JP6429138B1 - 食品製造装置、食品製造システム及び制御プログラム - Google Patents

食品製造装置、食品製造システム及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】穀物粉の生地を略球状に焼成する食品を高品質に自動製造することが可能な食品製造装置、食品製造システム及び制御プログラムを提供する。
【解決手段】ロボットアームを用いて自動で穀物粉の生地を略球状に焼成する食品製造システム1の食品製造装置100は、加熱プレート110と、ロボットアーム120と、撮像部130と、内容物注入部140と、操作端末150と、制御部160とを備える。加熱プレート110は、穀物粉の生地を注入する凹部111を備える。ロボットアーム120は、加熱プレート110へ液状の生地を注入する注入サーバSにより生地の注入を行い、ピックPにより生地と加熱プレート110との接触面を移動させ、トングTによりたこ焼きを取り出す。制御部160は、凹部111の位置を判定して加熱プレート110及びロボットアーム120を制御する。
【選択図】図2

Description

本開示は、例えばたこ焼きのような穀物粉の生地を略球状に焼成する食品製造装置、食品製造システム及び制御プログラムに関する。
従来、小麦粉のような穀物粉の生地を略球状に焼成する、たこ焼きのような食品を製造する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に開示されているたこ焼き等の製造装置は、ベルトコンベアを採用したたこ焼き製造ラインであり、生地を加熱する第1のラインと、油を引き、生地及びたこ等の具材を注入する第2のラインとが平行に設けられており、第2のラインから油、生地及び具材を自動注入する装置である。
また、このような製造装置によって製造されたたこ焼きの品質を向上させるために、最初に生地等が注入される凹部が設けられた第1の熱板と、第1の熱板で半焼成状態になったたこ焼きを上下で挟むように設けられた第2の熱板とを備えるたこ焼き製造装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。このたこ焼き製造装置では、まず、第1の熱板の凹部に生地が注入され、ある程度の固さになったところで、第2の熱板に移され、第2の熱板で上下に挟まれて成形される。これにより、たこ焼きの焼き加減や形の向上を図っている。
特開平7−264965号公報 特許第4819978号公報
ところで、一般的なたこ焼き販売店では、鉄板に生地を注入し、具材を注入し、略球状に成形して焼き上げる、という一連の工程が人の手により行われている。特に、同じ鉄板の中でも温度が微妙に異なるため、通常、一度に複数個製造するたこ焼きの焼き加減は個々に異なり、たこ焼きの焼き具合を人の目により判断して調整する必要があり、職人のような技能によるところが大きい。このような人の手により製造されたたこ焼きは、上述のたこ焼き製造装置で製造されたたこ焼きと比較すると非常に高品質なものである。
しかしながら、このような技能はすぐに身につくものではないので、機械による自動製造が可能で、高品質なたこ焼きを製造可能な装置が望まれていた。
そこで、本開示では、たこ焼きのような穀物粉の生地を略球状に焼成する食品を高品質に自動製造することが可能な食品製造装置、食品製造システム及び制御プログラムについて説明する。
本開示の一態様における食品製造装置は、ロボットアームを用いて、穀物粉の生地を略球状に焼成する食品製造装置であって、生地が注入される凹部が設けられ、生地を加熱して略球状に焼成する加熱プレートと、加熱プレートの凹部に生地を注入し、凹部に注入された生地の加熱プレートとの接触面を移動させ、焼成した生地を取り出すロボットアームと、加熱プレートの上方に配置され、生地を撮影して画像データを生成する撮像部と、加熱プレートにおける凹部の位置を判定し、ロボットアーム及び加熱プレートの動作を制御する制御部と、を備え、加熱プレートには、複数の凹部が設けられ、ロボットアームは、生地を移動させるピックを持ち上げて凹部の上方に移動して生地の加熱プレートとの接触面を移動させ、生地を挟持するトングを持ち上げて凹部の上方に移動して焼成した生地を持ち上げて取り出し、制御部は、加熱プレートの凹部における生地の画像データを識別し、画像データを凹部ごとに複数の区画に分割し、区画ごとに生地の画像データから解析された生地の形状及び/又は色に基づいて生地の完成度を判定し、生地の完成度に基づき生地の接触面との移動及び生地の取り出しの優先順位を区画ごとに変更して、変更された優先順位に沿ってロボットアームを動作させて生地の接触面との移動及び生地の取り出しを行うことで複数の生地の焼成を行う。
