JP6432775B2 - 電界効果素子 - Google Patents

電界効果素子 Download PDF

Info

Publication number
JP6432775B2
JP6432775B2 JP2014263047A JP2014263047A JP6432775B2 JP 6432775 B2 JP6432775 B2 JP 6432775B2 JP 2014263047 A JP2014263047 A JP 2014263047A JP 2014263047 A JP2014263047 A JP 2014263047A JP 6432775 B2 JP6432775 B2 JP 6432775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor region
electrode
insulating film
width
field effect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014263047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016122784A (ja
Inventor
林 豊
豊 林
敬一 池上
敬一 池上
恭秀 大野
恭秀 大野
松本 和彦
和彦 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Osaka University NUC
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Osaka University NUC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST, Osaka University NUC filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2014263047A priority Critical patent/JP6432775B2/ja
Publication of JP2016122784A publication Critical patent/JP2016122784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6432775B2 publication Critical patent/JP6432775B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Description

本発明はゲート電極と微細チャネルとの位置合わせマージンを緩和した電界効果素子またはさらに低温製造技術に適した電界効果素子に関する。
絶縁ゲート電界効果トランジスタの分野ではゲート電極とソース、ドレインの自動整合(self-alignment)技術が一般に適用されてきた。図1(非特許文献1の図2.1、マル5)に示すように、この技術はたとえばゲート電極(図1では多結晶シリコンゲートと記載)をマスクとしてソース、ドレインを形成する不純物(図1では“As”と記載)をイオン注入(図1では下向き矢印で表現)して、ソース、ドレインをゲート電極に整合させて形成する技術である。しかし、イオン注入の後で注入した不純物の活性化のための熱処理に通常900℃以上の温度での熱処理を必要とし、たとえば500℃より低温の低温製造技術を必要とする応用(ガラス基板上、有機基板上、IC/LSIの配線層上へ電界効果素子を積層するなど)には不適当であった。さらに数十nm以下の微細チャネル長(channel length)を有する電界効果トランジスタに応用するためには高温製造技術が使える場合でも不純物のゲート電極下への横方向拡散を抑えるなど多くの技術的な困難があった。
一方、前記のゲート電極をマスクとした自動整合技術を使用せず、カーボンナノチューブ電界効果素子(carbon nanotube field-effect element)の性能を向上するために適用する技術が開示されている(特許文献1)。この技術では、図2(特許文献1の図4)に示すように、カーボンナノチューブ(被加工層1)上に設けた、厚さhを有し、距離Lだけ離間されたソース、ドレイン電極(第1の構造体2、2’)上とチャネルとなるカーボンナノチューブ上に接して厚さaの絶縁膜(3)を設け、ソース、ドレイン電極(第1の構造体2)の中間にhの深さを有する凹状の絶縁膜の溝gを設け、その部分に対応するカーボンナノチューブをチャネルとして利用するために、ゲート電極4を溝の部分を覆うように設けることにより等価的にチャネルがL−2aに短縮された電界効果素子を提案している。しかし、この技術ではソース、ドレイン電極に隣接する厚い(厚さ(a+h))絶縁膜下のチャネルはゲート電圧により低抵抗化するのが難しく、ゲート電圧でチャネル電流が減少するデプレッション形電界効果素子への応用が限界であった。
特開2012−212796号公報
「MOSLSI製造技術」30ページ、日経マグロウヒル社、昭和60年6月20日1版1刷
上記の従来の製造方法、構造では、数ナノメータから数十ナノメータの微細チャネルの電界効果素子を作るためには、
1)不純物の横方向拡散のナノメータ(nm)レベルの短縮化が必要で、このためには低温プロセス化が必要。
2)上記特許文献1の技術では、ソース、ドレイン電極に隣接する厚い絶縁膜下のチャネル直列抵抗が微細構造部分の素子特性に加わるため、実現される特性には限界があった。3)一方、微細チャネルの電界効果素子を、電子ビームリソグラフィを使用して作成する
場合、1回毎の露光で数十nmの微細パターンを描画することはできても、別々の露光で描画した微細パターンを精度よくアライメントすることは低価格電子ビームリソグラフィ装置またはそれと低価格光リソグラフィ装置との組み合わせでは困難である。特に微細チャネルと同程度に微細なゲート電極を微細チャネルの寸法レベルで精度よくアライメントすることは高額な最先端電子ビームリソグラフィ装置の使用なしには不可能であり、低額投資の装置群による実現は不可能であった。
4)また、微細チャネルの電界効果素子を不純物拡散の影響をすくなく、かつ配線層を有するLSI基板上、ガラス、有機膜等の融点の低い基板上に設けるためには低温プロセスで製造可能な構造、構成の素子が必要であった。
本発明は上記問題を解決するために、微細パターン同士の位置合わせが精度よくできない加工技術を使用しても電界効果素子の微細部分特性の抽出を可能とする電界効果素子構成、要すれば低温プロセスで製造可能な電界効果素子構成を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、
第1方向に第2端部と第3端部と
第1方向に該第2端部と該第3端部間の第1長さと
該第1方向と交差する第2方向に第1投影幅(projected width)と
該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面と
を有する第1半導体領域と、
該第1半導体領域の該第2端部に接して設けられた、
第2表面を有し、該第1投影幅より幅の広い第2幅を有する
第2半導体領域と、
該第1半導体領域の該第3端部に接して設けられた、
第3表面を有し、該第1投影幅より幅の広い第3幅を有する
第3半導体領域と
を設け、
該第1半導体領域を該第1表面の該第2端部と該第3端部間で、および、該第2および第3半導体領域を該第2、第3表面の一部で第1絶縁膜を介して覆う第1電極を設けた
電界効果素子を、提供する。
さらに、低温プロセスで製造可能な、下記(1)〜(25)の構造、構成を提供する。
第1半導体領域の電流・電圧特性を、直列抵抗の影響を少なくしつつ、第2半導体領域、第3半導体領域を経由して取り出すためには、上記記載の電界素子において、(第1電極の第2表面重畳幅)/(第1電極の第2表面重畳長さ)および(第1電極の第3表面重畳幅)/(第1電極の第3表面重畳長さ)を(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きくすることが望ましい。ここで第1電極の第2表面重畳幅とは該第1電極が該第2方向へ該第2半導体領域と第1絶縁膜を介して第2表面で重畳している幅であり、第1電極の第2重畳長さとは該第1電極が該第1方向へ該第2半導体領域と第1絶縁膜を介して第2表面で重畳している長さであり、第1電極の第3表面重畳幅とは該第1電極が該第2方向へ該第3半導体領域と第1絶縁膜を介して第3表面で重畳している幅であり、第1電極の第3重畳長さとは該第1電極が該第1方向へ該第3半導体領域と第1絶縁膜を介して第3表面で重畳している長さである。
なお、この条件は、第2、第3半導体領域の第1半導体領域に接する部分には高不純物濃度(1E19原子/cm以上の)領域を整合して設けることは前提としていない。この高不純物濃度領域と第1半導体領域の第2、第3両端部とのアライメント精度は、該第1電極と該第1半導体領域の両端部とのアライメント精度と同程度に要求されるため、アライメント精度の悪いリソグラフィのアライメントを使う素子構造への適用はできない。
なお、上記の構造で、上記高不純物濃度領域を第1電極の端部と整合して設けることは可能である。
本発明では、第1投影幅とは、該第1表面が任意断面形状で該第1半導体領域を取り囲む下記(2)の場合にも適用できるように該第1半導体領域を該第1方向と該第2方向の2つのベクトル(図3、4参照)から仮想的に作られる面へ投影した図形の幅Wp1をいう。
本発明は更に具体的には以下(1)〜(25)の構成の電界効果素子を提供する。
(1)
第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
からなる複合半導体領域と
