JP7215213B2 - 検査装置 - Google Patents

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Description

本開示は、検査装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンター、又はこれらの機能が複合された複合機等の画像形成装置は、電子写真プロセスを利用することにより用紙に画像を形成する。電子写真プロセスは、用紙に画像を転写させ、転写させた画像に熱及び圧力を加えて用紙に定着させるものである。よって、電子写真プロセスは、転写させた画像を用紙に定着させる場合、熱及び圧力を加えるため、用紙がカールすることがある。そこで、従来から、画像が形成された用紙の読取結果に基づき、用紙のカールを検知するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-097213号公報
しかし、特許文献1に記載のような従来技術は、画像が形成された用紙の読取結果と、例えば用紙のサイズ等のような基準値とを比較することで用紙のカールを検知するものである。よって、上記従来技術は、基準値とのずれを検知することができるが、用紙そのもののずれを検知することができない。したがって、定着で熱及び圧力を加えることにより用紙が伸縮する場合又は用紙のサイズに元々バラツキがある場合等、用紙ごとの相対的なずれとして用紙のカールを検知できないため、用紙のカールを的確に検知することができない状況にある。
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、用紙のカールを的確に検知することができるようにするものである。
本開示の一側面である検査装置は、画像形成装置の後段側に配置され、前記画像形成装置から搬送される用紙を読み取る検査装置であって、画素を複数有し、前記用紙の表面及び裏面の少なくとも一方に照射された照射光の反射光を含む入射光の受光に伴い前記画素ごとに画素信号を出力する撮像素子、及び前記撮像素子から出力された前記画素信号から輝度信号を合成する信号処理部を有し、受光した前記入射光の光量に応じた前記輝度信号を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記輝度信号から導出された前記用紙のエッジのうち前記用紙の縁で直線近似したもの同士による交点の前記用紙の角の第1近似角座標、及び前記用紙のエッジのうち前記用紙の隅で近似したもの同士による交点の前記角の第2近似角座標に基づき、前記用紙のカール度合いを求める制御部と、を備える、ものである。
本開示の一側面によれば、用紙のカールを的確に検知することができる。
本開示の実施形態1における画像形成システムの全体構成例を示す図である。 本開示の実施形態1に係る検出部632の構成例を示す図である。 本開示の実施形態1に係る検出部632の読取結果の一例を示す図である。 本開示の実施形態1に係るサブピクセル単位で導出された用紙PのエッジEの一例を示す図である。 本開示の実施形態1に係る近似により求めた用紙PのエッジEの一部の一例を示す図である。 本開示の実施形態1に係る読取位置Lにある用紙Pの状態の一例を示す図である。 本開示の実施形態1に係る検出部632と用紙Pとの距離の違いによる検出部632の読取結果の一例を示す図である。 本開示の実施形態1に係る制御部631の制御例を説明するフローチャートである。 本開示の実施形態2に係る用紙PのエッジEの導出例を示す図である。 本開示の実施形態2に係る制御部631の制御例を説明するフローチャートである。 本開示の実施形態3に係る用紙PのエッジEの導出例を示す図である。 本開示の実施形態3に係る制御部631の制御例を説明するフローチャートである。
以下、図面に基づいて本開示の実施形態を説明するが、本開示は以下の実施形態に限られるものではない。
実施形態1.
図1は、本開示の実施形態1における画像形成システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、画像形成システムは、画像形成装置2の後段側に検査装置63が配置され、検査装置63の後段側に複数のデカーラー641を含む後処理装置64が配置された構成を備える。検査装置63は、制御部631、検出部632及び通信部633を備え、画像形成装置2から搬送される用紙Pを読み取る。検査装置63の詳細については後述する。なお、用紙Pのカールは、デカーラー641のニップ圧に応じて矯正されるものである。デカーラー641は、駆動ローラー641bと従動ローラー641cと支持ローラー641dとに巻きかけられた無端ベルト641aに押し込み軸641eを調整部材641fで押し込むことでニップを形成するので、通信部633によりデカーラー641にカール度合いを含む信号が送信されることで、押し込み軸641eの押し込み量によりニップ圧を調整する。カール度合いは、用紙Pのカール方向及び用紙Pのカール量の少なくとも一方から特定されるものであって、且つデカーラー641のニップ圧を決定するものである。デカーラー641のニップ圧は、用紙Pのカール方向が用紙Pの搬送方向から離れるにつれ、又は用紙Pのカール量が大きくなるにつれ、強められるものである。つまり、デカーラー641は、押し込み軸641eの押し込み量を増加することで、用紙Pの矯正力を上げる。
画像形成装置2は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像を形成する装置である。画像形成装置2は、YMCKの4色に対応する感光ドラムを中間転写ベルトの走行方向、すなわち鉛直方向に直列配置し、中間転写ベルトに一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。すなわち、画像形成装置2は、感光ドラム上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルトに一次転写し、中間転写ベルト上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙Pに二次転写することにより、画像を形成する。
