JP6432182B2 - サービス提供装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、サービス提供装置、方法、及びプログラムに関する。
近年、カメラ等で撮像した撮像画像に画像処理を実行して、撮像画像から通常とは異なる事態の発生を自動的に検知したり、撮像画像内に特定の対象物が含まれるか否かを判定したりする手法の開発が進められている。一般的にこうした画像判定では、撮像画像と、判定の基準となる対象物の画像(判定用画像)との特徴量を比較する手法が用いられる。
しかし、例えば屋外等で撮像した撮像画像では、判定の対象物に照射される光の照度が変化する等、撮像画像の撮像条件と判定用画像の撮像条件とが異なる場合があり、そのため、異常事態の検知精度及び対象物の判定精度が落ちることがある。
従って、従来では、まず撮像画像の輝度データに基づいて、予め定めた輝度データと撮像画像の特徴量との関係から、撮像画像の特徴量の基準データを求める。そして、求めた基準データと撮像画像から得られた特徴量との差分を比較することで、明るさが変化する状況下で撮像された撮像画像であっても、撮像画像から通常とは異なる事態の発生を自動的に検知する監視装置が提案されている。
特開平9−322151号公報
更に最近では、スマートフォン等の情報機器に対して、撮像した画像に様々な加工及び修正を手軽に実行することができるソフトウエア等が提供されており、撮像画像の背景を除去する等の加工が施された撮像画像が増加しつつある。
従って、同じ対象物を撮像した撮像画像であっても、対象物を撮像する際の角度及び露光量等の撮像条件、及び撮像画像に対する画像処理により、撮像画像に含まれる対象物の表示態様が変化し、撮像画像に対象物は含まれていないと誤認識される場合がある。
一つの側面として、本発明は、撮像画像に対象物が含まれるか否かを判定する精度の向上を図ることを目的とする。
一つの態様では、プログラムは、コンピュータに、商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して変形画像を生成する。そして、プログラムは、生成した変形画像を、撮像画像にマークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供することを実行させる。
一つの側面として、撮像画像に対象物が含まれるか否かを判定する精度の向上を図ることができる。
図1は、撮像画像の一例を示す図である。 図2は、サービス提供システムの一例を示す図である。 図3は、画像の類似性を判定する処理の一例を示す図である。 図4は、判定用画像のデータベース構造の一例を示す図である。 図5は、コンピュータで実現するサービス提供システムの一例を示す図である。 図6は、第1実施形態に係るサービス提供システムの判定用画像生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、変形処理の一例を示す図である。 図8は、変形処理の一例を示す図である。 図9は、第1実施形態に係るサービス提供システムの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、第2実施形態に係るサービス提供システムの判定用画像生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、商品の立体モデルを回転させる変形処理の一例を示す図である。 図12は、商品の立体モデルの変形処理の一例を示す図である。 図13は、第2実施形態に係るサービス提供システムの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
近年、個人や企業のコミュニティ手段として、何らかの結びつきを有するコミュニティ間で情報を共有するソーシャルネットワーキングサービス(SNS:social networking service)が活発に利用される。SNSでは、テキスト、画像、音声等を用いてコミュニティ間で情報拡散が行われるため、企業にとって重要な広告媒体の一つとして認識されつつある。それに伴い、SNSを利用した、商品の販売促進を目的としたキャンペーンが実施される機会が増加している。
そこで本実施形態では、例えば、ユーザが、あるメーカーが販売する商品を撮像した画像をSNSに投稿すると、画像に商品が含まれるか否かを判定し、商品が含まれる画像を投稿したユーザにプレゼント等を提供するシステム例について説明する。なお、キャンペーン対象の商品種類に制限はないが、ここでは一例として、飲料メーカーが販売する缶入り飲料である商品Aをキャンペーン対象の商品として説明する。
ところで、こうしたキャンペーンを実施するには、ユーザがSNSに投稿した図1に示すような撮像画像の中に、商品Aを表すマークが含まれているか否かを判定する必要がある。図1からもわかるように、商品Aは様々なアングルから撮像される場合があり、また、商品Aのマークは缶の側面に沿って表示されている上、缶を手で持つ等の行為によりマーク全体が撮像されず、マークの一部が欠けた状態で撮像される場合がある。
また、例えば飲料メーカーが、商品Aのマークを表示した宣伝用の旗を写した画像をSNSに投稿したユーザにもプレゼントを提供するとした場合、風等の影響により旗の形態が変化することから、商品Aのマークが歪んだ状態で撮像される場合がある。こうしたマークの歪みは、撮像画像を撮像するカメラのレンズに広角レンズ、又は魚眼レンズを装着した場合にも生ずる場合がある。
このように、同じマークであっても様々な状態で撮像されることから、撮像画像に商品Aのマークが含まれているか否かを判定することが困難になることが多い。
なお、図1の例では、撮像画像における商品Aの位置を明示するため、商品Aを矩形で囲んだが、ユーザがSNSに投稿した撮像画像に商品Aを囲む矩形は存在しない。また、ここで言うマークは、商品Aの販売元のメーカーを識別するマーク、商品Aを識別するマーク、キャンペーンマーク等、商品Aに表示されたマークであれば何れのマークであってもよい。また、マークはテキストであっても図案であってもよく、また、テキストと図案が結合して1つのマークを表すものであってもよい。
また、近年ではスマートフォン等の情報機器に対して、撮像した画像に様々な加工をすることができるソフトウエア等が提供されているため、ユーザが画像処理を施した撮像画像をSNSに投稿する機会も増加している。
画像処理には、例えば、画像の回転、拡大縮小、色の変更、画像のぼかし、背景除去、及び画像の質感を変えて特定の演出効果を高めたエフェクト処理等、元の撮像画像を加工する様々な処理が含まれる。なお、画像のぼかしはソフトブラーとも称される。
エフェクト処理の具体例として、画像の輪郭を抽出して漫画風に加工する処理、及び画像全体をぼかした上で画像周辺部の輝度を画像中央部の輝度より低くし、かつ、彩度及びコントラストを実際の値より高く設定したトイカメラ風に加工する処理等がある。その他、時間の経過を演出するため画像をセピア色に加工したヴィンテージ風、コントラスト差を強調したポップアート風に加工する処理等、特定の演出効果を引き出すために行われる様々な画像処理がエフェクト処理に含まれる。
従って、商品Aのマークを含む撮像画像であっても、当該撮像画像に画像処理が施されている場合、撮像画像に商品Aのマークが含まれているか否かを判定することが困難になることが多い。
そこで、以下に示す実施形態では、撮像条件が異なったり、画像処理が施されたりした様々な撮像画像から、予め定めた対象物が含まれるか否かを精度よく判定するための判定用画像を生成するシステムについて説明する。
(第1実施形態)
図2は、本実施形態に係るサービス提供システム10の一例を示した図である。
サービス提供システム10は、サービス提供装置20、ユーザ端末30、ソーシャルネットワーキングサービスサーバ40(以下、SNSサーバ40という)、及びサービス依頼端末50が通信回線60により接続されたシステムである。なお、本実施形態に係る通信回線60はインターネット回線として説明するが、通信回線60の種別はこれに限定されるものではない。例えば、通信回線60は専用回線であっても、社内LAN等のイントラネット回線であってもよい。また、通信回線60は有線、無線、又は有線と無線との混在の何れの形態で構築されていてもよい。
ユーザ端末30は、ユーザが商品Aの写った撮像画像をSNSに投稿するための端末である。ユーザ端末30は、PC(Personal Computer)、ノートPC、タブレット型端末、及びスマートフォン等、通信回線60を介してSNSサーバ40へ撮像画像のデータを送信する機能を有する情報機器であれば、何れの情報機器であってもよい。
SNSサーバ40は、ユーザ端末30から送信された撮像画像を記憶するサーバであり、撮像画像を送信したユーザが設定したセキュリティーポリシーに基づいて、撮像画像の公開先等を管理する。
サービス依頼端末50は、例えば、商品Aのキャンペーンを実施する飲料メーカーに設置され、商品Aのキャンペーンに必要な情報を、後述するサービス提供装置20との間で相互に送受信する。サービス提供装置20との間のデータ送受信にはサービス依頼端末50に予め実装されているブラウザが用いられるが、サービス提供装置20を管理する管理者が提供する専用アプリケーションを用いてもよい。なお、サービス依頼端末50の設置場所はキャンペーンを実施する企業内に限られず、状況に応じてどのような場所に設置してもよいことは言うまでもない。
また、ユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50の各々は、通信回線60に複数接続される形態であってもよい。
サービス提供装置20は、通信部21、提供部22、判定部23、及びドキュメントデータベース24を含む。以降、ドキュメントデータベース24を単にデータベース24と称す。