本開示の一態様における食品製造システムは、生地が注入される凹部が設けられ、生地を加熱して略球状に焼成する加熱プレートと、加熱プレートの凹部に生地を注入し、凹部に注入された生地の加熱プレートとの接触面を移動させ、焼成した生地を取り出すロボットアームと、加熱プレートの上方に配置され、生地を撮影して画像データを生成する撮像部と、加熱プレートにおける凹部の位置を判定し、ロボットアーム及び加熱プレートの動作を制御する制御部と、を備える食品製造装置と、食品製造装置に接続され、食品製造装置から受信した画像データから生地の形状及び/又は色を解析する解析部を備えるサーバ装置と、を備え、加熱プレートには、複数の凹部が設けられ、ロボットアームは、生地を移動させるピックを持ち上げて凹部の上方に移動して生地の加熱プレートとの接触面を移動させ、生地を挟持するトングを持ち上げて凹部の上方に移動して焼成した生地を持ち上げて取り出し、制御部は、加熱プレートの凹部における生地の画像データを識別し、画像データを凹部ごとに複数の区画に分割し、区画ごとに生地の画像データから解析された生地の形状及び/又は色に基づいて生地の完成度を判定し、生地の完成度に基づき生地の接触面との移動及び生地の取り出しの優先順位を区画ごとに変更して、変更された優先順位に沿ってロボットアームを動作させて生地の接触面との移動及び生地の取り出しを行うことで複数の生地の焼成を行う食品製造システムである。
本開示の一態様における制御プログラムは、ロボットアームを用いて、穀物粉の生地を略球状に焼成する食品製造装置を制御する制御プログラムであって、ロボットアームに生地を注入するサーバを持ち上げさせて複数の凹部が設けられた加熱プレートの凹部の上方に移動させ、生地を凹部へ注入させる生地注入ステップと、加熱プレートの上方に配置された撮像部にて生地を撮影して画像データを生成する撮像ステップと、加熱プレートの凹部における生地の画像データを識別し、画像データを凹部ごとに複数の区画に分割し、区画ごとに生地の画像データから解析された生地の形状及び/又は色に基づいて生地の完成度を判定する解析ステップと、画像データの解析結果に基づき、ロボットアームにより生地を移動させるピックを持ち上げて凹部の上方に移動して凹部に注入された生地の加熱プレートとの接触面を移動させる生地移動ステップと、画像データの解析結果に基づき、ロボットアームにより生地を挟持するトングを持ち上げて凹部の上方に移動して焼成した生地を取り出す生地取出ステップと、を電子計算機に実行させ、生地移動ステップ及び生地取出ステップにおいて、生地の完成度に基づき生地の接触面との移動及び生地の取り出しの優先順位を区画ごとに変更し、変更された優先順位に沿ってロボットアームを動作させて生地の接触面との移動及び生地の取り出しを行うことで複数の生地の焼成を行う。
本開示によれば、ロボットアームにより加熱プレートの凹部に生地が注入され、生地の加熱プレートとの接触面が移動され、焼成した生地が取り出される。ロボットアームは、焼成した個別の生地の状態に応じて制御部により制御されるので、焼成物を高品質に自動製造することが可能になる。
本開示の一実施形態に係る食品製造システム1を示す機能ブロック構成図である。 図1の食品製造装置100を示す外観図である。 図1の操作端末150に表示される操作画面W1の例を示す模式図である。 図1の操作端末150に表示されるたこ焼き設定画面W2の例を示す模式図である。 図1の撮像部130により生成されるたこ焼き画像W3の例を示す模式図である。 図1の食品製造装置100が行うたこ焼き製造処理を示すフローチャートである。 本開示の一実施形態に係るコンピュータ300の構成の例を示す機能ブロック構成図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
(実施形態1)
<構成>
図1は、本開示の実施形態1に係る食品製造システム1を示す機能ブロック構成図である。この食品製造システム1は、例えば、たこ焼きのように、小麦粉等の穀物粉の生地を略球状に焼成するシステムであり、例としてたこ焼きを自動で製造するたこ焼き製造システムを示している。
食品製造システム1は、食品製造装置100と、サーバ装置200と、ネットワークNWと、を有している。食品製造装置100と、サーバ装置200とは、ネットワークNWを介して接続される。ネットワークNWは、インターネット、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等により構成される。
図2は、図1の食品製造装置100を示す外観図であり、食品製造装置100を示す斜視図(a)、及び正面図(b)である。食品製造装置100は、ロボットアームを用いて自動で穀物粉の生地を略球状に焼成する装置であり、テーブルのような載置台TAに載置されて稼働するように構成されている。食品製造装置100は、図1に示すように、加熱プレート110と、ロボットアーム120と、撮像部130と、内容物注入部140と、操作端末150と、制御部160とを備え、例えば、USB(登録商標)やLANにより相互に通信可能に接続されている。
加熱プレート110は、穀物粉の液状の生地が注入され、下部に電熱又はガス燃焼による加熱装置が配設されて(図示は省略)生地を加熱することで固めて焼成する、例えば鉄板であり、図2(a)に示すように、例えばロボットアーム120を挟むように左右に2つ配置されている。この加熱プレート110には、注入された液状の生地を略球状に焼成するための凹部111が、1つの加熱プレート110に例えば32個配置されている。
