JP6433625B1 - ボール - Google Patents

ボール Download PDF

Info

Publication number
JP6433625B1
JP6433625B1 JP2018516885A JP2018516885A JP6433625B1 JP 6433625 B1 JP6433625 B1 JP 6433625B1 JP 2018516885 A JP2018516885 A JP 2018516885A JP 2018516885 A JP2018516885 A JP 2018516885A JP 6433625 B1 JP6433625 B1 JP 6433625B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
ball
cavity
front wall
skin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018516885A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019026343A1 (ja
Inventor
和幸 脇林
和幸 脇林
山田 邦彦
邦彦 山田
尚司 窪田
尚司 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Molten Corp
Original Assignee
Molten Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Molten Corp filed Critical Molten Corp
Priority claimed from PCT/JP2018/013411 external-priority patent/WO2019026343A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6433625B1 publication Critical patent/JP6433625B1/ja
Publication of JPWO2019026343A1 publication Critical patent/JPWO2019026343A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

ボール本体2が、樹脂又はゴムからなる軟質素材により表壁部31と周壁部32と凹部33とを備えた形状として一体に形成された複数個の表皮体3で覆われ、凹部33がボール本体2と表皮体3とで囲まれかつボール本体2と表壁部31とを互いに分離する空洞部4をボール本体2と各表皮体3との間に構成し、各空洞部4にクッション部5及び空気存在部6が共存することによって、人がボール1を掴んだ時、クッション部5が潰れることで、ボール1の表面と指の腹部分との接触面積が増加し、人がボール1を掴みやすくなり、又、クッション部5を潰す力としての人の握力がより弱い力となれば、手が疲れないので、ボール1を掴み易い状態が長く維持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、掴みやすいボールに関する。
出願人は、特許文献1で開示された掴みやすいボールを提案した。しかしながら、特許文献1で開示されたボールは、ボール本体を複数個の表皮体で覆い、空気又はクッション部をボール本体と各表皮体とで囲まれた空洞部に全体的に満たした構造になっているので、人がボール1を掴んだ時、ボールが掴みやすいものの、その掴みやすさが一様になっている。
再表2015/099186号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、ボール本体と各表皮体とで囲まれた空洞部に空気存在部とクッション部とを共存させた掴みやすいボールの提供を目的とする。
本発明は、複数個の表皮体でボール本体を覆うボールであって、前記表皮体が前記ボール本体の表面に対応する表壁部と前記表壁部の周縁部から前記ボール本体の側に突出した周壁部と前記表壁部と前記周壁部とで囲まれかつ前記表壁部の裏面に開口した凹部とを備え、前記複数個の表皮体が前記ボール本体を被覆した場合に、前記凹部が前記ボール本体と前記表皮体とで囲まれた空洞部を構成し、前記空洞部にはクッション部及び空気存在部が共存することを特徴とする。