通信部21は、サービス提供装置20を通信回線60に接続し、ユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50等の情報機器との間で相互に必要なデータを送受信する。
具体的には、通信部21は受付部25及び出力部26を含み、受付部25はユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50からデータを受け付ける。また、出力部26は、必要に応じてサービス提供装置20に含まれるデータをユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50へ出力する。
例えば、商品Aのキャンペーン準備として、飲料メーカーがサービス依頼端末50から商品Aのマークの画像を、通信回線60を介してサービス提供装置20の受付部25へ送信する。なお、サービス依頼端末50からサービス提供装置20へ送信される商品Aのマークの画像を、他の画像と区別するため“登録画像”と称す。また、サービス依頼端末50からサービス提供装置20へ送信される登録画像は静止画、動画の何れであってもよいが、一例として本実施形態に係る登録画像は静止画とする。
また、受付部25は、サービス依頼端末50から商品Aの色、大きさ、形状、素材、及び用途等の商品Aに関する情報、並びに登録画像に対して実行したい変形処理の指示を含んだ付加情報を受け付けることができる。商品Aの形状とは、例えば商品Aを眺めた際の形状が球形なのか、円柱形なのかといった情報であり、商品Aの素材とは、例えば商品Aの表面が金属なのか、プラスチックなのかといった情報である。また、商品Aの用途とは、例えば主な使用場所、主に使用される時間帯、持ち運び可能か否かといった可搬性に関する内容等、商品Aの利用ケースに関する情報である。また、登録画像に対して実行したい変形処理の指示とは、例えば登録画像に対してぼかし処理を実行したいとか、背景を除去したい等の画像処理の指示をいう。
なお、サービス依頼端末50は上記に示した付加情報の各項目をすべて受付部25へ送信する必要はなく、例えば、商品Aの形状のみを受付部25へ送信するようにしてもよい。
提供部22は生成部27を含み、生成部27は受付部25が受け付けた登録画像に変形処理を実行して変形画像を生成する。
具体的には、生成部27は画像の回転、拡大縮小等を実行する各種の画像処理アルゴリズムを予め含み、例えば、受付部25で受け付けた付加情報に基づいて登録画像に画像処理を実行することで登録画像の変形画像を生成する。
そして、生成部27は公知の特徴抽出アルゴリズムを用いて、登録画像と生成した変形画像との特徴量を算出する。
本実施形態に係る生成部27では、特徴抽出アルゴリズムの一例としてBRISK(Binary Robust Invariant Scalable Keypoints)が用いられるが、生成部27で用いられる特徴抽出アルゴリズムはこれに限定されない。例えば、商品Aは傾けた状態で用いられることが多いという付加情報を受け付けた場合、傾斜した物体を含む画像の特徴抽出を得意とする特徴抽出アルゴリズムを用いる等してもよい。
なお、BRISKとは、画像の離れた2点の輝度差に着目するというBRIEF(Binary Robust Independent Elementary Features)にスケール不変性と回転不変性を導入した特徴抽出アルゴリズムである。BRISKは、画像からスケールや回転に不変な特徴量を抽出する代表的な特徴抽出アルゴリズムであるSIFT(Scale Invariant Feature Transform)やSURF(Supped Up Robust Feature)に比べて、スケールや回転に変動がある画像から精度よく特徴量を抽出する。
図3は、登録画像及び変形画像の各々から抽出した特徴量に基づいて、生成部27で実施される登録画像及び変形画像の類似性を判定する処理の一例を示した図である。
今、特徴抽出アルゴリズムによって抽出された変形画像の特徴量aが、^a=[a,・・・,a]のベクトル量で示され、変形処理前の登録画像の特徴量bが、^b=[b,・・・,b]のベクトル量で示されるものとする。ここで、N+1(0≦N≦∞)は特徴量の次元数を表し、記号“^”はベクトルを表す。
この際、生成部27は2つの画像の各々から抽出した特徴量の距離を算出して、算出された距離の値が予め定めた閾値(類似判定閾値S1)以下となる場合に、登録画像と変形画像とは類似した画像であると判定する。なお、本実施形態に係る生成部27では、画像の類似度を示す特徴量の距離として、例えば、(1)式に示したL2距離とも称されるユークリッド距離を用いる。
ここでdL(^a,^b)は特徴量a及び特徴量bの間のL2距離を表す。従って、dL(^a,^b)の値が小さくなるに従って、登録画像と変形画像との類似度が増す。
なお、画像間の類似度の判定はL2距離を用いた方法に限られない。例えば、各々の画像から抽出した、特徴抽出に適した箇所である特徴点の特徴量をベクトル空間に写像し、各々の画像の特徴点のベクトル分布を統計的手法及び機械学習等を用いて比較することで、登録画像と変形画像との類似度を判定するようにしてもよい。
また、例えば、(2)式で示されるLp距離等、画像間の類似度の判定には、画像の類似度を定量的に示すことができる何れの指標であっても用いることができる。
ここでdL(^a,^b)は特徴量a及び特徴量bの間のLp距離を表す。
そして、生成部27は、算出したL2距離が類似判定閾値S1以下の場合、すなわち登録画像と変形画像とが類似している場合、登録画像と変形画像とが類似しなくなるまで、登録画像に対して変形処理を行う。
一方、算出したL2距離が類似判定閾値S1より大きい場合、すなわち登録画像と変形画像とが類似していない場合、生成部27は登録画像に対する変形処理を終了する。
このようにして、生成部27は登録画像から互いの画像の特徴量の差が類似判定閾値S1を超える変形画像を生成する。
提供部22は、生成部27が生成した変形画像を、ユーザがSNSサーバ40に投稿した撮像画像に登録画像で示されるマークが付された商品Aが含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として後述するデータベース24に記憶して、判定部23へ提供する。
データベース24には、提供部22から提供された商品Aに対する判定用画像が記憶される。また、データベース24には、例えばMongoDBに代表されるドキュメントデータベースが用いられる。MongoDBは、コレクション毎に複数のドキュメントを有し、各ドキュメントでは判定用画像の構造やデータ型に応じて自由なフィールドを定義することができるドキュメントデータベースである。MongoDBは、従来のRDB(Relational Database)と比較して、記憶する判定用画像の増加に伴うデータベースの分散化が容易であり、いわゆるビッグデータの管理に適したデータベースである。
図4は、判定用画像のデータベース構造の一例を示した図である。なお、図4において“//”に続いて記載された表記は、対応するフィールドの内容を説明したコメントである。
本実施形態に係るデータベース24には、例えば主キー、保存時刻、撮像者情報、撮像された物体情報、特徴抽出アルゴリズム情報、画像の特徴量、変形画像生成の判定アルゴリズム、画像に適用したエフェクト情報、及び画像格納先等が含まれる。
なお、本実施形態に係るデータベース24では判定用画像を記憶するためMongoDBを使用したが、使用するデータベースはこれに限定されず、他の種類のデータベースを用いてもよい。また、データベースを使用せずに、例えばNTFS(NT File System)のような公知のファイルシステムを利用するようにしてもよい。
一方、受付部25は、商品Aのキャンペーン期間中にSNSサーバ40に投稿された撮像画像を受け付ける。
判定部23は、受付部25から撮像画像を受け取り、生成部27と同じ特徴抽出アルゴリズムを用いて撮像画像の特徴量を抽出する。そして、判定部23は、撮像画像の特徴量と、データベース24に記憶される商品Aの判定用画像の特徴量とから、例えば(1)式に従って画像の類似度を示すL2距離を算出する。そして、判定部23は、算出したL2距離と類似判定閾値S1を比較することで、撮像画像内に登録画像で示されるマークが付された商品Aが含まれるか否かを判定する。
出力部26は、判定部23での判定結果に応じて、例えば商品Aが含まれた撮像画像を投稿したユーザへ、プレゼントの応募フォームにリンクするURL等の商品Aのキャンペーンに関する情報を記載したメール等を出力する。なお、受付部25は、SNSサービス毎に予め用意されたAPI(Application Programming Interface)を用いることで、SNSサーバ40で管理される撮像画像と、メールアドレス等の撮像画像の提供元を特定する情報とを取得することができる。
次に、図5に、サービス提供システム10に含まれるサービス提供装置20、ユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50を、コンピュータで実現可能な一例としてのコンピュータシステム100を示す。
サービス提供システム10としての図5に示すコンピュータシステム100は、サービス提供装置20としてのコンピュータ200を含む。更に、コンピュータシステム100は、ユーザ端末30としてのコンピュータ300、SNSサーバ40としてのコンピュータ400、サービス依頼端末50としてのコンピュータ500を含む。
