JP6436114B2 - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、永久磁石式回転電機に係り、詳しくは複数の永久磁石がロータコアに埋め込まれた永久磁石式回転電機に関する。
三相交流誘導モータの回転数は、極数に反比例するため、高速回転を行うためには2極が好ましい。高速回転する2極のIPMモータにおいては、磁石からロータコアにかかる遠心応力が大きくなり、埋め込まれた永久磁石とロータコア表面(コア外周)との間の厚さが薄いとコアが破壊する。
応力を低減するために、永久磁石とロータコア表面(コア外周)との間の厚みを増すとトルクが下がる。
また、2個の永久磁石をそれぞれ分割して実質2極の状態で各永久磁石1個当たりの遠心力を減らすことが考えられる。しかし、磁石を分割すると漏れ磁束が多くなり、トルクが低下する。
減磁作用を抑制し、トルク向上と共に回転性能を向上させるため、ロータコアの周方向にN極のマグネットが複数埋め込まれてマグネット磁極部が構成されたロータを有するブラシレスモータが開示されている(特許文献1参照)。このロータの各マグネット磁極部間には、ロータコアに形成されたコア磁極部がそれぞれマグネット磁極部との各境界部に空隙を以て配置され、コア磁極部をS極として機能させるように構成されている。そして、マグネット磁極部とコア磁極部との間の空隙は、マグネット磁極部のマグネットの径方向外側(径方向ステータ側)まで延長された空隙延長部を有する。
特開2012−110214号公報
特許文献1のモータではロータコアに複数のN極の永久磁石が隣り合う状態で配置されているが、N極の永久磁石の間にはS極として機能するコア磁極部が存在する。そして、モータの極数は、マグネット磁極部とコア磁極部との合計となるため、特許文献1の構成では、実質2極のモータを製造することはできない。即ち、特許文献1は、2個の永久磁石をそれぞれ分割して実質2極の状態のモータを製造することや、磁石を分割すると漏れ磁束が多くなり、トルクが低下することに対する対策を示唆することはなんら記載されていない。
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、高速回転が可能で、トルクをアップさせ、かつトルク脈動を改善することができる永久磁石式回転電機を提供することにある。
上記課題を解決する永久磁石式回転電機は、固定子と、複数の磁石挿通孔を有するロータコアと、前記磁石挿通孔に挿通されて前記ロータコアに固定された複数の永久磁石と、を有する永久磁石式回転電機である。そして、前記複数の永久磁石は、前記固定子側がN極のN極磁石と、前記固定子側がS極のS極磁石とを備えるとともに、前記N極磁石同士が隣り合って配置されて構成される第1の組と、前記S極磁石同士が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、同一円周上に各々一つずつ配置されるように前記ロータコアに固定されている。前記ロータコアの外周部には、前記N極磁石間に対応する箇所及び前記S極磁石間に対応する箇所に溝部が設けられている。
この構成の永久磁石式回転電機は、永久磁石の合計が4個以上であるが、N極が固定子側となるように設けられた永久磁石同士が隣り合い、S極が固定子側となるように設けられた永久磁石同士が隣り合う状態で設けられているため、実質2極の回転電機として機能する。そのため、高速回転に適する。そして、ロータコアの外周部には、固定子側が同極となるように設けられた隣り合う永久磁石間に溝部が設けられているため、N極が固定子側となるように設けられた永久磁石から固定子側に向かう磁束の流れが、ロータコアの周方向へ行き難くなって、固定子側へ効率良く流れる。したがって、この発明の永久磁石式回転電機は、高速回転が可能で、トルクをアップさせ、かつトルク脈動を改善することができる。
前記N極磁石及び前記S極磁石は、それぞれ3個以上設けられており、前記溝部は、前記固定子側が同極の前記永久磁石に挟まれた前記永久磁石と、その両側に配置された前記永久磁石との間に対応する箇所に設けられた2個の溝部の内の一方の溝部の幅が他方の溝部の幅より狭くなるように形成されていることが好ましい。
回転電機の固定子は複数のティース(ステータティース)を有する。そして、ステータティースにかかる表面力の回転方向成分の総和がモータトルクとなる。回転角と、ある1本のティースにかかるトルク(ティーストルク)との関係が理想線に近いほど、トルク脈動は小さくなる。隣り合う永久磁石との間に対応する状態で前記ロータコアの外周部に設けられた2個の溝部のうち、一方の溝部の幅を他方の溝部の幅より狭くすることにより、回転角とティーストルクとの関係が理想線に近づく。その結果、両方の溝部が同じ幅の場合に比べて、トルク脈動が小さくなる。
