JP6365024B2 - サービス提供装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、サービス提供装置、方法、及びプログラムに関する。
近年、カメラ等で撮像した撮像画像に特定の対象物が含まれるか否かを判定する手法の開発が進められている。一般的にこうした画像判定では、撮像画像と、判定の基準となる対象物の画像(判定用画像)との間でマッチングを実行し、撮像画像に対象物が含まれるか否かを判定する手法が用いられる。
通常、撮像画像に含まれる対象物の大きさ及び表示アングルは、判定用画像の大きさ及び表示アングルと異なる場合が多い。
従って、撮像画像の一部をマッチング範囲として設定し、設定したマッチング範囲をサイズ変更及び回転することで、撮像画像に特定の対象物が含まれるか否かを判定する手法が提案されている。
特開2008−52598号公報
このように、同じ対象物を撮像した撮像画像であっても、対象物を撮像する際のアングル及び距離等の撮像条件により、撮像画像に含まれる対象物の見え方が変化し、撮像画像に対象物は含まれていないと誤認識される可能性がある。
一つの側面として、本発明は、撮像画像に対象物が含まれることを判定するための判定用画像のデータ量の適正化を図ることを目的とする。
一つの態様では、プログラムは、コンピュータに、ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出することを実行させる。更にプログラムは、コンピュータに、抽出した1または複数の撮像画像を、前記1または複数の撮像画像と異なる他の撮像画像にある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供することを実行させる。
一つの側面として、撮像画像に対象物が含まれることを判定するための判定用画像のデータ量の適正化を図ることができる。
図1は、撮像画像の一例を示す図である。 図2は、撮像アングルの差異による物体の見え方の違いを説明するための図である。 図3は、サービス提供システムの一例を示す図である。 図4は、基準画像の抽出処理の一例を示す図である。 図5は、判定用画像のデータベース構造の一例を示す図である。 図6は、判定用画像のデータベース構造の一例を示す図である。 図7は、コンピュータで実現するサービス提供システムの一例を示す図である。 図8は、判定用画像生成処理の流れの一例を示す図である。 図9は、第1実施形態に係るサービス提供システムの判定用画像生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、第1実施形態に係るサービス提供システムの判定用画像生成処理の実行結果の一例を示す図である。 図11は、第1実施形態に係るサービス提供システムの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図12は、第2実施形態に係るサービス提供システムの判定用画像生成処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図13は、第2実施形態に係るサービス提供システムの判定用画像生成処理の実行結果の一例を示す図である。 図14は、第2実施形態に係るサービス提供システムの判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
近年、個人や企業のコミュニティ手段として、何らかの結びつきを有するコミュニティ間で情報を共有するソーシャルネットワーキングサービス(SNS:social networking service)が活発に利用される。SNSでは、テキスト、画像、音声等を用いてコミュニティ間で情報拡散が行われるため、企業にとって重要な広告媒体の一つとして認識されつつある。それに伴い、SNSを利用した、商品の販売促進を目的としたキャンペーンが実施される機会が増加している。
そこで本実施形態では、例えば、ユーザが、あるメーカーが販売する商品を撮像した画像をSNSに投稿すると、画像に商品が含まれるか否かを判定し、商品が写った画像を投稿したユーザにプレゼント等を提供するシステム例について説明する。なお、キャンペーン対象の商品種類に制限はないが、ここでは一例として、飲料メーカーが販売する缶入り飲料である商品Aをキャンペーン対象の商品として説明する。
ところで、こうしたキャンペーンを実施するには、ユーザがSNSに投稿した図1に示すような撮像画像の中に、商品Aが含まれているか否かを判定する必要がある。図1からもわかるように、商品Aは様々なアングルから撮像される場合があり、同じ商品Aであっても撮像アングルが異なると、撮像画像に商品Aが含まれているか否かを判定することが困難になることが多い。
なお、図1の例では、撮像画像における商品Aの位置を明示するため、商品Aを矩形で囲んだが、ユーザがSNSに投稿した撮像画像に商品Aを囲む矩形は存在しない。
図2は、同一物体を異なるアングルで撮像した場合の見え方の相違について、彫刻像を用いてわかりやすく説明した図である。画像Aは彫刻像を正面から撮像した画像であり、画像Bは同じ彫刻像を側面から撮像した画像である。この様に、同じ彫刻像であっても撮像のアングルが異なれば彫刻像に照射される光の加減等により色彩が変化したり、彫刻像の形状及び配置等が異なったりするため、公知の特徴抽出アルゴリズムを用いて各々の画像から抽出した特徴量も異なる。従って、商品Aの撮像条件が異なれば、撮像画像に写る商品Aを商品Aでないと誤判定する場合が考えられる。
そこで、撮像画像に写った物体が商品Aか否かを判定するための基準となる予め用意された判定用画像の特徴量と、撮像画像に写る商品Aの特徴量との差異が大きくても商品Aと判定するように、商品Aと判定する特徴量の差異の許容範囲を大きく設定したとする。しかし、この様な設定を行った場合、逆に今度は、商品Aと異なる商品を商品Aであると誤判定する場合が考えられ、誤判定を減少させる有効な手法とはいい難い。
そこで、撮像アングルを様々に変化させて撮像した複数の判定用画像を予め用意しておき、判定用画像の各々の特徴量と、撮像画像に写る商品Aの特徴量とを比較することで、前述した誤認識を防止する手法が考えられる。
しかしながら、この場合、1つの撮像画像に対して複数の判定用画像との間で画像の類似度を各々計算する必要があるため、判定用画像の枚数が増加するに従って計算量が増加してしまうという問題が発生する。従って、できるだけ少ない枚数の判定用画像を用いて画像の類似性を判定すればよいことはわかるが、どういったアングルから撮像した判定用画像を何枚用意すればよいかは不明である。
そこで、以下の各実施形態では、より少ない枚数で撮像画像に対象物が含まれることを判定するための判定用画像を作成するシステムについて説明する。
(第1実施形態)
図3は、本実施形態に係るサービス提供システム10の一例を示した図である。
サービス提供システム10は、サービス提供装置20、ユーザ端末30、ソーシャルネットワーキングサービスサーバ40(以下、SNSサーバ40という)、及びサービス依頼端末50が通信回線60により接続されたシステムである。なお、本実施形態に係る通信回線60はインターネット回線として説明するが、通信回線60の種別はこれに限定されるものではない。例えば、通信回線60は専用回線であっても、社内LAN等のイントラネット回線であってもよい。また、通信回線60は有線、無線、又は有線と無線との混在の何れの形態で構築されていてもよい。
ユーザ端末30は、ユーザが商品Aの写った撮像画像をSNSに投稿するための端末である。ユーザ端末30は、PC(Personal Computer)、ノートPC、タブレット型端末、及びスマートフォン等、通信回線60を介してSNSサーバ40へ撮像画像のデータを送信する機能を有する情報機器であれば、何れの情報機器であってもよい。
SNSサーバ40は、ユーザ端末30から送信された撮像画像を記憶するサーバであり、撮像画像を送信したユーザが設定したセキュリティーポリシーに基づいて、撮像画像の公開先等を管理する。