また、この加熱プレート110は、制御部160の制御により前後左右に振動するように構成されており、下部に加熱プレート110を振動させるために、振動モータ等の振動装置が配置されている(図示は省略)。このように、加熱プレート110を振動させる構成にしたのは、後述するように生地を均一に焼成するためには、生地と加熱プレート110との接触面を移動させて均一に熱を加える必要があり、加熱プレート110を微振動させることで生地が加熱プレート110から取れやすくするためである。
加熱プレート110のロボットアーム120側には、加熱プレート110の加熱をオン/オフするスイッチ機能を有する加熱ボタンや、加熱プレート110の加熱レベルを変更する温度変更ボタン、加熱プレート110の振動をオン/オフするスイッチ機能を有する加熱プレート振動ボタンが配置されたパネル112が設けられている。このボタンは、後述するように、ロボットアーム120の挟持部127により押下される。
ロボットアーム120は、人間の手のようにつかむ、離す、運ぶ等の動作を行う装置であり、穀物粉の生地を加熱プレート110へ注入して焼成するための一連の動作、例えば加熱プレート110に植物油等の油を引くためのはけ(図示は省略)を持ち上げて加熱プレート110への油引きを行ったり、加熱プレート110へ液状の生地を注入するための、図2(a)に示す注入サーバSを持ち上げて加熱プレート110への生地の注入を行ったり、後述する内容物注入部140を移動させたり、生地の加熱プレート110との接触面を移動させるためのピックPを持ち上げて加熱プレート110との接触面を移動させたり、焼成したたこ焼きを取り出すためのトングTを持ち上げてたこ焼きを取り出したりするために設けられている。
ここで、注入サーバSは、液状の生地を入れておく取っ手付きの容器であり、取っ手に生地を注入させるスイッチが設けられ、このスイッチを握ると容器の下方が開放されて液状の生地が下方に落ちるようになっている。ピックPは、先端が針状に形成されてたこ焼き等を回転させるために用いられる調理器具である。トングTは、食材をつかんで持ち上げるための鋏状の調理器具である。
ロボットアーム120は、図2(b)に示すように、固定部121と、上腕部122と、継手部123と、前腕部124と、手首部125と、支持部126と、挟持部127から構成されている。
固定部121は、ロボットアーム120が載置台TAに固定されている箇所であり、上腕部122の一端が接続され、載置台TAの上面との角度が変更自在な可動箇所である。固定部121には、サーボモータが内蔵されており、制御部160の制御によりサーボモータが駆動して上腕部122を回動させるように構成されている。
継手部123は、上腕部122の他端と前腕部124の一端とを回動自在に接続する箇所である。継手部123には、サーボモータが内蔵されており、制御部160の制御によりサーボモータが駆動して前腕部124を回動させるように構成されている。
手首部125は、前腕部124の他端と支持部126の一端とを回動自在に接続する箇所である。手首部125には、サーボモータが内蔵されており、制御部160の制御によりサーボモータが駆動して支持部126を回動させるように構成されている。
挟持部127は、はけや注入サーバS、ピックP、トングTを挟持する箇所である。挟持部127には、サーボモータが内蔵されており、制御部160の制御によりサーボモータが駆動して、はけや注入サーバS、ピックP、トングTを適切な力加減で挟持し、注入サーバSによる生地の注入やトングTによるたこ焼きの取出しの際に、適切な力加減でそれぞれの動作を行えるように構成されている。また、挟持部127は、パネル112の加熱ボタン又は加熱プレート振動ボタンを押下し、内容物注入部140を移動させる。
撮像部130は、加熱プレート110及び注入された生地を撮影し、画像データを生成する装置であり、例えばCCD(Charge Coupled Device)等の撮影装置と、撮影した画像を画像データに変換する変換装置とを備えるデジタルカメラ等により構成され、所定の時間間隔で画像の撮影及び画像データへの変換を行っている。
この撮像部130は、例えば、加熱プレート110の上方に複数配置されており、図2に示す手首部125の下部に1台配置され、さらに、加熱プレート110の上面全体を撮影可能な図示しない位置に2台、固定されて配置されている。このような配置にしているのは、手首部125の下部に配置された撮像部130で挟持部127の位置や目的とする物を把握し、他の2台で加熱プレート110上の生地の状態を把握するためである。
内容物注入部140は、加熱プレート110に穀物粉の生地の中に入れる内容物(例えば、たこやキャベツ等のたこ焼きの具材)を注入するための装置であり、1つの加熱プレート110に対して1つ、加熱プレート110に隣接して配置されている。この内容物注入部140は、ロボットアーム120の挟持部127により引っ張られるとスライドし、加熱プレート110の上方に移動するように構成されており、内容物載置部141と、スライド機構142と、下板143とを備えている。
