JP2005038402A - 画像データの不正使用調査サービス提供システム、装置、方法、プログラム、及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サーバシステム10は、検索サーバ11及び管理サーバ12を有し、クライアント端末211とネットワーク22を介して接続される。管理サーバ12は、クライアント端末211から入力された画像データを調査対象として調査依頼者毎に調査対象DB15に登録し、その画像データがネットワーク22上のWebサイト群30において不正使用されていないか調査するための調査条件を設定する。検索サーバ11は、調査対象DB15に登録した画像データの特徴量を算出し、その特徴量及び調査条件に基づいて前記調査対象の画像データと一致又は類似する画像データをWebサイト群30から検索し、管理サーバ12は、前記検索した結果をクライアント端末211に送信する。
【選択図】図2
Description
まず、調査対象登録手段12aは、類似検索の対象となる画像データ15a(例えば、写真データ,デザインデータ,商標データ,称号,トレードマーク,ロゴなど)を調査依頼者(企業等)毎に調査対象DB15に設定登録する。画像データ15aは、通常、使用許諾を必要とするため、画像データ15aの利用に関する契約(例えば、利用規定など)が存在する場合、当該契約に関する情報(例えば、契約相手,契約相手のURL,担当者名,メールアドレス,対象画像,利用規定など)を含む使用者情報15bも調査対象DB15に設定登録しておく。また、新規に会員登録する際に、会員(調査依頼者)情報に加えて、使用者情報15b(使用許諾リスト,使用者が管理するWebサイトのURL,利用規定等を含む)を会員DB13に登録しておいてもよい。この場合、検索サーバ11は、調査対象DB15及び会員DB13の両方にアクセス可能とし、類似画像検索に必要な情報を取得する形態としてもよい。
この調査条件15cは、検索範囲を限定して検索効率を上げるための各種条件であって、具体的には以下の項目を設定可能とする。また、調査条件15cを詳細に設定して検索範囲を限定することで、システムの負荷を減少させ、調査にかかる料金を調整(割引など)することができる。
(2)調査サイクル:不正使用を監視するために、一定期間毎(定期的)に繰り返し調査を行う場合、そのサイクルを設定するものである。
(3)被調査対象画像の種類:被調査対象画像の種類、例えば、「写真」,「ロゴ」,「商標」,「イラスト」,「絵画」などを指定するもので、これにより、それぞれの検索対象に適切な検索パラメータ(特徴量の重み付け)が設定される。本条件が設定されない(指定しない)場合、調査対象画像として登録された画像を自動的に判別して、検索パラメータを自動設定することもできる。このように手動設定、自動設定の両方を可能とすることで、例えば、調査対象画像は「写真」であるが、何らかの加工を施されることで、他の種類の画像に改変された上、不正使用されているような場合にも対処が可能となる。
図3に示すように、類似画像検索手段11aは、特徴量算出手段により、画像登録時に、画像全体の色合い,色の分布,構図(質感や輪郭線の分布),模様(質感)などの特徴量を自動抽出し、データ化する。さらに、そのデータを利用して類似画像の検索を行う。日付や、キーワード、ファイル名などを利用した検索機能とは異なり、文字データでは表現が難しい色合い(各色のピクセル数を調べて特徴量とする),色の分布(画像の各部分から抽出した代表色を特徴量とする),構図(画像の各部分から抽出したエッジを特徴量とする),模様(ピクセル毎の輝度の変化を解析して特徴量とする)などの概念から画像を検索する。
1.色系
(a)カラーヒストグラム:全ての色の構成及び量を特徴とする。
(b)主要色:画像を構成する主要色を特徴とする。
(c)配色:画像中の色の配置(位置情報)を特徴とする。
2.エッジ系
(a)画像に含まれるエッジ量、角度分布を特徴とする。
(b)画像に含まれるエッジ量、角度分布、及び位置情報を特徴とする。
3.形状系
(a)曲率:外形の曲がり具合を特徴とする。
(b)オブジェクトの扁平率やモーメントを特徴とする。
4.模様系
(a)濃度の変化量の分布を特徴とする。
(b)濃度の変化量の分布、位置情報を特徴とする。
(c)フーリエ変換、ウェブレット変換によって得られた周波数特性を特徴とする。
尚、上記各特徴量の中で、位置情報を含む特徴量は、形状に準じた特徴を示す。
まず、図形商標では、ほとんどの場合、色は無関係で、上記「色系」の特徴量のウェイト(重み付け)を低くして、「エッジ系」や「形状系」の特徴量のウェイトを高くすることが有効となる。また、図形商標の場合、微細な模様や質感といった情報は少ないため、「模様系」の特徴量のウェイトは低くしてよい。
会社ロゴ、イラストでは、上記図形商標とは異なり、色の情報を含む場合が多く、色違い(同形異色)も同一のものとして許容される場合があり、上記「色系」の特徴量のウェイトを増減する。また、図形商標と同様に微細な模様や質感の情報は少ないと考えられ、「模様系」の特徴量のウェイトは低くしてよい。
さらに、肖像権を有する人物や商品の写真画像では、「色系」、「形状系」、「模様系」などの特徴量が有効となり、背景や着衣、撮影時の光線状態などとは無関係に、画像内の人物あるいは商品そのものを特定することが優先されるため、第1に背景を分離するなどの前処理を、画像特徴量の抽出以前に行う必要がある。本発明のシステムでは、上記前処理を行うように構成してもよい。また、繊維製品の写真などを検索対象とする場合、「模様系」の特徴量のウェイトは高くしたほうがより効果的である。