コンピュータ200は、CPU202、メモリ204、及び不揮発性の記憶部206を含む。CPU202、メモリ204、及び不揮発性の記憶部206は、バス208を介して互いに接続される。また、コンピュータ200は、キーボード及びマウス等の入力部210、並びにディスプレイ等の表示部212を備え、入力部210及び表示部212はバス208に接続される。また、コンピュータ200は、記録媒体232に対して読み書きするためのIO214を備え、IO214はバス208に接続される。更に、コンピュータ200は、通信回線60に接続するためのインタフェースを含む通信IF(Interface)216を備え、通信IF216もバス208に接続される。なお、記憶部206はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。
記憶部206には、コンピュータ200を図2に示すサービス提供装置20として機能させるためのサービス提供プログラム218、類似判定情報格納領域228、及びデータベース格納領域230が記憶される。記憶部206に記憶されたサービス提供プログラム218は、通信プロセス220、提供プロセス222、及び判定プロセス224を含む。
CPU202は、サービス提供プログラム218を記憶部206から読み出してメモリ204に展開し、サービス提供プログラム218が有する各プロセスを実行する。また、CPU202は、類似判定情報格納領域228に含まれる類似判定情報を類似判定閾値S1としてメモリ204に展開する。また、CPU202は、データベース格納領域230に含まれるデータベースを構成する情報をメモリ204に展開し、データベース24を構成する。
CPU202がサービス提供プログラム218を記憶部206から読み出してメモリ204に展開し、サービス提供プログラム218を実行することで、コンピュータ200が図2に示すサービス提供装置20として動作する。また、CPU202が通信プロセス220を実行することで、コンピュータ200が図2に示す受付部25及び出力部26を含む通信部21として動作する。また、CPU202が提供プロセス222を実行することで、コンピュータ200が図2に示す生成部27を含む提供部22として動作する。更に、CPU202が判定プロセス224を実行することで、コンピュータ200が図2に示す判定部23として動作する。
なお、サービス提供装置20は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係るサービス提供装置20の作用を説明する。本実施形態に係るサービス提供装置20は、データベース24に商品Aの判定用画像が記憶されていない場合に、判定用画像生成処理を実行する。
図6は、本実施形態に係る判定用画像生成処理の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、ステップS10では、判定用画像生成処理を実行するために必要な初期化処理を実行する。具体的には、生成部27はメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得する。
ステップS20では、受付部25はサービス依頼端末50から商品Aの登録画像を受信したか否かを判定する。否定判定の場合には、登録画像を受信するまでステップS20の処理を繰り返す。一方、肯定判定の場合には、受信した登録画像と登録画像の複製とをメモリ204の予め定めた領域に保存する。なお、登録画像に付加情報が付加されている場合には、受付部25は更に登録画像と付加情報とを関連づけて、登録画像及び付加情報をメモリ204の予め定めた領域に保存する。
ステップS30では、生成部27は、ステップS20の処理で受信した登録画像に対して変形処理を実行する。登録画像に対して実行する変形処理の内容は、登録画像に関連付けられた付加情報がある場合には、当該付加情報の内容に基づいて決定される。
例えば、商品Aの形状は円柱形、素材は金属で主に手に持って屋外で用いられるという付加情報の場合、商品Aの形状が円柱形であり、手に持って使用されるということから、生成部27は商品Aのマークの一部が欠けた状態で撮像される傾向があると判断する。また、商品Aの素材は金属で主に屋外で利用されるという付加情報から、生成部27は商品Aのマークに光が反射した状態で撮像される傾向があると判断する。
以上の判断結果から、生成部27はステップS20の処理で受信した登録画像に対して、登録画像を円柱形の側面に沿って湾曲させ、一部が欠けたように見える画像処理を行う。そして生成部27は、画像処理を行った登録画像に対して、更に太陽光があたった際の色合い及び明るさを表現するエフェクト処理を行う。
なお、生成部27は、付加情報によって指定された内容と、当該内容が指定された際に登録画像に対して実行する変形処理と、の対応を規定した対応表を予め備えており、生成部27は対応表を参照することで、登録画像に実行する変形処理の内容を決定する。なお、生成部27で登録画像に対して実行する変形処理の内容に制限はなく、様々な公知の変形処理が実行される。
例えば、商品Aを照らす光源の種類により、商品Aに照射される光量及び光の波長等が変わり商品Aの明るさや色合いが変化することから、付加情報には撮像時の天候や、太陽、蛍光灯、またはろうそく等といった光源の種類が指定される場合もある。この場合、生成部27は対応表を参照して、こうした商品Aの周囲を照らす光源、すなわち環境光源に関する情報に対応した変形処理を登録画像に実行する。
図7は、生成部27で登録画像に対して実行する変形処理の一例を示した図である。生成部27は付加情報の指定内容に応じて、ぼかし、背景除去、歪み、きらめき加工、天候や環境光に応じた加工、トイカメラ等の特徴的なカメラの画像に特有の加工、ポップアート風、漫画風、及びヴィンテージ風等、様々な変形処理を登録画像に実行する。
ステップS40では、生成部27は、BRISK法を用いてステップS30の処理で生成した変形画像の特徴量^a、及びステップS20の処理でメモリ204に保存した登録画像の複製の特徴量^bを各々の画像から抽出する。
そして、生成部27は、変形画像の特徴量^aと登録画像の複製の特徴量^bから、(1)式に従ってお互いの画像の類似度を示すL2距離dL(^a,^b)を算出する。
ステップS50では、ステップS40の処理で算出したL2距離dL(^a,^b)が、ステップS10の処理で取得した類似判定閾値S1より大きいか否か、すなわち変形画像と登録画像とが類似していないか否かを判定する。
ここで変形画像と登録画像とが類似するということは、換言すれば、当該変形画像を用いても、変形処理前の登録画像を用いてSNSに投稿された撮像画像に商品Aが含まれるか否か判定した場合の判定精度と同等程度の判定精度しか得られないことになる。また、前述したように、SNSに投稿される撮像画像は撮像条件が異なったり、様々な画像処理が施されたりする場合があるため、これらを考慮していない登録画像に類似した変形画像では、撮像画像に商品Aが含まれるか否かを精度よく判定することができない。
従って、本ステップの判定が否定判定の場合、すなわち変形画像と登録画像とが類似している場合にはステップS60へ移行する。そして、ステップS60において生成部27は、ステップS30の処理で生成した変形画像に対して、付加情報の内容に応じた変形処理を更に実行し、ステップS30の処理で生成した変形画像に比べて変形の度合いが増した変形画像を生成する。そしてステップS40に移行し、ステップS40〜S60の処理を繰り返すことで、生成部27は、登録画像の特徴量との差が類似判定閾値S1より大きい特徴量を有する変形画像を生成する。
一方、ステップS50の判定処理で肯定判定となった場合には、ステップS70へ移行する。ステップS70では、提供部22は、ステップS50の判定処理で登録画像と類似していないと判定された変形画像を判定用画像として、メモリ204の予め定めた領域に保存する。
以上により、判定用画像生成処理を終了する。
なお、ステップS20の処理で受信した登録画像に付加情報が付加されていない場合には、生成部27は商品Aの種類に共通する一般的特徴に従って、予め定めた変形処理を登録画像に実行すればよい。例えば、商品Aが缶入り飲料であれば、円柱形の側面に登録画像が表示される場合が一般的であり、登録画像全体が写るように撮像されるケースは稀であると考えられるため、登録画像の一部が欠けた変形処理を実行する。
また、ステップS30の処理では、登録画像に関連付けられた付加情報の内容に基づいて登録画像に変形処理を実行した。しかし、例えば背景除去等の予め定めた変形処理を実行する前処理を登録画像に対して行い、前処理終了後の登録画像に対して、付加情報の内容に基づいた変形処理を実行するようにしてもよい。なお、前処理で実行する変形処理は背景除去に限られない。例えば、前処理を行わない場合と比較して登録画像の特徴量がより正確に抽出されるような変形処理が実行される。
図8は、登録画像に前処理を行った上で、判定用画像を生成する流れの一例を示した図である。図8に示した例では、前処理で飛行機のマークを表した登録画像の背景を除去し、背景が除去された登録画像に対してステップS30以降の各処理を実行することで判定用画像が生成される。ただし、ステップS50の処理において、ステップS30の処理で生成した変形画像と特徴量を比較する画像は、ステップS20の処理で受信した登録画像ではなく、前処理終了後の登録画像となる。
この場合、前処理で登録画像を一旦変形することで、前処理を行わない場合と比較して登録画像の特徴量がより正確に抽出される場合があることから、ステップS50の判定処理において、より正確に変形画像との特徴量の差を判定することができる。すなわち、前処理を実行しない場合と比較して、登録画像と変形画像との類似度をより正確に判定して登録画像に類似しない変形画像を判定用画像とすることができる。従って、このようにして生成された判定用画像を用いることで、SNSに投稿された撮像画像に商品Aが含まれるか否かをより精度よく判定することができる。
