JP2004239598A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レシーバチューブを熱交換部の外方に配置しつつ、凝縮部および過冷却部間の熱影響を排除し、冷媒流路の確実な確保および冷媒配管時の作業性を向上できる冷媒凝縮器、およびこの冷媒凝縮器を含む複式熱交換器を提供する。
【解決手段】 凝縮部110A、レシーバチューブ140、過冷却部110Bの順に冷媒が流通される冷媒凝縮器において、凝縮部110Aおよび過冷却部110Bは、チューブ111の積層方向に隣接して配置され、且つ、レシーバチューブ140は、凝縮部110Aあるいは過冷却部110Bのチューブ111積層方向の外方に配置され、凝縮部110Aおよびレシーバチューブ140、あるいはレシーバチューブ140および過冷却部110Bの両者が隔離配置されている間においては、ヘッダ120、130をバイパスするバイパス流路150によって接続されるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガス冷媒を冷却して凝縮液化する冷媒凝縮器、あるいはこの冷媒凝縮器にガス冷媒とは異なる流体用の熱交換器を付加した複式熱交換器に関するもので、例えば、車両用空調装置の冷凍サイクル内の冷媒凝縮器として、あるいは冷媒凝縮器とラジエータとを一体化した熱交換器として用いて好適である。
従来の冷媒凝縮器として、例えば特許文献1に示されるものが知られている。即ち、この冷媒凝縮器においては熱交換部を構成するチューブを冷却風流れ方向における風下側の第1チューブ群と風上側の第2チューブ群とに分け、チューブの両長手方向端部に接続されるヘッダ内には、第1、第2チューブ群を仕切る仕切り板を設け、第1チューブ群を主凝縮部、第2チューブ群を過冷却部としている。そして、第1チューブ群と第2チューブ群とを連通するレシーバチューブが熱交換部の上端もしくは下端に配置されるようにしている。
これにより、レシーバチューブによる通風抵抗の悪化を防止すると共に、過冷却部に冷却風が当たりやすくすることができ、過冷却部の能力向上を可能にするとしている。
特開平6−341736号公報
しかしながら、過冷却部を冷却風の風上側に配置したとしても、風下側に隣接して配置される主凝縮部からの熱移動を受けるので、上記説明の過冷却部の能力向上が充分得られるとは思われない。また、第1、第2チューブ群を仕切る仕切り板は、ヘッダの長手方向の広範囲に渡って接合される必要があり、接合不良による冷媒洩れの可能性が増大する。更には、主凝縮部への冷媒流入位置はおのずと風下側となるので、この冷媒凝縮器を車両用として適用した場合、通常、風上側(車両のグリル側)から行う冷媒配管の作業性が低下する。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、レシーバチューブを熱交換部の外方に配置しつつ、凝縮部および過冷却部間の熱影響を排除し、冷媒流路の確実な確保および冷媒配管時の作業性を向上できる冷媒凝縮器、およびこの冷媒凝縮器を含む複式熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明では、複数積層されて、長手方向両端部に一対のヘッダ(120、130)が接続されるチューブ(111)のうち、第1チューブ群(111A)より成る凝縮部(110A)と、チューブ(111)のうち、残りの第2チューブ群(111B)より成る過冷却部(110B)と、一対のヘッダ(120、130)間に接続されるレシーバチューブ(140)とを有し、凝縮部(110A)、レシーバチューブ(140)、過冷却部(110B)の順に冷媒が流通される冷媒凝縮器において、凝縮部(110A)および過冷却部(110B)は、チューブ(111)の積層方向に隣接して配置され、且つ、レシーバチューブ(140)は、凝縮部(110A)あるいは過冷却部(110B)のチューブ(111)積層方向の外方に配置され、凝縮部(110A)およびレシーバチューブ(140)、あるいはレシーバチューブ(140)および過冷却部(110B)の両者が隔離配置されている間においては、ヘッダ(120、130)をバイパスするバイパス流路(150)によって接続されたことを特徴としている。