画像形成装置2は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60、及び制御部200を備える。画像読取部10は、自動原稿給送装置11及び原稿画像走査装置12等を備える。自動原稿給送装置11は、ADF(Auto Document Feeder)と称されている。自動原稿給送装置11は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送し、原稿画像走査装置12に送り出す。自動原稿給送装置11は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿の画像を連続して読み取ることができる。なお、自動原稿給送装置11は、多数枚の原稿の画像を連続して読み取るとき、用紙反転機構により、それぞれの原稿の両面を読み取ることができる。原稿画像走査装置12は、自動原稿給送装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査する。原稿画像走査装置12は、光学的な走査による原稿からの反射光をCCDセンサーの受光面上に結像させることにより、原稿に形成されている原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づき、原稿画像の入力画像データを生成する。入力画像データは、画像処理部30に供給され、画像処理部30が予め設定された画像処理を実行する。
操作表示部20は、例えば、タッチパネル付きの液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で実現され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部200から入力される表示制御信号に従い、各種操作画面、画像の状態又は各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー及びスタートキー等の各種操作キーを備える。操作部22は、ユーザーによる各種入力操作を受け付けることにより、操作信号を生成する。操作信号は、制御部200に出力される。
画像処理部30は、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を入力画像データに行う回路を備える。画像処理部30は、例えば、制御部200の制御下において、階調補正データが設定されている階調補正テーブルに基づき、入力画像データに階調補正を行う。画像処理部30は、階調補正の他に、色補正及びシェーディング補正等の各種補正処理及び圧縮処理等を入力画像データに行う。このような各種デジタル画像処理が行われた入力画像データに基づき、画像形成部40は各種処理を行う。画像形成部40は、入力画像データに基づき、Y成分、M成分、C成分、及びK成分の各有色トナーによる画像を形成する。画像形成部40は、感光ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び中間転写装置を備える。帯電装置のコロナ放電により、感光ドラムの表面は一様に帯電される。露光装置が各色成分の画像に対応するレーザー光を感光ドラムに照射することにより、感光ドラムの表面に各色成分の静電潜像が形成される。現像装置が感光ドラムの表面に各色成分のトナーを供給させることにより、静電潜像は可視化されてトナー像が形成される。トナー像は、中間転写装置により用紙Pに転写される。
定着部60は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱及び加圧することにより、用紙Pにトナー像を定着させる。用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52及び搬送経路部53等を備える。給紙部51は、用紙Pの坪量及びサイズ等に基づいて予め設定された種類ごとに用紙Pが収容される。搬送経路部53は、給紙部51に収容されている用紙P又は表裏の何れか一方に画像が形成された用紙Pを搬送する。なお、排紙部52は、画像が形成された用紙Pを機外に排出する。
図2は、本開示の実施形態1に係る検出部632の構成例を示す図である。図2に示すように、検出部632の搬送方向上流側には上流搬送経路R1が設けられている。用紙Pは、上流搬送経路R1の搬送方向上流側に設けられた上流側搬送ローラー対38Aから搬送され、上流搬送経路R1を通過し、上流搬送経路R1に設けられた上流側規制コロ39Aを介して読取位置Lを通過する。検出部632の搬送方向下流側には下流搬送経路R2が設けられている。読取位置Lを通過した用紙Pは、下流搬送経路R2に設けられた下流側規制コロ39Bを介して下流搬送経路R2を通過し、下流搬送経路R2の搬送方向下流側に設けられた下流側搬送ローラー対38Bによりデカーラー641まで搬送される。なお、上流側規制コロ39Aは、検出部632の上流側に配置され、用紙Pの搬送方向と垂直方向の用紙Pの動きを規制するものである。一方、下流側規制コロ39Bは、検出部632の下流側に配置され、用紙Pの搬送方向と垂直方向の用紙Pの動きを規制するものである。よって、制御部631は、上流側規制コロ39Aと下流側規制コロ39Bとにより用紙Pの動きが規制された状態と、上流側規制コロ39Aと下流側規制コロ39Bとにより用紙Pの動きが規制されていない状態とが存在する場合、上流側規制コロ39Aと下流側規制コロ39Bとにより用紙Pの動きが規制された状態で検出部632により輝度信号が検出された方のカール度合いを選択する。