図9は、図6に示した判定用画像生成処理の終了後、商品Aのキャンペーン期間中にサービス提供装置20において実行される判定処理の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、ステップS100では、受付部25はSNSサーバ40を参照し、SNSサーバ40に投稿された撮像画像があるか否かを判定する。否定判定の場合にはS100の処理を繰り返し、継続してSNSサーバ40を参照する。一方、肯定判定の場合には、SNSサーバ40から撮像画像を1枚取得して、メモリ204の予め定めた領域に保存すると共に、ステップS110へ移行する。この際、受付部25は、取得した撮像画像を投稿したユーザを一意に示す識別情報、例えばメールアドレスを、SNSサーバ40を管理する管理者等から提供されたAPIを用いて取得し、撮像画像と関連付けてメモリ204に保存する。
ステップS110では、判定部23は、データベース24から商品Aの判定用画像を、その判定用画像の特徴量と共に取得する。
ステップS120では、判定部23は、例えば、ステップS110の処理で取得した判定用画像の大きさを変えながら撮像画像を走査することで画像のマッチングを行う。そして、判定部23は、判定用画像と最も類似すると判定された撮像画像の領域の特徴量を、生成部27で用いられたものと同じ特徴抽出アルゴリズムを用いて算出する。
そして、判定部23は、本ステップで抽出した撮像画像の特徴量と、ステップS110の処理で取得した判定用画像の特徴量とから、例えば(1)式に従ってお互いの画像の類似度を示すL2距離を算出する。なお、ここでは撮像画像と判定用画像とのL2距離を算出したが、L2距離以外の画像の類似度を示す指標を算出するようにしてもよい。
そして、ステップS130では、判定部23はメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得し、ステップS120で算出したL2距離が類似判定閾値S1以下か否かを判定する。本ステップの判定結果が肯定判定の場合、すなわち撮像画像に商品Aの判定用画像と類似する領域が含まれると判定された場合にはステップS150へ移行する。
ステップS150では、撮像画像の一部と商品Aの判定用画像とが類似することから、判定部23は、撮像画像に商品Aの画像が含まれていると判定する。
そして、ステップS160では、判定部23は出力部26に対して、撮像画像を投稿したユーザへプレゼントの応募フォームにリンクするURL等の商品Aのキャンペーンに関する情報を記載したメールを出力するよう依頼する。出力部26は、判定部23からの依頼に基づいてメールを作成し、ステップS100の処理で取得した、撮像画像を投稿したユーザのメールアドレス宛に作成したメールを出力し、図9に示した判定処理を終了する。
一方、ステップS130の判定処理において否定判定となった場合にはステップS140へ移行する。そして、ステップS140では、判定部23は撮像画像には商品Aの画像が含まれていないと判定し、図9に示した判定処理を終了する。
なお、図9に示した判定処理は、商品Aのキャンペーン期間中、繰り返し実行される。
判定処理の結果、サービス提供装置20からのメールを受信したユーザは、例えば、メールに記載されたURLにアクセスして応募フォームに必要事項を入力することで、飲料メーカーからプレゼントをもらえる等の特典を得ることができる。
なお、図9に示した判定処理では、撮像画像に商品Aの画像が含まれると判定される度に、撮像画像を投稿したユーザへメールを送信したが、メールの送信タイミングはこれに限定されない。例えば、メールをメモリ204に保存しておき、商品Aのキャンペーン期間終了後に、撮像画像を投稿したユーザへメールを送信するようにしてもよい。
また、サービス提供装置20は、判定部23での判定結果及び撮像画像の提供元を特定する情報を、商品Aのキャンペーン実施元である飲料メーカーのサービス依頼端末50へ出力するようにしてもよい。この場合、飲料メーカーはSNSを利用する商品Aの顧客情報を収集することができる。
このように、本実施形態に係るサービス提供装置20は商品Aの色、大きさ、形状、素材、及び用途等を含んだ付加情報に基づいて、撮像画像に含まれる商品Aの撮像条件の傾向及び撮像画像に施される画像処理の傾向に応じた判定用画像を生成することができる。また、付加情報がない場合であっても、商品Aの種類に共通する一般的特徴に応じて予め定めた変形処理を登録画像に実行することで、撮像画像に含まれる商品Aの撮像条件の傾向及び撮像画像に施される画像処理の傾向に応じた判定用画像を生成することができる。更に、判定用画像は登録画像の特徴量との差異が類似判定閾値S1より大きくなるように変形処理される。従って、変形処理を行わないで登録画像をそのまま判定用画像として用いた場合と比較して、撮像画像に商品Aが含まれるか否かを精度よく判定することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態に係るサービス提供システムは、図2に示した第1実施形態に係るサービス提供システム10と同様である。従って、第2実施形態に係るサービス提供システムは、図5に示した第1実施形態に係るコンピュータシステム100と同様のコンピュータシステムによって実現することができる。
ただし、図2においてサービス提供装置20をサービス提供装置20A、生成部27を生成部27A、判定部23を判定部23A、及び提供部22を提供部22Aと読み替える。また、図5においてコンピュータ200をコンピュータ200A、提供プロセス222を提供プロセス222A、判定プロセス224を判定プロセス224A、サービス提供プログラム218をサービス提供プログラム218Aにそれぞれ読み替えるものとする。
ここでは、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
本実施形態に係るサービス提供装置20Aでは、第1実施形態に示した付加情報に加え、更にサービス依頼端末50から登録画像が付される商品Aの立体モデルデータを受け付ける。そして、サービス提供装置20は、立体モデルデータに基づいて商品Aの立体モデルを形成し、形成した立体モデル上に登録画像を貼り付けた変形画像を生成する。
そのため、生成部27Aは、立体モデルの生成、回転、加工等、立体モデルに対する画像処理を行うための公知のアルゴリズムを含んでいるものとする。
次に、本実施形態に係るサービス提供装置20Aの作用を説明する。本実施形態に係るサービス提供装置20Aは、データベース24に商品Aの判定用画像が記憶されていない場合に、判定用画像生成処理を実行する。図10は、本実施形態に係る判定用画像生成処理の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、ステップS200では、判定用画像生成処理を実行するために必要な初期化処理を実行する。具体的には、生成部27Aはメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得する。
ステップS210では、受付部25はサービス依頼端末50から商品Aの登録画像及び商品Aの立体モデルデータを含む付加情報を受信したか否かを判定する。否定判定の場合には、登録画像及び付加情報を受信するまでステップS210の処理を繰り返す。一方、肯定判定の場合には、受付部25は受信した登録画像をメモリ204の予め定めた領域に保存すると共に、登録画像と付加情報とを関連づけてメモリ204の予め定めた領域に保存する。
ステップS220では、生成部27Aは、ステップS210の処理で受け付けた立体モデルデータから、商品Aの立体モデルを形成する。そして、生成部27Aは形成した商品Aの立体モデルの表面に沿って、ステップS210の処理で受け付けた登録画像を貼り付ける画像処理を行う。なお、立体モデルにおける登録画像の貼り付け位置は、例えば付加情報としてサービス依頼端末50から指定してもよい。そして、生成部27Aは、予め定めた位置から立体モデルを見た場合の画像を変形画像として生成する。
図11に示す変形画像1は、本ステップによって生成された変形画像の一例を示した画像である。図11に示す変形画像1では、球体を表す立体モデルの表面に沿って登録画像であるマーク“ABC”が付された変形画像が示されている。
ステップS230では、生成部27Aは、ステップS220で生成した変形画像を基準画像として、メモリ204の予め定めた領域に保存する。
そして、ステップS240では、生成部27Aは、立体モデルを何れかの方向に予め定めた量だけ回転させ、ステップS220の処理で立体モデルを見た位置と同じ位置から立体モデルを見た場合の画像を変形画像として生成する。なお、立体モデルの回転方向、回転量は、例えば付加情報としてサービス依頼端末50から指定してもよく、付加情報による指定がない場合には、生成部27Aは予め定めた方向に予め定めた回転量だけ立体モデルを回転させる。
なお、変形画像の回転量に制限はないが、できるだけ少ない回転量に設定したほうがより多くの変形画像を生成することができるため好ましい。
図11に示す変形画像2は、変形画像1に対応した立体モデルを図面左方向に回転させて生成した変形画像である。立体モデルを見る位置は固定されているため、立体モデルの回転と共に登録画像“ABC”の表示位置も変化する。
ステップS250では、生成部27Aは、立体モデルがステップS230の処理で設定した基準画像に対応した位置から1回転したか否かを判定する。生成部27Aは、ステップS230の処理で設定した基準画像に対応した位置からの累積回転量に基づいて、立体モデルが1回転したか否かを判定することができる。なお、図11に示す変形画像Mは、立体モデルが1回転した後の状態を示す変形画像である。そして、本ステップの判定処理が否定判定である場合にはステップS260へ移行する。
ステップS260では、生成部27Aは例えばBRISK法を用いてステップS240の処理で生成した回転後の変形画像の特徴量^a、及び現在設定されている基準画像の特徴量^bを取得する。
