JP6427696B1 - ケーブルドラム - Google Patents

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Abstract

【課題】送風機などを用いずに、胴部に巻かれたケーブルを効率よく冷却できるケーブルドラムを提供する。【解決手段】ケーブルドラム10は、胴部1および鍔部2に跨って配置された複数のヒートパイプ4を備える。ヒートパイプ4の蒸発部4aが胴部1に配設され、ヒートパイプ4の凝縮部4bが鍔部2に配設されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブルドラムに関する。
従来から、下記特許文献1に示されるようなケーブルドラムが知られている。このケーブルドラムは、送風機などに接続して使用される。このケーブルドラムの胴部には穴が設けられており、この穴を通して空冷用の空気を胴部内に送り込むことで、胴部に巻かれた電力ケーブルを冷却する。
特許第2910941号公報
上記特許文献1の構成では、電力ケーブルを冷却するために、送風機などを接続する必要がある。このため、装置全体の小型化、可搬性の向上、低コスト化などの観点で改善の余地があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、送風機などを用いずに、胴部に巻かれたケーブルを効率よく冷却できるケーブルドラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係るケーブルドラムは、胴部および鍔部を有し、前記胴部にケーブルが巻回されるケーブルドラムであって、前記胴部および前記鍔部に跨って配置された複数のヒートパイプを備え、前記ヒートパイプの蒸発部が前記胴部に配設され、前記ヒートパイプの凝縮部が前記鍔部に配設されている。
上記態様によれば、ヒートパイプの蒸発部がケーブルドラムの胴部に配設され、ヒートパイプの凝縮部がケーブルドラムの鍔部に配設されている。これにより、胴部に巻かれたケーブルが発熱した場合、ヒートパイプによって胴部の熱を鍔部へと効率よく移動させることができる。また、移動させた熱を鍔部から効率よく放熱させることができる。従って、例えば送風機などを接続しなくても、巻かれたケーブルを効率よく冷却することができる。
ここで、前記鍔部は、前記凝縮部が固定された放熱用鍔部を有し、前記胴部と前記放熱用鍔部が分離していてもよい。
ヒートパイプにおける蒸発部と凝縮部との間の中間部分に熱が加えられると、この中間部分で作動流体が蒸発して、不意に蒸発部側へと逆流する現象が発生する可能性がある。そこで、胴部と放熱用鍔部とを離して配置することで、ヒートパイプの中間部分に熱が加えられることを抑え、上記した現象の発生を抑止することができる。
また、前記鍔部は、前記胴部に固定され、かつ前記胴部から径方向外側に延びるケーブル用鍔部を有し、前記放熱用鍔部と前記ケーブル用鍔部とが軸方向に分離していてもよい。
この場合、強度が要求されるケーブル用鍔部と放熱性が要求される放熱用鍔部とを別体とし、それぞれの要求を満足させることができる。
また、前記鍔部は、前記凝縮部が固定された放熱用鍔部を有し、前記放熱用鍔部には、周方向に延びる複数の溝部が形成されていてもよい。
この場合、放熱用鍔部の表面積が増えることにより、ヒートパイプの蒸発部から凝縮部へと輸送された熱を、放熱用鍔部で効率よく放出することができる。また、ケーブルドラムを、胴部の中心軸を中心として回転させた際に、周方向に延びる溝部を通過する空気により、効率よく放熱することができる。
また、前記鍔部は、前記凝縮部が固定された放熱用鍔部を有し、前記放熱用鍔部には、径方向に延びる複数の溝部が形成されていてもよい。
この場合、放熱用鍔部の表面積が増えることにより、ヒートパイプの蒸発部から凝縮部へと輸送された熱を、放熱用鍔部で効率よく放出することができる。また、ケーブルドラムを、胴部の中心軸を中心として回転させた際に、径方向に延びる溝部により放熱用鍔部の周囲の空気が撹拌される。従って、放熱効率をより高めることができる。