検出部632は、筐体632Aの内部にCCD632B及び光学系632Cを備え、筐体632Aの突出部の内部に複数の光源632Dを備え、筐体632Aの突出部と対向する位置に校正部632Eが設けられている。筐体632Aの突出部と、校正部632Eとの間には、読取搬送経路R3が設けられている。CCD632Bは、撮像素子として、用紙Pの幅方向、すなわち主走査方向における全幅の範囲を読み取り可能なカラーラインセンサーから構成され、用紙Pに形成された画像の読み取りを読取位置Lで行う。光学系632Cは、複数のミラーとレンズとを備え、読取位置Lの像をCCD632Bに導く。光源632Dは、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成され、読取位置Lを照らす。このような構成により、検出部632は、用紙Pが搬送方向、すなわち副走査方向に搬送されるにつれ、主走査方向の全幅で用紙Pを読み取る。なお、校正部632Eは、白基準板及び黒基準板を備える。白基準板は、画像の読み取りの際に行うシェーディング補正の補正値を決定するためのものである。具体的には、白基準板は、校正部632Eを回転させることで読取位置Lに対向可能であり、用紙Pが通過しないときにCCD632Bによる読み取りが行われる。また、黒基準板は、検出部632に用紙Pの外形を検出させるためのものである。具体的には、黒基準板は、校正部632Eを回転させることで読取位置Lに対向可能であり、用紙Pが通過するときにCCD632Bによる読み取りが行われる。なお、検出部632は、信号処理部632Fを備える。
図3は、本開示の実施形態1に係る検出部632の読取結果の一例を示す図である。図3に示すように、用紙Pの印字領域に形成されたトンボTは、用紙Pのカールによる影響が小さいため、トンボTを基準として用紙Pにカールが生じているか否かを判定するのは難しい。用紙Pのカールは、用紙Pの隅のように、用紙Pの非印字領域で生じている。そこで、検出部632により用紙Pの隅の変化を検出させて用紙Pのカール度合いを求める処理について図4~図8を用いて説明する。図4は、本開示の実施形態1に係るサブピクセル単位で導出された用紙PのエッジEの一例を示す図である。具体的には、検出部632は、上記の説明から、受光した入射光の光量に応じた輝度信号を検出するものである。制御部631は、検出部632により検出された輝度信号から導出された用紙PのエッジEに基づき、用紙Pのカール度合いを求める。
より具体的には、CCD632Bのような撮像素子は、画素を複数有し、用紙Pの表面及び裏面の少なくとも一方に照射された照射光の反射光を含む入射光の受光に伴い画素ごとに画素信号を出力する。信号処理部632Fは、撮像素子から出力された画素信号から輝度信号を合成する。制御部631は、撮像素子が有する画素ごとに、用紙PのエッジEを導出する。用紙PのエッジEは、輝度信号に対応する輝度値のうち、用紙Pの黒い背景に対応する背景側輝度値と、用紙Pの紙白部分に対応する紙側輝度値と、に基づき、制御部631により導出されるのである。例えば、図4に示すように、背景側輝度値が5であり、紙側輝度値が205である場合、背景側輝度値と紙側輝度値との中間となる105が用紙PのエッジEとなる。
ただし、検出部632の光学系632Cにより求めた用紙PのエッジEは誤差を含むので補正する。具体的には、制御部631は、1画素に含まれるサブピクセルごとに、輝度値の大きさに応じて、用紙PのエッジEを導出する。より具体的には、用紙PのエッジEは、背景側輝度値と紙側輝度値との中間値に比べ、背景と紙白部分との境の輝度値が大きいものであるにつれ、紙白部分の方に補正される。例えば、背景と紙白部分との境の輝度値が115である場合、背景側輝度値と紙側輝度値との中間値である105よりも大きい。よって、背景と紙白部分との境となる中央部分から用紙P側に1/10画素寄った位置を用紙PのエッジEとする。また、用紙PのエッジEは、背景側輝度値と紙側輝度値との中間値に比べ、背景と紙白部分との境の輝度値が小さいものであるにつれ、背景の方に補正される。例えば、背景と紙白部分との境の輝度値が95である場合、背景側輝度値と紙側輝度値との中間値である105よりも小さい。よって、背景と紙白部分との境となる中央部分から背景側に1/10画素寄った位置を用紙PのエッジEとする。
次に、用紙Pのカールは用紙Pの隅で顕著に表れるため、輝度値から導出された用紙P(像)のエッジEを利用して用紙Pの隅の変位を求める。図5は、本開示の実施形態1に係る近似により求めた用紙PのエッジEの一部の一例を示す図である。図5(a)は、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似したもの同士による交点の用紙Pの角の第1近似角座標C1a,C1b,C1c及びC1dの一例を示す。具体的には、第1近似角座標C1aは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1lと、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1tとによる交点の用紙Pの角の座標である。第1近似角座標C1bは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1rと、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1tとによる交点の用紙Pの角の座標である。第1近似角座標C1cは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1rと、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1bとによる交点の用紙Pの角の座標である。第1近似角座標C1dは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1lと、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似した第1近似線L1bとによる交点の用紙Pの角の座標である。なお、第1近似角座標C1a,C1b,C1c及びC1dを総称する場合、第1近似角座標C1と称する。また、第1近似線L1l,L1t,L1r,L1bを総称する場合、第1近似線L1と称する。
