JP6216838B1 - 放熱モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最大熱輸送量の低下の抑制と、その機械的強度を維持することができる薄型の放熱モジュール及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明の一態様に係るベーパーチャンバー1は、作動流体を蒸発させる蒸発部4と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部5と、を有するコンテナ2と、コンテナ2の内部に配置され、毛細管力によって凝縮した作動流体を凝縮部5から蒸発部4に移動させるウィック3と、を備え、ウィック3は、熱源100から熱を受ける第一面14及び第一面14とは反対側の第二面15に接触しつつ、凝縮部5から蒸発部4に至るように延在する網状部材20と、網状部材20に固着され、蒸発部4における毛細管力を、凝縮部5における毛細管力よりも高める粉末21と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、放熱モジュール及びその製造方法に関するものである。
下記特許文献1には、放熱モジュールの一形態として、ヒートパイプが開示されている。ヒートパイプは、基本的には空気等の非凝縮性の気体を脱気したコンテナ(容器)の内部に、水やアルコール等の目的とする温度範囲で蒸発および凝縮する流体を作動流体として封入し、さらに液相の作動流体を還流させるための毛細管力を発生するウィックをコンテナの内部に設けたものである。したがって、ヒートパイプにおいては、その作動流体が外部から熱を受けて蒸発し、その蒸気が圧力の低い箇所に向けて流れた後に放熱して凝縮する。その結果、作動流体は、その潜熱によって熱を輸送する。凝縮した作動流体は、ウィックに浸透する。一方、蒸発の生じている箇所では、ウィックによる毛細管力が生じているので、ウィックに浸透した作動流体がその毛細管力によって、蒸発の生じている箇所に還流させられる。
特開2013−2640号公報
このような放熱モジュールの作動条件は、毛細管力ΔPに、蒸気の圧力損失をΔP、液体の圧力損失をΔPとして、以下の計算式(1)で表される。
ΔP ≧ ΔP+ΔP …(1)
この計算式(1)から分かるように、放熱モジュールの最大熱輸送量を大きくするためには、毛細管力を大きくし、蒸気と液体の圧力損失を小さくする必要がある。
近年、スマートフォン、タブレットPC等の携帯機器の薄型化は著しく、その携帯機器に搭載されているCPU等の熱を放熱するために、薄型の放熱モジュールが求められている。このような薄型の放熱モジュールでは、最大熱輸送量の低下の抑制と、その機械的強度を維持する工夫が必要となる。すなわち、比較的大きな放熱モジュールに関しては、広い蒸気スペースと液体流路を確保できるため、蒸気と液体の圧力損失を小さくすることができるが、薄型の放熱モジュールにおいては、これらを広く確保することが難しい。したがって、毛細管力を大きくする必要があるが、上記特許文献1に記載されているように金属粉末を焼結させたウィックを使用すると、液体の圧力損失も大きくなり、結果として最大熱輸送量を低下させてしまう。また、薄型の放熱モジュールにおいては、コンテナの肉厚も薄くなり、その機械的強度を確保することが困難になる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、最大熱輸送量の低下の抑制と、その機械的強度を維持することができる薄型の放熱モジュール及びその製造方法の提供を目的とする。
(1)本発明の一態様に係る放熱モジュールは、作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれており、前記ウィックは、前記第一面及び前記第二面に接触しつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在する網状部材と、前記網状部材に固着され、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高める粉末と、を有する。
(2)上記(1)に記載された放熱モジュールであって、前記粉末の密度は、前記作動流体流路において、前記第一面から離間するに従って小さくなってもよい。
(3)上記(1)または(2)に記載された放熱モジュールであって、前記粉末は、前記第二面に接触しなくてもよい。
(4)上記(1)〜(3)に記載された放熱モジュールであって、前記網状部材は、前記作動流体流路において、前記接続面が隙間をあけて対向する幅方向の中央部に配置されていてもよい。