これにより、凝縮部(110A)および過冷却部(110B)をチューブ(111)の積層方向に隣接させ、且つレシーバチューブ(140)を両者の外方に配置する冷媒凝縮器(100)として構成することができるので、レシーバチューブ(140)による冷却風量の低下を防止しつつ、凝縮部(110A)および過冷却部(110B)に同時に冷却風を供給でき、凝縮部(110A)および過冷却部(110B)間の熱影響を排除できる。
また、バイパス流路(150)は、隔離配置される凝縮部(110A)およびレシーバチューブ(140)、あるいはレシーバチューブ(140)および過冷却部(110B)の間のみに設けるだけで対応可能であり、従来技術のように広い範囲にわたって接合を必要としないので、接合不良による冷媒洩れの可能性が増加することが無い。
更には、凝縮部(110A)および過冷却部(110B)は、共にチューブ(111)の積層方向に並ぶので、冷媒の流入および流出位置を冷却風流れの風上側あるいは風下側の一方に統一して設定でき、配管接続の作業性を向上させることができる。
上記バイパス流路(150)は、請求項2〜請求項4に記載の発明のように、ヘッダ(120、130)の外側に設けられるサブヘッダ(151)や管部材(152)やヘッダ(120、130)の内部を仕切る仕切り板(153)によって容易に形成することができる。
そして、請求項5に記載の発明のように、レシーバチューブ(140)は、凝縮部(110A)および過冷却部(110B)のうち、チューブ(111)の積層本数が少ない側の外方に配置されるようにしてやれば、バイパス流路(150)を短く設定することができるので、より安価にできる。
ところで、上記請求項1〜請求項5に記載の発明においては、チューブ(111)積層方向の一方側に剛性の高いレシーバチューブ(140)が配設されることになるので、他方側との強度バランスが悪く、好ましくない。
そこで、請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷媒凝縮器(100)と、冷媒とは異なる流体が流通する流体チューブ(211)が複数積層され、この流体チューブ(211)の長手方向両端部が一対のタンク(220、230)に接続されて成る熱交換器(200)とを有し、チューブ(111)および流体チューブ(211)のそれぞれの積層方向が同一となるようにタンク(220、230)がヘッダ(120、130)に接続されて、熱交換器(200)が冷媒凝縮器(100)に一体的に形成される複式熱交換器において、熱交換器(200)は、冷媒凝縮器(100)の反レシーバチューブ側に配置され、流体チューブ(211)積層方向の外方には、流体が流通すると共に、レシーバチューブ(140)と略同一の断面形状を有するパイプ(240)が設けられたことを特徴としている。
これにより、積層されるチューブ(111)および流体チューブ(211)を積層方向の両側からレシーバチューブ(140)およびパイプ(240)によって挟み込む形とすることができる。そして、レシーバチューブ(140)およびパイプ(240)が同等の剛性を有する強度部材となるので、強度バランスを確保した複式熱交換器(10)として提供することができる。
更に、請求項7に記載の発明では、流体チューブ(211)およびパイプ(240)は、一対のタンク(220、230)のうち一方のタンク(230)において連通しており、一対のタンク(220、230)のうち他方のタンク(220)には、流体チューブ(211)と連通する第1開口部(221)と、パイプ(240)と連通する第2開口部(222)とが設けられたことを特徴としている。
これにより、パイプ(240)を活用して、他方のタンク(220)側に設けた第1開口部(221)および第2開口部(222)によって、熱交換器(200)に対して流体を流入、流出させることができるので、配管を集約して取り廻し性を向上することができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態を図1、図2に示す。ここでは、自動車用空調装置の冷凍サイクル内の冷媒を凝縮液化する冷媒凝縮器100に適用したものとしており、まず図1を用いてその全体構成について説明する。