まず、検索サーバ11は、登録対象の画像が存在する“ネットワークパス”あるいは“URL”を受け付け、受け付けた“ネットワークパス”あるいは“URL”が指定されたことで、登録対象画像が指定されたと判断する(ステップS1)。
会社ロゴ、イラストでは、上記図形商標とは異なり、色の情報を含むが、写真やCGのような微細な模様情報を持たないことから、模様に関する特徴量の重み付けを下げたほうが効果的である。
商品写真、人物写真では、商品や人物の色、形状、模様といった特徴量が重要であって、背景は意味をなさないため、色や模様でも、位置情報よりも、画像を代表する部位の特徴量を重視したほうが検索精度の向上に効果的となる。
絵画や作品性のある写真では、写真全体に渡り、全ての特徴量が有効となる。
類似度d=K(色)×d(色)+K(エッジ)×d(エッジ)+K(模様)×d(模様)+K(形状)×d(形状) ・・・式(1)
但し、K:各特徴量に対する重み付け係数、d:各特徴量について調査対象画像と被調査対象画像との距離を算出した値
検索結果通知手段12cは、類似画像検索手段11aにより検索された類似画像を含むWebサイトに対して警告メールを送信する手段を有する。ここで、検索結果通知手段12cは、類似画像を含むWebサイト311に対して警告メールを送信する場合、文例DB14の中から類似画像の類似度に応じた文例を選択し、選択した文例を警告メールに設定し、その警告メールをWebサイト311に含まれるメールアドレスに送信する形態としてもよい。また、検索結果通知手段12cは、文例DB14から選択した文例が設定された警告メールをWebサイト311に含まれるメールアドレスに送信する前に、調査依頼者のクライアント端末211に送信し、調査依頼者による警告メールの内容確認又は修正後、その警告メールをWebサイト311に含まれるメールアドレスに送信する形態としてもよい。
(1)調査条件15cを設定する毎に、見積り額を減額する。
調査条件15cを細かく設定することは、調査範囲を限定することになり、本システムへの負荷が減少するため、不正使用調査サービスにかかる料金を減額するようにする。
調査結果に基づいて不正使用と判定されたWebサイトの管理者や問い合わせ先のメールアドレスに対して、予め用意した注意文あるいは警告文を自動的に配信するか否かを設定することができる。本システムは、この注意文あるいは警告文を自動生成する機能も備えており、自動生成した文章を編集するステップを設けることもできる。また、注意、警告メールを設定しなくてもよい。これらの設定内容に応じて料金を算出する。
例えば、調査(検索)は無償で一般に開放し、検索結果としては類似度の高かった被調査対象画像の一覧を表示する。但し、検索された画像が掲載されているWebサイトのURLなどの情報は有料サービスを申し込まない限り表示されない。これにより、サービス利用者は、意図した調査結果が得られることを確認した上で、有料サービスを申し込むことができるので、満足度が高まる。また、予め調査対象を絞ったり、調査対象外とするためのドメイン名やURLのリスト登録を行う場合には利用者登録が必要であり、有料サービスでしか利用できない。但し、各種の条件設定は無料で行えるようにしてもよい。
図8において、まず、管理サーバ12は、クライアント端末211からネットワーク22を介して調査依頼を受け付ける際に、当該調査依頼者が新規登録かどうか判断し(ステップS31)、新規登録の場合(YESの場合)、会員登録情報(例えば、会員情報,使用許諾リスト,使用規定など)の入力を受け付けて(ステップS32)、その会員登録情報を会員DB13に登録し(ステップS33)、登録完了後に、ユーザID/PWD(パスワード)を発行し(ステップS34)、ステップS35に移行する。
図11(A)において、契約情報管理テーブルには、商標の使用契約を結んでいる会社名(すなわち、商標の使用許諾を受けている会社名)毎に、例えば、登録日,商標情報,契約情報,有効期限,URLなどの項目が登録されている。また、図11(B)において、帳票管理テーブルには、例えば、帳票名(例えば、警告書,勧告書等),登録日,フォーム(雛型)の種類(識別番号で表示),画像データの類似度(A,B,・・・),有効期限などの項目が登録されている。また、図11(C)において、類似度管理テーブルには、画像データの類似度毎に、例えば、上記帳票管理テーブルにリンクしたフォーム(雛型)の種類(識別番号で表示),有効期限,表示方法(例えば、詳細表示,簡略表示等)などの項目が登録されている。
図17は、本発明の不正使用調査サービス提供システムにおける検索結果表示画面の他の例を示す図で、図中、90は検索結果表示画面で、該検索結果表示画面90は、オリジナル(検索対象)91,検索結果92,93,94を有している。検索結果92,93,94は、類似画像として検索された画像データ、画像データに関する画像情報、画像データの掲載サイトをそれぞれ有している。本例は、自社製品(本例ではブランドバッグ)が、Web上においてどのように取り扱われているのか(露出度、掲載場所等)を調査したものである。これにより検索されたWebサイトが、例えば正規代理店かどうかを確認することにより、正規外ルートからの仕入れ品、あるいは模倣品などに対する調査が可能となる。
Claims (31)