図5(b)は、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似したもの同士による交点の角の第2近似角座標C2a,C2b,C2c及びC2dの一例を示す。具体的には、第2近似角座標C2aは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2a1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2a2とによる交点の用紙Pの角の座標である。第2近似角座標C2bは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2b1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2b2とによる交点の用紙Pの角の座標である。第2近似角座標C2cは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2c1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2c2とによる交点の用紙Pの角の座標である。第2近似角座標C2dは、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2d1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似した第2近似線L2d2とによる交点の用紙Pの角の座標である。なお、第2近似角座標C2a,C2b,C2c及びC2dを総称する場合、第2近似角座標C2と称する。また、第2近似線L2a1,L2a2,L2b1,L2b2,L2c1,L2c2,L2d1,L2d2を総称する場合、第2近似線L2と称する。
換言すれば、制御部631は、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似したもの同士による交点の用紙Pの角の第1近似角座標C1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似したもの同士による交点の角の第2近似角座標C2と、に基づき、用紙Pのカール度合いを求める。
図5(c)は、不使用範囲L3a,L3b,L3c及びL3dの一例を示す。不使用範囲L3a,L3b,L3c及びL3dは、検出部632のメカニカルな構成に起因して用紙Pに歪みが発生する箇所である。詳細については図6を用いて説明する。なお、不使用範囲L3a,L3b,L3c及びL3dを総称する場合、不使用範囲L3と称する。図6は、本開示の実施形態1に係る読取位置Lにある用紙Pの状態の一例を示す図である。図6に示すように、上流側規制コロ39Aで用紙Pのバタツキを規制するだけでは、用紙Pの端が自由に動く。例えば、読取搬送経路R3内の凹凸のある箇所で用紙Pは歪まされるので、用紙Pの先端側が歪む。よって、読取位置Lの読取結果は正しくない。したがって、図5(c)に示すような不使用範囲L3を予め定めておくのがよい。
なお、図6に示すように、用紙Pの一部が歪むと、用紙Pが搬送されるにつれ、用紙Pの表面と、読取位置Lとの距離が変動するため、焦点で撮像される像の大きさが異なる。図7は、本開示の実施形態1に係る検出部632と用紙Pとの距離の違いによる検出部632の読取結果の一例を示す図である。図7(a)は、第2近似角座標C2a,C2b,C2c及びC2dが、第1近似角座標C1a,C1b,C1c及びC1dよりも外側にある一例である。よって、実像よりも拡大されているため、用紙Pは読取位置Lに近い、すなわち、用紙Pは検出部632の近くにある。一方、図7(b)は、第2近似角座標C2a,C2b,C2c及びC2dが、第1近似角座標C1a,C1b,C1c及びC1dよりも内側にある一例である。よって、実像よりも縮小されているため、用紙Pは読取位置Lから遠い、すなわち、用紙Pは検出部632の遠くにある。したがって、第2近似角座標C2a,C2b,C2c及びC2dと、第1近似角座標C1a,C1b,C1c及びC1dとの位置関係により、用紙Pと検出部632との位置関係を求めることができる。
換言すれば、制御部631は、第2近似角座標C2が第1近似角座標C1よりも内側にある場合、用紙Pのカール方向が検出部632から離れた方を向いていると判定するものであり、第2近似角座標C2が第1近似角座標C1よりも外側にある場合、用紙Pのカール方向が検出部632の方を向いていると判定するものである。
なお、制御部631は、用紙Pの表面及び裏面の両方のカール度合いを求めた場合、用紙Pの表面及び裏面のうち、強い方のカール度合いを選択する。また、制御部631は、用紙Pの表面の用紙Pのカール方向と、用紙Pの裏面の用紙Pのカール方向とが同一方向を向いている場合、用紙Pの表面及び裏面の両方の用紙Pのカール量を求める。