因みに、冷凍サイクルは周知のごとく圧縮機、冷媒凝縮器100、膨張弁および蒸発器等を冷媒配管によって順次接続した閉回路より構成されている。そして、冷媒凝縮器100は、自動車のエンジンルーム内の走行風(冷却風)を受け易い場所、通常はエンジン冷却用ラジエータの前方側に位置するように、取付けブラケット(図示せず)を介して車体に取り付けられる。尚、後述するコア部110には、走行風および図示しない送風機により図1中の紙面の表側から裏側に向けて冷却風が供給される。
この冷媒凝縮器100は、コア部110、左ヘッダタンク(ヘッダ)120、右ヘッダタンク(ヘッダ)130、レシーバチューブ140およびバイパス流路150等から構成され、各部材はアルミニウムあるいはアルミニウム合金から成り、嵌合、かしめ、治具固定等により組付けられ、予め各部材表面の必要部位に設けられたろう材により一体でろう付けされている。
コア部110は、断面が扁平状を成し内部を冷媒が流通する複数のチューブ111および波形に形成された複数のフィン112が交互に積層され、一方(ここでは後述する凝縮部110A)の最外方のフィン112の更に外方に強度部材としてのサイドプレート113が配設されたものである。サイドプレート113は、一般部において断面がコの字状を呈しており、反チューブ側に開口している。また、長手方向端部においては後述するヘッダタンク120、130との接合のために板状にしている。尚、以下、図1、図2を基にチューブ111の積層方向を上下方向、チューブ111の長手方向を左右方向と呼ぶことにする。
更に、コア部110は、上側となる凝縮部110Aと下側となる過冷却部110Bとに分けられており、凝縮部110A、過冷却部110Bは互いに隣接して配置されている。凝縮部110Aは、複数積層されるチューブ111のうち、所定積層本数を有する第1チューブ群111Aより成り、また、過冷却部110Bは、残りの第2チューブ群111Bより成る。ここでは、第2チューブ群111Bの積層本数(過冷却部110B)は、第1チューブ群111A(凝縮部110A)の積層本数よりも少ない設定としている。
このコア部110の左右部(複数のチューブ111の長手方向両端部)には、上下方向に延びる一対のヘッダタンク(左ヘッダタンク120と右ヘッダタンク130)が設けられている。両ヘッダタンク120、130は、断面が楕円形状を成す筒状体としており、押出し成形により形成されるようにしている。
この両ヘッダタンク120、130には図示しないチューブ孔が複数穿設されており、各チューブ111の長手方向端部がこのチューブ孔に嵌合され、チューブ111と両ヘッダタンク120、130が互いに連通するように接続されている。また、サイドプレート113の長手方向端部も両ヘッダタンク120、130に設けられたプレート孔(図示せず)に嵌合され、接続されている。
そして、両ヘッダタンク120、130の長手方向端部の開口部121、131には、蓋部材160が設けられ、この蓋部材160によって開口部121、131は閉塞されている。
そして、コア部110の他方(過冷却部110B)の最外方のフィン112の更に外方(チューブ111の積層方向で過冷却部110Bの外方)には、レシーバチューブ140が設けられている。レシーバチューブ140は、断面が四角形状(ロの字状)を成すチューブであり、図1中の紙面に垂直方向の辺は、チューブ111の扁平状断面の長辺と略同一であり、図1中の上下方向の辺は、チューブ111の扁平状断面の短辺よりも大きく設定されている。即ち、レシーバチューブ140の流路断面積は、各チューブ111の流路断面積よりも大きく設定されている。このレシーバチューブ140は、上記複数のチューブ111と同様に両ヘッダタンク120、130に接続されている。
また、両ヘッダタンク120、130には、内部の空間を仕切るセパレータ122、132、133がそれぞれ設けられている。ここでセパレータ122、132は、両ヘッダタンク120、130において凝縮部110Aと過冷却部110Bとの境界部に対応する位置に設けられており、またセパレータ133は、右ヘッダタンク130において過冷却部110Bとレシーバチューブ140との境界部に対応する位置に設けられている。
そして、左ヘッダタンク120のセパレータ122よりも上側には入口ジョイント171が設けられ、左ヘッダタンク120内の上側の空間と連通するようにしている。また、右ヘッダタンク130のセパレータ132、133の間には出口ジョイント172が設けられ、右ヘッダタンク130内の真中の空間と連通するようにしている。