(5)本発明の一態様に係る放熱モジュールの製造方法は、作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれている、放熱モジュールの製造方法であって、網状部材に粉末を固着させ、該網状部材を前記第一面及び前記第二面に接触させつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在させ、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高めた前記ウィックを形成するウィック形成工程を有する。
(6)上記(5)に記載された放熱モジュールの製造方法であって、前記ウィック形成工程は、前記粉末を層状に成形する第1工程と、前記第1工程の後、前記粉末の上に前記網状部材の一部を重ねて配置する第2工程と、前記第2工程の後、前記粉末をプレスにより前記網状部材に圧着させる第3工程と、前記第3工程の後、前記粉末を焼結により前記網状部材に固着させる第4工程と、前記第4工程の後、前記網状部材を前記作動流体流路に沿った形状に加工する第5工程と、を有してもよい。
上記本発明の態様によれば、最大熱輸送量の低下の抑制と、その機械的強度を維持することができる薄型の放熱モジュール及びその製造方法を提供できる。
一実施形態に係るベーパーチャンバーの平断面図である。 図1に示すベーパーチャンバーの矢視A−A断面図である。 図1に示すベーパーチャンバーの矢視B−B断面図である。 一実施形態に係るウィック形成工程の第1工程を説明する説明図である。 一実施形態に係るウィック形成工程の第2工程及び第3工程を説明する説明図である。 一実施形態に係るウィック形成工程の第4工程及び第5工程を説明する説明図である。 一実施形態に係るウィック形成工程で用いた網状部材の仕様を示す図である。 図6(a)に示す網状部材及び粉末の矢視C−C断面図である。 一実施形態の変形例に係るベーパーチャンバーの縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る放熱モジュール及びその製造方法を、図面を参照しながら説明する。図面において、説明の便宜上、いくつかの部分が拡大され又は省略されているが、図面に表されている各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。以下の説明では、放熱モジュールの一実施形態として薄型のベーパーチャンバーを例示する。
図1は、一実施形態に係るベーパーチャンバー1の平断面図である。図2は、図1に示すベーパーチャンバー1の矢視A−A断面図である。図3は、図1に示すベーパーチャンバー1の矢視B−B断面図である。
ベーパーチャンバー1は、作動流体の潜熱を利用する熱輸送素子である。このベーパーチャンバー1は、図1に示すように、作動流体を内部に封入したコンテナ2と、コンテナ2の内部に配置されたウィック3と、を有する。
作動流体は、周知の相変化物質からなる熱輸送媒体であって、コンテナ2内で液相と気相とに相変化する。例えば、作動流体として、水(純水)やアルコールやアンモニア等を採用できる。なお、作動流体について、液相の場合を「作動液」、気相の場合を「蒸気」と記載して説明することがある。また、液相と気相とを特に区別しない場合には作動流体と記載して説明することがある。さらに、作動流体は図示されていない。なお、本実施形態のような薄型のベーパーチャンバー1においては、作動流体として、水を採用することが好ましい。
コンテナ2は、密閉された中空容器であり、平面方向(図1における紙面上下左右方向)の寸法が、厚み方向(図1における紙面垂直方向)のよりも大きい扁平形状に形成されている。コンテナ2の厚みは、例えば、1mm〜3mm程である。また、コンテナ2は、平面視で略長方形状を有している。このコンテナ2には、封入した作動流体を蒸発させる蒸発部4と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部5が設定されている。本実施形態では、蒸発部4が、図1において紙面上方且つ紙面左寄りに設定されている。
蒸発部4とは、熱源100から熱を受ける領域であり、熱源100の外形(実装面積)よりも一回り大きな領域で設定されている。すなわち、コンテナ2は、熱源100の外形と同じ領域からだけでなく、その外形よりも一回り大きな領域からも熱を受けることがあるためである。一方、凝縮部5とは、蒸発部4の周囲に設定された領域であって、蒸発部4以外の領域である。なお、熱源100としては、電子機器の電子部品、例えば、CPU等が含まれる。