該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第2表面の部分の少なくとも一部と、該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第3表面の部分の少なくとも一部と、
該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
該第1絶縁膜上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
該第1電極は第2半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は第3半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
(該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きい
ことを特徴とする電界効果素子。
第1半導体領域が柱状形状(pillar-like shaped)を有する場合、第1表面はそれを取り囲む。この状態を強調する場合は第1取り囲み表面(surrounding surface)と記す。
該第1半導体領域が該第1取り囲み表面で囲まれた柱状形状をした領域である場合は、断面中央まで半導体が充填された構成の他に、中空、中心に導電性、半導体または絶縁性柱状領域を擁する構成も含む。なお、該柱状形状の第1方向と交差する面で切断した該第1半導体領域の断面形状は、円、長円、任意閉曲線、三角形、矩形、台形、5角形、6角形等を含む多角形、など任意形状でよい。
本発明では、該第1半導体領域の第1表面のうち該第2方向から見える(面)部分を(第1)側部(side part)と記述する場合がある。
(2)
第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ第1方向に交差する第2方向の第1投影幅(projected width)を有し
、該第2端部と該第3端部間に延在する第1取り囲み表面で囲まれた任意の断面形状を有する柱状の第1半導体領域と、
該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1取り囲み表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し
、該第1取り囲み表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
からなる複合半導体領域と
該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第2幅の該第2表面の部分の少なくとも一部と、該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第3幅の該第3表面の部分の少なくとも一部と、
該第1取り囲み表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
該第1絶縁膜上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
さらに該第1絶縁膜は該第1取り囲み表面の側部下方まで延在し、該第1電極が該第1取り囲み表面の側部下方まで該第1絶縁膜上で延在して覆うように設けられ、
該第1電極は該第1絶縁膜を介して第2半導体領域と該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は該第1絶縁膜を介して第3半導体領域と該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
(該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きい
ことを特徴とする電界効果素子。
なお、第1投影幅(1st projected width)とは該第1表面が水平面でない(曲面、斜
面、多角形凸面など)時にも適用される幅の表示手段として、第1半導体領域を該第1方向と該第2方向の2つのベクトル(図3、4参照)から仮想的に作られる面へ投影して得られた影の幅(Wp1)を言い、該第1取り囲み表面(該第1表面)の側部とは、該第1半導体領域が柱状の場合、該第1方向と交差する該第2方向から見た第1表面の部分を指し、その断面形状は該第1方向と該第2方向の2つのベクトル(図3、4参照)から仮想的に作られる面と角度を有する平面、複数の折れ曲がった平面、曲面(円弧状、または無定形)等の多様な面でよい。なお、本発明では第1半導体領域の第1方向の長さが、第1投影幅より小さくていわゆる縦長でなくても「柱状」と言う。
該第1、第2、第3表面は、本発明の電界効果素子を支持する支持基板と並行する面方向でも、たとえば(3)、(4)の構成のようにそれと角度をなす方向でもよい。
この場合、第2半導体領域、第1半導体領域、第3半導体領域を積層した構造(第2半導体領域、第3半導体領域のどちらが上でもよい)を利用すると、第1電極の第1方向の端部と第2端部、第3端部との位置合わせにリソグラフィを使用しないので、本発明の課題の解決が可能となる。具体的には、下記(3)、(4)の構成の電界効果素子が提供される。
すなわち、
(3)
第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
該第3端部に接して設けられ、かつ前記第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
からなる複合半導体領域と
該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
該第1絶縁膜上に少なくとも設けられた導電性の第1電極と、
該第2半導体領域上に設けられた第2絶縁膜と
から少なくとも構成され、
該第3半導体領域は該第2絶縁膜上に積層され
該第2半導体領域と該第3半導体領域は該第2半導体領域上に設けられた第2絶縁膜で離間され、該第1半導体領域は該第2絶縁膜中の空隙に設けられ、該第1半導体領域の該第1長さおよび該第2半導体領域と該第3半導体領域間距離は該第2絶縁膜厚で決められる
ことを特徴とする電界効果素子。
(4)
第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
からなる複合半導体領域と
該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
該第1絶縁膜上に少なくとも設けられた導電性の第1電極と、
該第3半導体領域上に設けられた第2絶縁膜と
から少なくとも構成され、
該第2半導体領域は該第2絶縁膜上に積層され
該第2半導体領域と該第3半導体領域は該第3半導体領域上に設けられた第2絶縁膜で離間され、該第1半導体領域は該第2絶縁膜中の空隙に設けられ、該第1半導体領域の該第1長さおよび該第2半導体領域と該第3半導体領域間距離は該第2絶縁膜厚で決められる
ことを特徴とする電界効果素子。
この素子の第1電極の第1方向両端と第1半導体領域の第2端部、第3端部との位置合わせは、リソグラフィによらず、上記積層方向のエッチング量の制御、第1電極の堆積厚、または十分堆積した後エッチバックすることにより達成される。
なお、本発明の電界効果素子は支持基板に固定される場合がある。本発明では該表面が該支持基板にほぼ平行な場合と、該表面が該支持基板と角度をなす(たとえば垂直)場合がある。該支持基板は導電性でも、半導体でも、絶縁性、(半導体基板上に絶縁膜を設けた基板を含む)でもよい。
(5)
該第2半導体領域または該第3半導体領域は支持基板に設けられていることを特徴とする(1)、(2)、(3)または(4)記載の電界効果素子。
本発明の電界効果素子では該第2半導体領域または該第3半導体領域は少なくとも表面が絶縁性の絶縁性支持基板上に設けることができる。さらに、該第2半導体領域または該第3半導体領域に第10絶縁膜を介して第10領域を対向して設けることにより、該第2または第3半導体領域の抵抗を調節することができる。この場合、該第10領域は半導体材料または導電材料で構成する。該第10領域は支持基板として機能させることもできる。
該第2または第3半導体領域に対して該第10領域へ正電位を与えれば、該第2または第3半導体領域へは電子が誘起され、該第2または第3半導体領域に対して該第10領域へ負電位を与えれば、該第2または第3半導体領域へは正孔が誘起され、該第10領域へ与える電位の大きさによって誘起されるキャリア(電子、正孔)数が変わるので該第2ま
たは第3半導体領域のコンダクタンスまたは抵抗値が変化する。この効果により第1半導体領域における電界効果素子特性に直列に重畳する抵抗を下げることができる。上記電子、正孔が誘起されだす第10領域電位は該第10絶縁膜に捕獲されている電荷の極性と量で変わる。
この効果を取り込んだ電界効果素子として次の電界効果素子が提供される。
(6)
該第2半導体領域または該第3半導体領域に対向して第10絶縁膜を介して第10領域を設けたことを特徴とする(1)、(2)、(3)または(4)記載の電界効果素子。
第2半導体領域または該第3半導体領域がSOI構造(半導体薄膜(S)が、基板表面
の絶縁膜(O)上に設けられた構造)で準備される場合は、該第10領域はSOIの基板
、第10絶縁膜はSOI基板表面の絶縁膜(BOX)で構成される。
本発明の電界効果素子がlogic LSIの配線層の上方へ集積される場合は配線層
上に絶縁膜を介して設けられる。要すれば、配線層上に絶縁膜を介して第10領域が設けられ、さらにその上に第10絶縁膜が設けられ、さらにその上に第2、第3半導体領域が設けられる。
外部配線を介して第1の導電形のキャリアを該第1半導体領域へ供給または該第1半導体領域から取り出すために下記の構成が提供される。