内容物載置部141は、内容物を載置しておく板状の部材であり、加熱プレート110を覆うように略同一の大きさに形成され、凹部111に対応するように略同一の大きさの円形の孔部が32個設けられている。
スライド機構142は、内容物載置部141及び下板143を加熱プレート110の上方にスライドさせる機構であり、内容物載置部141及び下板143をガイドするガイドレールが設けられた平板状の部材が載置台TAに対して垂直に設けられている。
下板143は、内容物載置部141の孔部に内容物を留めておくためのストッパ部材である。この下板143は、内容物載置部141の孔部に内容物が載置された状態で内容物載置部141と同時に加熱プレート110の上方にスライドし、ロボットアーム120の挟持部127により引っ張られて下板143のみが逆方向にスライドすることにより、孔部の下方が開放し、内容物が加熱プレート110に落下して凹部111に注入されるように構成されている。
操作端末150は、食品製造装置100を操作するための装置であり、例えば、タッチパネルが設けられたタブレット端末等により構成されている。食品製造装置100は、たこ焼きを自動で製造する装置であるため、稼働中の操作は不要であるが、焼成物の製造を開始するためのボタン、非常時等の場合に一時停止するためのボタン、停止するためのボタンを表示したり、製造開始前に製造する個数を設定する画面を表示したりするために設けられている。
図3は、図1の操作端末150に表示される操作画面W1の例を示す模式図である。この操作画面W1は、例えば、食品製造装置100の初期状態のときに操作端末150に表示される画面であり、図3に示すように、位置合わせモード選択ボタンB1、たこ焼きモード選択ボタンB2、スタートボタンB3、一時停止ボタンB4、停止ボタンB5が押下可能に表示されている。
位置合わせモード選択ボタンB1は、後述するたこ焼き設定画面W2に遷移するためのボタンである。たこ焼きモード選択ボタンB2は、この食品製造装置100の操作を行うために選択されるボタンである。スタートボタンB3は、食品製造装置100によるたこ焼きの製造を開始する際に押下されるボタンである。一時停止ボタンB4は、例えば内容物注入部140に内容物が載置されていなかった場合等、食品製造装置100を一時的に停止する必要がある場合に押下されるボタンである。停止ボタンB5は、非常事態等、食品製造装置100を停止する必要がある場合に押下されるボタンである。
図4は、図1の操作端末150に表示されるたこ焼き設定画面W2の例を示す模式図である。このたこ焼き設定画面W2は、食品製造装置100で製造するたこ焼きの個数や調理時間を設定したい場合に、操作画面W1にて位置合わせモード選択ボタンB1が押下されることで遷移して表示される画面であり、調理時間設定欄G1、たこ焼き設定欄G2が表示されている。
調理時間設定欄G1は、たこ焼きを製造するための調理時間を設定するための欄であり、時間(分、秒)を入力することにより設定できるようになっている。この調理時間は、例えば、加熱プレート110を加熱する加熱装置の状態によりたこ焼きの完成度が異なり、加熱プレート110が所定の温度にまで上昇するための温度は周囲の温度等によっても異なるため、加熱プレート110の加熱時間及びたこ焼きの焼き時間を調整するために設けられている。
たこ焼き設定欄G2は、食品製造装置100で一度に製造するたこ焼きの個数を設定するための欄であり、2つの加熱プレート110に合わせて加熱プレート110を模した画像が表示され、例えば、凹部111を模した丸の欄を操作端末150の画面上でタップすると、図4にハッチングで示すように彩色され、当該箇所でたこ焼きの製造が行われる、すなわち、注入サーバSにより液状の生地が注入されることを示している。
制御部160は、加熱プレート110、ロボットアーム120、撮像部130、及び内容物注入部140の動作を制御する装置であり、PC(Personal Computer)等により構成されている。具体的には、加熱プレート110の加熱プレート振動ボタンが押下されたときに加熱プレート110の振動装置に振動させるように制御する。また、ロボットアーム120にはけや注入サーバS、ピックP、トングTを挟持させて生地の注入やたこ焼きの取出しを行わせ、加熱ボタンや加熱プレート振動ボタンを押下させ、内容物注入部140を移動させるために、固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127に内蔵されているサーボモータの動作を制御する。
また、制御部160は、撮像部130により生成された加熱プレート110上の画像データから生地の画像データを識別し、生地の形状や色から生地の完成度を判定し、必要に応じてロボットアーム120によりピックPにてたこ焼きと加熱プレート110との接触面を移動させ、トングTにてたこ焼きを取り出す。
図5は、図1の撮像部130により生成されるたこ焼き画像W3の例を示す模式図である。このたこ焼き画像W3は、加熱プレート110に液状の生地が注入された状態で撮像部130により撮影されて生成された画像データである。
