JP6428388B2 - 熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、外部を流れる流体と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器に関する。
この種の熱交換器としては、特許文献1に記載の熱交換器がある。特許文献1に記載の熱交換器は、熱媒体の流れる複数のチューブ及びフィンの積層構造からなるコア部と、コア部の両端に接合されるサイドプレートと、サイドプレートに固定されるブラケットとを備えている。サイドプレートは、コア部を補強するための部材である。サイドプレートは樋形状を有する部材からなる。サイドプレートは、長手方向に直交する断面形状がコの字形状をなしている。サイドプレートの側壁部には、内面から外面に貫通する穴部がそれぞれ形成されている。ブラケットは、サイドプレートの側壁部の穴部にそれぞれ挿入される突出部を有している。ブラケットは、熱交換器を例えば車両に取り付けるための接続部品として機能する。
サイドプレートにブラケットを固定する際には、まず、サイドプレートの穴部にブラケットの突出部を嵌め込むことにより、サイドプレートに対してブラケットを仮固定する。その後、熱交換器を加熱することにより、ブラケットとサイドプレートとがろう付けされ、ブラケットがサイドプレートに固定される。
特開2003−279284号公報
ところで、特許文献1に記載の熱交換器では、サイドプレートの穴部とブラケットの突出部との嵌合構造によりブラケットがサイドプレートに仮固定されているため、サイドプレートに対するブラケットの取り付け位置に自由度がほとんど無い。このような構造の場合、次のような不都合が生じるおそれがある。
チューブ及びフィンの積層方向においてはチューブ及びフィンのそれぞれの寸法公差が積み重なるため、熱交換器の製品寸法にばらつきが生じやすい。また、チューブ及びフィンのそれぞれの接合状態や積層状態等によっても、熱交換器の製品寸法にばらつきが生じやすい。熱交換器の製品寸法にばらつきが生じると、ブラケットの位置にずれが生じる。特許文献1に記載の熱交換器のようにサイドプレートに対するブラケットの取り付け位置に自由度がほとんど無い場合、熱交換器の製品寸法のばらつきに起因するブラケットの取り付け位置のずれを吸収する術がない。そのため、サイドプレートに対するブラケットの取り付け位置にずれが生じると、ブラケットを車両に取り付けることができない等の不都合が生じるおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、サイドプレートに対するブラケットの取り付け位置の自由度を向上させることのできる熱交換器を提供することにある。
上記課題を解決するために、外部を流れる流体と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器(1)は、熱媒体が流れる複数のチューブ(20)の積層構造からなるコア部(2)と、チューブの積層方向におけるコア部の端部に配置されるサイドプレート(3,4)と、サイドプレートに固定されるブラケット(7)とを備える。サイドプレートは、チューブ長手方向に延びる底壁部(30)と、前記底壁部の、空気流れ方向端部から前記チューブの積層方向外方に向けて立設された一対の側壁部(31、32)とを有している。サイドプレートの開口部(35)から前記底壁部(30)に向かう方向をブラケットの挿入方向(E)とするとき、サイドプレートには、ブラケットの挿入方向と逆方向に開口する係合孔(330,331,340,341)が形成されている。サイドプレートは、底壁部と側壁部(31,32)との間の角部に面取り部(33,34)を有する。係合孔は、面取り部に形成されている。ブラケットは、係合孔に係合されている。
この構成によれば、サイドプレートの開口部からブラケットを挿入した後、サイドプレートの係合孔にブラケットを係合することにより、サイドプレートにブラケットを仮固定することができる。この際、サイドプレートの係合孔は、サイドプレートのブラケット挿入方向と逆方向に開口しているため、ブラケット挿入方向においてサイドプレートに対するブラケットの位置を微調整することができる。よって、ブラケットの取り付け位置の自由度を向上させることができる。
本発明によれば、サイドプレートに対するブラケットの取り付け位置の自由度を向上させることができる。