本発明に係るボールにおいて、前記クッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に接触し、前記クッション部の横方向の外周面が前記空洞部の横方向の内周面に接触し、前記クッション部の裏面が前記ボール本体の表面に接触するように、前記クッション部の外形が前記空洞部に収容される形状になっており、前記クッション部には1個又は複数個の孔及び1個又は複数個の凹部の一方又は両方が設けられ、前記孔及び前記凹部の一方又は両方を有する前記クッション部が前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記クッション部が設けられ、前記孔及び前記凹部の一方又は両方が前記空気存在部を構成し、前記空洞部に前記クッション部及び前記空気存在部を共存させることができる。
本発明に係るボールにおいて、前記クッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に接触し、前記クッション部の裏面が前記ボール本体の表面に接触し、前記クッション部の横方向の外形が前記空洞部の横方向の外形よりも小さい形状であって、前記クッション部が前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記クッション部が設けられ、前記クッション部の横方向の外周面と前記空洞部の横方向の内周面との間に隙間が形成され、この隙間が前記空気存在部を構成し、前記空洞部に前記クッション部及び前記空気存在部を共存させることができる。
本発明に係るボールにおいて、前記クッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に接触し、前記クッション部の裏面が前記ボール本体の表面に接触し、前記クッション部の横方向の外形が前記空洞部の横方の外形よりも小さい形状になっており、前記クッション部に1個又は複数個の孔及び1個又は複数個の凹部の一方又は両方が設けられており、この空洞部の横方向の外形よりも小さい横方向の外形を有しかつ前記孔及び凹部の一方又は両方と有する前記クッション部が前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記クッション部が設けられ、前記クッション部の横方向の外周面と前記空洞部の横方向の内周面との間に隙間が形成され、前記孔及び凹部の一方又は両方と前記隙間とが前記空気存在部を構成し、前記空洞部に前記クッション部及び前記空気存在部を共存させることができる。
本発明に係るボールにおいて、前記クッション部が複数個であって、この複数個のクッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に別々に接触し、前記複数個のクッション部の裏面が前記ボール本体の表面に別々に接触し、前記複数個のクッション部の横方向の外周面が前記空洞部の横方向の内周面から内側に別々に離れ、前記複数個のクッション部同士も別々に離れるように、前記複数個のクッション部が前記空洞部に収容される形状になっており、前記複数個のクッション部が互いに離れて前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記複数個のクッション部が設けられ、各前記クッション部の横方向の外周面と前記空洞部の横方向の内周面との間に隙間が形成され、各前記クッション部の横方向の外周面同士の間に隙間が形成され、これらの隙間が前記空気存在部を構成し、前記空洞部に前記クッション部及び前記空気存在部を共存させることができる。
本発明に係るボールにおいて、前記クッション部を前記ボール本体及び前記表皮体の一方又は両方に接着剤で接着させることもできる。
本発明に係るボールにおいて、前記表皮体を樹脂又はゴムからなる軟質素材により前記表壁部と前記周壁部と前記凹部とを備えた形状として一体に形成させることもできる。