前記溝部は、円弧面状の底面と、前記底面に連続する平面状の側面とを備えていることが好ましい。溝部の底面を円弧面状とすることにより応力集中を緩和する効果が大きくなる。しかし、底面に続く側面も円弧面とすると、溝部の幅を狭くする場合に、溝部の開口端側の幅が途中より狭くなり、漏れ磁束が発生し易くなるため好ましくない。側面を平面状にすれば、溝部の幅を固定子に近い側ほど広い状態で狭くすることが容易になる。
前記溝部は、前記底面が前記複数の永久磁石の外周面側を結ぶ仮想線より外側となる形状に形成されていることが好ましい。溝部を、溝部の底面が前記仮想線の内側まで入り込む形状とした場合は、ロータコアの回転により永久磁石に加わる遠心力による、溝部の底面と対向するロータコアの支持点での応力が急激に増加する。そのため、溝部は、その底面が複数の永久磁石の外周面側を結ぶ仮想線より外側となる形状に形成されていることが好ましい。
前記永久磁石式回転電機は、遠心圧縮機用の回転電機であることが好ましい。上記の永久磁石式回転電機は、高速回転に適しているため、遠心圧縮機用の回転電機として有効に使用できる。
本発明によれば、高速回転が可能で、トルクをアップさせ、かつトルク脈動を改善することができる。
(a)は永久磁石式回転電機の模式断面図、(b)はロータの拡大部分模式平面図。 (a)は切り欠きがない場合の磁束の流れを示す模式図、(b)は切り欠きが在る場合の磁束の流れを示す模式図。 回転角1°のときの表面力のベクトル図。 (a)は溝の断面形状が略V字状の場合の回転角108°のときのティーストルクを示す模式図、(b)は溝の断面形状が略U字状の場合の回転角108°のときの表面力のベクトル図。 (a)は溝の断面形状が略V字状の場合の回転角によるティーストルクの変化と理想線との関係を示す模式図、(b)は溝の断面形状が略U字状の場合の回転角によるティーストルクの変化と理想線との関係を示す模式図。 (a),(b)は支持点での応力との関係を説明する模式図。 (a)は別の実施形態の溝の形状を示す模式図、(b)は溝幅が狭い別の形状溝部の模式図。 別の実施形態のロータの部分平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、永久磁石式回転電機としてのIPMモータ(永久磁石埋め込み型回転電機)10は、ハウジング11の内周面に、固定子(ステータ)12が固定されている。固定子12は、円筒状で内側に複数のティース13が等間隔で設けられている。ティース13にはコイル(巻線)14が巻かれている。
固定子12の内側には、回転子(ロータ)15が配置されている。回転子15は、円板状の電磁鋼板を複数枚(例えば数十枚)積層してロータコア16が構成されている。ロータコア16の中心に回転軸17が一体回転可能に嵌合固定されるとともに、回転軸17が図示しない軸受けを介してハウジング11に回転可能に支持されている。
ロータコア16は、複数の磁石挿通孔16aを有し、磁石挿通孔16aには永久磁石20,21が挿通されて、固定されている。ロータコア16には、ロータコア16の半分に、複数の永久磁石20が、N極が固定子12側となるよう同一円周上に設けられ、残りの半分に複数の永久磁石21が、S極が固定子12側となるよう同一円周上に設けられている。即ち、ロータコア16には、複数の永久磁石20,21が同一円周上に配置され、N極が固定子12側となるように設けられたN極磁石としての永久磁石20と、S極が固定子12側となるように設けられたS極磁石としての永久磁石21同士が隣り合うように設けられている。複数の永久磁石20,21は、N極磁石(永久磁石20)同士が隣り合って配置されて構成される第1の組と、S極磁石(永久磁石21)同士が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、同一円周上に各々一つずつ配置されるようにロータコア16に固定されている。永久磁石20,21は同じ大きさに形成され、永久磁石20及び永久磁石21はロータコア16上の対称位置に設けられている。永久磁石20,21はそれぞれ3個以上、この実施形態では4個ずつ設けられている。
