JP6216838B1 - 放熱モジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
ΔPC ≧ ΔPV+ΔPL …(1)
この計算式(1)から分かるように、放熱モジュールの最大熱輸送量を大きくするためには、毛細管力を大きくし、蒸気と液体の圧力損失を小さくする必要がある。
(3)上記(1)または(2)に記載された放熱モジュールであって、前記粉末は、前記第二面に接触しなくてもよい。
(4)上記(1)〜(3)に記載された放熱モジュールであって、前記網状部材は、前記作動流体流路において、前記接続面が隙間をあけて対向する幅方向の中央部に配置されていてもよい。
ベーパーチャンバー1は、作動流体の潜熱を利用する熱輸送素子である。このベーパーチャンバー1は、図1に示すように、作動流体を内部に封入したコンテナ2と、コンテナ2の内部に配置されたウィック3と、を有する。
なお、トッププレート11及びボトムプレート12は、同一の材料から形成しても、異なる材料から形成してもよい。また、トッププレート11及びボトムプレート12は、同一の厚みであっても、異なる厚みであってもよい。例えば、トッププレート11が、ボトムプレート12よりも厚く形成されていてもよい。
図4は、一実施形態に係るウィック形成工程の第1工程を説明する説明図である。図5は、一実施形態に係るウィック形成工程の第2工程及び第3工程を説明する説明図である。図6、一実施形態に係るウィック形成工程の第4工程及び第5工程を説明する説明図である。
図7に示すように、本例において用いた網状部材20は、メッシュMが100のものであり、その線形dが0.11mm、目開きAが0.144mm、開口率εが32.1%となっている。なお、目開きAは、A=(25.4/M)−dの計算式で求められる。また、開口率εは、ε=(A/(A+d))2×100の計算式で求められる。
上述のウィック形成工程によれば、粉末21の上に網状部材20を重ね、粉末21をプレスにより網状部材20の一方の面に圧着した後、焼結によって粉末21を網状部材20に固着しているため、図8に示すような断面が得られる。すなわち、粉末21は、網状部材20の第一面14に接触する側(一方の面側)に固着されており、第一面14から離間するに従ってその密度が小さくなる。
ベーパーチャンバー1の作動時、蒸発部4が熱源100で生じた熱を受け取ることによって、蒸発部4内の作動液が蒸発する。蒸発部4では、網状部材20及び粉末21に浸透している作動液が蒸発する。
ΔPC ≧ ΔPV+ΔPL …(1)
また、例えば、上記実施形態では、粉末21が第二面15に接触しない構成を採用したが、粉末21が第二面15に接触していてもよい。
図9は、一実施形態の変形例に係るベーパーチャンバー1の縦断面図である。図9は、上述した図2に対応する図(図1に示すベーパーチャンバー1の矢視A−A断面図)である。なお、図9において、上述の実施形態と同一又は同等の構成については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
上記構成によれば、トッププレート11Aとボトムプレート12Aとによる二層構造で作動流体流路13を形成することができる。
なお、図9に示す例では、トッププレート11Aを折り曲げて作動流体流路13を形成したが、ボトムプレート12Aを折り曲げて作動流体流路13を形成してもよい。すなわち、ボトムプレート12Aが第一面14と接続面16を形成し、トッププレート11Aが第二面15を形成する構成であってもよい。
Claims (6)
- 作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、
前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、
前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、
前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれており、
前記ウィックは、
前記第一面及び前記第二面に接触しつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在する網状部材と、
前記網状部材に固着され、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高める粉末と、を有し、
前記粉末の一部が、前記網状部材の目開きの内部まで押し込まれている、ことを特徴とする放熱モジュール。 - 作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、
前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、
前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、
前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれており、
前記ウィックは、
前記第一面及び前記第二面に接触しつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在する網状部材と、
前記網状部材に固着され、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高める粉末と、を有し、
前記粉末の密度は、前記作動流体流路において、前記第一面から離間するに従って小さくなる、ことを特徴とする放熱モジュール。 - 前記粉末の密度は、前記作動流体流路において、前記第一面から離間するに従って小さくなる、ことを特徴とする請求項1に記載の放熱モジュール。
- 前記粉末は、前記第二面に接触しない、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の放熱モジュール。
- 前記網状部材は、前記作動流体流路において、前記接続面が隙間をあけて対向する幅方向の中央部に配置されている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の放熱モジュール。
- 作動流体を内部に封入し、該封入した作動流体を蒸発させる蒸発部と、該蒸発した作動流体を凝縮させる凝縮部と、を有するコンテナと、
前記コンテナの内部に配置され、毛細管力によって前記凝縮した作動流体を前記凝縮部から前記蒸発部に移動させるウィックと、を備え、
前記コンテナは、前記ウィックが配置される作動流体流路を有し、
前記作動流体流路は、熱源から熱を受ける第一面と、前記第一面とは反対側の第二面と、前記第一面と前記第二面との間を接続する接続面と、によって囲まれている、放熱モジュールの製造方法であって、
網状部材に粉末を固着させ、該網状部材を前記第一面及び前記第二面に接触させつつ、前記凝縮部から前記蒸発部に至るように延在させ、前記蒸発部における前記毛細管力を、前記凝縮部における前記毛細管力よりも高めた前記ウィックを形成するウィック形成工程を有し、
前記ウィック形成工程は、
前記粉末を層状に成形する第1工程と、
前記第1工程の後、前記粉末の上に前記網状部材の一部を重ねて配置する第2工程と、
前記第2工程の後、前記粉末をプレスにより前記網状部材に圧着させる第3工程と、
前記第3工程の後、前記粉末を焼結により前記網状部材に固着させる第4工程と、
前記第4工程の後、前記網状部材を前記作動流体流路に沿った形状に加工する第5工程と、を有する、ことを特徴とする放熱モジュールの製造方法。
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