JP5923541B2 - 乗客コンベア及び乗客コンベアの乗降床 - Google Patents

乗客コンベア及び乗客コンベアの乗降床 Download PDF

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Description

本発明は、エスカレータ、動く歩道等の乗客コンベアに係り、特に乗降口に設けられる乗降床の構造に関する。
乗客コンベアの乗降口に配置される乗降床の剛性と意匠性を高める技術として、実開昭63−81086号公報(特許文献1)には次のような記載がある。「建屋床と乗降床との境界部に前記建屋床と前記乗降床との周縁部を仕切るために設けられ、下端部が乗客コンベアの本体枠に固定され、上端部が上方に延設された枠体を備えたものにおいて、前記枠体と前記建屋床との間にすき間を設け、さらに前記乗降床の周縁を下方に折り曲げて側片を形成し、前記側片を前記すき間に挿入するようにした」。
実開昭63−81086号公報
乗降床は、一般に、筐体、及びこの筐体の上面を覆う化粧板から構成されており、化粧板端部を筐体端部より突出させ、建屋床との間隙を狭くして、意匠性の向上を図るようにしている。しかし、乗降床の下に乗客コンベアの機械室があり、乗客コンベアの保守点検の都度、乗客床が脱着される。この脱着時に、化粧板の突出部を建屋床に衝突させ、化粧板にめくれが生じることがある。このように、化粧板にめくれが生じると、意匠性を大きく損なうことになる。
前述した先行技術は、表面部7a(化粧板)の周縁を下方に折り曲げて側片7bを形成し、この側片7bを枠体と建屋床との隙間gに挿入したものである。しかし、表面部7aの周縁を折り曲げて形成した側片7bを枠体と建屋床との隙間に挿入するために、表面部7aを依然として補強体7c(筐体)から大きく突出させること即ち大きくはみ出させることが必要であり、その突出部にめくれが生じやすい。
なお、当該側片7bを挿入するために、枠体と建屋床との間に所定の隙間gを残さなければならないが、その隙間を残しながら床の施工を行うことは難しい。例えば、モルタル又はタイルにより建屋床の表面を仕上げるとき、枠体との間にきれいに等間隔の隙間を形成することができず、建屋床と乗降床との境界部の見栄えを損なう施工結果となりやすい。
そこで、本発明の目的は、化粧板にめくれが生じることを防ぐことのできる乗客コンベアの乗降床及びそのような乗降床を有する乗客コンベアを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明にかかる乗客コンベアは、建築構造物に設置される本体フレームと、前記本体フレーム内に設けられ無端状に連結されて循環移動することにより乗客を輸送する移動体と、前記移動体の乗降口に設けられ筐体及び前記筐体の上面を覆う化粧板を含む乗降床と、前記乗降床と建屋床との境界部に設けられる枠体と、を備える乗客コンベアにおいて、前記化粧板の端部下方に曲がる折り曲げ部形成されており、前記折り曲げ部前記枠体と前記筐体との間の間隙に挿入できるように前記筐体に固着されており、前記折り曲げ部の上部前記筐体側から前記建屋床側に突出する凸縁部を有し、前記凸縁部により前記建屋床と前記筐体との間に形成される間隙が塞がれることを特徴とする。
なお、本発明にかかる乗客コンベアの乗降床は、乗客コンベアの乗降口に設けられる乗客コンベアの乗降床において、建屋床との境界部に設けられた枠体の内側に配置される筐体と、前記筐体の上面を覆う化粧板とを備え、前記化粧板の端部下方に曲がる折り曲げ部形成されており、前記折り曲げ部前記筐体に固着されており、前記折り曲げ部の上部前記筐体側から前記建屋床側に突出する凸縁部を有し、前記凸縁部により前記建屋床と前記筐体との間に形成される間隙が塞がれることを特徴とする。
本発明によれば、乗降床の化粧板の端部を下方に折り曲げて折り曲げ部を形成し、前記折り曲げ部を前記枠体と前記筐体との間の間隙に挿入したので、化粧板を筐体から大きく突出させることがなく、化粧板のめくれを有効に防ぐことができる。更に、折り曲げ部を筐体に固着したことにより、化粧板のめくれを完全に回避することができる。
本発明に係る乗客コンベアの乗降口を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。 図2に示されたB−B面から観察した乗降床の構造図である。 本発明の実施例2に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。 図4に示されたC−C面から観察した乗降床の構造図である。 本発明の実施例2の一変形例に係る乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。 本発明の実施例2の他の変形例に係る乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。 本発明の実施例3に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。 本発明の実施例4に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。 図9に示されたD−D面から観察した乗降床の構造図である。