即ち、IPMモータ10は、固定子12と、複数の磁石挿通孔16aを有するロータコア16と、磁石挿通孔16aに挿通されてロータコア16に固定された複数の永久磁石20,21と、を有する。
ロータコア16の外周部には、永久磁石20と永久磁石21との間に対応する箇所に略V字状の溝部23が設けられている。
また、ロータコア16の外周部には、N極が固定子12側となるように設けられた永久磁石20即ちN極磁石間に挟まれた3箇所と対応する箇所のうちの中央の箇所に略V字状の溝部24aが設けられ、両側の2箇所には溝部24aより幅が狭く形成された溝部24bが設けられている。
同様に、ロータコア16の外周部には、S極が固定子12側となるように設けられた永久磁石21即ちS極磁石間に挟まれた3箇所と対応する箇所のうちの中央の箇所に略V字状の溝部24aが設けられ、両側の2箇所には溝部24aより幅が狭く形成された溝部24bが設けられている。
なお、ロータコア16の外周部とは、ロータコア16における永久磁石20よりも径方向(回転軸17の径方向と一致する方向、以降径方向)外側に位置する部分であり、詳述すると、ロータコア16における複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25よりも径方向外側に位置する部分である。
また、永久磁石20と永久磁石21との間に対応する箇所とは、ロータコア16の外周部において、ロータコア16の永久磁石20と永久磁石21との間の部分と径方向に重なる箇所である。
溝部23,24a,24bは底面が複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25より径方向外側となる形状に形成されている。溝部23,24aは同じ形状に形成されている。
なお、永久磁石20,21の外周面とは、永久磁石20,21の面のうちでロータコア16の径方向と交差する方向に延びる2つの面のうち、外周面に近い側の面を意味する。
図1(b)に示すように、溝部24aは、円弧面状の底面26と、底面26に連続する2個の側面27とを備えている。各側面27は、底面26の円弧面に滑らかに連続する一平面で構成されており、底面26から離れるに従い互いの距離が離れるように形成されている。即ち、溝部24aは、断面略V字状に形成されている。溝部24bは、溝部24aとほぼ同じ深さと、永久磁石20から溝部24aまでの距離と同じ距離Dと、溝部24aの曲率半径と同じ曲率半径の底面26とを有する。さらに、溝部24bは、底面26と連続する2個の側面27とを備えている。
また、溝部24bの幅W2を溝部24aの幅W1より狭くするため、溝部24bは、固定子12と対向する開口端の幅が、溝部24aの固定子12と対向する開口端の幅より狭い断面略U字状に形成されている。詳述すると、溝部24bの各側面27は、底面26の円弧面に滑らかに連続する一平面で構成される平面27aと、2つの平面27aと連続する平面27bから構成されている。
さらに詳述すると、2個の平面27aは、底面26から離れるに従い互いの距離が離れるように形成される。2個の平面27bは、互いの距離が一定となるように形成されている。
次に前記のように構成されたIPMモータ10の作用を説明する。
IPMモータ10が負荷状態で駆動される場合は、固定子12のコイル14に電流が供給されて固定子12に回転磁界が発生し、回転子15に回転磁界が作用する。そして、回転磁界と永久磁石20,21との間の磁気的な吸引力及び反発力により回転子15が回転磁界と同期して回転する。
N極が固定子12側となるように設けられた永久磁石(N極磁石)20で発生した磁束が回転子15の回転に効率よく寄与するためには、永久磁石20で発生した磁束がティース13に入力されるとともに、入力されたティース13と異なるティース13を経てS極が固定子12側となるように設けられた永久磁石(S極磁石)21に流入する必要がある。
図2(a)に示すように、ロータコア16の外周面に溝部24a,24bが設けられていない場合は、永久磁石20から発生した磁束の一部が、ロータコア16の外周部を流れ易くなる。また、永久磁石20から発生した磁束の一部は、隣り合う永久磁石20の対向する面の間の部分も流れる。しかし、図2(b)に示すように、ロータコア16の外周面に溝部24a,24bが設けられている場合(溝部24bのみ図示)は、永久磁石20から発生した磁束が、ロータコア16の周方向へ行き難くなって、固定子12側へ効率良く流れる。また、ティース13から回転子15に流入する磁束が、S極が固定子12側となるように設けられた永久磁石21に向かってロータコア16内を流れ易くなる。また、同極間の磁路Dが狭くなることで漏れ磁束を低減できる。そのため、永久磁石20から発生した磁束が、固定子12側へ効率良く流れるため、トルクをアップさせる。
