JP2017072340A - ヒートパイプ - Google Patents

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川原 洋司
Yoji Kawahara
洋司 川原
ロン タン ファン
Rong Tan Huang
ロン タン ファン
益子 耕一
Koichi Masuko
耕一 益子
祐士 齋藤
Yuji Saito
祐士 齋藤
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Abstract

【課題】ヒートパイプを小型化した場合でも、熱輸送性能を維持もしくは向上させることができることを目的とするものである。【解決手段】本発明のヒートパイプは、密閉容器2の長手方向で一方端側が液相の作動流体を蒸発させる蒸発部5と、密閉容器2の長手方向で他端側が液相の作動流体を凝縮させる凝縮部6と、蒸発部5及び凝縮部6を接続する断熱部7と、密閉容器2の内部に封入された作動流体と、凝縮部6から断熱部7を介して蒸発部5に形成されたウイック3とを備え、ウイック3は、密閉容器2の内壁2aに層状に形成された第一ウイック3aと第二ウイック3bとからなり、蒸発部5には少なくとも第一ウイック3aが形成され、凝縮部6には第二ウイック3bのみが形成され、第一ウイック3aは第二ウイック3bよりも薄いことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、電子部品を冷却するヒートパイプに関するものである。
作動流体の潜熱を利用する熱輸送素子としてヒートパイプが知られている。ヒートパイプは、密閉容器と密閉容器内に封入された作動流体とから構成されている。密閉容器は長手方向の両端を封止させた管状に形成されているため、ヒートパイプが発熱体から熱を受け取ると、作動流体は密閉容器内で気液二相に変化するとともに長手方向を流動する。
例えば、発熱体と放熱部材とをヒートパイプによって熱的に接続する場合、密閉容器の一方端側を発熱体に接触させて、他方端側を放熱部材に接触させることが一般的である。この場合、密閉容器の一方端側は発熱体の熱で内部の液相の作動流体(作動液)が蒸発する蒸発部となり、密閉容器の他方端側は放熱部材へ放熱することにより気相の作動流体(蒸気)を凝縮させる凝縮部となる。そして、凝縮部で生じた作動液を再び蒸発部で蒸発させる必要がある。そのため、作動液を蒸発部へ還流させる方式として、毛管力に優れたウイックを利用することが知られている。
特許文献1には、熱輸送能力を改善するために、蒸発部、断熱部、及び凝縮部に互いに異なる物質、形状、又は粒子の大きさにおける多孔質の焼結粉末のウイックの構造を配置して、ウイックの構造物の気孔度と透過率を増加させるために、大小の粒度の粉末を混合焼結して気孔が二重に分布することで、円周方向に非対称の断面形状を有するヒートパイプが記載されている。つまり、ウイックは、密閉容器の全長に沿って、周方向に対して厚い部分と薄い部分が存在するように構成されている。
特開2003−222481号公報
電子部品を冷却するヒートパイプは、電子部品を搭載する電子機器の小型化に伴い、ヒートパイプ自体も小型化が求められている。しかしながら、ヒートパイプを小型化した場合、ヒートパイプの熱輸送能力を維持することは困難であった。
本発明は、上記の技術的課題に着目してなされたものであり、ヒートパイプを小型化した場合でも、熱輸送性能を維持もしくは向上させることができることを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明は、長手方向の両端が封止された管状の密閉容器からなるヒートパイプであって、前記密閉容器の長手方向で一方端側が液相の作動流体を蒸発させる蒸発部と、前記密閉容器の長手方向で他端側が前記液相の作動流体を凝縮させる凝縮部と、前記蒸発部及び前記凝縮部を接続する断熱部と、前記密閉容器の内部に封入された作動流体と、前記凝縮部から前記断熱部を介して前記蒸発部に形成されたウイックとを備え、前記ウイックは、前記密閉容器の内壁に層状に形成された第一ウイックと第二ウイックとからなり、前記蒸発部には少なくとも前記第一ウイックが形成され、前記凝縮部には前記第二ウイックのみが形成され、前記第一ウイックは前記第二ウイックよりも薄いことを特徴とする。
本発明に係るヒートパイプによれば、前記密閉容器の内部に封入された作動流体と、前記凝縮部から前記断熱部を介して前記蒸発部に形成されたウイックとを備え、前記密閉容器の内壁に層状に形成された第一ウイックと第二ウイックからなり、前記蒸発部には少なくとも前記第一ウイックが形成され、前記凝縮部には前記第二ウイックのみが形成され、前記第一ウイックは前記第二ウイックよりも薄い。第一ウイックは第二ウイックよりも薄いため還流した液相の作動流体が形成する液膜も薄くなる。その結果、液膜による熱抵抗を低減することができ、液相の作動流体が蒸発しやすくなる。これに対して第二ウイックは第一ウイックよりも厚いため、十分な液還流能力と十分な液相の作動流体を保持することができ、第一ウイックを薄くしてもドライアウトを生じにくくすることができる。これにより、ヒートパイプを小型化した場合でも、熱輸送性能を維持もしくは向上させることができる。