以下、図面に基づき発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。
図1は本発明に係る乗客コンベアの乗降口を概略的に示す斜視図である。図1は乗客コンベアの1種であるエスカレータを示しているが、本発明は、エスカレータに限定するものではなく、動く歩道等の乗客コンベアにも適用する。図1は、本明細書の全ての実施例の説明に用いることができる。
図2は、本発明の実施例1に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図であり、図1におけるA−A面から観察する断面図に相当する。
図3は、図2に示されたB−B面から観察した乗降床の構造図である。
本実施例に係る乗客コンベアは、移動体1と、移動手摺2と、乗降床3と、本体フレーム5と、枠体6とを含む。
本体フレーム5は、図示しない本体フレーム5の長手方向両端部で建築構造物に設置され、乗客コンベアの他の部分を支える構造体である。移動体1は、本体フレーム5内に設けられ無端状に連結されて循環移動することにより乗客を輸送する。図1に示された移動体1は踏段であるが、移動体1は踏段に限定するものではなく、踏板であってもよく、ベルトであってもよい。移動体1は踏段又は踏板である場合、複数の踏段又は踏板が無端状に連結されて循環移動することにより乗客を輸送する。移動手摺2は、乗客の安全のために移動体1の幅方向の両側に設けられ、移動体1と同期して移動する。
枠体6は、乗降床3の周縁部と建屋床4を仕切るために、乗降床3と建屋床4との境界部に設けられる。本実施例において、枠体6は、L型の断面を有し、その一方の辺(水平な辺)が図示しないライナー等の高さ調整部材を介して本体フレーム5に固定され、他方の辺(鉛直な辺)が上方に延設される。
乗降床3は、移動体1の乗降口(乗客コンベアの乗降口)に設けられる。乗降床3は、筐体7と、化粧板8とを含む。筐体7は、乗降床3における乗客等の荷重を支える部分である。筐体7は、本体7aと補強材7bとを有する。図3に示したように、本実施例において、本体7aは、三つの溝型鋼が横方向に併設され、溶接により連結されて構成される。
本体7aを構成する材料は、筐体7の平坦な上面を形成し、乗客等の荷重を十分支えることができるものであれば、他の材料であってもよい。例えば、本体7aはH型鋼を併設して構成してもよい。なお、本体7aは、鋼材だけでなく、アルミニウム合金等他の金属材料から構成されてもよく、合成樹脂若しくはセラミックス等金属以外の構造材料から構成されてもよい。連結方法は、本体7aを構成する材料の種類によって、溶接以外の方法、例えば、溶着、接着又はネジによる連結方法を利用しても良い。また、本体7aは、材料の種類により一体で成形されてもよい。
補強材7bは、L型鋼から構成される。補強材7bは、本体7aを構成する溝型鋼の端部に溶接されて溝型鋼を補強する。補強材7bは、アルミニウム合金等他の金属材料から構成されてもよく、合成樹脂等金属以外の構造材料から構成されてもよい。補強材7bと本体7aとを固定する方法は、補強材7bと本体7aを構成する材料の種類によって、溶接以外の方法、例えば、溶着、接着又はネジ止め等の方法により固定してもよい。但し、本体7aを構成する溝型鋼等の構造材料に、乗客等の荷重を支える十分な剛性及び強度がある場合には、補強材7bを設けなくてもよい。
化粧板8は、筐体7の上面を覆う。本実施例において、化粧板8は、ステンレスから形成される薄い板である。化粧板8は、溶接により筐体7の上面に固定される。すべり防止及び意匠性を追求する目的で、化粧板8の表面は、通常打ち出し又はエッチング等の方法により凹凸状の模様が形成される。
化粧板8は、ステンレス以外の金属材料から形成されてもよく、合成樹脂等金属以外の材料より形成されてもよい。化粧板8を筐体7の上面に固定する方法は、化粧板8及び筐体7を構成する材料の種類によって、溶接以外の方法、例えば、溶着、接着又はネジ止め等の方法により固定してもよい。
図2に示したように、本実施例において、化粧板8の端部を筐体7の補強材7bの側面に沿って下方に折り曲げて折り曲げ部8aを形成し、折り曲げ部8aを枠体6と筐体7との間の間隙11に挿入する。なお、補強材7bを設けていない場合には、化粧板8の端部を本体7aの側面に沿って下方に折り曲げて折り曲げ部8aを形成し、折り曲げ部8aを枠体6と筐体7との間の間隙11に挿入する。