そして、生成部27Aは、回転後の変形画像の特徴量^aと基準画像の特徴量^bから、例えば(1)式に従ってお互いの画像の類似度を示すL2距離dL(^a,^b)を算出する。
ステップS270では、生成部27AはステップS260で算出したL2距離dL(^a,^b)が、ステップS200の処理で取得した類似判定閾値S1より大きいか否か、すなわち回転後の変形画像と基準画像とが類似していないか否かを判定する。ここで、回転後の変形画像と基準画像とが類似するということは、換言すれば、現在の基準画像を用いれば、ステップS240の処理で生成した回転後の変形画像を商品Aであると判定することができることを意味する。
従って、否定判定の場合、すなわち回転後の変形画像と基準画像とが類似している場合には、現在の回転後の変形画像を新たな基準画像とすることなくステップS240へ移行する。
一方、ステップS270の判定処理で肯定判定となった場合には、ステップS280へ移行する。ここで、回転後の変形画像と基準画像とが類似しないということは、換言すれば、同じ商品Aが写った画像であっても、異なるアングルで商品Aが表示された回転後の変形画像からは商品Aの特徴を抽出することができないことを意味する。
従って、ステップS280では、生成部27Aは、現在の基準画像の代わりに、現在の基準画像と類似しないと判定された回転後の変形画像を新たな基準画像として設定し、ステップS240へ移行する。そして、ステップS240〜S280の処理を繰り返すことにより、商品Aの立体モデルを回転させながら、互いの画像の特徴量の差が類似判定閾値S1を超える商品Aの基準画像を生成する。
一方、ステップS250の判定処理で肯定判定となった場合、すなわち、商品Aの立体モデルが1回転した場合にはステップS290へ移行する。
ステップS290では、提供部22Aは、ステップS230及びステップS280の処理で生成部27Aが生成した全ての基準画像を判定用画像として、メモリ204の予め定めた領域に保存する。なお、ステップS230の処理で基準画像が生成されることから、判定用画像は少なくとも1枚以上存在することになる。
以上により、判定用画像生成処理を終了する。
このように、本実施形態に係る判定用画像生成処理では、立体モデルを回転させ擬似的に商品Aを複数のアングルから見た場合の判定用画像を生成することができる。また、各々の判定用画像は互いに類似していないため、判定用画像の枚数をより少なくすることができる。
なお、本実施形態に係る判定用画像生成処理では、立体モデルを1方向に回転させる例を示したが、立体モデルをあらゆる方向に回転させながら商品Aを複数のアングルから見た場合の判定用画像を生成するようにしてもよい。この場合、より様々なアングルで表示された商品Aの判定用画像が得られるため、立体モデルを1方向に回転させて生成した判定用画像と比較して、撮像画像に含まれる商品Aを、より精度よく抽出するための判定用画像を生成することができる。
また、本実施形態に係る判定用画像生成処理では、登録画像が付された商品Aの立体モデル全体の画像を判定用画像として生成したが、立体モデルの回転と共に表示アングルが異なるよう変形処理が実行された登録画像のみを判定用画像として生成してもよい。
しかしながら、商品Aの立体モデルの画像を判定用画像とした場合、商品Aのマークだけでなく商品Aの形状からも撮像画像に商品Aが含まれるか否かを判定することができる。従って、立体モデル上の登録画像のみを判定用画像とした場合と比較して、SNSに投稿された撮像画像に判定対象となる商品Aが含まれるか否かを精度よく判定することができる。
また、本実施形態に係る判定用画像生成処理のステップS220の処理では、第1実施形態における図6に示したステップS30での処理と同様に、付加情報の内容に従って、登録画像が付された商品Aの立体モデルに対して変形処理を行ってもよい。
図12は、登録画像が付された商品Aの立体モデルに対する変形処理の一例を示した図である。図12に示すように、例えば、立体モデルに付加情報で指定された位置から指定された種類の環境光源を当てたり、立体モデルの表面上の質感を付加情報で指定された素材に応じて変更したりしてもよい。こうした変形処理を実行した商品Aの変形画像は、撮像画像に含まれる商品Aの画像により類似することから、撮像画像に含まれる商品Aを、より精度よく抽出するための判定用画像を生成することができる。
また、本実施形態に係る判定用画像生成処理ではステップS280の処理において、回転後の変形画像と基準画像との特徴量の距離の差が類似判定閾値S1より大きくなった場合に、回転後の変形画像と比較する基準画像を順次更新するようにした。しかし、回転後の変形画像と比較する基準画像を更新せずに、毎回ステップS230の処理で設定した基準画像と比較することで、判定用画像を生成するようにしてもよい。
この場合、例えば、ステップS280の処理で生成部27Aは、現在の基準画像と類似しないと判定された回転後の変形画像をメモリ204に保存する。そして、生成部27Aは、ステップS280の処理を実行する度に、ステップS270の判定処理に用いる類似判定閾値S1の値を変化させる。例えば、互いの画像の特徴量の差が類似判定閾値S1を超える判定用画像を生成には、仮に類似判定閾値S1の値をKとすれば、ステップS280の処理を実行する度に類似判定閾値S1の値をK、(K×2)、(K×3)、・・・と変化させればよい。
そして、ステップS290の処理において、提供部22Aは、ステップS230の処理で設定された基準画像、及びステップS280の処理でメモリ204に保存された回転後の変形画像を判定用画像とすればよい。
また、本実施形態に係る判定用画像生成処理では、商品Aの立体モデルデータをサービス依頼端末50から受け付ける例を示した。しかし、サービス提供装置20Aで立体モデルデータを予め用意しておき、サービス依頼端末50から使用する立体モデルデータを選択するようにしてもよい。この場合、メーカーにおいて商品Aの立体モデルデータを用意する手間を省くことができる。
また、本実施形態に係る判定用画像生成処理では、生成部27Aで登録画像を貼り付けた商品Aの立体モデルを作成した上で当該立体モデルを回転させて、商品Aを複数のアングルから見た場合の判定用画像を生成した。しかし、商品Aを複数のアングルから見た場合の判定用画像を生成する方法はこれに限られない。
例えば、サービス提供装置20を管理する管理者が提供する専用アプリケーションをインストールした端末(撮像端末)から送られてくる、商品Aの周囲を1回転して撮像したリアルタイム画像を受け付けるようにしてもよい。なお、専用アプリケーションには撮像中の画像をリアルタイムでサービス提供装置20へ送信する機能が含まれており、例えば、サービス依頼端末50を撮像端末として利用してもよい。また、リアルタイム画像は撮像の時系列順に、昇順のフレーム番号が付された複数のフレームを含み、各々のフレームに対応した画像の集まりによって動画が構成されているものとする。
この場合、受付部25は、撮像端末から撮像開始及び撮像終了の指示を受け付け、撮像開始の指示によってリアルタイム画像の取得を開始する。そして、生成部27Aはリアルタイム画像から取得した1フレーム目の画像を基準画像に設定した後、2フレーム以降の画像を1フレームずつ順次取得し、基準画像の特徴量と取得したフレームの画像の特徴量を比較する。そして、生成部27Aは、各々の特徴量の差が類似判定閾値S1より大きい場合に、取得したフレームの画像を新たな基準画像とする。以降、生成部27Aは、次に取得したフレームの画像と新たな基準画像との特徴量の差を判定し、リアルタイム画像から新たな基準画像を抽出する処理を撮像終了の指示を受け付けるまで繰り返し実行すればよい。そして、提供部22Aは、このようにして得られた基準画像の各々を判定用画像として提供する。
なお、生成部27Aは、各フレームの画像に対して付加情報によって指定された変形処理を実行してから各フレームの画像の特徴量を比較するようにしてもよい。
図13は、図10に示した判定用画像生成処理の終了後、商品Aのキャンペーン期間中にサービス提供装置20において実行される判定処理の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、ステップS300では、受付部25はSNSサーバ40を参照し、SNSサーバ40に投稿されたユーザの撮像画像があるか否かを判定する。否定判定の場合にはS300の処理を繰り返し、継続してSNSサーバ40を参照する。一方、肯定判定の場合には、SNSサーバ40から撮像画像を取得して、メモリ204の予め定めた領域に保存すると共に、ステップS310へ移行する。この際、受付部25は、取得した撮像画像を投稿したユーザを一意に示す識別情報、例えばメールアドレスを、SNSサーバ40を管理する管理者等から提供されたAPIを用いて取得し、撮像画像と関連付けてメモリ204に保存する。
ステップS310では、判定部23Aは、データベース24に記憶される商品Aの判定用画像のうち、まだ取得していない判定用画像があるか否かを判定し、肯定判定の場合にはステップS330へ移行する。
ステップS330では、判定部23Aは、データベース24からまだ取得していない判定用画像を、その判定用画像の特徴量と共に取得する。
そして、ステップS340では、判定部23Aは、例えば、ステップS330の処理で取得した判定用画像の大きさを変えながらステップS300の処理で受け付けた撮像画像を走査することで画像のマッチングを行う。そして、判定部23Aは、判定用画像と最も類似すると判定された撮像画像の領域の特徴量を、生成部27Aで用いられたものと同じ特徴抽出アルゴリズムを用いて算出する。
そして、判定部23Aは、本ステップで算出した撮像画像の特徴量と、ステップS330の処理で取得した判定用画像の特徴量とから、例えば(1)式に従ってお互いの画像の類似度を示すL2距離を算出する。