本発明は、空洞部にクッション部及び空気存在部が共存したことによって、人がボールを掴んだ時、クッション部が潰れることで、ボール表面と指の腹部分との接触面積が増加し、人がボールを掴みやすくなるという効果があり、又、クッション部を潰す力としての人の握力がより弱い力となれば、手が疲れないので、ボールを掴み易い状態が長く維持できるという効果もある。本発明において、前記クッション部がボール本体及び表皮体の一方又は両方に接着剤で接着されれば、クッション部の横方向の外形が空洞部の横方向の外形より小さくても、空洞部に対するクッション部の位置がずれることがなく、掴みやすさが保持される。
発明を実施するための形態1に係るボールの一部を直径方向に切断して示した断面図。 発明を実施するための形態1に係るクッション部を備えた表皮体の底面図。 発明を実施するための形態2に係るボールの一部を直径方向に切断して示した断面図。 発明を実施するための形態2に係るクッション部を備えた表皮体の底面図。 発明を実施するための形態3に係るボールの一部を直径方向に切断して示した断面図。 発明を実施するための形態3に係るクッション部を備えた表皮体の底面図。 発明を実施するための形態4に係るボールの一部を直径方向に切断して示した断面図。 発明を実施するための形態4に係るクッション部を備えた表皮体の底面図。
図1から図8に示した発明を実施するための形態1から4では、同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略した。又、図1と図3と図5及び図7において、ボール本体2及び表皮体3は、ボール1の内側に中心を有する弧状に描かれるのが一般的であるが、模式図として平坦な形状として図示した。又、図1と図3と図5及び図7では、実線で示した表皮体3の両側に仮想線で示した表皮体3の一部が隣接した状態を図示した。
図1及び図2を参照し、発明を実施するための形態1に係るボール1について説明する。図1に示したように、ボール1は、ボール本体2が複数個の表皮体3で覆われ、ボール本体2と各表皮体3とで囲まれた空洞部4がボール本体2と各表皮体3との間に形成され、各空洞部4にクッション部5及び空気存在部6が共存したことによって、人がボール1を掴んだ時、各表皮体3が凹みやすく、人がボール1を掴みやすくなる構造になっている。つまり、人がボール1を掴んだ時、クッション部5が潰れることで、ボール1の表面と指の腹部分との接触面積が増加し、人がボール1を掴みやすくなり、又、クッション部5を潰す力としての人の握力がより弱い力となれば、手が疲れないので、ボール1を掴み易い状態が長く維持できる。空洞部4にクッション部5及び空気存在部6が共存し、空洞部4に空気存在部6が設けられることで、人がボールを掴んだ時におけるクッション部5の変形の圧力上昇を緩和し、より弱い力で掴み易い状態が維持できる。
これに対し、空洞部4にクッション部5及び空気存在部6が共存しないように、空洞部4の全体にクッション部5を充填した構造では、人がボールを掴んで空洞部4及びクッション部5を指で潰すと、空洞部4が狭くなり、クッション部5の変形で空洞部4内の圧力が上昇し、空洞部4を潰せば潰すほど空洞部4は狭くなり、クッション部5の変形の圧力上昇で表壁部31と周壁部32との変形が抑制され、掴み易さが実感できなくなる。
ボール本体2は、球体又は楕円体又はそれに類似した形状、球体以外にも切頂二十面体のように平面部を設けた球体又は楕円体又はそれに類似した形状、ボール本体2の表面に糸の巻き付けられた構造、ボール本体2の表面に糸の巻き付けられていない構造、ボール本体2の内部が空気の出し入れの可能で膨張可能な中空な構造、ボール本体2の内部に空気の出し入れ不可能な中空な構造、ボール本体2の内部がクッション材で埋まった中空でない構造のいずれでも適用可能である。
表皮体3は、樹脂又はゴムからなる軟質素材を射出成形又はプレス成形又は真空成形又はブロー成形等の型に注入した成形により、表壁部31と周壁部32と凹部33とを備えた形状として一体に形成された構造になっている。表皮体3としては、表壁部31と周壁部32と凹部33とを備えた形状として一体に形成された構造でなくても適用可能である。
表壁部31は、ボール本体2の外側面に対向する壁を構成する。周壁部32は、表壁部31の各周縁部からボール本体2の側に突出し、表壁部31の周縁部を一周する環状になっている。よって、表壁部31の裏面には、凹部33が表壁部31と周壁部32とで囲まれる表壁部31の裏面に開口した形状に形成される。