まず、制御部160は、このたこ焼き画像W3の画像解析を行って個々のたこ焼きごとに識別し、それぞれ区画A1ごとに区分けを行う。図5に示すように、たこ焼き画像W3が4行6列の24個の区画A1に区分けされ、区画A1ごとにそれぞれ1個の個別画像C1が配置されている。
これらの個別画像C1ごとに、生地の形状や色から、後述するサーバ装置200の記憶部210に記憶されている学習済みモデルに基づき、完成度が判定され、完成度の割合を示す数値(単位は%であり、0〜100の数値)が返される。この値が所定の閾値以上の場合、良好な状態と判定される。図5に示すたこ焼き画像W3の場合、個別画像C1に重ねて完成度の割合を示す数値R1が表示されている。この数値R1が所定の閾値以上の場合、良好な状態と判定され、所定の閾値以下の場合、不良と判定され、ピックPによりたこ焼きの移動が行われて形状や色が調整される。
また、制御部160は、このようなたこ焼き画像W3の画像解析を所定の時間間隔で行っている。そして、たこ焼きの完成度を示す数値R1の値に応じて、ピックPによるたこ焼きの移動や、トングTによるたこ焼きの取出しの順番を変更する。通常、加熱プレート110に生地を注入し、ピックPによりたこ焼きと加熱プレート110との接触面を移動し、たこ焼きを取り出す順番は、所定の順番、例えば図5のたこ焼き画像W3の場合、左上の凹部111から右方向にずれるように1列目に対して行い、右上に達すると1列下にずれ、左方向にずれるように2列目に対して行い、これを繰り返して左下に達するまで行う、というような所定の順番で行う。しかし、数値R1の値、すなわちたこ焼きの完成度によっては、ピックPによる移動が必要ない場合や、ピックPによる移動を行ってたこ焼きを成型する必要がある。これは、加熱プレート110の中で温度に差が生じることがあるためである。そのため、数値R1の値に応じて、ピックPによるたこ焼きの移動やトングTによるたこ焼きの取出しの優先順位を変更している。
さらに、制御部160は、画像解析を所定の時間間隔で行い、数値R1の値に変化が見られない場合、加熱プレート110に加えられる加熱装置による熱が低いと判断し、ロボットアーム120の挟持部127に温度変更ボタンを押下させて加熱プレート110の温度を上昇させる。また、数値R1の値の変化によっては加熱プレート110に加えられる加熱装置による熱が高いと判断される場合は、温度変更ボタンにより加熱プレート110の温度を下降させる。この温度調整は、たこ焼き設定画面W2の調理時間により必要に応じて行われる。
図1に示すサーバ装置200は、たこ焼き画像W3の解析を行うサーバ装置であり、記憶部210と、制御部220とを備えている。
記憶部210は、各種制御処理や制御部220内の機能を実行するためのプログラム、入力データ等を記憶するものであり、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等から構成される。また、記憶部210は、後述する解析部221にて解析されてトレーニングされた、生地の形状や色の学習済みモデルを記憶している。
制御部220は、記憶部210に記憶されているプログラムを実行することにより、サーバ装置200の全体の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等から構成される。制御部220の機能として、解析部221を備えている。この解析部221は、記憶部210に記憶されているプログラムにより起動されて実行される。
解析部221は、たこ焼き画像W3のような画像データを大量に取得し、例えばディープラーニングによる学習が行われ、個別画像C1を判定するための学習済みモデルの構築が行われる。制御部160と同様に、たこ焼き画像W3の画像解析を行って区画A1ごとに区分けを行い、個別画像C1ごとに生地の形状や色を識別する。そして、それぞれの個別画像C1のたこ焼きが良好であるか又は不良であるかトレーニングが行われ、それぞれの生地の形状や色について完成度の数値が算出され、良好であるか否かの閾値が設定されることで、良好なたこ焼きを判別できるようにしている。
<処理の流れ>
以下、図6を参照しながら、食品製造システム1が実行するたこ焼き製造処理の一例を説明する。図6は、図1の食品製造装置100が行うたこ焼き製造処理を示すフローチャートである。
たこ焼き製造処理の前に、操作端末150のたこ焼き設定画面W2の調理時間設定欄G1にて調理時間を設定し、たこ焼き設定欄G2にて製造するたこ焼きの個数を設定し、操作画面W1にてスタートボタンB3が押下されると、たこ焼き製造処理が開始され、ステップS101へ進む。なお、食品製造装置100に事前に設定されている調理時間及び製造するたこ焼きの個数を変更する必要がないときは、たこ焼き設定画面W2での設定は省略しても良い。
ステップS101の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127がパネル112に移動して加熱ボタンが押下される。これにより、加熱プレート110の加熱が開始される。