熱交換器の第1実施形態についてその正面構造を示す正面図である。 第1実施形態の熱交換器についてそのサイドプレート及びブラケットの分解斜視構造を示す斜視図である。 第1実施形態の熱交換器についてそのサイドプレートの平面構造を示す平面図である。 第1実施形態の熱交換器についてそのサイドプレート及びブラケット周辺の断面構造を示す断面図である。 熱交換器の第2実施形態についてそのサイドプレート及びブラケットの分解斜視構造を示す斜視図である。 第2実施形態の熱交換器についてそのサイドプレートの平面構造を示す平面図である。 第2実施形態の熱交換器についてそのサイドプレート及びブラケット周辺の断面構造を示す断面図である。 熱交換器の他の実施形態についてそのサイドプレート及びブラケットの分解斜視構造を示す斜視図である。
<第1実施形態>
以下、熱交換器の一実施形態について説明する。図1に示される本実施形態の熱交換器1は、車両用空調装置の冷凍サイクルにおいて圧縮機から吐出された高温高圧の熱媒体を空気との熱交換により放熱させて凝縮させる、いわゆるコンデンサ(凝縮器)として機能するものである。
図1に示されるように、熱交換器1は、コア部2と、一対のサイドプレート3,4と、一対のヘッダタンク5,6と、ブラケット7とを備えている。
コア部2は熱媒体と空気との間で熱交換を行う部分である。コア部2は略矩形状をなしており、矢印Aで示される方向に複数のチューブ20が積層された積層構造を有している。以下、矢印Aで示される方向を「チューブ積層方向A」と称する。また、チューブ積層方向Aに直交する方向を「チューブ長手方向B」と称する。チューブ20は、内部に熱媒体の流路を有する細長い配管からなる。チューブ20の長手方向Bに直交する断面形状は扁平状をなしている。図中に拡大して示されるように、コア部2は、チューブ積層方向Aに隣接するチューブ20,20間に配置されるフィン21を有している。フィン21は、薄く長いアルミ板をつづら折りに加工した形状からなる、いわゆるコルゲートフィンからなる。フィン21の折り曲がり部分は、チューブ積層方向Aに隣接するチューブ20,20にろう付けされている。このろう付け構造により、フィン21はチューブ20に固定されている。熱交換器1は、チューブ積層方向Aが鉛直方向となるように配置される。
一対のサイドプレート3,4は、チューブ長手方向Bに延びる樋形状を有する部材からなる。以下、チューブ長手方向Bを「サイドプレート長手方向B」とも称する。サイドプレート3,4は、チューブ積層方向Aにおけるコア部2の両端部にそれぞれ取り付けられている。サイドプレート3,4は、コア部2の機械的な強度を補強している。
ブラケット7は、一対のサイドプレート3,4にそれぞれ取り付けられている。ブラケット7は、熱交換器1を例えば車両に取り付けるための接続部品として機能する。ブラケット7は、例えばプレス加工や押し出し加工により製造される。
一対のヘッダタンク5,6は、チューブ長手方向Bにおけるコア部2の両端部にそれぞれ取り付けられている。ヘッダタンク5,6は筒状の部材からなる。ヘッダタンク5,6の内部空間はチューブ20の内部流路に連通されている。
一方のヘッダタンク5には流入部50及び流出部51が設けられている。流入部50は、図示しない圧縮機から吐出される熱媒体をヘッダタンク5の内部へと導く。流出部51は、ヘッダタンク5の内部を流れる熱媒体を流出する。ヘッダタンク5の内部には仕切板52が設けられている。仕切板52は、ヘッダタンク5の内部空間を、流入部50に連通される第1内部空間53aと、流出部51に連通される第2内部空間53bとに区画する。
他方のヘッダタンク6には受液器60が設けられている。受液器60は、コア部2を通過した熱媒体を気液分離させる部分である。ヘッダタンク6の内部には、ヘッダタンク5の仕切板52と同一の高さに仕切板61が設けられている。仕切板61は、ヘッダタンク6の内部空間を第1内部空間62aと第2内部空間62bとに区画する。第1内部空間62a及び第2内部空間62bは受液器60を介して互いに連通されている。
この熱交換器1では、流入部50から流入した気相の熱媒体がヘッダタンク5の第1内部空間53aを介してコア部2の鉛直方向上方側の部位22に流入する。コア部2の鉛直方向上方側の部位22は、チューブ20の内部を流れる気相の熱媒体と、チューブ20の外部を流れる空気との間で熱交換を行うことで、気相の熱媒体を凝縮させる凝縮部を構成している。空気流れ方向は、チューブ積層方向A及びチューブ長手方向Bの両方に直交する方向である。コア部2の凝縮部22を通過した熱媒体は、ヘッダタンク6の第1内部空間62aを介して受液器60に流入し、気相の熱媒体と液相の熱媒体とに分離される。分離された液相の熱媒体は、鉛直方向下方へと流れ、ヘッダタンク6の第2内部空間62bを介してコア部2の鉛直方向上方側の部位23に流入する。コア部2の鉛直方向下方側の部位23は、チューブ20の内部を流れる液相の熱媒体と、チューブ20の外部を流れる空気との間で熱交換を行うことで、液相の熱媒体を冷却する過冷却部23として機能する。コア部2の過冷却部23を通過した熱媒体は、ヘッダタンク5の第2内部空間53b及び流出部51を介して外部に流出される。