- 使用許諾を必要とする画像データの不正使用調査を行うためのサーバ装置と、不正使用調査を依頼する調査依頼者が使用する端末装置とがネットワークを介して接続された画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記サーバ装置は、前記端末装置から入力された画像データを調査対象として調査依頼者毎に調査対象データベースに登録する調査対象登録手段と、該登録した画像データがネットワーク上のWebサイトにおいて不正使用されていないか調査するための調査条件を設定する調査条件設定手段と、前記調査対象登録手段により登録した画像データの特徴量を算出すると共に、該算出した特徴量及び前記調査条件に基づいて前記調査対象の画像データと一致又は類似する画像データを前記ネットワーク上のWebサイトから検索する類似画像検索手段と、該検索した検索結果を調査レポートとして前記端末装置を使用する調査依頼者に通知する検索結果通知手段とを有することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記特徴量は、不正使用調査の対象とする画像データの色,模様,形状,レイアウトのいずれか1又は複数であることを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1又は2に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記調査対象登録手段は、不正使用調査の対象とする画像データ及び該画像データの特徴量と共に、該画像データの使用許諾を受けている使用者が管理するWebサイトの識別情報を含む使用者に関する情報を調査依頼者毎に前記調査対象データベースに登録することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項3に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記調査条件設定手段は、前記調査対象データベースに登録された使用者が管理するWebサイトを、不正使用調査の対象から除外して調査条件を設定できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1乃至4のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記調査条件設定手段は、不正使用調査の対象とする画像データのデータ形式,データ容量,データサイズのいずれか1又は複数を少なくとも設定できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1乃至5のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記調査条件設定手段は、不正使用調査の対象とするWebサイトのドメイン種別,ページ種別,ページ階層のいずれか1又は複数を少なくとも設定できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1乃至6のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記類似画像検索手段は、調査対象とする画像データと一致又は類似する画像データを検索する際に、前記調査対象データベースに登録された画像データの特徴量に所定の範囲を設定し、ネットワーク上のWebサイトに含まれる画像データの中から前記範囲内の特徴量を有する画像データを類似画像として検索し、該類似画像として検索した画像データ及び該画像データを含むWebサイトの識別情報を取得できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1乃至6のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記サーバ装置は、ネットワーク上のWebサイトを定期的に巡回し、該巡回したWebサイトに含まれる画像データから特徴量を算出し、該算出した特徴量に関する情報をWebサイトの識別情報に関連付けて特徴量データベースに登録する特徴量登録手段を有し、前記類似画像検索手段は、調査対象とする画像データと一致又は類似する画像データを検索する際に、前記調査対象データベースに登録された画像データの特徴量に所定の範囲を設定し、前記特徴量データベースに登録された特徴量の中から前記範囲内の特徴量を検索し、その結果、検索された特徴量に応じた画像データ及び該画像データを含むWebサイトの識別情報を取得できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項7又は8に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記類似画像検索手段は、類似画像として取得した画像データに対して該画像データの特徴量に基づいて類似度を設定し、前記検索結果通知手段は、前記端末装置に検索結果を表示して通知する際に、前記類似画像検索手段により設定された類似度の高い順に画像データをソートし、該ソートした画像データを、該画像データを含むWebサイトの識別情報及び該画像データの類似度を少なくとも含む画像情報と共に表示できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項9に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、画像データ毎に設定される類似度に応じて異なる内容の警告メールの文例を記憶した文例データベースを有し、前記検索結果通知手段は、前記類似画像検索手段により検索された類似画像を含むWebサイトに対して警告メールを送信する手段を有し、前記類似画像を含むWebサイトに対して警告メールを送信する場合、前記文例データベースの中から前記類似画像の類似度に応じた文例を選択し、該選択した文例を前記警告