コンテナ2は、図2に示すように、コンテナボディ10と、トッププレート11と、ボトムプレート12と、を有する三層構造となっている。コンテナボディ10は、トッププレート11及びボトムプレート12よりも厚く形成されている。このコンテナボディ10は、熱伝導率が高い材料、例えば、銅、銅合金、アルミ、アルミ合金等から形成することができる。また、トッププレート11及びボトムプレート12は、例えば、銅、銅合金、アルミ、アルミ合金、鉄、ステンレス、銅とステンレスの複合材(Cu-SUS)、銅でステンレスを挟み込んだ複合材(Cu-SUS-Cu)、ニッケルとステンレスの複合材(Ni-SUS)、ニッケルでステンレスを挟み込んだ複合材(Ni-SUS-Ni)等から形成することができる。
本実施形態では、作動流体に水を用いて高い放熱性能を得る構成となっているため、コンテナ2は水と化学的に反応したり、腐食を起こさないものであることが好ましい。また、トッププレート11及びボトムプレート12は、コンテナ2の変形を防止するため硬度の高い材料であることが好ましい。このため、コンテナボディ10は、例えば、銅から形成することが好ましく、また、トッププレート11及びボトムプレート12は、例えば、銅とステンレスの複合材(Cu-SUS)、銅でステンレスを挟み込んだ複合材(Cu-SUS-Cu)、ニッケルとステンレスの複合材(Ni-SUS)、ニッケルでステンレスを挟み込んだ複合材(Ni-SUS-Ni)から形成することが好ましい。
なお、トッププレート11及びボトムプレート12は、同一の材料から形成しても、異なる材料から形成してもよい。また、トッププレート11及びボトムプレート12は、同一の厚みであっても、異なる厚みであってもよい。例えば、トッププレート11が、ボトムプレート12よりも厚く形成されていてもよい。
コンテナボディ10は、図1に示すように、コンテナ2の外形を形成する枠部10aと、枠部10aによって囲まれた領域に配置された複数の柱部10bと、を有する。複数の柱部10bは、コンテナ2の短手方向において一定の間隔をあけて配置され、コンテナ2の長手方向に平行に延在している。枠部10aと柱部10bとの間、及び、隣り合う柱部10b同士の間には、隙間が形成されており、この隙間に作動流体流路13が形成される。本実施形態の作動流体流路13は、複数(本実施形態では5つ)のチャンネル13aからなっている。
作動流体流路13は、図2に示すように、コンテナボディ10にトッププレート11及びボトムプレート12を接合することで密閉される。作動流体流路13は、熱源100から熱を受ける第一面14と、第一面14とは反対側の第二面15と、第一面14と第二面15との間を接続する接続面16と、によって囲まれている。本実施形態のコンテナ2は、例えば、ボトムプレート12側から熱源100の熱を受ける構成(図3参照)となっており、ボトムプレート12の上面が第一面14となり、トッププレート11の下面が第二面15となり、柱部10bの側面(または枠部10aの内側面)が接続面16となっている。
この作動流体流路13には、図1に示すように、ウィック3が配置されている。ウィック3は、蒸発部4内において作動液が蒸発して蒸気となり、凝縮部5内において当該蒸気が凝縮して作動液になったものを、毛細管力によって凝縮部5から蒸発部4に移動(還流)させるものである。本実施形態のウィック3は、作動流体流路13の各チャンネル13aに配置される複数の枝部3aと、複数の枝部3aの根元部を互いに接続する幹部3bと、を備える。複数の枝部3aは、幹部3bから各チャンネル13aに挿入され、各チャンネル13aから熱源100の実装領域まで延在し、それぞれの先端部が蒸発部4に独立して挿入されている。
ウィック3は、網状部材20と、粉末21と、を有している。網状部材20は、ウィック3のベース材であり、凝縮部5から蒸発部4に至るように延在している。すなわち、網状部材20は、複数の枝部3aと、幹部3bと、を備える。なお、各枝部3aと、幹部3bの幅は同一に形成されている。網状部材20は、複数本の細線を格子状に編み込んだメッシュから形成されている。網状部材20を形成する細線としては、例えば、熱伝導率が高い銅材を好適に用いることができる。この細線は、例えば、直径が数十μm〜百数十数μmの大きさに形成されている。
網状部材20は、図2に示すように、作動流体流路13において、第一面14及び第二面15に接触している。また、網状部材20は、作動流体流路13において、接続面16が隙間をあけて対向する幅方向(図2において紙面左右)の中央部に配置されている。すなわち、網状部材20は、接続面16に対して一定の距離をあけて配置され、接続面16とは接触しておらず、第一面14及び第二面15にのみ接触している。網状部材20と接続面16との間に空間は、蒸気スペースとなる。すなわち、ウィック3の両側に蒸気スペースが形成される。