次に、サイドプレート3,4及びブラケット7の構造について詳しく説明する。なお、一対のサイドプレート3,4は略同一の構造からなるため、以下では、便宜上、サイドプレート3の構造について代表して説明する。
図2に示されるように、ブラケット7は、矢印Dで示される方向に長手方向を有する長板状の平板部70と、平板部70の短手方向Cの両側部から略直角に延びるように形成される一対の側板部71,72とを有している。平板部70には、ブラケット7を車両に取り付ける際にボルト等が挿入される挿入孔701が形成されている。平板部70の長手方向Dにおける側板部71,72のそれぞれの一端部710,720は、平板部70の一端部700よりも平板部70の長手方向に延びている。側板部71,72の一端部710,720の幅H1は、側板部71,72の他端部715,725の幅H2よりも長くなっている。なお、符号711,712は、ブラケット7の側板部71の一端部710の両角部をそれぞれ示している。また、符号721,722は、ブラケット7の側板部72の一端部720の両角部をそれぞれ示している。
サイドプレート3は、チューブ長手方向Bに延びる底壁部30と、底壁部30の、空気流れ方向端部からチューブ積層方向Aの外方に向けて立設された一対の側壁部31、32とを有している。サイドプレート3における底壁部30と一対の側壁部31,32との間の両角部には、C面の面取り部33,34がそれぞれ形成されている。
サイドプレートの長手方向Bに直交する断面形状は略コの字形状をなしており、一方が開口した断面形状を有している。ブラケット7は、サイドプレート3の開口部35から底壁部30に向けて、すなわち図中の矢印Eで示される方向に向けて挿入される。以下、矢印Eで示される方向を「ブラケット挿入方向」と称する。
図3に示されるように、面取り部33,34には、サイドプレート3の長手方向Bに略直交する方向に対向する一対の係合孔330,340、及び一対の係合孔331,341が形成されている。図2に示されるように、係合孔340はブラケット挿入方向Eと逆方向に開口している。他の係合孔330,331,341も同様にブラケット挿入方向Eと逆方向に開口している。係合孔330,340には、ブラケット7の側板部71の一端部710が係合される。係合孔331,341には、ブラケット7の側板部72の一端部720が係合される。
なお、図2〜図4では、一つのブラケット7を例に挙げて説明したが、サイドプレート3,4には全てのブラケット7について同様の圧入係合構造が形成されている。
次に、熱交換器1の製造方法について説明する。
熱交換器1の製造の際には、まず、熱交換器1を構成する各部材が仮固定される。詳しくは、チューブ20及びフィン21を積層することによりコア部2が成形された後、コア部2、サイドプレート3,4、及びヘッダタンク5,6が図1に示されるように仮固定される。このように熱交換器1が仮固定された状態で図1に二点鎖線で示されるようにサイドプレート3,4の外側からワイヤWが巻き付けられることにより、熱交換器1が仮固定された状態で保持される。ワイヤWの巻きつけられた熱交換器1が炉に入れて加熱されることにより、各部材のろう材層が融解し、各部材がろう付けにて一体的に固定される。その後、熱交換器1からワイヤWが取り外されることで、熱交換器1の製造が完了する。
サイドプレート3に対するブラケット7の仮固定については、図2に示されるように、サイドプレート3の開口部35からブラケット挿入方向Eに向けてブラケット7の側板部71,72の一端部710,720が挿入される。そして、図4に示されるように、サイドプレート3の係合孔330,340にブラケット7の側板部71の一端部710の両角部711,712がそれぞれ圧入される。また、サイドプレート3の係合孔331,341にブラケット7の側板部72の一端部720の両角部721,722がそれぞれ圧入される。こうした圧入係合構造によりブラケット7がサイドプレート3に仮固定される。同様の方法により、サイドプレート4にブラケット7が仮固定される。
以上説明した本実施形態の熱交換器1によれば、以下の(1)〜(4)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)図4に示されるように、サイドプレート3の係合孔330,340及び係合孔331,341はブラケット挿入方向Eと逆方向に開口している。そのため、サイドプレート3の係合孔330,340及び係合孔331,341にブラケット7を圧入する際、圧入量の調整により、サイドプレート3に対するブラケット7の位置をブラケット挿入方向Eにおいて微調整することができる。よって、サイドプレート3に対するブラケット7の取り付け位置の自由度を向上させることができる。