ステップS350では、判定部23Aはメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得し、ステップS340で算出したL2距離が類似判定閾値S1以下か否かを判定する。否定判定の場合、すなわち、撮像画像に商品Aの判定用画像と類似する領域は含まれていないと判定された場合にはステップS310へ移行し、撮像画像に商品Aの別の判定用画像と類似した領域があるか否かを判定する処理を繰り返す。また、本ステップの判定結果が肯定判定の場合、すなわち撮像画像に商品Aの判定用画像と類似する領域が含まれると判定された場合にはステップS360へ移行する。
ステップS360では、撮像画像の一部と商品Aの判定用画像とが類似することから、判定部23Aは、撮像画像に商品Aが含まれていると判定する。
そして、ステップS370では、判定部23Aは出力部26に対して、撮像画像を投稿したユーザへプレゼントの応募フォームにリンクするURL等の商品Aのキャンペーンに関する情報を記載したメールを出力するよう依頼する。出力部26は、判定部23Aからの依頼に基づいてメールを作成し、ステップS300の処理で取得した、撮像画像を投稿したユーザのメールアドレス宛に作成したメールを出力し、図13に示した判定処理を終了する。
一方、ステップS310の判定処理において否定判定となった場合、すなわち、撮像画像には商品Aの何れの判定用画像とも類似する領域がないと判定された場合にはステップS320へ移行する。そして、ステップS320では、判定部23Aは撮像画像には商品Aが含まれていないと判定し、図13に示した判定処理を終了する。
このように、本実施形態に係る判定処理では、図10に示した判定用画像生成処理によって生成された、複数のアングルで表示された商品Aの判定用画像を用いて判定処理を実行する。従って、1つのアングルで表示された判定用画像を用いて判定処理を実行する場合と比較して、撮像画像に判定対象物である商品Aが含まれるか否かを精度よく判定することができる。
以上、実施形態を用いて開示の技術を説明したが、開示の技術は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。例えば、開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、実施形態ではサービス提供プログラム218、218Aが記憶部206に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係るサービス提供プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。例えば、開示の技術に係るサービス提供プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、及びUSBメモリ等の可搬型記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。また、開示の技術に係るサービス提供プログラムは、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等に記録されている形態で提供することも可能である。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、サービス提供装置20、20Aを、SNSを利用した商品の販売促進キャンペーンに適用し、SNSに投稿された画像にキャンペーン対象の商品が含まれているかを判定する例について説明した。
しかし、サービス提供装置20、20Aが適用される場面は、上記の例に限られない。
例えば、サービス提供装置20、20Aは、SNSに投稿された画像を利用したマーケティングサービスに利用することができる。
以下では説明を簡略化するため、サービス提供装置20をマーケティングサービスに利用する事例について説明するが、サービス提供装置20Aも同様の事例に適用することができる。
まず、サービス提供装置20は、図6に示した判定用画像生成処理を実行して、マーケティングサービスの対象となる商品(分析対象商品)の判定用画像を生成する。なお、分析対象商品は複数あってもよく、この場合、分析対象商品毎に判定用画像が生成される。
そして、サービス提供装置20はSNSサーバ40に投稿された撮像画像を取得し、図9に示した判定処理を実行して撮像画像に分析対象商品が含まれているか否かを判定する。
そして、撮像画像に分析対象商品が含まれている場合には、当該撮像画像から更に分析対象商品を撮像した際の関連情報を取得する。なお、取得する関連情報の内容に制限はなく、撮像画像から取得可能な情報が含まれる。
例えば、関連情報には撮像画像に含まれる分析対象商品の数、撮像画像の大きさに対して分析対象商品が占める割合、撮像場所が屋内なのか屋外なのかといった撮像環境、及び撮像時の天候等が含まれる。また、例えば、時間の経過を演出するために画像をセピア風にしたり、また、イラスト風にしたりといった、撮像画像に施されている加工の種類を取得するようにしてもよい。更には、分析対象商品と一緒に写っている人の数、推定年齢、笑っているのか怒っているのかといった感情、及び正装しているのかそれともカジュアルな服装なのかといったファッションに関する情報を取得するようにしてもよい。
更には、図9に示したステップS120及び図13に示したステップS340の処理で実行される画像のマッチングに関する情報を関連情報に含めてもよい。画像のマッチングに関する情報とは、例えば、撮像画像のどの位置で、どの程度の大きさに変更したどの判定用画像と類似すると判定されたかといった情報をいう。
そして、サービス提供装置20は取得した分析対象商品の関連情報に基づいて、例えば、いつどのような場所でどういった人が分析対象商品を使用する傾向にあるのかといった、分析対象商品の販売促進等に有益な情報を分析する。そして、分析結果を、マーケティングサービスの依頼元であるメーカーのサービス依頼端末50へ送信する。
この際、サービス提供装置20は分析結果と併せて関連情報をサービス依頼端末50へ送信してもよく、また、撮像画像から取得した関連情報だけをサービス依頼端末50へ送信し、サービス依頼端末50で関連情報に基づいた分析を実施するようにしてもよい。
また、サービス提供装置20は、関連情報に基づいて分析対象商品を分析する際、撮像画像と共にSNSサーバ40に投稿されたテキスト、及びメーカーから提供された分析対象商品の販売データ等、他の情報と組み合わせて分析するようにしてもよい。
このように、サービス提供装置20は、メーカーに対して商品の販売促進に関する情報を提供することができる。
更に、サービス提供装置20、20Aを、SNSに投稿された画像を利用したアクティブサポートサービスに利用する事例について説明する。アクティブサポートサービスには、例えば商品が含まれた画像を分析し、分析対象の画像が多くの人に好感を持って受け入れられる画像、すなわち人気が出そうな画像であれば当該画像を転送して、メーカーに対するユーザの好感度を高める等のサービスが含まれる。
アクティブサポートサービスも前述したマーケティングサービスと同様の方法により撮像画像にアクティブサポートの対象となる商品(サポート対象商品)が含まれているか否かを判定する。
そして、撮像画像にサポート対象商品が含まれている場合には、当該撮像画像は人気が出そうな画像か否かの分析を行う。当該分析では、例えば撮像画像に写っている人の感情、動物の有無、撮像画像に施されている変形処理の内容等、複数の評価項目について分析を行い、評価項目毎にスコアを設定する。例えば、撮像画像に写っている人が笑っていれば、怒っている場合よりも高いスコアを設定する。そして、評価項目毎のスコアを集計し、予め定めたスコア以上となる撮像画像を人気が出そうな画像と判定する。
この場合、アクティブサポートサービスを依頼したメーカーの商品が写った撮像画像のうち、人気の出そうな撮像画像をインターネット上に広めることができる。従って、サービス提供装置20はメーカーに対して、メーカーに対するユーザの好感度を高めるためのサービスを提供することができる。
また、実施形態に開示したサービス提供装置20、20Aは、単一のコンピュータ200、200A上で実現されるものとして説明した。しかし、プロセスを異なるコンピュータで実行し、各々のコンピュータを通信回線60で接続した分散処理の形態で、サービス提供装置20、20Aを実現するようにしてもよい。
この場合、提供プロセス222、222Aは、通信回線60を介して、それぞれ判定プロセス224、224Aを実行するコンピュータに判定用画像を提供する。
また、各実施形態では、撮像画像をSNSサーバ40から取得したが、撮像画像の取得先はSNSサーバ40に限らず、掲示板及びホームページ等、通信回線60に接続された不特定多数のユーザ端末30のユーザに撮像画像を公開するサーバであってもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、登録画像をメーカーから受け付ける形態を示したが、メーカーからの依頼を受けて、サービス提供装置20、20Aを管理するサービス提供者が登録画像を用意するようにしてもよい。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して変形画像を生成し、
生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
ことを実行させることを特徴とするプログラム。
(付記2)
コンピュータに、
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して得られた変形画像を記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する、
ことを実行させることを特徴とするプログラム。
(付記3)
前記変形画像は、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する、