メールに設定し、該文例を設定した警告メールを前記Webサイトに含まれるメールアドレスに送信することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項10に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記検索結果通知手段は、前記文例データベースから選択した文例が設定された警告メールを前記Webサイトに含まれるメールアドレスに送信する前に、調査依頼者の端末装置に送信し、該調査依頼者による前記警告メールの内容確認又は修正後、該警告メールを前記Webサイトに含まれるメールアドレスに送信することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1乃至11のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記調査対象登録手段は、不正使用調査の対象とする画像データと共に、当該画像データに関する調査履歴を調査依頼者毎に前記調査対象データベースに登録することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項12に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記調査対象登録手段は、前記調査履歴として、前記検索結果通知手段により警告メールを送信した回数を、前記類似画像検索手段により検索された類似画像を含むWebサイト毎に登録することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項12又は13に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記検索結果通知手段は、前記調査対象登録手段により登録された警告メールの送信回数に応じて、当該警告メールによる警告内容を段階的に変化させることを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 請求項1乃至14のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムにおいて、前記サーバ装置は、前記調査条件設定手段により設定された調査条件に基づいて当該不正使用調査にかかる費用の概算見積りを算出する見積り額算出手段を有し、前記類似画像検索手段により類似画像の検索を行う前に、前記算出した見積り額を調査依頼者に通知し、該調査依頼者による承認があった場合に、類似画像の検索を実行することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供システム。
- 使用許諾を必要とする画像データの不正使用調査を行うためのサーバ装置において、調査依頼者から入力された画像データを調査対象として調査依頼者毎に調査対象データベースに登録する調査対象登録手段と、該登録した画像データがネットワーク上のWebサイトにおいて不正使用されていないか調査するための調査条件を設定する調査条件設定手段と、前記調査対象登録手段により登録した画像データの特徴量を算出すると共に、該算出した特徴量及び前記調査条件に基づいて前記調査対象の画像データと一致又は類似する画像データを前記ネットワーク上のWebサイトから検索する類似画像検索手段と、該検索した検索結果を調査レポートとして前記調査依頼者に通知する検索結果通知手段とを有することを特徴とするサーバ装置。
- 使用許諾を必要とする画像データの不正使用調査を依頼する調査依頼者が使用する端末装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置により不正使用調査サービスを提供するための画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記端末装置から入力された画像データを調査対象として調査依頼者毎に調査対象データベースに登録する調査対象登録ステップと、該登録した画像データがネットワーク上のWebサイトにおいて不正使用されていないか調査するための調査条件を設定する調査条件設定ステップと、前記調査対象登録ステップにて登録した画像データの特徴量を算出すると共に、該算出した特徴量及び前記調査条件に基づいて前記調査対象の画像データと一致又は類似する画像データを前記ネットワーク上のWebサイトから検索する類似画像検索ステップと、該検索した検索結果を調査レポートとして前記端末装置を使用する調査依頼者に通知する検索結果通知ステップとを有することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項17に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記特徴量は、不正使用調査の対象とする画像データの色,模様,形状,レイアウトのいずれか1又は複数であることを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項17又は18に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記調査対象登録ステップにおいて、不正使用調査の対象とする画像データ及び該画像データの特徴量と共に、該画像データの使用許諾を受けている使用者が管理するWebサイトの識別情報を含む使用者に関する情報を調査依頼者毎に前記調査対象データベースに登録することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