そして、右ヘッダタンク130の側壁の下側には本発明の特徴部と成るバイパス流路150が設けられている。バイパス流路150は、図2に示すように、互いに隔離配置となる凝縮部110Aとレシーバチューブ140とを右ヘッダタンク130をバイパスして接続する流路であり、流出穴134、流入穴135およびサブヘッダ151から成る。流出穴134は、右ヘッダタンク130のセパレータ132の上側の側壁に設けられた穴であり、また、流入穴135は、右ヘッダタンク130のセパレータ133の下側の側壁に設けられた穴である。サブヘッダ151は、断面が三日月状を成し、流出穴134、流入穴135側に開口する半容器であり、これら流出穴134、流入穴135を内包するようにして右ヘッダタンク130の側壁に接合(ろう付け)されている。このサブヘッダ151と右ヘッダタンク130の側壁との間に形成される空間が、流出穴134から流入穴135に繋がるバイパス流路150となる訳である。
以上のように構成される冷媒凝縮器100において、入口ジョイント171は、図示しない圧縮機の吐出側と接続され、また、出口ジョイント172は、図示しない膨張弁と接続されている。圧縮機から吐出された冷媒は、入口ジョイント171ら左ヘッダタンク120内(上側の空間)に流入し、セパレータ122、132より上側と成る第1チューブ群111A(凝縮部110A)を流れ、冷却風と熱交換されて凝縮液化される。
更に、この冷媒は右ヘッダタンク130のセパレータ132の上側の空間に流入し、流出穴134からバイパス流路150を通り、流入穴135から右ヘッダタンク130のセパレータ133の下側の空間を経て、レシーバチューブ140に流入する。レシーバチューブ140において冷媒は、気液二相に分離されると共に、流通する冷媒流量に応じて、過冷却部110Bへ送られる液相冷媒流量が調整される。このレシーバチューブ140の作用については、前述した特許文献1(特開平6−341736号公報)にて公知のため詳細については、割愛する。
レシーバチューブ140からの液相冷媒は、左ヘッダタンク120のセパレータ122より下側の空間から第2チューブ群111B(過冷却部110B)に流入して冷却風により過冷却される。そして、過冷却された冷媒は、右ヘッダタンク130の出口ジョイント172から流出し、膨張弁に至る。
本発明においては、隔離配置される凝縮部110Aとレシーバチューブ140との間をバイパス流路150によって接続するようにしているので、凝縮部110Aおよび過冷却部110Bを上下方向に隣接させ、且つレシーバチューブ140を過冷却部110Bの外方に配置する冷媒凝縮器100として構成することができる。そして、レシーバチューブ140による冷却風量の低下を防止しつつ、凝縮部110Aおよび過冷却部110Bに同時に冷却風を供給でき、従来技術で説明したような凝縮部110Aおよび過冷却部110B間の熱影響を排除できる。
また、バイパス流路150は、隔離配置される凝縮部110Aおよびレシーバチューブ140の間のみに設けるだけで対応可能であり、従来技術のように広い範囲にわたって接合(ろう付け)を必要としないので、接合不良による冷媒洩れの可能性が増加することが無い。
更には、凝縮部110Aおよび過冷却部110Bは、共に上下方向に並ぶので、冷媒の流入および流出位置(入口ジョイント171、出口ジョイント172)を冷却風流れの風上側あるいは風下側の一方(ここでは風上側)に統一して設定でき、配管接続の作業性を向上させることができる。
尚、バイパス流路150については右ヘッダタンク130の外側(側壁)に設けられるサブヘッダ151によって形成されるようにしており、容易に対応可能としている。そして、レシーバチューブ140をチューブ111の積層本数の少ない過冷却部110B側の外方に配置しているので、バイパス流路150を短く設定することができ、より安価にすることができる。
上記第1実施形態の変形例として、図3に示すように、右ヘッダタンク130のセパレータ132の上側に更にセパレータ136を設け、このセパレータ136の上側に入口ジョイント171を設け、凝縮部110AにUターン流れを持たすようにしても良く、これによれば、入口ジョイント171および出口ジョイント172を同一のヘッダタンク(右ヘッダタンク130)に設けることができ、配管接続の作業性を更に向上させることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図4に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対してバイパス流路150をサブヘッダ151に代えて、パイプ(管部材)152によって形成するようにしたものである。パイプ152は、U字状に曲げ成形されたものであり、両端部は流出穴134、流入穴135に嵌入されて接合(ろう付け)されている。