尚、表壁部31の外側面たる表面に、滑りにくいような皺又はディンプル又はローレット等の凹凸又は滑りにくい材料からなる被膜を設けても同様に適用可能である。前記滑りにくい材料からなる被膜を設けた構造にあっては、表皮体3の成形時に被膜を表壁部31の表面に設けた構成でもよく、成形された表皮体3の表壁部31の表面に被膜を接着した構成でもよい。
複数個の表皮体3がボール本体2に取り付けられボール本体2を被覆した場合に、凹部33がボール本体2と表皮体3とで囲まれかつボール本体2と表壁部31とを互いに分離する空洞部4を構成する。つまり、複数個の表皮体3がボール本体2を被覆した場合において、空洞部4はボール本体2と表皮体3の表壁部31と周壁部32とで囲まれてボール本体2と表壁部31とを互いに分離する構造になっている。
複数個の表皮体3がボール本体2に取り付けられる場合、隣接する表皮体3の周壁部32が互いに溶着又は接着剤で接着されると、水や汗等の水分が複数個の表皮体3の境からボール本体2の側に染み込むことがなく、複数個の表皮体3同士の結合強度が向上する。
又、複数個の表皮体3がボール本体2に取り付けられる場合、周壁部32のボール本体2の側の端面34がボール本体2の表面に溶着又は接着剤で接着されると、ボール本体2に対する複数個の表皮体3の位置はずれない。
又、複数個の表皮体3がボール本体2に取り付けられた場合、隣接する表壁部31がボール本体2の表面より離れて配置され、凹部33がボール本体2と表皮体3との間にボール本体2と表壁部31と周壁部32とで囲まれた空洞部4を構成する。クッション部5は、発泡樹脂又は不織布又はゴム又はエラストマー等の緩衝材により構成される。
図1及び図2に示したように、クッション部5の表面が空洞部4における表壁部31の側の上面に接触し、クッション部5の横方向の外周面が空洞部4の横方向の内周面に接触し、クッション部5の裏面がボール本体2の表面に接触するように、クッション部5の外形が空洞部4に収容される形状になっている。
図1に戻り、クッション部5が空洞部4に収容されるよりも以前の構造において、クッション部5には、1個又は複数個の孔51が表壁部31の側とボール本体2との側に貫通する形状に設けられ、多数個の空気含有部52が設けられる。1個又は複数個の孔51に替えて図示のされていない1個又は複数個の凹部が設けられるか、又は、1個又は複数個の孔51と図示のされていない1個又は複数個の凹部とが混在してもよい。前記図示のされていない1個又は複数個の凹部は、表壁部31の側に開口し、表壁部31の側からクッション部5の内部に窪む形状、又は、ボール本体2の側に開口し、ボール本体2の側からクッション部5の内部に窪む形状のいずれでもよい。
前記のように孔51又は図示のされていない凹部を有するクッション部5が空洞部4に収容されることによって、空洞部4にクッション部5及び空気存在部6が設けられた構造になる。具体的には、孔51又は図示のされていない凹部を有するクッション部5が空洞部4に収容されると、空洞部4にクッション部5が設けられ、孔51又は図示のされていない凹部が空気存在部6を構成し、空洞部4にはクッション部5と空気存在部6とが共存した構造になる。空気存在部6は、孔51又は凹部に空気が存在することを意味する部分である。
孔51又は図示のされていない凹部を有するクッション部5が空洞部4に収容されることによって、クッション部5の表面が空洞部4における表壁部31の側の上面に接触し、クッション部5の横方向の外周面が空洞部4の横方向の内周面に接触し、クッション部5の裏面がボール本体2の表面に接触するので、クッション部5がボール本体2及び表皮体3の一方又は両方に接着剤で接着されなくても、空洞部4に対するクッション部5の位置はずれないが、クッション部5がボール本体2及び表皮体3の一方又は両方に接着剤で接着されれば、接着強度が強くなる。