サービス依頼端末50は、例えば、商品Aのキャンペーンを実施する飲料メーカーに設置され、商品Aのキャンペーンに必要な情報を、後述するサービス提供装置20との間で相互に送受信する。サービス提供装置20との間のデータ送受信にはサービス依頼端末50に予め実装されているブラウザが用いられるが、サービス提供装置20を管理する管理者が提供する専用アプリケーションを用いてもよい。なお、サービス依頼端末50の設置場所はキャンペーンを実施する企業内に限られず、状況に応じてどのような場所に設置してもよいことは言うまでもない。
また、ユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50の各々は、通信回線60に複数接続される形態であってもよい。
サービス提供装置20は、通信部21、提供部22、判定部23、及びドキュメントデータベース24を含む。なお、以降、ドキュメントデータベース24をデータベース24と記載する。
通信部21は、サービス提供装置20を通信回線60に接続し、ユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50等の情報機器との間で相互に必要なデータを送受信する。
具体的には、通信部21は受付部25及び出力部26を含み、受付部25はユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50から画像等のデータを受け付ける。また、出力部26は、必要に応じてサービス提供装置20に含まれるデータをユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50へ出力する。
例えば、商品Aのキャンペーン準備として、飲料メーカーがサービス依頼端末50から商品Aの周囲を少なくとも360度以上移動しながら撮像した画像(登録画像)を、通信回線60を介してサービス提供装置20の受付部25へ送信する。受付部25は、商品Aを異なる複数のアングルから撮像した登録画像を受け付ける。なお、サービス依頼端末50からサービス提供装置20へ送信する登録画像は静止画、動画の何れであってもよいが、一例として本実施形態に係る登録画像は動画とする。なお、登録画像は撮像の時系列順に1フレーム〜Mフレーム(Mは自然数)までのフレーム番号が付された複数の撮像画像を含み、各々のフレームに対応した撮像画像の集まりによって動画が構成されているものとする。
提供部22は抽出部27を含み、抽出部27は受付部25が受け付けた登録画像から、ユーザがSNSサーバ40に投稿した撮像画像に商品Aが含まれるか否かの判定に利用される撮像画像を抽出する。
まず、抽出部27における画像の抽出について具体的に説明する。図4は、抽出部27における撮像画像の抽出処理の一例を示した図である。
抽出部27は、まず、受付部25から受け付けた登録画像に含まれる任意のフレームの撮像画像を基準画像に設定する。そして、抽出部27は、基準画像と異なるフレームの撮像画像を基準画像の候補画像として、基準画像及び候補画像の各々から公知の同一特徴抽出アルゴリズムを用いて特徴量を抽出する。
本実施形態に係る抽出部27では、特徴抽出アルゴリズムの一例としてBRISK(Binary Robust Invariant Scalable Keypoints)が用いられるが、抽出部27で用いられる特徴抽出アルゴリズムはこれに制限されない。例えば、キャンペーン対象となる商品の撮像条件、例えば商品を傾けた形態で撮像されることが多かったり、屋外で撮像されることが多かったりといった条件に応じて、回転した画像の特徴抽出を得意とする特徴抽出アルゴリズムを用いる等してもよい。
なお、BRISKとは、画像の離れた2点の輝度差に着目するというBRIEF(Binary Robust Independent Elementary Features)にスケール不変性と回転不変性を導入した特徴抽出アルゴリズムである。BRISKは、画像からスケールや回転に不変な特徴量を抽出する代表的な特徴抽出アルゴリズムであるSIFT(Scale Invariant Feature Transform)やSURF(Supped Up Robust Feature)に比べて、スケールや回転に変動がある画像から精度よく特徴量を抽出する。
また、特徴抽出アルゴリズムによって抽出された候補画像の特徴量aが、^a=[a,・・・,a]のベクトル量で示され、基準画像の特徴量bが、^b=[b,・・・,b]のベクトル量で示されるものとする。ここで、N+1(0≦N≦∞)は特徴量の次元数を表し、記号“^”はベクトルを表す。
この際、抽出部27は2つの画像の各々から抽出した特徴量の距離を算出して、算出された距離の値が予め定めた閾値(類似判定閾値S1)以下となる場合に、基準画像と候補画像とは類似した画像であると判定する。なお、本実施形態に係る抽出部27では、画像の類似度を示す特徴量の距離として、例えば、(1)式に示したL2距離とも称されるユークリッド距離を用いる。
ここでdL(^a,^b)は特徴量a及び特徴量bの間のL2距離を表す。従って、dL(^a,^b)の値が小さくなるに従って、基準画像と候補画像との類似度が増す。
なお、画像間の類似度の判定はL2距離を用いた方法に限られない。例えば、各々の画像から抽出した、特徴抽出に適した箇所である特徴点の特徴量をベクトル空間に写像し、各々の画像の特徴点のベクトル分布を統計的手法及び機械学習等を用いて比較することで、基準画像と候補画像との類似度を判定するようにしてもよい。
また、例えば(2)式で示されるLp距離等、画像間の類似度の判定には、画像の類似度を定量的に示すことができる何れの指標であっても用いることができる。
ここでdL(^a,^b)は特徴量a及び特徴量bの間のLp距離を表す。
そして、抽出部27は、算出したL2距離が類似判定閾値S1以下の場合、すなわち基準画像と候補画像とが類似している場合、登録画像からまだ候補画像として選択していないフレームの画像を新たな候補画像として選択する。そして、基準画像と新たな候補画像との間で、前述した類似度の判定を繰り返す。
一方、算出したL2距離が類似判定閾値S1より大きい場合、すなわち基準画像と候補画像とが類似していない場合、抽出部27は候補画像を新たな基準画像に設定する。そして、登録画像からまだ候補画像として選択していないフレームの画像を新たな候補画像として選択し、新たな基準画像と新たな候補画像との間で、前述した類似度の判定を繰り返す。
このようにして、抽出部27は登録画像から互いの画像の特徴量の差が類似判定閾値S1を超える基準画像を抽出する。
提供部22は、抽出部27が抽出した少なくとも1枚以上の基準画像を、ユーザがSNSサーバ40に投稿した撮像画像に商品Aが含まれるか否かの判定に利用される判定用画像として後述するデータベース24に記憶して、後述する判定部23へ提供する。
データベース24には、提供部22から提供された商品Aに対する少なくとも1枚以上の判定用画像が記憶される。また、データベース24には、例えばMongoDBに代表されるドキュメントデータベースが用いられる。MongoDBは、コレクション毎に複数のドキュメントを有し、各ドキュメントでは判定用画像の構造やデータ型に応じて自由なフィールドを定義することができるドキュメントデータベースである。MongoDBでは、従来のRDB(Relational Database)と比較して、記憶する判定用画像の増加に伴うデータベースの分散化が容易であり、いわゆるビッグデータの管理に適したデータベースである。
図5及び図6は、各々の図に示された異なる判定用画像のデータベース構造の一例を示した図である。なお、図5及び図6において“//”に続いて記載された表記は、対応するフィールドの内容を説明したコメントである。
本実施形態に係るデータベース24には、例えば主キー、保存時刻、撮像者情報、撮像された物体情報、使用した特徴抽出アルゴリズム情報、画像の特徴量、基準画像の判定アルゴリズム、画像に適用したエフェクト情報、及び画像格納先等が含まれる。
