JP2017184571A - 永久磁石式回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータコアの体格を大きくせずに、永久磁石を長くしてもロータコアの永久磁石収容部の壁に加わる応力緩和効果を大きくして、トルクアップを図る。
【解決手段】S極磁石挿通孔18(N極磁石挿通孔19)は、第1の磁石挿通孔18a(19a)と第2の磁石挿通孔18b(19b)とを有する。第1の磁石挿通孔の第1の端部18ae(19ae)と、第2の磁石挿通孔の第2の端部18be(19be)との間に隔壁26が形成されている。第1の端部及び第2の端部におけるロータコア16の外周側の部分には、収容された永久磁石に沿って延びる第1面23aと隔壁26の面26aとの間に第1の膨出部27aが設けられている。第1の膨出部27aは、隔壁の面と連続する第1の曲面と、第1の磁石挿通孔又は第2の磁石挿通孔における永久磁石に沿って延びる第1面23aと連続し曲率が第1の曲面よりも大きい第2の曲面を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、永久磁石式回転電機に係り、詳しくは複数の永久磁石がロータコアに埋め込まれた永久磁石式回転電機に関する。
複数の永久磁石を回転子(ロータ)のコア(鉄心)に埋め込んだ永久磁石式回転電機(所謂IPMモータ)においては、複数の永久磁石は、着磁方向が厚さ方向となるように着磁されるとともに、それぞれ2個の永久磁石が、回転子の外周側に向かって拡がる略V字状(逆ハの字状)となる状態で、ロータコアに形成された一対の埋め込み部に埋め込まれており、当該一対の埋め込み部間には隔壁(支柱)が設けられる。一対の埋め込み部間の隔壁におけるロータコアの外周側の端部には、遠心力により、大きな応力が掛かってしまう。
従来、一対の埋め込み部間の壁におけるロータコアの外周側の端部に生じる応力を抑制するため、図4に示すように、ロータコア50に形成された一対の磁石装着部51における隔壁57側の端部51aが、外側(互いに近づく方向)へ略円弧状に膨らむように形成されたものがある。永久磁石52は、磁石装着部51に挿入され、磁石装着部51に充填されたモールド樹脂53によりロータコア50に固定されている。
特許文献1には、図5に示すように、一対の磁石装着部51における隔壁57側の端部が、d軸と平行に延びる端面54と端面54と磁石装着部51における永久磁石52に沿って延びる面55とを繋ぐ円弧面56とから形成されたものが開示されている。永久磁石52は、磁石装着部51に挿入され、磁石装着部51に充填されたモールド樹脂53によりロータコア50に固定されている。
特開2015−149791号公報
永久磁石52を長くすることができれば、ロータコア50の大きさ(外径)を変えずにトルクアップを図ったり、同じトルクでロータコア50の体格を小さくしたりすることが可能になる。ところが、図4に示すように、磁石装着部51における隔壁57側の端部51aの形状を、外側(互いに近づく方向)へ略円弧状に膨らむ形状とした場合は、永久磁石52を長くするためには両磁石装着部51の間に存在する隔壁57の厚さを小さく(薄く)する必要があり、隔壁に必要な強度を確保し難くなる。また、図5に開示された構成の場合、両磁石装着部51の間の隔壁57におけるロータコア50の外周側の端部へ掛かる応力を緩和するために、円弧面56の曲率を小さくすると、両磁石装着部51における永久磁石52の幅方向(永久磁石52の短辺が延びる方向)の長さが短くなってしまうため、永久磁石52を長くできなくなってしまう。
本発明の目的は、同じ極が固定子側となるように永久磁石が2個ずつ対を成して複数組み設けられたロータコアの体格を大きくせずに、永久磁石収容部間の隔壁におけるロータコアの外周側の端部に加わる応力を緩和しつつ、トルクアップを図ることができる永久磁石式回転電機を提供することにある。