(7)
第1の仕事関数を有する第2電極を該第2半導体領域上に、該第1の仕事関数を有する第3電極を該第3半導体領域上に設けたことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子
(8)
第6電極を該第2半導体領域上に、第7電極を該第3半導体領域上に設け
該第2半導体領域の少なくとも該第6電極が接する部分へ第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加し、該第3半導体領域の少なくとも該第7電極が接する部分へ第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加したことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(9)
第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第4半導体領域を該第2半導体領域部分へ接して設け、該第4半導体領域へ第6電極を接して設けることを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(10)
第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第5半導体領域を該第3半導体領域部分へ接して設け、該第5半導体領域へ第7電極を接して設けることを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)または(9)記載の電界効果素子。
上記(8)の不純物添加技術として触媒CVD技術、シンター技術を活用することにより、500℃以下の製造温度で不純物添加が可能となる。また上記(9)、(10)の第4
、第5半導体領域として水素化アモルファスシリコン、水素化アモルファスシリコンゲルマニュウム(SiGe)、水素化アモルファスシリコンカーボン(SiC)など水素化アモルファ
スシリコン系半導体を用いることにより、500℃以下の製造温度が可能となる。
これらの不純物添加の方法、および不純物添加した該第4半導体領域の第2半導体領域
への接し方、第5半導体領域の第3半導体領域への接し方は(1)、(2)記載の電界効果素子では第1電極をマスクとして自動整合的(self-align)状態に行うことができる。(3)、(4)記載の電界効果素子では積層して行うことができる。
外部配線を介して第1の導電形のキャリアと、第1の導電形とは逆導電形のキャリアの両方を該第1半導体領域へ供給または該第1半導体領域から取り出すためには下記の構成が提供される。
(11)
該第2半導体領域の禁止帯中央エネルギー(mid-gap energy)に関して仕事関数が第2電極と逆側にある材料で構成された第4電極を該第2半導体領域上に更に設けたことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(12)
該第3半導体領域の禁止帯中央エネルギー(mid-gap energy)に関して仕事関数が第3電極と逆側にある材料で構成された第5電極を該第3半導体領域上に更に設けたことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)(5)または(6)記載の電界効果素子。
上記(11)、(12)記載の構成は(7)記載の電界効果素子と組み合わせられることが多い。
(13)
第8電極を該第2半導体領域上に設け、
該第2半導体領域の少なくとも該第8電極が接する部分へ第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加したことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(14)
第9電極を該第3半導体領域上に設け、
該第3半導体領域の少なくとも該第9電極が接する部分へ第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加したことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(15)
第1導電形とは逆導電形の不純物(impurity of opposite conductivity type opposite to the first conductivity type)を1E19原子/cm以上添加した第6半導体領域を該第2半導体領域に接して設け、該第6半導体領域へ第10電極を設けたことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(16)
第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第7半導体領域を該第3半導体領域に接して設け、該第7半導体領域へ第11電極を設けたことを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(13)、(14)、(15)、(16)の構成は(8)、(9)、(10)記載の電界効果素子と組み合わされることが多い。
上記(13)、(14)の不純物添加技術として触媒CVD技術、シンター技術を活用することにより、500℃以下の製造温度で不純物添加が可能となる。また上記(15)、
(16)の第6、第7半導体領域として水素化アモルファスシリコン、水素化アモルファスシリコンゲルマニュウム(SiGe)、水素化アモルファスシリコンカーボン(SiC)など水
素化アモルファスシリコン系半導体を用いることにより、500℃以下の製造温度が可能と
なる。
これらの不純物添加の方法、および不純物添加した該第4半導体領域の第2半導体領域への接し方、第5領域の第3半導体領域への接し方は第1電極をマスクとして自動整合的
(self-align)状態に行うことができる。
(17)
該第10領域は導電性領域または半導体領域であることを特徴とする(6)記載の電界効果素子。
(18)
該第10領域は第2支持基板であることを特徴とする(6)記載の電界効果素子。
(19)
該第10領域は支持基板の表面の一部に電気的に分離された形で設けられていることを特徴とする(6)記載の電界効果素子。
該第10領域が半導体または導電体である場合は、第2または第3半導体領域のコンダクタンスを第10領域の電位により変化させることができる。第2または第3半導体領域に電子(electrons)が誘起されると、それがコンダクタンスの原因になっている場合は
、第10領域の電位を正方向へ増加させることにより、第2または第3半導体領域のコンダクタンスは大きくなる。第2または第3半導体領域に正孔(holes)が誘起されると、
それがコンダクタンスの原因になっている場合は、第4領域の電位を負方向へ増加させることにより、第2または第3半導体領域のコンダクタンスは大きくなる。第2または第3半導体領域のコンダクタンスが大きくなれば、第1半導体領域の電気特性を第2および第3領域の直列抵抗に影響される程度が少なく取り出すことができる。
該第1半導体領域を該第1絶縁膜を介して覆う該第1電極が、第10領域と対向する該第1半導体領域の部分(以後下部または対向部と呼ぶ)を覆わなくても、該第1電極が該第1半導体領域の側部を覆っていて、該対向部の幅W4の1/2と該1絶縁膜の等価厚さt1*ε101を加えた対向部等価絶縁膜厚tbeff(=W4/2+t1*ε101)が、等価第10絶縁膜
厚(t10+t1*ε101)より小さければ、第1半導体領域のコンダクタンスが第10領域
の電位で変化する割合は、第2、第3半導体領域のコンダクタンスが第10領域の電位変化により変化する割合より小さくなるか、第10領域の電位に変化があってもそのコンダクタンスの変化は無視できる。なお、t10は第10絶縁膜厚、ε10は第10絶縁膜の誘電
率、t1は第1絶縁膜厚、ε1は第1絶縁膜の誘電率である。
支持基板に論理回路などが集積されていて、更に本発明の電界効果素子を積層する構造は、全体としての素子集積密度の向上ばかりでなく、基板の論理回路と上層に集積された電界効果素子を用いた回路、記憶素子、表示素子などとの配線が著しく短縮され、システムとしての性能は飛躍的に向上する。このために論理回路の配線層の上に第11の絶縁層を介して本発明の電界効果素子を積層することができる。この場合、該第11の絶縁層は下層の配線層の凹凸を吸収して平坦化されていることが望ましい。
(20)
該支持基板の表面にその表面に第11絶縁膜が設けられた導電配線層が設けられていることを特徴とする(5)記載の電界効果素子。
この電界効果素子に記憶機能を付与するためには下記の構成が望ましい。
(21)
該第1絶縁膜は多層絶縁膜であることを特徴とする(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
(22)
該多層絶縁膜は少なくとも一つの層内、または層界面にキャリア蓄積機能を有する(21)記載の電界効果素子。
たとえば、この機能を発現する該多層絶縁膜は
(23)
該多層絶縁膜は該第1半導体領域の該第1表面から順にシリコン酸化膜\シリコン窒化膜\シリコン酸化膜、シリコン酸化膜\シリコン窒化膜\酸化アルミニュウム、水素化アモルファスシリコン系薄膜\酸化アルミニュウム、水素化アモルファスシリコン系薄膜\シリコン窒化膜\酸化アルミニュウムなどが望ましい。
水素化アモルファスシリコン系薄膜とは水素化アモルファスシリコン、水素化アモルファスシリコンゲルマニュウム、水素化アモルファスシリコンカーボンの一つである。
(24)
該第1絶縁膜は該第1表面から順に高誘電率膜、強誘電体膜と積層された膜である(21)記載の電界効果素子。
(25)