図5及び図6に示すデータベース構造において、図5と図6との間で異なる部分は、図6の点線で囲んだフィールドの部分であり、この場合、データベースの主キー、保存時刻、画像の特徴量、及び画像格納先が異なっている。
なお、本実施形態に係るデータベース24では判定用画像を記憶するためMongoDBを使用したが、使用するデータベースはこれに限定されず、他の種類のデータベースを用いてもよい。また、データベースを使用せずに、例えばNTFS(NT File System)のような公知のファイルシステムを利用するようにしてもよい。
一方、受付部25は、商品Aのキャンペーン期間中にSNSサーバ40に投稿された撮像画像を受け付ける。
判定部23は、受付部25から撮像画像を受け取り、抽出部27と同じ特徴抽出アルゴリズムを用いて撮像画像の特徴量を抽出する。そして、判定部23は、撮像画像の特徴量と、データベース24に記憶される商品Aの判定用画像の各々の特徴量とから、例えば(1)式に従って画像の類似度を示すL2距離を算出する。そして、判定部23は、算出したL2距離と類似判定閾値S1を比較することで、撮像画像に商品Aが含まれるか否かを判定する。
出力部26は、判定部23での判定結果に応じて、例えば商品Aが含まれた撮像画像を投稿したユーザのユーザ端末30へ、プレゼントの応募フォームにリンクするURL等の商品Aのキャンペーンに関する情報を記載したメール等を出力する。この際、出力部26は、判定部23での判定結果及び撮像画像の提供元を特定する情報を、商品Aのキャンペーン実施元である飲料メーカーのサービス依頼端末50へ出力するようにしてもよい。なお、受付部25は、SNSサービス毎に予め用意されたAPI(Application Programming Interface)を用いることで、SNSサーバ40で管理される撮像画像と、メールアドレス等の撮像画像の提供元を特定する情報とを取得することができる。
次に、図7に、サービス提供システム10に含まれるサービス提供装置20、ユーザ端末30、SNSサーバ40、及びサービス依頼端末50を、コンピュータで実現可能な一例としてのコンピュータシステム100を示す。
サービス提供システム10としての図7に示すコンピュータシステム100は、サービス提供装置20としてのコンピュータ200を含む。更に、コンピュータシステム100は、ユーザ端末30としてのコンピュータ300、SNSサーバ40としてのコンピュータ400、及びサービス依頼端末50としてのコンピュータ500を含む。
コンピュータ200は、CPU202、メモリ204、及び不揮発性の記憶部206を含む。CPU202、メモリ204、及び不揮発性の記憶部206は、バス208を介して互いに接続される。また、コンピュータ200は、キーボード及びマウス等の入力部210、並びにディスプレイ等の表示部212を備え、入力部210及び表示部212はバス208に接続される。またコンピュータ200は、記録媒体232に対して読み書きするためのIO214がバス208に接続される。更に、コンピュータ200は、通信回線60に接続するためのインタフェースを含む通信IF(Interface)216を備え、通信IF216もバス208に接続される。なお、記憶部206はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。
記憶部206には、コンピュータ200を図3に示すサービス提供装置20として機能させるためのサービス提供プログラム218、類似判定情報格納領域228、及びデータベース格納領域230が記憶される。記憶部206に記憶されたサービス提供プログラム218は、通信プロセス220、提供プロセス222、及び判定プロセス224を含む。
CPU202は、サービス提供プログラム218を記憶部206から読み出してメモリ204に展開し、サービス提供プログラム218が有する各プロセスを実行する。また、CPU202は、類似判定情報格納領域228に含まれる類似判定情報を類似判定閾値S1としてメモリ204に展開する。また、CPU202は、データベース格納領域230に含まれるデータベースを構成する情報をメモリ204に展開し、データベース24を構成する。
CPU202がサービス提供プログラム218を記憶部206から読み出してメモリ204に展開し、サービス提供プログラム218を実行することで、コンピュータ200が図3に示すサービス提供装置20として動作する。また、CPU202が通信プロセス220を実行することで、コンピュータ200が図3に示す受付部25及び出力部26を含む通信部21として動作する。また、CPU202が提供プロセス222を実行することで、コンピュータ200が図3に示す抽出部27を含む提供部22として動作する。更に、CPU202が判定プロセス224を実行することで、コンピュータ200が図3に示す判定部23として動作する。
なお、サービス提供装置20は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係るサービス提供装置20の作用を説明する。本実施形態に係るサービス提供装置20は、データベース24に商品Aの判定用画像が記憶されていない場合に、判定用画像生成処理を実行する。
図8は判定用画像生成処理の流れの一例を模式的に表した図である。図8に示すように、例えば、メーカーの担当者が位置X→位置Y→位置Z→位置Xの順に商品の周囲を少なくとも360度以上移動しながら撮像した登録画像を受付部25で受け付ける。そして、抽出部27は、登録画像の中から互いに類似していない少なくとも1つ以上の画像、図8の例では基準画像A〜基準画像Cを抽出し、提供部22は抽出部27が抽出した基準画像を判定用画像としてデータベース24へ記憶する。
図9は、図8で概略的に説明した判定用画像生成処理の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、ステップS10では、判定用画像生成処理を実行するために必要な初期化処理を実行する。具体的には、抽出部27はメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得する。
ステップS20では、受付部25はサービス依頼端末50から商品Aの登録画像を受信したか否かを判定する。否定判定の場合には、登録画像を受信するまでステップS20の処理を繰り返す。一方、肯定判定の場合には、受信した登録画像をメモリ204の予め定めた領域に保存し、ステップS30へ移行する。
ステップS30では、抽出部27は、ステップS20の処理で受信した登録画像に含まれる最初のフレーム、すなわち1フレーム目に対応した撮像画像を抽出し、基準画像として設定する。この際、抽出部27は、登録画像から抽出した撮像画像のフレーム番号をメモリ204の予め定めた領域に保存する。
ステップS40では、抽出部27は、メモリ204に保存したフレーム番号に1を加算した値を、次に登録画像から抽出する撮像画像のフレーム番号として更新する。
ステップS50では、抽出部27は、ステップS40の処理で更新したフレーム番号の撮像画像を登録画像から抽出し、撮像画像の抽出に成功したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合にはステップS60へ移行する。なお、登録画像から登録画像に含まれる最終フレーム番号を超えたフレーム番号の撮像画像を抽出しようとした場合、画像の抽出に失敗する。
ステップS60では、抽出部27はBRISK法を用いてステップS50の処理で登録画像から抽出した撮像画像、すなわち候補画像の特徴量^a、及び現在設定されている基準画像の特徴量^bを各々の画像から抽出する。なお、前述したように、抽出部27で用いられる特徴抽出アルゴリズムはBRISK法に制限されず、公知の特徴抽出アルゴリズムを用いることができる。
そして、抽出部27は、候補画像の特徴量^aと基準画像の特徴量^bから、(1)式に従ってお互いの画像の類似度を示すL2距離dL(^a,^b)を算出する。なお、前述したように、抽出部27で用いられる画像の類似度を示す指標はL2距離に制限されず、画像の類似度を定量的に示すことができる他の指標を用いることができる。
