JP2015149791A - 回転電機のロータ - Google Patents

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宜史 野沢
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Abstract

【課題】ロータコアでの磁束の流れが阻害されるのを抑えつつ、モールド材で磁石を固定する際にロータコアに発生する応力を緩和する。【解決手段】ロータコア21における磁石挿入孔23−1の内壁面には、永久磁石22−1の内周側磁極面22−1bとの対向面23−1bより磁石挿入孔23−1のq軸側端部へ突出する位置決め突部31−1が、モールド樹脂24で固定される永久磁石22−1のq軸側端面22−1cに近接して形成されている。位置決め突部31−1には応力吸収用空隙部32−1が形成されていることで、位置決め突部31−1が永久磁石22−1により押圧されることで発生する応力を分散させて緩和することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機のロータに関し、特に、ロータコアの磁石挿入孔に挿入された磁石をモールド材で固定するロータに関する。
下記特許文献1の回転電機のロータでは、ロータコアの磁石挿入孔に磁石が挿入されて固定されており、磁石の主平面と平行に働く応力を吸収するためのスリット(空隙)をロータコアに設けている。
特開2007−89291号公報
ロータコアの磁石挿入孔に磁石が挿入された構造では、磁石の飛散防止のためにモールド材を磁石挿入孔に充填して磁石を固定することが望ましい。ただし、モールド材で磁石を固定する際の温度変化によって、磁石・ロータコア・モールド材の熱膨張率の違いによる熱応力がロータコアに発生する。特許文献1では、ロータコアに応力を吸収するためのスリットを形成してロータコアの変形を抑制しているものの、スリットがq軸上に存在するため、q軸磁路での磁束の流れがスリットによって阻害されることになる。
本発明は、ロータコアでの磁束の流れが阻害されるのを抑えつつ、モールド材で磁石を固定する際にロータコアに発生する応力を緩和することを目的とする。
本発明に係る回転電機のロータは、上述した目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る回転電機のロータは、磁石挿入孔が形成されたロータコアと、磁石挿入孔に充填されたモールド材によって磁石挿入孔に固定された磁石と、を備える回転電機のロータであって、ロータコアには、磁石挿入孔の端部へ突出して磁石端面を位置決めする位置決め突部が形成され、さらに、位置決め突部には、モールド材固化時の応力吸収用空隙部が形成されていることを要旨とする。
本発明によれば、磁石端面を位置決めする位置決め突部に応力吸収用空隙部が形成されていることで、ロータコアでの磁束の流れが阻害されるのを抑えつつ、モールド材で磁石を固定する際にロータコアに発生する応力を緩和することができる。
本発明の実施形態に係る回転電機のロータ20の回転軸に沿った方向から見た概略構成を示す図である。 図1のA部の拡大図である。 図1のB部の拡大図である。 ロータコア21の構成例を示す図である。 ロータコア21の構成例を示す図である。 位置決め突部31−1に応力吸収用空隙部32−1が形成されていない場合におけるロータ20の応力分布の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るロータ20の応力分布の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下実施形態という)を図面に従って説明する。
図1〜5は、本発明の実施形態に係る回転電機のロータ20の概略構成を示す図である。図1はロータ回転軸に沿った方向から見た図を示し、図2は図1のA部を拡大した図を示し、図3は図1のB部を拡大した図を示し、図4,5はロータコア21の構成例(図1のA,B部に相当する部分を拡大した図)を示す。図1では、ロータ周方向に関してロータ20の構成の一部を図示しているが、図示を省略している残りの部分の構成は、図示している部分と同様の構成である。
ロータ20は、径方向においてステータと所定の微小空隙を空けて対向配置され、ステータの内周側に配置される。ロータ20は、ロータコア21と、ロータコア21に配設された複数の永久磁石22とを含む。ロータコア21の外周部には、複数の磁石挿入孔23がロータ周方向に互いに間隔をおいて(等間隔で)形成されている。各磁石挿入孔23はロータ回転軸方向に沿ってロータコア21内を延びており、各永久磁石22は各磁石挿入孔23に挿入されることでロータコア21内に埋設される。さらに、ロータ回転時における各永久磁石22の外れ防止のために、モールド樹脂(モールド材)24が各磁石挿入孔23(例えば永久磁石22が届かないロータ周方向端部)に充填されることで、各永久磁石22がロータコア21に固定される。モールド樹脂24としては、例えば熱硬化性樹脂を用いることが可能である。図1に示す例では、磁石挿入孔23が一対でV字状に形成され、各一対のV字状の永久磁石22により磁極が構成されるが、必ずしも永久磁石22(磁石挿入孔23)をV字形に配置する必要はない。ロータ周方向に隣接するV字状の永久磁石22においては、磁極の方向が互いに逆方向である。図1に示すように、ロータ20において、磁極のロータ周方向中央位置(V字の谷位置)を通る磁石磁束の方向をd軸(磁束軸)とし、ロータ周方向に隣接する磁極間の位置(d軸と電気角で90°ずれた位置)をq軸(トルク軸)とする。以下の説明において、磁極を構成する一対の永久磁石22を区別する必要があるときは、以降22−1,22−2の符号を用いて説明し、一対の磁石挿入孔23を区別する必要があるときは、以降23−1,23−2の符号を用いて説明する。