(2)サイドプレート3にブラケット7を仮固定する方法としては、例えばサイドプレート3にブラケット7をかしめる方法が考えられる。しかしながら、このような仮固定方法を採用した場合、ブラケット7にかしめ部を設ける必要があるため、ブラケット7の製品コストが増加する懸念がある。また、熱交換器1の製造の際にかしめ工程が必要となるため、製造コストが増加する懸念がある。この点、本実施形態の熱交換器1では、サイドプレート3の係合孔330,340及び係合孔331,341にブラケット7を圧入することでサイドプレート3にブラケット7が仮固定されるため、ブラケット7にかしめ部を設ける必要がなく、またかしめ工程が不要である。よって、サイドプレート3に対するブラケット7の仮固定をかしめにより行う場合と比較すると、コストを低減することができる。
(3)ブラケット7にかしめ部を設ける方法としては、例えばブラケット7からサイドプレート長手方向Bに突出するようにかしめ部を設けるという方法が考えられる。しかしながら、このようなかしめ部をブラケット7に設けた場合、ブラケット7のかしめ部をサイドプレート3,4に対してかしめる際、ワイヤWとの干渉を回避しなければならないため、ワイヤWの巻き付け位置から所定間隔以上ずれた位置にブラケット7を取り付ける必要がある。結果的に、ブラケット7の取り付け位置が制約されるおそれがある。この点、本実施形態のブラケット7には、サイドプレート長手方向Bに突出する部分が無いため、ワイヤWの巻き付け位置との干渉が生じ難い。よって、サイドプレート長手方向におけるブラケット7の取り付け位置の自由度を向上させることができる。
(4)サイドプレート3には、その底壁部30と側壁部31,32との間の角部に面取り部33,34を形成することとした。そして、面取り部33,34には、係合孔330,340及び係合孔331,341を形成することとした。これにより、図4に示されるように、サイドプレート3の係合孔330,340及び係合孔331,341にブラケット7の側板部71,72の一端部710,720が係合する際、ブラケット7の側板部71,72の一端部710,720がサイドプレート3の底壁部30に接触することで、ブラケット7の挿入方向Eの移動が規制される。よって、ブラケット7とコア部2のフィン21との接触を回避することができるため、フィン21の変形を抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、熱交換器1の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の熱交換器1との相違点を中心に説明する。
図5に示されるように、本実施形態のブラケット7における側板部71の一端部710の角部には切欠き713が形成されている。図中に拡大して示されるように、切欠き713には、ブラケット挿入方向Eに直交する平面からなる接触面713aが設けられている。ブラケット7における側板部72の一端部720の角部にも切欠き723が形成されている。図中に拡大して示されるように、切欠き723にも、ブラケット挿入方向Eに直交する平面からなる接触面723aが設けられている。
本実施形態のサイドプレート3は、面取り部33,34を有していない点で第1実施形態のサイドプレート3と異なる。図6に示されるように、サイドプレート3の底壁部30には、一対の係合孔300,301が形成されている。係合孔300,301は、サイドプレート3の側壁部32から側壁部31に向かって延びるように形成されている。図2に示されるように、係合孔300はブラケット挿入方向Eと逆方向に開口している。他の係合孔301も同様にブラケット挿入方向Eと逆方向に開口している。係合孔300,301には、ブラケット7の側板部71,72の一端部710,720が係合される。
図6に示されるように、サイドプレート3の底壁部30には、係合孔300,301と側壁部31との間に規制面302,303が形成されている。ブラケット7の側板部71,72の一端部710,720が係合孔300,301に係合される際、規制面302,303にはブラケット7の接触面713a,723aがそれぞれ接触する。
なお、図5〜図7では、一つのブラケット7を例に挙げて説明したが、サイドプレート3,4には全てのブラケット7について同様の圧入係合構造が形成されている。
次に、サイドプレート3,4に対するブラケット7の取り付け方法について説明する。
図5に示されるように、サイドプレート3にブラケット7を取り付ける際には、まず、サイドプレート3の開口部35からブラケット挿入方向Eに向けてブラケット7の側板部71,72の一端部710,720が挿入される。そして、図7に示されるように、サイドプレート3の係合孔300にブラケット7の側板部71の一端部710が圧入される。また、サイドプレート3の係合孔301にブラケット7の側板部72の一端部720が圧入される。こうした圧入による係合構造によりブラケット7がサイドプレート3に仮固定される。この際、サイドプレート3の規制面302,303にブラケット7の接触面713a,723aがそれぞれ接触する。同様の方法により、サイドプレート4にブラケット7が仮固定される。