項19に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記調査条件設定ステップにおいて、前記調査対象データベースに登録された使用者が管理するWebサイトを、不正使用調査の対象から除外して調査条件を設定できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項17乃至20のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記調査条件設定ステップにおいて、不正使用調査の対象とする画像データのデータ形式,データ容量,データサイズのいずれか1又は複数を少なくとも設定できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項17乃至21のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記調査条件設定ステップにおいて、不正使用調査の対象とするWebサイトのドメイン種別,ページ種別,ページ階層のいずれか1又は複数を少なくとも設定できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項17乃至22のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記類似画像検索ステップにおいて、調査対象とする画像データと一致又は類似する画像データを検索する際に、前記調査対象データベースに登録された画像データの特徴量に所定の範囲を設定し、ネットワーク上のWebサイトに含まれる画像データの中から前記範囲内の特徴量を有する画像データを類似画像として検索し、該類似画像として検索した画像データ及び該画像データを含むWebサイトの識別情報を取得できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項17乃至22のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、ネットワーク上のWebサイトを定期的に巡回し、該巡回したWebサイトに含まれる画像データから特徴量を算出し、該算出した特徴量に関する情報をWebサイトの識別情報に関連付けて特徴量データベースに登録する特徴量登録ステップを有し、前記類似画像検索ステップにおいて、調査対象とする画像データと一致又は類似する画像データを検索する際に、前記調査対象データベースに登録された画像データの特徴量に所定の範囲を設定し、前記特徴量データベースに登録された特徴量の中から前記範囲内の特徴量を検索し、その結果、検索された特徴量に応じた画像データ及び該画像データを含むWebサイトの識別情報を取得できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項23又は24に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記類似画像検索ステップにおいて、類似画像として取得した画像データに対して該画像データの特徴量に基づいて類似度を設定し、前記検索結果通知ステップにおいて、前記端末装置に検索結果を表示して通知する際に、前記類似画像検索ステップにて設定された類似度の高い順に画像データをソートし、該ソートした画像データを、該画像データを含むWebサイトの識別情報及び該画像データの類似度を少なくとも含む画像情報と共に表示できるようにしたことを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項25に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、画像データ毎に設定される類似度に応じて異なる内容の警告メールの文例を文例データベースに記憶して有し、前記検索結果通知ステップにおいて、前記類似画像検索ステップにより検索された類似画像を含むWebサイトに対して警告メールを送信する場合、前記文例データベースの中から前記類似画像の類似度に応じた文例を選択し、該選択した文例を前記警告メールに設定し、該文例を設定した警告メールを前記Webサイトに含まれるメールアドレスに送信することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項26に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法において、前記文例データベースから選択した文例が設定された警告メールを前記Webサイトに含まれるメールアドレスに送信する前に、調査依頼者の端末装置に送信し、該調査依頼者による前記警告メールの内容確認又は修正後、該警告メールを前記Webサイトに含まれるメールアドレスに送信することを特徴とする画像データの不正使用調査サービス提供方法。
- 請求項1乃至15のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供システムとしての機能を実行するためのプログラム。
- 請求項16に記載のサーバ装置としての機能を実行するためのプログラム。
- 請求項17乃至27のいずれか1に記載の画像データの不正使用調査サービス提供方法を実行するためのプログラム。
- 請求項28乃至30のいずれか1に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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