粉末21は、図1に示すように、網状部材20に部分的に固着した焼結体であり、網状部材20の開口率(空隙率)を調整することで、蒸発部4における毛細管力を、凝縮部5における毛細管力よりも高めている。本実施形態のウィック3は、蒸発部4内の枝部3aの先端部のみに粉末21が設けられ、凝縮部5内には粉末21が設けられていない。そのため、凝縮部5では、ウィック3が網状部材20のみによって構成されている。すなわち、凝縮部5内では、図2に示すように、作動流体流路13の第一面14及び第二面15に網状部材20のみが接触していることになる。網状部材20と第一面14及び第二面15との界面に形成される隙間は、作動液を流動させる液体流路(還流流路)となり、作動液を凝縮部5から蒸発部4へ還流させる。
図3に示すように、網状部材20に固着した粉末21の密度は、作動流体流路13において、第一面14から離間するに従って小さくなっている。すなわち、粉末21には、密部21aと、密部21aよりも密度が小さい粗部21bとが形成されている。密部21aは、下面が第一面14に接触するように層状に形成されている。粗部21bは、網状部材20の内部において、密部21aの上に積層するように配置されている。なお、粉末21は、図3に示すように、概念的には密部21aと粗部21bに分かれるが、その密度は徐々に変化するものであり、その境界が明確に形成されるものではない。
粉末21は、第二面15に接触しない。すなわち、粉末21は、網状部材20の第一面14に接触する側に固着されるが、網状部材20の第二面15に接触する側には固着されてない。そのため、蒸発部4において、第二面15には、網状部材20のみが接触している。網状部材20と第二面15との界面に形成される隙間は、上述した液体流路(還流流路)となる。
次に、上記構成のベーパーチャンバー1の製造方法について説明する。ここで説明する製造工程は、上述のウィック3を形成するウィック形成工程である。なお、コンテナ2は、例えば、周知のプレス加工やエッチング加工、切削加工等により形成することができる。
図4は、一実施形態に係るウィック形成工程の第1工程を説明する説明図である。図5は、一実施形態に係るウィック形成工程の第2工程及び第3工程を説明する説明図である。図6、一実施形態に係るウィック形成工程の第4工程及び第5工程を説明する説明図である。
図7は、一実施形態に係るウィック形成工程で用いた網状部材20の仕様を示す図である。
図7に示すように、本例において用いた網状部材20は、メッシュMが100のものであり、その線形dが0.11mm、目開きAが0.144mm、開口率εが32.1%となっている。なお、目開きAは、A=(25.4/M)−dの計算式で求められる。また、開口率εは、ε=(A/(A+d))×100の計算式で求められる。
ウィック形成工程では、図4に示すように、先ず、粉末21を層状に成形する(第1工程)。具体的には、図4(a)に示すように、トレー30の上に粉末21を載せる。本例において用いた粉末21は、C1020(無酸素銅)であり、粒径が10μm〜100μmのものである。すなわち、粉末21の粒径は、網状部材20の目開きAの約10%〜70%程の大きさになっている。
次に、図4(b)に示すように、トレー30に沿ってスキージ31を移動させ、粉末21を所定厚みの層状に成形する。粉末21の厚みは、スキージ31の脚部31aの長さによって規定される。本実施形態では、粉末21の厚みを0.2mmに成形している。この0.2mmの厚みは、網状部材20の細線の交点における厚み(0.11+0.11=0.22mm)よりも若干薄い。
次に、図5(a)に示すように、粉末21の上に網状部材20の一部を重ねて配置する(第2工程)。具体的には、網状部材20が、蒸発部4と対向する部分に粉末21を接触させる。このとき、網状部材20の一方の面側のみが、粉末21に接触した状態となる。
次に、図5(b)に示すように、網状部材20を配置したトレー30に上板32を載せ、粉末21をプレスにより網状部材20に圧着させる(第3工程)。これにより、網状部材20の一方の面側に接触していた粉末21が圧縮され、その粉末21の一部が網状部材20の内部まで押し込まれる。
次に、図6(a)に示すように、粉末21を焼結により網状部材20に固着させる(第4工程)。粉末21の焼結は、図5(b)に示すように、トレー30に上板32を載せた状態で、焼結炉の中に入れて行う。
最後に、図6(b)に示すように、網状部材20を作動流体流路13に沿った形状に加工する(第5工程)。具体的には、カッターや型抜きを用いて、枝部3aや幹部3bを形成する。このようにすることで、網状部材20に粉末21が固着した複雑な形状のウィック3を形成することができる。なお、切断後も、粉末21は網状部材20に固着されているため、コンテナ2に組み込む際にも粉末21が脱落等する心配が少なく、容易に取り扱うことができる。
図8は、図6(a)に示す網状部材20及び粉末21の矢視C−C断面図である。
上述のウィック形成工程によれば、粉末21の上に網状部材20を重ね、粉末21をプレスにより網状部材20の一方の面に圧着した後、焼結によって粉末21を網状部材20に固着しているため、図8に示すような断面が得られる。すなわち、粉末21は、網状部材20の第一面14に接触する側(一方の面側)に固着されており、第一面14から離間するに従ってその密度が小さくなる。