上記課題を解決する永久磁石式回転電機は、固定子と、複数の磁石挿通孔を有するロータコアと、前記磁石挿通孔に挿通されて前記ロータコアに固定された複数の永久磁石と、を有する永久磁石式回転電機である。そして、前記複数の永久磁石は、前記固定子側がN極のN極磁石と、前記固定子側がS極のS極磁石とを備えるとともに、2個の前記S極磁石が隣り合って配置されて構成される第1の組と、2個の前記N極磁石が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、前記ロータコアの周方向に交互に配置されるように前記ロータコアに固定されている。前記磁石挿通孔は、前記第1の組を成す2個のS極磁石を収容するS極磁石挿通孔と、前記第2の組を成す2個の前記N極磁石を収容するN極磁石挿通孔とを有する。前記S極磁石挿通孔は、2個のS極磁石のうちの一方のS極磁石を収容する第1の磁石挿通孔と、他方の前記S極磁石を収容する第2の磁石挿通孔とを有し、前記N極磁石挿通孔は、2個のN極磁石のうちの一方のN極磁石を収容する第1の磁石挿通孔と、他方の前記N極磁石を収容する第2の磁石挿通孔とを有する。前記第1の磁石挿通孔と前記第2の磁石挿通孔は、前記第1の磁石挿通孔における前記第2の磁石挿通孔側の端部である第1の端部と、前記第2の磁石挿通孔における前記第1の磁石挿通孔側の端部である第2の端部との間に隔壁が形成されるように互いに離間して設けられている。前記第1の端部及び前記第2の端部における前記ロータコアの外周側の部分には、前記第1の磁石挿通孔又は前記第2の磁石挿通孔における前記永久磁石に沿って延びる面と前記隔壁の面との間に膨出部が設けられている。前記膨出部は、前記隔壁の面と連続する第1の曲面と、前記第1の磁石挿通孔又は前記第2の磁石挿通孔における前記永久磁石に沿って延びる面と連続する第2の曲面とを有し、前記第1の曲面の曲率は、前記第2の曲面の曲率よりも小さい。
この構成の永久磁石式回転電機は、第1の磁石挿通孔における第2の磁石挿通孔側の端部である第1の端部と、第2の磁石挿通孔における第1の磁石挿通孔側の端部である第2の端部との間に隔壁が形成されている。そして、第1の端部及び第2の端部におけるロータコアの外周側の部分には、第1の磁石挿通孔又は第2の磁石挿通孔における永久磁石に沿って延びる面と隔壁の面との間に膨出部が設けられている。膨出部は、隔壁の面と連続する第1の曲面と、第1の磁石挿通孔又は第2の磁石挿通孔における永久磁石に沿って延びる面と連続する第2の曲面とを有し、第1の曲面の曲率は、第2の曲面の曲率よりも小さい。そのため、第1の磁石挿通孔及び第2の磁石挿通孔間の隔壁の壁面が円弧面に形成された場合に比べて、隔壁の強度を確保しつつ、永久磁石の長さを長くすることができ、回転電機のトルクアップを図ることができる。また、膨出部を備えているため、隔壁におけるロータコアの外周側の端部に加わる応力を緩和すべく第1の曲面の曲率を小さくしても、永久磁石の長さを長くすることができる。また、膨出部の第1の曲面の曲率を、第2の曲面の曲率よりも小さくしているため、空隙を小さくすることができる。したがって、同じ極が固定子側となるように永久磁石が2個ずつ対を成して複数組み設けられたロータコアの体格を大きくせずに、一対の永久磁石収容部間の隔壁におけるロータコアの外周側の端部に加わる応力を緩和しつつ、トルクアップを図ることができる。
前記第1の組又は前記第2の組を成す2個の前記永久磁石は、前記ロータコアの外周側に向かうにつれて離間するV字状に配置されていることが好ましい。対を成す各2個の永久磁石、即ち第1の組又は第2の組を成す2個の永久磁石は、必ずしもロータコアの外周側に向かうにつれて離間するV字状に配置されている必要はなく、例えば、一直線上に配置されてもよい。しかし、V字状に配置される方が、同じ体格(外径)のロータコアにおいて、永久磁石の長さを長くすることができ、回転電機のトルクアップを図ることができる。また、回転電機として同じトルクを得ることができればよい場合は、ロータコアの体格を小さくすることができる。
本発明によれば、同じ極が固定子側となるように永久磁石が2個ずつ対を成して複数組み設けられたロータコアの体格を大きくせずに、ロータコアの永久磁石収容部間の隔壁におけるロータコアの外周側の端部に加わる応力を緩和しつつ、トルクアップを図ることができる。
(a)は回転電機の模式断面図、(b)はロータの部分拡大図。 (a)はロータの部分拡大図、(b)は(a)の一点鎖線で囲まれた部分の拡大図、(c)はS極磁石に対応する膨出部の(b)に対応する部分拡大図。 別の実施形態のロータの部分平面図。 従来技術のロータの部分平面図。 別の従来技術のロータの部分平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1(a),(b)及び図2(a),(b),(c)にしたがって説明する。なお、図1(a),(b)及び図2(a)においては、一部のハッチングを省略している。