ここにおいて、記述の便宜のために、化粧板8の端部を「折り曲げて折り曲げ部8aを形成」すると記載しているが、それは化粧板の端部において「曲がる部分を形成する」意味であって、決して化粧板の端部を板金、プレス等の機械加工により折り曲げて折り曲げ部を形成することに限定するものではない。例えば、化粧板にアルミニウム合金を使用する場合、化粧板の本体部分と折り曲げ部分をダイカストで同時に形成してもよく、化粧板に合成樹脂を使用する場合、化粧板の本体部分と折り曲げ部分を射出成形により同時に形成してもよい。後述の化粧板18及び化粧板28についても同様である。
化粧板8の端部を筐体7の側面に沿って下方に折り曲げて、折り曲げ部8aを枠体6と筐体7との間の間隙11に挿入するので、折り曲げ部8aの形成により化粧板8の周縁部の剛性を大きく高めることができる。なお、化粧板8の端部を筐体7の側面に沿って折り曲げるので、化粧板8には筐体7から大きく突出する部分、即ち筐体7から大きくはみ出す部分がない。乗客コンベアの保守点検のために乗降床3を脱着する時、たとえ乗降床3の周縁部が建屋床4に衝突しても、化粧板8にめくれが生じにくい。よって、化粧板8のめくれを有効に防ぐことができる。
なお、枠体6と建屋床4との間に隙間を残す必要がなくなり、建屋床4と乗降床3との境界部をきれいに仕上げることができる。例えば、枠体6までモルタル又はタイル等により建屋床4の表面を仕上げることができるので、建屋床4と乗降床3との境界部の見栄えがよく、乗降床3の周辺の意匠性を高めることができる。
また、図3に示したように、折り曲げ部8aの角部には、面取り8bを施している。これにより折り曲げ部8aの角部が建屋床4側に引っ掛かることを防ぎ、化粧板8のめくれを有効に防ぐと同時に、乗降床3の嵌め込みを容易に行うことができる。
化粧板8の端部を筐体7の側面に沿って下方に折り曲げて、折り曲げ部8aを枠体6と筐体7との間の間隙11に挿入する上述の効果は、移動体1の進行方向に沿った乗降床3の2つの側面に折り曲げ部8aを形成するだけで十分発揮できるが、乗降床3の3つ若しくは4つの側面に折り曲げ部8aを形成すれば効果を更に高めることができる。
図4は、本発明の実施例2に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。本実施例は、実施例1に比して、溶接部10及び目地12が増えたことを除けば、基本的に実施例1と同じである。図4は、図2に対応する図面であり、図1におけるA−A面から観察する断面図に相当する。
図5は、図4に示されたC−C面から観察した乗降床の構造図であり、図3に対応する図面である。
本実施例に係る乗客コンベアは、移動体1と、移動手摺2と、乗降床3と、本体フレーム5と、枠体6と、目地12とを含む。これらの構成部分のうち、図1から図3における符号と同一符号が付された構成部分は、実施例1おける当該構成部分と同じ機能を有するので、本実施例においてその説明を省略する。
図4及び図5に示したように、本実施例において、化粧板8の端部を筐体7の側面に沿って下方に折り曲げて折り曲げ部8aを形成し、折り曲げ部8aを筐体7に溶接して溶接部10により筐体7に固着する。折り曲げ部8aを筐体7に固着する方法は、筐体7及び化粧板8を構成する材料の種類によって、溶接以外の方法、例えば、溶着、接着又はネジ止め等の方法により固着してもよい。
目地12は、建屋床4と化粧板8との間に形成される間隙11に取付けられ、間隙11を塞ぐ閉塞部を形成する。本実施例においては、枠体6が建屋床4の表面より低く設定され、目地12は枠体6の上端に固定されて取付けられている。目地12は、枠体6より大きい幅を持ち、間隙11を塞ぐ。目地12は、金属材料より構成されてもよく、樹脂材料等金属以外の材料によって構成されてもよい。
本実施例において、溶接部10により化粧板8の折り曲げ部8aを筐体7に固着するので、化粧板8のめくれを回避することができ、乗客コンベアの乗降口の意匠性を高く維持することができる。なお、目地12を設けることにより、建屋床4と化粧板8との間に形成される間隙11を塞ぐので、間隙11から溶接部10が見えて意匠性を低下させることはない。
本実施例の上述の効果は、移動体1の進行方向に沿った乗降床3の2つの側面において、化粧板8の折り曲げ部8aを形成して筐体7に固着し、目地12を設けて間隙11を塞ぐことにより十分発揮できるが、乗降床3の3つ若しくは4つの側面について折り曲げ加工、固着、及び閉塞部の形成を施せば効果を更に高めることができる。