また、前記蒸発部または前記断熱部の少なくとも一方において前記第二ウイックの一部が前記第一ウイックの一部を覆っていることが好ましい。これにより、第二ウイックから第一ウイックに液相の作動流体が容易に流動することができる。
また、前記密閉容器は、幅方向断面が扁平形状をなし、前記ウイックが前記扁平形状の長軸方向に延びる一方の主壁の内壁に形成されていてもよい。これにより、ヒートパイプを極薄化・小型化することができる。
また、前記第一ウイックは金属粉末からなり、前記第二ウイックは金属細線からなることが好ましい。これにより、凝縮部から蒸発部に液相の作動流体を効率よく輸送することができ、蒸発部において容易に液相の作動流体を蒸発させることができる。
本発明によれば、ヒートパイプを小型化した場合でも、熱輸送性能を維持もしくは向上させることができる
図1(a)は、本発明の第1の実施形態におけるヒートパイプの長手方向の断面図である。図1(b)は、本発明の第1の実施形態におけるヒートパイプの幅方向の断面図(図1(a)の1(b)方向断面図)である。 図2は、本発明の第1の実施形態の変形例を示すヒートパイプの長手方向の断面図である。 図3(a)は、本発明の第2の実施形態におけるヒートパイプの長手方向の断面図である。図3(b)は、本発明の第2の実施形態におけるヒートパイプの幅方向の断面図(図3(a)の3(b)方向断面図)である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、
図面の説明において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態におけるヒートパイプ1の長手方向の断面図(図1(a))と幅方向の断面図(図1(b))である。図1に示すように、ヒートパイプ1は密閉容器2とウイック3と図示しない作動流体とを備えている。
ヒートパイプ1は管状の密閉容器2内に封入された作動流体の潜熱を利用する熱輸送素子である。ヒートパイプ1の密閉容器2は、中空のパイプの両端を封止して管状の中空部4を形成している。ヒートパイプ1は、発熱体Hと接する密閉容器2の一方端側が蒸発部5、他端側が凝縮部6、さらに、蒸発部5と凝縮部6とを接続する断熱部7により構成されている。密閉容器2の材質は銅、アルミニウム、ステンレスなど熱伝導性のよい材料を用いることができる。密閉容器2内に封入された作動流体は、ヒートパイプ1の熱輸送媒体であり、水やエタノールなどの周知の相変化物質によって構成されている。
ヒートパイプ1内には、毛管力によって凝縮部6で凝縮した液相の作動流体(以下「作動液」という)を蒸発部5に還流させるウイック3が設けられている。ウイック3は凝縮部6から断熱部7を介して蒸発部5まで延びるように密閉容器2の内壁2aに配置されている。
蒸発部5は、発熱体Hから熱を受け取るように接している。そのため、蒸発部5では、発熱体Hの熱によって作動液が蒸発して気相の作動流体(以下「蒸気」という)になる。また、凝縮部6は、作動流体の熱をヒートパイプ1の外に放熱する。凝縮部6では、蒸発部5で生じた蒸気を凝縮させて液相の動作液に戻ることになる。なお、ヒートパイプ1は、効率よく熱を伝導するために、蒸発部5と発熱体Hとはサーマルグリースなどより密着できるような手段で接している。
ここで、ヒートパイプ1による熱輸送サイクルについて説明する。ヒートパイプ1の作動時、蒸発部5が発熱体Hの熱を受け取ることによって、蒸発部5で作動液が蒸発する。蒸発で生じた蒸気は、蒸発部5よりも圧力および温度が低い凝縮部6へ向けて流動する。蒸発部5から凝縮部6に到達した蒸気は、凝縮部6で放熱して凝縮する。凝縮部6で凝縮した作動液は、ヒートパイプ1の内部に設けられたウイック3によって、凝縮部6から蒸発部5へ還流される。蒸発部5に還流した作動液は、発熱体Hの熱によって再び蒸発し、上述した熱輸送サイクルを繰り返すことになる。
本発明の第1の実施形態に係るヒートパイプ1のウイック3は密閉容器2の内壁2aに層状に形成され、第一ウイック3aと第二ウイック3bにより構成されている。第一ウイック3aと第二ウイック3bは作動液が容易に移動できるように接続されている。また、長手方向の断面図(図1(a))に示すように第一ウイック3aは第二ウイック3bよりも薄く形成されている。第一ウイック3aおよび第二ウイック3bが形成されていない密閉容器2の中空部4は蒸気が移動する蒸気流路として機能している。