図3及び図4を参照し、発明を実施するための形態2に係るボール1について説明する。図3に示したように、ボール1は、ボール本体2が複数個の表皮体3で覆われ、ボール本体2と各表皮体3とで囲まれた空洞部4がボール本体2と各表皮体3との間に形成され、各空洞部4にクッション部5及び空気存在部7が共存したことによって、人がボール1を掴んだ時、各表皮体3が凹みやすく、人がボール1を掴みやすくなる構造になっている。つまり、人がボール1を掴んだ時、クッション部5が潰れることで、ボール1の表面と指の腹部分との接触面積が増加し、人がボール1を掴みやすくなり、又、クッション部5を潰す力としての人の握力がより弱い力となれば、手が疲れないので、ボール1を掴み易い状態が長く維持できる。
図3及び図4に示したように、クッション部5の表面が空洞部4における表壁部31の側の上面に接触し、クッション部5の裏面がボール本体2の表面に接触し、クッション部5の横方向の外周面が空洞部4の横方向の内周面から内側に離れるように、クッション部5外形が空洞部4に収容される形状になっている。具体的には、クッション部5の横方向の外形が空洞部4の横方向の外形よりも小さい形状であって、クッション部5が空洞部4に収容された場合に、クッション部5の横方向の外周面と空洞部4の横方向の内周面との間に隙間8が形成されるようになっている。クッション部5が空洞部4に収容された場合に、クッション部5がボール本体2及び表皮体3の一方又は両方に接着剤で接着されて、空洞部4に対するクッション部5の位置がずれることがなく、掴みやすさが保持されるようになっている。
図3に戻り、クッション部5が空洞部4に収容されるよりも以前の構造において、クッション部5には、多数個の空気含有部52が設けられる。
前記のように空洞部4の横方向の外形よりも小さい横方向の外形を有しかつ空気含有部52を有するクッション部5が空洞部4に収容されることによって、クッション部5の横方向の外周面と空洞部4の横方向の内周面との間に隙間8が形成され、空洞部4にクッション部5及び空気存在部7が設けられた構造になる。具体的には、空洞部4の横方向の外形よりも小さい横方向の外形を有するクッション部5が空洞部4に収容されると、空洞部4にクッション部5が設けられ、隙間8が空気存在部7を構成し、空洞部4にはクッション部5と空気存在部7とが共存した構造になる。空気存在部7は、隙間8に空気が存在することを意味する部分である。
クッション部5が空洞部4に収容された場合に、クッション部5がボール本体2及び表皮体3の一方又は両方に接着剤で接着されて、空洞部4に対するクッション部5の位置がずれることがなく、掴みやすさが保持されるようになっている。
図5及び図6を参照し、発明を実施するための形態3に係るボール1について説明する。図5に示したように、ボール1は、ボール本体2が複数個の表皮体3で覆われ、ボール本体2と各表皮体3とで囲まれた空洞部4がボール本体2と各表皮体3との間に形成され、各空洞部4にクッション部5と空気存在部6及び7とが共存したことによって、人がボール1を掴んだ時、各表皮体3が凹みやすく、人がボール1を掴みやすくなる構造になっている。つまり、人がボール1を掴んだ時、クッション部5が潰れることで、ボール1の表面と指の腹部分との接触面積が増加し、人がボール1を掴みやすくなり、又、クッション部5を潰す力としての人の握力がより弱い力となれば、手が疲れないので、ボール1を掴み易い状態が長く維持できる。又、空気存在部6及び7が空洞部4の中央部と周辺部とに配置されたことによって、人がボールを掴んだ時のクッション部5の変形の圧力上昇が良好に抑制される。
図5及び図6に示したように、クッション部5の表面が空洞部4における表壁部31の側の上面に接触し、クッション部5の裏面がボール本体2の表面に接触し、クッション部5の横方向の外周面が空洞部4の横方向の内周面から内側に離れるように、クッション部5外形が空洞部4に収容される形状になっている。具体的には、クッション部5の横方向の外形が空洞部4の横方向の外形よりも小さい形状であって、クッション部5が空洞部4に収容された場合に、クッション部5の横方向の外周面と空洞部4の横方向の内周面との間に隙間8が形成されるようになっている。
又、クッション部5が空洞部4に収容されるよりも以前の構造において、クッション部5に1個又は複数個の孔51が表壁部31の側とボール本体2との側に貫通する形状に設けられる。又、クッション部5には、多数個の空気含有部52が設けられる。1個又は複数個の孔51に替えて図示のされていない1個又は複数個の凹部が設けられるか、又は、1個又は複数個の孔51と図示のされていない1個又は複数個の凹部とが混在してもよい。