これにより、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。更には、パイプ152は安価に形成でき、穴(流出穴134、流入穴135)とのろう付けとすることから、そのろう付け性の信頼度も向上させることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態を図5に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対してバイパス流路150をサブヘッダ151に代えて、仕切り板153によって形成するようにしたものである。仕切り板153は、長方形の平板部材であり、右ヘッダタンク130のセパレータ132、133間の空間を左右方向に分割するように接合(ろう付け)されている。そして、セパレータ132、133には、仕切り板133によって分割される空間のうち、右側の空間に連通する連通穴132a、133aが設けられ、この右側の空間が連通穴132aから連通穴133aに繋がるバイパス流路150と成る。
本第3実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
図6に示すように、冷却風を有効に活用し得る領域と各部110A、110B、140に必要とされる性能との兼ね合いから、これら凝縮部110A、過冷却部110B、レシーバチューブ140は、上記第1実施形態に対して上下逆になるように配置しても良い。
(第5実施形態)
また、図7に示すように、上記第1実施形態に対して凝縮部110Aと過冷却部110Bとの配置を上下逆にするようにしても良い、この場合、レシーバチューブ140と隔離配置される過冷却部110Bとの間にバイパス流路150を設けるようにすれば良い。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態を図8に示す。第8実施形態は、上記第1実施形態の冷媒凝縮器100に熱交換器200を一体的に形成して複式熱交換器10としたものである。尚、熱交換器200を構成する各部材(詳細後述)は、冷媒凝縮器100と同様にアルミニウムあるいはアルミニウム合金から成り、嵌合、かしめ、治具固定等により組付けられ、予め各部材表面の必要部位に設けられたろう材により冷媒凝縮器100と共に一体でろう付けされている。
ここでは、熱交換器200は、内部に車両エンジンを冷却するエンジン冷却水(本発明の流体に対応)が流通するラジエータ200としている。ラジエータ200は、複数積層される冷却水チューブ(本発明の流体チューブに対応)211の間にフィン212が介在され、コア部210を形成している。そして、冷却水チューブ211の長手方向両端部がそれぞれ一対のタンク220、230(左タンク220、右タンク230)に接続されている。
尚、冷却水チューブ211、フィン212は、冷媒凝縮器100のチューブ111、フィン112と類似するものとしているが、エンジン冷却水の物性値や流量条件等を加味して、ラジエータ200としての冷却性能を最大限に引き出すために、細かな仕様は冷媒凝縮器100のものとは異なるようにしている(例えば、冷却水チューブ211の偏平状断面の短径方向寸法、フィン212の山高さ、フィンピッチ等)。
そして、冷媒凝縮器100の反レシーバチューブ側において、チューブ111の積層方向と冷却水チューブ211の積層方向が同一となるようにして、即ち、チューブ111に対して冷却水チューブ211が連続的に積層される形となるようにして、両タンク220、230がそれぞれ両ヘッダタンク120、130に接続されて、ラジエータ200が冷媒凝縮器100に一体的に形成される複式熱交換器10としている。