本発明の上記態様によれば、送風機などを用いずに、胴部に巻かれたケーブルを効率よく冷却できるケーブルドラムを提供することができる。
本実施形態に係るケーブルドラムの断面図である。 (a)は図1のA方向矢視図である。(b)は図1のB―B断面矢視図である。 (a)は放熱用鍔部に周方向に延びる複数の溝部が形成された変形例を示す図である。(b)は放熱用鍔部に径方向に延びる複数の溝部が形成された変形例を示す図である。
以下、本実施形態のケーブルドラム10について、図1〜図3を用いて説明する。
図1に示すように、ケーブルドラム10は、胴部1および一対の鍔部2を有している。胴部1は円筒状であり、一対の鍔部2は、胴部1の両端部にそれぞれ配置されている。胴部1の直径は、例えば300mm程度である。
胴部1には、電力供給用のケーブルなど(以下、単にケーブルという)が巻回される。ケーブルが胴部1に巻かれた状態で通電すると、ケーブルが発熱するため、このケーブルを冷却する必要がある。特に、高電圧または大電流の場合にはケーブルの発熱量が多くなるため、胴部1を効率よく冷却することが求められる。
また、胴部1に巻かれたケーブルを送り出したり、巻かれたケーブルを繰り出したりするために、ケーブルドラム10は胴部1の中心軸Oを中心として回転可能となっている。例えばケーブルドラム10は、送出し機のドラム軸(不図示)に、このドラム軸と一体に回転するように装着される。ドラム軸が中心軸Oを中心として回転することにより、ケーブルドラム10の胴部1にケーブルを巻き取ることができる。また、ドラム軸を逆回転させることにより、巻き取ったケーブルを送り出すことができる。
(方向定義)
本実施形態では、中心軸Oに沿う方向を軸方向という。また、軸方向から見て、中心軸Oに交差する方向を径方向といい、中心軸Oを中心として周回する方向を周方向という。また、鍔部2から見て、軸方向において胴部1が位置する側を軸方向内側といい、その反対側を軸方向外側という。
(ヒートパイプ)
ケーブルドラム10は、胴部1および鍔部2に跨って配置された複数のヒートパイプ4を備えている。各ヒートパイプ4は、軸方向に延びる蒸発部4aと、径方向に延びる凝縮部4bと、を有している。蒸発部4aは胴部1に配設されており、凝縮部4bは鍔部2に配設されている。蒸発部4aは、胴部1の軸方向中央部から、軸方向外側に向けて延びている。凝縮部4bは、蒸発部4aの軸方向外側の端部から、径方向外側に向けて延びている。本実施形態では、各ヒートパイプ4がL字型に形成されており、軸方向で隣り合う2つのヒートパイプ4の蒸発部4a同士が、胴部1の軸方向中央部付近で対向している。この対向する2本のヒートパイプ4を一対のヒートパイプ対とする。複数のヒートパイプ対は、周方向に等間隔を空けて配置されている。
図2に示すように、本実施形態のケーブルドラム10には、8つのヒートパイプ対が周方向に等間隔を空けて配置されている。この場合、ヒートパイプ対は、周方向に45°の間隔を空けて配置される。ヒートパイプ4の直径は、例えば8mmである。なお、ケーブルの発熱量に応じて、配設するヒートパイプ4の数や直径を適宜変更してもよい。
ヒートパイプ4は、コンテナと、コンテナ内に封入されたウイックおよび作動流体と、を有している。
コンテナは、例えば内部が中空の密閉されたパイプ等である。コンテナの材質は、作動流体の種類や使用温度などの条件によって、適宜選択することができる。特に、銅やアルミなどの熱伝導率の高い金属材料を用いる場合、熱輸送性や熱拡散性を高めることができる。コンテナは、例えば銅管、アルミニウム管、ステンレス管などの金属管を用いて形成することができる。
ウイックは、コンテナ内にヒートパイプ4の延びる方向に沿って配置されている。ウイックの材質としては、例えば金属極細線ファイバー、金属メッシュ、および金属粉末の焼結体(多孔質焼結体)などを用いることができる。ウイックの内部には、毛管力を発生させる多数の細孔が形成されている。
作動流体は、加熱により蒸発し、放熱により凝縮することが可能な流体である。作動流体の種類は、ヒートパイプ4が使用される温度などに応じて適宜選択することができる。作動流体としては、例えば水、アルコール、代替フロンなどを用いることができる。