網状部材20の一方の面側には、粉末21の密部21aが層状に形成される。そして、網状部材20の細線が交差する窪みに粉末21が押し込まれることで密部21aよりも密度が小さい粗部21bが形成される。また、粉末21は、網状部材20の第二面15に接触する側(他方の面側)には露出せず、第二面15とは接触しない。このように、上述のウィック形成工程によれば、図3に示す断面構造のウィック3を形成することができる。
続いて、上記構成のベーパーチャンバー1による熱輸送サイクルについて説明する。
ベーパーチャンバー1の作動時、蒸発部4が熱源100で生じた熱を受け取ることによって、蒸発部4内の作動液が蒸発する。蒸発部4では、網状部材20及び粉末21に浸透している作動液が蒸発する。
粉末21は、図1及び図3に示すように、熱源100と接する部分の周辺(蒸発部4)にのみ固着され、その他の部分(凝縮部5)においては網状部材20のみの構造である。このような構造にすることで、毛細管力の限界によるドライアウトが発生し易い蒸発部4において高い毛細管力(ΔP)を得ることができる。
蒸発部4で生じた蒸気は、蒸発部4よりも圧力および温度が低い凝縮部5へ向けて作動流体流路13内を流動する。ウィック3は、図2に示すように、接続面16と隙間をあけて配置されていているため、蒸気はウィック3の両側の蒸気スペースを通って流動することができる。
凝縮部5では、凝縮部5に到達した蒸気が冷却されて凝縮する。凝縮部5で生じた作動液は、網状部材20に浸透し、凝縮部5から蒸発部4へ還流される。網状部材20は、凝縮部5から蒸発部4にかけて、図2(より詳細には図8)に示すように、作動流体流路13の第一面14及び第二面15と接触しており、網状部材20と第一面14及び第二面15との界面に形成される液体流路によって、作動液を凝縮部5から蒸発部4へ還流させる。凝縮部5においては、網状部材20に粉末21が固着されていないため、液体の圧力損失(ΔP)を抑えることができる。
蒸発部4に還流した作動液は、網状部材20から粉末21に流動する。図3に示すように、粉末21の密度は、作動流体流路13において、第一面14から離間するに従って小さくなっているため、作動液に作用する毛細管力(ポンプ力)は、第二面15側に作用する毛細管力よりも第一面14側に作用する毛細管力の方が大きい。したがって、ウィック3では、粉末21によってポンプ力が増大し、そして、熱源100の熱によって粉末21に浸透している作動液が再び蒸発し、上述した熱輸送サイクルを繰り返すことになる。また、粉末21は、第二面15に接触していないため、蒸発部4においても部分的に網状部材20のみの液体流路が形成され、液体の圧力損失(ΔP)を抑えることができる。
このように、本実施形態のウィック3によれば、液体流路において、凝縮部5における液体の圧力損失は、蒸発部4における液体の圧力損失よりも小さく、また、蒸発部4における毛細管力は、凝縮部5における毛細管力よりも大きくなる。すなわち、放熱モジュールの作動条件は、上述したように、毛細管力ΔPに、蒸気の圧力損失をΔP、液体の圧力損失をΔPとして、以下の計算式(1)で表すことができるが、この計算式(1)において、毛細管力(ΔP)を大きくし、液体の圧力損失(ΔP)を小さくすることができるため、薄型化によるベーパーチャンバー1の最大熱輸送量の低下を抑制することができる。
ΔP ≧ ΔP+ΔP …(1)
また、粉末21を網状部材20に焼結させてウィック3を形成することで、従来のように粉末21のみを焼結してウィック3を形成した場合と比較して、網状部材20が補強部材となる分、高い機械的強度を得ることができる。このウィック3を、図2に示すように、柱部10bと柱部10bとの間に配置し、第一面14及び第二面15に接触させることで、ウィック3自体もコンテナ2を支える柱として用いることができ、薄型のベーパーチャンバー1の機械的強度を確保することができる。また、ウィック3の機械的強度を高めることで、粉末21を固着した部分の開口率(空隙率)を安定して保つことが可能となる。また、網状部材20の線径や厚み等を適宜選定することで、焼結する粉末21の量を容易に管理することができ、最終的にコンテナ2に内蔵したときに、ベーパーチャンバー1の性能を安定させることが可能となる。