なお、候補画像及び基準画像から特徴量を抽出する前に、候補画像及び基準画像に対して、例えば背景除去等の画像に対するエフェクト処理を実行するようにしてもよい。この場合、各々の画像から商品Aの背景が除去されるため、商品Aの画像の特徴量を精度よく抽出することができる。
ステップS70では、抽出部27はステップS60で算出したL2距離dL(^a,^b)が、ステップS10の処理で取得した類似判定閾値S1より大きいか否か、すなわち候補画像と基準画像とが類似していないか否かを判定する。ここで、候補画像と基準画像とが類似すると判定されるということは、換言すれば、現在の基準画像を用いれば、基準画像と異なるアングルから撮像された候補画像を、基準画像に類似した画像であると判定できることを意味する。従って、否定判定の場合、すなわち候補画像と基準画像とが類似している場合には、判定対象の候補画像を基準画像とすることなくステップS40へ移行する。
一方、ステップS70の判定処理で肯定判定となった場合には、ステップS80へ移行する。ここで、候補画像と基準画像とが類似しないと判定されるということは、換言すれば、現在の基準画像では、同じ商品Aが写った候補画像であっても候補画像から商品Aの特徴を抽出することができないことを意味する。これは、撮像アングル等、異なる撮像条件で基準画像及び候補画像が撮像されているため、同じ商品Aの画像であっても画像から抽出される特徴量が類似判定閾値S1を超えて異なるためである。
従って、ステップS80では、抽出部27は、現在の基準画像の替わりに、現在の基準画像と類似しないと判定された候補画像を新たな基準画像として設定し、ステップS40へ移行する。そして、ステップS40〜S80の処理を繰り返すことにより、商品Aの周囲に沿った何れかの方向から撮像した商品Aの撮像画像に対して、当該撮像画像の特徴量との差分が類似判定閾値S1を超える商品Aの基準画像を取得する。
一方、ステップS50の判定処理で否定処理となった場合、すなわち、登録画像から全ての基準画像を抽出し終えた場合には、ステップS90へ移行する。
ステップS90では、提供部22は、ステップS30及びステップS80の処理で抽出部27が設定した全ての基準画像を判定用画像として、メモリ204の予め定めた領域に保存する。なお、ステップS30の処理で1フレーム目の画像を基準画像として設定するため、判定用画像は少なくとも1枚以上存在する。
以上により、判定用画像生成処理を終了する。
なお、ステップS50の処理では撮像画像の抽出に成功したか否かによって、登録画像から全ての基準画像を抽出し終えたか否かを判定した。しかし、他の方法によって判定してもよい。例えば、予め登録画像に含まれる撮像画像の最終フレーム番号を取得し、ステップS40の処理で更新したフレーム番号が最終フレーム番号以下か否かを判定するようにしてもよい。
また、図9に示した判定用画像生成処理ではステップS80の処理において、候補画像と基準画像との特徴量の距離の差が類似判定閾値S1より大きくなった場合に、候補画像と比較する基準画像を順次更新するようにした。しかし、候補画像と比較する基準画像を更新せずに、毎回ステップS30の処理で設定した基準画像と比較することで、判定用画像を生成するようにしてもよい。
この場合、例えば、ステップS80の処理で抽出部27は、現在の基準画像と類似しないと判定された候補画像をメモリ204に保存すると共に、ステップS80の処理を実行する度に、ステップS70の判定処理に用いる類似判定閾値S1の値を変化させる。例えば、互いの画像の特徴量の差が類似判定閾値S1を超える判定用画像を生成には、仮に類似判定閾値S1の値をKとすれば、ステップS80の処理を実行する度に類似判定閾値S1の値をK、(K×2)、(K×3)、・・・と変化させればよい。
そして、ステップS90の処理において、提供部22は、ステップS30の処理で設定された基準画像、及びステップS80の処理でメモリ204に保存された候補画像を判定用画像とすればよい。
図10は、図9に示した判定用画像生成処理の結果、登録画像から抽出された判定用画像の例を示した図である。図10の例では、判定用画像A〜判定用画像Dの4つの画像が登録画像から抽出されている。判定用画像生成処理によって抽出された判定用画像A〜判定用画像Dは、互いに画像の特徴量の差異が類似判定閾値S1より大きい画像となる。
図11は、図9に示した判定用画像生成処理の終了後、商品Aのキャンペーン期間中にサービス提供装置20において実行される判定処理の流れの一例を示したフローチャートである。
まず、ステップS100では、受付部25はSNSサーバ40を参照し、SNSサーバ40に投稿されたユーザの撮像画像があるか否かを判定する。否定判定の場合にはS100の処理を繰り返し、継続してSNSサーバ40を参照する。一方、肯定判定の場合には、SNSサーバ40から撮像画像を取得して、メモリ204の予め定めた領域に保存すると共に、ステップS120へ移行する。この際、受付部25は、取得した撮像画像を投稿したユーザを一意に示す識別情報、例えばメールアドレスを、SNSサーバ40を管理する管理者等から提供されたAPIを用いて取得し、撮像画像と関連付けてメモリ204に保存する。
ステップS120では、判定部23は、データベース24に記憶される商品Aの判定用画像のうち、まだ取得していない判定用画像があるか否かを判定し、肯定判定の場合にはステップS140へ移行する。
ステップS140では、判定部23は、データベース24からまだ取得していない判定用画像を、その判定用画像の特徴量と共に取得する。
そして、ステップS150では、判定部23は、ステップS140の処理で取得した判定用画像の大きさを変えながら、ステップS100の処理で取得した撮像画像を走査することで画像のマッチングを行う。そして、判定部23は、判定用画像と最も類似すると判定された撮像画像の領域の特徴量を、抽出部27で用いられたものと同じ特徴抽出アルゴリズムを用いて算出する。
そして、判定部23は、本ステップで抽出した撮像画像の特徴量と、ステップS140の処理で取得した判定用画像の特徴量とから、例えば(1)式に従ってお互いの画像の類似度を示すL2距離を算出する。なお、ここでは撮像画像と判定用画像とのL2距離を算出したが、L2距離以外の画像の類似度を示す指標を算出するようにしてもよい。
ステップS160では、判定部23はメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得し、ステップS150で算出したL2距離が類似判定閾値S1以下か否かを判定する。否定判定の場合、すなわち、撮像画像に商品Aの判定用画像と類似する領域は含まれていないと判定された場合にはステップS120へ移行し、ステップS120〜S160の処理を繰り返して、撮像画像に商品Aの判定用画像と類似した領域があるか判定する。また、本ステップの判定結果が肯定判定の場合、すなわち撮像画像に商品Aの判定用画像と類似する領域が含まれると判定された場合にはステップS170へ移行する。
ステップS170では、撮像画像の一部と商品Aの判定用画像とが類似することから、判定部23は、撮像画像に商品Aが含まれていると判定する。
そして、ステップS180では、判定部23は出力部26に対して、撮像画像を投稿したユーザへプレゼントの応募フォームにリンクするURL等の商品Aのキャンペーンに関する情報を記載したメールを出力するよう依頼する。出力部26は、判定部23からの依頼に基づいてメールを作成し、ステップS100の処理で取得した、撮像画像を投稿したユーザのメールアドレス宛に作成したメールを出力し、図11に示した判定処理を終了する。
一方、ステップS120の判定処理において否定判定となった場合、すなわち撮像画像には商品Aの何れの判定用画像とも類似する領域がないと判定された場合にはステップS130へ移行する。そして、ステップS130では、判定部23は撮像画像には商品Aが含まれていないと判定し、図11に示した判定処理を終了する。
なお、図11に示した判定処理は、商品Aのキャンペーン期間中、繰り返し実行される。