第一ウイック3aは蒸発部5に形成されている。また、発熱体Hの大きさが小さい場合は第一ウイック3aが蒸発部5と断熱部7に形成されいてもよい。凝縮部6には第二ウイック3bのみが形成されている。第二ウイック3bは第一ウイック3aと接続するため、第一ウイック3aの長さによっては、第二ウイック3bは断熱部7にも形成されていてもよく、蒸発部5まで形成されていてもよい。
本実施形態におけるヒートパイプ1の作用効果について説明する。本発明に係るヒートパイプ1によれば、前記密閉容器2の内部に封入された作動流体と、前記凝縮部6から前記断熱部7を介して前記蒸発部5に形成されたウイック3とを備え、前記密閉容器2の内壁2aに層状に形成された第一ウイック3aと第二ウイック3bからなり、前記蒸発部5には少なくとも前記第一ウイック3aが形成され、前記凝縮部6には前記第二ウイック3bのみが形成され、前記第一ウイック3aは前記第二ウイック3bよりも薄い。第一ウイック3aは第二ウイック3bよりも薄いため還流した液相の作動流体が形成する液膜も薄くなる。その結果、液膜による熱抵抗を低減することができ、液相の作動流体が蒸発しやすくなる。これに対して第二ウイック3bは第一ウイック3aよりも厚いため、十分な液還流能力と十分な液相の作動流体を保持することができ、第一ウイック3aを薄くしてもドライアウトを生じにくくすることができる。これにより、ヒートパイプ1を小型化した場合でも、熱輸送性能を維持もしくは向上させることができる。
また、図2の変形例に示すように第二ウイック3bが第一ウイック3aを覆うように形成されていてもよい。この場合も、第一ウイック3aは蒸発部5に形成されている。また、発熱体Hの大きさが小さい場合は第一ウイック3aが蒸発部5と断熱部7に形成されいてもよい。凝縮部6には第二ウイック3bのみが形成されている。第二ウイック3bは第一ウイック3aと接続するため、第一ウイック3aの長さによっては、第二ウイック3bは断熱部7にも形成されていてもよく、蒸発部5まで形成されていてもよい。
図2においては、第二ウイック3bが第一ウイック3aを覆う箇所は蒸発部5および断熱部7に形成されているが、蒸発部5または断熱部7のみに形成されていてもよい。第二ウイック3bが第一ウイック3aを覆うことにより、第二ウイック3bと第一ウイック3aの接触面積を増やすことができ、第二ウイック3bから第一ウイック3aに作動液が容易に流動することができる。
すなわち、前記蒸発部5または前記断熱部7の少なくとも一方において前記第二ウイック3bの一部が前記第一ウイック3aの一部を覆っていることが好ましい。これにより、第二ウイック3bから第一ウイック3aに液相の作動流体が容易に流動することができる。
《第2の実施形態》
図3は本発明の第2の実施形態におけるヒートパイプ10の長手方向の断面図(図3(a))と幅方向の断面図(図3(b))である。第2の実施形態に係るヒートパイプ10は、その密閉容器2が幅方向断面からみて扁平形状をなしており、扁平形状の長軸方向に延びる二つの主壁2bと、扁平形状の短軸方向に延びる二つの側壁2cとを有している。そして、一方の主壁2bと発熱体Hとが熱的に接触している。
第2の実施形態におけるヒートパイプ10は発熱体Hと熱的に接している密閉容器2の発熱体Hと接触している一方の主壁2bの内壁2aにウイック3が層状に形成され、第一ウイック3aと第二ウイック3bにより構成されている。第一ウイック3aと第二ウイック3bは作動液が容易に移動できるように接続されている。また、長手方向の断面図(図3(a))に示すように、第一ウイック3aは第二ウイック3bよりも薄く形成されている。また、第一ウイック3aは、一方の主壁2bの内壁2aにおいての幅方向にわたって形成され、第二ウイック3bは、一方の主壁2bの内壁2aにおいての幅方向の中心付近に形成されている。さらに、第二ウイック3bは、他方の主壁2bの内壁2aに接しないように形成されている。第一ウイック3aおよび第二ウイック3bが形成されていない密閉容器2の中空部4は蒸気が移動する蒸気流路として機能する。
第1の実施形態に示すように、第一ウイック3aは蒸発部5に形成されている。発熱体Hの大きさが小さい場合は第一ウイック3aが蒸発部5と断熱部7に形成されいてもよい。凝縮部6には第二ウイック3bのみが形成されている。第二ウイック3bは第一ウイック3aと接続するため、第一ウイック3aの長さによっては、第二ウイック3bは断熱部7にも形成されていてもよく、蒸発部5まで形成されていてもよい。
また、第1の実施形態の変形例と同様に、第二ウイック3bが第一ウイック3aを覆うように形成されていてもよい。この場合も、第一ウイック3aは蒸発部5に形成されている。また、発熱体Hが小さい場合は第一ウイック3aが蒸発部5と断熱部7に形成されいてもよい。凝縮部6には第二ウイック3bのみが形成されている。第二ウイック3bは第一ウイック3aと接続するため、第一ウイック3aの長さによっては、第二ウイック3bは断熱部7にも形成されていてもよく、蒸発部5まで形成されていてもよい。