該第1絶縁膜は該第1投影幅以下の粒径を有する微細物質粒子を含む絶縁膜である(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の電界効果素子。
たとえば第1投影幅が25nmである時には粒径が25nm以下のSi、白金、金、チタン等の微細粒子を含む絶縁膜が望ましい。
本発明の素子構成は低価格または必ずしも時代の最先端ではないリソグラフィ等の加工装置群で等価的に微細チャネルの特性が抽出できる電界効果素子を実現できるので、装置投資を抑えて、微細チャネル特性を有する電界効果素子の開発が可能である。
また、必ずしも時代の最先端ではない加工装置群により微細チャネルの特性を活用したデバイス、集積回路が実現できる。
LSIの配線層の上に更にメモリ、センサ、表示素子等などの機能層を積層する場合は、配線層が耐える温度(たとえば500℃以下)の製造工程が必要であるが、本発明の電界効果素子を製造するための製造温度は必ずしも高温を必要としないので、この積層構造の実現が可能である。また本発明の高温を必要としない電界効果素子構成を、ガラス、有機フィルムへ集積することにより低温形成電界効果素子による電子回路、ディスプレイ、センサなどの製造を行うことができる。
シリコンゲートMOS電界効果トランジスタの断面図である。 ソース・ドレイン電極の厚さを利用した等価短チャネル化電界効果素子の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る電界効果素子の平面図である。 図3に示す第1実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線X1-X2に沿った断面図である。 図3に示す第1実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線Y1-Y2に沿った断面図である。 第2実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線Y1-Y2に沿った断面図である。 第2実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線X1-X2に沿った断面図である。 第3実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線X1-X2に沿った断面図である。 第4実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線X1-X2に沿った断面図である。 第5実施形態に係る電界効果素子の側面図である。 第5実施形態に係る電界効果素子の平面図である。 第5実施形態に係る電界効果素子の鎖線Y1-Y2に沿った断面図である。 第5実施形態に係る電界効果素子の鎖線Y1-Y2に沿った断面図(第1電極が短い場合)である。 第5実施形態に係る電界効果素子をユニットセルとした電界効果素子アレイの断面図である。 一実施例に係る試作素子の平面図である。 試作素子のIV特性である。 参照素子のIV特性である。 試作素子で得られたメモリウインドウである。
本発明の電界効果素子の実施形態の例を以下に示す。
図3は本発明の第1実施形態に係る電界効果素子の平面図である。100は第1半導体領域、200は第2半導体領域、300は第3半導体領域、111は第1絶縁膜、110は第1電極、22は第2電極、30は第3電極、矢印1は第1方向、矢印2は第2方向、120は該第1半導体領域の第2端部、130は該第1半導体領域の第3端部を示す。Wp1は第2方向の第1投影幅、W2は第2方向の第2幅、W3は第2方向の第3幅を示す。
図4は図3に示す第1実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線X1-X2に沿った断面図で
ある。
101は該第1半導体領域の第1表面の上部、図3と同じ符号は同じ領域、場所を表している。第1電極110は第1絶縁膜111を介して第1表面の上部を第1投影幅すべてにわたって覆っている。「上部」は支持基板が水平、垂直、逆さに置かれた場合でも、支持基板から遠い表面部分を指し、支持基板へ近い表面部分を「下部」という。
図5は図3に示す第1実施形態に係る電界効果素子の一点鎖線Y1-Y2に沿った断面図で
ある。
101は該第1半導体領域の第1表面の上部、201は該第2半導体領域の第2表面の上部、301は該第3半導体領域の第3表面の上部、1000は絶縁性支持基板、表面に絶縁膜(図示なし)が設けられた半導体基板または導電性基板、表面に配線層(図示なし)の設けられたLSI基板上に設けられた絶縁膜付半導体領域、導電性領域などである。
以下の第2〜5実施形態の説明において、第1実施形態と同様の構成については図および説明を流用し、同様の要素については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。第2実施形態に係る電界効果素子の平面図形(図示せず)は図3の第1実施形態に係る電界効果素子に比べて第1投影幅Wp1が第1半導体領域100の上下方向厚に近く小さい。さら
にY1-Y2に沿った断面図の図6に示すように、第2半導体領域200と第3半導体領域3
00に対向して第10絶縁膜1011を介して第10領域1010が設けられている。図5と同じ符号は同じ領域、場所を示している。
図7は図3の一点鎖線X1-X2に沿った断面図である。第1半導体領域の断面の形は矩形
または台形である。図7では第10絶縁膜を第1絶縁膜厚以上の厚さ分エッチングして、第1電極が第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)の側部下方102-3まで該
第1絶縁膜上で延在できるよう段差を設けてから、第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)の上部だけでなく、第1取り囲み表面の側部102、側部下方102−3まで第1絶縁膜を堆積し、第1電極が該第1絶縁膜を介して該側部下方を覆うように作成した構造である。第1取り囲み表面の下部103までは第1電極は覆っていない。この構造で第1絶縁膜厚を均一に作成するためには、堆積される膜厚が表面の角度・形状に依存度が少ない絶縁膜堆積方法を使用する必要がある。このための堆積方法として、たとえばALD(atomic layer deposition)などが知られている。
図8は第3実施形態に係る電界効果素子の断面図である。この第3実施形態に係る電界効果素子の平面図は図3と同様で、図8は図3の一点鎖線X1-X2に沿った断面図である。
第1半導体領域の断面の形は閉じた曲線である。この実施形態では第1半導体領域のこの部分は第10絶縁膜とは離れていて(第10絶縁膜と第1半導体領域がこの部分で接着していた場合には第10絶縁膜をエッチングにより除去することによりこの構造が得られる)、第1絶縁膜はこの部分では第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)の上部
、側部、下部(対向面)すべてに接着されている。第1電極は上部と側部下方まで第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)を覆っている。
図9は、第1電極が第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)の上部と側部下方だけでなく、下部をも第1絶縁膜を介して第1電極が覆う構造をとっている第4実施様態に係る電界効果素子の図3の一点鎖線X1-X2に沿った断面図を示す。この第1電極の製膜
技術として堆積方向依存の少ないALD等の堆積技術を用いれば、第1取り囲み表面の下部を覆う電極を形成することができる。
図10は本発明の第5実施形態に係る電界効果素子の側面図である。第1半導体領域100は(絶縁性)支持基板1000に対してほぼ垂直に角度をなしている。この実施様態では、支持基板上に第4半導体領域400、第2半導体領域200、第1半導体領域100、第3半導体領域の順に積層されている。第5半導体領域、第3半導体領域、第1半導体領域、第2半導体領域の順に積層されていてもよい。第2絶縁膜112は第2半導体領域と第3半導体領域の間に積層されていて、第2半導体領域200と第3半導体領域の間を離間している。第1半導体領域はその第2端部120で第2半導体領域200に接しており、その第3端部130で第3半導体領域300に接している。第2端部120と第3端部130との間で第1長さを有している。第1半導体領域は第2絶縁膜の空隙に設けられており、該第1長さは該第2絶縁膜112の厚さで決められている。第2端部120と第3端部130と結ぶ方向を第1方向としその方向と交差する(通常直角)方向を第2方向とする。第1半導体領域はこの第2方向に第1投影幅を有する。
図10では複雑さを避けるために図11、図12で示す第1絶縁膜111、そのほかの絶縁膜113、114等は省いてある。第1半導体領域100は第2端部120と第3端部130とで第2半導体領域200と第3半導体領域300とに挟まれている。第2半導体領域の幅、第3半導体領域の幅は第1半導体領域の第1投影幅(第2端部120、第3端部130を結ぶ方向と交差する方向の)より大きい。第1電極110が第3半導体領域を覆う幅も第1半導体領域の幅より大きい。
図10で、図10までですでに表示されている数字は同じ機能を示す。400は(9)記載の不純物を含む第4半導体領域である。
図11は本発明の第5実施形態に係る電界効果素子の平面図である。この例では第4半導体領域400の表面に第6電極60が接着されており、第2半導体領域200へのまたは第2半導体領域200からの電流を、第4半導体領域400を通して第6電極60から流出入することができる。第3半導体領域300へ接する第3電極(図示せず)、第5半導体領域(図示せず)が第3半導体領域へ接して設けられた場合にこれに接する第5電極(図示せず)等は第1電極で覆われていない部分へ設けることができる。