図8は、本開示の実施形態1に係る制御部631の制御例を説明するフローチャートである。ステップS11において、制御部631は、輝度信号を検出し、ステップS12の処理に移行する。ステップS12において、制御部631は、輝度信号に対応する輝度値を求め、ステップS13の処理に移行する。ステップS13において、制御部631は、画素に含まれるサブピクセルごとに、輝度値の大きさに応じて、用紙PのエッジEを導出し、ステップS14の処理に移行する。ステップS14において、制御部631は、背景側輝度値と紙側輝度値との中間値と、背景と紙白部分との境の輝度値に基づき、用紙PのエッジEを補正し、ステップS15の処理に移行する。ステップS15において、制御部631は、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似したものによる交点の第1近似角座標C1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似したものによる交点の第2近似角座標C2とを求め、ステップS16の処理に移行する。ステップS16において、制御部631は、第1近似角座標C1と、第2近似角座標C2とに基づき、用紙Pのカール度合いを求め、処理を終了する。
以上の説明から、実施形態1において、検出部632により検出された輝度信号から導出された用紙PのエッジEに基づき、用紙Pのカール度合いを求める。よって、用紙Pそのものの変位から導出された用紙PのエッジEを利用して用紙Pのカール度合いを求めているため、用紙Pの読取結果を読取基準値と比較する場合と比べ、用紙Pごとの相対的なずれを検知することができる。したがって、用紙Pのカールを的確に検知することができる。
また、実施形態1において、画素ごとに、用紙PのエッジEが導出される。よって、用紙Pの伸縮又は用紙Pのバラツキがあったとしても、用紙Pそのものから用紙PのエッジEが導出されるので、用紙Pのカールの検知の正確性を向上させることができる。
また、実施形態1において、用紙Pの黒い背景に対応する背景側輝度値と、用紙Pの紙白部分に対応する紙側輝度値と、に基づき、用紙PのエッジEが導出される。よって、背景側輝度値は黒い背景に対応するものであり、紙側輝度値は紙白部分に対応するものであるので、背景側輝度値と紙側輝度値との差は大きい。したがって、用紙PのエッジEを正確に導出することができる。
また、実施形態1において、サブピクセルごとに、輝度値の大きさに応じて導出される用紙PのエッジEは、背景側輝度値と紙側輝度値との中間値に比べ、背景と紙白部分との境の輝度値が大きいものであるにつれ、用紙PのエッジEを紙白部分の方に補正し、背景と紙白部分との境の輝度値が小さいものであるにつれ、用紙PのエッジEを背景の方に補正する。よって、用紙Pが検出部632から離れるにつれ、輝度値は小さくなり、用紙Pが検出部632に近づくにつれ、輝度値は大きくなるので、これらを考慮して用紙PのエッジEを補正することにより、用紙PのエッジEの導出誤差を小さくすることができる。
また、実施形態1において、用紙PのエッジEのうち用紙Pの縁で直線近似したもの同士による交点の用紙Pの角の第1近似角座標C1と、用紙PのエッジEのうち用紙Pの隅で近似したもの同士による交点の角の第2近似角座標C2と、に基づき、カール度合いが求められる。よって、用紙Pのカールの影響を受けにくい用紙Pの縁から近似された第1近似角座標C1と、用紙Pのカールの影響を受けやすい用紙Pの隅から近似された第2近似角座標C2とを比較するため、用紙Pごとに用紙Pそのものの相対的な変位を正確に求めることができる。
また、実施形態1において、制御部631は、第2近似角座標C2が第1近似角座標C1よりも内側にある場合、用紙Pのカール方向は検出部632から離れた方を向いていると判定するものであり、第2近似角座標C2が第1近似角座標C1よりも外側にある場合、用紙Pのカール方向は検出部632の方を向いていると判定するものである。検出部632に近い用紙Pは焦点で実際よりも拡大した状態で撮像され、検出部632から遠い用紙Pは焦点で実際よりも縮小した状態で撮像されるので、それらの撮像結果を利用することで、用紙Pのカール方向を正確に求めることができる。
また、実施形態1において、デカーラー641にカール度合いを含む信号が送信される。よって、デカーラー641は正確に求められたカール度合いに応じて、デカール量を調整することができるので、用紙Pのカールの矯正を正確に行わせることができる。
また、実施形態1において、デカーラー641のニップ圧は、用紙Pのカール方向が用紙Pの搬送方向から離れるにつれ、又は用紙Pのカール量が大きくなるにつれ、強められるものである。よって、デカーラー641のニップ圧が適切に設定されるため、用紙Pのカールを適切に矯正することができる。
また、実施形態1において、用紙Pの表面及び裏面の両方のカール度合いを求めた場合、用紙Pの表面及び裏面のうち、強い方のカール度合いが選択される。よって、検出部632の周囲に凹凸箇所が存在したとしても、又は用紙Pの先端が凹凸箇所に衝突して歪んだとしても、凹凸箇所の影響を受けていない方を選択できるので、用紙Pのカール度合いを正確に求めることができる。
また、実施形態1において、上流側規制コロ39Aと下流側規制コロ39Bとにより用紙Pの動きが規制された状態と、上流側規制コロ39Aと下流側規制コロ39Bとにより用紙Pの動きが規制されていない状態とが存在する場合、上流側規制コロ39Aと下流側規制コロ39Bとにより用紙Pの動きが規制された状態で検出部632により輝度信号が検出された方のカール度合いが選択される。よって、用紙Pの変動が抑制されている状態のものが選択されるので、用紙Pのカール度合いを正確に求めることができる。
また、実施形態1において、用紙Pの表面の用紙Pのカール方向と、用紙Pの裏面の用紙Pのカール方向とが同一方向を向いている場合、用紙Pの表面及び裏面の両方の用紙Pのカール量が求められる。よって、用紙Pの表面と用紙Pの裏面とから見ても用紙Pのカール方向が同一方向を向いている場合に用紙Pのカール量が求められるため、用紙Pのカール量の誤検知を防ぐことができる。
実施形態2.