以上説明した本実施形態の熱交換器1によれば、上記(1)〜(3)の作用及び効果に加え、以下の(5)及び(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(5)本実施形態の熱交換器1では、サイドプレート3に面取り加工が不要となる。したがって、第1実施形態の熱交換器1と比較すると、サイドプレート3の製造が容易となる。
(6)サイドプレート3の底壁部30には、サイドプレート3の係合孔300,301にブラケット7の側板部71,72の一端部710,720が圧入により係合された際にブラケット挿入方向Eにブラケット7と接触することによりブラケット7の移動を規制する規制面302,303を形成することとした。これにより、サイドプレート3にブラケット7を取り付ける際、ブラケット7の挿入方向Eの移動が規制されるため、ブラケット7とコア部2のフィン21との接触を回避することができる。よって、フィン21の変形を抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・サイドプレート3の係合孔の位置は適宜変更可能である。例えば図8に示されるように、サイドプレート3の側壁部31の先端面に切欠310,311を形成してもよい。また、ブラケット7の側板部71,72には、サイドプレート3の切欠310,311に係合される係合部714,724をそれぞれ形成する。そして、サイドプレート3の切欠310,311にブラケット7の係合部714,724を圧入により係合させることにより、サイドプレート3に対してブラケット7を仮固定してもよい。このような構成であっても、上記(1)の作用及び効果を得ることは可能である。要は、サイドプレート3には、ブラケット挿入方向Eと逆方向に開口する係合孔が形成されており、この係合孔にブラケット7が係合されていればよい。
・上述した第1、第2実施形態では、ブラケット7の側板部71,72に係合する係合孔としてサイドプレート3を貫通する貫通孔を用いた実施形態について述べたが、ブラケット挿入方向Eにおいてサイドプレート3の開口部35側となる部位が開口した形状であれば圧入量の調整によってサイドプレート3に対するブラケット7の位置を微調整することができるため、係合孔が貫通孔ではなく有底の構造とすることも可能である。
・チューブ20の外部を流れる流体には、空気以外の適宜の流体を採用することが可能である。
・サイドプレート3,4に対するブラケット7の固定方法は、ろう付けに限らず、溶接等の適宜の固定方法を採用することが可能である。
・ブラケット7の製造方法は、プレス加工や押し出し加工に限らず、任意の製造方法を採用することが可能である。
・上記実施形態の熱交換器1は、ラジエータ等、コンデンサ以外の熱交換器にも適用可能である。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1:熱交換器
2:コア部
3,4:サイドプレート
7:ブラケット
20:チューブ
30:底壁部
31,32:側壁部
33,34:面取り部
35:開口部
300,301,330,331,340,341:係合孔
302,303:規制面

Claims (1)

  1. 外部を流れる流体と熱媒体との間で熱交換を行う熱交換器(1)であって、
    前記熱媒体が流れる複数のチューブ(20)の積層構造からなるコア部(2)と、
    前記チューブの積層方向における前記コア部の端部に配置されるサイドプレート(3,4)と、
    前記サイドプレートに固定されるブラケット(7)と、を備え、
    前記サイドプレートは、チューブ長手方向に延びる底壁部(30)と、前記底壁部の、空気流れ方向端部から前記チューブの積層方向外方に向けて立設された一対の側壁部(31、32)と、を有し、
    前記サイドプレートの開口部(35)から前記底壁部に向かう方向を前記ブラケットの挿入方向(E)とするとき、
    前記サイドプレートには、前記ブラケットの挿入方向と逆方向に開口する係合孔(330,331,340,341)が形成され、
    前記サイドプレートは、前記底壁部と側壁部(31,32)との間の角部に面取り部(33,34)を有し、
    前記係合孔は、前記面取り部に形成され、
    前記ブラケットは、前記係合孔に係合されていることを特徴とする熱交換器。
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