あるステータティース1本にかかる表面力の回転方向成分の総和であるティーストルクをベクトル線で示すと、溝部24a,24bと対応する箇所においてベクトル線の大きさ及び向きが変化する。図3及び図4(a)に示すように、同じ形状の溝部24aと対応する箇所におけるベクトル線の大きさ及び向きは、回転角によって変化する。また、図4(a),図4(b)に示すように、同じ回転角であっても、形状の異なる溝部24aと溝部24bとでは、溝部24a,24bと対応する箇所におけるベクトル線の大きさ及び向きが変化する。なお、図3は回転角1°におけるベクトルを示し、図4(a)は、回転角108°における断面形状が略V字状の溝部24aに対応するベクトルを示し、図4(b)は回転角108°での断面形状が略U字状の溝部24bに対応するベクトルを示す。
ティーストルクと、回転角との関係を図に示すと、図5(a),(b)に示すようになる。図5(a),(b)において太線は理想線を示し、細線は実際の線を示す。図5(a),(b)に示すように、理想線では、108°付近にピークがあり、回転角1°でのベクトルは小さいほど理想線に近づく。そのため、図3に示すように、溝部24aが断面略V字状に形成されて固定子12とのギャップが大きく設けられている。
また、回転角108°でのベクトルは大きいほど理想線に近づく。図4(a),(b)から、断面略V字状の溝部24aに対応するベクトルに比べて、断面略U字状の溝部24bに対応するベクトルの方が大きく、かつ固定子12側に向かって立ち上がる状態にあることが確認できる。そのため、図4(b)に示すように、溝部24bが断面略U字状に形成されて、溝部24bの固定子12に近い側の幅が狭くなるように形成されている。
その結果、同じ永久磁石20の両端と対応する箇所に設けられた溝部24a,24bの形状が両方とも断面略V字状の場合に対応する図5(a)に比べて、溝部24bが断面略U字状に形成された場合の方が、回転角108°でのベクトルが大きくなって理想線に近づいていることが確認される。
図6(a)に示すように、溝部24aの底面26の位置が、複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25の内側まで入り込む形状とした場合は、ロータコア16の回転により永久磁石20に加わる遠心力による、溝部24aの底面26と対向するロータコア16の支持点29での応力が急激に増加する。この応力の大きさは、図6(b)に示すように、溝部24aの底面26の位置が、複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25の外側に存在する形状とした場合において、溝部24aの底面26と対向するロータコア16の支持点29での応力に比べて、1.4倍程度に急激に増加する。そのため、溝部24a,24bの形状は、底面26の位置が、複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25の内側まで入り込まない形状にすることが好ましい。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)IPMモータ(永久磁石式回転電機)10は、固定子12と、複数の磁石挿通孔16aを有するロータコア16と、磁石挿通孔16aに挿通されてロータコア16に固定された複数の永久磁石20,21と、を有する。そして、複数の永久磁石20,21は、固定子12側がN極のN極磁石(永久磁石20)と、固定子12側がS極のS極磁石(永久磁石21)とを備えるとともに、N極磁石同士が隣り合って配置されて構成される第1の組と、S極磁石同士が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、同一円周上に各々一つずつ配置されるようにロータコア16に固定されている。ロータコア16の外周部には、N極磁石間に対応する箇所及びS極磁石間に対応する箇所に溝部24a,24bが設けられている。