判定処理の結果、サービス提供装置20からのメールを受信したユーザ端末30のユーザは、例えば、メールに記載されたURLにアクセスして応募フォームに必要事項を入力することで、飲料メーカーからプレゼントをもらえる等の特典を得ることができる。
なお、図11に示した判定処理では、撮像画像に商品Aが含まれると判定される度に、撮像画像を投稿したユーザへメールを送信したが、メールの送信タイミングはこれに限定されない。例えば、メールをメモリ204に保存しておき、商品Aのキャンペーン期間終了後に、撮像画像を投稿したユーザへメールを送信するようにしてもよい。
このように、サービス提供装置20は、互いに画像の特徴量の差異が類似判定閾値S1より大きくなる画像を、撮像画像に商品Aが含まれるか否かを判定する際の判定用画像として用いることができる。従って、より少ない判定用画像の枚数で撮像画像から撮像条件が異なる商品Aを精度よく抽出することができる。
なお、上記ではサービス依頼端末50から受け付ける登録画像を、商品Aの周囲を少なくとも360度以上移動しながら撮像した画像と説明したが、登録画像は商品Aをあらゆるアングルから撮像した画像であってもよい。この場合、撮像画像に含まれる商品Aを、より精度よく抽出するための判定用画像を生成することができる。
また、本実施形態に係るサービス提供装置20は、登録画像として予め商品Aを撮像した撮像済みの画像を用いたが、登録画像はこうした画像に限定されない。例えば、サービス提供装置20を管理する管理者が提供する専用アプリケーションをインストールした端末(撮像端末)から送られてくる、商品Aの周囲を1回転して撮像したリアルタイム画像を登録画像としてもよい。なお、サービス依頼端末50を撮像端末として利用してもよい。
この場合、受付部25は、撮像端末から撮像開始及び撮像終了の指示を受け付け、撮像開始の指示によって登録画像の取得を開始する。そして、図9のステップS40で抽出部27は1フレームずつ画像を取得し、ステップS50の処理において、撮像端末から撮像終了の指示を受け付けたか否かを判断して、撮像終了の指示を受け付けた場合にステップS90へ移行し判定用画像生成処理を終了する。
また、撮像端末から撮像終了の指示を受け付けずに、商品Aの画像の撮像者が商品Aの周囲を移動し、再び撮像開始地点に戻ったタイミングで判定用画像生成処理を終了してもよい。この場合、例えば、ステップS40の処理で撮像端末から受け付けた画像の特徴量と、ステップS30の処理で設定した基準画像の特徴量を比較して、各々の特徴量の差が予め定めた値以下となった場合に、再び撮像開始地点に戻ったと判定すればよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態に係るサービス提供システムは、図3に示した第1実施形態に係るサービス提供システム10と同様である。従って、第2実施形態に係るサービス提供システムは、図7に示した第1実施形態に係るコンピュータシステム100と同様のコンピュータシステムによって実現することができる。ただし、図3においてサービス提供装置20をサービス提供装置20A、抽出部27を抽出部27A、及び判定部23を判定部23Aと読み替える。また、図7においてコンピュータ200をコンピュータ200A、提供プロセス222を提供プロセス222A、判定プロセス224を判定プロセス224A、サービス提供プログラム218をサービス提供プログラム218Aにそれぞれ読み替えるものとする。
ここでは、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
第1実施形態に係る抽出部27では、基準画像及び候補画像から公知の特徴抽出アルゴリズムを用いて各々の特徴量を抽出し、特徴量の距離によって候補画像を新たな基準画像に設定するか否かを判定するようにした。
一方、本実施形態に係る抽出部27Aでは、クラスタリングアルゴリズムを用いて候補画像を分類することで基準画像を設定する。クラスタリングとは、類似している画像は特徴空間上で空間的にまとまって存在しているという性質を利用して画像を分類する画像処理の一種である。
抽出部27Aで用いられるクラスタリングアルゴリズムに制限はなく、例えばNearest Neighbor法等の公知のクラスタリングアルゴリズムを用いることができる。
Nearest Neighbor法では、予め任意の数のクラスを作成し、各々のクラスに対してクラスを代表する代表ベクトル値、例えば特徴量を割り当てる。そして、各々の候補画像から得られるベクトル値、例えば特徴量と、代表ベクトル値との距離が最も小さく、かつ、当該距離が類似判定閾値S1以下となるクラスに候補画像を分類する。なお、候補画像の特徴量に最も近いクラスの代表ベクトルとの距離が類似判定閾値S1より大きい場合には、当該候補画像の特徴量をクラスの代表ベクトル値とした、新たなクラスを作成する。そして、各クラスから1枚ずつ選択された画像の各々が基準画像となる。
また、第2実施形態に係る判定部23Aも、抽出部27Aと同じクラスタリングアルゴリズムを用いて、撮像画像を判定用画像の特徴量を代表ベクトル値とする各クラスに分類する。この際、判定部23Aは、撮像画像を何れかのクラスに分類できた場合には、撮像画像に商品Aが含まれていると判定し、何れのクラスにも分類できない場合には、撮像画像に商品Aが含まれていないと判定する。
次に、本実施形態に係るサービス提供装置20Aの作用を説明する。本実施形態に係るサービス提供装置20Aは、データベース24に商品Aの判定用画像が記憶されていない場合に、判定用画像生成処理を実行する。
図12は、本実施形態に係る判定用画像生成処理の流れの一例を示したフローチャートである。図12に示したフローチャートが、図9に示した第1実施形態に係る判定用画像生成処理のフローチャートと異なる点は、ステップS10の初期化処理がステップS15の初期化処理に置き換わり、ステップS30の処理が削除された点である。更に、ステップS60の処理がステップS55の処理に置き換わると共に、ステップS70の処理がステップS65の処理に置き換わっている。
まず、ステップS15では、抽出部27Aはメモリ204に展開された類似判定閾値S1を取得すると共に、予めメモリ204に展開された任意の数のクラスにおける代表ベクトル値を取得する。なお、各クラスの代表ベクトル情報は記憶部206に記憶され、CPU202は判定用画像生成処理の開始に先立ち、各クラスの代表ベクトル情報を代表ベクトル値としてメモリ204に展開しているものとする。また、各クラスの代表ベクトル値は、例えば互いに類似判定閾値S1の3倍より大きい差異を有している。
そして、ステップS55では、抽出部27Aは、候補画像の特徴量を抽出し、例えば前述したNearest Neighbor法等の公知のクラスタリングアルゴリズムを用いて、候補画像をクラスに分類する。
具体的には前述したように、候補画像の特徴量と、ステップS15の処理で取得した代表ベクトル値との距離が最も近く、かつ、類似判定閾値S1以下となるクラスに候補画像を分類する。そして、候補画像の特徴量に最も近いクラスの代表ベクトルとの距離が類似判定閾値S1より大きい場合には、当該候補画像の特徴量をクラスの代表ベクトル値とした新たなクラスを作成し、この新たなクラスに候補画像を分類する。
なお、候補画像から特徴量を抽出する前に、候補画像に対して、例えば背景除去等の画像に対するエフェクト処理を実行するようにしてもよい。この場合、候補画像から商品Aの背景が除去されるため、商品Aの画像の特徴量を精度よく抽出することができる。
ステップS65では、抽出部27Aは、ステップS55の処理でクラスに分類された候補画像が、分類先のクラスにおける唯一の候補画像か否かを判定する。そして、肯定判定の場合はステップS80へ移行し、この分類先のクラスにおける唯一の候補画像を基準画像として設定する。
一方、否定判定の場合はステップS40へ移行し、更新したフレーム番号の候補画像を各クラスに分類する処理を繰り返す。
このようにして、抽出部27Aはクラスタリングアルゴリズムを用いても、登録画像から互いに画像の差異が類似判定閾値S1より大きい画像を判定用画像として抽出することができる。