コンテナの内部空間は、気相の作動流体が蒸発部4a側から凝縮部4b側へと移動する流路として機能し、気相の作動流体の物質移動により、蒸発部4a側から凝縮部4b部側への熱輸送がなされる。ウイックは、凝縮部4bで凝縮した作動流体を毛細管現象により蒸発部4a側へと還流させ、ヒートパイプ4の動作を持続可能にする機能を有する。
このようにして、ヒートパイプ4は、高温部側から低温部側へと熱を継続して輸送することができる。
(胴部)
胴部1は、円筒形状に形成され、胴部1の外周面には、ケーブルが巻回される。このケーブルを冷却するため、胴部1にはヒートパイプ4の蒸発部4aが配設されている。本実施形態では、胴部1の内周面にヒートパイプ4の蒸発部4aが当接若しくは近接している。
本実施形態では、各ヒートパイプ4の蒸発部4aが、胴部1に接触するように、それぞれ固定プレート3によって胴部1に固定されている。図2(a)、(b)に示すように、固定プレート3は、軸方向から見て円弧状に形成されている。固定プレート3には、蒸発部用溝3aと、複数の座ぐり孔3bと、が形成されている。
蒸発部用溝3aは、ヒートパイプ4の蒸発部4aを収容するための溝である。蒸発部用溝3aは、固定プレート3の外周面から、径方向内側に向けて窪んでいる。蒸発部用溝3aは、ヒートパイプ4の直径と同等の幅および深さを有している。蒸発部用溝3aは、軸方向に沿って、固定プレート3の全長にわたって延びている。
座ぐり孔3bは、固定プレート3を径方向に貫通している。座ぐり孔3bは、ネジを径方向内側から挿入できるように形成されている。このネジが、胴部1に形成されたネジ孔1aに螺着することで、固定プレート3およびヒートパイプ4が胴部1に固定される。なお、ヒートパイプ4の固定方法は適宜変更することができる。例えば接着や溶接によって、固定プレート3またはヒートパイプ4を胴部1に固定してもよい。また、固定プレート3を用いずにヒートパイプ4を固定してもよい。
(鍔部)
鍔部2は、胴部1の軸方向の両端部に位置し、ケーブル用鍔部21および放熱用鍔部22によって構成されている。
ケーブル用鍔部21は、軸方向から見て環状に形成されている。ケーブル用鍔部21は、胴部1に固定され、かつ胴部1の軸方向両端部から径方向外側に向けて延びている。ケーブル用鍔部21は、胴部1の外周に積層して巻かれるケーブルの巻きくずれを防止する機能を有する。
ケーブル用鍔部21の径方向内側の端部には、ケーブルドラム10を先述のドラム軸に取り付けるための取付部材5が配設されている。取付部材5としては、軸受などを用いることができる。なお、取付部材5は、胴部1などに設けられていてもよい。
放熱用鍔部22は、軸方向から見て環状に形成され、ケーブル用鍔部21の外径と同等の外径を有する。放熱用鍔部22は、ケーブル用鍔部21の軸方向外側に配設されている。放熱用鍔部22には、ヒートパイプ4の凝縮部4bが固定されている。放熱用鍔部22は、ヒートパイプ4の凝縮部4bから熱を受け取り、放熱用鍔部22の表面から放出する役割を有する。このため、放熱用鍔部22として、アルミなど熱抵抗の小さい材質が好適である。
本実施形態の放熱用鍔部22は、内側部材22aおよび複数の外側部材22bによって構成されている。内側部材22aおよび外側部材22bは、ヒートパイプ4の凝縮部4bを軸方向で挟み込んでいる。内側部材22aは、外側部材22bよりも軸方向内側に位置している。
内側部材22aは、軸方向から見て環状に形成されている。内側部材22aの内径は、胴部1の外径よりも大きい。複数の外側部材22bは、軸方向から見て、環を周方向に等分割した形状を有している。外側部材22bの内径は、内側部材22aの内径よりも小さい。各外側部材22bには、凝縮部用溝22b1と、複数の座ぐり孔22b2と、が形成されている。
凝縮部用溝22b1は、ヒートパイプ4の凝縮部4bを収容するための溝である。凝縮部用溝22b1は、外側部材22bの軸方向内側面から、軸方向外側に向けて窪んでいる。凝縮部用溝22b1は、ヒートパイプ4の直径と同等の幅および深さを有している。凝縮部用溝22b1は、径方向に沿って、外側部材22bの全長にわたって延びている。