IPMモータ10は、永久磁石20,21の合計が4個以上であるが、N極が固定子側となるように設けられた永久磁石20同士が隣り合い、S極が固定子12側となるように設けられた永久磁石21同士が隣り合う状態で設けられているため、実質2極の回転電機として機能する。そのため、高速回転に適する。そして、固定子12側が同極となるように設けられた隣り合う永久磁石20間及び永久磁石21間に溝部24a,24bが設けられているため、永久磁石20から固定子12側に向かう磁束の流れがロータコア16の周方向へ行き難くなって、固定子12側へ効率良く流れる。また、同極間の磁路Dが狭くなることで漏れ磁束を低減できる。したがって、IPMモータ10は、高速回転が可能で、トルクをアップさせ、かつトルク脈動を改善することができる。
(2)N極磁石(永久磁石20)及びS極磁石(永久磁石21)は、それぞれ3個以上設けられており、溝部は、固定子12側が同極の永久磁石に挟まれた永久磁石と、その両側に配置された永久磁石との間に対応する箇所に設けられた2個の溝部24a,24bの内の一方の溝部24bの幅が他方の溝部24aの幅より狭くなるように形成されている。
IPMモータ10(回転電機)の固定子12は複数のティース(ステータティース)13を有する。そして、ステータティースにかかる表面力の回転方向成分の総和がモータトルクとなる。回転角と、ある1本のティースにかかるトルク(ティーストルク)との関係が理想線に近いほど、トルク脈動は小さくなる。隣り合う永久磁石20(永久磁石21)との間に対応する状態でロータコア16の外周部に設けられた2個の溝部24a,24bのうち、一方の溝部24bの幅を他方の溝部24aの幅より狭くすることにより、回転角とティーストルクとの関係が理想線に近づく。その結果、両方の溝部24a,24bが同じ幅の場合に比べて、トルク脈動が小さくなる。
(3)溝部24a,24bは、円弧面状の底面26と、底面26に連続する平面状の側面27とを備えている。溝部24a,24bの底面26を円弧面状とすることにより応力集中を緩和する効果が大きくなる。溝部24bの幅を狭くする場合に、底面26に続く側面27も円弧面とすることも可能だが、底面26に続く側面27も円弧面にすると、溝部24bの開口端側の幅、即ち固定子12に近い側の幅が途中より狭くなり、漏れ磁束が発生し易くなるため好ましくない。
(4)溝部24a,24bの底面26は、同じ曲率半径の円弧面状に形成されている。底面26の曲率半径の大きさによって応力緩和効果が異なるため、溝部24a,24bの底面26の曲率半径の大きさを異なる値とした場合は、一方の溝部24a,24bの底面26の曲率半径を応力緩和効果が最高の状態となる値に設定すると、他方は応力緩和効果が一方より劣る状態になる。しかし、溝部24a,24bの底面26を、同じ曲率半径の円弧面状に形成すれば、両方の応力緩和効果を同じにすることができる。
(5)溝部24a,24bは、底面26が複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25より外側となる形状に形成されている。溝部24a,24bを、溝部24a,24bの底面26が仮想線25の内側まで入り込む形状とした場合は、ロータコア16の回転により永久磁石20,21に加わる遠心力による、溝部24a,24bの底面26と対向するロータコア16の支持点29での応力が急激に増加する。そのため、溝部24a,24bは、その底面26が複数の永久磁石20,21の外周面側を結ぶ仮想線25より外側となる形状に形成されていることが好ましい。
(6)IPMモータ10は、遠心圧縮機用の回転電機として使用される。IPMモータ10は、高速回転に適しているため、遠心圧縮機用の回転電機として有効に使用できる。
実施形態は前記両実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 溝部24aより溝幅が狭く形成された溝部24bは、固定子12と対向する開口端の幅が、溝部24aの固定子12と対向する開口端の幅より狭い断面形状が略U字状に形成されたものに限らない。例えば、図7(a)に示すように、一方の側面27は、溝部24aと同じ円弧面状の底面26に滑らかに連続する平面27aと、底面26を2等分し、ロータコア16の回転中心を通る仮想平面28と平行に延びる平面27bとの2つの平面で構成され、他方の側面27は、底面26の円弧面に滑らかに連続する1つの平面27aで構成されていてもよい。
○ 底面26の曲率半径が同じでも、溝部24bの平面が溝部24aの平面と比べて立っていれば、溝部24bの開口端の幅を溝部24aの開口端の幅より狭くできる。
○ 溝部24bは、外周側に向かうに従い溝部24bの平面間の距離が狭くなるようにしてもよい。