図2,4に示すように、ロータコア21における磁石挿入孔23−1の内壁面は、永久磁石22−1の外周側磁極面(ステータ側の磁極面)22−1aと対向する面である対向面23−1aと、永久磁石22−1の内周側磁極面(ステータと反対側の磁極面)22−1bと対向する面である対向面23−1bとを含む。ロータコア21における磁石挿入孔23−1の内壁面には、内周側磁極面22−1bとの対向面23−1bより磁石挿入孔23−1の一端部(q軸側端部)へ突出する位置決め突部31−1が、永久磁石22−1の磁化方向及びロータ回転軸と垂直方向(以下第1幅方向とする)における一端部(q軸側端部)に形成されている。第1幅方向は、永久磁石22−1の磁極面22−1a,22−1bと平行で且つロータ回転軸と垂直な方向となる。位置決め突部31−1は、ロータ回転軸方向に沿って延びており、第1幅方向における永久磁石22−1の一端面(q軸側端面)22−1cに近接して形成されている。位置決め突部31−1により永久磁石22−1のq軸側端面22−1cを位置決めすることで、磁石挿入孔23−1に挿入された永久磁石22−1の第1幅方向における位置決めが行われる。
同様に、図3,5に示すように、ロータコア21における磁石挿入孔23−2の内壁面は、永久磁石22−2の外周側磁極面22−2aと対向する面である対向面23−2aと、永久磁石22−2の内周側磁極面22−2bと対向する面である対向面23−2bとを含む。ロータコア21における磁石挿入孔23−2の内壁面には、内周側磁極面22−2bとの対向面23−2bより磁石挿入孔23−2のq軸側端部へ突出する位置決め突部31−2が、永久磁石22−2の磁化方向及びロータ回転軸と垂直方向(以下第2幅方向とする)におけるq軸側端部に形成されている。第2幅方向は、永久磁石22−2の磁極面22−2a,22−2bと平行で且つロータ回転軸と垂直な方向となる。位置決め突部31−2は、ロータ回転軸方向に沿って延びており、第2幅方向における永久磁石22−2のq軸側端面22−2cに近接して形成されている。位置決め突部31−2により永久磁石22−2のq軸側端面22−2cを位置決めすることで、磁石挿入孔23−2に挿入された永久磁石22−2の第2幅方向における位置決めが行われる。
本実施形態では、図2,4に示すように位置決め突部31−1に応力吸収用空隙部(スリット)32−1が形成され、図3,5に示すように位置決め突部31−2に応力吸収用空隙部(スリット)32−2が形成されている。応力吸収用空隙部32−1,32−2は、磁石挿入孔23−1,23−2とは別に設けられ、ロータ回転軸方向に沿って延びている。応力吸収用空隙部32−1,32−2にはモールド樹脂24は充填されない。図2〜5の例では、ロータ回転軸と直交する面内における応力吸収用空隙部32−1,32−2の形状が長方形状(スリット形状)であり、応力吸収用空隙部32−1は、長方形の長手方向が第1幅方向と平行になるよう位置決め突部31−1の先端部に形成され、応力吸収用空隙部32−2は、長方形の長手方向が第2幅方向と平行になるよう位置決め突部31−2の先端部に形成されている。ただし、応力吸収用空隙部32−1,32−2の形状は、例えば正方形状等、長方形状(スリット形状)以外の形状であってもよいし、さらに、四角形状以外の形状であってもよい。
磁石挿入孔23にモールド樹脂24を充填して磁石挿入孔23内の永久磁石22を固定する際には、加熱によりモールド樹脂24を高温で熱硬化させるが、樹脂成形後に常温まで冷却すると、永久磁石22・ロータコア21・モールド樹脂24の線膨張率の違いによる熱応力が発生する。その際には、常温への冷却によりロータコア21が収縮し、図2の矢印Cに示すように永久磁石22−1が第1幅方向に位置決め突部31−1を押圧することで、ロータコア21に応力が発生する。位置決め突部31−1に応力吸収用空隙部32−1が形成されていない場合は、図6のロータコア21の応力分布に示すように、特に位置決め突部31−1の根元部分31−1aに大きな応力が集中しやすくなる。
これに対して本実施形態では、モールド樹脂固化時の応力吸収用空隙部32−1を位置決め突部31−1に形成することで、位置決め突部31−1が永久磁石22−1により押圧されることで発生する応力を応力吸収用空隙部32−1側にも負担させて分散することができ、図7のロータコア21の応力分布に示すように、位置決め突部31−1の根元部分31−1aに集中する大きな応力を緩和することができる。同様に、モールド樹脂固化時の応力吸収用空隙部32−2を位置決め突部31−2に形成することで、位置決め突部31−2が永久磁石22−2により押圧されることで位置決め突部31−2の根元部分に集中する大きな応力を緩和することができる。その結果、モールド樹脂24で永久磁石22を固定する際にロータコア21に発生する熱応力の最大値を減少させることができ、熱応力に対するロータ強度を確保することができる。その際に、応力吸収用空隙部32−1,32−2はトルクに寄与する磁路(d軸、q軸)には設けられていないため、ロータコア21での磁束の流れが阻害されるのを抑え、トルクの低下を抑えることができる。また、磁石挿入孔23を複雑な形状とする必要がないため、モールド樹脂24内のボイド(気泡)の発生を抑えることができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
20 ロータ、21 ロータコア、22 永久磁石、23 磁石挿入孔、24 モールド樹脂、31−1,31−2 位置決め突部、32−1,32−2 応力吸収用空隙部。

Claims (1)

  1. 磁石挿入孔が形成されたロータコアと、
    磁石挿入孔に充填されたモールド材によって磁石挿入孔に固定された磁石と、
    を備える回転電機のロータであって、
    ロータコアには、磁石挿入孔の端部へ突出して磁石端面を位置決めする位置決め突部が形成され、
    さらに、位置決め突部には、モールド材固化時の応力吸収用空隙部が形成されている、回転電機のロータ。
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