JP2009121728A - 多面体構造の熱交換器及びその製造方法 - Google Patents

多面体構造の熱交換器及びその製造方法 Download PDF

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剛史 細野
Takeshi Okinoya
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Abstract

【課題】製造コストの低減が図れる多面体構造の熱交換器及びその製造方法を実現する。
【解決手段】コアプレート152の底面部にスリット孔17を形成することにより、コアプレート152の側壁部に折曲げ部152bと切断部152cとを形成する工程と、エンドプレート153とキャップ155を、ヘッダタンク15、16の両端部に組み付ける工程と、チューブ21からなる接続配管20を上方のヘッダタンク15に組み付ける工程と、複数の扁平チューブ12と複数のフィン13とをヘッダタンク15、16に組み付ける工程と、各部材が平面状に組み付けられた組立体をろう付けする工程と、切断部152cを切断する工程と、切断工程の後に、隣り合う熱交換部11が平面視L字状になるように、折曲げ部152b並びに接続配管20のチューブ21を屈曲させる工程とを有する。これにより、製造コストの低減が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、多面体構造の熱交換器及びその製造方法に関するものであり、平面状の熱交換器本体を曲げ加工させて平面視略L字状もしくは平面視略コの字状に形成する熱交換器に関する。
従来、この種の多面体構造の熱交換器及びその製造方法として、例えば、特許文献1及び2に示すものが知られている。すなわち、特許文献1では、平面状に形成された複数の熱交換器本体を互いに間隔を隔てて同一面状に配置する工程と、円筒状の丸パイプからなる管状部材を介して熱交換器本体のヘッダの端部同士を連結することにより、平面状の熱交換器を組み立てる工程と、平面状の熱交換器をろう付けし、炉内で加熱する工程と、熱交換器の連結部分の管状部材を屈曲させる工程とを有する構成となっている。
つまり、炉内で加熱する工程を行った後に、熱交換器の連結部分の管状部材を屈曲させる工程を行って、平面視略L字状または略コの字状の熱交換器を形成している。これにより、多数の熱交換器を炉内に同時に積層させることができるため、製造効率の向上が図れる。
また、特許文献2では、平面状に形成された熱交換器を曲げ加工させて、平面視略L字状に形成するように構成されている。つまり、曲げ加工される部分には、フィンを配設させることなく、平面状の熱交換器を形成して、ヘッダのみを曲げ加工するように構成されている。
特開2005−155966号公報 特開2005−90806号公報
しかしながら、上記特許文献1のような構成では、複数の熱交換器本体を用いていることにより、部品点数が増加するため、多面体構造の熱交換器を組み立てる組付工数が多くなって製造コストが上昇する問題がある。
また、特許文献2のような構成では、ヘッダを曲げ加工することにより、曲げ加工される部分の曲率半径が大きいため、曲げ加工される部分の熱交換面積が低減される問題がある。
そこで、本発明の第1の目的は、製造コストの低減が図れる多面体構造の熱交換器及びその製造方法を提供することにある。また、第2の目的は、熱交換面積の向上が図れる多面体構造の熱交換器及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、流体が流れる複数の扁平チューブ(12)と、隣り合う扁平チューブ(12)間にそれぞれ配設される複数のフィン(13)とから構成されるコア部(11)と、このコア部(11)の両端部に配設され、扁平チューブ(12)と流体的に連通する流通路が形成された一対のヘッダタンク(15、16)とを備える熱交換器であって、コア部(11)と一対のヘッダタンク(15、16)とにより形成される複数の熱交換部(11、15、16)が垂直方向から見たときの平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成される多面体構造の熱交換器において、
ヘッダタンク(15、16)のそれぞれは、流通部が複数の熱交換部(11、15、16)に応じて区画するように形成されており、いずれか一方のヘッダタンク(15、16)には、区画された流通部を連通するチューブ(21)からなる接続配管(20)が設けられており、
ヘッダタンク(15、16)のそれぞれは、平板状の底面部およびその底面部の短辺方向端部から略直角に延びる側壁部からなる断面コの状のコアプレート(152)と、このコアプレート(152)に嵌合されるタンクプレート(151)とを備え、
複数の熱交換部(11、15、16)は、ヘッダタンク(15、16)のコアプレート(152)に形成された接続部(152b、152d)およびチューブ(21)からなる接続配管(20)により相互に接続され、かつ接続部(152b、152d)およびチューブ(21)が平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、平面状の熱交換器本体から平面視L字状もしくは平面視コの字状に容易に曲げ加工による曲げ成形ができる。これにより、複数の熱交換器本体を組み合わせる方式に比べて、部品点数を大幅に増加することなく製造コストの低減が図れる。
請求項2に記載の発明では、接続部(152b)は、コアプレート(152)の短辺方向における一方の端部に形成される側壁部(152b)であることを特徴としている。この発明によれば、曲げ成形をすることが容易にできる。そのため、曲げ成形される部分が小さな曲率半径で形成することができるため、熱交換面積の向上が図れる。
請求項3に記載の発明では、接続部(152d)は、コアプレート(152)の底面部の中央に形成される接続部(152d)であることを特徴としている。この発明によれば、前述の側壁部(152b)と同じように、曲げ成形をすることが容易にできる。
請求項4に記載の発明では、複数の熱交換部(11、15、16)のそれぞれの水平方向端部には、断面コの字状のサイドプレート(14)が配設されていることを特徴としている。この発明によれば、熱交換器本体を容易に平面状に形成することができる。また、複数の熱交換部(11、15、16)のそれぞれが強固なコア部(11)が形成することができる。
請求項5に記載の発明では、流体が流れる複数の扁平チューブ(12)と、隣り合う扁平チューブ(12)間にそれぞれ配設される複数のフィン(13)とから構成されるコア部(11)と、このコア部(11)の両端部に配設され、扁平チューブ(12)と流体的に連通する流通路が形成された一対のヘッダタンク(15、16)とを備える熱交換器であって、コア部(11)と一対のヘッダタンク(15、16)とにより形成される複数の熱交換部(11、15、16)が垂直方向から見たときの平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成される多面体構造の熱交換器の製造方法において、
ヘッダタンク(15、16)を構成する断面コの状のコアプレート(152)を成形するとともに、コアプレート(152)の底面部に底面部の短辺方向に延びるスリット孔(17)を形成することにより、コアプレート(152)の側壁部に折曲げ部(152b)及び切断部(152c)を形成する工程と、ヘッダタンク(15、16)を構成するタンクプレート(151)をコアプレート(152)に組み付ける工程と、ヘッダタンク(15、16)の長手方向両端部を閉塞するために、エンドプレート(153)およびキャップ(155)を、長手方向両端部に組み付ける工程と、キャップ(155)により区画された流通部を相互に連通するために、チューブ(21)からなる接続配管(20)を、いずれか一方のヘッダタンク(15、16)に組み付ける工程と、複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とを、ヘッダタンク(15、16)のそれぞれに組み付ける工程と、ヘッダタンク(15、16)のそれぞれ、エンドプレート(153)、キャップ(155)、接続配管(20)および複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とが平面状に組み付けられた組立体を、加熱炉内に入れて、ろう付けする工程と、このろう付けする工程の後に、コアプレート(152)の側壁部に形成された切断部(152c)を切断する工程と、この切断工程の後に、隣り合う熱交換部(11、15、16)が平面視L字状になるように、コアプレート(152)の側壁部に形成された折曲げ部(152b)並びにいずれか一方のヘッダタンク(15、16)に組み付けられた接続配管(20)のチューブ(21)を屈曲させる工程とを有することを特徴としている。
この発明によれば、ヘッダタンク(15、16)にスリット孔(17)を形成することにより、折曲げ部(152b)を容易に形成できるとともに、コアプレート(152)の側壁部である折曲げ部(152b)を所定の形状に曲げ成形することが容易にできる。そのため、曲げ加工される部分が小さな曲率半径で形成できるため、熱交換面積の向上が図れる。また、ヘッダタンク(15、16)の長手方向両端部を閉塞するために、エンドプレート(153)およびキャップ(155)を組み付けることにより、複数の熱交換器本体を組み付ける方式よりも、部品点数を大幅に増加させることなく製造コストの低減が図れる。従って、一つの熱交換器本体でもって、多面体構造の熱交換器を形成することができる。
請求項6に記載の発明では、ヘッダタンク(15、16)のコアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上には、フィン(13)が配設されており、ろう付けする工程の後に、フィン(13)を切断する工程を有することを特徴としている。この発明によれば、ヘッダタンク(15、16)のスリット孔(17)を結ぶ線上に配設される隣り合う偏平チューブ(12)の端部を強固に保持することができる。また、ろう付けする工程の後に、フィン(13)を容易に切断することができる。
請求項7に記載の発明では、流体が流れる複数の扁平チューブ(12)と、隣り合う扁平チューブ(12)間にそれぞれ配設される複数のフィン(13)とから構成されるコア部(11)と、このコア部(11)の両端部に配設され、扁平チューブ(12)と流体的に連通する流通路が形成された一対のヘッダタンク(15、16)とを備える熱交換器であって、コア部(11)と一対のヘッダタンク(15、16)とにより形成される複数の熱交換部(11、15、16)が垂直方向から見たときの平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成される多面体構造の熱交換器の製造方法において、
ヘッダタンク(15、16)を構成する断面コの状のコアプレート(152)を成形するとともに、コアプレート(152)の底面部に底面部の短辺方向に延びるスリット孔(17)を形成することにより、コアプレート(152)の底面部に接続部(152d)を形成する工程と、ヘッダタンク(15、16)を構成するタンクプレート(151)をコアプレート(152)に組み付ける工程と、ヘッダタンク(15、16)の長手方向両端部を閉塞するために、エンドプレート(153)およびキャップ(155)を、長手方向両端部に組み付ける工程と、キャップ(155)により区画された流通部を相互に連通するために、チューブ(21)からなる接続配管(20)を、いずれか一方のヘッダタンク(15、16)に組み付ける工程と、複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とを、ヘッダタンク(15、16)のそれぞれに組み付ける工程と、ヘッダタンク(15、16)のそれぞれ、エンドプレート(153)、キャップ(155)、接続配管(20)および複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とが平面状に組み付けられた組立体を、加熱炉内に入れて、ろう付けする工程と、このろう付けする工程の後に、隣り合う熱交換部(11、15、16)が平面視L字状になるように、コアプレート(152)の底面部に形成された接続部(152d)並びにいずれか一方のヘッダタンク(15、16)に組み付けられた接続配管(20)のチューブ(21)を屈曲させる工程とを有することを特徴としている。
この発明によれば、前述の請求項5では、コアプレート(152)の側壁部に形成された切断部(152c)を切断する工程を有していた。そのため、コアプレート(152)の底面部に接続部(152d)を形成する工程を有することにより、切断する工程をなくすることができる。
請求項8に記載の発明では、断面コの字状のサイドプレート(14)を、複数の熱交換部(11、15、16)のそれぞれの水平方向端部に組み付ける工程を有することを特徴としている。この発明によれば、フィン(13)を切断する工程をなくすることができる。また、ヘッダタンク(15、16)のコアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上に配設されるフィン(13)の端部を、サイドプレート(14)によって保持することができる。
請求項9に記載の発明では、断面略C型状のサイドプレート(14a)を、隣り合う熱交換部(11、15、16)の端部に組み付ける工程と、ヘッダタンク(15、16)のコアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上に配設された断面略C型状のサイドプレート(14a)を、隣り合う熱交換部(11、15、16)が平面視L字状になるように、屈曲させる工程とを有することを特徴としている。
この発明によれば、サイドプレート(14a)を曲げ加工により曲げ成形することができる。また、略C型状のサイドプレート(14a)によれば、曲げ加工される部分において、風漏れを起こす恐れがない。
請求項10に記載の発明では、平面状に組み付けられた組立体には、ヘッダタンク(15、16)のコアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上の隣り合う扁平チューブ(12)間に、変形防止用の治具(30)が組み付けられていることを特徴としている。この発明によれば、フィン(13)を切断する工程をなくすることができるとともに、ろう付けする工程において、ヘッダタンク(15、16)のコアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上の隣り合う扁平チューブ(12)の熱変形が防止できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態における熱交換器及びその熱交換器の製造方法を、図1乃至図5に基づいて説明する。本実施形態では、熱交換器として、冷凍サイクル装置内の冷媒を凝縮液化する凝縮器に本発明を適用したものである。なお、凝縮器の他に蒸発器に適用しても良い。
図1は、本実施形態における平面状に形成された凝縮器10の概略構成を示す斜視図である。図2は、本実施形態における上方のヘッダタンク15の構成を示す平面図である。図3は、本実施形態における下方のヘッダタンク16の構成を示す底面図である。図4は、図2に示すA−A断面図である。図5は、本実施形態における平面視略L字状の凝縮器10の外観形状を示す斜視図である。
本実施形態の凝縮器10は、曲げ加工を行う前に、同一平面状に形成し、その後、平面視略L字状に曲げ加工を行うように構成されている。図1は、曲げ加工を行う前の凝縮器10を示し、図5は、曲げ加工を行った後の凝縮器10を示している。
凝縮器10は、図1に示すように、コア部11および一対のヘッダタンク15、16から構成されている。これらを構成する各部材は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金から成り、嵌合、かしめ、治具固定等により組付けられ、各部材表面の必要部位に予め設けられたろう材により一体でろう付けされている。
コア部11は、複数の扁平チューブ12と複数のフィン13とから構成されている。扁平チューブ12は、断面が偏平状に形成されている。扁平チューブ12の長手方向には、複数の流通路(図示せず)が設けられており、例えば、押し出し加工により形成されている。なお、流通路には、冷媒が流通される。
隣り合う扁平チューブ12との間には、フィン13が配置されている。つまり、扁平チューブ12とフィン13とが、左右方向に交互に積層されている。フィン13は、波形状に形成されたコルゲートフィンであり、山の頂部と谷の底部とが、隣り合うそれぞれの扁平チューブ12にろう付け接合されている。また、左右の最外方フィン13のさらに外方に、断面コの字状に開口する強度部材としてのサイドプレート14が配設されている。
複数の扁平チューブ12の長手方向における両端部には、扁平チューブ12の積層方向に延びる一対のヘッダタンク15、16が設けられている。一対のヘッダタンク15、16は、扁平チューブ12の上下端部において相互に平行に配置されている。上下のヘッダタンク15、16には、各扁平チューブ12の端部が接合され、ヘッダタンク15、16の内部に形成される流通部(図示せず)と、扁平チューブ12内の流通路とが互いに流体的に連通するようにろう付けされている。
上下のヘッダタンク15、16には、図2および図3に示すように、タンクプレート151、コアプレート152、エンドプレート153、仕切り板154およびキャップ155から構成されている。
コアプレート152は、板状部材から曲げ加工、打ち抜き加工などのプレス加工により成形されている。コアプレート152の形状は、短辺方向が略コの字状に形成されている。コアプレート152は、平板状の底面部と、短辺方向の底面部の端部から直角方向に延びる一対の対向する側壁部から構成されている。従って、コアプレート152には、偏平チューブ12の端部に対応する位置、即ち長手方向に等間隔に配列される複数のチューブ挿入孔152aが設けられている。なお、左右の最外方のチューブ挿入孔152aには、サイドプレート14の端部が挿入される。
タンクプレート151は、板状部材をプレス加工して成形したものであり、流通部の断面形状が略Uの字状に形成されている。略Uの字状のタンクプレート151の短辺方向の幅は、略コの字状のコアプレート152の短辺方向の幅よりも小さく成形されており、タンクプレート151の側壁部の外周面がコアプレート152の側壁部の内周面と接する構成となっている。
タンクプレート151とコアプレート152とを対向させて、上下に重ね合わせて、長手方向の側壁部同士を嵌合により接合させることにより、内部に流通部が形成される。また、複数の扁平チューブ12の端部が、コアプレート152のチューブ挿入孔152aに接合されることにより、流通部と扁平チューブ12の内部とが互いに流体的に連通される。
エンドプレート153は、タンクプレート151とコアプレート152との重ね合わせにより形成される流通部の両端部を閉塞する蓋部材である。エンドプレート153は、流通部の断面形状に応じた形状に形成して、上下のヘッダタンク15、16の長手方向の端部に設けられている。
仕切り板154は、タンクプレート151とコアプレート152とにより形成される流通部を左右に仕切るための区画板である。本実施形態の仕切り板154は、上のヘッダタンク15内に配設されている(図2参照)。また、後述するスリット孔17が形成される左右の位置(ヘッダタンク15、16の長辺方向における左右位置)に、キャップ155が配設されている。
このキャップ155は、エンドプレート153と同一の形状に形成されて、流通部の端部を閉塞する機能を備えている。つまり、後述するスリット孔17の形成により、ヘッダタンク15、16の流通部が開口されるため、その開口部を閉塞するためにキャップ155が配設されている。
以上のエンドプレート153、仕切り板154およびキャップ155を、上下のヘッダタンク15、16の流通部に配設することにより、ヘッダタンク15、16内の流通部が複数に区画される。より具体的には、上方のヘッダタンク15には、流通部b乃至eの4ヶ所に区画され(図2参照)、下方のヘッダタンク15には、流通部fとgとの2ヶ所に区画されている(図3参照)。
ところで、本実施形態の上下のヘッダタンク15、16には、長手方向の中途、即ち平面視L字状になるように曲げ加工される部分の位置に、所定幅のスリット孔17が形成されている(図1参照)。このスリット孔17は、曲げ加工を行うときの剛性を低下させるものであり、扁平チューブ12の断面における長手方向、即ちヘッダタンク15、16の短辺方向に沿うように形成されている。
つまり、タンクプレート151およびコアプレート152に直交する方向に延びる平面視矩形状の貫通孔からなるスリット孔17が形成されている。より具体的には、図4に示すように、タンクプレート151およびコアプレート152の短辺方向の端部おいて、両端部(図4中、ハッチングで示す部分)が残るようにスリット孔17を形成している。換言すると、コアプレート152の側壁部が残るようにスリット孔17を形成している。
このように、ヘッダタンク15にスリット孔17を形成することにより、残された両端部の一方に折曲げ部152bが形成され、残された両端部のもう一方に切断部152cが形成される。その結果、コアプレート152は、折曲げ部152bと切断部152cとにより左右方向に連続的に繋がっている。このため、請求項では、折曲げ部152bを接続部と称している。
なお、下方のヘッダタンク16にも、上方のヘッダタンク15と同じように、コアプレート152に折曲げ部152bと切断部152cとが形成されている。折曲げ部152bは、曲げ加工するときに、平面視L字状に折り曲げられる部分である。切断部152cは、曲げ加工を行う前に、切断される部分である(後述する)。
そして、図1及び図2中に示す符号18及び19は、冷媒の出入口部であって、上方のヘッダタンク15の端部側に設けられている。符号18は入口部であり、符号19は出口部である。冷媒は入口部18に流入され、出口部18から外部に流出される。
また、図1中に示す符号20は、キャップ155により、左右に分断されたヘッダタンク15内の流通部を連通するための接続配管である。この接続配管20は、チューブ21と、そのチューブ21の両端に接続される接続部材22とから構成される。チューブ21は、円筒状のパイプ材から形成されている。接続部材22は、ブロック材からなり、内部に図示しない連通路が形成されている。
この連通路の端部が、上方のヘッダタンク15に取り付けられるように形成されている。つまり、上方のヘッダタンク15には、後述するスリット孔17の近傍に取付孔151aが設けられている(図2参照)。より具体的には、流通部cの右方端側と流通部dの左方端側とに取付孔151aが設けられている。この取付孔151aは、接続配管20の接続部材22を取り付けるための開口孔である。接続配管20をヘッダタンク15の取付孔151aに設けることにより、流通部cと流通部dとが連通される。
次に、以上のような構成による冷媒流路について、図1乃至図3により説明する。入口部18から流入した冷媒は、上方のヘッダタンク15内の流通部bに流入して、偏平チューブ12内を下方に向けて流れて、下方のヘッダタンク16内の流通部fに流入する。流通部fに流入した冷媒は、仕切り板154がないため流通部fの右方向に向けて流れる。右方向の流入部fに流入した冷媒は、偏平チューブ12内を上方に向けて流れ、上方のヘッダタンク15内の流通部cに流入する。
流通部cに流入した冷媒は、接続配管20を経由して、上方のヘッダタンク15内の流通部dに流入する。流通部dに流入した冷媒は、偏平チューブ12内を下方に向けて流れて、下方のヘッダタンク16内の流通部gに流入する。流通部gに流入した冷媒は、仕切り板154がないため流通部gの右方向に向けて流れる。右方向の流入部gに流入した冷媒は、偏平チューブ12内を上方に向けて流れ、上方のヘッダタンク15内の流通部eに流入する。流通部eに流入した冷媒は、出口部19から外部へ流出される。
なお、図1乃至図3中に示す符号aは、切断線であり、曲げ加工をする前に、ヘッダタンク15、16に残された両端部の一方とフィン13とを切断する箇所を示している。本実施形態では、図2及び図3に示すように、ヘッダタンク15、16のスリット孔17の一端部(切断部152c)を切断するようになっている。これにより、曲げ加工を行うときは、ヘッダタンク15、16に残されたもう一方の一端部(折曲げ部152b)を曲げれば良い。
なお、切断線a即ちヘッダタンク15、16に形成されたスリット孔17を基準として、コア部11およびヘッダタンク15、16が左右に分けられている。そのため、請求項では、スリット孔17を基準として、左右に分割されたそれぞれを、熱交換部と称している。つまり、本実施形態では、二つの熱交換部と称している。
次に、平面視略L字状の凝縮器10を製造する方法について説明する。まず、上方のヘッダタンク15の一部を構成する断面コの字状のコアプレート152を、平板材料から、曲げ加工、打ち抜き加工などのプレス加工により成形する。コアプレート152は、前述したように、平板状の底面部と、その底面部から延びる一対の側壁部とから構成されている。
従って、コアプレート152の成形では、長手方向に等間隔に配列される複数のチューブ孔152aを、コアプレート152の底面部に形成するとともに、最終的に、ヘッダタンク15、16が曲げ加工されるコアプレート152の部分に、コアプレート152の短辺方向両端部(図4中、ハッチングで示す部分)が残るようにスリット孔17を形成する。即ち、コアプレート152の底面部に、コアプレートの短辺方向において、側壁部まで延びるスリット孔17が形成される。
その結果、ヘッダタンク15を構成するコアプレート152の短辺方向両端部には、最終的にヘッダタンク15、16が曲げ加工されるときに折り曲げられる折曲げ部152bと、切断されて取り除かれる切断部152cが形成される。なお、下方のヘッダタンク16を構成するコアプレート152も、同様に成形される。
そして、コアプレート152のチューブ挿入孔152aに、複数の偏平チューブ12の端部を配置する。また、左右の最外方のチューブ挿入孔152aにサイドプレート14を配置する。さらに、隣り合う偏平チューブ12との間にフィン13を配置する。これにより、コア部11が形成される。
そして、コアプレート152に、タンクプレート151、エンドプレート153、仕切り板154、キャップ155を配置する。これにより、上下のヘッダタンク15、16の流通部の冷媒通路が形成される。このとき、スリット孔17の形成により開口されたヘッダタンク15、16の開口部にキャップ155を配置することにより、スリット孔17の両端が閉じられる。つまり、キャップ155により流通部c、d、f、gの端部が閉塞される。
なお、図4に示されるように、略Uの字状のタンクプレート151の短辺方向の幅は、断面コの字状のコアプレート152の短辺方向の幅(対向する側壁部間の距離)よりも小さく成形されており、タンクプレート151の側壁部の外周面がコアプレート152の側壁部の内周面と接する構成となっている。また、タンクプレート151の長手方向の長さは、図2において、タンクプレート151の左端部からスリット孔17までの長さのものと、スリット孔17から右端部までの長さを有するものの2種類が用意されている。これにより、最終的にヘッダタンク15、16が曲げ加工されるとき、切断部152cを切断除去するだけで、簡単にヘッダタンク15、16を曲げ加工することが可能となっている。
次に、上方のヘッダタンク15に入口部18、出口部19、及び接続配管20を配置する。このとき、上方のヘッダタンク15の取付孔151aに接続配管20を配置することにより、流通部cと流通部dとが接続配管20を介して連通される(図2参照)。以上の工程により、平面状の凝縮器10が組み立てられる。
その後、組み立てられた凝縮器10を加熱炉内に入れて、ろう付け接合する。これにより、平面状の凝縮器10が形成される(図1参照)。そして、加熱炉から凝縮器10を取り出した後、平面状の凝縮器10を、切断線aに沿って切断する。より具体的には、上下のヘッダタンク15、16のコアプレート152に形成された切断部152cを切断するとともに、曲げ加工される部分、即ちヘッダタンク15、16に形成されたスリット孔17を結ぶ線上に配置されたフィン13を切断する。この切断する工程により、ヘッダタンク15、16のコアプレート152に形成された折曲げ部152bだけが、切断されずに残ることになる。
そして、ヘッダタンク15、16に形成された折曲げ部152bと接続配管20のチューブ21とを屈曲させる。これにより、残されたヘッダタンク15、16に形成された折曲げ部152bとチューブ21とが曲げ加工される。従って、小さい曲率半径で曲げ成形ができ、垂直方向から見た平面視略L字状の凝縮器10を形成することができる。
以上のような製造方法によれば、ヘッダタンク15、16の曲げ加工される部分に、スリット孔17を形成する工程を備えることにより、ヘッダタンク15、16を所定の形状に曲げ加工することが容易にできる。そのため、曲げ加工される部分が小さな曲率半径で形成できるため、熱交換面積の向上が図れる。
また、上下のヘッダタンク15、16に、スリット孔17の形成によって開口された流通部の開口部を閉塞するキャップ155を配設することにより、複数の凝縮器本体を繋ぐ方式よりも、部品点数を大幅に増加させることなく製造コストの低減が図れる。また、平面状の一つの凝縮器で多面体構造の凝縮器を形成することができる。
また、ヘッダタンク15、16の両端部(折曲げ部152bおよび切断部152c)が残るスリット孔17を形成することにより、ろう付けする工程において、ヘッダタンク15、16の熱変形が生ずることはない。
さらに、屈曲させる工程において、ヘッダタンク15、16に残された折曲げ部152bの幅が小さいため、曲げ加工される部分を小さな曲率半径で形成できる。さらに、曲げ加工される部分に配設されたフィン13を予め切断することにより、屈曲させる工程において、曲げ成形が容易に行うことができる。
なお、本実施形態では、上方および下方のヘッダタンク15、16を構成するタンクプレート151を、スリット孔17の部分で分割される二つのタンクプレート151から構成する例を説明したが、図2あるいは図3の左端から右端まで連続する一つのタンクプレート151とすることも可能である。この場合は、切断部152cの切断工程において、タンクプレート151が切断されることになる。
(第2実施形態)
以上の第1実施形態では、ヘッダタンク15、16の短辺方向の両端部(折曲げ部152bおよび切断部152c)が残るようにスリット孔17を形成し、そのスリット孔17の両端部の一方(切断部152c)を切断するように構成したが、残されたスリット孔17の両端部の両方を切断するように構成しても良い。図6は、本実施形態における上方のヘッダタンク15の構成を示す平面図である。
本実施形態では、コアプレート152の短辺方向両端部(図4中、ハッチングで示す部分)が残るようにスリット孔17を形成することにより、図6に示すように、最終的に上方のヘッダタンク15を構成するコアプレート152の短辺方向両端部を、切断されて取り除かれる切断部152cとして形成されている。つまり、前述の第1実施形態では、折曲げ部152bと称した部分を、本実施形態では、切断部152cと称している。
従って、切断する工程において、図6中に示す切断線aに沿って、スリット孔17の両端部(切断部152c)を切断するように構成されている。なお、下方のヘッダタンク16を構成するコアプレート152も、同様に切断部152cが形成されている。これによれば、曲げ加工される部分を屈曲させる工程において、曲げ成形が容易に行うことができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、切断する工程を省くように構成されている。図7は、本実施形態における上方のヘッダタンク15の構成を示す平面図である。図8は、本実施形態における下方のヘッダタンク16の構成を示す底面図である。図9は、本実施形態における平面状に配置された凝縮器10の概略構成を示す模式図である。
本実施形態における上方および下方のヘッダタンク15、16を構成するコアプレート152は、コアプレート152の短辺方向に延びるスリット孔17により、二つのコアプレート部分に分断されている。ただし、図7及び図8に示すように、コアプレート152の底面部(コアプレート152の中央部分)には、2つに分断されたコアプレート部分を繋ぎとめる接続部152dが形成されている。
この接続部152dにより、凝縮器10が組み付けられる工程(ろう付け工程の前)では、コアプレート152は一体的な部品として取り扱うことが可能である。従って、ヘッダタンク15、16が曲げ加工されるとき、この接続部152dが曲げ成形される。
図1乃至図5で説明した第1実施形態では、上方および下方のヘッダタンク15、16に形成した上下のスリット孔17により、挟まれる空間には、フィン13が配設され、コアプレート152の切断部152cの切断工程の際に、このフィン13も切断する例を示した。図7乃至図9に示される本第3実施形態では、上下のスリット孔17により挟まれる空間、即ちヘッダタンク15、16に形成されたスリット孔17を結ぶ線上には、フィン13が配設される代わりに、断面コの字状のサイドプレート14が、それぞれのコア部11(熱交換部)の右側端部および左側端部に配設されている。
例えば、図9に示すように、左側のコア部11(熱交換部)の右側端部には、偏平チューブ12の代わりに、サイドプレート14が配置されている。右側のコア部11(熱交換部)の左側端部も同様に、偏平チューブ12の代わりに、サイドプレート14が配置されている。
以上説明した第3実施形態では、ヘッダタンク15、16が曲げ加工されとき、接続部152dが曲げ成形されることになり、第1実施形態で必要であったコアプレート152の切断工程は不要となる。
(第4実施形態)
前述の第3実施形態では、二つに分割されたコア部11(熱交換部)のそれぞれの左右端に、断面コの字状のサイドプレート14を配置する構成としたが、一体化されたサイドプレート14aを左右のフィン13の間に配置しても良い。図10(a)は、本実施形態におけるサイドプレート14aを凝縮器10の曲げ加工される部分(左右に2分割されたコア部11の相互に対向する左右端部)に配置する工程を示す説明図である。
図10(b)は、サイドプレート14aを屈曲させる工程を示す説明図である。本実施形態では、図10(a)に示すように、断面コの字状のサイドプレート14の一方の突出部を繋いで一体化させたものである。つまり、一体化されたサイドプレート14aは、断面が略C型状に形成されている。そして、サイドプレート14aの左右端面をフィン13の対向する左右の端面に接触するように配置する。これにより、平面状の凝縮器10を組み立てることができる。
そして、サイドプレート14aを、図10(b)に示すように、曲げ方向に屈曲させることにより、サイドプレート14aが曲げ成形される。従って、小さい曲率半径で曲げ成形ができ、平面視略L字状の凝縮器10を形成することができる。また、本実施形態のサイドプレート14aは、曲げ加工された部分において、風漏れを起こす恐れがない。
(第5実施形態)
以上の第3および第4実施形態では、2分割されたコア部11(熱交換部)のそれぞれの左右端部にフィン13と接触するサイドプレート14、14aを配置する構成としたが、隣り合う扁平チューブ12との間に、変形防止用の治具30を配置することにより、ろう付け工程において、組み立てられた凝縮器10の変形を防止し、それにより、サイドプレート14、14aの代わりに変形防止用の治具30を配設しても良い。図11は、本実施形態における平面状に配置された凝縮器10の概略構成を示す模式図である。
一対のヘッダタンク15、16の曲げ加工される部分(コアプレート12の接続部152d)とを結ぶ線上近傍、即ち二つに分割されたコア部11(熱交換部)が相互に対向する左右の端部間には、図11に示すように、隣り合う扁平チューブ12との間に、変形防止用の治具30が配置されている。言い換えると、曲げ加工される部分に治具30を配置して、凝縮器10を組み立てるようにしている。そして、治具30を配置した状態でろう付け工程を行う。これによれば、ろう付け工程において、扁平チューブ12の変形が防止できる。
また、上記第3実施形態のようなコアプレート152の中央部の部分(接続部152d)が残るスリット孔17を形成しているので、切断する工程を省くことができる。
(第6実施形態)
本実施形態の凝縮器10は、曲げ加工を行う前に、同一平面状に形成し、その後、平面視略コの字状に曲げ加工を行うように構成されている。図12は、曲げ加工を行う前の本実施形態における平面状に形成された凝縮器10の概略構成を示す正面図である。図13は、曲げ加工を行った後の本実施形態における平面視略コの字状の凝縮器10の外観形状を示す斜視図である。
図12から明らかのように、この第6実施形態では、上方及び下方のヘッダタンク15、16およびコア部11が、3つの熱交換部に分割されている。分割の方法は、第1実施形態で説明した方法と同じであり、コアプレート12の底面部に、コアプレート12の短辺方向において、側壁部まで延びる二つのスリット孔17が形成されている。また、接続配管20も二つ設けられている。
また、スリット孔17を形成することにより、開口されるヘッダタンク15、16のそれぞれの開口部に、第1実施形態と同様、キャップ155が配設されている。また、ろう付け工程後、切断線aに沿って、コアプレート12の切断部152cおよびフィン13が切断され、ヘッダタンク15、16が、屈曲されることも、第1実施形態と同じである。従って、スリット孔17を基準として、第1実施形態と同じように、切断工程と屈曲させる工程を2回繰り返すことにより、小さい曲率半径で曲げ成形ができ、垂直方向から見た平面視略コの字状の凝縮器10を形成することができる。
(他の実施形態)
以上の実施形態では、上方のヘッダタンク15に入口部18、出口部19、及び接続配管20を配置するように構成したが、入口部18、出口部19、及び接続配管20を下方のヘッダタンク16に配置するように構成しても良い。
また、以上の実施形態では、フィン13を波形状のコルゲートフィンで形成したが、プレートフィンであっても良い。この場合は、図14に示すように、コア部11は、複数の扁平チューブ12と、その扁平チューブ12に対して直交状に配設されたプレート状の複数のフィン13とから構成されている。つまり、コア部11がフィンアンドチューブ方式により形成されている。
そして、曲げ加工される部分に配置されたフィン13を切断する。その後、ヘッダタンク15、16の曲げ加工される部分と接続配管20のチューブ21を屈曲させる。これにより、熱交換面積を低減させることもなく平面視略コの字状の凝縮器10を形成することができる。
第1実施形態における平面状に形成された凝縮器の概略構成を示す斜視図である。 第1実施形態における上方のヘッダタンクの構成を示す平面図である。 第1実施形態における下方のヘッダタンクの構成を示す底面図である。 図2に示すA−A断面図である。 第1実施形態における平面視略L字状の凝縮器の外観形状を示す斜視図である。 第2実施形態における上方のヘッダタンクの構成を示す平面図である。 第3実施形態における上方のヘッダタンクの構成を示す平面図である。 第3実施形態における下方のヘッダタンクの構成を示す底面図である。 第3実施形態における平面状に配置された凝縮器の概略構成を示す模式図である。 (a)は、第4実施形態におけるサイドプレートを凝縮器の曲げ加工される部分に配置する工程を示す説明図、(b)は、サイドプレートを屈曲させる工程を示す説明図である。 第5実施形態における平面状に配置された凝縮器の概略構成を示す模式図である。 第6実施形態における平面状に形成された凝縮器の概略構成を示す正面図である。 第6実施形態における平面視略コの字状の凝縮器の外観形状を示す斜視図である。 他の実施形態における平面視略L字状の凝縮器の外観形状を示す斜視図である。
符号の説明
10…凝縮器(熱交換器)
11…コア部(熱交換部)
12…偏平チューブ
13…フィン
14…サイドプレート
14a…サイドプレート
15、16…上下のヘッダタンク(熱交換部)
17…スリット孔
20…接続配管
21…チューブ
30…治具
151…タンクプレート
152…コアプレート
152b…折曲げ部(接続部)
152c…切断部
152d…接続部
153…エンドプレート
155…キャップ

Claims (10)

  1. 流体が流れる複数の扁平チューブ(12)と、隣り合う前記扁平チューブ(12)間にそれぞれ配設される複数のフィン(13)とから構成されるコア部(11)と、
    前記コア部(11)の両端部に配設され、前記扁平チューブ(12)と流体的に連通する流通路が形成された一対のヘッダタンク(15、16)とを備える熱交換器であって、
    前記コア部(11)と前記一対のヘッダタンク(15、16)とにより形成される複数の熱交換部(11、15、16)が垂直方向から見たときの平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成される多面体構造の熱交換器において、
    前記ヘッダタンク(15、16)のそれぞれは、前記流通部が前記複数の熱交換部(11、15、16)に応じて区画するように形成されており、
    いずれか一方の前記ヘッダタンク(15、16)には、区画された前記流通部を連通するチューブ(21)からなる接続配管(20)が設けられており、
    前記ヘッダタンク(15、16)のそれぞれは、平板状の底面部および前記底面部の短辺方向端部から略直角に延びる側壁部からなる断面コの状のコアプレート(152)と、前記コアプレート(152)に嵌合されるタンクプレート(151)とを備え、
    前記複数の熱交換部(11、15、16)は、前記ヘッダタンク(15、16)の前記コアプレート(152)に形成された接続部(152b、152d)および前記チューブ(21)からなる接続配管(20)により相互に接続され、かつ前記接続部(152b、152d)および前記チューブ(21)が平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成されていることを特徴とする多面体構造の熱交換器。
  2. 前記接続部(152b)は、前記コアプレート(152)の短辺方向における一方の端部に形成される側壁部(152b)であることを特徴とする請求項1に記載の多面体構造の熱交換器。
  3. 前記接続部(152d)は、前記コアプレート(152)の底面部の中央に形成される接続部(152d)であることを特徴とする請求項1に記載の多面体構造の熱交換器。
  4. 前記複数の熱交換部(11、15、16)のそれぞれの水平方向端部には、断面コの字状のサイドプレート(14)が配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の多面体構造の熱交換器。
  5. 流体が流れる複数の扁平チューブ(12)と、隣り合う前記扁平チューブ(12)間にそれぞれ配設される複数のフィン(13)とから構成されるコア部(11)と、
    前記コア部(11)の両端部に配設され、前記扁平チューブ(12)と流体的に連通する流通路が形成された一対のヘッダタンク(15、16)とを備える熱交換器であって、
    前記コア部(11)と前記一対のヘッダタンク(15、16)とにより形成される複数の熱交換部(11、15、16)が垂直方向から見たときの平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成される多面体構造の熱交換器の製造方法において、