よって、空洞部4の横方向の外形よりも小さい横方向の外形を有しかつ孔51又は図示のされていない凹部を有しさらに空気含有部52を有するクッション部5が空洞部4に収容されると、空洞部4にクッション部5が設けられ、孔51又は図示のされていない凹部が空気存在部6を構成し、隙間8が空気存在部7を構成し、空洞部4にはクッション部5と空気存在部6及び7とが共存した構造になる。
クッション部5が空洞部4に収容された場合に、クッション部5がボール本体2及び表皮体3の一方又は両方に接着剤で接着されて、空洞部4に対するクッション部5の位置がずれることがなく、掴みやすさが保持されるようになっている。
図7及び図8を参照し、発明を実施するための形態4に係るボール1について説明する。図7に示したように、ボール1は、ボール本体2が複数個の表皮体3で覆われ、ボール本体2と各表皮体3とで囲まれた空洞部4がボール本体2と各表皮体3との間に形成され、各空洞部4に複数個のクッション部5と空気存在部9とが共存したことによって、人がボール1を掴んだ時、各表皮体3が凹みやすく、人がボール1を掴みやすくなる構造になっている。つまり、人がボール1を掴んだ時、クッション部5が潰れることで、ボール1の表面と指の腹部分との接触面積が増加し、人がボール1を掴みやすくなり、又、クッション部5を潰す力としての人の握力がより弱い力となれば、手が疲れないので、ボール1を掴み易い状態が長く維持できる。
図7及び図8に示したように、複数個のクッション部5の表面が空洞部4における表壁部31の側の上面に別々に接触し、複数個のクッション部5の裏面がボール本体2の表面に別々に接触し、複数個のクッション部5の横方向の外周面が空洞部4の横方向の内周面から内側に別々に離れ、複数個のクッション部5同士も別々に離れるように、複数個のクッション部5が空洞部4に収容される形状になっている。つまり、複数個のクッション部5は横方向の外形が空洞部4の横方向の外形よりも小さい柱状であって、複数個のクッション部5が互いに離れて空洞部4に収容された場合に、各クッション部5の横方向の外周面と空洞部4の横方向の内周面との間に隙間10が形成され、各クッション部5の横方向の外周面同士の間に隙間11が形成されようになっている。
前記のように、空洞部4の横方向の外形よりも小さい横方向の外形を有しかつ空気含有部52を有する複数個のクッション部5が互いに離れて空洞部4に収容されると、空洞部4に複数個のクッション部5が設けられ、複数個のクッション部5の外周面と凹部33の内周面との間に形成された隙間10並びに複数個のクッション部5の外周面同士の間に形成された隙間11が空気存在部9を構成し、空洞部4には複数個のクッション部5と空気存在部9とが共存した構造になる。
複数個のクッション部5が空洞部4に収容された場合に、複数個のクッション部5がボール本体2及び表皮体3の一方又は両方に接着剤で接着されて、空洞部4に対する複数個のクッション部5の位置がずれることがなく、掴みやすさが保持されるようになっている。
図1と図3と図5及び図7では図示を省略したが、複数個の表皮体3の表側に、表壁部31と周壁部32との稜角を斜面又は曲面になるように除去した面取り部が形成されると、隣接する表皮体3同士の境目に面取り部に基づく谷部が形成され、谷部に手がかかり、ボール1が握りやすくなる。又、谷部により、ボール1の外観を手縫い調にすることも可能である。尚、面取り部が表皮体3の裏面と交わる部分まで延長された構成でも適用可能である。図1と図3と図5及び図7では周壁部32の裏面がボール本体2の表面に接触又は接着された構造を図示したが、クッション部5の表裏方向の厚みが空洞部4の表裏方向の深さより厚く、クッション部5が表壁部31の裏面とボール本体2の表面とに接着され、周壁部32の裏面とボール本体2の表面との間に隙間が形成され、周壁部32がボール本体2から離れた構成でも適用可能である。
1 ボール
2 ボール本体
3 表皮体
4 空洞部
5 クッション部
6 空気存在部
7 空気存在部
8 隙間
9 空気存在部
10 隙間
11 隙間
31 表壁部
32 周壁部
33 凹部
34 端面
51 孔
52 空気含有部