この実施様態は第1半導体領域100、第2半導体領域200、第3半導体領域300の第1表面、第2表面、第3表面におのおの2つの対向する側部121および122、221および222、321および322を有し、少なくとも第1半導体領域の第1表面の側部121および122上へ第1絶縁膜が設けられている。要すれば第2半導体領域の第2表面の側部221および222の一部、第3半導体領域の第3表面の側部321および322の一部にも第1絶縁膜が設けられ、その上から第1電極が覆っている。
第1電極と第3半導体領域300との容量結合を削減するためおよび絶縁特性を確保するために、第1絶縁膜より厚い絶縁膜113を図のように第3半導体領域300と第1電極110の間に設けている。
第2絶縁膜112は第2半導体領域200と第3半導体領域300を離間するために設けられている。第1半導体領域100は該第2絶縁膜に空隙を設け、そこへ半導体薄膜を
製膜することによりを設けられる。第2半導体領域200が該空隙の下で単結晶である場合は、第1半導体領域を選択エピタキシアル成長させることができる。
図12は本発明の第5実施様態に係る電界効果素子の断面図である。断面は図11の一点鎖線Y1-Y2に沿って描かれている。第1半導体領域の第1表面の側部121と対向する
側部122との間の厚さは、第2端部120と第3端部130間の第1長さに比べて1/2以下とすることにより、120−130間を流れる電流を第1電極電位で制御する精度を高めることができる。なお第4絶縁膜114は第4半導体領域のパッシベーション用絶縁膜であり、第4半導体領域が図14のように複数個に分離された場合の相互絶縁膜でもある。
第2端部120−第3端部130間の第1長さ(等価チャネル長)は絶縁膜112の厚さで決められるので、リソグラフィの加工精度によらず、10nm以下の寸法まで実現することができる。
なお、図12において第1電極110を第3半導体領域にオーバーハングさせないで図13のように短く加工することもできる。
図12の構造で第4半導体領域400の左右幅の寸法を第1電極の断面の外側寸法より小さくした構造で紙面の左右方向に繰り返し、かつ紙面に垂直方向に距離をおいて展開すると、図14にその断面図を示すような高密度電界効果素子の二次元アレイを構成することができる。紙面に垂直方向の距離は、垂直方向に隣接する素子の第4半導体領域400、第3半導体領域300は接触するが第1電極が接触しない距離に離間させればよい。図12、図13、図14において114は第4半導体領域をパッシベーションまたは離間する第4絶縁膜である。
図14において、300−j、300−(j+1)、300−(j+2)、300−(j+3)、・・・はそれぞれ紙面に垂直方向に接続されるユニット電界効果素子のドレインまたはソース、200−j、200−(j+1)、200−(j+2)、200−(j+3)、・・・はそれぞれ紙面に垂直方向に接続されるユニット電界効果素子のソースまたはドレイン、400−j、400−(j+1)、400−(j+2)、400−(j+3)、・・・は該ソースまたはドレインの紙面に垂直方向の配線として機能し、110―k、110−(k+1)(図示せず)、110−(k+2)(図示せず)、110−(k+3)(図示せず)、・・・は紙面の左右方向に接続されたゲート電極として機能する。このゲート電極は紙面に垂直方向には離間されている。
第1絶縁膜がメモリ機能のある多層絶縁膜で構成された場合は、この本発明の電界効果素子アレイはメモリアレイとなる。
第1半導体領域を単結晶Siで実施するために、SOI基板を利用して、上記の第2実施形
態に係る電界効果素子に近い構造の電界効果素子を試作した。SOI基板は25nm厚単結晶Si
薄膜/145nm厚SiO2/単結晶Si基板(p形、5Ωcm、(100)面)からなる構造を有する。単結晶Si薄膜はp形、10Ωcm、(100)面である。
図15は実施例1に係る試作素子の平面図を示す。第2および第3半導体領域はi線リソグラフィで形成されるため、第1半導体領域とは桁違いに寸法が大きく、第1半導体領域は同じ倍率の平面図では視認できないが、第1半導体領域の投影幅Wp1は約25nm、第1
方向の長さL1は約80nmである(隣接チップの素子をSEM測定した結果)。
第2、および第3半導体領域の幅は2段階に広げられており、第1半導体領域に近い部分の幅W2-1、W3-1は1.2μm、この部分の第1電極との重畳長さLg2-1、Lg3-1は0.4μmであ
る。第1半導体領域部分から離れた部分の幅W2-2、W3-2は2.2μm、この部分の第1電極と
の重畳長さLg2-2、Lg3-2は0.6μmである。第1絶縁膜は第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)の上部および側部下方まで、第2、第3半導体領域の第2、第3表面の上部に多層絶縁膜をALDで合計膜厚16.5nm積層して形成した。第1電極はAl薄膜を電子ビー
ム蒸着により180nm厚蒸着して形成した。該第1電極は第1半導体領域側部下方まで第1
絶縁膜を介して覆っている。
図16は図15の試作素子(素子名rdr)の第1電極(gate)電位V1を横軸に、縦軸に第
3、第2半導体領域間に流れる電流I23をプロットしたIV特性(I23V1特性)を示す。SOI
の単結晶Si基板(以後Si基板と記述する)は試作素子の支持基板としても機能しているが本発明の第10領域として機能する。したがって単結晶Si基板の電位V10を変化させれば
、対向している第1半導体領域にキャリアをその電位V10が誘起して試作素子rdrのI23V1
特性は横方向にシフトするはずであるが、シフトしていない。これは第1電極が第1半導体領域の第1取り囲み表面(第1表面)の上部だけでなく、側部下方をも第1絶縁膜を介して覆っているためSi基板の電位が第1半導体領域へ結合するのを第1電極によって完全ではないにしろ実効的にシールドされていることを示している。前述したように第1電極の電位の影響と比べて、第10領域の電位の影響が少ない。電位V10の変化によるI23の最大値の変化は、V10による第2、第3領域のコンダクタンスの変化を反映している。
図17は図15で第1半導体領域を取り除いて、第2、第3半導体領域を直接接続した平面構造を有する参照素子(素子名ref)について、第1電極(gate)電位V1を横軸に、縦
軸に第3、第2半導体領域間に流れる電流I23をプロットしたIV特性(I23V1特性)である。この素子refは図9の素子と同一チップ上に同時に作成した。
この素子refのIV特性ではSi基板の電位V10が正方向へ増加するにしたがって、I23V1特
性が第1電極電位V1軸で負側にシフトしている。すなわち同一の第1電極電位に対して電
流I23が流れやすくなっている。言い換えれば第1半導体領域からの電流引出通路として
の第2、第3半導体領域の抵抗が小さくなっていることを示している。また、基板電位V10=0V、第1電極電位V1=0Vでも電流I23が流れていることは第10絶縁膜に正電荷が捕獲されていて、その正電荷によって第2、第3半導体領域へ電子が誘起されていることを示している。
図16に示す試作素子rdrのI23V1特性と図17に示す参照素子refのI23V1特性とを第1電極電位を揃えて比較すると第1半導体領域のIV特性を含む図16の電流I23が流れ始め
る第1電極電圧では、第2、第3半導体領域の抵抗は、V10=2Vの時、第1半導体領域の電流I23が27nAに増加するまでは十分小さく、図16のIV特性は少なくともI23が27nAに到達するまでは、第1半導体領域のIV特性そのものが抽出されており、本発明の目的は達成されていることがわかる。
図15の試作電界効果素子の第1電極電位V1を−7V→+7V→−7Vと掃印(sweep)してI23の変化を測定して得られた試作電界効果素子のメモリウインドウ(memory window)特性を図18に示す。±7Vの書き込み消去電圧(プログラム電圧)に対してI23<27nAの電流範
囲では1.7Vのメモリウインドウが得られている。この特性は、第1投影幅約25nm、側部厚さ25nmのほぼ矩形の断面を有し第1方向の長さが約80nmの第1半導体領域と、その第1取り囲み表面の側部下方(102−3)まで製膜した上記多層の第1絶縁膜と、その上に堆積した第1電極と、から成る微細電界効果素子のメモリ特性が抽出測定されていることがわかる。
上記実施例で使用した(第1、第2、第3半導体領域の出発材料となった)Si薄膜は不純物濃度が1E15個/cm、厚さ25nmであった。この場合、該Si薄膜は上部から下部までキャリアが空乏する基板バイアスまたはゲート電極バイアス条件の存在する、FD(fully deplete)のカテゴリに入る。SOI構造ではこの膜厚と不純物濃度の組み合わせをFDSO
Iと呼ぶ。Si基板へバイアスを加えない、または第10絶縁膜に電荷が捕獲されていない
場合はSi薄膜にはキャリアが非常に少ない。すなわち第1半導体領域に内包する不純物から供給される平均キャリア密度=2.5E9個/cmは非常に小さく、上記実施例の第1半導体領域中には0.056個の存在確率しかないことを意味する。このため、第1半導体領域に第1電極の電位によって誘起される電子、正孔のどちらのキャリアによる電流も認識して取り出すことができる。
たとえば、該第2、第3電極として電子選択電極を使えば、電子電流を該電極間から取り出すことができる。また正孔選択電極を該第4、第5電極として使えば、正孔電流を該電極間から取り出すことができる。
第1の導電形のキャリアを電子とし、逆電導形のキャリアを正孔とした場合について以下具体例を述べる。