図13は、図12に示した判定用画像生成処理の結果、登録画像から抽出された判定用画像の例を示した図である。図13の例では、クラスA〜クラスDの4つのクラス毎に、登録画像から判定用画像が抽出されている。判定用画像生成処理によって抽出された各クラスの判定用画像は、互いに画像の差異が類似判定閾値S1より大きい画像となる。
図14は、図12に示した判定用画像生成処理の終了後、商品Aのキャンペーン期間中にサービス提供装置20Aにおいて実行される判定処理の流れの一例を示したフローチャートである。
図14に示したフローチャートが、図11に示した第1実施形態に係る判定処理のフローチャートと異なる点は、ステップS110の処理が追加された点である。また、図11のステップS120、S140、S150、及びS160の各処理が、ステップS115及びS125の処理に置き換わった点である。
ステップS110では、判定部23Aは、ステップS100の処理で取得した撮像画像の特徴量を、抽出部27Aで用いられたものと同じ特徴抽出アルゴリズムを用いて算出する。
ステップS115では、判定部23Aは、ステップS110の処理で取得した撮像画像の特徴量に基づいて、撮像画像を判定用画像によって代表される各クラスに分類する。この際、判定部23Aは、例えば抽出部27Aにおいて登録画像から基準画像を抽出する際に用いたNearest Neighbor法を用いて、撮像画像を各クラスに分類する。なお、判定部23Aにおいて用いられるクラスタリングアルゴリズムはNearest Neighbor法に限定されず、公知のクラスタリングアルゴリズムを用いることができる。
ステップS125では、判定部23Aは、撮像画像を何れかのクラスに分類できたか否かを判定し、否定判定の場合にはステップS130に移行し、肯定判定の場合にはステップS170へ移行する。
このように、サービス提供装置20Aは、互いに画像の差異が類似判定閾値S1より大きくなる画像を、撮像画像に商品Aが含まれるか否かを判定する際の判定用画像として用いることができる。従って、より少ない判定用画像の枚数で撮像画像から撮像条件が異なる商品Aを精度よく抽出することができる。
なお、本実施形態に係るサービス提供装置20Aも、第1実施形態に係るサービス提供装置20と同様に、登録画像として予め商品Aを撮像した撮像済みの画像を用いずに、撮像端末から送られてくる、商品Aの撮像中のリアルタイム画像を用いることができる。
以上、実施形態を用いて開示の技術を説明したが、開示の技術は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、当該変更または改良を加えた形態も開示の技術の技術的範囲に含まれる。例えば、開示の技術の要旨を逸脱しない範囲で処理の順序を変更してもよい。
また、上記ではサービス提供プログラム218、218Aが記憶部206に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係るサービス提供プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。例えば、開示の技術に係るサービス提供プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、及びUSBメモリ等の可搬型記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。また、開示の技術に係るサービス提供プログラムは、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等に記録されている形態で提供することも可能である。
以上、第1実施形態及び第2実施形態では、サービス提供装置20、20Aを、SNSを利用した商品の販売促進キャンペーンに適用し、SNSに投稿された画像にキャンペーン対象の商品が含まれているかを判定する例について説明した。
しかし、サービス提供装置20、20Aが適用される場面は、上記の例に限られない。
例えば、サービス提供装置20、20Aは、SNSに投稿された画像を利用したマーケティングサービスに利用することができる。
以下では説明を簡略化するため、サービス提供装置20をマーケティングサービスに利用する事例について説明するが、サービス提供装置20Aも同様の事例に適用することができる。
まず、サービス提供装置20は、図9に示した判定用画像生成処理を実行して、マーケティングサービスの対象となる商品(分析対象商品)の判定用画像を生成する。なお、分析対象商品は複数あってもよく、この場合、分析対象商品毎に判定用画像が生成される。
そして、サービス提供装置20はSNSサーバ40に投稿された撮像画像を取得し、図11に示した判定処理を実行して撮像画像に分析対象商品が含まれているか否かを判定する。
そして、撮像画像に分析対象商品が含まれている場合には、当該撮像画像から更に分析対象商品を撮像した際の関連情報を取得する。なお、取得する関連情報の内容に制限はなく、撮像画像から取得可能な情報が含まれる。
例えば、関連情報には撮像画像に含まれる分析対象商品の数、撮像画像の大きさに対して分析対象商品が占める割合、撮像場所が屋内なのか屋外なのかといった撮像環境、及び撮像時の天候等が含まれる。また、例えば、時間の経過を演出するために画像をセピア風にしたり、また、イラスト風にしたりといった、撮像画像に施されている加工の種類を取得するようにしてもよい。また、分析対象商品と一緒に写っている人の数、推定年齢、笑っているのか怒っているのかといった感情、及び正装しているのかそれともカジュアルな服装なのかといったファッションに関する情報を取得するようにしてもよい。
更には、図11に示したステップS150の処理で実行される画像のマッチングに関する情報を関連情報に含めてもよい。画像のマッチングに関する情報とは、例えば、撮像画像のどの位置で、どの程度の大きさに変更したどの判定用画像と類似すると判定されたかといった情報をいう。
そして、サービス提供装置20は取得した分析対象商品の関連情報に基づいて、例えば、いつどのような場所でどういった人が分析対象商品を使用する傾向にあるのかといった、分析対象商品の販売促進等に有益な情報を分析する。そして、分析結果を、マーケティングサービスの依頼元であるメーカーのサービス依頼端末50へ送信する。
この際、サービス提供装置20は分析結果と併せて関連情報をサービス依頼端末50へ送信してもよく、また、撮像画像から取得した関連情報だけをサービス依頼端末50へ送信し、サービス依頼端末50で関連情報に基づいた分析を実施するようにしてもよい。
また、サービス提供装置20は、関連情報に基づいて分析対象商品を分析する際、撮像画像と共にSNSサーバ40に投稿されたテキスト、及びメーカーから提供された分析対象商品の販売データ等、他の情報と組み合わせて分析するようにしてもよい。
このように、サービス提供装置20は、メーカーに対して商品の販売促進に関する情報を提供することができる。
更に、サービス提供装置20、20Aを、SNSに投稿された画像を利用したアクティブサポートサービスに利用する事例について説明する。アクティブサポートサービスには、例えば、商品が含まれた画像を分析し、多くの人に好感を持って受け入れられる画像、すなわち人気が出そうな画像であれば当該画像を転送して、メーカーに対するユーザの好感度を高める等のサービスが含まれる。
アクティブサポートサービスでも、前述したマーケティングサービスと同様の方法により、撮像画像にアクティブサポートの対象となる商品(サポート対象商品)が含まれているか否かを判定する。
そして、撮像画像にサポート対象商品が含まれている場合には、当該撮像画像は人気が出そうな画像か否かの分析を行う。この分析では、例えば撮像画像に写っている人の感情、動物の有無、撮像画像に施されている変形処理の内容等、複数の評価項目について分析を行い、評価項目毎にスコアを設定する。例えば、撮像画像に写っている人が笑っていれば、怒っている場合よりも高いスコアを設定する。そして、評価項目毎のスコアを集計し、予め定めたスコア以上となる撮像画像を人気が出そうな画像と判定する。