実施形態2では、実施形態1と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態2では、画素ごとの用紙PのエッジEの連続性に基づき、用紙Pのカール量を求める点が実施形態1と異なる。図9は、本開示の実施形態2に係る用紙PのエッジEの導出例を示す図である。制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが、予め定めた閾値個数分の画素で連続する場合、カール度合いを求める。例えば、図9に示すように、用紙Pの縁の中央部分において、1画素と、その1画素に隣接する1画素とにおける用紙PのエッジEの差分から用紙PのエッジEの変動方向と変動量とを求めるという処理を、画素ごとに繰り返し、それらの中央側平均を求める。また、用紙Pの隅の部分において、1画素と、その1画素に隣接する1画素とにおける用紙PのエッジEの差分から用紙PのエッジEの変動方向と変動量とを求めるという処理を、画素ごとに繰り返し、それらの隅側平均を求め、中央側平均との差から用紙PのエッジEの向きを求める。
具体的には、用紙Pのカール量は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが同一である間の画素の個数に応じて求められる。一方、用紙Pのカール方向は、焦点で撮像されたものの大きさを利用して求められる。具体的には、制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが閾値個数分の画素で連続して用紙Pの外側に向かっている場合、用紙Pのカール方向が検出部632の方を向いていると判定するものである。また、制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが閾値個数分の画素で連続して用紙Pの内側に向かっている場合、用紙Pのカール方向が検出部632から離れた方を向いていると判定するものである。
図10は、本開示の実施形態2に係る制御部631の制御例を説明するフローチャートである。なお、ステップS31~ステップS34の処理は、図8のステップS11~ステップS14の処理と同様であるので、その説明は省略する。ステップS35において、制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが、予め定めた閾値個数分の画素で連続するか否かを判定する。制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが、予め定めた閾値個数分の画素で連続すると判定する場合(ステップS35;Y)、ステップS36の処理に移行する。制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが、予め定めた閾値個数分の画素で連続しないと判定する場合(ステップS35;N)、処理を終了する。ステップS36において、制御部631は、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが同一である間の画素の個数に応じて、用紙Pのカール量を求め、処理を終了する。
以上の説明から、実施形態2において、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが、予め定めた閾値個数分の画素で連続する場合、カール度合いが求められる。よって、画素ごとの連続変位に基づきカール度合いを求めているため、用紙Pのカールの方向が特に正確なカール度合いを求めることができる。
また、実施形態2において、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが同一である間の画素の個数に応じて、用紙Pのカール量が求められる。よって、画素単位で用紙Pのカール量を求めているため、用紙Pのカール量を特に正確に求めることができる。
また、実施形態2において、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが閾値個数分の画素で連続して用紙Pの外側に向かっている場合、用紙Pのカール方向は検出部632の方を向いていると判定するものであり、画素ごとの用紙PのエッジEの向きが閾値個数分の画素で連続して用紙Pの内側に向かっている場合、用紙Pのカール方向は検出部632から離れた方を向いていると判定するものである。検出部632に近い用紙Pは焦点で実際よりも拡大した状態で撮像され、検出部632から遠い用紙Pは焦点で実際よりも縮小した状態で撮像されるものであるので、それらの撮像結果を利用することで、用紙Pのカール方向を正確に求めることができる。
実施形態3.
実施形態3では、実施形態1,2と同様の構成及び機能についての説明は省略する。実施形態3では、用紙Pの主走査方向の幅に基づき、用紙Pのカール量を求める点が実施形態1,2と異なる。図11は、本開示の実施形態3に係る用紙PのエッジEの導出例を示す図である。図11に示すように、用紙Pの縁の中央部分において、1画素と、その1画素に隣接する1画素とにおける用紙PのエッジEを求めるという処理を、画素ごとに繰り返し、それらの中央側平均を求める。中央側平均を求める処理は、用紙Pの縁と対向する側にある縁についても実行する。つまり、主走査方向に沿って対向する用紙Pのそれぞれの縁につき、中央側平均を求め、それらの差を第1距離として求める。また、用紙Pの隅の部分において、1画素と、1画素に隣接する1画素とにおける用紙PのエッジEを求めるという処理を、画素ごとに繰り返し、それらの隅側平均を求める。隅側平均を求める処理は、用紙Pの隅と対向する側にある隅についても実行する。つまり、主走査方向に沿って対向する用紙Pのそれぞれの隅につき、隅側平均を求め、それらの差を第2距離として求める。第1距離と、第2距離との差から用紙Pのカール方向及びカール量を求める。