第2の実施形態におけるヒートパイプ10によれば、幅方向の断面からみて扁平形状をなし、ウイック3が前記扁平形状の長軸方向に延びる一方の主壁2bの内壁2aに形成されている。これにより、ヒートパイプ10を極薄化・小型化することができる。
また、ウイック3は、複数本の金属細線(例えば銅細線)を束状に形成した線条ウイックや金属粉末(例えば銅粉末)をヒートパイプ1内で焼結させ固定した多孔質ウイックを用いることができるが、第一ウイック3aは金属粉末からなる多孔質ウイックにより形成され、第二ウイック3bは金属細線からなる線条ウックにより形成されることが好ましい。
金属粉末からなる多孔質ウイックは、粉末同士が焼結により固着した焼結体であって、粉末同士の間に隙間が形成されている多孔質構造体である。例えば、金属粉末の平均粒径は約0.1〜125μm程度である。多孔質ウイックの隙間により形成された液体流路は迷路状に全方向に広がっている。多孔質ウイックの隙間には毛管半径の小さいメニスカスが形成されため、凝縮部6から還流した作動液は、金属粉末によって形成された多孔質ウイックの全方向に拡散させられる。したがって、第一ウイック3aが金属粉末からなる多孔質ウイックにより形成される場合、蒸発部5において、蒸発の生じている箇所に対して作動液がより供給されやすくなる。また、金属粉末を用いて第一ウイック3aを形成する場合、金属配線を用いる場合よりも第一ウイック3aを薄く形成することが容易である。
金属細線からなる線条ウックは、複数本の金属細線を束状に形成し、金属細線同士が固着し、金属細線同士の間には密閉容器2の長手方向に延びる線条の隙間が形成される。線条の隙間は、毛管力によって作動液を還流させる液体流路を形成する。例えば、金属細線の細線の径は10〜100μmである。線条の隙間による液体流路内に浸透した作動液が毛管力を受けて凝縮部6から蒸発部5へ向けて還流する。多孔質ウイックの隙間により形成された液体流路は迷路状であり、線条ウイックの隙間により形成された液体流路は線条となる。そのため、作動液が流動する際に生じる圧力損失の大きさについて多孔質ウイックと線条ウイックとを比較すると、線条ウイックによる圧力損失の方が多孔質ウイックよりも小さい。したがって、線条ウイックは多孔質ウイックよりも作動液が還流しやすい水路構造である。このため、第二ウイック3bが金属細線からなる線条ウックにより形成される場合、作動液は凝縮部6から蒸発部5へ容易に還流しやすくなる。
前記第一ウイック3aは金属粉末からなり、前記第二ウイック3bは金属細線からなることで、凝縮部6から蒸発部5に液相の作動流体を効率よく輸送することができ、蒸発部5において容易に液相の作動流体を蒸発させることができる。
1、10…ヒートパイプ、2…密閉容器、2a…内壁、2b…主壁、2c…側壁、3…ウイック、3a…第一ウイック、3b…第二ウイック、4…中空部、5…蒸発部、6…凝縮部、7…断熱部、H…発熱体。

Claims (4)

  1. 長手方向の両端が封止された管状の密閉容器からなるヒートパイプであって、
    前記密閉容器の長手方向で一方端側が液相の作動流体を蒸発させる蒸発部と、
    前記密閉容器の長手方向で他端側が前記液相の作動流体を凝縮させる凝縮部と、
    前記蒸発部及び前記凝縮部を接続する断熱部と、
    前記密閉容器の内部に封入された作動流体と、
    前記凝縮部から前記断熱部を介して前記蒸発部に形成されたウイックとを備え、
    前記ウイックは、前記密閉容器の内壁に層状に形成された第一ウイックと第二ウイックとからなり、前記蒸発部には少なくとも前記第一ウイックが形成され、前記凝縮部には前記第二ウイックのみが形成され、前記第一ウイックは前記第二ウイックよりも薄いことを特徴とするヒートパイプ。
  2. 前記蒸発部または前記断熱部の少なくとも一方において前記第二ウイックの一部が前記第一ウイックの一部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のヒートパイプ。
  3. 前記密閉容器は、幅方向断面が扁平形状をなし、前記ウイックが前記扁平形状の長軸方向に延びる一方の主壁の内壁に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートパイプ。
  4. 前記第一ウイックは金属粉末からなり、前記第二ウイックは金属細線からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のヒートパイプ。
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