アクティブサポートサービスを依頼したメーカーの商品が写った人気の出そうな画像をインターネット上に広めることができるため、サービス提供装置20はメーカーに対して、メーカーに対するユーザの好感度を高めるためのサービスを提供することができる。
また、実施形態に開示したサービス提供装置20、20Aは、単一のコンピュータ200、200A上で実現されるものとして説明した。しかし、プロセスを異なるコンピュータで実行し、各々のコンピュータを通信回線60で接続した分散処理の形態で、サービス提供装置20、20Aを実現するようにしてもよい。
この場合、提供プロセス222、222Aは、通信回線60を介して、判定プロセス224、224Aを実行するコンピュータに判定用画像を提供する。
また、各実施形態では、撮像画像をSNSサーバ40から取得したが、撮像画像の取得先はSNSサーバ40に限らず、掲示板及びホームページ等、通信回線60に接続された不特定多数のユーザ端末30のユーザに撮像画像を公開するサーバであってもよい。
また、各実施形態では、登録画像をメーカーから受け付ける形態を示したが、メーカーからの依頼を受けて、サービス提供装置20、20Aを管理するサービス提供者が登録画像を撮像するようにしてもよい。
以上の各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出し、
抽出した前記1または複数の撮像画像を、撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
ことを実行させることを特徴とするプログラム。
(付記2)
コンピュータに、
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶し、
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する、
ことを実行させることを特徴とするプログラム。
(付記3)
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
付記2記載のプログラム。
(付記4)
前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する、
付記2又は付記3記載のプログラム。
(付記5)
前記判定の結果、前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、
付記4記載のプログラム。
(付記6)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から基準となる基準撮像画像を設定すると共に、前記基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を抽出し、当該抽出した撮像画像を新たな基準撮像画像に設定して、前記新たな基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を更に抽出する、
付記1〜付記5の何れか1項に記載のプログラム。
(付記7)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像を、各々に割り当てられた代表ベクトルの差が所定の基準を超える複数のクラスに分類し、前記複数のクラスの各々から1つずつ撮像画像を抽出する、
付記1〜付記5の何れか1項に記載のプログラム。
(付記8)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の各々は、前記ある物体の背景が除去された撮像画像である、
付記1〜付記7の何れか1項に記載のプログラム。
(付記9)
コンピュータに、
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出し、
抽出した前記1または複数の撮像画像を、撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
(付記10)
コンピュータに、
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶し、
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する、
ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
(付記11)
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
付記10記載のサービス提供方法。
(付記12)
前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する、
付記10又は付記11記載のサービス提供方法。
(付記13)
前記判定の結果、前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、
付記12記載のサービス提供方法。
(付記14)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から基準となる基準撮像画像を設定すると共に、前記基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を抽出し、当該抽出した撮像画像を新たな基準撮像画像に設定して、前記新たな基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を更に抽出する、
付記9〜付記13の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記15)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像を、各々に割り当てられた代表ベクトルの差が所定の基準を超える複数のクラスに分類し、前記複数のクラスの各々から1つずつ撮像画像を抽出する、
付記9〜付記13の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記16)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の各々は、前記ある物体の背景が除去された撮像画像である、
付記9〜付記15の何れか1項に記載のサービス提供方法。
(付記17)
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出した前記1または複数の撮像画像を、撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する提供部と、
を備えたサービス提供装置。
(付記18)
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶する抽出部と、
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記抽出部により前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する判定部と、
を備えたサービス提供装置。
(付記19)
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
付記18記載のサービス提供装置。
(付記20)
前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する出力部を更に備えた、
付記18又は付記19記載のサービス提供装置。
(付記21)
前記出力部は、前記判定の結果、前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、
付記20記載のサービス提供装置。
(付記22)