図1(a)に示すように、永久磁石式回転電機10は、ハウジング11の内周面に、固定子(ステータ)12が固定されている。固定子12は、円筒状で内側に複数のティース13が等間隔で設けられている。ティース13にはコイル(巻線)14が巻かれている。
固定子12の内側には、回転子(ロータ)15が配置されている。回転子15は、円板状の電磁鋼板を複数枚(例えば数十枚)積層してロータコア16が構成され、ロータコア16の中心に回転軸17が貫挿されるとともに、回転軸17が図示しない軸受けを介してハウジング11に回転可能に支持されている。
図1(a),(b)に示すように、ロータコア16は複数の磁石挿通孔を有し、ロータコア16には、複数の永久磁石が磁石挿通孔に挿通されて固定されている。複数の永久磁石は、矩形状に形成され、固定子12側がN極のN極磁石21と、固定子12側がS極のS極磁石20とを備えるとともに、2個のS極磁石20が隣り合って配置されて構成される第1の組と、2個のN極磁石21が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、ロータコア16の周方向に交互に配置されるようにロータコア16に固定されている。
詳述すると、ロータコア16には、周方向に複数(この実施形態では6個)に等分割された各仮想領域に、第1の組を成す2個のS極磁石20が挿通されるS極磁石挿通孔18と、第2の組を成す2個のN極磁石21が挿通されるN極磁石挿通孔19がそれぞれ2個ずつ交互に形成されている。即ち、この実施形態では、永久磁石式回転電機10は6極の回転電機となる。
S極磁石挿通孔18は、2個のS極磁石20のうちの一方のS極磁石20を収容する第1の磁石挿通孔18aと、他方のS極磁石20を収容する第2の磁石挿通孔18bとを有する。N極磁石挿通孔19は、2個のN極磁石21のうちの一方のN極磁石21を収容する第1の磁石挿通孔19aと、他方のN極磁石21を収容する第2の磁石挿通孔19bとを有する。
第1の磁石挿通孔18a(19a)及び第2の磁石挿通孔18b(19b)は、S極磁石20あるいはN極磁石21の長辺に沿う面である第1面23aと第2面23bとを備える。第1面23aは、第2面23bよりもロータコア16の外周側に設けられている。
第1の磁石挿通孔18a(19a)と第2の磁石挿通孔18b(19b)とは、ロータコア16の外側に向かうにつれて離間するV字状を成すように設けられ、第1の組を成す2個のS極磁石20及び第2の組を成す2個のN極磁石21は、それぞれロータコア16の外側に向かうにつれて離間するV字状に配置されている。S極磁石20は、S極磁石挿通孔18に挿通された状態でモールド樹脂24により封止され、N極磁石21は、N極磁石挿通孔19に挿通された状態でモールド樹脂24により封止されている。なお、モールド樹脂24を示すハッチングは、図2(b),(c)にのみ図示している。
S極磁石挿通孔18は、当該S極磁石挿通孔18におけるS極磁石20の長手方向両端のうち、ロータコア16の外周側端部(第1の磁石挿通孔18aにおける第2の磁石挿通孔18b側の端部とは反対側の端部、又は、第2の磁石挿通孔18bにおける第1の磁石挿通孔18a側の端部とは反対側の端部)が開放され、開口部には、S極磁石20がS極磁石挿通孔18から開口端側へ移動することを規制する係止部22(図1(b)に符号を図示)が形成されている。N極磁石挿通孔19は、当該N極磁石挿通孔19におけるN極磁石21の長手方向両端のうち、ロータコア16の外周側端部(第1の磁石挿通孔19aにおける第2の磁石挿通孔19b側の端部とは反対側の端部、又は、第2の磁石挿通孔19bにおける第1の磁石挿通孔19a側の端部とは反対側の端部)が開放され、開口部には、N極磁石21がN極磁石挿通孔19から開口端側へ移動することを規制する係止部22(図1(b)に符号を図示)が形成されている。