Claims (6)

  1. 複数個の表皮体でボール本体を覆うボールであって、
    前記表皮体が、前記ボール本体の表面に対応する表壁部と、前記表壁部の周縁部から前記ボール本体の側に突出した周壁部と、前記表壁部と前記周壁部とで囲まれかつ前記表壁部の裏面に開口した凹部とを備え、
    前記複数個の表皮体が前記ボール本体を被覆した場合に、前記凹部が前記ボール本体と前記表皮体とで囲まれた空洞部を構成し、前記空洞部にはクッション部及び空気存在部が共存し、
    前記空洞部において前記クッション部が占める体積は前記空気存在部が占める体積より大きく、
    前記クッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に接触し、前記クッション部の横方向の外周面が前記空洞部の横方向の内周面に接触し、前記クッション部の裏面が前記ボール本体の表面に接触するように、前記クッション部の外形が前記空洞部に収容される形状になっており、
    前記クッション部には1個又は複数個の孔が設けられ、前記孔を有する前記クッション部が前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記クッション部が設けられ、前記孔が前記空気存在部を構成し、前記空洞部には前記クッション部及び前記空気存在部が共存し、
    前記孔は、前記クッション部の前記表面と前記裏面とにわたって貫通する態様で設けられていることを特徴とするボール。
  2. 複数個の表皮体でボール本体を覆うボールであって、
    前記表皮体が、前記ボール本体の表面に対応する表壁部と、前記表壁部の周縁部から前記ボール本体の側に突出した周壁部と、前記表壁部と前記周壁部とで囲まれかつ前記表壁部の裏面に開口した凹部とを備え、
    前記複数個の表皮体が前記ボール本体を被覆した場合に、前記凹部が前記ボール本体と前記表皮体とで囲まれた空洞部を構成し、前記空洞部にはクッション部及び空気存在部が共存し、
    前記クッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に接触し、前記クッション部の裏面が前記ボール本体の表面に接触し、前記クッション部の横方向の外形が前記空洞部の横方向の外形よりも小さい形状であって、
    前記クッション部が前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記クッション部が設けられ、前記クッション部の横方向の外周面と前記空洞部の横方向の内周面との間の全周にわたって隙間が形成され、この隙間が前記空気存在部を構成し、前記空洞部には前記クッション部及び前記空気存在部が共存し、
    隣接する前記表皮体の前記表壁部が互いに溶着または接着剤で接着されることを特徴とするボール。
  3. 複数個の表皮体でボール本体を覆うボールであって、
    前記表皮体が、前記ボール本体の表面に対応する表壁部と、前記表壁部の周縁部から前記ボール本体の側に突出した周壁部と、前記表壁部と前記周壁部とで囲まれかつ前記表壁部の裏面に開口した凹部とを備え、
    前記複数個の表皮体が前記ボール本体を被覆した場合に、前記凹部が前記ボール本体と前記表皮体とで囲まれた空洞部を構成し、前記空洞部にはクッション部及び空気存在部が共存し、
    前記クッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に接触し、前記クッション部の裏面が前記ボール本体の表面に接触し、前記クッション部の横方向の外形が前記空洞部の横方の外形よりも小さい形状になっており、
    前記クッション部に1個又は複数個の孔が設けられており、この空洞部の横方向の外形よりも小さい横方向の外形を有しかつ前記孔を有する前記クッション部が前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記クッション部が設けられ、前記クッション部の横方向の外周面と前記空洞部の横方向の内周面との間に隙間が形成され、前記孔と前記隙間とが前記空気存在部を構成し、前記空洞部には前記クッション部及び前記空気存在部が共存し、
    前記孔は、前記クッション部の前記表面と前記裏面とにわたって貫通する態様で設けられていることを特徴とするボール。
  4. 複数個の表皮体でボール本体を覆うボールであって、
    前記表皮体が、前記ボール本体の表面に対応する表壁部と、前記表壁部の周縁部から前記ボール本体の側に突出した周壁部と、前記表壁部と前記周壁部とで囲まれかつ前記表壁部の裏面に開口した凹部とを備え、
    前記複数個の表皮体が前記ボール本体を被覆した場合に、前記凹部が前記ボール本体と前記表皮体とで囲まれた空洞部を構成し、前記空洞部にはクッション部及び空気存在部が共存し、
    前記クッション部が複数個であって、この複数個のクッション部の表面が前記空洞部における前記表壁部の側の上面に別々に接触し、前記複数個のクッション部の裏面が前記ボール本体の表面に別々に接触し、前記複数個のクッション部の横方向の外周面が前記空洞部の横方向の内周面から内側に別々に離れ、前記複数個のクッション部同士も別々に離れるように、前記複数個のクッション部が前記空洞部に収容される形状になっており、
    前記複数個のクッション部が互いに離れて前記空洞部に収容されると、前記空洞部に前記複数個のクッション部が設けられ、各前記クッション部の横方向の外周面と前記空洞部の横方向の内周面との間に隙間が形成され、各前記クッション部の横方向の外周面同士の間に隙間が形成され、これらの隙間が前記空気存在部を構成し、前記空洞部には前記クッション部及び前記空気存在部が共存することを特徴とするボール。
  5. 前記クッション部が前記ボール本体及び前記表皮体の一方又は両方に接着剤で接着されたことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のボール。
  6. 前記表皮体が樹脂又はゴムからなる軟質素材により前記表壁部と前記周壁部と前記凹部とを備えた形状として一体に形成されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のボール。
JP2018516885A 2017-08-01 2018-03-29 ボール Active JP6433625B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017149539 2017-08-01
JP2017149539 2017-08-01
PCT/JP2018/013411 WO2019026343A1 (ja) 2017-08-01 2018-03-29 ボール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6433625B1 true JP6433625B1 (ja) 2018-12-05
JPWO2019026343A1 JPWO2019026343A1 (ja) 2019-11-07