但し、本実施例で説明した、溶接部10で折り曲げ部8aを固着することと目地12を設けることは、必ずしも両方を満たす必要はなく、いずれか一方のみでも良い。例えば、目地12を設けず、溶接部10で折り曲げ部8aを固着するようにしても良い。その場合、枠体6の構造は実施例1と同じでよい。この場合にも、化粧板8のめくれを回避できる効果を有することは言うまでもない。あるいは、溶接部10で折り曲げ部8aを固着せず、目地12を設けるようにしても良い。この場合には、実施例1と同じ効果を有する上に、目地12が間隙11を塞ぎ、更に意匠性を高めることができる。
<実施例2の変形例>
図6は、本発明の実施例2の一変形例に係る乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。本変形例は、実施例2に比して、目地12の代りに目地22が設けられる以外、基本的に実施例2と同じである。図6は、図4に対応する図面であり、図1におけるA−A面から観察する断面図に相当する。図6に示した構成部分のうち、図4における符号と同一符号が付された構成部分は、実施例2おける当該構成部分と同じ機能を有するので、本実施例においてその説明を省略する。
目地22は、図6に示したように、枠体6の上端の乗降床3側の側面に取付けられる薄板により形成され、建屋床4と化粧板8との間に形成される間隙11を塞ぎ、実施例2における目地12と同じ効果をもたらすことができる。
図7は、本発明の実施例2の他の変形例に係る乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。本変形例は、実施例2に比して、目地12の代りに目地32が設けられる以外、基本的に実施例2と同じである。図7は、図4に対応する図面であり、図1におけるA−A面から観察する断面図に相当する。図7に示した構成部分のうち、図4における符号と同一符号が付された構成部分は、実施例2おける当該構成部分と同じ機能を有するので、本実施例においてその説明を省略する。
目地32は、図7に示したように、薄い板材より形成され、その下部が建屋床4と枠体6との間に配置され、その上部が化粧板8側に折り曲げられた折り曲げ部を有する。目地32の当該折り曲げ部が建屋床4と化粧板8との間に形成される間隙11を塞ぎ、実施例2における目地12と同じ効果をもたらすことができる。
図8は、本発明の実施例3に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。本実施例は、実施例2の一種の変形例とも言える。本実施例は、図4に示す実施例2に比して、目地12がなく、化粧板18の折り曲げ部18aの上部に凸縁部18cを有する特徴を除けば、基本的に実施例2と同じである。図8は、図4に対応する図面であり、図1におけるA−A面から観察する断面図に相当する。図8に示す本実施例に係る乗客コンベアの構成部分のうち、図4における符号と同一符号が付された構成部分は、実施例2おける当該構成部分と同じ機能を有するので、本実施例においてその説明を省略する。
本実施例における乗降床3は、筐体7と、化粧板18とを含む。化粧板18は、金属材料から形成されてもよく、合成樹脂等金属以外の材料より形成されてもよい。
本実施例においても、化粧板18の端部を下方に折り曲げて折り曲げ部18aを形成するが、そのとき、折り曲げ部18aの上部が筐体7側から建屋床4側に突出するように化粧板18を折り曲げて凸縁部18cを形成することが特徴である。更に折り曲げ部18aを枠体6と筐体7との間の間隙11に挿入して、折り曲げ部18aを筐体7に溶接して溶接部10により筐体7に固着する。
凸縁部18cは建屋床4と筐体7との間に形成される間隙11を塞ぐ閉塞部の役割を果たす。よって、本実施例の場合、目地を設けなくても間隙11から溶接部10が見えることはないので、乗降口の意匠性を高く維持しながら、部品点数の低減を図ることができる。
図9は、本発明の実施例4に係る乗客コンベアの乗降床の周辺構造を概略的に示す構造図である。本実施例は、実施例2の一種の変形例とも言える。図9は、実施例2の図4に対応する図面であり、図1におけるA−A面から観察する断面図に相当する。
図10は、図9に示されたD−D面から観察した乗降床の構造図であり、図5に対応する図面である。図9及び図10に示す本実施例に係る乗客コンベアの構成部分のうち、図4における符号と同一符号が付された構成部分は、実施例2おける当該構成部分と同じ機能を有するので、本実施例においてその説明を省略する。
本実施例における乗降床3は、筐体17と、化粧板28とを含む。化粧板28は、金属材料から形成されてもよく、合成樹脂等金属以外の材料より形成されてもよい。