ステップS102の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127が油を引くためのはけを置いてある位置に移動し、はけを持ち上げて挟持する。
ステップS103の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、はけを挟持している挟持部127がたこ焼きの製造を行う凹部111の上方へ移動し、挟持部127が下方へ移動して油引きが行われる。
ステップS104の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127が注入サーバSを置いてある位置に移動し、注入サーバSを持ち上げて挟持する。
ステップS105の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、注入サーバSを挟持している挟持部127がたこ焼きの製造を行う凹部111の上方へ移動し、挟持部127が下方へ移動し、注入サーバSのスイッチが握られて液状の生地が下方に落ちて凹部111に生地が注入される。
ステップS106の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127が内容物注入部140の位置に移動し、挟持部127により内容物注入部140が加熱プレート110側に引っ張られて加熱プレート110の上方にスライドする。内容物注入部140の内容物載置部141には、たこやキャベツ等のたこ焼きの具材が載置されている。
ステップS107の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127が下板143の端部に移動し、下板143をスライドさせると、内容物載置部141に載置されているたこやキャベツ等のたこ焼きの具材が下方に落ちて凹部111の生地の中に注入される。
ステップS108の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127が注入サーバSを置いてある位置に移動し、注入サーバSを持ち上げて挟持する。
ステップS109の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、注入サーバSを挟持している挟持部127がたこ焼きの製造を行う凹部111の上方へ移動し、挟持部127が下方へ移動し、注入サーバSのスイッチが握られて液状の生地が下方に落ちて凹部111に生地が再度注入される。
ステップS110の処理として、撮像部130により加熱プレート110上の生地が撮影されて画像データが生成され、制御部160によりたこ焼き画像W3の画像解析が行われ、たこ焼きの完成度が個々に判定される。半焼け状態になり、ピックPにより加熱プレート110との接触面を移動させるべき状態であると判定された場合、ステップS111へ進む。
ステップS111の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127がパネル112に移動して加熱プレート振動ボタンが押下される。これにより、加熱プレート110の振動が開始される。
ステップS112の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127がピックPを置いてある位置に移動し、ピックPを持ち上げて挟持する。
ステップS113の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、ピックPを挟持している挟持部127がたこ焼きの製造を行う凹部111の上方へ移動し、挟持部127が下方へ移動し、ピックPがたこ焼きの周囲を押し出して加熱プレート110との接触面が移動させられる。
ステップS114の処理として、撮像部130により加熱プレート110上の生地が撮影されて画像データが生成され、制御部160によりたこ焼き画像W3の画像解析が行われ、たこ焼きの完成度が個々に判定される。完成状態になったと判定された場合、ステップS115へ進む。
ステップS115の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、挟持部127がトングTを置いてある位置に移動し、トングTを持ち上げて挟持する。
ステップS116の処理として、制御部160の制御によりロボットアーム120の固定部121、継手部123、手首部125、及び挟持部127のサーボモータが駆動し、トングTを挟持している挟持部127がたこ焼きの製造を行う凹部111の上方へ移動し、挟持部127が下方へ移動し、トングTによりたこ焼きを挟持して取り出す。このたこ焼きは、図2(a)に示す皿Dに載置される。
以上のように、本実施形態に係る食品製造装置は、制御部によりロボットアームが駆動し、注入サーバを挟持した状態で加熱プレート上に移動して凹部に液状の生地が注入され、内容物注入部により内容物の注入が行われ、焼きあがったたこ焼きがロボットアームが挟持するトングにより取り出される。これにより、たこ焼きを自動製造することが可能になる。
また、撮像部により加熱プレート上の生地の状態が撮影され、制御部により生地の画像データが識別され、生地の形状や色から生地の完成度が判定される。これにより、高品質なたこ焼きを自動製造することが可能である。