ここでは、両タンク220、230は、両ヘッダタンク120、130をチューブ111の積層方向(図8中では上側)に延長することで形成されるようにしており、両ヘッダタンク120、130内にそれぞれ設けられるセパレータ223、231によって冷媒凝縮器100用の冷媒とラジエータ200用のエンジン冷却水とが分けられるようにしている。
そして、本実施形態の特徴部として、ラジエータ200において、冷却水チューブ211積層方向の外方、即ち、コア部210の最外方のフィン212の更に外方(図8中のレシーバチューブ140に対向する上側)には、リターンパイプ(本発明のパイプに対応)240を設けている。このリターンパイプ240は、レシーバチューブ140と略同一の断面形状(四角形状)を有するパイプであり、長手方向両端部がそれぞれ両タンク220、230に接続され、リターンパイプ240内と両タンク220、230内とが連通するようにしている。右タンク(本発明の一方のタンクに対応)230においては、冷却水チューブ211とリターンパイプ240とが右タンク230を介して連通している。
左タンク(本発明の他方のタンクに対応)220内のコア部210とリターンパイプ240との境界部には、セパレータ224が設けられており、左タンク220内部の空間が2つに仕切られている。そして、左タンク220のセパレータ224よりも下側には入口パイプ(本発明の第1開口部に対応)221が設けられ、この入口パイプ221は、左タンク220の下側空間を介して冷却水チューブ211と連通するようにしている。また、左タンク220のセパレータ224よりも上側には出口パイプ(本発明の第2開口部に対応)222が設けられ、この出口パイプ222は、左タンク220の上側空間を介してリターンパイプ240と連通するようにしている。
以上のように構成される複式熱交換器10においては、冷媒凝縮器100で上記第1実施形態と同様に冷媒の凝縮液化、気液分離、過冷却が行われる。更に、ラジエータ200の入口パイプ221は、エンジンの冷却水出口側と、また出口パイプ222は、エンジンの冷却水入口側とそれぞれ配管によって接続される。そして、エンジン冷却水は、ラジエータ200において入口パイプ221からコア部210、右タンク230、リターンパイプ240、出口パイプ222の順に流れ(図8中の黒矢印)、コア部210において冷却される。
本実施形態においては、ラジエータ200のコア部210の外方に、レシーバチューブ140と断面形状を略同一とするリターンパイプ240を設けるようにしているので、積層されるチューブ111および冷却水チューブ211を積層方向の両側からレシーバチューブ140およびリターンパイプ240によって挟み込む形とすることができる。そして、このレシーバチューブ140およびリターンパイプ240が同等の剛性を有する強度部材となるので、車両からの振動負荷や、冷媒、エンジン冷却水による内圧負荷等に対して強度バランスを確保した複式熱交換器10として提供することができる。
更に、リターンパイプ240がラジエータ200内のエンジン冷却水流路の一部を成すようにし、左タンク220側に入口パイプ221と出口パイプ222とを設けるようにしているので、ラジエータ200に対して左タンク220側でエンジン冷却水を流入、流出させることができ、エンジン配管を集約して取り廻し性を向上することができる。
尚、上記複式熱交換器10の熱交換器をエンジン冷却水を冷却するラジエータ200として説明したが、これに限らず、エンジンオイルやATF(オートマチック・トランスミッション・フルード)を冷却するオイルクーラや、エンジンの吸入空気を冷却するインタークーラ等の他の熱交換器としても良い。
また、エンジン冷却水の流れ方向は、出口パイプ222側から流入し、入口パイプ221側から流出するといったように、逆にしても良い。
本発明の第1実施形態における冷媒凝縮器全体を示す正面図である。 図1におけるバイパス流路を示す分解斜視図である。 冷媒凝縮器の変形例を示す正面図である。 第2実施形態におけるバイパス流路を示す斜視図である。 第3実施形態におけるバイパス流路を示す斜視図である。 第4実施形態における冷媒凝縮器全体を示す正面図である。 第5実施形態における冷媒凝縮器全体を示す正面図である。 第6実施形態における複式熱交換器全体を示す正面図である。
符号の説明
10 複式熱交換器
100 冷媒凝縮器
110A 凝縮部
110B 過冷却部
111 チューブ
111A 第1チューブ群
111B 第2チューブ群
120 左ヘッダタンク(ヘッダ)