具体的には、制御部631は、用紙PのエッジEのうち、用紙Pの一方の縁で直線近似したものと用紙Pの一方の縁と対向する他方の縁で直線近似したものとの間の第1距離と、用紙Pの一方の隅で近似したものと用紙Pの一方の隅と対向する他方の隅で近似したものとの間の第2距離との差の大きさに応じて、用紙Pのカール方向及び用紙Pのカール量を求める。制御部631は、第2距離が第1距離よりも長い場合、すなわち用紙Pの隅が用紙Pの外側に向かっている場合、用紙Pのカール方向は検出部632の方を向いていると判定するものである。制御部631は、第2距離が第1距離よりも短い場合、すなわち用紙Pの隅が用紙Pの内側に向かっている場合、用紙Pのカール方向は検出部632から離れた方を向いていると判定するものである。
図12は、本開示の実施形態3に係る制御部631の制御例を説明するフローチャートである。なお、ステップS51~ステップS54の処理は、図8のステップS11~ステップS14の処理と同様であるので、その説明は省略する。ステップS55において、制御部631は、用紙PのエッジEのうち、用紙Pの一方の縁で直線近似したものと用紙Pの一方の縁と対向する他方の縁で直線近似したものとの間の第1距離を求め、ステップS56の処理に移行する。ステップS56において、制御部631は、用紙PのエッジEのうち、用紙Pの一方の隅で近似したものと用紙Pの一方の隅と対向する他方の隅で近似したものとの間の第2距離を求め、ステップS57の処理に移行する。ステップS57において、制御部631は、第1距離と第2距離との差の大きさに応じて、用紙Pのカール方向及び用紙Pのカール量を求め、処理を終了する。
以上の説明から、実施形態3において、用紙PのエッジEのうち、用紙Pの一方の縁で直線近似したものと用紙Pの一方の縁と対向する他方の縁で直線近似したものとの間の第1距離と、用紙Pの一方の隅で近似したものと用紙Pの一方の隅と対向する他方の隅で近似したものと間の第2距離との差の大きさに応じて、用紙Pのカール方向及び用紙Pのカール量が求められる。よって、距離の演算は簡易なものであるので、簡易な演算により用紙Pのカール方向及び用紙Pのカール量を求めることができ、用紙Pのカールの検知を低コストで実現することができる。
また、実施形態3において、第2距離が第1距離よりも長い場合、用紙Pのカール方向は検出部632の方を向いていると判定するものであり、第2距離が第1距離よりも短い場合、用紙Pのカール方向は検出部632から離れた方を向いていると判定するものである。検出部632に近い用紙Pは焦点で実際よりも拡大した状態で撮像され、検出部632から遠い用紙Pは焦点で実際よりも縮小した状態で撮像されるものであるので、それらを利用することで、用紙Pのカール方向及び用紙Pのカール量を正確に求めることができる。
以上、本開示に係る画像形成装置2、検査装置63及びデカーラー641を含む後処理装置64を実施形態に基づいて説明したが、本開示はこれに限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。
また、本実施形態においては、撮像素子として、検出部632のカラーラインセンサーがCCD632Bから構成される一例について説明したが、特にこれに限定されるものではない。例えば、検出部632のカラーラインセンサーがCMOSから構成されてもよい。
2 画像形成装置、10 画像読取部、11 自動原稿給送装置
12 原稿画像走査装置、20 操作表示部、21 表示部、22 操作部
30 画像処理部、40 画像形成部、50 用紙搬送部
51 給紙部、52 排紙部、53 搬送経路部、60 定着部
200 制御部
38A 上流側搬送ローラー対、38B 下流側搬送ローラー対
39A 上流側規制コロ、39B 下流側規制コロ
63 検査装置、631 制御部、632 検出部、633 通信部
632A 筐体、632B CCD、632C 光学系、632D 光源
632E 校正部、632F 信号処理部
64 後処理装置、641 デカーラー
641a 無端ベルト、641b 駆動ローラー、641c 従動ローラー
641d 支持ローラー、641e 押し込み軸、641f 調整部材
P 用紙
R1 上流搬送経路、R2 下流搬送経路、R3 読取搬送経路
L 読取位置
T トンボ、E エッジ
C1,C1a,C1b,C1c,C1d 第1近似角座標
C2,C2a,C2b,C2c,C2d 第2近似角座標
L1,L1t,L1b,L1r,L1l 第1近似線
L2,L2a1,L2a2,L2b1,L2b2,L2c1,L2c2,L2d1,L2d2 第2近似線
L3,L3a,L3b,L3c,L3d 不使用範囲

Claims (11)

  1. 画像形成装置の後段側に配置され、前記画像形成装置から搬送される用紙を読み取る検査装置であって、
    画素を複数有し、前記用紙の表面及び裏面の少なくとも一方に照射された照射光の反射光を含む入射光の受光に伴い前記画素ごとに画素信号を出力する撮像素子、及び前記撮像素子から出力された前記画素信号から輝度信号を合成する信号処理部を有し、受光した前記入射光の光量に応じた前記輝度信号を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記輝度信号から導出された前記用紙のエッジのうち前記用紙の縁で直線近似したもの同士による交点の前記用紙の角の第1近似角座標、及び前記用紙のエッジのうち前記用紙の隅で近似したもの同士による交点の前記角の第2近似角座標に基づき、前記用紙のカール度合いを求める制御部と、
    を備える、
    検査装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2近似角座標が前記第1近似角座標よりも内側にある場合、前記用紙のカール方向が前記検出部から離れた方を向いていると判定するものであり、
    前記第2近似角座標が前記第1近似角座標よりも外側にある場合、前記用紙のカール方向が前記検出部の方を向いていると判定するものである、