電子選択電極は次の材料または構成で形成できる。たとえば、仕事関数が第2、第3半導体領域の禁止帯中央(mid-gap)に関して導電帯(conduction band)に近い材料(半導体Siに対してAl、Taなど)を該第2、第3電極の電極材料として使う。
または少なくとも第6、第7電極が接する該第2、第3半導体領域の部分へドナー不純物を(たとえばSiに対しては燐を)触媒CVD等で1E19原子/cm以上添加する。
またはドナー不純物を1E19原子/cm以上添加した第4半導体領域(たとえば燐またはヒ素添加水素化アモルファスSi、燐またはヒ素添加水素化アモルファスSiGeまたはSiC)を該第2半導体領域部分へ接して設け、ドナー不純物を1E19原子/cm以上
添加した第5半導体領域(たとえば燐またはヒ素添加水素化アモルファスSi、燐またはヒ素添加水素化アモルファスSiGeまたはSiC)を該第3半導体領域部分へ接して設け、該第
4半導体領域へ第6電極を接して設け、該第5半導体領域へ第7電極を接して設ける。
正孔選択電極は次の材料または構成で形成できる。たとえば、仕事関数が第2、第3半導体領域の禁止帯中央(mid-gap)に関して価電子帯(valence band)に近い材料(半導
体Siに対してNi、TiN、MoOxなど)を電極材料として使い第2半導体領域へ接する該第4
電極、第3半導体領域へ接する該第5電極とする。または少なくとも該第8電極、第9電極が接する該第2、第3半導体領域の部分へアクセプタ不純物を(たとえばSiに対してはホウ素を触媒CVD等でまたはSi上に蒸着したAlをシンター処理(アロイ温度に近い低温で
熱処理)で)1E19原子/cm以上添加する。
またはアクセプタ不純物を1E19原子/cm以上添加した第6半導体領域(たとえばホウ素添加水素化アモルファスSi、ホウ素添加水素化アモルファスSiGeまたはSiC)を
該第2半導体領域部分へ接して設け、アクセプタ不純物を1E19原子/cm以上添加した第7半導体領域(たとえばホウ素添加水素化アモルファスSi、ホウ素添加水素化アモルファスSiGeまたはSiC)を該第3半導体領域部分へ接して設け、該第6半導体領域へ第
10電極を接して設け、該第7半導体領域へ第11電極を接して設ける。
本発明の(6)〜(14)では上記の2つの場合の組み合わせの記述を複雑にしないために、一般的な記述をしている。
ドナー不純物を「第1導電形の不純物」、電子を「第1導電形のキャリア」と呼んだ時はアクセプタ不純物を「第1導電形とは逆導電形の不純物」、正孔を「逆導電形のキャリア」とよぶ。逆にアクセプタ不純物を「第1導電形の不純物」、正孔を「第1導電形のキャリア」と呼んだ時はドナー不純物を「第1導電形とは逆導電形の不純物」、電子を「逆導電形のキャリア」と呼ぶ。
このような一般化して整理された記述により、第2、第3半導体領域の少なくともいずれかに電子選択電極と正孔選択電極を両種類設けた構成が(7)〜(16)に記載された構造の組み合わせにより実現できる。これらは電子、正孔の流れまたはポテンシャルを独立に制御できる構成として有用である。たとえば本発明の電界効果素子がメモリとして動
作するときは、電子選択電極と正孔選択電極の電位を変化させることにより書き込み消去を制御することができる。
本発明の電界効果素子を通常のMISFET(metal insulator semiconductor field-effect transistor)として利用する場合は両種類の電極は不要である。一方、不揮発性
メモリとして利用する場合、書き込み時と消去時とで第1絶縁膜に印加される電界の極性は逆にする必要がある。この電界は第1電極と第1半導体領域間の電位差で印加される。電位差の極性が逆になった場合には第1半導体表面に逆の極性のキャリアが供給される必要がある。この条件が充足されない場合は第1半導体領域の表面または全体が空乏して、第1絶縁膜へ電界がかからなくなる。これらの2種類の電極がない場合は、書き込み時と消去時のどちらかで、必要な極性のキャリアが供給されず、大きなメモリウインドウを再現性良く得ることは困難となる。
本発明の技術により低コスト加工装置群で微細チャネルの特性を有する電界効果素子を製造することができる。
LSIの多層配線の上に低温でメモリ素子、表示素子ブロックなど機能ブロックが搭載できるので、信号処理にフレキシビリティを与えることができ、高速化も可能となる。電子機器の高機能化が促進される。
また、本発明の低温技術により、ガラス基板、有機フレキシブル基板上のディスプレイ回路またはセンサ回路に制御、メモリ機能を搭載することができる。
22 第2電極
30 第3電極
60 第6電極
100 第1半導体領域
101 (第1半導体領域の)第1表面上部
102 (第1半導体領域の)第1表面側部
102−3(第1半導体領域の)第1表面側部下方
103 (第1半導体領域の)第1表面下部
121 (第1半導体領域の)第1表面側部1
122 (第1半導体領域の)第1表面側部2
221 (第2半導体領域の)第2表面側部1
222 (第2半導体領域の)第2表面側部2
321 (第3半導体領域の)第3表面側部1
322 (第3半導体領域の)第3表面側部2
110 第1電極
111 第1絶縁膜
112 第2絶縁膜
113 第3絶縁膜
114 第4絶縁膜
120 (第1半導体領域の)第2端部
130 (第1半導体領域の)第3端部
200 第2半導体領域
201 (第2半導体領域の)第2表面上部
300 第3半導体領域
301 (第3半導体領域の)第3表面上部
400 第4半導体領域
1000 絶縁性支持基板
1010 第10領域
1011 第10絶縁膜
Wp1 第2方向の第1投影幅
W2 第2方向の第2幅
W3 第2方向の第3幅

Claims (29)

  1. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と
    該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第2表面の部分の少なくとも一部の表面上、該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第3表面の部分の少なくとも一部の表面上および該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
    該第1電極は第2半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は第3半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
    (該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きく、
    該第2半導体領域または該第3半導体領域と対向している第10領域を第10絶縁膜を介して設け、該第10領域の電位により該第2半導体領域または該第3半導体領域の抵抗またはコンダクタンスを変化させることを可能とした
    ことを特徴とする電界効果素子。
  2. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第
    3端部間に延在する第1取り囲み表面で囲まれた任意の断面形状を有する柱状の第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1取り囲み表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1取り囲み表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と
    該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第2幅の該第2表面の部分の少なくとも一部の表面上、該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第3幅の該第3表面の部分の少なくとも一部の表面上および該第1取り囲み表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
    さらに該第1絶縁膜は該第1取り囲み表面の側部下方まで延在し、該第1電極が該第1取り囲み表面の側部下方まで該第1絶縁膜上で延在して覆うように設けられ、
    該第1電極は該第1絶縁膜を介して第2半導体領域と該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は該第1絶縁膜を介して第3半導体領域と該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
    (該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きく、
    該第2半導体領域または該第3半導体領域と対向している第10領域を第10絶縁膜を介して設け、該第10領域の電位により該第2半導体領域または該第3半導体領域の抵抗またはコンダクタンスを変化させることを可能とした
    ことを特徴とする電界効果素子。
  3. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と
    該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜上に少なくとも設けられた導電性の第1電極と、
    該第2半導体領域表面上に設けられた第2絶縁膜と
    から少なくとも構成され、
    該第3半導体領域は該第2絶縁膜上に積層され
    該第2半導体領域と該第3半導体領域は該第2半導体領域表面上に設けられた第2絶縁膜で離間され、該第1半導体領域は該第2絶縁膜中の空隙に設けられ、該第1半導体領域の該第1長さおよび該第2半導体領域と該第3半導体領域間距離は該第2絶縁膜厚で決められる