なお、本実施形態は、ロボットアームによりたこ焼きを自動製造する場合について説明したが、コミュニケーション機能を備えたロボットのアーム部によりたこ焼きを自動製造するような構成にしても良い。
(実施形態2(プログラム))
図7は、コンピュータ300の構成の例を示す機能ブロック構成図である。コンピュータ300は、CPU301、主記憶装置302、補助記憶装置303、インタフェース304を備える。
ここで、実施形態に係る制御部160を構成する各機能を実現するための制御プログラムの詳細について説明する。制御部160は、コンピュータ300に実装される。そして、制御部160の各構成要素の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置303に記憶されている。CPU301は、プログラムを補助記憶装置303から読み出して主記憶装置302に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU301は、プログラムに従って、上述した記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置302に確保する。
当該プログラムは、具体的には、コンピュータ300において、ロボットアームに生地を注入するサーバを持ち上げさせて加熱プレートの凹部の上方に移動させ、生地を凹部へ注入させる生地注入ステップと、加熱プレートの上方に配置された撮像部にて生地を撮影して画像データを生成する撮像ステップと、画像データから生地の形状及び/又は色を解析する解析ステップと、画像データの解析結果に基づき、凹部に注入された生地の加熱プレートとの接触面を移動させる生地移動ステップと、画像データの解析結果に基づき、焼成した生地を取り出す生地取出ステップと、をコンピュータによって実現する制御プログラムである。
なお、補助記憶装置303は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース304を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムがネットワークを介してコンピュータ300に配信される場合、配信を受けたコンピュータ300が当該プログラムを主記憶装置302に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置303に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)
であってもよい。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換および変更を行なって実施することができる。これらの実施形態および変形例ならびに省略、置換および変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
1 食品製造システム、100 食品製造装置、110 加熱プレート、111 凹部、112 パネル、120 ロボットアーム、121 固定部、122 上腕部、123 継手部、124 前腕部、125 手首部、126 支持部、127 挟持部、130 撮像部、140 内容物注入部、141 内容物載置部、142 スライド機構、143 下板、150 操作端末、160 制御部、200 サーバ装置、210 記憶部、220 制御部、221 解析部、300 コンピュータ、NW ネットワーク

Claims (9)

  1. ロボットアームを用いて、穀物粉の生地を略球状に焼成する食品製造装置であって、
    前記生地が注入される凹部が設けられ、前記生地を加熱して略球状に焼成する加熱プレートと、
    前記加熱プレートの前記凹部に前記生地を注入し、前記凹部に注入された前記生地の前記加熱プレートとの接触面を移動させ、焼成した前記生地を取り出すロボットアームと、
    前記加熱プレートの上方に配置され、前記生地を撮影して画像データを生成する撮像部と、
    前記加熱プレートにおける前記凹部の位置を判定し、前記ロボットアーム及び前記加熱プレートの動作を制御する制御部と、を備え
    前記加熱プレートには、複数の前記凹部が設けられ、
    前記ロボットアームは、前記生地を移動させるピックを持ち上げて前記凹部の上方に移動して前記生地の前記加熱プレートとの接触面を移動させ、前記生地を挟持するトングを持ち上げて前記凹部の上方に移動して焼成した前記生地を持ち上げて取り出し、
    前記制御部は、前記加熱プレートの前記凹部における前記生地の前記画像データを識別し、前記画像データを前記凹部ごとに複数の区画に分割し、前記区画ごとに前記生地の前記画像データから解析された前記生地の形状及び/又は色に基づいて前記生地の完成度を判定し、前記生地の完成度に基づき前記生地の接触面との移動及び前記生地の取り出しの優先順位を前記区画ごとに変更して、変更された優先順位に沿って前記ロボットアームを動作させて前記生地の接触面との移動及び前記生地の取り出しを行うことで複数の前記生地の焼成を行う、食品製造装置。