付記1又は付記2記載のプログラム。
(付記4)
前記変形画像は、前記マークの画像に対して前記変形処理を実行した画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する、
付記1又は付記2記載のプログラム。
(付記5)
前記変形処理の内容を決定するための情報を受け付け、前記情報に基づいて、前記変形画像を生成する、
付記3又は付記4記載のプログラム。
(付記6)
前記情報は、前記マークが付された商品の形状を特定する情報である、
付記5記載のプログラム。
(付記7)
前記情報は、前記マークが付された商品の素材を特定する情報である、
付記5又は付記6記載のプログラム。
(付記8)
前記情報は、前記マークが付された商品に照射される環境光源の種類を特定する情報である、
付記5〜付記7の何れか1項に記載のプログラム。
(付記9)
前記情報は、前記マークの画像に実行する画像処理の内容を示した情報である、
付記5〜付記8の何れか1項に記載のプログラム。
(付記10)
前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
前記立体モデルに付された前記マークの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、
付記5〜付記9の何れか1項に記載のプログラム。
(付記11)
前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
前記マークが付された商品の立体モデルの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された立体モデルの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークが付された商品の立体モデルの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された商品の立体モデルの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、
付記5〜付記9の何れか1項に記載のプログラム。
(付記12)
前記撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
付記1〜付記11の何れか1項に記載のプログラム。
(付記13)
前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する、
付記2〜付記12の何れか1項に記載のプログラム。
(付記14)
前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、
付記13記載のプログラム。
(付記15)
コンピュータに、
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して変形画像を生成し、
生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
(付記16)
コンピュータに、
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して得られた変形画像を記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する、
ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
(付記17)
前記変形画像は、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する、
付記15又は付記16記載のサービス提供方法。
(付記18)
前記変形画像は、前記マークの画像に対して前記変形処理を実行した画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する、
付記15又は付記16記載のサービス提供方法。
(付記19)
前記変形処理の内容を決定するための情報を受け付け、前記情報に基づいて、前記変形画像を生成する、
付記17又は付記18記載のサービス提供方法。
(付記20)
前記情報は、前記マークが付された商品の形状を特定する情報である、
付記19記載のサービス提供方法。
(付記21)
前記情報は、前記マークが付された商品の素材を特定する情報である、
付記19又は付記20記載のサービス提供方法。
(付記22)
前記情報は、前記マークが付された商品に照射される環境光源の種類を特定する情報である、
付記19〜付記21の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記23)
前記情報は、前記マークの画像に実行する画像処理の内容を示した情報である、
付記19〜付記22の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記24)
前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
前記立体モデルに付された前記マークの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、
付記19〜付記23の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記25)
前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
前記マークが付された商品の立体モデルの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された立体モデルの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークが付された商品の立体モデルの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された商品の立体モデルの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、
付記19〜付記23の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記26)
前記撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
付記15〜付記25の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記27)
前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する、
付記16〜付記26の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記28)
前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、
付記27記載のサービス提供方法。
(付記29)
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して変形画像を生成する生成部と、
前記生成部により生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する提供部と、
を備えたサービス提供装置。
(付記30)
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して生成された変形画像を記憶部に記憶する生成部と、
前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する判定部と、
を備えたサービス提供装置。
(付記31)
前記生成部により生成された前記変形画像は、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する、
付記29又は付記30記載のサービス提供装置。
(付記32)
前記生成部により生成された前記変形画像は、前記マークの画像に対して前記変形処理を実行した画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する、
付記29又は付記30記載のサービス提供装置。
(付記33)
前記変形処理の内容を決定するための情報を受け付ける受付部を更に備え、
前記生成部は、前記情報に基づいて前記変形画像を生成する、
付記31又は付記32記載のサービス提供装置。
(付記34)
前記受付部により受け付けられた前記情報は、前記マークが付された商品の形状を特定する情報である、
付記33記載のサービス提供装置。
(付記35)
前記受付部により受け付けられた前記情報は、前記マークが付された商品の素材を特定する情報である、
付記33又は付記34記載のサービス提供装置。
(付記36)
前記受付部により受け付けられた前記情報は、前記マークが付された商品に照射される環境光源の種類を特定する情報である、
付記33〜付記35の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記37)
前記受付部により受け付けられた前記情報は、前記マークの画像に実行する画像処理の内容を示した情報である、
付記33〜付記36の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記38)
前記受付部により受け付けられた前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
前記生成部は、前記立体モデルに付された前記マークの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、