    ことを特徴とする電界効果素子。
  4. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と
    該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜上に少なくとも設けられた導電性の第1電極と、
    該第3半導体領域表面上に設けられた第2絶縁膜と
    から少なくとも構成され、
    該第2半導体領域は該第2絶縁膜上に積層され
    該第2半導体領域と該第3半導体領域は該第3半導体領域表面上に設けられた第2絶縁膜で離間され、該第1半導体領域は該第2絶縁膜中の空隙に設けられ、該第1半導体領域の該第1長さおよび該第2半導体領域と該第3半導体領域間距離は該第2絶縁膜厚で決められる
    ことを特徴とする電界効果素子。
  5. 該第2半導体領域または該第3半導体領域は支持基板に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の電界効果素子。
  6. 該第2半導体領域または該第3半導体領域と対向して第10絶縁膜を介して第10領域を設けたことを特徴とする請求項3または4記載の電界効果素子。
  7. 第1の仕事関数を有する第2電極を該第2半導体領域上に、該第1の仕事関数を有する第3電極を該第3半導体領域上に設けたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電界効果素子。
  8. 第6電極を該第2半導体領域上に、第7電極を該第3半導体領域上に設け
    該第2半導体領域の少なくとも該第6電極が接する部分へ第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加し、該第3半導体領域の少なくとも該第7電極が接する部分へ第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加したことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の電界効果素子。
  9. 第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第4半導体領域を該第2半導体領域部分へ接して設け、該第4半導体領域へ第6電極を接して設けることを特徴とする請求項1、2、3,4、5または6記載の電界効果素子。
  10. 第1導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第5半導体領域を該第3半導体領域部分へ接して設け、該第5半導体領域へ第7電極を接して設けることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、または9記載の電界効果素子。
  11. 該第2半導体領域の禁止帯中央エネルギーに関して仕事関数が該第1の仕事関数と逆側にある材料で構成された第4電極を該第2半導体領域上に更に設けたことを特徴とする請求項記載の電界効果素子。
  12. 該第3半導体領域の禁止帯中央エネルギーに関して仕事関数が該第1の仕事関数と逆側にある材料で構成された第5電極を該第3半導体領域上に更に設けたことを特徴とする請求項記載の電界効果素子。
  13. 第8電極を該第2半導体領域上に設け、
    該第2半導体領域の少なくとも該第8電極が接する部分へ第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加したことを特徴とする請求項8、9、または10
    記載の電界効果素子。
  14. 第9電極を該第3半導体領域上に設け、
    該第3半導体領域の少なくとも該第9電極が接する部分へ第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加したことを特徴とする請求項8、9、または10記載の電界効果素子。
  15. 第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第6半導体領域を該第2半導体領域に接して設け、該第6半導体領域へ第10電極を設けたことを特徴とする請求項8、9、または10記載の電界効果素子。
  16. 第1導電形とは逆導電形の不純物を1E19原子/cm以上添加した第7半導体領域を該第3半導体領域に接して設け、該第7半導体領域へ第11電極を設けたことを特徴とする請求項8、9、または10記載の電界効果素子。
  17. 該第10領域は導電性領域または半導体領域であることを特徴とする請求項1、2、または6記載の電界効果素子。
  18. 該第10領域は支持基板であることを特徴とする請求項1、2、または6記載の電界効果素子。
  19. 該第10領域は支持基板の表面の一部に電気的に分離された形で設けられていることを特徴とする請求項1、2、または6記載の電界効果素子。
  20. 該支持基板の表面に、その表面に第11絶縁膜が設けられた導電配線層が設けられていることを特徴とする請求項5記載の電界効果素子。
  21. 該第1絶縁膜は多層絶縁膜であることを特徴とする請求項1、2、3,4,5または6記載の電界効果素子。
  22. 該多層絶縁膜は少なくとも一つの層内、または層界面にキャリア蓄積機能を有する請求項21記載の電界効果素子。
  23. 該多層絶縁膜は該第1半導体領域の該第1表面から順にシリコン酸化膜\シリコン窒化膜\シリコン酸化膜、シリコン酸化膜\シリコン窒化膜\酸化アルミニュウム、水素化アモルファスシリコン系薄膜\酸化アルミニュウム、水素化アモルファスシリコン系薄膜\シリコン窒化膜\酸化アルミニュウムのうちの一組であることを特徴とする請求項21記載の電界効果素子。
  24. 該第1絶縁膜は該第1表面から順に高誘電率膜、強誘電体膜と積層された膜である請求項21記載の電界効果素子。
  25. 該第1絶縁膜は該第1幅以下の粒径を有する微細物質粒子を含む絶縁膜であることを特徴とする請求項1、2、3,4,5または6記載の電界効果素子。
  26. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と、
    該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第2表面の部分の少なくとも一部の表面上、該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第3表面の部分の少なくとも一部の表面上、および該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜面上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
    第1の仕事関数を有する第2電極を該第2半導体領域上に、該第1の仕事関数を有する第3電極を該第3半導体領域上に設け、
    該第2半導体領域の禁止帯中央エネルギーに関して仕事関数が該第1の仕事関数と逆側にある材料で構成された第4電極を該第2半導体領域上に更に設け、
    該第1電極は第2半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は第3半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
    (該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きい
    ことを特徴とする電界効果素子。
  27. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1表面を有する第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と、
    該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第2表面の部分の少なくとも一部の表面上、該第1表面と連続した部分を含み該第2方向に展開した該第3表面の部分の少なくとも一部の表面上、および該第1表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜面上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
    第1の仕事関数を有する第2電極を該第2半導体領域上に、該第1の仕事関数を有する第3電極を該第3半導体領域上に設け、
    該第3半導体領域の禁止帯中央エネルギーに関して仕事関数が該第1の仕事関数と逆側にある材料で構成された第5電極を該第3半導体領域上に更に設け、
    該第1電極は第2半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は第3半導体領域と該第1絶縁膜を介して該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
    (該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きい
    ことを特徴とする電界効果素子。
  28. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1取り囲み表面で囲まれた任意の断面形状を有する柱状の第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し
    、該第1取り囲み表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1取り囲み表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と、