図1(b)に示すように、第1の磁石挿通孔18a(19a)と第2の磁石挿通孔18b(19b)は、第1の磁石挿通孔18a(19a)における第2の磁石挿通孔18b(19b)側の端部である第1の端部18ae(19ae)と、第2の磁石挿通孔18b(19b)における第1の磁石挿通孔18a側の端部である第2の端部18be(19be)との間に隔壁26が形成されるように互いに離間して設けられている。言い換えると、隔壁26は、第1の磁石挿通孔18a(19a)における永久磁石(S極磁石20、N極磁石21)の長手方向両端のうち、ロータコア16の内周側端部と、第2の磁石挿通孔18b(19b)における、永久磁石(S極磁石20、N極磁石21)の長手方向両端のうち、ロータコア16の内周側端部と、の間に形成されたものであるといえる。
隔壁26を区画する面26aは、回転軸17の径方向に沿って延びるように、即ち直線状に延びるように形成されている。
図1(b)に示すように、第1の端部18ae及び第2の端部18beにおけるロータコア16の外周側の部分には、第1面23aと、隔壁26の面26aとの間に第1の膨出部27aが設けられている。第1の膨出部27aは、第1面23a及び隔壁26の面26aからロータコア16の外周側に向かって膨出する。
図1(b)及び図2(a)に示すように、第1の端部19ae及び第2の端部19beにおけるロータコア16の外周側の部分には、第1面23aと、隔壁26の面26aとの間に第1の膨出部27aが設けられている。第1の膨出部27aは、第1面23a及び隔壁26の面26aからロータコア16の外周側に向かって膨出する。
図2(b)に示すように、N極磁石挿通孔19の第1の膨出部27aは、隔壁26の面26aと連続する第1の曲面29aと、第1面23aと連続する第2の曲面29bとを有し、第1の曲面29aの曲率は、第2の曲面29bの曲率よりも小さい。第2の曲面29bは、第1面23aからロータコア16の外周側に向かって延設した後カーブし、第1の曲面29aと繋がる。なお、S極磁石挿通孔18の第1の膨出部27aは、N極磁石挿通孔19の第1の膨出部27aと同様の形状のため、説明を割愛する。
第1の端部18ae及び第2の端部18beにおけるロータコア16の外周側の部分とは反対側の部分は、第2面23bと、隔壁26の面26aと、の間に第2の膨出部27bが設けられている。第2の膨出部27bは、ロータコア16の内周側に向かって膨出する。また、第1の端部19ae及び第2の端部19beにおけるロータコア16の外周側の部分とは反対側の部分にも上記と同様の第2の膨出部27bが設けられている。
なお、第1の端部18ae及び第2の端部18beにおけるロータコア16の外周側の部分とは反対側の部分、及び、第1の端部19ae及び第2の端部19beにおけるロータコア16の外周側の部分とは反対側の部分は、膨出していなくてもよい。
次に前記のように構成された永久磁石式回転電機10の作用を説明する。
永久磁石式回転電機10が負荷状態で駆動される場合は、固定子12のコイル14に電流が供給されて固定子12に回転磁界が発生し、回転子15に回転磁界が作用する。そして、回転磁界とS極磁石20及びN極磁石21との間の磁気的な吸引力及び反発力により回転子15が回転磁界と同期して回転する。
回転子15が回転すると、遠心力によって、隔壁26におけるロータコア16の外周側の端部に応力が集中する。この応力を緩和するため、第1の膨出部27aを形成せずに磁石挿通孔における隔壁側の曲率を小さくすると、磁石挿通孔における永久磁石の幅方向の長さが短くなってしまうため、永久磁石を大きくできなくなってしまう。
一方、本実施形態では、第1面23aと、隔壁26の面26aとの間に第1の膨出部27aが設けられている。そして、第1の膨出部27aは、隔壁26の面26aと連続する第1の曲面29aと、第1の磁石挿通孔18a(19a)におけるS極磁石20(N極磁石21)に沿って延びる第1面23aと連続する第2の曲面29bとを有し、第1の曲面29aの曲率は、第2の曲面29bの曲率よりも小さくなっている。
したがって、隔壁26におけるロータコア16の外周側端部に加わる応力を緩和すべく、第1の曲面29aの曲率を小さくしても、S極磁石20及びN極磁石21の長さを長くすることができる。また、第1の曲面29aの曲率を、第2の曲面29bの曲率よりも小さくしているため、空隙を小さくすることができる。そのため、ロータコア16の体格を大きくせずに、隔壁26におけるロータコア16の外周側端部に加わる応力を緩和しつつ、トルクアップを図ることができる。