○ 溝部24bは、溝部24aより溝幅が狭く形成されていればよく、底面26の曲率半径は溝部24aの底面26の曲率半径と異なっていてもよい。溝部24bの底面26の曲率半径を溝部24aの底面26の曲率半径より小さくすれば、図7(b)に示すように、溝部24bの両側面27を、底面26を構成する円弧面に滑らかに連続する1つの平面で形成することが可能になる。しかし、底面26の応力緩和効果は曲率半径によって異なるため、応力緩和効果の大きな同じ曲率半径にする方が好ましい。
○ 溝部24bは、側面27が1つあるいは2つの平面で形成された形状に限らず、途中で屈曲した3つ以上の平面で構成されてもよい。
○ 溝部24bは、側面27が平面と曲面とが連続する形状であってもよい。例えば、底面26の接線方向に対して交差する方向に延びるように形成された平面と、その平面と底面とを滑らかに接続する曲面で接続した形状であってもよい。
○ 溝部24a,24bの両側面27は、底面26を2等分し、ロータコア16の回転中心を通る仮想平面28に対して対称あるいは非対称のいずれであってもよい。
○ 永久磁石20,21の数はそれぞれ複数であればよく、例えば3個でもよい。永久磁石20,21の数が3個の場合は、例えば、図8に示すように、ロータコア16の外周面には、同極が固定子側となるように設けられた隣り合う永久磁石20に挟まれた永久磁石20と、その両側に配置された永久磁石20との間に対応する状態でそれぞれ溝部24bが設けられる。
○ 永久磁石20,21の形状は、実施形態で図示された形状のように、固定子12と対応する側の両端が反対側の両端に比べて曲率半径が大きな形状に限らない。例えば、長方形状や長方形の四隅に曲率半径の小さな面取りが施された形状、あるいは長方形の両端を円弧状にした形状であってもよい。
○ N極が固定子12側となるように設けられた永久磁石20及びS極が固定子12側となるように設けられた永久磁石21は、それぞれ2個であってもよい。しかし、それぞれ3個以上設けられているのが好ましい。
○ ロータコア16の外周部の、N極が固定子12側となるように設けられた永久磁石20間及びS極が固定子12側となるように設けられた永久磁石21間に設けられた溝部24a,24bは、必ずしも全ての永久磁石20,21間に設ける必要はなく、一部を省略してもよい。
W1,W2…幅、10…永久磁石式回転電機としてのIPMモータ、12…固定子、15…回転子、16…ロータコア、16a…磁石挿通孔、20…N極磁石としての永久磁石、21…S極磁石としての永久磁石、23,24a,24b…溝部、25…仮想線、26…底面、27…側面。

Claims (4)

  1. 固定子と、複数の磁石挿通孔を有するロータコアと、前記磁石挿通孔に挿通されて前記ロータコアに固定された複数の永久磁石と、を有する永久磁石式回転電機であって、
    前記複数の永久磁石は、前記固定子側がN極のN極磁石と、前記固定子側がS極のS極磁石とを備えるとともに、前記N極磁石同士が隣り合って配置されて構成される第1の組と、前記S極磁石同士が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、同一円周上に各々一つずつ配置されるように前記ロータコアに固定され、
    前記ロータコアの外周部には、前記N極磁石間に対応する箇所及び前記S極磁石間に対応する箇所に溝部が設けられており、
    前記N極磁石及び前記S極磁石は、それぞれ3個以上設けられており、
    前記溝部は、前記固定子側が同極の前記永久磁石に挟まれた前記永久磁石と、その両側に配置された前記永久磁石との間に対応する箇所に設けられた2個の溝部の内の一方の溝部の幅が他方の溝部の幅より狭くなるように形成されていることを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 前記溝部は、円弧面状の底面と、前記底面に連続する平面状の側面とを備えている請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
  3. 前記溝部は、前記底面が前記複数の永久磁石の外周面側を結ぶ仮想線より外側となる形状に形成されている請求項1又は請求項に記載の永久磁石式回転電機。
  4. 前記永久磁石式回転電機は、遠心圧縮機用の回転電機である請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の永久磁石式回転電機。
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