JP6429740B2 - マンコンベアの乗降口装置 - Google Patents
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Description
そのため、この乗降口装置は、建築コンクリート部に固定され建築部と仕切るための縁板を備え、縁板を通じて建築コンクリート部に対して摺動している。
例えば、特許文献1には、マンコンベアの乗降口装置では、縁板の一端部が主枠に固定されている。
また、特許文献2には、上記提案の主枠に縁板を固定することで生じた問題点の改善として、縁板の固定部に切欠きを設け、切欠き部の縁板を覆う座金を介してマンコンベア本体枠に締結する締結具を設けたものが記載されている。
また、この特許文献2には、設置状況によって縁板の主枠に対する装着位置を再調整することができる構成も記載されている。
そして、建築穴部の側面に沿って配置され支持体により支持された縁板の上面は、建築床部の上面と同じであり、アンカーボルトは、建築床部から突出せず、建築床部との干渉がないようにするために、マンコンベア設置に必要な建築穴部の上面の開口部の面積よりも大きな開口部面積を必要とし、そのため建築穴部の上面の開口部において追加の欠き込み作業が必要になるという問題点があった。
主枠の長手方向の端部側に設けられたマンコンベアの乗降口装置であって、
建築床部に隣接し、上面が開口した開口部を有する建築穴部と、
前記開口部を覆う床板と、
前記建築穴部の底面にボルトを用いて固定されたベアリングプレートと、
このベアリングプレートの隅部に固定され、垂直方向に延びた片部を有する支持体と、
前記建築穴部の壁面側に面した前記片部に面接触して固定された係合部材と、
上端部が前記建築床部に固定され下端部が前記係合部材に対して上下方向に相対的に摺動可能に係合した縁板と、を備えている。
図1はこの発明の実施の形態1のエスカレータの乗降口装置を含む、エスカレータを示す斜視図である。
マンコンベアであるエスカレータでは、傾斜して配置された主枠1の長手方向に沿う両側には、欄干2が立った状態で設けられている。主枠1には、多数が互いに連結されて移動循環する踏段3が設けられている。欄干2の外周には、移動可能に係合され踏段3の移動と同期して移動する移動手摺4が設けられている。欄干2の下部には、欄干2の下部とスカートガード(図示せず)との隙間を塞ぐ、インナーデッキボード5及びアウターデッキボード6が設けられている。インナーデッキボード5及びアウターデッキボード6の端部には、インレット7が設けられている。
建築穴部12の各側壁面12aには、第1の縁板13a、第2の縁板13b及び第3の縁板13cが設けられている。第1の縁板13aは、踏段3に対面して側に配置されており、第2の縁板13b及び第3の縁板13cは、それぞれ第1の縁板13aの両端部から移動手摺4と同方向に延びて側に配置されている。第1の縁板13a、第2の縁板13b及び第3の縁板13cのそれぞれの上端部は、建築穴部12に隣接した建築床部22に固定されている。
建築穴部12の底面には、平板状のベアリングプレート14がアンカーボルト15により固定されている。このベアリングプレート14の踏段3と離れた側の両側の隅部には、断面U字状の支持体16が、アンカーボルト15の先端部を覆ってそれぞれ配置されている。支持体16の両側端面はベアリングプレート14の表面と当接し、溶接により固定されている。
第2の縁板13bには、下端面から延びた溝部40が形成されてり、この溝部40を貫通した締結部材であるボルト19により、第2の縁板13bは第1の係合部材16に係合している。
なお、第3の縁板13cも、第2の縁板13bと同様に構成により、第1の係合部材17、支持体16、ベアリングプレート14を介して建築コンクリート部12に固定されている。
床板21の踏段3側を除く3方向には、建築穴部12の側壁面12aと縁板13a,13b,13cとの間には、仕上げ材23が介在している。
図7は、この発明の参考例であるエスカレータの乗降口装置を示す平面図、図8は、図7のVIII−VIII線に沿った矢視断面図、図9は、図7のIX−IX線に沿った矢視断面図である。
この参考例では、建築穴部12に隣接した建築床部22には、それぞれ第1の縁板13a、第2の縁板13b及び第3の縁板13cの上端部が固定されている。
第2の縁板13b及び第3の縁板13cは、下端部に、断面L字形状の支持体33がボルト34を用いて設けられている。支持体33の端部は、アンカーボルト37を用いて建築床部22の下面に対向した建築穴部12の上面に固定されている。
また、第1の縁体13aは、第1の係合部材35、第2の係合部材36を介して断面L字形状の支持体33に接続されている。この支持体33の端部は、アンカーボルト37を用いて建築床部22の下面に対向した建築穴部12の上面に固定されている。
なお、図8の符号30は補強体、符号31は床板21の支持体、符号32はトラス支持部である。
従って、この実施の形態1の開口部Aと、参考例である図7に示す、建築穴部12の側壁面12aで区画された開口部Bとを比較して明らかのように、この実施の形態1のものは、図7において網目模様で示した追加の欠き込み作業を必要としないで済む効果がある。
また、支持体16は、アンカーボルト15の端部を覆い、両側端面がベアリングプレート14に固定された断面U字形状であるので、支持体16の両側は開口しており、支持体16は、アンカーボルト15に干渉されることなくベアリングプレート14に溶接作業により容易に固定される。
また、アンカーボルトの15の代りに、例えばスタットボルトを用いてもよい。
さらに、上記実施の形態では、縁板13a,13b,13cに溝部40を形成したが、溝部を係合部材に形成し、この溝部を貫通した締結部材を用いて係合部材と縁板とを相対的に摺動移動可能に取り付けてもよい。
Claims (3)
- 主枠の長手方向の端部側に設けられたマンコンベアの乗降口装置であって、
建築床部に隣接し、上面が開口した開口部を有する建築穴部と、
前記開口部を覆う床板と、
前記建築穴部の底面にボルトを用いて固定されたベアリングプレートと、
このベアリングプレートの隅部に固定され、垂直方向に延びた片部を有する支持体と、
前記建築穴部の壁面側に面した前記片部に面接触して固定された係合部材と、
上端部が前記建築床部に固定され下端部が前記係合部材に対して上下方向に相対的に摺動可能に係合した縁板と、を備えたマンコンベアの乗降口装置。 - 前記縁板には、下端面から上方向に延びた溝部が形成されており、
前記縁板と前記係合部材とは、前記溝部を貫通した締結部材で係合している請求項1に記載のマンコンベアの乗降口装置。 - 前記支持体は、前記ボルトの端部を覆い、両側端面が前記ベアリングプレートに固定された断面U字形状である請求項1または2に記載のマンコンベアの乗降口装置。
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JP2015131073A JP6429740B2 (ja) | 2015-06-30 | 2015-06-30 | マンコンベアの乗降口装置 |
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JP2015131073A JP6429740B2 (ja) | 2015-06-30 | 2015-06-30 | マンコンベアの乗降口装置 |
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JP2014094792A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Taisei Corp | エスカレータ支持構造 |
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