また、隔壁26の面26aが回転軸17の径方向に沿って延びる直線状に形成されているため、隔壁26の面26aが、第1の膨出部27aがなく円弧面状に形成された場合に比べて、S極磁石20及びN極磁石21の長さを長くすることができ、回転電機のトルクアップをさらに図ることができる。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)永久磁石式回転電機10は、固定子12と、複数の磁石挿通孔(S極磁石挿通孔18、N極磁石挿通孔19)を有するロータコア16と、磁石挿通孔に挿通されてロータコア16に固定された複数の永久磁石(S極磁石20、N極磁石21)と、を有する。そして、複数の永久磁石は、固定子12側がN極のN極磁石21と、固定子12側がS極のS極磁石20とを備えるとともに、2個のS極磁石20が隣り合って配置されて構成される第1の組と、2個のN極磁石21が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、ロータコア16の周方向に交互に配置されるようにロータコア16に固定されている。磁石挿通孔は、第1の組を成す2個のS極磁石20を収容するS極磁石挿通孔18と、第2の組を成す2個のN極磁石21を収容するN極磁石挿通孔19とを有する。S極磁石挿通孔18は、2個のS極磁石20のうちの一方のS極磁石20を収容する第1の磁石挿通孔18aと、他方のS極磁石20を収容する第2の磁石挿通孔18bとを有し、N極磁石挿通孔19は、2個のN極磁石21のうちの一方のN極磁石21を収容する第1の磁石挿通孔19aと、他方のN極磁石21を収容する第2の磁石挿通孔19bとを有する。
また、第1の磁石挿通孔18a(19a)と第2の磁石挿通孔18b(19b)は、第1の磁石挿通孔18a(19a)における第2の磁石挿通孔18b(19b)側の端部である第1の端部18ae(19ae)と、第2の磁石挿通孔18b(19b)における第1の磁石挿通孔18a(19a)側の端部である第2の端部18be(19be)との間に隔壁26が形成されるように互いに離間して設けられている。第1の端部18ae(19ae)及び第2の端部18be(19be)におけるロータコア16の外周側の部分には、第1の磁石挿通孔18a(19a)又は第2の磁石挿通孔18b(19b)における永久磁石に沿って延びる第1面23aと隔壁26の面26aとの間に第1の膨出部27aが設けられている。第1の膨出部27aは、隔壁26の面26aと連続する第1の曲面29aと、第1の磁石挿通孔18a(19a)又は第2の磁石挿通孔18b(19b)における永久磁石に沿って延びる第1面23aと連続する第2の曲面29bとを有し、第1の曲面29aの曲率は、第2の曲面29bの曲率よりも小さい。
そのため、第1の磁石挿通孔18a(19a)及び第2の磁石挿通孔18b(19b)間の隔壁26の面が円弧面に形成された場合に比べて、永久磁石(S極磁石20、N極磁石21)の長さを長くすることができ、回転電機のトルクアップを図ることができる。また、永久磁石の応力が最も加わり易い隔壁26におけるロータコア16の外周側端部に加わる応力を緩和することができる。したがって、同じ極が固定子12側となるように永久磁石(S極磁石20、N極磁石21)が2個ずつ対を成して複数組み設けられたロータコア16の体格を大きくせずに、永久磁石を長くしてもロータコア16の永久磁石収容部(S極磁石挿通孔18及びN極磁石挿通孔19)の隔壁に加わる応力を緩和しつつ、トルクアップを図ることができる。
(2)第1の組又は第2の組を成す2個の永久磁石(S極磁石20又はN極磁石21)は、ロータコア16の外周側に向かうにつれて離間するV字状に配置されている。対を成す各2個の永久磁石、即ち第1の組又は第2の組を成す2個の永久磁石(S極磁石20又はN極磁石21)は、必ずしもロータコア16の外周側に向かうにつれて離間するV字状に配置されている必要はなく、例えば、一直線上に配置されてもよい。しかし、V字状に配置される方が、同じ体格(外径)のロータコア16において、永久磁石の長さを長くすることができ、回転電機のトルクアップを図ることができる。また、回転電機として同じトルクを得ることができればよい場合は、ロータコア16の体格を小さくすることができる。