    該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第2幅の該第2表面の部分の少なくとも一部の表面上、該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第3幅の該第3表面の部分の少なくとも一部の表面上、および該第1取り囲み表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜面上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
    第1の仕事関数を有する第2電極を該第2半導体領域上に、該第1の仕事関数を有する第3電極を該第3半導体領域上に設け、
    該第2半導体領域の禁止帯中央エネルギーに関して仕事関数が該第1の仕事関数と逆側にある材料で構成された第4電極を該第2半導体領域上に更に設け、
    さらに該第1絶縁膜は該第1取り囲み表面の側部下方まで延在し、該第1電極が該第1取り囲み表面の側部下方まで該第1絶縁膜面上で延在して覆うように設けられ、
    該第1電極は該第1絶縁膜を介して第2半導体領域と該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は該第1絶縁膜を介して第3半導体領域と該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
    (該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きい
    ことを特徴とする電界効果素子。
  29. 第1方向に第2端部と第3端部を有し、該第2端部と該第3端部間に該第1方向の第1長さを有し、かつ該第1方向に交差する第2方向に第1投影幅を有し、該第2端部と該第3端部間に延在する第1取り囲み表面で囲まれた任意の断面形状を有する柱状の第1半導体領域と、
    該第2端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第2幅を有し、該第1取り囲み表面と一部連続した第2表面を有する第2半導体領域と、
    該第3端部に接して設けられ、かつ該第2方向に該第1投影幅より大きい第3幅を有し、該第1取り囲み表面と一部連続した第3表面を有する第3半導体領域と、
    からなる複合半導体領域と、
    該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第2幅の該第2表面の部分の少なくとも一部の表面上、該第1取り囲み表面と連続した部分を含む該第3幅の該第3表面の部分の少なくとも一部の表面上、および該第1取り囲み表面の該第2表面と該第3表面とに挟まれた部分の表面上に少なくとも設けられた第1絶縁膜と、
    該第1絶縁膜面上に設けられた導電性の第1電極とから構成され、
    第1の仕事関数を有する第2電極を該第2半導体領域上に、該第1の仕事関数を有する第3電極を該第3半導体領域上に設け、
    該第3半導体領域の禁止帯中央エネルギーに関して仕事関数が該第1の仕事関数と逆側にある材料で構成された第5電極を該第3半導体領域上に更に設け、
    さらに該第1絶縁膜は該第1取り囲み表面の側部下方まで延在し、該第1電極が該第1取り囲み表面の側部下方まで該第1絶縁膜面上で延在して覆うように設けられ、
    該第1電極は該第1絶縁膜を介して第2半導体領域と該第2方向へ第2重畳幅、該第1方向へ第2重畳長さだけ重畳し、該第1電極は該第1絶縁膜を介して第3半導体領域と該第2方向へ第3重畳幅、該第1方向へ第3重畳長さだけ重畳し、
    (該第1電極の第2重畳幅)/(該第1電極の第2重畳長さ)および(該第1電極の第3重畳幅)/(該第1電極の第3重畳長さ)が(該第1投影幅)/(該第1長さ)より大きい
    ことを特徴とする電界効果素子。
JP2014263047A 2014-12-25 2014-12-25 電界効果素子 Active JP6432775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014263047A JP6432775B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 電界効果素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014263047A JP6432775B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 電界効果素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016122784A JP2016122784A (ja) 2016-07-07
JP6432775B2 true JP6432775B2 (ja) 2018-12-05

Family

ID=56327530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014263047A Active JP6432775B2 (ja) 2014-12-25 2014-12-25 電界効果素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6432775B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2888878B2 (ja) * 1989-10-02 1999-05-10 株式会社東芝 半導体装置
JP2729422B2 (ja) * 1991-10-22 1998-03-18 三菱電機株式会社 半導体装置
JPH11274325A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Toshiba Corp 半導体装置及びその製造方法
JP4282699B2 (ja) * 2006-09-01 2009-06-24 株式会社東芝 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016122784A (ja) 2016-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhu et al. Spin on dopants for high-performance single-crystal silicon transistors on flexible plastic substrates
JP6035245B2 (ja) 電界効果トランジスタデバイスを製造する方法
JP5031809B2 (ja) 半導体装置
KR20170065070A (ko) 전계 효과 트랜지스터 및 이를 포함하는 반도체 소자
JP2009038201A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
CN103545372A (zh) 具有沟槽场板的FinFET
CN109564892B (zh) 非晶态金属热电子晶体管
JP2004111900A (ja) 超微細soimosfet及びその製造方法
CN103972234B (zh) 集成电路、半导体器件和制造半导体器件的方法
US8486754B1 (en) Method for manufacturing a gate-control diode semiconductor device
US7525136B2 (en) JFET device with virtual source and drain link regions and method of fabrication
US20130178012A1 (en) Method for manufacturing a gate-control diode semiconductor device
JP6298307B2 (ja) 半導体メモリ装置およびその製造方法
TWI231603B (en) Semiconductor device, thin film transistor, circuit device and liquid crystal display
TWI585982B (zh) 集成於垂直閘極鰭式場效二極體之靜電放電及被動結構
JP5841013B2 (ja) 半導体装置
CN104867834A (zh) 基于soi衬底的单杂质原子无结硅纳米线晶体管及制备方法
JP2012079992A (ja) 半導体装置
JP6432775B2 (ja) 電界効果素子
JP6120340B2 (ja) 異種材料接合を有する半導体デバイス
TW201946279A (zh) 具有低隨機電報訊號雜訊之半導體元件
CN105448993A (zh) 半导体装置
JP6131781B2 (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびに液晶表示装置
JP5799620B2 (ja) 半導体装置
JPS63204655A (ja) Misトランジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20171110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181002

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6432775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250