
上記画像読取手段で読み取った読取データに基づいて、用紙の端と、評価マークとを検知し、用紙の紙端から評価マークまでの距離を算出する工程と、
上記用紙の端から評価マークまでの距離に基づいて、画像形成装置の画像形成動作を調整する工程とを有することを特徴とする画像形成動作調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014155069A JP6436380B2 (ja) | 2013-09-12 | 2014-07-30 | 画像形成動作調整用画像データ、画像形成装置および画像形成動作調整方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013189782 | 2013-09-12 | ||
JP2013189782 | 2013-09-12 | ||
JP2014095962 | 2014-05-07 | ||
JP2014095962 | 2014-05-07 | ||
JP2014155069A JP6436380B2 (ja) | 2013-09-12 | 2014-07-30 | 画像形成動作調整用画像データ、画像形成装置および画像形成動作調整方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015228012A JP2015228012A (ja) | 2015-12-17 |
JP6436380B2 true JP6436380B2 (ja) | 2018-12-12 |
Family
ID=54885495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014155069A Active JP6436380B2 (ja) | 2013-09-12 | 2014-07-30 | 画像形成動作調整用画像データ、画像形成装置および画像形成動作調整方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6436380B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11330128B2 (en) | 2019-11-21 | 2022-05-10 | Ricoh Company, Ltd. | Adjustment image data for use in imaging operation and image forming apparatus |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6123749B2 (ja) | 2014-07-17 | 2017-05-10 | コニカミノルタ株式会社 | 調整用原稿、画像形成装置、及び画像形成位置の調整方法 |
JP2017170747A (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置、及び画像形成プログラム |
JP7202523B2 (ja) * | 2018-11-27 | 2023-01-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | テストチャートおよび画像形成装置 |
JP7380148B2 (ja) * | 2019-11-29 | 2023-11-15 | 株式会社リコー | 画像形成装置および画像形成動作調整方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000134379A (ja) * | 1998-10-22 | 2000-05-12 | Fuji Photo Film Co Ltd | 画像解析測定装置 |
JP2003156974A (ja) * | 2001-11-21 | 2003-05-30 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US6763199B2 (en) * | 2002-01-16 | 2004-07-13 | Xerox Corporation | Systems and methods for one-step setup for image on paper registration |
JP2004271746A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4438943B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2010-03-24 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置、画像形成位置補正方法、記録媒体及びコンピュータが読み取り可能なプログラム |
JP4661385B2 (ja) * | 2005-06-17 | 2011-03-30 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2008023807A (ja) * | 2006-07-20 | 2008-02-07 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成装置 |
JP2009104058A (ja) * | 2007-10-25 | 2009-05-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成位置の調整装置、画像形成装置、画像形成位置の調整方法、および画像形成位置の調整プログラム |
JP2010276642A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Oki Data Corp | 複合装置 |
-
2014
- 2014-07-30 JP JP2014155069A patent/JP6436380B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11330128B2 (en) | 2019-11-21 | 2022-05-10 | Ricoh Company, Ltd. | Adjustment image data for use in imaging operation and image forming apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015228012A (ja) | 2015-12-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9100611B2 (en) | Image forming apparatus, method, and program product adjusting image formation based on reading cross-hair at folded corner of print medium | |
US7916346B2 (en) | Image forming apparatus, image processing apparatus, image processing method, computer data signal, and computer readable medium | |
JP5887943B2 (ja) | 画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP6436380B2 (ja) | 画像形成動作調整用画像データ、画像形成装置および画像形成動作調整方法 | |
JP6119425B2 (ja) | 画像形成装置及び位置合わせ方法 | |
JP6772714B2 (ja) | 画像形成システム及び読取装置 | |
JP2003274142A (ja) | 画像形成装置およびその方法 | |
US20100097623A1 (en) | Image forming apparatus, image forming method, and image forming program | |
US20190075206A1 (en) | Image processing device, and image forming device and method | |
JP2016191779A (ja) | 画像読取装置、画像形成装置、及び画像形成システム | |
JP6179551B2 (ja) | 画像検査装置及び画像形成装置 | |
JP2016190461A (ja) | 画像処理装置、印刷装置、画像処理装置の制御方法、印刷装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 | |
US10350931B2 (en) | Image processing device and method for adjusting a fold position of a fold unit | |
JP2022014332A (ja) | カール検出装置、画像形成装置、及び、カール検出方法 | |
US11375074B2 (en) | Image forming apparatus for forming an image for measuring a relative position with respect to a paper | |
JP2009104058A (ja) | 画像形成位置の調整装置、画像形成装置、画像形成位置の調整方法、および画像形成位置の調整プログラム | |
JP6841360B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成システム | |
JP7215213B2 (ja) | 検査装置 | |
JP7380148B2 (ja) | 画像形成装置および画像形成動作調整方法 | |
US10277759B1 (en) | Image processing device and method | |
JP6544476B2 (ja) | 画像読取装置、画像形成装置、及び画像形成システム | |
JP3775590B2 (ja) | 複写機,複写機における複写誤差の修正方法,複写誤差の修正プログラムおよびこのプログラムを記録した記録媒体 | |
JP6766537B2 (ja) | 読取装置及び画像形成システム | |
US11330128B2 (en) | Adjustment image data for use in imaging operation and image forming apparatus | |
JP6248793B2 (ja) | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180309 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180507 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181019 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181101 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6436380 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |