JP5796666B2 - 凝縮器 - Google Patents

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Description

本発明は、液溜め機能を有するモジュレータータンクを備えた凝縮器に関する。
従来よく知られている凝縮器が備えるモジュレータータンクは、複数本のチューブの端部と接続される一方のヘッダータンクの側部に接合される形態で設けられている。つまり、当該モジュレータータンクは、上下方向を長手方向として配されるヘッダータンクに沿うように凝縮器の側方端部に縦長状に設けられている(以下、縦置きのモジュレータータンクと称する)。
近年、市場では、従来の凝縮器の性能を維持しつつ、搭載スペースを小さくした薄形の凝縮器が求められている。この要求に対して、コア部の厚さを薄くすることができたとしても、凝縮器の性能を確保するためにはモジュレータータンクの容積を確保することも必要である。そして、従来の縦置きのモジュレータータンクの場合、容積確保の観点からタンク径を小さくすることができず、コア部やヘッダータンクの厚みに対して、モジュレータータンクの前後方向の厚みが大きくなるため、コア部の周辺にデッドスペースが生じ、凝縮器全体として薄形化が図れないという問題がある。
このような問題を解消できる技術として、特許文献1の凝縮器が知られている。特許文献1の凝縮器は、凝縮器の側方端部に設けられる縦置きのモジュレータータンクに加え、さらにコア部の上方端部にコア部に沿って横に寝かせた姿勢で設けられる横置きのモジュレータータンクを備えている。縦置きのモジュレータータンクと横置きのモジュレータータンクは、連結管によって接続され、両タンクの内部は連通している。横置きのモジュレータータンクは、コア部を補強するためにコア部の上下両端部に設けられたサイドプレート上に配置され、留め具によってサイドプレートに固定されている。
韓国公開特許第10−0799551号公報
本発明は、冷媒の充填特性を確保しつつ、薄形化と部品点数の低減が図れる凝縮器を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲および下記各手段に記載の括弧内の符号は、ひとつの態様として実施形態に記載する具体的手段との対応関係を示す。
請求項1に記載の凝縮器に係る発明は、内部に冷媒が流通する冷媒通路が形成される複数のチューブ(3)及びチューブ(3)の外表面に接合されてチューブ(3)と交互に積層される複数のアウターフィン(4)を含んで構成されるコア部(2)と、コア部(2)を構成する複数のチューブ(3)におけるチューブ長手方向(X)の端部が接続され複数のチューブ(3)の内部と連通する一対のヘッダータンク(5、6)と、チューブの積層方向(Z)に延び、一対のヘッダータンク(5、6)のうち一方のヘッダータンク(6)の内部と連通し、一方のヘッダータンク(6)から流入した冷媒を気液分離する第1のモジュレータータンク(11)と、チューブの長手方向(X)に沿って延び、第1のモジュレータータンク(11)の内部に連通する第2のモジュレータータンク(12)と、を備え、
一方のヘッダータンク(6)は、一方のヘッダータンク(6)の内部に形成され、かつチューブ(3)と連通する空間とは区画された内部空間を備える中継タンク(9)を有し、中継タンク(9)は第1のモジュレータータンク(11)の内部および第2のモジュレータータンク(12)の内部と連通し
中継タンク(9)は、チューブ(3)と連通する空間よりも上方である一方のヘッダータンク(6)の上部に位置し、さらに中継タンク(9)は、一方のヘッダータンク(6)からの冷媒が流入する第1のモジュレータータンク(11)の入口部よりも上方に位置することを特徴とする。
この発明によれば、ヘッダータンクの側部に設ける第1のモジュレータータンクに加えて、コア部のチューブ積層方向の側部に設ける第2のモジュレータータンクを備えることにより、モジュレータータンクのタンク径を大きくしない構造を採用しても、モジュレーターとして必要な容積を確保する凝縮器が得られる。また、タンク径を抑制できるため、凝縮器のサイズを抑え、凝縮器周辺のデッドスペースを小さくして、凝縮器の搭載性を向上することができる。
請求項2に記載の発明は、第2のモジュレータータンク(12)の一方の端部が、中継タンク(9)に接続されていることを特徴とする。
請求項3に記載の凝縮器に係る発明は、内部に冷媒が流通する冷媒通路が形成される複数のチューブ(3)及びチューブ(3)の外表面に接合されてチューブ(3)と交互に積層される複数のアウターフィン(4)を含んで構成されるコア部(2)と、コア部(2)を構成する複数のチューブ(3)におけるチューブ長手方向(X)の端部が接続され複数のチューブ(3)の内部と連通する一対のヘッダータンク(5、6)と、チューブの積層方向(Z)に延び、一対のヘッダータンク(5、6)のうち一方のヘッダータンク(6)の内部と連通し、一方のヘッダータンク(6)から流入した冷媒を気液分離する第1のモジュレータータンク(11A)と、チューブの長手方向(X)に沿って延び、第1のモジュレータータンク(11A)の内部に連通する第2のモジュレータータンク(12A)と、を備え、
第2のモジュレータータンク(12A)は、一方のヘッダータンク(6A)を貫通し、開口端部(122)が第1のモジュレータータンク(11A)の内部に位置するように設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、第2のモジュレータータンクを第1のモジュレータータンクの内部にまで延設することにより、少ない部品点数、かつ簡単な構成によって第1のモジュレータータンクの内部と第2のモジュレータータンクの内部との連通経路を実現することができる。
請求項4に記載の発明は、第2のモジュレータータンク(12、12A)のうち、他方のヘッダータンク(5)側となる端部は、他方のヘッダータンク(5)に接続されることを特徴とする。
本発明を適用した第1実施形態の凝縮器を示した斜視図である。 第1実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンクとコア部の一部を示した部分断面図である。 第1実施形態の凝縮器における冷媒流れの経路を示した模式図である。 第1実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクから第2のモジュレータータンクへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。 第1実施形態の凝縮器と従来の凝縮器について、モジュレータータンクの大きさの違いを説明する模式図である。 第1実施形態の凝縮器と従来の凝縮器について行った冷媒の充填特性の実験結果を示したグラフである。 本発明を適用した第2実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクから第2のモジュレータータンクへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。 本発明を適用した第3実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクから第2のモジュレータータンクへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。 本発明を適用した第4実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクから第2のモジュレータータンクへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。 本発明を適用した第5実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンクとコア部の一部を示した部分断面図である。 本発明を適用した第6実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンクとコア部の一部を示した部分断面図である。 本発明を適用した第7実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンクとコア部の一部を示した部分断面図である。 第7実施形態の第2のモジュレータータンクに係る第1変形例を示した部分断面図である。 第7実施形態の第2のモジュレータータンクに係る第2変形例を示した部分断面図である。 本発明を適用した第8実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクと第2ヘッダータンクに関する構成を説明するための部分断面図である。 本発明を適用した第9実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクと第2ヘッダータンクに関する構成を説明するための部分断面図である。 第9実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンクから第2ヘッダータンクへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示してなくとも実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の凝縮器1は、内部に冷媒が流通するチューブ3を積層してなるコア部2に凝縮部2aとサブクール部2b(過冷却部)を有し、冷凍サイクルの冷媒保持のため、冷媒の液溜め機能を有する。このような凝縮器1について図1〜図6を参照して説明する。図1は第1実施形態の凝縮器1の構成を示した斜視図である。図2は凝縮器1において、第2のモジュレータータンク12とコア部2の一部を示した部分断面図である。図3は凝縮器1における冷媒流れの経路を示した模式図である。
図1に示すように、凝縮器1は、車両用空調装置に使用される冷凍サイクルに適用するモジュレータータンク一体型の冷媒凝縮器である。凝縮器1は、冷凍サイクルの圧縮機(図示せず)から吐出した冷媒を冷却して気相冷媒を凝縮する凝縮部2aと、凝縮部2aから流出する冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して冷凍サイクル中の余剰冷媒を液相冷媒として蓄えるとともに液相冷媒を流出するモジュレータータンク10と、モジュレータータンク10から流出する液相冷媒を冷却して冷媒の過冷却度を高めるサブクール部2bとを備え、これらを一体にして形成されている。本実施形態のモジュレータータンク10は、L字状の筒状体を呈し、互いに内部空間が連通し、凝縮器1の横方向端部に配される第1のモジュレータータンク11と、上端部に配される第2のモジュレータータンク12と、から構成されている。
凝縮器1は、所定間隔を開けて配置された一対のヘッダータンクである円筒状の第1ヘッダータンク5及び第2ヘッダータンク6を有する。第1ヘッダータンク5と第2ヘッダータンク6の間には熱交換用のコア部2が配置され、コア部2は凝縮部2aとサブクール部2bを含んでいる。凝縮器1は、第1ヘッダータンク5に流入した冷媒が複数本の冷媒通路に分かれて第2ヘッダータンク6に向けて流れる、いわゆるマルチフロータイプと称されるものである。
図2に示すように、コア部2は、第1ヘッダータンク5と第2ヘッダータンク6の間で水平方向に冷媒を流す断面扁平状のチューブ3を多数積層して備え、この多数のチューブ3の間にコルゲート状のアウターフィン4を介在させて互いにろう付け接合されている。チューブ3のチューブ長手方向Xの一端部は第1ヘッダータンク5内に連通するように配置され、他端部は第2ヘッダータンク6内に連通するように配置されている。コア部2を構成する各チューブ3は、内部に複数の小通路31を有する多穴管である。このような多穴管は、押出成形により形成することができる。なお、図2に図示するDは、コア部2の厚み寸法を表している。
第1ヘッダータンク5の上端側には冷媒の入口側配管ジョイント7を配置し、下端側には冷媒の出口側配管ジョイント8を配置し、それぞれ第1ヘッダータンク5に接合している。
図3に示すように、第1ヘッダータンク5の内部には上下に内部空間を仕切る2枚のセパレータ51,52を配置しており、第2ヘッダータンク6の内部には同様に2枚のセパレータ61,62を配置している。これらのセパレータにより、第1ヘッダータンク5及び第2ヘッダータンク6の内部は、それぞれ上下方向に3個ずつの空間に仕切られることになる。このため、コア部2は上下方向に並ぶ4つの流路群を有し、このうち凝縮部2aは上下方向に並ぶ3つの流路群を構成し、サブクール部2bは最も下部の流路群により構成される。
さらに、本実施形態の凝縮器1では、第2ヘッダータンク6の2番目に上方に位置する内部空間64と第1のモジュレータータンク11の内部空間111との間は、連通路66が設けられることにより連通している。第2ヘッダータンク6の最も下方に位置する内部空間65と第1のモジュレータータンク11の内部空間111との間は、連通路67が設けられることにより連通している。
したがって、入口側配管ジョイント7から流入した冷媒は、第1ヘッダータンク5の最も上方に位置する内部空間、凝縮部2aの最も上方に位置する流路群、第2ヘッダータンク6の最も上方に位置する内部空間63、凝縮部2aの2番目に上方に位置する流路群、第1ヘッダータンク5の2番目に上方に位置する内部空間、凝縮部2aの最も下方に位置する流路群、第2ヘッダータンク6の2番目に上方に位置する内部空間64、第1のモジュレータータンク11の内部空間111、第2ヘッダータンク6の最も下方に位置する内部空間65、サブクール部2bを構成する流路群、第1ヘッダータンク5の最も下方に位置する内部空間、第2ヘッダータンク6の順に流通した後、出口側配管ジョイント8から外部に流出する。このため、冷媒は凝縮部2aにおいて一往復と一往路する流れ(凝縮部2aを3回横断する流れ)を形成する。
第2ヘッダータンク6の外側には、冷媒の気液を分離して液冷媒を蓄える円筒状の第1のモジュレータータンク11が一体に設けられている。第1のモジュレータータンク11と第2ヘッダータンク6は、上記の連通路66及び連通路67によって互いの内部空間同士が連通する関係にある。凝縮部2a、サブクール部2b及び第1のモジュレータータンク11の各部は、アルミニウム材もしくはアルミニウム合金材でプレス加工、押出成形等により成形され、一体ろう付け、例えば、炉中ろう付けにて組み付けられる。
さらに、凝縮器1は、第1のモジュレータータンク11の内部に連通し、コア部2のチューブ積層方向Zの側部(上端部)に沿うようにコア部2の最上部に配置される第2のモジュレータータンク12を備えている。第1のモジュレータータンク11や第2のモジュレータータンク12の内部には、冷凍サイクル内の水分を吸収する乾燥剤と、冷凍サイクル内の異物を回収するフィルタと、が収容されている。第2のモジュレータータンク12は、例えば断面矩形状の筒状体であり、少なくともコア部2の最上部に位置するアウターフィン4との接合部位が平坦をなす平坦部124で構成されている。
第2のモジュレータータンク12は、コア部2の横方向全体に亘る長さであり、両端部は第2ヘッダータンク6の上部に配された中継タンク9と第1ヘッダータンク5の上部とに接続されている。なお、第2のモジュレータータンク12は、第1ヘッダータンク5の上部に接続されているが、第2のモジュレータータンク12の内部空間121と第1ヘッダータンク5の内部空間とは仕切り部材21等により連通しないように構成されている。このような構成により、第2のモジュレータータンク12は、両端部が他の部材により支持されるため、振動等に対しても所望の強度を維持し、実使用時間が経過してもコア部2に対する補強機能を発揮することができる。また、第2のモジュレータータンク12が接続されている部分の第1ヘッダータンク5の内部空間は、第2のモジュレータータンク12の内部空間とともにモジュレータ機能を有する。
凝縮部2aの最上部に位置するアウターフィン4と第2のモジュレータータンク12は、アルミニウム材もしくはアルミニウム合金材でプレス加工、押出成形等により成形され、一体ろう付け、例えば、炉中ろう付けにて接合される。これにより、第2のモジュレータータンク12は、最上部に位置するアウターフィン4を上方から支持し、振動や、熱による変形からコア部2を保護し、コア部2を補強する機能を発揮する。
図4は、第1のモジュレータータンク11から第2のモジュレータータンク12へ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。図4に示すように、凝縮器1は、第2のモジュレータータンク12と第1のモジュレータータンク11とを連通される部材として機能する中継タンク9を備える。中継タンク9は、第2ヘッダータンク6の上部に一体に設けられ、筒状体である第2のモジュレータータンク12の開口端部122を内部に配置させる。これにより、第2のモジュレータータンク12の内部空間121と連通する自身の内部空間とが連通する。
さらに、第1のモジュレータータンク11と中継タンク9との間には、連通板20が介在している。連通板20には貫通穴201が形成されている。第1のモジュレータータンク11には中継タンク9と対向する壁部に冷媒流出口112が形成されている。中継タンク9には、第1のモジュレータータンク11の冷媒流出口112と対向する位置に冷媒流入口91が形成されている。連通板20は、中継タンク9と第1のモジュレータータンク11の間に配置されることにより、冷媒流入口91、貫通穴201及び冷媒流出口112を繋げる機能を果たし、さらに中継タンク9と第1のモジュレータータンク11の間に連通板20の厚み寸法と同等の隙間を形成するため、両タンク間に断熱の空気層を形成して、両タンク間の熱の授受を抑制する機能を果たしている。
また、第1のモジュレータータンク11、第2ヘッダータンク6、中継タンク9、連通板20、及び第1のモジュレータータンク11は、アルミニウム材もしくはアルミニウム合金材で成形され、一体ろう付け、例えば、炉中ろう付けにて接合される。
冷凍サイクルの圧縮機から吐出した冷媒は、入口側配管ジョイント7から第1ヘッダータンク5内の最上部空間に流入した後、凝縮部2aの最上部の流路群を流通して第2ヘッダータンク6の最上部の内部空間63に流入し、さらに凝縮部2aの真ん中の流路群、第1ヘッダータンク5内の真ん中の空間、凝縮部2aの最下部の流路群を順に流通して第2ヘッダータンク6の真ん中の内部空間64に流入する。そして、冷媒は、第2ヘッダータンク6の真ん中の内部空間64から連通路66を通過して、第1のモジュレータータンク11の内部空間111に流入し、連通路67から第2ヘッダータンク6の最下部の内部空間65、サブクール部2b、第1ヘッダータンク5内の最下部空間及び出口側配管ジョイント8を経て外部へ流れる。また、第1のモジュレータータンク11の内部空間111に流入した冷媒は、第2のモジュレータータンク12の内部空間121にも流入し得るため、モジュレーターの容積拡大が図れ、凝縮器の冷媒充填性の向上が図れるのである。
図5は凝縮器1と従来の凝縮器について、モジュレータータンクの大きさの違いを説明する模式図である。図6は、凝縮器1と従来の凝縮器について行った冷媒の充填特性の実験結果を示したグラフである。
図5に示すように、従来の凝縮器の場合、モジュレータータンク50は、冷凍サイクルの冷媒保持を所定量確保する必要性から、必要なタンク容積を確保するために、タンク径寸法が第2ヘッダータンク6に対して大きくなる。このため、両タンクについて外部流体の流通方向Yの一端部を合わせた場合、他端側ではモジュレータータンク50が図5に図示する寸法B程度、突出するようになる。また、従来の凝縮器の場合、チューブ長手方向Xの長さ寸法が図5に図示する寸法A程度、大きくなる。
しかしながら、凝縮器1の場合、第1のモジュレータータンク11に加えて第2のモジュレータータンク12によってもモジュレーターのタンク容積を確保できるため、第1のモジュレータータンク11のタンク径寸法を小さく抑えることが可能である。したがって、第1のモジュレータータンク11のタンク径寸法をコア部2の厚さ寸法や第2ヘッダータンク6のタンク径寸法に近づけることができ、本実施形態の構成では、凝縮器1の体格をコア部厚み方向(外部流体の流通方向Y)及びコア部横幅方向(チューブ長手方向X)の両方について小型化できるのである。
次に、発明者らが、従来の凝縮器と本実施形態の凝縮器1のそれぞれについて、冷凍サイクルを所定条件で実験的に運転し、サイクルの冷媒充填量の変化に対するサブクール度の変化を検証した結果を説明する。実験に使用した凝縮器は、従来、本実施形態ともに同じ大きさのコア部を有し、コア部の横幅方向(チューブ長手方向X)寸法は600mm、縦幅方向(チューブ積層方向Z)寸法は400mmである。なお、横幅方向寸法は600〜700mmの範囲、縦幅方向寸法は300〜500mmの範囲でも同様の結果が得られることが分かっている。また、従来の凝縮器における縦置きのモジュレータータンクの容積と、本実施形態の凝縮器1における第1及び第2モジュレータータンクの総容積は、同等に設定されている。
図6に示すように、サイクルの冷媒充填量を増加させていくと、両方の凝縮器ともに、冷媒充填量480g〜640gの範囲で、サブクールが約9℃に安定する安定域になる。このように、凝縮器1は、モジュレータータンクを二つに分けた構造によりタンク径の低減を図ったにもかかわらず、従来の凝縮器と遜色ない冷媒の充填特性を示し、同等の性能を確保できることを確認した。
次に、本実施形態の凝縮器1がもたらす効果について説明する。凝縮器1は、外部に対して冷媒が流入及び流出する第1ヘッダータンク5と、チューブ3とアウターフィン4が交互に積層されて構成されるコア部2と、第1のモジュレータータンク11と、第1のモジュレータータンク11の内部に連通し、コア部2のチューブ積層方向Zの側部に沿うように設けられる第2のモジュレータータンク12と、を備える。第1のモジュレータータンク11は、第2ヘッダータンク6内からの冷媒が流入可能に第2ヘッダータンク6の内部に連通し、第2ヘッダータンク6のチューブ長手方向Xの側部に沿うように設けられる。第2のモジュレータータンク12は、コア部2におけるチューブ積層方向Zの端部に配置されるアウターフィン4に接合されている。
この構成によれば、第2ヘッダータンク6の側部に設ける第1のモジュレータータンク11に加えて、コア部2のチューブ積層方向Zの側部に設ける第2のモジュレータータンク12を備えることにより、各モジュレータータンクのタンク径を抑える構造を採用したとしても、モジュレーターとして必要な容積を確保することができる。つまり、両タンクにより必要な容積を分担させることができるからである。このようにタンク径を抑制できるため、凝縮器の厚み方向や横幅方向のサイズを抑え、凝縮器周辺のデッドスペースを小さくし、凝縮器の搭載性を向上することができる。これは、特に車両のエンジンルーム等に搭載される凝縮器において有用である。
さらに、第2のモジュレータータンク12をアウターフィン4に接合させる構成により、第2のモジュレータータンク12が補強部材として機能するため、従来のサイドプレート等の機能を兼ねることができる。これにより、凝縮器1の剛性を維持、向上できるとともに、サイドプレートを廃止することも可能であり、部品点数の増加を防止できる。したがって、冷媒の充填特性を確保しつつも、薄形化と部品点数の低減とが図れる凝縮器1を提供できるのである。
また、凝縮器1は、第2のモジュレータータンク12を構成する筒状体の開口端部122を内部に配置させることにより第2のモジュレータータンク12の内部と連通する中継タンク9を、第2ヘッダータンク6の上部に一体に備えるとともに、貫通穴201が形成され、中継タンク9と第1のモジュレータータンク11の間に介在させる連通板20を備える。第1のモジュレータータンク11には中継タンク9と対向する壁部に冷媒流出口112が形成されている。中継タンク9には冷媒流出口112と対向する位置に冷媒流入口91が形成されている。連通板20は、冷媒流入口91、貫通穴201及び冷媒流出口112を繋げるように中継タンク9と第1のモジュレータータンク11の間に配置されている。
この構成によれば、連通板20を介在させて中継タンク9と第1のモジュレータータンクとを連通可能に連結することにより、第2ヘッダータンク6や中継タンク9と第1のモジュレータータンク11とが、直接的に接合する構造をとらなくても、両者を連通可能に構成できるので、両者間での熱の伝達量を抑制でき、凝縮器1の性能低下を抑制できる。さらに、両者間を連通板20という板材で連結するため、冷媒が連通板を通過するときの経路が短く、通過時の熱の損失を、ダクト連結等の場合に比べ低減することができる。したがって、連通板20の採用によって凝縮器1の性能確保が図れるのである。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1のモジュレータータンク11Aから第2のモジュレータータンク12Aへ冷媒が流れる経路に関する構成に関して、第1実施形態に対する他の形態を説明する。図7は、第2実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンク11Aから第2のモジュレータータンク12Aへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。図7において図4と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第2実施形態の凝縮器は、第1実施形態の凝縮器1に対して、第2のモジュレータータンク12Aが第1のモジュレータータンク11Aの内部空間111にまで延びて、その開口端部122が内部空間111に配置されている構造を有する点が相違している。この相違点以外は、第2実施形態の凝縮器と第1実施形態の凝縮器1は同一であり、同様の作用効果を奏する。
図7に示すように、第2のモジュレータータンク12Aを構成する筒状体は、第2ヘッダータンク6Aを貫通して、その開口端部122が第1のモジュレータータンク11Aの内部に位置するように延在している。この構成により、第2ヘッダータンク6Aには、第2のモジュレータータンク12Aが貫通可能な内径の貫通穴が第1ヘッダータンク5側の壁部と第1のモジュレータータンク11A側の壁部とにそれぞれ形成されている。第1のモジュレータータンク11Aには、第2のモジュレータータンク12Aが貫通可能な内径の貫通穴が第2ヘッダータンク6Aと接触または隙間をあけて対向する壁部に形成されている。
したがって、第2ヘッダータンク6から連通路66を通過して第1のモジュレータータンク11Aに流入した冷媒は、第2のモジュレータータンク12Aの開口端部122から内部空間121に流入するため、第2のモジュレータータンク12A内がモジュレーター空間として活用可能になる。
第2実施形態の凝縮器によれば、筒状体である第2のモジュレータータンク12Aを第1のモジュレータータンク11Aの内部にまで延設することにより、少ない部品点数、かつ簡単な構成によって第1のモジュレータータンク11Aの内部と第2のモジュレータータンク12Aの内部との連通経路を実現することができる。例えば、第1実施形態に比べると、仕切り部材21及び連通板20が不要になり、部品点数を減少できる。また、第2のモジュレータータンク12Aを第1のモジュレータータンク11Aの内部まで延ばすことにより、第2のモジュレータータンク12A剛性が増すため、その長さを長くした場合でも、第2のモジュレータータンク12Aによるコア部2に対する補強機能を向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1のモジュレータータンク11Bから第2のモジュレータータンク12Bへ冷媒が流れる経路に関する構成に関して、第2実施形態に対する他の形態を説明する。図8は、第3実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンク11Bから第2のモジュレータータンク12Bへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。図8において図7と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第3実施形態の凝縮器は、第2実施形態の凝縮器に対して、第2のモジュレータータンク12Bに接続された連絡部材22の開口端部221が内部空間111に配置されることによって、第2のモジュレータータンク12Bと第1のモジュレータータンク11Bとが連通する構造を有する点が相違している。この相違点以外は、第3実施形態の凝縮器と第2実施形態の凝縮器は同一であり、同様の作用効果を奏する。
図8に示すように、第2のモジュレータータンク12Bは、第2ヘッダータンク6Bの外部で筒状の連絡部材22の開口端部222に接続されている。そして、連絡部材22は、第2ヘッダータンク6Bを貫通して、その開口端部221が第1のモジュレータータンク11Bの内部に位置するように延在している。この構成により、第2ヘッダータンク6Bには、連絡部材22が貫通可能な内径の貫通穴が第1ヘッダータンク5側の壁部と第1のモジュレータータンク11B側の壁部とにそれぞれ形成されている。第1のモジュレータータンク11Bには、連絡部材22が貫通可能な内径の貫通穴が第2ヘッダータンク6Bと接触または隙間をあけて対向する壁部に形成されている。
したがって、第2ヘッダータンク6Bから連通路66を通過して第1のモジュレータータンク11Bに流入した冷媒は、連絡部材22の開口端部221から連絡部材22内の通路を通って第2のモジュレータータンク12Bの内部空間121に流入するため、第2のモジュレータータンク12B内がモジュレーター空間として活用可能になる。
第3実施形態の凝縮器によれば、第2のモジュレータータンク12Bに接続された筒状の連絡部材22を第1のモジュレータータンク11Bの内部にまで延設することにより、外径寸法が大きくなり得る第2のモジュレータータンク12Bを第1のモジュレータータンク11Bの内部にまで延設する構成の採用を回避できる。このため、外径寸法が第2のモジュレータータンク12Bよりも小さく形成できる連絡部材22をろう付け接合することにより、ろう付け接合面積を低減することができ、品質の確保が図れる。また、第1実施形態に比べ仕切り部材21が不要になり、少ない部品点数、かつ簡単な構成によって第1のモジュレータータンク11の内部と第2のモジュレータータンク12の内部との連通経路を実現することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1のモジュレータータンク11から第2のモジュレータータンク12へ冷媒が流れる経路に関する構成に関して、第1実施形態に対する他の形態を説明する。図9は、第4実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンク11から第2のモジュレータータンク12へ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。図9において図4と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第4実施形態の凝縮器における凝縮部2aは、いわゆる全パスの冷媒流れを形成する。すなわち、第4実施形態の凝縮器において、第1ヘッダータンク5の内部には上下に内部空間を仕切る1枚のセパレータが配置されており、第2ヘッダータンク6Cの内部には同様に1枚のセパレータが配置されている。これらのセパレータにより、第1ヘッダータンク5及び第2ヘッダータンク6Cの内部は、それぞれ上下方向に2個ずつの空間に仕切られることになる。したがって、入口側配管ジョイント7から流入した冷媒は、第1ヘッダータンク5、凝縮部2a全体、第2ヘッダータンク6Cの順に流通することになるため、冷媒は凝縮部2aにおいていわゆる全パスの流れを形成する。
図9に示すように、第4実施形態の凝縮器は、第1実施形態の凝縮器1に対して、第1のモジュレータータンク11の冷媒流出口112と第2ヘッダータンク6Cの冷媒流入口68と一致するように、第1のモジュレータータンク11と第2ヘッダータンク6Cとが一体に接合されている点が相違している。この相違点以外は、第4実施形態の凝縮器と第1実施形態の凝縮器1は同一であり、同様の作用効果を奏する。また、第2のモジュレータータンク12の開口端部122が位置する部位は、第2ヘッダータンク6Cの内部空間63Aであるため、冷媒は第2ヘッダータンク6C内からも第2のモジュレータータンク12内に流入する構造である。
したがって、第2ヘッダータンク6Cから連通路66を通過して第1のモジュレータータンク11に流入した冷媒は、冷媒流出口112及び冷媒流入口68を通過して、第2ヘッダータンク6Cの内部空間63Aに入り、さらに開口端部122から第2のモジュレータータンク12の内部空間121に流入するため、第2のモジュレータータンク12内がモジュレーター空間として活用可能になる。また、凝縮部2aから第2ヘッダータンク6Cに流入した冷媒の一部は、上方に移動して内部空間63Aで開口する開口端部122から第2のモジュレータータンク12の内部空間121に流入し得る。
第4実施形態の凝縮器によれば、凝縮部2aがいわゆる全パスの冷媒流れを形成する凝縮器において、筒状体である第2のモジュレータータンク12の開口端部122を第2ヘッダータンク6Cの内部に配置し、第1のモジュレータータンク11の内部と第2ヘッダータンク6Cの内部とを連通させる各開口部を繋げることにより、少ない部品点数、かつ簡単な構成によって第1のモジュレータータンク11の内部と第2のモジュレータータンク12の内部との連通経路を実現することができる。また、第1実施形態に比べ仕切り部材21が不要になり、少ない部品点数、かつ簡単な構成によって第1のモジュレータータンク11の内部と第2のモジュレータータンク12の内部との連通経路を実現することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態では、第2のモジュレータータンクに関して、第1実施形態に対する他の形態を説明する。図10は、第5実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンク12Cとコア部2の一部を示した部分断面図である。図10において図2と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第5実施形態の凝縮器は、第1実施形態の凝縮器1に対して、第2のモジュレータータンク12Cの構成が相違している。この相違点以外は、第5実施形態の凝縮器と第1実施形態の凝縮器1は同一であり、同様の作用効果を奏する。
図10に示すように、第2のモジュレータータンク12Cは、チューブ長手方向Xに直交する断面の形状が図10に示す形状である。第2のモジュレータータンク12Cは、アウターフィン4とろう付け接合される部位がアウターフィン4との接触面積を確保し易い平坦をなす基台部124Cと、第1のモジュレータータンク11からの冷媒が流通する円筒の筒状部とを備えて形成される。このような構成の第2のモジュレータータンク12Cは、押出成形により形成される。なお、図10に図示するDは、コア部2の厚み寸法を表している。
第5実施形態の凝縮器によれば、第2のモジュレータータンク12Cは、アウターフィン4との接合部位が平坦をなす基台部124Cと、第1のモジュレータータンク11からの冷媒が流通する筒状部とを備え、これらが押出成形により形成される。この構成により、当該平坦をなす基台部124Cとアウターフィン4との接触面積を大きくできるので、コア部2に対する第2のモジュレータータンク12Cの補強機能を高めることが可能である。また、このような形態の第2のモジュレータータンク12Cであれば、第1のモジュレータータンク11と同一の部品を用いることができるため、部品点数の低減、部品管理工数の低減ができ、製造コストの低減が図れる。
(第6実施形態)
第6実施形態では、第2のモジュレータータンクに関して、第1実施形態に対する他の形態を説明する。図11は、第6実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンク12Dとコア部2の一部を示した部分断面図である。図11において図2と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第6実施形態の凝縮器は、第1実施形態の凝縮器1に対して、第2のモジュレータータンク12Dの構成が相違している。この相違点以外は、第6実施形態の凝縮器と第1実施形態の凝縮器1は同一であり、同様の作用効果を奏する。
図11に示すように、第2のモジュレータータンク12Dは、チューブ長手方向Xに直交する断面の形状が図11に示す形状である。第2のモジュレータータンク12Dは、扁平状のチューブを複数個一体に積層して構成されている。第2のモジュレータータンク12Dに使用される複数個のチューブ3は、コア部2を構成するチューブ3と同一のチューブである。積層される各チューブ3の間には、接着剤30が充填されているため、複数個のチューブ3が密着、一体となって一つのタンクとして形成されている。なお、図11に図示するDは、コア部2の厚み寸法を表している。なお、接着剤30は、ろう材がクラッドされたクラッド材に代用することもできる。このクラッド材がチューブ3間に配されることにより、ろう付け工程後に各チューブ3の間はクラッド材を介して接着されるので、積層される複数のチューブ3は一体となって一つのタンクを形成する。
第6実施形態の凝縮器によれば、第2のモジュレータータンク12Dは、コア部2を構成するチューブ3と同一のチューブを複数個一体に積層して構成されている。この構成によれば、第2のモジュレータータンク12Dを構成する部材としてコア部2に採用するチューブ3を使用するため、部品の共用化が進み、部品点数の低減、部品管理工数の低減ができ、製造コストの低減が図れる。また、チューブ3は扁平状であるため、第5実施形態の平坦な基台部124Cと同様の作用効果を奏し、コア部2に対する第2のモジュレータータンク12Cの補強機能を高めることができる。
(第7実施形態)
第7実施形態では、第2のモジュレータータンクに関して、第1実施形態に対する他の形態を説明する。図12は第7実施形態の凝縮器において、第2のモジュレータータンク12Dとコア部2の一部を示した部分断面図であり、第7実施形態の第2のモジュレータータンク12Eの構造を示している。図13は第2のモジュレータータンク12Eの第1変形例である第2のモジュレータータンク12Fを示した部分断面図である。図14は第2変形例である第2のモジュレータータンク12Gを示した部分断面図である。図12〜図14の各図において図2と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。なお、図12〜図14の各図に図示するDは、コア部2の厚み寸法を表している。
第7実施形態の凝縮器は、第1実施形態の凝縮器1に対して、第2のモジュレータータンクの構成が相違している。この相違点以外は、第7実施形態の凝縮器と第1実施形態の凝縮器1は同一であり、同様の作用効果を奏する。
まず、図12に示すように、第2のモジュレータータンク12Eは、プレス加工により形成された複数の部材12e1,12e2を組み合わせて形成されている。第2のモジュレータータンク12Eは、チューブ長手方向Xに直交する断面形状がコの字状の第1部材12e1と、同様にコの字状で第1部材12e1よりも外形が小さい第2部材12e2とにより構成される。第2のモジュレータータンク12Eは、第1部材12e1の内面に第2部材12e2の外面を嵌めるよう最中合わせし、これらをろう付け接合することで形成される。
さらに図13に示すように、第2のモジュレータータンク12Eの第1変形例である第2のモジュレータータンク12Fは、プレス加工により形成された複数の部材12f1,12f2を組み合わせて形成されている。第2のモジュレータータンク12Fは、チューブ長手方向Xに直交する断面形状が平板状の第1部材12f1と、同断面形状がコの字状の第2部材12f2とにより構成される。第2のモジュレータータンク12Fは、アウターフィン4と接合されるコの字状の第2部材12f2の開口側の端面に第1部材12f1を載置し、これらをろう付け接合することで形成される。
さらに図14に示すように、第2のモジュレータータンク12Eの第2変形例である第2のモジュレータータンク12Gは、プレス加工により形成された複数の部材12g1,12g2を組み合わせて形成されている。第2のモジュレータータンク12Gは、チューブ長手方向Xに直交する断面形状がL字状である第1部材12g1と、同断面形状が同じくL字状の第2部材12g2とにより構成される。第2のモジュレータータンク12Gは、アウターフィン4と接合されるLの字状の第2部材12f2に対し、逆L字状の姿勢で第1部材12g1を組み合わせ、これらをろう付け接合することで形成される。
第7実施形態の凝縮器によれば、容易な加工方法の実施により、第2のモジュレータータンク12E,12F,12Gにおけるアウターフィン4との接合面に高い接触面積が得られ、さらに製造コストの低減が図れる。
(第8実施形態)
第8実施形態では、第1のモジュレータータンク11Cと第2ヘッダータンク6Dとの連結に関する構成に関して、第4実施形態に対する他の形態を説明する。図15は第8実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンク11Cと第2ヘッダータンク6Dに関する構成を説明するための部分断面図である。図15に示す断面図は、第1のモジュレータータンク11C内と第2ヘッダータンク6D内とを連通させる連通部分を、チューブ積層方向Zに直交する断面で切ったときの形状を示している。図15において図9と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第8実施形態の凝縮器は、第4実施形態に対して、第1のモジュレータータンク11Cと第2ヘッダータンク6Dとが介在させた連通部材20Aによって連結されている点が相違している。この相違点以外は、第8実施形態の凝縮器と第4実施形態の凝縮器は同一であり、同様の作用効果を奏する。
図15に示すように、第2ヘッダータンク6Dと第1のモジュレータータンク11Cは、押出成形により形成される別体の部材である。第1のモジュレータータンク11Cは、冷媒が流通する円筒部と、円筒状部の第2ヘッダータンク6D側の側部に一体に設けられる平坦をなす側板部113と、を備えて形成されている。側板部113には、貫通する冷媒流出口112が形成されている。第2ヘッダータンク6Dには、冷媒流出口112と対向する位置に冷媒流入口68が形成されている。
第2ヘッダータンク6Dと第1のモジュレータータンク11Cの間には、貫通穴201が形成された連通部材20Aが装着される。連通部材20Aは、両端部から折り曲がるように延びる爪状の掛け留め部202,203を備えている。連通部材20Aは、第2ヘッダータンク6Dと第1のモジュレータータンク11Cの間に装着して両タンクを連結するときに、冷媒流入口68、貫通穴201及び冷媒流出口112をチューブ長手方向Xに重ねて繋げるように配置される。
そして、掛け留め部202は、第1のモジュレータータンク11Cの側板部113の端部を抱きかかえるように、さらに折り曲げられて保持し、掛け留め部203は、第2ヘッダータンク6Dを抱きかかえるように、さらに折り曲げられて保持する。この状態で各部をろう付け接合することにより、第2ヘッダータンク6Dと第1のモジュレータータンク11Cは、互いの内部空間63Aと内部空間111との連通状態を確保して固定される。
したがって、第2ヘッダータンク6Dから連通路66を通過して第1のモジュレータータンク11Cに流入した冷媒は、冷媒流入口68、貫通穴201及び冷媒流出口112を通過して、第2ヘッダータンク6Dの内部空間63Aに至る。さらに冷媒は、第2のモジュレータータンク12の開口端部122から内部空間121に流入するため、第2のモジュレータータンク12内がモジュレーター空間として活用可能になる。
第8実施形態の凝縮器によれば、連通部材20Aによって第2ヘッダータンク6Dと第1のモジュレータータンク11Cとを冷媒が連通可能に連結するため、両タンク同士を直接密着させるように一体化しない構造を採用できる。したがって、両タンク間に断熱ための空気層を形成することも可能であり、両タンク間の熱の授受を抑制することができる。また、掛け留め部202,203の採用により、第2ヘッダータンク6Dと第1のモジュレータータンク11Cの仮固定の工程を経て、ろう付け接合ができるため、両タンク間の連通経路を確実に形成することができる。
(第9実施形態)
第9実施形態では、第1のモジュレータータンク11Dと第2ヘッダータンク6Eとの連結に関する構成に関して、第1実施形態に対する他の形態を説明する。図16は第9実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンク11Dと第2ヘッダータンク6Eに関する構成を説明するための部分断面図である。図16に示す断面図は、第1のモジュレータータンク11Dと第2ヘッダータンク6Eとの間に連通経路が形成されていない部分を、チューブ積層方向Zに直交する断面で切ったときの形状を示している。図17は第9実施形態の凝縮器において、第1のモジュレータータンク11Dから第2ヘッダータンク6Eへ冷媒が流れる経路に関する構成を説明するための部分断面図である。図17に示す断面図は、第1のモジュレータータンク11D内と第2ヘッダータンク6E内とを連通させる連通部分を、チューブ積層方向Zに直交する断面で切ったときの形状を示している。図16及び図17において図9と同一の符号を付した構成要素は、同一の要素であり、その作用効果も同様である。
第9実施形態の凝縮器は、第4実施形態に対して、一体に形成された第1のモジュレータータンク11Dと第2ヘッダータンク6Eとが、両タンクに形成されたスリット状の穴部に装着した連通板20Bによって連結されている点が相違している。この相違点以外は、第9実施形態の凝縮器と第4実施形態の凝縮器は同一であり、同様の作用効果を奏する。
図16に示すように、第2ヘッダータンク6Eと第1のモジュレータータンク11Dは、押出成形により一体に形成された共通部材である。この共通部材は、例えば、押出成形により形成される一つの部材である。この共通部材は、円柱状の内部空間を形成する第1のモジュレータータンク11Dの円筒部と、同じく円柱状の内部空間を形成する第2ヘッダータンク6Eの円筒部とが重なる共通の側部40において繋がっており一体に形成される。共通の側部40は、チューブ積層方向Zに延びるように、両タンク間の全体、または一部に形成されている。
図17に示すように、当該共通部材には、チューブ積層方向Zに延びる共通の側部40において、両タンク間の連通経路を形成すべき部位に、スリット状の穴部40aが形成されている。この穴部40aに、貫通穴201が形成された連通板20Bを装着し、共通部材及び連通板20Bをろう付け接合する。これにより、貫通穴201を介して、第1のモジュレータータンク11Dの内部空間111と第2ヘッダータンク6Eの内部空間63Aとが連通するようになる。
したがって、第2ヘッダータンク6Eから連通路66を通過して第1のモジュレータータンク11Dに流入した冷媒は、貫通穴201を通過して、第2ヘッダータンク6Eの内部空間63Aに至る。さらに冷媒は、第2のモジュレータータンク12の開口端部122から内部空間121に流入するため、第2のモジュレータータンク12内がモジュレーター空間として活用可能になる。
第9実施形態の凝縮器によると、第2ヘッダータンク6Eと第1のモジュレータータンク11Dは、押出成形により一体に形成される共通部材である。凝縮器は、貫通穴201が形成される連通板20Bが共通部材に装着されることにより、第2ヘッダータンク6Eの内部空間63Aと第1のモジュレータータンク11Dの内部空間111とが貫通穴201を介して連通する。
この構成によれば、押出成形による共通部材としての第2ヘッダータンク6E及び第1のモジュレータータンク11Dを形成するため、部品点数の低減、部品管理工数の低減ができ、製造コストの低減が図れる。また、貫通穴201が形成された連通板20Bを共通部材の所定の位置に(穴部40a)装着することにより、第2ヘッダータンク6Eと第1のモジュレータータンク11Dとを固定するろう付け工程を経ることなく、両タンク間の連通経路を確実に形成することができる。ろう付け接合面積を低減する凝縮器の製造工程を提供できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態において、第2のモジュレータータンク12はコア部2の横方向長さの全体に亘って設けられているが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、第2のモジュレータータンク12は、コア部2の補強機能を発揮し得るように、コア部2の一部に亘るアウターフィン4に接合する形態であってもよい。
上記実施形態の凝縮器を構成する各部材は、アルミニウム材もしくはアルミニウム合金材で形成されていると説明したが、鉄、銅、ステンレスまたはその合金で形成してもよい。
上記実施形態において、チューブ3は押出成形による形成される多穴管構造であるが、チューブ3の内部に、インナーフィンを設ける構造を採用してもよい。インナーフィンは、山部と谷部が交互に連続的に形成されるコルゲート形状の部材であり、チューブ3の内壁面にろう付け接合される。また、インナーフィンを備えていないチューブを有する凝縮器にも本発明は適用可能である。
1…凝縮器
2…コア部
2a…凝縮部
3…チューブ
4…アウターフィン
6,6A,6B,6C,6D,6E…第2ヘッダータンク(ヘッダータンク)
9…中継タンク
11,11A,11B,11D…第1のモジュレータータンク
12,12A,12B,12C,12D…第2のモジュレータータンク
20,20B…連通板
20A…連通部材
22…連絡部材
68,91…冷媒流入口
112…冷媒流出口
113…側板部
122,221…開口端部
124C…基台部
201…貫通穴
202,203…掛け留め部
X…チューブ長手方向
Y…外部流体の流通方向
Z…チューブ積層方向

Claims (4)

  1. 内部に冷媒が流通する冷媒通路が形成される複数のチューブ(3)及び当該チューブ(3)の外表面に接合されて前記チューブ(3)と交互に積層される複数のアウターフィン(4)を含んで構成されるコア部(2)と、
    当該コア部(2)を構成する前記複数のチューブ(3)におけるチューブ長手方向(X)の端部が接続され前記複数のチューブ(3)の内部と連通する一対のヘッダータンク(5、6)と、
    前記チューブの積層方向(Z)に延び、前記一対のヘッダータンク(5、6)のうち一方のヘッダータンク(6)の内部と連通し、前記一方のヘッダータンク(6)から流入した冷媒を気液分離する第1のモジュレータータンク(11)と、
    前記チューブの長手方向(X)に沿って延び、前記第1のモジュレータータンク(11)の内部に連通する第2のモジュレータータンク(12)と、
    を備え、
    前記一方のヘッダータンク(6)は、前記一方のヘッダータンク(6)の内部に形成され、かつ前記チューブ(3)と連通する空間とは区画された内部空間を備える中継タンク(9)を有し、
    前記中継タンク(9)は前記第1のモジュレータータンク(11)の内部および前記第2のモジュレータータンク(12)の内部と連通し
    前記中継タンク(9)は、前記チューブ(3)と連通する前記空間よりも上方である前記一方のヘッダータンク(6)の上部に位置し、さらに前記中継タンク(9)は、前記一方のヘッダータンク(6)からの冷媒が流入する前記第1のモジュレータータンク(11)の入口部よりも上方に位置することを特徴とする凝縮器。
  2. 前記第2のモジュレータータンク(12)の一方の端部が、前記中継タンク(9)に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の凝縮器。
  3. 内部に冷媒が流通する冷媒通路が形成される複数のチューブ(3)及び当該チューブ(3)の外表面に接合されて前記チューブ(3)と交互に積層される複数のアウターフィン(4)を含んで構成されるコア部(2)と、
    当該コア部(2)を構成する前記複数のチューブ(3)におけるチューブ長手方向(X)の端部が接続され前記複数のチューブ(3)の内部と連通する一対のヘッダータンク(5、6)と、
    前記チューブの積層方向(Z)に延び、前記一対のヘッダータンク(5、6)のうち一方のヘッダータンク(6)の内部と連通し、前記一方のヘッダータンク(6)から流入した冷媒を気液分離する第1のモジュレータータンク(11A)と、
    前記チューブの長手方向(X)に沿って延び、前記第1のモジュレータータンク(11A)の内部に連通する第2のモジュレータータンク(12A)と、
    を備え、
    前記第2のモジュレータータンク(12A)は、前記一方のヘッダータンク(6A)を貫通し、開口端部(122)が前記第1のモジュレータータンク(11A)の内部に位置するように設けられていることを特徴とする凝縮器。
  4. 前記第2のモジュレータータンク(12、12A)のうち、他方のヘッダータンク(5)側となる端部は、前記他方のヘッダータンク(5)に接続されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の凝縮器。
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