    前記ヘッダタンク(15、16)を構成する断面コの状のコアプレート(152)を成形するとともに、前記コアプレート(152)の底面部に前記底面部の短辺方向に延びるスリット孔(17)を形成することにより、前記コアプレート(152)の側壁部に折曲げ部(152b)及び切断部(152c)を形成する工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)を構成するタンクプレート(151)を前記コアプレート(152)に組み付ける工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)の長手方向両端部を閉塞するために、エンドプレート(153)およびキャップ(155)を、前記長手方向両端部に組み付ける工程と、
    前記キャップ(155)により区画された流通部を相互に連通するために、チューブ(21)からなる接続配管(20)を、いずれか一方の前記ヘッダタンク(15、16)に組み付ける工程と、
    前記複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とを、前記ヘッダタンク(15、16)のそれぞれに組み付ける工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)のそれぞれ、前記エンドプレート(153)、前記キャップ(155)、前記接続配管(20)および前記複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とが平面状に組み付けられた組立体を、加熱炉内に入れて、ろう付けする工程と、
    ろう付けする工程の後に、前記コアプレート(152)の側壁部に形成された前記切断部(152c)を切断する工程と、
    前記切断工程の後に、隣り合う前記熱交換部(11、15、16)が平面視L字状になるように、前記コアプレート(152)の側壁部に形成された前記折曲げ部(152b)並びにいずれか一方の前記ヘッダタンク(15、16)に組み付けられた前記接続配管(20)の前記チューブ(21)を屈曲させる工程とを有することを特徴とする多面体構造の熱交換器の製造方法。
  6. 前記ヘッダタンク(15、16)の前記コアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上には、前記フィン(13)が配設されており、
    前記ろう付けする工程の後に、前記フィン(13)を切断する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の多面体構造の熱交換器の製造方法。
  7. 流体が流れる複数の扁平チューブ(12)と、隣り合う前記扁平チューブ(12)間にそれぞれ配設される複数のフィン(13)とから構成されるコア部(11)と、
    前記コア部(11)の両端部に配設され、前記扁平チューブ(12)と流体的に連通する流通路が形成された一対のヘッダタンク(15、16)とを備える熱交換器であって、
    前記コア部(11)と前記一対のヘッダタンク(15、16)とにより形成される複数の熱交換部(11、15、16)が垂直方向から見たときの平面視L字状もしくは平面視コの字状に形成される多面体構造の熱交換器の製造方法において、
    前記ヘッダタンク(15、16)を構成する断面コの状のコアプレート(152)を成形するとともに、前記コアプレート(152)の底面部に前記底面部の短辺方向に延びるスリット孔(17)を形成することにより、前記コアプレート(152)の底面部に接続部(152d)を形成する工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)を構成するタンクプレート(151)を前記コアプレート(152)に組み付ける工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)の長手方向両端部を閉塞するために、エンドプレート(153)およびキャップ(155)を、前記長手方向両端部に組み付ける工程と、
    前記キャップ(155)により区画された流通部を相互に連通するために、チューブ(21)からなる接続配管(20)を、いずれか一方の前記ヘッダタンク(15、16)に組み付ける工程と、
    前記複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とを、前記ヘッダタンク(15、16)のそれぞれに組み付ける工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)のそれぞれ、前記エンドプレート(153)、前記キャップ(155)、前記接続配管(20)および前記複数の扁平チューブ(12)と複数のフィン(13)とが平面状に組み付けられた組立体を、加熱炉内に入れて、ろう付けする工程と、
    前記ろう付けする工程の後に、隣り合う前記熱交換部(11、15、16)が平面視L字状になるように、前記コアプレート(152)の底面部に形成された前記接続部(152d)並びにいずれか一方の前記ヘッダタンク(15、16)に組み付けられた前記接続配管(20)の前記チューブ(21)を屈曲させる工程とを有することを特徴とする多面体構造の熱交換器の製造方法。
  8. 断面コの字状のサイドプレート(14)を、前記複数の熱交換部(11、15、16)のそれぞれの水平方向端部に組み付ける工程を有することを特徴とする請求項5または請求項7に記載の多面体構造の熱交換器の製造方法。
  9. 断面略C型状のサイドプレート(14a)を、隣り合う前記熱交換部(11、15、16)の端部に組み付ける工程と、
    前記ヘッダタンク(15、16)の前記コアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上に配設された前記断面略C型状のサイドプレート(14a)を、隣り合う前記熱交換部(11、15、16)が平面視L字状になるように、屈曲させる工程とを有することを特徴とする請求項5または請求項7に記載の多面体構造の熱交換器の製造方法。
  10. 平面状に組み付けられた前記組立体には、前記ヘッダタンク(15、16)の前記コアプレート(152)に形成されたスリット孔(17)を結ぶ線上の隣り合う前記扁平チューブ(12)間に、変形防止用の治具(30)が組み付けられていることを特徴とする請求項5または請求項7に記載の多面体構造の熱交換器の製造方法。
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