この実施例は、筐体17が十分乗客等の荷重を支える剛性及び強度を有する構造材料から構成され、補強材を設けていない場合であるが、補強材を設けても良い。筐体17は、前述した筐体7と同様に、金属材料から構成されてもよく、合成樹脂若しくはセラミックス等金属以外の構造材料から構成されてもよい。筐体17は、一体成形で形成されたものである。例えば、アルミニウム合金によりダイカストで一体成形されてもよく、合成樹脂を射出成形で一体成形されてもよく、セラミックスの一体焼結により形成されてもよい。
本実施例は、化粧板28の端部を筐体17の側面に沿って下方に折り曲げて折り曲げ部28aを形成し、折り曲げ部28aを筐体17に皿ネジ13により固着する。本実施例は、折り曲げ部28aを皿ネジ13により固着することで、化粧板28のめくれを回避することができるだけでなく、前述した溶接部10のような建屋床4方向への出っ張りをなくし、意匠性をより高めると共に、乗降床3の脱着時の引っ掛かりを防ぐことができる。
上述した実施例により、本発明にかかる乗降床において、化粧板の端部を下方に折り曲げて、折り曲げ部を形成することにより化粧板の周縁部の剛性を大きく高めることができる。なお、当該折り曲げ部を枠体と筐体との間の間隙に挿入するので、化粧板には筐体から大きく突出する部分、即ち筐体から大きくはみ出す部分がない。よって、乗客床を脱着する時、たとえ乗降床の周縁部が建屋床に衝突しても、化粧板にめくれが生じにくい。更に、当該折り曲げ部を筐体に固着することにより、化粧板のめくれを完全に回避することができる。
建屋床と化粧板との間に目地を設けて、建屋床と化粧板との間に形成される間隙を塞ぐことにより、乗降床の周辺の意匠性をより高めることができる。
なお、枠体と建屋床との間に隙間を残す必要がなくなり、建屋床と乗降床との境界部をきれいに仕上げることができる。
また、折り曲げ部の角部に面取りを施すことにより折り曲げ部の角部が建屋床側に引っ掛かることを防ぎ、化粧板のめくれを有効に防ぐと同時に、乗降床の嵌め込みを容易に行うことができる。
本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。なお、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。さらに、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置き換えをすることが可能である。
例えば、実施例4の皿ネジ13により固着する構成を、実施例1から実施例3に適用しても良い。
1 移動体
2 移動手摺り
3 乗降床
4 建屋床
5 本体フレーム
6 枠体
7、17 筐体
7a 本体
7b 補強材
8、18、28 化粧板
8a、18a、28a 折り曲げ部
18c 凸縁部
10 溶接部
11 間隙
12、22、32 目地(閉塞部)
13 皿ネジ

Claims (6)

  1. 建築構造物に設置される本体フレームと、前記本体フレーム内に設けられ無端状に連結されて循環移動することにより乗客を輸送する移動体と、前記移動体の乗降口に設けられ筐体及び前記筐体の上面を覆う化粧板を含む乗降床と、前記乗降床と建屋床との境界部に設けられる枠体と、を備える乗客コンベアにおいて、
    前記化粧板の端部下方に曲がる折り曲げ部形成されており、前記折り曲げ部前記枠体と前記筐体との間の間隙に挿入できるように前記筐体に固着されており、
    前記折り曲げ部の上部前記筐体側から前記建屋床側に突出する凸縁部を有し、前記凸縁部により前記建屋床と前記筐体との間に形成される間隙が塞がれる
    ことを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1において、
    前記折り曲げ部が溶接部により前記筐体に固着されていることを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項1において、
    前記折り曲げ部がねじにより前記筐体に固着されていることを特徴とする乗客コンベア。
  4. 乗客コンベアの乗降口に設けられる乗客コンベアの乗降床において、
    建屋床との境界部に設けられた枠体の内側に配置される筐体と、前記筐体の上面を覆う化粧板とを備え、
    前記化粧板の端部下方に曲がる折り曲げ部形成されており、前記折り曲げ部前記筐体に固着されており、
    前記折り曲げ部の上部前記筐体側から前記建屋床側に突出する凸縁部を有し、前記凸縁部により前記建屋床と前記筐体との間に形成される間隙が塞がれる
    ことを特徴とする乗客コンベアの乗降床。
  5. 請求項4において、
    前記折り曲げ部が溶接部により前記筐体に固着されていることを特徴とする乗客コンベアの乗降床。
  6. 請求項4において、
    前記折り曲げ部がねじにより前記筐体に固着されていることを特徴とする乗客コンベアの乗降床。
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