このように、上述の本実施形態によれば、作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部4と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部5と、を有するコンテナ2と、コンテナ2の内部に配置され、毛細管力によって凝縮した作動流体を凝縮部5から蒸発部4に移動させるウィック3と、を備え、コンテナ2は、ウィック3が配置される作動流体流路13を有し、作動流体流路13は、熱源100から熱を受ける第一面14と、第一面14とは反対側の第二面15と、第一面14と第二面15との間を接続する接続面16と、によって囲まれており、ウィック3は、第一面14及び第二面15に接触しつつ、凝縮部5から蒸発部4に至るように延在する網状部材20と、網状部材20に固着され、蒸発部4における毛細管力を、凝縮部5における毛細管力よりも高める粉末21と、を有する、という構成を採用することによって、最大熱輸送量の低下の抑制と、その機械的強度を維持することができる薄型のベーパーチャンバー1が得られる。
以上、本発明の好ましい実施形態を記載し説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
例えば、上記実施形態では、粉末21の焼結位置に関して、1箇所に設定していたが、例えば、蒸発部4が複数ある場合には、粉末21の焼結位置を複数箇所に設定してもよい。また、粉末21の焼結位置も、ウィック3の先端のみでなく、例えば、ウィック3の中央部や、ウィック3の両端部に設定してもよい。このように、蒸発部4の位置や個数に応じて、粉末21の焼結位置を任意に設定できるため、様々な熱源100に対して対応することができる。
また、例えば、上記実施形態では、粉末21の密度が、第一面14から離れるに従って小さくなる構成を採用したが、粉末21の密度がウィック3の厚み方向において一様になっている構成を採用してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、粉末21が第二面15に接触しない構成を採用したが、粉末21が第二面15に接触していてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、コンテナ2が、コンテナボディ10と、トッププレート11と、ボトムプレート12と、を有する三層構造となる構成を採用したが、例えば、コンテナ2が、図9に示すように、トッププレート11Aと、ボトムプレート12Aと、による二層構造となっていてもよい。
図9は、一実施形態の変形例に係るベーパーチャンバー1の縦断面図である。図9は、上述した図2に対応する図(図1に示すベーパーチャンバー1の矢視A−A断面図)である。なお、図9において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図9に示すコンテナ2は、トッププレート11Aと、ボトムプレート12Aとを接合することで形成されている。トッププレート11Aには、複数の凹部11A1が形成された折れ曲げ形状を有する。凹部11A1は、断面視で略台形に形成されている。この凹部11A1は、作動流体流路13の第二面15と接続面16とを形成している。詳しくは、凹部11A1の上底が第二面15を形成し、凹部11A1の脚が接続面16を形成している。凹部11A1の上底(第二面15)は、ウィック3よりも幅が大きい。また、凹部11A1の脚(接続面16)は、上底に対し角度が等しく形成されている(等脚台形状)。
凹部11A1の両側には、凸部11A2が形成されている。すなわち、トッププレート11Aには、凹部11A1と凸部11A2が交互に形成されている。凸部11A2も、図9に示す断面視で略台形に形成されている。凸部11A2の頂部(上底)は、ボトムプレート12Aに接合されている。凸部11A2の上底は、凹部11A1の上底よりも幅が小さい。すなわち、トッププレート11Aの接合幅よりも、作動流体流路13の形成幅の方が大きい。このトッププレート11Aは、例えば、プレス成型で溝付き加工を行うことで形成することができる。
ボトムプレート12Aは、平板状に形成されている。ボトムプレート12Aの厚みは、トッププレート11Aの厚みよりも大きく形成することが好ましい。ボトムプレート12Aを厚く形成することでコンテナ2の強度を維持させ、また、相対的にトッププレート11Aを薄くして、プレス成型を行い易くすることができる。このボトムプレート12Aの上面は、第一面14を形成している。
上記構成によれば、トッププレート11Aとボトムプレート12Aとによる二層構造で作動流体流路13を形成することができる。
なお、図9に示す例では、トッププレート11Aを折り曲げて作動流体流路13を形成したが、ボトムプレート12Aを折り曲げて作動流体流路13を形成してもよい。すなわち、ボトムプレート12Aが第一面14と接続面16を形成し、トッププレート11Aが第二面15を形成する構成であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、放熱モジュールとして、ベーパーチャンバー1を例示したが、上記構成を放熱モジュールの別形態であるヒートパイプに適用してもよい。