座ぐり孔22b2は、外側部材22bを軸方向に貫通している。座ぐり孔22b2は、ねじを軸方向外側から挿入できるように形成されている。このねじが、内側部材22aに形成されたねじ孔22a2に螺着することで、ヒートパイプ4の凝縮部4bが内側部材22aおよび外側部材22bに挟まれた状態で固定される。なお、凝縮部4bの固定方法は適宜変更することができる。例えば接着や溶接によって、外側部材22bまたは凝縮部4bを内側部材22aに固定してもよい。また、外側部材22bまたは内側部材22aのいずれかにヒートパイプ4を固定してもよい。
本実施形態では、放熱用鍔部22は、胴部1から分離して配置され、ヒートパイプ4により胴部1に接続され支持されている。
また、放熱用鍔部22は、ケーブル用鍔部21と軸方向で分離している。
次に、以上のように構成されたケーブルドラム10の作用について説明する。
ケーブルドラム10に巻かれた状態で使用されているケーブルにより、ケーブルドラム10の胴部1が、加熱される。胴部1の内周面に接触しているヒートパイプ4の蒸発部4aでは、ウイック内の液相の作動流体がコンテナの壁面を介して加熱されて蒸発する。作動流体が蒸発することで、蒸発部4a側のコンテナ内の気体の圧力が高まる。これにより、気相となった作動流体が、コンテナの内部空間を凝縮部4b側に向けて移動する。
放熱用鍔部22は、ヒートパイプ4の凝縮部4bから熱を受け取り、この熱を外気へと受け渡す。このため、凝縮部4bに到達した気相の作動流体は、コンテナの壁面を介して熱を奪われて凝縮し、液滴となってコンテナの壁面に付着する。この作動流体の液滴は、毛管力によってウイックの細孔に浸み込む。ウイックの細孔内の液相の作動流体は、毛管力によってウイックの蒸発部4a側に移動する。
ウイックの蒸発部4aへと到達した液相の作動流体は、胴部1の内周面に接触しているコンテナの壁面を介して再び加熱され、蒸発部4aのウイックの表面から蒸発する。蒸発して気相となった作動流体は、再びコンテナの内部空間を通って凝縮部4b側へと移動する。このように、ヒートパイプ4は、作動流体の液相/気相間の相転移を繰り返し利用して、ヒートパイプ4の蒸発部4a側で回収した熱を凝縮部4b側に繰り返し輸送することができる。
以上説明したように、本実施形態のケーブルドラムによれば、ヒートパイプ4の蒸発部4aが胴部1に配設され、凝縮部4bが鍔部2に配設されている。これにより、胴部1に巻かれたケーブルが発熱した場合、ヒートパイプ4によって胴部1の熱を鍔部2へと効率よく移動させることができる。また、移動させた熱を鍔部2から効率よく放熱させることができる。従って、例えば送風機などを接続しなくても、巻かれたケーブルを効率よく冷却することができる。
ここで、ヒートパイプ4における蒸発部4aと凝縮部4bとの間の中間部分に熱が加えられると、この中間部分で作動流体が蒸発して、不意に蒸発部4a側へと逆流する現象が発生する可能性がある。そこで、本実施形態のように胴部1と放熱用鍔部22とを離して配置することで、ヒートパイプ4の中間部分に熱が加えられることを抑え、上記した現象の発生を抑止することができる。さらに、胴部1から放熱用鍔部22へ直接熱が移動することも抑えることができる。
また、強度が要求されるケーブル用鍔部21と放熱性が要求される放熱用鍔部22とを別体とすることで、それぞれの要求を満足させやすい。さらに、ケーブル用鍔部21と放熱用鍔部22との間での熱の移動を抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態ではL字型のヒートパイプ4を採用し、2つのヒートパイプ4の蒸発部4a同士を軸方向で対向させて配置した。ヒートパイプ4の形状はこれに限らず、軸方向で対向配置された2つのL字型ヒートパイプ4を一体にした形状の、C字型のヒートパイプを採用してもよい。この場合、ヒートパイプ4の蒸発部4aは胴部1の軸方向の全長にわたって延び、凝縮部4bは蒸発部4aの軸方向両端部から径方向外側に向けて延びてもよい。
また、放熱用鍔部22における熱交換効率を向上させるため、放熱用鍔部22の表面に凹凸形状を形成してもよい。