実施形態は前記両実施形態に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 図3に示すように、対を成す永久磁石(図ではN極磁石21を図示)が一直線上に配置されてもよい。
○ 対を成す2個の永久磁石(S極磁石20又はN極磁石21)の組数は6組に限らず、複数組みであればよく、ロータコア16の大きさ、目標回転数などに対応して、適宜設定される。
○ V字状に配置されている対を成す2個の永久磁石(S極磁石20又はN極磁石21)の成す角度は、ロータコア16の大きさ、極数、目標回転数などに対応して、適宜設定される。
○ 隔壁26を区画する面26aは、回転軸17の径方向に沿って延びる直線状に形成されている必要はない。例えば、隔壁26を区画する面26aが曲面であっても、平面と曲面が連続する形状としたりしてもよい。
○ 隔壁26を区画する面26aは、非対称に形成されてもよい。
○ 第1の膨出部27aは、第1の曲面29aと第2の曲面29bとの間が平面であっても曲面であってもよい。
○ 第1の膨出部27aの膨出量、第2の曲面29bの曲率及び第1の曲面29aの曲率の最適の値は一定ではなく、ロータコア16の大きさ、永久磁石式回転電機10の最高回転数等によって適宜設定される。
○ 永久磁石(S極磁石20及びN極磁石21)は、完全な矩形状に限らず、角部が面取りされた形状であってもよい。
○ コイル14は集中巻であっても、分布巻であってもよい。
10…永久磁石式回転電機、12…固定子、16…ロータコア、18…磁石挿通孔としてのS極磁石挿通孔、19…磁石挿通孔としてのN極磁石挿通孔、18a,19a…第1の磁石挿通孔、18ae,19ae…第1の端部、18be,19be…第2の端部、20…永久磁石としてのS極磁石、21…永久磁石としてのN極磁石、22a,26a…壁面、26…隔壁、26a…面、27a…膨出部としての第1の膨出部、27b…膨出部としての第2の膨出部、29a…第1の曲面、29b…第2の曲面。

Claims (2)

  1. 固定子と、複数の磁石挿通孔を有するロータコアと、前記磁石挿通孔に挿通されて前記ロータコアに固定された複数の永久磁石と、を有する永久磁石式回転電機であって、
    前記複数の永久磁石は、前記固定子側がN極のN極磁石と、前記固定子側がS極のS極磁石とを備えるとともに、2個の前記S極磁石が隣り合って配置されて構成される第1の組と、2個の前記N極磁石が隣り合って配置されて構成される第2の組とが、前記ロータコアの周方向に交互に配置されるように前記ロータコアに固定され、
    前記磁石挿通孔は、前記第1の組を成す2個のS極磁石を収容するS極磁石挿通孔と、前記第2の組を成す2個の前記N極磁石を収容するN極磁石挿通孔とを有し、
    前記S極磁石挿通孔は、2個のS極磁石のうちの一方のS極磁石を収容する第1の磁石挿通孔と、他方の前記S極磁石を収容する第2の磁石挿通孔とを有し、
    前記N極磁石挿通孔は、2個のN極磁石のうちの一方のN極磁石を収容する第1の磁石挿通孔と、他方の前記N極磁石を収容する第2の磁石挿通孔とを有し、
    前記第1の磁石挿通孔と前記第2の磁石挿通孔は、前記第1の磁石挿通孔における前記第2の磁石挿通孔側の端部である第1の端部と、前記第2の磁石挿通孔における前記第1の磁石挿通孔側の端部である第2の端部との間に隔壁が形成されるように互いに離間して設けられ、
    前記第1の端部及び前記第2の端部における前記ロータコアの外周側の部分には、前記第1の磁石挿通孔又は前記第2の磁石挿通孔における前記永久磁石に沿って延びる面と前記隔壁の面との間に膨出部が設けられ、
    前記膨出部は、前記隔壁の面と連続する第1の曲面と、前記第1の磁石挿通孔又は前記第2の磁石挿通孔における前記永久磁石に沿って延びる面と連続する第2の曲面とを有し、
    前記第1の曲面の曲率は、前記第2の曲面の曲率よりも小さいことを特徴とする永久磁石式回転電機。
  2. 前記第1の組又は前記第2の組を成す2個の前記永久磁石は、前記ロータコアの外周側に向かうにつれて離間するV字状に配置されている請求項1に記載の永久磁石式回転電機。
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