1…ベーパーチャンバー(放熱モジュール)、2…コンテナ、3…ウィック、4…蒸発部、5…凝縮部、13…作動流体流路、14…第一面、15…第二面、16…接続面、20…網状部材、21…粉末、100…熱源

Claims (6)

  1. 作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、
    前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、
    前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、
    前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれており、
    前記ウィックは、
    前記第一面及び前記第二面に接触しつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在する網状部材と、
    前記網状部材に固着され、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高める粉末と、を有し、
    前記粉末の一部が、前記網状部材の目開きの内部まで押し込まれている、ことを特徴とする放熱モジュール。
  2. 作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、
    前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、
    前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、
    前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれており、
    前記ウィックは、
    前記第一面及び前記第二面に接触しつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在する網状部材と、
    前記網状部材に固着され、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高める粉末と、を有し、
    前記粉末の密度は、前記作動流体流路において、前記第一面から離間するに従って小さくなる、ことを特徴とする放熱モジュール。
  3. 前記粉末の密度は、前記作動流体流路において、前記第一面から離間するに従って小さくなる、ことを特徴とする請求項1に記載の放熱モジュール。
  4. 前記粉末は、前記第二面に接触しない、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の放熱モジュール。
  5. 前記網状部材は、前記作動流体流路において、前記接続面が隙間をあけて対向する幅方向の中央部に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の放熱モジュール。
  6. 作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、
    前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、
    前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、
    前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれている、放熱モジュールの製造方法であって、
    網状部材に粉末を固着させ、該網状部材を前記第一面及び前記第二面に接触させつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在させ、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高めた前記ウィックを形成するウィック形成工程を有し、
    前記ウィック形成工程は、
    前記粉末を層状に成形する第1工程と、
    前記第1工程の後、前記粉末の上に前記網状部材の一部を重ねて配置する第2工程と、
    前記第2工程の後、前記粉末をプレスにより前記網状部材に圧着させる第3工程と、
    前記第3工程の後、前記粉末を焼結により前記網状部材に固着させる第4工程と、
    前記第4工程の後、前記網状部材を前記作動流体流路に沿った形状に加工する第5工程と、を有する、ことを特徴とする放熱モジュールの製造方法。
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