130 右ヘッダタンク(ヘッダ)
140 レシーバチューブ
150 バイパス流路150
151 サブヘッダ
152 パイプ(管部材)
153 仕切り板
200 ラジエータ(熱交換器)
211 冷却水チューブ(流体チューブ)
220 左タンク(他方のタンク)
221 入口パイプ(第1開口部)
222 出口パイプ(第2開口部)
230 右タンク(一方のタンク)
240 リターンパイプ(パイプ)

Claims (7)

  1. 複数積層されて、長手方向両端部に一対のヘッダ(120、130)が接続されるチューブ(111)のうち、第1チューブ群(111A)より成る凝縮部(110A)と、
    前記チューブ(111)のうち、残りの第2チューブ群(111B)より成る過冷却部(110B)と、
    前記一対のヘッダ(120、130)間に接続されるレシーバチューブ(140)とを有し、
    前記凝縮部(110A)、前記レシーバチューブ(140)、前記過冷却部(110B)の順に冷媒が流通される冷媒凝縮器において、
    前記凝縮部(110A)および前記過冷却部(110B)は、前記チューブ(111)の積層方向に隣接して配置され、且つ、前記レシーバチューブ(140)は、前記凝縮部(110A)あるいは前記過冷却部(110B)の前記チューブ(111)積層方向の外方に配置され、
    前記凝縮部(110A)および前記レシーバチューブ(140)、あるいは前記レシーバチューブ(140)および前記過冷却部(110B)の両者が隔離配置されている間においては、前記ヘッダ(120、130)をバイパスするバイパス流路(150)によって接続されたことを特徴とする冷媒凝縮器。
  2. 前記バイパス流路(150)は、前記ヘッダ(120、130)の外側に設けられるサブヘッダ(151)によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の冷媒凝縮器。
  3. 前記バイパス流路(150)は、前記ヘッダ(120、130)の外側に設けられる管部材(152)によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の冷媒凝縮器。
  4. 前記バイパス流路(150)は、前記ヘッダ(120、130)の内部を仕切る仕切り板(153)によって形成されたことを特徴とする請求項1に記載の冷媒凝縮器。
  5. 前記レシーバチューブ(140)は、前記凝縮部(110A)および前記過冷却部(110B)のうち、前記チューブ(111)の積層本数が少ない側の外方に配置されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の冷媒凝縮器。
  6. 前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の冷媒凝縮器(100)と、
    前記冷媒とは異なる流体が流通する流体チューブ(211)が複数積層され、この流体チューブ(211)の長手方向両端部が一対のタンク(220、230)に接続されて成る熱交換器(200)とを有し、
    前記チューブ(111)および前記流体チューブ(211)のそれぞれの積層方向が同一となるように前記タンク(220、230)が前記ヘッダ(120、130)に接続されて、前記熱交換器(200)が前記冷媒凝縮器(100)に一体的に形成される複式熱交換器において、
    前記熱交換器(200)は、前記冷媒凝縮器(100)の反レシーバチューブ側に配置され、
    前記流体チューブ(211)積層方向の外方には、前記流体が流通すると共に、前記レシーバチューブ(140)と略同一の断面形状を有するパイプ(240)が設けられたことを特徴とする複式熱交換器。
  7. 前記流体チューブ(211)および前記パイプ(240)は、前記一対のタンク(220、230)のうち一方のタンク(230)において連通しており、
    前記一対のタンク(220、230)のうち他方のタンク(220)には、前記流体チューブ(211)と連通する第1開口部(221)と、前記パイプ(240)と連通する第2開口部(222)とが設けられたことを特徴とする請求項6に記載の複式熱交換器。
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