Family

ID=64560662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018516885A Active JP6433625B1 (ja) 2017-08-01 2018-03-29 ボール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6433625B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006052A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Molten Corp ボール
JP2009153541A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Molten Corp ボール、ボール用表皮材及びボールの製造方法
US7749116B2 (en) * 2004-08-25 2010-07-06 Frank Chang Panel of a ball for a ball game, a ball, and methods of making the same
WO2016163555A1 (ja) * 2015-04-10 2016-10-13 株式会社モルテン ボール
JP2016221117A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 株式会社モルテン ボール

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7749116B2 (en) * 2004-08-25 2010-07-06 Frank Chang Panel of a ball for a ball game, a ball, and methods of making the same
JP2009006052A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Molten Corp ボール
JP2009153541A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Molten Corp ボール、ボール用表皮材及びボールの製造方法
WO2016163555A1 (ja) * 2015-04-10 2016-10-13 株式会社モルテン ボール
JP2016221117A (ja) * 2015-06-02 2016-12-28 株式会社モルテン ボール

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019026343A1 (ja) 2019-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6833899B2 (ja) ボール
JPH0327276U (ja)
US20030140400A1 (en) Integral complex buffing structure of safety helmet
JP6433625B1 (ja) ボール
WO2019026343A1 (ja) ボール
TWM523320U (zh) 便於抓取的手套
CN101683560B (zh) 气体缓冲垫及其制成手套
TWI704883B (zh) 化妝品施用器
JP6689035B2 (ja) ボール
JP3029627U (ja) ゴルフクラブ用軽量グリップ
JP6678412B2 (ja) ボールを掴んで投げる競技用のボール
KR102399428B1 (ko) 압축부를 가지는 퍼프 구조체
JP2020055558A (ja) 積層剥離容器
JP6368384B2 (ja) 野球用ヘルメット
JP6081511B2 (ja) 野球用ヘルメット
JP3102478U (ja) 空気調節可能健康エアークッション
JPS5940593Y2 (ja) 軸体の把握用グリツプ
JP3643880B2 (ja) 壜体
TWD223338S (zh) 保鮮盒
JPH0417715U (ja)
KR20210037640A (ko) 화장용 퍼프
JPS6034314Y2 (ja) 野球用捕球具の芯体
KR200435939Y1 (ko) 용기의 뚜껑 겸용 쿳숀(Cushion)
JPH06320552A (ja) 車両内装品のパッド成形方法
GB2605886A (en) Moisture retaining article

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180330

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180330

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181023

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6433625

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250