付記33〜付記37の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記39)
前記受付部により受け付けられた前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
前記生成部は、前記マークが付された商品の立体モデルの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された立体モデルの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークが付された商品の立体モデルの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された商品の立体モデルの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、
付記33〜付記37の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記40)
前記撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
付記29〜付記39の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記41)
前記判定部による前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する出力部を更に備えた、
付記30〜付記40の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記42)
前記出力部は、前記判定部による前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定する情報を出力する
付記41記載のサービス提供装置。
(付記43)
コンピュータに、
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して変形画像を生成し、
生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
ことを含む処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記44)
コンピュータに、
商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して得られた変形画像を記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する、
ことを含む処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
10 サービス提供システム
20、20A サービス提供装置
21 通信部
22、22A 提供部
23、23A 判定部
24 ドキュメントデータベース(データベース)
25 受付部
26 出力部
27、27A 生成部
30 ユーザ端末
40 ソーシャルネットワーキングサービスサーバ(SNSサーバ)
50 サービス依頼端末
60 通信回線
100 コンピュータシステム
200、200A コンピュータ
202 CPU
204 メモリ
206 記憶部
208 バス
218、218A サービス提供プログラム
220 通信プロセス
222、222A 提供プロセス
224、224A 判定プロセス
228 類似判定情報格納領域
230 データベース格納領域
232 記録媒体

Claims (18)

  1. コンピュータに、
    商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を生成し、
    生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
    ことを実行させることを特徴とするプログラム。
  2. コンピュータに、
    商品に付されるマークの画像に変形処理を実行した画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を生成し、
    生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
    ことを実行させることを特徴とするプログラム。
  3. コンピュータに、
    商品に付されるマークの画像に変形処理を実行した画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する、
    ことを実行させることを特徴とするプログラム。
  4. コンピュータに、
    商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して得られた、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する、
    ことを実行させることを特徴とするプログラム。
  5. コンピュータに、前記変形処理の内容を決定するための情報を受け付け、前記情報に基づいて、前記変形画像を生成する、ことを実行させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のプログラム。
  6. 前記情報は、前記マークが付された商品の形状を特定する情報である、
    請求項5記載のプログラム。
  7. 前記情報は、前記マークが付された商品の素材を特定する情報である、
    請求項5又は請求項6記載のプログラム。
  8. 前記情報は、前記マークが付された商品に照射される環境光源の種類を特定する情報である、
    請求項5〜請求項7の何れか1項に記載のプログラム。
  9. 前記情報は、前記マークの画像に実行する画像処理の内容を示した情報である、
    請求項5〜請求項8の何れか1項に記載のプログラム。
  10. 前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
    コンピュータに、前記立体モデルに付された前記マークの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、ことを実行させることを特徴とする請求項5〜請求項9の何れか1項に記載のプログラム。
  11. 前記情報は、前記マークが付される商品の立体モデルに関する情報であり、
    コンピュータに、前記マークが付された商品の立体モデルの画像の中から基準となる基準画像を設定し、前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された立体モデルの画像を取得すると共に、当該取得した前記マークが付された商品の立体モデルの画像を新たな基準画像に設定して、更に前記マークが付された商品の立体モデルを回転させ、前記新たな基準画像の特徴量との差が前記所定の基準を超えるアングルで前記マークが付された商品の立体モデルの画像を取得する処理を繰り返すことで得られた基準画像の各々を、前記情報に基づいた変形画像とする、ことを実行させることを特徴とする請求項5〜請求項9の何れか1項に記載のプログラム。
  12. 前記撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
    請求項1〜請求項11の何れか1項に記載のプログラム。
  13. 前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する、
    請求項〜請求項12の何れか1項に記載のプログラム。
  14. 前記判定の結果、前記撮像画像に前記マークが付された商品が含まれると判定された場合、前記撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、
    請求項13記載のプログラム。
  15. コンピュータに、
    商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を生成し、
    生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
    ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
  16. コンピュータに、
    商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して得られた、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する、
    ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
  17. 商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を生成する生成部と、
    生成した前記変形画像を、撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する提供部と、
    を備えたサービス提供装置。
  18. 商品に付されるマークの画像に変形処理を実行して得られた、前記マークの画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する変形画像を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記変形画像を用いて、取得した撮像画像に前記マークが付された商品が含まれるか否かを判定する判定部と、
    を備えたサービス提供装置。
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