  2. 前記制御部は、過去の前記生地の前記画像データから機械学習により解析された前記生地の形状及び/又は色に基づき、前記生地の完成度を判定する、請求項に記載の食品製造装置。
  3. 前記ロボットアームは、
    前記加熱プレートの前記凹部に油を引くはけを持ち上げ、前記凹部の上方に移動して前記凹部への油引きを行い、
    前記生地を注入するサーバを持ち上げ、前記凹部の上方に移動して前記生地を前記凹部へ注入する、請求項1または請求項2に記載の食品製造装置。
  4. 前記制御部は、前記加熱プレートが前記生地を加熱するときに前記加熱プレートを振動させる、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の食品製造装置。
  5. 前記制御部は、前記ロボットアームに前記加熱プレートの振動のオンオフ制御を行うスイッチを押下することにより、前記加熱プレートを振動させる、請求項に記載の食品製造装置。
  6. 前記生地の中に混入させる内容物を前記加熱プレートの前記凹部へ注入する内容物注入部を備える、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の食品製造装置。
  7. 前記内容物注入部は、前記加熱プレートの上方に前記加熱プレートと平行方向にスライドするように設けられ、前記加熱プレートの前記凹部に対応するように前記内容物を載置する孔部が設けられ、前記ロボットアームの操作により前記加熱プレートの上方で前記孔部の下方が開放して前記内容物が前記加熱プレートの前記凹部に注入される、請求項に記載の食品製造装置。
  8. 穀物粉の生地が注入される凹部が設けられ、前記生地を加熱して略球状に焼成する加熱プレートと、
    前記加熱プレートの前記凹部に前記生地を注入し、前記凹部に注入された前記生地の前記加熱プレートとの接触面を移動させ、焼成した前記生地を取り出すロボットアームと、
    前記加熱プレートの上方に配置され、前記生地を撮影して画像データを生成する撮像部と、
    前記加熱プレートにおける前記凹部の位置を判定し、前記ロボットアーム及び前記加熱プレートの動作を制御する制御部と、
    を備える食品製造装置と、
    前記食品製造装置に接続され、前記食品製造装置から受信した前記画像データから前記生地の形状及び/又は色を解析する解析部を備えるサーバ装置と、を備え
    前記加熱プレートには、複数の前記凹部が設けられ、
    前記ロボットアームは、前記生地を移動させるピックを持ち上げて前記凹部の上方に移動して前記生地の前記加熱プレートとの接触面を移動させ、前記生地を挟持するトングを持ち上げて前記凹部の上方に移動して焼成した前記生地を持ち上げて取り出し、
    前記制御部は、前記加熱プレートの前記凹部における前記生地の前記画像データを識別し、前記画像データを前記凹部ごとに複数の区画に分割し、前記区画ごとに前記生地の前記画像データから解析された前記生地の形状及び/又は色に基づいて前記生地の完成度を判定し、前記生地の完成度に基づき前記生地の接触面との移動及び前記生地の取り出しの優先順位を前記区画ごとに変更して、変更された優先順位に沿って前記ロボットアームを動作させて前記生地の接触面との移動及び前記生地の取り出しを行うことで複数の前記生地の焼成を行う、食品製造システム。
  9. ロボットアームを用いて、穀物粉の生地を略球状に焼成する食品製造装置を制御する制御プログラムであって、
    前記ロボットアームに前記生地を注入するサーバを持ち上げさせて複数の凹部が設けられた加熱プレートの前記凹部の上方に移動させ、前記生地を前記凹部へ注入させる生地注入ステップと、
    前記加熱プレートの上方に配置された撮像部にて前記生地を撮影して画像データを生成する撮像ステップと、
    前記加熱プレートの前記凹部における前記生地の前記画像データを識別し、前記画像データを前記凹部ごとに複数の区画に分割し、前記区画ごとに前記生地の前記画像データから解析された前記生地の形状及び/又は色に基づいて前記生地の完成度を判定する解析ステップと、
    前記画像データの解析結果に基づき、前記ロボットアームにより前記生地を移動させるピックを持ち上げて前記凹部の上方に移動して前記凹部に注入された前記生地の前記加熱プレートとの接触面を移動させる生地移動ステップと、
    前記画像データの解析結果に基づき、前記ロボットアームにより前記生地を挟持するトングを持ち上げて前記凹部の上方に移動して焼成した前記生地を取り出す生地取出ステップと、を電子計算機に実行させ
    前記生地移動ステップ及び前記生地取出ステップにおいて、前記生地の完成度に基づき前記生地の接触面との移動及び前記生地の取り出しの優先順位を前記区画ごとに変更し、変更された優先順位に沿って前記ロボットアームを動作させて前記生地の接触面との移動及び前記生地の取り出しを行うことで複数の前記生地の焼成を行う、制御プログラム。
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