例えば図3(a)に示すように、外側部材22bの軸方向外側の表面に、周方向に延びる複数の溝部61を形成してもよい。この場合には、放熱用鍔部22の表面積が増えることにより、ヒートパイプ4の凝縮部4bの熱を効率よく放熱させることができる。また、ケーブルドラム10を、胴部1の中心軸Oを中心として回転させた際に、周方向に延びる複数の溝部61を通過する空気により、効率よく放熱することができる。
あるいは図3(b)に示すように、外側部材22bの軸方向外側の表面に、径方向に延びる複数の溝部62を形成してもよい。この場合も、放熱用鍔部22の表面積が増えることにより、ヒートパイプ4の凝縮部4bの熱を効率よく放熱させることができる。また、ケーブルドラム10を、胴部1の中心軸Oを中心として回転させた際に、径方向に延びる複数の溝部62により、放熱用鍔部22の周囲の空気を撹拌することができるため、効率よく放熱することができる。
また、図3(a)に示す外側部材22bと、図3(b)に示す外側部材22bとを組み合わせて用いてもよい。また、上記溝部61、62を内側部材22a(放熱用鍔部22の軸方向内側の面)に形成してもよいし、ディンプルなど他の形状によって凹凸形状を形成してもよい。
また、ケーブルドラム10は、ケーブル用鍔部21を備えていなくてもよい。この場合、例えばケーブルの巻取にトラバーサーなどを用いて、巻き崩れを防止してもよい。
また、ヒートパイプ4は、蒸発部4aが胴部1の内周面に接触するように配置されていたが、例えば蒸発部4aを胴部1の外周側に配置し、ケーブルに当接または近接するようにしてもよい。
また、凝縮部4bは内側部材22aおよび外側部材22bの両者に挟まれていたが、凝縮部4bが2つの部材22a、22bのうち一方の部材に接触または近接するように配置されていてもよい。
また、放熱用鍔部22が内側部材22aを有さず、ケーブル用鍔部21と外側部材22bとの間でヒートパイプ4の凝縮部4bが固定されていてもよい。
また、前記実施形態では放熱用鍔部22がヒートパイプ4によって胴部1に接続され支持されていた。しかしながら、例えば放熱用鍔部22が取付部材5に接続されて支持されていてもよい。あるいは、内側部材22aとケーブル用鍔部21とが分離して両者の間に空間が設けられた状態で、放熱用鍔部22がケーブル用鍔部21にネジなどの接続部材によって接続され支持されていてもよい。あるいは、ケーブルドラム10とドラム軸とが一体となっている場合に、放熱用鍔部22がドラム軸に接続されて支持されていてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…胴部 2…鍔部 4…ヒートパイプ 4a…蒸発部 4b…凝縮部 10…ケーブルドラム 21…ケーブル用鍔部 22…放熱用鍔部 61、62…溝部

Claims (5)

  1. 胴部および鍔部を有し、前記胴部にケーブルが巻回されるケーブルドラムであって、
    前記胴部および前記鍔部に跨って配置された複数のヒートパイプを備え、
    前記ヒートパイプの蒸発部が前記胴部に配設され、
    前記ヒートパイプの凝縮部が前記鍔部に配設されているケーブルドラム。
  2. 前記鍔部は、前記凝縮部が固定された放熱用鍔部を有し、
    前記胴部と前記放熱用鍔部が分離している請求項1に記載のケーブルドラム。
  3. 前記鍔部は、前記胴部に固定され、かつ前記胴部から径方向外側に延びるケーブル用鍔部を有し、
    前記放熱用鍔部と前記ケーブル用鍔部とが軸方向に分離している請求項2に記載のケーブルドラム。
  4. 前記鍔部は、前記凝縮部が固定された放熱用鍔部を有し、
    前記放熱用鍔部には、周方向に延びる複数の溝部が形成されている、請求項1から3のいずれか1項に記載のケーブルドラム。
  5. 前記鍔部は、前記凝縮部が固定された放熱用鍔部を有し、
    前記放熱用鍔部には、径方向に延びる複数の溝部が形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のケーブルドラム。
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