前記抽出部は、前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から基準となる基準撮像画像を設定すると共に、前記基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を抽出し、当該抽出した撮像画像を新たな基準撮像画像に設定して、前記新たな基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を更に抽出する、
付記17〜付記21の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記23)
前記抽出部は、前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像を、各々に割り当てられた代表ベクトルの差が所定の基準を超える複数のクラスに分類し、前記複数のクラスの各々から1つずつ撮像画像を抽出する、
付記17〜付記21の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記24)
前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の各々は、前記ある物体の背景が除去された撮像画像である、
付記17〜付記23の何れか1項に記載のサービス提供装置。
(付記25)
コンピュータに、
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出し、
抽出した前記1または複数の撮像画像を、撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
ことを含む処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(付記26)
コンピュータに、
ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶し、
前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する、
ことを含む処理を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
10 サービス提供システム
20、20A サービス提供装置
21 通信部
22 提供部
23、23A 判定部
24 ドキュメントデータベース部
25 受付部
26 出力部
27、27A 抽出部
30 ユーザ端末
40 ソーシャルネットワーキングサービスサーバ(SNSサーバ)
50 サービス依頼端末
60 通信回線
100 コンピュータシステム
200、200A コンピュータ
202 CPU
204 メモリ
206 記憶部
208 バス
218、218A サービス提供プログラム
220 通信プロセス
222、222A 提供プロセス
224、224A 判定プロセス
228 類似判定情報格納領域
230 データベース格納領域
232 記録媒体

Claims (12)

  1. コンピュータに、
    ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出し、
    抽出した前記1または複数の撮像画像を、前記1または複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
    ことを実行させることを特徴とするプログラム。
  2. コンピュータに、
    ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶し、
    前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する、
    ことを実行させることを特徴とするプログラム。
  3. 前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像は、インターネットから取得される画像である、
    請求項2記載のプログラム。
  4. コンピュータに、前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定し、特定した前記提供元にメッセージを出力する、ことを実行させることを特徴とする請求項2又は請求項3記載のプログラム。
  5. コンピュータに、前記判定の結果、前記ある物体を含むと判定された前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の提供元を特定する情報を出力する、ことを実行させることを特徴とする請求項4記載のプログラム。
  6. コンピュータに、前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から基準となる基準撮像画像を設定すると共に、前記基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を抽出し、当該抽出した撮像画像を新たな基準撮像画像に設定して、前記新たな基準撮像画像の特徴量との差が前記所定の基準を超える撮像画像を更に抽出することにより、前記1または複数の撮像画像を抽出する、ことを実行させることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のプログラム。
  7. 前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像を、各々に割り当てられた代表ベクトルの差が所定の基準を超える複数のクラスに分類し、前記複数のクラスの各々から1つずつ撮像画像を抽出することにより、前記1または複数の撮像画像を抽出する、ことを実行させることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のプログラム。
  8. 前記異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の各々は、前記ある物体の背景が除去された撮像画像である、
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載のプログラム。
  9. コンピュータに、
    ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出し、
    抽出した前記1または複数の撮像画像を、前記1または複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する、
    ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
  10. コンピュータに、
    ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶し、
    前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する、
    ことを含む処理を実行させるサービス提供方法。
  11. ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出した前記1または複数の撮像画像を、前記1または複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かの判定に利用可能な判定用画像として提供する提供部と、
    を備えたサービス提供装置。
  12. ある物体について異なる複数のアングルから撮像して得られた複数の撮像画像の中から他の撮像画像の特徴量との差が所定の基準を超える特徴量を有する1または複数の撮像画像を抽出して記憶部に記憶する抽出部と、
    前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像の特徴量と、前記抽出部により前記記憶部に記憶した前記1または複数の撮像画像の特徴量との比較を行ない、前記複数の撮像画像と異なる他の撮像画像に前記ある物体が含まれるか否かを判定する判定部と、
    を備えたサービス提供装置。
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