    請求項に記載の検査装置。
  3. 画像形成装置の後段側に配置され、前記画像形成装置から搬送される用紙を読み取る検査装置であって、
    画素を複数有し、前記用紙の表面及び裏面の少なくとも一方に照射された照射光の反射光を含む入射光の受光に伴い前記画素ごとに画素信号を出力する撮像素子、及び前記撮像素子から出力された前記画素信号から輝度信号を合成する信号処理部を有し、受光した前記入射光の光量に応じた前記輝度信号を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記輝度信号から導出された前記用紙のエッジに基づき、前記用紙のカール度合いを求める制御部と、
    前記検査装置の後段側に配置されたデカーラーと通信可能であり、前記デカーラーに前記カール度合いを含む信号を送信する通信部と、
    を備え、
    前記カール度合いは、
    前記用紙のカール方向及び前記用紙のカール量の少なくとも一方から特定されるものであって、前記デカーラーのニップ圧を決定するものであり、
    前記ニップ圧は、
    前記用紙のカール方向が前記用紙の搬送方向から離れるにつれ、又は前記用紙のカール量が大きくなるにつれ、強められるものである、
    検査装置。
  4. 画像形成装置の後段側に配置され、前記画像形成装置から搬送される用紙を読み取る検査装置であって、
    画素を複数有し、前記用紙の表面及び裏面の少なくとも一方に照射された照射光の反射光を含む入射光の受光に伴い前記画素ごとに画素信号を出力する撮像素子、及び前記撮像素子から出力された前記画素信号から輝度信号を合成する信号処理部を有し、受光した前記入射光の光量に応じた前記輝度信号を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記輝度信号から導出された前記用紙のエッジに基づき、前記用紙のカール度合いを求める制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記用紙の表面及び裏面の両方の前記カール度合いを求めた場合、前記用紙の表面又は裏面のうち、強い方の前記カール度合いを選択する、
    検査装置。
  5. 前記検出部の上流側に配置され、前記用紙の搬送方向と垂直方向の前記用紙の動きを規制する上流側規制コロと、
    前記検出部の下流側に配置され、前記用紙の搬送方向と垂直方向の前記用紙の動きを規制する下流側規制コロと、
    をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記上流側規制コロと前記下流側規制コロとにより前記用紙の動きが規制された状態と、前記上流側規制コロと前記下流側規制コロとにより前記用紙の動きが規制されていない状態とが存在する場合、前記上流側規制コロと前記下流側規制コロとにより前記用紙の動きが規制された状態で前記検出部により前記輝度信号が検出された方の前記カール度合いを選択する、
    請求項に記載の検査装置。
  6. 前記制御部は、
    前記用紙の表面の前記用紙のカール方向と、前記用紙の裏面の前記用紙のカール方向とが同一方向を向いている場合、前記用紙の表面及び裏面の両方の前記用紙のカール量を求める、
    請求項又はに記載の検査装置。
  7. 画像形成装置の後段側に配置され、前記画像形成装置から搬送される用紙を読み取る検査装置であって、
    画素を複数有し、前記用紙の表面及び裏面の少なくとも一方に照射された照射光の反射光を含む入射光の受光に伴い前記画素ごとに画素信号を出力する撮像素子、及び前記撮像素子から出力された前記画素信号から輝度信号を合成する信号処理部を有し、受光した前記入射光の光量に応じた前記輝度信号を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記輝度信号から導出された前記画素ごとの前記用紙のエッジに基づき、前記用紙のカール度合いを求める制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画素ごとの前記用紙のエッジの向きが、予め定めた閾値個数分の前記画素で連続する場合、前記カール度合いを求める、
    検査装置。
  8. 前記制御部は、
    前記画素ごとの前記用紙のエッジの向きが同一である間の前記画素の個数に応じて、前記用紙のカール量を求める、
    請求項に記載の検査装置。
  9. 前記制御部は、
    前記画素ごとの前記用紙のエッジの向きが前記閾値個数分の前記画素で連続して前記用紙の外側に向かっている場合、前記用紙のカール方向が前記検出部の方を向いていると判定するものであり、
    前記画素ごとの前記用紙のエッジの向きが前記閾値個数分の前記画素で連続して前記用紙の内側に向かっている場合、前記用紙のカール方向が前記検出部から離れた方を向いていると判定するものである、
    請求項又はに記載の検査装置。
  10. 前記制御部は、
    前記用紙のエッジのうち、前記用紙の一方の縁で直線近似したものと前記用紙の一方の縁と対向する他方の縁で直線近似したものとの間の第1距離と、前記用紙の一方の隅で近似したものと前記用紙の一方の隅と対向する他方の隅で近似したものとの間の第2距離との差の大きさに応じて、前記用紙のカール方向及び前記用紙のカール量を求める、
    請求項の何れか一項に記載の検査装置。
  11. 前記制御部は、
    前記第2距離が前記第1距離よりも長い場合、前記用紙のカール方向は前記検出部の方を向いていると判定するものであり、
    前記第2距離が前記第1距離よりも短い場合、前記用紙のカール方向は前記検出部から離れた方を向いていると判定するものである、
    請求項1に記載の検査装置。
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